JPH09148162A - 巻鉄心製造方法及び装置 - Google Patents

巻鉄心製造方法及び装置

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JPH09148162A
JPH09148162A JP30292095A JP30292095A JPH09148162A JP H09148162 A JPH09148162 A JP H09148162A JP 30292095 A JP30292095 A JP 30292095A JP 30292095 A JP30292095 A JP 30292095A JP H09148162 A JPH09148162 A JP H09148162A
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利夫 緒形
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潤一 石附
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浩 片野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取り時間が短く、しかも巻取り精度が高い巻
鉄心製造方法及び装置を提供する。 【解決手段】巻軸1の周囲に配置されたローラ12、1
8と、帯材ブロック3を搬送する搬送機構60と、搬送
された帯材ブロック3を巻軸1に巻き付けながら走行す
る、ローラ12、18に掛け渡されたベルト13と、帯
材ブロック3の搬送経路を塞ぐことなくローラ18に寄
せられて配置され、帯材ブロック3の、ベルト13が巻
き付かなくなる部分を押える押え爪19とを備え、搬送
機構60は、巻軸1に巻き付けられていく帯材ブロック
3の後端部に次の帯材ブロック3の先端部を重ね合わせ
た状態で、当該次の帯材ブロック3を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻軸の周方向に少
しずつずれて重ね合わさる複数の帯材から成る帯材ブロ
ックを当該帯材ブロックの先端部と後端部を合わせなが
ら前記巻軸に複数巻き取ることで巻鉄心を製造する巻鉄
心製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の電気機器に用いられる巻鉄心
には、様々な種類があり、その中の一つとしてワンター
ンカット形の巻鉄心が広く知られている。このタイプの
巻鉄心は、図6(a)に示すように、巻軸1の周方向に
少しずつずれて重ね合わさる複数の帯材2から成る帯材
ブロック3を当該帯材ブロックの先端部と後端部を合わ
せながら前記巻軸に複数巻き取ることで製造する。帯材
ブロック3の合わせ目(先端部と後端部が隙間をあけて
対向する部分)は、普通、半径方向に並ぶように調節す
る。この部分には、各帯材ブロックを束ねるクリップ部
材が装着される。巻き取り完了後の巻鉄心4は、巻軸1
から抜き取られる。この巻鉄心4(図7(a))は、そ
の後、整形工程(図7(b))やコイル装着工程(図7
(c)、図7(d))を経て、変圧器等に組み込まれ
る。コイル装着工程では、巻き付けた帯材を一旦ほぐし
て、所定形状のコイル5を挿入する。コイル装着後は、
ほぐした帯材を重ね合わせながら巻鉄心4を元の形状に
戻していく。
【0003】図8には、従来の巻鉄心製造装置の一部を
上方から見た様子が示されている。ここでは、帯材ブロ
ック3を搬送する搬送機構20の一部と、搬送された帯
材ブロック3を巻軸1に巻き取る巻き取り機構10につ
いて説明する。
【0004】巻き取り機構10は、巻軸1と、巻軸1の
周囲に配置されたローラ11、12と、搬送された帯材
ブロック3を巻軸1に巻き付けながら走行するベルト1
3と、帯材ブロック3の搬送経路を塞ぐことのないよう
にローラ11に寄せられて配置された押え爪14とを備
える。巻軸1は、矢印A方向に伸びた案内レール(図示
省略)に載置されており、この案内レールに沿って移動
することができる。
【0005】搬送機構20は、ここでは不図示のずらし
重ね機構から送られる帯材ブロック3を受け入れる2枚
の受け板21と、受け入れた帯材ブロック3の、2枚の
受け板21から突出した部分を両側から挾み付け、当該
帯材ブロックを前方に送り出すように移動するローラー
対(ローラー22、23)とを備える。このローラー対
は、クランプシリンダ24及び押し込みシリンダ25が
駆動する。クランプシリンダ24は、支持軸22aを矢
印B方向に動かすことができる。ローラ22は、図にお
いて左回転のみ可能となるようなワンウェイクラッチベ
アリングを介して支持軸22aに支持されている。押し
込みシリンダ25は、クランプシリンダ24を矢印C方
向に動かすことができる。ローラー23は、このローラ
ー22と共に矢印C方向に移動する。ローラー23は、
通常のベアリングを介して支持軸23aに支持されてお
り、両方向の回転が可能である。
【0006】ベルト13は、ローラ11、12をはじめ
とする複数のローラに掛け渡されている。ベルト13の
張力は、ベルトテンションユニット15によって常に一
定に保たれている。サーボモータ16は、ローラ12を
回転駆動し、ベルト13を矢印D方向に走行させる。ベ
ルトテンションユニット15のヘッドは、走行中のベル
ト13の張力を一定に保ちつつ、巻軸1の帯材ブロック
の巻き取り量の増加に伴って図中左に移動し、巻軸1
を、ローラー11、12から遠ざけていく。巻軸1の回
転は、エンコーダ17で検出する。
【0007】つぎに、搬送機構20及び巻き取り機構1
0の動作について説明する。
【0008】2枚の受け板21の間に帯材ブロック3が
挿入されると、クランプシリンダ24は、帯材ブロック
3をクランプする。押し込みシリンダ25は、このクラ
ンプシリンダ24を図中、右方向に移動させ、帯材ブロ
ック3の先端部をベルト13の巻き込み口に押し込んで
いく。先端部をベルト13に巻き込まれた帯材ブロック
は、ローラ22、23を回転させながら前進し、巻軸1
に巻き取られていく。帯材ブロック3の押し込み時には
回転しないローラ22は、ワンウェイクラッチベアリン
グの作用により、このときは無理なく回転する。巻き取
りが完了したら、この間に用意されている、2枚の受け
板21の間の次の帯材ブロックをクランプシリンダ24
でクランプし、これを、押し込みシリンダ25で巻き込
み口に押し込んでいく。
【0009】以上の動作を繰返し行うことで、巻鉄心が
完成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例は、一枚の帯材ブロック3を巻軸1に巻取るため
に、巻軸1を2回転させなければならない。なぜなら、
巻軸1を1回転させても、巻軸1に近い帯材の巻取りが
完了するだけで、巻軸1から遠い帯材の一部について
は、巻き取られずに押し爪14上に存在するからである
(図9参照)。すなわち、押え爪14上の帯材ブロック
3の後端部を巻取るためには、図9の状態から巻軸1を
さらに1回転させ、この後端部を押え爪14の下に位置
させる必要がある。なお、巻軸1を1回転させたのち、
直ちに次の帯材ブロック(帯材ブロック3a)を挿入す
る方法では、これを繰り返すうちに、その合わせ目が、
周方向にずれていく(図6(b)参照)。合わせ目が周
方向に散在してしまうと、巻鉄心の口を開けることがで
きなくなり、コイル装着が不可能となる。
【0011】一方、巻軸1を2回転させると、帯材ブロ
ック3の巻取り時間が長くなるだけでなく、帯材ブロッ
ク3の先端部と後端部の合わせ目が、ローラー12の巻
き込み口を2回通過することになる。
【0012】押え爪14の下を通過した帯材ブロック3
の先端部は、外部からの案内力を失うため、一旦、接線
方向に進行し、その後、巻き込み口において周方向に曲
げられることになるが、周方向に曲る際、この先端部に
は、どうしても後方に向かう力がかかってしまう。この
力によって帯材ブロックの合わせ目が僅かにずれてしま
うため、可能な限り、巻き込み口には合わせ目を通過さ
せない方がよい。
【0013】以上の問題点を考慮して、本発明の目的
は、巻取り時間が短く、しかも巻取り精度が高い巻鉄心
製造方法及び装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の態様によれば、巻軸の周方向に少しず
つずれて重ね合わさる複数の帯材から成る帯材ブロック
を当該帯材ブロックの先端部と後端部を合わせながら前
記巻軸に複数巻き取ることで巻鉄心を製造する巻鉄心製
造装置において、前記巻軸の周囲に配置された2つのロ
ーラと、前記帯材ブロックを搬送する搬送機構と、搬送
された帯材ブロックを前記巻軸に巻き付けながら走行す
る、前記2つのローラに掛け渡されたベルトと、前記帯
材ブロックの搬送経路を塞ぐことなく前記2つのローラ
の一方に寄せられて配置され、前記帯材ブロックの、前
記ベルトが巻き付かなくなる部分を押える押え爪とを備
え、前記搬送機構は、前記巻軸に巻き付けられていく帯
材ブロックの後端部に次の帯材ブロックの先端部を重ね
合わせた状態で、当該次の帯材ブロックを搬送すること
を特徴とする巻鉄心製造装置が提供される。
【0015】上記目的を達成するための本発明の第2の
態様によれば、第1の態様において、前記搬送機構は、
巻軸に巻き付けられていく帯材ブロックの前記後端部
に、次の帯材ブロックの前記先端部が接触しないよう
に、これら2つの端部を重ね合わせる搬送用案内部材
と、前記ベルトの走行によって回転する搬送ローラと、
前記搬送ローラに、相互に重なった前記2つの端部を押
し付ける押し付けローラとを備えることを特徴とする巻
鉄心製造装置が提供される。
【0016】上記目的を達成するための本発明の第3の
態様によれば、第1または第2の態様において、前記巻
軸は、2次元方向に移動可能に設けられていることを特
徴とする巻鉄心製造装置が提供される。
【0017】上記目的を達成するための本発明の第4の
態様によれば、第1、第2、または、第3の態様におい
て、前記2つのローラは、互いの直径が異なるように形
成されていることを特徴とする巻鉄心製造装置が提供さ
れる。
【0018】上記目的を達成するための本発明の第5の
態様によれば、巻軸の周方向に少しずつずれて重ね合わ
さる複数の帯材から成る帯材ブロックを当該帯材ブロッ
クの先端部と後端部を合わせながら前記巻軸に複数巻き
取ることで巻鉄心を製造する巻鉄心製造方法において、
前記巻軸に巻き取られていない前記帯材ブロックの後端
部に新たな帯材ブロックの先端部を重ね合わせた状態
で、当該新たな帯材ブロックを前記巻軸に巻き取る巻鉄
心製造方法が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態と
しての巻鉄心製造装置を図面を参照しながら説明する。
【0020】図1には、帯材支持体30、NCロールフ
ィーダ40、及び、ずらし重ね機構50が示されてお
り、これらは、本実施形態の巻鉄心製造装置の一部であ
る。帯材支持体30は、切断前の一枚の帯状の珪素鋼板
31を心金に巻いた状態で支持している。本実施形態の
珪素鋼板は、厚さ0.3mm、幅200mmである。N
Cロールフィーダ40は、モータ32で心金を回転させ
つつ、珪素鋼板を引込み、これを切断刃41で所定の長
さに切断し、切断された珪素鋼板(以下、帯材と呼ぶ)
をずらし重ね機構50に向けて順次送出する。ずらし重
ね機構50は、送られた帯材を少しずつずらして重ねて
いく。一定量の帯材が積層されると、搬送機構60は、
これを一つの帯材ブロックとして所定の方向へ搬送す
る。搬送中、横になっている帯材ブロックは、この搬送
機構60によって縦にされ、後述する2枚の受け板61
の間に挿入される。
【0021】図2には、搬送機構60の一部と、図1で
は示されていなかった巻き取り機構10を上方から見た
様子が示されている。
【0022】巻き取り機構10は、巻軸1と、巻軸1の
周囲に配置された2つのローラ18、12と、搬送され
た帯材ブロックを巻軸1に巻き付けながら走行するベル
ト13と、帯材ブロックの搬送経路を塞ぐことないよう
にローラ18に寄せられて配置された押え爪19とを備
える。巻軸1は、帯材ブロックの巻き取り量に応じて2
次元方向に自在に動けるようになっている。特に図示し
ないが、この機構は、X方向に伸びたガイドレールとY
方向に伸びたガイドレールが相互に組み合った構造物の
上に、巻軸1を支持するテーブルが配置された構成にな
っている。もちろん、これ以外の構成を用いて巻軸1を
2次元方向に案内してもよい。巻軸1の直径は、200
mmである。
【0023】搬送機構60は、帯材ブロックを受け入れ
る2枚の受け板61と、2つのガイド板65、66と、
ベルト13の走行によって回転する搬送ローラ63と、
押し付けローラ62を矢印B方向に移動可能な押し付け
シリンダ64とを備える。ガイド板65は、ばね65a
の力によって、2枚の受け板61に挿入された帯材ブロ
ックの先端部を搬送ローラー63から僅かに離間させる
ことができる。ガイド板66は、挿入された帯材ブロッ
クの先端部が、既に送りこまれた帯材ブロックの後端部
に衝突しないように、両者を重ね合わせる役目を果た
す。押し付けローラ62は、通常のベアリングを介して
支持軸62aに支持されている。
【0024】ベルト13は、ローラ12、18をはじめ
とする複数のローラに掛け渡されており、ベルトテンシ
ョンユニット15によって張力が一定に保たれている。
サーボモータ16は、ローラ12を回転駆動し、ベルト
13を矢印D方向に走行させる。ベルトテンションユニ
ット15のヘッドは、巻き取り量の増加に伴って巻軸1
が2つのローラ12、18から遠ざかるように動けるよ
う、走行するベルトに一定の張力を与えつつ、図中左に
移動する。巻軸1の回転角や回転数は、エンコーダ17
で検出され、その検出結果は、制御装置(図示省略)に
送られる。制御装置は、この検出結果をもとに、サーボ
モータ16や押し付けシリンダ64をはじめ各機器の動
作を制御する。なお、巻軸1の回転数は、およそ30r
pmに設定されている。
【0025】つぎに、本実施形態の特徴部分の動作につ
いて、図2及び図3を用いて説明する。図2では、或る
帯材ブロック3(以下、帯材ブロックAとする)の後端
部が巻軸1に巻き取られる前の状態が示されている。次
の帯材ブロック3(以下、帯材ブロックBとする)は、
この状態において2枚の受け板61の間に挿入され、同
図の位置まで搬送される。この際、帯材ブロックBの先
端部は、ガイド板65、66によって案内され、帯材ブ
ロックAの後端部に衝突することなく、その横に重なる
ように配置される(図3のS101)。押し付けシリン
ダ64は、この先端部を搬送ローラ63に押し付ける
(S102)。その後、サーボモータ16は、ローラ1
2を回転させ、ベルト13を矢印D方向に走行させる。
これにより、帯材ブロックAが巻軸1に巻取られてい
く。一方、搬送ローラ63は、ベルト13の走行によっ
て回転し、押し付けローラ62によって自身に押し付け
られている帯材ブロックBを帯材ブロックAと同じ速度
で前進させる。すなわち、巻軸1に巻き付けられていく
帯材ブロックAの後端部に次の帯材ブロックBの先端部
が重ね合わさった状態で、当該帯材ブロックBが搬送さ
れることになる。帯材ブロックを巻軸1に巻き取るため
のベルト13によって搬送ローラー63を回転させれ
ば、高価な装置を用いることなく、帯材ブロックA、B
の前述したような同期搬送が行える。
【0026】エンコーダ17で巻軸1が一回転したこと
を検出したら(S104)、制御装置は、サーボモータ
16を停止させ、ベルト13を止める(S105)。こ
のとき、搬送ブロックBは、先程の搬送ブロックAの位
置まで移動している。
【0027】一方、制御装置は、ベルト13の走行開始
と共にタイマー(図示省略)を作動させ(S201)、
時間計測を行う。所定時間が経過したら、押し付けシリ
ンダ64を駆動して、押し付けローラ62を後退させる
(S202)。その後、タイマをリセットする(S20
3)。この所定時間については、押し付けローラ62の
押し付けが、少なくとも、搬送中の帯材ブロックが走行
中のベルトに巻き込まれるまで継続するよう、設定され
る。
【0028】以上の動作を、所定の巻き取り量に達する
まで繰り返す(S106)。
【0029】本実施形態によれば、帯材ブロックの後端
部と、つぎの帯材ブロックの先端部とが重った状態で巻
き取られていくため、巻き取り完了後の各帯材ブロック
の合わせ目は、図6(a)に示すように半径方向に整列
することになる。
【0030】なお、帯材ブロックの巻取り量が多くなる
につれて、巻軸1は、ベルトの巻き付け力が加わった状
態で2つのローラ12、18から遠ざかるように移動す
るが、本実施形態によれば、巻軸1が2次元方向に移動
可能であるため、図4(a)に示すように、巻き取った
帯材ブロックを2つのローラ12、18にしっかりと押
し当てることができる。
【0031】一方、従来では、巻軸1が矢印A方向にし
か移動できないため、一方のローラの回りに隙間が出来
てしまい、巻き付けた帯材ブロックが緩んでしまう(図
4(b))。なお、図4(a)では、従来技術との差異
が明確になるよう、2つのローラ径を同一にして説明し
た。
【0032】また、本実施形態の如く、ローラ18の直
径をローラ12の直径よりも小さくすれば、ローラの間
口を狭くした場合でも、巻き込み口に帯材を簡単に挿入
することができる(図5(a)参照)。ローラの間口が
狭いほど、帯材ブロックの外周面にベルトが行き渡り、
巻きつけ力が向上する。一方、従来では、この間口で帯
材ブロックを挿入しようとすると、帯材ブロックが大き
く反ってしまい、適正な挿入角度を得ることができない
(図5(b)参照)。
【0033】以上が本発明の一実施形態であるが、ここ
で示した具体的な数値は、あくまでも一例であり、本発
明はこれに限定されるわけではない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、一枚の帯材ブロックを
巻軸に巻取る際に、巻軸を1回転させるだけでよいの
で、巻軸を2回転させていた従来と比較して巻取り時間
が半分になる。また、帯材ブロックの合わせ目が巻き込
み口を通過する回数も減少するので、合わせ目がずれな
い、精度の高い巻き取り作業を行うことができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の、帯材ブロックの製作に
関する機構を示した構成図。
【図2】本発明の一実施形態の、帯材ブロックの巻き取
り機構を示した構成図。
【図3】図2に示した巻き取り機構の動作を示したフロ
ーチャート。
【図4】図4(a):本発明の一実施形態の帯材ブロッ
クの巻き取り動作に関する説明図(その1)。 図4(b):従来における帯材ブロックの巻き取り動作
に関する説明図(その1)。
【図5】図5(a):本発明の一実施形態の帯材ブロッ
クの巻き取り動作に関する説明図(その2)。 図5(b):従来における帯材ブロックの巻き取り動作
に関する説明図(その2)。
【図6】巻鉄心の構造に関する説明図。
【図7】巻鉄心を電気機器等に組み込む場合の工程例に
関する説明図。
【図8】従来の帯材ブロックの巻き取り機構を示した構
成図。
【図9】従来における帯材ブロックの巻き取り動作に関
する説明図(その3)。
【符号の説明】
1:巻軸、 2:帯材、 3:帯材ブロック、 4:巻
鉄心、 5:コイル、10:巻き取り機構、 11、1
2、18、22、23:ローラ、 13:ベルト、 1
4、19:押え爪、 15:ベルトテンションユニッ
ト、 16:サーボモータ、 17:エンコーダ、 2
0、60:搬送機構、 21、61:受け板、 24:
クランプシリンダ、 25:押し込みシリンダ、 3
0:帯材支持体、 31:鋼板、 32:モータ、 4
0:NCロールフィーダ、 41:切断刃、 50:ず
らし重ね機構、 62:押し付けローラ、 63:搬送
ローラ、 64:押し付けシリンダ、 65、66:ガ
イド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片野 浩 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社中条エンジニアリング内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻軸の周方向に少しずつずれて重ね合わさ
    る複数の帯材から成る帯材ブロックを当該帯材ブロック
    の先端部と後端部を合わせながら前記巻軸に複数巻き取
    ることで巻鉄心を製造する巻鉄心製造装置において、 前記巻軸の周囲に配置された2つのローラと、 前記帯材ブロックを搬送する搬送機構と、 搬送された帯材ブロックを前記巻軸に巻き付けながら走
    行する、前記2つのローラに掛け渡されたベルトと、 前記帯材ブロックの搬送経路を塞ぐことなく前記2つの
    ローラの一方に寄せられて配置され、前記帯材ブロック
    の、前記ベルトが巻き付かなくなる部分を押える押え爪
    とを備え、 前記搬送機構は、前記巻軸に巻き付けられていく帯材ブ
    ロックの後端部に次の帯材ブロックの先端部を重ね合わ
    せた状態で、当該次の帯材ブロックを搬送することを特
    徴とする巻鉄心製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記搬送機構は、 巻軸に巻き付けられていく帯材ブロックの前記後端部
    に、次の帯材ブロックの前記先端部が接触しないよう
    に、これら2つの端部を重ね合わせる搬送用案内部材
    と、 前記ベルトの走行によって回転する搬送ローラと、 前記搬送ローラに、相互に重なった前記2つの端部を押
    し付ける押し付けローラとを備えることを特徴とする巻
    鉄心製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記巻軸は、2次元方向に移動可能に設けられているこ
    とを特徴とする巻鉄心製造装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、 前記2つのローラは、互いの直径が異なるように形成さ
    れていることを特徴とする巻鉄心製造装置。
  5. 【請求項5】巻軸の周方向に少しずつずれて重ね合わさ
    る複数の帯材から成る帯材ブロックを当該帯材ブロック
    の先端部と後端部を合わせながら前記巻軸に複数巻き取
    ることで巻鉄心を製造する巻鉄心製造方法において、 前記巻軸に巻き取られていない前記帯材ブロックの後端
    部に新たな帯材ブロックの先端部を重ね合わせた状態
    で、当該新たな帯材ブロックを前記巻軸に巻き取る巻鉄
    心製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107275072A (zh) * 2017-08-13 2017-10-20 安徽君华舜义恩佳非晶材料有限公司 一种非晶合金磁芯绕制轴向输送系统
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