JPH09147929A - ケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具 - Google Patents

ケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具

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JPH09147929A
JPH09147929A JP32512595A JP32512595A JPH09147929A JP H09147929 A JPH09147929 A JP H09147929A JP 32512595 A JP32512595 A JP 32512595A JP 32512595 A JP32512595 A JP 32512595A JP H09147929 A JPH09147929 A JP H09147929A
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electric wire
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル用多芯コネクタのコンタクトの高密
度化及び高密度コンタクトへのケーブル電線圧着を可能
にする。 【解決手段】 ケーブルコネクタ用コンタクトの電線圧
着部分であるバレルを円筒状バレル1aにすることにより
従来のような上向V字形のオープンバレルに較べて圧着
前の横幅が小さくなり、その分だけコンタクトの配列間
隔を小さくすることができるとともに圧着工具も従来の
V字形に開いたバレルを凹部へ誘い込み徐々に狭めて整
形しつつ圧着していく場合に較べて圧着凹部の幅も深さ
も小さくできるため、その配列ピッチを狭くしていって
も圧着工具の歯の強度を低下させることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多芯ケーブルの先
端に取り付けるケーブル用多芯コネクタのコネクタ端子
の高密度化技術とそれに対するケーブル電線の接続技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブル用多芯コネクタは図18
に示すように一端が接触部15、他端が電線圧着用のオ
ープンバレル16になっているコンタクト14を、その
長手方向と直交する方向へ等間隔Pで複数本配列し、絶
縁体である成形樹脂体7でインサーションモールドある
いは圧入を行ったコンタクトアセンブリを作製し、電線
圧着用のオープンバレル16に被覆を剥いだ電線2を載
せ、図19に示すような圧着ツールで上下から挟んで圧
力を加え電線をオープンバレル16に圧着接続すること
が行われている。
【0003】図19の圧着ツールは2つの部分からなっ
ており、下側がアンビルアセンブリ21であり、上側が
クリンパー20である。アンビルアセンブリ21には上
に向って突き出し、上端部分が曲線的凹部になっている
アンビル部19が複数個(図19では4個)設けられて
いる。上側のクリンパー20には各アンビル部19に対
応するように上の方へ凹部が形成されており、その形は
上に行くにつれてだんだん細くなって行き上部では内側
に丸くなり一寸下るため丁度双峰形となっている。これ
をクリンパー部と呼んでいる。
【0004】圧着の際は、圧着すべき電線を載せたオー
プンバレル16の下部をアンビル部19の上に載せクリ
ンパー20を上から押し下げる。その結果、オープンバ
レル16のV字状の両翼先端部分がクリンパー部18の
曲線に従って丸まるように相寄り合って、図18の右2
本のように電線をくるんで締め付ける結果となる。こう
して1回の圧着操作により圧着工具のアンビル部・クリ
ンパー部の対の数分だけのオープンバレルの電線圧着が
同時に行われることになる。図20は5本の電線が圧着
用のオープンバレルに圧着接続された状態の斜視図であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では次のような問題が生ずるようになっ
て来た。近年電子装置では信号の入出力数の増大に伴い
部品実装とりわけコネクタにおいては高密度多芯化を指
向しており、芯数は増大し、コンタクトの配列ピッチは
より小さくすることが要求されてくる。その結果、図1
9の圧着工具のアンビル部19やクリンパー部18のピ
ッチもコンタクト間のピッチに合わせて狭くして行かな
ければならないが、クリンパー部18はそこにオープン
バレルが入り込んで圧着変形されていくために必要な一
定の幅が必要であるから間隔を狭くすることに自ずと限
界がある。
【0006】更に、クリンパー部18のピッチを狭めて
行くことは隣りのクリンパー部18との間の隔壁部分の
肉厚が薄くなりクリンパー自体の強度が低下するためク
リンパー部の間隔を狭くすることには限界があり、従っ
て、コンタクトアセンブリにおけるコンタクトの配列ピ
ッチを小さくして高密度化を図ろうとしても制約がある
という問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、バレルの形状を円筒状にすることによって圧着
工具の形状を従来のクリンパーのようにテーパ状の深い
凹部や、アンビルアセンブリのアンビル部のように高い
突部を必要とせず、従来のクリンパーの凹部よりも浅い
凹部或いは溝同士で圧着可能とし以て配列ピッチを小さ
くして高密度化を図っても圧着工具の強度低下を来たさ
ないケーブルコネクタ用コンタクト、コンタクトアセン
ブリ、多芯ケーブルコネクタおよび圧着工具を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルコネク
タ用コンタクト、コンタクトアセンブリ、多芯ケーブル
コネクタおよび圧着工具はそれぞれ次の手段構成を有し
ている。第1のケーブルコネクタ用コンタクトは、コン
タクト導体の長手方向に対し左右両側に張り出した翼部
分が左右から丸まるように成形され両方の翼端部分が重
なるようにして円筒状に形成されたバレルを有すること
を特徴とする。
【0009】第2のケーブルコネクタ用コンタクトは、
コンタクト導体の長手方向に対し左右両側に張り出しそ
の端縁辺が左右同じ方向に傾斜している翼部が左右から
丸まるように成形され両方の翼端部が当接するようにし
て円筒状に形成されたバレルを有することを特徴とす
る。
【0010】本発明の第1の多芯ケーブルコネクタは、
前記第1又は第2のケーブルコネクタ用コンタクトを複
数本収容することによって高密度に構成された多芯ケー
ブルコネクタである。
【0011】本発明の第1のコンタクトアセンブリは前
記第1又は第2のケーブルコネクタ用コンタクト複数本
を成形樹脂絶縁体に等間隔でインサーションモールド又
は圧入して高密度に固定配列したコンタクトアセンブリ
である。
【0012】第2のコンタクトアセンブリは前記第1の
コンタクトアセンブリにおいて、配列されたケーブルコ
ネクタ用コンタクトの各バレル相互間に電線圧着部分同
士を仕切る樹脂製絶縁体を有することを特徴とするコン
タクトアセンブリである。
【0013】第3のコンタクトアセンブリは前記第2の
コンタクトアセンブリにおいて、電線圧着部分同士を仕
切る樹脂製絶縁体がケーブルコネクタ用コンタクトを固
定している成形樹脂絶縁体と一体で構成されていること
を特徴とするコンタクトアセンブリである。
【0014】本発明の第2の多芯ケーブルコネクタはコ
ネクタハウジングに第1、第2又は第3のコンタクトア
センブリを複数個収容して構成されることを特徴とする
多芯ケーブルコネクタである。
【0015】本発明の第1の圧着工具は、電線を挿入し
た第1のケーブルコネクタ用コンタクトの円筒状バレル
を載置する凹部を有する下歯と、これに対向する圧着用
凹部を有し圧力を持って下降することにより下歯の凹部
に載置された電線挿入済み円筒状バレルを押し潰すよう
にして電線とバレルを圧着する上歯と、から構成される
ことを特徴とする圧着工具である。
【0016】本発明の第2の圧着工具は、前記第1の圧
着工具において、上歯と下歯の対向する凹部が、第1の
多芯ケーブルコネクタ又は第1、第2、第3のコンタク
トアセンブリのいずれかのケーブルコネクタ用コンタク
トの配列ピッチと同一ピッチで複数設けられていること
を特徴とする。
【0017】本発明の第3の圧着工具は、前記第2のケ
ーブルコネクタ用コンタクトの円筒状バレルの直径より
も幅が狭い溝をバレル方向に有する下歯とこの溝と対向
する同じく幅の狭い溝を有する上歯とからなり、上歯が
圧力を持って下降することにより、下歯の溝部に載置さ
れた電線挿入済みの円筒状バレルを上下両方の溝のへり
で4箇所押圧して電線と円筒状バレルをかしめることを
特徴とする圧着工具である。
【0018】本発明の第4の圧着工具は、前記第3の圧
着工具において、上歯と下歯の対向する溝が第1の多芯
ケーブルコネクタ又は第1、第2、第3のコンタクトア
センブリのいずれかのケーブルコネクタ用コンタクトの
配列ピッチと同一ピッチで複数設けられていることを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、まず圧着
時のケーブルコネクタ用コンタクトの配列として、多数
のコンタクトが多芯コネクタとして一定ピッチで配列固
定された状態で多数のコンタクトが同時に圧着される形
態、コンタクトアセンブリとして多数コンタクトが成形
樹脂絶縁体に一定ピッチでインサーションモールド或い
は圧入され固定配列された状態で圧着される形態、コン
タクトがコンタクトキャリアに一定ピッチで取り付いて
いる状態で圧着される形態等がある。
【0020】次に、多芯コネクタに構成する形態として
は、多数のコンタクトが多芯コネクタとして予めコネク
タ本体に固定して取り付けられている形態、コンタクト
キャリアに一定ピッチで取り付いた状態で電線が圧着さ
れたものをコネクタハウジングの1本1本のコンタクト
収容部分へ挿入した後コンタクトキャリアを外す形態、
コンタクトアセンブリの状態で電線を圧着し、コネクタ
ハウジングへ複数のコンタクトアセンブリを収容する形
態の各形態がある。
【0021】
【実施例】以下、本願各本発明の実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1のケーブルコネクタ用
コンタクト1の実施例の斜視図であり、コンタクト導体
の長手方向に対し左右両側に張り出した翼部分が左右か
ら丸まるように成形され両方の翼端部分が重なるように
して円筒状バレル1aを形成している。1bは相手方コ
ネクタピンとの接触部である。
【0022】図2は、図1のA−A切断面の拡大断面図
である。1zが翼端の重なり部分であり、1cが電線挿
入空間となる。図3は、圧着工具の断面構造を示す図で
あり、3が上歯であり4が下歯であり、それぞれに凹部
5が設けられている。圧着時は、下歯4の凹部5に電線
を挿入した円筒状バレル1aを載置し、上歯3を下降し
て押圧し電線2と円筒状バレル1aを圧着する。
【0023】図4の(a)は円筒状バレル1aに被覆を
剥いだ電線2を挿入した状態の断面図であり、(b)は
圧着後の状態を示す図で、図5は1本の第1のケーブル
コネクタ用コンタクト1に電線2が圧着された斜視図で
ある。図6は、第1のケーブルコネクタ用コンタクトが
コンタクトキャリア6に等間隔Pのピッチで複数個(図
では5個)取り付いたままの状態を示している。
【0024】図7は、上歯3と下歯4に対向する凹部5
がピッチPで複数個(図では5個)設けられた圧着工具
である。従って、図6のケーブルコネクタ用コンタクト
1の円筒状バレル1aにそれぞれ電線を挿入して図7の
圧着工具の下歯4の各凹部5に載置して圧着すれば同時
に5個のコンタクトの電線圧着が可能となる。こうして
複数の電線が圧着されると図8のようになる。このよう
に電線が圧着されたコンタクトをコネクタハウジングに
収容固定することにより多芯コネクタが構成される。
【0025】図9は、電線圧着済みの図8のコンタクト
をコネクタハウジング8のコンタクト挿入穴8aへ挿入
せんとする図である。この場合、コンタクト挿入穴8a
のピッチがコンタクトのピッチPと同じであればコンタ
クトキャリア6が付いたまま5本一緒にコンタクト挿入
穴8aに挿入しその後コンタクトキャリア6を取り除く
とよい。もしピッチが合わない場合には、コンタクトを
先にコンタクトキャリア6から外して1本1本挿入する
ことになる。こうしてコンタクト挿入穴8aに圧着済み
のコンタクトを挿入固定し、コネクタフード9を取り付
けると図10に示すような多芯コネクタが完成する。
【0026】以上は、電線を圧着した個々のコンタクト
をコネクタハウジングに挿入して多芯コネクタを構成し
たものであるが、予め複数のコンタクトが装着された多
芯コネクタに電線を図7のような圧着工具で圧着するこ
とも可能である。ただこの場合、図7のような圧着工具
を用いる関係でコンタクトの配列を多層に出来ないとい
う制約がある。この問題を解決する構成として、コンタ
クトアセンブリを形成する構成が行われる。
【0027】図11は、本発明の第1のケーブルコネク
タ用コンタクト1を成形樹脂体7にインサーションモー
ルド或いは圧入によってピッチPで固定したコンタクト
アセンブリの斜視図である。このコンタクトアセンブリ
の各コンタクトの円筒状バレル1aに電線を挿入し、図
7の圧着工具で一括圧着する。
【0028】図12は、こうして電線が一括圧着された
コンタクトアセンブリの斜視図である。図12のコンタ
クトアセンブリに対し、電線圧着部間の絶縁を確実なも
のにするために樹脂製の絶縁仕切りを設けることもでき
る。
【0029】図13は絶縁仕切り12が5個連なったも
のを成形樹脂体7と回動可能につながった状態に成形し
たものである。矢印の方向に下ろしたり、また上げたり
することが可能である。電線を圧着するときは図13の
ように上げた状態で行い、圧着が終わった後図14のよ
うに下げることにより電線圧着部は相互に絶縁されるこ
とになる。
【0030】こうして、複数の電線が圧着された図12
或いは図14で示されるコンタクトアセンブリを図15
に示すようにコネクタハウジング8に積み重ねるように
して収容することにより多芯コネクタが得られる。これ
にコネクタフードを取り付けることにより図10に示さ
れるような多芯コネクタとなる。また、コンタクトアセ
ンブリを水平方向(横方向)にも配列することにより更
に多芯のコネクタが得られることになる。このように、
コンタクトアセンブリの段階で電線の圧着を行ったもの
を複数個コネクタハウジングに収容するので、任意の多
芯コネクタを構成することができる。
【0031】本発明の第2のケーブルコネクタ用コンタ
クトは、コンタクト導体の長手方向に対し左右両側に張
り出しその端縁辺が左右同じ方向に傾斜している翼部が
左右から丸まるように形成され両方の翼端部が当接する
ようにして円筒状バレルが形成されている。
【0032】図16は、円筒状に形成する前の翼部と、
これを左右から丸めるようにして形成した円筒状バレル
を示す図である。(a)の翼部を丸めると(a′)のよ
うになり、(b)の翼部を丸めると(b′)のようにな
り、(c)の翼部を丸めると(c′)のようになる。こ
のようにして形成された円筒状バレル1aを有するコン
タクトを図6或いは図11のように一定ピッチで配列
し、円筒状バレル1aに電線を挿入し、図17の(a)
の上歯10、下歯11で構成される圧着工具の凹部13
の位置に位置決めし、上歯10と下歯11で挟むと
(b)に示すように電線2と円筒状バレル1aは圧着さ
れる。何本ずつまとめて圧着するかは他の設計条件から
最適数が定められることとなる。圧着された後は、第1
のケーブルコネクタ用コンタクトの場合と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
コネクタ用コンタクトはその電線圧着用バレルを円筒状
にしたため、図18のような従来の上向きV字形のオー
プンバレル16の場合と較べて、第1に、圧着工具が、
従来は図19に示すようにクリンパー20は下方で間口
が広く上へ行くに従って幅の狭くなる深い凹部を有し、
アンビルアセンブリ21は前記凹部に対応して長く突出
したアンビル部19を有しているのに対し、本発明の圧
着工具は図7或いは図17に示すように浅い凹部で圧着
が可能である。
【0034】その結果、高密度化しようとしてピッチP
を縮めて行った場合、従来の圧着工具ではクリンパー2
0の凹部と凹部の間の隔壁が薄くなって行き強度が弱く
なるのに対し、本発明の圧着工具においては凹部自体が
浅いのでピッチPを小さくして行っても凹部と凹部の間
の部分の強度が弱くなることが殆どない。この点でピッ
チPを小さくして高密度化を図ろうとする場合、圧着工
具の強度低下という制約が非常に小さくなるという利点
がある。
【0035】第2に、従来のオープンバレル16は、図
18に示すように、電線圧着前は上向きV字形になって
いるためにその幅寸法は、電線圧着後の外径寸法より大
きくなっているのに対し、本発明のコンタクトの場合電
線圧着前と圧着後とでは外径寸法(特に横方向の寸法)
は殆ど変わらない。その結果圧着後の外径寸法が同程度
とした場合、圧着前のバレルの幅寸法は当然本発明のコ
ンタクトのバレルの方が小さくなる。このことはバレル
の寸法からしても本発明のケーブルコネクタ用コンタク
トが従来のものに較べてより小さいピッチ即ち高密度化
多芯コネクタの実現が可能であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のケーブルコネクタ用コンタクト
の実施例の斜視図である。
【図2】図1の円筒状バレル1aのA−A切断面の拡大
断面図である。
【図3】本発明の圧着工具の断面構造図である。
【図4】円筒状バレル1aに電線を挿入した状態の断面
図及び圧着後の断面図である。
【図5】1本の第1のケーブルコネクタ用コンタクトに
電線が圧着された斜視図である。
【図6】第1のケーブルコネクタ用コンタクトがコンタ
クトキャリアにピッチPで複数個取り付いた状態の斜視
図である。
【図7】対向する凹部がピッチPで複数設けられた本発
明の圧着工具の断面図である。
【図8】図6のコンタクトに図7の圧着工具によって電
線を圧着した結果の斜視図である。
【図9】電線圧着済みの図8のコンタクトをコネクタハ
ウジングのコンタクト挿入穴へ挿入せんとする斜視図で
ある。
【図10】コネクタハウジングのコンタクト挿入穴に電
線圧着済みのコンタクトを挿入しコネクタフードを取り
付けて構成した多芯コネクタの正面図と平面図である。
【図11】本発明の第1のケーブルコネクタ用コンタク
ト複数本をピッチPで成形樹脂体に固定したコンタクト
アセンブリの斜視図である。
【図12】図11のコンタクトアセンブリに図7の圧着
工具で電線圧着を完了した斜視図である。
【図13】図11の成形樹脂体と連結して絶縁仕切りを
回動自在に設けた状態の斜視図である。
【図14】図13のコンタクトアセンブリに電線圧着後
絶縁仕切りを下ろした状態の一部切り欠き斜視図であ
る。
【図15】コネクタハウジングに図12或いは図14の
電線圧着コンタクトアセンブリを積み重ねて収容して構
成される多芯コネクタの側断面図である。
【図16】本発明の第2のケーブルコネクタ用コンタク
トの円筒状バレルの形成前の翼部とこれを丸めて形成し
た円筒状バレルの斜視図である。
【図17】本発明の第2のケーブルコネクタ用コンタク
トの円筒状バレルに挿入された電線を第4の圧着工具で
圧着する状況を示す断面図である。
【図18】従来のコネクタアセンブリの斜視図である。
【図19】1列に並べて配列されたコンタクトのオープ
ンバレルに電線を同時に圧着接続するための従来の圧着
工具の断面図である。
【図20】図18のコネクタアセンブリに電線を圧着接
続した後の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のケーブルコネクタ用コンタクト 1a 円筒状バレル 1b 接触部 1c 電線挿入空間 1z 重なり部分 2 電線 3 上歯 4 下歯 5 凹部 6 コンタクトキャリア 7 成形樹脂体 8 コネクタハウジング 8a コンタクト挿入穴 9 コネクタフード 10 上歯 11 下歯 12 絶縁仕切り 13 凹部 14 コンタクト 15 接触部 16 オープンバレル 17 キャビティ 18 クリンパー部 19 アンビル部 20 クリンパー 21 アンビルアセンブリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクト導体の長手方向に対し左右両
    側に張り出した翼部分が左右から丸まるように成形され
    両方の翼端部分が重なるようにして円筒状に形成された
    バレルを有することを特徴とするケーブルコネクタ用コ
    ンタクト。
  2. 【請求項2】 コンタクト導体の長手方向に対し左右両
    側に張り出しその端縁辺が左右同じ方向に傾斜している
    翼部が左右から丸まるように成形され両方の翼端部が当
    接するようにして円筒状に形成されたバレルを有するこ
    とを特徴とするケーブルコネクタ用コンタクト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のケーブルコネクタ
    用コンタクトを複数本収容することによって高密度に構
    成されることを特徴とする多芯ケーブルコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のケーブルコネクタ
    用コンタクト複数本を成形樹脂絶縁体に等間隔でインサ
    ーションモールド又は圧入して高密度に固定配列したこ
    とを特徴とするコンタクトアセンブリ。
  5. 【請求項5】 配列されたケーブルコネクタ用コンタク
    トの各バレル相互間に電線圧着部分同士を仕切る樹脂製
    絶縁体を有することを特徴とする請求項4記載のコンタ
    クトアセンブリ。
  6. 【請求項6】 電線圧着部分同士を仕切る樹脂製絶縁体
    がケーブルコネクタ用コンタクトを固定している成形樹
    脂絶縁体と一体で構成されていることを特徴とする請求
    項5記載のコンタクトアセンブリ。
  7. 【請求項7】 コネクタハウジングに、請求項4、5、
    6のいずれかに記載のコンタクトアセンブリを複数個収
    容して構成されることを特徴とする多芯ケーブルコネク
    タ。
  8. 【請求項8】 電線を挿入した請求項1記載のケーブル
    コネクタ用コンタクトの円筒状バレルを載置する凹部を
    有する下歯と、これに対向する圧着用凹部を有し圧力を
    持って下降することにより下歯の凹部に載置された電線
    挿入済み円筒状バレルを押し潰すようにして電線とバレ
    ルを圧着する上歯と、から構成されることを特徴とする
    圧着工具。
  9. 【請求項9】 上歯と下歯の対向する凹部が、請求項3
    記載の多芯ケーブルコネクタ又は請求項4、5および6
    のいずれかに記載のコンタクトアセンブリのケーブルコ
    ネクタ用コンタクトの配列ピッチと同一ピッチで複数設
    けられている請求項8記載の圧着工具。
  10. 【請求項10】 請求項2記載のケーブルコネクタ用コ
    ンタクトの円筒状バレルの直径よりも幅が狭い溝をバレ
    ル方向に有する下歯とこの溝と対向する同じく幅の狭い
    溝を有する上歯とからなり、上歯が圧力を持って下降す
    ることにより、下歯の溝部に載置された電線挿入済みの
    円筒状バレルを上下両方の溝のへりで4箇所押圧して電
    線と円筒状バレルをかしめることを特徴とする圧着工
    具。
  11. 【請求項11】 上歯と下歯の対向する溝が請求項3記
    載の多芯ケーブルコネクタ又は請求項4、5および6の
    いずれかに記載のコンタクトアセンブリのケーブルコネ
    クタ用コンタクトの配列ピッチと同一ピッチで複数設け
    られている請求項10記載の圧着工具。
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