JPH09147768A - インデックス方式カラー受像管装置 - Google Patents
インデックス方式カラー受像管装置Info
- Publication number
- JPH09147768A JPH09147768A JP15885295A JP15885295A JPH09147768A JP H09147768 A JPH09147768 A JP H09147768A JP 15885295 A JP15885295 A JP 15885295A JP 15885295 A JP15885295 A JP 15885295A JP H09147768 A JPH09147768 A JP H09147768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron
- regions
- index signal
- index
- picture tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリーン部を複数の領域に分割して走査す
るインデックス方式カラー受像管装置の各領域間のイン
デックス信号検出の干渉を防止することを目的とする。 【構成】 インデックス方式カラー受像管装置におい
て、複数の電子銃15と、複数の偏向装置16と、複数色の
ストライプ状蛍光体層B,G,R と、インデックス信号発生
用蛍光体層23と、複数の電子銃からの電子ビームにより
複数の領域に分割して走査されるスクリーン部13と、複
数の領域からのインデックス信号を検出する複数の光電
変換装置17とを有し、複数の領域に対する走査または色
切換えを時分割を行うように制御する。
るインデックス方式カラー受像管装置の各領域間のイン
デックス信号検出の干渉を防止することを目的とする。 【構成】 インデックス方式カラー受像管装置におい
て、複数の電子銃15と、複数の偏向装置16と、複数色の
ストライプ状蛍光体層B,G,R と、インデックス信号発生
用蛍光体層23と、複数の電子銃からの電子ビームにより
複数の領域に分割して走査されるスクリーン部13と、複
数の領域からのインデックス信号を検出する複数の光電
変換装置17とを有し、複数の領域に対する走査または色
切換えを時分割を行うように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インデックス方式カ
ラー受像管装置に係り、特に1つのスクリーン部を複数
の電子銃から放出される電子ビームにより複数の領域に
分割して走査することにより、カラー画像を再生するイ
ンデックス方式カラー受像管装置に関する。
ラー受像管装置に係り、特に1つのスクリーン部を複数
の電子銃から放出される電子ビームにより複数の領域に
分割して走査することにより、カラー画像を再生するイ
ンデックス方式カラー受像管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図11に示すよ
うに、パネル1の内面に設けられた3色蛍光体層からな
るスクリーン2に対向してシャドウマスク3が配置さ
れ、このシャドウマスク3により、ファンネル4のネッ
ク5内に設けられた1個の電子銃6から放出される3電
子ビーム7を選別して、スクリーン2上にカラー画像を
再生するシャドウマスク方式カラー受像管が実用化され
ている。しかしこのシャドウマスク方式カラー受像管
は、シャドウマスク3の電子ビーム透過率が約20%と
低いため、電子銃6から放出される全電子ビームのエネ
ルギに対するスクリーン2の発光効率が低く、カラー受
像管の高輝度化の障害となっている。またシャドウマス
ク3に衝突して吸収される電子ビームのエネルギによ
り、シャドウマスク3は熱変形し、色純度が劣化しやす
いなどの問題がある。
うに、パネル1の内面に設けられた3色蛍光体層からな
るスクリーン2に対向してシャドウマスク3が配置さ
れ、このシャドウマスク3により、ファンネル4のネッ
ク5内に設けられた1個の電子銃6から放出される3電
子ビーム7を選別して、スクリーン2上にカラー画像を
再生するシャドウマスク方式カラー受像管が実用化され
ている。しかしこのシャドウマスク方式カラー受像管
は、シャドウマスク3の電子ビーム透過率が約20%と
低いため、電子銃6から放出される全電子ビームのエネ
ルギに対するスクリーン2の発光効率が低く、カラー受
像管の高輝度化の障害となっている。またシャドウマス
ク3に衝突して吸収される電子ビームのエネルギによ
り、シャドウマスク3は熱変形し、色純度が劣化しやす
いなどの問題がある。
【0003】この電子銃から放出される全電子ビームの
エネルギに対するスクリーンの発光効率を高めることが
できるカラー受像管の一例として、シャドウマスクを用
いることなく、スクリーンにストライプ状の3色蛍光体
層のほかに、ストライプ状のインデックス信号発生用蛍
光体層を設け、このインデックス信号発生用蛍光体層の
発光をインデックス信号として検出する光電変換装置を
設けて、色切換えを行うインデックス方式カラー受像管
が古くから知られている。
エネルギに対するスクリーンの発光効率を高めることが
できるカラー受像管の一例として、シャドウマスクを用
いることなく、スクリーンにストライプ状の3色蛍光体
層のほかに、ストライプ状のインデックス信号発生用蛍
光体層を設け、このインデックス信号発生用蛍光体層の
発光をインデックス信号として検出する光電変換装置を
設けて、色切換えを行うインデックス方式カラー受像管
が古くから知られている。
【0004】このインデックス方式カラー受像管によれ
ば、高輝度が得られる。しかしこのカラー受像管は、ス
クリーンを走査する電子ビームのスポット径を、スクリ
ーン全域にわたり各色蛍光体層のストライプ幅以下にす
ることが要求される。そのため、これを大型スクリーン
に適用する場合、そのスクリーン全域にわたり満足させ
ることが困難であるという問題がある。
ば、高輝度が得られる。しかしこのカラー受像管は、ス
クリーンを走査する電子ビームのスポット径を、スクリ
ーン全域にわたり各色蛍光体層のストライプ幅以下にす
ることが要求される。そのため、これを大型スクリーン
に適用する場合、そのスクリーン全域にわたり満足させ
ることが困難であるという問題がある。
【0005】このインデックス方式カラー受像管の問題
点を解決する受像管として、特公平4−53067号公
報には、小型のインデックス方式カラー受像管を複数個
所定の関係に配置して一体化し、一方、蛍光体層を連続
的に並列形成してスクリーンを実質的に一つのスクリー
ン部とし、このスクリーン部を複数の領域に分割して走
査することにより得られる画像を合成して一つのカラー
画像を再生するようにしたカラー受像管が示されてい
る。この受像管によれば、高輝度且つ大型のカラー受像
管を構成することが可能である。
点を解決する受像管として、特公平4−53067号公
報には、小型のインデックス方式カラー受像管を複数個
所定の関係に配置して一体化し、一方、蛍光体層を連続
的に並列形成してスクリーンを実質的に一つのスクリー
ン部とし、このスクリーン部を複数の領域に分割して走
査することにより得られる画像を合成して一つのカラー
画像を再生するようにしたカラー受像管が示されてい
る。この受像管によれば、高輝度且つ大型のカラー受像
管を構成することが可能である。
【0006】しかしながらこのカラー受像管では、分割
して走査される領域間のインデックス信号検出用蛍光体
層から得られるインデックス信号(インデックス信号検
出用蛍光体層の発光)の検出に干渉が生ずるという問題
がある。即ち、このカラー受像管では、分割して走査さ
れる領域ごとに対応してインデックス信号を検出する光
電変換装置が配置される。従って、領域Aには光電変換
装置Aが、領域Bには光電変換装置Bが、領域Cには光
電変換装置Cが配置されているとすると、光電変換装置
Bは、領域Bからのインデックス信号のみを検出すれば
問題ないが、上記構造のカラー受像管では、領域Aや領
域Cからのインデックス信号も検出し、各領域のインデ
ックス信号の検出に誤りが生ずる。その結果、色切換え
が誤動作し、カラー画像を再生しなくなるという問題が
ある。
して走査される領域間のインデックス信号検出用蛍光体
層から得られるインデックス信号(インデックス信号検
出用蛍光体層の発光)の検出に干渉が生ずるという問題
がある。即ち、このカラー受像管では、分割して走査さ
れる領域ごとに対応してインデックス信号を検出する光
電変換装置が配置される。従って、領域Aには光電変換
装置Aが、領域Bには光電変換装置Bが、領域Cには光
電変換装置Cが配置されているとすると、光電変換装置
Bは、領域Bからのインデックス信号のみを検出すれば
問題ないが、上記構造のカラー受像管では、領域Aや領
域Cからのインデックス信号も検出し、各領域のインデ
ックス信号の検出に誤りが生ずる。その結果、色切換え
が誤動作し、カラー画像を再生しなくなるという問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高輝度
且つスクリーンを大型化できるインデックス方式カラー
受像管として、小型のインデックス方式カラー受像管を
複数個所定の関係に配置して一体化するとともに、蛍光
体層を連続的に並列形成してスクリーンを実質的に一つ
のスクリーン部として、このスクリーン部を複数の領域
に分割して走査することにより得られる画像を合成して
一つのカラー画像を再生するようにしたカラー受像管が
知られている。しかしこのカラー受像管は、分割して走
査される領域間のインデックス信号の検出に干渉が生
じ、各領域のインデックス信号の検出に誤りが生ずる。
その結果、色切換えが誤動作し、カラー画像を再生しな
くなるという問題がある。
且つスクリーンを大型化できるインデックス方式カラー
受像管として、小型のインデックス方式カラー受像管を
複数個所定の関係に配置して一体化するとともに、蛍光
体層を連続的に並列形成してスクリーンを実質的に一つ
のスクリーン部として、このスクリーン部を複数の領域
に分割して走査することにより得られる画像を合成して
一つのカラー画像を再生するようにしたカラー受像管が
知られている。しかしこのカラー受像管は、分割して走
査される領域間のインデックス信号の検出に干渉が生
じ、各領域のインデックス信号の検出に誤りが生ずる。
その結果、色切換えが誤動作し、カラー画像を再生しな
くなるという問題がある。
【0008】この発明は、上記インデックス方式カラー
受像管の問題点を解決するためになされたものであり、
分割して走査されるスクリーン部の複数の領域につい
て、その各領域間のインデックス信号検出時の干渉を防
止して、色切換えの誤動作をなくして、良好なカラー画
像を再生するインデックス方式カラー受像管を構成する
ことを目的とする。
受像管の問題点を解決するためになされたものであり、
分割して走査されるスクリーン部の複数の領域につい
て、その各領域間のインデックス信号検出時の干渉を防
止して、色切換えの誤動作をなくして、良好なカラー画
像を再生するインデックス方式カラー受像管を構成する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、インデック
ス方式カラー受像管装置において、所定の関係に配置さ
れた複数の電子銃からなる電子銃部と、複数の電子銃に
対応して配置され、複数の電子銃から放出される電子ビ
ームを各別に偏向する複数の偏向装置からなる偏向部
と、所定の順序で並列する複数色のストライプ状蛍光体
層とインデックス信号発生用蛍光体層とを有し、複数の
電子銃から放出され複数の偏向装置により偏向された電
子ビームにより複数の領域に分割して走査される1つの
スクリーン部と、その複数の領域に対応して設けられ、
電子銃から放出される電子ビームにより走査される領域
のインデックス信号発生用蛍光体層の発光をインデック
ス信号として検出する複数の光電変換装置とを備え、複
数の領域に対する電子ビームの走査または色切換えを時
分割で行うように複数の電子銃及び複数の偏向装置の動
作を制御する。
ス方式カラー受像管装置において、所定の関係に配置さ
れた複数の電子銃からなる電子銃部と、複数の電子銃に
対応して配置され、複数の電子銃から放出される電子ビ
ームを各別に偏向する複数の偏向装置からなる偏向部
と、所定の順序で並列する複数色のストライプ状蛍光体
層とインデックス信号発生用蛍光体層とを有し、複数の
電子銃から放出され複数の偏向装置により偏向された電
子ビームにより複数の領域に分割して走査される1つの
スクリーン部と、その複数の領域に対応して設けられ、
電子銃から放出される電子ビームにより走査される領域
のインデックス信号発生用蛍光体層の発光をインデック
ス信号として検出する複数の光電変換装置とを備え、複
数の領域に対する電子ビームの走査または色切換えを時
分割で行うように複数の電子銃及び複数の偏向装置の動
作を制御する。
【0010】また、この発明は、インデックス方式カラ
ー受像管装置において、所定の関係に配置された複数の
電子銃からなる電子銃部と、複数の電子銃に対応して配
置され、複数の電子銃から放出される電子ビームを各別
に偏向する複数の偏向装置からなる偏向部と、所定の順
序で並列する複数色のストライプ状蛍光体層とこの蛍光
体層に対向して配置されているシャドウマスクと、この
シャドウマスクまたはその近傍にインデックス信号発生
用蛍光体層とを有し、複数の電子銃から放出され上記複
数の偏向装置により偏向された電子ビームにより複数の
領域に分割して走査される1つのスクリーン部と、複数
の領域に対応して設けられ、電子銃から放出される電子
ビームにより走査される領域のインデックス信号発生用
蛍光体層の発光をインデックス信号として検出する複数
の光電変換装置とを備え、複数の領域に対する電子ビー
ムの走査を時分割で行うように複数の電子銃及び複数の
偏向装置の動作を制御する。
ー受像管装置において、所定の関係に配置された複数の
電子銃からなる電子銃部と、複数の電子銃に対応して配
置され、複数の電子銃から放出される電子ビームを各別
に偏向する複数の偏向装置からなる偏向部と、所定の順
序で並列する複数色のストライプ状蛍光体層とこの蛍光
体層に対向して配置されているシャドウマスクと、この
シャドウマスクまたはその近傍にインデックス信号発生
用蛍光体層とを有し、複数の電子銃から放出され上記複
数の偏向装置により偏向された電子ビームにより複数の
領域に分割して走査される1つのスクリーン部と、複数
の領域に対応して設けられ、電子銃から放出される電子
ビームにより走査される領域のインデックス信号発生用
蛍光体層の発光をインデックス信号として検出する複数
の光電変換装置とを備え、複数の領域に対する電子ビー
ムの走査を時分割で行うように複数の電子銃及び複数の
偏向装置の動作を制御する。
【0011】
【作用】上記のように、スクリーン部の複数の領域に対
する電子ビームの走査または色切換えを時分割で行うよ
うに複数の電子銃及び複数の偏向装置の動作を制御する
と、電子銃から放出される電子ビームにより走査される
領域以外の領域のインデックス信号発生用蛍光体層から
のインデックス信号の検出が防止され、各領域間のイン
デックス信号検出時の干渉をなくすことができる。
する電子ビームの走査または色切換えを時分割で行うよ
うに複数の電子銃及び複数の偏向装置の動作を制御する
と、電子銃から放出される電子ビームにより走査される
領域以外の領域のインデックス信号発生用蛍光体層から
のインデックス信号の検出が防止され、各領域間のイン
デックス信号検出時の干渉をなくすことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。図1乃至図3はこの発明の一実施例を
示す図である。このカラー受像管装置は、ほぼ矩形状の
1個のパネル10と、複数個のファンネル11が所定の
関係に一体に連設されたファンネル部12、即ち図示例
では、水平方向に4個、垂直方向に3個、合計12個の
ファンネル11が一体に連設されたファンネル部12と
からなる外囲器を有する。そしてそのパネル10の内面
に、後述する構造の1つのスクリーン部13が設けられ
ている。一方、ファンネル部12の各ファンネル11の
ネック14内に、それぞれ電子銃15が配設されてい
る。また各ファンネル11の外側にそれぞれ偏向ヨーク
16が装着されている。また各ファンネル11のネック
14を挟んでその両側にそれぞれ光透過可能な受光窓
(図示せず)が設けられ、その各受光窓の外側に各ファ
ンネル11ごとに2個の光電変換装置17が配置されて
いる。更にこのカラー受像管装置は、上記各光電変換装
置17の出力に基づいて、上記複数の電子銃15及び上
記複数の偏向ヨーク16の動作を制御する制御部を有す
る。この各制御部は、電子銃15、偏向ヨーク16及び
光電変換装置17につながり、好適には個別の制御部を
一体化するとともに、全体の制御部が設けられる。
づいて説明する。図1乃至図3はこの発明の一実施例を
示す図である。このカラー受像管装置は、ほぼ矩形状の
1個のパネル10と、複数個のファンネル11が所定の
関係に一体に連設されたファンネル部12、即ち図示例
では、水平方向に4個、垂直方向に3個、合計12個の
ファンネル11が一体に連設されたファンネル部12と
からなる外囲器を有する。そしてそのパネル10の内面
に、後述する構造の1つのスクリーン部13が設けられ
ている。一方、ファンネル部12の各ファンネル11の
ネック14内に、それぞれ電子銃15が配設されてい
る。また各ファンネル11の外側にそれぞれ偏向ヨーク
16が装着されている。また各ファンネル11のネック
14を挟んでその両側にそれぞれ光透過可能な受光窓
(図示せず)が設けられ、その各受光窓の外側に各ファ
ンネル11ごとに2個の光電変換装置17が配置されて
いる。更にこのカラー受像管装置は、上記各光電変換装
置17の出力に基づいて、上記複数の電子銃15及び上
記複数の偏向ヨーク16の動作を制御する制御部を有す
る。この各制御部は、電子銃15、偏向ヨーク16及び
光電変換装置17につながり、好適には個別の制御部を
一体化するとともに、全体の制御部が設けられる。
【0013】このカラー受像管装置では、上記各電子銃
15から放出される電子ビーム18を各偏向ヨーク16
の発生する水平、垂直磁界により偏向して、上記1つの
スクリーン部13を複数個の領域に分割して走査する。
即ち図示例では、12個のファンネル11の各ネック1
4内に配設された12個の電子銃15から放出される電
子ビーム18をそれぞれ12個の偏向ヨーク16の発生
する磁界により偏向して、スクリーン部13を水平方向
に4個、垂直方向に3個、合計12個の領域A1 〜A4
,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に分割して走査する。その
分割して走査される各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C
1 〜C4 は、各電子銃15及び偏向ヨーク16の動作を
制御する制御部から送出される信号により制御すること
によりつながり、スクリーン部13上に切れ目や重なり
合いのない連続したカラー画像を表示するものとなって
いる。
15から放出される電子ビーム18を各偏向ヨーク16
の発生する水平、垂直磁界により偏向して、上記1つの
スクリーン部13を複数個の領域に分割して走査する。
即ち図示例では、12個のファンネル11の各ネック1
4内に配設された12個の電子銃15から放出される電
子ビーム18をそれぞれ12個の偏向ヨーク16の発生
する磁界により偏向して、スクリーン部13を水平方向
に4個、垂直方向に3個、合計12個の領域A1 〜A4
,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に分割して走査する。その
分割して走査される各領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C
1 〜C4 は、各電子銃15及び偏向ヨーク16の動作を
制御する制御部から送出される信号により制御すること
によりつながり、スクリーン部13上に切れ目や重なり
合いのない連続したカラー画像を表示するものとなって
いる。
【0014】上記スクリーン部13は、図4に示すよう
に、青、緑、赤に発光する垂直方向に細長いストライプ
状の3色蛍光体層B,G,Rを一組としてこの3色蛍光
体層B,G,Rが水平方向に並列形成され、且つその各
色蛍光体層B,G,R間に垂直方向に細長いストライプ
状の光吸収層20が設けられている。更にこれら3色蛍
光体層B,G,R及び光吸収層20の背面にアルミニウ
ム蒸着膜21が形成され、メタルバック蛍光体スクリー
ン22となっている。そしてそのアルミニウム蒸着膜2
1を介して、上記光吸収層20上に所定配列ピッチで垂
直方向に細長いストライプ状のインデックス信号発生用
蛍光体層23が形成されたものとなっている。このイン
デックス信号発生用蛍光体層23の配列ピッチは、この
例のカラー受像管装置では、上記各電子銃から放出され
る電子ビームにより分割して走査される各領域の走査終
端部以外は一定ピッチPa であるが、走査終端部は、そ
れよりも細かいビッチPp となっている。なお、図4に
おいて、一点鎖線24は、電子ビームにより分割して走
査される水平方向に隣接する領域の境界、矢印25は、
電子ビームの水平走査方向を示している。なおまた、図
4では、領域の境界の左右でインデックス信号発生用蛍
光体層23の配列ピッチを変えているが、この配列ピッ
チは変えなくてもよい。
に、青、緑、赤に発光する垂直方向に細長いストライプ
状の3色蛍光体層B,G,Rを一組としてこの3色蛍光
体層B,G,Rが水平方向に並列形成され、且つその各
色蛍光体層B,G,R間に垂直方向に細長いストライプ
状の光吸収層20が設けられている。更にこれら3色蛍
光体層B,G,R及び光吸収層20の背面にアルミニウ
ム蒸着膜21が形成され、メタルバック蛍光体スクリー
ン22となっている。そしてそのアルミニウム蒸着膜2
1を介して、上記光吸収層20上に所定配列ピッチで垂
直方向に細長いストライプ状のインデックス信号発生用
蛍光体層23が形成されたものとなっている。このイン
デックス信号発生用蛍光体層23の配列ピッチは、この
例のカラー受像管装置では、上記各電子銃から放出され
る電子ビームにより分割して走査される各領域の走査終
端部以外は一定ピッチPa であるが、走査終端部は、そ
れよりも細かいビッチPp となっている。なお、図4に
おいて、一点鎖線24は、電子ビームにより分割して走
査される水平方向に隣接する領域の境界、矢印25は、
電子ビームの水平走査方向を示している。なおまた、図
4では、領域の境界の左右でインデックス信号発生用蛍
光体層23の配列ピッチを変えているが、この配列ピッ
チは変えなくてもよい。
【0015】このようなスクリーン部13は、具体的に
は、スクリーン部13の有効部の水平方向寸法が40
6.4mm、垂直方向寸法が304.8mm、対角方向寸法
が508.0mmのいわゆる20インチカラー受像管装置
の場合、各電子銃から放出される電子ビームにより水平
方向に4分割、垂直方向に3分割して走査される各領域
の大きさが、水平、垂直方向ともに、101.6mmの正
方形であり、その1つの領域が5.7インチカラー受像
管のスクリーン有効部の大きさに相当する大きさとなっ
ている。
は、スクリーン部13の有効部の水平方向寸法が40
6.4mm、垂直方向寸法が304.8mm、対角方向寸法
が508.0mmのいわゆる20インチカラー受像管装置
の場合、各電子銃から放出される電子ビームにより水平
方向に4分割、垂直方向に3分割して走査される各領域
の大きさが、水平、垂直方向ともに、101.6mmの正
方形であり、その1つの領域が5.7インチカラー受像
管のスクリーン有効部の大きさに相当する大きさとなっ
ている。
【0016】またスクリーン部13の蛍光体スクリーン
22を構成する3色蛍光体層B,G,Rの配列ピッチP
s は0,675mm、3色蛍光体層B,G,Rの幅Ts は
0.0155mm、光吸収層19及びインデックス信号発
生用蛍光体層22の幅Tb は0.07mm、電子ビームに
より分割して走査される各領域の走査終端部以外でのイ
ンデックス信号発生用蛍光体層23の配列ピッチPa は
0.45mm、走査終端部での配列ピッチPp は、0.2
25mmと、Pa の1/2となっている。
22を構成する3色蛍光体層B,G,Rの配列ピッチP
s は0,675mm、3色蛍光体層B,G,Rの幅Ts は
0.0155mm、光吸収層19及びインデックス信号発
生用蛍光体層22の幅Tb は0.07mm、電子ビームに
より分割して走査される各領域の走査終端部以外でのイ
ンデックス信号発生用蛍光体層23の配列ピッチPa は
0.45mm、走査終端部での配列ピッチPp は、0.2
25mmと、Pa の1/2となっている。
【0017】従来の一般的なカラー受像管装置では、1
個の電子銃から放出される少なくとも1本の電子ビーム
を1個の偏向ヨークの発生する磁界により偏向して、蛍
光体スクリーンの全面を走査することによりカラー画像
を再生している。これに対して、この例のカラー受像管
装置は、前述したように、図示例では、12個のファン
ネル11の各ネック14内に配設された電子銃15から
放出される電子ビーム18をそれぞれ12個の偏向ヨー
ク16の発生する磁界により偏向して、スクリーン部1
3を12個の領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4
に分割して走査することによりカラー画像を再生する。
この場合、その各領域A1 〜A4 ,B1〜B4 ,C1 〜
C4 の走査及び色切換えは、各領域A1 〜A4 ,B1 〜
B4 ,C1 〜C4 に設けられたインデックス信号切換用
蛍光体層23の発光をインデックス信号として、各領域
A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に対応して各ファ
ンネル11に配置された光電変換装置17で受光し、こ
れを電気信号に変換して制御部に送出し、その電気信号
に基づいて制御部から送出される信号により、各電子銃
15及び各偏向ヨーク16の動作を制御することにより
行われるこの場合、複数の電子銃から放出される電子ビ
ームによりスクリーン部を複数の領域に分割して走査す
る従来のカラー受像管では、各領域間のインデックス信
号検出の干渉が問題であったが、この例のカラー受像管
装置は、これを次のように解決している。
個の電子銃から放出される少なくとも1本の電子ビーム
を1個の偏向ヨークの発生する磁界により偏向して、蛍
光体スクリーンの全面を走査することによりカラー画像
を再生している。これに対して、この例のカラー受像管
装置は、前述したように、図示例では、12個のファン
ネル11の各ネック14内に配設された電子銃15から
放出される電子ビーム18をそれぞれ12個の偏向ヨー
ク16の発生する磁界により偏向して、スクリーン部1
3を12個の領域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4
に分割して走査することによりカラー画像を再生する。
この場合、その各領域A1 〜A4 ,B1〜B4 ,C1 〜
C4 の走査及び色切換えは、各領域A1 〜A4 ,B1 〜
B4 ,C1 〜C4 に設けられたインデックス信号切換用
蛍光体層23の発光をインデックス信号として、各領域
A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 に対応して各ファ
ンネル11に配置された光電変換装置17で受光し、こ
れを電気信号に変換して制御部に送出し、その電気信号
に基づいて制御部から送出される信号により、各電子銃
15及び各偏向ヨーク16の動作を制御することにより
行われるこの場合、複数の電子銃から放出される電子ビ
ームによりスクリーン部を複数の領域に分割して走査す
る従来のカラー受像管では、各領域間のインデックス信
号検出の干渉が問題であったが、この例のカラー受像管
装置は、これを次のように解決している。
【0018】即ち図5により、12個の電子銃から放出
される電子ビームにより分割して走査される12個の領
域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 のうち、その中
央部に位置する領域B2 について説明すると、この領域
B2 での色切換えは、この領域B2 に対応して設けられ
た2つの光電変換装置17B2により検出されるインデッ
クス信号に基づいて制御される。この場合、インデック
ス信号を発生する領域B2 の電子ビームの走査位置が点
27にあり、水平方向に隣接する領域B3 の電子ビーム
の走査位置が点28にあるとすると、一般的な走査方式
では、領域B2に対応して設けられた2つの光電変換装
置17B2は、点27におけるインデックス信号ばかりで
なく、領域B3 の点28におけるインデックス信号も検
出し、正しく領域B2 のインデックス信号だけを検出す
ることができず、色切換えの誤動作がおこる。
される電子ビームにより分割して走査される12個の領
域A1 〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 のうち、その中
央部に位置する領域B2 について説明すると、この領域
B2 での色切換えは、この領域B2 に対応して設けられ
た2つの光電変換装置17B2により検出されるインデッ
クス信号に基づいて制御される。この場合、インデック
ス信号を発生する領域B2 の電子ビームの走査位置が点
27にあり、水平方向に隣接する領域B3 の電子ビーム
の走査位置が点28にあるとすると、一般的な走査方式
では、領域B2に対応して設けられた2つの光電変換装
置17B2は、点27におけるインデックス信号ばかりで
なく、領域B3 の点28におけるインデックス信号も検
出し、正しく領域B2 のインデックス信号だけを検出す
ることができず、色切換えの誤動作がおこる。
【0019】この色切換えの誤動作を解決するために、
この例のカラー受像管装置は、制御部から各電子銃及び
各偏向ヨークの動作を制御する信号により、各領域A1
〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の走査を時分割するこ
とにより行われる。即ち、12個の領域A1 〜A4 ,B
1 〜B4 ,C1 〜C4 を走査する時間帯を4段階に分
け、第1の時間帯t1 では、図6(a)に示すように、
例えば領域A1 ,A3 ,C1 ,C3 のみを走査する。次
の第2の時間帯t2 では、同(b)に示すように、例え
ば領域B1 ,B3 のみを走査する。次の第3の時間帯t
3 では、同(c)に示すように、例えば領域A2 ,A4
,C2 ,C4 のみを走査する。次の第4の時間帯t4
では、同(d)に示すように、例えば領域B2 ,B4 の
みを走査する。そしてこの第1乃至第4の時間帯t1 〜
t4 の走査を順次繰り返すことにより画像を再生する。
この例のカラー受像管装置は、制御部から各電子銃及び
各偏向ヨークの動作を制御する信号により、各領域A1
〜A4 ,B1 〜B4 ,C1 〜C4 の走査を時分割するこ
とにより行われる。即ち、12個の領域A1 〜A4 ,B
1 〜B4 ,C1 〜C4 を走査する時間帯を4段階に分
け、第1の時間帯t1 では、図6(a)に示すように、
例えば領域A1 ,A3 ,C1 ,C3 のみを走査する。次
の第2の時間帯t2 では、同(b)に示すように、例え
ば領域B1 ,B3 のみを走査する。次の第3の時間帯t
3 では、同(c)に示すように、例えば領域A2 ,A4
,C2 ,C4 のみを走査する。次の第4の時間帯t4
では、同(d)に示すように、例えば領域B2 ,B4 の
みを走査する。そしてこの第1乃至第4の時間帯t1 〜
t4 の走査を順次繰り返すことにより画像を再生する。
【0020】このように電子銃から放出される電子ビー
ムにより隣接する領域が連続して走査されないように時
分割すると、例えば領域B2 については、この領域B2
に画像が再生される時間帯t4 には、この領域B2 に隣
接する領域A1 ,A2 ,A3,B1 ,B3 ,C1 ,C2
,C3 のインデックス信号切換用蛍光体層23は発光
しないため、領域B2 に対応して配置された光電変換装
置17B2 は、領域B2のインデックス信号切換用蛍光
体層23からのインデックス信号のみを検出し、色切換
えを誤動作を生じないように正しく行うことができるよ
うになる。このとき、領域B2 と同時に領域B4 が光っ
ているが、領域B4 のインデックス光は遠すぎるため、
光電変換装置17B2 には反応しないか、或いは極めて
微弱であって問題ない。光電変換装置に指向性を持たせ
ることは好適である。これは管外でもおこなうことはで
きるが、図8に示すように管内に突起30または遮蔽を
おいてもよい。
ムにより隣接する領域が連続して走査されないように時
分割すると、例えば領域B2 については、この領域B2
に画像が再生される時間帯t4 には、この領域B2 に隣
接する領域A1 ,A2 ,A3,B1 ,B3 ,C1 ,C2
,C3 のインデックス信号切換用蛍光体層23は発光
しないため、領域B2 に対応して配置された光電変換装
置17B2 は、領域B2のインデックス信号切換用蛍光
体層23からのインデックス信号のみを検出し、色切換
えを誤動作を生じないように正しく行うことができるよ
うになる。このとき、領域B2 と同時に領域B4 が光っ
ているが、領域B4 のインデックス光は遠すぎるため、
光電変換装置17B2 には反応しないか、或いは極めて
微弱であって問題ない。光電変換装置に指向性を持たせ
ることは好適である。これは管外でもおこなうことはで
きるが、図8に示すように管内に突起30または遮蔽を
おいてもよい。
【0021】つまり、上記のように構成することによ
り、複数の電子銃から放出される電子ビームにより分割
して走査される複数の領域間のインデックス信号検出の
干渉をなくして、色切換えを正しく行うことができ、良
好なカラー画像を再生するカラー受像管装置とすること
ができる。
り、複数の電子銃から放出される電子ビームにより分割
して走査される複数の領域間のインデックス信号検出の
干渉をなくして、色切換えを正しく行うことができ、良
好なカラー画像を再生するカラー受像管装置とすること
ができる。
【0022】なお、上記実施例では、時分割の時間間隔
を、1領域を全面走査する1フィールド時間として説明
したが、この時分割の時間間隔は、1ラインを走査する
偏向周期でもよく、また複数ラインを走査する一定時間
としてもよい。
を、1領域を全面走査する1フィールド時間として説明
したが、この時分割の時間間隔は、1ラインを走査する
偏向周期でもよく、また複数ラインを走査する一定時間
としてもよい。
【0023】また、上記実施例では、図6(a)〜
(d)に示したように、領域を時分割で走査する場合に
ついて説明したが、これは、検出しうるインデックス信
号が実質的に図6(a)〜(d)に示したように発生す
ればよいわけである。例えば図6(a)のようにA1 ,
A3 ,C1 ,C3 の各領域において、電子ビームがスク
リーン部を衝撃してインデックス信号を発生していると
き、隣のA2 ,A4 ,B1,B2 ,B3 ,B4 ,C2 ,
C4 の領域では、偏向ヨークから走査磁界が発生して
も、電子ビームがスクリーン部を衝撃せず、インデック
ス信号を発生しないか、或いは電子ビームがスクリーン
部を衝撃してもわずかなため、発生するインデックス信
号を無視しうるものであれば問題はない。この発明での
時分割とは、このような状態も含む。
(d)に示したように、領域を時分割で走査する場合に
ついて説明したが、これは、検出しうるインデックス信
号が実質的に図6(a)〜(d)に示したように発生す
ればよいわけである。例えば図6(a)のようにA1 ,
A3 ,C1 ,C3 の各領域において、電子ビームがスク
リーン部を衝撃してインデックス信号を発生していると
き、隣のA2 ,A4 ,B1,B2 ,B3 ,B4 ,C2 ,
C4 の領域では、偏向ヨークから走査磁界が発生して
も、電子ビームがスクリーン部を衝撃せず、インデック
ス信号を発生しないか、或いは電子ビームがスクリーン
部を衝撃してもわずかなため、発生するインデックス信
号を無視しうるものであれば問題はない。この発明での
時分割とは、このような状態も含む。
【0024】更に、図6(a)〜(d)に示した時分割
走査以外にも、例えば図7(a),(b)に示したよう
な時分割走査も可能である。これは、各領域の偏向走査
が通常のTVのように行われていれば、時分割の時間間
隔を1〜数ラインの走査周期にとればよい。
走査以外にも、例えば図7(a),(b)に示したよう
な時分割走査も可能である。これは、各領域の偏向走査
が通常のTVのように行われていれば、時分割の時間間
隔を1〜数ラインの走査周期にとればよい。
【0025】更に、上記実施例では、インデックス蛍光
体の塗布は図4の場合に限るものではなく、またインデ
ックス信号を色切換えのみに用いる必要はなく、画像歪
などの対策にも利用できる。
体の塗布は図4の場合に限るものではなく、またインデ
ックス信号を色切換えのみに用いる必要はなく、画像歪
などの対策にも利用できる。
【0026】この発明の他の実施例を次に示す。即ち、
第1回目の電子ビームによる走査を図6(a)に示すよ
うにA1,A3,C1,C3で行う。このとき電子ビー
ム量は微量とし、インデックス信号を検出するようにす
る。他の領域の走査は電子ビームがカットオフの状態で
行われているか、または、走査は休止されている。次の
走査を図6(b)に示すようにB1,B3を微量な電子
ビームで行い、インデックス信号を検出する。以下同様
に、図6(c)に示すようにA2,A4,C2,C4、
続いて図6(d)に示すようにB2,B4を走査して、
インデックス信号を検出する。以上4回の水平走査期間
の後、全部の領域の電子ビームにそれぞれ映像信号をい
れて走査させる。即ち図9に示すように、例えばA1領
域の偏向ヨークに流れる水平偏向電流波形に対し、
(1)〜(5)回の走査では、まず(1)回目の走査の
ときにA1領域はインデックス信号を検出し、その後の
(2)〜(4)回の走査のときはカットオフ走査を行
い、そして(5)回目の走査ときには、(1)回目の走
査のときに得たインデックス信号を制御信号へフィード
バックして所望の映像を描くようにするのである。
第1回目の電子ビームによる走査を図6(a)に示すよ
うにA1,A3,C1,C3で行う。このとき電子ビー
ム量は微量とし、インデックス信号を検出するようにす
る。他の領域の走査は電子ビームがカットオフの状態で
行われているか、または、走査は休止されている。次の
走査を図6(b)に示すようにB1,B3を微量な電子
ビームで行い、インデックス信号を検出する。以下同様
に、図6(c)に示すようにA2,A4,C2,C4、
続いて図6(d)に示すようにB2,B4を走査して、
インデックス信号を検出する。以上4回の水平走査期間
の後、全部の領域の電子ビームにそれぞれ映像信号をい
れて走査させる。即ち図9に示すように、例えばA1領
域の偏向ヨークに流れる水平偏向電流波形に対し、
(1)〜(5)回の走査では、まず(1)回目の走査の
ときにA1領域はインデックス信号を検出し、その後の
(2)〜(4)回の走査のときはカットオフ走査を行
い、そして(5)回目の走査ときには、(1)回目の走
査のときに得たインデックス信号を制御信号へフィード
バックして所望の映像を描くようにするのである。
【0027】図10はこの発明の更に他の実施例を示す
図であり、図3においてシャドウマスクを配置させたも
のである。そして、スクリーン部13には図4に示すよ
うなインデックス蛍光体は塗布されておらず、シャドウ
マスク40によって色選別が行われる。しかし、シャド
ウマスク40の電子銃15側にインデックス蛍光体41
が塗布されていて、このインデックス蛍光体41からの
インデックス光を光電変換装置17により変換して制御
部へフィードバックするようになっている。このように
シャドウマスクにインデックス蛍光体を塗布するカラー
受像管装置は特願昭61−290348号明細書に提案
されており、このようなカラー受像管装置においてもこ
の発明を適用することができる。
図であり、図3においてシャドウマスクを配置させたも
のである。そして、スクリーン部13には図4に示すよ
うなインデックス蛍光体は塗布されておらず、シャドウ
マスク40によって色選別が行われる。しかし、シャド
ウマスク40の電子銃15側にインデックス蛍光体41
が塗布されていて、このインデックス蛍光体41からの
インデックス光を光電変換装置17により変換して制御
部へフィードバックするようになっている。このように
シャドウマスクにインデックス蛍光体を塗布するカラー
受像管装置は特願昭61−290348号明細書に提案
されており、このようなカラー受像管装置においてもこ
の発明を適用することができる。
【0028】即ち、各領域の偏向走査を時分割で行うこ
とにより、光電変換装置へのインデックス光の混信を避
けることができ、所望の制御を行うことができるように
なる。この場合には、シャドウマスクにより色切換えが
行われるので、シャドウマスクのインデックス信号は小
領域間の画像のつなぎを確実に行うようにするものであ
る。
とにより、光電変換装置へのインデックス光の混信を避
けることができ、所望の制御を行うことができるように
なる。この場合には、シャドウマスクにより色切換えが
行われるので、シャドウマスクのインデックス信号は小
領域間の画像のつなぎを確実に行うようにするものであ
る。
【0029】更にこの発明では、シャドウマスクの電子
銃側にインデックス蛍光体を塗布するだけでなく、その
近傍にインデックス蛍光体を塗布しても同様に小領域の
映像の制御に使用できる。
銃側にインデックス蛍光体を塗布するだけでなく、その
近傍にインデックス蛍光体を塗布しても同様に小領域の
映像の制御に使用できる。
【0030】
【発明の効果】この発明はインデックス方式カラー受像
管装置において、1つのスクリーン部を分割した複数の
領域に対する電子ビームの走査及び色切換えを時分割で
行うように各電子銃及び各偏向装置の動作を制御するこ
とにより、電子銃から放出される電子ビームにより走査
される領域以外の領域のインデックス信号発生用蛍光体
層からのインデックス信号の検出が防止され、各領域間
のインデックス信号検出時の干渉をなくすことができ、
良好なカラー画像を再生するインデックス方式カラー受
像管装置とすることができる。
管装置において、1つのスクリーン部を分割した複数の
領域に対する電子ビームの走査及び色切換えを時分割で
行うように各電子銃及び各偏向装置の動作を制御するこ
とにより、電子銃から放出される電子ビームにより走査
される領域以外の領域のインデックス信号発生用蛍光体
層からのインデックス信号の検出が防止され、各領域間
のインデックス信号検出時の干渉をなくすことができ、
良好なカラー画像を再生するインデックス方式カラー受
像管装置とすることができる。
【図1】この発明の一実施例のインデックス方式カラー
受像管装置の前面側から見た斜視図である。
受像管装置の前面側から見た斜視図である。
【図2】上記実施例のインデックス方式カラー受像管装
置の背面側から見た斜視図である。
置の背面側から見た斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】上記実施例のインデックス方式カラー受像管装
置のスクリーン部の構成を示す図である。
置のスクリーン部の構成を示す図である。
【図5】上記実施例のインデックス方式カラー受像管装
置の走査及び色切換えを説明するための図である。
置の走査及び色切換えを説明するための図である。
【図6】図6(a)〜(d)はそれぞれそのスクリーン
部の各領域の時分割走査を説明するための図である。
部の各領域の時分割走査を説明するための図である。
【図7】図7(a),(b)はそれぞれ図6に示した時
分割走査とは異なる時分割走査を示す図である。
分割走査とは異なる時分割走査を示す図である。
【図8】上記実施例の変形例を示す断面図である。
【図9】この発明の他の実施例における走査を示す図で
ある。
ある。
【図10】この発明の更に他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図11】従来のカラー受像管装置の構成を示す図であ
る。
る。
13…スクリーン部 15…電子銃 16…偏向ヨーク 17…光電変換装置 18…電子ビーム 21…アルミニウム蒸着膜 22…メタルバック蛍光体スクリーン 23,41…インデックス信号検出用蛍光体層 40…シャドウマスク A1 〜A4 …領域 B1 〜B4 …領域 C1 〜C4 …領域 B,G,R…3色蛍光体層
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の関係に配置された複数の電子銃か
らなる電子銃部と、 上記複数の電子銃に対応して配置され、上記複数の電子
銃から放出される電子ビームを各別に偏向する複数の偏
向装置からなる偏向部と、 所定の順序で並列する複数色のストライプ状蛍光体層と
インデックス信号発生用蛍光体層とを有し、上記複数の
電子銃から放出され上記複数の偏向装置により偏向され
た電子ビームにより複数の領域に分割して走査される1
つのスクリーン部と、 上記複数の領域に対応して設けられ、上記電子銃から放
出される電子ビームにより走査される領域のインデック
ス信号発生用蛍光体層の発光をインデックス信号として
検出する複数の光電変換装置とを備え、 上記複数の領域に対する電子ビームの走査または色切換
えを時分割で行うように上記複数の電子銃及び上記複数
の偏向装置の動作を制御することを特徴とするインデッ
クス方式カラー受像管装置。 - 【請求項2】 所定の関係に配置された複数の電子銃か
らなる電子銃部と、 上記複数の電子銃に対応して配置され、上記複数の電子
銃から放出される電子ビームを各別に偏向する複数の偏
向装置からなる偏向部と、 所定の順序で並列する複数色のストライプ状蛍光体層と
この蛍光体層に対向して配置されているシャドウマスク
と、このシャドウマスクまたはその近傍にインデックス
信号発生用蛍光体層とを有し、 上記複数の電子銃から放出され上記複数の偏向装置によ
り偏向された電子ビームにより複数の領域に分割して走
査される1つのスクリーン部と、 上記複数の領域に対応して設けられ、上記電子銃から放
出される電子ビームにより走査される領域のインデック
ス信号発生用蛍光体層の発光をインデックス信号として
検出する複数の光電変換装置とを備え、 上記複数の領域に対する電子ビームの走査を時分割で行
うように上記複数の電子銃及び上記複数の偏向装置の動
作を制御することを特徴とするインデックス方式カラー
受像管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15885295A JPH09147768A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | インデックス方式カラー受像管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15885295A JPH09147768A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | インデックス方式カラー受像管装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09147768A true JPH09147768A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=15680824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15885295A Pending JPH09147768A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | インデックス方式カラー受像管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09147768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030037920A (ko) * | 2001-11-07 | 2003-05-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 복수의 전자총을 갖는 음극선관 |
KR100778434B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2007-11-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
KR100830972B1 (ko) * | 2001-10-29 | 2008-05-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP15885295A patent/JPH09147768A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100778434B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2007-11-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
KR100830972B1 (ko) * | 2001-10-29 | 2008-05-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
KR20030037920A (ko) * | 2001-11-07 | 2003-05-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 복수의 전자총을 갖는 음극선관 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2565881B2 (ja) | カラ−受像管装置 | |
US5694003A (en) | Plural gun color CRT with inclined index phosphor layers | |
US2579705A (en) | Color television system | |
JPH09147768A (ja) | インデックス方式カラー受像管装置 | |
EP0805602A2 (en) | Cathode ray tube | |
JP3288695B2 (ja) | カラー受像管を用いた表示装置 | |
US6903519B2 (en) | Multi-element field emission cathode | |
JPH08212946A (ja) | インデックス方式カラー受像管装置 | |
JP3222640B2 (ja) | カラー受像管装置 | |
JP3089627B1 (ja) | 色選別体およびその振動防止方法並びに陰極線菅 | |
JPH0758970A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPH1116514A (ja) | カラー陰極線管 | |
JPS594438Y2 (ja) | 投写型陰極線管装置 | |
JPH09320498A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPH08241684A (ja) | インデックス方式カラー受像管 | |
JPH08273555A (ja) | インデックス方式カラー受像管装置 | |
KR20030081460A (ko) | 음극선관 및 프로젝터 | |
JPH08228320A (ja) | 陰極線管装置 | |
JPH1131467A (ja) | カラー陰極線管 | |
JPH09326239A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPS62176036A (ja) | インデツクス方式カラ−受像管 | |
JPH0319586A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPH02304845A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPH0757650A (ja) | カラー受像管 | |
JPH0729506A (ja) | カラー受像管装置 |