JP3288695B2 - カラー受像管を用いた表示装置 - Google Patents

カラー受像管を用いた表示装置

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JP3288695B2
JP3288695B2 JP18823690A JP18823690A JP3288695B2 JP 3288695 B2 JP3288695 B2 JP 3288695B2 JP 18823690 A JP18823690 A JP 18823690A JP 18823690 A JP18823690 A JP 18823690A JP 3288695 B2 JP3288695 B2 JP 3288695B2
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカラー受像管を用いた表示装置に関する。
(従来の技術) 一般的なカラー受像管を用いた表示装置の断面を第2
図(a)に示す。同図においてカラー受像管を用いた表
示装置1は、蛍光体スクリーン面をもつパネル4と、こ
のパネルにファンネル4を介して連結されたネック5
と、このネックに内装された電子銃6と、ネックからフ
ァンネルにかけてこの外壁に装着された偏向ヨーク7
と、前記スクリーン面と所定間隔をもって対設された多
数のアパーチャ8を有するシャドウマスク9と、このシ
ャドウマスクを保持するフレーム10と、このフレームに
取り付けられた内部磁気シールド11と、前記ファンネル
の内壁から前記ネックの一部にかけて一様に塗布された
内部導電膜12と、ファンネルの外部に塗布された外部導
電膜13と、ファンネルの一部に設けられた陽極端子(図
示せず)とを具備している。また前記電子銃及び陽極端
子に適当な電圧を印加し、且つ前記偏向ヨークを駆動さ
せる駆動装置14を備えている。
スクリーン面は赤色発光蛍光体、緑色発光蛍光体、青
色発光蛍光体がストライプ状又はドット状に多数塗布さ
れており、電子銃から出た3本の電子ビームBR,BG,BB
はシャドウマスクにより選択されてそれぞれの蛍光体を
衝撃し、これを発光させる。また電子銃は例えばインラ
イン配列の平行な3本の電子ビームを発生、制御、加速
させるための電子ビーム形成部GEと、これらの電子ビー
ムを集束、集中するための主電子レンズ部MLを有してい
る。そして3本の電子ビームBR,BG,BBを偏向ヨークに
よってスクリーン全面に偏向走査することにより画像を
映出する。
偏向ヨークは、基本的に電子ビームを水平方向に偏向
する水平偏向磁界を発生するための水平偏向コイルと垂
直方向に偏向する垂直偏向磁界を発生するための垂直偏
向コイルとを有している。
カラー受像管を用いた表示装置は、このように画像を
映出するわけであるが、第2図(b),(c)に示すよ
うにスクリーンは黒色物質をコーティングした部分21と
蛍光体をコーティングした部分22、23、24により構成さ
れ、3本の電子ビーム25、26、27はそれぞれの蛍光体に
正しく射突しなければ色純度の低下や輝度低下を引き起
こし画像の劣化を引きおこす。
このように正しく蛍光体に電子ビームが射突しないこ
とをミス・ランディングと呼ぶがこの原因については、
一般にシャドウマスクの熱変化によるものや、地磁気の
影響、電子銃や偏向ヨークに起因するものなどがあり従
来から数多くの改良案が提案され実施されてきた。
しかし近年カラー受像管の大型化、高精細化、高輝度
化、等の要求により前述のミス・ランディングに対する
余裕は厳しくなり、従来では問題視されなかった電子ビ
ーム間の反発によるミス・ランディングが注目されるよ
うになった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記問題に鑑み、新たな問題として注目さ
れる電子ビーム間の反発によるミス・ランディングを減
少させ、良好な画像が映出できる、産業的に価値の高い
カラー受像管を用いた表示装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は3本の電子ビームを発生し射出する電子銃を
内装したネックと、このネックにファンネルを介して接
続され、内面に前記電子ビームの射突により、赤、緑、
青の3色に発光する蛍光体層が規則的に被着形成された
蛍光スクリーンを有するパネルと、前記パネルに近接配
置され前記電子ビームを選択的に前記蛍光体層に射突さ
せる多数の開孔を有するシャドウマスクと、前記電子ビ
ームを偏向し前記蛍光スクリーンを水平、垂直方向に走
査する偏向装置とを有するカラー受像管を用いた表示装
置に於いて、同時刻に射出される3本の電子ビームは、
電子ビーム同志の水平方向の重なりが、少なくとも前記
電子ビーム水平方向径の半分以下になるように設定して
おき、映像出力とカソード電位との間に、3本の電子ビ
ーム間で異なる大きさの遅延を生じさせて、画面上での
見かけ上3電子ビームを集中させることを特徴とするカ
ラー受像管を用いた表示装置にある。
(作用) 本発明により、シャドウマスクの1つのアパーチャに
3本の電子ビームが集中するのをビーム間の走査の遅延
によりずらし、電子ビーム間の反発によるミス・ランデ
ィングを防止する。
電子ビーム間の反発によるミス・ランディングは、次
の様な状況になる。
例えば、通常正常の状態は、第3図(a)に示すよう
に、3本の電子ビーム25、26、27は、それぞれR.G.Bの
蛍光体ストライプの中心に位置している。この状態で、
電子ビームの電流値を増大させた場合、第3図(b)に
示すように3本の電子ビーム25、26、27は、真中に集ま
るように移動する。この現象が電子ビーム間の反発によ
ることは、次の現象からも推定される。例えば1本の電
子ビーム25だけ電子銃より発射させ、パネル内面上に到
着させた場合の状態は第4図(a)に示すように正しく
ランディングしておりこの状態で電流値を増大させて
も、第4図(b)に示すように、単にビームが太るだけ
である。しかしもう1本の電子ビーム26を発射させる2
本の電子ビームの蛍光体ストライプへの到着状態(以下
ランディングと称す)は第4図(c)のように2つの電
子ビームが近づき合うようになり、元の電子ビーム25は
新しい電子ビーム26の方へ移動する。
この現象は、以下のように考えられる。
すなわち、第5図に示すように、3本の電子ビーム
が、パネル内面の1点に集中する様子を示す。3本の電
子ビームは、電子銃内の陰極51、52、53から出発し電極
部59を通りメイン・レンズ54で個々に、無偏向時でも集
中するように両サイドビーム55、56に角度θをもたせて
いる。もちろんメインレンズ54では電子ビームが集束す
るように集束機能を有する。
メイン・レンズ54を通過した電子ビームは偏向領域に
入るが実際のビーム軌道は、円弧を部分的に描き複雑な
ため、本図では等価的な偏向面57を想定し、この面で偏
向されるとする。
偏向面57で偏向を受けて、3つの電子ビームはパネル
内面60で集中するように軌道をとることになる。
一方、3電子ビームのランディングは、上述の状態に
走査を加味して考えなければならない。第6図に示すよ
うにR.G.Bのトリオを形成する蛍光体にはシャドウマス
クの1つの開孔を通った3つの電子ビームが到着する。
この1つの開孔を通る3本の電子ビームは、実際は同時
に個々の蛍光体に到着するのではなく、走査により第5
図に示したマスク58上での差分Sg"分だけ時間的にずれ
て到着している。従って、第6図は時間を無視して1つ
の開孔を通った電子ビームの軌跡を示す。
さて電子ビームの反発は同時刻に発射した電子ビーム
が近づきあう途中で発生するため、第7図に示すように
点線で示した本来の軌道が実線で示したように、R.Bの
軌道はパネル内面では開いた形となる。
この様な軌道状態に於いてシャドウマスクに1つの開
孔を通り、R.G.Bのトリオを形成する3電子ビームは、
第8図に示すように、反発が生じない場合に比べてシャ
ドウマスクに対してより垂直に近い軌道となり電子ビー
ム間隔は縮まることになる。
その結果、蛍光体R.G.Bへのランディングは第3図
(b)示したように変化する。
本発明は同時に3電子ビームが集中するのを遅延を用
いて避けることより、電子ビームの反発によるミス・ラ
ンディング改善しようというものである。以下の本発明
の効果作用を詳細に説明する。
一般的に受像管の走査は画面に向って左から右へ進み
電子ビームが左側から右側へ偏向されるということにな
る。これはNTSC方式ばかりではなくPAL方式やHD方式で
も同様である。一方、一般によく用いられるインライン
方式の電子銃は管軸に対称に水平方向に3電子銃が並ん
だ形をしている。本発明では第9図(a)に示すように
時刻toのときに、水平走査方向の終点側の電子銃91から
電子ビームが出射され点線で示す軌道を描きパネル内面
の点P0に到達する。次に時刻t1のときに中央の電子銃92
から電子ビームが出射され一点鎖線で示す軌道を描きパ
ネル内面の点P0に到達し、この時終点側の電子銃91から
出た電子ビームは偏向ヨークにより走査されているため
同じく一点鎖線で示す軌道を描きパネル内面の点P1に移
動している。時刻t2のときには、水平走査方向で始点側
の電子銃93からも電子ビームが出射され実線で示す軌道
を描きパネル内面の点P0に到着する。このとき終点側の
電子銃91から出射される電子ビームは同じく実線示す軌
道でパネル内面の点P2に到達し、中央の電子銃92から出
射される電子ビームは同じく実線で示す軌道でパネル内
面の点P1に到達する。このようにすれば、同時刻で電子
ビームは互に交差することなく、かつ電子ビームを見か
け上集中させることが出来る。従って水平走査方向の終
点側の電子銃を基準として中央の電子銃への振込み信号
は(t1−t0)だけ遅延素子により遅らせ水平走査方向の
始点側の電子銃への振込み信号(t2−t0)だけ遅らせれ
ばよいことになる。
第10図に遅延順序を逆にした場合を示す。
水平走査の始点側の電子銃101から出た電子ビーム
が、時刻t0のときパネル内面上の点P0へ向けて出発し点
線で示す軌道を描き到達する。次に時刻t1のとき、水平
走査始点側の電子銃101から出た電子ビームがパネル内
面上の点P1へ中央の電子銃102から出た電子ビームがパ
ネル内面上の点P0へ、それぞれ出発しそれぞれ一点鎖線
で示す軌道を描いて到達する。時刻t2のときには水平走
査の始点側の電子銃101から出た電子ビームがパネル内
面上の点P2へ、中央の電子銃102から出た電子ビームが
パネル内面上の点P1へ、水平走査の終点側の電子銃103
から出た電子ビームがパネル内面上の点P0へそれぞれ出
発し、れぞれ、実線で示す軌道を描いて到達する。この
とき3本の電子ビームが図中点線が囲む104で集中する
ことがわかる。
しかしながら、水平走査方向に対して、出発点側を最
も早く、中央を2番目に、終点側を最後になるように遅
延させた場合でも、各電子ビームが集束するとき角度
が、第5図に示した従来例に比べて大きくなり、電子ビ
ーム間で反発力を受ける程度の近接する領域が短くなる
ためミス・ランディング量は小さくなる。
よく知られた電子銃形式として第11図に示すデルタ形
電子銃がある。このデルタ形についてもインライン形と
同じように水平走査方向に対して順序を決めることは可
能であり、例えば第11図に示す場合にはG111を基準とし
てB112にτだけ遅延をかけR113に2τだけ遅延をかけれ
ば良い。
さて遅延は、振込信号に対してなされるため、必要以
上の遅延を行なうことは振込信号を歪ませるために適当
ではない。電子ビームの反発を避けるための遅延に於い
てある一定以上の遅延をかけても赤、緑、青を構成する
トリオの電子ビーム・ランディングが変化しなくなれ
ば、効果として同じである。従って電子ビームの反発が
生じない最少の遅延時間を設定する必要がある。
第5図に示すように一般の陰極線管では電子銃のメイ
ン・レンズを同時に出射した個々のビームはパネル内面
上一点に集中するような軌道を描く。
電子銃メイン・レンズ54での各電子ビームの間隔Sgは
一般に4mm〜7mmに設定され、シャドウマスク近傍ではこ
の電子ビーム間隔Sg″は0.2mm〜0.6mm程度になる。一
方、電子ビームeはその電流値に応じて第12図に示すよ
うに縦方向a,横方向径bの大きさを有し、電流値を増せ
ば電子ビーム径は増大する。
その大きさは個々の電子銃によって、また、管サイ
ズ、偏向角度によって異なるが例えば28インチ110゜偏
向の場合には第1表のようになりシャドウマスク近傍で
は3電子ビームは第13図に示すe1、e2、e3のように、か
なりの部分が重なり合っている。
電子ビーム間の反発は電子銃のメインレンズを出射し
た電子ビームが接近するにつれて力を及ぼし合うために
生じ、上述のような状態でも電子ビームの間隔を少し広
げてやれば、力を及ぼし合う領域は少なくなりミス・ラ
ンディングは減少する。
そこで実際に、振込信号に遅延時間を与えてミス・ラ
ンディングが生じない状態を実験的に求めた。
実験には28インチ110゜偏向管を用い、NTSC方式で青
の振込み信号と緑の振込み信号に遅延時間を与えた。陽
極電圧は29kVである。遅延時間を変化させるとコンバー
ゼンスがずれるのでその都度、最良になるように調整し
た。結果を第14図に示す。縦軸には1つのサイドビーム
移動量をとり、横軸には各ビーム間の遅延時間τ、実線
は各電子ビームの電流量が5mAの場合、点線は3mAの場合
で、それぞれ0.3mAからのサイドビームの移動量であ
る。
この結果から電流値が大きければ反発力が大きくその分
遅延時間を大きく取らなければならない。又サイドビー
ムの移動が0となり動かなくなるのは遅延時間で5mAが
0.2μs、3mAで0.12μsであった。このことは次のこと
を意味する。すなわち、NTSC方式では水平走査の周波数
は15、75kHzであり、28インチ級の水平方向有効径は約5
30mmである。従って0.2μsの遅延で生じる画面上のず
れは約1.7mmであり、0.12μsは約1mmである。
すなわち、フェーズプレート上で電子ビームの水平方向
径の半分だけずらしてやれば十分ということを意味して
いる。
以上のように電子ビームの増大に伴う電子ビーム間の
反発を改善するには水平走査の終点方向にある電子ビー
ムを基準にして、中央の電子ビームをτだけ遅らせ、水
平走査の始点方向にある電子ビームを2τだけ遅らせ、
その遅延時間τはパネル面上の電子ビーム水平方向径の
約1/2であればよいということになる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。な
お、電子ビームの遅延機構以外は第2図(a)に示す従
来のカラー受像管を用いた表示装置に変わらないので詳
しい説明を省略する。
第1図は本発明を実施したカラー受像管を用いた表示
装置で、管軸を含む水平断面図である。駆動装置14で得
られた振込み信号は遅延部15で遅延をかけられ、カラー
受像管1に印加される。電子銃6はインライン型で図の
下から上へ順に、青色蛍光体発光用電子ビームを発生す
るB電子銃16、緑色蛍光体発光用電子ビームを発生する
G電子銃17、赤色蛍光体発光用電子ビームを発生するR
電子銃18からなり、R電子銃18を基準にしてB電子銃16
には遅延時間2τ、G電子銃17には遅延時間τだけかか
るように設定されている。
3つの電子ビームはファンネル4の外側に取り付けら
れた偏向ヨーク7により偏向走査され、走査方向は、第
1図において下から上に相当する。
遅延時間では例えば28インチ110゜級で5mAの振り込み
電流であれば、スクリーン上では電子ビームの水平方向
径が約3.5mmになるため1.7mm程度の遅延が必要であり、
飛び越し走査を行なうNTSC方式使用の場合には0.2μ
s、順次走査を行なうEDTV方式仕様の場合には偏向走査
周波数がNTSC方式の倍になるため1.0μsとなるように
設定されている。
3つの電子銃は蛍光体を規則的に並べたパネル3内面
で上述の遅延が作用した際に、見掛上集中して見えるよ
うに設定されている。
このような場合の時間的な3電子ビームの軌道は前記
したように第9図に示すような状態になり、3電子ビー
ムは同時刻に重なり合うことなく、従って電子ビーム間
で反発を起すような近接する軌道部分が大幅に軽減され
ている。
その結果、従来5mAのサイドビーム移動量は皆無にま
で押さえることができた。
次に、遅延方法をR電子銃に2τ用いた場合について
述べる。この場合においても、実質的に反発を起すよう
な電子ビーム同志が近接する場合は従来に比べて少なく
なっているので効果は得られる。又遅延時間τを大きく
すると第10図に示した角度ψ、ψ′が大きくなるため、
反発を起すような電子ビーム間隔が近接する場合はより
少なくなる。遅延時間τを前記の場合と同じようにした
場合にはサイドビームの移動量は15μmに軽減すること
ができた。
また第11図に示したデルタ形電子銃においても本発明
は有効である。デルタ形電子銃にビーム反発によるミス
・ランディングは第15図に示すように点線で示した電子
ビームのランディング111a、112a、113aが形成されたト
リオの中心に集まるような変化をする。なお、111b、11
2b、113bはそれぞれ蛍光体ドットである。
一般にデルタ形の電子銃配列は走査線の方向からみ
て、R電子銃113、B電子銃112、G電子銃111となって
いる。この場合にはR電子銃に遅延時間2τを、B電子
銃に遅延時間τを設定すればよい。
この場合の遅延時間は基本的に上述した内容と同一で
電子ビームの形状の水平方向の大きさの半分程度を遅延
させれば十分な効果が得られる。
(発明の効果) 本発明により電子ビーム間に働く反発力によるミス・
ランディングを大幅に改善することができ、高輝度にお
いても良好な色純度の画像が得られるカラー受像管を用
いた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す要部断面図、第2図
(a)は従来例の要部断面図、第2図(b)はインライ
ン・ストライプ型の通常のランディング状態を示す略
図、第2図(c)はデルタ・ドット型の通常のランディ
ング状態を示す略図、第3図および第4図はビーム反発
によるミス・ランディング現象を説明する略図、第5図
は電子ビームがパネル内面の1点に集中する状態を示す
模式図、第6図は電子ビームがシャドウマスクの1点に
集中する状態を示す模式図、第7図および第8図はビー
ム反発力が生じた場合の模式図、第9図は本発明の電子
ビーム軌道を時系列的に示した模式図、第10図は本発明
の他の実施例の電子ビーム軌道を時系列的に示す模式
図、第11図は本発明をデルタ型電子銃に適用した場合の
説明図、第12図はパネル上での電子ビーム形状を示す説
明図、第13図は電子ビームの重なりを示す説明図、第14
図は本発明の作用を説明する曲線図、第15図はデルタ・
ドット型のビーム反発によるミス・ランディング現象を
示す説明図である。 1……カラー受像管、2……蛍光体スクリーン、 6……電子銃、7……偏向ヨーク、 8……シャドウマスク、15……遅延部
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和則 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株 式会社東芝深谷ブラウン管工場内 (72)発明者 時田 清 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株 式会社東芝深谷ブラウン管工場内 (56)参考文献 特開 昭51−3129(JP,A) 特開 昭49−11462(JP,A) 特開 昭63−136788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/28 H01J 29/50 H01J 31/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネック内に内蔵され映像出力を構成する
    赤、緑、青の3色の振込信号により電流値が制御される
    3本の電子ビームを射出する電子銃と、前記ネックにフ
    ァンネルを介して接続され、内面に前記電子ビームの射
    突により、赤、緑、青の3色に発光する蛍光体層が規則
    的に被着形成された蛍光スクリーンを有するパネルと、
    前記パネルに近接配置され前記電子ビームを選択的に前
    記蛍光体層に射突させる多数の開孔を有するシャドウマ
    スクと、前記電子ビームを偏向し前記蛍光スクリーンを
    水平、垂直方向に偏向する偏向装置とを有するカラー受
    像管を用いた表示装置において、 前記電子銃から3本の電子ビームが同時刻に射出される
    場合、前記3本の電子ビームは前記蛍光スクリーンの画
    面全体にわたって前記電子銃から前記シャドウマスクま
    での間に3本の電子ビームが集中する集中点を有するよ
    うに設定され、前記3色の振込信号に対して水平方向に
    相互に異なる大きさの遅延を生じさせて前記3本の電子
    ビームを制御し、前記集中による重なりを時間的にずら
    して減少させたことを特徴とするカラー受像管を用いた
    表示装置。
  2. 【請求項2】3本の電子ビームの射出位置がインライン
    配列又はデルタ配列電子銃で書く電子ビームの振込信号
    の遅延手段が、前記電子ビームの水平方向走査に対して
    出発点に近い電子ビームが遅く、中央に位置する電子ビ
    ームが二番目で、終点側に近い電子ビームが一番早くな
    ることを特徴とする請求項第1項記載のカラー受像管を
    用いた表示装置。
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