JPH09147269A - 警報音響装置 - Google Patents

警報音響装置

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JPH09147269A
JPH09147269A JP7300949A JP30094995A JPH09147269A JP H09147269 A JPH09147269 A JP H09147269A JP 7300949 A JP7300949 A JP 7300949A JP 30094995 A JP30094995 A JP 30094995A JP H09147269 A JPH09147269 A JP H09147269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブザーを使用して警報音響装置固有の鳴動音が
出せる。 【解決手段】圧電素子にパルス信号を出力して鳴動させ
る警報音響装置を対象とし、一定周期毎に出力信号のレ
ベルが時間軸上で略直線的に変化する波形信号を出力す
る波形発生回路7と、波形発生回路7の出力する波形信
号のレベルに応じて一定周期毎に周波数が変化する可変
周波数パルス列を発生する可変周波数回路8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災報知設備で使
用される地区音響装置等に使用する警報音響装置に関
し、特に、圧電素子にパルス信号を供給して鳴動させる
警報音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備の地区音響装置とし
ては、一般的にベルが使用されているが、近年にあって
は、消費電流を大幅に低減できることから、圧電ブザー
を使用することが検討されている。図7は従来のブザー
用圧電素子の駆動装置であり、パルス発生回路20と駆
動回路21で構成される。パルス発生回路20は、回路
構成を簡単にするため、コンパレータ23を使用してい
る。コンパレータ23のプラス入力端子には、抵抗R2
0,R21で決まる基準電圧が設定される。コンパレー
タ23のマイナス入力端子には、コンパレータ出力によ
り充放電される抵抗R24とコンデンサC20の積分回
路が設けられ、コンデンサC20の充放電電圧を入力し
ている。またプラス入力と出力間には帰還抵抗R22が
接続され、更にコンパレータ23の出力には電源ライン
との間に負荷抵抗R23が接続される。
【0003】パルス発生回路20は、電源電圧Vccが印
加されると、まずコンパレータ23からHレベルが出力
され、帰還抵抗R22によって抵抗R20,R21の分
圧による基準電圧が若干高いレベルに設定される。また
抵抗R24を介してコンデンサC20の充電が開始さ
れ、この充電電圧が若干高いレベルに設定された基準電
圧に達すると、コンパレータ23の出力がLレベルに反
転する。コンパレータ出力がLレベルに反転すると、コ
ンデンサC20はそれまでの充電から放電に切り替わ
る。
【0004】このときコンパレータ23のプラス入力は
帰還抵抗R22により基準電圧が若干低いレベルに引き
込まれており、コンデンサC20の放電電圧が、このレ
ベル以下に低下すると、コンパレータ23の出力は再び
Hレベルに反転する。以下、この動作を繰り返す。これ
によってコンパレータ23は、コンデンサC20と抵抗
R24の時定数で決まる周期の矩形波パルスを発生し、
駆動回路21を介し圧電素子22に駆動パルス電圧を印
加し、鳴動させる。
【0005】圧電素子22は、電極間に誘電体を挟み込
んだ構造をもち、電極間に駆動電圧を印加したときの誘
電体の機械的な歪み発生の効果を利用して音を出す。圧
電素子22は、一般に、スピーカに比べるとインピーダ
ンスが高く、このため電圧駆動型の素子である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
電化製品に備えられる圧電素子もこのような従来のパル
ス発生回路から発生される一定周波数のパルス信号によ
り駆動されて鳴動していたため、火災報知設備等に使用
する警報音響装置に、このようなパルス発生回路をその
まま用いた場合には、警報音響装置の鳴動音なのか区別
ができず、警報音響装置としての警報機能が達成できな
い恐れがあった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、圧電素子を使用して警報音響装置固有の鳴
動音が出せるようにした警報音響装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。尚、実施形態の図面中の
符号を併せて示す。本発明は、圧電素子にパルス信号を
出力して鳴動させる警報音響装置を対象とするもので、
一定周期毎に出力信号のレベルが時間軸上で略直線的に
変化する波形信号を出力する波形発生回路7と、波形発
生回路7の出力する波形信号のレベルに応じて一定周期
毎に周波数が変化する可変周波数パルス列を発生する可
変周波数回路8を設けたことを特徴とする。
【0009】ここで、可変周波数回路8の可変周波数範
囲を、圧電ブザー6の共振周波数を中心として所定の周
波数範囲に設定する。これにより圧電ブザーの共振周波
数が周囲温度より変動しても、常にピークレベルとなる
共振周波数を通る可変周波数パルス列による鳴動がで
き、充分な音量を確保できる。波形発生回路7は、コン
パレータ9のプラス入力端子に基準電圧を印加すると共
に出力を帰還接続し、コンパレータ9のマイナス入力端
子にコンパレータ出力によって充放電される積分回路の
積分電圧を印加し、この積分電圧を波形信号として出力
する。
【0010】また可変周波数回路8は、コンパレータ1
0のプラス入力端子に波形信号を入力すると共に出力を
帰還接続し、コンパレータ10のマイナス入力端子にコ
ンパレータ出力によって充放電される積分回路の積分電
圧を印加し、コンパレータ10の出力から可変周波数パ
ルス列を出力する。更に、波形発生回路7と可変周波数
回路8との間に、波形信号の出力電流を可変周波数回路
8で必要とする入力電流に対し電流増幅率hfe分の1に
するトランジスタ回路11を設ける。
【0011】波形発生回路7の積分回路として、充電時
定数が小さく放電時定数の大きな急速充電緩速放電回路
を使用しても良い。このような本発明の地区音響装置に
よれば、ブザーの鳴動音を、一定周期で例えば低音から
高音に連続的に周波数が変化する特有な音の変化をもっ
た鳴動音とすることができ、一般電化製品に設けている
ブザーの鳴動音があっても、警報音響装置の鳴動音を明
確に区別でき、火災等の緊急事態の発生を確実に報知す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用される地区音
響装置の回路ブロック図である。地区音響装置1には、
電源回路2、パルス発生回路4、圧電素子駆動回路5及
びブザー用の圧電素子6が設けられる。この地区音響装
置1は、受信機から引き出された制御線3に端子3a,
3bにより接続される。端子3a,3bからのラインは
電源回路2に接続される。
【0013】電源回路2は、端子3a,3bに対する制
御線3の接続極性を無極性化するためのダイオードブリ
ッジ、更にはパルス発生回路4及び圧電素子駆動回路5
に対し固有の電源電圧Vcc1,Vcc2を供給するための
電圧変換回路等を備えている。制御線3に対しては、受
信機で火災を判断した際等に所定の制御電圧例えばDC
24Vが供給される。
【0014】電源回路2は、制御線3で供給されたDC
24Vを電源電圧Vcc2として圧電素子駆動回路5に供
給する。また制御線3で供給された24Vを例えば5V
に降圧して、パルス発生回路4に対し電源電圧Vcc1と
して供給する。パルス発生回路4は、後の説明で明らか
にするように、一定周期ごとに周波数が変化する可変周
波数パルス列を圧電素子駆動回路5に出力する。
【0015】圧電素子駆動回路5は、パルス発生回路4
からの発生パルス列によるスイッチング動作で、圧電素
子6に対し電源電圧Vcc2 に対応した駆動パルス電圧を
供給し、圧電素子6の電極間に挟んだ誘電体に対し、駆
動電圧を印加したときの機械的な歪みの発生を利用して
音を出す。図2は、図1の地区音響装置1に設けたパル
ス発生回路4の具体的実施形態の回路図である。
【0016】図2において、パルス発生回路4は波形発
生回路7と可変周波数回路8で構成され、両者をトラン
ジスタ回路11で接続している。波形発生回路7は、コ
ンパレータ9を有する。コンパレータ9の+入力端子に
対しては、抵抗R1,R2の分圧による基準電圧Vrが
印加され、同時に出力から帰還抵抗R3を接続してい
る。
【0017】コンパレータ9の−入力端子には、コンパ
レータ9の出力に接続した抵抗R4とコンデンサC1の
積分回路(充放電回路)におけるコンデンサC1の端子
電圧が、抵抗R5を介して入力接続されている。更に抵
抗R4と並列に抵抗R6とダイオードDの直列回路を接
続している。抵抗R6とダイオードDの直列回路は、コ
ンパレータ9の出力がHレベルとなった際にコンデンサ
C1を急速充電するための急速充電回路を構成してい
る。これに対し抵抗R4は、コンパレータ9の出力がH
レベルからLレベルに反転した際のコンデンサC1の充
電電圧を抵抗R4とコンデンサC1で決まる時定数に従
って緩やかに放電するための緩速放電回路を構成してい
る。
【0018】波形発生回路7の動作は、電源電圧Vcc1
が印加されると、最初、コンデンサC1は放電状態にあ
り、コンパレータ9の+入力端子に対する基準電圧Vr
が大きいことからコンパレータ9はHレベル出力となっ
ている。このコンパレータ9からHレベルが出力される
と、帰還抵抗R3によって基準電圧Vrが若干高いレベ
ルに設定される。また、コンデンサC1は抵抗R6及び
ダイオードDを介して急速に充電される。
【0019】コンデンサC1の充電電圧が若干高いレベ
ルに設定された基準電圧Vrに達すると、コンパレータ
9の出力がLレベルに反転する。このLレベルへの出力
反転に伴い、帰還抵抗R3を介してコンパレータ9の+
入力端子に対する入力レベルは基準電圧Vrより若干低
めのレベルに引き込まれる。コンパレータ9のLレベル
出力の状態にあっては、コンデンサC1の充電電圧が抵
抗R4を介して所定の時定数で放電され、略直線的に減
少する。
【0020】コンデンサC1の充電電圧が帰還抵抗R3
により引き込まれているコンパレータ9の+入力端子の
電圧を下回ると、コンパレータ9は再びHレベルに反転
し、コンデンサC1は抵抗R6及びダイオードDを介し
て急速充電を行う。そして、このようなコンパレータ9
のHレベル出力とLレベル出力に伴った充電動作と放電
動作を周期的に繰り返す。
【0021】波形発生回路7の出力はコンデンサC1の
充放電電圧であり、その波形は図3(A)のように、急
速充電でVL からVH に増加し、その後にゆっくりとV
H からVL に低下する波形となる。次に図2の可変周波
数回路8を説明する。可変周波数回路8はコンパレータ
10を有する。コンパレータ10の+入力端子には、抵
抗R9,R10による分圧電圧によるバイアスが行わ
れ、更にトランジスタ回路11に設けたPNPトランジ
スタ12のエミッタが抵抗R8を介して接続される。P
NPトランジスタ12のベースには、波形発生回路7の
出力となるコンデンサC1側が接続される。
【0022】可変周波数回路8のコンパレータ10の−
入力端子には、コンパレータ出力に対し抵抗R12とコ
ンデンサC2を直列接続した積分回路におけるコンデン
サC2の端子電圧が入力接続される。更にコンパレータ
10の+入力端子に対しては、コンパレータ出力より帰
還抵抗R11が接続され、更にコンパレータ出力には電
源ラインより負荷抵抗R13を接続している。
【0023】可変周波数回路8の動作は、電源電圧Vcc
1が供給された状態で波形発生回路7よりトランジスタ
回路11のPNPトランジスタ12を介して、図3
(A)のような波形信号が入力信号Vinとして入力され
る。この入力信号Vinは、図3(A)のように一定周期
T1で直線的に変化しており、このことはコンパレータ
10の+入力端子に対する基準電圧が時間的に変化する
ことを意味する。
【0024】ここで、波形発生回路7に設けた積分回路
の抵抗R4とコンデンサC1で決まる時定数τ1に対
し、可変周波数回路8に設けた積分回路の抵抗R12と
コンデンサC2による時定数τ2を十分小さくしてい
る。このため、コンパレータ10の+入力端子に対する
図3(A)の波形信号Vinの時間的な変化に対し、コン
パレータ10のHレベル出力とLレベル出力に応じた抵
抗R12を介したコンデンサC2の充電と放電により、
図3(B)のように、コンパレータ10は波形信号Vin
の減少に応じて周期が連続的に短くなるパルス列、即ち
周期T1に亘って低い周波数から高い周波数に連続的に
変化するパルス列を、出力信号Vout として出力する。
【0025】ここで、波形発生回路7に設けた積分回路
の抵抗R4とコンデンサC1で決まる時定数τ1に対
し、可変周波数回路8に設けた積分回路の抵抗R12と
コンデンサC2による時定数τ2は十分小さい。例えば
波形発生回路7の波形信号の周期T1は例えば0.1〜
3秒と十分に長く、周波数的には10Hz以下となる。
これに対し可変周波数回路8の時定数τ2で決まる可変
周波数のパルス列は、例えば数百Hzから5kHzとい
った周波数範囲をもつ。
【0026】本発明における可変周波数回路8における
周波数の範囲は、図1に示した圧電素子6の共振周波数
を考慮して定められる。図4は、図1の圧電ブザー6の
音量に対する周波数特性を示している。圧電ブザー6は
電極の間に誘電体を挟み込んだ構造であり、機械的な共
振周波数をもっている。この周波数に対する共振特性
は、図4のように、共振周波数f1 でピークをもつ。更
に圧電素子6の共振特性は、周囲温度や部品のバラツキ
等に応じて変動する。
【0027】そこで図2の可変周波数回路8にあって
は、例えば基準室温20℃のときの共振周波数が図4の
ようにf1 であったとすると、この共振周波数f1 を中
心にピークレベルが例えば10%下がった±Δfの範囲
を含むように、可変周波数回路8でパルス列の周波数を
変化させる。即ち、可変周波数回路8の最低周波数を例
えば共振周波数f1よりΔf低い周波数f21とし、周波
数を変化させたときの最も高い最高周波数を共振周波数
f1よりΔf高い周波数f22とする。
【0028】このように基準室温20℃での共振周波数
f1の共振特性について、共振周波数f1より±Δf即
ちピークレベルより10%低くなった周波数範囲f21〜
f22を含むようにパルス列の周波数を可変させること
で、周囲温度や部品のバラツキ等により圧電素子6の共
振周波数が図4の周波数f1に対しずれても、必ずピー
ク部分を含む周波数範囲で変化させることができる。
尚、±Δfの範囲は、周囲温度や部品のバラツキ等を考
慮して適宜設定できる。
【0029】したがって、このような可変周波数回路8
の周波数範囲の設定によって、周囲温度や部品のバラツ
キ等に影響されることなく圧電素子6を必ず共振周波数
を含む周波数で鳴動させることができ、本発明の地区音
響装置に要求される90dB異常という音量を確実に確
保することができる。再び図2を参照するに、波形発生
回路7と可変周波数回路8の間に設けたトランジスタ回
路11としてPNPトランジスタ12を設けたことで可
変周波数回路8の動作に必要な入力電流に対し、その直
流増幅率hfe分の1となるベース電流を波形発生回路7
から供給すれば良いことから、前段に位置する波形発生
回路7が後段の可変周波数回路8の動作による影響を受
けないようになり、回路動作を安定化できる。
【0030】もし、トランジスタ回路11を設けなかっ
た場合には波形発生回路7のコンデンサC1の充放電動
作が可変周波数回路8の入力電流の影響を受けてしま
い、安定した波形を発生できなくなる。更に、可変周波
数回路8における図4の圧電素子6の共振特性に依存し
た周波数範囲の設定は、コンパレータ10の+入力に設
けている抵抗R8の値を調整することで適宜に周波数範
囲を決めることができる。
【0031】図5は図1のパルス発生回路4の他の実施
形態であり、図2のトランジスタ回路11に設けている
PNPトランジスタ12をNPNトランジスタ13に置
き替えたことを特徴とする。NPNトランジスタ13に
置き替えた場合にも、可変周波数回路8に必要とする入
力電流に対し直流電流増幅率hfe分の1のベース電流を
波形発生回路7から供給すれば良く、したがって可変周
波数回路8の動作による波形発生回路7への影響を確実
に防止して回路動作を安定化できる。
【0032】尚、図2、図5の実施形態にあっては、波
形発生回路7に急速充電緩速放電回路を使用している
が、本発明は、これに限定されない。例えば、波形発生
回路7の急速充電用のダイオードDと抵抗R6の直列回
路を除き、コンデンサC1と抵抗R4で構成される充放
電回路の時定数を適宜に設定することにより、異なる音
色の鳴動音を出すことができる。
【0033】また波形発生回路7の抵抗R4と直列にコ
ンデンサC1に充電電流のみを流すようにダイオードを
直列することで、充電時定数と放電時定数を個別に設定
できるようにし、例えば図7のような任意の三角波とな
る波形信号を発生してもよい。勿論、波形発生回路7
は、充放電回路を用いた図2,図5の回路に限定され
ず、関数発生器を利用したもの、波形データを格納した
ROMを利用したもの、カウンタのアップカウントとダ
ウンカウントの繰り返しを利用したもの等、種々の回路
が使用できる。
【0034】更に、トランジスタ回路11としてPNP
トランジスタとNPNトランジスタの例を説明したが、
波形発生回路7の出力電流を可変周波数回路8で必要と
する入力電流に対し直流電流送付句率hfe分の1にする
ことができれば、どのようなトランジスタ回路であって
もよい。更に波形発生回路7及び可変周波数回路8に、
回路構成を簡単にするためコンパレータを使用している
が、本発明はこれに限定されず、適宜の波形発生回路及
び可変周波数回路を使用することができる。
【0035】更に上記の実施形態は、地区音響装置を例
にとるものであったが、本発明は、これに限定されず、
受信機に設けている主音響装置やその他の適宜の警報音
響装置にそのまま使用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、圧電素子に対し一定周期で周波数が変化する可変周
波数パルス列を供給して、低音から高音もしくは高音か
ら低音の範囲で繰り返し変化する固有の鳴動音を出すこ
とができるため、一定周波数の連続音を出している一般
電化製品に使用したブザーの鳴動に対し、警報音響装置
の鳴動音を明確に区別することができ、火災等の緊急事
態の発生を確実に報知することができる。
【0037】またパルス列の周波数を変化させる範囲を
圧電素子の共振点を中心とした所定の周波数範囲で行う
ため、周囲温度や部品のバラツキ等に依存して圧電素子
の共振周波数がずれても、必ず共振周波数を通る周波数
範囲での圧電素子の鳴動ができ、常に圧電素子の共振周
波数の部分を使用した鳴動とすることで、十分な圧電素
子の鳴動による音量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地区音響装置の回路ブロック図
【図2】図2のパルス発生回路の実施形態を示した回路
【図3】図2の動作波形を示したタイムチャート
【図4】図1の圧電素子の共振特性に対する可変周波数
範囲の説明図
【図5】図2のパルス発生回路の他の実施形態を示した
回路図
【図6】本発明の波形発生回路で発生する他の波形信号
の説明図
【図7】従来のブザー用圧電素子の駆動装置の回路図
【符号の説明】
1:地区音響装置 2:電源回路 3:制御線 4:パルス発生回路 5:圧電素子駆動回路 6:圧電素子 7:波形発生回路 8:可変周波数回路 9,10:コンパレータ 11:トランジスタ回路 12:PNPトランジスタ 13:NPNトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子にパルス信号を出力して鳴動させ
    る警報音響装置に於いて、 一定周期毎に出力信号のレベルが時間軸上で略直線的に
    変化する波形信号を出力する波形発生回路と、 前記波形発生回路の出力する波形信号のレベルに応じて
    一定周期毎に周波数が変化する可変周波数パルス列を発
    生する可変周波数回路と、を設けたことを特徴とする警
    報音響装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の警報音響装置に於いて、前
    記可変周波数回路の可変周波数範囲を、前記圧電素子の
    共振周波数を中心として所定の周波数範囲に設定したこ
    とを特徴とする警報音響装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の警報音響装置に於いて、 前記波形発生回路は、コンパレータのプラス入力端子に
    基準電圧を印加すると共に出力を帰還接続し、コンパレ
    ータのマイナス入力端子にコンパレータ出力によって充
    放電される積分回路の積分電圧を印加し、該積分電圧を
    前記波形信号として出力し、 前記可変周波数回路は、コンパレータのプラス入力端子
    に前記波形信号を入力すると共に出力を帰還接続し、コ
    ンパレータのマイナス入力端子にコンパレータ出力によ
    って充放電される積分回路の積分電圧を印加し、前記コ
    ンパレータの出力から前記可変周波数パルス列を出力
    し、 更に、前記波形発生回路と可変周波数回路との間に、前
    記波形信号の出力電流を前記可変周波数回路で必要とす
    る入力電流に対し直流電流増幅率hfe分の1にするトラ
    ンジスタ回路を設けたことを特徴とする警報音響装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の警報音響装置に於いて、前
    記波形発生回路の積分回路は、充電時定数が小さく放電
    時定数の大きな急速充電緩速放電回路であることを特徴
    とする警報音響装置のパルス回路。
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