JPH09146626A - 試験装置 - Google Patents
試験装置Info
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- JPH09146626A JPH09146626A JP30091795A JP30091795A JPH09146626A JP H09146626 A JPH09146626 A JP H09146626A JP 30091795 A JP30091795 A JP 30091795A JP 30091795 A JP30091795 A JP 30091795A JP H09146626 A JPH09146626 A JP H09146626A
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- time
- signal
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現場での試験に対応でき、動作が不良の場合
には計測結果と設計結果との比較から不良個所を特定す
ることができ、また試験員の熟練度を必要とせず、人員
削減のできる試験装置を提供する。 【解決手段】 入力部12の操作により入力されるデー
タからシーケンス回路の各継電器の符号を動作順に設定
すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間をそれ
ぞれ設定するシーケンス作成部13と、制御盤30の模
擬動作によって信号が入力される毎に、動作順の継電器
符号に対して順に計測時間を記録し、その計測時間と設
計動作時間とを継電器符号毎に比較し、計測時間が所定
時間を越えているとき不良と判定して動作比較表を作成
する比較部15と、比較部15の出力に基づいて動作比
較表をプリントアウトする出力装置23とを備えた。
には計測結果と設計結果との比較から不良個所を特定す
ることができ、また試験員の熟練度を必要とせず、人員
削減のできる試験装置を提供する。 【解決手段】 入力部12の操作により入力されるデー
タからシーケンス回路の各継電器の符号を動作順に設定
すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間をそれ
ぞれ設定するシーケンス作成部13と、制御盤30の模
擬動作によって信号が入力される毎に、動作順の継電器
符号に対して順に計測時間を記録し、その計測時間と設
計動作時間とを継電器符号毎に比較し、計測時間が所定
時間を越えているとき不良と判定して動作比較表を作成
する比較部15と、比較部15の出力に基づいて動作比
較表をプリントアウトする出力装置23とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば受配電設備
や自家用発電設備における制御盤の動作を試験する試験
装置に関するものである。
や自家用発電設備における制御盤の動作を試験する試験
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、受配電設備や自家用発電設備にお
ける制御盤の動作試験は、製品出荷前の試験、現場での
客先立会試験、定期試験等にて実施されている。図5は
例えば従来の試験装置と自家用発電設備における制御盤
の外観を示す斜視図、図6は従来の試験装置による制御
盤の動作試験の概要手順を示す流れ図、図7は従来の試
験装置による記録例を示す図である。
ける制御盤の動作試験は、製品出荷前の試験、現場での
客先立会試験、定期試験等にて実施されている。図5は
例えば従来の試験装置と自家用発電設備における制御盤
の外観を示す斜視図、図6は従来の試験装置による制御
盤の動作試験の概要手順を示す流れ図、図7は従来の試
験装置による記録例を示す図である。
【0003】図5において、1は擬似信号出力部、2は
ケーブルで、一方の端部は擬似信号出力部1に接続さ
れ、他方の端部はコネクタが装着されている。これらに
より従来の試験装置が構成されている。4は制御盤で、
前面に外部信号取合用のコネクタ5と表示部6とが設け
られている。7は時間を計測するための時間計である。
ケーブルで、一方の端部は擬似信号出力部1に接続さ
れ、他方の端部はコネクタが装着されている。これらに
より従来の試験装置が構成されている。4は制御盤で、
前面に外部信号取合用のコネクタ5と表示部6とが設け
られている。7は時間を計測するための時間計である。
【0004】次に、従来の試験装置による制御盤の動作
試験の概要手順を図6及び図7に基づいて説明する。 (1)試験員Aが擬似信号出力部1のスイッチを操作し
て擬似停電信号を制御盤4に出力する。このとき、試験
員Bは時間計7をスタートし、試験員Cは記録の準備に
入る。 (2)擬似停電信号の入力による停電確認用の時限継電
器の動作を、試験員Aがそのタイマの動作音あるいは表
示灯(図示せず)を通して確認し、試験員Bはタイマの
実際の動作時間を試験員Aの報告に基づいて計測し、試
験員Cはその計測の時間aを記録する。また、この継電
器の動作に連動する電圧確立用のタイマの動作の測定時
間bも記録する。なお、この動作時間の計測は、図7に
図示していないが、主要な時限継電器に対してそれぞれ
実施する。 (3)前記動作試験の終了後、試験員Aは再び擬似停電
信号を前記時限継電器に対して出力し、試験員Bは時間
計を再びスタートし、試験員Cは計測時間の記録の準備
に入る。このとき、停電確認用の時限継電器のタイマが
動作する。 (4)試験員Aは表示部6のうち「エンジン起動」の表
示灯が点灯したときその旨を試験員Bに報告し、試験員
Bはその報告を聞いたときに時間計7をスタートしてか
らの経過時間を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定
時間cを記録する。(5)このとき「エンジン起動」の
表示に連動する電圧確立用のタイマが動作 するので、試験員Aは、このタイマのタイムアップによ
る「電圧確立」の表示灯の点灯を確認して試験員Bに報
告し、試験員Bはその報告を聞いたときにその経過時間
を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定時間dを記録
する。 (6)引き続き、試験員Aは遮断器投入の条件確立によ
る「遮断器入」の表示灯の点灯を確認して試験員Bに報
告し、試験員Bはその報告を聞いたときにその経過時間
を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定時間eを記録
する。 (7)この一連の動作の時間の計測後、図7に示すよう
に各継電器の動作時間を算出する。なお、手順(4),
(5),(6)において各表示灯が点灯しなかった場合
は、動作不良として不良個所を検索してその箇所を修理
し、再度、試験を実施する。また、擬似復電信号による
動作試験や試験モードによる動作試験等も前記と同様な
手順で実施する。
試験の概要手順を図6及び図7に基づいて説明する。 (1)試験員Aが擬似信号出力部1のスイッチを操作し
て擬似停電信号を制御盤4に出力する。このとき、試験
員Bは時間計7をスタートし、試験員Cは記録の準備に
入る。 (2)擬似停電信号の入力による停電確認用の時限継電
器の動作を、試験員Aがそのタイマの動作音あるいは表
示灯(図示せず)を通して確認し、試験員Bはタイマの
実際の動作時間を試験員Aの報告に基づいて計測し、試
験員Cはその計測の時間aを記録する。また、この継電
器の動作に連動する電圧確立用のタイマの動作の測定時
間bも記録する。なお、この動作時間の計測は、図7に
図示していないが、主要な時限継電器に対してそれぞれ
実施する。 (3)前記動作試験の終了後、試験員Aは再び擬似停電
信号を前記時限継電器に対して出力し、試験員Bは時間
計を再びスタートし、試験員Cは計測時間の記録の準備
に入る。このとき、停電確認用の時限継電器のタイマが
動作する。 (4)試験員Aは表示部6のうち「エンジン起動」の表
示灯が点灯したときその旨を試験員Bに報告し、試験員
Bはその報告を聞いたときに時間計7をスタートしてか
らの経過時間を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定
時間cを記録する。(5)このとき「エンジン起動」の
表示に連動する電圧確立用のタイマが動作 するので、試験員Aは、このタイマのタイムアップによ
る「電圧確立」の表示灯の点灯を確認して試験員Bに報
告し、試験員Bはその報告を聞いたときにその経過時間
を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定時間dを記録
する。 (6)引き続き、試験員Aは遮断器投入の条件確立によ
る「遮断器入」の表示灯の点灯を確認して試験員Bに報
告し、試験員Bはその報告を聞いたときにその経過時間
を試験員Cに報告し、試験員Cはその測定時間eを記録
する。 (7)この一連の動作の時間の計測後、図7に示すよう
に各継電器の動作時間を算出する。なお、手順(4),
(5),(6)において各表示灯が点灯しなかった場合
は、動作不良として不良個所を検索してその箇所を修理
し、再度、試験を実施する。また、擬似復電信号による
動作試験や試験モードによる動作試験等も前記と同様な
手順で実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
試験装置による試験では、動作結果は制御盤4の表示部
6の表示灯の点滅を試験員が目視し、時間の計測をした
上で計測値を算出してその良否を判断しなければなら
ず、動作が不良の場合には制御盤4内の結線を全て確認
すると共に、設計図面との照合及び設計計画の良否も判
断しなければならないことから、複数の試験員を要し、
しかも制御盤4の動作及び設計計画に熟練している試験
員が必要であった。
試験装置による試験では、動作結果は制御盤4の表示部
6の表示灯の点滅を試験員が目視し、時間の計測をした
上で計測値を算出してその良否を判断しなければなら
ず、動作が不良の場合には制御盤4内の結線を全て確認
すると共に、設計図面との照合及び設計計画の良否も判
断しなければならないことから、複数の試験員を要し、
しかも制御盤4の動作及び設計計画に熟練している試験
員が必要であった。
【0006】また、従来の試験装置として、制御をモデ
ル化し、コンピュータによるモデル出力と試験結果の出
力とを比較できるものが考えられているが、装置が大が
かりであるため、現場での動作試験に対応することが困
難であった。さらに、この種の試験装置においては、継
電器の誤動作が生じても条件設定によっては正規の出力
が出ることもあり、複雑な条件下での操作においては重
大な事故を引き起こしかねず、誤動作が生じた継電器や
結線のミス等を特定することは難しかった(特開昭60
−8906号、特開昭61−62109号、特開昭60
−69709号及び特開平01−250016号公
報)。
ル化し、コンピュータによるモデル出力と試験結果の出
力とを比較できるものが考えられているが、装置が大が
かりであるため、現場での動作試験に対応することが困
難であった。さらに、この種の試験装置においては、継
電器の誤動作が生じても条件設定によっては正規の出力
が出ることもあり、複雑な条件下での操作においては重
大な事故を引き起こしかねず、誤動作が生じた継電器や
結線のミス等を特定することは難しかった(特開昭60
−8906号、特開昭61−62109号、特開昭60
−69709号及び特開平01−250016号公
報)。
【0007】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、現場での試験に対応でき、しかも制御盤
の動作試験を自動的にできると共に、動作が不良の場合
には計測結果と設計結果との比較から不良個所を特定す
ることができ、また試験員の熟練度を必要とせず、人員
削減のできる試験装置を提供することを目的とする。
されたもので、現場での試験に対応でき、しかも制御盤
の動作試験を自動的にできると共に、動作が不良の場合
には計測結果と設計結果との比較から不良個所を特定す
ることができ、また試験員の熟練度を必要とせず、人員
削減のできる試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る試験装置
は、制御盤のシーケンス回路の動作順に従ってその回路
に関わるデータを入力するための入力部と、入力部の操
作によって順次に入力された前記データからシーケンス
回路の継電器の動作順序を判定し、かつ、その各継電器
の符号を動作順に設定すると共に、各継電器符号に対し
て設計動作時間をそれぞれ設定するシーケンス作成部
と、制御盤の模擬動作によって信号が入力される毎に、
前記シーケンス作成部により設定された動作順の継電器
符号に対して順に計測時間を記録し、さらに、その計測
時間と前記シーケンス作成部により設定された設計動作
時間とを前記継電器符号毎に比較し、計測時間が所定時
間を越えているとき不良と判定する比較判定部と、前記
動作順の継電器符号及びその符号に対してそれぞれ設定
された設計動作時間と、前記比較判定部により記録され
た継電器符号毎の計測時間及び判定結果とに基づいて動
作比較表を作成する比較表作成部と、比較表作成部の出
力に基づいて前記動作比較表をプリントアウトする出力
装置とを備えたものである。
は、制御盤のシーケンス回路の動作順に従ってその回路
に関わるデータを入力するための入力部と、入力部の操
作によって順次に入力された前記データからシーケンス
回路の継電器の動作順序を判定し、かつ、その各継電器
の符号を動作順に設定すると共に、各継電器符号に対し
て設計動作時間をそれぞれ設定するシーケンス作成部
と、制御盤の模擬動作によって信号が入力される毎に、
前記シーケンス作成部により設定された動作順の継電器
符号に対して順に計測時間を記録し、さらに、その計測
時間と前記シーケンス作成部により設定された設計動作
時間とを前記継電器符号毎に比較し、計測時間が所定時
間を越えているとき不良と判定する比較判定部と、前記
動作順の継電器符号及びその符号に対してそれぞれ設定
された設計動作時間と、前記比較判定部により記録され
た継電器符号毎の計測時間及び判定結果とに基づいて動
作比較表を作成する比較表作成部と、比較表作成部の出
力に基づいて前記動作比較表をプリントアウトする出力
装置とを備えたものである。
【0009】また、本発明の試験装置は、制御盤のシー
ケンス回路の動作順に従ってその回路に関わるデータを
入力するための入力部と、入力部の操作によって順次に
入力された前記データからシーケンス回路の継電器の動
作順序を判定し、かつ、その各継電器の符号を動作順に
設定すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間を
それぞれ設定するシーケンス作成部と、シーケンス作成
部により設定された動作順の継電器符号及びその符号に
対して設定された設計動作時間を記憶する記憶部と、制
御盤のシーケンス回路のうち外部信号により動作する継
電器と接続され、指示信号に従ってその継電器に擬似信
号を出力する擬似信号出力部と、シーケンス回路の継電
器のa接点及びb接点が対としてそれぞれ接続され、そ
の接点が切り替わって信号が入力されたときはその信号
を出力し、a接点のみあるいはb接点のみが切り替わっ
たとき故障と判断する信号入力部と、前記入力部を通し
て外部信号により動作する継電器符号が入力されたとき
は、その符号に関わる継電器符号及びその各継電器符号
に対して設定された設計動作時間を前記記憶部から読み
出すと共に、該当する継電器に擬似信号を出力させる前
記指示信号を前記擬似信号出力部に出力し、その擬似信
号の出力により制御盤からの信号が前記信号入力部を介
して入力される毎に、前記動作順の継電器符号に対して
順に計測時間を記録し、さらに、その計測時間と前記設
計動作時間とを前記継電器符号毎に比較し、計測時間が
所定時間を越えているとき不良と判定し、また、制御盤
内の試験動作により信号が前記信号入力部介して入力さ
れたときは、該当する継電器符号及びその各継電器符号
に対して設定された設計動作時間を前記記憶部から読み
出し、その後は信号が入力される毎に、前記動作順の継
電器符号に対して順に計測時間を記録し、さらに、その
計測時間と前記設計動作時間とを前記継電器符号毎に比
較し、計測時間が所定時間を越えているとき不良と判定
する比較判定部と、前記シーケンス作成部により設定さ
れた動作順の継電器符号及びその符号に対してそれぞれ
設定された設計動作時間と、前記比較判定部により記録
された継電器符号毎の計測時間及び判定結果とに基づい
て動作比較表を作成する比較表作成部と、比較表作成部
の出力に基づいて前記動作比較表をプリントアウトする
出力装置とを備えたものである。
ケンス回路の動作順に従ってその回路に関わるデータを
入力するための入力部と、入力部の操作によって順次に
入力された前記データからシーケンス回路の継電器の動
作順序を判定し、かつ、その各継電器の符号を動作順に
設定すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間を
それぞれ設定するシーケンス作成部と、シーケンス作成
部により設定された動作順の継電器符号及びその符号に
対して設定された設計動作時間を記憶する記憶部と、制
御盤のシーケンス回路のうち外部信号により動作する継
電器と接続され、指示信号に従ってその継電器に擬似信
号を出力する擬似信号出力部と、シーケンス回路の継電
器のa接点及びb接点が対としてそれぞれ接続され、そ
の接点が切り替わって信号が入力されたときはその信号
を出力し、a接点のみあるいはb接点のみが切り替わっ
たとき故障と判断する信号入力部と、前記入力部を通し
て外部信号により動作する継電器符号が入力されたとき
は、その符号に関わる継電器符号及びその各継電器符号
に対して設定された設計動作時間を前記記憶部から読み
出すと共に、該当する継電器に擬似信号を出力させる前
記指示信号を前記擬似信号出力部に出力し、その擬似信
号の出力により制御盤からの信号が前記信号入力部を介
して入力される毎に、前記動作順の継電器符号に対して
順に計測時間を記録し、さらに、その計測時間と前記設
計動作時間とを前記継電器符号毎に比較し、計測時間が
所定時間を越えているとき不良と判定し、また、制御盤
内の試験動作により信号が前記信号入力部介して入力さ
れたときは、該当する継電器符号及びその各継電器符号
に対して設定された設計動作時間を前記記憶部から読み
出し、その後は信号が入力される毎に、前記動作順の継
電器符号に対して順に計測時間を記録し、さらに、その
計測時間と前記設計動作時間とを前記継電器符号毎に比
較し、計測時間が所定時間を越えているとき不良と判定
する比較判定部と、前記シーケンス作成部により設定さ
れた動作順の継電器符号及びその符号に対してそれぞれ
設定された設計動作時間と、前記比較判定部により記録
された継電器符号毎の計測時間及び判定結果とに基づい
て動作比較表を作成する比較表作成部と、比較表作成部
の出力に基づいて前記動作比較表をプリントアウトする
出力装置とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す試
験装置の斜視図、図2は試験対象の制御盤のシーケンス
回路の一部を示す回路図、図3は継電器取り合いリスト
を示す図、図4は動作比較表を示す図である。
験装置の斜視図、図2は試験対象の制御盤のシーケンス
回路の一部を示す回路図、図3は継電器取り合いリスト
を示す図、図4は動作比較表を示す図である。
【0011】図において、11は試験装置で、入力部1
2、シーケンス作成部13、記憶部14、比較部15、
擬似信号出力部16、信号入力部17、計時部18、出
力部19、一端にコネクタ21が接続されたケーブル2
0及び本装置の筐体に装着された出力用コネクタ22か
ら構成され、周辺装置として出力装置23を備えてい
る。
2、シーケンス作成部13、記憶部14、比較部15、
擬似信号出力部16、信号入力部17、計時部18、出
力部19、一端にコネクタ21が接続されたケーブル2
0及び本装置の筐体に装着された出力用コネクタ22か
ら構成され、周辺装置として出力装置23を備えてい
る。
【0012】30は例えば発電機制御盤(以下、「制御
盤」という)、31はその制御盤30の前面に装着され
たコネクタで、複数のピンを有し、例えば、図2に示す
ように擬似信号入力用ピン31aと継電器の動作による
信号出力用ピン31bとに分けられ、制御盤30の前面
からみて左側の複数本のピンが擬似信号入力用ピン31
aになっている。高圧盤40からの外部信号(不足電圧
信号)で動作する継電器Bと擬似信号入力用ピン31a
のうち左端の1番ピンとが信号線27aで接続されてい
る。また、信号出力用ピン31bには各継電器のa接点
及びb接点が対になってそれぞれ接続されている。
盤」という)、31はその制御盤30の前面に装着され
たコネクタで、複数のピンを有し、例えば、図2に示す
ように擬似信号入力用ピン31aと継電器の動作による
信号出力用ピン31bとに分けられ、制御盤30の前面
からみて左側の複数本のピンが擬似信号入力用ピン31
aになっている。高圧盤40からの外部信号(不足電圧
信号)で動作する継電器Bと擬似信号入力用ピン31a
のうち左端の1番ピンとが信号線27aで接続されてい
る。また、信号出力用ピン31bには各継電器のa接点
及びb接点が対になってそれぞれ接続されている。
【0013】入力部12は、キーボードからなり、試験
対象である制御盤30内のシーケンス回路の継電器符
号、時限、条件(接点番号、a接点又はb接点の種別、
接点符号)等を入力するためのものである。例えば、図
2に示すシーケンス回路を入力する場合、図3に示すよ
うに予め継電器取り合いリストを手作業にて作成し、そ
のリストに基づいて入力する。
対象である制御盤30内のシーケンス回路の継電器符
号、時限、条件(接点番号、a接点又はb接点の種別、
接点符号)等を入力するためのものである。例えば、図
2に示すシーケンス回路を入力する場合、図3に示すよ
うに予め継電器取り合いリストを手作業にて作成し、そ
のリストに基づいて入力する。
【0014】まず、継電器符号「A」、接点番号
「1」、「a接点」及びその接点符号「43」を順に入
力し、次いで接点番号「2」、「a接点」及びその接点
符号「E」を順に入力し、接点F、Gに対しても前記と
同様に順に入力する。次に継電器符号[E」、その時限
の「5sec 」を順に入力し、前記継電器符号「A」、接
点番号「1」、「a接点」及びその接点符号「43」を
順に入力し、引き続き接点番号「2」、「a接点」及び
その接点符号「C」を順に入力し、接点番号「3」、
「a接点」及びその接点符号「B」を順に入力する。リ
ストの3行目のデータに関しても前記と同様に順に入力
する。
「1」、「a接点」及びその接点符号「43」を順に入
力し、次いで接点番号「2」、「a接点」及びその接点
符号「E」を順に入力し、接点F、Gに対しても前記と
同様に順に入力する。次に継電器符号[E」、その時限
の「5sec 」を順に入力し、前記継電器符号「A」、接
点番号「1」、「a接点」及びその接点符号「43」を
順に入力し、引き続き接点番号「2」、「a接点」及び
その接点符号「C」を順に入力し、接点番号「3」、
「a接点」及びその接点符号「B」を順に入力する。リ
ストの3行目のデータに関しても前記と同様に順に入力
する。
【0015】さらに、4行目のデータ入力の場合は、ま
ず、継電器符号「B」、その継電器の時限「5sec 」、
接点番号「1」、接点「a接点」及びその接点符号「4
3」を順に入力し、引き続き接点番号「2」、接点「a
接点」及びその接点符号「27」を入力する。この接点
符号「27」は、不足電圧継電器の接点で、高圧盤40
に設けられている。表示灯符号「L」は、エンジン起動
用の表示灯であるが、これは目視で確認をできるためデ
ータとして入力しない。
ず、継電器符号「B」、その継電器の時限「5sec 」、
接点番号「1」、接点「a接点」及びその接点符号「4
3」を順に入力し、引き続き接点番号「2」、接点「a
接点」及びその接点符号「27」を入力する。この接点
符号「27」は、不足電圧継電器の接点で、高圧盤40
に設けられている。表示灯符号「L」は、エンジン起動
用の表示灯であるが、これは目視で確認をできるためデ
ータとして入力しない。
【0016】シーケンス作成部13は、入力部12のキ
ー操作によって順に入力された前記データからシーケン
ス回路の継電器の動作順序を判定し、かつその各継電器
の符号を動作順に設定すると共に、各継電器符号に対し
て設計動作時間をそれぞれ設定する。この判定・処理
は、予め記憶部(図示せず)に格納されたプログラムに
基づいて実行するようになっている。また、継電器の設
計動作時間はその記憶部にデータとして格納されたもの
である。
ー操作によって順に入力された前記データからシーケン
ス回路の継電器の動作順序を判定し、かつその各継電器
の符号を動作順に設定すると共に、各継電器符号に対し
て設計動作時間をそれぞれ設定する。この判定・処理
は、予め記憶部(図示せず)に格納されたプログラムに
基づいて実行するようになっている。また、継電器の設
計動作時間はその記憶部にデータとして格納されたもの
である。
【0017】前記リストの1行目のデータから継電器A
は接点43、接点E及び接点Fのアンド条件で動作する
と判断すると共に、2行目のデータから継電器Eは5se
c に動作すると判断し、そして、これに基づいて設計上
の継電器符号の動作順序を「E」、「F」、「A」の順
に設定すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間
をそれぞれ設定し、これをデータとして記憶部14に格
納する。このシーケンスにおいては、接点43は手動開
閉器であるため、また接点Gはb接であるため動作試験
の対象外として取り扱うようになっている。
は接点43、接点E及び接点Fのアンド条件で動作する
と判断すると共に、2行目のデータから継電器Eは5se
c に動作すると判断し、そして、これに基づいて設計上
の継電器符号の動作順序を「E」、「F」、「A」の順
に設定すると共に、各継電器符号に対して設計動作時間
をそれぞれ設定し、これをデータとして記憶部14に格
納する。このシーケンスにおいては、接点43は手動開
閉器であるため、また接点Gはb接であるため動作試験
の対象外として取り扱うようになっている。
【0018】次に、継電器Aは接点43、接点C及び接
点Bのアンド条件で動作すると判断し、また、継電器A
は接点43、接点D及び接点Bのアンド条件で動作する
と判断し、継電器Bは、接点43及び接点27のアンド
条件で、しかも5sec 後に動作すると判断する。この場
合、前述した各接点Bは接点27がオンしてから5sec
後に動作する継電器Bによってオンすると判断するた
め、設計上の継電器符号の動作順序を「27」、
「B」、「C」、「A」の順に、また「27」、
「B」、「D」、「A」の順に設定すると共に、各継電
器符号に対して設計動作時間をそれぞれ設定し、前記と
同様に記憶部14に格納する。なお、設計動作時間は、
図4(a)(b)に示す破線部分内である。
点Bのアンド条件で動作すると判断し、また、継電器A
は接点43、接点D及び接点Bのアンド条件で動作する
と判断し、継電器Bは、接点43及び接点27のアンド
条件で、しかも5sec 後に動作すると判断する。この場
合、前述した各接点Bは接点27がオンしてから5sec
後に動作する継電器Bによってオンすると判断するた
め、設計上の継電器符号の動作順序を「27」、
「B」、「C」、「A」の順に、また「27」、
「B」、「D」、「A」の順に設定すると共に、各継電
器符号に対して設計動作時間をそれぞれ設定し、前記と
同様に記憶部14に格納する。なお、設計動作時間は、
図4(a)(b)に示す破線部分内である。
【0019】比較部15は、本発明の比較判定部及び比
較表作成部を備え、入力部12のキー操作によって、例
えば、外部信号により動作する継電器符号「27」及び
コネクタのピン番号「1」が順に入力されると、記憶部
14に格納されたデータにアクセスして、設定した設計
動作時間0sec に継電器符号「27」が存在するかどう
か検索し、かつ、存在すときはその符号が同一かどうか
を判定する。符号が同一のときはそのデータを読み込
み、ピン番号「1」に対応して接続された擬似信号出力
部16のスイッチング素子をオンする。前述した2種の
番号が入力されることなく、信号入力部17を介して制
御盤30からの信号が入力されたときは、設定された設
計動作時間0sec に継電器符号が存在しないデータを読
み込んで、動作時間0sec として「試験:on」を記録す
るようになっている。
較表作成部を備え、入力部12のキー操作によって、例
えば、外部信号により動作する継電器符号「27」及び
コネクタのピン番号「1」が順に入力されると、記憶部
14に格納されたデータにアクセスして、設定した設計
動作時間0sec に継電器符号「27」が存在するかどう
か検索し、かつ、存在すときはその符号が同一かどうか
を判定する。符号が同一のときはそのデータを読み込
み、ピン番号「1」に対応して接続された擬似信号出力
部16のスイッチング素子をオンする。前述した2種の
番号が入力されることなく、信号入力部17を介して制
御盤30からの信号が入力されたときは、設定された設
計動作時間0sec に継電器符号が存在しないデータを読
み込んで、動作時間0sec として「試験:on」を記録す
るようになっている。
【0020】その後は、制御盤30からの信号が入力さ
れる毎に、設定された継電器符号の動作順に従って継電
器符号を記録すると共に、計時部18を通して実動作時
間を記録する。信号が入力されてから所定時間経過して
も次の信号が入力されないときは入力信号終了と判断し
て、予め設定された設計動作時間と記録した実動作時間
とを比較し、例えば1sec 以内のときは「良」と判定
し、1sec を越えるときは「不良」と判定する。さら
に、出力部19を介して出力装置23に出力する際には
図4(a)(b)に示すように動作比較表を作成して出
力する。また、後述の信号入力部17から異常の通知を
受けたときは、該当する継電器符号に対して「故障」を
記録するようになっている。
れる毎に、設定された継電器符号の動作順に従って継電
器符号を記録すると共に、計時部18を通して実動作時
間を記録する。信号が入力されてから所定時間経過して
も次の信号が入力されないときは入力信号終了と判断し
て、予め設定された設計動作時間と記録した実動作時間
とを比較し、例えば1sec 以内のときは「良」と判定
し、1sec を越えるときは「不良」と判定する。さら
に、出力部19を介して出力装置23に出力する際には
図4(a)(b)に示すように動作比較表を作成して出
力する。また、後述の信号入力部17から異常の通知を
受けたときは、該当する継電器符号に対して「故障」を
記録するようになっている。
【0021】信号入力部17は、一対毎に信号の状態を
監視している。これは図2に示すように各継電器の一方
の接点がa接点で、他方がb接点であるため、信号が切
り替わって入力されたかどうかを監視している。入力信
号が切り替わったときは継電器に異常なしと判断してそ
の信号を比較部15に出力し、両方から信号が入力され
たとき、また両方とも信号が断たれたときは異常と判断
してその旨を比較部15に通知するようになっている。
監視している。これは図2に示すように各継電器の一方
の接点がa接点で、他方がb接点であるため、信号が切
り替わって入力されたかどうかを監視している。入力信
号が切り替わったときは継電器に異常なしと判断してそ
の信号を比較部15に出力し、両方から信号が入力され
たとき、また両方とも信号が断たれたときは異常と判断
してその旨を比較部15に通知するようになっている。
【0022】次に、制御盤の動作試験を図5の動作比較
表を参照しながら説明する。なお、入力部のキー操作に
よって試験対象の継電器符号が動作順に記憶部に格納さ
れているものとする。図示していないが、制御盤30の
前面に設けられた試験用スイッチ(手動)のオンによる
信号がケーブル20を介して信号入力部17に入力され
ると、信号入力部17はその信号を比較部15に出力す
る。なお、信号入力部17は、信号が入力される前、一
対毎に信号の状態を監視しているが、前記スイッチによ
る信号は1本であるため比較部15に出力するようにな
っている。比較部15は、その信号が入力されたとき、
設定された設計動作時間0sec に継電器符号が存在しな
いデータ(図5(a)の破線部分)を記憶部14から読
み込んで、実動作時間0sec として「試験:on」を記録
し、計時部18を通して時間の計測に入る。時間の経過
により次の信号が入力されると、設定された動作順の継
電器符号のうち最初の継電器Eが動作したとして「E:
on」を記録し、前記信号の入力時の計測時間を記録し、
再び時間の計測に入る。また信号が入力されると、継電
器Fが動作したとして「F:on」を記録すると共に、そ
のときの計測時間を記録し、引き続き時間の計測に入
る。さらに、信号入力部17を介して信号が入力される
と、継電器Fに続く継電器Aが動作したとして「A:o
n」を記録し、かつ、そのときの計測時間を記録する。
このとき、継電器Aの動作によりエンジン起動用の表示
灯Lが点灯する。前記信号が入力されてから所定時間を
経過したときは入力信号終了と判断して、各継電器符号
毎に設計動作時間と測定して記録した実動作時間とをそ
れぞれ比較する。1sec 以内のときは「良」を、1sec
を越えるときは「不良」を、該当する継電器符号に対し
て記す。
表を参照しながら説明する。なお、入力部のキー操作に
よって試験対象の継電器符号が動作順に記憶部に格納さ
れているものとする。図示していないが、制御盤30の
前面に設けられた試験用スイッチ(手動)のオンによる
信号がケーブル20を介して信号入力部17に入力され
ると、信号入力部17はその信号を比較部15に出力す
る。なお、信号入力部17は、信号が入力される前、一
対毎に信号の状態を監視しているが、前記スイッチによ
る信号は1本であるため比較部15に出力するようにな
っている。比較部15は、その信号が入力されたとき、
設定された設計動作時間0sec に継電器符号が存在しな
いデータ(図5(a)の破線部分)を記憶部14から読
み込んで、実動作時間0sec として「試験:on」を記録
し、計時部18を通して時間の計測に入る。時間の経過
により次の信号が入力されると、設定された動作順の継
電器符号のうち最初の継電器Eが動作したとして「E:
on」を記録し、前記信号の入力時の計測時間を記録し、
再び時間の計測に入る。また信号が入力されると、継電
器Fが動作したとして「F:on」を記録すると共に、そ
のときの計測時間を記録し、引き続き時間の計測に入
る。さらに、信号入力部17を介して信号が入力される
と、継電器Fに続く継電器Aが動作したとして「A:o
n」を記録し、かつ、そのときの計測時間を記録する。
このとき、継電器Aの動作によりエンジン起動用の表示
灯Lが点灯する。前記信号が入力されてから所定時間を
経過したときは入力信号終了と判断して、各継電器符号
毎に設計動作時間と測定して記録した実動作時間とをそ
れぞれ比較する。1sec 以内のときは「良」を、1sec
を越えるときは「不良」を、該当する継電器符号に対し
て記す。
【0023】次に、試験員によって、外部信号により動
作する継電器の符号「27」及びコネクタのピン番号
「1」が入力部12より入力されると、比較部15は、
記憶部14に格納されたデータにアクセスして、設定さ
れた設計動作時間0sec に継電器符号が存在するかどう
か検索し、存在すときは符号が同一かどうかを判定す
る。同一符号があるときはそのデータを読み込んで、実
動作時間0sec として「27:on」を記録すると共に、
ピン番号「1」に対応して接続された擬似信号出力部1
6のスイッチング素子をオンし、計時部18を通して時
間の計測に入る。擬似信号出力部18は、そのスイッチ
ング素子のオンにより、信号を擬似信号としてコネクタ
31の擬似信号入力用ピン31aの1番ピンに出力す
る。このとき、擬似信号は信号線27aを介して継電器
Bに流れ、継電器Bはタイマが作動を開始する。
作する継電器の符号「27」及びコネクタのピン番号
「1」が入力部12より入力されると、比較部15は、
記憶部14に格納されたデータにアクセスして、設定さ
れた設計動作時間0sec に継電器符号が存在するかどう
か検索し、存在すときは符号が同一かどうかを判定す
る。同一符号があるときはそのデータを読み込んで、実
動作時間0sec として「27:on」を記録すると共に、
ピン番号「1」に対応して接続された擬似信号出力部1
6のスイッチング素子をオンし、計時部18を通して時
間の計測に入る。擬似信号出力部18は、そのスイッチ
ング素子のオンにより、信号を擬似信号としてコネクタ
31の擬似信号入力用ピン31aの1番ピンに出力す
る。このとき、擬似信号は信号線27aを介して継電器
Bに流れ、継電器Bはタイマが作動を開始する。
【0024】一方、信号入力部17は、一対毎に信号の
状態を監視しており、継電器Bのタイマのタイムアップ
により、切り替わった信号が入力されると、その入力信
号を比較部15に出力する。信号が切り替わることなく
共に信号が遮断したとき、またその逆のときは比較部1
5に異常の旨を通知する。
状態を監視しており、継電器Bのタイマのタイムアップ
により、切り替わった信号が入力されると、その入力信
号を比較部15に出力する。信号が切り替わることなく
共に信号が遮断したとき、またその逆のときは比較部1
5に異常の旨を通知する。
【0025】比較部15は、信号が入力されたときは、
設定された動作順の継電器符号のうち最初の継電器Bが
動作したとして「B:on」を記録し、信号の入力時の計
測時間を記録し、再び時間の計測に入る。異常の通知を
受けたときは、継電器Bに異常有りとして「B:故障」
を記録すると共に、そのときの時間も記録する。続いて
信号が入力されると、継電器Cが動作したとして「C:
on」を記録すると共に、そのときの計測時間を記録し、
引き続き時間の計測に入る。さらに、信号入力部17を
介して信号が入力されると、継電器Aが動作したとして
「A:on」を記録し、かつ、そのときの計測時間を記録
する。このとき、継電器Aの動作によりエンジン起動用
の表示灯Lが点灯する。前記信号が入力されてから所定
時間を経過したときは入力信号終了と判断して、各継電
器符号毎に設計動作時間と測定して記録した実動作時間
とをそれぞれ比較する。前述したように1sec 以内のと
きは「良」を、1sec を越えるときは「不良」を、該当
する継電器符号に記す。そして、出力装置23に出力す
る際は(キー操作による)、図5(a)(b)に示すよ
うに動作比較表を作成して、それを出力部19を介して
出力装置23に出力しプリントアウトさせる。
設定された動作順の継電器符号のうち最初の継電器Bが
動作したとして「B:on」を記録し、信号の入力時の計
測時間を記録し、再び時間の計測に入る。異常の通知を
受けたときは、継電器Bに異常有りとして「B:故障」
を記録すると共に、そのときの時間も記録する。続いて
信号が入力されると、継電器Cが動作したとして「C:
on」を記録すると共に、そのときの計測時間を記録し、
引き続き時間の計測に入る。さらに、信号入力部17を
介して信号が入力されると、継電器Aが動作したとして
「A:on」を記録し、かつ、そのときの計測時間を記録
する。このとき、継電器Aの動作によりエンジン起動用
の表示灯Lが点灯する。前記信号が入力されてから所定
時間を経過したときは入力信号終了と判断して、各継電
器符号毎に設計動作時間と測定して記録した実動作時間
とをそれぞれ比較する。前述したように1sec 以内のと
きは「良」を、1sec を越えるときは「不良」を、該当
する継電器符号に記す。そして、出力装置23に出力す
る際は(キー操作による)、図5(a)(b)に示すよ
うに動作比較表を作成して、それを出力部19を介して
出力装置23に出力しプリントアウトさせる。
【0026】以上のように、比較部が、シーケンス作成
部により作成された動作順の継電器符号に対して設定し
た設計動作時間と、信号入力部を介して信号が入力され
たときの実動作時間とを自動的に継電器符号毎に比較し
て「良」・「不良」を判定するようにしたので、継電器
の時限設定のミスが特定でき、信号入力部が入力信号に
対して異常と判断したときは比較部が「故障」と記録す
るので、動作しなかった継電器の故障を特定でき、さら
に、設計上の継電器の動作順を動作比較表から再認識で
きるという効果がある。
部により作成された動作順の継電器符号に対して設定し
た設計動作時間と、信号入力部を介して信号が入力され
たときの実動作時間とを自動的に継電器符号毎に比較し
て「良」・「不良」を判定するようにしたので、継電器
の時限設定のミスが特定でき、信号入力部が入力信号に
対して異常と判断したときは比較部が「故障」と記録す
るので、動作しなかった継電器の故障を特定でき、さら
に、設計上の継電器の動作順を動作比較表から再認識で
きるという効果がある。
【0027】また、回路構成が簡単で、試験装置そのも
のが小型であるため、現地での試験が容易で、しかも、
試験員の熟練度を必要とせず、人員を削減できるという
効果も得られている。
のが小型であるため、現地での試験が容易で、しかも、
試験員の熟練度を必要とせず、人員を削減できるという
効果も得られている。
【図1】 本発明の実施形態を示す試験装置の斜視図で
ある。
ある。
【図2】 試験対象の制御盤のシーケンス回路の一部を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】 継電器取り合いリストを示す図である。
【図4】 動作比較表を示す図である。
【図5】 例えば従来の試験装置と自家用発電設備にお
ける制御盤の外観を示す斜視図である。
ける制御盤の外観を示す斜視図である。
【図6】 従来の試験装置による制御盤の動作試験の概
要手順を示す流れ図である。
要手順を示す流れ図である。
【図7】 従来の試験装置による記録例を示す図であ
る。
る。
11 試験装置、12 入力部、13 シーケンス作成
部、14 記憶部、15 比較部、16 擬似信号出力
部、17 信号入力部、18 計時部、19出力部、2
3 出力装置。
部、14 記憶部、15 比較部、16 擬似信号出力
部、17 信号入力部、18 計時部、19出力部、2
3 出力装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 制御盤のシーケンス回路の動作順に従っ
てその回路に関わるデータを入力するための入力部と、 該入力部の操作によって順次に入力された前記データか
らシーケンス回路の継電器の動作順序を判定し、かつ、
その各継電器の符号を動作順に設定すると共に、各継電
器符号に対して設計動作時間をそれぞれ設定するシーケ
ンス作成部と、 制御盤の模擬動作によって信号が入力される毎に、前記
シーケンス作成部により設定された動作順の継電器符号
に対して順に計測時間を記録し、さらに、その計測時間
と前記シーケンス作成部により設定された設計動作時間
とを前記継電器符号毎に比較し、計測時間が所定時間を
越えているとき不良と判定する比較判定部と、 前記動作順の継電器符号及びその符号に対してそれぞれ
設定された設計動作時間と、前記比較判定部により記録
された継電器符号毎の計測時間及び判定結果とに基づい
て動作比較表を作成する比較表作成部と、 該比較表作成部の出力に基づいて前記動作比較表をプリ
ントアウトする出力装置とを備えたことを特徴とする試
験装置。 - 【請求項2】 制御盤のシーケンス回路の動作順に従っ
てその回路に関わるデータを入力するための入力部と、 該入力部の操作によって順次に入力された前記データか
らシーケンス回路の継電器の動作順序を判定し、かつ、
その各継電器の符号を動作順に設定すると共に、各継電
器符号に対して設計動作時間をそれぞれ設定するシーケ
ンス作成部と、 該シーケンス作成部により設定された動作順の継電器符
号及びその符号に対して設定された設計動作時間を記憶
する記憶部と、 制御盤のシーケンス回路のうち外部信号により動作する
継電器と接続され、指示信号に従ってその継電器に擬似
信号を出力する擬似信号出力部と、 シーケンス回路の継電器のa接点及びb接点が対として
それぞれ接続され、その接点が切り替わって信号が入力
されたときはその信号を出力し、a接点のみあるいはb
接点のみが切り替わったとき故障と判断する信号入力部
と、 前記入力部を通して外部信号により動作する継電器符号
が入力されたときは、その符号に関わる継電器符号及び
その各継電器符号に対して設定された設計動作時間を前
記記憶部から読み出すと共に、該当する継電器に擬似信
号を出力させる前記指示信号を前記擬似信号出力部に出
力し、その擬似信号の出力により制御盤からの信号が前
記信号入力部を介して入力される毎に、前記動作順の継
電器符号に対して順に計測時間を記録し、さらに、その
計測時間と前記設計動作時間とを前記継電器符号毎に比
較し、計測時間が所定時間を越えているとき不良と判定
し、また、制御盤内の試験動作により信号が前記信号入
力部介して入力されたときは、該当する継電器符号及び
その各継電器符号に対して設定された設計動作時間を前
記記憶部から読み出し、その後は信号が入力される毎
に、前記動作順の継電器符号に対して順に計測時間を記
録し、さらに、その計測時間と前記設計動作時間とを前
記継電器符号毎に比較し、計測時間が所定時間を越えて
いるとき不良と判定する比較判定部と、 前記シーケンス作成部により設定された動作順の継電器
符号及びその符号に対してそれぞれ設定された設計動作
時間と、前記比較判定部により記録された継電器符号毎
の計測時間及び判定結果とに基づいて動作比較表を作成
する比較表作成部と、 該比較表作成部の出力に基づいて前記動作比較表をプリ
ントアウトする出力装置とを備えたことを特徴とする試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30091795A JPH09146626A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30091795A JPH09146626A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09146626A true JPH09146626A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17890693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30091795A Pending JPH09146626A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09146626A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225987A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | 工程異常条件自動抽出方式 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30091795A patent/JPH09146626A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225987A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | 工程異常条件自動抽出方式 |
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