JPH09146479A - 車両用メータ - Google Patents

車両用メータ

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JPH09146479A
JPH09146479A JP7305843A JP30584395A JPH09146479A JP H09146479 A JPH09146479 A JP H09146479A JP 7305843 A JP7305843 A JP 7305843A JP 30584395 A JP30584395 A JP 30584395A JP H09146479 A JPH09146479 A JP H09146479A
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JP
Japan
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light
light incident
led
incident portion
vehicle meter
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Withdrawn
Application number
JP7305843A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamanaka
修 山中
Masato Tamaki
真人 田牧
Takemasa Yasukawa
武正 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to GB9611842A priority patent/GB2301894B/en
Priority to DE19622900A priority patent/DE19622900A1/de
Priority to US08/660,711 priority patent/US5949346A/en
Publication of JPH09146479A publication Critical patent/JPH09146479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の機械的構成部品を削減し、耐久性、信
頼性、表示精度、視認性等の製品品質を向上すると共
に、薄型化を可能とする。 【解決手段】 指標手段10を構成するハウジング11
の各光入射部12を、厚さ方向一端を開口12aとする
長尺の略四角箱状とすると共に内面を光反射面12bと
し、光入射部12の長さ方向一端からLED21,2
2,23により光を入射する。光入射部12の開口12
aの全体を覆う平板状をなすと共に、裏面を光入射部1
2の長さ方向に連続する鋸歯状とした透光性材料からな
る光屈折板25により、光入射部12へ入射した光を所
定角度で屈折させて外部に所定角度で出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のスピード
メータ、タコメータ等に適用可能な車両用メータに関す
るものであり、特に、発光ダイオード(以下、単に『L
ED』という)を使用して、目盛及び指針等を発光自在
とした車両用メータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用メータとしてのスピードメ
ータは、一般に、磁気式スピードメータが使用され、こ
のスピードメータは、文字板、指針及び前記指針を回転
駆動して速度表示を行わせる駆動部を備え、指針により
文字板の目盛上に時速を表示するようになっている。
【0003】一方、スピードメータ等の車両用メータ
は、車速等のマンマシン情報の伝達機能の他に、車両の
インテリアの構成部分としても作用している。そして、
車両用メータは、運転者等の最も注意を引く部分である
インストルメントパネルの主要部分を占め、その意匠性
も重要なため、近年、使用者の趣味感乃至感性の多様化
により、各種メータ自体の構成、それらの配置等、種々
の試みがなされている。
【0004】更に、スピードメータ等の車両用メータ
は、運転者の目の位置からできるだけ遠くに配置するほ
うが、中高年者等の遠視を考慮した場合には望ましい配
置となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
メータは、機械的構成が複雑で、使用に伴う機構部品の
磨耗等を考慮した場合、メンテナンス及び表示精度等の
点で改善する余地がある。また、従来の車両用メータ
は、その意匠が製造時のものに限定され、使用者の個々
の趣味等に応じて、その意匠を変更することはできなか
った。また、機械的構成部品としての文字板及び指針か
らなる従来の意匠では、多様化する使用者の趣味感に対
応できず、意匠性の点で改善の余地がある。
【0006】更に、従来の車両用メータは、駆動機構の
スペースを必要とするため、メータパネルにおいてある
程度の奥行きを必要とし、薄型とすることはできない。
よって、メータパネルの意匠の自由度がその分だけ小さ
くなり、やはり、意匠性の点で改善する余地がある。ま
た、同様の理由から、車両用メータと運転者の目の位置
との間隔を大きくすることはできず、中高年者等の遠視
を考慮した場合、その視認性の点でも改善する余地があ
る。
【0007】そこで、本発明は、視認性等の製品品質を
向上することができる車両用メータの提供を第1の課題
とするものである。
【0008】また、本発明は、従来の機械的構成部品を
削減し、耐久性、信頼性、表示精度、指標手段の視認性
等の製品品質を向上することができると共に、コストを
低減でき、かつ、薄型化が可能で、意匠の自由度を拡大
できると共に、運転者の目の位置との間隔を大きくする
ことができる車両用メータの提供を第2の課題とするも
のである。
【0009】そして、本発明は、LEDを使用して独特
の意匠的効果をかもし出すことができる車両用メータの
提供を第3の課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車両用
メータは、厚さ方向一端を開口とする長尺箱状をなすと
共に内面を光反射面とした光入射部の長さ方向一端から
LEDにより光を入射する。前記光入射部の開口の全体
を覆う平板状をなすと共に、裏面を光入射部の長さ方向
に連続する鋸歯状とした透光性材料からなる光屈折板に
より、LEDから光入射部へ入射した光を所定角度で屈
折させて光入射部の外部に所定角度で出射する。かかる
機能を発揮する光屈折板としては、PC(ポリカーボネ
ート)等の樹脂を使用すると共に、その裏面に所定歯間
角度の断面三角形状の突部を設けて、その突部における
光の屈折率等を利用し、指向性を考慮して光入射部内の
光を所定角度変向し、外部に出射する。
【0011】請求項2にかかる車両用メータは、厚さ方
向一端を開口とする長尺箱状をなすと共に内面を光反射
面とした光入射部を、その幅方向に複数連続するよう一
体成形してハウジングを構成し、前記各光入射部の長さ
方向一端に配設したLEDにより光入射部に光を入射す
る。また、前記全ての光入射部の開口の全体を覆う平板
状をなすと共に、裏面を各光入射部の長さ方向に連続す
る鋸歯状とした透光性材料からなる光屈折板により、L
EDから光入射部へ入射した光を所定角度で屈折させて
光入射部の外部に所定角度で出射する。かかる光屈折板
としては、請求項1と同様のものを使用する。
【0012】請求項3にかかる車両用メータは、請求項
2に記載の構成において、前記各光入射部を、長さ方向
一端を他端より幅広とした平面略台形状とし、長さ方向
一端を外周側とし他端を内周側として多数の光入射部を
隣接配置して、前記ハウジングを平面略扇形とした。
【0013】請求項4にかかる車両用メータは、請求項
2に記載の構成において、前記各光入射部を平面略長方
形状とし、多数の光入射部を幅方向に隣接配置して、前
記ハウジングを平面略棒状とした。
【0014】請求項5にかかる車両用メータは、請求項
1乃至請求項4のいずれか1つに記載の構成において、
前記光屈折板を屈折率約1.4乃至1.6の透明樹脂材
料より構成し、その歯間角度を約60度乃至80度の範
囲で設定した。
【0015】請求項6にかかる車両用メータは、請求項
1乃至請求項5のいずれか1つに記載の構成において、
前記LEDに対向して放物面鏡を配置し、LEDの光を
平行光として前記光入射部の長さ方向に入射する。
【0016】請求項7にかかる車両用メータは、請求項
2乃至請求項6のいずれか1つに記載の構成において、
更に、制御手段により走行速度に応じて所定位置の前記
光入射部に対応するLEDを発光させる。
【0017】請求項8にかかる車両用メータは、請求項
1乃至請求項7のいずれか1つに記載のLEDを、2色
以上とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】図1は本発明の第一の実施の形態の車両用
メータを適用する自動車用メータ全体を示す正面図であ
る。図2は本発明の第一の実施の形態の車両用メータと
してのスピードメータを示す平面図である。図3は本発
明の第一の実施の形態の車両用メータの要部を示す平面
図である。図4は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータの要部を示す分解斜視図である。図5は本発明の第
一の実施の形態の車両用メータを半径方向に切断して示
す図2のA−A線端面図である。図6は本発明の第一の
実施の形態の車両用メータの導光板を示す部分断面図で
ある。図7は本発明の第一の実施の形態の車両用メータ
としてのスピードメータの使用状態を示す部分平面図で
ある。
【0020】図1及び図2において、本実施の形態の車
両用メータは、スピードメータ、タコメータ、燃料計、
水温計等を適宜配置したメータパネル1に具体化される
ものであり、特に、アナログ式のスピードメータに具体
化されるものである。このスピードメータは、メータパ
ネル1の所定位置に平面略扇形の指標手段10を配置
し、指標手段10の外周には、スピードメータとしての
速度を示す数字を一定間隔で刻設または印刷等により配
置して速度表示目盛を構成している。メータパネル1の
速度表示目盛の内部には所定色を発光する可視光のLE
D(図示略)が、速度表示目盛の照明用として配設され
ている。また、本発明を実施する場合には、可視光のL
EDに替えて、近紫外線等の紫外線を発光するLEDと
し、速度表示目盛の速度を示す数字を紫外線で発色させ
てもよい。
【0021】図3及び図4に示すように、前記指標手段
10は、厚さ方向一端(図4及び5中上端)を開口12
aとする長尺の略四角箱状をなす多数の光入射部12か
らなる平面略扇形のハウジング11と、ハウジング11
の各光入射部12内に配置されるLED21,22,2
3と、ハウジング11の光入射部12の上端の開口12
aを覆う光屈折板25よりなる。前記ハウジング11
は、多数の光入射部12をその幅方向に連続するよう密
接配置した状態で、所定角度の円弧状をなす平面略扇形
に一体成形して構成されている。即ち、前記各光入射部
12は、長さ方向一端(外周側端部)を他端(内周側端
部)より幅広とした平面略長細台形状とされ、前記ハウ
ジング11は、光入射部12の長さ方向一端を外周側と
し他端を内周側として、多数の光入射部12を周方向に
隣接配置している。また、ハウジング11は、アルミニ
ウム等の金属材料、または、ABS等の樹脂材料により
一体成形され、各光入射部12の内面全体に、真空蒸着
等により金属メッキを施し、光反射面12bとしてい
る。なお、ハウジング11をアルミニウム等、高い光反
射率の材料にて形成する場合、光入射部12内面に金属
メッキを施さなくてもよい。本実施の形態においては、
前記光入射部12は、周方向に一定間隔乃至等角度で分
割し、指標手段10の表面側で多数の平面細長台形状の
指針13を構成している。本実施の形態では、各指針1
3は、時速10km/h毎の速度表示用目盛を2分割し、5
km/h毎の速度表示を行うようにしている。
【0022】各光入射部12の外周側端部の内部には、
赤色のLED21、緑色のLED22及び青色のLED
23が、厚さ方向にそれぞれ1個ずつ配置固定され、各
光入射部12の内部空間に光を入射可能となっている。
各LED21,22,23は図示しないプリント基盤に
電気的に接続されている。なお、本実施の形態では、L
ED21,22,23として発光効率が高く、コストパ
フォーマンスに優れる砲弾型LEDランプを使用してい
る。そして、各光入射部に対して各1個ずつ配置される
これら赤色のLED21、緑色のLED22及び青色の
LED23により、本実施の形態のLEDユニット20
が構成され、後述するドライバ31(図8参照)の制御
により、所定色のLED21,22,23を選択して発
光制御するようになっている。
【0023】前記光屈折板25は、PC(ポリカーボネ
ート)、PMMA(ポリメチルメタアクリレート)、フ
ツ素系樹脂等、所定の光透過性樹脂を、前記ハウジング
11の平面形状と同一の平面略扇形の平板状に一体成形
してなるものであり、前記各光入射部12の開口12a
全体を覆うよう、ハウジング11の上端に接着等して接
合固定される。また、光屈折板25の裏面は、図4に示
すように、各光入射部12の長さ方向、即ち、放射方向
に連続する多数の断面三角形状の突部26からなる鋸歯
状とし、各突部26間に円周方向に延びる多数の稜線2
7を形成している。本実施の形態では、前記光屈折板2
5は、透明樹脂材料としてのPC樹脂(屈折率1.58
6)より厚み約1mmに形成し、その歯間角度αである突
部26間角度を約70度とし、また、その歯間ピッチP
である突部26の頂点間の幅は約0.26mmとした。な
お、これら歯間角度α及び歯間ピッチPは、LED2
1,22,23から光入射部12内に放射した光の大部
分を、外部に所定角度で出射し、上記の場合と同等の輝
度を確保できる限りにおいて、その他の値とすることが
でき、また、前記光屈折板25の材料は、屈折率が約
1.4乃至1.6であれば種々の材料を使用することが
できる。例えば、上記PC樹脂(屈折率1.586)の
他にも、アクリル系樹脂(屈折率1.49)、フツ素系
樹脂(屈折率1.42)等の透明樹脂を使用してもよ
い。更に、前記歯間角度αは、約60度乃至80度の範
囲であれば、突部26により上記と同様の機能を発揮で
き、また、歯間ピッチPは、人間の通常の視覚特性乃至
知覚能力を考慮して、光のばらつき等を生じない程度に
小さい値であればよい。
【0024】そして、図5及び図6に示すように、LE
D21,22,23から光入射部12の内部空間に入射
した所望色の光の大部分を、光屈折板25の裏面の各突
部26により所定角度で屈折させて光入射部12の外部
に所定角度で出射し、運転者等に特定の色の光として視
認させるようになっている。これは、LED21,2
2,23から放射される光のうち、突部26の連続方向
である光屈折板25の長さ方向と平行な光(図中左右方
向の光)及びかかる光から上方に所定角度θ(約20
度)の範囲内で傾斜した光に関して、突部26の一側面
から入射した光が所定の屈折角度で屈折し、その突部2
6の他側面で全反射角度(臨界角以上の角度)で全反射
して、外部に出射されるためと考えられる。なお、上記
以外の光(光屈折板25に対し上方に約20度を越える
角度で傾斜する光)の光量は少ないが、これらの光も、
光入射部12内面の光反射面12bで反射し、それら反
射光のうち、光屈折板25と平行な光から上方に約20
度の範囲内で傾斜する光は、やはり、光屈折板25を介
して外部に所定角度で出射される。そして、光屈折板2
5から上方に約20度を超える角度で傾斜して入射する
光も、光屈折板25を上記とは異なる所定角度で透過し
て外部に出射される。即ち、本実施の形態では、光入射
部12を光屈折板25の下方で平行に進行する光のみが
光屈折板25から外部に出射されず減衰することとなる
が、かかる光量は僅かであり無視できる。
【0025】また、図3、図4及び図7に示すように、
前記LEDユニット20は、全ての指針13に対応して
光入射部12に内装配置される。これにより、光入射部
12内には、赤色、緑色及び青色の各色のLED21,
22,23が、指針13の数と同一数配置されることと
なり、赤色のLED21群、緑色のLED22群及び青
色のLED23群をそれぞれ構成している。そして、上
記のように、各LEDユニット20を個別に点灯するこ
とにより、対応するいずれかの指針13を選択的に発光
させて、速度表示を行なう(図7では50km/hの指針を
点灯表示)。なお、前記ハウジング11は、LED2
1,22,23の光が光屈折板25以外の部位から漏れ
ないよう、光入射部12の長さ方向両端を閉塞するもの
であり、最初からかかる形状に一体成形してもよい。ま
た、LED21,22,23を装着する外周壁11a
(図4及び図5参照)のみを別体で形成すると共に、ハ
ウジング11はかかる外周壁11aを設けずに外周端を
開口した形状に一体成形し、前記外周壁11aの各光入
射部12対向位置に各LED21,22,23を実装し
た後、この外周壁11aをハウジング11の外周端に接
合してその開口を閉塞してもよい。
【0026】更に、本実施の形態では、前記光屈折板2
5の表面に、光拡散フィルム29を重合して接合してい
る。この光拡散フィルム29は、前記光屈折板25の指
針13に対向する部位に重合される透光性の平面扇形を
なす光拡散部29aと、光拡散部29aの外周端及び内
周端にそれぞれ連続して一体成形され、ハウジング11
の外周端部(LED21,22,23対応部分)及び内
周端部をそれぞれ遮蔽するメタル色のマスク部29b及
びマスク部29cよりなる。前記光拡散フィルム29
は、公知の光拡散機能を有する樹脂フィルム乃至樹脂シ
ートを光拡散部29aとして使用し、その外周端部及び
内周端部をメタル塗装または材着により所定のメタル色
としてマスク部29b,29cを構成している。前記光
拡散部29aにより、光屈折板25からの指向性を有す
る光を全体的に散乱して拡散するようになっている。前
記光入射部12は、マスク部29b,29cにより遮蔽
された部分以外の部分、即ち、光拡散部29aに対応す
る部分が前記指針13としてメータパネル1上で視認さ
れる。なお、前記マスク部29b,29cは、メタル色
以外にも、ハウジング11の外周端部(LED21,2
2,23対応部分)及び内周端部をそれぞれ遮蔽するマ
スク効果を有する限りにおいて、黒色等、他の色として
もよい。また、実際のメータパネル1では、前記光拡散
フィルム29の上に、別途、公知の意匠面フィルム(図
示略)を重合配設し、前記マスク部29b,29c等に
よるメータパネル1の意匠性低下等を防止してもよい。
或るいは、光拡散フィルム29を省略し、意匠面フィル
ムを直接光屈折板25に重合して、意匠面フィルムによ
りハウジング11の外周端部及び内周端部のマスクを行
う構成としてもよい。
【0027】次に、本実施の形態の車両用メータの電気
的構成及び動作について説明する。
【0028】発光を制御する制御手段の制御部は、マイ
クロコンピュータを構成するCPU、ROM、RAM等
よりなり、指針による速度表示制御に供される。また、
制御部は、例えば、図8に示す回路の一部として、図9
に示すメインプログラムの実行に供される。
【0029】図8は本発明の第一の実施の形態の車両用
メータ全体の回路構成を示すブロック図である。図9は
本発明の第一の実施の形態の車両用メータの全体動作を
示すフローチャートである。
【0030】図8において、スピードセンサ32からの
検出信号は、波形整形回路33を介して制御部35のカ
ウンタ34に入力され、所定時間の単位で計数される。
そして、その計数値は、記憶回路36に記憶されると共
に、その記録情報はドライバ31に入力され、ドライバ
31による各LEDユニット20のLED21,22,
23群の発光制御に供される。
【0031】なお、本実施の形態では、前記ドライバ3
1、スピードセンサ32、波形整形回路33、制御部3
5により、制御手段が構成されている。
【0032】次に、図9のフローチャートについて説明
する。
【0033】まず、ステップS1でスピードセンサ32
からの信号の立上りを検出すると、ステップS2でゲー
ト回路(図示略)を開き、車速信号を波形整形回路33
を介してカウンタ34に伝達し、カウンタ34による計
数が開始される。そして、ステップS3で、予め設定し
た計測時間が経過すると、ステップS4でゲート回路を
閉じ、カウンタ34による計数動作が停止される。次
に、ステップS5でカウンタ34のカウントデータV2
と、現在の表示速度データである記憶データV1が比較
され、両者の差V1−V2が5km/h以上のときのみ、ス
テップS6でドライバ31にカウントデータV2が送ら
れる。この新たなカウントデータV2に基づき、ドライ
バ31はステップS7でLEDユニット20による速度
表示を変更する。即ち、スピードメータにおいて、直前
の走行速度を表示する指針13に対応するLEDユニッ
ト20を消灯すると共に、カウントデータV2の走行速
度に対応する角度位置の指針13を演算し、その指針1
3に対応するLEDユニット20を新たに発光駆動す
る。かかる速度表示用のLEDユニット20の発光色と
しては、赤色、緑色または青色の単色としてもよいし、
これらを混合して得られる任意の色としてもよい。そし
て、ステップS8でカウントデータV2を記憶回路36
に記憶して記憶データV1とし、ステップS9で制御部
35によりカウンタ34をクリアし、以上の動作を繰り
返す。
【0034】なお、かかる全体動作自体は、ドライバ3
1によるLED21,22,23を使用した指針13の
表示制御を除いて、従来のスピードメータの制御動作と
同様である。また、上記速度表示の制御動作において
は、速度表示用の指針13に対応するLEDユニット2
0のみ発光し、その指針13のみ所定色に発光乃至点灯
するようにしているが、指標手段10全体と速度表示中
の指針13とのコントラストをより明瞭にするため、全
てのLEDユニット20を速度表示用の指針13の色と
バランス的に合致する色、例えば、白色等に発光させ、
指標手段10全体をその色に点灯しておいてもよい。更
に、制御部35に走行速度を示す信号を入力可能な限り
において、別の制御方法を使用してもよい。加えて、各
指針13に内装するLEDユニット20は、上記のよう
に、赤、緑及び青の3色のLED21,22,23から
構成することなく、いずれか1色のLED21,22,
23により構成してもよい。しかし、LEDユニット2
0を2色または3色のLED21,22,23で構成す
ると、指針13の発光色を種々選択でき、意匠的効果が
増大する。
【0035】また、更に、外部情報、例えば、車両の特
定部位の動作異常、障害物との異常接近等の異常或いは
警報情報を入力し、その外部情報に応じて指標手段10
の多数のLEDユニット20のうちの何れかまたは全て
を発光させ、対応する指針13または速度表示中の指針
13を除く指標手段10全体を所定色に発光して、それ
らの情報を速度表示中の指針13情報に重畳することが
できる。こうすれば、車両運転中に運転者等の注意を最
も集めるスピードメータにおいて、かかる外部情報表示
を行うことができ、運転者等への注意を効果的に行うこ
とができる。
【0036】このように、上記第一の実施の形態の車両
用メータは、厚さ方向一端を開口とする長尺の略四角箱
状をなすと共に内面を光反射面12bとした光入射部1
2と、前記光入射部12の長さ方向一端から光を入射す
るLED21,22,23と、前記光入射部12の開口
12aの全体を覆う平板状をなすと共に、裏面を光入射
部12の長さ方向に連続する鋸歯状とし、LED21,
22,23から光入射部12へ入射した光を所定角度で
屈折させて光入射部12の外部に所定角度で出射する透
光性材料からなる光屈折板25とを具備するものであ
り、これを請求項1の実施の形態とすることができる。
かかる機能を発揮する光屈折板25としては、PC(ポ
リカーボネート)等の樹脂を使用すると共に、その裏面
に所定歯間角度の断面三角形状の突部26を設けて、そ
の突部26における光の屈折率等を利用し、指向性を考
慮して前記光入射部12内の光を所定角度変向し、外部
に出射する。
【0037】したがって、かかる構成を例えばスピード
メータ等の指標手段10の指針13に具体化することに
より、LED21,22,23から光入射部12の内部
空間に入射された光が、光屈折板25を介して、指標手
段10の表面側へ所定角度で出射され、外部から視認さ
れる。このとき、光入射部12内の大部分の光が一定角
度で外部に出射するため、特定の指向性を有して使用者
である運転者等に視認されることとなる。その結果、光
入射部12に対応する指針13の輝度が大幅に向上し、
特に、その出射角度を考慮して、メータパネル1におけ
る組付け時の傾斜角度、配置位置等を適宜設定すること
により、使用者へ到達する光量を飛躍的に増大すること
ができ、視認性を大幅に向上することができる。実験値
によれば、3桁以上のオーダーで各指針13の輝度が向
上した。更に、光入射部12を箱状としたため、その内
部に十分な空間が形成され、LED21,22,23を
後付けで内部に配設することができると共に、LED2
1,22,23の形状及び寸法の自由度が大きくなり、
上記実施の形態のように、砲弾型LED等、経済性、発
光特性等に優れた任意のLEDを使用することができ
る。
【0038】なお、請求項1にかかる実施の形態は、第
一の実施の形態のように、光入射部12を複数連続して
一体成形することによりハウジング11を構成する場合
の他、光入射部12を個別に成形する場合、または、光
屈折板15を各光入射部12の開口12aを個別に覆う
よう構成する場合を包含するものである。
【0039】また、上記第一の実施の形態の車両用メー
タは、厚さ方向一端を開口12aとする長尺の略四角箱
状をなすと共に内面を光反射面12bとした光入射部1
2を、その幅方向に複数連続するよう一体成形してなる
ハウジング11と、前記各光入射部12の長さ方向一端
に配設され、光入射部12に光を入射するLED21,
22,23と、前記全ての光入射部12の開口12aの
全体を覆う平板状をなすと共に、裏面を各光入射部12
の長さ方向に連続する鋸歯状とし、LED21、22、
23から光入射部12へ入射した光を所定角度で屈折さ
せて光入射部12の外部に所定角度で出射する透光性材
料からなる光屈折板25とを具備するものであり、これ
を請求項2の実施の形態とすることができる。
【0040】したがって、上記請求項2の実施の形態で
は、かかる構成を例えばスピードメータ等の指標手段1
0に具体化することにより、請求項1の実施の形態の作
用及び効果に加え、LEDユニット20から放射された
光は、対応する光入射部12の内部空間に入射され、光
入射部12内の屈折板25の長さ方向と平行な光及び上
方に約20度の角度で傾斜する光が、光屈折板25へ至
り、突部26により指標手段10の表面側へ所定角度で
出射され、前記対応する指針を発光させる。このとき、
変量である速度変化量を指標手段10の発光面積(角
度)の変化で表現したり、単一の指針13の発光位置の
みの変化とすることができる。また、変化点のみを対応
する指針13の色彩を変更して表現することもできる。
そして、運転者は、かかる指標手段10の所定角度位置
で発光する指針13を視認することにより、走行速度を
認識することができる。よって、従来の機械的構成部品
である指針及び指針の駆動機構が不要となる。その結
果、従来の機械的構成部品を削減し、耐久性、信頼性、
表示精度等の製品品質を向上することができる。また、
指針及び駆動機構の分、奥行寸法を小さくすることがで
き、薄型化が可能で、意匠の自由度を拡大できると共
に、運転者の目の位置との間隔を大きくすることができ
る。
【0041】特に、請求項2の実施の形態では、多数の
光入射部12を一体成形してハウジング11としたた
め、各光入射部12を別個成形して後の工程で接合する
場合と比較して、その製造が容易になり、コストを削減
できる。
【0042】また、ハウジング11をアルミニウム等の
熱伝導率の高い金属材料により形成すれば、その放熱効
果により光入射部12内の温度を低下して冷却効果を増
大でき、熱により輝度を低下する特性のあるLED2
1,22,23の輝度を高い値に維持することができ
る。更に、光拡散フィルム29を設けて光屈折板25か
らの指向性のある光を拡散すれば、指針13における光
透過度合いは若干低下するものの、運転者に見易く、目
に優しい光として指針を表示することができる。
【0043】また、本実施の形態では、前記各光入射部
12を、長さ方向一端を他端より幅広とした平面略台形
状とし、長さ方向一端を外周側とし他端を内周側として
多数の光入射部12を隣接配置して、前記ハウジング1
1を平面略扇形としたものであり、これを請求項3の実
施の形態とすることができる。
【0044】したがって、指標手段10を扇形として、
従来のアナログメータと同様の雰囲気で使用することが
でき、意匠性を向上する一方で、使用者に格別な違和感
を与えることもない。
【0045】また、本実施の形態では、前記光屈折板2
5を屈折率約1.5の透明樹脂材料より構成し、その歯
間角度αを約60度乃至80度の範囲で設定したもので
あり、これを請求項5の実施の形態とすることができ
る。
【0046】したがって、屈折板25の長さ方向と平行
な光及び約20度の角度範囲で上方に傾斜する光からな
る光入射部12内の大部分の光が、光屈折板25により
所定角度で外部に出射され、特定の指向性を有する光と
して運転者等に視認される。その結果、指針13の輝度
をより一層向上でき、視認性をより向上することができ
る。
【0047】また、本実施の形態では、走行速度に応じ
て所定位置の光入射部に対応するLED21,22,2
3を発光させる制御手段を具備するものであり、これを
請求項7の実施の形態とすることができる。したがっ
て、スピードメータとして使用する場合、車両の走行時
に、発光制御する制御手段により、走行速度に応じて所
定角度位置の指針13に対応するLEDユニット20が
発光される。LEDユニット20から放射された光は、
対応する指針13の光入射部12に入射され、光屈折板
25を介して、外部へ所定角度で出射し、前記対応する
指針13を発光させる。そして、運転者は、かかる指標
手段10の所定角度位置で発光する指針13を視認する
ことにより、走行速度を認識することができる。よっ
て、従来の機械的構成部品である指針及び指針の駆動機
構が不要となる。その結果、従来の機械的構成部品を削
減し、耐久性、信頼性、表示精度等の製品品質を向上す
ることができる。また、指針及び駆動機構の分、奥行寸
法を小さくすることができ、薄型化が可能で、意匠の自
由度を拡大できると共に、運転者の目の位置との間隔を
大きくすることができる。
【0048】また、本実施の形態では、光入射部に光を
入射するLED21,22,23を、赤、緑、青の3原
色としたものである。この種の実施の形態では、任意の
色彩が表現でき、変量を色彩で仔細に表現することがで
きる。また、他の複数の情報を変量の情報に重畳させる
ことができる。
【0049】そして、本実施の形態では、前記光入射部
12に光を入射するLED21,22,23を、赤、
緑、青の3原色としたものであるが、本発明を実施する
場合には、2色以上とすることができ、これを請求項8
の実施の形態とすることができる。この種の実施の形態
では、変量を任意の2色によって表現できる。また、他
の情報を変量の情報に重畳させることができる。
【0050】また、上記実施の形態は、指標手段10が
所定角度の扇状に展開した形態を具備するものである
が、本発明を実施する場合には、これを直線状に配置す
ることもできる。例えば、各光入射部の形態を平面から
みて略長方形とし、これらの光入射部を幅方向に多数配
置して一体成形すれば、指標手段を公知のデジタルメー
タと同様のバーグラフ表示とすることができる。
【0051】即ち、第一の実施形態の各光入射部12
を、形状のみ変更して平面略長方形状とし、これら多数
の光入射部を幅方向に隣接配置して、前記ハウジングを
平面略棒状とし、これを請求項4に対応する実施の形態
とすることができる。
【0052】この種の実施の形態においても、前記実施
の形態と同様の効果を奏すると共に、変量を略直線状に
表現でき、棒グラフ的に変化を表現したり、位置のみの
変化とすることができる。
【0053】また、上記実施の形態と同様に、走行速度
に応じて所定位置の前記光入射部12に対応するLED
21,22,23を発光させる制御手段を具備する実施
の形態とすることもできる。更に、各光入射部12に光
を入射するLED21,22,23を、2色以上とした
実施の形態とすることもできる。この種の実施の形態で
は、変量を任意の2色によって表現できる。また、他の
情報を変量の情報に重畳させることができる。
【0054】更に、上記実施の形態と同様に、前記光入
射部12に光を入射するLED21,22,23は、
赤、緑、青の3原色とした実施の形態とすることもでき
る。この種の実施の形態では、任意の色彩が表現でき、
変量を色彩で仔細に表現することができる。また、他の
複数の情報を変量の情報に重畳させることができる。
【0055】次に、本発明による別の実施の形態を以下
に説明する。なお、以下の各実施の形態においては上記
第一の実施の形態との相違点のみを説明し、上記第一の
実施の形態と同一の構成については図面に同一符号を付
してその説明を省略する。
【0056】図10は本発明の第二の実施の形態の車両
用メータを半径方向に切断して示す端面図である。
【0057】図10において、本実施の形態は、前記ハ
ウジング11を一体的に構成する各光入射部51の形
状、LED60の配置位置、及びLED60からの光を
全て平行光として光入射部51に入射する構成において
第一の実施の形態と異なる。即ち、各光入射部51は、
第一の実施の形態の光入射部12と同様、長細い略四角
箱状をなし、上端に開口51aを有し、その内面の全面
を光反射面51bとしている。また、その平面形状は、
第一の実施の形態と同様の長細い略台形状であるが、断
面形状は、内周端(図10中右端)に向かって薄肉とな
る断面略台形状とされ、その下面を内周端に向かって上
方に傾斜する傾斜面としている。また、各光入射部51
の外周端には開口51cが設けられ、その開口51cに
は放物面鏡55が装着されている。放物面鏡55は、二
次元的な放物面を曲面方向に二分割した形状の反射面5
5aと、反射面55aを支持する透明樹脂材料等の透明
体からなる基体55bとを有し、前記基体55bを光入
射部51の開口51cに固定し、その反射面55aを開
口51cに対向配置している。放物面鏡55の焦点位置
である基体55bのコーナ部には、赤色、緑色及び青色
のLEDチップからなるLEDユニット60が埋設また
は接合して対向配置され、放物面鏡55の反射面55a
に対し所望の色の光を入射するようになっている。
【0058】前記各光入射部に装着する各放物面鏡間に
は、スリット等の遮光手段(図示略)が設けられ、LE
Dユニット60発光位置の放物面鏡55部分の光が、隣
接する放物面鏡55に漏れて、意図しない指針13が発
光する不具合を防止している。なお、放物面鏡55の放
物面55aを三次元放物面とし、LEDユニット60の
発散光を図10中上下方向のみならず、前後方向(紙面
と直交する方向)にも平行光に変向して、対応する光入
射部51の開口51aの断面の範囲内で光入射部51に
入射するようにすれば、かかる遮光手段を省略すること
もできる。
【0059】これにより、実質的に点光源とみなすこと
ができるLEDユニット60からの所定色の拡散光が、
放物面鏡55の基体55bに入射した後、反射面55a
により反射されて全て平行光に変向され、光入射部51
内に平行光のみを入射するようになっている。なお、本
実施の形態では、放物面鏡55の反射方向を光入射部5
1の長さ方向(図10中左右方向)に対し若干上方に傾
斜するよう変向し、平行光が光屈折板25の裏面に対し
20度以内の入射角度で傾斜して入射するようにしてい
る。なお、前記光入射部51の下面の傾斜角度は、かか
る平行光の光屈折板25への入射角度より小さくするこ
とが好ましく、こうすれば、放物面鏡55から光入射部
51へ入射する光が、光入射部51の下面で直接反射し
て、光屈折板25の裏面に対し20度を超える角度で入
射することはない。上記以外の構成は第一の実施の形態
と同様である。また、前記LEDユニット60のLED
としては、LEDチップの他にLEDランプを使用して
もよい。更に、LEDのハウジングを前記放物面鏡55
と同様の機能を発揮するレンズ仕様として、前記放物面
鏡55とLEDユニット60を一体化してもよい。
【0060】このように、本実施の形態は、前記LED
ユニット60のLEDに対向して放物面鏡55を配置
し、LEDユニット60のLEDの光を平行光として前
記光入射部51の長さ方向に入射するものであり、これ
を請求項6の実施の形態とすることができる。したがっ
て、第一の実施の形態の作用及び効果に加え、点光源と
して点発光するLEDユニット60からの拡散光が、放
物面鏡55の反射面にて全て平行光に変向されるため、
光入射部51に入射する光がほぼ全て光屈折板25に到
達することになり、光屈折板25からの出射光量が増大
する。その結果、指針13の輝度をより向上することが
でき、指標手段10の視認性を一層良好とすることがで
きる。なお、LEDユニット60から放物面鏡55を介
して光入射部51に入射する光のごく一部は、光入射部
51の内周端の内面(図10中右内側面)で直接反射す
るが、かかる内周端の内面は光屈折板25と直交面をな
すため、かかる反射光は放物面鏡55からの光と反対方
向から同一の傾斜角度(光屈折板25に対し20度以内
の角度)で光屈折板25に入射し、前記所定の角度で外
部に出射されて、特定の指向性を有する光となる。
【0061】図11は本発明の第三の実施の形態の車両
用メータを半径方向に切断して示す断面図である。
【0062】図11において、本実施の形態の車両用メ
ータは、第一の実施の形態の車両用メータにおいて、ハ
ウジング11の各光入射部12に内装するLED70を
単一でフルカラー発光表示の可能なものとした点におい
て第一の実施の形態と異なる。即ち、第一の実施の形態
では、各光入射部12に赤色、緑色及び青色のLED2
1,22,23からなるLEDユニット20を内装した
が、本実施の形態では、各光入射部12に1個のLED
70を内装している。各LED70は図示しないプリン
ト基板に電気的に接続されている。このLED70自体
は、図示はしないが、例えば、1本のメインリードと3
本のサブリードからなるリードフレームによりLEDチ
ップを支持し、それらをモールド樹脂で封入した公知の
ものであり、メインリードに赤色、緑色及び青色のLE
Dチップを載置してそれぞれの一方の電極を電気的に接
続し、各サブリードに各LEDチップの他方の電極を結
線して電気的に接続している。また、LED70は、前
記ドライバ31(図8参照)の制御により、所定色のL
EDチップを選択して発光制御することにより、フルカ
ラー点灯表示が可能となっている。なお、本実施の形態
の光入射部12は、内装するLED70を1個とする関
係上、3個のLED21,22,23を内装する第一の
実施の形態の光入射部12よりその分だけ薄型とする。
【0063】本実施の形態の車両用メータも、第一の実
施の形態と同様、図11に示すように、各LED70か
ら各光入射部12の内部空間に入射した所望色の光の大
部分を、光屈折板25の裏面の各突部26により所定角
度で屈折させて光入射部12の外部に所定角度で出射
し、運転者等に特定の色の光として視認させるようにな
っている。
【0064】また、前記LED70は、全ての指針13
に対応して光入射部12に内装配置される。これによ
り、光入射部12内には、赤色、緑色及び青色の各色の
LEDチップを有するLED70が、指針13の数と同
一数配置されることとなり、全体として、赤色のLED
群、緑色のLED群及び青色のLED群をそれぞれ構成
している。そして、第一の実施の形態と同様、各LED
70を個別に点灯することにより、対応するいずれかの
指針13を選択的に発光させて、速度表示を行なうよう
になっている。
【0065】本実施の形態の車両用メータの電気的構成
及び動作は、第一の実施の形態と同様であり、図8の制
御手段により図9の示すメインプログラムにしたがって
指針13による速度表示のための制御が行われる。一
方、本実施の形態では、制御手段により各光入射部12
内の3個のLED21,22,23をそれぞれ発光制御
して所望の色を発光する代わりに、単一のLED70の
各LEDチップをそれぞれ発光制御して種々の所望の色
を発光する。
【0066】このように、上記第三の実施の形態の車両
用メータは、第一の実施の形態の車両用メータのLED
ユニット20を単一のLED70に置換したものであ
り、請求項1乃至請求8の実施の形態として具体化する
ことができる。したがって、本実施の形態は、上記第一
の実施の形態の作用及び効果に加えて、装置全体に使用
するLED70の数を削減することができ、かつ、ハウ
ジング11の光入射部12を薄型化して、装置自体を更
に薄型化することができる。なお、本実施の形態のLE
D70は、3色のLEDチップを備えるフルカラータイ
プの他に、2色以上のLEDチップを備えるタイプのも
のとしてもよい。
【0067】なお、本発明を実施する場合には、上記実
施の形態に特定されるものではなく、単一のLED70
の代わりに、制御手段により各光入射部12内にR,
G,Bの3個のLED21,22,23を配設してもよ
いし、R,G,Bの1個以上のLEDを配設してもよ
い。
【0068】図12は本発明の第四の実施の形態の車両
用メータのハウジングの要部を示す斜視図である。
【0069】図12において、本実施の形態の車両用メ
ータは、第一の実施の形態の車両用メータにおいて、ハ
ウジング71の各光入射部72を断面略半円形または半
橢円形の略長尺箱状とし、更に、各光入射部72に第三
の実施の形態のLED70を内装した点において第一の
実施の形態と異なる。即ち、本実施の形態の指標手段1
0は、厚さ方向一端(図12中上端)を開口72aとす
る長尺箱状をなす多数の光入射部72からなる平面略扇
形のハウジング71と、ハウジング71の各光入射部7
2内に配置されるLED70と、ハウジング71の光入
射部72の上端の開口72aを覆う光屈折板25よりな
る。前記ハウジング71は、第一の実施形態のハウジン
グ11と同様、多数の光入射部72をその幅方向に連続
するよう密接配置し、所定角度の円弧状をなす平面略扇
形に一体成形されている。また、本実施形態の各光入射
部72は、その平面形状を長さ方向一端を他端より幅広
とした略長細台形状とすると共に、その断面形状を略半
球状または略半橢円状とし、全体として長さ方向両端を
閉塞した略半円筒状となっている。更に、前記各光入射
部72は、第二の実施の形態の光入射部52と同様、外
周端から内周端に向かって厚みを減少するテーパ状とさ
れている。そして、前記ハウジング71は、光入射部7
2の長さ方向一端を外周側とし他端を内周側として、多
数の光入射部72を周方向に隣接配置することにより上
記略扇形に構成されている。
【0070】ハウジング71は、第一の実施の形態のハ
ウジング11と同様、金属または樹脂材料により一体成
形され、各光入射部72の内面全体に金属メッキの光反
射面72bを形成している。なお、ハウジング71をア
ルミニウム等、高い光反射率の材料にて形成する場合、
光入射部72内面に金属メッキを施さなくてもよい。ま
た、本実施の形態の光入射部72は、第一の実施の形態
と同様、周方向に一定間隔乃至等角度で分割し、指標手
段10の表面側で多数の平面細長台形状の指針13を構
成している。
【0071】本実施の形態の車両用メータも、第一の実
施の形態と同様、各LED70から各光入射部72の内
部空間に入射した所望色の光の大部分を、光屈折板25
の裏面の各突部26により所定角度で屈折させて光入射
部72の外部に所定角度で出射し、運転者等に特定の色
の光として視認させるようになっている。
【0072】即ち、各光入射部72の外周側端部の内部
にはLED70が配置固定され、各光入射部72の内部
空間に光を入射可能となっている。各LED70は図示
しないプリント基盤に電気的に接続されている。また、
LED70は、前記ドライバ31(図8参照)の制御に
より、所定色のLEDチップを選択して発光制御するこ
とにより、フルカラー点灯表示が可能となっている。な
お、本実施の形態の光入射部72は、第一の実施の形態
のように、3個のLED21,22,23を内装しても
よいが、この場合、その分だけ厚みを大きくする。前記
LED70は、全ての指針13に対応して光入射部72
に内装配置される。これにより、光入射部72内には、
LED70が、指針13の数と同一数配置されることと
なり、その赤色、緑色及び青色の各色のLEDチップ
が、全体として、赤色のLED群、緑色のLED群及び
青色のLED群をそれぞれ構成している。そして、上記
のように、各LED70を個別に点灯することにより、
対応するいずれかの指針13を選択的に発光させて、速
度表示を行なうようになっている。
【0073】なお、図12ではハウジング71の光入射
部72の断面形状を示すため、その内周側端を開放して
示すが、実際は、前記ハウジング71は、LED70の
光が光屈折板25以外の部位から漏れないよう、光入射
部72の長さ方向両端を閉塞するものであり、最初から
かかる形状に一体成形してもよい。また、LED70を
装着する外周壁71a(図12参照)のみを別体で形成
すると共に、ハウジング71はかかる外周壁71aを設
けずに外周端を開口した形状に一体成形し、前記外周壁
71aの各光入射部72対向位置にLED70を実装し
た後、この外周壁71aをハウジング71の外周端に接
合してその開口を閉塞してもよい。
【0074】更に、本実施の形態では、前記光屈折板2
5の表面に、第一の実施の形態のように光拡散フィルム
29を重合して接合してもよく、また、メータパネル1
において、光拡散フィルム29の上に、別途、公知の意
匠面フィルム(図示略)を重合配設し、前記マスク部2
9b,29c等によるメータパネル1の意匠性低下等を
防止してもよい。或るいは、光拡散フィルム29を省略
し、意匠面フィルムを直接光屈折板25に重合して、意
匠面フィルムによりハウジング11の外周端部及び内周
端部のマスクを行う構成としてもよい。
【0075】本実施の形態の車両用メータの電気的構成
及び動作は、第一の実施の形態と同様であり、図8の制
御手段により図9の示すメインプログラムにしたがって
指針13による速度表示のための制御が行われる。一
方、本実施の形態では、制御手段により各光入射部12
内の3個のLED21,22,23をそれぞれ発光制御
して所望の色を発光する代わりに、単一のLED70の
各LEDチップをそれぞれ発光制御して種々の所望の色
を発光する。
【0076】このように、上記第四の実施の形態の車両
用メータは、第一の実施の形態の車両用メータのハウジ
ング11をハウジング71で置換し、LEDユニット2
0を単一のLED70に置換したものであり、請求項1
乃至請求8の実施の形態として具体化することができ
る。したがって、本実施の形態は、上記第一の実施の形
態の作用及び効果に加えて、ハウジング71の光入射部
72を略半円筒状としたため、射出成形により成形する
場合の型抜きが容易となり、成形作業をより簡単に行う
ことができると共に、製造コストを削減し、かつ、生産
性を向上することができる。また、装置全体に使用する
LED70の数を削減することができ、かつ、ハウジン
グ11の光入射部12を薄型化して、装置自体を更に薄
型化することができる。なお、本実施の形態のLED7
0は、3色のLEDチップを備えるフルカラータイプの
他に、2色以上のLEDチップを備えるタイプのものと
してもよい。また、本実施の形態のLED70を、第二
の実施の形態のように、放物面鏡55及びLEDユニッ
ト60の組み合わせにより置換して具体化し、光入射部
72に平行光のみを入射するようにしてもよい。
【0077】即ち、本発明を実施する場合には、上記実
施の形態に特定されるものではなく、単一のLED70
としてもよいし、R,G,Bの3個のLED21,2
2,23を配設してもよいし、R,G,Bの1個以上の
LEDを配設してもよい。
【0078】ところで、本発明は、スピードメータ以外
にも、タコメータ5等、他の計器類に具体化してもよ
い。更に、本発明の電気的構成及びその制御プログラム
も上記実施の形態に限定されるものではない。加えて、
上記各実施の形態の指針13の分解能は、5km/h毎とし
たが、LED21,22,23,60,70の寸法、発
光特性等に応じて、指針13の分解能を1km/h乃至4km
/h毎、または、6km/h以上毎としてもよい。そして、第
一または第三の実施の形態の光入射部12は、第二の実
施の形態の光入射部51と同様、その内周端(図5中右
端)に向かって薄肉となる断面略台形状としてもよい。
更に、第四の実施の形態の光入射部72は、第一の実施
の形態の光入射部12と同様、長さ方向に同一厚みで延
びる長尺箱状としてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1の車両用メータ
は、厚さ方向一端を開口とする長尺箱状をなすと共に内
面を光反射面とした光入射部の長さ方向一端からLED
により光を入射し、前記光入射部の開口の全体を覆う平
板状をなすと共に、裏面を光入射部の長さ方向に連続す
る鋸歯状とした光屈折板により、LEDから光入射部へ
入射した光を所定角度で屈折させて光入射部の外部に所
定角度で出射することができる。
【0080】したがって、LEDから光入射部の内部空
間に入射された光が、光屈折板を介して、指標手段の表
面側へ所定角度で出射され、外部から視認される。この
とき、光入射部内の大部分の光が一定角度で外部に出射
するため、特定の指向性を有して使用者に視認されるこ
ととなる。その結果、光入射部の輝度が大幅に向上し、
特に、その出射角度を考慮して、メータパネルにおける
組付け時の傾斜角度、配置位置等を適宜設定することに
より、使用者へ到達する光量を飛躍的に増大することが
でき、視認性を大幅に向上することができる。
【0081】請求項2の車両用メータは、厚さ方向一端
を開口とする長尺箱状をなすと共に内面を光反射面とし
た光入射部を、その幅方向に複数連続するよう一体成形
してハウジングを構成し、前記各光入射部の長さ方向一
端に配設したLEDから光入射部に光を入射し、前記全
ての光入射部の開口の全体を覆う平板状をなすと共に、
裏面を各光入射部の長さ方向に連続する鋸歯状とした透
光性材料からなる光屈折板により、LEDから光入射部
へ入射した光を所定角度で屈折させて光入射部の外部に
所定角度で出射することができる。
【0082】したがって、LEDから光入射部の内部空
間に入射された光が、光屈折板を介して、指標手段の表
面側へ所定角度で出射され、外部から視認される。この
とき、光入射部内の大部分の光が一定角度で外部に出射
するため、特定の指向性を有して使用者に視認されるこ
ととなる。その結果、光入射部の輝度が大幅に向上し、
特に、その出射角度を考慮して、メータパネルにおける
組付け時の傾斜角度、配置位置等を適宜設定することに
より、使用者へ到達する光量を飛躍的に増大することが
でき、視認性を大幅に向上することができる。
【0083】また、LEDから放射された光は、対応す
る光入射部の内部空間に入射され、光屈折板を介して表
面側へ所定角度で出射して発光する。このとき、変量に
応じて所定位置の光入射部を発光することにより、使用
者は、かかる所定位置での発光を変量の変化として視認
することができ、変量を認識することができる。よっ
て、スピードメータ等の従来のアナログメータに具体化
した場合、従来の機械的構成部品である指針及び指針の
駆動機構が不要となる。その結果、従来の機械的構成部
品を削減し、耐久性、信頼性、表示精度等の製品品質を
向上することができる。また、指針及び駆動機構の分、
奥行寸法を小さくすることができ、薄型化が可能で、意
匠の自由度を拡大できると共に、運転者の目の位置との
間隔を大きくすることができる。
【0084】更に、複数の光入射部を一体成形してハウ
ジングとしたため、各光入射部を別個成形して後の工程
で接合する場合と比較して、その製造が容易になり、コ
ストを削減できる。
【0085】請求項3の車両用メータは、請求項2の各
光入射部を、長さ方向一端を他端より幅広とした平面略
台形状とし、長さ方向一端を外周側とし他端を内周側と
して多数の光入射部を隣接配置して、ハウジングを平面
略扇形としたものである。したがって、請求項2の効果
に加えて、ハウジングを扇形として、従来のアナログメ
ータと同様の雰囲気で使用することができ、意匠性を向
上する一方で、使用者に格別な違和感を与えることもな
い。
【0086】請求項4の車両用メータは、請求項2の各
光入射部を平面略長方形状とし、多数の光入射部を幅方
向に隣接配置して、前記ハウジングを平面略棒状とした
ものである。したがって、請求項2の効果に加えて、変
量を略直線状に表現でき、棒グラフ的に変化を表現した
り、位置のみの変化とすることができる。
【0087】請求項5の車両用メータは、請求項1乃至
請求項4のいずれか1つに記載の光屈折板を屈折率約
1.4乃至1.6の透明樹脂材料より構成し、その歯間
角度を約60度乃至80度の範囲で設定してものであ
る。したがって、請求項1乃至請求項4のいずれか1つ
に記載の効果に加えて、LEDからの平行光及び平行光
と約20度の角度をなす傾斜光からなる光入射部内の大
部分の光が、光屈折板により所定角度で外部に出射さ
れ、特定の指向性を有する光として運転者等に視認され
る。その結果、指針の輝度をより一層向上でき、視認性
をより向上することができる。
【0088】請求項6の車両用メータは、請求項1乃至
請求項5のいずれか1つに記載の構成に加えて、LED
に対向して放物面鏡を配置し、LEDの光を平行光とし
て光入射部の長さ方向に入射する。したがって、請求項
1乃至請求項5のいずれか1つに記載の効果に加えて、
点光源として点発光するLEDからの拡散光が、放物面
鏡の反射面にて全て平行光に変向されるため、光入射部
に入射する光がほぼ全て光屈折板に到達することにな
り、光屈折板からの出射光量が増大する。その結果、指
針の輝度をより向上することができ、指標手段の視認性
を一層良好とすることができる。
【0089】請求項7の車両用メータは、請求項2乃至
請求項6のいずれか1つに記載の構成に加え、制御手段
により走行速度に応じて所定位置の光入射部に対応する
LEDを発光させることができる。したがって、請求項
2乃至請求項6のいずれか1つに記載の効果に加えて、
スピードメータとして使用する場合、車両の走行時に、
発光制御する制御手段により、走行速度に応じて所定位
置の光入射部に対応するLEDが発光される。LEDか
ら放射された光は、対応する光入射部に入射され、光屈
折板を介して、外部へ所定角度で出射し、前記対応する
位置で発光する。そして、運転者は、かかる指標手段の
所定角度位置での発光を視認することにより、走行速度
を認識することができる。よって、従来の機械的構成部
品である指針及び指針の駆動機構が不要となる。その結
果、従来の機械的構成部品を削減し、耐久性、信頼性、
表示精度等の製品品質を向上することができる。また、
指針及び駆動機構の分、奥行寸法を小さくすることがで
き、薄型化が可能で、意匠の自由度を拡大できると共
に、運転者の目の位置との間隔を大きくすることができ
る。
【0090】請求項8の車両用メータは、請求項1乃至
請求項7のいずれか1つに記載の構成に加え、光入射部
に光を入射するLEDを、2色以上としたものである。
したがって、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記
載の効果に加えて、変量を任意の2色によって表現でき
る。また、他の情報を変量の情報に重畳させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータを適用する自動車用メータ全体を示す正面図であ
る。
【図2】 図2は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータとしてのスピードメータを示す平面図である。
【図3】 図3は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータの要部を示す平面図である。
【図4】 図4は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータの要部を示す分解斜視図である。
【図5】 図5は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータを半径方向に切断して示す図2のA−A線端面図で
ある。
【図6】 図6は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータの導光板を示す部分断面図である。
【図7】 図7は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータとしてのスピードメータの使用状態を示す部分平面
図である。
【図8】 図8は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータ全体の回路構成を示すブロック図である。
【図9】 図9は本発明の第一の実施の形態の車両用メ
ータの全体動作を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の第二の実施の形態の車両
用メータを半径方向に切断して示す端面図である。
【図11】 図11は本発明の第三の実施の形態の車両
用メータを半径方向に切断して示す断面図である。
【図12】 図12は本発明の第四の実施の形態の車両
用メータのハウジングの要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,71 ハウジング 12,51,72 光入射部 12b,51b,72b 光反射面 21 赤色のLED 22 緑色のLED 23 青色のLED 25 光屈折板 31 ドライバ(制御手段) 32 スピードセンサ(制御手
段) 33 波形整形回路(制御手
段) 35 制御部(制御手段) 55 放物面鏡 70 LED α 歯間角度

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ方向一端を開口とする長尺箱状をな
    すと共に内面を光反射面とした光入射部と、 前記光入射部の長さ方向一端から光を入射する発光ダイ
    オードと、 前記光入射部の開口の全体を覆う平板状をなすと共に、
    裏面を光入射部の長さ方向に連続する鋸歯状とし、発光
    ダイオードから光入射部へ入射した光を所定角度で屈折
    させて光入射部の外部に所定角度で出射する透光性材料
    からなる光屈折板とを具備することを特徴とする車両用
    メータ。
  2. 【請求項2】 厚さ方向一端を開口とする長尺箱状をな
    すと共に内面を光反射面とした光入射部を、その幅方向
    に複数連続するよう一体成形してなるハウジングと、 前記各光入射部の長さ方向一端に配設され、光入射部に
    光を入射する発光ダイオードと、 前記全ての光入射部の開口の全体を覆う平板状をなすと
    共に、裏面を各光入射部の長さ方向に連続する鋸歯状と
    し、発光ダイオードから光入射部へ入射した光を所定角
    度で屈折させて光入射部の外部に所定角度で出射する透
    光性材料からなる光屈折板とを具備することを特徴とす
    る車両用メータ。
  3. 【請求項3】 前記各光入射部を、長さ方向一端を他端
    より幅広とした平面略台形状とし、長さ方向一端を外周
    側とし他端を内周側として多数の光入射部を隣接配置し
    て、前記ハウジングを平面略扇形としたことを特徴とす
    る請求項2に記載の車両用メータ。
  4. 【請求項4】 前記各光入射部を平面略長方形状とし、
    多数の光入射部を幅方向に隣接配置して、前記ハウジン
    グを平面略棒状としたことを特徴とする請求項2に記載
    の車両用メータ。
  5. 【請求項5】 前記光屈折板を屈折率約1.4乃至1.
    6の透明樹脂材料より構成し、その歯間角度を約60度
    乃至80度の範囲で設定したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1つに記載の車両用メータ。
  6. 【請求項6】 前記発光ダイオードに対向して放物面鏡
    を配置し、発光ダイオードの光を平行光として前記光入
    射部の長さ方向に入射することを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれか1つに記載の車両用メータ。
  7. 【請求項7】 更に、走行速度に応じて所定位置の前記
    光入射部に対応する発光ダイオードを発光させる制御手
    段を具備することを特徴とする請求項2乃至請求項6の
    いずれか1項に記載の車両用メータ。
  8. 【請求項8】 前記光入射部に光を入射する発光ダイオ
    ードは、2色以上としたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項7のいずれか1つに記載の車両用メータ。
JP7305843A 1995-06-07 1995-11-24 車両用メータ Withdrawn JPH09146479A (ja)

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GB9611842A GB2301894B (en) 1995-06-07 1996-06-06 Light-driven display device
DE19622900A DE19622900A1 (de) 1995-06-07 1996-06-07 Beleuchtete Anzeigevorrichtung
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