JPH08332874A - インストルメントクラスタ装置 - Google Patents

インストルメントクラスタ装置

Info

Publication number
JPH08332874A
JPH08332874A JP7144452A JP14445295A JPH08332874A JP H08332874 A JPH08332874 A JP H08332874A JP 7144452 A JP7144452 A JP 7144452A JP 14445295 A JP14445295 A JP 14445295A JP H08332874 A JPH08332874 A JP H08332874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
half mirror
vehicle meter
vehicle
light emitting
led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7144452A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tamaki
真人 田牧
Osamu Yamanaka
修 山中
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
Akihiko Suzuki
昭彦 鈴木
Toshio Yamaguchi
寿夫 山口
Kazuhiro Sakai
和宏 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP7144452A priority Critical patent/JPH08332874A/ja
Publication of JPH08332874A publication Critical patent/JPH08332874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 独特の意匠的効果を期待できると共に、運転
者の目の位置との間隔を大きくすることができること。 【構成】 車両の計測情報を指示するスピードメータ5
の上面を覆うハーフミラー3とスピードメータ5の間の
空間を形成するスピードメータ5の指針14及び目盛1
6を除く内面を艶消黒色とし、その空間に紫外線を発光
するLED20を配設し、紫外線を発光するLED20
を消灯した状態で、ハーフミラー3のスピードメータ5
の反対側に配設した赤色のLED列Dr 、緑色のLED
列Dg 、青色のLED列Db を点灯すればハーフミラー
3が鏡面として使用でき、また、所定のムード照明とす
ることもできる。当然、紫外線を発光するLED20を
点灯した状態で前記車両用メータの指針14及び目盛1
6が確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のスピードメー
タ、タコメータ等を集合配置するインストルメントクラ
スタ装置に関するものであり、特に、発光ダイオード
(以下、単に『LED』という)を使用して、目盛及び
指針等を発光自在としたインストルメントクラスタ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインストルメントクラスタに収容
されるメータ類は、一般に、磁気式スピードメータが使
用され、この種のメータ類は、文字板、指針及び前記指
針を回転駆動して速度表示を行わせる駆動部を備え、指
針により文字板の目盛上に変量を指示するようになって
いる。一方、スピードメータ等の車両用メータは、車速
等のマンマシン情報の伝達機能の他に、車両のインテリ
アの構成部分としても作用している。そして、車両用メ
ータは、運転者等の最も注意を引く部分であるインスト
ルメントパネルの主要部分を占め、その意匠性も重要な
ため、近年、使用者の趣味感乃至感性の多様化により、
各種メータ自体の構成、それらの配置等に種々の試みが
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来からのイ
ンストルメントパネルは、その意匠が特定され、使用者
の個々の趣味等に応じて、その意匠を変更することはで
きない。また、機械的構成部品としての文字板及び指針
からなる従来の意匠では、多様化する使用者の趣味感に
対応できず、意匠性の点で改善の余地があった。
【0004】また、車両用メータと運転者の目の位置と
の間隔を大きくすることはできず、中高年者等の遠視を
考慮した場合、その視認性の点でも改善する余地があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、独特の意匠的効果を期
待できると共に、運転者の目の位置との間隔を大きくす
ることができるインストルメントクラスタ装置の提供を
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるインス
トルメントクラスタ装置は、車両の計測情報を指示する
車両用メータと、前記車両用メータの上面を覆うハーフ
ミラーと、前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間
の空間を形成する構成面を、少なくとも前記車両用メー
タの指針及び目盛を除く構成面を艶消黒色とした内面
と、前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間
に配設した発光ダイオードとを具備するものである。
【0007】請求項2にかかるインストルメントクラス
タ装置は、車両の計測情報を指示する車両用メータと、
前記車両用メータの上面を覆うハーフミラーと、前記車
両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間を形成する
構成面を、少なくとも前記車両用メータの指針及び目盛
を除く構成面を艶消黒色とした内面と、前記車両用メー
タと前記ハーフミラーとの間の空間に配設した発光ダイ
オードと、前記ハーフミラーの前記車両用メータの反対
側に配設した発光ダイオードとを具備するものである。
【0008】請求項3にかかるインストルメントクラス
タ装置は、請求項1または請求項2に記載の車両用メー
タと前記ハーフミラーとの間の空間に配設した発光ダイ
オードを、赤色、緑色、青色の発光ダイオードとしたも
のである。
【0009】請求項4にかかるインストルメントクラス
タ装置は、請求項1または請求項2に記載の車両用メー
タと前記ハーフミラーとの間の空間に配設した発光ダイ
オードを、紫外線発光ダイオードとしたものである。
【0010】請求項5にかかるインストルメントクラス
タ装置は、請求項2に記載のハーフミラーの前記車両用
メータの反対側に配設した発光ダイオードを、赤色、緑
色、青色の発光ダイオードとしたものである。
【0011】請求項6にかかるインストルメントクラス
タ装置は、請求項3または請求項5に記載の赤色、緑
色、青色の発光ダイオードを、少なくとも、前記ハーフ
ミラーを鏡面とするモード及び赤色、緑色、青色の発光
ダイオードによって特定の色彩の照明とするモードを制
御する制御回路を具備するものである。
【0012】
【作用】請求項1においては、車両の計測情報を指示す
る車両用メータの上面を覆うハーフミラーと前記車両用
メータとの間の空間を形成する少なくとも前記車両用メ
ータの指針及び目盛を除く内面を艶消黒色とし、その空
間に発光ダイオードを配設し、発光ダイオードを消灯し
た状態でハーフミラーが鏡面として使用でき、また、発
光ダイオードを点灯した状態で前記車両用メータの指針
及び目盛が確認できる。
【0013】請求項2においては、車両の計測情報を指
示する車両用メータの上面を覆うハーフミラーと前記車
両用メータとの間の空間を形成する少なくとも前記車両
用メータの指針及び目盛を除く内面を艶消黒色とし、そ
の空間に発光ダイオードを配設し、前記発光ダイオード
を消灯した状態で前記ハーフミラーが鏡面として使用で
き、また、前記発光ダイオードを点灯した状態で前記車
両用メータの指針及び目盛が確認でき、しかも、前記ハ
ーフミラーの前記車両用メータの反対側に配設した前記
発光ダイオードは、車内の照明及び前記ハーフミラーを
鏡面として使用した場合の照明として使用できる。
【0014】請求項3においては、請求項1または請求
項2に記載の車両用メータと前記ハーフミラーとの間の
空間に配設した発光ダイオードを、赤色、緑色、青色の
発光ダイオードとすることにより、白色(自然光)の照
明及び所定の色彩の照明にすることができる。
【0015】請求項4においては、請求項1または請求
項2に記載の車両用メータと前記ハーフミラーとの間の
空間に配設した発光ダイオードを、紫外線発光ダイオー
ドとしたものである。前記車両用メータの指針と目盛を
異なる発光色で発光させることができ、指針と目盛の発
光となり、特に認識が明瞭になる。
【0016】請求項5においては、請求項2に記載のハ
ーフミラーの前記車両用メータの反対側に配設した発光
ダイオードを、赤色、緑色、青色の発光ダイオードとす
ることにより、車内の照明を任意の色彩に変化させるこ
とができる。
【0017】請求項6においては、請求項3または請求
項5に記載の赤色、緑色、青色の発光ダイオードを、少
なくとも、前記ハーフミラーを鏡面とするモード及び赤
色、緑色、青色の発光ダイオードによって特定の色彩の
照明とするモードを制御することにより、車両の停止状
態での機能を増加させる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例のインストルメン
トクラスタ装置の正面図であり、また、図2は本発明の
一実施例のインストルメントクラスタ装置の切断線A−
Aによる断面図である。
【0020】図1及び図2において、インストルメント
クラスタと呼称されるハウジング1は、各種メータ類の
構成部品の一つで、各種メータ類の枠体となるものであ
る。周囲枠部2はインストルメントクラスタの正面の境
界部分を示すもので、インストルメントパネルとの境界
部である。この周囲枠部2は透光性を有する合成樹脂か
らなり、内部に列状に配設してなる赤色のLED列Dr
、緑色のLED列Dg及び青色のLED列Db を交互に
配置した所定密度の列としてなるLED10がモールド
されている。LED10は周囲枠部2の全周に内部に、
赤色のLED列Dr 、緑色のLED列Dg 及び青色のL
ED列Db からなり、得ようとする明るさによってその
列の密度が決定されており、通常1列配置であるが、複
数列配置とすることもできる。ハウジング1内には取付
パネル30によってタコメータ4及びスピードメータ
5、燃料計及び温度計、オイル計等の警告表示計器類6
と、水量警告灯、油量警告灯、充電警告灯等の警告表示
計器類7が配設されている。
【0021】周囲枠部2の表面側には、その全体の外周
を内周凹部に嵌込みを行うことによって、平板状のハー
フミラー3が配設されている。
【0022】取付パネル30は板金加工したもので、イ
ンストルメントクラスタのハウジング1の一部として周
囲枠部2に端部をインサート成形されている。そして、
所定の位置に、タコメータ4及びスピードメータ5、警
告表示計器類6、警告表示計器類7が配設されるための
貫通孔31が形成されている。貫通孔31には、図1の
実施例でいえば、スピードメータ5のメータケース13
が一体に溶着等により接合されている。図示しないがタ
コメータ4及びスピードメータ5、警告表示計器類6、
警告表示計器類7のケースも同様に接合されている。
【0023】スピードメータ5のメータケース13の内
底には、目盛16が印刷または合成樹脂プレートを刻設
することにより形成されている。また、メータケース1
3の外底には駆動部15が配設されている。駆動部15
は指針14の駆動を行うもので、駆動部15は図示しな
い外部から変量の信号を受けている。
【0024】また、平板状のハーフミラー3と取付パネ
ル30との間は、所定の距離確保されており、その間に
LED20が配設されている。本実施例のLED20は
近紫外線を発光するLEDであり、指針14と目盛16
に近紫外線を照射し、指針14と目盛16を所定の色彩
で発光させるものである。このため、指針14と目盛1
6は紫外線で発光する塗料を塗布するか、或いは合成樹
脂に近紫外線で発光する顔料を混入したものを使用す
る。LED20は列状に配列され、透明なレンズ体12
にモールドされている。即ち、LED20はレンズ体1
2と一体成形されている。レンズ体12はハーフミラー
3と取付パネル30との間隔を保持し、ハーフミラー3
に対する外力に耐え、指針14と目盛16に均一に近紫
外線が照射できるように内側に凸状となるように、四角
の枠体を形成している。
【0025】そして、ハーフミラー3と取付パネル30
との間、即ち、取付パネル30のハーフミラー3側の面
は、スピードメータ5等の車両用メータとハーフミラー
3との間の空間を形成する構成面を、少なくともスピー
ドメータ5等の車両用メータの指針14及び目盛16を
除く底面13a及び側面13b並びに取付パネル30の
上面30aを艶消黒色とした内面を有している。
【0026】図3は本発明の一実施例のインストルメン
トクラスタ装置の全体制御回路図で、また、図4は本発
明の一実施例のインストルメントクラスタ装置の要部制
御回路図である。そして、図5は本発明の一実施例のイ
ンストルメントクラスタ装置の『鏡面モード』の状態の
正面図、図6は本発明の一実施例のインストルメントク
ラスタ装置の電源遮断状態の正面図である。
【0027】図3及び図4において、リングカウンタR
C1 は不揮発性のメモリからなるカウンタで、アンドゲ
ートG0 に入力するイグニッションスイッチのアクセサ
リーAcc位置、定電圧電源に接続した押ボタンスイッチ
SW1 の論理積によってカウント動作する。即ち、イグ
ニッションスイッチのアクセサリーAcc位置で、押ボタ
ンスイッチSW1 が押圧される毎に出力が順次切替えら
れる。リングカウンタRC1 の出力は、『鏡面モー
ド』、『照明モード』、『混合モード』、『赤モー
ド』、『緑モード』、『青モード』、『自動切替モー
ド』の順で切替える。
【0028】『鏡面モード』はハーフミラー3の表面を
鏡面として使用し、イグニッションスイッチのアクセサ
リーAcc位置で身嗜、化粧等を整えるのに使用される。
このとき、車内の照明を明るくし、より鏡面の作用を強
くだすため、同時にルームランプの点灯を行う。『照明
モード』は車内の照明のみで不十分なとき、或いは運転
手が筆記具等を使用する場合に使用される。『混合モー
ド』は車内ムードを所定の色彩によって醸し出す場合に
使用される。『赤モード』、『緑モード』、『青モー
ド』は車内ムードを赤、緑、青の色彩によって醸し出す
場合に使用される。『自動切替モード』は車内ムードを
赤、緑、青の色彩をタイマに設定した時間間隔で順次繰
返し変更する場合に使用される。
【0029】具体的には、『鏡面モード』及び『照明モ
ード』のとき、オアゲートG1 により、ダイオードD1
,D2 ,D3 を介して赤色のLED列Dr 、緑色のL
ED列Dg 及び青色のLED列Db を同時点灯する。こ
のとき、『鏡面モード』では車内の照明を明るくし、よ
り鏡面の作用を強くだすため、同時にルームランプの点
灯を行う。
【0030】『混合モード』のとき、抵抗Rr を可変す
ることにより赤色のLED列Dr の明るさを可変し、抵
抗Rg を可変することにより緑色のLED列Dg 、抵抗
Rbを可変することにより青色のLED列Db の明るさ
を可変し、所定の色合の明るさを得る。
【0031】『赤モード』、『緑モード』、『青モー
ド』のとき、各々オアゲートG2 、オアゲートG3 、オ
アゲートG4 を介して、更に、各々ダイオードD4 、ダ
イオードD5 、ダイオードD6 を介して赤色のLED列
Dr 、緑色のLED列Dg または青色のLED列Db を
各々点灯する。
【0032】『自動切替モード』のとき、タイマTMか
ら所定の時限毎に出力されるパルスによってリングカウ
ンタRC2 がカウント動作する。即ち、タイマTMから
は任意に設定した時限毎に繰返しパルスが出力され、そ
れをクロックとして入力するリングカウンタRC2 はタ
イマTMからの繰返しパルスの入力毎にその出力を順次
切替える。リングカウンタRC2 の出力は、各々オアゲ
ートG2 、オアゲートG3 、オアゲートG4 を介して、
更に、各々ダイオードD4 、ダイオードD5 、ダイオー
ドD6 を介して赤色のLED列Dr 、緑色のLED列D
g または青色のLED列Db を所定の点灯順序で順次点
灯する。
【0033】このように構成された本実施例のインスト
ルメントクラスタ装置は、次のように使用される。
【0034】まず、イグニッションスイッチが入ってな
い状態で、しかも周囲が暗い状態のときには、図6に示
すように、ハーフミラー3からは、車両用メータの指針
14及び目盛16が確認できない程度になっている。
【0035】イグニッションスイッチのアクセサリーA
cc位置以外の位置では、ハーフミラー3と取付パネル3
0との間に配設された近紫外線を発光するLED20を
点灯し、指針14と目盛16に近紫外線を照射すること
により、指針14と目盛16を所定の色彩で発光させ、
通常の車両情報を提示する。
【0036】車両のエンジンを切り、イグニッションス
イッチのアクセサリーAcc位置にしたとき、アンドゲー
トG0 は押ボタンスイッチSW1 の入力を許容する。押
ボタンスイッチSW1 を押圧すると、その度に、リング
カウンタRC1 の出力は、『鏡面モード』、『照明モー
ド』、『混合モード』、『赤モード』、『緑モード』、
『青モード』、『自動切替モード』の順で切替えられ
る。このとき、ハーフミラー3と取付パネル30との間
に配設された近紫外線を発光するLED20は消灯し、
指針14と目盛16に近紫外線が照射されないから、図
5に示すように、鏡面反射状態となり、指針14と目盛
16は認識できない。また、取付パネル30のハーフミ
ラー3側の面は、スピードメータ5等の車両用メータの
指針14及び目盛16を除く底面13a及び側面13b
並びに取付パネル30の上面30aを艶消黒色とした内
面としているので暗くなる。
【0037】『鏡面モード』のとき、オアゲートG1 に
より、ダイオードD1 ,D2 ,D3を介してLED10
(赤色のLED列Dr 、緑色のLED列Dg 及び青色の
LED列Db )を同時点灯すると共に、車内の既設のル
ームランプを点灯し、照明をより明るくする。一方、取
付パネル30のハーフミラー3側の面は、スピードメー
タ5等の車両用メータの指針14及び目盛16を除く底
面13a及び側面13b並びに取付パネル30の上面3
0aを艶消黒色とした内面としているので暗くなり、ハ
ーフミラー3にコーティングされている反射面が強調さ
れ、更に、ハーフミラー3のスピードメータ5側が暗く
なり、その反対側が明るくなるから、ハーフミラー3は
全反射する鏡面として機能する。
【0038】『照明モード』のとき、オアゲートG1に
より、ダイオードD1 ,D2 ,D3を介してLED10
(赤色のLED列Dr 、緑色のLED列Dg 及び青色の
LED列Db )を同時点灯する。このとき、車内の既設
のルームランプは消灯され、特に、運転者等が筆記具を
使用する際の照明、或いは手元の照明として使用するこ
とができる。
【0039】また、『混合モード』のとき、抵抗Rr を
可変し、その電流の変化により赤色のLED列Dr の明
るさを可変し、同様に、抵抗Rg を可変することにより
緑色のLED列Dg 、抵抗Rb を可変することにより青
色のLED列Db の明るさを可変し、所定の色彩の光源
としての明るさを得る。このとき、3原色の混合によっ
て任意の照明色を得ることができる。
【0040】そして、『赤モード』のとき、オアゲート
G2 、ダイオードD4 を介して赤色のLED列Dr を点
灯し、車内を赤色のムードライトとする。
【0041】『緑モード』のとき、オアゲートG3 、更
に、ダイオードD5 を介して緑色のLED列Dg を点灯
し、車内を緑色のムードライトとする。
【0042】『青モード』のとき、オアゲートG4 、更
に、ダイオードD6 を介して青色のLED列Db を点灯
し、車内を青色のムードライトとする。
【0043】更に、『自動切替モード』のとき、予めタ
イマTMに繰返し時間を設定しておき、リングカウンタ
RC2 はタイマTMに設定されている所定の時限毎のパ
ルスによって、その出力を順次切替える。リングカウン
タRC2 の出力は、各々オアゲートG2 、オアゲートG
3 、オアゲートG4 を介して、更に、各々ダイオードD
4 、ダイオードD5 、ダイオードD6 を介して赤色のL
ED列Dr 、緑色のLED列Dg または青色のLED列
Db に接続されているから、所定の点灯順序で順次点灯
する。したがって、『自動切替モード』のときには、予
めタイマTMに設定した繰返し時間毎に赤色のLED列
Dr 、緑色のLED列Dg 、青色のLED列Db が順次
点滅を行う。
【0044】このように、本実施例のインストルメント
クラスタ装置は、車両の計測情報を指示するスピードメ
ータ5等の車両用メータと、スピードメータ5等の車両
用メータの上面を覆うハーフミラー3と、スピードメー
タ5等の車両用メータとハーフミラー3との間の空間を
形成する構成面を、少なくともスピードメータ5等の車
両用メータの指針14及び目盛16を除く底面13a及
び側面13b並びに取付パネル30の上面30aを艶消
黒色とした内面と、スピードメータ5等の車両用メータ
とハーフミラー3との間の空間に配設した紫外線を発光
するLED20と、前記ハーフミラー3のスピードメー
タ5等の車両用メータの反対側に配設した赤色のLED
列Dr 、緑色のLED列Dg 、青色のLED列Db から
なるLED10とを具備するものであり、これを請求項
2に記載の実施例とすることができる。
【0045】車両の計測情報を指示するスピードメータ
5等の車両用メータの上面を覆うハーフミラー3と前記
車両用メータとの間の空間を形成する少なくとも前記車
両用メータの指針14及び目盛16を除く内面を艶消黒
色とし、その空間に紫外線を発光するLED20からな
る発光ダイオードを配設し、紫外線を発光するLED2
0を消灯した状態で、ハーフミラー3のスピードメータ
5等の車両用メータの反対側に配設した赤色のLED列
Dr 、緑色のLED列Dg 、青色のLED列Db からな
るLED10を点灯すればハーフミラー3が鏡面として
使用でき、また、紫外線を発光するLED20を点灯し
た状態で前記車両用メータの指針14及び目盛16が確
認できる。
【0046】また、赤色のLED列Dr 、緑色のLED
列Dg 、青色のLED列Db からなるLED10は、前
述した『鏡面モード』の他に、『照明モード』、『混合
モード』、『赤モード』、『緑モード』、『青モー
ド』、『自動切替モード』等の特定の色彩の照明とする
ことができる。これを請求項5に記載の実施例とするこ
とができる。
【0047】上記実施例のハーフミラー3のスピードメ
ータ5等の車両用メータの反対側に配設したLEDは、
赤色、緑色、青色のLEDとしたものであるが、本発明
を実施する場合には、それを省略することもできる。
【0048】即ち、この場合の実施例のインストルメン
トクラスタ装置は、車両の計測情報を指示するスピード
メータ5等の車両用メータと、スピードメータ5等の車
両用メータの上面を覆うハーフミラー3と、スピードメ
ータ5等の車両用メータとハーフミラー3との間の空間
を形成する構成面を、少なくともスピードメータ5等の
車両用メータの指針14及び目盛16を除く底面13a
及び側面13b並びに取付パネル30の上面30aを艶
消黒色とした内面と、スピードメータ5等の車両用メー
タとハーフミラー3との間の空間に配設した紫外線を発
光するLED20とを具備するものであり、これを請求
項1に記載の実施例とすることができる。
【0049】車両の計測情報を指示するスピードメータ
5等の車両用メータの上面を覆うハーフミラー3と前記
車両用メータとの間の空間を形成する少なくとも前記車
両用メータの指針14及び目盛16を除く内面を艶消黒
色とし、その空間に紫外線を発光するLED20からな
る発光ダイオードを配設し、紫外線を発光するLED2
0を消灯した状態でハーフミラー3が鏡面として使用で
き、また、紫外線を発光するLED20を点灯した状態
で前記車両用メータの指針14及び目盛16が確認でき
る。
【0050】更にまた、上記実施例のスピードメータ5
等の車両用メータとハーフミラー3との間の空間に配設
した紫外線を発光するLED20は、車両用メータの指
針14及び目盛16が可視光を反射するものでなく、近
紫外線を含む紫外線で発光するものであるから、指針1
4及び目盛16の表面を略無反射状態に処理することが
でき、可視光の反射能力とは無関係に表示できるから、
その視認性を高めると共に、鏡面としての性状を高める
ことができる。これを請求項4に記載の実施例とするこ
とができる。
【0051】勿論、上記実施例のスピードメータ5等の
車両用メータとハーフミラー3との間の空間に配設した
紫外線を発光するLED20を、赤色のLED列、緑色
のLED列、青色のLED列からなるLEDとすること
ができる。また、白色のLED列とすることもできる。
この種の実施例では、前述した『照明モード』、『混合
モード』、『赤モード』、『緑モード』、『青モー
ド』、『自動切替モード』等の特定の色彩の照明とする
ことができる。これを請求項3に記載の実施例とするこ
とができる。
【0052】そして、上記実施例の赤色のLED列Dr
、緑色のLED列Dg 、青色のLED列Db からなる
LED10は、制御回路によって、『鏡面モード』、
『照明モード』、『混合モード』、『赤モード』、『緑
モード』、『青モード』、『自動切替モード』等の特定
の色彩の照明とすることができる。これを請求項6に記
載の実施例とすることができる。
【0053】ところで、上記実施例では、車両の計測情
報を指示する車両用メータとしてスピードメータ5を例
に説明したが、本発明を実施する場合には、スピードメ
ータ5に限定されるものではなくタコメータ4、その他
の計測器の何れかを限定するものではなく、また、表示
形式のアナログまたはディジタルを特定するものではな
い。
【0054】また、上記実施例では、車両用メータの上
面を覆うハーフミラー3としては、後方が暗いとき鏡面
として機能し、後方が明るいとき透明体として機能する
性状を有するものであればよく、通常、金属をスパッタ
リングしたものが好適である。
【0055】そして、車両用メータとハーフミラー3と
の間の空間を形成する構成面を艶消黒色は、車両用メー
タの指針及び目盛を含み全構成面を艶消黒色とすること
が理想的であるが、少なくとも、車両用メータの指針及
び目盛を除く構成面を艶消黒色とするのが望ましい。し
かし、艶消面として無反射に近いものであれば、本発明
を実施することができる。
【0056】なお、上記実施例では、鏡面を大きくする
ためにインストルメントクラスタの構造を改良した事例
で説明したが、本発明を実施する場合には、インストル
メントクラスタに限定されることなく、車両メータ自体
を同様の構造にすることもできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1のインストルメ
ントクラスタ装置は、車両の計測情報を指示する車両用
メータの上面を覆うハーフミラーと前記車両用メータと
の間の空間を形成する少なくとも前記車両用メータの指
針及び目盛を除く内面を艶消黒色とし、その空間に紫外
線を発光するLEDを配設し、LEDを点灯した状態で
前記車両用メータの指針及び目盛が確認でき、また、L
EDを消灯した状態でハーフミラーが鏡面として使用で
き独特の意匠的効果を期待できると共に、前記車両用メ
ータの指針及び目盛の位置をハーフミラーから遠く設定
することは鏡面としての性状を向上させることになるか
ら、運転者の目の位置との間隔を大きくすることができ
る。
【0058】請求項2のインストルメントクラスタ装置
は、車両の計測情報を指示する車両用メータの上面を覆
うハーフミラーと前記車両用メータとの間の空間を形成
する少なくとも前記車両用メータの指針及び目盛を除く
内面を艶消黒色とし、その空間にLEDを配設し、前記
LEDを点灯した状態で前記車両用メータの指針及び目
盛が確認でき、また、前記LEDを消灯した状態で前記
ハーフミラーが鏡面として使用でき、しかも、前記ハー
フミラーの前記車両用メータの反対側に配設した前記L
EDは、車内の照明及び前記ハーフミラーを鏡面として
使用した場合の照明として使用でき、独特の意匠的効果
を期待できると共に、前記車両用メータの指針及び目盛
の位置をハーフミラーから遠く設定することは鏡面とし
ての性状を向上させることになるから、運転者の目の位
置との間隔を大きくすることができる。
【0059】請求項3のインストルメントクラスタ装置
は、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、車
両用メータとハーフミラーとの間の空間に配設したLE
Dを、赤色、緑色、青色のLEDとすることにより、白
色(自然光)の照明及び所定の色彩の照明にすることが
でき、車内照明によるムードが個性的なものに設定可能
となる。
【0060】請求項4のインストルメントクラスタ装置
は、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、車
両用メータとハーフミラーとの間の空間に配設したLE
Dを、紫外線LEDとしたものであり、前記車両用メー
タの指針と目盛を異なる発光色で発光させることがで
き、指針と目盛の発光となり、特に認識が明瞭になる。
また、可視光の反射を目的とするものでなくてよいの
で、指針と目盛の表面を無反射に近い状態にすることが
できる。
【0061】請求項5のインストルメントクラスタ装置
は、請求項2に記載の効果に加えて、ハーフミラーの車
両用メータの反対側に配設したLEDを、赤色、緑色、
青色のLEDとすることにより、車内の照明を効率良く
任意の色彩に変化させることができる。また、赤色、緑
色、青色のLEDの発光による車内照明により、車内ム
ードが個性的なものに設定可能となる。
【0062】請求項6のインストルメントクラスタ装置
は、請求項3または請求項5に記載の効果に加えて、赤
色、緑色、青色のLEDを、少なくとも、前記ハーフミ
ラーを鏡面とするモード及び赤色、緑色、青色のLED
によって特定の色彩の照明とするモードを制御すること
により、車両の停止状態の機能を増加させ、ユーザの嗜
好に合致した照明のモードが選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の正面図である。
【図2】 図2は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の切断線A−Aによる断面図である。
【図3】 図3は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の全体制御回路図である。
【図4】 図4は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の要部制御回路図である。
【図5】 図5は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の『鏡面モード』の状態の正面図である。
【図6】 図6は本発明の一実施例のインストルメント
クラスタ装置の電源遮断状態の正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 3 ハーフミラー 5 スピードメータ 10 LED(赤,緑,青) 13 メータケース 14 指針 16 目盛 20 近紫外線LED 30 取付パネル Dr 赤色のLED列 Dg 緑色のLED列 Db 青色のLED列 RC1 リングカウンタ SW1 押ボタンスイッチ RC2 リングカウンタ TM タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩佐 忠信 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 鈴木 昭彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 山口 寿夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 酒井 和宏 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の計測情報を指示する車両用メータ
    と、 前記車両用メータの上面を覆うハーフミラーと、 前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間を形
    成する構成面を、少なくとも前記車両用メータの指針及
    び目盛を除く構成面を艶消黒色とした内面と、 前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間に配
    設した発光ダイオードとを具備することを特徴としたイ
    ンストルメントクラスタ装置。
  2. 【請求項2】 車両の計測情報を指示する車両用メータ
    と、 前記車両用メータの上面を覆うハーフミラーと、 前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間を形
    成する構成面を艶消黒色を、少なくとも前記車両用メー
    タの指針及び目盛を除く構成面を艶消黒色とした内面
    と、 前記車両用メータと前記ハーフミラーとの間の空間に配
    設した発光ダイオードと、 前記ハーフミラーの前記車両用メータの反対側に配設し
    た発光ダイオードとを具備することを特徴としたインス
    トルメントクラスタ装置。
  3. 【請求項3】 前記車両用メータと前記ハーフミラーと
    の間の空間に配設した発光ダイオードは、赤色、緑色、
    青色の発光ダイオードとしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のインストルメントクラスタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記車両用メータと前記ハーフミラーと
    の間の空間に配設した発光ダイオードは、紫外線発光ダ
    イオードとしたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のインストルメントクラスタ装置。
  5. 【請求項5】 前記ハーフミラーの前記車両用メータの
    反対側に配設した発光ダイオードは、赤色、緑色、青色
    の発光ダイオードとしたことを特徴とする請求項2に記
    載のインストルメントクラスタ装置。
  6. 【請求項6】 前記赤色、緑色、青色の発光ダイオード
    は、少なくとも、前記ハーフミラーを鏡面とするモード
    及び赤色、緑色、青色の発光ダイオードによって特定の
    色彩の照明とするモードを制御する制御回路を具備する
    ことを特徴とする請求項3または請求項5に記載のイン
    ストルメントクラスタ装置。
JP7144452A 1995-06-12 1995-06-12 インストルメントクラスタ装置 Pending JPH08332874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144452A JPH08332874A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 インストルメントクラスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7144452A JPH08332874A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 インストルメントクラスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08332874A true JPH08332874A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15362578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7144452A Pending JPH08332874A (ja) 1995-06-12 1995-06-12 インストルメントクラスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08332874A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2751284A1 (fr) * 1996-07-22 1998-01-23 Sagem Tableau de bord a eclairage par l'avant
JP2007219018A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Seiko Instruments Inc 調律装置および照明機能付指針式メータ
DE19800389B4 (de) * 1997-02-05 2011-07-21 Sagem S.A. Armaturenbrett mit Beleuchtung von der Vorderseite her
KR101479104B1 (ko) * 2013-08-29 2015-01-07 주식회사 센플러스 차량용 계기클러스터

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2751284A1 (fr) * 1996-07-22 1998-01-23 Sagem Tableau de bord a eclairage par l'avant
DE19800389B4 (de) * 1997-02-05 2011-07-21 Sagem S.A. Armaturenbrett mit Beleuchtung von der Vorderseite her
JP2007219018A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Seiko Instruments Inc 調律装置および照明機能付指針式メータ
JP4602262B2 (ja) * 2006-02-14 2010-12-22 セイコーインスツル株式会社 調律装置および照明機能付指針式メータ
KR101479104B1 (ko) * 2013-08-29 2015-01-07 주식회사 센플러스 차량용 계기클러스터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7525446B2 (en) Display device having decorative member on screen
GB2023834A (en) Instrument assembly with illuminated meter mounting panel
JP4855744B2 (ja) 計器
JP2006003341A (ja) 表示装置
JP4218643B2 (ja) 指針計器
JPH08332874A (ja) インストルメントクラスタ装置
JP2003215142A (ja) 車両用計器
JP4186910B2 (ja) 表示装置
JP2002357460A (ja) 計器装置
JPH09287982A (ja) 車両用表示装置
JP3812540B2 (ja) 車両用計器
JP4229032B2 (ja) 車両用指針計器
JP2006226729A (ja) 指針計器
JP2006131209A (ja) 車両用表示装置およびこれを備える車両用計器
JP4820224B2 (ja) 車両用計器
JP2008102092A (ja) 計器
JP2959512B2 (ja) 計器照明装置
JP2004325179A (ja) 車両用表示装置
JP2012247357A (ja) 自動車用計器
JPH09146479A (ja) 車両用メータ
JP3501202B2 (ja) 計器装置
JP2003202247A (ja) 指針計器
JP2003130692A (ja) 車両用指針計器
JPH0968441A (ja) 計器装置
JP2006194637A (ja) 指針計器