JPH09146286A - 基板露光装置における位置合わせマーク検出パラメータ自動設定方法 - Google Patents

基板露光装置における位置合わせマーク検出パラメータ自動設定方法

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JPH09146286A
JPH09146286A JP7325229A JP32522995A JPH09146286A JP H09146286 A JPH09146286 A JP H09146286A JP 7325229 A JP7325229 A JP 7325229A JP 32522995 A JP32522995 A JP 32522995A JP H09146286 A JPH09146286 A JP H09146286A
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JP
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mask
signal
glass substrate
threshold value
values
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JP7325229A
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Inventor
Hiroshi Yoshitake
竹 弘 吉
Takashi Nirei
井 享 司 楡
Fusae Matsumoto
本 房 重 松
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板露光装置において、マスクとガラス基板
との位置合わせに際し、位置合わせマークを検出するた
めの検出パラメータを自動的に最適値に設定する。 【解決手段】 マスク及びガラス基板の位置合わせ用の
マークを照明する光量とそのマークを見い出す光学系の
焦点位置とそれを介してマーク像の検出信号のしきい値
とを初期値として設定し、照明光量を変更しマーク像の
検出信号の最大値が信号レンジの半分以上になるような
照明光量を求め、光学系の焦点位置をマスクとガラス基
板との間で変更し検出信号の微分信号及び原信号にてマ
スクの信号とガラス基板の信号の高さの差が小さくなる
焦点位置を求め、検出信号の微分信号に対するしきい値
を上限から下限まで変更し認識可能なしきい値範囲を求
めてこの上限と下限の中間値をしきい値とし、位置合わ
せマーク検出パラメータの最適値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクに形成され
た配線パターンをガラス基板に焼き付ける基板露光装置
において上記マスクとガラス基板との位置合わせに際し
それぞれの位置合わせマークを確実に検出するための検
出パラメータを設定する方法に関し、特に上記検出パラ
メータを最適値に設定する処理を自動的に行う位置合わ
せマーク検出パラメータ自動設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板露光装置は、図2に示すように、配
線パターンが形成されたマスク1をマスクチャック2で
支持し、このマスク1の下方にはガラス基板3を基板チ
ャック4の上面に載せて保持すると共に、その基板チャ
ック4を上昇させて上記ガラス基板3の上面とマスク1
の下面との間に所定のギャップgをあけて位置合わせを
し、上記マスク1の上方から露光用の光を照射して該マ
スク1に形成された配線パターンを上記ガラス基板3に
焼き付けるようになっている。なお、図2において、符
号5a,5b,5cは上記基板チャック4の傾きを調整
するチルト機構を示し、符号6は上記チルト機構5a〜
5cを支持して上昇下降する支持部材を示している。
【0003】そして、このような基板露光装置におい
て、上記マスク1とガラス基板3との位置合わせに際し
それぞれの位置合わせマークを確実に検出するための検
出パラメータを設定するには、位置合わせ用のマークを
照明する光量とそのマークを見い出す光学系の焦点位置
とその光学系を介してマーク像を検出する検出信号のし
きい値との三つのパラメータを、総て操作者が自ら判断
して手動で設定していた。すなわち、図3(a)に示す
ように、マスク1の対向する両側辺部の中央部には井桁
状の位置合わせ用のマーク8が付されており、ガラス基
板3の対向する両側辺部の中央部にはクロス状の位置合
わせ用のマーク9が付されており、図3(b)に示すよ
うに、上面から見た状態でマスク1の位置合わせ用のマ
ーク8の中心にガラス基板3の位置合わせ用のマーク9
が正しく合致するのが確実に見えるように上記三つのパ
ラメータについて判断し手動で設定していた。なお、上
記ガラス基板3は、図3(b)において、x方向にて矢
印A,Bのように順次搬送され、上記マスク1の下面側
で該マスク1に位置合わせされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の基板露光装置における位置合わせマークの検出パラ
メータの設定方法においては、操作者が総て判断して手
動で設定していたので、次のような問題があった。すな
わち、マスク1の位置合わせ用のマーク8及びガラス基
板3の位置合わせ用のマーク9を照明する光源の光量
は、マスク1とガラス基板3との位置合わせのプロセス
によって微妙に異なる。また、それぞれのマーク8,9
を見い出すときの光学系の焦点位置は、マスク1とガラ
ス基板3との間のどの位置にするのが良いかもプロセス
によって上記それぞれのマーク8,9のコントラストが
異なることから、一様には決められない。さらに、上記
光学系を介してマーク像を検出する検出信号のしきい値
も、位置合わせのプロセスによって異なってくる。これ
らの状況においては、操作者が総て自ら判断して位置合
わせマークの検出パラメータを手動で設定するのは困難
であった。従って、設定したパラメータが操作者によっ
てバラツキがあったり、そのパラメータの最適値が分か
らず設定精度が低いものであった。このことから、それ
ぞれの位置合わせ用のマーク8,9の検出不良となり、
マスク1とガラス基板3との位置合わせがうまくでき
ず、装置がエラー停止となることがあった。
【0005】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、マスクとガラス基板との位置合わせに際し、それ
ぞれの位置合わせマークを検出するための検出パラメー
タを最適値に設定する処理を自動的に行う位置合わせマ
ーク検出パラメータ自動設定方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による基板露光装置における位置合わせマー
ク検出パラメータ自動設定方法は、配線パターンが形成
されたマスクをマスクチャックで支持し、このマスクの
下方にはガラス基板を基板チャックに載せて保持すると
共に上記マスクの下面とガラス基板の上面との間に所定
のギャップをあけて位置合わせをし、上記マスクの上方
から露光用の光を照射して該マスクに形成された配線パ
ターンを上記ガラス基板に焼き付ける基板露光装置にお
いて、上記マスクとガラス基板との位置合わせに際し、
まず該マスク及びガラス基板のそれぞれに付された位置
合わせ用のマークを照明する光量とそのマークを見い出
す光学系の焦点位置とその光学系を介してマーク像を検
出する検出信号のしきい値とは装置にセットされたそれ
らの標準値を初期値として設定し、次に上記照明光量を
変更しマーク像の検出信号の最大値が信号レンジの半分
以上の所定値になるような照明光量を求め、次に上記光
学系の焦点位置をマスクとガラス基板との間で変更し上
記検出信号の微分信号及び原信号にてマスクの信号とガ
ラス基板の信号の高さの差が小さくなる焦点位置を求
め、次に上記検出信号の微分信号に対するしきい値を上
限から下限まで変更し認識可能なしきい値範囲を求めて
この上限と下限の中間値をしきい値とし、このように求
めた照明光量と焦点位置としきい値とを位置合わせマー
ク検出パラメータの最適値として登録するものである。
【0007】また、上記のように求めた照明光量と焦点
位置としきい値とを位置合わせマーク検出パラメータの
最適値として登録する前に、これらの値を初期値として
再度上記と同様にして照明光量を求め、焦点位置を求
め、しきい値を求めた後に、これらの値を最終的な位置
合わせマーク検出パラメータの最適値として登録するも
のとしてもよい。
【0008】さらに、上記のように求めた照明光量と焦
点位置としきい値とを位置合わせマーク検出パラメータ
の最適値として登録した後に、その後の動作にて上記位
置合わせ用のマークの検出不良時には、上記登録した現
時点でのパラメータの値を読み出し新たな初期値として
設定し、再度上記と同様にして照明光量を求め、焦点位
置を求め、しきい値を求めてこれらの値を新たな位置合
わせマーク検出パラメータの最適値として登録するもの
としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による基
板露光装置における位置合わせマーク検出パラメータ自
動設定方法が適用される基板露光装置を示すシステム構
成図であり、図2は本発明の位置合わせマーク検出パラ
メータ自動設定方法を説明するためのフローチャートで
あり、図3は上記基板露光装置の基板チャック部を示す
要部断面図である。
【0010】まず、基板露光装置は図1に示すように構
成されており、図において、基板露光部15と露光制御
部16とから成る。基板露光部15は、近接又は密着状
態で平行に置かれたマスク1と、ガラス基板3と、これ
らの上方に配置された二つの観測光学系17a,17b
とを有している。上記ガラス基板3は、通常、X,Y方
向に移動すると共にθ方向に回転するX−Y−θステー
ジ18上に一体化された表面が平面状の基板チャック上
に、負圧吸着などによって平坦な状態で保持されてい
る。そして、上記マスク1には位置合わせ用のマーク8
a,8bが左右両側に設けられ、ガラス基板3にも位置
合わせ用のマーク9a,9bが左右両側に設けられてい
る。
【0011】上記位置合わせ用のマーク8a,8b;9
a,9bの合致状態を検出するのが、上述の二つの観測
光学系17a,17bである。それぞれの観測光学系1
7a,17bは、上記マスク1とガラス基板3とに白色
光を照射する投光器19a,19bを有し、ミラー20
a,20b及び対物レンズ21a,21bを介してマス
ク1及びガラス基板3に光を照射し、それぞれの位置合
わせ用のマーク8a,8b;9a,9bのパターンから
の反射光が光検出部22a,22bで受光される。この
光検出部22a,22bは、それぞれ二つのイメージセ
ンサ231,232;241,242を有し、各イメージセ
ンサ231,232;241,242上に上記位置合わせ用
のマーク8a,8b;9a,9bが結像し、この結像し
た映像信号のパターンによりガラス基板3とマスク1と
の位置合わせが行われる。
【0012】上記各イメージセンサ231,232;24
1,242で検出した位置合わせ用のマークの検出信号
は、露光制御部16のA/D変換器25にそれぞれ入力
して特定の周期でサンプリングされ、ディジタル化され
た値が画像データとして画像メモリ26に入力される。
この画像メモリ26に書き込まれた各イメージセンサ2
1,232;241,242で検出した信号の画像データ
は、マイクロプロセッサ(MPU)27によりバス28
を介して読み出される。そして、メモリ29に記憶され
た微分演算処理プログラムP1,重み算出プログラム
2,強調演算処理プログラムP3が順次起動されて、M
PU27が画像メモリ26の各画素データに対して、後
述の強調パターンデータ発生処理やパターン抽出判定処
理を行う。
【0013】上記各プログラムP1,P2,P3で強調さ
れた微分画像データは、新しいパターンデータとして一
旦メモリ29のデータ領域DEに記憶され、次に位置ず
れ判定処理プログラムP4が起動されて、抽出された強
調微分値からパターン部分を検出し、ガラス基板3側の
位置合わせ用のマーク9a,9bがマスク1側の位置合
わせ用のマーク8a,8bの中央にあるか否かを、パタ
ーンの中央位置からのずれ量として算出する。これによ
り、位置ずれ判定処理がなされ、この判定の結果に応じ
て所定以上の位置ずれがあるときは、バス28及びイン
タフェース(I/F)30を介して、X−Y−θステー
ジ駆動回路31に位置ずれを補正するような出力信号を
MPU27が出力し、X−Y−θステージ18のX,Y
ステージの位置がずれのない方向へと調整される。その
結果、ガラス基板3がX,Y方向へ移動してそのずれ量
が補正される。
【0014】次に、この位置決め状態での新しい位置合
わせパターン信号をイメージセンサ231,232;24
1,242から得て、上述の処理を繰り返し、位置ずれが
なくなるまでこのような処理を行う。以上のようにして
ガラス基板3とマスク1とのオートアライメントが行わ
れ、位置ずれ判定の結果、位置ずれ量が所定の許容範囲
内であると判定されたときに、上記ガラス基板3に対す
る露光処理に移行する。
【0015】なお、図1において、符号32はホストコ
ンピュータとしてのマイクロプロセッサ(MPU)を示
し、符号33はインタフェース(I/F)を示し、符号
34は画像を表示するディスプレイを示し、符号35は
各種の操作入力を行うキーボードを示している。そし
て、ホストコンピュータとしてのMPU32上で検出パ
ラメータの設定を行い、メモリ29のパラメータ領域P
Eに記録し、前述の他のMPU27で装置制御部の動作
を制御するようになっている。なお、図1に示す二つの
観測光学系17a,17bは、反射型の検出系として示
したが、これに限らず透過型の検出系としてもよい。
【0016】次に、図3において、基板チャック4は、
その上面に大型(例えば400mm×400mm程度)のガラス基
板3を載せて保持するもので、上昇下降可能とされた支
持部材6の上面に設けられた例えば3本のチルト機構5
a,5b,5cによって傾きが調整されるようになって
いる。そして、この基板チャック4の上面には、例えば
電子回路の回路基板を構成する大型のガラス基板3が真
空吸着等により保持される。
【0017】上記基板チャック4の上方には、マスクチ
ャック2が設けられている。このマスクチャック2は、
その上面に大型(例えば400mm×400mm以上)のマスク1
を支持するもので、例えば矩形状に形成されると共に、
その中央部のマスク支持部には光透過用の例えば矩形状
の切欠窓7が穿設されている。そして、このマスクチャ
ック2の上面には、上記ガラス基板3に焼き付ける配線
パターンが形成された大型のマスク1が上記切欠窓7の
縁部にその外周縁を載せて支持される。
【0018】次に、このような基板露光装置における位
置合わせマーク検出パラメータ自動設定方法について、
図2を参照して説明する。図2は、本発明の方法の手順
を示すフローチャートである。まず、図4に示すマスク
1及びガラス基板3のそれぞれに付された位置合わせ用
のマーク8,9を照明する光源(図示せず)の光量と、
そのマーク8,9を見い出す顕微鏡などの光学系の焦点
位置と、その光学系を介してマーク像を検出する検出信
号のしきい値とは、予め装置にセットされたそれらの標
準値を初期値として設定する(ステップ)。この状態
を起点として、位置合わせマークの検出パラメータの最
適値を自動設定する動作が開始される。
【0019】次に、上記光源の照明光量を変更し、マー
ク像の検出信号の最大値が信号レンジの半分以上の所定
値になるような照明光量を求める(ステップ)。すな
わち、マーク像の検出信号の原信号において、図5
(a)に示すように、図4(a)に示すマスク1の位置
合わせ用のマーク8の反射光信号として符号10で示す
ように立ち上がる検出信号があり、ガラス基板3の位置
合わせ用のマーク9の反射光信号として符号11で示す
ように立ち上がる検出信号があるとする。そして、この
マーク像の検出信号の信号レンジが例えば最大で5Vあ
るとすると、上記それぞれの検出信号10,11が最大
信号レンジの例えば70〜80%となるように照明光量を変
更し、そのときの照明光量を求める。
【0020】次に、上記光学系の焦点位置を図3に示す
マスク1とガラス基板3との間で変更し、上記各検出信
号10,11の微分信号及び原信号にてマスク1の信号
とガラス基板3の信号の高さの差が小さくなる焦点位置
を求める(ステップ)。すなわち、図5(b)に示す
ように、図5(a)に示すマーク像の検出信号10,1
1について微分し、マーク8の検出信号10について微
分した信号として符号10′で示す微分信号があり、マ
ーク9の検出信号11について微分した信号として符号
11′で示す微分信号があるとする。そして、これらの
微分信号10′,11′の高さh1,h2を求め、マスク
1のマーク8についての微分信号10′とガラス基板3
のマーク9についての微分信号11′との高さの差Δh
(=h1−h2)が小さくなる焦点位置を求める。同様に
して、図5(a)に示すマスク1のマーク8についての
検出信号10(原信号)とガラス基板3のマーク9につ
いての検出信号11(原信号)とに対してもその高さの
差が小さくなる焦点位置を求める。
【0021】次に、上記検出信号10,11についての
微分信号10′,11′に対するしきい値を上限から下
限まで変更し、認識可能なしきい値範囲を求めてこの上
限と下限の中間値をしきい値とする(ステップ)。す
なわち、図5(c)に示すように、図5(b)に示す微
分信号10′,11′の高さh1,h2が変化した場合で
も各微分信号10′,11′を認識可能とするため、し
きい値を上限Th1から下限Th2まで変更して認識可能な
しきい値範囲を求め、この上限のしきい値Th1と下限の
しきい値Th2の中間値をこの場合のしきい値Thとす
る。例えば、上限のしきい値Th1を70%とし、下限のし
きい値Th2を10%とすると、 となる。
【0022】以上のステップ,,により、照明光
量と、焦点位置と、しきい値とが求まり、このように求
めたそれぞれの値は、位置合わせマーク検出パラメータ
の一応の最適値となる。その後、ステップで繰り返し
実行するかどうか判断し、上記のように求めた一応の最
適値で十分な場合は“NO”側へ進み、ステップに入
る。そして、上記のように求めた照明光量と焦点位置と
しきい値とを、位置合わせマーク検出パラメータの最適
値として登録する。これにより、上記検出パラメータを
最適値に設定する処理が自動的に行われる。
【0023】一方、前述のように求めた一応の最適値の
精度を向上する場合は、ステップは“YES”側へ進ん
でステップへ戻り、ステップ→→を繰り返す。
これにより、前述のように求めた検出パラメータを初期
値として再度前述と同様にして、照明光量を求め、焦点
位置を求め、しきい値を求める。その後、再度ステップ
で繰り返し実行するかどうか判断する。今回の繰り返
し実行により、前回求めた一応の最適値の精度も向上し
てこれで十分な場合は“NO”側へ進み、ステップに入
る。そして、上記のように求めた照明光量と焦点位置と
しきい値とを、最終的な位置合わせマーク検出パラメー
タの最適値として登録する。なお、上記ステップによ
る繰り返し実行の回数は、2回でも3回でもよい。
【0024】図6は、本発明による方法の他の実施形態
を説明するためのフローチャートである。この実施形態
による手順は、図2に示す実施形態の手順に対し、ステ
ップの次にステップを付加したものである。この実
施形態は、図3に示す基板露光装置において、マスク1
に対してガラス基板3を順次位置合わせする動作を実行
しながら、上記ガラス基板3のバラツキ等により位置合
わせマークの検出不良が発生した場合に対処するもので
あり、ステップからステップまでは、図2に示す実
施形態におけるステップからステップまでの手順内
容と全く同様に進む。そして、ステップで位置合わせ
マークの検出不良が発生したかどうか判断し、検出不良
が発生していない場合は“NO”側へ進み、ステップで
登録された検出パラメータの最適値を維持する。
【0025】一方、位置合わせマークの検出不良が発生
した場合は、ステップは“YES”側へ進んでステップ
へ戻る。これにより、前記ステップで登録した現時
点でのパラメータの値を読み出し新たな初期値として設
定し、ステップ〜で再度前述と同様にして照明光量
を求め、焦点位置を求め、しきい値を求めてこれらの値
を新たな位置合わせマーク検出パラメータの最適値とし
て登録する。その後、ステップで検出不良が発生した
かどうか判断し、今度は検出不良が発生していない場合
は“NO”側へ進み、上記ステップで登録された新たな
検出パラメータの最適値を維持する。図6に示す実施形
態の場合は、基板露光装置が位置合わせマークの検出不
良を発生した場合でも、装置をエラー停止とせず、現時
点での検出パラメータの値を新たな初期値として再度最
適値を求めて、ガラス基板3の位置合わせの動作を続行
することができる。従って、装置の稼働率を向上するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
基板露光装置において、マスクとガラス基板との位置合
わせに際し、それぞれの位置合わせマークを検出するた
めの検出パラメータを最適値に設定する処理を自動的に
行うことができる。従って、位置合わせマークの検出パ
ラメータを操作者自らの判断によらず設定することがで
き、操作者によるバラツキを排除することができる。ま
た、上記検出パラメータの最適値を自動的に判断するの
で、パラメータの設定精度を向上することができる。こ
のことから、マスク及びガラス基板の位置合わせ用のマ
ークの検出不良があまり発生せず、上記マスクとガラス
基板との位置合わせが正しくできると共に、装置のエラ
ー停止を防止することができる。
【0027】また、図6に示す実施形態の場合は、基板
露光装置が位置合わせマークの検出不良を発生した場合
でも、装置をエラー停止とせず、現時点での検出パラメ
ータの値を新たな初期値として再度最適値を求めて、ガ
ラス基板の位置合わせの動作を続行することができる。
従って、装置の稼働率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板露光装置における位置合わせ
マーク検出パラメータ自動設定方法が適用される基板露
光装置を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の位置合わせマーク検出パラメータ自動
設定方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記基板露光装置の基板チャック部を示す要部
断面説明図である。
【図4】マスク及びガラス基板並びにそれらに付された
位置合わせ用のマークを示す平面図である。
【図5】マスク及びガラス基板の位置合わせ用のマーク
に照明光を照射して検出した検出信号及びそれを微分し
た微分信号を示すグラフである。
【図6】本発明による方法の他の実施形態を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】 1…マスク 2…マスクチャック 3…ガラス基板 4…基板チャック 8…マスクに付された位置合わせ用のマーク 9…ガラス基板に付された位置合わせ用のマーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンが形成されたマスクをマス
    クチャックで支持し、このマスクの下方にはガラス基板
    を基板チャックに載せて保持すると共に上記マスクの下
    面とガラス基板の上面との間に所定のギャップをあけて
    位置合わせをし、上記マスクの上方から露光用の光を照
    射して該マスクに形成された配線パターンを上記ガラス
    基板に焼き付ける基板露光装置において、上記マスクと
    ガラス基板との位置合わせに際し、まず該マスク及びガ
    ラス基板のそれぞれに付された位置合わせ用のマークを
    照明する光量とそのマークを見い出す光学系の焦点位置
    とその光学系を介してマーク像を検出する検出信号のし
    きい値とは装置にセットされたそれらの標準値を初期値
    として設定し、次に上記照明光量を変更しマーク像の検
    出信号の最大値が信号レンジの半分以上の所定値になる
    ような照明光量を求め、次に上記光学系の焦点位置をマ
    スクとガラス基板との間で変更し上記検出信号の微分信
    号及び原信号にてマスクの信号とガラス基板の信号の高
    さの差が小さくなる焦点位置を求め、次に上記検出信号
    の微分信号に対するしきい値を上限から下限まで変更し
    認識可能なしきい値範囲を求めてこの上限と下限の中間
    値をしきい値とし、このように求めた照明光量と焦点位
    置としきい値とを位置合わせマーク検出パラメータの最
    適値として登録することを特徴とする基板露光装置にお
    ける位置合わせマーク検出パラメータ自動設定方法。
  2. 【請求項2】 上記のように求めた照明光量と焦点位置
    としきい値とを位置合わせマーク検出パラメータの最適
    値として登録する前に、これらの値を初期値として再度
    上記と同様にして照明光量を求め、焦点位置を求め、し
    きい値を求めた後に、これらの値を最終的な位置合わせ
    マーク検出パラメータの最適値として登録することを特
    徴とする請求項1記載の基板露光装置における位置合わ
    せマーク検出パラメータ自動設定方法。
  3. 【請求項3】 上記のように求めた照明光量と焦点位置
    としきい値とを位置合わせマーク検出パラメータの最適
    値として登録した後に、その後の動作にて上記位置合わ
    せ用のマークの検出不良時には、上記登録した現時点で
    のパラメータの値を読み出し新たな初期値として設定
    し、再度上記と同様にして照明光量を求め、焦点位置を
    求め、しきい値を求めてこれらの値を新たな位置合わせ
    マーク検出パラメータの最適値として登録することを特
    徴とする請求項1又は2記載の基板露光装置における位
    置合わせマーク検出パラメータ自動設定方法。
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JP (1) JPH09146286A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007512694A (ja) * 2003-11-28 2007-05-17 ズス・マイクロテック・リソグラフィ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング マスク位置調節装置における直接的アライメント
KR100727612B1 (ko) * 2006-04-05 2007-06-14 주식회사 대우일렉트로닉스 얼라인 방법 및 얼라인 장치
JP2011227213A (ja) * 2010-04-17 2011-11-10 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置、プロキシミティ露光装置のアライメント方法、及び表示用パネル基板の製造方法

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