JPH09145356A - 平面度測定装置及び平面度測定方法 - Google Patents

平面度測定装置及び平面度測定方法

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JPH09145356A
JPH09145356A JP32810295A JP32810295A JPH09145356A JP H09145356 A JPH09145356 A JP H09145356A JP 32810295 A JP32810295 A JP 32810295A JP 32810295 A JP32810295 A JP 32810295A JP H09145356 A JPH09145356 A JP H09145356A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は給紙カセットの底板の平面度を効率的
にかつ正確に測定する平面度測定装置及び平面度測定方
法を提供する。 【解決手段】底板13の平面度の測定時、エアーシリン
ダー等の挿入手段に取り付けられたピン21a、21b
を底板13のアーム15a、15bの孔14a、14b
に挿入して、底板13の後端部をピン21a、21bに
より回動可能に支持させ、底板13の前端部を複数のデ
ィジタル変位計12a〜12d上に載置させる。底板1
3をピン21a、21bにより回動可能に支持した状態
で、底板13の前端部の平面度をディジタル変位計12
a〜12dにより測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面度測定装置及
び平面度測定方法に関し、詳細には、用紙カセット内の
底板の平面度を測定する平面度測定装置及び平面度測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置、複写機及びプリンタ
等においては、複数枚の用紙(記録紙)を給紙カセット
に収納して、給紙カセットから給紙コロにより1枚ずつ
用紙を送り出して、記録出力させている。
【0003】この給紙カセットにおいては、収納する用
紙を最上段の用紙から給紙コロにより1枚ずつ分離して
送り出すものにあっては、給紙カセット内に記録紙を上
方に押し上げるための底板とこの底板を上方に付勢する
圧縮バネ等の弾性部材が収納されており、この圧縮バネ
により付勢される底板により記録紙を給紙コロに当接さ
せて、給紙コロにより最上段の記録紙を1枚ずつ送り出
している。
【0004】すなわち、図5に示すように、底板1は、
その幅方向両端部に孔2a、2bの形成されたアーム3
a、3bが設けられており、給紙カセット4の幅方向内
面には、このアーム3a、3bの孔2a、2bを貫通す
るピン5a、5bが取り付けられている。
【0005】底板1は、このピン5a、5bを中心とし
て所定角度回動可能に給紙カセット4内で支持されてお
り、底板1の下部に配設された上記圧縮バネ6a、6b
によりピン5a、5bを中心にして上方に回動して、給
紙カセット4内の用紙を給紙コロ7に当接させている。
なお、給紙コロ7は、半月形をしており、シャフト8に
固定されいる。給紙コロ7は、シャフト8が回転駆動さ
れることにより、底板1上に載置されている用紙を1枚
ずつ分離して、送り出す。
【0006】この底板1は、給紙コロ7により用紙を1
枚ずつ分離して送り出させるためには、その平面度が重
要であり、特に、給紙コロ7と当接する部分の平面度
は、用紙の分離性能を決定する重要な特性である。そこ
で、底板1の製品検査においても、この底板1の平面度
検査が重要な検査項目となっている。
【0007】従来、この底板1の平面度の検査は、ハイ
トゲージ等の変位計を用いて、作業員がいちいち測定し
ている。
【0008】すなわち、底板1を定盤の上に設置し、ハ
イトゲージを底板1の各部、特に、給紙コロ7と当接す
る部分に当てて、ハイトゲージの計測値を目視により読
み取ることにより、底板1の平面度を検査している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の底板の平面度の測定方法は、作業員が、底板
を定盤上に設置して、ハイトゲージを手に持って底板の
測定箇所にあてがって、ハイトゲージの測定値を目視に
より読み取ることにより底板の平面度を検査していたた
め、底板の平面度の検査が重要であるにもかかわらず、
大変な時間と労力を要するとともに、特に、底板を定盤
上に載置させた状態で測定しているため、実際の使用状
況と条件が異なり、測定精度が悪く、必然的に全品検査
を行うことができず、抜き取り検査にならざるをえない
という問題があった。
【0010】また、底板の形状は、用紙の幅方向に対し
て、その中央付近が多少給紙ローラ側に凸状に形成され
ていることが、用紙の分離性能を向上させる上で望まし
いが、従来、この凸形状の変化量を、ハイトゲージの測
定値を、いちいち紙に記録した後、計算することにより
検査していたため、さらに、長時間必要とするという問
題があった。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、底板の各
部の変位量を一度に測定するとともに、底板を実際の使
用状況に合わせて回動可能に支持した状態で底板の変位
量を測定することにより、底板の変位量を速やかに、か
つ、より正確に測定することのできる平面度測定装置を
提供することを目的としている。
【0012】請求項2記載の発明は、複数の変位測定手
段の測定した変位量を種々演算して、表示することによ
り、底板の平面度を表示内容により、速やかに、かつ、
的確に把握することのできる平面度測定装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】請求項3記載の発明は、各変位測定手段の
測定した変位量の差を各変位測定手段の底板に対する測
定位置とともにグラフ表示することにより、底板の平面
度と凸形状をより的確に把握することのできる平面度測
定装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項4記載の発明は、底板の各部の変位
量を一度に測定するとともに、底板を実際の使用状況に
合わせて回動可能に支持した状態で底板の変位量を測定
することにより、底板の変位量を速やかに、かつ、より
正確に測定することのできる平面度測定方法を提供する
ことを目的としている。
【0015】請求項5記載の発明は、底板の平面度をグ
ラフ表示の内容により、速やかに、かつ、的確に把握す
ることができ、底板の平面度の検査をより迅速に、か
つ、正確に行うことのできる平面度測定方法を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の平
面度測定装置は、所定の支点を中心に回動可能に給紙カ
セット内に収納され、その上部に複数枚の用紙が載置さ
れ、その下部が所定の弾性部材により上方に付勢される
ことにより、前記支点を中心として回動して、該底板上
に載置された前記用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接
させ、該給紙コロにより前記最上段の用紙が1枚ずつ分
離搬送される給紙カセットの底板の平面度を測定する平
面度測定装置であって、前記底板を前記支点を中心とし
て回動可能に支持する支持部材と、前記支持部材に支持
された前記底板の前記給紙コロの当接する側の端部の下
方に配設され、前記底板の当該端部の裏面に当接して前
記底板の変位量を測定する複数の変位測定手段と、を備
えることにより、上記目的を達成している。
【0017】ここで、支持部材は、底板の平面度を測定
する際に、底板を回動可能に支持するものであり、底板
に不要な負荷を与えることなく、回動可能に支持できる
ものであれば、どのようなものであってもよい。
【0018】変位測定手段は、底板の裏面側に複数配設
され、底板の変位量を適切に測定して、その測定値を明
確に知ることができるものであれば、どのようなもので
あってもよい。
【0019】上記構成によれば、従来のように、作業員
がハイトゲージをいちいち底板の各部にあてがって底板
の変位量を測定することなく、底板の各部の変位量を一
度に測定することができるとともに、底板を実際の使用
状況に合わせて回動可能に支持した状態で底板の変位量
を測定することができ、底板の変位量を速やかに、か
つ、より正確に測定することができる。
【0020】請求項2記載の発明の平面度測定装置は、
所定の支点を中心に回動可能に給紙カセット内に収納さ
れ、その上部に複数枚の用紙が載置され、その下部が所
定の弾性部材により上方に付勢されることにより、前記
支点を中心として回動して、該底板上に載置された前記
用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接させ、該給紙コロ
により前記最上段の用紙が1枚ずつ分離搬送される給紙
カセットの底板の平面度を測定する平面度測定装置であ
って、前記底板を前記支点を中心として回動可能に支持
する支持部材と、前記支持部材に支持された前記底板の
前記給紙コロの当接する側の端部の下方に配設され、前
記底板の当該端部の裏面に当接して前記底板の変位量を
測定する複数の変位測定手段と、前記複数の変位測定手
段の測定した変位量に種々の演算処理を施して、前記各
変位測定手段の前記底板に対する測定位置とともに表示
出力する変位量演算表示手段と、を備えることにより、
上記目的を達成している。
【0021】ここで、変位量演算表示手段は、複数の変
位測定手段の測定した変位量に、底板の平面度を検査す
るのに必要な各種演算処理を行って、その演算結果を各
変位測定手段の底板に対する測定位置とともに表示出力
するものであり、例えば、パーソナルコンピュータ等を
利用することができる。
【0022】上記構成によれば、底板の平面度を表示内
容により、速やかに、かつ、的確に把握することがで
き、底板の平面度の検査をより迅速に、かつ、正確に行
うことができる。その結果、底板の平面度の検査を全品
検査する場合にも、短時間で行うことができる。
【0023】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記変位量演算表示手段は、前記各変位測定手段
の測定した変位量の差を算出して、前記各変位測定手段
の前記底板に対する測定位置とともにグラフ表示するも
のであってもよい。
【0024】上記構成によれば、各変位測定手段の測定
した変位量の差が、各変位測定手段の底板に対する測定
位置とともにグラフ表示されるので、底板の平面度と凸
形状をより的確に把握することができ、底板の平面度と
凸形状の検査をより迅速に、かつ、的確に行うことがで
きる。
【0025】請求項4記載の発明の平面度測定方法は、
所定の支点を中心に回動可能に給紙カセット内に収納さ
れ、その上部に複数枚の用紙が載置され、その下部が所
定の弾性部材により上方に付勢されることにより、前記
支点を中心として回動して、該底板上に載置された前記
用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接させ、該給紙コロ
により前記最上段の用紙が1枚ずつ分離搬送される給紙
カセットの底板の平面度を測定する平面度測定方法であ
って、支持部材により前記底板を前記支点を中心に回動
可能に支持し、前記底板の前記給紙コロの当接する側の
端部の下方に配設された複数の変位測定手段を、前記底
板の当該端部の裏面に当接させて、該複数の変位測定手
段により前記底板の変位量を測定することにより、上記
目的を達成している。
【0026】上記構成によれば、従来のように、作業員
がハイトゲージをいちいち底板の各部にあてがって底板
の変位量を測定することなく、底板の各部の変位量を一
度に測定することができるとともに、底板を実際の使用
状況に合わせて回動可能に支持した状態で底板の変位量
を測定することができ、底板の変位量を速やかに、か
つ、より正確に測定することができる。
【0027】請求項5記載の発明の平面度測定方法は、
所定の支点を中心に回動可能に給紙カセット内に収納さ
れ、その上部に複数枚の用紙が載置され、その下部が所
定の弾性部材により上方に付勢されることにより、前記
支点を中心として回動して、該底板上に載置された前記
用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接させ、該給紙コロ
により前記最上段の用紙が1枚ずつ分離搬送される給紙
カセットの底板の平面度を測定する平面度測定方法であ
って、支持部材により前記底板を前記支点を中心に回動
可能に支持し、前記底板の前記給紙コロの当接する側の
端部の下方に配設された複数の変位測定手段を、前記底
板の当該端部の裏面に当接させて、該複数の変位測定手
段により前記底板の変位量を測定し、該各変位測定手段
の測定した変位量に、変位量演算表示手段により、種々
の演算処理を施して前記底板の平面度を前記各変位測定
手段の前記底板に対する測定位置とともにグラフ表示す
ることにより、上記目的を達成している。
【0028】上記構成によれば、底板の平面度をグラフ
表示の内容により、速やかに、かつ、的確に把握するこ
とができ、底板の平面度の検査をより迅速に、かつ、正
確に行うことができる。その結果、底板の平面度の検査
を全品検査する場合にも、短時間で行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0031】図1は、本発明の平面度測定装置及び平面
度測定方法の第1の実施の形態を適用した平面度測定装
置を示す図である。
【0032】図1において、平面度測定装置10は、底
板載置台11と複数のディジタル変位計12a〜12d
を備えている。
【0033】ディジタル変位計12a〜12dは、直線
上に配列されており、図1中両矢印で示すように、当該
直線上を移動可能に設置されているとともに、該両矢印
に直角の方向にも移動可能に設置されている。
【0034】この底板載置台11と複数のディジタル変
位計12a〜12d上に底板13が載置され、底板載置
台11は、底板13に求められる平面度と同じ程度の平
面度に形成されているとともに、その高さが、ディジタ
ル変位計12a〜12dの高郷同じ程度の高さに形成さ
れている。
【0035】なお、ディジタル変位計12a〜12d
は、図示しない表示部を備え、その測定値を当該表示部
に表示出力する。
【0036】底板13は、上記図5に示した従来の底板
と同様のものであり、幅方向両端部には、それぞれ孔1
4a、14bの形成されたアーム15a、15bが形成
されている。アーム15a、15bは、用紙の送り出し
方向(図1中右方向)を底板13の前端とすると、底板
13の後端側に形成されている。
【0037】底板13は、給紙カセットに取り付けられ
るときには、上記図5の底板と同様に、アーム15a、
15bの孔14a、14bを貫通する図示しない給紙カ
セットのピンにより、給紙カセット内で当該ピンを中心
に所定角度回動可能に支持され、図示しないスプリング
(弾性部材)によりその前端部が上方に付勢されて、図
示しない給紙コロに当接する。
【0038】この底板13の給紙コロに当接する部分に
は、滑り止めシート16が付着されており、底板13上
の用紙の枚数が少なくなったときの用紙の分離性能を向
上させている。
【0039】上記底板13の平面度の測定は、上記底板
載置台11に底板13の後端部を載置して支持させ、底
板13の前端部の上記滑り止めシート16の張り付けら
れている面と反対側の面(裏面)に上記ディジタル変位
計12a〜12dの接触子を当接させることにより、デ
ィジタル変位計12a〜12dにより測定を行う。
【0040】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0041】底板13の平面度の測定は、底板13の後
端部を底板載置台11上に載置させ、その前端部の給紙
コロに当接する部分の裏面側をディジタル変位計12a
〜12dに載置することにより行う。
【0042】すなわち、底板13を、その後端部を底板
載置台11に支持させ、その前端部をディジタル変位計
12a〜12dで支持させた状態で、その底板13の前
端部を支持するディジタル変位計12a〜12dにより
測定する。
【0043】このとき、ディジタル変位計12a〜12
dは、底板13の幅方向及び前後方向に移動可能に配設
されているため、底板13のサイズに合わせて、複数の
ディジタル変位計12a〜12dの位置を適切に配置す
ることにより、底板13の平面度を一度に測定すること
ができる。
【0044】なお、ディジタル変位計12a〜12dを
底板13の給紙コロの当接する前端部に配設しているの
は、この部分の平面度が底板13の用紙の分離性能にと
って最も重要な部分だからであり、この部分の平面度が
確保されると、底板13全体の平面度が確保される。
【0045】したがって、本実施の形態によれば、従来
のように、作業員がいちいちハイトゲージを底板の各部
にあてがって測定していた場合に比較して、作業性を向
上させることができるとともに、より正確に平面度を測
定することができる。
【0046】図2は、本発明の平面度測定装置及び平面
度測定方法の第2の実施の形態を示す図であり、本実施
の形態は、底板をピンにより支持した状態でその平面度
を測定するものである。
【0047】本実施の形態の説明において、上記第1の
実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0048】図2において、平面度測定装置20は、一
対のピン21a、21bと複数のディジタル変位計12
a〜12dを備え、ピン21a、21bは、その先端部
が細くテーパー状に形成されている。また、ピン21
a、21bの長さは、その根元部分が底板13のアーム
15a、15bに接触して、底板13に負荷とならない
長さに形成されている。
【0049】ピン21a、21bは、トグルクランプあ
るいはエアーシリンダー等の挿入手段に取り付けられ
て、底板13のアーム15a、15bの各孔14a、1
4b内に自動的に挿入され、アーム15a、15bを介
して底板13を回動可能に支持する。
【0050】そして、挿入手段は、底板13のサイズに
合わせて、移動可能に設定されている。
【0051】このピン21a、21bに支持されたとき
の底板13の前端部の給紙コロの当接部分の裏面側にデ
ィジタル変位計12a〜12dが、上記第1の実施の形
態と同様に配設されている。
【0052】したがって、本実施の形態においては、底
板13が測定位置に搬送されてくると、トグルクランプ
あるいはエアーシリンダー等の挿入手段により、ピン2
1a、21bを底板13のアーム15a、15bの孔1
4a、14bに挿入し、底板13の後端部をピン21
a、21bにより回動可能に支持させ、底板13の前端
部をディジタル変位計12a〜12d上に載置させる。
【0053】このように底板13をピン21a、21b
により回動可能に支持した状態で、底板13の前端部の
平面度を測定ディジタル変位計12a〜12dにより測
定する。
【0054】したがって、本実施の形態においては、測
定する底板13のサイズに合わせて、挿入手段の位置調
整及びディジタル変位計12a〜12dの位置調整を行
い、測定位置に搬送されてきた底板13のアーム15
a、5bの孔14a、14bにピン21a、21bを挿
入手段により底板13に負荷がかからないように挿入し
て、底板13をピン21a、21bにより回動可能な状
態で支持する。そして、回動可能に支持された底板13
の前端部の裏面側に当接する複数のディジタル変位計1
2a〜12dにより底板13の平面度を1度に測定す
る。
【0055】その結果、従来のように、作業員がいちい
ちハイトゲージを底板の各部にあてがって測定していた
場合に比較して、作業性を向上させることができるとと
もに、底板13を実際に使用される状態で、かつ、底板
13に負荷をかけない状態で測定することができ、より
一層精度良く、かつ、迅速に底板13の平面度を測定す
ることができる。
【0056】図3及び図4は、本発明の平面度測定装置
及び平面度測定方法の第3の実施の形態を示す図であ
り、本実施の形態は、ディジタル変位計で測定した測定
値から底板の平面度を算出して、測定位置とともに表示
するものである。
【0057】本実施の形態は、上記第1あるいは第2と
同様の平面度測定装置に適用したものであり、図1ある
いは図2と同様の構成部分については、図1あるいは図
2で用いた符号をそのまま用いて、以下、説明する。
【0058】図3において、平面度測定装置30は、上
記ディジタル変位計12a〜12dが演算表示器31に
接続されており、演算表示器31は、演算制御部32と
表示部33を備えている。
【0059】ディジタル変位計12a〜12dによる底
板13の平面度の測定方法は、上記第1の実施の形態の
方法及び第2の実施の形態の方法の何れを用いてもよ
い。
【0060】演算制御部32は、例えば、マイクロコン
ピュータ等が使用され、演算制御部32には、底板13
の平面度測定プログラムや平面度演算プログラム及びデ
ィジタル変位計12a〜12dの底板13に対する測定
位置データ等が内部メモリに予め格納されている。
【0061】演算制御部32は、上記平面度測定プログ
ラムに基づいて各ディジタル変位計12a〜12dから
変位測定値を取り込み、取り込んだ変位測定値を平面度
演算プログラムに基づいて演算して、ディジタル変位計
12a〜12dの底板13に対する測定位置データとと
もに表示部33に表示出力させる。
【0062】この平面度演算処理は、例えば、各ディジ
タル変位計12a〜12dの変位差、変位差の絶対値等
の演算を行うものであり、各ディジタル変位計12a〜
12dの測定位置における底板13の変位量、凸状態及
び全体のねじれ程度等を演算している。
【0063】表示部33は、例えば、CRT(陰極線
管:Cathode Ray Tube)等が用いられ、演算制御部32
の演算結果を各ディジタル変位計12a〜12dの測定
位置とともに表示出力する。
【0064】例えば、表示部33は、図4に示すよう
に、各ディジタル変位計12a〜12dの測定位置A〜
Dと底板13の変位量を、グラフ化して表示する。
【0065】したがって、本実施の形態においては、各
ディジタル変位計12a〜12dの測定位置を、図4に
示したように、A、B、C、D点とすると、演算制御部
32は、各ディジタル変位計12a〜12dから入力さ
れる変位測定値に各種演算処理を施して、底板13の平
面度に関する種々の情報を表示部33に表示出力させ
る。
【0066】すなわち、演算制御部32は、各ディジタ
ル変位計12a〜12dから入力される変位測定値を、
底板13の測定位置A、B、C、Dの変位量として、そ
のまま測定位置A、B、C、Dとともに表示部33にグ
ラフ表示させ、あるいは、各測定位置A、B、C、Dの
変位量を算出して、グラフ化して測定位置A、B、C、
Dとともにグラフ表示させ、また、底板13の凸量を各
ディジタル変位計12a〜12dの変位測定値を減算、
例えば、B位置のディジタル変位計12bの変位測定値
からA位置のディジタル変位計12aの変位測定値を減
算(B−A)するとともに、D位置のディジタル変位計
12dの変位測定値からC位置のディジタル変位計12
cの変位測定値を減算(D−C)することにより、算出
して、表示部33にグラフ表示させ、さらに、底板13
の全体のねじれを底板13の両端位置の変位を測定する
ディジタル変位計12aとディジタル変位計12dの変
位測定値の差の絶対値(A−D)を算出してグラフ表示
させる。
【0067】その結果、表示部33のグラフ表示される
表示内容をみることにより、底板13の平面度をより一
層速やかに、かつ、適切に把握することができ、底板1
3の平面度の検査を迅速に、かつ、正確に行うことがで
きる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0069】例えば、上記第3の実施の形態において
は、変位測定値や演算結果を表示部33に表示出力する
ようにしているが、表示させるものは、これらに限るも
のではなく、例えば、平面度の測定結果や凸量の測定結
果が、底板13の規定の平面度の許容範囲から外れてい
るかどうか、あるいは、底板13の凸量の規定が明確な
ときには、その規定の凸量の許容範囲から外れているか
どうかを、表示部33に、例えば、OKやNG等により
表示させるようにしてもよいし、また、同時に、音声等
により当該結果を通知するようにしてもよい。
【0070】また、演算制御部32にプリンタ等の記録
装置を接続して、上記平面度の測定結果や凸形状の測定
結果を記録紙に記録出力するようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明の平面度測定装置に
よれば、従来のように、作業員がハイトゲージをいちい
ち底板の各部にあてがって底板の変位量を測定すること
なく、底板の各部の変位量を一度に測定することができ
るとともに、底板を実際の使用状況に合わせて回動可能
に支持した状態で底板の変位量を測定することができ、
底板の変位量を速やかに、かつ、より正確に測定するこ
とができる。
【0072】請求項2記載の発明の平面度測定装置によ
れば、底板の平面度を表示内容により、速やかに、か
つ、的確に把握することができ、底板の平面度の検査を
より迅速に、かつ、正確に行うことができる。その結
果、底板の平面度の検査を全品検査する場合にも、短時
間で行うことができる。
【0073】請求項3記載の発明の平面度測定装置によ
れば、各変位測定手段の測定した変位量の差が、各変位
測定手段の底板に対する測定位置とともにグラフ表示さ
れるので、底板の平面度と凸形状をより的確に把握する
ことができ、底板の平面度と凸形状の検査をより迅速
に、かつ、的確に行うことができる。
【0074】請求項4記載の発明の平面度測定方法によ
れば、従来のように、作業員がハイトゲージをいちいち
底板の各部にあてがって底板の変位量を測定することな
く、底板の各部の変位量を一度に測定することができる
とともに、底板を実際の使用状況に合わせて回動可能に
支持した状態で底板の変位量を測定することができ、底
板の変位量を速やかに、かつ、より正確に測定すること
ができる。
【0075】請求項5記載の発明の平面度測定方法によ
れば、底板の平面度をグラフ表示の内容により、速やか
に、かつ、的確に把握することができ、底板の平面度の
検査をより迅速に、かつ、正確に行うことができる。そ
の結果、底板の平面度の検査を全品検査する場合にも、
短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面度測定装置及び平面度測定方法の
第1の実施の形態を適用した平面度測定装置の全体斜視
図。
【図2】本発明の平面度測定装置及び平面度測定方法の
第2の実施の形態を適用した平面度測定装置の全体斜視
図。
【図3】本発明の平面度測定装置及び平面度測定方法の
第3の実施の形態を適用した平面度測定装置の全体ブロ
ック構成図。
【図4】図3の表示部に表示される表示内容の一例を示
す図。
【図5】底板の斜視図。
【符号の説明】
10、20、30 平面度測定装置 11 底板載置台 12a〜12d ディジタル変位計 13 底板 14a、14b 孔 15a、15b アーム 16 滑り止めシート 21a、21b ピン 31 演算表示器 32 演算制御部 33 表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の支点を中心に回動可能に給紙カセッ
    ト内に収納され、その上部に複数枚の用紙が載置され、
    その下部が所定の弾性部材により上方に付勢されること
    により、前記支点を中心として回動して、該底板上に載
    置された前記用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接さ
    せ、該給紙コロにより前記最上段の用紙が1枚ずつ分離
    搬送される給紙カセットの底板の平面度を測定する平面
    度測定装置であって、 前記底板を前記支点を中心として回動可能に支持する支
    持部材と、 前記支持部材に支持された前記底板の前記給紙コロの当
    接する側の端部の下方に配設され、前記底板の当該端部
    の裏面に当接して前記底板の変位量を測定する複数の変
    位測定手段と、 を備えたことを特徴とする平面度測定装置。
  2. 【請求項2】所定の支点を中心に回動可能に給紙カセッ
    ト内に収納され、その上部に複数枚の用紙が載置され、
    その下部が所定の弾性部材により上方に付勢されること
    により、前記支点を中心として回動して、該底板上に載
    置された前記用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接さ
    せ、該給紙コロにより前記最上段の用紙が1枚ずつ分離
    搬送される給紙カセットの底板の平面度を測定する平面
    度測定装置であって、 前記底板を前記支点を中心として回動可能に支持する支
    持部材と、 前記支持部材に支持された前記底板の前記給紙コロの当
    接する側の端部の下方に配設され、前記底板の当該端部
    の裏面に当接して前記底板の変位量を測定する複数の変
    位測定手段と、 前記複数の変位測定手段の測定した変位量に種々の演算
    処理を施して、前記各変位測定手段の前記底板に対する
    測定位置とともに表示出力する変位量演算表示手段と、 を備えたことを特徴とする平面度測定装置。
  3. 【請求項3】前記変位量演算表示手段は、 前記各変位測定手段の測定した変位量の差を算出して、
    前記各変位測定手段の前記底板に対する測定位置ととも
    にグラフ表示することを特徴とする請求項2記載の平面
    度測定装置。
  4. 【請求項4】所定の支点を中心に回動可能に給紙カセッ
    ト内に収納され、その上部に複数枚の用紙が載置され、
    その下部が所定の弾性部材により上方に付勢されること
    により、前記支点を中心として回動して、該底板上に載
    置された前記用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接さ
    せ、該給紙コロにより前記最上段の用紙が1枚ずつ分離
    搬送される給紙カセットの底板の平面度を測定する平面
    度測定方法であって、 支持部材により前記底板を前記支点を中心に回動可能に
    支持し、前記底板の前記給紙コロの当接する側の端部の
    下方に配設された複数の変位測定手段を、前記底板の当
    該端部の裏面に当接させて、該複数の変位測定手段によ
    り前記底板の変位量を測定することを特徴とする平面度
    測定方法。
  5. 【請求項5】所定の支点を中心に回動可能に給紙カセッ
    ト内に収納され、その上部に複数枚の用紙が載置され、
    その下部が所定の弾性部材により上方に付勢されること
    により、前記支点を中心として回動して、該底板上に載
    置された前記用紙の最上段の用紙を給紙コロに当接さ
    せ、該給紙コロにより前記最上段の用紙が1枚ずつ分離
    搬送される給紙カセットの底板の平面度を測定する平面
    度測定方法であって、 支持部材により前記底板を前記支点を中心に回動可能に
    支持し、前記底板の前記給紙コロの当接する側の端部の
    下方に配設された複数の変位測定手段を、前記底板の当
    該端部の裏面に当接させて、該複数の変位測定手段によ
    り前記底板の変位量を測定し、該各変位測定手段の測定
    した変位量に、変位量演算表示手段により、種々の演算
    処理を施して前記底板の平面度を前記各変位測定手段の
    前記底板に対する測定位置とともにグラフ表示すること
    を特徴とする平面度測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185049B1 (en) 1998-04-13 2001-02-06 Minolta Co., Ltd. Zoom lens system
CN113819886A (zh) * 2021-09-23 2021-12-21 航天特种材料及工艺技术研究所 一种物体水平度的测量系统

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