JPH09145292A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH09145292A
JPH09145292A JP7304293A JP30429395A JPH09145292A JP H09145292 A JPH09145292 A JP H09145292A JP 7304293 A JP7304293 A JP 7304293A JP 30429395 A JP30429395 A JP 30429395A JP H09145292 A JPH09145292 A JP H09145292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
plate
water chamber
cooling
water
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7304293A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Ouchida
信幸 大内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7304293A priority Critical patent/JPH09145292A/ja
Publication of JPH09145292A publication Critical patent/JPH09145292A/ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブプレートに接合されたチューブ内に
高温ガスを流して冷却水または媒体により冷却するよう
にした熱交換器において、チューブとチューブプレート
の取付部分に高熱応力が発生しないように効果的に冷却
可能に構成した熱交換器を提供する。 【解決手段】 高温ガスが流れるチューブ2を冷却する
容器1と、高温ガスが導入される容器10の間には、チ
ューブプレート8と支持プレート7によって水室空間が
形成されている。この水室空間内には水室隔離板20が
設けられている。チューブ2は下端をチューブプレート
8に溶接され、水室隔離板20と支持プレート7を貫通
して上方に伸びている。水室隔離板20とチューブ2の
間には間隙aがあり、水室隔離板20の上方に導管9か
ら導入された冷却水は間隙aを通って下方に流れチュー
ブプレート8とチューブ2の溶接部等を効果的に冷却し
たのち冷却水逃し管21を通って上方に吹出しチューブ
2を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温ガス(100
0°〜1500℃)を冷却水やその他の媒体で冷却する
ための熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】1000°〜1500℃の高温ガスのた
めの冷却用熱交換器の例として、特公昭63−2111
4号公報に示されたものがある。その熱交換器の構成を
図2に示してある。これを説明すると、容器1内にチュ
ーブ2が収容されており、チューブ2は下端をチューブ
プレート8に、上端をガス収集のための部屋4に連結さ
れている。
【0003】容器1の下には、ガス供給室11を形成す
る容器10が設けられ、容器1と容器10の間には、下
からチューブプレート8、支持プレート7の順に設けら
れた構造となっている。ガス供給室11は絶縁層13で
囲まれ、供給チューブ12から冷却すべき高温ガスが供
給される。
【0004】チューブプレート8と支持プレート7の間
の水室空間14には導管9からその開口15を経て冷却
水が供給され、チューブ2が貫通している支持プレート
7の開口6を通って容器1内へ流入する。下端をチュー
ブプレート8に溶接されたチューブ2は前記したように
支持プレート7の開口6を一定の隙間をもって貫通し、
またチューブプレート8は支持プレート7に溶接されて
いる。
【0005】また、チューブ2は応力緩和用のチューブ
支持用のリングにより支持プレート7に取付けられ、そ
のリングはチューブ2と支持プレート7の隙間を一定に
保つような構造となっている。図1の熱交換器は以上の
ような構成にすることによりチューブ2と、チューブプ
レート8と支持プレート7を効果的に冷却するようにし
ている。なお、冷却されたガスは吐出口5から、ガスを
冷却した後の冷却水は吐出口3から容器1の外へ排出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したような100
0°〜1500℃の高温ガスを冷却する熱交換器の場
合、チューブプレート8は温度差のため高い熱応力を受
ける。そのためチューブプレート8を20〜25mm以上
の肉厚にすることは出来ない。そのため冷却水または媒
体側の圧力を高温ガス側と同じにする対策が講じられる
が、チューブプレートの冷却を均一にすることが難し
く、また高温ガス冷却用容器とチューブプレートとの接
合部に高熱応力が発生する不具合がある。
【0007】これらの問題の解決方策として前記特公昭
63−21114号に示されたものでは、特別なチュー
ブ支持のリングを備えた支持プレート7と、高温ガスに
よる高熱応力対策用薄肉のチューブプレート8を設け、
支持プレート7とチューブプレート8によって形成され
る空間14に冷却水または媒体を供給するように構成し
ている。
【0008】本発明は、前記したようなチューブプレー
トに接合されたチューブ内に高温ガスを流して冷却水ま
たは媒体により冷却するようにした熱交換器において、
チューブ支持のための特別なリング等を用いることなし
に、チューブとチューブプレートの取付部分に高熱応力
が発生しないように効果的に冷却可能に構成した熱交換
器を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するために、支持プレートとチューブプレートの間
の冷却空間に水室隔離板を設け、この水室隔離板と支持
プレートの間の水室空間に冷却水または媒体を供給する
ように構成する。チューブは、支持プレートを貫通して
一定長さのところで支持プレートに溶接する。
【0010】このチューブの高温ガス側端部(下端)は
薄肉のチューブプレートに溶接で取付ける。更に、前記
した水室隔離板に設けられチューブが貫通する開口とチ
ューブとの間には、冷却水または媒体が一定以上の流速
で流れるようにする間隙を設ける。
【0011】このようにして、水室隔離板と支持プレー
トの間の水室空間に供給された冷却水または媒体は、前
記した間隙を通って水室隔離板とチューブプレートとで
形成される空間へ流れるようにする。また、この水室隔
離板とチューブプレートの間の空間へ流出した冷却水ま
たは媒体を、チューブ冷却のため上方へ導くチューブと
平行な冷却水逃し管を設ける。
【0012】本発明による熱交換器では前記したように
支持プレートとチューブプレートとの間の水室空間に水
室隔離板を設け、その水室隔離板に設けられた穴と、そ
こを通るチューブとの間には一定の狭い間隙を保つよう
に構成されているので、支持プレートと水室隔離板によ
って形成される空間と、水室隔離板とチューブプレート
によって形成される空間との間には一定の差圧をもつこ
とになる。
【0013】従って、冷却水または媒体は、このチュー
ブと水室隔離板の穴との間に設けられた狭い間隙を一定
の速度以上でチューブプレートの方向にチューブに添っ
て吹出す。この後、冷却水または媒体はチューブに添っ
て薄膜状にチューブを効果的に冷却しながら流れ、チュ
ーブプレートに衝突する。その結果、チューブプレート
及びチューブプレートとチューブの溶接部(強度上の弱
い部分)を効果的に冷却する。
【0014】そのあと水冷水または媒体は水室隔離板と
支持プレートとの間に設けられた冷却水逃し管を通って
上方のチューブ冷却空間へ流れる。このように、本発明
の熱交換器では、チューブ支持のための特別なリング等
を用いることなく、高温ガス冷却に適応可能な構成とな
っている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による熱交換器につ
いて図1に示した実施の形態に基づいて具体的に説明す
る。なお、以下の実施の形態において、図2に示した従
来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単にするため同
じ符号を付してある。
【0016】図1に示されたこの熱交換器は、図2に示
された熱交換器と同様、高温ガスを冷却するガス用チュ
ーブ2と、冷却されたガスを一時収容する部屋4と、冷
却水等の吐出口3、及び冷却後のガスを排出する排出口
5とを備えた容器1、及び高温ガスを一時収容するガス
供給室11と、ガス用チューブ2を支える支持プレート
7と、冷却水とガスを隔離するチューブプレート8とを
備えた容器10を有している。
【0017】図1の熱交換器では支持プレート7とチュ
ーブプレート8との間に形成された水室空間を2つに分
離する水室隔離板20が設けられている。水室隔離板2
0にはチューブプレート8に端部を取付けられたチュー
ブ2が貫通する穴が設けられ、その穴はチューブ2との
間に狭い間隙aが形成される大きさである。
【0018】また、水室隔離板20とチューブ支持プレ
ート7との間には冷却水逃し管21がチューブ2と平行
して貫通し、水室隔離板20の下の水室空間を支持プレ
ート7の上方の空間に連通している。その他の構成は図
2に示したものと実質同じである。
【0019】以上の構成をもつ図1の熱交換器におい
て、高温ガスは高温ガス供給管12を通り熱絶縁体13
でシールドされた容器10のガス供給室11へ流れ込
み、チューブプレート8に下端を溶接されたチューブ2
へ流れる。冷却水は導管9よりチューブ支持プレート7
と水室隔離板20により形成された空間へ導入される。
【0020】冷却水は、チューブ支持プレート7と水室
隔離板20の間の空間からチューブ2と水室隔離板20
の穴の間の均一な間隙aを通って、水室隔離板20とチ
ューブプレート8により形成される空間へ流入する。こ
の際、チューブ2のチューブプレート側とチューブプレ
ート8を効果的に冷却しながら冷却水の逃し管21を経
て容器1内へ吹出す。
【0021】水室隔離板20の穴とチューブ2との間の
間隙aの大きさは一例として3〜5mmとする。この間隙
aの大きさは間隙aを流れる流速を2〜5m/s に設定す
ることから決められている。実際の流速は、チューブ2
とチューブプレート8の取付部の表面温度を測定し材料
の許容応力内に冷却されるように設定され、その結果と
して間隙aが決定される。
【0022】以上のように、図1に示された熱交換器で
は、支持プレート7とチューブプレート8との間の水室
空間に水室隔離板20を設け、その水室隔離板20に設
けられた穴と、そこを通るチューブ2との間には一定の
狭い間隙aを保つように構成されているので、冷却水は
この間隙aをチューブプレート8の方向にチューブ2に
添って吹出す。
【0023】その後、冷却水はチューブ2に添って薄膜
状にチューブ2を効果的に冷却しながら流れ、チューブ
プレート8に衝突する。このようにして、チューブプレ
ート8及びチューブプレート8とチューブ2の溶接部を
効果的に冷却することができる。
【0024】以上、本発明を図示した実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず特
許請求の範囲に示す本発明の範囲内でその具体的構成に
種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。 例え
ば、上記実施形態では冷却水を用いているが、水以外の
冷却媒体を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による熱交
換器ではチューブ支持プレートとチューブプレートとの
間の水室空間に水室隔離板を設け、この水室隔離板をチ
ューブが貫通する穴とチューブの間に間隙を形成させて
おり、チューブ支持プレートと水室隔離板により形成さ
れた水室空間に導入された冷却水または媒体は、その水
室空間より水室隔離板に設けられたチューブ冷却用の均
一な間隙を経て一定以上の速度で流出されることにより
効果的にチューブの当該部を冷却する。
【0026】前記したようにチューブのまわりの間隙か
ら水室隔離板の下の空間に吹出した冷却水はチューブに
添ってチューブプレートに衝突するように流れ、その結
果、チューブプレートとチューブの溶接部を効果的に冷
却することができる。チューブプレートに衝突した冷却
水はその後チューブプレートに添ってチューブプレート
を冷却しながら流れ、水室隔離板と支持プレートとの間
に設けられた冷却水逃し管を経て支持プレートよりチュ
ーブの長手方向に吹出す。その結果、チューブ内の高温
ガスを効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による熱交換器を示す側
面図で、その下半部を断面で示している。
【図2】従来の熱交換器を示す図1と同様の側面図。
【符号の説明】
1 容器 2 チューブ 3 吐出口 5 吐出口 7 チューブ支持プレート 8 チューブプレート 9 導管 10 容器 11 ガス供給室 12 高温ガスの供給チューブ 13 絶縁層 20 水室隔離板 21 冷却水逃し管 a 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、チューブ2は応力緩和用のチューブ
支持用のリングにより支持プレート7に取付けられ、そ
のリングはチューブ2と支持プレート7の隙間を一定に
保つような構造となっている。図の熱交換器は以上の
ような構成にすることによりチューブ2と、チューブプ
レート8と支持プレート7を効果的に冷却するようにし
ている。なお、冷却されたガスは吐出口5から、ガスを
冷却した後の冷却水は吐出口3から容器1の外へ排出さ
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給室11と、冷却される高温ガス
    が同ガス供給室から流れるガス用チューブ2と、冷却水
    または媒体の吐出口3並びに高温ガス吐出口5を備える
    高温ガス冷却用容器1と、前記ガス用チューブ2を支え
    るチューブ支持プレート7と、冷却水または媒体と高温
    ガスを隔離するチューブプレート8と、同チューブプレ
    ート8を効果的に冷却するための水室隔離板20と、前
    記チューブ支持プレート7とチューブプレート8との間
    の水室空間に冷却水または媒体を導くための導管9とで
    構成した高温ガスを冷却する熱交換器であって、高温ガ
    ス側から前記チューブプレート8、水室隔離板20、支
    持プレート7の順に配置し、前記導管9は冷却水または
    媒体を前記水室隔離板20と前記支持プレート7との間
    の水室空間に供給するように接続されており、前記ガス
    用チューブ2と前記水室隔離板20の間には、一定以上
    の速度で冷却水または媒体を流して前記チューブプレー
    ト8並びに前記チューブ2のチューブプレート8への取
    付部を冷却する間隙aを具備し、同取付部冷却後の冷却
    水または媒体を吹出して前記チューブ2を冷却するよう
    同チューブ2と平行に配置した冷却水逃し管21を有す
    ることを特徴とする熱交換器。
JP7304293A 1995-11-22 1995-11-22 熱交換器 Withdrawn JPH09145292A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7304293A JPH09145292A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 熱交換器

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JP7304293A JPH09145292A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 熱交換器

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JPH09145292A true JPH09145292A (ja) 1997-06-06

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ID=17931295

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JP7304293A Withdrawn JPH09145292A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 熱交換器

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204