JPH09144453A - シャッター用施錠装置 - Google Patents
シャッター用施錠装置Info
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- JPH09144453A JPH09144453A JP30769695A JP30769695A JPH09144453A JP H09144453 A JPH09144453 A JP H09144453A JP 30769695 A JP30769695 A JP 30769695A JP 30769695 A JP30769695 A JP 30769695A JP H09144453 A JPH09144453 A JP H09144453A
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Abstract
ャッターに備えられ、簡素な構造で、容易な操作にて施
錠操作を行え、確実な施錠を行う。 【解決手段】 シャッター部材33の一方の端部33a
に配設されるシリンダ錠7と、この一方の端部33aに
配設されキー10によるシリンダ錠7の回動に連動して
一方の端部33aに対し進退する一方の係合片11と、
シャッター部材33の他方の端部33bに配設され、こ
の他方の端部33bに対して進退する他方の係合片22
と、他方の係合片22に連結されて、この係合片22を
進出する方向に付勢させる圧縮コイルバネ25と、シャ
ッター部材33の中空部33c内に摺動自在に配設され
るとともに、一端26aがシリンダ錠7に連結され、他
端26bが他方の係合片22に連結され、シリンダ錠7
の回動に連動する連結長体26と、各ガイドレール35
のそれぞれに配設され、各係合片11,22に係合する
係合部36とを具備している。
Description
部材がシャッター部材とされるグリルシャッターなどの
シャッターカーテンに備えられ、該シャッターカーテン
の閉鎖時における施錠を行うシャッター用施錠装置に関
するものである。
装置は、図12に示すように、スラットカーテン100
を構成する上下方向に複数連結された略短冊形状のスラ
ット101の人が操作を行いやすい高さとなるスラット
に配設されるとともに、このスラット101の幅方向略
中間に位置する箇所に鍵穴102を配設し、この鍵穴1
02の操作により、スラット101両端より係合片10
3を突出させる構造となっており、突出したこれら係合
片103が、スラットカーテン100の昇降を案内する
ガイドレール104内の係合凹部105に係合し、これ
によりスラットカーテン100が施錠されるようになっ
ている。
た従来の施錠装置は、略短冊板形状のスラット101に
配設される構造であることから、その機構部分がスラッ
ト101の板面にて隠蔽されることとなるが、このスラ
ット101の構造が、透明パネル板にて構成されるシャ
ッター部材の場合、すなわちシースルーシャッターを構
成するシャッター部材では、板面が透明であることから
内部の機構部分が見えてしまい防犯上の問題があるとと
もに、このシャッター部材の特長である透光を遮ってし
まうという問題がある。
に、図13に示すように、シャッターカーテン100の
最下部に位置する座板となるボトムスラット106が、
不透明な短冊状部材であることから、このボトムスラッ
ト106に配設する構造もあるが、閉鎖時の鍵穴102
の位置が床面に近くなるため操作時に屈むことから、施
錠操作が煩雑となり、特に雨天時などでは操作者の衣服
を汚損するおそれがあり、問題となる。
パイプ状に形成されたグリルシャッター100の場合で
は、上述したスラットやパネル板などのように板状に形
成されていないため、上記従来の施錠装置が適用でき
ず、そのため、図14に示すように左右ガイドレール1
04に近接するようにパイプ状のシャッター部材107
の両端部分にそれぞれ個別に構成される施錠機構部を配
設し、左右一対で施錠装置を構成させるようになってい
るが、左右それぞれにシリンダ錠102を備え、それぞ
れの操作によって各部の係合片を突出させる構造である
ため、シャッター幅が大きくなるとその施錠操作が非常
に煩雑になるという問題があった。
めに、透明パネル板やパイプ状部材よりなるシャッター
部材にて構成されるシャッターに備えられ、簡素な構造
で、容易な操作にて施錠操作を行え、かつ確実な施錠を
行うことのできるシャッター用施錠装置を提供すること
を目的としている。
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明のシャッター用施錠装置1は、対
向一対のガイドレール35のそれぞれに両端が案内され
るとともに、前記各ガイドレール35の長手方向に沿っ
て複数連結される長尺なシャッター部材33にて構成さ
れるシャッターカーテン32に備えられるシャッター用
施錠装置において、前記シャッター部材33の長手方向
両端のいずれか一方の端部33aに配設されるシリンダ
錠7と、前記シャッター部材33の一方の端部33aに
配設され、前記シリンダ錠7に挿着されるキー10によ
る前記シリンダ錠7の回動に連動して、前記シャッター
部材33の長手方向に沿って前記一方の端部33aに対
し進退する一方の係合片11と、前記シャッター部材3
3の他方の端部33bに配設され、前記シャッター部材
33の長手方向に沿い前記他方の端部33bに対して進
退自在な他方の係合片22と、前記他方の係合片22に
連結されて、該他方の係合片22を前記他方の端部33
bに対して進出する方向に付勢させる付勢部材25と、
前記シャッター部材33の長手方向に沿う縁部に摺動自
在に配設されるとともに、一端26aが前記シリンダ錠
7に連結され、他端26bが前記他方の係合片22に連
結され、前記シリンダ錠7の回動に連動する細径な連結
長体26と、前記各ガイドレール35のそれぞれに互い
に対向して配設され、前記各係合片11,22に係合す
る係合部36と、を具備したことを特徴としている。
するシャッター部材33は、中空パイプよりなり、前記
連結長体26が該シャッター部材33の中空部分33c
内に摺動自在に配設されることとしてもよく、また、前
記シャッターカーテン32を構成するシャッター部材3
3を、他のシャッター部材33と連結する桟部42を有
する透明パネル板41より構成し、前記連結長体26が
該シャッター部材33の桟部42中空部内に摺動自在に
配設される構成としてもよい。
2の施錠の際は、キー10にてシリンダ錠7を回動させ
ることで、一方の係合片11が連動してシャッター部材
33の長手方向に沿って進出し、同時に、連結長体26
がシリンダ錠7の回動に連動して摺動して他方の係合片
22を進出させる。これにより、両係合片11,22が
ガイドレール35内の係合部36と係合し、施錠とな
る。
錠7を上記とは逆の方向に回動させることで、一方の係
合片11を後退させ、同時に連結長体26を牽引して他
方の係合片22を後退させ、解錠となる。なお、他方の
係合片22には、付勢部材25が連結されており、この
他方の係合片22をシャッター部材33の他方の端部3
3bに対して常に進出するよう付勢している。
施錠装置が備えられるシャッターの正面図、図2は同シ
ャッター用施錠装置の実施の形態を示す一部裁断正面
図、図3及び図4は同施錠装置の動作を表す正断面図で
ある。
1が備えられるグリルシャッター30について説明す
る。このグリルシャッター30は、図1に示すように、
建物の開口等の上縁にシャッターケース31が水平に設
けられ、このシャッターケース31内に回動自在に設け
られている巻取軸(図示せず)にシャッターカーテン3
2が連結されており、このシャッターカーテン32は、
中空パイプなどの長尺な棒状の部材よりなる複数のシャ
ッター部材33を、各々が互いに所定ピッチとなるよう
にリンク34で連結した構造となっている。
続された対向した左右一対のガイドレール35内に、こ
れらシャッター部材33の両端部33a,33bが挿入
されて上下方向の移動を案内され、巻取軸によってシャ
ッターカーテン32が巻き上げ,巻き戻しが行われるこ
とで、シャッターカーテン32の昇降、すなわち開閉が
行われるようになっている。
カーテン32の両端部を支持し昇降を案内する各ガイド
レール35の奥方に位置する垂直な底面部35aには、
後述する施錠装置1の各係合片11,22と係合する複
数の係合部36が櫛歯状に連続して設けられている。
ー30に設けられるシャッター用施錠装置1は、図1及
び図2に示すように、上下方向に複数連結された各シャ
ッター部材33の操作の行いやすい高さの位置に配設さ
れる。
対のケース2,3を有し、これらケース2,3が、上下
に隣り合う一対のシャッター部材33の左右両端33
a,33bに配設され、各ケース2,3と、シリンダ錠
7と、一対の係合片11,22と、連結長体26とで、
大略構成されている。
の一方の端部33aに配設される一方のケース2は、矩
形箱状に形成されて、上下縁部にそれぞれシャッター部
材33の端部33aが連結されている。
結状態は、回動自在とされるとともに、左右幅方向とな
るシャッター部材33の長手方向には移動が規制されて
取り付けられ、また、ケース2の一部はガイドレール3
5内に挿入された状態となっている。
ス2には、表裏面に貫通して形成された通孔4が穿設さ
れているとともに、シャッター部材33の端部33aよ
り外側の方向となるガイドレール35内に位置する端面
に貫通孔5が形成されている。
方の端部33bに配設される他方のケース3は、前記一
方のケース2と同様に矩形箱状に形成され、上下縁部に
シャッター部材33の他方の端部33bが連結されて、
ケース3の一部がガイドレール35内に挿入された状態
となっているとともに、ガイドレール35内に位置する
外側端面に貫通孔6が形成されている。
する錠で、前記一方のケース2に配設されており、この
一方のケース2に穿設された通孔4に両端の鍵穴8が位
置し、ケース2の表裏両外面に表出するようになってい
る。
けられている。この歯車9は、図3に示すように、歯9
aの形状が、先端が鋭角な楔状ではなく、膨出した略八
角形状に形成され、本実施の形態では、四本の歯9aに
て構成され、シリンダ錠7のキー10による回転に連動
して回動するようになっている。
は、一方のケース2内に配設されている。この一方の係
合片11は、係合片本体12と、ラック板16と、コイ
ルバネ19とで構成されている。
なるとともに、長手方向の先端に係合爪13が形成さ
れ、基端にはスライド杆14が延設され、また、この本
体12の先端側中途部には、矩形状の摺動穴15が穿設
されている。
材よりなり、長手方向に沿う一方の縁部に、図3に示す
ように、略矩形状のラック歯16aが形成されている。
また、このラック板16の長手方向一端には、規制爪1
7が板面に対して垂直に折曲形成され、長手方向他端に
は、中央に貫通穴を有したストッパ板18が板面に対し
て垂直となるように折曲形成されている。
ネよりなり、係合片本体12のスライド杆14に巻装さ
れるようになっている。
に巻装された状態で、このスライド杆14がラック板1
6のストッパ板18を貫通し、係合片本体12の摺動穴
15内に規制爪17が挿通されて、係合片本体12とラ
ック板16とが重合状態となるとともに、ラック板16
に対して係合片本体12が長手方向に摺動穴15の範囲
内でスライド移動自在とされ、かつ一方のケース2内を
水平方向にスライド移動できるようになっている。
リンダ錠7に連動連結されている歯車9とラック板16
との各歯9a,16aとが噛み合い、この歯車9の回動
によって、一方のケース2内を摺動するとともに、その
先端の係合爪13が一方のケース2の貫通孔5より突出
し、このケース2に対して進退するようになっている。
なお、本実施の形態では、この一方の係合片11がケー
ス2内の下部に位置し、ケース2下縁に沿って移動自在
となっている。
ック板20が配設されている。この連動ラック板20
は、上記係合片11を構成するラック板16と略同形状
で、短冊板状に形成されるとともに、長手方向に沿う一
方の縁部に、図3に示すように、略矩形状のラック歯2
0aが形成されている。
合片11に対して歯車9を挟んでケース2の上部に位置
し、ケース2上縁に沿って摺動自在とされて歯車9と噛
み合い、シリンダ錠7による歯車9の回動によって、係
合片11と相反する方向に移動するようになっている。
に連結片21が突設され、この一方のケース2外、本実
施の形態では上方に突出し、ケース2上縁に接続ざれる
シャッター部材33の中空部33c内に位置するように
なっている。
に形成されるとともに、中途部に突片23が形成された
略T字状の板部材とされ、長手方向の先端に係合爪24
が形成されている。
ケース3内に長手方向が水平とされ突片23が上向きと
なって、水平方向にスライド移動できるように配設され
ているとともに、先端の係合爪24が他方のケース3の
貫通孔6より外方に突出し、このケース3に対して進退
するようになっている。なお、ケース3上側に突出する
突片23は、このケース3上縁に接続されるシャッター
部材33内に位置するようになっている。
面には、付勢部材としての圧縮コイルバネ25の一端が
連結されている。
ケース3内に固定されており、すなわちこの圧縮コイル
バネ25により、係合片22は常にその先端の係合爪2
4がケース3より突出する方向に付勢力が働くようにな
っている。
イヤなどよりなり、一端26aが一方のケース2の上部
より突出する連動ラック板20の連結片21に連結さ
れ、他端26bが他方のケース3の上部より突出する他
方の係合片22の突片23に連結されている。
ス2,3の上縁部に連結されているシャッター部材33
の中空部33c内を、その長手方向に沿って摺動自在と
なるように配設される。
明をする。まず、シャッターカーテン32の開閉動作時
においては、施錠装置1は作動されずに、すなわち図4
に示すように、両端の各係合片11,22が、それぞれ
のケース2,3内に後退した状態とされ、シャッターカ
ーテン32の移動軌跡上に突出せず、シャッターカーテ
ン32の昇降動作を妨げることがない。
ケース2内にて連動ラック板20は、一方の係合片11
の後退方向と相反する、シャッター部材33の端部33
a側に位置し、連結長体26を他方のケース3側から一
方のケース2側に牽引することとなり、これにより他方
の係合片22を付勢部材25の付勢力に抗して縮退させ
ている。
施錠する際は、シャッターカーテン32の一側に位置す
る一方のケース2に配設されたシリンダ錠7にキー10
を差し込み、回転させる。
がシリンダ錠7とともに回転し、この回転によって一方
の係合片11がケース2に対して進出する。
連動ラック板20が係合片11と相反する方向に移動
し、連結長体26の牽引状態を解き、これにより他方の
係合片22が圧縮コイルバネ25の付勢力によって他方
のケース3より進出する。
11,22の先端の各係合爪13,24が左右ガイドレ
ール35内の係合部36に係合し、キー10を抜き取る
ことで施錠となる。
の歯車9と噛み合うラック板16,連動ラック板20の
各歯16a,20aの形状が、略矩形状に形成されてい
ることから、歯車9の回転によって各ラック板16,2
0を摺動させることは可能となるが、各ラック板16,
20の摺動によって歯車9は回転しないようになってお
り、すなわち、シリンダ錠7よりキー10を抜き取る
と、各ラック板16,20はその位置に留まり、係合爪
13,24と係合部36との係合状態である施錠状態を
維持する。
32が完全な閉鎖状態とされていない場合、進出した各
係合片11,22の係合爪13,24が、ガイドレール
35内の係合部36に正確に係合されないが、一方の係
合片11では歯車9によって移動するラック板16に対
して係合片本体12がコイルバネ19により縮退が行わ
れ、また他方の係合片22では圧縮コイルバネ25によ
り縮退が行われて、他の各部の動作が中途で抑止されて
しまうことなく、各バネ19,25の付勢力によって常
に係合を行おうとすることから、施錠操作後にシャッタ
ーカーテン32を上下に動かせば、各係合片11,22
の係合爪13,24が各係合部36に係合されることと
なる。
ダ錠7にキー10を差し込み、前記施錠時とは逆の方向
に回転させる。
がシリンダ錠7とともに回転し、この回転によって一方
の係合片11がケース2に対して後退する。
連動ラック板20が係合片11と相反する方向に移動
し、連結長体26を牽引して、これにより他方の係合片
22が圧縮コイルバネ25の付勢力に抗して他方のケー
ス3に対して後退する。
11,22の先端の各係合爪13,24が、左右ガイド
レール35内の係合部36より離脱し、解錠となる。
施錠装置1では、シャッター部材33の両端33a,3
3bに位置して左右各ガイドレール35との係合を行う
係合片11,22がそれぞれ配設され、これらが個別の
機構部分にて構成されるとともに、各機構部分を連動連
結する連結長体26をシャッター部材33内を通して構
成したので、これら両端の機構部分を除く中間部分は中
空であり、なにも構成されないことから、上記のような
パイプ部材(33)で構成されたシャッターカーテン3
2の場合、上下にリンク34を介して連結される各シャ
ッター部材33の間が全て空間にて構成されることとな
り、シャッターカーテン32全体としての意匠性を損ね
ることがない。
る機構部分を人の操作しやすい高さに設定し配設するこ
とが可能となり、施解錠操作を行いやすくすることが可
能となる。
部材33の両端33a,33bに位置する機構部分のい
ずれか一方にのみにシリンダ錠7を配設した構成とし、
このシリンダ錠7に連動して他方の係合片22も作動す
る構成としたことにより、キー10による操作がシャッ
ターカーテン32の一側のみで行えることとなり、シャ
ッターカーテン32の施解錠を容易なものとすることが
可能となる。
錠7に設けられる歯車9、及びこの歯車9に噛み合う一
方の係合片11のラック歯16aと、連動ラック板20
の歯20aの形状を略矩形状とさせた例について述べた
が、図5(a),(b)に示すように、これに限定され
ることはなく、また、他方の係合片22を進出方向に付
勢させる付勢部材(圧縮コイルバネ)25を、この係合
片22と重合状態に配設せず、係合片22の基部とケー
ス3内壁との間に配設させる構成としてもよく、さらに
は、図5に示すように一方の係合片11にラック歯16
aを形成し、ラック板16を具備しない構成としてもよ
い。
であるワイヤ26が、両ケース2,3の上縁に連結され
るシャッター部材33内を通る構成としているが、この
シャッター部材33に、図6に示すような、スリット3
7を長手方向に連続して形成し、断面略C字状とすると
ともに、このスリット37を塞ぐ断面略T字状のパッキ
ン材38を用い、ワイヤ26をシャッター部材33内に
装入する際、このスリット37よりシャッター部材33
内部に入れ、パッキン材38にて閉塞させる構成とさせ
てもよい。これによれば、この施錠装置1のシャッター
部材33への組付けが容易となる。なお、このパッキン
材38はシャッター部材33の長手方向に全通して配設
してもよく、また、所定箇所のみ、さらには、リンク3
4部分を除くスリット37が表出する箇所のみに配設さ
せる。
であるワイヤ26が、両ケース2,3の上縁に連結され
るシャッター部材33内を通る構成としているが、図7
に示すように、下縁に連結されているシャッター部材3
3としてもよい。
ワイヤにて構成した例について述べたが、可撓性を有さ
ず、剛性を有する杆状の部材としてもよい。この場合、
連動ラック板20の摺動が他方の係合片22に直接伝達
されるので、この他方の係合片22を常に突出させよう
と働く付勢部材25の付勢力を大きく設定しなくてもよ
い。
ース2内に構成され一方の係合片11と相反する方向に
移動自在な連動ラック板20を備え、この連動ラック板
20に連結長体26を連結させて他方の係合片22を作
動させる例について述べたが、図8に示すように、シリ
ンダ錠7に連結される歯車9に噛み合う従動歯車40を
配設し、この従動歯車40の回転によって連結長体26
を巻き取り,巻き戻しを行い他方の係合片22を移動さ
せる構成としてもよく、さらには、図9に示すように、
シリンダ錠7自体にてこの連結長体26を巻き取り,巻
き戻しを行い、他方の係合片22を移動させる構成とし
てもよい。
部材よりなるシャッター部材33で構成されたグリルシ
ャッター30に施錠装置1を設けた構成としたが、図1
0に示すように、パネル板材よりなるシャッター部材3
3にて構成されたパネルシャッター30Aに具備させる
構成としてもよい。この場合、図11に示すように、連
結長体であるワイヤ26を、パネル41の上下縁を構成
する桟部42の中空部内に摺動自在に配設させる構成と
すれば、上記同様の効果を得ることができるとともに、
シャッター部材33を構成するパネル板41が透明なア
クリル樹脂板材であっても、このパネル板部分の透光性
などを低下させることなく構成することができる。
ー部材33やパネル板状のシャッター部材ではなく、単
なる短冊板状のスラットよりなるシャッター部材にも配
設することが可能である。この場合、従来の施錠装置に
比べ、軽量化を図ることが可能となるとともに、シャッ
ターカーテンの左右幅の長さが大きい場合に有効であ
る。
錠装置1が、シャッターカーテン32が上下方向に昇降
して開閉を行うシャッター装置に備えられる例について
述べたが、左右方向に移動することで開閉が行われる横
引きシャッター装置に対しても備えることができる。
ター用施錠装置では、シャッター部材の両端に位置し
て、左右各ガイドレールとの係合を行う係合片がそれぞ
れ配設され、これらが個別の簡素な機構部分にて構成さ
れるとともに、各機構部分を連動連結する連結長体を、
パイプ状のシャッター部材であればその中空部分内に、
桟部を有するパネル板状のシャッター部材であればその
桟部の中空部内に摺動自在に配設した構成としたので、
これらシャッター部材の両端に位置する機構部分を除く
中間部分は隠蔽されることなどない中空となり、なにも
構成されないことから、例えばパイプ状のシャッター部
材にて構成されるシャッターカーテンの場合はリンクを
介して連結される各シャッター部材間を全て空間にて構
成することができ、また、透明パネル板のシャッター部
材にて構成されるシャッターカーテンの場合は透明パネ
ル部分を覆うことなく構成され、シャッターカーテン全
体としての意匠性を損ねることがないという効果があ
る。
分があることから、軽量化を図ることが可能となり、シ
ャッターカーテンの幅が長大とされた場合に有効とな
る。
テンが上下方向に昇降する構造の場合、施錠装置を構成
する機構部分を人の操作しやすい高さに設定し配設する
ことが可能となり、この施解錠操作を行いやすくするこ
とができるという効果がある。
両端に位置する機構部分のいずれか一方にのみシリンダ
錠を配設した構成とし、このシリンダ錠に連動して両係
合片を作動させる構成としていることから、キーによる
操作がシャッターカーテンの一側のみで行えることとな
り、シャッターカーテンの施解錠操作を容易に行えると
いう効果がある。
るシャッターの正面図
部裁断正面図
面図
部材の一部拡大斜視図
ーの一部裁断正面図
面図
面図
面図
Claims (3)
- 【請求項1】 対向一対のガイドレールのそれぞれに両
端が案内されるとともに、前記各ガイドレールの長手方
向に沿って複数連結される長尺なシャッター部材にて構
成されるシャッターカーテンに備えられるシャッター用
施錠装置において、 前記シャッター部材の長手方向両端のいずれか一方の端
部に配設されるシリンダ錠と、 前記シャッター部材の一方の端部に配設され、前記シリ
ンダ錠に挿着されるキーによる前記シリンダ錠の回動に
連動して、前記シャッター部材の長手方向に沿って前記
一方の端部に対し進退する一方の係合片と、 前記シャッター部材の他方の端部に配設され、前記シャ
ッター部材の長手方向に沿い前記他方の端部に対して進
退自在な他方の係合片と、 前記他方の係合片に連結されて、該他方の係合片を前記
他方の端部に対して進出する方向に付勢させる付勢部材
と、 前記シャッター部材の長手方向に沿う縁部に摺動自在に
配設されるとともに、一端が前記シリンダ錠に連結さ
れ、他端が前記他方の係合片に連結され、前記シリンダ
錠の回動に連動する細径な連結長体と、 前記各ガイドレールのそれぞれに互いに対向して配設さ
れ、前記各係合片に係合する係合部と、 を具備したことを特徴とするシャッター用施錠装置。 - 【請求項2】 前記シャッターカーテンを構成するシャ
ッター部材は、中空パイプよりなり、前記連結長体が該
シャッター部材の中空部分内に摺動自在に配設されるこ
とを特徴とする請求項1記載のシャッター用施錠装置。 - 【請求項3】 前記シャッターカーテンを構成するシャ
ッター部材は、他のシャッター部材と連結する桟部を有
する透明パネル板よりなり、前記連結長体が該シャッタ
ー部材の桟部中空部内に摺動自在に配設されることを特
徴とする請求項1記載のシャッター用施錠装置。
Priority Applications (1)
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