JPH09144064A - 建設機械用トラックフレーム内の部材受けガイド接合構造 - Google Patents

建設機械用トラックフレーム内の部材受けガイド接合構造

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JPH09144064A
JPH09144064A JP32126395A JP32126395A JPH09144064A JP H09144064 A JPH09144064 A JP H09144064A JP 32126395 A JP32126395 A JP 32126395A JP 32126395 A JP32126395 A JP 32126395A JP H09144064 A JPH09144064 A JP H09144064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定部材の組立以外では役立たなかった
トラックフレーム内の部材受けガイドを有効に利用して
走行部のフレーム強度を確保する。 【解決手段】 少なくとも部材受けガイド3の機体側の
接合位置を、トラックフレーム1の機体側外面に接合さ
れるカーボディ脚部2のその接合位置に、トッラクフレ
ーム1を挟んで一致させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設機械のトラ
ックフレーム内面に接合される部材受けガイド、例えば
アイドラ装置用アジャスタ受けガイドの接合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に示す油圧ショベルに代表される建
設機械の走行部4のベースフレームは、一般に図4及び
図5に示すように、走行部4のベースとなるカーボディ
5と、クローラ6が周設されるトラックフレーム1とか
らなり、カーボディ5はその脚部2がトラックフレーム
1の外面において溶接等により接合される。
【0003】そしてトラックフレーム1の前後端には駆
動輪7や遊動輪8が配置されるが、それらの装置の周辺
機器の組立を容易にするため、トラックフレーム1内に
はそれら器機を含めた種々の部材受けガイドが接合され
ている。例えば、遊動輪8側のトラックフレーム1内に
は、図5に示すようにアイドルホイール81、テンション
ヨーク82、アジャスタシリンダ83等よりなるアイドラ装
置80が配置されるので、それら部材の組立を容易にする
ために、図6に示すような部材受けガイド3がトラック
フレーム1内面に接合されている。また、部材受けガイ
ド3の長方向両端部も、同図(a)に示すようにアイドラ
サポート板84と補強板9との双方に当接しつつ接合され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走行部4の
ベースフレームにおいて構造的に強度を確保する必要が
あることは言うまでもないが、そのためにはトラックフ
レーム1及びカーボディ5の幅・厚さ寸法や素材の選択
が重要となる。しかし最近では、製造容易化の要請か
ら、ベースフレーム自体の余裕率が少なくなってきてい
るのが実状である。
【0005】一方、前記アジャスタ受けガイドのような
トラックフレーム1内の部材受けガイド3は、その部材
の組立時のみ利用され、もちろんベースフレームの構造
的強度を確保するものとしてはなんら考慮されていない
ため、板厚・幅も小さいサイズのものである。他方、そ
のような部材受けガイド3が多数あれば、走行部4のフ
レームにおいて接合すべき部材点数が増えるということ
であり、製造工程が増加するものとなって近時の傾向に
はなじまない。
【0006】この発明は、以上のような走行部のフレー
ム構造における実状に鑑みて創案されたもので、所定部
材の組立以外では役立たなかったトラックフレーム内の
部材受けガイドを有効に利用して走行部のフレーム強度
を確保することのできる技術を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、建
設機械のトラックフレーム内面に接合される部材受けガ
イドの接合構造であって、部材受けガイドの機体側の接
合位置を、トラックフレームの機体側外面に接合される
カーボディ脚部のその接合位置に、トラックフレームを
挟んで一致させたことを特徴とする。
【0008】図6に示すような従来の部材受けガイド3
におけるトラックフレーム1機体側の接合構造では、カ
ーボディ脚部2と部材受けガイド3との接合位置が離れ
ているので、力の流れがスムーズでなく、また応力集中
等によってトラックフレーム1のクリティカルなa部の
応力が高くなり、その間の中央部の剛性が弱体化する。
【0009】これに対し本発明の構造では、部材受けガ
イド3の接合位置を、カーボディ脚部2の接合位置に一
致させているので、a部の剛性が向上し、また力の流れ
がスムーズでその部分の応力が低減する。すなわち、本
発明の構造によれば、その接合位置を改善させることの
みでトラックフレームの強度が確保できることになり、
しかも従来強度確保にはあまり意味のなかった部材受け
ガイドを補強部材として積極的に利用できるものとな
る。もちろん、走行部のベースフレーム自体の板厚・幅
等を何ら変える必要がないので、製造工程の容易化とい
う近時の傾向にも沿うものとなる。
【0010】また従来の部材受けガイドは上述のよう
に、板厚・幅が小さいサイズのものが用いられていたの
で、本発明における部材受けガイドとして、トラックフ
レーム板以上の厚さの板材を用いれば、走行部のベース
フレーム、特にトラックフレームの強度はさらに確保で
きる。一方その分重量は増加することになるが、部材受
けガイドはトラックフレーム内の一部に部分的に接合さ
れる部材であり、フレーム自体の板厚・幅等のサイズを
大きくする場合と比較すれば、重量の増加は大幅に抑え
ることができるものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態例を図面に基づ
き説明する。以下に示す形態例は、いずれも図3に示す
ような建設機械に適用されるアイドラ装置の部材、特に
アジャスタ受けガイドの例である。図中、1はトラック
フレーム、2はカーボディ脚部、3は受けガイドを各示
す。
【0012】図1は受けガイド3aの端部幅がトラックフ
レーム1の内幅と同一寸法よりなるものが接合される形
態例である。そして図1のうち、トラックフレーム1の
機体側外面に対するカーボディ脚部底板20の溶接位置
が、同図(a)ではトラックフレーム1高さの略中間部に
位置する構造に適用される例、同図(b)ではトラックフ
レーム1の底部に近い箇所に位置する構造に適用される
例をそれぞれ示している。
【0013】そしていずれの形態例でも、受けガイド3a
の機体側端部を、トラックフレーム1の機体側外面に溶
接されるカーボディ脚部底板20のその溶接位置に、トラ
ックフレーム1を挟んで一致させ、その位置で溶接して
いる(図中A部)。なお、前記受けガイド3aはトラック
フレーム1板と同一の厚さの鋼板が用いられている。
【0014】図2は、受けガイド3bが前記トラックフレ
ーム1の機体側及び機体外側の各内面に対し別部材とし
てそれぞれ溶接される形態例である。この例の部材受け
ガイド3bは、いずれのトッラクフレーム1内面に溶接さ
れるものも、図6(a)に示すものと同様に、その長方向
両端部はアイドラサポート板(図示なし)と補強板(図
示なし)との双方に当接しつつ溶接されている。また、
この形態の受けガイド3aもトラックフレーム1板と同一
の厚さの鋼板が用いられている。
【0015】以上の実施形態例では、受けガイド3a,3b
の溶接位置を、カーボディ脚部底板20の溶接位置に一致
させているので、それら溶接位置に距離があった従来例
と比較して、その一致するトラックフレーム1部分の剛
性が向上し、その部分の応力が低減する。すなわち、こ
れら形態例では、その溶接位置を改善させることのみで
トラックフレーム1の強度が確保できることになり、従
来強度確保にはあまり意味のなかった受けガイド3をト
ラックフレーム1の補強部材として積極的に利用できる
ものとなっている。しかも、従来の受けガイド3は上述
のように、板厚・幅が小さいサイズのものが用いられて
いたのに対し、上記形態例では、トラックフレーム1板
と同じ厚さの板材が用いられているので、その点でもト
ラックフレーム1の強度はさらに向上するものとなって
いる。なお、板厚が従来より厚くなることによってその
分重量は増加することにもなるが、受けガイド3はトラ
ックフレーム1の一部に部分的に接合される部材であ
り、フレーム自体の板厚・幅等のサイズを大きくする場
合と比較すれば、重量の増加は大幅に抑えることがで
き、不必要な重量の増加を防止できるものとなってい
る。
【0016】
【実施例】上記実施形態の適用例として、アイドラ装置
のアジャスト受けガイド3の例のみを示したが、もちろ
んそれに限定されるものではなく、トラックフレーム1
内面に接合される部材受けガイド3であればどのような
ものでも本発明は適用可能である。また、適用される建
設機械についても、図3に示す油圧ショベルに限定され
るものでなく、走行部のベースとなるカーボディの脚部
と、駆動体を備えたトラックフレームとが接合される構
造を有する建設機械であれば適用可能であることは言う
までもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る部材
受けガイド接合構造によれば、ベースフレーム自体で強
度を確保することなく、しかも所定部材の組立以外では
役立たなかったトラックフレーム内の部材受けガイドを
有効に利用して走行部のベースフレーム強度が確保でき
るといった顕著な効果が得られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施形態例を示す部分断面図で
あり、(a)は第1形態例、(b)は第2形態例を示す。
【図2】本発明の他の実施形態例を示す部分断面図であ
る。
【図3】一般的な建設機械の全体を示す概要図である。
【図4】図3中の走行部の概要図である。
【図5】図4中の走行部のベースフレームを示した説明
図である。
【図6】カーボディ脚部とトラックフレームとの従来の
接合構造を示すもので、(a)は部分側面図、(b)はカーボ
ディ脚部底板の溶接位置がトラックフレーム高さの上部
側に位置する構造に適用された例の部分正面断面図、
(c)はカーボディ脚部底板の溶接位置がトラックフレー
ム高さの略中間部に位置する構造に適用された例の部分
正面断面図である。
【符号の説明】
1 トラックフレーム 2 カーボディ脚部 3 部材受けガイド 4 走行部 5 カーボディ 6 クローラ 80 アイドラ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のトラックフレーム内面に接合
    される部材受けガイドの接合構造であって、部材受けガ
    イドの機体側の接合位置を、トラックフレームの機体側
    外面に接合されるカーボディ脚部のその接合位置に、ト
    ラックフレームを挟んで一致させたことを特徴とする建
    設機械用トラックフレーム内の部材受けガイドの接合構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1の建設機械用トラックフレーム
    内の部材受けガイド接合構造において、前記部材受けガ
    イドとして、前記トラックフレーム板以上の厚さの板材
    を用いたことを特徴とする請求項1の建設機械用トラッ
    クフレーム内の部材受けガイド接合構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349164U (ja) * 1989-09-21 1991-05-13
JPH0568783U (ja) * 1992-02-27 1993-09-17 新キャタピラー三菱株式会社 T字型断面のクロスメンバを有するカーボディ

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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