JPH09143821A - 導電性繊維 - Google Patents

導電性繊維

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JPH09143821A
JPH09143821A JP30424895A JP30424895A JPH09143821A JP H09143821 A JPH09143821 A JP H09143821A JP 30424895 A JP30424895 A JP 30424895A JP 30424895 A JP30424895 A JP 30424895A JP H09143821 A JPH09143821 A JP H09143821A
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JP
Japan
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fiber
component
core
sheath
sheath component
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JP30424895A
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English (en)
Inventor
Takeshi Masuda
剛 益田
Koji Ishiyama
孝二 石山
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性物質を含有する芯成分と、該芯成分を
被覆する繊維形成性ポリマーとからなる鞘成分とにより
構成された新規な芯鞘型複合繊維で、導電性能の安定し
た導電性繊維を提供する。 【解決手段】 導電性カーボンブラックを含有する芯成
分と、該芯成分を、被覆する繊維形成性ポリマーからな
る鞘成分とから構成され、且つ放電処理されて繊維表面
の電気抵抗値が1011Ω/cm未満であり、かつ、該表
面の電気抵抗値と断面間の内部電気抵抗値との比が10
3 以下である芯鞘型複合繊維において、該芯成分は、3
〜16個の先細り尖鋭端を有し、且つ、任意の隣り合う
尖鋭端は凹状曲線で結ばれた異型断面形状であって、該
尖鋭端と該鞘成分の外周部とにより形成される鞘成分最
小厚さViの少くとも1つが5μm以下であることを特
徴とする導電性繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性繊維、詳しくは芯
成分に導電性カーボンブラックを含有する新規な芯鞘型
構造の導電性繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステ
ル等の熱可塑性樹脂は、繊維製品として多くの用途に使
用されているが、制電性に乏しいため帯電しやすいとい
う欠点がある。そのため、導電性繊維に関する多くの研
究がなされている。
【0003】第一の方法として、繊維表面に導電性物質
をコーティングする方法がある。これらの導電性繊維は
初期の導電性能は良好であるが、着用時の対摩耗性が不
良であり、耐洗濯性、耐薬品性も不充分であるため防塵
衣等に使用した場合の発塵源となっている。
【0004】第二の方法は、導電性物質の粉末を熱可塑
性樹脂中に分散させてコア層とし、繊維形成性ポリマー
をシース層としてシース・コアの複合繊維とする場合で
ある。例えば導電性カーボンを配合した導電性繊維は、
導電性カーボンが黒色であるため、シース層の薄い場合
などには、黒色に着色し、審美性が要求される分野に用
いることができず、コア層が完全にシース層の中にあ
り、かつ、シース層の厚みが充分でないとその用途が極
めて限定されるという問題を有している。また審美性以
外の観点からもコア層がシース層で覆われていない場合
には、使用中に導電性物質が脱落して、機能が低下する
などのトラブルの原因となっている。
【0005】一方、シース層による被覆構造でも、以下
のような問題を有している。すなわち、繊維断面の芯部
間の導電性は良好で問題はないが、シース層は繊維形成
性の良好なポリマーで形成されているため、電気的には
絶縁体となっており、表面の電気抵抗値が高く、導電性
不良となっている点である。したがって、このように芯
部に導電性物質を含有する芯鞘型複合繊維であっても、
これを使用した布帛の静電気による不快感(着用衣服の
身体へのまつわりつき、脱衣時の放電音、空気中のほこ
り付着等)の問題があった。
【0006】さらにかかる芯鞘型複合繊維の問題を解決
するため、特開昭60―110920号公報に記載され
ているように芯成分を偏心させ、鞘成分の厚さを3μm
以下とすることも提案されているが、かかる複合繊維は
電気抵抗値も思ったように低くできない上、芯鞘界面剥
離が生じ、発塵しやすくなる等の問題を有していた。
【0007】これらの問題点を解決するため特開平1―
183520号公報には導電性物質を含有する芯成分の
断面形状が2以上の鋭突部を有する芯鞘型複合繊維が提
案されており、この方法によれば繊維表面の電気抵抗値
を低くすることが可能であり、導電性の優れた導電性繊
維を得ることができる。ただし、芯成分であるカーボン
ブラックの構造粘性、あるいは導管部へのカーボンブラ
ック成分堆積等の為に、生産中に芯成分の流動性が変化
するなどして芯形状が変動するため、該導電性繊維を用
いた製品の品質が安定しないという問題や、鋭突部の先
端が丸みを帯びている鋭突性が不足し放電加工性が悪い
という問題を有していた。
【0008】さらに、特開平3―51307号公報には
芯の突出部の形状を安定して形成させる溶融紡糸方法に
関する記載があるが、この方法によって得られた導電性
繊維は芯の形状は安定しているものの、表面の電気抵抗
値が高く、充分な導電性を与えるものではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑みて行われたもので、導電性カーボンブラック
を含有する芯成分と、該芯成分を被覆する繊維形状性ポ
リマーからなる鞘成分とにより構成される新規な芯鞘型
構造で導電性能の安定した導電性繊維を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなる。
【0011】すなわち、本発明は導電性カーボンブラッ
クを含有する芯成分と、該芯成分を、被覆する繊維形成
性ポリマーからなる鞘成分とから構成され、且つ放電処
理されて繊維表面の電気抵抗値が1011Ω/cm未満で
あり、かつ、該表面の電気抵抗値と断面間の内部電気抵
抗値との比が103 以下である芯鞘型複合繊維におい
て、該芯成分は、3〜16個の先細り尖鋭端を有し、且
つ、任意の隣り合う尖鋭端は凹状曲線で結ばれた異型断
面形状であって、該尖鋭端と該鞘成分の外周部とにより
形成される鞘成分最小厚さViの少くとも1つが5μm
以下であることを特徴とする導電性繊維である。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。
【0013】本発明繊維の芯成分は導電性カーボンブラ
ックを含有するものであるが、該導電性カーボンブラッ
クは公知の物が使用でき、例えば、アセチレンブラッ
ク、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、チ
ャネルブラック、ケッチェンブラック等が示され、これ
らは通常微粉末としてマトリックスポリマーに分散して
用いることができる。
【0014】次に芯成分を取り囲む鞘成分は繊維形成性
のポリマーにより構成される。該繊維形成性ポリマーと
しては、例えばポリエステル、ナイロン―6、ナイロン
―6,6、ポリプロピレン等が挙げられるが、特に良好
な風合いや、加工工程の取り扱いが優れていること、耐
薬品性も良好であることからポリエステル、とりわけポ
リエチレンテレフタレートが好ましい。
【0015】本発明の導電性繊維の断面図の例を図1、
従来の導電性繊維の断面図を図2及び図3に示す。ここ
で1は、鞘成分、2は芯成分である。
【0016】本発明では、上記物質からなる導電性繊維
は、繊維断面における芯成分の形状が放電加工を容易に
する3〜16個の先細り尖鋭端部分と該尖鋭端部分と連
結した中央部分とから構成される異型断面形状であるこ
とが重要である。先細り尖鋭端部分は放電加工の際の電
極として作用するためなるべく鋭い先端部を有すること
が必要であり、その個数は3〜16個が必要で、より好
ましくは4〜8個である。先細り尖鋭端部分が2個以下
では放電処理の効率が落ちるため充分な導電性を付与で
きず、一方17個以上の先細り尖鋭端部分を与えること
は芯形状形成の上から非常に困難であり、実質上16個
以下で充分な効果を発揮することが可能である。又なる
べく鋭い先端部を形成するために、隣り合う先細り尖鋭
端が凹状曲線で結ばれている形状が必要である。このよ
うにすることにより放電処理が効率よく又均質に行うこ
とができその結果繊維の長さ方向に安定した導電性を付
与することが可能になる。更に図1に示した先細り尖鋭
端と鞘成分外周との最小厚さViの少なくとも一つが5
μm以下であることも重要な要素のひとつである。Vi
のすべてが5μmより大きい場合には放電処理の際の印
加電圧を極端に大きくしなければならず、そのため鞘成
分が損傷し繊維強度が低下し、放電処理中に断糸するな
どの問題が生じるため好ましくない。
【0017】さらには鞘成分最小厚さViが0であるよ
うな先細り尖鋭端部分を有する場合には、鞘成分が芯成
分を被覆していない部分の割合が鞘成分全外周の5%以
下であることが必要である。仮に鞘成分が芯成分を被覆
していない部分の割合が鞘成分全外周の5%を越える
と、芯と鞘が剥離したり、導電性カーボンブラック成分
が脱落して導電性能が低下して、汚染の原因となる等の
問題が生じる。
【0018】本発明では上記繊維形成性ポリマーで鞘成
分が構成された複合繊維は、導電性カーボンブラックを
含有する芯成分がたとえ導電性を有していても、表面電
気抵抗値が高く導電性不良となる結果、依然として帯電
しやすいものである。
【0019】本発明の繊維は、後述するような放電処理
を施して得られるが、その結果、繊維表面の電気抵抗値
が1011Ω/cmオーダー以下であり、かつ、繊維断面
間の内部電気抵抗値(Ω/cmで測定)と表面電気抵抗
値(Ω/cm)との比が10 3 以下であり、さらにその
導電性能が繊維の長さ方向で安定していることが肝要で
ある。
【0020】通常、繊維形成性ポリマーからなる繊維の
表面抵抗値は、例えば1013Ω/cmオーダーというよ
うに非常に高く、仮に断面間内部抵抗値が107 Ω/c
mオーダーと低くても、表面の電気抵抗値と断面間の内
部電気抵抗値との比はこの場合106 程度と大であり、
繊維の表面にはほとんど導電性の効果が発現しない。
【0021】それに対して本発明の繊維は、繊維形成性
ポリマーから構成されていても前記のようにその表面の
電気抵抗値は1011Ω/cmオーダー以下と低く、その
導電性能は繊維の長さ方向に安定したものとなってい
る。
【0022】ここに電気抵抗値(Ω/cm)は次のよう
にして測定する。
【0023】(イ)断面間内部電気抵抗値 繊維軸方向の長さが2.0cmとなるよう両端を横断面
方向にカットした繊維の該両断面にAgドウタイト(銀
粒子含有の導電性樹脂塗料、藤倉工業製)を付着させた
試料を電気絶縁性ポリエチレンテレフタレートフイルム
上で、温湿度20℃×30%RHの条件のもとに1kV
の直流電圧を該Agドウタイト付着面を使って印加して
両断面間に流れる電流値を求め、オームの法則により電
気抵抗値Ω/cmを算出する。
【0024】(ロ)表面電気抵抗値 繊維軸方向の長さ約2.0cmにカットされた繊維の両
端付近の表面(繊維側面)に前記のAgドウタイトを付
着させたものを試料として、該試料を電気絶縁性ポリエ
チレンテレフタレートフイルム上で、温湿度20℃×3
0%RHの条件のもとに1kVの直流電圧を該Agドウ
タイト間に印加してAgドウタイト間に流れる電流値を
求め、かつ、Agドウタイト間の距離を測定して、オー
ムの法則により電気抵抗値Ω/cmを算出する。
【0025】本発明の繊維は、放電処理を施すことによ
って表面電気抵抗値を低下させ、表面電気抵抗値と断面
間の内部電気抵抗値との比を小さくし、導電性を付与す
るものであるが、放電処理法としては、前記の構成から
なる芯鞘型複合繊維を高電圧電極に接触させて高電圧を
印加する通電法、放電形状の異なるコロナ放電、花火放
電、グロー放電、アーク放電等の高電圧放電処理法によ
り処理することができる。印加電圧としては、1kVを
越える高電圧であって、100kVまでの範囲のものが
使用でき、好ましくは2〜50kVの範囲のものが好適
に例示される。電極の極性はプラスでもマイナスでも
(直流)、または交流であっても良い。電極間の距離は
0〜10cmの範囲のものが使用でき、放電形態と処理
速度、目標とする導電性により任意に決めることができ
る。また、導電性カーボンブラックを含有する芯成分を
一方の極とし他方の極を別に設けて、該両極に高電圧を
印加し、この高電圧電極下で放電処理することが最適に
例示され、そのために本発明のように芯形状は放電処理
の施しやすい先細り尖鋭端部分を有することが必要とな
る。もっとも、別々に設けた二つの極に高電圧を印加し
て放電処理する方法であっても本発明の効果が損なわれ
るわけではない。
【0026】また、このような放電処理は糸の状態で
も、織編物等の布帛、不織布の状態でも行うことができ
る。さらに糸の場合、延伸糸に施しても未延伸糸に施し
ても良い。かかる放電処理によって、表面電気抵抗値を
1011Ω/cmオーダー以下とすることができるばかり
でなく、表面電気抵抗値と断面間電気抵抗値との比を1
3 以下とすることができ、好ましくは、この比を10
2 以下、特に厳しい条件で使用する場合は10以下とす
ることもできる。
【0027】次に本発明の芯成分形状を得るための口金
設計につき概説する。従来の方法、例えば特開平1―1
83520号公報に記載されているような図2に示す芯
成分形状を与える一般的な口金は図4のような構成から
なる。この場合、芯成分吐出孔は通常丸穴であるためそ
の面積は小さく、生産中にカーボンブラックが堆積し、
吐出孔面積が減少、閉塞するなどして、芯成分形状が変
化するという問題が発生し、生産効率の低いものであっ
た。一方、芯成分吐出孔面積を大きくするべく最終目標
である芯成分形状に類似の芯成分吐出孔の形状を採用し
ても、カーボンブラックを含む芯成分の高粘性のため芯
成分形状は丸味を帯びた尖鋭端を有するものしか得られ
ないという問題があった。
【0028】また、特開平3―51307号公報に記載
されている方法では、最終目標である芯成分形状(図3
に示す)に類似の芯成分吐出孔の形状を採用し、かつ芯
の突出部間に鞘成分をより多く供給するような工夫がな
されているが、基本的に芯成分に対して全ての方向から
鞘成分が供給される方式であり、種々の検討の結果、こ
の方式では芯成分の形状は安定するものの本発明で必要
としているような鋭い尖鋭端部分の形成は不可能である
ことが判明した。
【0029】そこで本発明者らは図5に示すように最終
目標である芯成分形状に類似の芯成分吐出孔の形状を採
用し、かつ尖鋭端部分を形成する芯成分の突出部間から
のみ鞘成分を供給することで初めて所期の鋭い尖鋭端を
有する芯成分形状を形成し得ることに到達したのであ
る。
【0030】
【効果】本発明の繊維は、繊維形成性ポリマーの電気抵
抗値を高電圧放電処理により低下させることで、表面電
気抵抗値と断面間の内部電気抵抗値との比が103
下、表面電気抵抗値が1011Ω/cm未満となり、優れ
た導電性能を発揮するものであり、かつ本発明では、こ
の放電処理を効率よく均一に行うべく、芯成分の断面形
状が3〜16個の先細り尖鋭端部分を有しており、その
尖鋭端部分が避雷針的な役割を果たすことで放電処理の
効率が上がり、表面電気抵抗値を容易に低下させること
ができる。さらには芯成分が該尖鋭端部分と連結した中
央部分を有するために繊維の長さの方向の電荷の移動が
スムーズに行われ断面間内部電気抵抗値も充分満足する
値が得られるものである。
【0031】さらに、上記のように芯成分吐出孔面積が
従来に比して大きいため経時でのカーボンブラック成分
堆積の影響は小さく、生産中に芯成分の形状が変化する
ようなことが起こりにくいことや、尖鋭端部分を形成す
る芯成分の突出部間からのみ鞘成分を供給することで鋭
い尖鋭端を有する芯成分形状を形成できること等の特徴
から品質の安定した導電性繊維を容易に製造することが
できるものである。
【0032】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさら具体的に
説明するが、本発明の適用範囲がこれに限定されるもの
ではない。
【0033】なお、芯非被覆率Xiは鞘成分が芯成分を
被覆していない部分の割合を鞘成分全外周長に対する百
分率で表した。また、導電繊維の電気抵抗値の長さ方向
でのばらつきは、電気抵抗値を1mおきに10点測定し
てその最大値と最小値との差で表した。
【0034】[実施例1]導電性物質として導電性カー
ボンブラック30重量部と、ポリエステル70重量部と
からなる導電性樹脂を芯成分とし、ポリエチレンテレフ
タレートを鞘成分とし、通常の複合紡糸装置を用いて溶
融紡糸し、図1(ロ)に示すような断面形状を有する芯
鞘型複合繊維とした後、3.1倍に延伸して25デニー
ル、単糸数5のマルチフィラメントを得た。この芯鞘型
複合繊維を放電処理し、導電性繊維を得た。
【0035】[実施例2〜4]実施例1においてViも
しくはXiを表1のように変更した以外は実施例1と同
様にして導電性繊維を得た。結果は表1にまとめて示
す。
【0036】[比較例1〜2]実施例1において芯形状
のみを表1に示すように変更した以外は実施例1と同様
にして導電性繊維を得た。結果は表1にまとめて示す。
【0037】[比較例3]実施例1において、Viが表
1に示す値になるように変更した以外は、実施例1と同
様にして導電性繊維を得た。結果は表1にまとめて示
す。
【0038】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導電性芯鞘型複合繊維の断面形状の例
を示す図である。
【図2】従来例(特開平1―183520号公報)の導
電性芯鞘型複合繊維の断面形状を示す図である。
【図3】他の従来例(特開平3―51307号公報)の
導電性芯鞘型複合繊維の断面形状を示す図である。
【図4】従来例の導電性芯鞘型複合繊維(図2)を得る
ための口金構造の一例である。 (イ)は吐出孔の縦断面図 (ロ)は芯成分吐出孔の底面図 (ハ)は鞘成分流入部の上面図
【図5】本発明の芯成分形状を得るための口金構造の一
例である。 (イ)は吐出孔の縦断面図 (ロ)は芯成分吐出孔の底面図 (ハ)は鞘成分流入部の上面図
【符号の説明】
1:鞘成分 2:芯成分 3,3′:芯成分導入孔 4,4′:芯成分吐出孔 5,5′:鞘成分流入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 10/00 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性カーボンブラックを含有する芯成
    分と、該芯成分を、被覆する繊維形成性ポリマーからな
    る鞘成分とから構成され、且つ放電処理されて繊維表面
    の電気抵抗値が1011Ω/cm未満であり、かつ、該表
    面の電気抵抗値と断面間の内部電気抵抗値との比が10
    3 以下である芯鞘型複合繊維において、該芯成分は、3
    〜16個の先細り尖鋭端を有し、且つ、任意の隣り合う
    尖鋭端は凹状曲線で結ばれた異型断面形状であって、該
    尖鋭端と該鞘成分の外周部とにより形成される鞘成分最
    小厚さViの少くとも1つが5μm以下であることを特
    徴とする導電性繊維。
  2. 【請求項2】 鞘成分最小厚さViが0である尖鋭端を
    有し、鞘成分が芯成分を被覆していない部分の割合が鞘
    成分の全外周の5%以下である請求項1記載の導電性繊
    維。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002018685A1 (fr) * 2000-08-30 2002-03-07 Unitika Fibers Ltd. Fil multibrin electroconducteur en polyester ou polyamide
JP2002363826A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Unitica Fibers Ltd 導電糸

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