JPH0914347A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
- Publication number
- JPH0914347A JPH0914347A JP18799895A JP18799895A JPH0914347A JP H0914347 A JPH0914347 A JP H0914347A JP 18799895 A JP18799895 A JP 18799895A JP 18799895 A JP18799895 A JP 18799895A JP H0914347 A JPH0914347 A JP H0914347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- seismic isolation
- isolation device
- inner coil
- outer coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】外コイルバネ１と内コイルバネ２との二重コイ
ルで構成する。これら外コイルバネ１と内コイルバネ２
との上下端部から側面中央部にかけて径を暫時大きくし
て側面略太鼓形状に形成し、これら外コイルバネ１と内
コイルバネ２とを同芯にして、且つ互いの巻き方向を逆
向きに配する。二重コイルの上下端部に夫々支持盤３，
４を設け、これら上下支持盤３，４の高さをスライド調
整自在に連結する中心棒５を設け、下部支持盤４の下に
複数本の水平ローラー６を並列に配する。各免震装置の
水平ローラーの移動方向を多方向に向ける。 【効果】上下の最大加速度と水平の最大加速度とがほぼ
同時に発生する直下型特有の地震動を免震する。
ルで構成する。これら外コイルバネ１と内コイルバネ２
との上下端部から側面中央部にかけて径を暫時大きくし
て側面略太鼓形状に形成し、これら外コイルバネ１と内
コイルバネ２とを同芯にして、且つ互いの巻き方向を逆
向きに配する。二重コイルの上下端部に夫々支持盤３，
４を設け、これら上下支持盤３，４の高さをスライド調
整自在に連結する中心棒５を設け、下部支持盤４の下に
複数本の水平ローラー６を並列に配する。各免震装置の
水平ローラーの移動方向を多方向に向ける。 【効果】上下の最大加速度と水平の最大加速度とがほぼ
同時に発生する直下型特有の地震動を免震する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、二重のコイルスプリン
グを利用した、主に一般住宅の免震装置に係り、特に、
阪神大震災の直下型地震の如く、上下の最大加速度と水
平の最大加速度とがほぼ同時に発生する地震動に対して
免震可能な免震装置に関する。
グを利用した、主に一般住宅の免震装置に係り、特に、
阪神大震災の直下型地震の如く、上下の最大加速度と水
平の最大加速度とがほぼ同時に発生する地震動に対して
免震可能な免震装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】二重のコイルスプリングを利用した従来
の免震装置として次のようなものがある。第１に、特開
平1-137038号に記載された免震装置で、コイルバネの内
部にコイル状のダンパを有するもの。第２に、実開平5-
75540 号に記載された免震装置で、外コイルバネの内部
に内コイルバネを設け、これらのコイルバネをケーシン
グで囲ったもの。第３に、特公平2-581 号に記載された
三次元サスペンション装置で、二重コイルで形成した免
震装置の端部に球体を設けて支持し、この球体に接する
支持体部分に凹面を形成したものである。更に、第４と
して、コイルと弾性材とを用いた二重筒状の免震装置が
特開平6-294443号に記載されている。
の免震装置として次のようなものがある。第１に、特開
平1-137038号に記載された免震装置で、コイルバネの内
部にコイル状のダンパを有するもの。第２に、実開平5-
75540 号に記載された免震装置で、外コイルバネの内部
に内コイルバネを設け、これらのコイルバネをケーシン
グで囲ったもの。第３に、特公平2-581 号に記載された
三次元サスペンション装置で、二重コイルで形成した免
震装置の端部に球体を設けて支持し、この球体に接する
支持体部分に凹面を形成したものである。更に、第４と
して、コイルと弾性材とを用いた二重筒状の免震装置が
特開平6-294443号に記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の免震装置は、阪神大震災で発生した上下の最大加速度
と水平の最大加速度とがほぼ同時に発生する直下型の地
震に対して免震することは全く考慮されていなかった。
の免震装置は、阪神大震災で発生した上下の最大加速度
と水平の最大加速度とがほぼ同時に発生する直下型の地
震に対して免震することは全く考慮されていなかった。
【０００４】すなわち、第１の免震装置は、装置の小型
化と据付工程数の低減とを図るもので、コイルバネの内
部に設けたコイル状のダンパが振動エネルギーを吸収す
るものである。そのため、このコイルバネとコイル状の
ダンパとを並列に備えているので、これらの二重コイル
は、座屈し易い方向は同一方向に重なっている。したが
って、強い上下動と水平動とが同時に発生する直下型の
大きな地震動を免震することはできない。
化と据付工程数の低減とを図るもので、コイルバネの内
部に設けたコイル状のダンパが振動エネルギーを吸収す
るものである。そのため、このコイルバネとコイル状の
ダンパとを並列に備えているので、これらの二重コイル
は、座屈し易い方向は同一方向に重なっている。したが
って、強い上下動と水平動とが同時に発生する直下型の
大きな地震動を免震することはできない。
【０００５】また、第２の免震装置は、騒音や衝撃の発
生を防止するために考案された免震装置であり、特にコ
イルバネとケーシングとの固有振動周期の微調整を行う
ものである。そのため、この装置に大きな振動が加わる
と、ケーシング自体が免震の妨げになるから、直下型の
地震に対して免震できる装置ではない。
生を防止するために考案された免震装置であり、特にコ
イルバネとケーシングとの固有振動周期の微調整を行う
ものである。そのため、この装置に大きな振動が加わる
と、ケーシング自体が免震の妨げになるから、直下型の
地震に対して免震できる装置ではない。
【０００６】更に、第３の免震装置は、三次元方向に波
及する振動の影響から被支持体を遮断するもので、上方
に被支持体を安定して懸架するサスペンション装置であ
る。しかしながら、被支持体に設けた凹面に、支持体端
部の球体を当接させ、横方向の振動をこの球体と凹面と
で減衰して支持するものなので、縦方向と横方向との大
幅な振動が同時に発生した場合は、この球体と凹面と接
触部分が容易に外れてしまう不都合がある。
及する振動の影響から被支持体を遮断するもので、上方
に被支持体を安定して懸架するサスペンション装置であ
る。しかしながら、被支持体に設けた凹面に、支持体端
部の球体を当接させ、横方向の振動をこの球体と凹面と
で減衰して支持するものなので、縦方向と横方向との大
幅な振動が同時に発生した場合は、この球体と凹面と接
触部分が容易に外れてしまう不都合がある。
【０００７】一方、第４の免震装置は、コイルと弾性材
とを用いた二重筒状の装置であり、上下の振動を吸収し
易く形成しているが、横方向の振動には、二重筒状の内
部に設けた弾性材の変形によって振動を吸収するもので
ある。しかも、二重筒の内部筒体が横方向に変形して、
横方向の振動を吸収する場合、この内部筒体の変形が外
部筒体の径に規制されてしまう。このため、横方向の振
動を減衰する性能は極めて限られ、横方向の振動に脆弱
なものになっている。
とを用いた二重筒状の装置であり、上下の振動を吸収し
易く形成しているが、横方向の振動には、二重筒状の内
部に設けた弾性材の変形によって振動を吸収するもので
ある。しかも、二重筒の内部筒体が横方向に変形して、
横方向の振動を吸収する場合、この内部筒体の変形が外
部筒体の径に規制されてしまう。このため、横方向の振
動を減衰する性能は極めて限られ、横方向の振動に脆弱
なものになっている。
【０００８】しかも、二重コイルを使用した第２及び第
３の装置は、第１の免震装置と同様に、二重コイルを同
芯、且つ並列に組み合わせているから、これらの二重コ
イルは、座屈し易い方向は同一方向に重なっている。し
たがって、強い上下動と水平動とが同時に発生した場合
は、これらのコイルの最も座屈し易い方向で、二重コイ
ルが同時に座屈するおそれがあった。
３の装置は、第１の免震装置と同様に、二重コイルを同
芯、且つ並列に組み合わせているから、これらの二重コ
イルは、座屈し易い方向は同一方向に重なっている。し
たがって、強い上下動と水平動とが同時に発生した場合
は、これらのコイルの最も座屈し易い方向で、二重コイ
ルが同時に座屈するおそれがあった。
【０００９】このように、平成７年の阪神大震災の如
く、東西水平方向に617.1 ガル、南北水平方向に817.8
ガル、上下に332.2 ガル（神戸海洋気象台の記録）とい
った極めて高い最大加速度が、ほぼ同時に発生する直下
型地震動の場合に、従来の免震装置で免震することは困
難であるばかりか、このような直下型特有の地震動を考
慮していた装置も皆無であった。
く、東西水平方向に617.1 ガル、南北水平方向に817.8
ガル、上下に332.2 ガル（神戸海洋気象台の記録）とい
った極めて高い最大加速度が、ほぼ同時に発生する直下
型地震動の場合に、従来の免震装置で免震することは困
難であるばかりか、このような直下型特有の地震動を考
慮していた装置も皆無であった。
【００１０】そこで、本発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、上下の最大加速度と水平の最大加
速度とがほぼ同時に発生する直下型特有の地震動を免震
することができる免震装置の提供を目的とするものであ
る。
く創出されたもので、上下の最大加速度と水平の最大加
速度とがほぼ同時に発生する直下型特有の地震動を免震
することができる免震装置の提供を目的とするものであ
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解消すべく
この発明の第１の手段は、外コイルバネ１と内コイルバ
ネ２との二重コイルで構成する免震装置であって、これ
ら外コイルバネ１と内コイルバネ２との上下端部から側
面中央部にかけて径を暫時大きくして側面略太鼓形状に
形成し、これら外コイルバネ１と内コイルバネ２とを同
芯にして、且つ互いの巻き方向を逆向きに配したことに
ある。
この発明の第１の手段は、外コイルバネ１と内コイルバ
ネ２との二重コイルで構成する免震装置であって、これ
ら外コイルバネ１と内コイルバネ２との上下端部から側
面中央部にかけて径を暫時大きくして側面略太鼓形状に
形成し、これら外コイルバネ１と内コイルバネ２とを同
芯にして、且つ互いの巻き方向を逆向きに配したことに
ある。
【００１２】また第２の手段は、二重コイルの上下端部
に夫々支持盤３，４を設け、これら上下支持盤３，４の
高さをスライド調整自在に連結する中心棒５を設け、下
部支持盤４の下に複数本の水平ローラー６を並列に配し
たことを課題解消のための手段とする。
に夫々支持盤３，４を設け、これら上下支持盤３，４の
高さをスライド調整自在に連結する中心棒５を設け、下
部支持盤４の下に複数本の水平ローラー６を並列に配し
たことを課題解消のための手段とする。
【００１３】更に、第３の手段は、複数個の免震装置を
形成して建築物の土台の下に配し、各免震装置の水平ロ
ーラーの移動方向を多方向に向けるものである。
形成して建築物の土台の下に配し、各免震装置の水平ロ
ーラーの移動方向を多方向に向けるものである。
【００１４】
【作用】第１の手段によると、側面略太鼓形状のバネ形
状とし、同芯にして、且つ互いの巻き方向を逆向きに配
した外コイルバネ１と内コイルバネ２とにより、直下型
地震の如く、上下の最大加速度と水平の最大加速度とが
ほぼ同時に発生する地震動を免震するものになる。
状とし、同芯にして、且つ互いの巻き方向を逆向きに配
した外コイルバネ１と内コイルバネ２とにより、直下型
地震の如く、上下の最大加速度と水平の最大加速度とが
ほぼ同時に発生する地震動を免震するものになる。
【００１５】また、第２の手段により、下部支持盤の下
に複数本の水平ローラーを並列に配することで、特に大
きな横揺れの免震のみならず、最大変位にも対応する。
に複数本の水平ローラーを並列に配することで、特に大
きな横揺れの免震のみならず、最大変位にも対応する。
【００１６】更に、第３の手段の通り、建築物の土台の
下に配した各免震装置の水平ローラーの移動方向を多方
向に向けることで、建築物全体の免震と最大変位からの
防御を図る。
下に配した各免震装置の水平ローラーの移動方向を多方
向に向けることで、建築物全体の免震と最大変位からの
防御を図る。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【００１８】本発明は、外コイルバネ１と内コイルバネ
２との二重コイルで免震する。そして、これら外コイル
バネ１と内コイルバネ２とは、夫々、上下端部から側面
中央部にかけて径を暫時大きくして側面略太鼓形状に形
成している。図示例では、各装置の支持荷重を1tと想定
している。すなわち、外コイルバネ１は、直径30mmのコ
イルを右上がり方向に6.5 巻きしたもので、側面中央の
最大直径を150mm とする。そして、この内部に直径22mm
のコイルを左上がり方向に7.5 巻きした内コイルバネ２
を配している。この内コイルバネ２の側面中央の最大直
径は90mmとする。更に、外コイルバネ１の中央の径と上
下端部の径との差は30mmとし、内コイルバネ２の中央の
径と上下端部の径との差は22mmとする。これら外コイル
バネ１と内コイルバネ２とを同芯にして、且つ互いの巻
き方向を逆向きに配している。
２との二重コイルで免震する。そして、これら外コイル
バネ１と内コイルバネ２とは、夫々、上下端部から側面
中央部にかけて径を暫時大きくして側面略太鼓形状に形
成している。図示例では、各装置の支持荷重を1tと想定
している。すなわち、外コイルバネ１は、直径30mmのコ
イルを右上がり方向に6.5 巻きしたもので、側面中央の
最大直径を150mm とする。そして、この内部に直径22mm
のコイルを左上がり方向に7.5 巻きした内コイルバネ２
を配している。この内コイルバネ２の側面中央の最大直
径は90mmとする。更に、外コイルバネ１の中央の径と上
下端部の径との差は30mmとし、内コイルバネ２の中央の
径と上下端部の径との差は22mmとする。これら外コイル
バネ１と内コイルバネ２とを同芯にして、且つ互いの巻
き方向を逆向きに配している。
【００１９】二重コイルの上下端部に支持盤３，４を設
ける。上部の支持盤３は、建築物の土台を支持し、下部
支持盤４は水平ローラー６を介して基礎の上部に載置す
る。
ける。上部の支持盤３は、建築物の土台を支持し、下部
支持盤４は水平ローラー６を介して基礎の上部に載置す
る。
【００２０】更に、これら上下支持盤３，４をスライド
調整自在に連結する中心棒５を設ける。この中心棒５
は、上部筒体５Ａの内部に下部筒体５Ｂがスライド自在
に収納しているもので、下部筒体５Ｂにの長手方向に設
けた長孔５Ｄと、上部筒体５Ａの側面に貫通した挿通孔
５Ｃに調整ボルト５Ｅを貫通して固定する。そして、こ
の調整ボルト５Ｅは、上下の伸縮方向に荷重がかかると
長孔５Ｄに沿って摺動するものである。
調整自在に連結する中心棒５を設ける。この中心棒５
は、上部筒体５Ａの内部に下部筒体５Ｂがスライド自在
に収納しているもので、下部筒体５Ｂにの長手方向に設
けた長孔５Ｄと、上部筒体５Ａの側面に貫通した挿通孔
５Ｃに調整ボルト５Ｅを貫通して固定する。そして、こ
の調整ボルト５Ｅは、上下の伸縮方向に荷重がかかると
長孔５Ｄに沿って摺動するものである。
【００２１】そして、下部支持盤４の下に複数本の水平
ローラー６を並列に配設する。図示例の水平ローラー６
は、直径30mm、長さ150mm とし、基礎Ｐの上に固定する
長さ420mm の枠体７の中に並列に３本収納したものを示
している。このとき、水平ローラー６の両端部に支持ピ
ン６Ａを設け（図１参照）、この支持ピン６Ａを枠体７
の側面に軸支し、回転する水平ローラー６の上面を下部
支持盤４が移動するように設けている（図２参照）。
尚、図中符号８は、枠体７を基礎Ｐに固定するアンカー
ボルトである。
ローラー６を並列に配設する。図示例の水平ローラー６
は、直径30mm、長さ150mm とし、基礎Ｐの上に固定する
長さ420mm の枠体７の中に並列に３本収納したものを示
している。このとき、水平ローラー６の両端部に支持ピ
ン６Ａを設け（図１参照）、この支持ピン６Ａを枠体７
の側面に軸支し、回転する水平ローラー６の上面を下部
支持盤４が移動するように設けている（図２参照）。
尚、図中符号８は、枠体７を基礎Ｐに固定するアンカー
ボルトである。
【００２２】本発明装置は、基礎Ｐと土台との間に配設
する。このとき、水平ローラー６によって下部支持盤４
が移動自在になる方向は限られているので、各装置の水
平ローラーの移動方向を多方向に向けて配設する。図３
では、隣接する相互の装置の水平ローラーの移動方向
を、90度づつ異なるように配設している。また、この
外、45度づつ向きを変えて配設するなど、各地の地盤構
成や種類、あるいは断層の有無等と、構造物の支持構造
とを考慮して配設するのが望ましい。
する。このとき、水平ローラー６によって下部支持盤４
が移動自在になる方向は限られているので、各装置の水
平ローラーの移動方向を多方向に向けて配設する。図３
では、隣接する相互の装置の水平ローラーの移動方向
を、90度づつ異なるように配設している。また、この
外、45度づつ向きを変えて配設するなど、各地の地盤構
成や種類、あるいは断層の有無等と、構造物の支持構造
とを考慮して配設するのが望ましい。
【００２３】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したことによ
り、上下の最大加速度と水平の最大加速度とがほぼ同時
に発生する直下型特有の地震動を免震することができ
る。
り、上下の最大加速度と水平の最大加速度とがほぼ同時
に発生する直下型特有の地震動を免震することができ
る。
【００２４】すなわち、請求項１により、外コイルバネ
１と内コイルバネ２との耐久性が高まるだけでなく、座
屈し易い方向に対して互いに反力を発揮するから、上下
と水平の複合的な振動に極めて強い構造にすることがで
きた。
１と内コイルバネ２との耐久性が高まるだけでなく、座
屈し易い方向に対して互いに反力を発揮するから、上下
と水平の複合的な振動に極めて強い構造にすることがで
きた。
【００２５】更に、請求項２により、直下型で見られた
変位距離に対しても十分に対応することが可能である。
変位距離に対しても十分に対応することが可能である。
【００２６】そして、請求項３により、個々の建築物に
適応した配設が可能になり、地震動の被害を最小限に押
さえることが可能である。
適応した配設が可能になり、地震動の被害を最小限に押
さえることが可能である。
【００２７】このように、本発明によると、上下の最大
加速度と水平の最大加速度とがほぼ同時に発生する直下
型特有の地震動を免震することができるなどといった産
業上有益な効果を奏する。
加速度と水平の最大加速度とがほぼ同時に発生する直下
型特有の地震動を免震することができるなどといった産
業上有益な効果を奏する。
【図１】この発明の実施例を示す正面図。
【図２】この発明の実施例を示す側面図。
【図３】この発明の配設例を示す平面図。
【符号の説明】 Ｐ 基礎 １ 外コイルバネ ２ 内コイルバネ ３ 支持盤 ４ 支持盤 ５ 中心棒 ５Ａ 上部筒体 ５Ｂ 下部筒体 ５Ｃ 挿通孔 ５Ｄ 長孔 ５Ｅ 調整ボルト ６ 水平ローラー ６Ａ 支持ピン ７ 枠体 ８ アンカーボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 外コイルバネと内コイルバネとの二重コ
イルで構成する免震装置であって、これら外コイルバネ
と内コイルバネとの上下端部から側面中央部にかけて径
が暫時大きくなる側面略太鼓形状のバネ形状とし、これ
ら外コイルバネと内コイルバネとを同芯にして、且つ互
いの巻き方向を逆向きに配したことを特徴とする免震装
置。 - 【請求項２】 二重コイルの上下端部に夫々支持盤を設
け、これら上下支持盤をスライド調整自在に連結する中
心棒を設け、下部支持盤の下に複数本の水平ローラーを
並列に配した請求項１記載の免震装置。 - 【請求項３】 外コイルバネと内コイルバネとの二重コ
イルで構成する免震装置であって、これら外コイルバネ
と内コイルバネとの上下端部から側面中央部にかけて径
が暫時大きくなる側面略太鼓形状のバネ形状とし、これ
ら外コイルバネと内コイルバネとを同心にして、且つ互
いの巻き方向を逆向きに配し、二重コイルの上下端部に
夫々支持盤を設け、これら上下支持盤を高さ調整自在に
連結する中心棒を設け、下部支持盤の下に複数本の水平
ローラーを並列に配した複数個の免震装置を形成して建
築物の土台の下に配し、各免震装置の水平ローラーの移
動方向を多方向に向けることを特徴とする免震装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18799895A JPH0914347A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18799895A JPH0914347A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 免震装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914347A true JPH0914347A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16215855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18799895A Pending JPH0914347A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 免震装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914347A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11193943A (ja) * | 1997-12-28 | 1999-07-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 空調機室外機の防振架台 |
| JP2008208969A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Tera:Kk | 三次元除震装置 |
| KR101145410B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2012-05-15 | 자동차부품연구원 | 연료전지 차량용 흡진기 |
| KR101658490B1 (ko) * | 2016-05-24 | 2016-09-22 | 이노스기술 주식회사 | 감쇠가 작은 구조물용 진동제어장치 |
| IT201600074455A1 (it) * | 2016-07-15 | 2018-01-15 | Walter Fiorin | Struttura e metodo per deumidificare una parete/soffitto di un edificio |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18799895A patent/JPH0914347A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11193943A (ja) * | 1997-12-28 | 1999-07-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 空調機室外機の防振架台 |
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| WO2017204371A1 (ko) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 이노스기술 주식회사 | 감쇠가 작은 구조물용 진동제어장치 |
| JP2018529034A (ja) * | 2016-05-24 | 2018-10-04 | インノーズ テック カンパニー，リミテッド | 減衰の小さい構造物用振動制御装置 |
| IT201600074455A1 (it) * | 2016-07-15 | 2018-01-15 | Walter Fiorin | Struttura e metodo per deumidificare una parete/soffitto di un edificio |
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