JPH09143360A - 湿気速硬化型シリコーン樹脂組成物 - Google Patents

湿気速硬化型シリコーン樹脂組成物

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JPH09143360A
JPH09143360A JP30710995A JP30710995A JPH09143360A JP H09143360 A JPH09143360 A JP H09143360A JP 30710995 A JP30710995 A JP 30710995A JP 30710995 A JP30710995 A JP 30710995A JP H09143360 A JPH09143360 A JP H09143360A
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polymer
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resin composition
curing
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JP30710995A
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Yoshihiko Yotsuyanagi
嘉彦 四柳
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Konishi Co Ltd
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Konishi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、変成シリコーン系接合材の長所を
維持し、しかも硬化時間が10分程度で可能となる1液
タイプの常温湿気硬化型変成シリコーン樹脂組成物を提
供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の樹脂組成物は、(a)主鎖構造
がポリエーテルを主成分とし、分子鎖中又は分子末端に
架橋可能な加水分解性シリコーン官能基を有する液状ポ
リマー、(b)アミノ基置換アルコキシシラン類及び
(c)金属系硬化触媒からなる硬化性樹脂組成物におい
て、更に(d)主鎖構造がビニル系ポリマーであって、
アミノ基末端のペンダント基を側鎖として少なくとも2
個有するポリマーを配合してなることを特徴とする湿気
速硬化型シリコーン樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿気速硬化型シリ
コーン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】主鎖構造がポリエーテルを主成分とし、
分子鎖中又は分子末端に架橋可能な加水分解性シリコー
ン官能基を有するポリマー(以下「変成シリコーン系ポ
リマー」という)は、湿気硬化型接合材として近年広く
使用されてきている。ここで接合材とは、1つ以上の物
体を界面機能及び硬化機能の利用により接合させる機能
材料を意味し、具体的には接着剤、粘着剤、塗料、コー
ティング剤、シーラント等に用いられる材料のことであ
る。これら変成シリコーン系ポリマーは、それ自身では
湿気硬化し難く、また界面機能も乏しい性質を有してい
る。そのために、湿気硬化を促すべくジブチルスズジラ
ウリレートのような硬化触媒が、また界面機能を向上さ
せるべく、ビニル基、エポキシ基、アミノ基のような有
機官能基で置換されたアルコキシシラン類(以下「シラ
ンカップリング剤」という)が、各々配合された3成分
系の組成物が変成シリコーン系接合材として使用されて
いる。この3成分である変成シリコーン系ポリマー、硬
化触媒及びシランカップリング剤を総称して「変成シリ
コーン系接合材の必須成分」という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市販の変成シリコーン
系接合材は、上記必須成分に加えて、無機充填材のよう
な増量剤、粘性改良剤、チタン白のような着色顔料等の
副次成分を配合したものである。この変成シリコーン系
接合材は、容易に水分により硬化するが、必須成分及び
その副次成分を配合した系中から水分を除去しておけば
長期間安定なため、1液湿気硬化型とすることができ
る。この変成シリコーン系接合材は、(1)常温領域で
湿気硬化により硬化できること、(2)優れた界面機能
を与えることで金属、セラミック、プラスチック等の広
範な物体を接合できること、(3)硬化後の物性が感温
性が少なく柔軟でフレキシブルに富む優れた諸物性を与
えること並びに(4)設計上有機溶剤等の危険で有害な
低揮発成分の使用を控えることができるため環境・安全
・衛生への配慮と充填接着とが両立できること等の数々
の利点を有している。しかしながら、斯かる変成シリコ
ーン系接合材には、現状の如何なる技術手段を用いて
も、該接合材を速硬化させ得ないという致命的な欠点が
ある。即ち、上記変成シリコーン系接合材では、1液タ
イプの湿気硬化を前提として、常温領域で物体と固着し
たり又は指触硬化とみなされる時間が、最低30分必要
であり、更に少し厚塗りすれば表面が固化するだけで数
時間経過しても内部は固まらないという現象が生ずるの
を避け得ない。
【0004】従って数々の利点のある変成シリコーン系
接合材の長所を維持し、一般概念として通用する硬化時
間が10分程度で可能となる1液で常温湿気硬化型変成
シリコーンの硬化メカニズムを発見し、それを接合材と
して提案できるなら世の中の進歩に著しく貢献できるも
のとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、数々の
利点のある変成シリコーン系接合材の長所を維持し、し
かも硬化時間が10分程度で可能となる1液タイプの常
温湿気硬化型変成シリコーン樹脂組成物を提供すること
を課題とする。
【0006】まず、本発明者は、変成シリコーン系ポリ
マー、金属系硬化触媒及びシランカップリング剤の必須
成分系において、その硬化時間の短縮化につながる現状
の技術を考えた。現在市販されている変成シリコーン系
ポリマーの官能部である加水分解性シリコーン官能基
は、一般的にはアルコキシシリル基であって、更に具体
的にはメチルジメトキシシリル基である。このアルコキ
シシリル基が硬化触媒の存在下で、水分と出会うと加水
分解が惹起され、シラノール化せしめられた後、シラノ
ール基相互及びシラノールと残存しているメトキシシリ
ル基が縮合反応によりシロキサン結合を形成して硬化に
至る。従って変成シリコーン系ポリマー及び金属系硬化
触媒だけの系では、指触硬化に要する時間は数時間に及
ぶ。この硬化時間を短縮するには、数多くのシランカッ
プリング剤の内、アミノ基置換アルコキシシラン類(以
下「アミノシラン類」と略記する場合がある)の使用が
有効である。これらアミノシラン類は、分子構造によ
り、幾分硬化時間は異なるが、硬化時間はいずれも短縮
され30〜60分で硬化に至る。一方、有機官能基部分
がエポキシ基やビニル基のようなアミノ基を有さないシ
ランカップリング剤では、変成シリコーン系ポリマー及
び硬化触媒だけの系(この系を「2成分系」という)と
同程度であって、硬化には数時間を要し、硬化時間の短
縮効果は乏しい。2成分系に対し、分子内にアミン構造
を有するアミノシラン類に限り、硬化時間が短縮できる
理由は、アミノ基又はイミノ基等のアミン構造にあると
考えられる。
【0007】アミノ基又はイミノ基等のアミン構造部分
は、一般的に親水性である。このアミン構造部分は、同
時にジブチルスズジラウリレートのような多価金属有機
化合物を主成分とする金属系硬化触媒の助触媒として機
能すると思われる。従って水分に対する親和性と助触媒
の働きによりアミノシラン類は、これを有しないシラン
カップリング剤(有機官能基部分がエポキシ基やビニル
基のようなアミノ基を有さないシランカップリング剤)
に比べて、格段に優れた速硬化性を付与するものと考え
られた。
【0008】そこで、アミノシラン類の内、最短の硬化
時間を与えると考えられるN−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン及びγ−アミノ
プロピルトリエトキシシランを代表とする少なくとも分
子末端に第一級アミンを有するジアミノシラン類又はモ
ノアミノシラン類を用いて、前記の必須成分系で種類・
量的検討を行った。しかしながら、当初に予期していた
ような硬化時間の短縮化を行うことができず、硬化時間
は最短30分に止まり、硬化時間30分以内という壁を
打ち破ることはできなかった。
【0009】そこで、本発明者はもしアミノ基又はイミ
ノ基等のアミン構造を有する化合物を、この必須3成分
系に付加させれば、この30分の壁を打ち破れないかと
いう着想から、次の実験を行った。即ち、変成シリコー
ン系ポリマー、金属系硬化触媒及びアミノシラン類の配
合系に変成シリコーン系ポリマーの硬化触媒として公知
のブチルアミン、オクチルアミン、ジブチルアミン、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテト
ラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベン
ジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、キシリレ
ンジアミン、トリエチレンジアミン、ラウリルアミン、
グアニジン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホリン、
N−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダ
ゾール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデ
セン−7(DBU)等のアミン系化合物,更にはポリエ
チレンイミン等の高分子ポリアミン等のアミン構造を有
する化合物を添加することを検討したが、何れも30分
の壁を打ち破ることはできなかった。即ち、この実験に
おいて、変成シリコーン系ポリマー、金属系硬化触媒及
びアミノシラン類に、変成シリコーン系触媒として公知
であるアミン化合物を配合しても、硬化時間30分の壁
を打ち破ることができないことが判明した。更に金属系
硬化触媒を用いず、アミノシラン類及び公知のアミン化
合物系触媒を用いた系では、硬化は数日に及ぶことが判
明した。またアミノシラン類を用いず、金属系硬化触媒
及び公知のアミン化合物系触媒を用いた系でも硬化は数
日に及ぶこと、並びに変成シリコーン系ポリマー、金属
系硬化触媒及びアミノシラン類の配合系が、現状では3
0分程度という時間が最短硬化時間であることも確認し
た。
【0010】本発明者は、引き続く実験過程において、
主鎖構造がアクリル系ポリマーであって、側鎖において
アミノ基末端のペンダント基が複数分岐したポリマー
(このポリマーを「アクリルアミン」という)の有機溶
剤溶液(この溶液を「アクリルアミン溶液」という)を
変成シリコーン系ポリマーに極少量配合したところ、急
激なゲル化を惹起し、部分凝集物を瞬時に形成すること
に気が付いた。従って、このアクリルアミン溶液は変成
シリコーン系ポリマーに強い相互作用を有していること
が判明したが、これが化学反応によるものか、化学的親
和性によるものかは不明であった。このままでは、部分
凝集によりゲル化と異物を生じるので均質混合を目指す
上で、使用不可と判断したが、ここで発想を次のように
変えてみた。即ち変成シリコーン系ポリマーに予めアミ
ノシラン類を配合した上で、改めてアクリルアミン溶液
を配合したところ、増粘は起こるが何ら異物を認めず均
質混合できることが判明した。而してその配合物の指触
硬化時間を従来と同様の方法で調べたところ、驚くべき
ことに10分程度という極めて短時間で硬化に至ること
を発見した。この硬化時間の飛躍は、アクリルアミン溶
液に存在する水分の影響もあり得ると考え、充分に脱水
した変成シリコーン系ポリマーに窒素気流下でアミノシ
ラン類を配合し、脱水剤モルキュラーシーブにより脱水
したアクリルアミン溶液を配合し、窒素気流下で金属系
硬化触媒を配合しても、全く効果は変らず10分程度で
硬化に至った。
【0011】そこで上記の実験を更に推し進めて上記配
合物を実際の接合材として使うことを想定し、その速硬
化性を多面的に試験した。その結果、接合材として接着
剤のように数100ミクロン程度の薄い膜厚で塗布した
場合、被着体を10分程度で固定できることが判明し
た。また、シーラントのように厚みを持たせて塗りつけ
ても内部硬化性(表面だけでなく内部まで固まる性質)
が優れるため、数時間の間に深部まで硬化が進むことが
判明した。即ち、上記配合物は、単に指触硬化時間が短
いばかりでなく、これを接合材に使用した場合、物体を
固定したり、深層部まですばやく硬化する機能を有し、
従来技術に比し遥かに飛躍した水準の速硬化性を与える
ことが判明した。しかも水分を除去したこの配合物を密
閉状態に保ち50℃にて2ヵ月間放置した場合でも、粘
度変化も少なく速硬化性も変化しないという極めて素晴
らしい性能を有していることも判明した。
【0012】本発明者は、この発見を、変成シリコーン
系接合材として使用する上での飛躍的な速硬化に関する
基本的な技術原理と考えて、変成系シリコーンポリマー
の種類や配合量、金属系硬化触媒の種類や配合量、アミ
ノシランの種類や配合量、アクリルアミンの種類や配合
量等につき種々検討を重ねて、ついに本発明を完成する
に到った。
【0013】即ち、本発明によれば、(a)主鎖構造が
ポリエーテルを主成分とし、分子鎖中又は分子末端に架
橋可能な加水分解性シリコーン官能基を有するポリマー
(変成シリコーン系ポリマー)、(b)アミノ基置換ア
ルコキシシラン類(アミノシラン類)及び(c)金属系
硬化触媒からなる硬化性樹脂組成物において、更に
(d)主鎖構造がビニル系ポリマーであって、アミノ基
末端のペンダント基を側鎖として少なくとも2個有する
ポリマー(アクリルアミン)を配合してなることを特徴
とする湿気速硬化型シリコーン樹脂組成物が提供され
る。
【0014】本発明の樹脂組成物は、一液にて常温湿気
速硬化性を特徴とするため、従来からの変成シリコーン
系接合材の改良に止まらない。即ち、接着剤、粘着剤、
コーティング剤、シーラント等の接合材に汎用的に用い
られる一液型ウレタン系、一液型エポキシ系においても
一液型という条件下で常温硬化にて10分程度の硬化時
間を示すものが今日まで見当らないためである。従って
本発明によれば、変成シリコーン系接合材の硬化速度の
改良技術のみならず、量産されている一液型常温硬化機
能を有し無溶剤型として分類される汎用的な接合材の全
てに対し、環境負荷が少なく、安全・衛生面が優れる変
成シリコーン系接合材をもって、一液で使いやすく速硬
化という極めて生産性の向上に貢献できる新しい機能を
提供し得る。この新機能を具体的に述べる。
【0015】(1)本発明の接合材を使用すれば、10
分程度の指触乾燥による硬化性を与えるのみならず、接
着剤として用いた場合僅か10分程度で被着体を固定で
きる。
【0016】(2)シーラントとして用いた場合、従来
の変成シリコーン系接合材に比べて遥かに速く硬化する
のみならず、従来の2倍程度の深部硬化性を示すため、
深溝に注型しても内部まで速く硬化するので、安心して
作業できる。
【0017】(3)速硬化に拘らず、系中の水分を10
00ppm以下程度に調整した上で、水分の影響のない
容器等に収納すれば、長期間の貯蔵安定性を得ることが
できる。
【0018】(4)速硬化の機能を活かした上で変異原
性が指摘されるエポキシ系、イソシアネート系に代わる
環境負荷の少ない新しい一液無溶剤型として分類される
接合材を提供できる。
【0019】(5)従来の速硬化型の難点である発泡、
急激な発熱、急激な硬化に伴う接着又は密着性の低下を
引き起すことなく、速硬化させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において、(a)成分とし
て用いられる変成シリコーン系ポリマーは、主鎖構造が
ポリエーテルを主成分とし、分子鎖中又は分子末端にあ
る架橋可能な加水分解性シリコーン官能基が、大気中の
湿気等で加水分解し、シラノール縮合反応により架橋可
能なものである限り、従来公知のものを広く使用でき
る。架橋可能な加水分解性シリコーン官能基の代表的な
ものを示すと例えば一般式(1)又は一般式(2)で表
される基が挙げられる。
【0021】
【化1】
【0022】(式中、R1及びR2はいずれも炭素数1〜
20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素
数7〜20のアラルキル基又は(R′)3SiO−で示
されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1又はR2が二
個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異
なっていてもよい。ここでR′は炭素数1〜20の一価
の炭化水素基であり、3個のR′は同一であってもよい
し、異なっていてもよい。Xは水酸基又は加水分解性基
を示し、Xが二個以上存在するとき、それらは同一であ
ってもよいし、異なっていてもよい。aは0、1、2又
は3を、bは0、1又は2をそれぞれ示す。また1個の
【0023】
【化2】
【0024】におけるbは異なっていてもよい。nは0
〜19の整数を示す。但し、a+Σb≧1を満足するも
のとする。) 上記Xのうちの加水分解性基は特に限定されず、従来公
知の加水分解性基であればよい。具体的には例えば水素
原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、
ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミド基、
アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基等
が挙げられる。これらの内では水素原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基が好ましいが、加水分解性が穏やかで取扱い易い
という観点からメトキシ基等のアルコキシ基が特に好ま
しい。 上記水酸基や加水分解性基は1個のケイ素原子
に1〜3個結合することができ、(a+Σb)は1〜5
であるのが好ましい。水酸基や加水分解性基が反応性ケ
イ素基中に2個以上存在する場合には、それらは同一で
あってもよいし、異なっていてもよい。反応性ケイ素基
中に、ケイ素原子は1個であってもよく2個以上であっ
てもよいが、シロキサン結合等によりケイ素原子の連結
された反応性ケイ素基の場合には20個程度あってもよ
い。尚、下記一般式(2)で表されるシリコーン官能基
が入手容易の点からは好ましい。
【0025】
【化3】
【0026】(式中、R2 、X及びaは前記に同じ。) また上記一般式(1)又は一般式(2)におけるR1
びR2の具体例としては、例えばメチル基、エチル基等
のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル
基、フェニル基等のアリール基、ベンジル基等のアラル
キル基、R′がメチル基やフェニル基等である(R′)
3SiO−で示されるトリオルガノシロキシ基等が挙げ
られる。R1、R2及びR′としてはメチル基が特に好ま
しい。反応性ケイ素基は変成シリコーン系ポリマー中に
少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存在するのが
よい。変成シリコーン系ポリマー1分子中に含まれるシ
リコーン官能基の数が1個未満になると硬化性が不十分
になり、良好なゴム弾性挙動を発現し難くなる。反応性
ケイ素基は変成シリコーン系ポリマーの分子鎖の末端に
存在してもよく、分子鎖中に存在してもよい。シリコー
ン官能基が分子鎖の末端に存在すると、高強度、高伸び
で低弾性率を示すゴム状硬化物が得られ易くなるので好
ましい。
【0027】本発明において、(a)成分として用いら
れる変成シリコーン系ポリマーの主鎖としては、例えば
下記一般式(3) −(R−O)− (式中、Rは炭素数2〜4の2価のアルキレン基)で表
されるオキシアルキレン基を繰り返し単位として有する
重合体が挙げられる。この中でも、特に入手容易性の観
点から下記一般式(4) −CH(CH3)CH2O− で表されるオキシプロピレン基を繰り返し単位として有
する重合体が好ましい。
【0028】本発明で用いられる変成シリコーン系ポリ
マーは、直鎖状であっても分枝状であってもよく、或い
はこれらの混合物であってもよい。また該シリコーン系
ポリマー中に他の単量体等が含まれていてもよいが、上
記一般式(3)で表される単量体単位が重合体中に50
重量%以上、好ましくは80重量%以上存在するのが好
ましい。
【0029】本発明の変成シリコーン系ポリマーは、官
能基を有する上記オキシアルキレン系重合体に加水分解
性シリコーン官能基を導入することによって得るのが好
ましい。シリコーン官能基の導入は公知の方法で行えば
よい。即ち、例えば以下(I)〜(III)に示す方法が
挙げられる。
【0030】(I) 分子中に水酸基等の官能基を有す
るオキシアルキレン系重合体に、この官能基に対して反
応性を示す活性基及び不飽和基を有する有機化合物を反
応させ、不飽和基を含有するオキシアルキレン系重合体
を得、次いで得られた反応生成物にシリコーン官能基を
有するヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する。
【0031】(II) 上記(I)の方法と同様にして得
られた不飽和基を含有するオキシアルキレン系重合体に
メルカプト基及び加水分解性シリコーン官能基を有する
化合物を反応させる。
【0032】(III) 分子中に水酸基、エポキシ基や
イソシアネート基等の官能基(以下「Y官能基」とい
う)を有するオキシアルキレン系重合体に、このY官能
基に対して反応性を示す官能基(以下「Y′官能基」と
いう)及び加水分解性シリコーン官能基を有する化合物
を反応させる。ここでY′官能基を有するケイ素化合物
としては、具体的にはγ−(2−アミノエチル)アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)ア
ミノプロピルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン等のようなアミノ基含有シラン類;γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルジメトキシシラン等のようなメルカプト基
含有シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシラン等のようなエポキシシラン類;ビニ
ルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン等のようなビニル型不飽和
基含有シラン類;γ−クロロプロピルトリメトキシシラ
ン等のような塩素原子含有シラン類;γ−イソシアネー
トプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネートプ
ロピルメチルジメトキシシラン等のようなイソシアネー
ト含有シラン類;メチルジメトキシシラン、トリメトキ
シシラン、メチルジエトキシシラン等のようなハイドロ
シラン類等を例示できるが、これらに限定されるもので
はない。
【0033】上記(I)〜(III)の方法のなかで、
(I)の方法並びに(III)のうち末端に水酸基を有す
る重合体にイソシアネート基及びシリコーン官能基を有
する化合物を反応させる方法が好ましい。
【0034】上記変成シリコーン系ポリマーとしては、
特に限定されるものではないが、代表的なものを示す
と、例えば特開昭50−156599号公報、同54−
6069号公報、同57−126823号公報、同59
−78223号公報、同55−82123号公報、同5
5−131022号公報、同55−47825号公報、
同62−230822号公報、同63−83131号公
報、特開平3−47825公報、同3−72527号公
報、同3−122152号公報、USP3,632,5
57号明細書、USP4,345,053号明細書、U
SP4,366,307号明細書、USP4,960,
844号明細書等に開示されているものを例示できる。
【0035】これら変成シリコーン系ポリマーの内、主
鎖構造としてオキシプロピレン基を繰返し単位として有
する重合体又は該重合体を主成分とするものが、湿分に
対する親和性が優れるに拘わらず、硬化後の耐水性が良
好であるために、好ましい。分子鎖中又は分子末端の架
橋可能な加水分解性シリコーン官能基としては、トリア
ルコキシシリル基及びアルキル基置換ジアルコキシシリ
ル基が、貯蔵安定性が良好で、速硬化性を示すために好
ましく、更にメチルジメトキシシリル基(−Si(CH
3)(OCH3)2)が、最も長期貯蔵安定性が優れるために
最も好ましい。
【0036】本発明では、変成シリコーン系ポリマーと
しては、数平均分子量が3000〜50000のものを
用いることができるが、できるだけ少量の有機溶剤、希
釈剤又はそれを用いることなく液状にするために数平均
分子量は5000〜20000から選択するのが好まし
い。
【0037】本発明において、(b)成分として用いら
れるアミノ基置換アルコキシシラン類としては、従来公
知のものを広く使用できる。その具体例としては、モノ
アミノシラン類、ジアミノシラン類、トリアミノシラン
類、末端トリアルコキシシラン類、複合反応性アミノシ
ラン類等が挙げられる。モノアミノシラン類としては、
第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、第四級ア
ンモニウム塩に大別できる。ジアミノシラン類として
は、分子内に第一級アミン及び第二級アミンを1個ずつ
有する化合物、分子内に第二級アミンを2個有する化合
物等が例示できる。末端トリアルコキシアミノシラン類
としては、両端がアルコキシシリル構造あって、分子内
に第二級アミンを有する化合物等を例示できる。これら
各種のアミノ基置換アルコキシシラン類の具体例を下記
表1〜表4に示す。更に複合反応性アミノシラン類とし
ては、分子内に第二級アミノ基2個とスチレン性不飽和
基とを有するアミノシラン類を例示でき、より具体的に
は分子内に1個以上のアミノ基(1級、2級、3級)と
オレフィン性不飽和基とを有するアミノシランを例示で
きる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】本発明で使用されるアミノ基置換アルコキ
シシラン類は、上記アミノ基置換アルコキシシランにエ
ポキシシラン化合物又はアクリロイルシラン化合物を反
応させたものであってもよい。エポキシシラン化合物及
びアクリロイルシラン化合物の具体例を下記表5に示
す。
【0043】
【表5】
【0044】上記アミノ基置換アルコキシシランとエポ
キシシラン化合物又はメタクリルオシキシラン化合物と
の反応は、前者1モルに対して後者を0.2〜5モルを
混合し、室温〜180℃の範囲で1〜8時間攪拌するこ
とによって容易に行うことができる。
【0045】上記アミノ基置換アルコキシシラン類の中
で好ましいものを示せば次の通りである。モノアミノシ
ラン類及びジアミノシラン類の中で、分子末端のアミン
が第一級アミンであり、アルコキシシリル基がトリメト
キシシリル基、メチルジメトキシシリル基又はトリエト
キシシリル基である化合物が、速硬化性を示す点で好ま
しい。特に好ましいアミノ基置換アルコキシシランを下
記表6に示す。これらの化合物は、速硬化性と同時に、
接合材としての良好な接着性を与える利点を有してい
る。
【0046】
【表6】
【0047】本発明において、(c)成分として使用さ
れる硬化触媒とは、変成シリコーン系ポリマーを三次元
的網状組織に形成し、ゴム状弾性を有する固体へと硬化
させるための触媒であり、従来公知のシラノール縮合触
媒(硬化触媒)を広く使用することができる。その具体
例としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピル
チタネート等のチタン酸エステル類;ジブチルスズジラ
ウレート、ジブチルスズマレエート、ジブチルスズジア
セテート、オクチル酸スズ、ナフテン酸スズ、ラウリン
酸スズ、フェルザチック酸スズ等のスズカルボン酸塩
類;ジブチルスズオキサイドとフタル酸エステルとの反
応物;ジブチルスズジアセチルアセトナート;アルミニ
ウムトリアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエ
チルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウム
エチルアセトアセテート等の有機アルミニウム化合物
類;ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタン
テトラアセチルアセトナート等のキレート化合物類;オ
クチル酸鉛;ナフテン酸鉄;ビスマス−トリス(ネオデ
カノエート)、ビスマス−トリス(2−エチルヘキソエ
ート)等のビスマス化合物類を例示できる。これらの金
属系触媒は単独で使用してもよく、2種類以上併用して
もよい。更に公知のアミン系触媒を併用することは差し
支えない。
【0048】これらの金属系硬化触媒の内、チタン酸エ
ステル類、スズカルボン酸塩類、ジブチルスズオキサイ
ドとフタル酸エステルとの反応物、ジブチルスズアセチ
ルアセトナート、有機アルミニウム化合物、ジルコニウ
ムテトラアセチルアセトナートのようなジルコニル化合
物及びビスマス化合物が、局部的な発熱や発泡を生じる
ことなく速硬化性を与える点で好ましい。
【0049】本発明において、(d)成分は、主鎖構造
がビニル系ポリマーであって、アミノ基末端のペンダン
ト基を側鎖として少なくとも2個有するポリマーであ
る。斯かるポリマーを具体的に示すと、主鎖がアクリル
系ポリマーであって、側鎖が下記化学式で表わされる構
造(ポリアルキレンイミン構造)を有するものである。
【0050】
【化4】
【0051】(上記式において、R3及びR4は、同一又
は異なって、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を
示し、nは1〜3の整数を示す。) 本発明では、(d)成分として、上記構造を有するポリ
マーの側鎖であるアミノ基末端ペンダント基の一部又は
全部が中和されたものを使用してもよい。その中和物
(部分中和物)の場合は、次式で表わされる。
【0052】
【化5】
【0053】(上記式において、R3、R4及びn前記に
同じ。HXは酸を表わし、
【0054】
【化6】
【0055】は中和状態を表わしている。) 上記一般式(A)及び一般式(B)において、n=1の
場合には、側鎖はアミノ基だけであるが、n=2以上の
場合には末端がアミノ基となり、その途中はイミノ基と
なる。これらアミノ基とアミノ基、イミノ基の量はアミ
ン水素当量として示すことができる。このアミン水素当
量は次式で計算される。
【0056】
【数1】
【0057】ここで、S1:試料の採取量(g)、N :
試料の固形分(重量%)、S2:希釈試料液の採取量
(g)、F :1/4N−PVSK液の力価、V :1/
4N−PVSK液の滴定量(ml)、W :希釈試料液
の全重量(g)である。尚、PVSK液とは、ポリビニ
ル硫酸カルシウム溶液(コロイド滴定用、市販品)であ
る。
【0058】上記一般式(A)で表されるポリマー(ア
クリルアミンポリマー)は、カルボキシル基含有不飽和
単量体1〜20重量%とアクリル酸エステルを主成分と
する不飽和単量体99〜80重量%とを適当な有機溶媒
中で溶液重合を行なった後に、生成したポリマーの分子
中に存在するカルボキシル基に対し、エチレンイミン、
プロピレンイミン等の炭素数1〜3のアルキル基を有す
るアルキレンイミンを反応させることにより製造され
る。
【0059】ここでカルボキシル基含有不飽和単量体と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレ
イン酸、イタコン酸等やこれらの酸無水物が例示でき
る。この中でもアクリル酸及びメタクリル酸が好適であ
る。
【0060】アクリル酸エステルを主成分とする不飽和
単量体としては、少なくとも50重量%以上はアクリル
酸エステルを含有していることが、混和性の点で好まし
い。アクリル酸エステルとしては、アルキル置換基の炭
素数が1〜8の範囲のものを広く使用でき、具体的には
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、t−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレ
ート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等を例示できる。これらは1種もしくは2種以
上混合して使用され得る。アクリル酸エステル以外の不
飽和単量体は、アクリルアミンポリマーの凝集力を向上
せしめ、耐熱性を向上させる目的で、又は親水性を付与
し水溶化を助長する目的で使用される。凝集力を向上せ
しめる目的の単量体としては、その単独ポリマーのガラ
ス転移温度が室温以上であるスチレン、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、酢酸ビニル等を例示でき、
親水性を付与する目的の単量体としては、アクリルアミ
ド、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルメタアクリレート、ジエチルアミノエチルアク
リレート、ジエチルアミノエチルメタアクリレート、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート等を例示できる。良好な
混和性を与えるアクリル酸エステルモノマーとして、好
ましくはエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート等を挙げることができ
る。凝集力を向上せしめる単量体として、好ましくはス
チレン、メチルメタクリレート等を挙げることができ
る。また親水性を助長できる単量体として、好ましくは
ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルメタアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレ
ート、ジエチルアミノエチルメタアクリレート等を挙げ
ることができる。
【0061】上記二種の単量体を溶液重合させる際に用
いられる有機溶媒としては、具体的にはメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−もしくはイソプロピルアル
コール、n−、イソもしくはt−ブチルアルコール等の
低級アルコール類、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレング
リコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類、トルエン、キシレン、酢
酸エチル、酢酸ブチルを例示できる。
【0062】上記カルボキシル基含有不飽和単量体とア
クリル酸エステルを主成分とする不飽和単量体の溶液重
合は、例えばアゾビスイソブチロニトリルやベンゾイル
パーオキサイド等の従来公知の重合開始剤の存在下、6
0〜100℃程度、4〜24時間程度で行なわれ、斯く
してカルボキシル基含有アクリルポリマーが重合され
る。
【0063】斯くして得られたカルボキシル基含有アク
リル系ポリマーのカルボキシル基に対しアルキレンイミ
ンを反応させてアクリルアミンポリマーを製造するに
は、例えばUSP3,634,372号明細書に記載の
反応条件に従えばよい。
【0064】本発明で使用されるアクリルアミンポリマ
ーは、前記滴定方法により測定されたアミン水素当量
(g・solid/eq)が100〜2000の範囲が
適する。速硬化性及び混和性の観点から、アミン水素当
量が200〜1500であるのが好ましく、300〜1
300であるのが特に好ましい。
【0065】本発明で使用されるアクリルアミンポリマ
ーの分子量は、特に限定されるものではないが5000
〜400000の範囲が適当であり、接合材として必要
な耐水性及び混和性の観点から特に10000〜300
000の範囲が好ましい。
【0066】本発明で使用されるアクリルアミンポリマ
ーは中和されたものを用いてもよい。この中和に用いら
れる酸としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等の
鉱酸類、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸類、乳酸、
酒石酸等のオキシカルボン酸が挙げられる。この中和工
程では使用される酸が水溶液であれば、アクリルアミン
ポリマーの水分量が増加するので、予め配合前にモルキ
ュラーシーブのような脱水剤で脱水して用いるのが好ま
しい。
【0067】本発明では、(d)成分であるアクリルア
ミンポリマーは、有機溶媒に溶解した状態で用いること
が好ましい。有機溶媒としては、通常低級アルコール
類、アルキレングリコール類、ケトン類、芳香族炭化水
素類等が使用される。これら有機溶媒は、溶液重合の時
の有機溶媒をそのまま用いてもよいし、一旦乾燥したポ
リマーを再び有機溶剤に溶解して用いてもよい。有機溶
媒としては、変成シリコーン系ポリマーのポリエーテル
に親和性を与えるエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルのような
アルキレングリコール系有機溶剤が、混合性に優れるた
めに好ましい。
【0068】本発明の樹脂組成物には、更に各種フィラ
ー、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、顔料、
発泡剤等を必要に応じて添加することができる。例え
ば、添加剤としてフィラーを使用する場合、フュームド
シリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸及びカーボンブラッ
クの如き補強性充填剤;炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、硬化
チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二
鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒマシ油及びシラスバ
ルーン等の如き充填剤;石綿、ガラス繊維及びフィラメ
ントの如き繊維状充填剤等が使用できる。これらの充填
剤の使用により強度の高い硬化物を得たい場合には、主
にフュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、カー
ボンブラック、表面処理微細炭酸カルシウム、焼成クレ
ー、クレー及び活性亜鉛華から選ばれる充填剤を(a)
成分である変成シリコーン系ポリマー100重量部に対
して1〜100重量部の範囲で使用すればよい。また、
低強度で伸びが大である硬化物を得たい場合には、主に
酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、チタン、酸化第二鉄、酸化亜鉛及びシラスバルーン
から選ばれる充填剤を(a)成分である変成シリコーン
系ポリマー100重量部に対して5〜200重量部の範
囲で使用すればよい。勿論これらの充填剤は1種単独で
使用してもよいし、2種類以上混合して使用してもよ
い。
【0069】本発明において、(a)成分、(b)成
分、(c)成分及び(d)成分の配合割合は、特に制限
されるものではないが、通常(a)成分100重量部当
り、(b)成分を0.1〜20重量部、(c)成分を
0.1〜20重量部、(d)成分を0.1〜20重量部
配合するのがよい。更に接合材としての接着性や耐水
性、硬化速度、混和性及び貯蔵安定性等の観点から、
(a)成分100重量部当り、(b)成分を0.5〜1
0重量部、(c)成分を0.5〜10重量部、(d)成
分を0.5〜10重量部配合するのが好ましい。
【0070】本発明の組成物を製造するに当たっては、
(a)成分と(d)成分とを直接混合すると、急激なゲ
ル化が生ずるので、(a)成分と(d)成分とをできる
限り最後に混合する方法を採用するのがよい。具体的な
混合方法を以下に示す。
【0071】(1)(a)成分、(b)成分及び(c)
成分の混合物に(d)成分を配合する。
【0072】(2)(a)成分及び(c)成分の混合物
に、(b)成分及び(d)成分の混合物を配合する。
【0073】好ましい混合方法は、上記(1)及び
(2)の方法であるが、(a)成分に対して(d)成分
を大量の有機溶媒で希釈した液を添加したり、(a)成
分に対して(d)成分を極少量ずつ添加する方法であっ
ても差し支えない。
【0074】本発明の湿気速硬化型樹脂組成物は、接着
剤、粘着剤、塗料、コーティング剤、シーラント等の接
合材として各種の用途に好適に使用され得る。その使用
方法は、特に限定がなく、このような用途に用いられる
従来の樹脂組成物と同様の方法で使用すればよい。
【0075】
【実施例】以下に実施例を掲げて、本発明をより一層明
らかにする。尚、以下単に「部」とあるのは「重量部」
を、「%」とあるのは「重量%」を意味する。
【0076】実施例1 (a):主鎖構造がオキシプロピレン構造を主成分と
し、分子末端に2〜3個のメチルジメトキシシリル基に
基づく加水分解性シリコーン官能基を有する変成シリコ
ーン系ポリマー(商品名MSポリマー303、粘度20
000mPa・s、数平均分子量(以下「Mn」と略記
する)8000、水分300ppm、鐘淵化学工業
(株)製)を5リットルのプラネタリーミキサーにて、
80℃にて50トールの真空度で3時間脱水処理を行
い、水分量30ppmの変成シリコーン系ポリマーを得
た。これを「変成シリコーンポリマーA」とする。
【0077】(b):液体であるN−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを「アミ
ノシランA」とする。
【0078】(c):液体であるジブチルスズオキサイ
ドとジオクチルフタレートとの反応物を「金属系硬化触
媒A」とする。
【0079】(d):本発明に用いる主鎖構造がアクリ
ル系共重合体であって、側鎖においてアミノ基末端のペ
ンダント基を複数分岐させたポリマーのプロピレングリ
コールモノメチルエーテル溶液(ポリマー分:50%、
ガラス転移温度:30℃、Mn:15000、アミン水
素当量:1200g・solid/eq)をモルキュラ
ーシーブを用いて脱水したポリマー溶液を「アクリルア
ミンA」とする。このポリマー溶液は、(株)日本触媒
より商品名ポリメントNK307として市販されている
ものである。
【0080】(e):(d)の側鎖と類似構造を有する
液状ポリマーであるポリエチレンイミン(ポリマー分9
9.5%、Mn=10000、アミン水素当量55.6
g・solid/eq)をプロピレングリコールモノメ
チルエーテルに溶解させて、ポリエチレンイミンの50
%溶液を調製し、これをモルキュラーシーブを用いて同
条件で脱水した溶液を「ポリアミンA」とする。尚、こ
のポリアミンAのアミン水素当量は、同一重量当りアク
リルアミンAの約22倍である。
【0081】(f)変成シリコーン系ポリマーの硬化触
媒である低分子アミン化合物としてラウリルアミン(C
3(CH211NH2、分子量185、アミン水素当量
10.8g・solid/eq)をプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルに溶解させて、ラウリルアミンの
50%溶液をつくり、これをモルキュラーシーブで脱水
した溶液を「低分子アミンA」とする。尚、この低分子
アミンAのアミン水素当量は、同一重量当りアクリルア
ミンの約110倍である。
【0082】上記(a)〜(f)の各成分を下記表7に
示す配合割合に従って、混合した。混合を行うに当たっ
ては、減圧装置、チッ素気流装置、還流管、温度計並び
に攪拌器を備えた2リットルの四ツ口フラスコを用い
た。
【0083】
【表7】
【0084】(1)室温にて脱水した(a)変成シリコ
ーン系ポリマーAを1000部を仕込み、チッ素気流下
で(b)アミノシランAを50部配合した後、(d)ア
クリルアミンAを30部15分を要して徐々に配合し
た。アクリルアミンの配合に従い、一旦部分増粘してき
たが、30分間攪拌を続けて均質混合物を得た。その後
(c)硬化触媒Aを30部配合して15分攪拌を続け
て、本発明の樹脂組成物を得た。この組成物を「本発明
品1」とする。
【0085】(2)アクリルアミンAを配合せず、上記
(1)と同条件で(a)変成シリコーン系ポリマーA1
000部当り(b)アミノシランA50部を配合し、そ
の後(c)硬化触媒30部を配合して樹脂組成物を得
た。この組成物を「比較品1」とする。この比較品1に
は、(b)のアミノシランA以外のアミン成分は含まれ
ていない。
【0086】(3)アクリルアミンAの代りに、(e)
ポリアミンAを配合し、上記(1)と同様にして樹脂組
成物を得た。この組成物を「比較品2」とする。ポリア
ミンAを配合した際、上記(1)のような部分増粘は認
めなかった。
【0087】(4)アクリルアミンAの代りに、分子末
端が同じ第一級アミンである(f)低分子アミンAを配
合し、上記(1)と同様にして樹脂組成物を得た。この
組成物を「比較品3」とする。ポリアミンAを配合した
際、上記(1)のような部分増粘は認めなかった。
【0088】上記で得られた本発明品1及び比較品1〜
3につき、速硬化性、深部硬化性、貯蔵安定性等の特性
を調べた。
【0089】(i)固着時間の測定:50mm角(厚み
10mm)のガラス板に、それぞれの樹脂組成物を、2
0℃、相対温度65%の雰囲気にて塗布量0.5g前後
になるようにガラス棒で塗布し、即座にアルミ板に圧着
させて、どの程度の時間で固着できるかを測定した。
【0090】(ii)初期接着強さの立ち上り時間の測
定:20℃,相対温度65%の雰囲気にて300mm角
のアルミ板に、それぞれの組成物をバーコータにて塗布
量15g/300mm角程度になるように塗布し、直ち
にポリエステル透明フィルム(厚さ50μ)をラミネー
トしてゴムロールで圧着し、そのフィルムに25mm巾
の切り込みを入れて、ばね秤りを用いて時間の経過と共
に、その剥離強さを測定した。その剥離強さは中央部付
近の中央値を読み取った。尚、最大強さが1kg・fを
超えた時を終点とした。
【0091】(iii)深部硬化性の測定:20℃、相対
温度65%の雰囲気で50ccのPP製プリンカップ
に、それぞれの樹脂組成物を山盛りになるように配合し
た後、パテナイフで表面を均質になるように掻き取り、
試験体とした。この試験体を3時間後及び24時間後に
表層の硬化部を皮を剥ぐようにめくり取り未硬化の付着
部分をよく拭き取ったものの厚みをノギスで測定した。
【0092】(iv)貯蔵安定性の測定:それぞれの樹脂
組成物を密閉ガラス瓶に入れ、50℃にて60日放置
後、初期粘度と比較した。
【0093】これらの結果を表8に示す。
【0094】
【表8】
【0095】上記試験の結果、本発明品1は、アクリル
アミンAを配合しないもの(比較品1)又は他のアミン
化合物を配合したもの(比較品2及び比較品3)に比べ
て、固着時間及び初期接着強さの立ち上り時間が大幅に
短くなり、また深部硬化性にも優れており、速硬化であ
った。また長期の貯蔵安定性についても、その増粘は問
題のない程度であった。
【0096】実施例2 実施例1と同じ実験装置に、室温にて脱水した(a)変
成シリコーン系ポリマーAを1000部仕込み、窒素気
流下で、(d)アクリルアミンA30部を(b)アミノ
シランA50部に室温溶解させ、5分間放置した(b)
と(d)の混合溶液80部を10分要して徐々に配合し
た。この混合溶液を配合するにつれ、増粘してきたが1
5分間攪拌を続けて均質混合物を得た。その後(c)硬
化触媒Aを30部配合して15分間攪拌を続けて、本発
明の樹脂組成物を得た。この組成物を「本発明品2」と
する。
【0097】この本発明品2を用い、実施例1と同じ方
法で、速硬化性、深部硬化性、貯蔵安定性等の特性を調
べた。その結果を以下に示す。
【0098】 配合の特徴:アクリルアミンAをアミノシランAに溶解して配合 固着時間:12分 初期接着の立ち上り時間:11分 深部硬化性(3時間):2.18mm (24時間):4.46mm 初期粘度:22000mPa・s/25℃ 50℃×2カ月後の粘度:34000mPa・s/25℃。
【0099】実施例3 (g)アクリルアミンAの代りに、主鎖構造がアクリル
共重合体であって、側鎖においてアミノ基末端のペンダ
ント基を複数分岐させたポリマーのプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル溶液100部当りに35%塩酸溶
液を7部配合して部分中和させた溶液(ポリマー分:5
0%、ガラス転移温度:13℃、Mn=20000、p
H:4.6、アミン水素当量:400g・solid/
eq)をモルキュラーシーブを3回用いて脱水したポリ
マー溶液を「アクリルアミンB」とする。
【0100】尚、このポリマー溶液は、(株)日本触媒
より商品名ポリメントNK100PMとして市販されて
いるものである。
【0101】(h)アミノシランAの代りに、液体であ
るγ−アミノプロピルトリエトキシシランを「アミノシ
ランB」とする。
【0102】このアクリルアミンB及びアミノシランB
を用い、実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。即
ち、実施例1と同じ実験装置に、室温にて脱水した
(a)変成シリコーン系ポリマーAを1000部仕込
み、(c)硬化触媒Aを20部配合して15分間攪拌を
続けた後に、(g)アクリルアミンB15部を(h)ア
ミノシランB40部に室温溶解させ、5分間放置した
(g)と(d)の混合溶液45部を10分要して徐々に
配合した。この混合溶液を配合するにつれ、増粘してき
たが15分間攪拌を続けて均質混合物を得た。その後
(c)硬化触媒Aを30部配合して15分間攪拌を続け
て、本発明の樹脂組成物を得た。この組成物を「本発明
品3」とする。
【0103】この「本発明品3」を用い、実施例1と同
じ方法で、速硬化性、深部硬化性、貯蔵安定性等の特性
を調べた。その結果を以下に示す。
【0104】 配合の特徴:アクリルアミンB(部分中和物)をアミノシランBに溶解して配 合 固着時間:8分 初期接着の立ち上り時間:13分 深部硬化性(3時間):2.35mm (24時間):4.39mm 初期粘度:27000mPa・s/25℃ 50℃×2カ月後の粘度:41000mPa・s/25℃。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)主鎖構造がポリエーテルを主成分
    とし、分子鎖中又は分子末端に架橋可能な加水分解性シ
    リコーン官能基を有する液状ポリマー、(b)アミノ基
    置換アルコキシシラン類及び(c)金属系硬化触媒から
    なる硬化性樹脂組成物において、更に(d)主鎖構造が
    ビニル系ポリマーであって、アミノ基末端のペンダント
    基を側鎖として少なくとも2個有するポリマーを配合し
    てなることを特徴とする湿気速硬化型シリコーン樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 (a)成分100重量部当り、(b)成
    分が0.1〜20重量部、(c)成分が0.1〜20重
    量部及び(d)成分が0.1〜20重量部配合された請
    求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)成分である液状ポリマーの主鎖構
    造がオキシプロピレン構造を主成分とし、分子鎖中又は
    分子末端の架橋可能な加水分解性シリコーン官能基がア
    ルコキシシリル基である請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (b)成分がモノアミノシラン類及び/
    又はジアミノシラン類である請求項1記載の樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 (d)成分であるポリマーが、カルボン
    酸含有モノマーの少なくとも一種とアクリルモノマー及
    びメタクリルモノマーの少なくとも一種とを用いて溶液
    重合にてカルボキシル基ペンダント化ポリマーを形成せ
    しめ、その後アルキレンイミンを付加せしめて、側鎖に
    少なくとも2個以上のアミノ基を形成せしめたポリマー
    である請求項1記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (d)成分であるポリマーのアミン水素
    当量が100〜2000(g・solid/eq)であ
    る請求項1記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (a)成分がオキシプロピレン構造を主
    鎖構造の主成分とし、分子鎖中又は分子末端の架橋可能
    な加水分解性シリコーン官能基がトリメトキシシリル基
    である液状ポリマー、(b)成分がN−β−(アミノエ
    チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
    β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキ
    シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
    −アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミ
    ノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
    ン及びγ−アミノプロピルメチルジメトキシシランから
    選ばれた化合物を少なくとも一種である請求項1の樹脂
    組成物。
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