JPH09143137A - アミド及び尿素誘導体 - Google Patents

アミド及び尿素誘導体

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JPH09143137A
JPH09143137A JP24648196A JP24648196A JPH09143137A JP H09143137 A JPH09143137 A JP H09143137A JP 24648196 A JP24648196 A JP 24648196A JP 24648196 A JP24648196 A JP 24648196A JP H09143137 A JPH09143137 A JP H09143137A
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group
ome
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butyl
conh
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Application number
JP24648196A
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English (en)
Inventor
Akira Yoshida
明 吉田
Kozo Oda
晃造 小田
Takashi Kasai
隆 笠井
Atsunari Shimada
神生 島田
Hiroshi Furumoto
寛 古源
Ichiro Hayakawa
市郎 早川
Sadao Ishihara
貞夫 石原
Teiichiro Koga
貞一郎 古賀
Eiichi Kitazawa
栄一 北沢
Taro Tokui
太郎 徳井
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れたACAT阻害活性を有し、か
つ、よい経口吸収性を有し、動脈硬化症の治療剤及び/
又は予防剤として有用な化合物を提供することを目的と
する。 【解決手段】一般式(I)で示される化合物及びその
塩; 【化1】 上記一般式(I)において、R1 はC1−12アルキ
ル;R2a、R2b、R2c及びR2dはH、C1−12アルキ
ル、1−5個のF置換C1−4アルキル、ニトロ、C1
−4アルキル置換モノ又はジアルキルアミノ、保護可水
酸基、C1−10アルコキシ、シアノ基、隣接R2a及び
2bで−O−(CH2 m −O−(mは1乃至3)、C
1−4アルキルチオ、C1−4アルキルスルフィニル、
C1−4アルキルスルホニル、ハロゲノ等;R3 はC1
−6アルキル等;R4 はアミノカルボニル、アミノカル
ボニルメチル等

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたACAT
(アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラ
ーゼ)阻害作用を有し、抗動脈硬化剤として有用な、構
造的に新規なアミド及び尿素誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】粥状動脈硬化症は、狭心症、心筋梗塞な
どの虚血性心疾患の成因の中で、最も重要な位置を占め
ている。粥状動脈硬化症の主な原因は、血管内皮細胞下
の泡沫細胞がコレステロールエステルを蓄積することで
ある。
【0003】ACAT阻害剤は泡沫細胞でのコレステロ
ールのエステル化を阻害し、コレステロールエステルの
蓄積を減少させ、粥状病変の形成及び発展を抑制するこ
とが期待されている。
【0004】一方、粥状動脈硬化症は高コレステロール
血症と相関していることが知られている。食物中のコレ
ステロールは遊離コレステロールとして、腸管粘膜細胞
に吸収され、そこで、ACATによってエステル化され
て、コレステロールエステルとして血液中に移行する。
【0005】従って、ACAT阻害剤は、食物中のコレ
ステロールの血中への移行を阻害し、血中コレステロー
ルの上昇を抑制することが期待される。
【0006】これらの理由から、ACAT阻害作用を有
する化合物は、動脈硬化症の治療剤及び/又は予防剤と
して有用であろうと期待される。
【0007】公知のACAT阻害作用を有するフェニル
プロピオン酸アミド及びフェネチル尿素誘導体として
は、例えば、特開平6−107655号、特開平6−1
22682号及び特開平6−145125号に記載され
たものがあげられる。
【0008】しかしながら、これら化合物よりさらにA
CAT阻害活性が強く、経口吸収性の高い化合物が臨床
上より望ましいと考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、アミド
及び尿素構造を有する誘導体の合成とその薬理活性につ
いて永年に亘り鋭意研究を行なってきた。その結果、公
知の化合物とは構造を異にする新規なアミド及び尿素誘
導体が、優れたACAT阻害活性とよい経口吸収性を有
し、動脈硬化症の治療剤及び/又は予防剤として有用で
あることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の新規なアミド及
び尿素誘導体は、下記一般式(I)の構造を有する化合
物及びその薬理上許容される塩である。
【0011】
【化3】
【0012】上記一般式(I)において、R1 は炭素数
1乃至12個のアルキル基を示し、R2a、R2b、R2c
びR2dは同一又は異なって、水素原子、炭素数1乃至1
2個のアルキル基、1乃至5個のフッ素原子で置換され
た炭素数1乃至4個のアルキル基、保護されていてもよ
い水酸基で置換された炭素数1乃至12個のアルキル
基、式−(C=O)−B1 基[式中、B1 は水素原子、
炭素数1乃至12個のアルキル基、式−O−D基(式
中、Dは水素原子又はカルボキシル基の保護基を示
す)、アミノ基、炭素数1乃至12個のアルキルで置換
されたモノ又はジアルキルアミノ基、置換基を有してい
てもよい1−ピロリジニル基、置換基を有していてもよ
い1−ピペリジニル基あるいは置換基を有していてもよ
い4−モルホリニル基を示す]、ニトロ基、炭素数1乃
至4個のアルキルで置換されたモノ又はジアルキルアミ
ノ基、保護されていてもよい水酸基、炭素数1乃至10
個のアルコキシ基、式−O−B2 −(C=O)−B1
(式中、B1 は前述のものと同意義を示し、B2 は炭素
数1乃至5個のアルキレン基を示す)、式−O−B2
3 基(式中、B2 は前述のものと同意義を示し、B3
は炭素数1乃至6個のアルキルオキシ基、炭素数1乃至
6個のアルキルチオ基、炭素数1乃至6個のアルキルス
ルフィニル基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル
基、炭素数1乃至6個のアルキルスルホニルアミノ基を
示す)、シアノ基、式−CH=N−OB4基(式中、B4
は水素原子又は炭素数1乃至4個のアルキル基を示
す)、炭素数1乃至6個のアルキルチオ基、炭素数1乃
至6個のアルキルスルフィニル基、炭素数1乃至6個の
アルキルスルホニル基、炭素数1乃至6個のアルキルス
ルホニルアミノ基、炭素数1乃至6個のアルキル基で置
換されたモノ又はジアルキルアミノスルホニル基又はハ
ロゲノ基を示し、あるいは、隣接するR2a及びR2bが一
緒になって形成する−O−(CH2 m −O−基(mは
1乃至3の整数を示す)を示し、R3 は炭素数1乃至6
個のアルキル基を示し、R4 は下記α群から選択される
基[α群中、A1 は単結合、炭素数1乃至6個のアルキ
レン基又は炭素数2乃至6個のアルケニレン基を示し、
2 は炭素数1乃至6個のアルキレン基又は炭素数2乃
至6個のアルケニレン基を示し、A3 は単結合、炭素数
1乃至6個のアルキレン基又は炭素数2乃至6個のアル
ケニレン基を示し、R5a及びR5bは同一又は異なって、
水素原子、炭素数1乃至4個のアルキル基又は式−A4
5c基(式中、A4 は単結合、炭素数1乃至6個のアル
キレン基又は炭素数2乃至6個のアルケニレン基を示
し、R5c基は炭素数1乃至4個のアルキルオキシ基、置
換基を有していてもよいピリジル基、置換基を有してい
てもよいピラジニル基、置換基を有していてもよいピラ
ゾリル基、置換基を有していてもよいイミダゾリル基、
置換基を有していてもよいチアゾリル基又は置換基を有
していてもよい1,2,4−トリアゾリル基を示す)を
示すか、あるいは、R5a及びR5bが一緒になって式−
(CH2p1−(A5p2−(CH2p3−で表わされ
る基(p1は1乃至2の整数を示し、p2は0乃至1の
整数を示し、p3は1乃至2の整数を示し、A5 は酸素
原子、イミノ基又は炭素数1乃至4個のアルキルイミノ
基を示す)を示し、R6 は炭素数1乃至4個のアルキル
基又は置換基を有していてもよいフェニル基を示し、R
7 は水素原子又は炭素数1乃至4個のアルキル基を示
し、R8 は炭素数1乃至12個のアルキル基、保護され
ていてもよいカルボキシル基で置換された炭素数1乃至
12個のアルキル基、1乃至5個のフッ素原子で置換さ
れた炭素数1乃至12個のアルキル基、炭素数1乃至1
0個のアルキルオキシ基、炭素数7乃至10個のアラル
キルオキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、
置換基を有していてもよいピリジル基、置換基を有して
いてもよいピリミジニル基、置換基を有していてもよい
ピペラジニル基、置換基を有していてもよいピペリジニ
ル基、置換基を有していてもよいピロリジニル基、置換
基を有していてもよいモルホリニル基、置換基を有して
いてもよいピラジニル基、置換基を有していてもよいイ
ミダゾリル基、置換基を有していてもよいピラゾリル
基、置換基を有していてもよいチアゾリル基、置換基を
有していてもよい1,2,4−トリアゾリル基を示し、
9 及びR10は同一又は異なって炭素数1乃至4個のア
ルキル基を示すか、あるいは、一緒になって式−(CH
2p4−基(式中、p4は2乃至4の整数を示す)又は
オルトフェニレン基を示す]を示し、nは0又は1を示
す。
【0013】[α群]
【0014】
【化4】
【0015】また、本発明の他の目的は、上記化合物
(I)を有効成分とする医薬、動脈硬化症の治療剤及び
/又は予防剤を提供することにある。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、医薬、動脈
硬化症の治療剤及び/又は予防剤の有効成分を製造する
ための中間体を提供することにある。
【0017】上記一般式(I)におけるR1 の「炭素数
1乃至12個のアルキル基」としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペ
ンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチル
プロピル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル、3−メ
チルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチ
ル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチ
ル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチ
ル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチ
ル、2−エチルブチル、ヘプチル、1−メチルヘキシ
ル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、4−メ
チルヘキシル、5−メチルヘキシル、1−プロピルブチ
ル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、1−メチル
ヘプチル、2−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、
4−メチルヘプチル、5−メチルヘプチル、6−メチル
ヘプチル、1−プロピルペンチル、2−エチルヘキシ
ル、5,5−ジメチルヘキシル、ノニル、3−メチルオ
クチル、4−メチルオクチル、5−メチルオクチル、6
−メチルオクチル、1−プロピルヘキシル、2−エチル
ヘプチル、6,6−ジメチルヘプチル、デシル、1−メ
チルノニル、3−メチルノニル、8−メチルノニル、3
−エチルオクチル、3,7−ジメチルオクチル、7,7
−ジメチルオクチル、ウンデシル、ドデシル基等があげ
られ、好適には炭素数3乃至12個のものであり、さら
に好適にはn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシ
ル及び4−メチルペンチル基である。
【0018】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至12個のアルキル基」とし
ては、前述のR1 の「炭素数1乃至12個のアルキル
基」にあげたものと同様のものがあげられ、好適には炭
素数1乃至5個のものであり、さらに好適には1乃至3
個のものである。
【0019】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「1乃至5個のフッ素原子で置換された炭
素数1乃至4個のアルキル基」としてはモノフルオロメ
チル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、1,1,2,2,2−ペ
ンタフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基等があげられ、好適にはモノフルオロメチル、ジフ
ルオロメチル及びトリフルオロメチル基である。
【0020】上記一般式(I)におけるR2a,R2b,R
2c及びR2dが示す「保護されてもよい水酸基で置換され
た炭素数1乃至12個のアルキル基」の水酸基の保護基
としては“ Protective Group in Organic Synthesi
s”, 2nd edition , T.W.Greeneand P.G.M.Wut ; John
Wiley and Sons. Inc., New York (1991) に記載された
水酸基の保護基があげられ、好適にはアセチル、4−ニ
トロベンジルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニ
ル、メトキシメチル、2−メトキシエトキシメチル、t
−ブチルジメチルシリル基等があげられる。また「水酸
基で置換された炭素数1乃至12個のアルキル基」とし
ては、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、1−
ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、1−ヒ
ドロキシ−1−メチルエチル、1−ヒドロキシブチル、
2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、1−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピル、1−ヒドロキシペンチ
ル、1−ヒドロキシ−3−メチルブチル、1−ヒドロキ
シヘキシル、1−ヒドロキシヘプチル、1−ヒドロキシ
ノニル基等があげられ、好適にはヒドロキシメチル、1
−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロピル、1−ヒ
ドロキシ−1−メチルエチル、1−ヒドロキシブチル、
1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、1−ヒドロキシ
ペンチル及び1−ヒドロキシ−3−メチルブチル基であ
る。
【0021】上記一般式(I)におけるR2a,R2b,R
2c及びR2dが示す−(C=O)−B1 基のB1 の「炭素
数1乃至12個のアルキル基」としては前述のR1
「炭素数1乃至12個のアルキル基」にあげたものと同
様のものがあげられ、好適には炭素数1乃至6個のもの
であり、さらに好適には、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル及びペンチル基であ
る。
【0022】上記−(C=O)−B1 基中のB1 の「炭
素数1乃至12個のアルキルで置換されたモノ又はジア
ルキルアミノ基」としてはメチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、イソプロピルアミ
ノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、
ヘキシルアミノ、ノニルアミノ基等があげられ、好適に
はジメチルアミノ、ジエチルアミノ、イソプロピルアミ
ノ、ブチルアミノ基である。
【0023】−(C=O)−B1 基中のB1 の「置換基
を有してよい1−ピロリジニル基」としては1−ピロリ
ジニル、3−メトキシ−1−ピロリジニル、3−エトキ
シ−1−ピロリジニル基があげられる。
【0024】−(C=O)−B1 基中のB1 の「置換基
を有してよい1−ピペリジニル基」としては1−ピペリ
ジニル、3−メトキシ−1−ピペリジニル、4−メトキ
シ−1−ピペリジニル基があげられる。
【0025】−(C=O)−B1 基中のB1 の「置換基
を有してよい4−モルホリニル基」としては4−モルホ
リニル、2−メチル−4−モルホリニル、3−エチル−
4−モルホリニル基である。
【0026】上記−(C=O)−B1 基中のB1 に含ま
れる式−O−D基のDで示される「カルボキシル基の保
護基」としては、前記成書“ Protective Group in Org
anicSynthesis”に記載されているカルボキシル基の保
護基があげられ、好適には、ベンジル、4−ニトロベン
ジル、アリル、メチル、エチル基である。
【0027】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至4個のアルキルで置換され
たモノ又はジアルキルアミノ基」としては、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、
プロピルアミノ、ジプロピルアミノ、イソプロピルアミ
ノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ基等があげられ、
好適には、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミ
ノ及びジエチルアミノ基である。
【0028】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「保護されていてもよい水酸基」の「保護
基」としては、前記成書“ Protective Group in Organ
ic Synthesis”に記載されているフェノール性水酸基の
保護基があげられ、好適にはベンジル、p−メトキシベ
ンジル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ア
リル、t−ブチルジメチルシリル、アセチル基である。
【0029】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至10個のアルコキシ基」と
しては、メチルオキシ、エチルオキシ、n−プロピルオ
キシ、イソフロピルオキシ、n−ブチルオキシ、イソブ
チルオキシ、s−ブチルオキシ、t−ブチルオキシ、n
−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、2−メチルブ
チルオキシ、ネオペンチルオキシ、1−エチルプロピル
オキシ、n−ヘキシルオキシ、4−メチルペンチルオキ
シ、3−メチルペンチルオキシ、2−メチルペンチルオ
キシ、1−メチルペンチルオキシ、3,3−ジメチルブ
チルオキシ、2,2−ジメチルブチルオキシ、1,1−
ジメチルブチルオキシ、1,2−ジメチルブチルオキ
シ、1,3−ジメチルブチルオキシ、2,3−ジメチル
ブチルオキシ、2−エチルブチルオキシ、ヘプチルオキ
シ、1−メチルヘキシルオキシ、2−メチルヘキシルオ
キシ、3−メチルヘキシルオキシ、4−メチルヘキシル
オキシ、5−メチルヘキシルオキシ、1−プロピルブチ
ルオキシ、4,4−ジメチルペンチルオキシ、オクチル
オキシ、1−メチルヘプチルオキシ、2−メチルヘプチ
ルオキシ、3−メチルヘプチルオキシ、4−メチルヘプ
チルオキシ、5−メチルヘプチルオキシ、6−メチルヘ
プチルオキシ、1−プロピルペンチルオキシ、2−エチ
ルヘキシルオキシ、5,5−ジメチルヘキシルオキシ、
ノニルオキシ、3−メチルオクチルオキシ、4−メチル
オクチルオキシ、5−メチルオクチルオキシ、6−メチ
ルオクチルオキシ、1−プロピルヘキシルオキシ、2−
エチルヘプチルオキシ、6,6−ジメチルヘプチルオキ
シ、デシルオキシ、1−メチルノニルオキシ、3−メチ
ルノニルオキシ、8−メチルノニルオキシ、3−エチル
オクチルオキシ、3,7−ジメチルオクチルオキシ、
7,7−ジメチルオクチルオキシ基等があげられ、好適
には1乃至5個のものであり、さらに好適には1乃至3
個のものである。
【0030】上記一般式(I)におけるR2a,R2b,R
2c及びR2dが示す−O−B2 −(C=O)−B1 基のB
2 の「炭素数1乃至5個のアルキレン基」としてはメチ
レン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペン
タメチレン基があげられ、好適にはメチレン、エチレ
ン、トリメチレン基である。
【0031】上記−O−B2 −(C=O)−B1 基のB
1 としては前記−(C=O)−B1基のB1 と同様のも
のがあげられ、好適なものとして−(C=O)−B1
の好適なB1 と同様のものがあげられる。
【0032】上記一般式(I)におけるR2a,R2b,R
2c及びR2dが示す−O−B2 −B3基のB2 としては前
記−O−B2 −(C=O)−B1 基のB2 と同様のもの
があげられ、好適にはエチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン基である。
【0033】上記−O−B2 −B3 基のB3 で示される
「炭素数1乃至6個のアルキルオキシ基」としてはメト
キシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキ
シ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、5−メチルペンチ
ルオキシ基があげられ、好適にはメトキシ、エトキシ、
プロピルオキシ基である。
【0034】上記−O−B2 −B3 基のB3 で示される
「炭素数1乃至6個のアルキルチオ基」としてはメチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、
ブチルチオ、ペンチルチオ基があげられ、好適にはメチ
ルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ基であ
る。
【0035】上記−O−B2 −B3 基のB3 で示される
「炭素数1乃至6個のアルキルスルフィニル基」として
はメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピル
スルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスル
フィニル、ペンチルスルフィニル基があげられ、好適に
はメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピル
スルフィニル、ブチルスルフィニル基である。
【0036】上記−O−B2 −B3 基のB3 で示される
「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル基」としては
メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホ
ニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペ
ンチルスルホニル基があげられ、好適にはメチルスルホ
ニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチル
スルホニル基である。
【0037】上記−O−B2 −B3 基のB3 で示される
「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニルアミノ基」と
しては、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルア
ミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホ
ニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、イソブチルスル
ホニルアミノ、ペンチルスルホニルアミノ、3−メチル
ブチルスルホニルアミノ、ヘキシルスルホニルアミノ及
び4−メチルペンチルスルホニルアミノ基があげられ、
好適にはメチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルア
ミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニ
ルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ及びペンチルス
ルホニルアミノ基である。上記一般式(I)におけるR
2a,R2b,R2c及びR2dが示す−CH=N−OB4 基中
のB4 で表わされる「炭素数1乃至4個のアルキル基」
としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル基があげられ、好適にはメチル、エ
チル、プロピル基である。
【0038】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至6個のアルキルチオ基」と
しては、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ
プロピルチオ、ブチルチオ基があげられ、好適にはメチ
ルチオ及びエチルチオ基である。
【0039】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至6個のアルキルスルフィニ
ル基」としては、メチルスルフィニル、エチルスルフィ
ニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニ
ル、ブチルスルフィニル基があげられ、好適にはメチル
スルフィニル及びエチルスルフィニル基である。
【0040】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル
基」としては、メチルスルホニル、エチルスルホニル、
プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチル
スルホニル、イソブチルスルホニル、ペンチルスルホニ
ル、3−メチルブチルスルホニル、ヘキシルスルホニル
及び4−メチルペンチルスルホニル基があげられ、好適
にはメチルスルホニル、エチルスルホニル、イソプロピ
ルスルホニル、ブチルスルホニル、イソブチルスルホニ
ル及びペンチルスルホニル基である。
【0041】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「炭素数1乃至6個のアルキルスルホニル
アミノ基」としては、メチルスルホニルアミノ、エチル
スルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプ
ロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、イ
ソブチルスルホニルアミノ、ペンチルスルホニルアミ
ノ、3−メチルブチルスルホニルアミノ、ヘキシルスル
ホニルアミノ及び4−メチルペンチルスルホニルアミノ
基があげられ、好適にはメチルスルホニルアミノ、エチ
ルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、
ブチルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ
及びペンチルスルホニルアミノ基である。上記一般式
(I)におけるR2a,R2b,R2c及びR2dが示す「炭素
数1乃至6個のアルキル基で置換されたモノ又はジアル
キルアミノスルホニル基」としては、ジメチルアミノス
ルホニル、ジエチルアミノスルホニル、プロピルアミノ
スルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、ブチルア
ミノスルホニル、ペンチルアミノスルホニル、ヘキシル
アミノスルホニルがあげられ、好適にはジメチルアミノ
スルホニル、ジエチルアミノスルホニル、イソプロピル
アミノスルホニル、ブチルアミノスルホニル基である。
【0042】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「隣接するR2a及びR2bが一緒になって形
成する−O−(CH2 m −O−基(mは1乃至3の整
数を示す)」としてはメチレンジオキシ、エチレンジオ
キシ、プロピレンジオキシ基があげられ、好適にはメチ
レンジオキシ、エチレンジオキシ基である。
【0043】上記一般式(I)におけるR2a、R2b、R
2c及びR2dの「ハロゲノ基」としては、フルオロ、クロ
ロ、ブロモ、ヨード基があげられ、好適にはフルオロ、
クロロ及びブロモ基である。
【0044】上記一般式(I)の部分構造である一般式
【0045】
【化5】
【0046】で示される好適な置換フェニル基として
は、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−メチ
レンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェ
ニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、2−メトキ
シフェニル、2−エトキシフェニル、4−メトキシフェ
ニル、2,3−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキ
シフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2,3,4
−トリメトキシフェニル、2,4,5−トリメトキシフ
ェニル、2−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2
−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、2−メチル
フェニル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチ
ルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−ト
リフルオロメチルフェニル、2−ニトロフェニル、2−
ヒドロキシ−3−メトキシフェニル、2−メトキシ−4
−ヒドロキシフェニル、2−メトキシ−4−メチルフェ
ニル、2−メトキシ−4−ジメチルアミノフェニル、
2,3−ジメトキシ−5−ニトロフェニル、2,3−ジ
メトキシ−5−ジメチルアミノフェニル、2−メトキシ
−4−ジエチルアミノフェニル、2−(メトキシメチ
ル)オキシフェニル、2−メトキシ−4−ベンジルオキ
シフェニル、2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル、2−メトキシ−4−シアノフェニル、2,4−ジメ
トキシ−5−シアノフェニル、2−メトキシ−4−メチ
ルチオフェニル、2−メトキシ−4−メチルスルフィニ
ルフェニル、2−メトキシ−4−メチルスルホニルフェ
ニル、2−メトキシ−4−エトキシフェニル、2−メト
キシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェ
ニル、2−メトキシ−4−(1−ヒドロキシプロピル)
フェニル、2−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−2−
メチルプロピル)フェニル、2−メトキシ−4−(1−
ヒドロキシブチル)フェニル、2−メトキシ−4−(1
−ヒドロキシブチル)フェニル、2−メトキシ−(1−
ヒドロキシ−3−メチルブチル)フェニル、2−メトキ
シ−4−プロピオニルフェニル、2−メトキシ−4−
(2−メチル−1−オキソプロピル)フェニル、2−メ
トキシ−4−ブチリルフェニル、2−メトキシ−4−
(1−オキソ−3−メチルブチル)フェニル、2−メト
キシ−4−イソプロピルスルホニルフェニル、2−メト
キシ−4−イソブチルスルホニルフェニル、2,4−ジ
メトキシ−5−ブチルアミノスルホニルフェニル、2−
クロロ−4−メトキシフェニル基があげられ、好適には
3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−メチレン
ジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニ
ル、2,3−エチレンジオキシフェニル、2,3−ジメ
トキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5
−ジメトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3−メトキシ
フェニル、2−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル、
2,3,4−トリメトキシフェニル、2,4,5−トリ
メトキシフェニル、2−メトキシ−4−エトキシフェニ
ル、2−メトキシ−4−(1−ヒドロキシ−1−メチル
エチル)フェニル、2−メトキシ−4−(1−ヒドロキ
シプロピル)フェニル、2−メトキシ−4−(1−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピル)フェニル、2−メトキシ
−4−(1−ヒドロキシブチル)フェニル、2−メトキ
シ−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)フェニル、
2−メトキシ−4−プロピオニルフェニル、2−メトキ
シ−4−(2−メチル−1−オキソプロピル)フェニ
ル、2−メトキシ−4−ブチリルフェニル、2−メトキ
シ−4−(1−オキソ−3−メチルブチル)フェニル、
2−メトキシ−4−イソプロピルスルホニルフェニル、
2−メトキシ−4−イソブチルスルホニルフェニル、
2,4−ジメトキシ−5−ブチルアミノスルホニルフェ
ニル及び2−クロロ−4−メトキシフェニル基である。
【0047】上記一般式(I)におけるR3 の「炭素数
1乃至6個のアルキル基」としては、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペン
チル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプ
ロピル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチ
ルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチ
ル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチ
ル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチ
ル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチ
ル、2−エチルブチル基等があげられ、好適には炭素数
2乃至4個のものであり、さらに好適には3乃至4個の
もの(特にイソプロピル、tert−ブチル基)であ
る。
【0048】上記一般式(I)におけるR4 が(II)、
(IV)若しくは(VII)で示される場合のA1 、(III)、
(V)、(VI)、(VIII) 若しくは(IX) で示される場合のA
2 、又は(VII) で示される場合のA3 の「炭素数1乃至
6個のアルキレン基」としては、メチレン、エチレン、
トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、ペンタメ
チレン及びヘキサメチレン基があげられ、好適には炭素
数1乃至4個のものである。
【0049】上記一般式(I)におけるR4 が(II)、
(IV)若しくは(VII)で示される場合のA1 、(III)、
(V)、(VI)、(VIII) 若しくは(IX) で示される場合のA
2 、又は(VII) で示される場合のA3 の「炭素数2乃至
6個のアルケニレン基」としては、ビニル、2−プロペ
ニレン、2−ブテニレン、3−ブテニレン等があげら
れ、好適にはビニル及び2−プロペニレン基である。
【0050】上記一般式(I)におけるR4 が(II)、
(III)又は(VI)で示される場合のR5a又はR5bの「炭素
数1乃至4個のアルキル基」としてはメチル、エチル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル基等があげら
れ、好適にはメチル、エチル基である。
【0051】R5a及びR5bがA4 5c基で表される場合
のA4 の示す「炭素数1乃至6個のアルキレン基」とし
てはメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン基があげられ、好適にはメチレン、
エチレン基である。
【0052】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のA4 の示す「炭素数2乃至6個のアルケニレン基」と
してはビニル、2−プロペニレン、2−ブテニレン基が
あげられ、好適にはビニル基である。
【0053】R5a及びR5bがA4 5c基で表される場合
のR5cの「炭素数1乃至4個のアルキルオキシ基」とし
てはメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブチルオキ
シ基があげられ、好適にはメトキシ、エトキシ基であ
る。
【0054】R5a及びR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよいピリジル基」としては2−ピリ
ジル、3−ピリジル、4−ピリジル、4−メトキシ−2
−ピリジル、3−メチル−2−ピリジル、4−メトキシ
−3−ピリジル、5−メトキシピリジル基があげられ、
好適には2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル基
である。
【0055】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよいピリミニジル基」としては2−
ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、
2−メトキシ−4−ピリミジニル、2−メトキシ−5−
ピリミジニル基があげられ、好適には2−ピリミジニ
ル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル基である。
【0056】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよいピラジニル基」としては2−ピ
ラジニル、2−メトキシ−5−ピラジニル基があげられ
る。
【0057】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよいピラゾリル基」としては3−ピ
ラゾリル、2−ピラゾリル、4−メチル−2−ピラゾリ
ル、4−メチル−3−ピラゾリル基があげられ、好適に
は3−ピラゾリル、2−ピラゾリル基があげられる。R
5a又はR5bがA4 5c基で表される場合のR5c又は(VI
I)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示す「置換基を有
してよいイミダゾリル基」としては2−イミダゾリル、
3−イミダゾリル、4−イミダゾリル、2−メトキシ−
3−イミダゾリル、2−メトキシ−4−イミダゾリル基
があげられ、好適には2−イミダゾリル、3−イミダゾ
リル基である。
【0058】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよいチアゾリル基」としては2−チ
アゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−メチ
ル−4−チアゾリル、2−メトキシ−4−チアゾリル基
があげられ、好適には2−チアゾリル、4−チアゾリル
基である。
【0059】R5a又はR5bがA4 5c基で表される場合
のR5c又は(VII)もしくは(VIII)で表わされるR8 が示
す「置換基を有してよい1,2,4−トリアゾリル基」
としては1,2,4−トリアゾール−1−イル基があげ
られる。
【0060】R5a及びR5bが一緒になって式−(C
2 p1−(A5 p2−(CH2 p3−(p1は1乃至
2の整数を示し、p2は0乃至1の整数を示し、p3は
1乃至2の整数を示し、A5 は酸素原子、イミノ基又は
炭素数1乃至4個のアルキルイミノ基を示す)を形成
し、式(II)、(III)又は(VI)において、式−NR5a5b
含窒素ヘテロ環をつくる場合の含窒素ヘテロ環としては
1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−モルホリニ
ル、1−ピペラジニル、4−メチル−1−ピペラジニ
ル、4−エチル−1−ピペラジニル基があげられ、好適
には1−ピロリジニル、1−モルホニル、1−ピペラジ
ル、4−メチル−1−ピペラジニル基である。
【0061】上記一般式のR4 が(V)で示される場合
のR6 の「炭素数1乃至4個のアルキル基」としてはメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル基があ
げられ、好適にはメチル、エチル、プロピル基である。
【0062】上記R6 の「置換基を有してよいフェニル
基」としてはフェニル、4−メトキシフェニル、4−フ
ルオロフェニル、2−フルオロフェニル基があげられ、
好適にはフェニル基、4−メトキシフェニル基である。
【0063】上記一般式のR4 が(VI)で示される場合
のR7 の「炭素数1乃至4個のアルキル基」としてはR
6 で示されるものと同様のものがあげられ、好適なもの
もR6 と同様のものである。
【0064】上記一般式のR4 が(VII)又は(VIII)で表
わされる場合のR8 の「炭素数1乃至12個のアルキル
基」としてはR1 と同様のものがあげられ、好適には、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル基で
ある。
【0065】R8 の「保護されてもよいカルボキシル基
で置換された炭素数1乃至12個のアルキル基」として
は、好適には、ベンジルオキシカルボニルメチル、カル
ボキシメチル、2−(ベンジルオキシカルボニル)エチ
ル、2−(メトキシカルボニル)エチル、2−カルボキ
シエチル、3−(ベンジルオキシカルボニル)プロピ
ル、3−エトキシカルボニルプロピル、3−カルボキシ
プロピル基があげられ、さらに好適には、2−(ベンジ
ルオキシカルボニル)エチル、2−カルボキシエチル基
である。
【0066】R8 の「1乃至5個のフッ素原子で置換さ
れた炭素数1乃至12個のアルキル基」としては、好適
には、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,
1,2,2,2−ペンタフルオロエチル、3,3,3−
トリフルオロプロピル基であり、さらに好適には、モノ
フルオロメチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメ
チル基である。
【0067】R8 の「炭素数1乃至10個のアルコキシ
基」としてはR2a,R2b,R2c及びR2dの場合のものと
同様のものがあげられ、好適にはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシ基である。
【0068】R8 の「炭素数7乃至10個のアラルキル
オキシ基」としてはベンジルオキシ、2−フェニルエチ
ルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ基があげられ、
好適にはベンジルオキシ基である。
【0069】R8 の「置換基を有してよいフェニル基」
としてはR6 で示されるものと同様のものがあげられ、
好適なものも同様のものである。
【0070】R8 の「置換基を有してもよいピペラジニ
ル基」としては4−メチル−2−ピペラジニル、2−ピ
ペラジニル基があげられる。
【0071】R8 の「置換基を有してもよいピペリジニ
ル基」としては2−ピペリジニル、3−メトキシ−6−
ピペリジニル、4−メトキシ−6−ピペリジニル基があ
げられ、好適には2−ピペリジニル基である。
【0072】R8 の「置換基を有してもよいピロリジニ
ル基」としては2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、
3−メトキシ−5−ピロリジニル基があげられ、好適に
は2−ピロリジノ基である。
【0073】R8 の「置換基を有してもよいモルホリニ
ル基」としては2−モルホリニル、3−モルホリニル、
4−メチル−2−モルホリニル、4−メチル−3−モル
ホリニル基があげられ、好適には3−モルホリニル基で
ある。
【0074】上記一般式のR4 が(IX)で表わされる場
合のR9 及びR10が示す「炭素数1乃至4個のアルキル
基」としてはR6 で示されるものと同様のものがあげら
れ、好適なものもR6 と同様のものである。
【0075】R9 及びR10が示す「一緒になって式−
(CH2 p4−基(式中p4は2乃至4の整数を示
す)」としてはエチレン、プロピレン基があげられ、好
適にはエチレンである。
【0076】式(I)において、R4 のベンゼン環上の
位置は、好適には、R3 に対して、m位であり、かつ、
NH基に対してo位であるか(すなわち、6位)又は、
3に対して、p位であり、かつ、アミノ基に対してm
位である(すなわち、5位)。
【0077】R4 全体として好適なものは、以下のもの
であり、各基名についている「5−」又は「6−」は後
述の化6式におけるR4 の結合位置を示す;5−カルバ
モイル、6−カルバモイル、5−N−メチルカルバモイ
ル、6−N−メチルカルバモイル、5−(カルバモイ
ル)メチル、5−(N−メチルカルバモイル)メチル、
5−(2−カルバモイル)エチル、5−(2−N−メチ
ルカルバモイル)エチル、5−(4−モルホリニル)カ
ルボニル、5−カルバモイルオキシメチル、5−(N−
メチルカルバモイル)オキシメチル、5−シアノ、5−
シアノメチル、6−シアノ、5−メチルスルホニルアミ
ノメチル、5−エチルスルホニルアミノメチル、5−ア
ミノカルボニルアミノメチル、5−(N−メチルアミ
ノ)カルボニルアミノメチル、5−(N−イソプロピル
アミノ)カルボニルアミノメチル、5−アセチルアミノ
カルボニル、5−プロピオニルアミノカルボニル、5−
(2−メチルプロピオニル)アミノカルボニル、5−
(3−ピリジル)カルボニルアミノカルボニル、5−
(2−ピリジル)アミノカルボニル、5−(3−ピリジ
ル)アミノカルボニル、5−スクシンイミドメチル及び
5−フタルイミドメチル基である。
【0078】また、本発明の化合物(I)に含まれるも
のの中に、不斉炭素が存在し、立体異性体が存在する
が、その各々、あるいはそれらの混合物のいずれも本発
明に包含される。
【0079】「その薬理上許容される塩」とは、本発明
の化合物(I)は、塩にすることができるので、その塩
をいい、そのような塩としては、好適にはナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金
属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル
塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無
機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モ
ルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキ
ルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカ
ミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチル
アミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベ
ンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロ
カイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジル−フェ
ネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニ
ウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩の
ような有機塩等のアミン塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭
化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸
塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸
塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン
酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホ
ン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸
塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フ
マ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸
塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リ
ジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸
塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げること
ができる。
【0080】又、本発明の化合物(I)は、大気中に放
置しておくことにより、水分を吸収し、吸着水が付いた
り、水和物となる場合があり、そのような塩も本発明に
包含される。
【0081】本発明の化合物のうち、好適なものとして
は、 1)R1 がn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシ
ル又はn−ヘプチルである化合物、 2)R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、隣接する2つが
メチレンジオキシ基又はエチレンジオキシ基であり、他
の2つが水素原子である化合物、 3)R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、2乃至3つがメ
トキシ基であり、他の1乃至2つが水素原子である化合
物、 4)R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、1つがメトキシ
基であり、もう1つが水酸基であり、他の2つが水素原
子である化合物、 5)R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメトキシ
基、他の1つがエトキシ基であり、残りの2つが水素原
子である化合物、 6)R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメトキシ基
であり、他の1つが1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル、1−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシ−2−メ
チルプロピル、1−ヒドロキシブチル又は1−ヒドロキ
シ−3−メチルブチル基であり、残りの2つが水素原子
である化合物、 7)R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメトキシ基
であり、他の1つがプロピオニル、2−メチル−1−オ
キソプロピル、ブチリル又は1−オキソ−3−メチルブ
チル基であり、残りの2つが水素原子である化合物、 8)R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメトキシ基
であり、他の1一つがイソプロピルスルホニル、イソブ
チルスルホニル又はブチルスルホニル基であり、残りの
2つが水素原子である化合物 9)R3 がイソプロピル、t−ブチル基である化合物、 10)R4 がカルバモイル、N−メチルカルバモイル、
カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、N−メ
チルカルバモイルメチル、2−N−メチルカルバモイル
エチル、カルバモイルオキシメチル、シアノ、シアノメ
チル、メチルスルホニルアミノメチル、エチルスルホニ
ルアミノメチル、アミノカルボニルアミノメチル、(N
−メチルアミノ)カルボニルアミノメチル、アセチルア
ミノカルボニル、プロピオニルアミノカルボニル、(2
−メチルプロピオニル)アミノカルボニル、3−(ピリ
ジル)アミノカルボニル、フタルイミドメチル基である
化合物、 11)nが0である化合物があげられる。本発明の代表
的化合物としては、例えば、表1に記載される化合物を
挙げることができるが、本発明はこれらの化合物に限定
されるものではない。
【0082】表1において、使用される略号は、以下の
とおりである。
【0083】Meはメチル基を、Etはエチル基を、Prはプ
ロピル基を、iPr はイソプロピル基を、Buはブチル基
を、tBu はtert−ブチル基を、Pnはペンチル基を、Hxは
ヘキシル基を、Hpはヘプチル基を、Ocはオクチル基を、
Dcはデシル基を、Ddc はドデシル基を、PhCH2 はベンジ
ル基を、Phはフェニル基を、Acはアセチル基を、Pyroは
ピロリジニル基を、Pipeはピペリジニル基を、Ppraはピ
ペラジニル基を、Morpはモルホリニル基を、Pyriはピリ
ジル基を、Pyrmはピリミジニル基を、Pyrzはピラジニル
基を、Pyzoはピラゾリル基を、Imidはイミダゾリル基
を、Thiaはチアゾリル基を、Triaは1,2,4−トリア
ゾリル基を、Nnはノニル基を、Phthはフタロイル基を、
Succはスクシニル基を、 iPnはイソペンチル基を、 iBu
はイソブチル基を、1-Para-4-Me は4−メチル−1−ピ
ペラジニル基を示す。
【0084】
【化6】
【0085】
【表1】 ──────────────────────────────────── No. R1 R2e R2f R2g R2h R2i R3 R4 n ──────────────────────────────────── 1 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CONH2 0 2 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CONHMe 0 3 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CONMe2 0 4 Pn -OCH2O- H H H iPr 6-CONH2 0 5 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 6 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 7 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CONHMe 1 8 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 9 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2OCONHMe
0 10 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH2 0 11 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHPr 0 12 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH=CH-CONH2 0 13 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH=CH-CH2OCONH2 0 14 Pn -O(CH2)2O- H H H iPr 6-CONMe2 0 15 Bu H -O(CH2)2O- H H tBu 5-(CH2)2CONMe2 0 16 Hx H -OCH2O- H H tBu 5-(CH2)3CONHMe 0 17 Bu H -OCH2O- H H tBu 5-(CH2)4CONMe2 0 18 Bu OMe H H H H tBu 5-CONH2 0 19 Pn OMe H H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 20 Pn OMe H H H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 21 Pn OMe H H H H iPr 6-CONMe2 0 22 Pn H OMe H H H tBu 5-CONHMe 0 23 Pn H H OMe H H tBu 5-CONH2 0 24 Pn H H OMe H H tBu 5-CH2OCONHMe 0 25 Bu OEt H H H H tBu 5-CONH2 0 26 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CONH2 0 27 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CONHMe 0 28 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 29 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CH2OCONHMe 0 30 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 31 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONHMe 0 32 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONMe2 0 33 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONHEt 0 34 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONHPr 0 35 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONHBu 0 36 Pn OMe H OMe H H iPr 6-CONH2 0 37 Pn OMe H OMe H H iPr 6-CONHMe 0 38 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONH2 0 39 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 40 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONMe2 0 41 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2CONH2 0 42 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 43 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)3CONHMe 0 44 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)4CONHMe 0 45 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH=CH-CONHMe 0 46 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONH2 0 47 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONHMe 0 48 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONMe2 0 49 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONHPr 0 50 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2OCONH2 0 51 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2OCONHMe 0 52 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)3OCONH2 0 53 Pn OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)3OCONMe2 0 54 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH=CH-CH2OCONH2 0 55 Pn OMe H OMe H H iPr 6-CH2OCONH2 0 56 Pn OMe H OMe H H iPr 6-CH2OCONHMe 0 57 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 58 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CONHMe 0 59 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CONMe2 0 60 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 61 Bu OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 62 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONHMe 0 63 Bu OMe H OMe H H iPr 6-(CH2)3OCONH2 0 64 Hx OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 65 Hx OMe H OMe H H tBu 5-CONHMe 0 66 Hx OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 67 Hx OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONH2
0 68 Hp OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 69 Oc OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 70 Pr OMe H OMe H H tBu 5-CONHEt 0 71 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH2 1 72 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHMe 1 73 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2OCONH2 1 74 Hx H -O(CH2)2O- H H tBu 5-CONH2 1 75 Pn H -OCH2- H H tBu 5-CONHPr 1 76 Pn OMe H H H H tBu 5-CONH2 1 77 Pn H OMe H H H tBu 5-CONHEt 1 78 Pn H H OMe H H tBu 5-CONHMe 1 79 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CONHMe 1 80 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CH2OCONH2 1 81 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CH2CONMe2 1 82 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 1 83 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONHMe 1 84 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CONMe2 1 85 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 1 86 Bu OMe H OMe H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 1 87 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONH2 1 88 Bu OMe H OMe H H tBu 5-CH2OCONHMe 1 89 Pn OMe H H OMe H tBu 5-CONH2 0 90 Pn OMe H H OMe H tBu 5-CONHMe 0 91 Pn OMe H H OMe H tBu 5-CH2CONHMe 0 92 Pn OMe H H OMe H tBu 5-CH2OCONH2 0 93 Pn OMe OMe OMe H H tBu 5-CONH2 0 94 Pn OMe OMe OMe H H tBu 5-CH2OCONH2 0 95 Pn OMe OMe OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 96 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CONH2 0 97 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CONHMe 0 98 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CONMe2 0 99 Pn OMe H OMe OMe H iPr 6-CONH2 0 100 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CH2CONHMe 0 101 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 102 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CONHMe 1 103 Pn OMe H OMe OMe H tBu 5-CH2OCONH2 0 104 Bu OMe H OMe OMe H tBu 5-CH2OCONHMe 0 105 Bu Cl H H H H tBu 5-CONH2 0 106 Pn Cl H H H H tBu 5-CONMe2 0 107 Pn Cl H H H H tBu 5-CONHMe 0 108 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 109 Pn Cl H H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 110 Pn H Cl H H H tBu 5-CONHMe 0 111 Bu H H Cl H H tBu 5-CH2CONHMe 0 112 Pn F H H H H tBu 5-CONH2 0 113 Pn F H H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 114 Pn Me H H H H tBu 5-CH=CH-CONHMe 0 115 Bu H H Me H H tBu 5-CH=CH-CH2OCONH2 0 116 Pn CF3 H H H H tBu 5-CONH2 0 117 Pn CF3 H H H H tBu 5-CONHMe 0 118 Pn CF3 H H H H tBu 5-CONHtBu 0 119 Pn CF3 H H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 120 Pn H CF3 H H H tBu 5-CONH2 0 121 Pr H H CF3 H H tBu 5-CONHEt 0 122 Pn NO2 H H H H tBu 5-CONH2 0 123 Oc OH OMe H H H tBu 5-CONH2 0 124 Pn OH OMe H H H tBu 5-CONHMe 0 125 Pn OH OMe H H H tBu 5-CONMe2 0 126 Pn OH OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 127 Pn OH OMe H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 128 Pn OMe H OH H H tBu 5-CONH2 0 129 Pn OMe H OH H H tBu 5-CONHMe 0 130 Pn OMe H OH H H tBu 5-CONMe2 0 131 Pn OMe H OH H H tBu 5-CH2CONHMe 0 132 Pn OMe H OH H H tBu 5-(CH2)2CONHMe 0 133 Pn OMe H OH H H tBu 5-CH2OCONH2 0 134 Pn OMe H Me H H tBu 5-CONHMe 0 135 Pn OMe H NMe2 H H tBu 5-CONH2 0 136 Pn OMe H NMe2 H H tBu 5-CONHMe 0 137 Pn OMe H NMe2 H H tBu 5-CH2CONHMe 0 138 Pn OMe OMe H NMe2 H tBu 5-CONH2 0 139 Pn OCH2OMe H H H H tBu 5-CONHMe 0 140 Bu OMe H OCH2Ph H H tBu 5-CONHMe 0 141 Bu OCH2Ph OMe H H H tBu 5-CONH2 0 142 Pn OMe H CN H H tBu 5-CONH2 0 143 Pn OMe H CN H H tBu 5-CH2CONHMe 0 144 Pn OMe H OMe CN H tBu 5-CONH2 0 145 Pn OMe H OMe CN H tBu 5-CH2CONHMe 0 146 Pn OMe H SMe H H tBu 5-CONH2 0 147 Pn OMe H S(O)Me H H tBu 5-CONH2 0 148 Pn OMe H SO2Me H H tBu 5-CONH2 0 149 Hx H H SO2Me H H tBu 5-CH=CH-CONH2 0 150 Pn -OCH2O- H H H Me 5-CONH2 0 151 Pn -OCH2O- H H H Et 5-CONH2 0 152 Pn -OCH2O- H H H Pn 5-CONH2 0 153 Pn -OCH2O- H H H Hx 5-CONH2 0 154 Dd -OCH2O- H H H tBu 5-CONH2 0 155 Ddc -OCH2O- H H H tBu 5-CONH2 0 156 Pn -OCH2O- H H H Me 5-CH2CONHMe 0 157 Pn -OCH2O- H H H Et 5-CH2CONHMe 0 158 Pn -OCH2O- H H H Pn 5-CH2CONHMe 0 159 Pn -OCH2O- H H H Hx 5-CH2CONHMe 0 160 Dd -OCH2O- H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 161 Ddc -OCH2O- H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 162 Pn OMe OMe H H H Me 5-CONH2 0 163 Pn OMe OMe H H H Et 5-CONH2 0 164 Pn OMe OMe H H H Pn 5-CONH2 0 165 Pn OMe OMe H H H Hx 5-CONH2 0 166 Dd OMe OMe H H H tBu 5-CONH2 0 167 Ddc OMe OMe H H H tBu 5-CONH2 0 168 Pn OMe OMe H H H Me 5-CH2CONHMe 0 169 Pn OMe OMe H H H Et 5-CH2CONHMe 0 170 Pn OMe OMe H H H Pn 5-CH2CONHMe 0 171 Pn OMe OMe H H H Hx 5-CH2CONHMe 0 172 Dd OMe OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 173 Ddc OMe OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 174 Pn OMe H OMe H H Me 5-CONH2 0 175 Pn OMe H OMe H H Et 5-CONH2 0 176 Pn OMe H OMe H H Pn 5-CONH2 0 177 Pn OMe H OMe H H Hx 5-CONH2 0 178 Dd OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 179 Ddc OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 180 Pn OMe H OMe H H Me 5-CH2CONHMe 0 181 Pn OMe H OMe H H Et 5-CH2CONHMe 0 182 Pn OMe H OMe H H Pn 5-CH2CONHMe 0 183 Pn OMe H OMe H H Hx 5-CH2CONHMe 0 184 Dd OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 185 Ddc OMe H OMe H H tBu 5-CH2CONHMe 0 186 Pn OMe H OH H H Me 5-CONH2 0 187 Pn OMe H OH H H Et 5-CONH2 0 188 Pn OMe H OH H H Pn 5-CONH2 0 189 Pn OMe H OH H H Hx 5-CONH2 0 190 Dd OMe H OH H H tBu 5-CONH2 0 191 Ddc OMe H OH H H tBu 5-CONH2 0 192 Pn OMe H OH H H Me 5-CH2CONHMe 0 193 Pn OMe H OH H H Et 5-CH2CONHMe 0 194 Pn OMe H OH H H Pn 5-CH2CONHMe 0 195 Pn OMe H OH H H Hx 5-CH2CONHMe 0 196 Dd OMe H OH H H tBu 5-CH2CONHMe 0 197 Ddc OMe H OH H H tBu 5-CH2CONHMe 0 198 Dd OH OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 199 Ddc OH OMe H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 200 Dd OH OMe H H H tBu 5-CONH2 0 201 Pn OMe H OMe Me H tBu 5-CONHMe 0 202 Pn OMe H OMe Me H tBu 5-CONH2 0 203 Pn OMe H Me H H tBu 5-CONH2 0 204 Pn OMe H Me H H tBu 5-CONHiBu 0 205 Pn OMe H Me H H tBu 5-CO-(1-Ppra-4-Me) 0 206 Pn OMe H Me H H tBu 5-CONHOMe 0 207 Pn OMe H CF3 H H tBu 5-CONH2 0 208 Hx CF3 H H H H tBu 5-CONH2 0 209 Pn CF3 H H H H tBu 5-CONHMe 0 210 iBu CF3 H H H H tBu 5-CH2CONHMe 0 211 Pn OMe H CH2OAc H H tBu 5-CONH2 0 212 Pr OMe H CH2OAc H H tBu 5-CONH2
0 213 Pr OMe H CH2OH H H tBu 5-CONH2 0 214 Pr OMe H CH2OH H H tBu 5-CH2CONH2 0 215 Bu OMe H CH2OH H H tBu 5-CH2CONHMe 0 216 Bu OMe H CH2OH H H tBu 5-CONH2 0 217 iBu OMe H CH2OAc H H tBu 5-CONH2 0 218 Pn OMe H CH2OH H H tBu 5-CONH2 0 219 Pn OMe H CH2OAc H H tBu 5-CONHMe 0 220 Pn OMe H CH2OH H H tBu 5-CONHMe 0 221 Pn OMe H CH(OH)Me H H tBu 5-CONH2 0 222 Pn OMe H C(OH)Me2 H H tBu 5-CONH2 0 223 iBu OMe H C(OH)Me2 H H tBu 5-CONH2 0 224 Bu OMe H C(OH)Me2 H H tBu 5-CONH2 0 225 Pr OMe H C(OH)Me2 H H tBu 5-CONH2 0 226 iPr OMe H C(OH)Me2 H H tBu 5-CONH2 0 227 Pn OMe H CHOH- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)2CH3 228 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 CH2CH3 229 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)3CH3 230 iBu OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)3CH3 231 Bu OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)3CH3 232 Bu OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)2CH3 233 iBu OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)2CH3 234 Pr OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)3CH3 235 iPr OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 (CH2)3CH3 236 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CH2CONH2 0 (CH2)2CH3 237 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CH2NHCONH2 0 (CH2)2CH3 238 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONHCOCH3 0 (CH2)2CH3 239 Hx OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CONH2 0 CH2CH3 240 Pr OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CH2CONH2 0 (CH2)2CH3 241 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CH2NHSO2CH3 0 (CH2)2CH3 242 Pn OMe H CH(OH)- H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 (CH2)2CH3 243 iPn OMe H CH(OH)- H H iPr 5-CN 0 (CH2)2CH3 244 Pn OMe H OMe COOH H tBu 5-CONH2 0 245 Pn OMe H OMe COOH H tBu 5-CONHMe 0 246 Pn OMe H OMe COOMe H tBu 5-CONHMe 0 247 Pn OMe H OMe CONMe2 H tBu 5-CONH2 0 248 Pn OMe H OMe CONH2 H tBu 5-CONH2 0 249 Pn OMe H OMe CONHMe H tBu 5-CONH2 0 250 Pn OMe H OMe COOMe H tBu 5-CONH2 0 251 Pn OMe H OMe CONH2 H tBu 5-CONHMe 0 252 Pn OMe H OMe CONHMe H tBu 5-CONHMe 0 253 Pn OMe H OMe CONMe2 H tBu 5-CONHMe 0 254 Pn OMe H OMe CONHBu H tBu 5-CONHMe 0 255 Pn OMe H OMe CO-1-Pyro H tBu 5-CONHMe 0 256 Pn OMe H OMe CO-1-Morp H tBu 5-CONHMe 0 257 Pn OMe H OMe COC2H5 H tBu 5-CONHMe 0 258 Pn OMe H OMe CONHPr H tBu 5-CONHMe 0 259 Pn OMe H OMe COCH3 H tBu 5-CONHMe 0 260 Hx OMe H OMe CONMe2 H tBu 5-CONHMe 0 261 Hx OMe H OMe CONMe2 H tBu 5-CH2CONHMe 0 262 Pn OMe H CONH2 H H tBu 5-CONHMe 0 263 Pn OMe H CONHMe H H tBu 5-CONHMe 0 264 Pn OMe H CONMe2 H H tBu 5-CONHMe 0 265 Pn OMe H CONMe2 H H tBu 5-CONH2 0 266 Pn OMe H CONHMe H H tBu 5-CONH2 0 267 Pn OMe H CONMe2 H H tBu 5-CH2CONH2 0 268 Pn OMe H CONEt2 H H tBu 5-CH2CONMe2 0 269 Hx OMe H CONMe2 H H tBu 5-CH2CONH2 0 270 Pn OMe H CO-1-Pipe H H tBu 5-CONH2 0 271 Pn OMe H CO-1-Morp H H tBu 5-CONH2 0 272 Pn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 273 Pn OMe H COCH3 H H tBu 5-CONH2 0 274 Pn OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 275 Pn OMe H CO(CH2)3CH3 H H tBu 5-CONH2 0 276 Hx OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 277 iBu OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 278 iBu OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CH2CONH2 0 279 Bu OMe H CO(CH2)3CH3 H H tBu 5-CONH2 0 280 Bu OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 281 Bu OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CH2CONH2 0 282 iBu OMe H CO(CH2)3CH3 H H tBu 5-CONH2 0 283 Pr OMe H CO(CH2)3CH3 H H tBu 5-CONH2 0 284 Pr OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CH2CONH2 0 285 iBu OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 286 Pn OMe H CO(CH2)3CH3 H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 287 Pn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CH2NHSO2CH3 0 288 Pn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONHCOCH3 0 289 Pn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CH2OCONH2 0 290 iPn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 291 Bu OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 292 iBu OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONH2 0 293 iPr OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CN 0 294 Pn OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONHCOEt 0 295 iBu OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONHCOiPr 0 296 Pn OMe H CO(CH2)2CH3 H H tBu 5-CONH2 1 297 Pn OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONH(CH2)2OMe 0 298 Pn OMe H COCH2CH3 H H tBu 5-CONH(3-Pyri) 0 299 Pn OMe H CHO H H tBu 5-CONH2 0 300 Pn OMe H CHO H H tBu 5-CONHMe 0 301 Pn OMe H COOH H H tBu 5-CONHMe 0 302 Pn OMe H COOH H H tBu 5-CONH2 0 303 iBu OMe H CHO H H tBu 5-CONH2 0 304 Bu OMe H CHO H H tBu 5-CONH2 0 305 iPr OMe H CHO H H tBu 5-CONH2 0 306 Pr OMe H CHO 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tBu 5-CONH2 0 547 Pn OMe H CH=N-OEt H H tBu 5-CONH2 0 548 Pn OMe H CH=N-O-iPr H H tBu 5-CONHMe 0 549 iBu OMe H CH=N-OPr H H tBu 5-CH2CONHMe 0 550 Pn OMe H SMe H H tBu 5-CONH2 0 551 Pn OMe H S(O)Me H H tBu 5-CONH2 0 552 Pn OMe H SO2Me H H tBu 5-CONH2 0 553 Pn OMe H SO2Et H H tBu 5-CONH2 0 554 Pn OMe H SO2Et H H tBu 5-CONHMe 0 555 Pn OMe H SO2Et H H tBu 5-CH2CONHMe 0 556 Pn OMe H SO2Pr H H tBu 5-CONH2 0 557 Pn OMe H SO2Pr H H tBu 5-CH2CONHMe 0 558 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONH2 0 559 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONHMe 0 560 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CONH2 0 561 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CONHMe 0 562 Pn OMe H SO2Pn H H tBu 5-CONH2 0 563 Pn OMe H SO2Pn H H tBu 5-CONHMe 0 564 iBu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONH2 0 565 iBu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONHMe 0 566 iBu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CONH2 0 567 iBu OMe H SO2Pn H H tBu 5-CONH2 0 568 iBu OMe H SO2Pn H H tBu 5-CH2CONH2 0 569 Bu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONH2 0 570 Bu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CONH2 0 571 Bu OMe H SO2Pn H H tBu 5-CONH2 0 572 Pr OMe H SO2Pn H H tBu 5-CONH2
0 573 Pr OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CONH2 0 574 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONHCOMe 0 575 Bu OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONHCOEt 0 576 Pr OMe H SO2Bu H H tBu 5-CONHCOiPr 0 577 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2NHCONHiPr 0 578 Pn OMe H SO2Bu H H tBu 5-CH2CN 0 579 Pn OMe H SO2iPr H H tBu 5-CONH2 0 580 iPn OMe H SO2iPr H H tBu 5-CONH2 0 581 Pn OMe H SO2Pr H H tBu 5-CONH2 1 582 Pn OMe H SO2iBu H H tBu 5-CONH2 0 583 iBu OMe H SO2iPr H H tBu 5-CONH2 0 584 iBu OMe H SO2Pr H H tBu 5-CONH2 0 585 Bu OMe H SO2iPr H H tBu 5-CONH2 0 586 Pn OMe H OMe SO2NMe2 H tBu 5-CONH2 0 587 Pn OMe H OMe SO2NMe2 H tBu 5-CONHMe 0 588 Pn OMe H OMe SO2NEt2 H tBu 5-CONH2 0 589 Pn OMe H OMe SO2NHBu H tBu 5-CONH2 0 590 iBu OMe H OMe SO2NHPn H tBu 5-CH2CONH2 0 591 Bu OMe H OMe SO2NHPr H tBu 5-CH2CONHMe 0 592 Pn OMe H SO2NHBu H H tBu 5-CONHMe 0 593 Pn OMe H SO2NHPn H H tBu 5-CH2CONH2 0 594 Pn OMe H SO2NEt2 H H tBu 5-CH2CONHMe 0 595 Pn OMe H SO2NEt2 H H tBu 5-CONH2 0 596 Pn OMe H SO2NHBu H H tBu 5-CONH2 0 597 Bu OMe H SO2NHBu H H tBu 5-CONHCOMe 0 598 Pn Cl H OMe H H tBu 5-CONH2 0 599 Pn Cl H OCH2CH2OMe H H tBu 5-CH2CONH2 0 600 Pn Cl H OCH2CH2OEt H H tBu 5-CONHMe 0 601 iBu Cl H O(CH2)3SO2Pr H H tBu 5-CONH2 0 602 Bu Cl H O(CH2)3SO2Pr H H tBu 5-CH2CONHMe 0 603 Bu Cl H OMe H H iPr 5-CONH2 0 604 Pn Cl H OMe H H tBu 5-CONMe2 1 605 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NPhth 0 606 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NSucc 0 607 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCOCF3 0 608 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCOMe 0 609 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCOPh 0 610 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCO-(3-Pyri) 0 611 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCO-tBu 0 612 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCOOCH2Ph 0 613 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 614 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 615 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCONH2 0 616 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHSO2Me 0 617 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CN 0 618 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCOMe 0 619 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHSO2Et 0 620 iBu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 621 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHSO2Ph 0 622 Pr -O(CH2)2O- H H H iPr 5-CONHCOMe 0 623 iBu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CO-(4-Morp) 0 624 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHPh 0 625 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHiPr 0 626 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCO(2-Imid) 0 627 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH(2-Thia) 0 628 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH(2-Pyrz) 0 629 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CO-(1-Ppra) 0 630 iBu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CO-(1-Pipe) 0 631 Pr -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CO-(1-Pyro) 0 632 iPr -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHCO(2-Pyrm) 0 633 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH(2-Imid) 0 634 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCH2(1-Tria) 0 635 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONH(3-Pyzo) 0 636 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCOEt 0 637 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCOiPr 0 638 iBu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2CH2CONHMe 0 639 iPr -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2CH2CONHMe 0 640 Pn -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CH2NHSO2Me 0 641 iBu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCO(2-Pyro) 0 642 Bu -O(CH2)2O- H H H tBu 5-CONHCO(2-Pipe) 0 643 iBu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2OCONH2 0 644 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 645 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NHSO2Me 0 646 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NHCO-(3-Pyri) 0 647 Bu -OCH2O- H H H iPr 5-CH2CONH2 0 648 iBu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NSucc 0 649 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CONHCOMe 0 650 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NHCONHiPr 0 651 iBu -OCH2O- H H H tBu 5-CH2NHCO-(3-Pyri) 0 652 iBu -OCH2O- H H H tBu 5-CO-(4-Morp) 0 653 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CO-(4-Morp) 0 654 iBu -OCH2O- H H H tBu 5-CONHCOEt 0 655 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CONHCOiPr 0 656 Bu -OCH2O- H H H tBu 5-CN 0 657 Pn -OCH2O- H H H tBu 5-CN 1 658 Pn OMe H CH(OH)iPr H H tBu 5-CONH2 0 659 Pn OMe H CH(OH)iBu H H tBu 5-CONH2 0 660 Pn OMe H COiPr H H tBu 5-CONH2 0 661 Pn OMe H COiBu H H tBu 5-CONH2 0 662 iPn OMe H OMe H H tBu 5-CONH2 0 663 Pn OH OMe H H H tBu 5-CONH2 0 664 Pn OMe H OCH2COCH3 H H tBu 5-CONHMe 0 665 Bu OMe H O(CH2)3SO2Pr H H tBu 5-CONH2 0 666 Bu OMe H O(CH2)3SO2Pr H Cl tBu 5-CONH2 0 667 iBu OMe H COEt H H tBu 5-CONH2 0 668 iBu OMe H CH(OH)Et H H tBu 5-CONH2 0 669 Pn OMe H OMe H H iPr 6-CN 0 670 Pn OMe H SO2 iPr H H tBu 5-CH2CN 0 671 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2CN 1 672 Pn OMe H OMe H H tBu 5-CH2NHCONHMe 0 673 Pr OMe H COPr H H tBu 5-CONH2 674 Pr OMe H CH(OH)Pr H H tBu 5-CONH2 675 Pr OMe H COiPr H H tBu 5-CONH2 676 Pr OMe H CH(OH)iPr H H tBu 5-CONH2 677 Bu OMe H SO2 iPr H H tBu 5-CH2CONH2 678 Pn OMe OMe OMe H H tBu 5-CONH-(3-Pyzo) 679 Pn OMe OMe H H H tBu 5-CONH-(3-Pyzo) ──────────────────────────────────── 上記例示化合物のうちで、好適な化合物としては、1、
2、3、5、6、7、8、10、26、27、28、3
0、31、32、36、37、38、39、42、4
6、55、57、58、59、60、64、65、7
1、72、76、82、83、85、93、96、9
7、98、100、101、103、104、105、
117、120、124、129、131、135、1
38、222、227、229、230、233、23
8、252、272、275、277、280、28
1、285、288、343、346、353、35
5、356、357、358、363、365、38
4、386、387、390、392、393、39
4、400、407、408、415、419、44
3、448、452、453、455、459、46
0、461、465、472、481、487、50
4、505、508、528、564、565、56
9、578、579、582、583、585、58
9、592、598、605、610、616、61
8、625、636、644、645、646、64
9、658、660、662、665、667、66
9、670、671、672及び677があげられ、よ
り好適な化合物としては、1、5、10、26、27、
28、30、31、36、38、39、42、46、5
7、58、59、60、64、71、82、83、9
3、96、97、98、101、103、124、12
9、131、135、138、222、227、22
9、252、272、281、288、343、35
5、356、358、363、384、386、38
7、390、392、393、394、407、40
8、415、419、443、448、452、45
5、460、465、508、579、585、60
5、618、625、644、658、660、66
2、669、672及び677があげられ、最も好適な
化合物としては、N−[2−t−ブチル−5−(N’−
メチルカルバモイルメチル)フェニル]−3−(2,3
−メチレンジオキシフェニル)オクタンアミド(例示番
号5)、N−[2−t−ブチル−5−(N’−メチルカ
ルバモイルメチル)フェニル]−3−(2,3−ジメト
キシフェニル)オクタンアミド(例示番号28)、N−
(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−
(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド(例示
番号30)、N−(2−t−ブチル−5−N′−メチル
カルバモイルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフ
ェニル)オクタンアミド(例示番号31)、N−[2−
t−ブチル−5−(カルバモイルメチル)フェニル]−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示番号38)、N−[2−t−ブチル−5−(N’
−メチルカルバモイルメチル)フェニル]−3−(2,
4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド(例示番号3
9)、N−[2−t−ブチル−5−[2−(N’−メチ
ルカルバモイル)エチル]フェニル]−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド(例示番号4
2)、N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイルオキ
シメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)オクタンアミド(例示番号46)、N−(2−t
−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−(2,4
−ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド(例示番号5
7)、N−[2−t−ブチル−5−(N’−メチルカル
バモイルメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキ
シフェニル)ヘプタンアミド(例示番号60)、N−
(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−
(2,4−ジメトキシフェニル)ノナンアミド(例示番
号64)、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフ
ェニル)−N’−[2−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)ヘプチル]ウレア(例示番号82)、N−(2−t
−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−(2,
3,4−トリメトキシフェニル)オクタンアミド(例示
番号93)、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイル
フェニル)−3−(2,4,5−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド(例示番号96)N−(2−t−ブ
チル−5−カルバモイルフェニル)−3−[4−(1−
ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−メトキシフェニ
ル]オクタンアミド(例示番号222)、N−(2−t
−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−[4−
(1−ヒドロキシブチル)−2−メトキシフェニル]オ
クタンアミド(例示番号227)、N−(2−t−ブチ
ル−5−カルバモイルフェニル)−3−(4−ブチリル
−2−メトキシフェニル)オクタンアミド(例示番号2
72)、N−(2−t−ブチル−5−アセチルアミノカ
ルボニルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド(例示番号356)、N−[2−t
−ブチル−5−(2−メチルプロパノイル)アミノカル
ボニルフェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド(例示番号387)、N−(2−t
−ブチル−5−プロパノイルアミノカルボニルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド(例示番号392)、N−(2−t−ブチル−5−
アセチルアミノカルボニルフェニル)−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド(例示番号39
4)、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニ
ル)−3−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)オ
クタンアミド(例示番号408)、N−[2−t−ブチ
ル−5−(2−カルバモイルエチル)フェニル]−3−
(2,4,5−トリメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示番号448)、N−(2−t−ブチル−5−カル
バモイルフェニル)−3−(4−イソプロピルスルホニ
ル−2−メトキシフェニル)オクタンアミド(例示番号
579)、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフ
ェニル)−3−[4−イソブチリル−2−メチルプロピ
ル)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド(例示番
号660)及びN−(2−t−ブチル−5−カルバモイ
ルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−
6−メチルヘプタンアミド(例示番号662)があげら
れる。
【0086】
【発明の実施の形態】本発明の化合物は以下に記載され
る方法によって製造することができる。
【0087】
【化7】
【0088】
【化8】
【0089】
【化9】
【0090】
【化10】
【0091】
【化11】
【0092】
【化12】
【0093】
【化13】
【0094】
【化14】
【0095】
【化15】
【0096】
【化16】
【0097】
【化17】
【0098】
【化18】
【0099】
【化19】
【0100】
【化20】
【0101】
【化21】
【0102】上記工程表において、R1 、R2a、R2b
2c、R2d、R3 、R5a、R5b、A1 、A2 及びnは前
述のものと同意義を示し、W1 はカルボキシ基の保護基
(好適にはメチル、エチル、t−ブチル基のような低級
アルキル基、アリル基のような低級アルケニル基、メト
キシメチル、ベンジル基のような置換メチル基があげら
れ、さらに好適にはメチル及びエチル基である)を示
し、W2 は水酸基の保護基(好適にはトリアルキルシリ
ル基、特にt−ブチルジメチルシリル基である)を示
し、R4aはR4 (R4 は前述のものと同意義)、A1
OOW1 基(A1 及びW1 は前述のものと同意義)又は
2 OW2 基(A2 及びW2 は前述のものと同意義)を
示し、R11は炭素数1乃至12個のアルキル基を示し、
a はアルキルスルホニルオキシ基(好適にはメタンス
ルホニルオキシ基)、アリールスルホニルオキシ基(好
適にはp−トルエンスルホニルオキシ基)又はハロゲノ
基(好適にはクロロ、ブロモ、ヨード基)を示し、Xb
はハロゲンイオン(好適にはヨードイオン、ブロモイオ
ン、クロロイオン)、X1 は水酸基又はハロゲノ基(好
適にはクロロ、ブロモ基)を示す。
【0103】(第1工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、縮合剤及び塩基を用い、化合
物(2A)を化合物(2B)と反応させ、本発明の化合
物(1a)を製造する工程である。
【0104】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;酢
酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよ
うなエーテル類;アセトン、メチルエチルケトンのよう
なケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;ア
セトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類があげ
られ、さらに好適にはニトリル類(特にアセトニトリ
ル)、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロゲン化
炭化水素類(特にジクロロメタン)及びエーテル類(特
にテトラヒドロフラン)である。
【0105】使用される縮合剤としては、例えば、アゾ
ジカルボン酸ジエチルエステル−トリフェニルホスフィ
ンのようなアゾジカルボン酸ジ低級アルキルエステル−
トリフェニルホスフィン類、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)のようなN,N′−ジシク
ロアルキルカルボジイミド類、2−クロル−1−メチル
ピリジニウムヨーダイドのような2−ハロ−1−低級ア
ルキルピリジニウムハライド類、ジフェニルホスホリル
アジド(DPPA)のようなジアリールホスホリルアジ
ド類、クロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチルのよう
なクロロ蟻酸エステル類、ジエチルホスホリルクロリド
のようなホスホリルクロリド類、N,N′−カルボジイ
ミダゾール(CDI)のようなイミダゾール誘導体、1
−エチル−3−(3−ジエチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩(EDAPC)のようなカルボジイミド
誘導体、2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホ
ニルクロリドのようなスルホニルクロリド誘導体があげ
られ、好適にはDCC、CDI、2−クロル−1−メチ
ルピリジニウム ヨーダイド、クロロ蟻酸イソブチル、
ジエチルホスホリルクロリドである。
【0106】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エ
ン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類
があげられ、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン及び4−ピロリジノピリジン
である。
【0107】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至120℃である。
【0108】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には1乃至24時間である。
【0109】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0110】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0111】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0112】なお、本工程においては、アミン(2B)
の代わりにアミン(2B)の塩酸などの無機酸塩、トシ
ル酸などの有機酸塩を用いることができ、その場合には
トリエチルアミンなどの有機三級アミンを共存させて反
応を行えばよい。また、化合物(2B)のR5a、R5b
ともに水素原子の場合には、反応に用いる溶剤に溶解し
たアンモニア又はアンモニア水を用いることもできる。
【0113】(第2工程)カルバモイル化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(3)をカルバモイル
化試薬と反応させ、本発明化合物(1b)を製造する工
程である。R5a、R5bがともに水素原子の場合、R5a
はR5bのいずれかが水素原子で、もう一方が水素原子以
外の基の場合、R5a、R5bがともに水素原子以外の基の
場合の三つの場合において用いるカルバモイル化試薬が
異なる。
【0114】(2a)R5a、R5bがともに水素原子の場
合 カルバモイル化試薬としてはクロロスルホニルイソシア
ナート又はトリクロロアセチルイソシアナートを用い
る。
【0115】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものならば特に限定な
いが、好適にはベンゼン、トルエン、キシレンのような
芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジ
クロロエタンのようなハロゲン化炭素類;ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タンのようなエーテル類;アセトニトリルのようなニト
リル類があげられ、さらに好適には芳香族炭化水素類
(特にベンゼン)エーテル類(特にテトラヒドロフラ
ン、及びジメトキシエタン)、アセトニトリルである。
【0116】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが通常−40乃至80℃であり好適には−20乃至
50℃である。
【0117】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常10分乃至48時間であり、好
適には20分乃至12時間である。
【0118】反応終了後、反応混合物を緩衝液(pH7
付近)又は炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩を含
むメタノール−水混合溶液に注ぎ、10分乃至1時間室
温で攪拌した後、酢酸エチルのような水と混和しない有
機溶媒で目的化合物を抽出し、抽出液を水洗、乾燥後溶
剤を留去することによって得られる。
【0119】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿、又はクロマトグラフィー等によ
って精製できる。
【0120】(2b)R5a又はR5bのいづれかが水素原
子で、もう一方が水素原子以外の基の場合 カルバモイル化試薬としてイソシアナートを用いる。
【0121】使用される溶剤としては、工程2aで用い
たものと同様のものが挙げられる。反応温度は、溶剤、
原料、試薬等によって異なるが通常−40乃至120℃
であり好適には室温乃至100℃である。
【0122】反応時間は工程2aの場合と同様の時間が
好適である。
【0123】反応終了後、反応液を水に注ぎ、酢酸エチ
ルのような水と混和しない有機溶媒で抽出し、水洗後、
無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去すること
によって得られる。
【0124】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0125】(2c)R5a、R5bがともに水素原子以外
の基の場合 カルバモイル化試薬としては、カルバモイルクロリドを
用い、塩基の存在下反応させる。
【0126】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エ
ン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類
があげられ、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン及び4−ピロリジノピリジン
である。
【0127】使用される溶剤としては工程2aで用いた
ものと同様のものが挙げられる。
【0128】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至120℃である。
【0129】反応温度は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には1乃至24時間である。
【0130】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0131】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥し、溶剤を留去することによって得
られる。
【0132】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0133】(第3工程)縮合 本工程は不活性溶剤中、化合物(4a)〔化合物(4
c)又は(4d)あるいはそれらの酸塩化物〕に化合物
(5a)〔化合物(5b)、(5c)、(5d)、(5
e)、(5f)、(56)、(57)、(60)、(6
5)など〕を反応させて、化合物(1c)を製造する工
程である。
【0134】(3a)X1 が水酸基の場合 使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロ
エタンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢
酸プロピルのようなエステル類;ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類;
ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリ
ル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホ
スホロトリアミドのようなアミド類があげられ、さらに
好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロゲ
ン化炭化水素類(特にメチレンクロリド)及びエーテル
類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0135】使用される縮合剤としては、例えば、アゾ
ジカルボン酸ジエチルエステル−トリフェニルホスフィ
ンのようなアゾジカルボン酸ジ低級アルキルエステル−
トリフェニルホスフィン類、N,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(DCC)のようなN,N′−ジシク
ロアルキルカルボジイミド類、2−クロル−1−メチル
ピリジニウムヨーダイドのような2−ハロ−1−低級ア
ルキルピリジニウムハライド類、ジフェニルホスホリル
アジド(DPPA)のようなジアリールホスホリルアジ
ド類、2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ルクロリドのようなスルホニルクロリド類;ジエチルホ
スホリルクロリドのようなホスホリルクロリド類、N,
N′−カルボジイミダゾール(CDI)のようなイミダ
ゾール誘導体、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDAPC)のよう
なカルボジイミド誘導体があげられ、好適にはDCC、
2−クロル−1−メチルピリジニウム ヨーダイド、ジ
エチルホスホリルクロリドである。
【0136】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エ
ン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン
(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類
があげられ、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、ピリジン及び4−ピロリジノピリジン
である。
【0137】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至120℃である。
【0138】(3b)X1 がハロゲノ基の場合 使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;
メチレンクロリド、クロロホルム、ジクロロエタンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル
のようなエステル類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類、:アセト
ン、メチルエチルケトンのようなケトン類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類があげられ、好適に
は、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロゲン化炭
化水素類(特にメチレンクロリド)である。
【0139】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5
−エン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類
があげられ、好適にはピリジン、N,N−ジメチルアニ
リンである。
【0140】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−78乃至50℃であり、好適には−4
0乃至25℃である。
【0141】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、5分乃至24時間であり、好
適には10分乃至24時間である。
【0142】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0143】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得
られる。
【0144】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0145】(第4工程及び第5工程)イソシアナート
化 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(4
b)〔(4c)又は(4d)〕に、アジ化ジフェニルホ
スホリルを反応させて、化合物(6)を経て、化合物
(7)を製造する工程である。
【0146】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;ジクロロエタンのようなハロ
ゲン化炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエー
テルのようなエーテル類;アセトニトリル、イソブチロ
ニトリルのようなニトリル類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミ
ドのようなアミド類があげられ、好適には芳香族炭化水
素類(特にベンゼン、トルエン)、エーテル類(特にテ
トラヒドロフラン)である。
【0147】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リンのような有機塩基類があげられ、好適にはトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンである。
【0148】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、50乃至150℃であり、好適には70
乃至120℃である。
【0149】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、30分乃至24時間であり、
好適には1乃至12時間である。
【0150】反応終了後、本反応の目的化合物は不安定
なため、精製せず、そのまま、次の工程で使用する。
【0151】(第6工程)ウレア化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(7)に、化合物(5
a)を反応させて、本発明化合物を含む(Id)を製造
する工程である。
【0152】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、ジクロロ
エタンのようなハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル
類があげられ、さらに好適には芳香族炭化水素類(特に
ベンゼン、トルエン)である。
【0153】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至100℃である。
【0154】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には1乃至24時間である。
【0155】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0156】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得
られる。
【0157】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0158】(第7工程)脱保護 本工程は、不活性溶剤中、化合物(8)のカルボキシ基
の保護基W1 を除去することにより化合物(9)を製造
する工程である。
【0159】保護基の除去については、“Protec
tive Group in Organic Syn
thesis”,2nd edition,T.W.G
reene&P.G.M.Wut;John Wile
y and Sons.Inc.,New York
(1991)に記載される方法と同様により行うことが
できる。
【0160】例えばW1 がメチル、エチル基のような低
級アルキル基の場合、塩基の存在下加水分解することに
より達成される。
【0161】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質である程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適にはメタノール、エタノールのようなア
ルコール類;アルコールと水の混合溶媒である。
【0162】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム
のようなアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金
属酸化物があげられ、好適には水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムである。
【0163】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至100℃である。
【0164】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、30分乃至24時間であり、
好適には1乃至10時間である。
【0165】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応液に
水を加えた後、塩酸のような酸を用いて酸性にし、エー
テルのような水と混合しない有機溶媒で抽出し、水洗
後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去する
ことにより目的化合物を得ることができる。
【0166】(第8工程)脱保護 本工程は、不活性溶剤中、化合物(10)の水酸基の保
護基W2 を除去することにより化合物(11)を製造す
る工程である。
【0167】保護基の除去については第7工程の説明で
述べた成書に従い、行うことができる。
【0168】例えば、W2 がt−ブチルジメチルシリル
基の場合、塩酸のような無機酸又はテトラブチルアンモ
ニウムフルオリドのようなフッ素イオンを発生させる試
薬を用いる。
【0169】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホ
ルム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタンのようなエーテル類;メタノール、エ
タノールのようなアルコール類;アセトニトリル、イソ
ブチロニトリルのようなニトリル類があげられ、好適に
は芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、エーテル類(特
にテトラヒドロフラン)及びアルコール類(特にメタノ
ール)である。
【0170】反応温度及び反応時間は、試薬等により異
なるが、好適には室温乃至50℃で、1乃至24時間で
ある。
【0171】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0172】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、エーテ
ルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無
水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去することに
よって得られる。
【0173】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0174】(第9工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(12)に、水酸基の
保護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt
−ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合
物(13)を製造する工程である。
【0175】保護基の導入については、第7工程の説明
で述べた成書に従い、行うことができる。
【0176】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ジクロロエメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
メトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類があげら
れ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタ
ン)、エーテル類(特にテトラヒドロフラン)及びアミ
ド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0177】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−20乃至100℃であり、好適には0
乃至50℃である。
【0178】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には30分乃至24時間である。
【0179】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0180】例えば、酢酸エチルのような水と混和しな
い有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マグネシウム等で
乾燥し、溶剤を留去することによって得られる。
【0181】(第10工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(13)に、還元剤を
反応させて、化合物(5b)を製造する工程である。
【0182】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、メタノール、エタノールのような
アルコール類;水があげられ、好適にはアルコール類で
ある。
【0183】使用される還元剤としては、亜鉛/酢酸、
鉄/塩酸、錫/塩酸又はPd/cなどを触媒として用い
る水素(接触還元)があげられ、好適には亜鉛/酢酸又
は接触還元である。
【0184】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−20乃至150℃であり、好適には0
乃至100℃である。
【0185】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至24時間であり、
好適には20分乃至12時間である。
【0186】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0187】例えば、亜鉛を用いる還元の場合には反応
混合物をアルカリ性とし、又、不溶物が存在する場合に
は濾過により除去した後、酢酸エチルのような水と混和
しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥し、溶剤を留去することによって得られる。
【0188】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0189】(第11工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(1
4)に、2−ジエチルホスホノ酢酸エチルエステルのよ
うなウィティッヒーホーナー試薬を反応させて、化合物
(15)を製造する工程である。
【0190】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼンのような芳香族炭化水素
類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシ
ド、スルホランのようなスルホキシド類があげられ、好
適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)、アミド
類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0191】使用される塩基としては、化合物の他の部
分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好
適には、水素化ナトリウム、水素化リチウムのような金
属水素化物があげられる。
【0192】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−20乃至120℃であり、好適には0
乃至80℃である。
【0193】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至48時間であり、
好適には1乃至24時間である。
【0194】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0195】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、酢酸エ
チルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、
無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去すること
によって得られる。
【0196】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0197】(第12工程)エステル基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(15)に、還元剤を
反応させて、化合物(16)を製造する工程である。
【0198】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテ
ル類;メタノール、エタノールのようなアルコール類が
あげられ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラ
ン)、アルコール類(特にメタノール)である。
【0199】使用される還元剤としては、好適には、水
素化ジイソブチルアルミニウム又は水素化ホウ素ナトリ
ウムである。
【0200】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−20乃至100℃であり、好適には0
乃至80℃である。
【0201】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、10分乃至24時間であり、
好適には1乃至10時間である。
【0202】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0203】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、酢酸エ
チルのような水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、
無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去すること
によって得られる。
【0204】(第13工程)保護基の導入 本工程は、不活性剤中、化合物(16)に水酸基の保護
剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt−ブ
チルジメチルシリルクロリド)を反応させて、化合物
(17)を製造する工程である。
【0205】本工程は第9工程と同様にして行うことが
できる。
【0206】(第14工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(17)に還元剤を反
応させて化合物(5c)を製造する工程である。
【0207】本工程は第10工程と同様にして行うこと
ができる。
【0208】(第15工程)二重結合の還元 本工程は不活性溶剤中、化合物(5c)に、還元剤を反
応させて、化合物(5d)を製造する工程である。
【0209】使用される溶剤としては、メタノール、エ
タノールのようなアルコール類(特にエタノール)又は
ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテ
ル類が好適である。
【0210】使用される還元剤としては、水素(Pdを
触媒として用いる)が好適である。反応温度は、好適に
は10℃乃至80℃である。
【0211】反応時間は化合物、反応温度等により異な
るが、好適には1乃至10時間である。
【0212】反応終了後、触媒を濾去し、溶剤を留去す
ることによって目的化合物が得られる。
【0213】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により単離精製することもできる。
【0214】(第16工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物
(12)に、アルキル又はアリールスルホニルハライド
(好適には、メタンスルホニルクロリド又はp−トルエ
ンスルホニルクロリド)を反応させて、化合物(18)
を製造する工程である。
【0215】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼンのような芳香族炭化水素
類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン
化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類
があげられ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に、メ
チレンクロリド、ジクロロエタン)である。
【0216】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リンのような有機塩基類があげられ、好適にはトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンである。
【0217】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−20乃至50℃であり、好適には0乃
至25℃である。
【0218】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、5分乃至10時間であり、好
適には10分乃至3時間である。
【0219】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0220】例えば、反応混合物に、酢酸エチルのよう
な水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マ
グネシウム等で乾燥し、溶剤を留去することによって得
られる。
【0221】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0222】また、化合物(18)のXa がクロロ基又
はブロモ基のような脱離基の場合には、化合物(12)
に、トリフェニルホスフィンの存在下、四塩化炭素又は
四臭化炭素を反応させることによって、化合物(18)
を製造することができる。
【0223】使用される溶媒としては反応を阻害せず、
出発物質をある程度溶解するものであれば、特に限定な
いが好適には、ベンゼンのような芳香族炭化水素類、メ
チレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのよう
なエーテル類があげられ、好適にはテトラヒドロフラン
又はメチレンクロリドである。
【0224】反応温度は溶剤、原料、試薬、反応温度等
により異なるが、通常0乃至100℃であり、好適には
20乃至50℃である。
【0225】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
により異なるが、通常5分乃至10時間であり、好適に
は10分乃至5時間である。
【0226】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0227】(第17工程)シアノ化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(18)をシアン化物
(好適にはシアン化ナトリウム又はシアン化カリウムで
ある)と反応させ、化合物(19)を製造する工程であ
る。
【0228】使用される溶剤としては反応を阻害せず出
発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、好適にはN,N−ジメチルホルミアミドのようなア
ミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類
があげられ、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド又
はジメチルスルホキシドである。
【0229】反応温度は溶剤、原料、試薬等により異な
るが通常0乃至100℃であり、好適には0乃至70℃
である。
【0230】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
により異なるが通常30分乃至48時間であり、好適に
は1時間乃至24時間である。
【0231】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0232】例えば、反応混合物に酢酸エチルのような
水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥し、溶剤を留去することによって得ら
れる。
【0233】(第18工程)シアノ基の加水分解 本工程は、不活性溶剤中化合物(19)を酸触媒存在下
加水分解し化合物(20)を製造する工程である。
【0234】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、水;酢酸などの有機カルボン酸;
有機酸と水との混合溶剤があげられ、好適には水であ
る。
【0235】使用される酸触媒としては硫酸、塩酸、臭
化水素等などがあげられ、好適には硫酸である。
【0236】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、25乃至200℃であり、好適には50
乃至180℃である。
【0237】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常0.5乃至5時間であり、好適
には1時間乃至4時間である。
【0238】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物を氷水の中に注ぎ、ジクロロメタンのような水と混和
しない有機溶剤で抽出し、抽出液を水洗、乾燥すること
により得ることができる。
【0239】(第19工程)カルボキシル基の還元 本工程はテトラヒドロフランのような不活性溶剤中化合
物(20)を還元剤と反応させ化合物(21)を製造す
る工程である。
【0240】使用される還元剤としてはボラン又はボラ
ンジメチルスルフィド錯体のようなボランとの錯体があ
げられ、好適にはボランジメチルスルフィド錯体であ
る。
【0241】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、過剰の試
薬をメタノールを加えて分解し、溶剤を留去した後、水
を加え、酢酸エチルのような水と混和しない溶剤で抽出
し、抽出液を水洗、乾燥することにより得ることができ
る。
【0242】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により単離精製できる。
【0243】(第20工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中化合物(21)に、水酸基の保
護剤(好適にはトリアルキルシリルハライド、特にt−
ブチルジメチルシリルクロリド)を反応させて化合物
(22)を製造する工程である。
【0244】なお、本工程は、第9工程と同様にして行
うことができる。
【0245】(第21工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(22)に、還元剤を
反応させて、化合物(5e)を製造する工程である。
【0246】なお、本工程は、第10工程と同様にして
行うことができる。
【0247】(第22工程)保護基の導入 本工程は、不活性溶剤中、化合物(23)にカルボキシ
基の保護剤(好適にはメタノール、エタノール基のよう
な低級アルコール)を反応させて、化合物(24)を製
造する工程である。
【0248】化合物(23)から常法により得られる酸
クロリドを、塩基の存在下、低級アルコールと反応させ
ることにより達成される。
【0249】使用される溶剤としては、ベンゼンのよう
な芳香族炭化水素類;テトラヒドロフランのようなエー
テル類;ジクロロメタンのようなハロゲン化炭素があげ
られ、好適にはジクロロメタンである。
【0250】使用される塩基としては、トリエチルアミ
ン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリンなどの有機塩
基があげられ、好適にはピリジンである。
【0251】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、第3b工
程と同様によって行われる。
【0252】(第23工程)ニトロ基の還元 本工程は、不活性溶剤中化合物(24)に還元剤を反応
させて化合物(5f)を製造する工程である。
【0253】なお、本工程は、第10工程と同様にして
行うことができる。
【0254】(第24工程)アルキル化 本工程は、不活性溶剤中、N−クロロコハク酸イミドの
存在下、化合物(25)と、ジメチルスルフィドを反応
させ、さらにトリエチルアミノのような有機塩基で処理
することによって、化合物(26)を製造する方法であ
る。
【0255】使用される溶剤としては、メチレンクロリ
ド又はクロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類であ
る。
【0256】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
で、1乃至24時間である。
【0257】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0258】例えば、不溶物が存在する場合には濾過に
より除去した後、メチレンクロリドのような水と混和し
ない有機溶剤を加え、飽和重曹水、水で順次洗浄後、目
的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム
等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0259】(第25工程)酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(26)に、酸化剤を
反応させて、化合物(27)を製造する工程である。
【0260】使用される溶剤としては、好適には、メチ
レンクロリド又はクロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類又はメタノール、エタノールのようなアルコール
類である。
【0261】使用される酸化剤としては、好適にはm−
クロロ過安息香酸である。
【0262】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
(好適には室温)で、1乃至24時間である。
【0263】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0264】例えば、反応混合物に、不溶物が存在する
場合には濾過により除去した後、酢酸エチルのような水
と混和しない有機溶剤を加え、飽和重曹水、水で順次洗
浄後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去す
ることによって得られる。
【0265】(第26工程)クロル化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(27)に、塩化水素
を反応させて、化合物(28)を製造する工程である。
【0266】使用される溶剤としては、メチレンクロリ
ド、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンのようなハ
ロゲン化炭化水素類である。
【0267】反応温度及び反応時間は、使用される溶
剤、試薬等により異なるが、通常、−20乃至60℃
で、1乃至24時間である。
【0268】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0269】例えば、沈殿した目的化合物を濾取するこ
とによって得られる。
【0270】(第27工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、化合物(4a)に、化合物
(28)を反応させて、化合物を製造する方法である。
【0271】なお、本工程は、第3工程(3b)と同様
にして行うことができる。
【0272】(第28工程)酸素官能基の導入 本工程は、化合物(29)を酢酸などのカルボン酸のア
ルカリ金属塩と反応させて化合物(30)を製造する工
程である。
【0273】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド
類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類であ
る。
【0274】使用されるカルボン酸アルカリ金属塩とし
ては酢酸ナトリウム、酢酸カリウムが好適である。
【0275】必要に応じて、ヨウ化ナトリウムを使用す
ることにより反応を効率よく行うことができる。
【0276】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常0乃至150℃であり、好適には25乃至
100℃である。
【0277】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常1乃至5時間であり、好適には
1時間乃至3時間である。
【0278】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物に酢酸エチルのような水と混和しない溶剤を加え、そ
れを飽和重曹水、水で洗浄した後、硫酸マグネシウム等
で乾燥し、溶剤を留去することによって得られる。
【0279】(第29工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、塩基存在下、化合物(30)
を加水分解し化合物(31)を製造する方法である。
【0280】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適にはメタノール、エタノールのようなア
ルコール類;アルコールと水の混合溶媒である。
【0281】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化リチウム
のようなアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金
属水酸化物があげられ、好適には水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムである。
【0282】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、0乃至150℃であり、好適には25乃
至100℃である。
【0283】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、30分乃至24時間であり、
好適には1時間乃至10時間である。
【0284】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、エーテル
のような水と混和しない有機溶剤で希釈し水洗後、無水
硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶剤を留去することによ
り目的化合物を得ることができる。
【0285】(第30工程)Knoevenagel反
応 本工程は、不活性溶媒中、塩基及び酸触媒の存在下、化
合物(32)に、マロン酸ジエステルを反応させて、化
合物(33)を製造する工程である。
【0286】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類(特にベンゼン)である。
【0287】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば、特に限定はな
いが、好適には、ピロリジン、ピペリジンのような2級
アミン類である。
【0288】使用される酸としては、通常の反応におい
て酸として使用されるものであれば、特に限定はない
が、好適には、安息香酸、酢酸のような有機カルボン酸
である。
【0289】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、50乃至150℃であり、好適には80
乃至120℃である。
【0290】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、1乃至72時間であり、好適
には1時間乃至40時間である。
【0291】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。例えば、反応混合
物に酢酸エチルのような水と混和しない溶剤を加え、そ
れを飽和重層水、1N塩酸、水で順次洗浄した後、溶剤
を留去することによって得られる。
【0292】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により単離精製できる。
【0293】(第31工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(33)に、化合物
(34)のグリニャール試薬を反応させて、化合物(3
5)を製造する工程である。
【0294】使用される溶剤と試薬としては、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよ
うなエーテル類(特にテトラヒドロフラン及びジエチル
エーテル)が好適である。
【0295】反応温度は、好適には、−30乃至40℃
である。
【0296】反応時間は、化合物、反応温度等により異
なるが、通常、10分乃至2時間である。
【0297】反応終了後、たとえば、反応液に塩化アン
モニウム水溶液を注ぎ、水と混和しない溶剤、たとえば
ベンゼン、エーテル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液
を水洗乾燥後、抽出液より溶剤を留去することによって
得られる。
【0298】所望により、各種クロマトあるいは再結晶
法により、単離精製することもできる。
【0299】なお、本工程においては、ヨウ化銅(I)
の存在下、反応を行うと、収率の向上が見られる場合が
ある。
【0300】(第32工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(35)を加水分解
し、化合物(36)を製造する工程である。
【0301】なお本工程は、第7工程と同様にして行う
ことができる。
【0302】(第33工程)脱炭酸 本工程は、不活性溶剤中、化合物(36)を加熱するこ
とにより、化合物(4c)を製造する工程である。
【0303】使用される溶剤としては、反応を阻害せず
出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はな
いが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンのよう
な芳香族炭化水素類(特にキシレン)である。
【0304】反応温度は、原料等により異なるが、通
常、50乃至200℃であり、好適には70乃至150
℃である。
【0305】反応時間は、溶剤、原料、反応温度等によ
り異なるが、通常、30分乃至24時間であり、好適に
は1時間乃至10時間である。
【0306】反応終了後、本反応の目的化合物は溶剤を
留去することにより、採取される。得られた目的化合物
は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマ
トグラフィー等によって更に精製できる。
【0307】(第34工程)グリニャール反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(32)に、グリニャ
ール試薬(34)を反応させて、化合物(37)を製造
する工程である。
【0308】なお、本工程は第31工程と同様にして行
うことができるが、本工程においては、テトラブチルア
ンモニウムブロミドの存在下、反応を行うと収率の向上
が見られることがある。
【0309】(第35工程)ベンジルアルコールの酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(37)に、酸化剤を
反応させて、化合物(38)を製造する工程である。
【0310】使用される工程としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度有するものであれば特に限定さ
れないが、好適には、ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;酢
酸エチルのようなエステル類;ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのよう
なエーテル類;アセトン、メチルエチルケトンのような
ケトン類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのよう
なニトリル類があげられ、好適にはハロゲン化炭化水素
類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にテトラ
ヒドロフラン)である。
【0311】使用される酸化剤としては、通常、酸化反
応に使用されるものであれば特に限定はないが、好適に
は、二酸化マンガンのような酸化マンガン類;無水クロ
ム酸−ピリジン錯体のようなクロム酸化合物;DMSO
酸化に使用できる試薬類(ジメチルスルホキシドとジシ
クロヘキシルカルボジイミド、オキザリルクロリド、無
水酢酸若しくは五酸化燐との錯体又はピリジン−無水硫
酸の錯体);テトラプロピルアンモニウム過ルテナート
を触媒として用いる4−メチルモルホリン−4−オキシ
ドがあげられる。
【0312】反応温度は、溶剤、原料、試薬等により異
なるが、通常、−60乃至40℃である。
【0313】反応時間は、溶剤、原料、試薬、反応温度
等により異なるが、通常、1乃至16時間である。
【0314】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0315】(第36工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(3
8)に、2−ジエチルホスホノ酢酸エチルエステルのよ
うなウィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて、化合物
(39)を製造する工程である。
【0316】なお、本工程は第11工程と同様にして行
うことができる。
【0317】(第37工程)二重結合の還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(39)に還元剤を反
応させて、化合物(40)を製造する工程である。
【0318】なお、本工程は第15工程と同様にして行
うことができる。
【0319】(第38工程)加水分解 本工程は、不活性溶剤中、化合物(40)を加水分解
し、化合物(4d)を製造する工程である。
【0320】なお、本工程は第7工程と同様にして行う
ことができる。
【0321】(第39工程)アシル化 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(1
e)に化合物(41)を反応させて、本発明の化合物
(1f)を製造する工程である。
【0322】本反応に用いる原料化合物(41)は、エ
ーテル類(特にテトラヒドロフラン)、ニトリル類(特
にアセトニトリル)、芳香族炭化水素類(特にベンゼ
ン)、又はアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド)のような溶剤中、
N,N′−カルボニルジイミダゾールと化合物(41
a)を室温乃至60℃で10分乃至10時間反応させ得
ることができる。
【0323】使用される塩基としてはトリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、4−N,N−ジメチ
ルアミノピリジンのような有機塩基類、リチウムビスト
リメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチルシリ
ルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミドのような有機塩基のアルカリ
金属塩、カリウム t−ブトキシドのようなアルコール
のアルカリ金属塩があげられ、好適には4−N,N−ジ
メチルアミノピリジン、カリウムビストリメチルシリル
アミド、カリウム t−ブトキシドである。
【0324】使用される溶剤としては、エーテル類(特
にテトラヒドロフラン)、ニトリル類(特にアセトニト
リル)、芳香族炭化水素類(特にベンゼン、トルエン)
又はアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド)があげられる。
【0325】反応温度及び反応時間は溶剤、原料試薬等
により異なるが通常反応温度は−30°乃至120℃で
反応時間は10分間乃至1週間である。
【0326】なお本工程で用いる(41)の原料にあた
る(41a)の部分構造に二級アミノ基を含む場合に
は、それを4−ニトロベンジルオキシカルボニルクロリ
ド等の保護試薬を用い4−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル誘導体等に導き、本工程の反応を行い、その後保護
基を除去することによっても本工程を達成できる。
【0327】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0328】例えば、反応混合物に、水と酢酸エチルの
ような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0329】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0330】(第40工程)アシル化 本工程は、不活性溶剤中、カルボキシル基の活性化試薬
(特にN,N′−カルボニルジイミダゾール)と化合物
(9)を反応させ活性エステルを中間体として合成し、
それを塩基の存在下、化合物(42)と反応させて、本
発明の化合物(1f)を製造する工程である。
【0331】本工程の中間体である活性エステルは、エ
ーテル類(特にテトラヒドロフラン)、ニトリル類(特
にアセトニトリル)、芳香族炭化水素類(特にベンゼ
ン)、又はアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド)のような溶剤中、
N,N′−カルボニルジイミダゾールと化合物(9)を
室温乃至60℃で10分乃至10時間反応させ得ること
ができる。
【0332】使用される塩基としてはトリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、4−N,N−ジメチ
ルアミノピリジンのような有機塩基類、リチウムビスト
リメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメチルシリ
ルアミド、カリウムビストリメチルシリルアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミドのような有機塩基のアルカリ
金属塩、カリウム t−ブトキシドのようなアルコール
のアルカリ金属塩があげられ、好適には4−N,N−ジ
メチルアミノピリジン、カリウムビストリメチルシリル
アミド、カリウム t−ブトキシドである。
【0333】使用される溶剤としては、エーテル類(特
にテトラヒドロフラン)、ニトリル類(特にアセトニト
リル)、芳香族炭化水素類(特にベンゼン、トルエン)
又はアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド)があげられる。
【0334】反応温度及び反応時間は溶剤、原料試薬等
により異なるが、通常反応温度は−30°乃至120℃
で反応時間は10分間乃至1週間である。
【0335】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0336】例えば、反応混合物に、水と酢酸エチルの
ような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0337】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0338】(第41工程)グリニヤール反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(1g)にグリニヤー
ル試薬(43)を反応させて化合物(1h)を製造する
工程である。
【0339】なお、本工程は、第34工程と同様にして
行うことができる。
【0340】(第42工程)酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(1h)に酸化剤を反
応させて、化合物(1i)を製造する工程である。
【0341】本工程は、第35工程と同様にして行うこ
とができる。
【0342】(第43工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(1i)に還元剤を反
応させて化合物(1h)を製造する工程である。
【0343】本工程は、第12工程と同様にして行うこ
とができる。
【0344】(第44工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下化合物
(3)にアルキル又はアリルスルホニル ハライド(好
適にはメタンスルホニルクロリド又はp−トルエンスル
ホニルクロリド)を反応させて化合物(44)を製造す
る工程である。
【0345】本工程は第16工程と同様にして行うこと
ができる。
【0346】(第45工程)イミド化 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒存在下化合物(4
4)に化合物(45)を反応させ、化合物(1j)を製
造する工程である。
【0347】使用される溶剤としては、芳香族炭化水素
類(特にベンゼン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン)、エーテル類
(特にテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン)、アミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド)があげられ、好適には
テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミドで
ある。
【0348】使用される塩基としては、アルカリ金属水
酸化物(特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)、水
素化アルカリ金属(特に水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム)有機塩基アルカリ金属塩(特にリチウムジイソプ
ロピルアミド、リチウムビストリメチルシリルアミド)
があげられ、好適には水素化ナトリウム、リチウムジイ
ソプロピルアミドである。
【0349】反応温度及び反応時間は溶剤、原料試薬等
により異なるが通常0°乃至100℃で10分間乃至2
4時間である。
【0350】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0351】例えば、反応混合物に、水と酢酸エチルの
ような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0352】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0353】(第46工程)アジド化 本工程は、不活性溶剤中、アジ化アルカリ金属(特にア
ジ化ナトリウム)と化合物(44)を反応させて化合物
(46)を製造する工程である。
【0354】本工程は、シアン化ナトリウムのかわり
に、アジ化ナトリウムを用い、第17工程と同様にして
行うことができる。
【0355】(第47工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(46)を還元剤と反
応させて化合物(47)を製造する工程である。
【0356】本工程は第10工程と同様にして行うこと
ができる。
【0357】(第48工程)シアノ化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(44)をシアン化物
(好適にはシアン化ナトリウム又はシアン化カリウムで
ある)と反応させ、化合物(1k)を製造する工程であ
る。
【0358】本工程は、第17工程と同様にして行うこ
とができる。
【0359】(第49工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、化合物(48)と化合物(5
0)を反応させ、化合物(1L)を製造する工程であ
る。
【0360】本工程は、第3工程と同様にして行うこと
ができる。
【0361】(第50工程)本工程は、不活性溶剤中、
化合物(48)と化合物(51)(R5a,R5b,ともに
水素原子以外のもの)を反応させて化合物(1m)を製
造する工程である。本工程は、第2工程(2c)と同様
にして行うことができる。
【0362】(第51工程)本工程は、不活性溶剤中、
化合物(48)と化合物(52)(R5aは水素原子以外
のもの)を反応させて化合物(1n)を製造する工程で
ある。
【0363】本工程は、第2工程(2b)と同様にして
行うことができる。
【0364】(第52工程)本工程は、不活性溶剤中、
化合物(48)とシアン酸アルカリ金属塩(好適にはシ
アン酸カリウム又はシアン酸ナトリウム)を反応させ
て、化合物(1p)を製造する工程である。
【0365】使用される溶剤としては有機酸(特に酢
酸)と水の混合溶剤である。
【0366】反応温度及び反応時間は、溶剤、原料、試
薬などにより異なるが通常室温乃至120℃で1時間乃
至10時間である。
【0367】反応終了後、本反応の目的化合物は常法に
従って、反応混合物から採取される。
【0368】例えば、反応混合物に、水と酢酸エチルの
ような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物
を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥
後、溶剤を留去することによって得られる。
【0369】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
【0370】(第53工程)スルホニル化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(48)に化合物(5
3)を反応させ、化合物(1q)を製造する工程であ
る。
【0371】本工程は、酸塩化物(4a,x1 =Cl)
のかわりに化合物(53)を用い第3工程(3b)と同
様にして行うことができる。
【0372】(第54工程)縮合 本工程は、不活性溶剤中、化合物(54)に化合物(2
B)を反応させて化合物(55)を製造する工程であ
る。
【0373】本工程は第3工程と同様にして行うことが
できる。
【0374】(第55工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(55)に還元剤を反
応させて化合物(56)を製造する工程である。
【0375】本工程は、第10工程と同様にして行うこ
とができる。
【0376】(第56工程)還元、カルバモイル化、還
元 本工程は、化合物(55)に、還元剤、次いで、カルバ
モイル化試薬、さらに還元剤を反応させ、化合物(5
7)を製造する工程である。
【0377】本工程は、それぞれ、第19工程、第52
工程、第10工程と同様にして行うことができる。
【0378】(第57工程)脱水反応 本工程は、不活性溶剤中、化合物(58)を脱水剤と反
応させて化合物(59)を製造する工程である。
【0379】使用される溶剤としては、エーテル類(特
にテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジ
オキサン)、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)、ハロ
ゲン化炭化水素(特にジクロロメタン、1,2−ジクロ
ロメタン)があげられ、好適にはテトラヒドロフラン、
ジオキサンである。
【0380】使用される脱水剤としては有機酸無水物
(特に無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸)と有機塩基
(特にピリジン、トリエチルアミン)の混合物が用いら
れる。
【0381】反応温度及び反応時間は溶剤、原料、試薬
等により異なるが通常室温乃至100℃、10分間乃至
20時間である。
【0382】(第58工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(59)を還元剤と反
応させて化合物(60)を製造する工程である。
【0383】本工程は、第10工程と同様にして行うこ
とができる。
【0384】(第59工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(61)を還元剤と反
応させて化合物(62)を製造する工程である。
【0385】本工程は、第19工程と同様にして行うこ
とができる。
【0386】(第60工程)脱離基の導入 本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下化合物(6
2)にアルキル又はアリルスルホニル ハライド(好適
にはメタンスルホニルクロリド又はp−トルエンスルホ
ニルクロリド)を反応させて化合物(63)を製造する
工程である。
【0387】本工程は、第16工程と同様にして行うこ
とができる。
【0388】(第61工程)シアノ化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(63)をシアン化物
(好適にはシアン化ナトリウム又はシアン化カリウムで
ある)と反応させ、化合物(64)を製造する工程であ
る。
【0389】本工程は、第17工程と同様にして行うこ
とができる。
【0390】(第62工程)還元 本工程は、不活性溶剤中、化合物(64)を還元剤と反
応させ、化合物(65)を製造する工程である。
【0391】本工程は、第10工程と同様にして行うこ
とができる。
【0392】(第63工程)酸化 本工程は、不活性溶剤中、化合物(31)に酸化剤を反
応させて化合物(66)を製造する工程である。
【0393】本工程は、第35工程と同様にして行うこ
とができる。
【0394】(第64工程)酸化 本工程は、溶剤中、化合物(66)に酸化剤(好適には
亜塩素酸ナトリウム)を反応させて化合物(67)を製
造する工程である。
【0395】使用される溶剤としてはジメチルスルホキ
シド又はt−ブタノールの水との混合溶剤が用いられ
る。t−ブタノールを溶剤として用いる場合には反応で
生成する塩素を補捉するためにスルファミン酸存在下に
反応を行うとよい。
【0396】反応温度及び反応時間は、溶剤、原料、試
薬等により異なるが通常0℃乃至50℃で1時間乃至2
0時間である。
【0397】(第65工程)Wittig反応 本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(6
6)にジエチルホスホノ酢酸エチルエステルのようなウ
ィティッヒ−ホーナー試薬を反応させて化合物(68)
を製造する工程である。
【0398】本工程は第11工程と同様にして行うこと
ができる。
【0399】(第66工程)還元 本工程は不活性溶剤中化合物(68)を還元剤と反応さ
せ化合物(69)を製造する工程である。
【0400】本工程は第15工程と同様にして行うこと
ができる。
【0401】(第67工程)加水分解 本工程は不活性溶剤中塩基触媒存在下化合物(69)を
加水分解し化合物(70)を製造する工程である。
【0402】本工程は第29工程と同様にして行うこと
ができる。
【0403】本発明の化合物(I)の投与形態として
は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくは
シロップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは坐剤等
による非経口投与を挙げることができ、これらの製剤
は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニッ
ト、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリン、カル
ボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部
架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセ
ルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラ
ンのような有機系賦形剤:及び、軽質無水珪酸、合成珪
酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのよ
うな珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような燐酸塩;炭
酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような
硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑
沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金
属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のよ
うなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムの
ような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリ
ウム;DLロイシン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウ
リル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及
び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤
(例えば、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、前記賦形剤と同様の化合物、
及び、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチ
ルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのよ
うな化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げるこ
とができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパ
ラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロ
ブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアル
コールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;
フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロ
サール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げること
ができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、
甘味料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希
釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。その
使用量は症状、年齢、投与方法等により異なるが、例え
ば、経口投与の場合には、下限として 10mg(好まし
くは、50mg)、上限として、1000mg(好ましく
は、500mg)を1日当り1乃至数回症状に応じて投与
することが望ましい。
【0404】
【実施例】
【0405】
【実施例1】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号31) 参考例7の化合物392mg(0.86mmol)のア
セトニトリル8ml懸濁液にN,N′−カルボニルジイ
ミダゾール186mg(1.15mmol)を加え、室
温で40分間撹拌した。次いでモノメチルアミン塩酸塩
295mg(4.37mmol)及びトリエチルアミン
0.60ml(4.30mmol)を加え3時間撹拌し
た。反応液に水を加え、アセトニトリルを減圧下留去
し、残渣より酢酸エチルで抽出した。抽出液を2N塩
酸、飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後
溶媒を留去した。残渣をシリカゲル50gを用いるカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルで溶出し36
9mg(収率91%)の目的化合物を結晶として得た。
【0406】m.p. 168.5 〜170 ℃(ヘキサン−酢酸エ
チル) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.84(3H,t,J=
7Hz),1.10 〜1.40(6H,m),1.29(9H,s),1.62〜1.82(2H,
m),2.60 〜2.80(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.41〜3.58(1
H,m),3.78(6H,s),6.07〜6.19(1H,m),6.41 〜6.52(2H,
m),7.07 〜7.66(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3306,3257,1637,1614,1507,1
290,1209,1157,1037,835
【0407】
【実施例2】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号30) 参考例7の化合物381mg(0.84mmol)のア
セトニトリル8ml懸濁液にN,N′−カルボニルジイ
ミダゾール188mg(1.16mmol)を加え室温
で40分間撹拌した。次いで塩化アンモニウム282m
g(4.18mmol)及びトリエチルアミン0.59
ml(4.23mmol)を加え2時間撹拌した。反応
液に水を加えアセトニトリルを減圧下留去し、残渣より
酢酸エチルで抽出した。抽出液を2N塩酸、飽和重曹
水、水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル50gを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付し、酢酸エチルで溶出して目的化合物35
2mg(93%)を結晶として得た。 m.p. 151 〜15
2 ℃(ヘキサン−酢酸エチル) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.84(3H,t,J=
7Hz),1.16 〜1.37(6H,m),1.29(9H,s),1.65〜1.80(2H,
m),2.60 〜2.82(2H,m),3.42 〜3.58(1H,m),3.78(6H,s),
5.54(1H,br),6.14(1H,br),6.39〜6.54(2H,m),7.07 〜7.
68(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3332,3234,1655,1614,1507,1
420,1289,1209,1157,1038,835
【0408】
【実施例3】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)メチルフェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号39) 参考例15の化合物を用い、実施例1と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0409】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.84(3H,t,J=7Hz),1.12 〜1.34(6H,m),1.28(9H,s),1.62
〜1.80(2H,m),2.58 〜2.82(2H,m),2.75(3H,d,J=5Hz),3.
41〜3.57(1H,m),3.46(2H,s),3.78(6H,s),5.56(1H,br),
6.42 〜6.52(2H,m),6.97 〜7.16(4H,m),7.23 〜7.34(1
H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3283,3084,1649,1613,1507,1
415,1290,1209,1157,1039,834
【0410】
【実施例4】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル)メチルフ
ェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号38) 実施例2と同様の方法によって参考例15の化合物を用
い目的化合物を泡状物質として得た。
【0411】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.84(3H,t,J=6Hz),1.10 〜1.35(6H,m),1.27(9H,s),1.60
〜1.80(2H,m),2.58 〜2.82(2H,m),3.42 〜3.55(1H,m),
3.47(2H,s),3.79(6H,s),5.34(1H,br),5.62(1H,br),6.40
〜6.52(2H,m),6.98 〜7.17(4H,m),7.23 〜7.35(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3287,3193,1660,1613,1507,1
465,1289,1209,1157,1038,833
【0412】
【実施例5】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイルオキシメチ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号46) 参考例9の化合物401mg(0.91mmol)のテ
トラヒドロフラン4ml溶液をドライアイス−アセトニ
トリル浴で−40℃に冷却しクロロスルホニルイソシア
ナート102μl(1.17mmol)を加え、2時間
30分撹拌した。リン酸緩衝液(pH6.9)を加え反
応を停止させ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、次
いで飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後溶媒を留去した。
残渣をシリカゲル30gを用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(2:1〜3:1)で
溶出し目的化合物260mg(収率59%)を泡状物質
として得た。
【0413】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.78〜0.89 (3H,m),1.09〜1.38(6H,m),1.28(9H,s),1.63
〜1.80(2H,m),2.60 〜2.79(2H,m),3.40 〜3.57(1H,m),
3.77(3H,s),3.78(3H,s),4.58 〜4.80 (2H,br.s),5.00(2
H,s),6.40〜6.51(2H,m),7.00〜7.35(5H,m). IRスペクトル(film)cm-1:2955,1729,1715,1661,1651,1
613,1507,1464,1457,1329,1208
【0414】
【実施例6】N−[2−t−ブチル−5−(3−カルバモイルオキシ
プロピル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号52) 参考例17の化合物を用い、実施例5と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0415】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.79〜0.91 (3H,m),1.09〜1.36(6H,m),1.26(9H,s),1.60
〜1.79(2H,m),1.84 〜1.98(2H,m),2.61(2H,t,J=7.5Hz),
2.59〜2.80(2H,m),3.41 〜3.56(1H,m),3.78(6H,s),4.07
(2H,t,J=6Hz),4.47 〜5.04(2H,br),6.41〜6.52(2H,m),
6.89 〜7.26(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :1717,1659,1612,1588,1507,1
465,1416,1333,1208,1157,756
【0416】
【実施例7】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(2−トリフルオロメチルフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号117) 参考例21の化合物を用い、実施例1と同様の方法によ
って目的化合物を結晶として得た。
【0417】 mp 202 〜203 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1 :3309,2959,2932,2873,1637,1
560,1528,1313,1157,1125,1037,769 NMR スペクトル (400MHz,CDCl3) δppm :0.78〜0.88
(3H,m),1.07〜1.32(6H,m),1.35(9H,s),1.74〜1.94(2H,
m),2.61(1H,dd,J=8.8,14.2Hz),2.70(1H,dd,J=5.7,14.2H
z),2.97(1.2H,s),2.98(1.8H,s),3.64 〜3.71(1H,m),6.2
5(1H,br.s),7.15(1H,br.s),7.29 〜7.30(1H,m),7.31(1
H,d,J=7.5Hz),7.36〜7.68(4H,m),7.88 (1H,d,J=1.0Hz).
【0418】
【実施例8】N−(2−t−ブチル−5−N′−t−ブチルカルバモ
イルフェニル)−3−(2−トリフルオロメチルフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号118) 参考例21の化合物207mg(0.45mmol)、
トリエチルアミン187μl(1.34mmol)、t
−ブチルアミン70μl(0.67mmol)、N,N
−ジメチルアミノピリジン10mgの乾燥クロロホルム
溶液4mlに窒素気流下2,4,6−トリイソプロピル
ベンゼンスルホニルクロリド204mg(0.67mm
ol)を68mgずつ30分毎に室温で加えた。さらに
室温で2時間撹拌した後塩化メチレンで希釈し10%塩
酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥ロ過後
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いたカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
2)で溶出して目的化合物93mg(収率40%)を結
晶として得た。
【0419】 m.p. 196 〜197 ℃(塩化メチレン−ヘキサン) IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :3441,2967,2933,2873,166
4,1527,1496,1479,1455,1367,1314,1160,1125,1037 NMR スペクトル (400MHz,CDCl3) δppm :0.82〜0.92
(3H,m),1.03〜1.30(6H,m),1.33(9H,s),1.45(9H,s),1.75
〜1.91(2H,m),2.63 〜2.70(2H,m),3.63 〜3.70(1H,m),
5.95 〜6.00(1H,m),7.05(1H,s),7.32〜7.36(1H,m),7.41
(1H,d,J=8.4Hz),7.66 (1H,d,J=8.4Hz).
【0420】
【実施例9】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号26) 参考例25の化合物を用いて、実施例2と同様の方法を
用い、目的化合物を結晶として得た。
【0421】 m.p. 89 〜 90 ℃(塩化メチレン−ヘキサン) IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :3528,3475,3414,2962,293
4,2874,1676,1587,1479,1378,1271,1073,1006 NMR スペクトル (400MHz,CDCl3) δppm :0.81〜0.90
(3H,m),1.14〜1.30(6H,m),1.30(9H,s),1.60〜1.81(2H,
m),2.61 〜2.75(2H,m),3.60 〜3.66(1H,m),3.81(3H,s),
3.85(3H,s),5.45(1H,br.s),6.34(1H,br.s),6.77 〜6.79
(1H,m),6.87(1H,d,J=7.4Hz),7.00(1H,s),7.06(1H,t,J=
8.0Hz),7.41(1H,d,J=8.0Hz),7.55(1H,s),7.66〜7.6
8 (1H,m).
【0422】
【実施例10】N−(2−t−ブチル−5−ウレイドメチルフェニル)
−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号355) 参考例26Bの化合物450mg(0.94mmo
l)、シアン酸カリウム203mg(2.50mmo
l)の混合物に水30ml及び酢酸1mlを加え2時間
加熱還流した。反応液を重曹で中和し、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を水で数回、飽和食塩水で1回洗浄し、
乾燥した。溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル3
7gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチ
ル−メタノール(100:5)で溶出し結晶を得た。こ
れをジクロロメタン−ヘキサンより再結晶し目的化合物
273mg(収率60%)を得た。
【0423】m.p.112〜113℃(ジクロロメタ
ン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.77-0.90(3H,m),1.09-1.30(6H,m),1.22(9H,s),1.60
-1.80(2H,m),2.59-2.80(2H,m),3.40-3.53(1H,m),3.76(3
H,s),3.78(3H,s),3.98(2H,d,J=5Hz),4.56-4.74(2H,m),
5.41-5.53(1H,s),6.40-6.51(2H,m),6.83-7.30(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:2956,2930,1653,1612,150
7,1465,1418,1290,1261,1209,1156,1038.
【0424】
【実施例11】N−[2−t−ブチル−5−(エチルスルホニルアミノ
メチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号358) 参考例26aの化合物700mg(1.59mmol)
のジクロロメタン15ml溶液に、塩−氷浴冷却下エタ
ンスルホニルクロリド180μl(1.90mmo
l)、次いで4−N,N−ジメチルアミノピリジン21
3mg(1.75mmol)を加え1時間同温度で攪拌
した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水、
飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残渣
をシリカゲル38gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し酢酸エチル−ヘキサン(3:1)で溶出し目的化
合物360mg(収率42.5%)を泡状物質として得
た。
【0425】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.90(3H,m),1.16-1.37(6H,m),1.32(3H,t,J=7H
z),1.28(9H,s),1.65-1.80(2H,m),2.61-2.80(2H,m),2.99
(2H,quartet,J=7Hz),3.42-3.53(1H,m),3.79(6H,s),4.20
(2H,d,J=6Hz),4.42-4.53(1H,m),6.41-6.52(2H,m),7.04-
7.36(5H,m). IRスペクトル(film) cm-1:2955,2930,1657,1613,15
88,1507,1459,1420,1320,1289,1208.
【0426】
【実施例12】N−[2−t−ブチル−5−(メチルスルホニルアミノ
メチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号357) 実施例11と同様の方法によって、メタンスルホニルク
ロリドの化合物を用い目的化合物を泡状物質として得
た。
【0427】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.90(3H,m),1.01-1.37(6H,m),1.28(9H,s),1.61
-1.80(2H,m),2.59-2.80(2H,m),2.88(3H,s),3.40-3.57(1
H,m),3.78(3H,s),3.79(3H,s),4.22(2H,d,J=6Hz),4.71-
4.81(1H,m),6.41-6.52(2H,m),7.03-7.34(5H,m). IRスペクトル(film) cm-1:2957,2930,1657,1613,15
88,1508,1464,1418,1320,1208,1154.
【0428】
【実施例13】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−カルボキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号244) 実施例32の化合物を用い、参考例7と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0429】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.91(3H,m),1.05-1.36(6H,m),1.33(9H,s),1.54
-1.83(2H,m),2.57-2.78(2H,m),3.62-3.78(1H,m),3.92(3
H,s),4.07(3H,s),5.51-5.81(1H,br.),6.26-6.50(1H,b
r.),6.51(1H,s),7.07-7.19(1H,br.s),7.37-7.48(1H,m),
7.57-7.74(2H,m),8.03(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1664,1610,1578,1560,150
8,1466,1421,1365,1275,1211,1024.
【0430】
【実施例14】N−[2−t−ブチル−5−(3−ウレイドプロピル)
フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号361) 実施例10と同様の方法によって、参考例27の化合物
を用い目的化合物を結晶として得た。
【0431】 m.p.125℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.75-0.92
(3H,m),1.08-1.46(6H,m),1.24(9H,s),1.58-1.90(4H,m),
2.50-2.82(4H,m),3.06-3.20(2H,m),3.40-3.53(1H,m),3.
79(6H,s),4.50-4.64(2H,m),4.95-5.09(1H,m),6.40-7.38
(7H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1649,1612,1527,1506,146
4,1290,1261,1209,1156,1038,832.
【0432】
【実施例15】N−[2−t−ブチル−5−(2−N′−メチルカルバ
モイルエチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号42) 参考例28の化合物を用い、実施例1と同様の方法によ
って目的化合物を結晶として得た。
【0433】m.p.141〜142.5℃(ジクロロ
メタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.09-1.33(6H,m),1.26(9H,s),1.63-1.79(2H,m),
2.40(2H,t,J=7Hz),2.59-2.80(2H,m),2.71(3H,d,J=5Hz),
2.85(2H,t,J=7Hz),3.42-3.55(1H,m),3.78(3H,s),3.79(3
H,s),5.61-5.72(1H,m),6.40-6.52(2H,m),6.91-7.27(5H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3297,3244,1646,1614,150
7,1465,1290,1208,1157,1037,833.
【0434】
【実施例16】N−[2−t−ブチル−5−(2−カルバモイルエチ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号41) 参考例28の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0435】 m.p.113〜114.5℃(エーテル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.12-1.32(6H,m),1.27(9H,s),1.64-1.79(2H,m),
2.44(2H,t,J=7Hz),2.58-2.80(2H,m),2.83(2H,t,J=7Hz),
3.41-3.55(1H,m),3.78(3H,s),3.79(3H,s),5.13-5.27(1
H,br.),5.54-5.69(1H,br.),6.42-6.52(2H,m),6.92-7.29
(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3286,3194,1659,1613,150
7,1465,1290,1209,1157,1038,832.
【0436】
【実施例17】N−[2−t−ブチル−5−(2−N′,N′−ジメチ
ルカルバモイルエチル)フェニル]−3−(2,4−ジ
メトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号3
62) 参考例28の化合物及び2N−ジメチルアミン/テトラ
ヒドロフラン溶液を用い、実施例20と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0437】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.11-1.38(6H,m),1.27(9H,s),1.6
4-1.79(2H,m),2.57(2H,t,J=7Hz),2.53-2.79(2H,m),2.87
(2H,t,J=7Hz),2.94(6H,s),3.42-3.56(1H,m),3.78(6H,
s),6.40-6.50(2H,m),6.94-7.27(5H,m). IRスペクトル(melted film)cm-1:3270,1651,1636,1
507,1289,1262,1208,1156,1038,934,834.
【0438】
【実施例18】N−(2−t−ブチル−5−N′,N′−ジメチルカル
バモイルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号32) 参考例7の化合物及び2Mジエチルアミン/テトラヒド
ロフラン溶液を用い、実施例20と同様の方法によって
目的化合物を泡状物質として得た。
【0439】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.91(3H,m),1.12-1.31(6H,m),1.27(9H,s),1.61
-1.81(2H,m),2.64(1H,dd,J=6.5Hz,14.5Hz),2.74(1H,dd,
J=8.5Hz,14.5Hz),3.01(3H,s),3.07(3H,s),3.45-3.55(1
H,m),3.78(6H,s),6.41-6.50(2H,m),7.02-7.26(3H,m),7.
32-7.43(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1614,1587,1558,1506,146
0,1398,1290,1261,1207,1157,1109,1036.
【0440】
【実施例19】N−(2−t−ブチル−5−シアノメチルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号363) 参考例29の化合物を用い、参考例6と同様の方法によ
って目的化合物を粘稠性物質として得た。
【0441】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.11-1.34(6H,m),1.28(9H,s),1.6
3-1.80(2H,m),2.60-2.80(2H,m),3.42-3.55(1H,m),3.64
(2H,s),3.78(6H,s),6.43-6.51(2H,m),7.04-7.37(5H,m). IRスペクトル(melted film)cm-1:3270,225
0,1658,1507,1291,1208,115
8,1038,934,834.
【0442】
【実施例20】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−メトキシ−4−メチルチオフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号550) 参考例31aの化合物1.142g(2.42mmo
l)のアセトニトリル10ml溶液にN,N′−カルボ
ニルジイミダゾール510mg(3.15mmol)を
加え1時間室温で攪拌した。次いで28%アンモニア水
0.79ml(12.1mmol)を加えさらに5時間
攪拌した。反応液に水を加え有機溶媒を留去し、水層よ
り酢酸エチルで抽出した。抽出液を2N塩酸、0.5N
苛性ソーダ水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。残渣を酢酸
エチルより再結晶し962mg(収率84%)の目的化
合物を結晶として得た。
【0443】m.p.171〜172℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.77-0.92(3H,m),1.09-1.39(6H,m),1.30(9H,s),1.62
-1.80(2H,m),2.47(3H,s),2.61-2.81(2H,m),3.46-3.61(1
H,m),3.80(3H,s),5.35-5.68(1H,br.),6.02-6.45(1H,b
r.),6.77(1H,d,J=1.5Hz),6.84(1H,dd,J=1.5Hz,J=8Hz),
7.03-7.15(1H,br.),7.14(1H,d,J=8Hz),7.38-7.46(1H,
m),7.56-7.68(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1614,1560,1527,149
3,1462,1423,1398,1379,1365,1244,1132,1036.
【0444】
【実施例21及び22】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−メトキシ−4−メチルスルホニルフェニル)
オクタンアミド (実施例21の化合物)(例示化合物番
号552)及びN−(2−t−ブチル−5−カルバモイ
ルフェニル)−3−(2−メトキシ−4−メチルスルフ
ィニル)オクタンアミド(実施例22の化合物)(例示
化合物番号551) 実施例20の化合物600mg(1.27mmol)の
ジクロロメタン12ml溶液に、氷冷下1M重曹水3.
8ml及び80%m−クロロ過安息香酸357.5mg
(1.65mmol)を加え同温度で1.5時間攪拌し
た。反応液をエーテルで希釈し、それを飽和亜硫酸ソー
ダ水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル35gを
用いるカラムクロマトグラフィーに付しジクロロメタン
−メタノール(20:1)で溶出し、始めにスルホン誘
導体296.5mg(収率46%)を泡状物質として、
次いでスルホキシド誘導体323.2mg(収率52
%)を同じく泡状物質として得た。
【0445】スルホン誘導体(実施例21の化合物): NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.93
(3H,m),1.05-1.41(6H,m),1.32(9H,s),1.66-1.85(2H,m),
2.61-2.83(2H,m),3.06(3H,s),3.63-3.79(1H,m),3.91(3
H,s),5.46-5.75(1H,br.),6.04-6.40(1H,br.),7.11-7.21
(1H,br.s),7.36-7.74(6H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1614,1560,1518,149
5,1466,1404,1302,1248,1146,1093,1032,962. スルホキシド誘導体(実施例22の化合物): NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.93
(3H,m),1.05-1.41(6H,m),1.31(9H,s),1.66-1.87(2H,m),
2.63-2.87(2H,m),2.70(1.5H,s),2.72(1.5H,s),3.58-3.7
4(1H,m),3.91(3H,s),5.41-5.73(1H,br.),6.08-6.41(1H,
br.),7.04-7.21(2H,m),7.24-7.48(3H,m),7.57-7.75(2H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1616,1558,1520,149
3,1464,1416,1367,1246,1126,1088,1038.
【0446】
【実施例23】N−[2−t−ブチル−5−(N′,N′−ジメチルア
ミノカルボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,
4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物
番号364) 参考例26Bの化合物419mg(0.88mmol)
のジクロロメタン5ml溶液に氷冷下N,N−ジメチル
カルバモイルクロリド300μl(3.26mmol)
及びトリエチルアミン740μl(5.31mmol)
を加えた。反応温度を室温に戻しさらに2.5時間攪拌
し、水を加えて反応を終了させた。酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和重曹水、1N塩酸、水、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して
得られる残渣をシリカゲル25gを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチルで溶出し369mg
(収率76%)の目的化合物を得た。
【0447】m.p.145.5〜147℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.10-1.35(6H,m),1.26(9H,s),1.63-1.79(2H,m),
2.59-2.80(2H,m),2.91(6H,s),3.40-3.55(1H,m),3.78(6
H,s),4.32(2H,d,J=6Hz),4.64-4.75(1H,m),6.40-6.51(2
H,m),7.01-7.34(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3331,3251,1633,1529,146
5,1375,1291,1209,1156,1036,834.
【0448】
【実施例24】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(5−シアノ−2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号539) 参考例35の化合物を用い実施例20と同様な方法によ
って目的化合物を粉末として得た。
【0449】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.94(3H,m),1.05-1.41(6H,m),1.33(9H,s),1.53
-1.82(2H,m),2.54-2.78(2H,m),3.53-3.72(1H,m),3.89(3
H,s),3.92(3H,s),5.45-5.76(1H,br.),6.17-6.42(1H,b
r.),6.44(1H,s),7.12-7.86(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3318,2221,16
61,1612,1505,1468,1286,12
14,1026
【0450】
【実施例25】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(5−シアノ−2,4−ジメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号540) 参考例35の化合物及び参考例38の化合物を用い実施
例44と同様な方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0451】m.p.217〜218℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.77-0.92(3H,m),1.05-1.34(6H,m),1.33(9H,s),1.60
-1.79(2H,m),2.56-2.75(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.53-
3.69(1H,m),3.89(3H,s),3.92(3H,s),6.21-6.34(1H,m),
6.43(1H,s),7.06-7.18(1H,br.s),7.32-7.47(2H,m),7.55
-7.71(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:2222,1635,1612,1560,152
2,1504,1466,1412,1323,1286,1255,1213,1169,1030.
【0452】
【実施例26】(+)−N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェ
ニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号30) 参考例89の化合物1.38g(4.92mmol)の
ジクロロメタン20ml溶液に室温下、塩化オキサリル
0.90ml(10.4mmol)及び触媒量のN,N
−ジメチルホルムアミドを加えた。1時間攪拌した後過
剰の試薬及び溶媒を留去して酸塩化物を得た。一方、参
考例38の化合物1.15g(5.98mmol)のピ
リジン10ml溶液を氷冷し、先に得た酸塩化物のジク
ロロメタン9ml溶液を3分間で加え、反応温度を室温
に戻しさらに2時間攪拌した。反応液を氷−水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を2N塩酸、水、飽和重
曹水、飽和食塩水で順次洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル100
gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しイソプロピ
ルアルコール−ジクロロメタン(1:12〜1:10)
で溶出し目的化合物1.93g(収率86%)を結晶と
して得た。
【0453】m.p.151.5〜152.5℃(酢酸
エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6.5Hz),1.13-1.33(6H,m),1.29(9H,s),1.66-1.79(2H,
m),2.68(1H,dd,J=6.3Hz,14.3Hz),2.74(1H,dd,J=9.0Hz,1
4.3Hz),3.45-3.53(1H,m),3.78(6H,s),5.48-5.65(1H,b
r.),6.12-6.28(1H,br.),6.44(1H,d,J=2.3Hz),6.47(1H,d
d,J=2.3Hz,8.2Hz),7.11(1H,s),7.12(1H,d,J=8.2Hz),7.4
1(1H,d,J=8.2Hz),7.59(1H,s),7.63(1H,dd,J=2.0Hz,J=8.
2Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1615,1506,1419,129
1,1260,1210,1158,1041,835. [α]25 D +51°(C=0.69,CHCl3)
【0454】
【実施例27】(−)−N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェ
ニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号30) 実施例26と同様の方法によって、参考例90の化合物
を用い目的化合物を結晶として得た。
【0455】 m.p.151〜152℃(酢酸エチル−ヘキサン) [α]25 D −51°(C=0.83,CHCl3)
【0456】
【実施例28】N−(2−t−ブチル−5−シアノフェニル)−3−
(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示
化合物番号365) 参考例34の化合物を用い、参考例6と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0457】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.11-1.35(6H,m),1.29(9H,s),1.6
2-1.80(2H,m),2.58-2.80(2H,m),3.39-3.54(1H,m),3.78
(6H,s),6.42-6.52(2H,m),6.98-7.70(5H,m). IRスペクトル(melted film)cm-1:3248,2231,1653,1
613,1507,1466,1291,1209,1157,1037,832.
【0458】
【実施例29】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−カルバモイルフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号248) 実施例13の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0459】m.p.160〜163℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.91
(3H,m),1.09-1.32(6H,m),1.31(9H,s),1.64-1.79(2H,m),
2.70(2H,d,J=7.5Hz),3.59-3.73(1H,m),3.89(3H,s),3.97
(3H,s),5.45-5.74(1H,br.),5.77-5.88(1H,br.s),6.47(1
H,s),6.58-6.79(1H,br.),7.11-7.20(1H,br.s),7.37-7.4
6(1H,m),7.56-7.72(3H,m),8.10(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1612,1587,1560,152
2,1466,1460,1425,1275,1209,1086,1026.
【0460】
【実施例30】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−N′,N′−ジメチル
カルバモイルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号247) 実施例13の化合物及び2Mジメチルアミン/テトラヒ
ドロフラン溶液を用い、実施例20と同様の方法によっ
て目的化合物をアモルファスとして得た。
【0461】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.90(3H,m),1.10-1.34(6H,m),1.34(9H,s),1.61
-1.79(2H,m),2.59-2.78(2H,m),2.85(3H,s),3.08(3H,s),
3.39-3.71(1H,br.),3.82(3H,s),3.84(3H,s),5.31-5.56
(1H,br.s),6.43(1H,s),6.97-7.22(1H,br.),7.13(1H,s),
7.29-7.48(2H,m),7.68-7.75(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1639,1605,1543,150
2,1466,1410,1377,1315,1277,1207,1028.
【0462】
【実施例31】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−N′メチルカルバモイ
ルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号249) 実施例13の化合物を用い、実施例1と同様の方法によ
って目的化合物を結晶として得た。
【0463】m.p.125−127℃(ジクロロメタ
ン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.91
(3H,m),1.06-1.35(6H,m),1.31(9H,s),1.68-1.73(2H,m),
2.60-2.77(2H,m),2.97(3H,d,J=5Hz),3.57-3.72(1H,m),
3.88(3H,s),3.96(3H,s),5.38-5.65(1H,br.),6.46(1H,
s),6.64-6.93(1H,br.),7.01-7.11(1H,br.s),7.37-7.45
(1H,m),7.58-7.82(3H,m),8.13(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1639,1605,1543,150
2,1466,1410,1377,1315,1277,1207,1028.
【0464】
【実施例32】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−メトキシカルボニルフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号250) 参考例37の化合物及び参考例38の化合物を用い、実
施例44と同様の方法によって目的化合物を結晶として
得た。
【0465】m.p.101〜103℃(ジクロロメタ
ン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.92
(3H,m),1.07-1.35(6H,m),1.31(9H,s),1.62-1.81(2H,m),
2.60-2.79(2H,m),3.52-3.69(1H,m),3.86(3H,s),3.88(3
H,s),3.90(3H,s),5.35-5.68(1H,br.),6.06-6.42(1H,b
r.),6.45(1H,s),6.98-7.13(1H,br.s),7.38-7.48(1H,m),
7.59-7.72(2H,m),7.75(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1713,1661,1612,1574,156
0,1510,1437,1365,1281,1252,1211,1144,1026.
【0466】
【実施例33】N−[2−t−ブチル−5−アミノカルボニル−(N′
−メチルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4−ジ
メトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号3
66) 参考例6と同様の方法によって、参考例33の化合物を
用い、目的化合物を結晶として得た。
【0467】 m.p.159〜163℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.10-1.34(6H,m),1.27(9H,s),1.63-1.79(2H,m),
2.57-2.81(2H,m),2.91(3H,s),3.41-3.57(1H,m),3.79(6
H,s),4.43(1H,br.s),4.46(1H.br.s),4.39(2H,s),6.40-
6.51(2H,m),6.95-7.35(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3427,3331,3263,1647,160
9,1506,1414,1210,1157,1038,832.
【0468】
【実施例34】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ−5−カル
バモイルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号2
51) 実施例107の化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0469】m.p.205〜206℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.92
(3H,m),1.02-1.34(6H,m),1.30(9H,s),1.63-1.81(2H,m),
2.69(2H,d,J=7.5Hz),2.95(3H,d,J=5Hz),3.59-3.73(1H,
m),3.88(3H,s),3.97(3H,s),5.66-5.78(1H,m),6.46(1H,
s),6.55-6.70(1H,m),7.07-7.17(1H,br.s),7.36-7.43(1
H,m),7.57-7.72(3H,m),8.09(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1649,1585,1560,1502,143
7,1363,1342,1275,1209,1086,1028.
【0470】
【実施例35】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2,4−ジメトキシ−5−
(N″−メチルカルバモイル)フェニル]オクタンアミ
(例示化合物番号252) 実施例107の化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0471】m.p.153〜155℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.73-0.89
(3H,m),1.04-1.33(6H,m),1.30(9H,s),1.67-1.81(2H,m),
2.57-2.78(2H,m),2.97(3H,d,J=5Hz),2.98(3H,d,J=5Hz),
3.54-3.71(1H,m),3.88(3H,s),3.96(3H,s),6.45(1H,s),
6.72-6.86(1H,m),6.94-7.03(1H,br.s),7.33-7.43(1H,
m),7.55-7.80(3H,m),8.12(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1649,1637,1607,1545,150
2,1410,1365,1319,1209,1165,1082,1026.
【0472】
【実施例36】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2,4−ジメトキシフェニル−
5−(N″,N″−ジメチルカルバモイル)フェニル]
オクタンアミド (例示化合物番号253) 実施例107の化合物及び2M−ジメチルアミン/テト
ラヒドロフラン溶液を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0473】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.92(3H,m),1.08-1.34(6H,m),1.33(9H,s),1.57
-1.83(2H,m),2.56-2.80(2H,m),2.85(3H,s),2.88(3H,d,J
=5Hz),3.09(3H,s),3.35-3.75(1H,br.),3.78(3H,s),3.82
(3H,s),6.40(1H,s),6.95-7.42(1H,br.),7.13(1H,s),7.2
4(1H,d,J=1.5Hz),7.38(1H,d,J=8Hz),7.69(1H,dd,J=1.5H
z,8Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:1618,1499,1462,1412,136
5,1284,1207,1144,1078,1032.
【0474】
【実施例37及び38】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−シアノ−2−メトキシフェニル)オクタンア
ミド(実施例37) (例示化合物番号535)及びN−
(2−t−ブチル−5−シアノフェニル)−3−(4−
シアノ−2−メトキシフェニル)オクタンアミド(実施
例38)(例示化合物番号534) 実施例111の化合物405mg(0.866mmo
l)とトリフェニルホスフィン687mg(2.62m
mol)のジクロロメタン12ml溶液を氷冷し、四臭
化炭素320mg(0.965mmol)を加え、さら
に2分後にトリエチルアミン0.37ml(2.65m
mol)を加えた。20分間同温度で攪拌した後、反応
液を酢酸エチルで希釈し、希釈した液を水、飽和食塩水
で洗浄した。乾燥後、溶媒を留去して得られる残渣をシ
リカゲル100gを用いるカラムクロマトグラフィーに
付しイソプロピルアルコール−ジクロロメタン(1:2
0〜1:10)で溶出し、実施例38の化合物を含む混
合物と実施例37の化合物210mg(収率54%)を
結晶として得た。実施例38の化合物を含む混合物をさ
らにシリカゲル50gを用いるカラムクロマトグラフィ
ーに付し酢酸エチル−ヘキサン(3:7〜2:3)で溶
出して実施例38の化合物144mg(収率39%)を
泡状物質として得た。
【0475】実施例37の化合物: m.p.185〜186℃(分解)(エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.83(3H,t,
J=6Hz),1.19-1.31(6H,m),1.30(9H,s),2.70-2.78(2H,m),
2.65-2.80(2H,m),3.63-3.74(1H,m),3.87(3H,s),5.50-5.
80(1H,br.),6.10-6.40(1H,br.),7.09(1H,s),7.15(1H,
s),7.25(1H,d,J=8Hz),7.30(1H,d,J=8Hz),7.43(1H,d,J=8
Hz),7.61(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.80(1H,d,J=2Hz). .IRスペクトル(KBr)cm-1:2230,1657,1615,1561,150
4,1464,1408,1366,1263,1036. 実施例38の化合物: NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.10-1.30(6H,m),1.31(9H,s),1.71-1.79(2H,m),
2.69-2.73(2H,m),3.63-3.72(1H,m),3.87(3H,s),7.05-7.
10(1H,br.s),7.09(1H,s),7.24-7.31(2H,m),7.38-7.47(2
H,m),7.89-7.92(1H,br.s). .IRスペクトル(KBr)cm-1:2230,1655,1605,1505,146
5,1407,1367,1264,1036,829.
【0476】
【実施例39】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(N′,N′−ジメチルカルバモイル)−2
−メトキシフェニル]オクタンアミド (例示化合物番号
265) 実施例112の化合物及び2M−ジメチルアミン/テト
ラヒドロフラン溶液を用いて、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0477】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.14-1.35(6H,m),1.32(9H,s),1.7
0-1.79(2H,m),2.65-2.81(2H,m),2.90-3.13(6H,m),3.56-
3.68(1H,m),3.83(3H,s),5.50-5.80(1H,br.),6.25-6.55
(1H,br.),6.94-6.98(2H,m),7.21-7.25(2H,m),7.41(1H,
d,J=8Hz),7.51(1H,d,J=2Hz),7.62(1H,dd,J=2Hz,8Hz) IRスペクトル(KBr)cm-1:1661,1618,15
68,1515,1490,1411,1252,12
02,1090,1036.
【0478】
【実施例40】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(N′−メチルカルバモイル)−2−メトキ
シフェニル]オクタンアミド (例示化合物番号266) 実施例112の化合物を用い、実施例1と同様の反応に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0479】NMRスペクトル(270MHz,CDC
−d−DMSO)δppm :0.83(3H,t,J=6Hz),1.1
8-1.30(6H,m),1.29(9H,s),1.70-1.79(2H,m),2.62-2.71
(2H,m),2.93(3H,d,J=5Hz),3.60-3.71(1H,m),3.88(3H,
s),6.30-6.40(1H,br.),7.18-7.30(1H,br.),7.26-7.41(5
H,m),7.61-7.65(1H,m),7.83-7.87(1H,m),8.16(1H,s). .IRスペクトル(KBr)cm-1:1659,1558,1523,1501,141
4,1367,1306,1244,1157,1043.
【0480】
【実施例41】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
ヘプタンアミド (例示化合物番号58) 参考例42a及び参考例38の化合物を用い実施例44
と同様の方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0481】m.p.181〜181.5℃(酢酸エチ
ル−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,t,
J=7Hz),1.03-1.40(4H,m),1.31(9H,s),1.68-1.83(2H,m),
2.60-2.81(2H,m),2.97(3H,t,J=5Hz),3.42-3.57(1H,m),
3.79(6H,s),6.16-6.30(1H,br.),6.44-6.53(2H,m),7.08-
7.67(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3294,1638,16
14,1587,1559,1507,1465,14
13,1318,1291,1260,1209,11
57.
【0482】
【実施例42】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド
(例示化合物番号57) 参考例42aの化合物を用いて実施例44と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0483】m.p.186.5〜187.5℃(ジク
ロロメタン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz),1.05-1.40(4H,m),1.30(9H,s),1.7
4-1.80(2H,m),2.61-2.83(2H,m),3.40-3.57(1H,m),3.78
(6H,s),5.43-5.63(1H,br.),6.08-6.30(1H,br.),6.42-6.
52(2H,m),7.06-7.67(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3339,3182,1655,1613,150
7,1421,1292,1209,1156.
【0484】
【実施例43】N−(2−t−ブチル−5−アセチルアミノカルボニル
フェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号356) (A法)実施例2の化合物113mg(0.25mmo
l)、1−アセチルイミダゾール110mg(1.0m
mol)、及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン1
22mg(1.0mmol)のアセトニトリル2ml溶
液を24時間加熱還流した。室温に戻し反応液を酢酸エ
チルで希釈し、それを2N塩酸、水で順次洗浄し乾燥後
溶媒を留去した。残渣をシリカゲル8gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付しジクロロメタン−酢酸エチル
(1:1〜1:1.5)で溶出し目的化合物12mg
(収率9.7%)を結晶として得た。
【0485】(B法)参考例7の化合物を用い、実施例
139と同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0486】m.p.111〜114℃(酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.78-0.95
(3H,m),1.06-1.42(6H,m),1.30(9H,s),1.64-1.85(2H,m),
2.57(3H,s),2.58-2.86(2H,m),3.40-3.58(1H,m),3.78(3
H,s),3.79(3H,s),6.40-6.56(2H,m),7.02-7.68(5H,m),8.
68(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:3263,1742,1717,1697,165
6,1612,1507,1480,1468,1373,1261,1246,1209.
【0487】
【実施例44】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)ノナンアミド (例
示化合物番号64) 参考例42bの化合物350mg(1.19mmol)
のジクロロメタン7ml溶液に、氷冷下オキサリルクロ
リド0.31ml(3.57mmol)及びN,N−ジ
メチルホルムアミド触媒量を加え、直ちに室温にして5
0分間攪拌した。溶媒及び過剰の試薬を留去し残渣に再
度ジクロロメタン7mlを加え溶解させ、氷冷下ピリジ
ン0.48ml(5.95mmol)次いで参考例38
の化合物206mg(1.07mmol)を加え、同温
度で30分間攪拌した。反応液をエーテルで希釈し、1
N塩酸、0.5N苛性ソーダ水溶液、水、飽和食塩水で
順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留
去して得られる残渣をシリカゲル25gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付しジクロロメタン−メタノール
(100:2〜100:4)で溶出して433mg(収
率86%)の目的化合物を結晶として得た。
【0488】m.p.152〜153℃(ジクロロメタ
ン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6.5Hz),1.07-1.38(8H,m),1.30(9H,s),1.63-1.81(2H,
m),2.61-2.82(2H,m),3.41-3.56(1H,m),5.33-5.69(1H,b
r.),6.00-6.31(1H,br.),6.44(1H,d,J=2.0Hz),6.48(1H,d
d,J=2Hz,8Hz),7.04-7.21(1H,,br.s),7.12(1H,d,J=8Hz),
7.38-7.47(1H,m),7.55-7.69(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1612,15
87,1560,1506,1466,1421,13
67,1290,1259,1207,1157,10
38.
【0489】
【実施例45】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
ノナンアミド (例示化合物番号65) 参考例36の化合物を用い、実施例44と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0490】m.p.163〜165℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.85(3H,t,J=6.5Hz),1.06-1.35(8H,m),1.29(9H,s),
1.62-1.81(2H,m),2.60-2.81(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),
3.42-3.56(1H,m),3.78(6H,s),6.11-6.28(1H,m),6.42(1
H,d,J=2Hz),6.43(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.05-7.18(1H,,br.
s),7.11(1H,d,J=8Hz),7.35-7.43(1H,m),7.49-7.65(2H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1637,1614,1560,150
8,1460,1412,1321,1290,1259,1207,1157.
【0491】
【実施例46A】N−[2−t−ブチル−5−[(3−カルボキシプロピ
オニル)アミノカルボニル]フェニル]−3−(2,4
−ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号367) 実施例118の化合物を用い実施例124と同様の方法
によって脱ベンジル化反応を行い、目的化合物を泡状物
質として得た。
【0492】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.74-0.97(3H,m),1.03-1.40(6H,m),1.27(9H,s),1.59
-1.83(2H,m),2.58-2.86(4H,m),3.19(2H,t-like,J=6Hz),
3.39-3.57(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),6.41-6.56(2
H,m),7.08-7.73(5H,m),9.27(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:3275,1717,16
88,1612,1507,1482,1468,13
77,1297,1260,1246,1209,11
57,1037.
【0493】
【実施例46B】実施例46Aの化合物のNa塩 (例示化合物番号36
8) 実施例46Aの化合物のメタノール溶液に0.95当量
の7%重曹メタノール溶液を加え、溶媒を留去してナト
リウム塩を泡状物質として得た。
【0494】IRスペクトル(KBr)cm-1:3261,1743,16
84,1659,1610,1587,1507,1416,1209,1156.
【0495】
【実施例47】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号663) 参考例124と同様の方法で、実施例119の化合物を
用い目的化合物を結晶として得た。
【0496】m.p.118〜121℃(エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.13-1.38(6H,m),1.29(9H,s),1.69-1.86(2H,m),
2.70-2.87(2H,m),3.47-3.60(1H,m),3.86(3H,s),5.36-5.
51(1H,br.),5.97(1H,br.s),6.00-6.27(1H,br.),6.70-6.
89(3H,m),7.15-7.70(4H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3429,3306,3261,1668,161
4,1479,1271,1074,841,771,733.
【0497】
【実施例48】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2−ヒドロキシ−3−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号124) 参考例124と同様の方法で、実施例120の化合物を
用い目的化合物を結晶として得た。
【0498】m.p.160.5〜162℃(ジクロロ
メタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.12-1.38(6H,m),1.29(9H,s),1.70-1.87(2H,m),
2.69-2.90(2H,m),2.97(3H,d,J=5Hz),3.46-3.60(1H,m),
3.85(3H,s),5.94-6.27(2H,m),6.71-6.90(3H,m),7.17-7.
65(4H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3548,3311,3230,1669,163
2,1478,1272,1080,837,732.
【0499】
【実施例49】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2−メトキシ−4−カルバモイ
ルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号262) 実施例116の化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0500】m.p.250〜250.5℃(酢酸エチ
ル−メタノール) NMRスペクトル(400MHz,d6-DMSO)δppm :0.79-0.8
2(3H,m),1.06-1.18(6H,m),1.26(9H,s),1.60-1.70(2H,
m),2.60-2.71(2H,m),2.76(3H,d,J=4Hz),3.57-3.66(1H,
m),3.83(3H,s),7.25-7.30(2H,m),7.40-7.46(4H,m),7.62
-7.64(1H,m),7.93(1H,s),7.33-7.38(1H,m),9.21(1H,s) IRスペクトル(KBr)cm-1:1671,1647,1617,1564,152
0,1414,1367,1320,1250,1038.
【0501】
【実施例50】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2−メトキシ−4−(N″−メ
チルカルバモイル)フェニル]オクタンアミド (例示化
合物番号263) 実施例116の化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0502】 m.p.154〜157℃(酢酸エチル−メタノール) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,
m),1.20-1.30(6H,m),1.26(9H,s),1.72-1.88(2H,m),2.71
-2.74(2H,m),2.94(3H,d,J=5Hz),2.97(3H,d,J=5Hz),3.52
-3.63(1H,m),3.87(3H,s),6.20-6.25(1H,m),6.94-7.13(3
H,m),7.22-7.40(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1636,1554,1502,1466,141
2,1367,1321,1254,1159,1042.
【0503】
【実施例51】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[4−(N″,N″−ジメチルカ
ルバモイル)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド
(例示化合物番号264) 実施例116の化合物及び2M−ジメチルアミン/テト
ラヒドロフラン溶液を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0504】m.p.104〜107℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.15-1.30(6H,m),1.32(9H,s),1.71-1.80(2H,m),
2.65-2.81(2H,m),2.90-3.14(6H,m),2.94(3H,d,J=5Hz),
3.56-3.67(1H,m),3.83(3H,m),6.28-6.34(1H,m),6.94-6.
97(2H,m),7.17-7.24(2H,m),7.39(1H,d,J=8Hz),7.55-7.6
1(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1637,1514,1410,1318,126
7,1252,1202,1166,1087,1036.
【0505】
【実施例52】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(4−シアノ−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号536) 実施例117の化合物を用い、実施例37の化合物を合
成する反応と同様な反応を行い、目的化合物を結晶とし
て得た。
【0506】m.p.190〜193℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.10-1.30(6H,m),1.30(9H,s),1.70-1.79(2H,m),
2.65-2.79(2H,m),2.97(3H,d,J=5Hz),3.63-3.75(1H,m),
3.87(3H,s),6.14-6.21(1H,m),7.09-7.42(5H,m),7.56-7.
60(1H,m),7.75(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:2230,1637,1561,1526,146
5,1409,1323,1264,1162,1036.
【0507】
【実施例53】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ−5−プロ
ピオニルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号2
57) 参考例43の化合物及び参考例36の化合物を用い、実
施例44と同様の方法によって目的化合物を結晶として
得た。
【0508】m.p.200〜201.5℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.74-0.94
(3H,m),1.08-1.45(6H,m),1.14(3H,t,J=7Hz),1.30(9H,
s),1.65-1.84(2H,m),2.66(3H,d,J=7Hz),2.86-3.10(5H,
m),3.52-3.70(1H,m),3.88(3H,s),3.90(3H,s),6.41(1H,
s),6.42-6.56(1H,m),7.03(1H,br.s),7.38(1H,d,J=8Hz),
7.52-7.80(3H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3313,3197,1659,1634,160
2,1561,1529,1502,1462,1270,1212,1147,1027.
【0509】
【実施例54】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[5−(N″−ブチルカルバモイ
ル)−2,4−ジメトキシフェニル]オクタンアミド
(例示化合物番号254) 実施例107の化合物及びブチルアミンを用い、実施例
20と同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0510】m.p.195〜197℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.90
(3H,m),0.96(3H,t,J=7Hz),1.04-1.38(6H,m),1.30(9H,
s),1.40(2H,sextet,J=7.0Hz),1.58(2H,quintet,J=7Hz),
1.69-1.81(2H,m),2.57-2.75(2H,m),2.97(3H,d,J=5Hz),
3.56-3.71(1H,m),3.88(3H,s),3.95(3H,s),6.44(1H,s),
6.67-6.84(1H,m),6.91-7.02(1H,br.s),7.34-7.43(1H,
m),7.60-7.70(2H,m),7.71-7.83(1H,m),8.12(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1647,1607,1543,1535,150
2,1466,1410,1365,1317,1277,1207,1163,1026.
【0511】
【実施例55】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2,4−ジメトキシ−5−(ピ
ロリジン−1−イル)カルボニルフェニル]オクタンア
ミド (例示化合物番号255) 実施例107の化合物及びピロリジンを用い実施例20
と同様の方法によって目的化合物を泡状物質として得
た。
【0512】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78-0.93(3H,m),1.09-1.34(6H,m),1.33(9H,s),1.61
-2.02(6H,m),2.60-2.77(2H,m),2.91(3H,d,J=5Hz),3.13-
3.32(2H,m),3.44-3.65(3H,m),3.80(3H,s),3.83(3H,s),
6.41(1H,s),7.03-7.13(1H,br.s),7.14-7.27(1H,m),7.16
(1H,s),7.29(1H,d,J=2Hz),7.39(1H,d,J=8Hz).7.70(1H,d
d,J=2Hz,8Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:1614,1556,1508,1412,139
0,1365,1311,1282,1254,1207,1165,1124,1032.
【0513】
【実施例56】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号408) 参考例45aの化合物を用い、実施例44と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0514】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.90(3H,m),1.14-1.34(6H,m),1.30(9H,s),1.39
(3H,t,J=7Hz),1.63-1.80(2H,m),2.62-2.82(2H,m),3.48-
3.55(1H,m),3.77(3H,s),3.99(2H,quartet,J=7Hz),5.35-
5.60(1H,br.),5.96-6.19(1H,br.),6.41-6.50(2H,m),7.0
3-7.70(5H,m). IRスペクトル(film)cm -1:1653,1613,1507,1420,12
89,1260,1202,1163,1119,1050.
【0515】
【実施例57】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−イソプロポキシ−2−メトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号409) 参考例45bの化合物を用い、実施例44と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0516】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.89(3H,m),1.15-1.39(12H,m),1.29(9H,s),1.6
5-1.79(2H,m),2.62-2.82(2H,m),3.41-3.54(1H,m),3.76
(3H,s),4.50(1H,septet,J=6Hz),5.32-5.57(1H,br.),5.9
2-6.17(1H,br.),6.40-6.50(2H,m),7.04-7.68(5H,m). IRスペクトル(film)cm -1:1653,1613,1505,1455,14
20,1381,1374,1287,1260,1200,1121.
【0517】
【実施例58】N−(2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(4−エトキシ−2−メトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号411) 参考例31cの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0518】m.p.178〜179℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.79-0.90
(3H,m),1.13-1.34(6H,m),1.29(9H,s),1.39(3H,t,J=7H
z),1.64-1.80(2H,m),2.61-2.80(2H,m),2.96(3H,d,J=5H
z),3.42-3.55(1H,m),3.77(3H,s),3.99(2H,quartet,J=7H
z),6.05-6.18(1H,m),6.41-6.50(2H,m),7.07-7.65(5H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1638,1614,1559,1507,141
3,1318,1289,1260,1202,1163,1118.
【0519】
【実施例59】N−(2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル)−3−(4−イソプロポキシ−2−メト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号41
0) 参考例45bの化合物及び参考例36の化合物を用い、
実施例44と同様の方法によって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0520】 m.p.175〜176℃(アセトニトリル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.90
(3H,m),1.14-1.38(12H,m),1.29(9H,s),1.65-1.80(2H,
m),2.62-2.80(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.41-3.53(1H,
m),3.76(3H,s),4.50(1H,septet,J=6Hz),6.07-6.19(1H,
m),6.40-6.49(2H,m),7.05-7.65(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1637,1613,1560,1524,150
5,1413,1317,1286,1261,1201,1162,1123.
【0521】
【実施例60】N−[2−t−ブチル−5−[N′−(2−メトキシエ
チル)カルバモイル]フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号35
3) 参考例7の化合物及び2−メトキシエチルアミンを用い
て実施例20と同様の方法によって目的化合物を結晶と
して得た。
【0522】m.p.137〜138.5℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.11-1.35(6H,m),1.28(9H,s),1.62-1.80(2H,m),
2.59-2.80(2H,m),3.37(3H,s),3.43-3.68(5H,m),3.77(3
H,s),3.78(3H,s),6.40-6.53(3H,m),7.00-7.65(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3232,1661,1634,1507,129
0,1209,1157,1123,1038,834.
【0523】
【実施例61】N−[2−t−ブチル−5−[N′−(2−メトキシエ
チル)カルバモイル]フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)ノナンアミド (例示化合物番号35
4) 参考例31dの化合物及び2−メトキシエチルアミンを
用いて実施例20と同様の方法によって目的化合物を結
晶として得た。
【0524】m.p.130.5〜133℃(ヘキサン
−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6Hz),1.09-1.35(8H,m),1.28(9H,s),1.64-1.80(2H,m),
2.60-2.80(2H,m),3.37(3H,s),3.42-3.67(5H,m),3.77(3
H,s),3.78(3H,s),6.38-6.54(3H,m),7.01-7.65(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3236,1657,1634,1507,146
5,1292,1209,1157,1123,1038,834.
【0525】
【実施例62】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[4−(N″,N″−ジエチルカ
ルバモイルメチルオキシ)−2−メトキシフェニル]オ
クタンアミド (例示化合物番号475) 参考例47の化合物を用い、実施例1と同様の方法によ
って目的化合物を泡状物質として得た。
【0526】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78-0.90(3H,m),1.07-1.36(6H.m),1.12(3H,t,J=7H
z),1.20(3H,t,J=7Hz),1.29(9H,s),1.60-1.80(2H,m),2.6
0-2.80(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.37(2H,quartet,J=7H
z),3.39(2H,quartet,J=7Hz),3.42-3.56(1H,m),3.77(3H,
s),4.64(2H,s),6.15-6.29(1H,br.s),6.41-6.59(2H,m),
7.04-7.65(5H,m). IRスペクトル(film)cm -1:1646,1613,1557,1507,14
14,1364,1318,1260,1200,1038.
【0527】
【実施例63】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(N″,N″−ジエチルカルバモイルメチル
オキシ)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド (例
示化合物番号476) 参考例47の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0528】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.90(3H,m),1.07-1.37(6H.m),1.13(3H,t,J=7H
z),1.21(3H,t,J=7Hz),1.31(9H,s),1.64-1.80(2H,m),2.6
1-2.80(2H,m),3.37(2H,quartet,J=7Hz),3.39(2H,quarte
t,J=7Hz),3.41-3.57(1H,m),3.77(3H,s),4.64(2H,s),5.4
1-5.68(1H,m),6.02-6.28(1H,m),6.42-6.60(2H,m),7.07-
7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1613,1506,1465,141
9,1379,1365,1282,1260,1200,1165.
【0529】
【実施例64】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[4−(N″−ブチルカルバモイ
ルメチルオキシ)−2−メトキシフェニル]オクタンア
ミド (例示化合物番号477) 実施例1と同様の方法により、参考例48の化合物を用
い目的化合物を結晶として得た。
【0530】m.p.99〜108℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.92
(3H,m),0.91(3H,t,J=7Hz),1.10-1.40(8H.m),1.31(9H,
s),1.43-1.60(2H,m),1.63-1.80(2H,m),2.60-2.75(2H,
m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.24-3.37(2H,m),3.46-3.59(1H,
m),3.79(3H,s),4.56(2H,s),6.01-6.14(1H,s),6.40-6.65
(3H,m),7.01-7.65(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1656,1543,1506,1465,141
3,1318,1284,1258,1200,1162.
【0531】
【実施例65】N−2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[4−(2−オキソプロピルオキ
シ)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド(例示化
合物番号664) 実施例122の化合物437mg(0.96mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液にクロロ
アセトン106mg(1.15mmol)、炭酸カリウ
ム166mg(1.20mmol)、ヨウ化カリウム2
00mg(1.20mmol)を順次加え2時間さらに
攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で数回、飽
和食塩水で1回洗浄し乾燥後溶媒を留去した。残渣をシ
リカゲル40gを用いるカラムクロマトグラフィーに付
し酢酸エチル−メタノール(50:1)で溶出し目的化
合物を含む混合物450mgを得た。これをYMC−P
ACK ODS−Aを用いる分取液体クロマトグフィー
(溶出溶媒:アセトニトリル−水−トリエチルアミン−
酢酸(90:10:0.02:0.02)で精製し目的
化合物を結晶として得た。
【0532】 m.p.84〜85℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.90
(3H,m),1.10-1.41(6H,m),1.30(9H,s),1.65-1.85(2H,m),
2.26(3H,s),2.60-2.80(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.42-
3.58(1H,m),3.78(3H,s),4.52(2H,s),6.09-6.21(1H,m),
6.32-6.51(2H,m),7.07-7.68(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1725,1645,1613,1558,150
6,1466,1414,1318,1291,1257.1201,1160.
【0533】
【実施例66】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ−5−メチ
ルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号201) 参考例31eの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0534】 m.p.191〜192.5℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.75-0.91
(3H,m),1.08-1.38(6H,m),1.28(9H,s),1.54-1.80(2H,m),
2.14(3H,s),2.70(2H,d,J=7Hz),2.96(3H,d,J=5Hz),3.40-
3.58(1H,m),3.77(3H,s),3.80(3H,s),6.08-6.21(1H,m),
6.38(1H,s),6.95(1H,s),7.08-7.19(1H,br.s),7.38-7.64
(3H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3302,3225,1665,1633,161
6,1561,1512,1466,1299,1205,1039.
【0535】
【実施例67】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシ−5−メチルフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号202) 参考例31eの化合物を用い、実施例20と同様な方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0536】 m.p.179〜180℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.93
(3H,m),1.06-1.40(6H,m),1.29(9H,s),1.63-1.80(2H,m),
2.13(3H,s),2.62-2.80(2H,m),3.40-3.58(1H,m),3.78(3
H,s),3.80(3H,s),5.38-5.62(1H,br.),6.07-6.24(1H,b
r.),6.29(1H,s),6.95(1H,s),7.11(1H,br.s),7.39-7.70
(3H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3328,3179,1678,1655,161
5,1512,1422,1297,1205,1041.
【0537】
【実施例68】N−[2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル]−3−[4−(3−エトキシプロピルオキ
シ)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド (例示化
合物番号491) 参考例50bの化合物及び参考例36の化合物を用い、
実施例44と同様な方法によって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0538】m.p.136〜138℃(ジクロロメタ
ン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.90
(3H,m),1.12-1.41(6H,m),1.19(3H,t,J=7Hz),1.29(9H,
s),1.64-1.80(2H,m),2.02(2H,quintet,J=6Hz),2.60-2.8
0(2H,m),2.96(3H,d,J=5Hz),3.49(2H,quintet,J=7Hz),3.
42-3.56(1H,m),3.58(2H,t,J=6Hz),3.77(3H,s),4.02(2H,
t,J=6Hz),6.06-6.18(1H,m),6.40-6.50(2H,m),7.06-7.66
(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1635,1614,1560,1525,150
7,1321,1287,1259,1201,1162,1119.
【0539】
【実施例69】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[4−(3−メトキシプロピルオ
キシ)−2−メトキシフェニル]オクタンアミド (例示
化合物番号493) 参考例50aの化合物及び参考例36の化合物を用い、
実施例44と同様な方法によって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0540】m.p.149〜150℃(ジクロロメタ
ン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.90
(3H,m),1.15-1.34(6H,m),1.29(9H,s),1.65-1.80(2H,m),
2.02(2H,quintet,J=6Hz),2.60-2.81(2H,m),2.96(3H,d,J
=5Hz),3.35(3H,s),3.42-3.56(1H,m),3.54(2H,t,J=6Hz),
3.77(3H,s),4.02(2H,t,J=6Hz),6.08-6.20(1H,m),6.41-
6.51(2H,m),7.04-7.65(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1637,1614,1559,1507,146
6,1413,1319,1288,1259,1202,1162.
【0541】
【実施例70】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(3−メトキシプロピルオキ
シ)フェニル]オクタンアミド (例示化合物番号49
2) 参考例50aの化合物を用いて実施例44と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0542】 m.p.65〜67℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.79-0.90
(3H,m),1.13-1.38(6H,m),1.30(9H,s),1.64-1.80(2H,m),
2.03(2H,quintet,J=6Hz),2.65-2.77(2H,m),3.36(3H,s),
3.42-3.56(1H,m),3.55(2H,t,J=6Hz),3.77(3H,s),4.01(2
H,t,J=6Hz),5.50-5.71(1H,m),6.90-7.11(1H,m),6.41-6.
51(2H,m),7.01-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1656,1614,1507,1466,142
0,1288,1260,1201,1162,1123.
【0543】
【実施例71】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(3−エトキシプロピルオキシ)−2−メト
キシフェニル]オクタンアミド (例示化合物番号49
4) 実施例44と同様の方法によって、参考例50bの化合
物を用い目的化合物を結晶として得た。
【0544】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.90(3H,m),1.12-1.38(6H,m),1.21(3H,t,J=7H
z),1.30(9H,s),1.64-1.80(2H,m),2.03(2H,quintet,J=6H
z),2.65-2.77(2H,m),3.42-3.56(1H,m),3.51(2H,quinte
t,J=7Hz),3.59(2H,t,J=6Hz),3.77(3H,s),4.02(2H,t,J=6
Hz),5.51-5.74(1H,br.),5.91-6.13(1H,br.),6.41-6.52
(2H,m),7.03-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1614,1507,1420,137
7,1287,1260,1201,1162,1118. m.p.135〜136℃(酢酸エチル−ヘキサン)
【0545】
【実施例72】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2,4−ジメトキシ−5−(N′,N′−ジメチ
ルアミノスルホニル)フェニル]オクタンアミド (例示
化合物番号586) 参考例30dの化合物を用い、実施例44と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0546】m.p.206〜207℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.91
(3H,m),1.04-1.33(6H,m),1.35(9H,s),1.64-1.81(2H,m),
2.58-2.74(2H,m),2.77(6H,s),3.61-3.76(1H,m),3.90(3
H,s),3.92(3H,s),5.33-5.66(1H,br.),6.32-6.61(1H,b
r.),6.48(1H,s),7.10-7.19(1H,br.s),7.39-7.48(1H,m),
7.57-7.69(2H,m),7.74(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1666,1607,1560,1524,150
8,1473,1466,1439,1425,1396,1323,1284,1215,1142,107
0,1028.
【0547】
【実施例73】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−2,4−ジメトキシ−5−
(N″,N″−ジメチルアミノスルホニル)フェニル]
オクタンアミド(例示化合物番号587) 参考例30dの化合物及び参考例36の化合物を用い、
実施例44と同様の方法によって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0548】m.p.147〜149℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.91
(3H,m),1.07-1.34(6H,m),1.34(9H,s),1.62-1.81(2H,m),
2.56-2.73(2H,m),2.78(6H,s),2.95(3H,d,J=5Hz),3.59-
3.74(1H,m),3.89(3H,s),3.91(3H,s),6.43-6.56(1H,m),
6.48(1H,s),7.06-7.16(1H,br.s),7.37-7.46(1H,m),7.53
-7.67(2H,m),7.73(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1649,1605,1560,154
5,1508,1466,1460,1408,1363,1325,1281,1213,1142,102
6.
【0549】
【実施例74】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(3−メチルスルホニルプロ
ピルオキシ)フェニル]オクタンアミド (例示化合物番
号506) 参考例31fの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0550】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.90(3H,m),1.11-1.36(6H,m),1.32(9H,s),1.64
-1.80(2H,m),2.26-2.40(2H,m),2.62-2.77(2H,m),2.98(3
H,s),3.20-3.30(2H,m),3.42-3.54(1H,m),3.77(3H,s),4.
04-4.15(2H,m),5.50-5.72(1H,br.),5.90-6.17(1H,br.),
6.40-6.50(2H,m),7.50-7.64(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1663,1613,1507,1467,141
9,1290,1201,1162,1132,1040.
【0551】
【実施例75】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2−メトキシ−4−(3−メチ
ルスルホニルプロピルオキシ)フェニル]オクタンアミ
(例示化合物番号507) 参考例31fの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0552】 m.p.77〜78℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.91
(3H,m),1.12-1.40(6H,m),1.31(9H,s),1.61-1.80(2H,m),
2.26-2.40(2H,m),2.61-2.80(2H,m),2.95(3H,s),2.96(3
H,d,J=5Hz),3.25(2H,t,J=8Hz),3.43-3.57(1H,m),3.78(3
H,s),4.08(2H,t,J=6Hz),6.11-6.25(1H,m),6.40-6.50(2
H,m),7.07-7.62(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1649,1613,1559,1507,141
4,1310,1291,1201,1162,1132.
【0553】
【実施例76】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(5−フルオロ−2,4−ジメトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号380) 実施例20と同様の方法によって、参考例31gの化合
物を用い目的化合物を結晶として得た。
【0554】m.p.149.5〜150℃(酢酸エチ
ル−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.76-0.94
(3H,m),1.06-1.40(6H,m),1.30(9H,s),1.55-1.80(2H,m),
2.57-2.73(2H,m),3.47-3.65(1H,m),3.79(3H,s),3.87(3
H,s),5.60-5.95(1H,br.),6.17-6.47(1H,br.),6.52(1H,
d,J=7Hz),6.94(1H,d,J=12Hz),7.20(1H,br.s),7.40(1H,
d,J=8Hz),7.57-7.72(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3437,3183,1656,1615,151
7,1422,1323,1203,1037.
【0555】
【実施例77】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(3−メチルスルホニルアミ
ノプロピルオキシ)フェニル]オクタンアミド (例示化
合物番号525) 参考例31hの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0556】 m.p.77〜79℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.96
(3H,m),1.15-1.43(6H,m),1.34(9H,s),1.60-1.82(2H,m),
1.98-2.10(2H,m),2.63-2.82(2H,m),2.96(3H,s),3.32-3.
49(3H,m),3.73(3H,s),4.01-4.25(2H,m),6.08-6.20(1H,
m),6.45-7.60(9H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1661,1613,1507,1467,145
4,1420,1317,1260,1201,1152.
【0557】
【実施例78】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−[2−メトキシ−4−(3−メチ
ルスルホニルアミノプロピルオキシ)フェニル]オクタ
ンアミド (例示化合物番号526) 参考例31hの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0558】 m.p.70〜75℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.91
(3H,m),1.11-1.42(6H,m),1.30(9H,s),1.61-1.80(2H,m),
1.93-2.08(2H,m),2.60-2.80(2H,m),2.91(6H,br.s),3.24
-3.47(2H,m),3.39-3.54(1H,m),3.77(3H,s),3.95-4.10(2
H.m),5.38-5.50(1H,m),6.36-6.50(3H,m),7.01-7.50(5H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1647,1613,1558,1507,146
7,1414,1319,1260,1201,1154.
【0559】
【実施例79】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−メチルヘキ
サンアミド (例示化合物番号371) 参考例31iの化合物を用い実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0560】m.p.194.5〜196.5℃(ジク
ロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,d,
J=6Hz),0.88(3H,d,J=6Hz),1.30(9H,s),1.33-1.56(2H,
m),1.66-1.82(1H,m),2.59-2.78(2H,m),3.53-3.70(1H,
m),3.77(6H,s),5.31-5.62(1H,br.),6.00-6.30(1H,br.),
6.40-6.53(2H,m),7.02-7.69(7H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3358,3210,1651,1612,150
8,1422,1285,1206,1034,822.
【0561】
【実施例80】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
−5−メチルヘキサンアミド (例示化合物番号372) 参考例31iの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0562】m.p.200.5〜203℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,d,
J=6Hz),0.88(3H,d,J=6Hz),1.29(9H,s),1.33-1.63(2H,
m),1.65-1.80(1H,m),2.58-2.74(2H,m),2.96(3H,d,J=5H
z),3.52-3.68(1H,m),3.77(6H,s),6.06-6.52(3H,m),7.02
-7.66(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3308,3221,1664,1634,150
7,1288,1208,1158,1039,835.
【0563】
【実施例81】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(5−クロロ−2,4−ジメトキフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号377) 実施例2の化合物504mg(1.11mmol)をア
セトニトリル10mlとジクロロメタン4mlの混合溶
媒に溶かし、N−クロロスクシンイミド181mg
(1.36mmol)を加えて50℃で15時間攪拌し
た。室温に戻し、1M亜硫酸ナトリウムを加え過剰の試
薬を分解して酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られる残渣をシリカゲル50gを用いるカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルで溶出して目
的化合物434mg(収率80%)を結晶として得た。
【0564】m.p.161.5〜163.5℃(酢酸
エチル−イソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6Hz),1.15-1.30(6H,m),1.31(9H,s),1.64-1.72(2H,m),
2.60-2.71(2H,m),3.51-3.61(1H,m),3.82(3H,s),3.88(3
H,s),5.40-5.70(1H,br.),6.00-6.30(1H,br.),6.48(1H,
s),7.09(1H,s),7.18(1H,s),7.43(1H,d,J=8Hz),7.62-7.6
6(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1656,1612,1531,1505,142
3,1299,1207,1143,1073,1036.
【0565】
【実施例82】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(5−ブロモ−2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号378) 実施例81と同様の方法によって、N−ブロモスクシン
イミドを用い目的化合物を結晶として得た。
【0566】m.p.101.5〜103.5℃(酢酸
エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6Hz),1.15-1.30(6H,m),1.32(9H,s),1.61-1.72(2H,m),
2.60-2.71(2H,m),3.50-3.61(1H,m),3.82(3H,s),3.88(3
H,s),5.40-5.70(1H,br.),6.00-6.30(1H,br.),6.46(1H,
s),7.07(1H,s),7.33(1H,s),7.43(1H,d,J=8Hz),7.62-7.6
6(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1647,1600,15
61,1465,1422,1376,1298,12
79,1145,1033.
【0567】
【実施例83】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ルメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)−5−メチルヘキサンアミド (例示化合物番号3
74) 参考例54aの化合物を用い、実施例1と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0568】m.p.192〜195.5 ℃(ジクロ
ロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.86(3H,d,J=6Hz),0.88(3H,d,J=6Hz),1.28(9H,s),1.
32-1.65(2H,m),1.66-1.81(1H,m),2.57-2.81(2H,m),2.75
(3H,d,J=5Hz),3.46(2H,s),3.53-3.68(1H,m),3.78(6H,
s),5.51-5.68(1H,m),6.41-6.52(2H,m),6.92-7.36(5H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3256,3094,1645,1528,150
5,1260,1207,1156,1128,1035,835.
【0569】
【実施例84】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイルメチル)フ
ェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−
メチルヘキサンアミド (例示化合物番号373) 参考例54aの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0570】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.86(3H,d,J=6Hz),0.88(3H,d,J=6Hz),1.27(9H,s),1.
33-1.64(2H,m),1.65-1.81(1H,m),2.57-2.77(2H,m),3.48
(2H,s),3.53-3.68(1H,m),3.78(6H,s),5.22-5.40(1H,b
r.),5.60-5.75(1H,br.),6.41-6.51(2H,m),6.97-7.36(5
H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3294,3194,16
63,1612,1507,1466,1287,12
08,1156,1038,834.
【0571】
【実施例85】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
タンアミド (例示化合物番号379) 参考例31jの化合物を用い、実施例20と同様な方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0572】m.p.211.5〜214℃(ジクロロ
メタン−酢酸エチル−メタノール) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz),1.05-1.38(4H,m),1.32(9H,s),1.5
5-1.80(2H,m),2.67(2H,d-like,J=7Hz),3.46-3.63(1H,
m),3.82(3H,s),3.88(3H,s),5.40-5.56(1H,br.),6.05-6.
25(1H,br.),6.48(1H,s),7.08(1H,br.s),7.18(1H,s),7.4
3(1H,d,J=8Hz),7.63-7.75(2H,m). . IRスペクトル(KBr)cm-1:3340,3181,1676,1657,161
2,1506,1423,1303,1205,1035.
【0573】
【実施例86】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−t−ブチルオキシカルボニルメチルオキシ−
2−メトキシ)オクタンアミド (例示化合物番号48
9) 実施例124の化合物733mg(1.66mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド15ml溶液にブロモ
酢酸t−ブチルエステル266μl(1.80mmo
l)及び炭酸セシウム586mg(1.80mmol)
を加えて6.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希
釈し、水で数回飽和食塩水で1回洗浄し乾燥後溶媒を留
去した。残渣をシリカゲル125gを用いるカラムクロ
マトグフィーに付し酢酸エチル−メタノール(49:
1)で溶出し目的化合物を含む混合物を得た。これを再
度同条件でシリカゲルクロマトグラフィーを行い目的化
合物667mg(収率70%)を結晶として得た。
【0574】m.p.121.5〜122.5℃(ジク
ロロメタン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.80-0.90
(3H,m),1.12-1.39(6H,m),1.30(9H,s),1.48(9H,s),1.63-
1.80(2H,m),2.61-2.82(2H,m),3.42-3.57(1H,m),3.76(3
H,s),4.47(2H,s),5.40-5.61(1H,br),6.08-6.28(1H,b
r.),6.36-6.52(2H,m),7.05-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1755,1659,1614,1506,146
4,1419,1395,1369,1257,1201.1153.
【0575】
【実施例87】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)フ
ェニル]オクタンアミド (例示化合物番号495) 参考例31kの化合物を用い、実施例20と同様の方法
のよって目的化合物を泡状物質として得た。
【0576】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.91(3H,m),1.12-1.41(6H,m),1.32(9H,s),1.61
-1.80(2H,m),2.61-2.81(2H,m),3.41-3.57(1H,m),3.45(3
H,s),3.59-3.83(2H,m),3.76(3H,s),4.04-4.16(2H,m),5.
51-5.73(1H,br.),5.95-6.19(1H,br.),6.46-6.53(2H,m),
7.01-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1656,1614,1506,1420,136
7,1289,1260,1202,1163,1125.
【0577】
【実施例88】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−メチルペン
タンアミド (例示化合物番号375) 参考例31mの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0578】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78(3H,d,J=6.5Hz),1.02(3H,d,J=6.5Hz),1.26(9H,
s),1.90-2.10(1H,m),2.74(1H,dd,J=11.5Hz,J=14.5Hz),
2.87(1H,dd,J=5Hz,14.5Hz),3.15-3.30(1H,m),3.76(3H,
s),3.77(3H,s),5.34-5.73(1H,br.),5.95-6.33(1H,br.),
6.43(1H,d,J=2.5Hz),6.48(1H,dd,J=2.5Hz,8Hz),6.93-7.
10(1H,br.s),7.11(1H,d,J=8Hz),7.28(1H,d,J=2Hz),7.39
(1H,d,J=8.5Hz),7.63(1H,dd,J=2Hz,8.5Hz). IRスペクトル(film) cm-1:1659,1612,1587,1558,15
06,1466,1419,1367,1292,1265,1207,1157,1117,1038.
【0579】
【実施例89】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルメチルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−メチ
ルペンタンアミド (例示化合物番号376) 参考例54bの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0580】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78(3H,d,J=6.5Hz),1.01(3H,d,J=6.5Hz),1.23(9H,
s),1.90-2.09(1H,m),2.74(1H,dd,J=11.5Hz,J=14.5Hz),
2.85(1H,dd,J=5Hz,14.5Hz),3.13-3.27(1H,m),3.42(2H,
s),3.76(3H,s),3.78(3H,s),5.23-5.45(1H,br.),5.54-5.
76(1H,br.),6.42(1H,d,J=2.5Hz),6.47(1H,dd,J=2.5Hz,8
Hz),6.78(1H,d,J=2Hz),6.94-7.07(1H,br.s),7.01(1H,d
d,J=2Hz,8.5Hz),7.09(1H,d,J=8Hz),7.28(1H,d,J=8.5H
z). IRスペクトル(film) cm-1:1666,1612,1587,1506,14
66,1419,1365,1294,1265,1207,1157,1038.
【0581】
【実施例90】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(2−メトキシ
エトキシ)フェニル]オクタンアミド (例示化合物番号
496) 実施例87の化合物を用い、実施例81と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0582】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.90(3H,m),1.11-1.37(6H,m),1.32(9H,s),1.60
-1.80(2H,m),2.60-2.73(2H,m),3.42-3.60(1H,m),3.47(3
H,s),3.74-3.82(2H,m),3.79(3H,s),4.14-4.20(2H,m),5.
45-5.67(1H,br.),6.00-6.20(1H,br.),6.56-7.70(6H,m). IRスペクトル(film) cm-1:1655,1605,1505,1449,13
66,1302,1200,1129,1071,1036.
【0583】
【実施例91】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)フ
ェニル]オクタンアミド (例示化合物番号497) 実施例31Lの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0584】m.p.134〜135℃(エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.79-0.90
(3H,m),1.16-1.47(6H,m),1.27(3H,t,J=7Hz),1.31(9H,
s),1.63-1.80(2H,m),2.67-2.77(2H,m),3.51-3.65(1H,
m),3.60(2H,quartet,J=7Hz),3.73-3.82(2H,m),3.76(3H,
s),4.05-4.13(2H,m),5.61-5.85(1H,br.),5.85-6.11(1H,
br.),6.46-6.53(2H,m),7.00-7.70(5H,m). IRスペクトル(film)cm -1:1656,1614,1507,1452,14
20,1373,1289,1260,1202,1163.1123.
【0585】
【実施例92】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−メトキシ−4−メチルフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号203) 参考例62の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0586】m.p.175〜177℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.16-1.32(6H,m),1.29(9H,s),1.65-1.77(2H,m),
2.31(3H,s),2.63-2.80(2H,m),3.48-3.59(2H,m),5.30-5.
70(1H,br.),6.00-6.30(1H,br.),6.67(1H,s),6.76(1H,d,
J=8Hz),7.09-7.11(2H,m),7.41(1H,d,J=8Hz),7.57-7.66
(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1614,1522,1508,146
6,1421,1366,1260,1043,814.
【0587】
【実施例93】N−[2−t−ブチル−5−[N′−(2−メチルプロ
ピル)カルバモイル]フェニル]−3−(2−メトキシ
−4−メチルフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号204) 参考例62の化合物及び2−メチルプロピルアミンを用
い実施例20と同様な方法によって目的化合物を結晶と
して得た。
【0588】 m.p.150〜151℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),0.96(6H,d,J=7Hz),1.17-1.30(6H,m),1.28(9H,
s),1.67-1.78(2H,m),1.87(1H,septet,J=7Hz),2.30(3H,
s),2.63-2.80(2H,m),3.24(2H,t,J=6Hz),3.49-3.60(1H,
m),3.78(3H,s),6.18-6.22(1H,m),6.66(1H,s),6.75(1H,
d,J=7Hz),7.08-7.13(2H,m),7.40(1H,d,J=9Hz),7.57-7.6
1(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1657,1634,1548,1528,146
6,1366,1321,1261,1158,1043.
【0589】
【実施例94】N−[2−t−ブチル−5−[(4−メチルピペラジン
−1−イル)カルボニル)]フェニル]−3−(2−メ
トキシ−4−メチルフェニル)オクタンアミド (例示化
合物番号205) 参考例62の化合物及び4−メチルピペラジンを用い、
実施例20と同様の方法によって目的化合物を泡状物質
として得た。
【0590】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.17-1.32(6H,m),1.27(9H,s),1.6
5-1.76(2H,m),2.30-2.50(4H,m),2.30(3H,s),2.32(3H,
s),2.60-2.79(2H,m),3.45-3.60(3H,m),3.70-3.81(2H,
m),3.78(3H,s),6.66(1H,s),6.74(1H,d,J=7Hz),7.07-7.3
8(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1683,1612,1508,1461,143
8,1300,1265,1133,1040,1002.
【0591】
【実施例95】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メトキシカルバモ
イル)フェニル]−3−(2−メトキシ−4−メチルフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号351) トリエチルアミンのかわりに0.5M重曹水、参考例6
2の化合物及びO−メチルヒドロキシアミン塩酸塩を用
い、実施例1と同様の方法によって目的化合物を結晶と
して得た。
【0592】 m.p.162〜163℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.17-1.32(6H,m),1.28(9H,s),1.69-1.77(2H,m),
2.31(3H,s),2.63-2.80(2H,m),3.48-3.59(1H,m),3.78(3
H,s),3.86(3H,s),6.67(1H,s),6.77(1H,d,J=8Hz),7.08-
7.11(2H,m),7.39-7.43(2H,m),7.55-7.59(1H,m),9.03(1
H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1641,1613,1524,1466,131
9,1262,1158,1082,1042,939.
【0593】
【実施例96】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−4−(2−エトキシエトキシ)−2
−メトキシフェニル]オクタンアミド (例示化合物番号
498) 参考例31nの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0594】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.90(3H,m),1.12-1.32(6H,m),1.24(3H,t,J=7H
z),1.32(9H,s),1.60-1.76(2H,m),2.60-2.73(2H,m),3.48
-3.61(1H,m),3.62(2H,quartet,J=7Hz),3.79(3H,s),3.79
-3.87(2H,m),4.12-4.20(2H,m),5.50-5.72(1H,br.),6.00
-6.24(1H,br.),6.55-7.68(6H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1656,1604,1505,1461,144
6,1396,1366,1302,1202,1122.
【0595】
【実施例97】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−アセチル−2−メトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号273) 参考例64aの化合物を用い、実施例99と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0596】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.14-1.33(6H.m),1.30(9H,s),1.7
0-1.85(2H,m),2.58(3H,s),2.67-2.83(2H,m),3.61-3.71
(1H,m),3.89(3H,s),5.40-5.80(1H,br.),5.90-6.30(1H,b
r.),7.13(1H,s),7.31(1H,d,J=8Hz),7.41(1H,d,J=8Hz),
7.48-7.63(3H,m),7.72(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1660,1615,1518,1463,141
3,1364,1270,1225,1074,1036.
【0597】
【実施例98】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2,4−ジメトキシ−5−(メトキシイミノ)フ
ェニル]オクタンアミド (例示化合物番号544) 参考例65の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0598】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.93(3H,m),1.06-1.45(6H.m),1.31(9H,s),1.64
-1.78(2H,m),2.64-2.77(2H,m),3.50-3.69(1H,m),3.82(3
H,s),3.84(3H,s),3.93(3H,s),5.45-5.67(1H,br.),6.18-
6.38(1H,br.),6.39(1H,s),7.11(1H,br.s),7.41(1H,d,J=
8.5Hz),7.57-7.70(3H,m),8.36(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:3295,1660,1616,1561,149
9,1466,1419,1366,1295,1207,1058,1033.
【0599】
【実施例99】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(1−オキソブチル)−2−メトキシフェニ
ル]オクタンアミド (例示化合物番号272) 参考例64cの化合物530mg(1.07mmol)
のアセトニトリル10ml懸濁液にN,N′−カルボニ
ルジイミダゾール210mg(1.30mmol)を加
え35分間攪拌した。次いで濃アンモニア水1.0ml
(15mmol)を加えさらに20分間攪拌した。減圧
下有機溶媒を留去して酢酸エチルで抽出し、抽出液を2
N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し乾燥後溶
媒を留去した。残渣をシリカゲル50gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(1:
9〜0:9)で溶出し目的化合物511mg(収率97
%)を泡状物質として得た。
【0600】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),0.99(3H,t,J=7Hz),1.13-1.32(6H.
m),1.29(9H,s),1.67-1.82(4H,m),2.67-2.84(2H,m),2.91
(2H,t,J=7Hz),3.60-3.71(1H,m),3.89(3H,s),5.30-5.70
(1H,br.),5.90-6.30(1H,br.),7.13(1H,s),7.30(1H,d,J=
8Hz),7.41(1H,d,J=8Hz),7.48-7.64(3H,m),7.72(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1660,1615,15
61,1518,1464,1413,1366,12
53,1200,1164.
【0601】
【実施例100】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘキサンアミド
(例示化合物番号381) 参考例31pの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0602】 m.p.191.5〜192℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.88(3H,t,J=7Hz),1.17-1.38(2H,m),1.30(9H,s),1.6
0-1.81(2H,m),2.61-2.83(2H,m),3.43-3.59(1H,m),3.78
(6H,s),5.33-5.61(1H,br.),6.10-6.36(1H,br.),6.40-6.
52(2H,m),7.07-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1612,1526,1508,142
5,1286,1264,1207,1120,1034.
【0603】
【実施例101】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(1−オキソプロピル)フェ
ニル]オクタンアミド (例示化合物番号274) 参考例64bの化合物を用い、実施例99と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0604】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.13-1.32(6H,m),1.21(3H,t,J=7H
z),1.29(9H,s),1.72-1.81(2H,m),2.67-2.84(2H,m),2.97
(2H,q,J=7Hz),3.60-3.71(1H,m),3.89(3H,s),5.40-5.80
(1H,br.),5.90-6.30(1H,br.),7.14(1H,s),7.30(1H,d,J=
8Hz),7.41(1H,d,J=8Hz),7.48-7.63(3H,m),7.71(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1660,1615,15
17,1463,1413,1366,1257,12
04,1165,1042.
【0605】
【実施例102】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−エトキシ−4−メトキシフェニル)ヘプタン
アミド (例示化合物番号412) 参考例31qの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0606】m.p.184.5〜185.5℃ NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz),1.09-1.33(4H.m),1.29(9H,s),1.4
0(3H,t,J=7Hz),1.65-1.80(2H,m),2.63-2.87(2H,m),3.40
-3.55(1H,m),3.76(3H,s),3.92-4.06(2H,m),5.30-5.55(1
H,br.),6.03-6.31(1H,br.),6.40-6.50(2H,m),7.04-7.69
(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1654,1612,1558,1530,142
2,1292,1258,1200,1165,1044.
【0607】
【実施例103】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(3−メトキシ
プロピルオキシ)フェニル]ヘプタンアミド (例示化合
物番号500) 参考例31sの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0608】m.p.176〜190℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=7Hz),1.02-1.40(4H.m),1.32(9H,s),1.48-1.82(2H,m),
2.02-2.16(2H,m),2.59-2.77(2H,m),3.36(3H,s),3.46-3.
64(1H,m),3.60(2H,t,J=6Hz),3.79(3H,s),4.10(2H,t,J=6
Hz),5.42-5.71(1H,br.),6.09-6.35(1H,br.),6.50(1H,
s),7.02-7.70(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3333,3200,16
55,1605,1507,1422,1303,12
01,1124,773.
【0609】
【実施例104】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(3−メトキシプロピルオキ
シ)フェニル]ヘプタンアミド (例示化合物番号49
9) 参考例31tの化合物を用い実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0610】m.p.157〜162℃(エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz),1.10-1.39(4H.m),1.31(9H,s),1.6
4-1.81(2H,m),1.95-2.08(2H,m),2.62-2.78(2H,m),3.36
(3H,s),3.40-3.64(1H,m),3.56(2H,t,J=6Hz),3.77(3H,
s),4.02(2H,t,J=6Hz),5.43-6.53(4H,m),7.04-7.70(5H,
m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3323,3199,1653,1614,150
7,1421,1291,1201,1124,1038 837.
【0611】
【実施例105】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−エトキシ−4−メトキシフェニル)−5−メ
チルヘキサンアミド (例示化合物番号413) 参考例31rの化合物を用い,実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0612】 m.p.216〜217℃(メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.87(3H,d,
J=9Hz),0.89(3H,d,J=9Hz),1.29(9H,s),1.32-1.50(2H,
m),1.40(3H,t,J=7Hz),1.70-1.84(1H,m),2.61-2.82(2H,
m),3.53-3.68(1H,m),3.76(3H,s),3.92-4.07(2H,m),5.35
-5.60(1H,br.),6.11-6.30(1H,br.),6.39-6.50(2H,m),7.
02-7.68(5H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1653,1612,15
31,1507,1424,1286,1258,12
00,1166,1045.
【0613】
【実施例106】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル−
5−メトキシカルボニルフェニル)オクタンアミド (例
示化合物番号246) 参考例37の化合物及び参考例36の化合物を用い、実
施例44と同様の方法によって目的化合物を結晶として
得た。
【0614】m.p.168〜169℃(ジクロロメタ
ン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.78-0.91(3H,m),1.06-1.37(6H,m),1.30(9H,s),1.60
-1.81(2H,m),2.69(2H,d,J=7.5Hz),2.96(3H,d,J=5Hz),3.
52-3.67(1H,m),3.86(3H,s),3.87(3H,s),3.90(3H,s),6.2
4-6.41(1H.m),6.44(1H,s),7.01-7.12(1H,br.s),7.36-7.
44(1H,m),7.55-7.66(2H,m),7.75(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1718,1703,1655,1647,163
9,1613,1560,1510,1460,1437,1365,1323,1281,1252,121
1,1153,1030.
【0615】
【実施例107】N−[2−t−ブチル−5−(N′−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ−5−カル
ボキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号24
5) 実施例106の化合物を用い、参考例7と同様の方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0616】m.p.128〜130℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.75-0.90
(3H,m),1.02-1.33(6H,m),1.32(9H,m),1.53-1.83(2H,m),
2.59-2.78(2H,m),2.95(3H,d,J=5Hz),3.63-3.78(1H,m),
3.92(3H,s),4.08(3H,s),6.33-6.49(1H,m),6.50(1H,s),
7.06-7.18(1H,br.s),7.36-7.45(1H,m),7.55-7.69(2H,
m),8.03(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1718,1686,1655,1639,161
0,1560,1508,1439,1419,1365,1323,1277,1211,1082,102
4.
【0617】
【実施例108】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−アセトキシメチル−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号211) 参考例41の化合物を用い、実施例26と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0618】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.15-1.32(6H,m),1.29(9H,s),1.7
0-1.78(2H,m),2.09(3H,s),2.64-2.81(2H,m),3.54-3.66
(1H,m),3.82(3H,s),5.06(2H,s),5.40-5.70(1H,br.),6.0
0-6.40(1H,br.),6.85(1H,s),6.94(1H,d,J=8Hz),7.12(1
H,s),7.21(1H,d,J=8Hz),7.42(1H,d,J=8Hz),7.62-7.68(2
H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1742,1656,1615,1510,146
4,1420,1378,1258,1229,1042.
【0619】
【実施例109】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号218) 実施例108の化合物2.25g(4.95mmol)
のメタノール15ml溶液に2N苛性ソーダ水溶液3.
0mlを加え40分間攪拌した。有機溶媒を留去し、水
を加えた後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化
アンモニウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し乾燥した後溶
媒を留去した。残渣をシリカゲル100gを用いるカラ
ムクロマトグラフィーに付しジクロロメタン−メタノー
ル(12:1〜10:1)で溶出し目的化合物1.99
g(収率96%)を泡状物質として得た。
【0620】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=6Hz),1.15-1.35(6H,m),1.32(9H,s),1.6
9-1.80(2H,m),2.74(2H,d,J=8Hz),3.20-3.31(1H,br.),3.
49-3.61(1H,m),3.80(3H,s),4.65(2H,s),5.40-5.60(1H,b
r.),6.20-6.40(1H,br.),6.85(1H,d,J=2Hz),6.96-6.99(2
H,m),7.08(1H,s),7.19(1H,d,J=7Hz),7.30(1H,d,J=8Hz),
7.41(1H,dd,J=2H,8Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:1659,1614,1509,1464,141
9,1366,1258,1157,1125,1043.
【0621】
【実施例110】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)オクタン
アミド (例示化合物番号299) 実施例109の化合物1.98g(4.36mmol)
のジクロロメタン30ml溶液に二酸化マンガン7.6
0g(87.4mmol)を加え、室温で6時間攪拌し
た。セライトを用い酸化剤を濾去し、濾液を濃縮するこ
とにより目的化合物1.88g(収率95%)を泡状物
質として得た。
【0622】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.13-1.32(6H,m),1.29(9H,s),1.7
3-1.81(2H,m),2.68-2.84(2H,m),3.64-3.76(1H,m),3.91
(3H,s),5.50-5.80(1H,br.),6.00-6.40(1H,br.),7.16(1
H,s),7.39-7.46(4H,m),7.61(1H,,dd,J=2H,8Hz),7.74(1
H,d,J=2Hz),9.94(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1683,1659,1603,1519,146
3,1421,1387,1259,1154,1038.
【0623】
【実施例111】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ヒドロキシイミノ−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号542) 実施例110の化合物398mg(0.879mmo
l)のピリジン5ml溶液にヒドロキシアミン塩酸塩1
37mg(1.97mmol)を加え20分間攪拌し
た。反応液を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。
抽出液を乾燥後、溶媒を留去し、ピリジンを除くために
再度トルエンに溶解させ溶媒を留去した。この操作をも
う一度繰り返し目的化合物414mg(定量的収率)を
泡状物質として得た。
【0624】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,d,J=6Hz),1.15-1.34(6H,m),1.31(9H,s),1.7
0-1.79(2H,m),2.72(2H,d,J=8Hz),3.59-3.70(1H,m),3.86
(3H,s),5.90-6.45(2H,m),7.06-7.29(4H,m),7.42(1H,d,J
=8Hz),7.51(1H,d,J=2Hz),7.63(1H,dd,J=2Hz,8Hz),8.07
(1H,s),8.30-8.50(1H,br.). IRスペクトル(KBr)cm-1:1660,1614,1560,1510,146
5,1301,1255,1040,980.
【0625】
【実施例112】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−カルボキシ−2−メトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号302) 実施例110の化合物1.44g(3.18mmol)
にジメチルスルホキシド15ml及び1Mリン酸二水素
ナトリウム水溶液を加え溶解させ、さらに亜塩素酸ナト
リウム650mg(7.19mmol)の水7ml溶液
を15分間で加え4.5時間攪拌した。1N塩酸で酸性
としジクロロメタンを加え結晶を析出させた。得られた
結晶を濾取し、水、次いで酢酸エチルで洗い粉末物質と
して目的化合物1.32g(収率89%)を得た。
【0626】 m.p.204〜206℃(ジクロロメタン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3-d6-DMSO)δppm :0.
83(3H,t,J=6Hz),1.10-1.35(6H,m),1.26(9H,s),1.68-1.7
6(2H,m),2.66-2.82(2H,m),3.64-3.76(1H,m),3.88(3H,
s),6.50-6.70(1H.br.),7.29-7.68(7H,m),8.57(1H,s). . IRスペクトル(KBr)cm-1:1694,1656,1612,1505,145
4,1418,1256,1105,1038,771.
【0627】
【実施例113】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−アセトキシメチル−2−メトキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号219) 参考例41の化合物及び参考例36の化合物を用い実施
例26と同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0628】 m.p.174〜176℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6Hz),1.15-1.30(6H,m),1.28(9H,s),1.70-1.82(2H,m),
2.09(3H,s),2.63-2.80(2H,m),2.95(3H,d,J=5Hz),3.55-
3.66(1H,m),3.82(3H,s),5.05(2H,s),6.28-6.37(1H,m),
6.84-6.95(2H,m),7.16-7.22(2H,m),7.39(1H,d,J=8Hz),
7.57-7.66(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1742,1637,1559,1510,146
4,1418,1364,1257,1227,1041.
【0629】
【実施例114】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号220) 実施例113の化合物を用い、実施例109と同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0630】 m.p.144〜146℃(ベンゼン−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6Hz),1.17-1.32(6H,m),1.31(9H,s),1.71-1.78(2H,m),
2.73(2H,d,J=8Hz),2.92(3H,d,J=5Hz),3.48-3.60(1H,m),
3.79(3H,s),4.65(2H,s),6.16-6.23(1H,m),6.82(1H,s),
6.95-7.03(3H,m),7.19(1H,d,J=8Hz),7.29-7.38(3H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1672,1641,1560,1525,146
5,1418,1326,1263,1168,1032.
【0631】
【実施例115】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−ホルミル−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号300) 実施例114の化合物を用い、実施例110と同様の方
法によって目的化合物を粉末状物質として得た。
【0632】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.15-1.31(6H,m),1.29(9H,s),1.7
4-1.82(2H,m),2.67-2.84(2H,m),2.95(3H,d,J=5Hz),3.64
-3.76(1H,m),3.90(3H,s),6.13-6.19(1H,m),7.16(1H,s),
7.38-7.46(4H,m),7.57(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.72(1H,d,J=
2Hz),9.94(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1690,1641,1559,1524,146
3,1420,1319,1258,1155,1037.
【0633】
【実施例116】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−カルボキシ−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号301) 実施例115の化合物を用い、実施例112と同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0634】m.p.227−229.5℃(ベンゼン
−エタノール) NMRスペクトル(400MHz,d6-DMSO)δppm :0.80(3H,
t,J=6Hz),1.05-1.30(6H,m),1.21(9H,s),1.58-1.73(2H,
m),2.61-2.72(2H,m),2.76(3H,d,J=5Hz),3.61-3.68(1H,
m),3.84(3H,s),7.33(1H,d,J=8Hz),7.39-7.41(2H,m),7.4
6(1H,d,J=1Hz),7.53(1H,dd,J=1Hz,8Hz),7.63(1H,dd,J=2
Hz,8Hz),8.33-8.36(1H,m),9.23(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1701,1658,1633,1556,152
5,1416,1324,1249,1216,1037.
【0635】
【実施例117】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−ヒドロキシイミノ−2−メトキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号543) 実施例115の化合物を用い、実施例111と同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0636】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.15-1.30(6H,m),1.30(9H,s),1.7
0-1.79(2H,m),2.66-2.82(2H,m),2.94(3H,d,J=5Hz),3.56
-3.67(1H,m),3.83(3H,s),6.12-6.17(1H,m),7.06-7.63(8
H,m),8.08(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1645,1560,1510,1465,141
4,1306,1254,1161,1039,965.
【0637】
【実施例118】N−[2−t−ブチル−5−[3−(ベンジルオキシカ
ルボニル)プロピオニルアミノカルボニル]フェニル]
−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号369) コハク酸モノベンジルエステル1.04g(5.0mm
ol)のアセトニトリル10ml溶液にN,N′−カル
ボニルジイミダゾール810mg(5.0mmol)を
加え15分間攪拌し、さらに実施例2の化合物565m
g(1.22mmol)及び4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン610mg(5.0mmol)を加えて4日
間加熱還流した。反応液を室温に戻し、酢酸エチルで希
釈し2N塩酸、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥した。溶媒
を留去して得られる残渣をシリカゲル15gを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル
(3:1〜1:1)で溶出する部分を集め目的化合物を
含む混合物を得た。
【0638】これを再度同様条件のシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し目的化合物120mg(収率
15%)を粘稠物質として得た。
【0639】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.77-0.93(3H,m),1.10-1.43(6H,m),1.29(9H,s),1.62
-1.81(2H,m),2.63-2.90(4H,m),3.29(2H,t,J=6Hz),3.41-
3.58(1H,m),3.76(3H,s),3.78(3H,s),5.15(2H,s),6.42-
6.56(2H,m),7.05-7.70(12H,m),8.97(1H,br.s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3401,1723,1701,1612,15
87,1567,1506,1465.
【0640】
【実施例119】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号316) 参考例30bの化合物を用い、実施例26と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0641】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.07-1.15(6H,m),1.24(9H,s),1.5
6-1.82(2H,m),2.45-2.79(2H,m),3.60-3.75(1H,m),3.80
(3H,s),5.00(1H,d,J=11Hz),5.05(1H,d,J=11Hz),5.20-5.
48(1H,br.),6.12-6.35(1H,br.)6.76-7.71(12H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3278,3190,1656,1476,127
3,1202,1073,982,751,698.
【0642】
【実施例120】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(2−ベンジルオキシ−3−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号317) 参考例30bの化合物及び参考例36の化合物を用い、
参考例6と同様の方法によって目的化合物を結晶として
得た。
【0643】m.p.158.5〜160.5℃(酢酸
エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6Hz),1.10-1.33(6H,m),1.26(9H,s),1.52-1.85(2H,m),
2.48-2.79(2H,m),2.85(3H,d,J=5Hz),3.62-3.77(1H,m),
3.82(3H,s),5.03(1H,d,J=11Hz),5.10(1H,d,J=11Hz),6.2
5-7.74(13H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:3311,1638,15
59,1525,1476,1274,1203,10
77,982,751,698.
【0644】
【実施例121】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号318) 実施例30cの化合物及び実施例36の化合物を用い、
実施例44と同様の方法のよって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0645】m.p.138〜140℃(ジクロロメタ
ン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl)δppm
:0.80-0.91(3H,m),1.16-1.38(6H,m),1.28(9H,s),1.65
-1.80(2H,m),2.60-2.80(2H,m),2.95(3H,d,J=5Hz),3.41-
3.56(1H,m),3.76(3H,s),5.02(2H,s),6.07-6.18(1H,m),
6.50-6.60(2H,m),7.08-7.67(10H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1641,1613,1559,1506,146
5,1455,1414,1318,1288,1258.1201,1160.
【0646】
【実施例122】N−(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイル
フェニル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号129) 実施例121の化合物を用い、実施例124と同様の方
法によって目的化合物を結晶として得た。
【0647】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.80-0.90(3H,m),1.11-1.36(6H,m),1.30(9H,s),1.60
-1.80(2H,m),2.65-2.76(2H,m),2.92(3H,d,J=5Hz),3.39-
3.51(1H,m),3.70(3H,s),6.22-6.53(4H,m),6.96-7.62(5
H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1648,1557,15
11,1468,1435,1414,1366,13
22,1289,1198,1160.
【0648】
【実施例123】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ベンジルオキシ−2−メトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号320) 参考例30cの化合物を用いて、実施例44と同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0649】NMRスペクトル(270MHz,CDC
)δppm :0.80-0.90(3H,m),1.14-1.47(6H,m),1.29
(9H,s),1.62-1.80(2H,m),2.61-2.82(2H,m),3.42-3.57(1
H,m),3.77(3H,s),5.02(2H,s),5.38-5.60(1H,br.),5.98-
6.21(1H,br.),6.50-6.60(2H,m),7.02-7.68(10H,m). IRスペクトル(film) cm-1:1653,1613,1505,1455,14
20,1377,1289,1258,1200,1160.
【0650】
【実施例124】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号128) 実施例123の化合物2.46g(4.64mmol)
のエタノール100ml溶液に10%Pd−C 200
mgを加え、水素気流下40℃で激しく1.5時間攪拌
した。セライトを用い濾過して触媒を除き、濾液を乾固
して得られる残渣をシリカゲル100gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール
(49:1)で溶出し目的化合物を含む混合物を得た。
これを再び同溶媒を用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し1.62g(収率79%)の目的化合
物を泡状物質として得た。
【0651】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.70-0.90(3H,m),1.11-1.39(6H,m),1.33(9H,s),1.60
-1.80(2H,m),2.67-2.79(2H,m),3.36-3.51(1H,m),3.69(3
H,s),5.72-5.93(1H,br.),6.26-6.46(3H,m),6.95-6.63(6
H,m). IRスペクトル(film) cm-1:1660,1615,1598,1509,14
68,1432,1366,1288,1198,1159.
【0652】
【実施例125】N−[2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプチル]
−N′−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニ
ル)尿素 (例示化合物番号82) 参考例60の化合物を用い、実施例20と同様な方法に
よって目的化合物を結晶として得た。
【0653】m.p.223〜224℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.88
(3H,m),1.10-1.30(6H,m),1.33(9H,s),1.50-1.64(2H,m),
3.04-3.33(2H,m),3.44-3.56(1H,m),3.57(3H,s),3.78(3
H,s),4.71(1H,t,J=2.5Hz),5.52-5.76(1H,br.),5.90-6.2
0(1H,br.),5.96(1H,s),6.32(1H,d,J=2.5Hz),6.41(1H,d
d,J=8.5Hz,2.5Hz),6.95(1H,d,J=8.5Hz),7.26(1H,d,J=2H
z),7.44(1H,d,J=8.5Hz),7.68(1H,dd,J=8.5Hz,2Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:1652,1615,1586,1556,150
6,1465,1289,1258,1209,1158.
【0654】
【実施例126】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(2−メトキシ
エトキシ)フェニル]−5−メチルヘキサンアミド (例
示化合物番号503) 参考例31uの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0655】m.p.178〜179℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,d,
J=6Hz),0.89(3H,d,J=6Hz),1.27-1.56(2H,m),1.32(9H,
s),1.59-1.77(1H,m),2.55-2.70(2H,m),3.46(3H,s),3.58
-3.74(1H,m),3.78(2H,t,J=5Hz),3.79(3H,s),4.16(2H,t,
J=5Hz),5.45-5.74(1H,br.),6.14-6.40(1H,br.),6.54(1
H,s),7.01-7.11(1H,br.s),7.18(1H,s),7.37-7.56(2H,
m),7.62-7.68(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1657,1612,1527,1504,146
2,1421,1396,1365,1302,1254,1281,1173,1128,1072.
【0656】
【実施例127】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−4−(2−エトキシエトキシ)−2
−メトキシフェニル]−5−メチルヘキサンアミド (例
示化合物番号504) 参考例31vの化合物を用い、実施例20と同様な方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0657】m.p.180〜181℃(ジクロロメタ
ン−メタノール−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,d,
J=6Hz),0.88(3H,d,J=6Hz),1.23(3H,t,J=7Hz),1.25-1.57
(2H,m),1.32(9H,s),1.58-1.77(1H,m),2.55-2.73(2H,m),
3.58-3.73(1H,m),3.62(2H,quartet,J=7Hz),3.79(3H,s),
3.81(2H,t,J=5Hz),4.16(2H,t,J=5Hz),5.47-5.81(1H,b
r.),6.04-6.33(1H,br.),6.56(1H,s),6.99-7.11(1H,br.
s),7.18(1H,s),7.38-7.57(2H,m),7.60-7.72(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1655,1610,1527,1502,146
0,1421,1396,1365,1302,1201,1173,1124,1072,1049.
【0658】
【実施例128】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(1−ヒドロキシブチル)−2−メトキシフ
ェニル]オクタンアミド (例示化合物番号227) 実施例99の化合物207mg(0.418mmol)
のエタノール5ml溶液に水素化ホウ素ナトリウム70
mg(1.85mmol)を加え、さらに3.5時間攪
拌した。氷冷してアセトンを加え過剰の試薬を分解し溶
媒を留去した。残渣に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽
出液を飽和食塩水で洗浄した後乾燥し溶媒を留去した。
残渣をシリカゲル15gを用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付し酢酸エチル−メタノール(20:0〜20:
1)で溶出して目的化合物(結晶、mp153〜155
℃)203mg(収率98%)を得た。 NMRスペク
トル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,J=6Hz),0.92
(3H,t,J=7Hz),1.16-1.87(12H,m),1.30(4.5H,s),1.31(4.
5H,s),2.65-2.80(2H,m),3.29(0.5H,br.s),3.41(0.5H,b
r.s),3.46-3.62(1H,m),3.78(1.5H,s),3.81(1.5H,s),4.6
3-4.68(1H,m),5.35-5.60(1H,br.),6.20-6.45(1H,br.),
6.86-6.96(3H,m),7.10-7.18(2H,m),7.26-7.41(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1:1642,1613,1522,1460,142
2,1254,1160,1109,1069,1040.
【0659】
【実施例129】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[2−メトキシ−4−(3−プロピルスルホニルプ
ロピルオキシ)フェニル]ヘプタンアミド (例示化合物
番号665) 参考例31wの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0660】 mp 108〜127.5 ℃(エーテル−酢酸エチル) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.85(3H,t,J=
7Hz),1.04 〜1.38(4H,m),1.10(3H,t,J=7Hz),1.32(9H,
s),1.57 〜1.82(2H,m),1.83 〜2.00(2H,m),2.25〜 2.39
(2H,m),2.61〜2.80(2H,m),2.95 〜3.05(2H,m),3.18(3H,
t,J=7Hz),3.41〜3.56(1H,m),3.77(3H,s),4.08(2H,t,J=6
Hz),5.49 〜5.70(1H,br.),6.15 〜6.35(1H,br.), 6.39
〜6.51(2H,m),7.03 〜7.69(5H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 3350,3255,1659,1613,1507,
1287,1200,1129,1038,970,835
【0661】
【実施例130】N−(2−t−ブチル−5−ブタノイルアミノカルボニ
ルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−
3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号386) 参考例7の化合物及びブタンアミドを用い実施例139
と同様の方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0662】m.p.79℃(イソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6.5Hz),1.02(3H,t,J=7.4Hz),1.16-1.37(6H,m),1.30(9
H,s),1.67-1.81(4H,m),2.64-2.78(2H,m),2.88(2H,t,J=
7.4Hz),3.43-3.55(1H,m),3.78(3H,s),3.79(3H,s),6.44
(1H,s),6.51(1H,dd,J=2.3Hz,8.1Hz),7.08(1H,s),7.13(1
H,d,J=8.4Hz),7.45(1H,d,J=8.9Hz),7.60-7.65(2H,m),8.
57(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:3268,1687,1612,1507.
【0663】
【実施例131】N−[2−t−ブチル−5−(2−メチルプロパノイ
ル)アミノカルボニルフェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号38
7) 参考例7の化合物及び2−メチルプロパンアミドを用
い、実施例139と同様の方法によって目的化合物を結
晶として得た。
【0664】 m.p.157〜159℃(アセトニトリル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6.4Hz),1.10-1.30(21H,m),1.64-1.78(2H,m),2.64-2.8
1(2H,m),3.43-3.61(2H,m),3.77(3H,s),3.79(3H,s),6.44
(1H,d,J=2.4Hz),6.50(1H,dd,J=2.4Hz,8.4Hz),7.08(1H,b
r.),7.13(1H,d,J=8.4Hz),7.45(1H,d,J=8.2Hz),7.60-7.6
4(2H,m),8.46(1H,br.). IRスペクトル(KBr)cm-1:1732,1655,1506.
【0665】
【実施例132】N−[2−t−ブチル−5−[(4−ピリジル)カルボ
ニルアミノカルボニル]フェニル]−3−(2,4−ジ
メトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号3
88) 参考例7の化合物及びイソニチコンアミドを用い実施例
139と同様の方法によって目的化合物を結晶して得
た。
【0666】m.p.184〜185℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.83(3H,t,
J=6.4Hz),1.10-1.38(6H.m),1.31(9H,s),1.60-1.80(2H,
m),2.65-2.82(2H,m),3.45-3.51(1H,m),3.74(3H,s),3.77
(3H,s),6.42-6.46(2H,m),7.10(1H,d,J=8.0Hz),7.18(1H,
br.s),7.49(1H,d,J=8.3Hz),7.64-7.69(4H,m),8.10(2H,
d,J=13.1Hz),9.43(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1682,1481.
【0667】
【実施例133】N−[2−t−ブチル−5−(2,2−ジメチルプロパ
ノイル)アミノカルボニルフェニル]−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号
389) 参考例7の化合物及び2,2−ジメチルプロパンアミド
を用い、実施例139と同様の方法によって目的化合物
を結晶として得た。
【0668】m.p.170〜172℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84(3H,t,
J=6.4Hz),1.10-1.85(8H.m),1.30(9H,s),1.32(9H,s),2.6
3-2.79(2H,m),3.43-3.54(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,
s),6.42-6.48(2H,m),7.10(1H,d,J=8.1Hz),7.15(1H,b
r.),7.45(1H,d,J=8.4Hz),7.57(1H,dd,J=2.0Hz,8.4Hz),
7.84-7.90(1H,m),8.64(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:3328,1733,1656,1505.
【0669】
【実施例134】N−[2−t−ブチル−5−(2−メチルプロパノイ
ル)アミノカルボニルフェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)ヘプタンアミド (例示化合物番号39
5) 2−メチルプロパンアミド及び参考例31bを用い、実
施例139と同様の方法によって目的化合物を結晶とし
て得た。
【0670】 m.p.139〜140℃(ジイソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6.7Hz),1.10-1.39(19H,m),1.65-1.80(2H,m),2.64-2.8
1(2H,m),3.43-3.67(2H,m),3.78(3H,s),3.79(3H,s),6.44
(1H,d,J=2.4Hz),6.51(1H,dd,J=2.4Hz,8.3Hz),7.08(1H,b
r.),7.13(1H,d,J=8.3Hz),7.46(1H,d,J=8.2Hz),7.60-7.6
5(2H,m),8.46(1H,br.s). IRスペクトル(KBr)cm-1:1733,1683,1655,1506.
【0671】
【実施例135】N−[2−t−ブチル−5−(2,2−ジメチルプロパ
ノイル)アミノカルボニルフェニル]−3−(2,4−
ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド (例示化合物番号
396) 参考例31bの化合物及び2,2−ジメチルプロパンア
ミドを用い実施例139と同様の方法によって目的化合
物を結晶として得た。
【0672】m.p.170〜171℃(酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.85(3H,t,
J=6.9Hz),1.07-1.35(4H,m),1.31(9H,s),1.32(9H,s),1.6
0-1.80(2H,m),2.64-2.80(2H,m),3.43-3.55(1H,m),3.77
(3H,s),3.78(3H,s),6.43-6.48(2H,m),7.10(1H,d,J=8.2H
z),7.15(1H,br.),7.45(1H,d,J=8.4Hz),7.58(1H,dd,J=2.
1Hz,8.4Hz),7.85-7.90(1H,m),8.64(1H,br.). IRスペクトル(KBr)cm-1:3307,1732,1656,1505.
【0673】
【実施例136】N−[2−t−ブチル−5−[(3−ピリジル)カルボ
ニルアミノカルボニル]フェニル]−3−(2,4−ジ
メトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号3
90) 参考例7の化合物及びニコチンアミドを用い実施例13
9と同様の方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0674】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=5.6Hz),1.12-1.35(6H,m),1.30(9H,s),
1.61-1.81(2H,m),2.60-2.80(2H,m),3.47(1H,quiutet,J=
7.3Hz),3.74(3H,s),3.77(3H,s),6.42(1H,s),6.41-6.48
(1H,m),7.09(1H,d,J=7.9Hz),7.18(1H,br.s),7.40-7.48
(2H,m),7.66(1H,dd,J=2.0Hz,8.6Hz),7.73(1H,s),8.10-
8.19(1H,m),8.76-8.83(1H,m),9.03(1H,s),9.37(1H,br.
s).
【0675】
【実施例137】N−(2−t−ブチル−5−デカノイルアミノカルボニ
ルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オ
クタンアミド (例示化合物番号391) 参考例7の化合物及びデカンアミドを用い、実施例13
9と同様の方法によって目的化合物を結晶として得た。
【0676】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.93(6H,m),1.15-1.45(18H,m),1.30(9H,s),1.6
2-1.82(2H,m),1.63-1.83(2H,m),2.94(2H,t,J=7.6Hz),3.
48(1H,quintet,J=7.9Hz),3.77(3H,s),3.78(3H,s),6.43-
6.55(2H,m),7.07(1H,br.s),7.13(1H,d,J=8.6Hz),7.45(1
H,d,J=8.6Hz),7.59-7.64(2H,m),8.42(1H,br.s).
【0677】
【実施例138】N−(2−t−ブチル−5−プロパノイルアミノカルボ
ニルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号392) 参考例7の化合物を及びプロパンアミドを用い、実施例
139と同様の方法によって目的化合物を結晶として得
た。
【0678】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.86(3H,t,J=5.9Hz),1.19(3H,t,J=7.3Hz),1.12-1.32
(6H.m),1.28(9H,s),1.62-1.77(2H,m),2.60-2.82(2H,m),
2.95(2H,quartet,J=7.5Hz),3.49(1H,quiutet,J=7.6Hz),
3.76(3H,s),3.78(3H,s),6.44(1H,s),6.48(1H,d,J=7.9H
z),7.10(1H,d,J=7.9Hz),7.20(1H,br.s),7.42(1H,d,J=8.
6Hz),7.57-7.73(2H,m),8.82(1H,br.s).
【0679】
【実施例139】N−(2−t−ブチル−5−アセチルアミノカルボニル
フェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)ノナ
ンアミド (例示化合物番号393) 参考例31dの化合物1.208gのテトラヒドロフラ
ン12ml溶液にN,N′−カルボニルジイミダゾール
0.63gを加え40℃で3時間攪拌した。反応液を飽
和重曹水−酢酸エチルの中に注ぎ、分配した酢酸エチル
層を飽和食塩水で3回洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を留去して得られる残渣をN,N−ジメチルア
セトアミド10mlに溶かして、活性エステルを含む溶
液を得た。一方アセトアミド0.304gのN,N−ジ
メチルアセトアミド10ml溶液にカリウムt−ブトキ
シド0.61gを加え30分間攪拌し、先に得た活性エ
ステルを含む溶液を滴下して、さらに1時間攪拌した。
反応液を飽和硫酸水素カリウムに注ぎ、酢酸エチルで3
回抽出した。抽出液を飽和食塩水で3回洗浄し硫酸ナト
リウムで乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用
いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エ
チル(1:1)で溶出される部分を集めヘキサンで結晶
化し目的化合物0.985gを得た。
【0680】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=6.6Hz),1.12-1.32(8H.m),1.30(9H,s),
1.65-1.79(2H,m),2.57(3H,s),2.65-2.82(2H,m),3.40-3.
55(1H,m),3.77(3H,s),3.78(3H,s),6.44(1H,d,J=2.6Hz),
6.50(1H,dd,J=2.0Hz,8.6Hz),7.07-7.15(2H,m),7.45(1H,
d,J=7.9Hz),7.58-7.68(2H,m),8.59(1H,br.s).
【0681】
【実施例140】N−(2−t−ブチル−5−アセチルアミノカルボニル
フェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
タンアミド (例示化合物番号394) 実施例139と同様の方法によって、参考例31bの化
合物を用い目的化合物を結晶として得た。
【0682】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=7.0Hz),1.10-1.37(4H,m),1.30(9H,s),
1.67-1.80(2H,m),2.58(3H,s),2.64-2.81(2H,m),3.48(1
H,quiutet,J=5Hz),6.44(3H,d,J=2.4Hz),6.51(1H,dd,J=
2.4Hz,8.4Hz),7.08(1H,br.s),7.13(1H,d,J=8.4Hz),7.46
(1H,d,J=8.3Hz),7.59-7.63(2H,m),8.53(1H,br.s).
【0683】
【実施例141】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル)フェニ
ル]−3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号10) 参考例74cの化合物355mg(0.783mmo
l)の乾燥アセトニトリル7.0ml溶液に1,1′−
カルボニルビス−1H−イミダゾール165mg(1.
02mmol)を加え30分間室温で攪拌した後、29
%アンモニア水0.46mlを加え室温で1時間攪拌し
た。溶媒を留去し残渣をシリカゲルを用いるカラムクロ
マトグラフィーに付し酢酸エチルで溶出し目的化合物3
27mg(収率92%)を無色泡状物質として得た。
【0684】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.88(3H,m),1.14-1.33(6H,m),1.30(9H,s),1.67
-1.78(2H,m),2.71(2H,d,J=7.5Hz),3.55-3.62(1H,m),4.1
0-4.29(4H,m),5.48-5.50(1H,m),6.24-6.26(1H,m),6.72-
6.74(1H,m),6.76-6.84(1H,m),6.81(1H,s),7.07(1H,s),
7.42(1H,d,J=8.3Hz),7.63-7.67(2H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2926,2869,1510,1499,14
73,1350,1158,1084,1013,943.
【0685】
【実施例142】N−[2−t−ブチル−5−(フタルイミドメチル)フ
ェニル]−3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号605) 参考例70eの化合物288mg(0.573mmo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液にフタ
ルイミドカリウム138mg(0.745mmol)を
加え、室温で4時間攪拌した。反応液を水で希釈して酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水、飽和食塩水
で順次洗浄し、乾燥後溶媒留去した。残渣をシリカゲル
を用いたカラムクロマトブラフィーに付しヘキサン−酢
酸エチル(3:1)で溶出し、目的化合物295mg
(収率91%)を無色泡状物質として得た。
【0686】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.19-1.30(6H,m),1.22(9H,s),1.70
-1.73(2H,m),2.67-2.69(2H,m),3.55-3.62(1H,m),4.11-
4.25(4H,m),4.73-4.81(2H,m),6.68-6.71(1H,m),6.79-6.
82(2H,m),6.95(1H,br.s),7.15(1H,d,J=8Hz),7.27(1H,d,
J=8Hz),7.47(2H,s),7.68-7.72(2H,m),7.81-7.85(2H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2932,2875,2861,17
72,1716,1681,1601,1511,1473,1456,1432,1394,1367,13
46,1327,1309,1283,1260,1102,1088.
【0687】
【実施例143】N−[2−t−ブチル−5−(スクシンイミドメチル)
フェニル]−3−(2,3−エチレンジオキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号606) コハク酸イミド200mg(2.02mmol)のN,
N−ジメチルホルムアミド10ml溶液にカリウム−t
−ブトキシドの1Mテトラヒドロフラン溶液を2ml
(2.00mmol)加え、室温で15分間攪拌した。
反応液に参考例70eの化合物680mg(1.35m
mol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml溶液を
加え、室温でさらに1時間攪拌した。反応液に水を加
え、ジエチルエーテルで抽出し、抽出液を10%塩酸、
飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄して乾燥後、溶媒留
去した。残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(2:3)で溶出
して目的化合物565mg(収率80%)を無色泡状物
質として得た。
【0688】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.86(3H,m),1.23-1.28(6H,m),1.23(9H,s),1.69
-1.73(2H,m),2.62-2.70(6H,m),3.55-3.62(1H,m),4.13-
4.28(4H,m),4.54-4.63(2H,m),6.71-6.73(1H,m),6.78-6.
83(2H,m),6.95(1H,br.s),7.10(1H,d,J=8Hz),7.26(1H,d,
J=8Hz),7.41(2H,s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3693,2960,2933,2875,28
62,1777,1706,1682,1601,1572,1521,1474,1456,1432,13
99,1348,1336,1282,1167,1087.
【0689】
【実施例144】N−[2−t−ブチル−5−(N′−トリフルオロアセ
チルアミノメチル)フェニル]−3−(2,3−エチレ
ンジオキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号
607) 参考例71の化合物200mg(0.456mmol)
とトリエチルアミン0.5mlの塩化メチレン4ml溶
液を0℃に冷却し、無水トリフルオロ酢酸67μl
(0.549mmol)を加え、0℃で15分、室温に
昇温して更に15分間攪拌した。反応液を酢酸エチルで
希釈し、10%塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄
後、乾燥し溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いる
カラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチ
ル(5:2)で溶出し、目的化合物206mg(収率8
5%)を無色泡状物質として得た。
【0690】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.24-1.31(6H,m),1.28(9H,s),1.70
-1.75(2H,m),2.70-2.75(2H,m),3.52-3.60(1H,m),4.11-
4.26(4H,m),4.38-4.44(2H,m),6.72-6.84(3H,m),6.90(1
H,br.s),7.04-7.06(2H,m),7.19(3H,s),7.33(1H,d,J=8H
z). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3435,2960,2933,2875,28
62,1725,1679,1595,1571,1531,1515,1474,1456,1424,13
67,1308,1282,1169,1109,1088,1052,1005.
【0691】
【実施例145】N−[2−t−ブチル−5−(N′−アセチルアミノメ
チル)フェニル]−3−(2,3−エチレンジオキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号607) 実施例144と同様の方法によって無水酢酸を用い、目
的化合物を無色泡状物質として得た。
【0692】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.14-1.34(6H,m),1.27(9H,s),1.70
-1.75(2H,m),2.00(3H,s),2.65-2.75(2H,m),3.53-3.60(1
H,m),4.10-4.28(4H,m),4.31(2H,d,J=6Hz),5.90(1H,b
r.),6.72-6.84(3H,m),7.04(2H,d,J=6Hz),7.18(1H,br.
s),7.30(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3447,2960,2932,2875,28
62,1672,1595,1571,1514,1474,1456,1422,1371,1354,13
07,1282,1161,1108,1089,1052.
【0693】
【実施例146】N−[2−t−ブチル−5−(N′−ベンゾイルアミノ
メチル)フェニル]−3−(2,3−エチレンジオキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号609) 実施例144と同様の方法によって安息香酸クロリドを
用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0694】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.21-1.33(6H,m),1.27(9H,s),1.69
-1.72(2H,m),2.65-2.75(2H,m),3.52-3.60(1H,m),4.07-
4.25(4H,m),4.54(2H,d,J=6Hz),6.54(1H,br.),6.68-6.76
(1H,m),6.78(2H,d,J=5Hz),7.05(1H,br.s),7.13(1H,d,J=
8Hz),7.25-7.26(1H,m),7.31(1H,d,J=8Hz),7.40-7.50(3
H,m),7.78-7.81(2H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3451,2960,2932,2875,28
62,1664,1603,1596,1581,1572,1515,1474,1456,1422,13
66,1282,1150,1108,1088,1052,1027,1003.
【0695】
【実施例147】N−[2−t−ブチル−5−(N′−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,3−エチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号610) 実施例144と同様の方法によってニコチン酸クロリド
塩酸塩を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0696】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.21-1.33(6H,m),1.27(9H,s),1.69
-1.74(2H,m),2.65-2.75(2H,m),3.51-3.59(1H,m),4.08-
4.25(4H,m),4.52(2H,d,J=5Hz),6.69-6.81(3H,m),6.87(1
H,br.s),7.08-7.14(2H,m),7.24(1H,s),7.32(1H,d,J=8H
z),7.36-7.39(1H,m),8.13(1H,td,J=2Hz,8Hz),8.71(1H,d
d,J=2Hz,5Hz),9.01(1H,d,J=2Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3446,2961,2933,2875,28
62,1668,1593,1571,1518,1515,1474,1456,1421,1366,13
00,1283,1260,1155,1109,1089,1052,1027.
【0697】
【実施例148】N−[2−t−ブチル−5−(N′−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,3−エチ
レンジオキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号611) 実施例144と同様の方法によってジ−t−ブチル−ジ
カーボナートを用い、目的化合物を無色泡状物質として
得た。
【0698】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.27-1.42(6H,m),1.27(9H,s),1.46
(9H,s),1.70-1.75(2H,m),2.68-2.71(2H,m),3.53-3.61(2
H,m),4.12-4.27(6H,m),4.84(1H,br.),6.72-6.74(1H,m),
6.78-6.84(2H,m),7.01(1H,br.s),7.05(1H,d,J=8Hz),7.2
0(1H,s),7.29(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3452,2961,2933,2875,28
62,1709,1595,1571,1510,1505,1474,1456,1423,1394,13
68,1307,1282,1259,1167,1109,1089,1052,1030.
【0699】
【実施例149】N−[2−t−ブチル−5−(N′−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,3−エ
チレンジオキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物
番号612) 実施例144と同様の方法によってベンジルオキシカル
ボニルクロリドを用い、目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0700】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.12-1.42(6H,m),1.26(9H,s),1.66
-1.73(2H,m),2.66-2.74(2H,m),3.53-3.60(1H,m),4.09-
4.26(4H,m),4.29(2H,d,J=6Hz),5.09(1H,br.s),5.12(2H,
s),6.71-6.74(1H,m),6.79-6.82(2H,m),7.00(1H,s),7.06
(1H,d,J=8Hz),7.19(1H,s),7.26-7.37(6H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3448,2960,2933,2875,28
62,1721,1679,1595,1571,1511,1473,1456,1423,1398,13
66,1354,1331,1308,1282,1133,1109,1088,1051,1029.
【0701】
【実施例150】N−[2−t−ブチル−5−(N’,N’−ジメチルカ
ルバモイル)フェニル]−3−(2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号325) 参考例66hで得られた化合物を用いて参考例81で得
られた化合物を用いて参考例8と同様の方法を用いるこ
とにより目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0702】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.90(3H,m),1.10-1.36(6H,m),1.27(9H,s),1.70
-1.78(2H,m),2.62-2.81(2H,m),3.00(3H,s),3.07(3H,s),
3.54-3.65(1H,m),3.80(3H,s),6.85(1H,d,J=8.0Hz),6.93
(1H,t,J=7.3Hz),7.10(1H,br.s),7.14-7.21(3H,m),7.29-
7.37(2H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2933,2873,1680,1625,14
93,1401,1292,1107,1031.
【0703】
【実施例151】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル)フェニ
ル]−3−(2−メトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号326) 参考例74fの化合物を用いて実施例141と同様の方
法を用いることにより目的化合物を無色ガラス状物質を
得た。
【0704】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.85(3H,m),1.13-1.36(6H,m),1.29(9H,s),1.71
-1.78(2H,m),2.68-2.80(2H,m),3.56-3.64(1H,m),3.81(3
H,s),5.52(1H,m),6.13(1H,m),6.86(1H,d,J=8.1Hz),6.95
(1H,t,J=7.4Hz),7.12(1H,s),7.17-7.24(2H,m),7.41(1H,
d,J=8.1Hz),7.57(1H,d,J=1.5Hz),7.64(1H,dd,J=2.0Hz,
8.1Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3529,3414,2961,2932,16
78,1587,1493,1375,1290,1030.
【0705】
【実施例152】N−[2−t−ブチル−5−(4−メチル−1−ピペリ
ジンカルボニル)フェニル]−3−(2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号327) 参考例74fの化合物を用いて実施例8と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状物質を得た。
【0706】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.11-1.34(6H,m),1.27(9H,s),1.69
-1.76(2H,m),2.26-2.46(4H,m),2.32(3H,s),2.64-2.79(2
H,m),3.49-3.63(3H,m),3.76-3.85(2H,m),3.80(3H,s),6.
85(1H,d,J=8.1Hz),6.93(1H,t,J=7.4Hz),7.09(1H,br.s),
7.16-7.22(3H,m),7.31(1H,s),7.36(1H,d,J=8.1Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2459,2933,1680,1623,16
14,1463,1440,1301,1136.
【0707】
【実施例153】N−[2−t−ブチル−5−(4−モルホリンカルボニ
ル)フェニル]−3−(2−メトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号328) 参考例74fの化合物を用いて実施例8と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状状物質として得
た。
【0708】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.90(3H,m),1.10-1.33(6H,m),1.28(9H,s),1.70
-1.77(2H,m),2.63-2.81(2H,m),3.34-3.84(9H,m),3.81(3
H,s),6.85(1H,d,J=8.2Hz),6.94(1H,t,J=7.3Hz),7.11(1
H,br.s),7.14-7.24(3H,m),7.30(1H,s),7.38(1H,d,J=8.2
Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3459,2963,2930,2862,16
80,1614,1493,1460,1438,1277,1114,1031.
【0709】
【実施例154】N−[2−t−ブチル−5−(N−アセチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2−メトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号329) 実施例151の化合物338mg(0.78mmol)
の乾燥テトラヒドロフラン5.0ml溶液に室温で0.
5M−カリウムビストリメチルシリルアミド/トルエン
溶液2.39ml(1.19mmol)を3分間で滴下
した後、15分間攪拌した。1−アセチルイミダゾール
175mg(1.59mmol)を加え40分間攪拌し
た。反応液を酢酸エチルで希釈し飽和硫酸水素カリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄し乾燥した後、溶媒と留去し
た。残渣をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィ
ーに付しヘキサン−酢酸エチル(1:1)で溶出し目的
化合物363mg(収率100%)を無色泡状物質とし
て得た。
【0710】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.87(3H,m),1.13-1.38(6H,m),1.30(9H,s),1.67
-1.83(2H,m),2.58(3H,s),2.67-2.83(2H,m),3.54-3.65(1
H,m),3.82(3H,s),6.88(1H,d,J=8.1Hz),6.99(1H,t,J=7.2
Hz),7.07(1H,br.s),7.20-7.26(2H,m),7.44-7.47(2H,m),
7.64(1H,dd,J=2.0Hz,8.1Hz),8.57(1H,br.s).
【0711】
【実施例155】N−[2−t−ブチル−5−(3−N−メチルアミノ−
3−オキソプロピル)フェニル]−3−(2,3−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号34
8) 参考例77で得られた化合物を用いて実施例8と同様の
方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0712】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.89(3H,m),1.11-1.37(6H,m),1.27(9H,s),1.57
-1.80(2H,m),2.41(2H,t,J=7.8Hz),2.67-2.71(5H,m),2.8
5(2H,t,J=7.8Hz),3.58-3.67(1H,m),3.84(3H,s),3.85(3
H,s),5.60(1H,br.s),6.79(1H,d,J=7.9Hz),6.85(1H,d,J=
7.9Hz),6.93(1H,d,J=8.0Hz),6.99(1H,s),7.05(1H,t,J=
8.0Hz),7.12(1H,s),7.22(1H,d,J=8.0Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3464,2961,2934,1669,15
26,1479,1272,1006.
【0713】
【実施例156】N−[2−t−ブチル−5−(N’−2−ピリジルカル
ボニルカルバモイル)フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号38
2) 実施例2で得られた化合物760mg(1.67mmo
l)のテトラヒドロフラン10ml溶液に0.5Mカリ
ウムビストリメチルシリルアミド/トルエン溶液5.0
ml(2.5mmol)を加え、室温で1時間攪拌後、
0℃に冷却した。一方、ピコリン酸230mg(1.8
7mmol)とN,N′−カルボニルジイミダゾール3
00mg(1.85mmol)のテトラヒドロフラン1
0ml溶液を室温で55分攪拌し、先の反応液に加え、
室温に昇温後、20分攪拌した。飽和硫酸水素カリウム
水溶液に加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和重曹
水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒留去し、
残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに
付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:2)で溶出して目的
化合物854mg(収率91%)を無色泡状物質として
得た。
【0714】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.85(3H,m),1.15-1.31(6H,m),1.31(9H,s),1.72
-1.74(2H,m),2.68-2.79(2H,m),3.48-3.56(1H,m),3.75(3
H,s),3.80(3H,s),6.44-6.45(2H,m),7.06(1H,s),7.13(1
H,d,J=8Hz),7.50(1H,d,J=8Hz),7.55-7.58(1H,m),7.73(1
H,d,J=8Hz),7.93-7.97(2H,m),8.33(1H,d,J=8Hz),8.66(1
H,d,J=4Hz),11.42(1H,s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3344,2961,2933,2873,28
61,2841,1753,1684,1612,1588,1572,1506,1476,1464,14
35,1411,1368,1309,1290,1261,1158,1125,1100,1088,10
39,1000.
【0715】
【実施例157】N−[2−t−ブチル−5−(N’−3−ピリジルアセ
チルカルバモイル)フェニル]−3−(2,4−ジメト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号38
3) 参考例7で得られた化合物500mg(1.10mmo
l)とN,N′−カルボニルジイミダゾール260mg
(1.60mmol)のテトラヒドロフラン10ml溶
液を40℃で45分攪拌後、室温に戻し、飽和硫酸水素
カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後溶媒留去し、活性エステ
ル体を得た。一方、3−ピリジル酢酸アミド210mg
(1.54mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド
10ml溶液に1.0Mカリウムt−ブトキシドテトラ
ヒドロフラン溶液1.6ml(1.6mmol)を加
え、室温で1時間攪拌後、先に得た活性エステル体の
N,N−ジメチルアセトアミド5ml溶液を加え、室温
で更に1時間攪拌した。飽和硫酸水素カリウム水溶液を
加え、ジエチルエーテルで抽出し、抽出液を水と飽和食
塩水で洗浄した。乾燥後、シリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(1:
4)で溶出して目的化合物382mg(収率61%)を
無色泡状物質として得た。
【0716】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.16-1.27(6H,m),1.30(9H,s),1.70
-1.75(2H,m),2.69(1H,dd,J=6Hz,14Hz),2.77(1H,dd,J=9H
z,14Hz),3.45-3.52(1H,m),3.76(3H,s),3.78(3H,s),4.32
(2H,s),6.44(1H,d,J=2Hz),6.49(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.12
(1H,d,J=8Hz),7.22(1H,s),7.26-7.29(1H,m),7.45(1H,d,
J=8.5Hz),7.62-7.68(3H,m),8.53(1H,dd,J=1.5Hz,4.5H
z),8.57(1H,d,J=2Hz),8.88(1H,s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,3397,2961,2934,28
73,2861,2841,1699,1612,1587,1567,1506,1480,1465,14
41,1429,1410,1366,1297,1291,1158,1126,1073,1046,10
31.
【0717】
【実施例158】N−[2−t−ブチル−5−(N’−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号38
4) 参考例72fの化合物を用いて実施例144と同様の方
法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質として
得た。
【0718】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.23-1.28(6H,m),1.27(9H,s),1.6
8-1.73(2H,m),2.62-2.78(2H,m),3.43-3.51(1H,m),3.77
(6H,s),4.52(2H,d,J=5Hz),6.42-6.46(2H,m),6.70(1H,b
r.s),7.08-7.13(3H,m),7.22(1H,s),7.31(1H,d,J=8Hz),
7.34-7.36(1H,m),8.10-8.13(1H,m),8.71-8.72(1H,m),9.
00(1H,d,J=2Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3446,2961,2934,1669,16
14,1591,1505,1467,1421,1290,1261,1157,1037.
【0719】
【実施例159】N−[2−t−ブチル−5−(N’−t−ブトキシカル
ボニルカルバモイル)フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号38
5) 実施例2の化合物を用いて実施例154と同様の方法に
よってジ−t−ブチルジカーボネートを用い目的化合物
を無色泡状物質として得た。
【0720】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.90(3H,m),1.12-1.34(6H,m),1.29(9H,s),1.55
(9H,s),1.65-1.78(2H,m),2.64-2.80(2H,m),3.44-3.55(1
H,m),3.77(3H,s),3.79(3H,s),6.43(1H,d,J=8.3Hz),6.49
(1H,dd,J=2.0Hz,8.4Hz),7.08(1H,br.s),7.12(1H,d,J=8.
3Hz),7.43(1H,d,J=8.4Hz),7.57(1H,d,J=2.0Hz),7.64(1
H,dd,J=2.0Hz,8.4Hz),8.07(1H,br.s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3433,2961,2934,1778,16
87,1611,1507,1471,1372,1152,1123.
【0721】
【実施例160】N−[2−t−ブチル−5−(フタルイミドメチル)フ
ェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニル)オクタ
ンアミド (例示化合物番号414) 実施例142と同様の方法によって参考例70gの化合
物を用い目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0722】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.08-1.12(1H,m),1.19-1.32(5H,
m),1.23(9H,s),1.63-1.70(1H,m),1.88-1.91(1H,m),2.72
(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.01(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.7
9(6H,s),3.91-3.98(1H,m),4.73(2H,s),6.53(2H,d,J=8.5
Hz),7.06-7.14(3H.m),7.18(1H,s),7.25(1H,d,J=8.5Hz),
7.68-7.23(2H,m),7.81-7.85(2H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2933,2873,2861,28
41,1772,1716,1678,1594,1573,1511,1474,1434,1394,13
67,1346,1326,1295,1275,1173,1114,1101.
【0723】
【実施例161】N−[2−t−ブチル−5−(スクシンイミドメチル)
フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号415) 実施例143と同様の方法によって参考例70gの化合
物を用い目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0724】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.08-1.11(1H,m),1.18-1.29(5H,
m),1.24(9H,s),1.64-1.70(1H,m),1.88-1.93(1H,m),2.69
(4H,s),2.73(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.02(1H,dd,J=10Hz,
14.5Hz),3.80(6H,s),3.91-3.98(1H,m),4.55(2H,s),6.55
(2H,d,J=8.5Hz),7.08-7.16(4H,m),7.25(1H,d,J=10Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2933,2873,2861,28
41,1777,1706,1682,1594,1573,1511,1474,1433,1399,13
66,1347,1335,1296,1276,1167,1115,1098.
【0725】
【実施例162】N−[2−t−ブチル−5−(3−メチルアミノ−3−
オキソプロピル)フェニル]−3−(2,6−ジメトキ
シフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号416) 参考例87で得られた化合物を用いて、実施例8と同様
の方法によって、目的化合物を、無色結晶として得た。
【0726】 m.p.111〜112℃(エーテル−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.83(3H,t,
J=6.5Hz),1.27(9H,s),1.15-1.34(6H,m),1.62-1.73(1H,
m),1.84-1.96(1H,m),2.93(2H,t,J=7.6Hz),2.68(3H,d,J=
4.9Hz),2.73(1H,dd,J=6.0,14.4Hz),2.82(2H,t,J=7.6H
z),3.03(1H,dd,J=10.0,14.4Hz),3.79(6H,br.s),3.89-3.
99(1H,m),5.56(1H,br.s),6.54(2H,d,J=8.2Hz),6.87(1H,
d,J=1.7Hz),6.91(1H,dd,J=1.6,8.1Hz),7.10-7.18(2H,
m),7.21(1H,d,J=8.1Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,2960,2934,2861,16
68,1593,1474,1417,1114,1099.
【0727】
【実施例163】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル)フェニ
ル]−3−(2,6−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号417) 参考例74eで得られた化合物を用いて実施例141と
同様の方法を用いることにより目的化合物を無色結晶と
して得た。
【0728】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.88(3H,m),1.08-1.39(6H,m),1.31(9H,s),1.60
-1.78(1H,m),1.85-1.98(1H,m),2.74(1H,dd,J=5.8Hz,14.
3Hz),3.06(1H,dd,J=10.2Hz,14.3Hz),3.80(6H,s),3.86-
3.98(1H,m),5.45(1H,br.s),6.29(1H,br.s),6.55(2H,d,J
=7.2Hz),7.14(1H,t,J=8.4Hz),7.20(1H,br.s),7.37(1H,
d,J=2.1Hz),7.37(1H,d,J=2.1Hz),7.41(1H,d,J=8.4Hz),
7.64(1H,dd,J=2.1Hz,8.4Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3672,3527,3413,2961,29
33,1676,1591,1474,1375,1114.1098.
【0729】
【実施例164】N−[2−t−ブチル−5−[N’−(4−ピリジル)
カルバモイル]フェニル]−3−(2,6−ジメトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号418) 参考例74eで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を無色結晶として
得た。
【0730】m.p.169〜172℃ NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.82-0.85
(3H,m),1.10-1.37(6H,m),1.33(9H,s),1.65-1.73(1H,m),
1.86-1.97(1H,m),2.76(1H,dd,J=5.8Hz,14.4Hz),3.10(1
H,dd,J=10.4Hz,14.4Hz),3.78(6H,s),3.91-3.99(1H,m),
6.52(2H,d,J=8.2Hz),7.10(1H,t,J=8.5Hz),7.29(1H,s),
7.38(1H,d,J=2.0Hz),7.45(1H,d,J=8.2Hz),7.61(2H,dd,J
=1.4Hz,4.7Hz),7.67(1H,dd,J=2.0Hz,8.5Hz),8.53(2H,d
d,J=1.4Hz,4.7Hz),8.60(1H,br.s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3425,2962,2934,1683,15
93,1506,1475,1415,1332,1117.1097.
【0731】
【実施例165】N−[2−t−ブチル−5−[N’−(2−ピリジル)
カルバモイル]フェニル]−3−(2,6−ジメトキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号4119) 参考例74eで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質と
して得た。
【0732】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.86(3H,m),1.11-1.36(6H,m),1.32(9H,s),1.55
-1.78(1H,m),1.85-1.97(1H,m),2.75(1H,dd,J=5.8Hz,14.
1Hz),3.07(1H,dd,J=10.6Hz,14.1Hz),3.82(6H,s),3.92-
4.01(1H,m),6.59(2H,d,J=8.3Hz),7.06(1H,dd,J=5.5Hz,
7.1Hz),7.16(1H,t,J=8.3Hz),7.16(1H,s),7.36(1H,d,J=
1.9Hz),7.45(1H,d,J=8.3Hz),7.70-7.77(2H,m),8.32-8.3
5(2H,m),8.55(1H,br.s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3413,2961,2933,1679,15
99,1578,1519,1474,1433,1309.1115.1098.
【0733】
【実施例166】N−[2−t−ブチル−5−(N′−アセチルアミノメ
チル)フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号420) 実施例144と同様の方法によって参考例72eの化合
物と無水酢酸を用い、目的化合物を無色泡状物質として
得た。
【0734】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.84(3H,m),1.08-1.14(1H,m),1.18-1.29(5H,
m),1.28(9H,s),1.65-1.72(1H,m),1.88-1.93(1H,m),1.99
(3H,s),2.74(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.04(1H,dd,J=10.6H
z,14.1Hz),3.79(6H,br.s),3.84-3.98(1H,m),4.28(2H,d,
J=5.5Hz),5.79(1H,br.),6.54(2H,d,J=8.5Hz),6.96(1H,
d,J=1.5Hz),7.02(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz),7.13(1H,t,J=8.5
Hz),7.17(1H,br.s),7.28(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3446,2961,2933,2873,28
61,2841,1672,1618,1593,1571,1511,1474,1438,1422,13
97,1372,1177,1152,1114,1098,1038.
【0735】
【実施例167】N−[2−t−ブチル−5−(N′−ベンゾイルアミノ
メチル)フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号421) 実施例144と同様の方法によって参考例72eの化合
物と安息香酸クロリドを用い、目的化合物を無色泡状物
質として得た。
【0736】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.83(3H,m),1.08-1.28(1H,m),1.20-1.26(5H,
m),1.29(9H,s),1.62-1.71(1H,m),1.87-1.93(1H,m),2.73
(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.04(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.7
5(1H,br.s),3.89-3.97(1H,m), 4.50(1H,d,J=5.5Hz),6.4
8(6H,br.s),6.49(2H,d,J=8Hz),6.96(1H,d,J=2Hz),7.06-
7.16(3H,m),7.30(1H,d,J=8Hz),7.41-7.52(3H,m),7.78(2
H,m). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3449,2961,2933,2873,28
61,2841,1661,1618,1593,1582,1515,1484,1474,1438,14
22,1397,1366,1275,1178,1151,1114,1098,1039,1003.
【0737】
【実施例168】N−[2−t−ブチル−5−(N′−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,6−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号42
2) 実施例144と同様の方法によって参考例72eの化合
物とニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を無
色泡状物質として得た。
【0738】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.08-1.12(1H,m),1.23-1.32(5H,
m),1.28(9H,s),1.62-1.71(1H,m),1.85-1.93(1H,m),2.72
(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.04(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.7
6(6H,br.s),3.89-3.96(1H,m), 4.49(2H,d,J=5Hz),6.50
(2H,d,J=8.5Hz),6.48(6H,br.),6.98(1H,d,J=1.5Hz),7.0
6-7.11(2H,m),7.20(6H,br.s),7.31(1H,d,J=8Hz),7.35-
7.38(1H,m),8.12(1H,td,J=2Hz,8Hz),8.71(1H,dd,J=1.5H
z,14.5Hz),9.01(1H,d,J=2Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3445,2961,2934,2873,28
61,2841,1668,1593,1572,1515,1474,1438,1420,1392,13
66,1294,1275,1177,1153,1114,1098,1039,1027.
【0739】
【実施例169】N−[2−t−ブチル−5−(N′−2−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,6−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号42
3) 実施例144と同様の方法によって参考例72eの化合
物とピコリン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を淡
黄色泡状物質として得た。
【0740】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.08-1.13(1H,m),1.20-1.31(5H,
m),1.28(9H,s),1.64-1.70(1H,m),1.88-1.92(1H,m),2.73
(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.03(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.7
7 (6H,br.s),3.90-3.98(1H,m),4.53(2H,d,J=6Hz),6.51
(2H,d,J=8.5Hz),7.00(1H,d,J=2Hz),7.09(1H,t,J=8.5H
z),7.12(1H,br.s),7.29(1H,d,J=8.5Hz),7.40-7.44(1H,
m),7.85(1H,dt,J=2Hz,8Hz),8.22(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz),
8.28(1H,br.),8.52(1H,d,J=4.5Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3391,2960,2933,2873,28
61,2841,1675,1618,1593,1571,1527,1474,1467,1436,14
23,1396,1366,1299,1290,1276,1177,1152,1114,1098,10
41,1000.
【0741】
【実施例170】N−[2−t−ブチル−5−(N′−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,6−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号42
4) 実施例144と同様の方法によって参考例72eの化合
物とジ−t−ブチル−ジカーボナートを用い、目的化合
物を無色泡状物質として得た。
【0742】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.09-1.14(1H,m),1.21-1.31(5H,
m),1.28(9H,s),1.46(9H,s),1.66-1.71(1H,m),1.88-1.91
(1H,m),2.73(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.03(1H,dd,J=10Hz,
14.5Hz),3.79(6H,br.s),3.90-3.98(1H,m), 4.18(2H,d,J
=5.5Hz),4.77(1H,br.),6.54(2H,d,J=8Hz),6.91(1H,s),
7.02(1H,d,J=8Hz),7.12(1H,br.s),7.14(1H,d,J=8.5Hz),
7.27(1H,d,J=10Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3451,2961,2
933,2873,2861,2841,1709,1
593,1572,1505,1474,1438,1
423,1394,1368,1167,1114,1
099,1049.
【0743】
【実施例171】N−[2−t−ブチル−5−(N’−イソプロピルウレ
イドメチル)フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号425) 参考例72eで得られた化合物180mg(0.409
mmol)の塩化メチレン4ml溶液を0℃に冷却して
イソシアン酸イソプロピル0.45μl(0.46mm
ol)を加え、室温に昇温して5時間攪拌した。水を数
滴加え、溶媒留去して残渣をシリカゲルを用いたカラム
クロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル
(1:1)で溶出して126mg(収率58%)の目的
化合物を無色泡状物質として得た。
【0744】NMRスペクトル(400MHz,CDC
)δppm :0.82-0.85(3H,m),1.11(6H,d,J=6.5Hz),
1.16-1.31(6H,m),1.25(9H,s),1.65-1.72(1H,m),1.89-1.
93(1H,m),2.72(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.04(1H,dd,J=10H
z,14.5Hz),3.78(6H,s),3.78-3.89(1H,m), 3.90-3.97(1
H,m),4.07(2H,d,J=5.5Hz),4.61(1H,d,J=7.5Hz),4.79(1
H,t,J=5.5Hz),6.54(2H,d,J=8.5Hz),6.82(1H,d,J=1.5H
z),6.98(1H,d,J=8Hz),7.14(1H,t,J=8.5Hz),7.18(1H,br.
s),7.24(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3438,3379,2967,2933,28
73,2862,2841,1665,1593,1569,1530,1519,1474,1438,14
21,1386,1367,1319,1296,1177,1153,1115,1098,1039.
【0745】
【実施例172】N−[2−t−ブチル−5−(N’−フェニルウレイド
メチル)フェニル]−3−(2,3−エチレンジオキシ
フェニル)オクタンアミド (例示化合物番号624) 実施例171と同様の方法によって参考例71の化合物
とイソシアン酸フェニルを用い、目的化合物を白色固体
として得た。
【0746】m.p.168.8〜170.0℃(メタ
ノール−塩化メチレン−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.83-0.86
(3H,m),1.21-1.27(6H,m),1.16(9H,s),1.65-1.70(2H,m),
2.62-2.75(2H,m),3.58-3.66(1H,m),3.69-3.80(2H,m),4.
04-4.17(4H,m),5.93(1H,t,J=6Hz),6.70-6.80(4H,m),6.8
7-6.95(2H,m),7.17-7.24(3H,m),7.33(1H,s),7.36(2H,d,
J=7.5Hz),7.87(1H,s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3355,2960,2932,2875,28
61,1660,1599,1553,1532,1500,1474,1456,1442,1423,13
96,1379,1365,1354,1312,1283,1178,1109,1089,1051.
【0747】
【実施例173】N−[2−t−ブチル−5−(N’−イソプロピルウレ
イドメチル)フェニル]−3−(2,3−エチレンジオ
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号62
5) 実施例171と同様の方法によって、参考例71の化合
物を用い、目的化合物を白色固体として得た。
【0748】 m.p.184〜185℃(塩化メチレン−エーテル) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.83-0.86
(3H,m),1.11(6H,d,J=6.5Hz),1.18-1.30(6H,m),1.24(9H,
s),1.68-1.72(2H,m),2.64-2.74(2H,m),3.53-3.66(1H,
m),3.80-3.88(1H,m),4.10(2H,d,J=5.5Hz),4.11-4.26(4
H,m),4.60(1H,d,J=7.5Hz),4.82(1H,t,J=5.5Hz),6.72-6.
83(3H,m),7.01(1H,d,J=8Hz),7.04(1H,s),7.11(1H,br.
s),7.24(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3437,3382,2970,2933,28
75,2862,1668,1595,1531,1519,1473,1456,1421,1386,13
67,1308,1282,1162,1123,1109.
【0749】
【実施例174】N−[2−t−ブチル−5−(N’−イソプロピルウレ
イドメチル)フェニル]−3−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号42
6) 実施例171と同様の方法によって、参考例72dの化
合物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0750】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.85-0.87(3H,m),1.09-1.13(6H,t,J=6.5Hz),1.15-1.
27(6H,m),1.21(9H,s),1.64-1.70(2H,m),2.47(1H,dd,J=1
0Hz,14Hz),2.72(1H,dd,J=5Hz,14Hz),3.12-3.20(1H,m),
3.78-3.87(1H,m),3.82(3H,s),3.83(6H,s),4.08(1H,dd,J
=5.5Hz,15Hz),4.27(1H,dd,J=5.5Hz,15Hz),4.72(1H,d,J=
7.5Hz),4.89(1H,t,J=5.5Hz),6.49(2H,s),6.80(1H,s),6.
86(1H,s),7.05(1H,d,J=8Hz),7.25(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3432,3383,2968,2934,28
74,2861,1668,1591,1531,1511,1480,1465,1423,1386,13
66,1323,1156,1130,1079,1003.
【0751】
【実施例175】N−[2−t−ブチル−5−(N’−イソプロピルウレ
イドメチル)フェニル]−3−(2,4,5−トリメト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号44
9) 実施例171と同様の方法によって、参考例72bの化
合物を用い、目的化合物を白色固体として得た。
【0752】 m.p.153〜154℃(塩化メチレン−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.83-0.86
(3H,m),1.12(6H,d,J=6.5Hz),1.16-1.28(6H,m),1.25(9H,
s),1.69-1.74(2H,m),2.66(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),2.73(1
H,dd,J=9Hz,14.5Hz),3.45-3.52(1H,m),3.78(3H,s),3.81
-3.90(1H,m),3.83(3H,m),3.86(3H,m),4.10-4.23(2H,m),
4.51(1H,d,J=7.5Hz),4.67(1H,t,J=5.5Hz),6.51(1H,s),
6.76(1H,s),6.96(1H,s),7.03(1H,d,J=8Hz),7.27(1H,d,J
=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3437,3387,2
999,2963,2935,2873,2860,2
838,1732,1668,1612,1530,1
526,1510,1480,1467,1456,1
440,1421,1400,1367,1319,1
181,1133,1079,1036.
【0753】
【実施例176】N−[2−t−ブチル−5−(N’−イソプロピルウレ
イドメチル)フェニル]−3−(2,4,6−トリメト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号43
9) 実施例171と同様の方法によって参考例72cの化合
物を用い、目的化合物を白色固体として得た。
【0754】 m.p.178〜179℃(塩化メチレン−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.10(6H,d,J=6.5Hz),1.16-1.31(6
H,m),1.25(9H,s),1.61-1.68(1H,m),1.84-1.89(1H,m),2.
68(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.00(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),
3.71-3.87(2H,m),3.76(3H,s),3.79(6H,s),4.07(2H,d,J=
6Hz),4.69(1H,d,J=8Hz),4.79(1H,t,J=6Hz),6.12(2H,s),
6.83(1H,d,J=1.5Hz),6.98(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz),7.16(1
H,s),7.24(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3438,3387,2999,2965,29
35,2873,2861,2841,1731,1668,1608,1592,1530,1492,14
81,1467,1456,1439,1420,1386,1368,1327,1153,1124,11
01,1063,1041.
【0755】
【実施例177】N−[2−t−ブチル−5−(スクシンイミドメチル)
フェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号440) 実施例143と同様の方法によって参考例70bの化合
物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0756】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.16-1.28(6H,m),1.23(9H,s),1.69
-1.73(2H,m),2.63-2.75(2H,m),2.69(4H,s),3.48-3.55(1
H,m),3.80(3H,s),3.84(3H,s),3.87(3H,s),4.57(2H,s),
6.53(1H,s),6.74(1H,s),7.10(1H,d,J=8Hz),7.26(1H,d,J
=8Hz),7.31(1H,s). IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2935,2873,2859,28
38,1777,1706,1683,1612,1572,1510,1467,1456,1439,14
32,1400,1367,1347,1334,1296,1167,1036.
【0757】
【実施例178】N−[2−t−ブチル−5−(フタルイミドメチル)フ
ェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号441) 実施例142と同様の方法によって参考例70bの化合
物を用い、目的化合物を薄黄色泡状物質として得た。
【0758】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.06-1.25(6H,m),1.22(9H,s),1.70
-1.71(2H,m),2.63-2.75(2H,m),3.49-3.54(1H,m),3.79(3
H,s),3.83(3H,s),3.87(3H,s),4.76(2H,s),6.54(1H,s),
6.74(1H,s),7.03(1H,s),7.15(1H,d,J=8Hz),7.26(1H,d,J
=8Hz),7.40(1H,s),7.67-7.72(2H,m),7.80-7.85(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2935,2873,2859,28
38,1772,1716,1682,1613,1572,1510,1468,1456,1439,14
33,1395,1366,1346,1325,1181,1134,1102,1088,1080,10
36
【0759】
【実施例179】N−[2−t−ブチル−5−(N′−アセチルアミノメ
チル)フェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号442) 実施例144と同様の方法によって、参考例72bの化
合物と無水酢酸を用い、目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0760】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.17-1.30(6H,m),1.27(9H,s),1.69
-1.74(2H,m),1.99(3H,s),2.66(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),2.
74(1H,dd,J=9Hz,14.5Hz),3.46-3.53(1H,m),3.79(3H,s),
3.83(3H,s),3.86(3H,s),4.26-4.36(2H,m),5.85(1H,br),
6.51(1H,s),6.75(1H,s),7.06(1H,d,J=8Hz),7.10(1H,s),
7.12(1H,br.s),7.30(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3447,2960,2935,2873,28
59,2838,1672,1612,1571,1510,1480,1466,1456,1440,14
23,1400,1370,1317,1182,1135,1107,1179,1136
【0761】
【実施例180】N−[2−t−ブチル−5−(N′−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号443) 実施例144と同様の方法によって、参考例72bの化
合物とニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を
無色泡状物質として得た。
【0762】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.16-1.27(6H,m),1.27(9H,s),1.68
-1.74(2H,m),2.66(1H,dd,J=6Hz,14Hz),2.74(1H,dd,J=9H
z,14Hz),3.45-3.52(1H,m),3.78(3H,s),3.81(3H,s),3.84
(3H,s),4.45-4.57(2H,m),6.50(2H,s),6.74(1H,s),6.81
(1H,br.),7.11-7.18(3H,m),7.32(1H,d,J=8Hz),7.37(1H,
dd,J=5Hz,8Hz),8.12(1H,td,J=2Hz,8Hz),8.71(1H,d,J=4H
z),9.01(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3447,2960,2935,2873,28
59,2838,1669,1612,1592,1571,1510,1467,1440,1421,14
00,1366,1292,1273,1182,1154,1134,1110,1181,1036
【0763】
【実施例181】N−[2−t−ブチル−5−(N′−2−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号444) 実施例144と同様の方法によって、参考例72bの化
合物とピコリン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を
淡黄色泡状物質として得た。
【0764】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.16-1.30(6H,m),1.26(9H,s),1.70
-1.71(2H,m),2.66(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),2.73(1H,dd,J=
8.5Hz,14.5Hz),3.48-3.55(1H,m),3.78(3H,s),3.82(3H,
s),3.86(3H,s),4.57(2H,d,J=6Hz),6.50(1H,s),6.74(1H,
s),7.09(1H,br.s),7.14(1H,d,J=8Hz),7.31(1H,d,J=8H
z),7.32(1H,s),7.40-7.43(1H,m),7.84(1H,dt,J=2Hz,7.5
Hz),8.21(1H,d,J=7.5Hz),8.34(1H,br.),8.52(1H,d,J=4.
5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3392,2960,2935,2873,28
59,2838,1675,1612,1593,1571,1527,1511,1466,1438,14
23,1400,1366,1316,1301,1290,1181,1162,1135,1110,10
89,1081,1037,1000
【0765】
【実施例182】N−[2−t−ブチル−5−(N′−4−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号445) 実施例144と同様の方法によって、参考例72bの化
合物とイソニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合
物を無色泡状物質として得た。
【0766】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.17-1.28(6H,m),1.28(9H,s),1.70
-1.72(2H,m),2.67(1H,dd,J=6.5Hz,14.5Hz),2.74(1H,dd,
J=9Hz,14.5Hz),3.45-3.52(1H,m),3.78(3H,s),3.81(3H,
s),3.84(3H,s),4.45-4.56(2H,m),6.49(1H,s),6.74(1H,
s),6.74(1H,br.),7.11-7.14(2H,m),7.19(1H,br.s),7.32
(1H,d,J=8Hz),7.63-7.65(2H,m),8.73(2H,d,J=6Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3444,2961,2935,2873,28
59,2838,1672,1611,1602,1570,1557,1511,1482,1466,14
56,1440,1423,1409,1400,1366,1291,1271,1182,1152,11
35,1109,1081,1068,1036
【0767】
【実施例183】N−[2−t−ブチル−5−(N′−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号446) 実施例144と同様の方法によって、参考例72bの化
合物とジ−t−ブチル−ジカーボナートを用い、目的化
合物を無色泡状物質として得た。
【0768】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.21-1.26(6H,m),1.26(9H,s),1.45
(9H,s),1.69-1.74(2H,m),2.66(1H,dd,J=6.5Hz,14.5Hz),
2.73(1H,dd,J=8.5Hz,14.5Hz),3.47-3.54(1H,m),3.79(3
H,s),3.83(3H,s),3.87(3H,s),4.21(2H,d,J=5.5Hz),4.85
(1H,br.),6.51(1H,s),6.74(1H,s),7.06(1H,d,J=8Hz),7.
07(1H,br.s),7.16(1H,s),7.29(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3452,2960,2935,2873,28
60,2838,1709,1612,1571,1510,1480,1467,1455,1440,13
68,1330,1317,1168,1136,1111,1079,1036
【0769】
【実施例184】N−[2−t−ブチル−5−(2−N′N′−ジメチル
カルバモイルエチル)フェニル]−3−(2,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号447) 参考例84で得られた化合物を用いて、実施例8と同様
の方法によって、目的化合物を、無色泡状物質として得
た。
【0770】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=5.7Hz),1.26(9H,s),1.15-1.33(6H,m),
1.66(2H,m),2.57(2H,t,J=8.0Hz),2.61-2.77(2H,m),2.87
(2H,t,J=8.0Hz),2.94(6H,s),3.47-3.56(1H,m),3.79(3H,
s),3.83(3H,s),3.86(3H,s),6.50(1H,s),6.74(1H,s),6.9
9(1H,d,J=8.2Hz),7.08(1H,s),7.17(1H,s),7.24(1H,d,J=
8.2Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,3404,2959,2935,28
60,1676,1636,1510,1466,1401,1037
【0771】
【実施例185】N−[2−t−ブチル−5−(2−カルバモイルエチ
ル)フェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号448) 参考例84で得られた化合物を用いて、実施例141と
同様の方法によって、目的化合物を、無色泡状物質とし
て得た。
【0772】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=5.5Hz),1.28(9H,s),1.13-1.35(6H,m),
1.65-1.81(2H,m),2.38(2H,t,J=8.0Hz),2.67(1H,dd,J=6.
0,13.8Hz),2.74-2.87(3H,m),3.36-3.46(1H,m),3.80(3H,
s),3.84(3H,s),3.85(3H,s),5.28(1H,br.s),6.02(1H,br.
s),6.51(1H,s),6.63(1H,s),6.77(1H,s),6.95-7.01(2H,
m),7.23(1H,d,J=8.2Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3530,3492,3412,3372,29
60,2935,2860,1679,1510,1466,1399,1035
【0773】
【実施例186】N−[2−t−ブチル−5−(3−メチルアミノ−3−
オキソプロピル)フェニル]−3−(2,4,5−トリ
メトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号1
01) 参考例84で得られた化合物を用いて、実施例8と同様
の方法によって、目的化合物を、無色泡状物質として得
た。
【0774】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.79-0.91(3H,m),1.27(9H,s),1.13-1.33(6H,m),1.65
-1.80(2H,m),2.32(2H,t,J=8.0Hz),2.66(1H,dd,J=6.1,1
4.0Hz),2.70-2.86(6H,m),3.37-3.47(1H,m),3.80(3H,s),
3.84(3H,s),3.85(3H,s),5.97(1H,br.s),6.51(1H,s),6.6
6(1H,s),6.77(1H,s),6.95(1H,dd,J=1.2,8.1Hz),6.99(1
H,s),7.22(1H,d,J=8.1Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,3395,2960,2935,28
60,1668,1612,1510,1466,1416,1035
【0775】
【実施例187】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(2,4,5−トリメトキシフェニル)オクタンア
ミド (例示化合物番号450) 参考例74bで得られた化合物を用いて、実施例8と同
様の方法によって、目的化合物を、無色結色として得
た。
【0776】m.p.166〜167℃(ジクロロメタ
ン−ヘキサン) NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.81-0.89
(3H,m),1.30(9H,s),1.14-1.35(6H,m),1.67-1.77(2H,m),
2.66-2.78(2H,m),3.45-3.54(1H,m),3.79(3H,s),3.84(3
H,s),3.86(3H,s),5.47(1H,br),6.10(1H,br),6.51(1H,
s),6.76(1H,s),7.12(1H,s),7.43(1H,d,J=8.4Hz),7.50(1
H,d,J=1.5Hz),7.65(1H,dd,J=2.0,8.4Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3528,3414,2961,2935,28
59,1678,1587,1510,1466,1035
【0777】
【実施例188】N−[2−t−ブチル−5−(N′−2−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号39
7) 参考例72fで得られた化合物を用いて、実施例169
と同様の方法によって、目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0778】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6.3Hz),1.26(9H,s),1.10-1.35(6H,m),
1.64-1.77(2H,m),2.64(1H,dd,J=6.3,14.3Hz),2.74(1H,d
d,J=8.7,14.3Hz),3.48-3.54(1H,m),3.77(6H,s),4.57(2
H,d,J=6.1Hz),6.40-6.49(2H,m),7.03(1H,br.s),7.06-7.
16(2H,m),7.27-7.34(2H,m),7.38-7.45(1H,m),7.82-7.87
(1H,m),8.22(1H,d,J=8.2Hz),8.33(1H,br),8.53(1H,d,J=
4.9Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3392,2960,2933,2861,16
75,1614,1527,1507,1466,1290,1158,1037
【0779】
【実施例189】N−[2−t−ブチル−5−(スクシンイミドメチル)
フェニル]−3−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号427) 実施例143と同様の方法によって、参考例70fの化
合物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0780】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.87(3H,m),1.14-1.33(6H,m),1.17(9H,s),1.64
-1.72(2H,m),2.56(1H,dd,J=9Hz,14.5Hz),2.65-2.73(5H,
m),3.13-3.20(1H,m),3.81(3H,s),3.84(6H,s),4.59(2H,
s),6.47(2H,s),6.84(1H,s),7.11(1H,d,J=8Hz),7.25(1H,
d,J=8Hz),7.49(1H,s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2961,2935,2874,2860,28
42,1777,1706,1682,1591,1574,1510,1464,1432,1425,14
00,1348,1334,1166,1130,1003
【0781】
【実施例190】N−[2−t−ブチル−5−(フタルイミドメチル)フ
ェニル]−3−(3,4,5−トリメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号428) 実施例142と同様の方法によって、参考例70fの化
合物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0782】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.85-0.87(3H,m),1.13-1.32(6H,m),1.16(9H,s),1.61
-1.74(2H,m),2.56(1H,dd,J=9Hz,14.5Hz),2.71(1H,dd,J=
5.5Hz,14.5Hz),3.14-3.21(1H,m),3.80(3H,s),3.84(6H,
s),4.78(2H,s),6.47(2H,s),6.84(1H,s),7.16(1H,d,J=8.
5Hz),7.26(1H,d,J=8.5Hz),7.57(1H,s),7.68-7.71(2H,
m),7.81-7.84(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2961,2934,2874,2860,28
42,1772,1716,1685,1591,1574,1510,1465,1425,1395,13
66,1346,1324,1153,1130,1103,1088,1080,1004
【0783】
【実施例191】N−[2−t−ブチル−5−(N′−アセチルアミノメ
チル)フェニル]−3−(3,4,5−トリメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号429) 実施例144と同様の方法によって、参考例72dの化
合物と無水酢酸を用い、目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0784】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.85-0.87(3H,m),1.17-1.27(6H,m),1.21(9H,s),1.61
-1.73(2H,m),2.00(3H,s),2.53(1H,dd,J=9.5Hz,14Hz),2.
73(1H,dd,J=5.5Hz,14Hz),3.13-3.20(1H,m),3.81(3H,s),
3.84(6H,s),4.28(1H,dd,J=5.5Hz,14.5Hz),4.36(1H,dd,J
=5.5Hz,14.5Hz),5.90(1H,br.),6.48(2H,s),6.84(1H,br.
s),7.07(1H,dd,J=1Hz,8Hz),7.18(1H,d,J=1Hz),7.28(1H,
d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3448,2961,2934,2874,28
61,2842,1672,1591,1572,1510,1477,1465,1423,1397,13
69,1324,1259,1154,1130,1004
【0785】
【実施例192】N−[2−t−ブチル−5−(N′−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号430) 実施例147と同様の方法によって、参考例72dの化
合物とニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を
無色泡状物質として得た。
【0786】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.87(3H,m),1.13-1.38(6H,m),1.22(9H,s),1.64
-1.71(2H,m),2.52(1H,dd,J=9.5Hz,14Hz),2.74(1H,dd,J=
5.5Hz,14Hz),3.12-3.19(1H,m),3.81(3H,s),3.82(3H,s),
3.84(3H,s),4.44(1H,dd,J=5.5Hz,14.5Hz),4.57(1H,dd,J
=5.5Hz,14.5Hz),6.48(2H,s),6.85(1H,br.s),6.88(1H,b
r.),7.11(1H,s),7.16(1H,d,J=8Hz),7.31(1H,d,J=8Hz),
7.37(1H,dd,J=4.5Hz,8Hz),8.15(1H,d,J=8Hz),8.71(1H,d
d,J=1.5Hz,4.5Hz),9.04(1H,d,J=1.5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3447,2962,2935,2874,28
60,2842,1672,1591,1573,1511,1465,1422,1363,1323,12
96,1154,1130,1082,1027,1003
【0787】
【実施例193】N−[2−t−ブチル−5−(N′−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(3,4,5−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号431) 実施例144と同様の方法によって、参考例72dの化
合物とジ−t−ブチル−ジカーボナートを用い、目的化
合物を無色泡状物質として得た。
【0788】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.85-0.87(3H,m),1.17-1.27(6H,m),1.21(9H,s),1.45
(9H,s),1.61-1.73(2H,m),2.55(1H,dd,J=9Hz,14Hz),2.71
(1H,dd,J=5.5Hz,14Hz),3.12-3.20(1H,m),3.81(3H,s),3.
84(6H,s),4.23(2H,d,J=13Hz),4.85(1H,br.),6.47(2H,
s),6.87(1H,br.s),7.06(1H,d,J=5.5Hz),7.27-7.31(2H,
m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3452,2962,2934,2874,28
61,2842,1769,1591,1574,1510,1505,1477,1464,1423,13
94,1379,1368,1324,1165,1130,1079,1050,1030,1004
【0789】
【実施例194】N−[2−t−ブチル−5−(スクシンイミドメチル)
フェニル]−3−(2,4,6−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (例示化合物番号432) 実施例143と同様の方法によって、参考例70dの化
合物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0790】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.85(3H,m),1.09-1.15(1H,m),1.18-1.30(5H,
m),1.25(9H,m),1.60-1.66(1H,m),1.84-1.88(1H,m),2.65
-2.72(5H,m),2.98(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.75-3.89(1
H,m),3.79(9H,s),4.55(2H,s),6.14(2H,s),7.06-7.11(2
H,m),7.18(1H,s),7.25(1H,d,J=8.5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2938,2873,2860,28
41,1777,1706,1682,1608,1592,1510,1492,1467,1456,14
32,1422,1399,1366,1346,1333,1296,1166,1153,1124,11
01,1163,1041
【0791】
【実施例195】N−[2−t−ブチル−5−(フタルイミドメチル)フ
ェニル]−3−(2,4,6−トリメトキシフェニル)
オクタンアミド (例示化合物番号433) 実施例142と同様の方法によって、参考例70dの化
合物を用い、目的化合物を無色泡状物質として得た。
【0792】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.08-1.11(1H,m),1.17-1.29(5H,
m),1.23(9H,s),1.60-1.65(1H,m),1.84-1.88(1H,m),2.69
(1H,dd,J=5.5Hz,14.5Hz),2.98(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),
3.78(9H,s),3.80-3.89(1H,m),4.74(2H,s),6.14(2H,s),
7.06(1H,s),7.13(1H,d,J=8Hz),7.25(1H,d,J=8Hz),7.26
(1H,s),7.68-7.72(2H,m),7.80-7.85(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2936,2873,2860,28
41,1772,1716,1678,1608,1592,1492,1469,1456,1432,14
22,1394,1346,1328,1153,1124,1101,1089,1064,1041
【0793】
【実施例196】N−[2−t−ブチル−5−(N′−アセチルアミノメ
チル)フェニル]−3−(2,4,6−トリメトキシフ
ェニル)オクタンアミド (例示化合物番号434) 実施例144と同様の方法によって、参考例72cの化
合物と無水酢酸を用い、目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0794】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.82-0.85(3H,m),1.11-1.12(1H,m),1.19-1.32(5H,
m),1.28(9H,s),1.62-1.65(1H,m),1.83-1.88(1H,m),1.99
(3H,s),2.79(1H,dd,J=6Hz,14.5Hz),3.00(1H,dd,J=10Hz,
14.5Hz),3.73-3.84(1H,m),3.77(3H,s),3.79(6H,s),4.29
(2H,d,J=5.5Hz),5.81(1H,br.),6.12(2H,s),7.00(1H,s),
7.03(1H,d,J=8Hz),7.29(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3446,2961,2935,2873,28
60,2841,1672,1608,1592,1514,1493,1467,1456,1439,14
20,1372,1328,1153,1124,1101,1063,1040
【0795】
【実施例197】N−[2−t−ブチル−5−(N′−3−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,6−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号435) 実施例144と同様の方法によって、参考例72cの化
合物とニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を
無色泡状物質として得た。
【0796】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.13-1.30(6H,m),1.29(9H,s),1.61
-1.65(1H,m),1.83-1.87(1H,m),2.79(1H,dd,J=6Hz,14.5H
z),3.00(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.71-3.85(1H,m),3.75
(3H,s),3.77(6H,s),4.45-4.54(2H,m),6.10(2H,s),6.75
(1H,br.),7.06(1H,d,J=1.5Hz),7.11(1H,dd,J=2Hz,8Hz),
7.17(1H,s),7.31(1H,d,J=8Hz),7.37(1H,dd,J=5Hz,8Hz),
8.12(1H,td,J=2Hz,6Hz),8.71(1H,dd,J=1.5Hz,J=5Hz),9.
01(1H,d,J=2Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3445,2961,2937,2873,28
61,2841,1668,1608,1592,1574,1515,1492,1467,1456,14
38,1420,1397,1366,1329,1294,1153,1124,1101,1063,10
40,1027
【0797】
【実施例198】N−[2−t−ブチル−5−(N′−2−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,6−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号436) 実施例144と同様の方法によって、参考例72cの化
合物とピコリン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合物を
無色泡状物質として得た。
【0798】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.10-1.34(6H,m),1.28(9H,s),1.63
-1.67(1H,m),1.83-1.88(1H,m),2.69(1H,dd,J=6Hz,14.5H
z),2.99(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.71-3.86(1H,m),3.77
(9H,s),4.55(2H,d,J=6Hz),6.11(2H,s),7.11-7.14(3H,
m),7.30(1H,d,J=8Hz),7.40-7.43(1H,m),7.85(1H,dt,J=
1.5Hz,7.5Hz),8.31(1H,br.),8.52(1H,d,J=5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3391,2960,2
934,2873,2861,2841,1675,1
608,1592,1572,1527,1492,1
466,1457,1436,1421,1366,1
328,1291,1153,1124,1101,1
063,1042,1000
【0799】
【実施例199】N−[2−t−ブチル−5−(N′−4−ピリジルカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,6−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号437) 実施例144と同様の方法によって、参考例72cの化
合物とイソニコチン酸クロリド塩酸塩を用い、目的化合
物を白色固体として得た。
【0800】m.p.172.5℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(400MHz,CDCl)δppm
:0.81-0.84(3H,m),1.08-1.33(6H,m),1.29(9H,s),1.60
-1.65(1H,m),1.83-1.88(1H,m),2.69(1H,dd,J=6Hz,14.5H
z),3.01(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.75(3H,s),3.77(6H,
s),3.79-3.84(1H,m),4.41-4.50(2H,m),6.10(2H,s),6.88
(1H,br.),7.04(1H,d,J=1.5Hz),7.09(1H,dd,J=1.5Hz,8H
z),7.19(1H,s),7.31(1H,d,J=8Hz),7.63-7.65(2H,m),8.7
1-8.73(2H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3671,3443,2961,2937,28
73,2860,2841,1730,1672,1608,1592,1557,1525,1514,14
88,1467,1456,1439,1420,1366,1328,1295,1270,1153,11
24,1101,1082,1066,1041
【0801】
【実施例200】N−[2−t−ブチル−5−(N′−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル)フェニル]−3−(2,4,6−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号438) 実施例144と同様の方法によって、参考例72cの化
合物とジ−t−ブチルジカーボナートを用い、目的化合
物を無色泡状物質として得た。
【0802】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.81-0.85(3H,m),1.26-1.32(6H,m),1.28(9H,s),1.45
(9H,s),1.61-1.65(1H,m),1.84-1.88(1H,m),2.69(1H,dd,
J=6Hz,14.5Hz),2.99(1H,dd,J=10Hz,14.5Hz),3.74-3.85
(1H,m),3.77(3H,s),3.78(6H,s),4.19(2H,d,J=5.5Hz),4.
80(1H,br.),6.12(2H,s),7.01(1H,s),7.04(1H,d,J=8Hz),
7.10(1H,s),7.28(1H,d,J=8Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3451,3406,2961,2934,28
73,2861,2841,1709,1608,1592,1504,1495,1467,1456,14
39,1420,1394,1368,1329,1154,1125,1101,1079,1063,10
42
【0803】
【実施例201】N−[2−t−ブチル−5−(N’−メチルカルバモイ
ル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号465) 参考例74aの化合物を用いて実施例8と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色結晶として得た。
【0804】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.92(3H,m),1.15-1.38(6H,m),1.31(9H,s),1.65
-1.78(2H,m),2.60-2.72(2H,m),2.96(3H,d,J=4.9Hz),3.4
3-3.56(1H,m),3.73(3H,s),3.83(3H,s),3.91(3H,s),6.30
(1H,br.s),6.66(1H,d,J=8.6Hz),6.91(1H,d,J=8.6Hz),7.
14(1H,br.s),7.40(1H,d,J=8.6Hz),7.45(1H,d,J=1.9Hz),
7.62(1H,dd,J=1.9Hz,8.6Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,2961,2934,1660,15
63,1537,1496,1466,1418,1300,1278,1097
【0805】
【実施例202】N−[2−t−ブチル−5−(N−(2−ピラジニル)
カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号46
6) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質と
して得た。
【0806】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.86(3H,m),1.14-1.37(6H,m),1.33(9H,s),1.68
-1.80(2H,m),2.70-2.73(2H,m),3.41-3.51(1H,m),3.68(3
H,s),3.78(3H,s),3.93(3H,s),6.70(1H,d,J=8.6Hz),6.93
(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,br.s),7.48(1H,d,J=8.6Hz),7.
67-7.75(2H,m),8.29-8.30(1H,m),8.37-8.38(1H,d,J=2.6
Hz),8.77(1H,br.s),9.67(1H,d,J=1.3Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3412,2962,2934,1687,15
36,1496,1466,1413,1299,1097,1012
【0807】
【実施例203】N−[2−t−ブチル−5−(N’−(2−ピリジル)
カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号46
7) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質と
して得た。
【0808】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.87(3H,m),1.18-1.41(6H,m),1.33(9H,s),1.69
-1.85(2H,m),2.72(2H,d,J=7.5Hz),3.42-3.53(1H,m),3.6
8(3H,s),3.77(3H,s),3.93(3H,s),6.72(1H,d,J=8.6Hz),
6.94(1H,d,J=8.6Hz),7.04-7.09(1H,m),7.20(1H,br.s),
7.45(1H,d,J=8.6Hz),7.65(1H,d,J=2.0Hz),7.69-7.76(2
H,m),8.31-8.36(2H,m),8.65(1H,br.s) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3419,2962,2934,1682,15
97,1578,1496,1433,1309,1097
【0809】
【実施例204】N−[2−t−ブチル−5−(N’−(3−(1H−ピ
ラゾリル)カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,
4−トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合
物番号678) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例141と
同様の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物
質として得た。
【0810】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.91(3H,m),1.11-1.42(6H,m),1.33(9H,s),1.57
-1.78(2H,m),2.70(2H,d,J=7.6Hz),3.41-3.55(1H,m),3.7
3(3H,s),3.82(3H,s),3.90(3H,s),4.09(2H,s),5.96(1H,
d,J=2.0Hz),6.62(1H,d,J=8.6Hz),6.88(1H,d,J=8.6Hz),
7.20(1H,br.s),7.45(1H,d,J=8.6Hz),7.78(1H,d,J=8.6H
z),7.83(1H,d,J=1.7Hz),8.07(1H,d,J=1.7Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3487,3403,2961,2934,16
87,1617,1575,1496,1466,1374,1277,1097
【0811】
【実施例205】N−[2−t−ブチル−5−(N’−(4−ピリジル)
カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号46
9) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例141と
同様の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物
質として得た。
【0812】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78-0.88(3H,m),1.10-1.38(6H,m),1.34(9H,s),1.61
-1.82(2H,m),2.72-2.80(2H,m),3.41-3.50(1H,m),3.66(3
H,s),3.73(3H,s),3.91(3H,s),6.63(1H,d,J=8.6Hz),6.91
(1H,d,J=8.6Hz),7.25(1H,s),7.40(1H,d,J=1.9Hz),7.48
(1H,d,J=8.3Hz),7.65-7.72(3H,m),8.53(2H,d,J=7.3Hz),
8.98(1H,brs) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3427,2962,2934,1687,15
97,1590,1506,1495,1466,1416,1332,1281,1096
【0813】
【実施例206】N−[2−t−ブチル−5−(2−カルバモイルエチ
ル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号470) 参考例79で得られた化合物を用いて実施例141と同
様の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質
として得た。
【0814】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.86(3H,m),1.13-1.49(6H,m),1.29(9H,s),1.56
-1.77(2H,m),2.41(2H,t,J=7.9Hz),2.59-2.74(2H,m),2.8
2(2H,t,J=7.9Hz),3.49-3.57(1H,m),3.76(3H,s),3.84(3
H,s),3.91(3H,s),5.23(1H,brs),5.87(1H,brs),6.68(1H,
s),6.69(1H,d,J=8.6Hz),6.93(1H,d,J=8.6Hz),6.96(1H,
d,d,J=1.9Hz,8.1Hz),7.02(1H,s),7.23(1H,d,J=8.1Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3529,3490,3412,2961,29
34,1679,1596,1495,1466,1420,1276,1097,1016
【0815】
【実施例207】N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル)フェニ
ル]−3−(2,3,4−トリメトキシフェニル)オク
タンアミド (例示化合物番号93) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例141と
同様の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物
質として得た。
【0816】NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm
:0.87-0.89(3H,m),1.16-1.38(6H,m),1.32(9H,s),1.65
-1.77(2H,m),2.63-2.75(2H,m),3.44-3.53(1H,m),3.71(3
H,s),3.83(3H,s),3.91(3H,s),5.50(1H,br.s),6.68(1H,b
r.s),6.67(1H,d,J=8.6Hz),6.91(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1
H,s),7.42(1H,d,J=8.6Hz),7.49(1H,d,J=1.2Hz),7.64(1
H,dd,J=1.8Hz,8.6Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3528,3475,3414,2961,29
34,2874,2860,1676,1588,1495,1466,1419,1377,1278,10
97
【0817】
【実施例208】N−[2−t−ブチル−5−(N’−2−チアゾリルカ
ルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメト
キシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号47
1) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質と
して得た。
【0818】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.88(3H,m),1.14-1.33(6H,m),1.33(9H,s),1.44
-1.96(3H,m),2.72(2H,d,J=8.0Hz),3.40-3.50(1H,m),3.6
5(3H,s),3.76(3H,s),3.93(3H,s),6.72(1H,d,J=8.6Hz),
6.94(1H,d,J=8.6Hz),7.00(1H,d,J=3.3Hz),7.21(1H,br
s),7.47-7.50(2H,m),7.56(1H,d,J=2.0Hz),7.75(1H,dd,J
=2.0Hz,8.5Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3414,2962,2934,1676,16
01,1537,1495,1466,1320,1282,1096
【0819】
【実施例209】N−[2−t−ブチル−5−(N’−(3−ピリジル)
カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメ
トキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号47
2) 参考例74aで得られた化合物を用いて実施例8と同様
の方法を用いることにより目的化合物を橙色泡状物質と
して得た。
【0820】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84-0.88(3H,m),1.17-1.31(6H,m),1.33(9H,s),1.62
-1.80(2H,m),2.62-2.80(2H,m),3.44-3.53(1H,m),3.68(3
H,s),3.74(3H,s),3.91(3H,s),6.64(1H,d,J=8.6Hz),6.92
(1H,d,J=8.6Hz),7.24(1H,brs),7.31(1H,dd,J=4.8Hz,8.4
Hz),7.45-7.48(2H,m),7.70(1H,dd,J=2.0Hz,8.4Hz),8.25
-8.30(1H,m),8.38(1H,dd,J=1.3Hz,4.6Hz),8.73-8.76(2
H,m) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3666,3428,2962,2934,17
31,1679,1530,1496,1466,1421,1297,1096
【0821】
【実施例210】N−[2−t−ブチル−5−(3−N−(2−ピリジル
アミノ)−3−オキソプロピル)フェニル]−3−
(2,3,4−トリメトキシフェニル)オクタンアミド
(例示化合物番号473) 参考例79で得られた化合物を用いて実施例8と同様の
方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0822】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.85-0.87(3H,m),1.15-1.38(6H,m),1.29(9H,s),1.64
-1.80(2H,m),2.53-2.77(4H,m),2.91(2H,t,J=7.9Hz),3.5
1-3.61(1H,m),3.81(3H,s),3.85(3H,s),3.91(3H,s),6.65
(1H,s),6.70(1H,d,J=8.6Hz),6.90-7.05(4H,m),7.23(1H,
d,J=8.2Hz),7.65-7.72(1H,m),8.21-8.31(2H,m),8.41(1
H,brs) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3417,2961,2933,1687,15
97,1578,1514,1495,1465,1434,1301,1097
【0823】
【実施例211】N−[2−t−ブチル−5−(3−N−メチルアミノ−
3−オキソプロピル)フェニル]−3−(2,3,4−
トリメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番
号474) 参考例79で得られた化合物を用いて実施例8と同様の
方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質とし
て得た。
【0824】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83-0.87(3H,m),1.13-1.37(6H,m),1.28(9H,s),1.55
-1.78(2H,m),2.34(2H,t,J=8.2Hz),2.58-2.83(4H,m),2.7
4(3H,d,J=4.9Hz),3.44-3.58(1H,m),3.76(3H,s),3.84(3
H,s),3.91(3H,s),5.91(1H,brs),6.64-6.72(2H,m),6.91-
7.00(2H,m),7.03(1H,brs),7.21(1H,d,J=8.1Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3463,3394,2961,2934,16
68,1495,1466,1419,1296,1276,1260,1097
【0825】
【実施例212】N−[2−t−ブチル−5−(N’(3−(1H)−ピ
ラゾリル)カルバモイル)フェニル]−3−(2,3−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号
679) 参考例25で得られた化合物を用いて実施例141と同
様の方法を用いることにより目的化合物を無色泡状物質
として得た。
【0826】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.73-0.89(3H,m),1.10-1.39(6H,m),1.31(9H,s),1.52
-1.80(2H,m),2.70(2H,d,J=7.7Hz),3.55-3.69(1H,m),3.8
2(3H,s),3.84(3H,s),4.08(2H,brs),5.95(1H,d,J=3.0H
z),6.76(1H,d,J=8.1Hz),6.83(1H,d,J=7.2Hz),7.01(1H,
t,J=8.1Hz),7.17(1H,brs),7.45(1H,d,J=8.6Hz),7.78(1
H,d,J=8.6Hz),7.87(1H,d,J=1.2Hz),8.07(1H,d,J=2.7Hz) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3486,3403,2961,2933,16
87,1618,1575,1479,1375,1277
【0827】
【実施例213】N−[2−t−ブチル−5−[2−N’−(2−チアゾ
リルカルバモイルエチル)フェニル]−3−(2,3−
ジメトキシフェニル)オクタンアミド (例示化合物番号
340) 参考例77で得られた化合物を用いて実施例8と同様の
方法を用いることにより目的化合物を無色結晶として得
た。
【0828】m.p.135℃ NMRスペクトル(400MHz,CDCl3)δppm :0.82-0.85
(3H,m),1.11-1.31(6H,m),1.28(9H,s),1.64-1.81(2H,m),
2.69(2H,d,J=7.5Hz),2.78(2H,t,J=7.3Hz),2.98(2H,t,J=
7.3Hz),3.62-3.67(1H,m),3.84(3H,s),3.85(3H,s),6.79
(1H,d,J=8.0Hz),6.84(1H,d,J=7.6Hz),6.95-6.97(2H,m),
7.04(1H,t,J=8.0Hz),7.10(2H,s),7.23(1H,d,J=8.0Hz),
7.41(1H,d,J=3.6Hz),11.3(1H,brs) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3412,3173,2961,2934,17
31,1687,1563,1536,1480,1274,1167
【0829】
【実施例214】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(3−プロピル
スルホニルプロピルオキシ)フェニル]ヘプタンアミド
(例示化合物番号666) 参考例31xの化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0830】mp 144〜150 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.85(3H,t,J=
7Hz),1.05 〜1.40(4H,m),1.10(3H,t,J=7Hz),1.33(9H,
s),1.53 〜1.82(2H,m),1.82 〜2.02(2H,m),2.30〜 2.44
(2H,m),2.67(2H,d,J=7Hz),2.94 〜3.04(2H,m),3.25(2H,
t,J=7Hz),3.45〜3.61(1H,m),3.80(3H,s),4.17(2H,t,J=7
Hz),5.40 〜5.61(1H,br.),6.12 〜6.38(1H,br.),6.48(1
H,s),7.04〜7.68(5H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 3346,3183,1656,1612,1506,
1306,1201,1127,1073,1033
【0831】
【実施例215】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−ブチリル−2−メトキシフェニル)−5−メ
チルヘキサンアミド (例示化合物番号277) 参考例64dの化合物を用い、実施例99と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0832】mp 189〜190 ℃(酢酸エチル) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.87(3H,d,J=
7Hz),0.89(3H,d,J=7Hz),0.99(3H,d,H=7Hz),1.29(9H,s),
1.47〜1.69(2H,m),1.70 〜1.86(1H,m),1.75(2H,sextet,
J=7Hz),2.62 〜2.80(2H,m),2.91(2H,t,J=7Hz),3.70〜3.
83(1H,m),3.89(3H,s),5.27〜5.61(1H,br.),6.05 〜6.40
(1H,br.),7.08 〜7.71(7H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 1684,1657,1611,1532,1462,
1414,1302,1250,1194,1163,1123
【0833】
【実施例216】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(1−ヒドロキシブチル)−2−メトキシフ
ェニル]−5−メチルヘキサンアミド (例示化合物番号
233) 実施例215の化合物を用い、実施例128と同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0834】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.87(3H,d,J=7Hz),0.91(3H,d,J=7Hz),0.92(3H,d,J=7H
z),1.31(4.5H,s),1.32(4.5H,s),1.35 〜1.70(5H,m),1.6
8 〜1.84(2H,m),2.60 〜2.80(2H,m),2.94 〜3.02(0.5H,
br.),3.11 〜3.20(0.5H,br.),3.58 〜3.75(1H,m),3.78
(1.5H,s),3.82(1.5H,s),4.59 〜4.69(1H,m),5.32 〜5.5
7(1H,br.),6.18 〜6.46(1H,br.),6.90 〜7.50(7H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 1660,1614,1560,1515,1465,
1419,1366,1254,1159,1119,1039
【0835】
【実施例217】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−プロピオニル−2−メトキシフェニル)−5
−メチルヘキサンアミド (例示化合物番号667) 参考例64eの化合物を用い、実施例99と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0836】 mp 186.5〜187 ℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.86(3H,d,J=
7Hz),0.89(3H,d,J=7Hz),1.21(3H,t,J=7Hz),1.29(9H,s),
1.48〜1.61(2H,m),1.72 〜1.87(1H,m),2.62 〜2.83(2H,
m),2.97(2H,quartet,J=7Hz),3.70〜3.85(1H,m),3.89(3
H,s),5.34〜5.75(1H,br.),6.01 〜6.40(1H,br.),7.08
〜7.81(7H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 1680,1655,1612,1533,1500,
1465,1450,1412,1383,1366,1254
【0837】
【実施例218】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−[4−(1−ヒドロキシプロピル)−2−メトキシ
フェニル]−5−メチルヘキサンアミド (例示化合物番
号668) 実施例217の化合物を用い、実施例128と同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0838】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.87(3H,d,J=7Hz),0.91(3H,d,J=7Hz),0.92(3H,t,J=7H
z),1.31(4.5H,s),1.32(4.5H,s),1.26 〜1.76(3H,m),1.6
4 〜1.90(2H,m),2.61 〜2.78(2H,m),2.90 〜2.99(0.5H,
br.),3.10 〜3.19(0.5H,br.),3.59 〜3.78(1H,m),3.78
(1.5H,s),3.81(1.5H,s),4.50〜4.62(1H,m),5.30 〜5.64
(1H,br.),6.10 〜6.40(1H,br.),6.89 〜7.51(7H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1 : 1659,1613,1557,1514,1464,
1420,1366,1254,1160,1119,1040
【0839】
【実施例219】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキシフェ
ニル)ヘプタンアミド (例示化合物番号585) 参考例96の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0840】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz), 1.05〜1.40(4H,m), 1.27(3H,d,J
=7Hz), 1.28(3H,d,J=7Hz), 1.33(9H,s), 1.69-1.84(2H,
m), 2.66-2.83(2H,m), 3.19(1H,septet,J=7Hz), 3.62-
3.80(1H,m), 3.72(3H,s), 5.40-5.72(1H,br.), 5.90-6.
26(1H,br.), 7.05-7.79(7H,m) IRスペクトル (KBr)cm-1:3350, 1661, 1615, 1493,
1404, 1302, 1248, 1138, 1032, 837
【0841】
【実施例220】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルメチルフェニ
ル)−3−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキ
シフェニル)ヘプタンアミド (例示化合物番号677) 参考例97の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0842】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.85(3H,t,J=7Hz), 1.03-1.37(10H,m), 1.30(9H,s),
1.70-1.85(2H,m), 2.64-2.81(2H,m), 3.20(1H,septet,
J=7Hz), 3.46(2H,s), 3.62-3.78(1H,m), 3.90(3H,s),
5.32-5.45(1H,br.), 5.62-5.77(1H,br.), 6.98-7.12(3
H,m), 7.28-7.51(4H,m) IRスペクトル (KBr)cm-1:3339, 3212, 1665, 1516,
1493, 1403, 1302, 1247, 1139, 1032
【0843】
【実施例221】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−〔2−メトキシ−4−(2−メチル−1−オキソプ
ロピル)フェニル〕オクタンアミド (例示化合物番号6
60) 参考例98の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0844】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.77-0.92(3H,m), 1.10-1.36(6H,m), 1.19(3H,d,J=7
Hz), 1.20(3H,d,J=7Hz), 1.29(9H,s), 1.70-1.86(2H,
m), 2.65-2.87(2H,m), 3.52(1H,septet,J=7Hz), 3.59-
3.72(1H,m), 3.89(3H,s), 5.20-5.70(1H, br.), 5.94-
6.45(1H,br.), 7.08-7.77(7H,m) IRスペクトル(film)cm-1:1657, 1615, 1603, 1466,
1414, 1379, 1368, 1256, 1206, 1156
【0845】
【実施例222】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−〔4−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−
2−メトキシフェニル〕オクタンアミド (例示化合物番
号658) 実施例221の化合物を用い、実施例128と同様の方
法によって目的化合物を結晶mp162−163℃とし
て得た。
【0846】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.76(1.5H,d,J=7Hz), 0.77(1.5H,d,J=7Hz), 0.78-0.
91(3H,m), 1.01(1.5H,d,J=7Hz), 1.02(1.5H,d,J=7Hz),
1.12-1.40(6H,m), 1.32(4.5H,s), 1.33(4.5H,s), 1.68-
1.81(2H,m), 1.83-2.02(1H,m), 2.68-2.83(2H,m), 2.97
-3.09(1H,br.), 3.41-3.63(1H,m), 3.78(1.5H,s), 3.81
(1.5H,s), 4.29(0.5H,d,J=7Hz), 4.32(0.5H,d,J=7Hz),
5.21-5.67(1H,br.), 5.95-6.40(1H,br.), 6.84-7.52(7
H,m) IRスペクトル (KBr)cm-1:1660, 1614, 1515, 1466,
1419, 1396, 1379, 1366, 1253, 1041
【0847】
【実施例223】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド (例示化合物番号579) 参考例99の化合物を用い、実施例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0848】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.74-0.93(3H,m), 1.05-1.38(6H,m), 1.27(3H,d,J=7
Hz), 1.28(3H,d,J=7Hz), 1.33(9H,s), 1.66-1.85(2H,
m), 2.63-2.85(2H,m), 3.19(1H,septet,J=7Hz), 3.65-
3.78(1H,m), 3.91(3H,s), 5.32-5.81(1H,br.), 6.07-6.
48(1H,br.), 7.08-7.22(1H,br.), 7.29-7.50(4H,m), 7.
57-7.79(2H,m) IRスペクトル(film)cm-1:1661, 1614,
1558, 1518, 1493, 1466, 1
404, 1367, 1302, 1265, 12
50, 1138, 1092, 1032
【0849】
【実施例224】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−〔4−(1−オキソブチル)−2−メトキシフェニ
ル〕ヘキサンアミド (例示化合物番号673) 参考例100の化合物を用い、実施例20と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0850】 mp193−194℃(ジクロロメタン−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz, CDCl)δpp
m :0.88(3H,t,J=7Hz), 1.00(3H,t,J=7Hz), 1.12-1.34
(2H,m), 1.29(9H,s), 1.68-1.88(2H,m), 1.76(2H, sext
et,J=7Hz), 2.68-2.85(2H,m), 2.91(2H,t,J=7Hz), 3.61
-3.77(1H,m), 3.89(3H,s), 5.40-5.66(1H,br.), 6.03-
6.30(1H,br.), 7.08-7.78(7H,m) IRスペクトル (KBr)cm-1:1682, 1522, 1464, 1414,
1366, 1304, 1254, 1198, 1167, 1136, 1102
【0851】
【実施例225】N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−
3−〔4−(1−ヒドロキシブチル)−2−メトキシフ
ェニル〕ヘキサンアミド (例示化合物番号674) 実施例224の化合物を用い、実施例128と同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0852】NMRスペクトル(270MHz, CDCl3)δppm
:0.89(3H,t,J=7Hz), 0.93(3H,t,J=7Hz), 1.12-1.40(2
H,m), 1.31(4.5H,s), 1.32(4.5H,s), 1.50-1.80(2H,m),
1.64-1.88(4H,m), 2.65-2.80(2H,m), 2.78-2.99(0.5H,
br.), 3.00-3.17(0.5H,br.),3.48-3.68(1H,m), 3.78(1.
5H,s), 3.82(1.5H,s), 4.60-4.70(1H,m), 5.30-5.59(1
H,br.), 6.04-6.30(1H,br.), 6.90-7.52(7H,m) IRスペクトル(film)cm-1:1657, 1615, 1559, 1520,
1462, 1418, 1254, 1159, 1109, 1073, 1038 (参考例1)3−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−エトキシカ
ルボニル−2−プロペン酸エチルエステル 2,4−ジメトキシベンズアルデヒド10.0g(6
0.2mmol)、マロン酸ジエチルエステル10.6
g(66.3mmol)、安息香酸0.19g(1.6
mmol)及びピペリジン0.20ml(2.0mmo
l)のベンゼン43ml溶液を生成する水を除きながら
16時間加熱還流した。室温に戻し反応液を酢酸エチル
−ヘキサン(2:1)で希釈し、飽和重曹水、1N塩
酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留
去し、残渣をジイソプロピルエーテル−ヘキサンで再結
晶し17.1g(収率92%)の目的化合物を結晶とし
て得た。
【0853】m.p. 40 〜 41 ℃(ジイソプロピルエー
テル−ヘキサン) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :1.28(3H,t,J=
7Hz),1.32(3H,t,J=7Hz),3.83(3H,s),3.84(3H,s),4.23〜
4.36(4H,m),6.44(1H,s),6.45(1H,d,J=8.5Hz),7.36(1H,
d,J=8.5Hz),8.06(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm-1 :1719,1605,1576,1503,1468,1
451,1377,1362,1318,1298,1246,1213 (参考例2)2−[1−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘキシル]
マロン酸ジエチルエステル 参考例1で得られた化合物9.15g(29.7mmo
l)のエーテル9ml溶液を、氷冷した0.5Mペンチ
ルマグネシウムブロミドエーテル溶液72ml(36m
mol)に加え、同温度で1.5時間撹拌した。反応液
を10%塩酸−氷の中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽
出液を水洗した。乾燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲ
ル200gを用いるカラムクロマトグラフィーに付しヘ
キサン−酢酸エチル(10:1)で溶出し目的化合物
8.65g(収率77%)を油状物質として得た。
【0854】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.73〜0.85 (3H,m),0.97(3H,t,J=7Hz),1.00 〜1.32(6H,
m),1.28(3H,t,J=7Hz),1.47〜1.62 (1H,m),1.66〜1.85
(1H,m),3.46〜3.66(1H,m),3.78(3H,s),3.80(3H,s),3.82
〜3.96(3H,m),4.21(2H,q,J=7Hz),6.39(1H,d,J=8Hz),6.
40(1H,s),7.00(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(liquid film)cm-1 :1754,1733,1613,158
7,1508,1466,1421,1369,1292,1263,1209,1158,1136,103
7, (参考例3)3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン酸 (i)2−[1−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘキ
シル]マロン酸 参考例2で得られた化合物8.37g(22.0mmo
l)のエタノール50ml溶液に苛性ソーダ4.40g
(110mmol)の水14ml溶液を加え、2.5時
間加熱還流した。室温に戻し、エタノールを留去した
後、残渣を濃塩酸で酸性にし酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後溶媒を留去
し、泡状物質としてジカルボン酸6.57gを得た。
【0855】(ii)上記のジカルボン酸6.57gのキ
シレン60ml溶液を3時間加熱還流した。溶媒を留去
し残渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付しジクロロメタン−メタノール(1:0〜
10:1)で溶出し目的とするカルボン酸4.55g
(2工程で収率74%)を結晶として得た。
【0856】m.p. 52 〜 53 ℃(ヘキサン) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.78〜0.91
(3H,m),1.06〜1.32 (6H,m),1.50〜1.76(2H,m),2.58 〜
2.69(2H,m),3.39(1H,quintet,J=7.5Hz),3.77(3H,s),3.7
9(3H,s),6.42〜6.49 (2H,m),7.01(1H,d,J=8.5Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1 :1701,1612,1587,1504,1466,1
437,1421,1319,1294,1265,1209,1155,1124,1045 (参考例4)4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸メチルエステル 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸20.9g(0.
094mol)のジクロロメタン200ml溶液に、氷
冷下、オキサリルクロリド13ml(0.15mo
l)、ついで、N,N−ジメチルホルムアミド0.3m
lを加えた後、反応温度を室温に戻し4時間撹拌した。
過剰の試薬と溶媒を留去し、残渣を再度ジクロロメタン
150mlに溶解し、氷冷下ピリジン19ml(0.2
5mol)及びメタノール6.0ml(0.15mo
l)を加え30分間撹拌した。反応温度を室温に戻しさ
らに30分間撹拌を行った。反応液に水を加えて反応を
停止させ溶媒を留去した。残渣より酢酸エチルで抽出
し、抽出液を2N塩酸、水、飽和重曹水、水で順次洗浄
した後、溶媒を留去し22.7gの目的化合物を油状物
質として得た。
【0857】IRスペクトル(liquid film)cm-1 :1731,1
618,1536,1437,1371,1298,1266,1248,1124 (参考例5)2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルアニリン 参考例4の化合物22.7gのメタノール400ml溶
液に亜鉛末40g及び酢酸8mlを加え40分間撹拌し
た。再び亜鉛末26.6g(総量66.6g(1.02
mol))を加え1時間半にわたって酢酸20mlを滴
下し、さらに2時間撹拌した。反応液を酢酸エチル−ヘ
キサン(10:1)で希釈し、セライトを用いてロ過し
た。ロ液を濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え溶解し、飽
和塩化アンモニウム水溶液で2回、飽和重曹水で1回、
水で1回洗浄した。溶媒を留去して得られた残渣をシリ
カゲル150gを用いるカラムクロマトグラフィーに付
しヘキサン−酢酸エチル(30:1〜4:1)で溶出し
16.5g(参考例4で用いた原料からの収率、85
%)の目的化合物を油状物質として得た。
【0858】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
1.43(9H,s),3.88(3H,s),3.93(2H,br.s),7.26〜7.41 (3
H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1 :3499,338
7,3237,1715,1626,1568,143
7,1418,1308,1239,1123 (参考例6)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド 参考例3の化合物1.03g(3.7mmol)と触媒
量のN,N−ジメチルホルムアミドのジクロロメタン1
0ml溶液に塩化オキサリル0.64ml(7.4mm
ol)を加えて1時間撹拌した。溶媒及び過剰の試薬を
留去し酸塩化物を得た。一方、参考例5の化合物772
mg(3.7mmol)及びピリジン2mlのジクロロ
メタン5ml溶液を氷冷し、先に得た酸塩化物のジクロ
ロメタン9ml溶液を2分間で滴下した。反応温度を室
温に戻してさらに20分間撹拌し水を加え、反応を終結
させた。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で反応液を希
釈し、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し乾燥した。
溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル100gを用
いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキ
サン(2:3)で溶出し泡状物質として目的化合物1.
66g(収率96%)を得た。
【0859】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δpp
m :0.81〜 0.87(3H,m),1.18〜1.31 (6H,m),1.28(9H,
s),1.68 〜1.76 (2H,m),2.62〜2.79(2H,m),3.47 〜3.58
(1H,m),3.78(6H,s),3.87(3H,s),6.43 〜6.50(2H,m),7.0
1(1H,br.s),7.12(1H,d,J=8Hz),7.40(1H,d,J=8Hz),7.75
〜7.79(1H,m),7.93(1H,br.s). IRスペクトル(film)cm-1:1725,1651,1613,1507,1464,1
300,1264,1210,1123,1038 (参考例7)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例6で得られた化合物1.64g(3.48mo
l)のメタノール30ml溶液に2N苛性ソーダ水溶液
3.5ml(7.0mmol)を加え2時間加熱還流し
た。溶媒を留去して得られる残渣に2N塩酸を加え酸性
とし酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
した後、乾燥し溶媒を留去した。残渣を酢酸エチル−ヘ
キサンで再結晶し1.13g(収率71%)の目的化合
物を得た。m.p. 153 〜154 ℃ NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.82〜 0.88
(3H,m),1.20〜1.35 (6H,m),1.29(9H,s),1.69 〜1.77 (2
H,m),2.66〜2.80(2H,m),3.47 〜3.59(1H,m),3.78(6H,
s),6.44〜6.52(2H,m),7.01(1H,br.s),7.13(1H,d,J=8H
z),7.42(1H,d,J=8Hz),7.82(1H,d,J=8Hz),7.89(1H,br.
s). IRスペクトル(KBr)cm-1 :1694,1652,1612,1507,1465,1
291,1209,1157,1126,1038 (参考例8)N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキ
シフェニル)オクタンアミド 参考例3の化合物2.67g(9.54mmol)のジ
クロロメタン30ml溶液に、塩化オキサリル1.24
ml(14.3mmol)次いでN,N−ジメチルホル
ムアミド2滴を加え、室温で2.5時間撹拌した。溶媒
及び過剰の試薬を留去して得られた酸塩化物をジクロロ
メタン20mlに溶解し、氷冷下ピリジン2mlを加え
た後、参考例12の化合物2.80g(9.56mmo
l)のジクロロメタン10ml溶液を3分間で滴下し
た。さらに、30分間同温度で撹拌した後、水を加え反
応を停止し溶媒を留去して、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を希塩酸、飽和重曹水、水で順次洗浄し、乾燥後溶
媒を留去した。残渣を酢酸エチル−ヘキサンで再結晶し
結晶を得た。
【0860】m.p. 117 〜118 ℃ IRスペクトル(KBr)cm-1 :3272,1652,1612,1586,1506,1
464,1418,1290,1258,1208,1157,1110 (参考例9)N−[2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド 参考例8で得られた化合物460mg(0.828mm
ol)のメタノール9mlとジクロロメタン1ml溶液
を氷冷し、撹拌しながら濃塩酸0.1mlを加え同温度
で40分間放置した。反応液をエーテルで希釈し、水で
2回、飽和食塩水で1回洗浄した。乾燥後、溶媒を留去
しヘキサン−酢酸エチルで再結晶し353mg(収率9
6%)の目的化合物を結晶として得た。
【0861】m.p. 125 〜126 ℃ NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :0.76〜 0.92
(3H,m),1.09〜1.35 (6H,m),1.27(9H,s),1.59 〜1.79 (2
H,m),2.57〜2.81(2H,m),3.49(1H,quintet,J=7.5Hz),3.7
8(6H,s),4.58(2H,s),6.41〜6.51(2H,m),7.01 〜7.38(5
H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3248,1672,1614,1587,1527,1
508,1460,1419,1363,1296,1261,1209,1157,1047 (参考例10)2−t−ブチル−5−ヒドロキシメチル−1−ニトロベ
ンゼン 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸6.0g(26.
9mmol)及びトリエチルアミン3.12g(30.
9mmol)のテトラヒドロフラン60ml溶液に、氷
冷下、クロルギ酸エチル3.12g(28.8mmo
l)のテトラヒドロフラン10ml溶液を10分間で滴
下した。同温度で45分間撹拌した後、反応液をセライ
トで濾過し、さらに沈殿をテトラヒドロフランで洗浄し
た。濾液と洗液を合わせた溶液を、氷冷下、水素化ホウ
素ナトリウム3.76g(99.5mmol)のテトラ
ヒドロフラン40mlと水40mlの混合液に25分間
で滴下し、さらに2時間同温度で撹拌した。反応液を濃
縮し、テトラヒドロフランを留去した。残渣をエーテル
−水に分配し、水層よりエーテル抽出を行った。有機層
を合わせ、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲル100gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(20:
80〜30:70)で溶出し5.24g(93%)の目
的化合物を油状物質として得た。
【0862】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
1.40(9H,s),4.69(2H,d,J=5Hz),7.33(1H,s),7.41(2H,d,J
=9.5Hz),7.53(1H,d,J=9.5Hz). (参考例11)2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル)−1−ニトロベンゼン 参考例10で得られた化合物5.24g(25.0mm
ol)のジクロロメタン50ml溶液に氷冷下t−ブチ
ルジメチルシリルクロリド4.15g(27.5mmo
l)、トリエチルアミン3.85ml(27.6mmo
l)及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン815m
g(0.503mmol)を加えた。反応温度を室温に
戻し40分間撹拌した。反応液をヘキサン−エーテル
(1:1)で希釈し、水、希塩酸、水、重ソウ水、飽和
食塩水で順次洗浄した。溶媒を留去し残渣をシリカゲル
100gを用いるカラムクロマトグラフィーに付して塩
化メチレン−ヘキサン(1:1)で溶出し8.04g
(収率99%)の目的化合物を油状物質として得た。
【0863】IRスペクトル(liquid film)cm-1 :1533,1
472,1464,1367,1255,1215,1157,1105,1007,939 (参考例12)2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル)アニリン 参考例11で得られた化合物25.19g(77.9m
mol)のメタノール270ml溶液に亜鉛末81g
(1.24mol)を加え、さらに氷冷下酢酸10.8
mlを加えた。発熱が収った後、3時間加熱還流した。
反応温度を室温に戻し、セライトを用い濾過した。亜鉛
をメタノールで洗い、洗液と濾液を合わせ、溶媒を留去
した。残渣を酢酸エチルに溶解し、飽和重ソウ水、飽和
食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し22.9
g(定量的収率)の目的化合物を油状物質として得た。
本化合物は精製せず次の反応に用いた。
【0864】IRスペクトル(liquid film)cm-1 :3493,3
385,1622,1572,1508,1470,1464,1423,1367,1304,1255,1
095 (参考例13)2−t−ブチル−5−シアノメチル−1−ニトロベンゼ
参考例10で得られた化合物1.12g(5.35mm
ol)のジクロロメタン20ml溶液に、氷冷下メシル
クロリド629mg(5.49mmol)、次いでトリ
エチルアミン566mg(5.60mmol)を加え、
同温度で1時間撹拌した。反応液に水を加え反応を停止
し、ジクロロメタンを留去した。残渣を酢酸エチルに溶
解し、水で3回洗浄し、乾燥した後溶媒を留去した。こ
のようにして得られたメシル化物をN,N−ジメチルホ
ルムアミド10mlに溶解しシアン化ナトリウム313
mg(6.39mmol)、次いでヨウ化ナトリウム
1.20g(8.00mmol)を加え、室温で終夜撹
拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で数回、飽和
食塩水で1回洗浄し、乾燥した後溶媒を留去した。残渣
をシリカゲル20gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付しヘキサン−アセトン(8:1〜5:1)で溶出し
目的化合物1.10g(収率95%)を油状物質として
得た。
【0865】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
1.40(9H,s),3.77(2H,s),7.28〜7.62(3H,m). (参考例14)2−(4−ブチル−3−アミノフェニル)酢酸 メチル
エステル (i)2−(4−t−ブチル−3−ニトロフェニル)酢
酸 メチル エステル 参考例13で得られた化合物1.50g(6.87mm
ol)を水4.1mlと濃硫酸4.1mlの混合液に加
え160℃で30分間加熱還流した。反応液を氷−水の
中に注ぎジクロロメタンで抽出し、抽出液を水及び飽和
食塩水で洗浄して乾燥した後、溶媒を留去した。残渣を
ベンゼン18ml及びメタノール2mlの混合液に溶解
し、10%トリメチルシリルジアゾメタンヘキサン溶液
4.50ml(9.0mmol)を加えて40分間撹拌
した。反応液を濃縮し、残渣をシリカゲル100gを用
いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エ
チル(10:1)で溶出し1.46g(参考例13の化
合物からの収率85%)の目的化合物を結晶として得
た。
【0866】 m.p. 92 〜 95 ℃(ヘキサン−酢酸エチル) NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :1.39(9H,s),
3.63(2H,s),3.72 (3H,s),7.23〜7.27 (1H,m),7.33〜7.3
9(1H,m),7.47 〜7.54(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm-1 :3440,1738,1731,1531,1373,1
346,1192,1174,998,814 (ii)2−(4−t−ブチル−3−アミノフェニル)酢
酸 メチル エステル (i)で得られた化合物1.06g(4.21mmo
l)のメタノール30ml懸濁液に亜鉛末5.52g
(84.4mmol)を加え、さらに1時間で酢酸を
0.8mlずつ4回加えた。その後2時間撹拌し、反応
液を酢酸エチルで希釈してセライトを用いロ過した。ロ
液を濃縮し、再度酢酸エチルに溶解させ、飽和塩化アン
モニウム水溶液、飽和重曹水、水、飽和食塩水で順次洗
浄した。乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲル50g
を用いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢
酸エチル(4:1)で溶出し目的化合物870mg(収
率94%)を油状物質として得た。
【0867】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
1.40(9H,s),3.50(2H,s),3.68 (3H,s),3.68(2H,br.s),6.
55〜6.68(2H,m),7.15 〜7.21(1H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1 :3490,3380,1736,162
4,1570,1511,1426,1302,1258,1156,1017 (参考例15)4−t−ブチル−3−[3−(2,4−ジメトキシフェ
ニル)オクタノイル]アミノフェニル酢酸 (i)4−t−ブチル−3−[3−(2,4−ジメトキ
シフェニル)オクタノイル]アミノフェニル酢酸 メチ
ル エステル 参考例3及び参考例14の化合物を用い、参考例8と同
様の方法によってアシル化反応を行い、目的化合物を油
状物質として得た。
【0868】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.84(3H,t,J=6Hz),1.13 〜1.34(6H,m),1.26(9H,s),1.62
〜1.79(2H,m),2.55 〜2.80(2H,m),3.42 〜3.58(1H,m),
3.54(2H,s),3.68(3H,s),3.78(6H,s),6.39〜6.51(2H,m),
6.95 〜7.15(3H,m),7.20 〜7.33(2H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1 :3231,1740,1655,161
3,1507,1291,1260,1208,1158,1038,834 (ii)4−t−ブチル−3−[3−(2,4−ジメトキ
シフェニル)オクタノイル]アミノフェニル酢酸 (i)で得られた化合物を用い、参考例7と同様の方法
によって目的化合物を粘稠性物質として得た。
【0869】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.84(3H,t,J=6Hz),1.15 〜1.35(6H,m),1.27(9H,s),1.65
〜1.79(2H,m),2.58 〜2.80(2H,m),3.42 〜3.58(1H,m),
3.56(2H,s),3.77(3H,s),3.78(3H,s),6.41〜6.51(2H,m),
7.00 〜7.20(4H,m),7.26 〜7.34(1H,m). IRスペクトル(film)cm-1:3240,1715,1613,1507,1289,1
260,1210,1158,1044,835 (参考例16)2−t−ブチル−5−(3−t−ブチルジメチルシリル
オキシプロピル)アニリン (i)2−t−ブチル−5−ホルミル−1−ニトロベン
ゼン 参考例10の化合物30g(0.14mol)のクロロ
ホルム溶液450mlに二酸化マンガン240gを加
え、室温で1時間撹拌した。反応後ロ過により二酸化マ
ンガンをとり除き溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:5)で溶出し、目的化合物27.4gを
得た。
【0870】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :2975,1706,16
12,1537,1369,1061 (ii)2−t−ブチル−5−[(E)−2−エトキシカ
ルボニルエテニル]−1−ニトロベンゼン 55%水素化ナトリウム(油性)8.0g(0.18m
ol)をヘキサンで2回洗浄し、N,N−ジメチルホル
ムアミド250mlを加え、さらに氷冷下ジエチルホス
ホノ酢酸エチルエステル31ml(0.16mol)の
N,N−ジメチルホルムアミド溶液50mlを加えた。
室温で40分間撹拌した後、再びこの溶液を氷冷し、
(i)で得られた化合物27g(0.13mol)の
N,N−ジメチルホルムアミド溶液50mlを30分間
で加え、さらに一時間撹拌した。反応液をエーテルで希
釈し、10%塩酸、水で順次洗浄した。乾燥後溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフ
ィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:6)で溶出し、
目的化合物20.6gを結晶として得た。
【0871】 m.p. 77 〜 78 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1 :2973,1708,1645,1535,1372,1
317,1188,1036,833 (iii) 2−t−ブチル−5−[(1E)−3−ヒドロキ
シ−1−プロペニル]−1−ニトロベンゼン (ii)で得られた化合物9.24g(33.4mmo
l)のテトラヒドロフラン200ml溶液をドライアイ
ス−アセトン浴で−70℃に冷却し1M水素化ジイソブ
チルアルミニウムテトラヒドロフラン溶液100ml
(100mmol)を45分間で滴下し、さらに30分
間撹拌した。反応温度を0°にし、メタノール4ml及
びテトラヒドロフラン20mlの混合液を滴下し反応を
停止させた。反応液を2N塩酸−氷に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、乾
燥し溶媒を留去した。残渣をシリカゲル300gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチ
ル(2:1)で溶出し7.06g(収率90%)の目的
物を油状物質として得た。
【0872】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :3614,1531,14
97,1323,1088,1009,970 (iv)2−t−ブチル−5−[(1E)−3−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)プロペニル]−1−ニトロ
ベンゼン (iii) で得た化合物14.5g(62mmol)のN,
N−ジメチルホルムアミド溶液140mlに、氷冷下塩
化t−ブチルジメチルシラン11.6g(77mmo
l)、次いでトリエチルアミン7.8g(77mmo
l)、4−ジメチルアミノピリジン0.76g(6.2
mmol)を順次加え1時間撹拌した。反応液を氷水に
そそぎエーテルで抽出し抽出液を10%塩酸、飽和重曹
水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後溶媒を留去し、
得られた残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:15)で溶出
して目的化合物21gを結晶として得た。
【0873】 m.p. 33 〜 34 ℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1 :2956,2929,2858,1531,1373,1
257,1071,837,775 (v)2−t−ブチル−5−(3−t−ブチルジメチル
シリルオキシプロピル)アニリン (iv)で得た化合物16.0gのエーテル800ml溶
液に10%パラジウム炭素8.0gを加え水素気流下室
温で3時間撹拌した。反応液をロ過後溶媒を留去し残渣
をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:10)で溶出して目的
化合物12.5gを油状物質を得た。
【0874】NMR スペクトル (400MHz,CDCl3) δppm :
0.05(6H,s),0.91(9H,s),1.41(9H,s),1.78 〜1.85(2H,
m),2.53 〜2.57(2H,m),3.64(2H,t,J=6Hz),3.77(2H,br.
s),6.49(1H,d,J=2Hz),6.58(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.13(1H,
d,J=8Hz). IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :2957,2931,2859,1621,110
1,837 (参考例17)N−[2−t−ブチル−5−(3−ヒドロキシプロピ
ル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド (i)N−[2−t−ブチル−5−(3−t−ブチルジ
メチルシリルオキシプロピル)フェニル]−3−(2,
4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例3及び参考例16の化合物を用い、参考例8と同
様の方法によってアシル化反応を行い目的化合物を油状
物質として得た。
【0875】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.05(3H,s),0.10(3H,s),0.74〜0.88(3H,m),0.90(9H,s),
1.10〜1.34(6H,m),1.26(9H,s),1.65〜1.85(4H,m),2.50
〜2.62(2H,m),2.56 〜2.80(2H,m),3.42 〜3.57(1H,m),
3.63(2H,t,J=6.5Hz),3.78(6H,s),6.40 〜6.50(2H,m),6.
90 〜7.26(5H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1 :1651,1613,1588,150
5,1464,1418,1289,1256,1208,1157,1103 (ii)N−[2−t−ブチル−5−(3−ヒドロキシプ
ロピル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)オクタンアミド (i)で得られた化合物を用い、参考例9と同様の方法
によって脱シリル化反応を行い、目的化合物を粘稠性物
質として得た。
【0876】NMR スペクトル (270MHz,CDCl3) δppm :
0.76〜0.90(3H,m),1.04 〜1.37(6H,m),1.27(9H,s),1.58
〜1.78(2H,m),1.76 〜1.90(2H,m),2.55 〜2.66(2H,m),
2.59〜2.80(2H,m),3.48 〜3.56(1H,m),3.63(2H,t,J=6.5
Hz),3.77(3H,s),3.79(3H,s),6.40〜6.52(2H,m),6.90 〜
7.26(5H,m). IRスペクトル(film)cm-1:1655,1613,1588,1507,1464,1
418,1364,1289,1260,1208,1157 (参考例18)N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)フェニル]−3−(2−トリフルオロ
メチルフェニル)オクタンアミド 3−(2−トリフルオロメチルフェニル)オクタン酸を
用い、参考例8と同様の方法によって目的物を泡状物質
として得た。
【0877】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :2959,2932,28
60,1683,1515,1472,1422,1314,1161,1124,1037,839 (参考例19)N−[2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル]−3−(2−トリフルオロメチルフェニル)オク
タンアミド 参考例18の化合物を用い、参考例9と同様の方法によ
って目的化合物を結晶として得た。
【0878】 m.p. 147 〜 147.5℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :3608,3461,29
61,2933,1683,1518,1314,11
61,1125,1037 (参考例20)N−(2−t−ブチル−5−ホルミルフェニル)−3−
(2−トリフルオロメチルフェニル)オクタンアミド 参考例19の化合物560mg(1.3mmol)の塩
化メチレン20ml溶液に二酸化マンガン5.6gを加
え、さらに室温で30分撹拌した。反応液をセライトを
用いロ過し、二酸化マンガンを塩化メチレンで数回洗浄
した。ロ液と洗液を合わせ、溶媒を留去し、シリカゲル
を用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−
ヘキサン(1:2)で溶出し511mg(収率91%)
を目的化合物として得た。
【0879】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :3469,2962,
2933,1699,1609,1571,1424,1378,1314,1161,1125,1037 (参考例21)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシルフェニル)−
3−(2−トリフルオロメチルフェニル)オクタンアミ
参考例20の化合物426mg(1.0mmol)のア
セトン8ml溶液に氷冷下1.6Mジョーンズ試薬1.
2mlを加え室温にもどし1時間撹拌した。反応液に酢
酸エチルを加え水で3回、次いで飽和食塩水で1回洗浄
し、乾燥して溶媒を留去し目的物396mg(収率90
%)を結晶として得た。
【0880】 m.p. 199 〜 200℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1 :3249,2960,2932,2872,1696,1
650,1610,1523,1425,1313,1157,1124,1037,770 (参考例22)N−[2−t−ブチル−5−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル)フェニル]−3−(2,3−ジメトキ
シフェニル)オクタンアミド 3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタン酸を用
い、参考例8と同様の方法によって目的物を油状物質と
して得た。
【0881】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :2959,2932,28
59,1679,1514,1479,1260,1088,1006 (参考例23)N−[2−t−ブチル−5−(ヒドロキシメチル)フェ
ニル]−3−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタン
アミド 参考例22の化合物を用い、参考例9と同様の方法によ
って目的化合物を油状物質として得た。
【0882】IRスペクトル(CDCl3)cm-1 :3427,3259,29
61,2934,1678,1514,1479,1274,1080,1006 (参考例24)N−(2−t−ブチル−5−ホルミルフェニル]−3−
(2,3−ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例23の化合物を用い、参考例20と同様の方法に
よって目的化合物を泡状物質として得た。
【0883】IRスペクトル(CHCl3)cm-1 :2961,2934,16
99,1609,1584,1571,1479,1378,1298,1274,1168,1076,10
06 (参考例25)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2,3−ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例24の化合物を用い、参考例21と同様の方法に
よって目的物を結晶として得た。
【0884】 m.p. 146 〜 147℃(エーテル−ヘキサン) IRスペクトル(CDCl3)cm-1 :2961,2934,2874,1723,169
5,1479,1431,1300,1273,1168,1074,1006 (参考例26A)N−[2−t−ブチル−5−(アミノメチル)フェニ
ル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド (i)N−(2−t−ブチル−5−アジドメチルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンア
ミド 参考例9の化合物450mg(1.02mmol)のジ
クロロメタン15ml溶液を塩−氷浴で冷却し、メタン
スルホニルクロリド100μl(1.29mmol)及
びトリエチルアミン168μl(1.32mmol)を
加えて5分間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、
希塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥した。溶媒を
留去して得られるメシル化物をN,N−ジメチルホルム
アミド15mlに溶解させ、アジ化ナトリウム650m
g(10.0mmol)を加え2時間攪拌した。反応液
を酢酸エチルで希釈し、水、次いで飽和食塩水で乾燥し
た。溶媒を留去して得られる残渣をシリカゲル20gを
用いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢
酸エチル(5:1〜3:1)で溶出し無色泡状のアジド
誘導体460mg(収率97%)を得た。
【0885】(ii)(i)で得られたアジド誘導体43
0mg(0.92mmol)のアセトン10ml溶液に
亜鉛末301mg(4.60mmol)を加えさらに2
N塩酸5mlを加えて1時間攪拌した。ロ過して亜鉛末
を除きロ液に飽和重曹水を加えてアルカリ性にした。酢
酸エチルで抽出し、抽出液を水、次いで飽和食塩水で洗
浄した。乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲル50g
を用いるカラムクロマトグラフィーに付した。酢酸エチ
ル−メタノール(10:1)で溶出し目的化合物354
mg(収率86%)を泡状物質として得た。
【0886】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.78-0.90(3H,m),1.10-1.36(6H,m),1.27(9H,s),1.64
-1.78(2H,m),2.58-2.82(2H,m),3.40-3.56(1H,m),3.75(2
H,br.s),3.78(6H,s),6.40-6.51(2H,m),6.99-7.32(5H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:2955,2930,1652,1613,158
7,1507,1465,1290,1261,1209,1157,1039 (参考例26B) 参考例26Aの塩酸塩 参考例26Aの化合物をエーテルに溶解させ、4N塩化
水素ジオキサン溶液を加えた。生じた沈殿をロ取し、ヘ
キサンで洗い目的とする塩酸塩を得た。
【0887】m.p.102〜106℃ IRスペクトル(KBr)cm-1:1652,1613,1587,1507,146
6,1289,1261,1209,1157,1039 (参考例27)N−[2−t−ブチル−5−(3−アミノプロピル)フ
ェニル]−5−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタ
ンアミド 参考例17の化合物を用い、参考例26A−(i)と同
様の方法によりアジド誘導体を得、それをさらに参考例
16−(V)と同様な接触還元することによって目的化
合物を泡状物質として得た。
【0888】IRスペクトル(film)cm -1:1657,1651,
1613,1588,1505,1464,1457,1418,1364,1289,1260 (参考例28)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボキシエチル)
フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド 参考例16−(ii)で得られた化合物を用い、参考例1
6−(V)と同様な接触還元反応によって2−t−ブチ
ル−5−(2−エトキシカルボニルエチル)アニリン
[油状物質;IRスペクトル(liq film)cm -1:3493,3
385,1732,1623,1570,1509,1424,1370,1258,1183,1041]
に導いた。それを用い、参考例8と同様なアシル化反応
を行い、N−[2−t−ブチル−5−(2−エトキシカ
ルボニルエチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキ
シフェニル)オクタンアミドに導き、さらに参考例7と
同様な方法により加水分解し目的化合物を泡状物質とし
て得た。
【0889】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=7Hz),1.08-1.33(6H,m),1.26(9H,s),1.6
2-1.80(2H,m),2.52-2.91(6H,m),3.39-3.58(1H,m),3.77
(3H,s),3.79(3H,s),6.40-6.53(2H,m),6.90-7.32(5H,m) IRスペクトル(KBr)cm-1:3253,1710,1651,1613,150
7,1290,1209,1157,1038,833 (参考例29)2−t−ブチル−5−シアノメチルアニリン 参考例13の化合物を用い、参考例5と同様な還元反応
によって目的化合物を油状物質として得た。
【0890】IRスペクトル(neat)cm -1:3497,3387,
2251,1626,1509,1426,1308,1258,1098,859,803 (参考例30)2,4−ジメトキシベンズアルデヒドの
かわりに種々の芳香族アルデヒドを用い参考例1と同様
の方法によって2−プロペン酸誘導体を得、これらを参
考例2と同様な方法によって種々のグリニヤール試薬と
反応させマロン酸誘導体を得た。このようにして得られ
たマロン誘導体を、参考例3と同様な加水分解、脱炭酸
反応によって下記に示されるカルボン酸誘導体30a〜
jを得た。
【0891】
【化22】
【0892】
【表2】 ──────────────────────────────────── 参考例 R1 2 3 4 形状 番号 IRスペクトル(liq film)cm-1 ──────────────────────────────────── 30a 2-OMe 4-SMe H (CH2)4CH3 油状物質 2679,1707,1595,1493,1401,1244, 1134,1036,955,880,808 30b 2-OCH2Ph 3-OMe H (CH2)4CH3 油状物質 2956,2930,2859,1708,1584,1476, 1275,1204,1178,1087 30c 2-OMe 4-OCH2Ph H (CH2)4CH3 油状物質 1705,1613,1588,1505,1464,1457, 1420,1379,1260,1200,1161 30d 2-OMe 4-OMe 5-SO2NMe2 (CH2)4CH3 油状物質 1734,1707,1605,1572,1497,1464, 1441,1394,1329,1282,1213,1142, 1070,1026 30e 2-OEt 4-OMe H (CH2)3CH3 油状物質 1707,1613,1586,1507,1466,1395, 1293,1260,1200,1167,1131,1044 30f 2-OEt 4-OMe H CH2CH(CH3)2 油状物質 1707,1613,1588,1507,1466,1395, 1366,1260,1200,1167,1121,1044 30g 2-OMe 4-OCH2Ph H (CH2)3CH3 油状物質 2670,2361,1707,1613,1588,1505, 1455,1291,1200,1038,835 30h 2-OMe 4-OCH2Ph H CH2CH(CH3)2 油状物質 2670,2361,1707,1613,1505,1287, 1200,1161,1038,835 30i 2-OMe 4-SO2iPr H (CH2)3CH3 油状物質 3520,3240,1709,1595,1493, 1466,1404,1304,1248,1138, 1032 30j 2-OMe 4-SO2iPr H (CH2)4CH3 油状物質 1734,1709,1595,1576,1493, 1466,1404,1304,1248,1169, 1140,1053,1032 ──────────────────────────────────── 上記表2中、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Phはフェニル基を示す 。
【0893】(参考例31)3−(2,4−ジメトキシ
フェニル)オクタン酸のかわりに種々のカルボン酸誘導
体を用い、参考例6と同様のアシル化反応を行いアミド
誘導体としこれらを用い参考例7と同様の加水分解反応
を行い安息香酸誘導体31a〜xを得た。
【0894】
【化23】
【0895】
【表3】 ──────────────────────────────────── 参考例番号 R1 2 3 4 (原料の参考例番号) mp( ℃)(再結晶溶媒) IRスペクトル(KBr)cm -1 ──────────────────────────────────── 31a 2-OMe 4-SMe H (CH2)4CH3 (30a) 196-197 1653,1614,1560,1527,1493,1462, (ジクロロメタン− 1423,1365,1244,1132,1095,1074, エーテル) 1036 31b 2-OMe 4-OMe H (CH2)3CH3 (42a) 185.5-186.5 3249,1692,1649,1612,1507,1438, (酢酸エチル) 1420,1293,1262,1210,1157 31c 2-OMe 4-OEt H (CH2)4CH3 (45a) 144-145 1692,1653,1613,1586,1567,1420, (ジクロロメタン− 1296,1262,1202,1123 ヘキサン) 31d 2-OMe 4-OMe H (CH2)5CH3 (42b) 泡状物質 3244,2361,1694,1653,1613,1507, 1208,1038,918,835,733 31e 2-OMe 4-OMe 5-CH3 (CH2)4CH3 (49) 泡状物質 3248,1694,1655,1614,1513,1466, 1300,1206,1127,1039 31f 2-OMe 4-O(CH2)3SO2CH3 H (CH2)4CH3 (51) 泡状物質 1717,1694,1611,1508,1466,1131, 1044,974,835,774* 31g 2-OMe 4-OMe 5-F (CH2)4CH3 (52) アモルファス 3251,1694,1653,1622,1612,1517, 1466,1455,1408,1325,1248,1203 31h 2-OMe 4-O(CH2)3NHSO2CH3 H (CH2)4CH3 (53) 泡状物質 1694,1611,1507,1466,1420,1316, 1200,1154,1074,1038* 31i 2-OMe 4-OMe H CH2CH(CH3)2 (42c) 泡状物質 3249,1694,1656,1612,1507,1209, 1157,1122,1037,835,774 31j 2-OMe 4-OMe 5-Cl (CH2)3CH3 (55) 泡状物質 3251,1719,1694,1656,1605,1506, 1438,1297,1206. 31k 2-OMe 4-O(CH2)2OMe H (CH2)4CH3 (45c) 133-134 1720,1690,1651,1611,1507,1465, (ジクロロメタン− 1452,1421,1297,1261,1249. ヘキサン) 31L 2-OMe 4-O(CH2)2OEt H (CH2)4CH3 (45d) 泡状物質 1719,1694,1653,1613,1588,1507, 1454,1420,1202,1123* . 31m 2-OMe 4-OMe H CH(CH3)2 (42d) 191-192 1693,1653,1612,1566,1512,1468, (ジクロロメタン− 1419,1365,1296,1263,1209,1155, メタノール−酢酸エチル) 1126,1041. 31n 2-OMe 4-O(CH2)2OEt 5-Cl (CH2)4CH3 (57a) 泡状物質 1715,1694,1653,1605,1568,1505, 1447,1366,1302,1246* . 31p 2-OMe 4-OMe H (CH2)2CH3 (42e) 230 1690,1645,1612,1525,1507,1421, (酢酸エチル) 1312,1210,1158,1119,1042. 31q 2-OEt 4-OMe H (CH2)3CH3 (30e) 泡状物質 1692,1655,1611,1588,1567,1507, 1426,1366,1293,1200,1167* . 31r 2-OEt 4-OMe H CH2CH(CH3)2 (30f) 泡状物質 1694,1611,1588,1506,1426,1366, 1258,1200,1167,1121,1044. 31s 2-OMe 4-O(CH2)3OMe 5-Cl (CH2)3CH3 (57b) 泡状物質 3250,1720,1694,1655,1604,1506, 1400,1302,1202,1123,774. 31t 2-OMe 4-O(CH2)3OMe H (CH2)3CH3 (59) 泡状物質 3247,1721,1693,1652,1612,1507, 1292,1201,1124,834,774. 31u 2-OMe 4-O(CH2)2OMe 5-Cl CH2CH(CH3)2 (57c) 泡状物質 1688,1647,1607,1566,1506,1464, 1419,1365,1300,1265,1205,1147, 1128,1049* . 31v 2-OMe 4-O(CH2)2OEt 5-Cl CH2CH(CH3)2 (57d) 泡状物質 1693,1605,1570,1504,1446,1421, 1365,1300,1265,1203,1169,1124, 1070* . 31w 2-OMe 4-O(CH2)3SO2(CH2)2CH3 H (CH2)3CH3 (92a) 泡状物質 3249,1719,1693,1612,1507,1419, 1289,1201,1128,1038 31x 2-OMe 4-O(CH2)3SO2(CH2)2CH3 5-Cl (CH2)3CH3 (92b) 泡状物質 3260,1719,1693,1604,1506,1403, 1305,1292,1202,1128,1031 ──────────────────────────────────── * filmで測定した。
【0896】上記表3中、Meはメチル基を、Etはエ
チル基を示す。
【0897】(参考例32)3−(2,4−ジメトキシ−5−ホルミルフェニル)オ
クタン酸 i)3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン酸メ
チルエステル 参考例3の化合物6.78g(24.2mmol)のジ
クロロメタン70ml溶液にオキサリルクロリド3.3
ml(38mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミ
ド2滴を加え1時間攪拌した。過剰の試薬及び溶媒を留
去して得られる酸塩化物を再度ジクロロメタン100m
lに溶解させ、氷冷下ピリジン5.1ml及びメタノー
ル1.5mlを加え同温度で20分間攪拌した。水を加
え反応を終結させ有機溶媒を留去した。残渣より酢酸エ
チル−ヘキサン混合溶媒で抽出し、抽出液を2N塩酸、
水、飽和食塩水で順次洗浄した。溶媒を留去して得られ
る残渣をシリカゲル50gを用いるカラムクロマトグラ
フィーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(20:1〜5:
1)で溶出しメチルエステル7.10g(定量的収率)
を油状物質として得た。
【0898】IRスペクトル(liq film)cm -1:1739,1
614,1588,1507,1466,1438,1291,1261,1210,1158,1037. ii)3−(2,4−ジメトキシ−5−ホルミルフェニ
ル)オクタン酸メチルエステル iで得られた化合物11.56g(39.3mmol)
及びジクロロメチルメチルエーテル13.54g(11
7.8mmol)のジクロロメタン200ml溶液を塩
−氷浴で冷却し、四塩化チタン12.9ml(118m
mol)を10分間で滴下し、さらに40分間同温度で
攪拌した。氷−水を加え反応を終結させ、エーテルで抽
出した、抽出液を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し
乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル250gを用
いるカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン−酢酸
エチル(3:0〜3:2)で溶出し、ホルミル誘導体1
1.70g(収率92%)を結晶として得た。
【0899】 m.p.70〜71℃(エーテル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm -1 :1738,1666,1605,1578,15
00,1470,1437,1418,1356,1325,1273,1217,1161,1134,11
03,1026. iii )iiで得られた化合物を用い参考例7と同様の方法
によって加水分解し目的化合物を結晶として得た。
【0900】m.p.110〜111.5℃(酢酸エチ
ル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm -1 :1709,1672,1609,1471,14
40,1417,1277,1215,1134,1106,1030. (参考例33)2−t−ブチル−5−アミノカルボニル−N−メチルア
ミノメチルアニリン 参考例36−(i)で得られた化合物2.18g(9.
22mmol)のテトラヒドロフラン20ml溶液にジ
ボランジメチルスルフィド錯体10.5ml(111m
mol)を加え12時間加熱還流した。反応液にメタノ
ールを加え反応を終結させ、さらに濃塩酸6mlを加え
1時間加熱還流した。有機溶媒を留去し、2N苛性ソー
ダ水溶液を加えpH11とし酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥後、溶媒を留去
し粗製2−t−ブチル−5−N−メチルアミノメチル−
1−ニトロベンゼンを得た。
【0901】このようにして得られた上記の化合物を用
い実施例10と同様な方法によって2−t−ブチル−5
−アミノカルボニル−N−メチルアミノメチル−1−ニ
トロベンゼンとし、それを用いさらに参考例5と同様な
還元反応を行うことにより目的化合物を結晶として得
た。
【0902】 m.p.143〜144℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm -1 :3433,3420,3361,3189,16
56,1616,1507,1414,1109,1101. (参考例34)2−t−ブチル−5−シアノアニリン (i)2−t−ブチル−5−シアノ−1−ニトロベンゼ
ン 参考例38(i)で得られた化合物2.25g(10.
1mmol)のテトラヒドロフラン20ml溶液にピリ
ジン3.3ml次いでトリフルオロ酢酸無水物4.3m
lを加え20分間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチ
ル−ヘキサンで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗
浄し乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル50gを
用いるカラムクロマトグラフィーに付し、1.99g
(収率96%)の目的化合物を結晶として得た。
【0903】mp.70.5〜71.5℃(ヘキサン) IRスペクトル(film)cm -1:2361,2238,1538,1493,14
76,1370,1065,907,845,793. (ii)iで得られた化合物を用い、参考例5と同様の方法
によって目的化合物を結晶として得た。
【0904】 mp.94.5〜95℃(ヘキサン−酢酸エチル) IRスペクトル(KBr)cm -1 :3509,3385,3237,2229,16
28,1557,1414,1096,870,814. (参考例35)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2,4−ジメトキシ−5−シアノフェニル)オクタ
ンアミド 参考例65−iの化合物を用い、実施例111と同様の
方法によってオキシム誘導体とし、これを実施例37と
同様の方法によってシアノ誘導体にした。これをさらに
参考例7と同様の方法によって加水分解し、目的化合物
をアモルファスとして得た。
【0905】IRスペクトル(CHCl3)cm -1 :2223,169
5,1612,1577,1504,1468,1438,1288,1031. (参考例36)2−t−ブチル−5−N−メチルカルバモイルアニリン i)2−t−ブチル−5−N−メチルカルバモイル−1
−ニトロベンゼン 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸7.00g(3
1.4mmol)のアセトニトリル60ml溶液に、
N,N′−カルボニルジイミダゾール6.61g(4
0.8mmol)を加え40分間攪拌し、モノメチルア
ミン・塩酸塩4.23g(62.7mmol)及びトリ
エチルアミン15.86g(156.8mmol)を加
えさらに40分間攪拌した。反応液をエーテルで希釈し
それを0.5N塩酸、0.5N苛性ソーダ水溶液、水、
飽和重曹水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残渣
をジクロロメタン−メタノール−酢酸エチルで再結晶し
6.75g(収率91%)の目的物を結晶として得た。
【0906】mp.165〜166℃ IRスペクトル(KBr)cm -1 :1637,1568,1551,1535,14
12,1363,1327,1279,1252,1153,1061. ii)iで得られた化合物を用い、参考例38−iiと同様
の方法によって還元反応を行い、目的化合物を結晶して
得た。
【0907】mp.149〜150℃(酢酸エチル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :1.42(9H,
s),2.98(3H,d,J=5Hz),3.77-4.11(2H,br.),5.96-6.22(1
H,m),6.99(1H,dd,J=2Hz,8Hz),7.11(1H,d,J=2Hz),7.25(1
H,d,J=8Hz) IRスペクトル(KBr)cm-1:1641,1614,1560,1416,139
4,1367,1313,1257,1163,1149,1103,1028,1016. (参考例37)3−(2,4−ジメトキシ−5−メトキシカルボニルフ
ェニル)オクタン酸 参考例32の化合物3.35g(10.9mmol)の
メタノール70ml溶液にシアン化ナトリウム2.66
g(54.3mmol)、二酸化マンガン37.78g
(434.4mmol)及び酢酸979mg(16.3
mmol)を加え、4時間攪拌した。反応液を1N塩酸
で酸性にし、セライトを用いてロ過した。ロ液を濃縮
し、残渣に少量の水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出
液を水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥後、溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し、酢酸エチル−メタノール(50:0
〜50:3)で溶出し目的化合物3.25g(収率88
%)を得た。
【0908】 mp.106〜107℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1:1716,1701,1612,1574,150
8,1470,1458,1435,1329,1282,1244,1221,1186,1140,108
6,1028. (参考例38)2−t−ブチル−5−カルバモイルアニリン i)2−t−ブチル−5−カルバモイル−1−ニトロベ
ンゼン 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸15.03g(6
7.3mmol)のアセトニトリル150ml懸濁液
に、N,N′−カルボニルジイミダゾール12.0g
(74.0mmol)を加え1時間攪拌し、次いで濃ア
ンモニア水20ml(0.31mol)を加えさらに3
0分間攪拌した。反応液を濃縮し残渣を酢酸エチルに溶
解させ、有機層を、水、2N塩酸、水、飽和重曹水、飽
和食塩水で順次洗浄し乾燥した。溶媒を留去して得られ
る残渣をシリカゲル150gを用いるカラムクロマトグ
ラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:1〜2:
1)で溶出し、12.68g(収率85%)の目的化合
物を結晶として得た。
【0909】 mp.114〜115℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm -1 :1678,1648,1620,1536,14
20,1399,1368,1251,1095,1060. ii) 2−t−ブチル−5−カルバモイルアニリン iで得られた化合物13.24g(59.6mmol)
のメタノール150ml溶液に、氷冷下亜鉛末38.9
8g(596mmol)を加えさらに酢酸13mlを1
0分間で滴下した。室温にして2時間、さらに50℃で
30分間加熱攪拌し還元を終結させ、反応液を酢酸エチ
ルで希釈してセライトを用いロ過した。ロ液を濃縮し再
び酢酸エチルに溶かし、それを飽和塩化アンモニウム水
溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を留去して得られる残渣を酢酸エチル−ヘ
キサンより再結晶し目的化合物8.94g(収率78
%)を得た。
【0910】 mp.140.5〜142℃(酢酸エチル−ヘキサン) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :1.42(9H,
s),3.85-4.10(2H,br.s),5.80-6.30(2H,br.),7.08(1H,d
d,J=2Hz,8Hz),7.16(1H,d,J=2Hz),7.27(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:3463,3349,1654,1601,156
2,1433,1391,1098,896,776. (参考例39)4−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−
メトキシ安息香酸 メチルエステル i)4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ安息香酸メチ
ルエステル 4−メチル−2−メトキシ安息香酸 メチルエステル
7.64g(42.4mmol)の四塩化炭素140m
l溶液に、窒素気流下N−ブロモスクシンイミド9.0
7g(51.0mmol)及びアゾビスイソブチロニト
リル120mg加え70℃で1時間攪拌し、さらに20
0mg(合計320mg(1.95mmol)を加えて
1時間攪拌した。反応液に亜硫酸ナトリウム水溶液を加
え過剰の試薬を分解し、有機層が1/4程度になるまで
濃縮した。濃縮液を酢酸エチルで希釈し飽和重曹水、
水、飽和食塩水で順次洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去して得られる残渣(粗製4−ブロモメチ
ル−2−メトキシ安息香酸 メチルエステル)11.2
6gのN,N−ジメチルホルムアミド100ml溶液に
酢酸ナトリウム13.48g(164mmol)を加え
60℃で2時間30分攪拌した。溶媒を留去し得られる
残渣に水を加え、酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で抽出
した。抽出液を2N塩酸、飽和重曹水、水で順次洗浄し
乾燥後溶媒を留去することにより粗製4−アセトキシメ
チル−2−メトキシ安息香酸 メチルエステル10.4
9gを得た。このようにして得られたアセチル化合物の
メタノール100ml溶液に0.51Mナトリウムメト
キシド メタノール溶液9.6ml(4.9mmol)
を加え1時間攪拌した。酢酸0.6mlを加え反応を終
結させ、溶媒を留去し得られた残渣に水を加え、酢酸エ
チル−ヘキサン混合溶媒で抽出した。抽出液を飽和重曹
水、水、飽和食塩水で順次洗浄し乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル250gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(2:1)で溶
出しアルコール誘導体4.39g(3工程収率53%)
を油状物質として得た。
【0911】IRスペクトル(liq)cm-1:3430,1713,16
14,1576,1503,1463,1436,1415,1292,1255,1090. ii)iで得られた化合物19.80g(0.101mo
l)及びt−ブチルジメチルシリル クロリド16.9
1g(0.112mol)のジクロロメタン150ml
溶液に、トリエチルアミン15.5ml(0.110m
ol)及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン616
mg(5.04mmol)を加え2時間攪拌した。反応
液を酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で希釈し、それを氷
冷した1N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗
浄した。乾燥後溶媒を留去して目的化合物32.20g
(定量的収率)を油状物質として得た。
【0912】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.11(6H,s),0.95(9H,s),3.88(3H,s),3.91(3H,s),4.7
6(2H,s),6.89(1H,d,J=8Hz),7.03(1H,s),7.77(1H,d,J=8H
z). IRスペクトル(liq film)cm -1:1732,1615,1462,141
6,1370,1293,1256,1088,1036,839. (参考例40)4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2−メト
キシベンズアルデヒド i)(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−メトキシフェニル)メタノール 参考例39で得られた化合物32.19g(0.101
mol)のテトラヒドロフラン50ml溶液を、氷冷し
た水素化リチウムアルミニウム3.51g(92.5m
mol)のテトラヒドロフラン250ml懸濁液に30
分間で滴下し、同温度で1時間、さらに室温で40分間
攪拌した。再び反応混合物を氷冷し、水3.5mlを加
え反応を終結させ、さらに15%苛性ソーダ水溶液3.
5ml及び水10.5mlを攪拌下加えた。硫酸マグネ
シウムを加えて反応液をロ過し、さらに溶媒を留去して
29.30g(定量的収率)のアルコール誘導体を油状
物質として得た。
【0913】IRスペクトル(liq film)cm -1:1615,1
588,1464,1420,1256,1156,1096,1044,839,778. ii)iで得られたアルコール誘導体29.30gのジク
ロロメタン150ml溶液に二酸化マンガン87.65
g(1.01mol)を加え室温で2時間攪拌しさらに
二酸化マンガン41.2g(0.474mol)を加え
て30℃で1.5時間、次いで加熱還流下1時間攪拌し
た。反応液をロ過し、ロ液より溶媒を留去することによ
り目的化合物27.29g(定量的収率)を油状物質と
して得た。
【0914】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.12(6H,s),0.96(9H,s),3.93(3H,s),4.78(2H,s),6.9
3(1H,d,J=8Hz),7.05(1H,s),7.78(1H,d,J=8Hz),10.43(1
H,s). IRスペクトル(liq film)cm -1:1686,1611,1462,142
2,1395,1258,1160,1100,1034,841. (参考例41)3−(4−アセトキシメチル−2−メトキシフェニル)
オクタン酸 i)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−2−メトキシフェニル)ヘキシルアルコール 参考例40の化合物27.91g(99.5mmol)
のテトラヒドロフラン100ml溶液を、氷冷した1.
62Mペンチルマグネシウム ブロミドのテトラヒドロ
フラン溶液100mlに30分間で滴下し、室温に反応
温度を上昇させて1時間攪拌した。反応液に飽和塩化ア
ンモニウム水溶液を加え、酢酸エチル−ヘキサン混合溶
媒で抽出し抽出液を飽和食塩水で洗浄した。乾燥後溶媒
を留去して得られる残渣をシリカゲル250gを用いる
カラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:5)で溶出しアルコール誘導体30.67g(収
率87%)を油状物質として得た。
【0915】IRスペクトル(liq film)cm -1:1615,1
584,1464,1420,1372,1254,1158,1096,839,778. ii)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−2−メトキシフェニル)−1−オキソヘキサン オキサリル クロリド9.0ml(0.10mol)の
ジクロロメタン100ml溶液を−78℃に冷却しジメ
チルスルホキシド14.0ml(0.20mol)のジ
クロロメタン50ml溶液を内温−60℃以下に保ちな
がら35分間で加えた。−78℃で30分間攪拌した
後、同温度でi)で得られた化合物30.65g(8
6.9mmol)のジクロロメタン60ml溶液を35
分間で加えさらに30分間攪拌した。トリエチルアミン
60ml(0.43mol)を同温度で17分かけて滴
下し10分間攪拌した後、ドライアイス−アセトン浴を
はずし、さらに50分間攪拌し、水を加えて反応を終結
させた。反応液をジクロロメタンで希釈し、有機層を氷
冷した2N塩酸、水、飽和重曹水で順次洗浄し乾燥後溶
媒を留去した。残渣をシリカゲル250gを用いるカラ
ムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:9)で溶出しケトン誘導体27.84g(収率9
1%)を油状物質として得た。
【0916】IRスペクトル(liq film)cm -1:1675,1
611,1464,1416,1370,1254,1165,1100,1036,839. iii )3−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチ
ル−2−メトキシフェニル)−2−オクテン酸 エチル
エステル 55%水素化ナトリウム(油性)5.25g(0.12
0mol)をヘキサンで洗浄し、テトラヒドロフラン7
0mlに懸濁させた。その懸濁液に氷冷下ジエチルホス
ホノ酢酸エチルエステル26.0ml(0.131mo
l)のテトラヒドロフラン30ml溶液を40分間で滴
下し、氷浴をはずして室温で10分間攪拌した。次いで
iiで得られた化合物27.83g(79.4mmol)
のテトラヒドロフラン50ml溶液を5分間で加え、
2.5時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、飽和塩
化アンモニウム水溶液を加え、エーテルで抽出した。抽
出液を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル250gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:9)で溶
出して目的とするエステル誘導体32.95g(収率9
8.7%)を油状物質として得た。
【0917】IRスペクトル(liq film)cm -1:1728,1
717,1642,1464,1414,1256,1221,1152,1098,839. iv)3−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−2−メトキシフェニル)オクタン酸 エチルエステル iii で得られた化合物27.92g(66.4mmo
l)の酢酸エチル200ml溶液に10%Pd−C
1.58gを加え水素気流下1時間激しく攪拌した。触
媒をロ過して除き、ロ液を濃縮して28.25g(定量
的収率)の還元体を油状物質として得た。
【0918】IRスペクトル(liq film)cm -1:1736,1
507,1464,1420,1372,1256,1160,1096,1040,839. v)3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェニ
ル)オクタン酸 iv)で得られた化合物32.64g(77.2mmo
l)のエタノール80ml溶液に2N苛性ソーダ水溶液
80mlを加え1時間40分加熱還流した。溶媒を留去
し残渣に2N塩酸を加え酸性とし酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し溶媒を留去して22.
09g(定量的収率)のカルボン酸誘導体を油状物質と
して得た。
【0919】IRスペクトル(liq film)cm -1:1709,1
613,1582,1507,1464,1420,1260,1160,1044,820. vi)v)で得られた化合物11.53g(41.1mm
ol)及びピリジン12ml(148mmol)のトル
エン100ml溶液に無水酢酸12.0ml(127m
mol)及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン10
6mg(0.868mmol)を加え室温で30分間攪
拌した。反応液に氷−水−アセトンを加え2時間攪拌
し、溶媒を留去した。残渣に酢酸エチルを加え、それを
2N塩酸、次いで飽和食塩水で洗浄した。乾燥後溶媒を
留去して得られる残渣をシリカゲル250gを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:2〜2:1)で溶出し目的化合物12.11g
(収率91%)を油状物質として得た。
【0920】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.83(3H,t,J=6Hz),1.10-1.29(6H,m),1.59-1.71(2H,
m),2.11(3H,s),2.57-2.71(2H,m),3.43-3.53(1H,m),3.81
(3H,s),5.06(2H,s),6.83(1H,d,J=1Hz),6.89(1H,dd,J=1H
z,8Hz),7.11(1H,d,J=8Hz). IRスペクトル(liq film)cm -1:1742,1709,1509,146
4,1422,1379,1260,1227,1161,1042. (参考例42a)3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタン酸 1.5M n−ブチルマグネシウムブロミド/テトラヒ
ドロフラン溶液24.2ml(36.3mmol)に、
塩−氷浴で冷却下ヨウ化銅(I)686mg(3.60
mmol)を加え15分間攪拌した。次いで参考例1の
化合物7.47g(24.3mmol)のテトラヒドロ
フラン25ml溶液を同温度で20分間かけて滴下し、
さらに30分間攪拌した。反応液に濃塩酸を加え中和し
セライトを用いて反応液をロ過した。ロ液を濃縮し、再
び酢酸エチルに溶解させ、それを飽和塩化アンモニウム
水溶液で3回、飽和食塩水で1回洗浄した。乾燥後、溶
媒を留去して得られる残渣をシリカゲル100gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチ
ル(10:1〜5:1)で溶出し9.15g(定量的収
率)の2−[1−(2,4−ジメトキシフェニル)ペン
チル]マロン酸ジエチルエステルを油状物質として得
た。このマロン酸誘導体を用い、参考例3と同様の方法
によって目的化合物を油状物質として得た。
【0921】IRスペクトル(liq film)cm -1:2675,1
707,1614,1588,1507,1466,1292,1210,1158,1038. (参考例42b)3−(2,4−ジメトキシフェニル)ノナン酸 n−ブチルマグネシウム ブロミドのかわりにn−ヘキ
シルマグネシウム ブロミドを用い参考例42aと同様
の方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【0922】IRスペクトル(liq film)cm -1:1707,1
612,1587,1506,1464,1439,1418,1292,1261,1209,1157,1
132,1038. (参考例42c)3−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−メチルヘキ
サン酸 n−ブチルマグネシウム ブロミドのかわりにi−ブチ
ルマグネシウム ブロミドを用い参考例42aと同様の
方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【0923】IRスペクトル(liq film)cm -1:2680,2
361,1707,1613,1507,1289,1210,1158,1038,835. (参考例42d)3−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−メチルペン
タン酸 n−ブチルマグネシウム ブロミドのかわりにi−プロ
ピルマグネシウム ブロミドを用い参考例42aと同様
の方法によって油状物質として目的化合物を得た。
【0924】IRスペクトル(liq film)cm -1:1707,1
612,1587,1506,1466,1439,1418,1385,1367,1294,1261,1
209,1157,1134,1038. (参考例42e)3−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘキサン酸 n−ブチルマグネシウム ブロミドのかわりにn−プロ
ピルマグネシウム ブロミドを用い目的化合物を油状物
質として得た。
【0925】IRスペクトル(liq film)cm -1:1709,1
613,1588,1507,1464,1439,1418,1262,1210,1158,1129,1
040. (参考例43)3−(2,4−ジメトキシ−5−プロピオニルフェニ
ル)オクタン酸 1.8M エチルマグネシウム ヨージド エーテル溶
液1.2ml(2.2mmol)をテトラヒドロフラン
20mlで希釈し、氷冷下参考例32−(ii)の化合物
644mg(2.0mmol)のテトラヒドロフラン1
0ml溶液を5分間で加えた。同温度でさらに40分間
攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反応を終結
させ、酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒で抽出した。抽出
液を水で数回、飽和食塩水で1回洗浄し、乾燥後溶媒を
留去し粗製アルコール誘導体を得た。これをジクロロメ
タン40mlに溶解させ、二酸化マンガン3.48gを
加え1時間攪拌した。再び二酸化マンガン3.48gを
加え、さらに12時間後に1.72g(合計8.68g
(99.8mmol))を加えて8時間攪拌した。反応
混合物をセライトを用いロ過しヘキサンで再結晶しほぼ
純粋な目的化合物を得た。これをシリカゲル10gを用
いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エ
チル(5:1〜3:1)で溶出し、416mg(収率5
9%)のプロピオニル誘導体[m.p.75.5〜7
7.5℃(ヘキサン);IRスペクトル(KBr)cm-1:17
39,1666,1601,1569,1500,1471,1457,1435,1345,1265,12
12,1150]を得た。このようにして得られた化合物を参
考例7と同様の方法によって加水分解し目的化合物を結
晶として得た。
【0926】 mp.92.5〜94℃(酢酸エチル−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm-1:1702,1658,1603,1571,150
1,1458,1409,1319,1273,1214,1026. (参考例44)3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)オクタ
ン酸メチルエステル 参考例30cの化合物3.72g(10.4mmol)
をベンゼン30ml及びメタノール10ml混合溶媒に
溶かし、2Mトリメチルシリルジアゾメタンヘキサン溶
液6.26mlを加え30分間室温で放置した。溶媒を
留去し残渣をシリカゲル150gを用いるカラムクロマ
トグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:4)で
溶出し4.09gのメチルエステル[油状物質;IRス
ペクトル(liq film)cm -1:1734,1613,1588,1507,145
7,1420,1377,1036,957,940 ]を得た。この化合物を用
い、実施例124と同様の還元反応により脱ベンジル化
反応を行い目的化合物を油状物質として得た。
【0927】IRスペクトル(liq film)cm -1:1738,1
713,1615,1597,1509,1468,1435,1289,1196,1160,1125. (参考例45a)3−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)オクタン
(i)3−(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)オ
クタン酸メチルエステル 参考例44で得られた化合物1.43g(5.10mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶液に
ヨウ化エチル489μl(6.12mmol)、炭酸セ
シウム1.99gを加え終夜攪拌した。反応液を酢酸エ
チルで希釈し、水で数回、飽和食塩水で1回洗浄し乾燥
後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル100gを用いる
カラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:2)で溶出し1.39g(収率88%)のエチル
エーテル誘導体を油状物質として得た。
【0928】IRスペクトル(liquid film)cm -1 :17
38,1613,1586,1507,1464,1457,1291,1262,1202,1163. (ii)iで得られたエチルエーテル誘導体を用い、参考
例7と同様の方法によって目的化合物を油状物質として
得た。
【0929】IRスペクトル(liq film)cm -1:1709,1
615,1286,1507,1464,1455,1420,1291,1262,1202,1163. (参考例45b〜d)参考例45aと同様の方法によっ
て、種々のハロゲン化アルキルを用いエーテル誘導体と
し、それらをさらに加水分解して参考例45b〜dを得
た。
【0930】
【化24】
【0931】
【表4】 ──────────────────────────────────── 参考例 R 形状 IRスペクトル 番号 (liq film)cm
−1 ──────────────────────────────────── 45b Pr 油状物質 1707,1612,1584,1505,
1456,1418, 1383,1289,1200,1163 45c (CH2)2OMe 油状物質 1732,1707,1613,1588,1505,1464, 1455,1291,1262,1202,1127. 45d (CH2)2OEt 油状物質 1732,1709,1613,1588,1507,1462, 1455,1420,1291,1262,1202,1123. ──────────────────────────────────── 上記表4中、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Prはイソプロピル基を 示す。
【0932】(参考例46)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)
オクタンアミド 参考例30cの化合物を用い、参考例6と同様の方法に
よってアミド誘導体[泡状物質;NMRスペクトル(27
0MHz,CDCl3)δppm :0.77-0.90(3H,m),1.10-1.36(6H,
m),1.27(9H,s),1.63-1.80(2H,m),2.61-2.81(2H,m),3.42
-3.60(1H,m),3.77(3H,s),3.87(3H,s),5.03(2H,s),6.47-
6.60(2H,m),6.95-7.99(11H,m)]とし、さらにそれを用
い、実施例124と同様の脱ベンジル化反応によって目
的化合物を泡状物質として得た。
【0933】IRスペクトル(film)cm -1:1725,1707,
1655,1613,1599,1511,1466,1437,1302,1269,1248. (参考例47)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−N′,N′−ジエチルカルバモイルメチルオキ
シ−2−メトキシフェニル)オクタンアミド (i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(4−t−ブチルオキシカルボニルメ
チルオキシ−2−メトキシフェニル)オクタンアミド 参考例46の化合物及びブロモ酢酸t−ブチルエステル
を用い参考例45a−(i)と同様の方法によってエー
テル誘導体を泡状物質として得た。
【0934】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1756,1725,
1651,1612,1507,1455,1437,1369,1301,1249,1153. (ii)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(4−カルボキシメチルオキシ−2−
メトキシフェニル)オクタンアミド iで得られた化合物575mg(1.01mmol)と
アニソール241μl(2.22mmol)のジクロロ
メタン15ml溶液にトリフルオロ酢酸1.0ml(1
5.0mmol)を加え、30℃で終夜攪拌した。溶媒
及び過剰の試薬を留去し残渣をシリカゲル50gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチルで溶出し
てカルボン酸誘導体506mg(収率98%)を泡状物
質として得た。
【0935】IRスペクトル(film)cm -1:1725,1651,
1611,1505,1439,1412,1368,1302,1248,1200,1163. (iii) N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニ
ルフェニル)−3−(4−N′,N′−ジエチルカルバ
モイルメチルオキシ−2−メトキシフェニル)オクタン
アミド iiで得られた化合物及びジエチルアミンを用い実施例2
0と同様な方法によってカルバモイル誘導体を泡状物質
として得た。
【0936】IRスペクトル(film)cm -1:1723,1651,
1611,1507,1464,1437,1300,1264,1248,1200,1123. (iv)iii で得られた化合物を用い、参考例7と同様な
方法によって加水分解し目的化合物を結晶として得た。
【0937】 mp.85〜86℃(ジクロロメタン−ヘキサン) IRスペクトル(KBr)cm -1 :1717,1693,1648,1612,15
06,1465,1285,1261,1244,1200,1165. (参考例48)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−N′−ブチルカルバモイルメチルオキシ−2−
メトキシフェニル)オクタンアミド 参考例47−(ii)で得られた化合物及びn−ブチルア
ミンを用い、実施例20と同様の反応によってカルバモ
イル誘導体を得、これをさらに参考例7と同様な加水分
解反応に付し目的化合物を泡状物質として得た。
【0938】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1715,1691,
1656,1612,1506,1465,1419,1288,1260,1245,1200. (参考例49)3−(2,4−ジメトキシ−5−メチルフェニル)オク
タン酸 i)3−[2,4−ジメトキシ−5−(1,3−ジチア
ン−2−イル)フェニル]オクタン酸 メチルエステル 参考例32−(ii)の化合物447mg(1.39mm
ol)のジクロロメタン12ml溶液に氷冷下1,3−
プロパンジチオール150mg(1.39mmol)、
硫酸マグネシウム1.0g、及び触媒量の三フッ化ホウ
素 エーテル錯体を加え2時間同温度で攪拌した。反応
液に飽和重曹水を加え中和し、セライトを用い脱水剤を
ロ過した。ロ液を濃縮し残渣より酢酸エチルで抽出し、
抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒
を留去して得られる残渣をシリカゲル10gを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル
(5:1)で溶出し589mg(定量的収率)の1,3
−ジチアン誘導体を油状物質として得た。
【0939】IRスペクトル(liq film)cm -1:1737,1
613,1585,1508,1465,1438,1299,1207,1035. ii)i)で得られた化合物558mg(1.35mmo
l)、水素化トリブチルスズ1.576g(5.42m
mol)、及びアゾビスイソブチロニトリル15mgの
トルエン20ml溶液を6.5時間100℃で加熱攪拌
した。反応液を室温に戻し、そのままシリカゲル15g
を用いるカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢
酸エチル(6:0〜6:1)で溶出し還元体を含む混合
物を得た。これを再度アルミナ30gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル(20:
0〜20:1)で溶出し385mg(収率92%)の3
−(2,4−ジメトキシフェニル−5−メチル)オクタ
ン酸メチルエステル[油状物質;IRスペクトル(liq
film)cm -1:1739,1615,1591,1513,1466,1438,1301,120
7,1159,1040 ]を得た。
【0940】このようにして得られた化合物を参考例7
と同様の方法によって加水分解し目的化合物を油状物質
として得た。
【0941】IRスペクトル(liq film)cm -1:1707,1
615,1591,1513,1466,1439,1301,1207,1041. (参考例50a)3−[4−(3−メトキシプロピルオキシ)−2−メト
キシフェニル]オクタン酸 参考例44の化合物及び1,3−ジブロモプロパンを用
い参考例45a−(i)と同様の方法によって3−[4
−(3−ブロモプロピルオキシ)−2−メトキシフェニ
ル]オクタン酸メチル エステル[油状物質;IRスペ
クトル(liq film)cm -1:1738,1613,1587,1506,1466,1
290,1260,1202,1162,1131,1038]を得た。この化合物6
89mg(1.72mmol)のメタノール6ml溶液
に28%ナトリウムメトキシド/メタノール溶液1.6
5g(8.58mmol)を加え室温で終夜攪拌した。
反応液に水1mlを加え、40℃で2時間加熱攪拌し、
有機溶媒を留去し、残渣を2N塩酸で酸性とした。酢酸
エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し乾燥後溶
媒を留去した。残渣をシリカゲル60gを用いるカラム
クロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:
3〜1:1)で溶出し目的化合物466mg(収率78
%)を油状物質として得た。
【0942】IRスペクトル(liq film)cm -1:1707,1
613,1586,1507,1466,1457,1420,1289,1262,1202. (参考例50b)3−[4−(3−エトキシプロピルオキシ)−2−メト
キシフェニル]オクタン酸 ナトリウムメトキシド/メタノール溶液のかわりにナト
リウムエトキシド/エタノール溶液を用い参考例50a
と同様の方法によって目的化合物を油状物質として得
た。
【0943】IRスペクトル(liq film)cm -1:1707,1
613,1586,1507,1466,1457,1289,1262,1202,1163. (参考例51)3−[4−(3−メチルスルホニルプロピルオキシ)−
2−メトキシフェニル]オクタン酸 参考例50aの化合物の合成中間体である3−[4−
(3−ブロモプロピルオキシ)−2−メトキシフェニ
ル]オクタン酸メチルエステル278mg(0.69m
mol)のメタノール6ml溶液にナトリウムチオメト
キシド200mg(2.85mmol)を加え1時間攪
拌した。反応液を酢酸エチルで希釈して希釈液を水で数
回、飽和食塩水で1回洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。
残渣をシリカゲル50gを用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:3)で溶出し少
量の不純物を含む3−[4−(3−メチルチオプロピル
オキシ)−2−メトキシフェニル]オクタン酸メチルエ
ステルを得た。この化合物を用い実施例21と同様の方
法によって酸化反応を行いスルホン酸誘導体230mg
(2工程収率83%)を油状物質として得、それをさら
に参考例7と同様な方法によって加水分解し目的化合物
を油状物質として得た。
【0944】IRスペクトル(liq film)cm -1:1705,1
613,1588,1507,1466,1418,1290,1202,1163,1131. (参考例52)3−(2,4−ジメトキシ−5−フルオロフェニル)オ
クタン酸 参考例32−(i)で得られた化合物943mg(3.
20mmol)の1,2−ジクロロエタン5ml溶液
を、1−フルオロ−5−トリフルオロメチルピリジニウ
ム−2−スルホナート864mg(3.53mmol)
の1,2−ジクロロエタン10ml懸濁液に加え90℃
で2.5時間攪拌した。反応混合物を飽和亜硫酸ナトリ
ウム水溶液に注ぎ、減圧下有機溶媒を留去した。酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄し
た。乾燥後溶媒を留去し残渣をシリカゲル20gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチ
ル(8:1)で溶出し目的化合物を含む混合物を得た。
これをさらにシリカゲル40gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付しヘキサン−アセトン(7:1)で溶出
して184mg(収率18%)のフッ化物[油状物質;
IRスペクトル(liq film)cm -1:1739,1622,1518,146
6,1456,1439,1326,1205,1035]を得た。これを用い参考
例7と同様の方法で加水分解反応を行い、目的化合物を
油状物質として得た。
【0945】IRスペクトル(liq film)cm -1:1708,1
622,1518,1466,1456,1440,1326,1205,1036. (参考例53)3−[4−(3−メチルスルホニルアミノプロピルオキ
シ)−2−メトキシフェニル)オクタン酸 参考例50aの化合物の合成中間体である3−[4−
(3−ブロモプロピルオキシ)−2−メトキシフェニ
ル]オクタン酸メチルエステルを用い、参考例26Aと
同様な方法によってアジ化ナトリウムと反応させアジ化
物を得た。これを用い参考例16−(v)と同様な接触
還元反応を行い、3−[4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−2−メトキシフェニル]オクタン酸 メチルエス
テルを得た。このようにして得られた化合物をメタンス
ルホニルクロリドを用い、実施例11と同様の方法によ
ってスルホンアミド誘導体とし、それをさらに参考例7
と同様な加水分解反応に付し目的化合物を油状物質とし
て得た。
【0946】IRスペクトル(liq film)cm -1:1732,1
705,1670,1613,1588,1507,1470,1318,1200,1154. (参考例54a)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシメチルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−メチ
ルヘキサン酸 参考例42cの化合物及び参考例14の化合物を用い実
施例44と同様の方法によってアミド誘導体を得、これ
をさらに参考例7と同様の方法によって加水分解し目的
化合物を泡状物質として得た。
【0947】IRスペクトル(KBr)cm-1:3251,2624,17
13,1613,1507,1287,1209,1157,1037,934,834. (参考例54b)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシメチルフェニ
ル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−メチ
ルペンタン酸 参考例42dの化合物及び参考例14の化合物を用い、
実施例44と同様の方法によってアミド誘導体を得、こ
れをさらに参考例7と同様の方法によって加水分解し目
的化合物を泡状物質として得た。
【0948】IRスペクトル(film)cm -1:1715,1657,
1612,1585,1506,1466,1419,1365,1294,1265,1207,1157,
1082,1036. (参考例55)3−(5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
タン酸 参考例42aの化合物を用い、参考例32−(i)と同
様の方法でメチルエステルとし、これを用い実施例81
と同様の方法によってクロル化反応を行いさらに参考例
7と同様な方法によって加水分解し目的化合物を結晶と
して得た。
【0949】 mp.91〜92℃(ヘキサン−酢酸エチル) IRスペクトル(KBr)cm-1:1704,1604,1506,1465,143
9,1303,1292,1206,1160,1033. (参考例56a)3−(5−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)オクタン酸メチルエステル 参考例44の化合物1.26g(4.48mmol)の
ベンゼン10ml溶液にスルフリル クロリド604m
g(4.48mmol)を加え70℃で3.5時間攪拌
した。反応液を酢酸エチルで希釈し、炭酸ソーダ水溶
液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去し
た。残渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶
出し1.24g(収率88%)の目的化合物を油状物質
として得た。
【0950】IRスペクトル(liq film)cm -1:1736,1
611,1586,1496,1465,1419,1319,1294,1283,1208,1163. (参考例56b)3−(5−クロロ−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェ
ニル)ヘプタン酸メチルエステル 参考例56aと同様の方法によって、参考例58aの化
合物を用い目的化合物を油状物質として得た。
【0951】IRスペクトル(neat)cm -1:3230,2361,
1732,1611,1497,1206,1165,996,884,832. (参考例57a)3−[5−クロロ−4−(2−エトキシエトキシ)−2
−メトキシフェニル]オクタン酸 参考例56aの化合物及び2−エトキシエチルブロミド
を用い、参考例45a−(i)と同様の方法によってエ
ーテル誘導体を得、これを参考例7と同様の方法によっ
て加水分解し目的化合物を油状物質として得た。
【0952】IRスペクトル(liq film)cm -1:1732,1
705,1603,1578,1505,1459,1449,1397,1071,999. (参考例57b)3−[5−クロロ−4−(3−メトキシプロピルオキ
シ)−2−メトキシフェニル]ヘプタン酸 参考例56bの化合物及び3−メトキシ−1−トシルオ
キシプロパンを用い、参考例45a−(i)と同様の方
法によってエーテル誘導体を得、これを参考例7と同様
の方法によって加水分解し目的化合物を粘稠物質として
得た。
【0953】IRスペクトル(neat)cm -1:3100,1709,
1603,1505,1466,1401,1302,1202,886,818. (参考例57c及び57d)参考例91aの化合物を用
い、参考例56と同様のクロル化反応及び参考例7と同
様の加水分解反応を行い参考例57cの化合物を得た。
参考例57cと同様にして参考例91bの化合物から参
考例57dの化合物を得た。
【0954】
【化25】
【0955】
【表5】 ──────────────────────────────────── 参考例 R1 2 3 形状 IRスペクトル 番 号 (liq film)cm -1 ──────────────────────────────────── 57c 2-OMe 4-O(CH2)2OMe 5-Cl 油状物質 1707,1603,1578,1502,1464, 1448,1396,1302,1203,1169, 1151,1128,1070,1036. 57d 2-OMe 4-O(CH2)2OEt 5-Cl 油状物質 1707,1603,1578,1504,1464, 1448,1396,1302,1203,1178, 1151,1126,1070,1051. ──────────────────────────────────── 上記表5中、Meはメチル基を、Etはエチル基を示す。
【0956】(参考例58a)3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)ヘプタ
ン酸 メチルエステル 参考例30gの化合物を用い、参考例32−(i)と同
様の方法によりメチルエステルとし、これを実施例12
4と同様の方法により加水素分解し目的化合物を油状物
質として得た。
【0957】IRスペクトル(liq film)cm -1:1738,1
613,1586,1507,1291,1260,1200,1163,1123,1038,835. (参考例58b)3−(4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)−5−
メチルヘキサン酸 メチルエステル 参考例30hの化合物を用い、参考例58aと同様の方
法によって目的化合物を油状物質として得た。
【0958】IRスペクトル(liq film)cm -1:1736,1
713,1614,1597,1510,1468,1437,1365,1335,1286,1240,1
198,1161,1119,1038. (参考例59)3−[4−(3−メトキシプロピルオキシ)−2−メト
キシフェニル]ヘプタン酸 実施例58aの化合物及び3−メトキシ−1−トシルオ
キシプロパンを用い、参考例45a−(i)と同様の方
法によってエーテル誘導体とし、参考例7と同様の方法
によって加水分解し目的化合物を油状物質として得た。
【0959】IRスペクトル(neat)cm -1:1729,1709,
1613,1586,1507,1291,1200,1123,1038,835. (参考例60)N−[2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプチル]
−N′−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)
尿素 参考例3の化合物1.00g(3.57mmol)、ジ
フェニルホスホリルアジド982mg(3.57mmo
l)及びトリエチルアミン361mg(3.57mmo
l)のベンゼン15ml溶液を2.5時間加熱還流し
た。室温に戻し参考例5の化合物739mg(3.57
mmol)のベンゼン10ml溶液を加え再び2時間4
5分加熱還流した。室温に戻して、酢酸エチルで希釈
し、それを2N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順
次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残渣をシリカゲル1
00gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エ
チル−ヘキサン(2:1)で溶出し尿素誘導体728m
g(収率42%)を泡状物質として得た。
【0960】このようにして得られた尿素誘導体を参考
例7と同様の方法によって加水分解し泡状物質として目
的化合物を得た。
【0961】IRスペクトル(film)cm -1:1692,1634,
1613,1553,1507,1464,1422,1366,1291,1258,1208. (参考例61)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェ
ニル)オクタンアミド 参考例41で得られた化合物6.06g(18.8mm
ol)のジクロロメタン40ml溶液に、N,N−ジメ
チルホルムアミド1滴次いでオキサリルクロリド3.0
ml(34.5mmol)を加えて室温で50分間攪拌
した。過剰の試薬及び溶媒を留去し、ジクロロメタン2
0mlを加えて得られる溶液を、氷冷下、参考例5の化
合物4.12g(19.9mmol)及びピリジン5m
lのジクロロメタン20ml溶液に加え、同温度で20
分間攪拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出
し、有機層を水、2N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。得られ
た残渣を無水メタノール200mlに溶解し、1.0M
ナトリウムメトキシド/メタノール溶液2.0ml
(2.0mmol)を加えて室温で2.5時間攪拌し
た。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反応を
停止し、メタノールを留去した後、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル250gを用い
るカラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1)で溶出するものを集め、7.80g(参考
例41の化合物よりの収率88%)の目的化合物を泡状
物質として得た。
【0962】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.12-1.35(6H,m),1.31(9H,s),1.7
1-1.83(2H,m),2.25-2.40(1H,br.s),2.73(2H,d,J=8Hz),
3.53-3.65(1H,m),3.81(3H,s),3.86(3H,s),4.66(2H,br.
s),6.94-6.99(3H,m),7.21(1H,d,J=8Hz),7.37-7.41(2H,
m),7.73-7.76(1H,m). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1653,1518,1436,14
18,1302,1264,1250,1123,1043. (参考例62)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2−メトキシ−4−メチルフェニル)オクタンアミ
(i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(4−アセトキシメチル−2−メトキ
シフェニル)オクタンアミド 参考例61で得られた化合物1.10g(2.34mm
ol)のトルエン10ml溶液に、ピリジン2.0m
l、無水酢酸1.0ml(10.6mmol)及び、4
−N,N−ジメチルアミノピリジン10mg(0.08
2mmol)を加えて室温で30分間攪拌した後、過剰
の試薬及び溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルに溶解
し、2N塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄
し、乾燥した後、溶媒を留去して、1.21g(定量的
収率)の酢酸エステル誘導体を粘稠性油状物質として得
た。
【0963】IRスペクトル(film)cm -1:1725,1651,
1613,1514,1462,1377,1300,1229,1123,1042. (ii)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(2−メトキシ−4−メチルフェニ
ル)オクタンアミド i)の化合物をメタノール10mlに溶解し、10%パ
ラジウム炭素触媒115mgを加え1気圧の水素雰囲気
下、室温で2時間、さらに40℃で2時間激しく攪拌し
た。反応液をろ過して触媒を除き、ろ液を濃縮して、
1.11g(定量的収率)の脱アセトキシ体を粘稠性油
状物質として得た。
【0964】IRスペクトル(film)cm -1:1725,1651,
1613,1511,1464,1410,1302,1264,1123,1042. (iii) ii)の化合物1.11g(2.34mmol)を
メタノール30mlに溶解し、2N−水酸化ナトリウム
水溶液3.0ml(6.0mmol)を加え、1時間加
熱還流した。メタノールを留去した後、1N塩酸を加え
酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去して、1.02g
(定量的収率)の目的化合物を結晶(mp.163.5
−165℃)として得た。
【0965】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.15-1.37(6H,m),1.28(9H,s),1.7
0-1.78(2H,m),2.31(3H,s),2.66-2.80(2H,m),3.52-3.63
(1H,m),3.80(3H,s),6.68(1H,s),6.78(1H,d,J=8Hz),7.02
(1H,s),7.11(1H,d,J=8Hz),7.43(1H,d,J=8Hz),7.80-7.90
(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1692,1652,1611,1508,14
25,1366,1307,1252,1134,1043. (参考例63a)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)オ
クタンアミド 参考例61で得られた化合物3.45g(7.35mm
ol)の塩化メチレン40ml溶液に、二酸化マンガン
粉末12.67g(14.6mmol)を加え、室温で
10時間激しく攪拌した。反応液をセライトを用いろ過
し、ろ液を濃縮して、2.97g(86%)の目的化合
物を泡状物質として得た。
【0966】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.10-1.34(6H,m),1.29(9H,s),1.7
5-1.86(2H,m),2.68-2.83(2H,m),3.66-3.77(1H,m),3.86
(3H,s),3.91(3H,s),7.03(1H,br.s),7.39-7.47(4H,m),7.
76-7.90(2H,m),9.94(1H,s). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1692,1651,1603,15
19,1463,1301,1262,1123,1038. (参考例63b)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)−
5−メチルヘキサンアミド 参考例95aの化合物を用い、参考例63aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0967】IRスペクトル(film)cm-1: 1723,1692,165
1,1603,1580,1518,1505,1464,1387,1366,1302,1254 (参考例63c)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)ヘ
キサンアミド 参考例95bの化合物を用い、参考例63aと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0968】IRスペクトル(film)cm-1:1723, 1692,
1651, 1605, 1578, 1520, 1462, 1420, 1302, 1261, 11
23 (参考例64a)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−アセチル−2−メトキシフェニル)オクタンア
ミド (i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−[4−(1−ヒドロキシエチル)−2
−メトキシフェニル]オクタンアミド 参考例63aで得られた化合物537mg(1.15m
mol)のテトラヒドロフラン10ml溶液を−78℃
に冷却し、0.95M臭化メチルマグネシウムテトラヒ
ドロフラン溶液4.1ml(3.9mmol)を5分間
で滴下した。同温度で1時間、0℃で90分間攪拌した
後、反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反応を
停止させ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で順次洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残渣
をシリカゲル25gを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し酢酸エチル−ヘキサン(1:1〜3:2)で溶出
するものを集め、479mg(収率86%)のアルコー
ル誘導体を泡状物質として得た。
【0969】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1653,
1612,1517,1463,1412,1302,1250,1123,1042. (ii)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(4−アセチル−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド i)の化合物466mg(0.964mmol)をジク
ロロメタン10mlに溶解させ、4Aモレキュラシーブ
500mg及び、4−メチルモルホリン−4−オキシド
185mg(1.58mmol)を加え室温で10分間
攪拌した後、テトラプロピルアンモニウム過ルテナート
34mg(0.097mmol)を加え室温で1時間攪
拌した。反応液をヘキサンで希釈した溶液を、シリカゲ
ル25gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸
エチル−ヘキサン(1:1)で溶出するものを集め、4
56mg(収率98%)のケトン誘導体を泡状物質とし
て得た。
【0970】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1683,
1651,1519,1412,1364,1300,1268,1122,1036. (iii) ii)で得られた化合物を用い、参考例62の(ii
i)と同様の方法によって目的化合物を泡状物質として得
た。
【0971】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.13-1.35(6H,m),1.30(9H,s),1.7
2-1.82(2H,m),2.59(3H,s),2.70-2.84(2H,m),3.62-3.73
(1H,m),3.89(3H,s),7.01(1H,br.s),7.31-7.56(4H,m),7.
80-7.87(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1722,1686,1663,1608,15
18,1413,1270,1226,1127,1036. (参考例64b)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2−メトキシ−4−プロピオニルフェニル)オクタ
ンアミド (i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−[4−(1−ヒドロキシプロピル)−
2−メトキシフェニル]オクタンアミド 参考例63aで得られた化合物及びエチルマグネシウム
ブロミドを用い、参考例64aのi)と同様の方法によ
って、アルコール誘導体を泡状物質として得た。
【0972】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1653,
1612,1517,1463,1411,1302,1249,1123,1041. (ii)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(2−メトキシ−4−プロピオニルフ
ェニル)オクタンアミド i)で得られた化合物を用い、参考例64aのii)と同
様の方法によって、ケトン誘導体をガラス状物質として
得た。
【0973】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1684,
1651,1605,1519,1411,1301,1250,1210,1123. (iii) ii)で得られた化合物を用い、参考例62の(ii
i)と同様の方法によって、目的化合物を結晶(mp.1
97〜199℃)として得た。
【0974】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),1.10-1.35(6H,m),1.21(3H,t,J=7H
z),1.29(9H,s),1.75-1.83(2H,m),2.70-2.84(2H,m),2.99
(2H,q,J=7Hz),3.61-3.72(1H,m),3.89(3H,s),7.02(1H,b
r.s),7.30-7.57(4H,m),7.80-7.89(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1693,1642,1611,1567,15
19,1463,1412,1251,1203,1129. (参考例64c)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−ブチリル−2−メトキシフェニル)オクタンア
ミド (i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−[4−(1−ヒドロキシブチル)−2
−メトキシフェニル]オクタンアミド 参考例63aで得られた化合物及びプロピルマグネシウ
ムブロミドを用い、参考例64aのi)と同様の方法に
よって、アルコール誘導体を泡状物質として得た。
【0975】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1653,
1612,1518,1464,1412,1302,1250,1123,1041. (ii)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(4−ブチリル−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド i)で得られた化合物を用い、参考例64aのii)と同
様の方法によって、ケトン誘導体を泡状物質として得
た。
【0976】IRスペクトル(KBr)cm -1 :1725,1683,
1651,1519,1464,1411,1301,1249,1199,1122. (iii) ii)で得られた化合物を用い、参考例62の(ii
i)と同様の方法によって、目的化合物を結晶(mp.1
35.5〜137.5℃)として得た。
【0977】NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm
:0.84(3H,t,J=6Hz),0.99(3H,t,J=7Hz),1.13-1.35(6H,
m),1.29(9H,s),1.69-1.82(4H,m),2.69-2.83(2H,m),2.92
(2H,t,J=7Hz),3.61-3.72(1H,m),3.89(3H,s),7.01(1H,b
r.s),7.30-7.56(4H,m),7.80-7.92(2H,m). IRスペクトル(KBr)cm -1 :1688,1652,1609,1518,14
64,1413,1302,1250,1199,1129. (参考例64d)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−ブチリル−2−メトキシフェニル)−5−メチ
ルヘキサンアミド 参考例63bの化合物を用い、参考例64cと同様の方
法によって目的化合物を泡状物質として得た。
【0978】IRスペクトル(film)cm-1: 1684,1661,160
7,1570,1520,1464,1412,1366,1302,1252,1200 (参考例64e)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−プロピオニル−2−メトキシフェニル)−5−
メチルヘキサンアミド 参考例63bの化合物及びエチルマグネシウムブロミド
を用い、参考例64bと同様の方法によって目的化合物
を泡状物質として得た。
【0979】IRスペクトル(film)cm-1: 1682,1661,160
7,1570,1520,1464,1412,1366,1254,1204,1167 (参考例65)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(2,4−ジメトキシ−5−メトキシイミノフェニ
ル)オクタンアミド (i)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニル
フェニル)−3−(2,4−ジメトキシ−5−ホルミル
フェニル)オクタンアミド 参考例32の化合物を用い、参考例6と同様の方法によ
ってアミド誘導体を泡状物質として得た。
【0980】IRスペクトル(KBr)cm -1 :3271,1724,
1672,1607,1510,1498,1468,1437,1301,1275,1249,1211,
1125,1028. (ii)i)で得られた化合物及びO−メチルヒドロキシ
ルアミン塩酸塩を用い、実施例111と同様の方法によ
ってメトキシイミノ誘導体とし、これをさらに実施例7
と同様の方法によって加水分解し目的化合物を粉末物質
として得た。
【0981】IRスペクトル(KBr)cm -1 :3267,1698,
1648,1614,1516,1499,1466,1297,1208,1128,1056,1034. (参考例66)参考例3の方法によってカルボン酸誘導
体66a〜66hを得た。
【0982】
【化26】
【0983】
【表6】 ────────────────────────────────── 参考例 R1 2 3 mp℃ IR(CHCl3) 番 号 (再結晶溶媒) ────────────────────────────────── 66a 2-OMe 3-OMe 4-OMe 油状物質 2960,2933,1741,1709, 1601,1496,1466,1276, 1097 66b 2-OMe 4-OMe 5-OMe 39-41° 2959,2934,1708,1612, (エーテル− 1511,1466,1400,1134, ヘキサン)860 66c 2-OMe 3-OMe H 油状物質 3088,2959,2933,2860, 1709,1585,1479,1432, 1074,1006 66d 2-OMe 4-OMe 6-OMe 油状物質 3097,2959,2933,1705, 1608,1593,1493,1419, 1153,1128,1063,950 66e 2-OCH2CH2O-3 H 油状物質 2959,2931,1741,1709, 1474,1456,1283,1090, 66f 3-OMe 4-OMe 5-OMe 93.5-94.5° 2961,2934,1742,1709, (酢酸エチル− 1592,1511,1464,1131, ヘキサン)1004 66g 2-OMe H 6-OMe 74.5-75° 3518,2959,2933,2860, (酢酸エチル− 2841,1706,1593,1474, ヘキサン)1437,1117 66h 2-OMe H H 41-43° 3516,3107,2959,2931, (ヘキサン) 1741,1708,1494,1465, 1290,1032 ─────────────────────────────────── 上記表6中、Meはメチル基を示す。
【0984】(参考例67)3−(2,4−ジメトキシ
フェニル)オクタン酸のかわりに参考例66で得た置換
フェニルオクタン酸66a〜66hを用い参考例8と同
様の方法によって目的物67a〜67hを得た。
【0985】
【化27】
【0986】
【表7】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IRスペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 67a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 油状物質 2958,2932,2859,1676,1495, 1465,1420,1260,1097,1016, 839(CHCl3) 67b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 130-131 2959,2932,2859,1676,1510, (酢酸エチル− 1466,1106,839 (CHCl3) ヘキサン) 67c 2-OMe 3-OMe H H 油状物質 2959,2932,2859,1679,1514, 1479,1260,1088,1006 (CHCl3) 67d 2-OMe 4-OMe 6-OMe H 油状物質 2959,2931,2859,1675,1608, 1593,1466,1420,1153,1124, 951,839 (CHCl3) 67e 2-OCH2CH2O-3 H H 粘稠性液体 2958,2931,2859,1678,1473, 1282,1259,1090,839(CHCl3) 67f 3-OMe 4-OMe 5-OMe H 油状物質 3255,2956,2929,1651,1591, 1511,1463,1421,1129,1012, 838,777 (CHCl3) 67g 2-OMe 6-OMe H H 油状物質 2959,2931,2859,1732,1675, 1593,1474,1114,839(CHCl3) 67h 2-OMe H H H 粘稠性液体 3470,2958,2931,2859,1678, 1493,1472,1422,1365,1107, (CHCl3) ──────────────────────────────────── 上記表7中、Meはメチル基を示す。
【0987】(参考例68)参考例67で得られた化合
物67a〜67hを用いて参考例9と同様の方法によっ
て目的物68a〜68hを得た。
【0988】
【化28】
【0989】
【表8】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IRスペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 68a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 油状物質 3607,2960,2934,1676,1600, 1495,1466,1097,1016,884, 829 (CHCl3) 68b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 油状物質 3607,3419,2960,2935,1676, 1611,1571,1510,1479,1466, 1180,827(CHCl3) 68c 2-OMe 3-OMe H H 油状物質 3427,2961,2934,1678,1514, 1479,1274,1080,1006 (CHCl3) 68d 2-OMe 4-OMe 6-OMe H 118-120° 3606,3403,2960,2935,1732, (酢酸エチル 1675,1608,1592,1153,1124, −ヘキサン) 950 (CHCl3) 68e 2-OCH2CH2O-3 H H 粉末状物質 3607,3427,2960,2932,1678, 1514,1474,1283,1089,1051, (CHCl3) 68f 3-OMe 4-OMe 5-OMe H 油状物質 3607,3419,2960,2935,1676, 1612,1510,1466,1180,1080, 889,861 (CHCl3) 68g 2-OMe 6-OMe H H 無色結晶 3607,3409,2960,2933,2873, 100-101℃ 2861,1675,1593,1474,1367, (ジクロロメタン− 1114,1098,1039 (CHCl3) ヘキサン) 68h 2-OMe H H H 91-93° 3422,3277,1661,1520,1495, (酢酸エチル 1466,1439,1414,1363,1292, −ヘキサン) 1279,1242,1124,1082,1049, (KBr) ──────────────────────────────────── 上記表中、Meはメチル基を示す。
【0990】(参考例69)N−[2−t−ブチル−5−ブロモメチルフェニル]−
3−(2,3−メチレンジオキシフェニル)オクタンア
ミド 参考例2で得られた化合物15.00g(35.2mm
ol)及び四臭化炭素14.03g(42.3mmo
l)の塩化メチレン400ml溶液に、氷冷下トリフェ
ニルホスフィン11.09g(42.3mmol)を加
え、室温でさらに30分間攪拌した。反応液を塩化メチ
レンで希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥
した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン
(1:6〜1:5)で溶出し17.19g(定量的収
率)の目的化合物を結晶として得た。
【0991】 mp.119〜120℃(ヘキサン−エーテル) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.84-0.90
(3H,m),1.20-1.32(6H,m),1.26(9H,s),1.63-1.82(2H,m),
2.73(2H,d,J=7.5Hz),3.31-3.37(1H,m),4.40(2H,s),5.90
(1H,s),5.94(1H,s),6.69-6.79(3H,m),6.99(1H,br.s),7.
12-7.15(1H,m),7.29-7.31(1H,m),7.41(1H,br.s). IRスペクトル(CHCl3)cm -1 :3464,1680,1479,1458,
1257,1053,939,877,831. (参考例70)参考例68で得られた化合物68a〜6
8h及び参考例9で得られた化合物を用いて参考例69
と同様の方法によって目的物70a〜70iを得た。
【0992】
【化29】
【0993】
【表9】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IR スペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 70a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 泡状物質 3607,2960,2934,1676,1600, 1495,1466,1420,1297,1277, 1260,1097,1016 (CHCl3) 70b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 泡状物質 2960,2935,2859,1678,1612, 1570,1510,1466,1400,1300, 1182,861,827 (CHCl3) 70c 2-OMe 3-OMe H H 119-120° 3473,3418,2961,2934,1679, (酢酸エチル 1584,1515,1479,1421,1300, −ヘキサン) 1274,1080,1006, (CHCl3) 70d 2-OMe 4-OMe 6-OMe H 泡状物質 2957,2859,1672,1608,1591, 1514,1466,1418,1205,1152, 1123,1063,950,815,756,637 (CHCl3) 70e 2-OCH2CH2O-3 H H 泡状物質 2960,2932,1679,1474,1282, 1088,(CHCl3) 70f 3-OMe 4-OMe 5-OMe H 泡状物質 2961,2934,2874,2860,2842, 1683,1591,1572,1510,1464, 1423,1366,1324,1300,1154, 1130,1080,1004 (CHCl3) 70g 2-OMe 6-OMe H H 101 ℃ 3408,2961,2933,2873,2861, (塩化メチレン 2841,1677,1593,1571,1514, −ヘキサン) 1474,1438,1420,1397,1367, 1299,1274,1277,1252,1114, 1098,1039,891 (CHCl3) 70h 2-OMe H H H 102-104° 3475,3421,2960,2932,1679, (エーテル 1493,1466,1299,1031(CHCl3) −ヘキサン) 70i 2-OMe 4-OMe H H 泡状物質 2960,2933,1732,1678,1613, 1587,1506,1367,1290,1261, 1157,1037(CHCl3) ──────────────────────────────────── 上記表9中、Meはメチル基を示す。
【0994】(参考例71)N−(2−t−ブチル−5−アミノメチルフェニル)−
3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)オクタンア
ミド 参考例70で得られた化合物70e(1.33g、2.
27mmol)とアジ化ナトリウム295mg(4.5
4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド20ml
と水5ml溶液に触媒量のヨウ化ナトリウムを加え、室
温で30分間攪拌した。水で希釈し、酢酸エチルで抽出
して、抽出液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和
食塩水で順次洗浄した。乾燥後、溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーに付し、
ヘキサン−酢酸エチル(3:1)で溶出し、アジド体
1.12g(定量的収率)を無色泡状物質として得た。
アジド体1.12g(2.27mmol)のエタノール
25ml溶液に10%Pd−C触媒112mgを加え、
水素気流下6時間激しく攪拌した。触媒をセライトを用
いてロ過し、エタノールで触媒を洗浄した。ロ液と洗浄
液をあわせて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルを用いた
カラムクロマトグラフィーに付し、塩化メチレン−メタ
ノール(8:1)で溶出し、目的化合物913mg(収
率92%)を淡黄色泡状物質として得た。
【0995】IRスペクトル(CHCl3)cm -1 :3421,296
0,2933,2875,2862,1677,1596,1570,1512,1474,1456,142
2,1397,1379,1368,1367,1052,945,907,885. (参考例72)参考例70で得られた化合物70a〜7
0hを用いて参考例71と同様の方法によって目的物7
2a〜72fを得た。
【0996】
【化30】
【0997】
【表10】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IR スペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 72a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 泡状物質 2960,2934,1676,1601,1495, 1466,1420,1277,1097,1017. 72b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 泡状物質 3393,2960,2935,2873,1675, 1611,1571,1510,1480,1466, 1456,1440,1423,1400,1378, 1366,1317,1300,1182,1134, 1109,1080,1036,861(CHCl3) 72c 2-OMe 4-OMe 6-OMe H 泡状物質 3393,2960,1655,1608,1592, 1467,1456,1153,1124 72d 3-OMe 4-OMe 5-OMe H 泡状物質 2961,2934,2874,2861,2842, 1679,1591,1510,1476,1464, 1423,1365,1324,1153,1130, 1081,1004 (CHCl3) 72e 2-OMe 6-OMe H H 泡状物質 3394,2960,2934,2872,2861, 2841,1675,1593,1571,1511, 1474,1438,1422,1396,1367, 1296,1274,1177,1152,1115, 1098,1039,890,829 (CHCl3) 72f 2-OMe 4-OMe H H 泡状物質 2960,2933,1676,1613,1587, 1506,1467,1422,1290,1261, 1157,1037 (CHCl3) ──────────────────────────────────── 上記表10中、Meはメチル基を示す。
【0998】(参考例73)参考例66で得た置換フェ
ニルオクタン酸を用いて参考例6と同様の方法により目
的物73a〜73fを得た。
【0999】
【化31】
【1000】
【表11】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IRスペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 73a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 泡状物質 3420,2958,2934,1721,1681, 1496,1466,1438,1302,1273, 1125,1097,1016. 73b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 無色結晶 3252,2955,2931,2857,1724, 59.5〜60.5 1651,1511,1302,1207,1123, (エーテル− 1036,771. ヘキサン) 73c 2-OMe 3-OMe H H 泡状物質 3472,3427,2958,2934,1721, 1685,1476,1438,1302,1270, 1125. 73d 2-OCH2CH2O-3 H H 泡状物質 2957,2932,1721,1686,1470, 1439,1302,1270,1126,1068. 73e 2-OMe 6-OMe H H 泡状物質 3401,2958,2933,1720,1679, 1594,1474,1438,1303,1268, 1118. 73f 2-OMe H H H 泡状物質 3425,2958,1721,1682,1493, 1466,1438,1302,1269,1125,
1030. ──────────────────────────────────── 上記表11中、Meはメチル基を示す。
【1001】(参考例74)参考例73で得た化合物7
3a〜73b、73d〜73fを用いて参考例7と同様
の方法を用いて化合物74a〜74c、74e、74f
を得た。
【1002】
【化32】
【1003】
【表12】 ──────────────────────────────────── 参考例 R2a2b2c2d mp(℃) IRスペクトル(cm-1) 番 号 (再結晶溶媒) (測定溶媒) ──────────────────────────────────── 74a 2-OMe 3-OMe 4-OMe H 150〜151 ℃ 2961,2934,1730,1695,1496, (エーテル− 1466,1420, ヘキサン) 1298,1275,1097(CHCl3) 74b 2-OMe 4-OMe 5-OMe H 112.5〜113.5 ℃ 2960,2934,2873,2859,1695, (エーテル− 1612,1568,1510,1466,1300, ヘキサン) 1036. (CHCl3) 74c 2-OCH2CH2O-3 H H 174.5〜175.2 ℃ 2961,2932,2876,2862,1727, (酢酸エチル− 1695,1613,1596,1569,1510, ヘキサン) 1474,1456,1426,1367,1306, 1283,1166,1109,1088,1052 (CHCl3) 74e 2-OMe 6-OMe H H 無色泡状物質 2961,2933,1731,1694,1594, 1474,1437,1424,1271,1150, 1098. (CHCl3) 74f 2-OMe H H H 151〜153 ℃ 2961,2932,1730,1695,1493, (エーテル− 1467,1299,1272 (CHCl3) ヘキサン) ──────────────────────────────────── 上記表12中、Meはメチル基を示す。
【1004】(参考例75)N−[2−t−ブチル−5−ホルミルフェニル]−3−
(2,3,4−トリメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例68で得られた化合物68a(3.10g、6.
57mmol)をクロロホルム60mlに溶解し、二酸
化マンガン31.0gを加え1時間30分間攪拌した。
セライトを用いてロ過し、二酸化マンガンをジクロロメ
タンで数回洗浄した。ロ液と溶液を合わせ濃縮し得られ
た残渣をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で溶出し、
2.68g(収率87%)の目的化合物を泡状物質とし
て得た。
【1005】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2961,2934,
1699,1608,1570,1496,1466,1421,1298,1277,1097,1016. (参考例76)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボエトキシエチ
ル)フェニル]−3−(2,3−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド 55%油性水素化ナトリウム271mg(6.22mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド7ml懸濁液に
氷冷下ジエチルホスホノ酢酸エチルエステル1.23m
l(6.22mmol)を3分間で滴下した。室温にも
どし30分間攪拌し再び氷冷して参考例24で得られた
化合物1.37g(3.11mmol)のN,N−ジメ
チルホルムアミド6ml溶液を3分間で滴下した。室温
で1時間30分攪拌した後、酢酸メチルで希釈し水、飽
和食塩水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残渣を
エタノール20mlに溶かし、10%−パラジウム−炭
素触媒400mgを加え水素雰囲気下室温にて8時間攪
拌した。セライトを用いて触媒をロ過した後溶媒を留去
し残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー
に付しヘキサン−酢酸エチル(2:1)で溶出し目的化
合物を1.56g(収率98%)を油状物質として得
た。
【1006】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2961,2934,
1727,1678,1513,1479,1266,1074,1007. (参考例77)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボキシエチル)
フェニル]−3−(2,3−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド 参考例76で得られた化合物1.56g(3.05mm
ol)のエタノール15ml溶液に水酸化ナトリウム4
90mg(12.2mmol)の5ml水溶液を加え、
室温で13時間攪拌した。溶媒を留去し得られた残渣を
水に溶かしエーテルで洗浄した。水層を塩酸で酸性にし
た後、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。乾
燥後、溶媒を留去し残渣をシリカゲルを用いたカラムク
ロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン−メタノール
(10:1)で溶出し目的化合物を1.45g(収率9
8%)を泡状物質として得た。
【1007】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2933,2873,
1711,1678,1479,1431,1421,1273,1074,1006. (参考例78)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボエトキシエチ
ル)フェニル]−3−(2,3,4−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド 参考例75の化合物を用いて参考例76と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状物質として得
た。
【1008】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2961,2933,
1703,1640,1496,1466,1419,1297,1276,1181,1097. (参考例79)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボキシエチル)
フェニル]−3−(2,3,4−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド 参考例75の化合物を用いて参考例76と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状物質として得
た。
【1009】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3089,2960,
2934,1711,1676,1495,1466,1277,1097,1016. (参考例80)2−t−ブチル−5−(N,N−ジメチルカルバモイ
ル)−1−ニトロベンゼン 4−t−ブチル−3−ニトロ安息香酸を用い、メタノー
ルの代わりにジメチルアミン塩酸塩を用い、参考例4と
同様の方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【1010】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2938,1634,
1536,1401,1371,1097,841. (参考例81)2−t−ブチル−5−(N,N−ジメチルカルバモイ
ル)アニリン 参考例80で得られた化合物を用い参考例5と同様の方
法を用いることにより目的化合物を結晶として得た。
【1011】mp.186〜188℃ IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3505,3411,2972,1621,15
62,1491,1416,1398,1107. (参考例82)N−[2−t−ブチル−5−ホルミルフェニル]−3−
(2,4,5−トリメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例68dの化合物を用いて参考例75と同様の方法
を用いることにより目的化合物を泡状物質として得た。
【1012】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2963,2935,
1700,1610,1568,1499,1468,1423,1300,1280,1093,1014. (参考例83)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボエトキシエチ
ル)フェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフェ
ニル)オクタンアミド 参考例82の化合物を用いて参考例76と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状物質として得
た。
【1013】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2963,2929,
1705,1638,1642,1495,1468,1421,1296,1278,1179,1098. (参考例84)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボキシエチル)
フェニル]−3−(2,4,5−トリメトキシフェニ
ル)オクタンアミド 参考例83の化合物を用いて参考例77と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色泡状物質として得
た。
【1014】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2960,2935,
2860,1711,1678,1612,1568,1510,1466,1421,1132,1036. (参考例85)N−[2−t−ブチル−5−ホルミルフェニル]−3−
(2,6−ジメトキシフェニル)オクタンアミド 参考例68gの化合物を用いて参考例75と同様の方法
を用いることにより目的化合物を泡状物質として得た。
【1015】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:2934,2870,
1710,1675,1478,1432,1420,1275,1074,1003. (参考例86)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボエトキシエチ
ル)フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニル)
オクタンアミド 参考例85の化合物を用いて参考例76と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色油状物質として得
た。
【1016】IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3408,2960,
2933,2861,1728,1676,1593,1474,1374,1114,1041. (参考例87)N−[2−t−ブチル−5−(2−カルボキシエチル)
フェニル]−3−(2,6−ジメトキシフェニル)オク
タンアミド 参考例86の化合物を用いて参考例77と同様の方法を
用いることにより目的化合物を無色結晶として得た。
【1017】 mp.52〜53℃(ジクロロメタン−ヘキサン) IRスペクトル(CHCl3)cm-1:3402,3096,2960,2932,28
61,1711,1675,1593,1514,1474,1420,1115,1098,1039. (参考例88a及び88b)(−)−3−[2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘ
プタノイル]−4S−ベンジル−2−オキサゾリジノン
(参考例88aの化合物)及び(+)−3−[2−
(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタノイル]−4S
−ベンジル−2−オキサゾリジノン(参考例88bの化
合物) (i)2−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−ペン
チルマロン酸ジエチルエステル 55%油性水素化ナトリウム195mg(4.50mm
ol)のN,N−ジメチルホルムアミド5ml懸濁液を
氷冷し、2−(2,4−ジメトキシフェニル)マロン酸
ジエチルエステル(J.Heterocycl. Chem. 21,737(198
4))1.29g(4.34mmol)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド9ml溶液を2分間で滴下し、同温度で
20分間攪拌した。ペンチルブロミド1.1ml(8.
9mmol)を加え、室温で15分間、80℃で3時間
攪拌した後、再び氷冷し、反応液に飽和塩化アンモニウ
ム水溶液を加え反応を停止させた。酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1)で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次
洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ル100gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢
酸エチル−ヘキサン(1:3)で溶出するものを集め、
1.32g(収率83%)のジエステル誘導体を油状物
質として得た。
【1018】IRスペクトル(liquid film)cm-1:173
8,1613,1586,1507,1464,1366,1241,1210,1142,1038. (ii)2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタン酸 i)で得られた化合物1.30g(3.55mmol)
をエタノール20mlに溶解し、2N水酸化ナトリウム
水溶液10.0ml(20.0mmol)を加え、3時
間加熱還流した。エタノールを留去した後、1N塩酸を
加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をキ
シレン20mlに溶解し、80分間加熱還流した。室温
に冷却後、反応液をシリカゲル50gを用いるカラムク
ロマトグラフィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:3
〜1:1)で溶出するものを集め、805mg(収率8
5%)のカルボン酸誘導体を油状物質として得た。
【1019】IRスペクトル(liquid film)cm-1:170
3,1613,1590,1509,1464,1293,1266,1210,1160,1040. (iii) ii) で得られた化合物4.67g(17.5mm
ol)の塩化メチレン30ml溶液に、N,N−ジメチ
ルホルムアミド2滴、次いでオキサリルクロリド3.0
ml(34.5mmol)を加えて室温で1時間攪拌し
た。過剰の試薬及び溶媒を留去し、残渣に塩化メチレン
15mlを加えて溶解し酸塩化物の溶液を調製した。一
方、(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノン3.
13g(17.7mmol)のテトラヒドロフラン30
ml溶液を−78℃に冷却し、1.6Mブチルリチウム
ヘキサン溶液11.1ml(17.8mmol)を10
分間かけて滴下し、同温で25分間攪拌した。このよう
にして得られた溶液に上記の酸塩化物の塩化メチレン溶
液を10分間かけて滴下し、同温度で30分間、室温で
30分間攪拌した後、反応液に飽和塩化アンモニウム水
溶液を加え反応を停止させた。酢酸エチル−ヘキサン
(1:1)で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗
浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
250gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸
エチル−ヘキサン(3:7〜1:2)で溶出し、より極
性の低い分画から参考例88aの化合物を、より極性の
高い分画から参考例88bの化合物を得、分離できなか
った分画は、同じ方法でカラムクロマトグラフィーを2
回くり返し、それぞれ、4.14g(収率48%)およ
び、4.23g(収率49%)の目的物質をともに油状
物質として得た。
【1020】参考例88aの化合物: [α]D 25 −39.1°(CHCl3 ,C=1.5
0) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.86(3H,t,
J=6Hz),1.23-1.38(6H,m),1.69-1.81(1H,m),1.92-2.04(1
H,m),2.57(1H,dd,J=10Hz,13Hz),3.30(1H,dd,J=3Hz,13H
z),3.80(3H,s),3.82(3H,s),4.05-4.19(2H,m),4.67-4.76
(1H,m),5.18(1H,t,J=7Hz),6.46-6.50(2H,m),7.14-7.33
(6H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1:1784,1698,1613,1
507,1457,1383,1295,1210,1079,1038. 参考例88bの化合物: [α]D 25 80.7°(CHCl3 ,C=1.06) NMRスペクトル(270MHz,CDCl3)δppm :0.87(3H,t,
J=6Hz),1.23-1.41(6H,m),1.71-1.83(1H,m),1.99-2.11(1
H,m),2.78(1H,dd,J=10Hz,13Hz),3.35(1H,dd,J=3Hz,13H
z),3.79(6H,s),4.04-4.16(2H,m),4.58-4.67(1H,m),5.26
(1H,t,J=7Hz),6.43-6.49(2H,m),7.18-7.36(6H,m). IRスペクトル(liquid film)cm-1:1784,169
8,1613,1507,1457,1381,129
3,1210,1098,1038. (参考例89)(+)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
i)(−)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
タノール 参考例88aの化合物4.12g(9.68mmol)
のテトラヒドロフラン50ml溶液を氷冷し、水素化リ
チウムアルミニウム412mgのテトラヒドロフラン2
0ml懸濁液を1時間かけて滴下し、同温度で1時間攪
拌した。反応液に水0.4ml、15%水酸化ナトリウ
ム水溶液0.4ml、次いで、水0.8mlを順次滴下
した。室温で10分間攪拌した後、反応液をセライトを
用いロ過し、ロ液の溶媒を留去した。残渣をシリカゲル
150gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し酢酸
エチル−ヘキサン(1:2)で溶出するものを集め、
2.18g(収率89%)のアルコール誘導体を油状物
質として得た。
【1021】[α] 24 −12.8°(CHCl
3 ,C=1.01) IRスペクトル(liquid film)cm-1:1613,1588,1505,1
464,1289,1260,1208,1158,1136,1038. ii)(−)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
チルシアニド i)で得られた化合物2.01g(7.97mmol)
の塩化メチレン20ml溶液に、メタンスルホニルクロ
リド0.68ml(8.79mmol)を加えて氷冷
し、トリエチルアミン1.3ml(9.33mmol)
を2分間かけて滴下した。同温度で15分間攪拌した
後、水を加え、エーテルで抽出した。有機層を水、2N
塩酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥
した後、溶媒を留去した。残渣をN,N−ジメチルホル
ムアミド10mlに溶解し、シアン化ナトリウム611
mg(12.4mmol)及び15−クラウン−5
(0.80ml、4.0mmol)を加え、50℃で1
時間、さらに100℃で1時間反応させた。室温に冷却
後、水を加え、エーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲル150gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し
酢酸エチル−ヘキサン(1:10〜1:5)で溶出させ
純粋な分画を集めた。不純物を含んだ分画は、同じ方法
で、カラムクロマトグラフィーで精製し、1.58g
(収率75%)のニトリル誘導体を油状物質として得
た。
【1022】[α]D 24 −39.8°(CHCl3
C=1.02) IRスペクトル(liquid film)cm-1:2245,1613,1588,1
509,1464,1291,1208,1160,1134,1036. (iii) ii) で得られた化合物1.27g(4.86mm
ol)のエチレングリコール6ml溶液に、水酸化カリ
ウム1.00g(17.8mmol)を加え、2時間3
0分間窒素雰囲気下で加熱還流した。室温に冷却後、1
N塩酸を加え酸性とし、エーテルで抽出した。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、乾燥した後、溶媒を留去した。残
渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマトグラフ
ィーに付し酢酸エチル−ヘキサン(1:2)で溶出する
ものを集め、1.19g(収率87%)の目的化合物を
結晶として得た。
【1023】mp.51〜52℃(ペンタン) [α]D 29 6.4°(CHCl3 ,C=1.08) (参考例90)(−)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタン
i)(+)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
タノール 参考例88bの化合物を用い、参考例89のi)と同様
の方法によって、アルコール誘導体を油状物質として得
た。
【1024】 [α]D 26 13.2°(CHCl3 ,C=1.01) ii)(+)−2−(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプ
チルシアニド i)で得られた化合物を用い、参考例89のii)と同様
の方法によって、ニトリル誘導体を油状物質として得
た。
【1025】 [α]D 26 38.5°(CHCl3 ,C=1.01) (iii) ii) で得られた化合物を用い、参考例89のiii)
と同様の方法によって、目的化合物を油状物質として得
た。
【1026】 [α]D 25 −6.5°(CHCl3 ,C=1.00) (参考例91a)3−[2−メトキシ−4−(2−メトキシエトキシ)フ
ェニル]−5−メチルヘキサン酸 メチルエステル 参考例58bの化合物及び2−メトキシエチルブロミド
を用い、参考例45a−(i)と同様の方法によって目
的化合物を油状物質として得た。
【1027】IRスペクトル(liq film)cm -1:1738,1
612,1585,1506,1466,1452,1421,1367,1288,1261,1201,1
163,1126,1066,1036. (参考例91b)3−[2−メトキシ−4−(2−エトキシエトキシ)フ
ェニル]−5−メチルヘキサン酸 メチルエステル 参考例58aの化合物及び2−エトキシエチルブロミド
を用い、参考例45a−(i)と同様の方法によって目
的化合物を油状物質として得た。
【1028】IRスペクトル(liq film)cm -1:1738,1
612,1585,1506,1464,1452,1421,1367,1288,1261,1201,1
163,1122,1066,1038. (参考例92a)3−[2−メトキシ−4−(3−プロピルスルホニルプ
ロピルオキシ)フェニル]ヘプタン酸 参考例58bの化合物及び1,3−ジブロモプロパンを
用い、参考例45a−(i)と同様の方法によって3−
[4−(3−ブロモプロピルオキシ)−2−メトキシフ
ェニル]ヘプタン酸メチルエステル(油状物質)を得、
この化合物及びプロピルメルカプタンを用いることによ
り参考例51と同様の方法によって目的化合物を油状物
質として得た。
【1029】IRスペクトル(liq film)cm-1: 349
0,3260,1732,1709,1603,150
5,1304,1204,1129,1034 (参考例92b)3−[5−クロロ−2−メトキシ−4−(3−プロピル
スルホニルプロピルオキシ)フェニル]ヘプタン酸 参考例56bの化合物及び1,3−ジブロモプロパンを
用い、参考例45a−(i)と同様の方法によって3−
[5−クロロ−2−メトキシ−4−(3−ブロモスルホ
ニルプロピルオキシ)フェニル]ヘプタン酸メチルエス
テル(油状物質)を得、この化合物及びプロピルメルカ
プタンを用いることにより参考例51と同様の方法によ
って目的化合物を油状物質として得た。
【1030】IRスペクトル(liq film)cm-1: 3500,32
40,1709,1613,1507,1289,1200,1129,1038,970 (参考例93a)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−メトキシフェニル)−3−メチルブチルアルコール テトラブチルアンモニウムブロミド23.6g(73.
1mmol)のテトラヒドロフラン50ml溶液に1.
0Mイソブチルマグネシウムブロミド/テトラヒドロフ
ラン溶液55ml(55mmol)を加え直ちにドライ
アイス−アセトン浴で冷却して参考例40の化合物1
0.25g(36.5mmol)のテトラヒドロフラン
60ml溶液を30分間で滴下した。滴下後1.5時間
で徐々に反応温度を室温に戻し飽和塩化アンモニウム水
溶液を加え反応を終結させた。反応混合物をエーテルで
抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄した。乾燥
後、溶媒を留去し残渣をシリカゲル250gを用いるカ
ラムクロマトグラフィーに付しヘキサン−酢酸エチル
(3:1〜2:1)で溶出し6.81g(収率57%)
の目的化合物を油状物質として得た。
【1031】IRスペクトル(liq film)cm-1: 1615,158
6,1505,1464,1420,1368,1254,1190,1158,1096,1042 (参考例93b)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−メトキシフェニル)ブチルアルコール プロピルマグネシウムブロミドを用い、参考例93aと
同様の方法によって目的化合物を油状物質として得た。
【1032】IRスペクトル(liq film)cm-1: 1615,158
4,1505,1464,1418,1372,1256,1190,1158,1098,1040 (参考例93c)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−2
−メトキシフェニル)−2−メチルプロピルアルコール イソプロピルマグネシウムブロミドを用い、参考例93
aと同様の方法によって目的化合物を油状物質として得
た。
【1033】IRスペクトル(liq film)cm-1: 1615,158
4,1505,1464,1420,1368,1256,1190,1158,1094,1040 (参考例94a)3−(4−アセトキシメチル−2−メトキシフェニル)
−5−メチルヘキサン酸 参考例93aの化合物を用い、参考例41−(ii)乃至
(vi)と同様な方法によって目的化合物を油状物質とし
て得た。
【1034】IRスペクトル(liq film)cm-1: 1740,170
9,1615,1582,1509,1464,1422,1381,1366,1260 (参考例94b)3−(4−アセトキシメチル−2−メトキシフェニル)
ヘキサン酸 参考例93bの化合物を用い参考例41−(ii)−(v
i) と同様な方法によって目的化合物を油状物質として
得た。
【1035】IRスペクトル(liq film)cm-1:174
0, 1707, 1615, 1582, 150
9, 1464, 1422, 1379, 136
4, 1262, 1231 (参考例95a)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェ
ニル)−5−メチルヘキサンアミド 参考例94aの化合物を用い、参考例61と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【1036】IRスペクトル(film)cm-1: 1723,1653,1
613,1518,1509,1464,1437,1418,1366,1302,1252 (参考例95b)N−(2−t−ブチル−5−メトキシカルボニルフェニ
ル)−3−(4−ヒドロキシメチル−2−メトキシフェ
ニル)ヘキサンアミド 参考例94bの化合物を用い、参考例61を同様な方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【1037】IRスペクトル(film)cm-1:1723, 1657,
1653, 1613, 1514, 1437, 1416, 1366, 1302, 1252, 11
23 (参考例96)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキシフェニ
ル)ヘプタンアミド 参考例30iの化合物を用い、参考例31と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【1038】IRスペクトル (KBr)cm-1:3260, 1722,
1694, 1656, 1493, 1404, 1303, 1247, 1139, 1032 (参考例97)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシメチルフェニ
ル)−3−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキ
シフェニル)ヘプタンアミド 参考例30iの化合物を用い、参考例15と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【1039】IRスペクトル (KBr)cm-1:3318, 3263,
1732, 1655, 1519, 1494, 1403, 1303, 1248, 1139, 10
32 (参考例98)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−〔2−メトキシ−4−(2−メチル−1−オキソプロ
ピル)フェニル〕オクタンアミド 参考例63aの化合物及び塩化イソプロピルマグネシウ
ムを用い参考例93aと同様なグリニヤール反応を行
い、さらに64−ii,iii と同様の反応を行って目的化
合物を結晶として得た。
【1040】 mp132−134℃(ジクロロメタン−ヘキサン) IRスペクトル (KBr)cm-1:1722, 1684, 1663, 1609,
1570, 1517, 1504, 1466, 1413, 1256, 1207 (参考例99)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−(4−イソプロピルスルホニル−2−メトキシフェニ
ル)オクタンアミド 参考例30jの化合物を用い、参考例31と同様の方法
によって目的化合物を泡状物質として得た。
【1041】IRスペクトル(film)cm-1:1693, 1612,
1568, 1512, 1493, 1466, 1421, 1404, 1367, 1302, 12
65, 1138, 1032 (参考例100)N−(2−t−ブチル−5−カルボキシフェニル)−3
−〔2−メトキシ−4−(1−オキソブチル)フェニ
ル〕ヘキサンアミド 参考例63cの化合物及びn−プロピルマグネシウム
ブロミドを用い、参考例64aと同様の方法によって目
的化合物を泡状物質として得た。
【1042】IRスペクトル(film)cm-1:1723,
1682, 1651, 1609, 1570, 1
520, 1410, 1366, 1302, 12
50, 1123 以下に、製剤例及び試験例をあげて、具体的に説明す
る。
【1043】(製剤例1)(ハ−ドカプセル剤) 標準二分式ハ−ドゼラチンカプセルの各々に、100
mgの粉末状の実施例1の化合物、150 mgのラクト−
ス、50 mg のセルロ−ス及び6 mgのステアリン酸マグネ
シウムを充填することにより、単位カプセルを製造し、
洗浄後、乾燥する。
【1044】(試験例1) (方法)β−Very low density li
poprotein(β−VLDL)の調製:2%コレ
ステロール食を2週間負荷した日本白色種ウサギを1晩
絶食し、EDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸、最終
濃度、5mM)を抗凝固剤として採血を行った。得られ
た血漿より、HatchおよびLees等の方法[Ha
tch,FT.and Lees,RS.,Adv.L
ipid Res.,6,1−68,1968]に従
い、β−VLDL(d<1.006g/ml)を調製
し、150mM−NaClを含む10mMリン酸ナトリ
ウム緩衝剤(pH7.4)により透析して(4℃)実験
に使用した。
【1045】マクロファージの調製:マクロファージ
(Mφ)を、EdelsonおよびCohn等の方法
[Edelson,PJ.and Cohn,ZA.,
1976,in IN VITRO Methods
in Cell−Mediated and Tumo
r Immunity,eds.Bloon,BR a
nd David,JR.,(Academic,Ne
w York),330−340.]に従い、雌DDY
マウス(体重20−30g)の腹腔より生理食塩水(P
BS)を用いて集めた。これらをプールし、4℃、40
0xgで10分間遠心分離することによりMφを集めた
後、PBSを加え、再度遠心分離することにより、Mφ
を洗浄した。Mφを10%(vol/vol)子牛血清
(FCS),ペニシリン(100units/ml)及
びストレプトマイシン(100μg/ml)を含むDu
lbecco’s modified Eagle’s
培地(DMEM)に、細胞数が3×106 cells/
mlになるように懸濁した。この細胞懸濁液1mlずつ
を35×10mmのプラスチックのペトリ皿に接種し、
CO2 インキュベーター(5% CO2 /95% ai
r)に移し、37℃で2時間培養を行った。PBSで2
度洗浄を行った後、実験に使用した。
【1046】MφにおけるACAT阻害活性の測定:M
φにおけるACAT阻害活性はBrown等の方法[B
rown,MS.,Goldstein JL.,Kr
ieger,M.,Ho,YK.and Anders
on,RGW.(1979),J.Cell Bio
l.,82,597−613]に従って測定した。β−
VLDL(最終濃度:50μgコレステロール/m
l)、[14C]oleate/アルブミン(最終濃度:
0.2mMオレイン酸、0.6mg/mlアルブミン)
およびエタノールに溶解した試験化合物をMφに添加し
た後、CO2 インキュベーターで3時間培養した。細胞
をPBSを用いて3回洗浄した後、1mlのhexan
e/isopropanol(3:2,vol/vo
l)により脂質を抽出した。抽出物を窒素気流下で蒸発
乾固させた後、シリカゲル薄層クロマトグラフを用い、
ヘキサン:ジエチルエーテル:酢酸=85:15:1の
展開溶媒によりCholesteryl[14C]ole
ateを分画した。対照群と試験化合物添加群における
Cholesteryl[14C]oleate画分の放
射活性を比較することにより、ACAT活性の50%阻
害するのに必要な被検化合物の濃度IC50を算出した。
【1047】
【表13】 その結果、本発明の化合物は優れたACAT阻害活性を
有していた。
【1048】
【発明の効果】本発明の新規なアミド及び尿素誘導体
は、優れたACAT阻害活性を有し、且つ、よい経口吸
収性を有しているので、動脈硬化の予防剤及び/又は治
療剤として有用である。また、動脈硬化の予防剤及び/
又は治療剤の有効成分を製造するための中間体としても
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/36 AED A61K 31/36 AED C07C 231/12 C07C 231/12 237/22 9547−4H 237/22 237/42 9547−4H 237/42 237/52 237/52 255/57 255/57 275/28 9451−4H 275/28 275/34 275/34 275/42 9451−4H 275/42 317/42 317/42 317/44 317/44 323/44 323/44 323/62 323/62 C07D 317/58 C07D 317/58 317/60 317/60 319/20 319/20 C12N 9/99 C12N 9/99 (72)発明者 島田 神生 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 古源 寛 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 早川 市郎 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 石原 貞夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 古賀 貞一郎 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 北沢 栄一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 徳井 太郎 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)で示される化合物及びその薬
    理上許容される塩; 【化1】 上記一般式(I)において、 R1 は炭素数1乃至12個のアルキル基を示し、 R2a、R2b、R2c及びR2dは同一又は異なって、水素原
    子、炭素数1乃至12個のアルキル基、1乃至5個のフ
    ッ素原子で置換された炭素数1乃至4個のアルキル基、
    保護されていてもよい水酸基で置換された炭素数1乃至
    12個のアルキル基、式−(C=O)−B1 基[式中、
    1 は水素原子、炭素数1乃至12個のアルキル基、式
    −O−D基(式中、Dは水素原子又はカルボキシル基の
    保護基を示す)、アミノ基、炭素数1乃至12個のアル
    キルで置換されたモノ又はジアルキルアミノ基、置換基
    を有していてもよい1−ピロリジニル基、置換基を有し
    ていてもよい1−ピペリジニル基あるいは置換基を有し
    ていてもよい4−モルホリニル基を示す]、ニトロ基、
    炭素数1乃至4個のアルキルで置換されたモノ又はジア
    ルキルアミノ基、保護されていてもよい水酸基、炭素数
    1乃至10個のアルコキシ基、式−O−B2 −(C=
    O)−B1 基(式中、B1 は前述のものと同意義を示
    し、B2 は炭素数1乃至5個のアルキレン基を示す)、
    式−O−B2 −B3 基(式中、B2 は前述のものと同意
    義を示し、B3 は炭素数1乃至6個のアルキルオキシ
    基、炭素数1乃至6個のアルキルチオ基、炭素数1乃至
    6個のアルキルスルフィニル基、炭素数1乃至6個のア
    ルキルスルホニル基、炭素数1乃至6個のアルキルスル
    ホニルアミノ基を示す)、シアノ基、式−CH=N−O
    基(式中、B は水素原子又は炭素数1乃至4個
    のアルキル基を示す)、炭素数1乃至6個のアルキルチ
    オ基、炭素数1乃至6個のアルキルスルフィニル基、炭
    素数1乃至6個のアルキルスルホニル基、炭素数1乃至
    6個のアルキルスルホニルアミノ基、炭素数1乃至6個
    のアルキル基で置換されたモノ又はジアルキルアミノス
    ルホニル基又はハロゲノ基を示し、 あるいは、隣接するR2a及びR2bが一緒になって形成す
    る−O−(CH2 m −O−基(mは1乃至3の整数を
    示す)を示し、 R3 は炭素数1乃至6個のアルキル基を示し、 R4 は下記α群から選択される基[α群中、A1 は単結
    合、炭素数1乃至6個のアルキレン基又は炭素数2乃至
    6個のアルケニレン基を示し、A2 は炭素数1乃至6個
    のアルキレン基又は炭素数2乃至6個のアルケニレン基
    を示し、A3 は単結合、炭素数1乃至6個のアルキレン
    基又は炭素数2乃至6個のアルケニレン基を示し、R5a
    及びR5bは同一又は異なって、水素原子、炭素数1乃至
    4個のアルキル基又は式−A45c基(式中、A4 は単
    結合、炭素数1乃至6個のアルキレン基又は炭素数2乃
    至6個のアルケニレン基を示し、R5c基は炭素数1乃至
    4個のアルキルオキシ基、置換基を有していてもよいピ
    リジル基、置換基を有していてもよいピラジニル基、置
    換基を有していてもよいピラゾリル基、置換基を有して
    いてもよいイミダゾリル基、置換基を有していてもよい
    チアゾリル基又は置換基を有していてもよい1,2,4
    −トリアゾリル基を示す)を示すか、あるいは、R5a
    びR5bが一緒になって式−(CH2p1−(A5p2
    (CH2p3−で表わされる基(p1は1乃至2の整数
    を示し、p2は0乃至1の整数を示し、p3は1乃至2
    の整数を示し、A5 は酸素原子、イミノ基又は炭素数1
    乃至4個のアルキルイミノ基を示す)を示し、R6 は炭
    素数1乃至4個のアルキル基又は置換基を有していても
    よいフェニル基を示し、R7 は水素原子又は炭素数1乃
    至4個のアルキル基を示し、R8 は炭素数1乃至12個
    のアルキル基、保護されていてもよいカルボキシル基で
    置換された炭素数1乃至12個のアルキル基、1乃至5
    個のフッ素原子で置換された炭素数1乃至12個のアル
    キル基、炭素数1乃至10個のアルキルオキシ基、炭素
    数7乃至10個のアラルキルオキシ基、置換基を有して
    いてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいピリ
    ジル基、置換基を有していてもよいピリミジニル基、置
    換基を有していてもよいピペラジニル基、置換基を有し
    ていてもよいピペリジニル基、置換基を有していてもよ
    いピロリジニル基、置換基を有していてもよいモルホリ
    ニル基、置換基を有していてもよいピラジニル基、置換
    基を有していてもよいイミダゾリル基、置換基を有して
    いてもよいピラゾリル基、置換基を有していてもよいチ
    アゾリル基、置換基を有していてもよい1,2,4−ト
    リアゾリル基を示し、R9 及びR10は同一又は異なって
    炭素数1乃至4個のアルキル基を示すか、あるいは、一
    緒になって式−(CH2p4−基(式中、p4は2乃至
    4の整数を示す)又はオルトフェニレン基を示す]を示
    し、 nは0又は1を示す。 [α群] 【化2】
  2. 【請求項2】R1 がn−プロピル、イソプロピル、n−
    ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n
    −ヘキシル又はn−ヘプチルである請求項1に記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、隣接す
    る2つがメチレンジオキシ基又はエチレンジオキシ基で
    あり、他の2つが水素原子である請求項1乃至2に記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、2乃至
    3つがメトキシ基であり、他の1乃至2つが水素原子で
    ある請求項1乃至2に記載の化合物。
  5. 【請求項5】R2a、R2b、R2c及びR2dのうち、1つが
    メトキシ基であり、もう1つが水酸基であり、他の2つ
    が水素原子である請求項1乃至2に記載の化合物。
  6. 【請求項6】R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメ
    トキシ基、他の1つがエトキシ基であり、残りの2つが
    水素原子である請求項1乃至2に記載の化合物。
  7. 【請求項7】R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメ
    トキシ基であり、他の1つが1−ヒドロキシ−1−メチ
    ル、1−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシ−2−メ
    チルプロピル、1−ヒドロキシブチル又は1−ヒドロキ
    シ−3−メチルブチル基であり、残りの2つが水素原子
    である請求項1乃至2に記載の化合物。
  8. 【請求項8】R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメ
    トキシ基であり、他の1つがプロピオニル、2−メチル
    −1−オキソプロピル、ブチリル又は1−オキソ−3−
    メチルブチル基であり、残りの2つが水素原子である請
    求項1乃至2に記載の化合物。
  9. 【請求項9】R2a,R2b,R2c及びR2dのうち1つがメ
    トキシ基であり、他の1一つがイソプロピルスルホニ
    ル、イソブチルスルホニル又はブチルスルホニル基であ
    り、残りの2つが水素原子である請求項1乃至2に記載
    の化合物。
  10. 【請求項10】R3 がイソプロピル又はt−ブチル基で
    ある請求項1乃至9に記載の化合物。
  11. 【請求項11】R4 がカルバモイル、N−メチルカルバ
    モイル、カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチ
    ル、N−メチルカルバモイルメチル、2−N−メチルカ
    ルバモイルエチル、カルバモイルオキシメチル、シア
    ノ、シアノメチル、メチルスルホニルアミノメチル、エ
    チルスルホニルアミノメチル、アミノカルボニルアミノ
    メチル、(N−メチルアミノ)カルボニルアミノメチ
    ル、アセチルアミノカルボニル、プロピオニルアミノカ
    ルボニル、(2−メチルプロピオニル)アミノカルボニ
    ル、3−(ピリジル)アミノカルボニル又は、フタルイ
    ミドメチル基である請求項1乃至10に記載の化合物。
  12. 【請求項12】nが0である請求項1乃至11に記載の
    化合物。
  13. 【請求項13】請求項1から選択される下記化合物;N
    −[2−t−ブチル−5−(N’−メチルカルバモイル
    メチル)フェニル]−3−(2,3−メチレンジオキシ
    フェニル)オクタンアミド、N−[2−t−ブチル−5
    −(N’−メチルカルバモイルメチル)フェニル]−3
    −(2,3−ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N
    −(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3
    −(2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N
    −(2−t−ブチル−5−N′−メチルカルバモイルフ
    ェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニル)オクタ
    ンアミド、N−[2−t−ブチル−5−(カルバモイル
    メチル)フェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
    ル)オクタンアミド、N−[2−t−ブチル−5−
    (N’−メチルカルバモイルメチル)フェニル]−3−
    (2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N−
    [2−t−ブチル−5−[2−(N’−メチルカルバモ
    イル)エチル]フェニル]−3−(2,4−ジメトキシ
    フェニル)オクタンアミド、N−[2−t−ブチル−5
    −(カルバモイルオキシメチル)フェニル]−3−
    (2,4−ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N−
    (2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−
    (2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド、N−
    [2−t−ブチル−5−(N’−メチルカルバモイル)
    メチルフェニル]−3−(2,4−ジメトキシフェニ
    ル)ヘプタンアミド、N−(2−t−ブチル−5−カル
    バモイルフェニル)−3−(2,4−ジメトキシフェニ
    ル)ノナンアミド、N−(2−t−ブチル−5−カルバ
    モイルフェニル)−N’−[2−(2,4−ジメトキシ
    フェニル)ヘプチル]ウレア、N−[2−t−ブチル−
    5−(カルバモイル)フェニル]−3−(2,3,4−
    トリメトキシフェニル)オクタンアミド、N−[2−t
    −ブチル−5−カルバモイルフェニル]−3−(2,
    4,5−トリメトキシフェニル)オクタンアミド、N−
    (2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−
    [4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−2−メ
    トキシフェニル]オクタンアミド、N−(2−t−ブチ
    ル−5−カルバモイルフェニル)−3−[4−(1−ヒ
    ドロキシブチル)−2−メトキシフェニル]オクタンア
    ミド、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニ
    ル)−3−[4−(1−オキソブチル)−2−メトキシ
    フェニル]オクタンアミド、N−(2−t−ブチル−5
    −アセチルアミノカルボニルフェニル)−3−(2,4
    −ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N−[2−t
    −ブチル−5−(2−メチルプロパノイル)アミノカル
    バモイルフェニル]−3−[2,4−ジメトキシフェニ
    ル)オクタンアミド、N−(2−t−ブチル−5−プロ
    パノイルアミノカルボニルフェニル)−3−(2,4−
    ジメトキシフェニル)オクタンアミド、N−(2−t−
    ブチル−5−アセチルアミノカルボニルフェニル)−3
    −(2,4−ジメトキシフェニル)ヘプタンアミド、N
    −(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3
    −(4−エトキシ−2−メトキシフェニル)オクタンア
    ミド、N−[2−t−ブチル−5−(3−アミノ−3−
    オキソプロピル)フェニル]−3−(2,4,5−トリ
    メトキシフェニル)オクタンアミド、N−(2−t−ブ
    チル−5−カルバモイルフェニル)−3−(4−イソプ
    ロピルスルホニル−2−メトキシフェニル)オクタンア
    ミド、N−(2−t−ブチル−5−カルバモイルフェニ
    ル)−3−[4−(1−オキソ−2−メチルプロピル)
    −2−メトキシフェニル]オクタンアミド又はN−(2
    −t−ブチル−5−カルバモイルフェニル)−3−
    (2,4−ジメトキシフェニル)−6−メチルヘプタン
    アミド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999009002A1 (fr) * 1997-08-18 1999-02-25 Sankyo Company, Limited Derives de phenol

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