JP2005532292A - 新規化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、酵素Lp−PLAの阻害剤であり、治療、特にアテローム性動脈硬化症の治療において用いるための、式(I):
【化1】
Figure 2005532292

[式中、R、R、R、R、R、R、XおよびYは明細書の記載と同意義である]
で示される化合物に関する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ある種の新規ピリミドンおよびピリドン化合物、その製造方法、その製造に有用な中間体、それを含む医薬組成物および治療、特にアテローム性動脈硬化症の治療におけるその使用に関する。
WO95/00649(SmithKline Beecham plc)は、ホスホリパーゼA酵素であるリポ蛋白関連ホスホリパーゼA(Lp−PLA)、その配列、単離および精製、該酵素をコードする単離核酸、および該酵素をコードするDNAで形質転換した組換え宿主細胞を記載している。該酵素の阻害剤について示唆されている治療用途として、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、関節リウマチ、卒中、心筋梗塞、再灌流障害ならびに急性および慢性炎症が挙げられる。その後、同じグループはさらに、LDL−PLAと称される、この酵素を記載する発表をしている(Tew D et al, Arterioscler Thromb Vas Biol 1996:16;591-9)。後の特許出願(WO95/09921、Icos Corporation)および関連するNature(Tjoelker et al, vol 374, 6 April 1995, 549)は、基本的にLp−PLAと同じ配列を有する酵素PAF−AHを記載し、病理学上の炎症性事象を調節するための治療蛋白としての可能性のあることを示唆する。
Lp−PLAは、低密度リポ蛋白(LDL)のその酸化型への変換の間の、ホスファチジルコリンのリゾホスファチジルコリンへの変換に関与していることが明らかにされた。該酵素は、酸化型ホスファチジルコリンのsn−2エステルを加水分解して、リゾホスファチジルコリンおよび酸化的に修飾された脂肪酸を与えることが知られている。Lp−PLA作用の産物は共に、動脈壁内での単球由来のマクロファージ蓄積を促進する、単球走化性および内皮機能不全の誘発を含む、特に種々のプロアテローム発生活性を有する、リゾホスファチジルコリンと生物学的に活性である。したがって、Lp−PLA酵素の阻害は、これらのマクロファージに富む病変の形成を止め(リゾホスファチジルコリンおよび酸化型の遊離脂肪酸の形成の阻害によって)、それにより、アテローム性動脈硬化症の治療に有用であると予想される。
最近公開された研究(WOSCOPS−Packard et al, N. Engl. J. Med. 343 (2000) 1148-1155)は、酵素Lp−PLAのレベルは、冠状動脈の独立した危険因子であることを示している。
酸化的に修飾されたLDLのリゾホスファチジルコリン含量の増加もまた、アテローム性動脈硬化症患者において観察される内皮機能不全に関与していると考えられる。したがって、Lp−PLAの阻害剤は、この現象の治療において有益であることがわかった。Lp−PLA阻害剤は、また、糖尿病、高血圧、狭心症ならびに虚血および再灌流後を包含する内皮機能不全を示す他の病態において有用性を見出すことができた。
加えて、活性化された単球、マクロファージまたはリンパ球、これら細胞型はすべてLp−PLAを発現するので、Lp−PLA阻害剤もまた、その細胞型が関与するいずれの障害においても一般的な用途を有しうる。かかる障害の例として乾癬が挙げられる。
さらに、Lp−PLA阻害剤は、また、2つの有害な産物、リゾホスファチジルコリンおよび酸化的に修飾された脂肪酸を生産するためのLp−PLA活性に関連した脂質酸化が関与するいずれかの障害において一般的な用途を有しうる。かかる状態は、上記の状態、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、関節リウマチ、卒中、心筋梗塞、虚血、再灌流障害ならびに急性および慢性炎症を包含する。
特許出願WO96/12963、WO96/13484、WO96/19451、WO97/02242、WO97/217675、WO97/217676、WO96/41098およびWO97/41099(SmithKline Beecham plc)は、特に、酵素Lp−PLAの阻害剤である一連の、4−チオニル/スルフィニル/スルホニルアセチジノン化合物を開示している。これらは、不可逆性アシル化阻害剤である(Tew et al, Biochemistry, 37, 10087, 1998)。
この度、非アシル化阻害剤であるさらなる群の化合物が同定された。かくして、WO99/24420、WO00/10980、WO00/66566、WO00/66567、WO00/68208およびPCT/EP01/11562(本願の優先日には未公開)(SmithKline Beecham plc)は、ピリミドン化合物の群を開示している。PCT/EP01/11610(SmithKline Beecham plc)(本願の優先日には未公開)は、一群のピリドン化合物を開示している。この度、本発明者らは、ピリミドンおよびピリドン環骨格上のアミド窒素置換基を置換して、酵素Lp−PLAの阻害剤として良好な活性を有する化合物が得られることを見出した。
したがって、本発明は、式(I):
Figure 2005532292
[式中:
は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、NRCOR、CONR10、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキル、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシアリールおよびアリールC(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよいアリール基であり;
は、ハロゲン、C(1−3)アルキル、C(1−3)アルコキシ、ヒドロキシC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルチオ、C(1−3)アルキルスルフィニル、アミノC(1−3)アルキル、モノまたはジ−C(1−3)アルキルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルカルボニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキルカルボニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルスルホニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルカルボキシ、C(1−3)アルキルカルボキシC(1−3)アルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C(1−3)アルキルまたはヒドロキシC(1−3)アルキルであるか;あるいは
およびRは、それらが結合しているピリドンまたはピリミドン環炭素原子と一緒になって、縮合5または6員のカルボサイクリック環を形成するか;あるいは
およびRは、それらが結合しているピリドンまたはピリミドン環炭素原子と一緒になって、ハロゲン、C(1−4)アルキル、シアノ、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキル、C(1−4)アルコキシまたはC(1−4)アルキルチオまたはモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよい縮合ベンゾまたはヘテロアリール環を形成し;
は、各々、1個またはそれ以上のR11により置換されていてもよい、ベンズイミダゾールまたは5または6員のヘテロアリールから選択される置換基により置換されている(CHであり;
は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、NRCOR、CONR10、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルおよびモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリール環であり;
は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、C(1−6)アルキルスルホニル、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、CONR10、NRCOR、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルおよびモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシまたはC(5−10)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基によりさらに置換されていてもよい、アリールまたはヘテロアリール環であり;
およびRは、独立して、水素またはC(1−12)アルキル、例えばC(1−4)アルキル(例えば、メチルまたはエチル)であり;
およびR10は、同じであっても、異なっていてもよく、各々、水素またはC(1−12)アルキルから選択されるか、あるいはRおよびR10は、それらが結合している窒素と一緒になって、酸素、窒素および硫黄から選択される、1個またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有していてもよく、ヒドロキシ、オキソ、C(1−4)アルキル、C(1−4)アルキルカルボキシ、アリール、例えば、フェニルまたはアラルキル、例えばベンジル、例えば、モルホリンまたはピペラジンから選択される1または2個の置換基により置換されていてもよい5〜7員の環を形成し;
11は、ハロゲン、CF、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシC(1−6)アルキル、またはCF、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシもしくはハロゲンにより置換されていてもよいベンジルからなる群から選択され;
Xは、CHまたは窒素であり;
Yは、C(2−4)アルキレン基(メチルおよびエチルから選択される1、2または3個の置換基により置換されていてもよい)、CH=CHまたは(CHSであり;
nは1、2、3または4であり;
mは1または2である]
で示される化合物を提供する。
別の態様において、本発明は、Rが、ハロゲン、C(1−6)アルキル、トリフルオロメチルまたはC(1−6)アルコキシから選択される同じであっても、異なっていてもよい1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよい、アリール基である、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
アリール基である場合のRの代表的な例としては、フェニルが挙げられる。好ましくは、Rは、1、2、3または4個のハロゲン置換基、好ましくは、1〜3個のフルオロ、より好ましくは、2,3−フルオロまたは4−フルオロにより置換されていてもよいフェニルを含む。
別の態様において、本発明は、XがCHであり、RおよびRが、それらが結合しているピリドン環炭素原子と一緒になって、ハロゲン、C(1−4)アルキル、シアノ、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキル、C(1−4)アルコキシまたはC(1−4)アルキルチオ、またはモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよい、縮合ベンゾまたはピリド環を形成する、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
およびRである場合、RおよびRの代表例としては、それらが結合しているピリドン環炭素原子と一緒になって、非置換縮合ベンゾまたはピリド環を形成する。
別の態様において、本発明は、Xが窒素であり、RおよびRが、それらが結合しているピリミドン環炭素原子と一緒になって、ハロゲン、C(1−4)アルキル、シアノ、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキル、C(1−4)アルコキシまたはC(1−4)アルキルチオまたはモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよい、縮合5員カルボサイクリック(シクロペンテニル)またはベンゾ環を形成する、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
およびRである場合、RおよびRは、それらが結合しているピリミドン環炭素原子と一緒になって、非置換縮合ベンゾまたはシクロペンテニル環を形成する。
本発明の別の態様において、Rが、各々、さらに、1個またはそれ以上のR11により置換されていてもよい、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリルおよびピリジルにより置換されている、nが1〜4、例えば1〜3である(CHである、式(I)で示される化合物を提供する。好ましい化合物は、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリルまたはピリジル環が、非置換であるか、またはハロゲン例えば、クロロ、フルオロおよびブロモ、C(1−6)アルキル、例えばC(1−4)アルキル、およびC(1−6)アルコキシC(1−6)アルキルe.gC(1−3)アルコキシC(1−3)アルキルから選択される1または2個の置換基により置換されているものである。
の代表的な例としては、1−メチルイミダゾール−2−イル、ピリド−2−イル、1−メチルイミダゾール−4−イル、1−エチルイミダゾール−4−イル、1−イソプロピルイミダゾール−4−イル、1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−4−イルおよびテトラゾール−5−イルにより置換されているメチルが挙げられる。
の代表的な例としては、1−メチルイミダゾール−4−イル、2−メチルイミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、5−クロロベンズイミダゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−1−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、ピラゾール−1−イル、テトラゾール−5−イル、ピリド−2−イル、イミダゾール−4−イル、1−エチルイミダゾール−4−イル、1−イソプロピルイミダゾール−4−イルおよび1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−4−イル、4,5−ジクロロイミダゾール−1−イル、4,5−ジクロロ−2−メチルイミダゾール−1−イル、2−t−ブチルイミダゾール−l−イル、4−クロロ−2−メチルイミダゾール−l−イル、4−ブロモイミダゾール−l−イル、4−メチルイミダゾール−l−イルおよび4−クロロイミダゾール−l−イルにより2位で置換されているエチルが挙げあれる。
の代表的な例としては、イミダゾール−1−イル、1−メチルイミダゾール−2−イル、2−メチルイミダゾール−1−イル、1−メチルイミダゾール−4−イル、ピリド−2−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルイミダゾール−4−イル、1−イソ−プロピルイミダゾール−4−イルおよび1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−4−イルにより、3位で置換されているプロピル挙げられる。
好ましくは、Rは、2位で、1−メチルイミダゾール−4−イルにより置換されているエチルである。
別の態様において、本発明は、Rがフェニルまたはピリジルである、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
の代表的な例としては、フェニルが挙げられる。
別の態様において、本発明は、Rがモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキル、ハロゲンまたはC(1−6)アルキルにより置換されているフェニル、特にモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルにより置換されているフェニルである、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
の代表的な例としては、4位で、トリフルオロメチルにより置換されているフェニルが挙げられる。
好ましくは、RおよびRは、一緒になって、4−(フェニル)フェニルまたは2−(フェニル)ピリジニル置換基を形成し、そのうち遠く離れたフェニル環は、好ましくは4位で、トリフルオロメチルにより置換されていてもよい。
11の代表的な例としては、メチル、エチル、イソプロピル、tブチル、クロロ、ブロモおよびメトキシエチルが挙げられる。
別の態様において、本発明は、YがC(2−4)アルキレン基またはCHSである、上記した式(I)で示される化合物を提供する。
XがCHまたは窒素である場合、Yの代表的な例としては、CHSおよび(CHが挙げられる。
本発明は、上記した本発明の特別な態様のすべての組み合わせを範囲内に含むことは理解できるだろう。
本発明の化合物は、1つまたはそれ以上のキラル中心を含み、したがって、立体異性体を形成しうることは明らかだろう。本発明は、実質的に他の立体異性体を含まないように(すなわち純粋に)単離された個々の立体異性体として、あるいはラセミ修飾体を含むその混合物として、幾何異性体および光学異性体(例えば、ジアステレオマーおよびエナンチオマー)を含む、式(I)で示される化合物のすべての立体異性体を包含する。実質的に他の立体異性体を含まないように(すなわち純粋に)単離された個々の立体異性体は、他の立体異性体が10%より少なく、好ましくは1%より少なく、特に0.1%より少なく存在するように単離されることが好ましいだろう。
式(I)で示されるある種の化合物は、数種の互変異性体の一の形態で存在することができる。本発明は、個々の互変異性体として、あるいはその混合物として、式(I)で示される化合物のすべての互変異性体を包含することが理解できるだろう。
いくつかの例において、本発明の化合物は、置換基としてアミノ基のような塩基性官能基を含みうることは明らかだろう。かかる塩基性官能基は、酸付加塩、特に医薬上許容される塩を形成するために使用することができる。医薬上許容される塩は、Berge, Bighley, and Monkhouse, J. Pharm. Sci., 1977, 66, 1-19に記載されているものを含む。かかる塩は、無機および有機酸から形成することができる。その代表的な例としては、マレイン酸、フマル酸、安息香酸、アスコルビン酸、パーモ酸、コハク酸、ビスメチレンサリチル酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン酸、グリコール酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸、タウロコール酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸、シクロヘキシルスルファミン酸、リン酸および硝酸が挙げられる。
いくつかの例において、本発明の化合物は、置換基としてカルボキシ基を含みうることは明らかだろう。かかるカルボキシ基は、塩、特に医薬上許容される塩を形成するために使用することができる。医薬上許容される塩は、に記載されているものを含む。好ましい塩は、ナトリウムおよびカリウム塩のようなアルカリ金属塩を含む。
本明細書で用いられる場合、「アルキル」なる語および同様の用語、例えば「アルコキシ」は、すべての直鎖および分枝鎖異性体を含む。その代表的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソ−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが挙げられる。
本明細書で用いられる場合、「アリール」なる語は、特記しない限り、10個までの炭素原子をその環系に含有する単環式または二環式芳香族環系、例えば、フェニルまたはナフチルを意味する。
本明細書で用いられる場合、「ヘテロアリール」なる語は、酸素、窒素および硫黄から選択される4個まで、好ましくは1または2個のヘテロ原子を含む単環式または二環式ヘテロ芳香族環系をいう。各々の環は、4〜7個、好ましくは5または6個の環原子を有していてもよい。二環式ヘテロ芳香族環系は、カルボサイクリック環.を含みうる。
本明細書で用いられる場合、「ハロゲン」および「ハロ」なる語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素ならびに各々、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを含む。
本明細書で用いられる場合、「5員のヘテロアリール」なる用語は、下記:
Figure 2005532292
から選択されるヘテロアリールを意味する。
「6員のヘテロアリール」なる用語は、下記:
Figure 2005532292
から選択されるヘテロアリールを意味する。
本発明の化合物、特に式(I)で示される化合物は医薬組成物における使用が意図されるので、それらは各々、実質的に純粋な形態で、例えば、少なくとも50%の純度で、より適当には少なくとも75%の純度、好ましくは少なくとも95%の純度(%はwt/wtに基づく)で提供されることが理解できるだろう。式(I)で示される化合物の不純な調製物を、医薬組成物において用いられる、より純粋な形態を調製するために用いることができる。本発明の中間体化合物の純度はあまり重要ではないが、式(I)で示される化合物に関するのと同様に、実質的に純粋な形態が好ましいことは容易に理解できるだろう。好ましくは、可能である限り、本発明の化合物は結晶形態で得られる。
本発明の化合物のいくつかは、結晶化することが可能であるか、または有機溶媒から再結晶される場合、結晶化の溶媒が結晶生成物中に存在していてもよい。本発明は、かかる溶媒和物をその範囲内に包含する。同様に、本発明の化合物のいくつかは、水を含有する溶媒から結晶化または再結晶されてもよい。かかる場合、水和水が形成されうる。本発明は、化学量論量の水和物ならびに凍結乾燥のような過程によって生産されうる可変量の水を含有する化合物をその範囲内に包含する。加えて、異なる結晶化条件は、異なる多形態の形態の結晶生成物の形成をもたらしうる。本発明は、全ての多形態の形態の式(I)で示される化合物をその範囲内に包含する。
本発明の化合物は、酵素リポ蛋白関連ホスホリパーゼA(Lp−PLA)の阻害剤であり、それ自体、治療、特にアテローム性動脈硬化症の治療に有用であることが予想される。したがって、さらなる態様において、本発明は、治療に有用な式(I)で示される化合物を提供する。
式(I)で示される化合物は、Lp−PLAによるリゾホスファチジルコリン生産の阻害剤であり、したがって、内皮機能不全が関与するいずれかの障害、例えば、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、高血圧、狭心症ならびに虚血および再灌流後において一般的な用途を有する。加えて、式(I)で示される化合物は、酵素活性と関連した脂質酸化が関与するいずれかの障害、例えば、アテローム性動脈硬化症および糖尿病などの症状に加えて、関節リウマチ、卒中、アルツハイマー病などの脳の炎症、心筋梗塞、虚血、再灌流障害、敗血症ならびに急性および慢性炎症などの他の症状において一般的な用途を有しうる。
さらなる用途として、活性化された単球、マクロファージまたはリンパ球が関与する、これらすべての細胞型がLp−PLAを発現する、いずれの障害が含まれる。このような障害の例として乾癬が挙げられる。
したがって、さらなる態様において、本発明は、酵素Lp−PLAの活性に関連する病態を治療する方法であって、治療上有効量の該酵素の阻害剤を用いてその必要のある患者を治療することを含む方法を提供する。該病態は、単球、マクロファージまたはリンパ球の増加状況;リゾホスファチジルコリンおよび酸化型遊離脂肪酸の形成;Lp−PLA活性と関連した脂質酸化;または内皮機能不全に関連しうる。
本発明の化合物は、また、抗−高脂血症、抗−アテローム性動脈硬化症、抗−糖尿病、抗−アンギナ、抗−炎症または抗−高血圧剤あるいはLp(a)を低下させる薬剤と組み合わせて上記の病態の治療に有用でありうる。上記の例は、スタチンなどのコレステロール合成阻害剤、プロブコールなどの抗−酸化剤、インスリン感作剤、カルシウムチャネルアンタゴニスト、およびNSAIDのような抗−炎症薬を包含する。Lp(a)を低下させるための薬剤の例は、WO97/02037、WO98/28310、WO98/28311およびWO98/28312(Symphar SAおよびSmithKline Beecham)に記載されるアミノホスホネートを包含する。
好ましい組み合わせ治療は本発明の化合物とスタチンを用いるものであろう。スタチンは周知のコレステロール低下剤であり、アトルバスタチン(atorvastatin)、シンバスタチン(simvastatin)、プラバスタチン(pravastatin)、セリバスタチン(cerivastatin)、フルバスタチン(fluvastatin)、ロバスタチン(lovastatin)およびロスバスタチン(rosuvastatin)(S−4522またはZD4522とも称される、Astra Zeneca)を包含する。2つの薬剤は、実質的に同時または異なる時間に、内科医の指示にしたがって投与される。
冠動脈心疾患は糖尿病の主たる死因であるので、さらに好ましい組み合わせ治療は、本発明の化合物および抗−糖尿病剤またはインスリン感作剤の使用であろう。該クラス内で、本発明の化合物と一緒に使用するのに好ましい化合物は、PPARガンマアクチベーター、例えば、G1262570(Glaxo Wellcome)およびロジグリタゾン(rosiglitazone)(Avandia, SmithKline Beecham)、トログリタゾン(troglitazone)およびピオグリタゾン(pioglitazone)などのグリタゾン種の化合物を包含する。
治療用途において、本発明の化合物は、通常、標準的な医薬組成物において投与される。したがって、本発明は、さらなる態様において、式(I)で示される化合物および医薬上許容される担体、所望により1種またはそれ以上のスタチンまたは抗糖尿病薬などの他の治療薬を含む医薬組成物を提供する。
適当な医薬組成物は、経口または非経口投与に適合したもの、あるいは坐剤としてのものを包含する。
経口投与される場合に活性である式(I)で示される化合物は、液体、例えば、シロップ、懸濁液またはエマルジョン、錠剤、カプセルおよびロゼンジとして処方することができる。液体処方は、一般に、化合物または医薬上許容される塩の懸濁化剤、保存料、フレーバーもしくは着色料を含有する適当な液体担体、例えば、エタノール、グリセリン、非水性溶媒、例えば、ポリエチレングリコール、油、または水中における懸濁液または溶液からなるであろう。錠剤形態の組成物は、固体処方の調製に慣用的に使用されるいずれかの適当な医薬担体を用いて調製することができる。かかる担体の例は、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、ラクトース、シュークロースおよびセルロースを包含する。カプセルの形態の組成物は、慣例的なカプセル化手法を用いて調製することができる。例えば、活性材料を含有するペレットは標準的な担体を用いて調製することができ、ついで、ハードゼラチンカプセルに充填する;別法としては、いずれかの適当な医薬担体、例えば、水性ガム、セルロース、珪酸塩または油を用いて分散液または懸濁液を調製し、次いで、分散液または懸濁液をソフトゼラチンカプセルに充填する。典型的な非経口組成物は、式(I)で示される化合物の滅菌水性担体または非経口で許容される油、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、レシチン、アラキス油またはゴマ油中における溶液または懸濁液からなる。別法として、溶液を凍結乾燥し、ついで、投与の直前に適当な溶媒を用いて復元することができる。典型的な坐剤処方は、この方法で投与する場合に活性な式(I)で示される化合物を結合剤および/または滑沢剤、例えば、重合グリコール、ゼラチンまたはカカオバターまたは他の低融点植物油または合成ワックスまたは脂肪と共に含む。
好ましくは、組成物は錠剤またはカプセルのような単位投与形態である。経口投与のための各投与単位は、好ましくは、1〜500mg(非経口投与の場合、好ましくは0.1〜25mgを含有する)の式(I)で示される化合物を含有する。成人患者のための1日の投与計画は、例えば、1mg〜1000mg、好ましくは1mg〜500mgの式(I)で示される化合物の経口投与量、または0.1mg〜100mg、好ましくは0.1mg〜25mgの式(I)で示される化合物の静脈内、皮下または筋内投与量であってもよく、該化合物は1日につき1〜4回投与される。適当には、化合物は連続的な治療、例えば、1週間以上の期間で投与されるであろう。
式(I)で示される化合物は、式(II):
Figure 2005532292
[式中、X、Y、R、RおよびRは上記と同意義である]
で示される酸化合物を、式(III):
Figure 2005532292
[式中、R、RおよびRは、上記と同意義である]
で示されるアミン化合物と、アミド形成条件下で反応させることにより調製することができる。
適当なアミド形成条件は、当該分野でよく知られており、式(II)で示される酸を、式(III)で示されるアミンで、カップリング剤、例えば1−(3−ジメチル−アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(DEC)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、またはO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)およびジ−イソプロピルエチルアミンの存在下、非プロトン性溶媒、例えばジクロロメタンまたはジメチルホルムアミド中で処理することを含む。
式(III)で示されるアミンは、公知の化合物であるか、または文献の方法、例えば、適当な還元剤、例えばトリアセトキシボロヒドリドナトリウムまたはボロヒドリドナトリウムを用いる、適当なカルボニルおよびアミン前駆体間の還元アミノ化により調製することができることは、当業者には明らかだろう。かかる方法は、Richard Larock (VCH, 1989)による「Comprehensive Organic Transformations: a guide to functional group preparations」(出典明示により本明細書に組み入れる)に記載されている。
式(II)で示される化合物は、式(IV):
Figure 2005532292
[式中、X、Y、R、RおよびRは、上記と同意義であり、R12は、ベンジルまたはC(1−6)アルキル、例えばエチルまたはt−ブチルである]
で示される対応するエステルから、脱エステル化剤、例えば、R12がt−ブチルである場合にトリフルオロ酢酸、またはR12がエチルまたはベンジルである場合にジオキサン中の水酸化ナトリウムで処理することにより容易に調製することができる。
式(I)で示される化合物の合成全体を、下記スキームで説明する:
Figure 2005532292
XがCHであるスキームに関して、エステル(IV)は、通常は、(V)を、Lが脱離基(例えば、Br)であり、R12が上記と同意義である(VI)、例えばブロモ酢酸t−ブチルまたはブロモ酢酸エチルである(VI)を用いて、例えば、THF中のBuLi、N−メチルピロリジノン(NMP)中の水素化ナトリウムまたは二級または三級アミン、例えばジ−イソプロピルエチルアミンの存在下、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中でN−1アルキル化することにより調製することができる(工程c)。
別法として、XがCHであり、YがCHSであり、RおよびRが、それらが結合しているピリドン環炭素原子と一緒になって、縮合ベンゾ環を形成する場合、中間体(IV)は、工程(s)、(c)および(v):
(s)メルドラム酸(XXIII)を、低温で、水素化ナトリウムで、処理し、ついで、フェニルイソチオシアネートと反応させ、続いて、Lが脱離基であるRCH−Lで処理すること;
(c)上記した工程;
(v)上記した工程;
により、公知の出発物質から合成することができる。
XがCHであり、Yがアルキレンである場合、工程(m)、(h)および(c)(中間体(XVIII)、(XVII)および(V))または工程(n)および(p)(中間体(XIX)、(XX)、(XXI)):
(m)2−メチルピリジン(XVIII)を、THF中の、Lが脱離基であるR−Z−CH−L(XVI)および強塩基、例えばBuLiで処理することにより、例えばYがZCHCHである、2−アルキルピリジンの鎖を伸張すること;
(h)4置換ピリジンを、例えば、R14がClである(XVII)を、HClおよびジオキサンで処理するか、またはR14がオアリルである、例えば、水性エタノール中の(PhP)RhClを用いて脱保護することにより4−ピリドンに変換すること;
(c)上記した工程;
を用いることが好ましい。
別の経路において、3−エステル基は、R13がC(1−6)アルキルである中間体(XIX)から、R13がtBuであるジフェニルエーテル中で加熱することにより除去することができる(工程n);中間体(XIX)は、2,6−ジオキソ−1,3−オキサジン(XX)およびエステル(XXI)から、塩基、例えばDMF中のNaHまたはジクロロメタン中の1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エンで処理することにより形成される(工程p)。
公知の出発物質から(XX)を合成することは、工程(y)および(c):
(y)テトラヒドロフランまたはジクロロメタン中のアジドトリメチルシランで(XXVII)を処理すること;
(c)上記した工程;
により行うことができる。
Xが窒素であり、YがCHSである場合、工程(e)および(c)(中間体(IX)、(X)):
(e)チオエステル形成反応。(IX)を、好ましくは、エタノール、ジメチルホルムアミドまたはアセトンのような溶媒中、ナトリウムエトキシドまたは炭酸カリウムのような塩基の存在下、あるいは、ジクロロメタンのような溶媒中、二級または三級アミン塩基、例えばジ−イソプロピルエチルアミンの存在下、R−Lで、処理すること;
(c)上記した工程;
を用いることが好ましい。
Xが窒素であり、Yが(CHである場合、中間体(VII)を、中間体(VIII)(工程(d))と、標準的なピリミドン環形成条件下、ベンゼンのような溶媒中で反応させることが好ましい。
すべての他の出発物質および中間体は、公知の化合物であるか、または文献の方法、例えばRichard Larock (VCH, 1989)の「Comprehensive Organic Transformations: a guide to functional group preparations」(出典明示により本明細書に組み入れる)に記載の方法により調製することができることは、当業者には明らかだろう。
また、式(I)で示される化合物は、別の式(I)で示される化合物から、慣用的な相互変換法を用いて調製することができることは明らかだろう。かくして、別の式(I)で示される化合物を相互変換することによる式(I)で示される化合物の製造方法は、本発明のさらなる態様を構築する。
式(I)で示される化合物の製造に用いられる中間体の保護誘導体を用いることが望ましいことは、当業者には明らかだろう。かくして、上記方法は、所望の化合物を得るために、中間工程または最終工程として脱保護する必要がありうる。かくして、他の方法により、式(I)で示される化合物は、式(I)で示される化合物の保護誘導体を反応に付して、存在する保護基または基を除去することにより調製することができ、これは本発明のさらなる態様を構築する。
官能基の保護および脱保護は、慣用的な手段により行うことができる。かくして、ヒドロキシル基は、いずれの慣用的なヒドロキシル保護基、例えば、Protective Groups in Organic Chenistry, Ed, J F.W. McOmie (Plenum Press, 1973)またはProtective Groups in Organic Synthesis by Theodora W. Green (John Wiley and Sons, 1991)(出典明示により本明細書に組み入れる)に記載のものを用いて保護することができる。
適当なヒドロキシル保護基の例としては、アルキル(例えば、t−ブチルまたはメトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル、ジフェニルメチルまたはトリフェニルメチル)、ヘテロサイクリック基、例えばテトラヒドロピラニル、アシル(例えば、アセチルまたはベンゾイル)およびシリル基、例えば、トリアルキルシリル(例えば、t−ブチルジメチルシリル)から選択される基を含む。ヒドロキシル保護基は、慣用的な方法により除去することができる。かくして、例えば、アルキル、シリル、アシルおよびヘテロサイクリック基は、加溶媒分解により、例えば、酸または塩基条件下で加水分解することにより除去することができる。アラルキル基、例えば、トリフェニルメチルは、同様に、加溶媒分解、例えば、酸条件下での加水分解により除去することができる。アラルキル基、例えば、ベンジルは、貴金属触媒、例えば炭素担持パラジウムの存在下で水素化分解することにより開裂することができる。
本発明を以下の実施例により説明する。
実施例
中間体および実施例の構造および純度は、以下に明示していない場合でも、1H−NMRおよび(ほぼすべてのケースにおいて)質量スペクトルにより確認した。
中間体A1 4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ベンズアルデヒド
Figure 2005532292
上部スターラー、コンデンサーおよびアルゴン注入口/排気口を備えた、3Lの3つ首フラスコを、4−トリフルオロ−メチルベンゼンボロン酸(90.0g、0.474mol)、4−ブロモベンズアルデヒド(83.29g、0.450mol)および1,2−ジメトキシエタン(1.3L)、ついで、2Mの炭酸ナトリウム水溶液(474mL)および酢酸パラジウム(5.32g、0.0237mol)で満たした。撹拌混合物を、アルゴン雰囲気下で4時間加熱還流し、ついで、16時間にわたって室温に冷却した。反応混合物を、ハイフロ(hyflo)で濾過した。濾液を飽和ブラインで希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合した抽出物を、硫酸マグネシウムで乾燥し、ハイフロで濾過し、得られた透明で橙色の濾液を蒸発させて固体(約120g、粗)とした。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、石油エーテル中、10〜50%のジクロロメタン、10%工程)に付して、白色固体を得、これを煮沸したヘキサン(500mL)中に溶解した。最終的には氷で結晶化し、固体として標題化合物を得、これを濾過し、氷冷したヘキサンで洗浄し、乾燥(86.33g、77%)した。H−NMR(CDCl)δ7.77−8.03(8H,m)、10.09(1H,s)。
中間体A2− 4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンゾニトリル
Figure 2005532292
4−トリフルオロメチルベンゼンボロン酸および4−ブロモベンゾニトリルを用いて中間体A1の方法により調製した。H−NMR(DMSO)δ7.99−7.94(6H,m)7.86(2H,d);MS(APCI+)実測値(M+1)=248、C14NF計算値247。
中間体A3− 4−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンジルアミン塩酸塩
Figure 2005532292
無水エタノール(5l)および濃塩酸(200ml)中の中間体A2(96.7g、0.39mol)の溶液に、10%の炭素担持パラジウム(30.0g、54%HOペースト)を加えた。混合物を50psiで、16時間撹拌した。さらに、10%の炭素担持パラジウム(25.0g、54%HOペースト)を加え、混合物を、50psiで、さらに16時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、溶媒を蒸発させ、標題化合物の塩酸塩を、クリーム状固体(102.5g、91%)として得た。H−NMR(DMSO)δ8.61(3H,s)、7.93(2H,d)、7.83(2H,d)、7.80(2H,d)、7.65(2H,d)、4.08(2H,s);MS(APCI+)実測値(M−NH)=235、C1412N計算値251。
中間体A4− N(2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
乾燥ジメチルホルムアミド(10ml)中の2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチルアミンジヒドロクロライド(1.59g)およびジイソプロピルエチルアミン(2.45ml)の溶液に、乾燥THF(80ml)中の中間体A1(1.67g)、ついで、乾燥した4Åモレキュラーシーブス(12g)を加えた。混合物を、0.5時間ゆっくりと撹拌し、室温で16時間静置した。溶液を濾過し、減圧下で蒸発させて、黄色油を得、これを、エタノール(50ml)中に溶解し、ボロヒドリドナトリウム(0.253g)を、窒素雰囲気下で滴下した。ガスが激しく発生した。4.5時間後、混合物を減圧下で蒸発させ、残渣を水で処理し、2Mの水酸化ナトリウムで塩基性化して、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を、希ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて白色固体を得た。固体を、5〜15%の2Mのメタノール中アンモニア:酢酸エチルを用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付して、所望の生成物(1.32g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.79(2H,t)、2.97(2H,t)、3.62(3H,s)、3.88(2H,s)、6.66(1H,s)、7.34(1H,s)、7.43(2H,d)、7.55(2H,d)、7.68(4H,br.s);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)360;C2020計算値359。LC/MS純度=100%。
中間体A5− N(1−メチルイミダゾール−2−イル)メチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
乾燥ジクロロメタン(50ml)中の1−メチルイミダゾール−2−イルカルボキシアルデヒド(0.5g)、トリエチルアミン(0.633ml)、中間体A3(1.3g)および乾燥した4Åモレキュラーシーブス(12g)の混合物を、窒素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。溶液を濾過し、減圧下で蒸発させて桃色固体を得、これをエタノール(100ml)中に溶解し、ボロヒドリドナトリウム(0.258g)を、窒素雰囲気下で滴下した。激しくガスが発生した。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、混合物を減圧下で蒸発させ、残渣を水で処理し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮して白色固体を得た。この固体を、酢酸エチル:シクロヘキサン、酢酸エチル、ジクロロメタンおよびメタノール:ジクロロメタンの勾配溶出を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより所望の生成物(1.09g)を得た。H−NMR(CDCl)δ3.66(3H,s)、3.88(2H,s)、3.90(2H,s)、6.84(1H,d)、6.95(1H,d)、7.45(2H,d)、7.57(2H,d)、7.68(4H,br.s);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)346;C1918計算値345。
中間体A6− 2−(2−メチルイミダゾール−1−イル)エチルアミン臭化水素酸塩
Figure 2005532292
乾燥アセトニトリル(20ml)中の細かく砕いた水酸化ナトリウム(5.76g)に、2−メチルイミダゾールを加え、混合物を室温で撹拌した(わずかに発熱反応が見られた)。硫酸水素テトラブチルアンモニウム(0.54g)および2−クロロエチルアミン塩酸塩(4.99g)を、褐色混合物に加えた。さらにアセトニトリル(20ml)を加え、混合物を窒素雰囲気下で16時間還流し、ついで、この時点で大量の固体が沈殿した。混合物を冷却し、固体を濾過することにより、アセトニトリルで洗浄した。合したアセトニトリル層を、減圧下で蒸発させて油を得、これをエタノール(40ml)中に溶解し、48%の臭化水素酸(5ml)を4℃で撹拌しながら加えた。結晶化した白色固体を濾過し、エタノールでよく洗浄し、乾燥した。これにより所望の生成物(3.09g)を得た。H−NMR(DMSO)δ2.31(3H,s)、3.13(2H,t)、4.08(2H,t)、6.81(1H,br.s)、7.12(1H,br.s)。
同様に、中間体A6の方法により以下のものを調製した:
Figure 2005532292
同様に、3−クロロプロピルアミン塩酸塩を用いて、中間体A6の方法で調製した:
中間体A7−3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)プロピルアミン臭化水素酸塩
Figure 2005532292
中間体A8− 3−(ピリド−2−イル)−N−(4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチル)プロプ−2−エン酸アミド
Figure 2005532292
乾燥ジメチルホルムアミド(2.5ml)中の中間体A3(0.193g)および3−(ピリド−2−イル)プロプ−2−エン酸(0.10g)の混合物に、ジイソプロピルエチルアミン(0.467ml)およびO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(0.357g)を、室温で撹拌しながら加えた。混合物を、さらに2.5時間撹拌し、一晩静置した。溶媒を、減圧下で蒸発させ、残渣を、ジクロロメタンおよび水間で分配した。水層を、さらにジクロロメタンで抽出し、合した有機層を、1Mの水酸化ナトリウム、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で蒸発させて固体を得、これを、シクロヘキサン:酢酸エチル〜メタノール:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより、所望の生成物(0.255g)を得た。H−NMR(DMSO)δ4.48(2H,d)、7.16(1H,d)、7.34−7.40(1H,m)、7.44(2H,d)、7.52(1H、d)、7.60(1H,d)、7.73(2H,d)、7.77−7.93(5H,m)、8.62(1H,d)、8.88(1H,t);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)383;C2217O計算値382。LC/MS純度=100%。
中間体A9− 3−(ピリド−2−イル)−N−(4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチル)プロピオンアミド
Figure 2005532292
10%の炭素担持パラジウム(0.03g)を含有するエタノール(20ml)中の中間体A8(0.251g)の溶液を、室温、大気圧下で水素化した。5時間後、溶液を濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチル〜メタノール:酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより、所望の生成物(0.225g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.76(2H、t)、3.17(2H,t)、4.47(2H,d)、6.80(1H,br.m)、7.10−7.16(1H,m)、7.22(1H,d)、7.28(2H,d)、7.52(2H,d)、7.62(1H,txd)、7.64−7.72(4H,m)、8.46(1H,d);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)385;C2219O計算値384。LC/MS純度=100%。
中間体A10− N−(3−(ピリド−2−イル)プロピル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
乾燥テトラヒドロフラン(15ml)中の中間体A9(0.5g)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で、1Mのボラン・THF複合体(6.5ml)を滴下した。得られた溶液を、室温で0.5時間撹拌し、ついで、2時間還流した。冷却した後、混合物を、酢酸エチルおよび水間で分配した。水層を、さらに酢酸エチルで抽出し、合した有機層を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発させた。このように得られた油をTHF(5ml)中に溶解し、1Mの水酸化ナトリウム(1.5ml)を加え、混合物を48時間加熱還流した。冷却した後、残渣を、ジクロロメタン(×2)および水間で分配し、合した有機層を、さらに水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で蒸発させて固体を得、これを、シクロヘキサン:酢酸エチル、酢酸エチル、〜メタノール:ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより所望の生成物(0.413g)を得た。H−NMR(CDCl)δ1.98(2H,m)、2.73(2H,t)、2.87(2H,t)、3.85(2H,s)、7.07−7.18(2H,m)、7.43(2H,d)、7.50−7.65(3H,m)、7.68(4H,m)、8.52(1H,d);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)371;C2221計算値370。
中間体A11− N−(2−(テトラゾール−5−イル)エチルベンズアミド
Figure 2005532292
N−(2−シアノエチル)ベンズアミド(6.97g)、アジドナトリウム(2.73g)および塩化アンモニウム(2.35g)の混合物を、乾燥ジメチルホルムアミド(35ml)中に溶解し、撹拌混合物を120℃(油浴温度130℃)に加熱した(Rocz. Chem. 1971, 45(6), 967-980)。16時間後、混合物を冷却し、固体残渣を、2Mの塩酸(80ml)でトリチュレートし、濾過し、水でよく洗浄し、乾燥した。これにより所望の生成物(6.84g)を得た。H−NMR(DMSO)δ3.16(2H,t)、3.63(2H,q)、7.43−7.57(3H,m)、7.43(2H,d)、7.77−7.83(2H,m)、8.65(1H,br.t);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)218;C1011O計算値217。LC/MS純度=100%。
同様に、N−シアノメチルベンズアミドから調製した:
中間体A12− N−(テトラゾール−5−イルメチル)ベンズアミド
Figure 2005532292
中間体A13− 2−(テトラゾール−5−イル)エチルアミン塩酸塩
Figure 2005532292
中間体A11(6.0g)および濃塩酸(40ml)を、24時間還流した。0℃に数時間冷却した後、沈殿した固体を濾過し、濾液をジエチルエーテル(×2)で抽出した。水層を、減圧下で蒸発させて固体を得、これをエタノールでトリチュレートし、濾過し、乾燥した。これにより所望の生成物(3.45g)を得た。H−NMR(DMSO)δ3.1−3.6(br.)。
同様に、中間体A12から調製した:
中間体A14−テトラゾール−5−イルメチルアミン塩酸塩
Figure 2005532292
中間体A15− N−(2−(テトラゾール−5−イル)エチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
メタノール(10ml)中の中間体A13(1.0g)およびジイソプロピルエチルアミン(1.22ml)の混合物を、加温しながら撹拌し、冷却し、減圧下で蒸発させた。残渣を乾燥ジクロロメタン(50ml)中で撹拌し、さらに、ジイソプロピルエチルアミン(1.22ml)を加えた。混合物を減圧下で蒸発させ、乾燥ジメチルホルムアミド(10ml)、ついで、中間体A1(1.67g)、ついで、テトラヒドロフラン(80ml)、ついで、乾燥した4Åのモレキュラーシーブス(10g)を加えた。室温で16時間後、混合物を濾過し、減圧下で蒸発して黄色油を得、これをエタノール(50ml)中に溶解し、ボロヒドリドナトリウム(0.253g)を、窒素雰囲気下で滴下した。ガスが激しく発生した。16時間後、混合物を減圧下で蒸発させ、残渣を水で処理し、2Mの塩酸でpH6〜7に塩基性化した。このように形成した白色固体を濾過し、メタノールと撹拌し、再び濾過し、乾燥して、所望の化合物(1.54g)を得た。H−NMR(DMSO)δ3.05(2H,t)、3.15(2H,t)、4.16(2H,s)、7.59(2H,d)、7.77−7.86(4H,m)、7.93(2H,d);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)348;C1716計算値347。LC/MS純度=100%。
中間体A16− N−(テトラゾール−5−イルメチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
中間体A14から、中間体A15の方法により調製した。
中間体A17− 3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)プロピオン酸エチルエステル
Figure 2005532292
3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)プロプ−2−エン酸エチルエステルから、中間体A9の方法により調製した。
中間体A18− 3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン−1−オール
Figure 2005532292
乾燥テトラヒドロフラン(10ml)中ジエチルエーテル(5.75ml)中の1Mの水素化アルミニウムリチウムの溶液を、氷浴で、窒素雰囲気下で撹拌し、乾燥THF(10ml)中の中間体A17(1.047g)の溶液を滴下した。得られた混合物を、21℃に2時間にわたって加温した。混合物を氷浴で冷却し、注意深く、水(0.43ml)、1Mの水酸化ナトリウム(0.29ml)およびさらに水(0.66ml)で処理した(沸騰に注意)。混合物を、0.33時間撹拌し、濾過し、固体をさらにTHFで洗浄した。合した濾液を、減圧下で蒸発して所望の生成物(0.743g)を得た。H−NMR(CDCl)δ1.8−2.0(2H,m)、2.65(2H,t)、3.56(3H,s)、3.73(2H,t)、6.78(1H,s)、7.37(1H,s)。
中間体A19− 3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)プロピオンアルデヒド
Figure 2005532292
乾燥ジクロロメタン(15ml)中の塩化オキサリル(0.553ml)の溶液を、窒素雰囲気下で撹拌し、−78℃に冷却した。ジクロロメタン(10ml)中の無水ジメチルスルホキシド(0.9ml)を滴下し、混合物を0.25時間撹拌した。乾燥ジクロロメタン(10ml)中の中間体A18(0.740g)の溶液を滴下し、0.5時間撹拌した。トリエチルアミン(3.68ml)を混合物中に加え、これを21℃に3.5時間にわたって加温した。水を加え、有機相を分離した。水層を、さらに、ジクロロメタンで抽出し、合した有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去して、残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチル、酢酸エチル、〜メタノール:ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより所望の生成物(0.455g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.87(4H,s)、3.58(3H,s)、6.77(1H,s)、7.43(1H,d)、9.85(1H,s)。
中間体A20− 2−エチル−5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−c]ピリミジン−2−イウムヨウダイド
Figure 2005532292
乾燥アセトニトリル(1.3g)中の7,8−ジヒドロ−6H−イミダゾ[1,5−c]ピリミジン−5−オンの懸濁液を、室温で撹拌し、ヨウ化エチル(2.27ml)を加えた。混合物を16時間還流し、冷却した後、固体を濾過し、アセトニトリルで洗浄し、乾燥した。これにより所望の生成物(2.08g)を得た。H−NMR(DMSO)δ1.43(3H,t)、3.02(2H,t)、3.43−3.52(2H,m)、4.24(2H,q)、7.70(1H,s)、9.03(1H,br.s)、9.72(1H,s)。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A22− 2−(2−メトキシエチル)−5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−c]ピリミジン−2−イウムブロマイド
Figure 2005532292
乾燥アセトニトリル(1.3g)中の7,8−ジヒドロ−6H−イミダゾ[1,5−c]ピリミジン−5−オンの懸濁液を、室温で撹拌し、2−メトキシエチルブロマイド(2.67ml)を加えた。混合物を16時間還流し、冷却した後、溶媒を減圧下で除去し、残渣をジエチルエーテルでトリチュレートした。残った油を、減圧下で乾燥して、標題化合物を得た。H−NMR(DMSO)δ3.03(2H,t)、3.45−3.52(2H,m)、3.73(2H,t)、3.28(3H,s)、4.41(2H,t)、7.65(1H,br.s)、9.06(1H,br.s)、9.69(1H,s)。
中間体A23− N−(2−(1−エチルイミダゾール−4−イル)エチル)4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
中間体A20および6M塩酸(20ml)の混合物を8時間加熱還流し、冷却した。減圧下で蒸発させた後、残渣を水に溶解し、ジクロロメタンで抽出した。水層を、減圧下で蒸発させ、IRA400(OH)カラムに通し、減圧下で蒸発させて、油(0.82g)を得た。この物質をジクロロメタン(100ml)中に溶解し、中間体A1(1.147g)、ついで、4Åの乾燥モレキュラーシーブス(12g)を加えた。混合物を撹拌し、ついで、3時間静置した。混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去した。これにより固体を得、エタノール(25ml)中に溶解し、ボロヒドリドナトリウム(0.223g)を、窒素雰囲気下で、撹拌しながら加えた。穏やかにガスが発生した。室温で16時間後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を水で処理し、2Mの水酸化ナトリウムで塩基性化し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を、希ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、5〜15%のメタノール:酢酸エチルを用いるシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製して、所望の化合物(0.92g)を得た。H−NMR(CDCl)δ1.43(3H,t)、2.79(2H,t)、2.97(2H,t)、3.87(2H,q)、3.93(2H,q)、6.70(1H,s)、7.36−7.45(3H,m)、7.55(2H,d)、7.67(4H,br.s);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)374;C1716計算値373。LC/MS純度=100%。
以下を同様に調製した:
中間体A24−N−(2−(1−イソプロピルイミダゾール−4−イル)エチル)4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン
Figure 2005532292
中間体A25− 2−(1−(2−メトキシエチル)−イミダゾール−4−イル)エチルアミン
Figure 2005532292
中間体A22(2.18g)、ジイソプロピルエチルアミン(2.75ml)およびtert−ブチルアルコールの混合物を48時間還流し、冷却し、溶媒を減圧下で除去した。残渣を、ジクロロメタン中に溶解し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去して油を得、これを、2〜8%のメタノール:ジクロロメタンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより透明な油を得、これを、ゆっくりと結晶化した(0.71g)。この物質を、ジクロロメタン(10ml)中に溶解し、撹拌しながら、トリフルオロ酢酸(2ml)を加えた。1時間後、溶媒を減圧下で除去した。ジエチルエーテルを加え、減圧下で除去した。残渣を、水で溶出するIRA400(OH)カラムに通した。水を減圧下で除去し、残渣を、エタノール中に溶解し、溶媒を減圧下で蒸発させた。このように形成した固体を減圧下で形成して、標題化合物(0.36g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.69(2H,t)、2.99(2H,br.t)、3.34(3H,s)、3.62(2H,q)、4.03(2H,q)、6.75(1H,s)、7.43(1H,s)。
中間体A26− 1−メチルイミダゾール−4−カルボキシアルデヒド
Figure 2005532292
乾燥テトラヒドロフラン(60ml)中のイミダゾール−4−カルボキシアルデヒド(1.0g)の撹拌懸濁液に、窒素雰囲気下、室温で、水素化ナトリウム(油中60%懸濁液、0.437g)を滴下した。懸濁液を、発泡が収まるまで撹拌した。THF(10ml)中のヨウ化メチル(0.65ml)の溶液を滴下し、得られた反応物を21℃で4時間撹拌した。メタノールを加え、混合物を減圧下で蒸発させて黄色油を得、これを、シクロヘキサン:酢酸エチル、酢酸エチル〜メタノール:ジクロロメタンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより所望の生成物(0.807g)を得た。H−NMR(CDCl)δ3.78(3H,s)、7.58(1H,s)、7.62(1H,s)、9.85(1H,s)。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A110 3−(1−エチルイミダゾール−4−イル)プロプ−2−エン酸エチルエステル
Figure 2005532292
乾燥THF(100ml)中のホスホノ酢酸トリエチル(5.16ml)の溶液に、窒素雰囲気下で、氷浴で冷却して、水素化ナトリウム(1.04g)を少しずつ加えた。発泡が生じて、乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中の中間体A27(2.8g)の溶液を滴下した。添加が完了した後、混合物を氷浴でさらに1時間撹拌、21℃で4.5時間撹拌し、酢酸エチルおよび水間で分配した。水層を、さらに酢酸エチルで抽出し、合した有機層を、さらに水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を除去して、クリーム状固体を得、これを、酢酸エチル:シクロヘキサン、酢酸エチル、酢酸エチル:メタノールで連続して溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。これにより標題化合物(4.55g)を得た。H−NMR(CDCl)δ1.32(3H,t)、1.47(3H,t)、4.0(2H,t)、4.23(2H,t)、6.53(1H,d)、7.12(1H,d)、7.51(1H,s)、7.56(1H,d);LC/MS(ESI+)実測値(M+1)195;C1014計算値194。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A30− 3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロピオン酸エチルエステル
Figure 2005532292
3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロプ−2−エン酸エチルエステルから、中間体A9の方法で調製した。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A31− 3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロパン−1−オール
Figure 2005532292
中間体A30から、中間体A18の方法により調製した。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A32− 3−(1−メチルイミダゾール−4−イル)プロピオンアルデヒド
Figure 2005532292
中間体A31から、中間体A19の方法により調製した。
以下を同様に調製した:
Figure 2005532292
中間体A33 −3−(1−メチルイミダゾール−2−イル)プロピオン酸エチルエステル
Figure 2005532292
3−(1−メチルイミダゾール−2−イル)プロプ−2−エン酸エチルエステルから、中間体A9の方法により調製した。
中間体A34− 3−(1−メチルイミダゾール−2−イル)プロパン−1−オール
Figure 2005532292
中間体A33から、中間体A18の方法により調製した。
中間体A35− 3−(1−メチルイミダゾール−2−イル)プロピオンアルデヒド
Figure 2005532292
中間体A34から、中間体A19の方法により調製した。
中間体A36− 2−(ピラゾール−1−イル)エチルアミン臭化水素酸塩
Figure 2005532292
ピラゾールから、中間体A6の方法により調製した。
中間体A37− 2−(イミダゾール−1−イル)エチルアミン臭化水素酸塩
Figure 2005532292
イミダゾールから、中間体A6の方法により調製した。
中間体A38− 3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミン.臭化水素酸塩
Figure 2005532292
イミダゾールから、中間体A7の方法により調製した。
以下のアミンは市販されている:
中間体A41− 2−(ベンズイミダゾール−2−イル)エチルアミン
中間体A42− 2−(5−クロロベンズイミダゾール−2−イル)エチルアミン
中間体A43− ヒスタミン
中間体A44− 2−(イミダゾール−2−イル)エチルアミン
中間体A45− 3−(イミダゾール−1−イル)プロピルアミン
中間体A46− 2−(ピリド−2−イル)エチルアミン
中間体A47− ピリド−2イルメチルアミン
中間体A48− 2−(1−メチルイミダゾール−5−イル)エチルアミン
中間体A80− 4,5−ジクロロイミダゾール
中間体A81− 4,5−ジクロロ−2−メチルイミダゾール
中間体A82− 4−ブロモイミダゾール
中間体A83− 4−メチルイミダゾール
以下のアミンは文献で公知のものである。
中間体A49− 2−(チアゾール−2−イル)エチルアミン
中間体A84− 4−クロロ−2−メチルイミダゾール
Figure 2005532292
J. Het. Chem. 1967, 451-452の一般方法に従って、ジメチルホルムアミド(50ml)中の2−メチルイミダゾール(4.0g)の溶液を、21℃で、ジメチルホルムアミド中のN−クロロスクシニミド(7.03g)で0.75時間にわたって処理した。溶液をさらに加温した。一晩室温で加温した後、溶媒を蒸発させて褐色油を得、これを、酢酸エチル:シクロヘキサン、ジクロロメタンおよびジクロロメタン:メタノールで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付して、標題化合物(2.75g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.42(3H,s)、6.82(1H,s)。
中間体A85 4−クロロイミダゾール
Figure 2005532292
中間体A86 2−t−ブチルイミダゾール
Figure 2005532292
Chim Ind Milan 1972, 223およびTetrahedron 1971, 27,3575-3579の方法を用いて調製した。
以下の中間体を、中間体A1から、中間体A4の方法により調製した:
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
また、以下の中間体も、中間体A1から、必要とするイミダゾール異性体の精製を、結晶化工程で行うことを除いて、A4の方法により調製した。中間体A104に関しては、軽ペトロールを用いた。中間体A105に関しては、いくつかの結晶化を、連続して用いた−軽石油エーテル/酢酸エチル、ついで、酢酸エチルおよび最終的に軽ペトロール/酢酸n−ブチル。中間体A106に関しては、酢酸エチル/軽ペトロールを用いた。
Figure 2005532292
以下の中間体を、中間体A3から、中間体A5の方法により調製した:
Figure 2005532292
Figure 2005532292
中間体B1− 4−クロロ−2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)キノリン
Figure 2005532292
ブチルリチウム(4.76ml、ヘキサン中2.5M、1等量)を、テトラヒドロフラン(30ml)中の4−クロロキナルジン(2.4ml、1等量)の溶液に、−78℃で滴下し、反応混合物を15分間撹拌した。2,3−フルオロベンジルブロマイド(1.82ml、1.2等量)を滴下し、1時間撹拌を続けた。室温に加温した後、溶液を水および酢酸エチルで希釈し、有機相を乾燥し、蒸発させた。クロマトグラフィー(シリカ、10:1 ペトロール/酢酸エチル)により、標題化合物を白色固体(3.16g)として得た。H−NMR(CDCl)δ3.23(4H,m)、6.89−6.99(3H,m)、7.33(1H,s)、7.59(1H,m)、7.74(1H,m)、8.04(1H,d)、8.15(1H,d);MS(APCI+)実測値(M+1)=304;C1712 35ClFN計算値303。
中間体B2− 2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−1H−キノリン−4−オン
Figure 2005532292
4−クロロ−2−(2,3−フルオロフェニルエチル)キノリン(中間体B1)(2.83g)を、塩酸(2M、15ml)およびジオキサン(6ml)中で72時間加熱還流した。反応混合物を、ジクロロメタン(90ml)およびメタノール(10ml)で抽出し、有機相を乾燥し、蒸発させて、標題化合物を白色固体(2.61g)として得た。H−NMR(d−DMSO)δ3.15(4H,s)、6.46(1H,s)、7.15(2H,m)、7.27(1H,m)、7.51(1H,m)、7.82(2H,m)、8.15(1H,d);MS(APCI+)実測値(M+1)=286;C1713NO計算値285。
中間体B3− Tertブチル[2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]アセテート
Figure 2005532292
乾燥THF(500ml)中の2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−1H−キノリン−4−オン(中間体B2)(33g)のスラリーに、アルゴン雰囲気下、0℃で、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(47ml)を滴下した。固体は添加の間に溶解した。混合物を室温に加温し、この温度で0.5時間撹拌した。tert−ブチルブロモアセテート(28ml)を加え、混合物を40℃で48時間加熱した。混合物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウムに注ぎ、ジクロロメタン(×3)で抽出した。合した抽出物を、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、褐色固体を得た。この物質をヘキサン、ついで、ジエチルエーテルでトリチュレーションして、標題化合物(35.7g)を得た。1HNMR(CDCl)δ1.46(9H,s)、2.85−3.15(4H,m)、4.83(2H,s)、6.25(1H,s)、6..8−7.2(3H,m)、7.2−7.45(2H,m)、7.6−7.7(1H,m)、8.4−8.5(1H,m)。
中間体B4− [2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]酢酸
Figure 2005532292
乾燥ジクロロメタン(300ml)中の[2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]−酢酸tertブチル(中間体B3)(35g)の溶液に、トリフルオロ酢酸(50ml)を加え、溶液を68時間静置した。混合物を減圧下で蒸発させて、油性ガムを得、これをジエチルエーテルでトリチュレートした。このように形成した固体を、水で洗浄し、減圧下で乾燥した。これにより所望の物質(30g)を得た。H−NMR(d−DMSO)δ2.8−3.2(4H,m)、5.24(2H,s)、6.19(1H,s)、7.05−7.4(3H,m)、7.4−7.55(1H,m)、7.55−7.9(2H,m)、8.15−8.3(1H,m)。
中間体C1− 3−アザイサト酸無水物
Figure 2005532292
無水テトラヒドロフラン(1L)中の2,3−ピリジンジカルボン酸無水物(100g、1等量)の撹拌溶液に、アルゴン雰囲気下、38〜46℃で、1.25時間にわたって、アジドトリメチルシラン(97.9ml、1.1等量)を加えた。さらに3時間、温度を40〜50℃で保持し、ついで、混合物を30分間還流し、室温に冷却し、エタノール(43ml、1.1等量)を滴下した。16時間撹拌して、白色固体を得、これを濾過し、洗浄し、乾燥して、標題化合物(90.7g)を得た。H−NMR(d−DMSO)δ7.25−7.35(1H,m)、8.30−8.35(1H,dd)、8.65−8.7(1H,dd)、11.3(1H,brs)。
中間体C2− (2,4−ジオキソ−4H−ピリド[2,3−d][1,3]オキサジン−1−イル)酢酸エチル
Figure 2005532292
3−および6−アザイサト酸無水物の2:1混合物(3.55g、21.6mmol)(Synthesis 1982, 11, 972)を、DMF(40ml)中の水素化ナトリウム(0.95g、油中60%、23.8mmol)の懸濁液に滴下した。1時間撹拌した後、ブロモ酢酸エチル(2.64ml、23.8mmol)を加えた。反応混合物を一晩撹拌した。溶媒を、減圧下で除去した。氷/水を残渣に加え、1時間撹拌した。得られた桃色固体を濾過により回収し、水で洗浄し、減圧下40℃で乾燥した。生成物は、[2,3−d]および[3,2−d]異性体の4:1混合物であった。標題化合物のH−NMR。H−NMR(d−DMSO)δ1.21(3H,t)、4.18(2H,q)、4.92(2H,s)、7.45(1H,dd)、8.47(1H,dd)、8.77(1H,dd);MS(APCI+)実測値(M+1)=251;C1110計算値250。
また、以下の方法により標題化合物を調製することもできる:
N−メチルピロリドン(420ml)中の3−アザイサト酸無水物(中間体C1)(84.36g、1等量)およびN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(94ml、1.05等量)の撹拌混合物に、アルゴン雰囲気下、45〜50℃で、ブロモ酢酸エチル(57ml、1等量)を滴下した。50℃で16時間後、混合物を冷却し(氷浴)、水(560ml)を激しく撹拌しながら加えた。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、酢酸エチルおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液間で分配した。不溶性固体を濾過し、廃棄し、酢酸エチル層を、再び飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。残渣を、エーテル/軽ペトロールの1:1混合物でトリチュレートして、濾過し、洗浄し、乾燥して、標題化合物を灰白色固体(56.0g)として得た。
中間体C3− 5−(2,3−フルオロフェニル)−3−オキソペンタン酸tert−ブチルエステル
Figure 2005532292
乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中の水素化ナトリウム(1.96g、49.1mmol、60%の油中分散液)の氷冷撹拌懸濁液に、アルゴン雰囲気下で、アセト酢酸tert−ブチル(7.4ml、44.6mmol)を滴下した。さらに15分後、n−ブチルリチウム(18.7ml、46.8mmol、ヘキサン中2.5M)を反応温度を10℃以下に保ちながら滴下した。2,3−フルオロベンジルブロマイド(11.08g、53.5mmol)を、20分後に滴下し、混合物を室温に加温した。さらに15分後、反応混合物を、水(150ml)および氷酢酸(10ml)の混合物に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出し、合した抽出物を、飽和炭酸水素ナトリウム、ついで、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO)し、蒸発させて黄色油を得た。クロマトグラフィー(微細シリカ、酢酸エチル−軽ペトロール)に付して、標題化合物を黄色油として、9.05g(71%)得た。1HNMR(CDCl)δ1.45(9H,s)、2.84−2.91(2H,m)、2.95−3.00(2H,m)、3.35(2H,s)、6.92−7.04(3H,m)。
中間体C4− (3−tert−ブトキシカルボニルメチル−2−[2−(2,3−フルオロフェニル)エチル]−4−オキソ−4H−[1,8]ナフチリジン−1−イル)酢酸エチルエステル
Figure 2005532292
乾燥DMF(50ml)中の水素化ナトリウム(562mg、14.06mmol、60%の油中分散液)の撹拌懸濁液に、5−(2,3−フルオロフェニル)−3−オキソペンタン酸tert−ブチルエステル(中間体C3)(3.63g、12.78mmol)を滴下した。10分後、(2,4−ジオキソ−4H−ピリド[2,3−d][1,3]オキサジン−1−イル)酢酸エチル(中間体C2)(3.21g、12.78mmol)を加え、混合物を16時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を、飽和塩化アンモニウムで処理し、酢酸エチルで3回抽出した。合した抽出物をブラインで洗浄し、乾燥(MgSO)し、濃縮した。クロマトグラフィー(微細シリカ、酢酸エチル−軽ペトロール)に付して、標題化合物を軽褐色固体として、1.88g(31%)得た。1HNMR(d6−DMSO)δ1.31(3H,t)、1.63(9H,s)、2.95−3.03(2H,m)、3.08−3.13(2H,m)、4.27(2H,q)、5.31(2H,s)、7.01−7.11(3H,m)、7.35−7.38(1H,m)、8.67−8.71(2H,m)。
また、以下の方法によっても標題化合物を調製した:
ジクロロメタン(700ml)中の中間体C2(55.9g、1等量)および中間体C3(63.5g、1等量)の氷冷溶液に、アルゴン雰囲気下、45分にわたって、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(40ml、1.2等量)を滴下した。氷浴を除去し、さらに2.5時間後、混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。粗生成物をクロマトグラフィー(微細シリカ、酢酸エチル−ジクロロメタン)に付して、ついで、軽ペトロールでトリチュレートして、標題化合物(80.27g)を得た。
中間体C5− (2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−[1,8]ナフチリジン−1−イル)酢酸エチルエステル
Figure 2005532292
(3−tert−ブトキシカルボニルメチル−2−[2−(2,3−フルオロフェニル)エチル]−4−オキソ−4H−[1,8]ナフチリジン−1−イル)酢酸エチルエステル(中間体C4)(1.35g、2.86mmol)を、煮沸ジフェニルエーテル(10ml)に撹拌しながら滴下した。20分後、暗色溶液を室温に冷却した。石油エーテル(沸点60〜80℃)を、混濁点に加えて、結晶として生成物を、724mg(68%)得た。HNMR(d6−DMSO)δ1.19(3H,t)、3.02−3.09(4H,m)、4.16(2H,q)、5.31(2H,s)、6.10(1H,s)、7.13−7.21(2H,m)、7.26−7.33(1H,m)、7.46−7.49(1H,m)、8.49(1H,m)、8.76(1H,m)。MS(APCI+)、実測値(M+1)=373、C2018計算値372。
以下の中間体を中間体D4の方法により調製した:
Figure 2005532292
中間体D1− 5−(1−(2,3−フルオロベンジルチオ)−1−フェニルアミノメチレン)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4,6−ジオン
Figure 2005532292
ヘキサン洗浄した水素化ナトリウム(7.45g、油中60%)に、アルゴン雰囲気下で、N−メチルピロリドン(NMP)(270ml)を加え、混合物を氷塩浴で冷却した。2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(26.8g)を、温度を5〜10℃に維持して、20分にわたって滴下した。添加の間発泡に注意した。混合物を室温で1時間撹拌し、フェニルイソチオシアネート(25.2g)を15分にわたって加えた。混合物を、室温で2.5時間撹拌し、氷水浴で15℃に冷却した。2,3−フルオロベンジルブロマイド(38.6g)を10分にわたって加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を、減圧下で除去し、残渣を、酢酸エチル(1.2L)および水間で分配した。有機層をさらに水、ついで、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、40〜60℃のペトロールでトリチュレートし、固体を濾過により回収した。メチルt.ブチルエーテルから結晶化して、標題化合物を淡黄色固体(51.4g)として得た。H−NMR(d−DMSO)δ1.64(6H,s)、4.16(2H,d)、7.1−7.25(2H,m)、7.25−7.5(6H,m)、12.12(1H,brs);MS(APCI−)実測値(M−1)=404;C2017NOS計算値405。
中間体D2− 2−(1−(2,3−フルオロベンジルチオ)−1−(2,2−ジメチル−4,6−ジオキソ−[1,3]ジオキサン−5−イリデン)−メチル)−フェニルアミノ)酢酸エチル
Figure 2005532292
ヘキサン洗浄した水素化ナトリウム(1.0g、油中60%)に、アルゴン雰囲気下、NMP(30ml)を加えた。NMP(20ml)中の5−(1−(2,3−フルオロベンジルチオ)−1−フェニルアミノメチレン)−2,2−ジメチル−[1,3]ジオキサン−4,6−ジオン(10.0g)(中間体D1)の溶液を、室温で15分にわたってシリンジにより加え、30分撹拌した。ブロモ酢酸エチル(4.5g)を加え、混合物を6時間加熱した。混合物を、酢酸エチルおよび水間で分配し、水層をさらに酢酸エチルで抽出した。合した有機層を、さらに水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥し、溶媒を減圧下で蒸発させた。得られた橙色油を、ジエチルエーテル/40〜60℃のペトロールでトリチュレートして固体を得、濾過により回収した。固体を、メチルt−ブチルエーテルから再結晶して、標題化合物(7.37g)を得た。H−NMR(d−DMSO)δ1.24(3H,t)、1.55(6H,brs)、4.19(2H,q)、4.37(2H,d)、4.81(2H,brs)、6.85−7.5(8H,2xm)。
中間体D3−(2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル)酢酸エチル
Figure 2005532292
(1−(2,3−フルオロベンジルチオ)−1−(2,2−ジメチル−4,6−ジオキソ−[1,3]ジオキサン−5−イリデン)−メチル)−フェニル−アミノ)酢酸エチル(中間体D2)(0.85g)を、室温で、アルゴン雰囲気下、トリフルオロ酢酸(10ml)と一緒に一晩撹拌した。混合物を減圧下で蒸発させ、ジクロロメタン中に溶解し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、ジエチルエーテルでトリチュレートして、標題化合物(0.43g)を得た。H−NMR(CDCl)δ1.27(3H,t)、4.26(2H,q)、4.29(2H,s)、5.1(2H,brs)、6.45(1H,s)、6.95−7.25(4H,m)、7.39(1H,t)、7.64(1H,dt)、8.42(1H,dd);MS(APCI+)実測値(M+1)=418;C2221NOS計算値417。
中間体D4− [2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]酢酸
Figure 2005532292
ジオキサン(200ml)中の中間体D3(21.56g、0.055mol)の溶液に、水(200ml)中の水酸化ナトリウム(6.0g、0.15mol)を加え、溶液を2.5時間撹拌し、ついで、濃縮した。残渣を水中に溶解し、2Mの塩酸でpH2に酸性化し、沈殿を回収し、連続して、水、エーテル、ついで、ヘキサンで洗浄した。固体を減圧下40℃で乾燥し、標題化合物(20.0g、100%)を得た。H−NMR(d−DMSO)δ4.5(2H,s)、5.2(2H,brs)、6.3(1H,s)、7.18(1H,m)、7.3(1H,m)、7.4(2H,m)、7.6(1H,d,J=8.5Hz)、7.7(1H,t,J=8Hz)、8.1(1H,d,J=8Hz)。MS(APCI+)実測値(M+1)=362;C1813NOS計算値361。
中間体E1− 3−(2,3−フルオロフェニル)プロピオン酸
Figure 2005532292
10%のパラジウム/炭素触媒を含む、エタノール(250ml)中の2、3−フルオロ桂皮酸(9.14g)の溶液を、室温、大気圧下で5時間水素化した。反応混合物をセライトにより濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を無色の固体(9.05g、等量)として得た。H−NMR(CDCl)δ2.70(2H,t)、3.02(2H,t)および7.01(3H,m)。
中間体E2− 2−(2−[2−(2,3−フルオロフェニル)エチル]−4−オキソ−4H−キナゾリン−1−イル)酢酸エチル
Figure 2005532292
数滴のDMFを含有する無水ジクロロメタン(50ml)中の3−(2,3−フルオロフェニル)プロピオン酸(中間体E1)(5g、26.88mmol)の溶液に、塩化オキサリ(4.7ml、53.84mmol)を0℃でアルゴン雰囲気下で加えた。ついで、室温で2時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。酸塩化物を含有する残渣を、トルエン(50ml)中に溶解し、ピリジン(1ml)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(100mg)を含有するトルエン(50ml)中の(2−カルバモイルフェニルアミノ)−酢酸エチルエステル(5.0g、22.52mmol)のスラリーに加えた。90℃で16時間後、溶媒を蒸発させ、固体残渣を水、アンモニア水溶液およびエーテルで洗浄して、標題化合物(6.9g、82%)をクリーム状固体として得た。H−NMR(DMSO)δ1.24(3H,t)、3.13(2H,t)、3.34(2H,m)、4.24(2H,q)、5.48(2H,s)、7.19(1H,m)、7.29−7.35(2H,m)、7.60−7.72(2H,m)、7.94(1H,t)、8.19(1H,d);MS(APCI+)実測値(M+1)=373;C2018計算値372。
中間体E3− 2−(2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−キナゾリン−1−イル)酢酸
Figure 2005532292
メタノール(30ml)および2Mの水酸化ナトリウム溶液(18.0ml、36mmol)中の2−(2−(2−(2,3−フルオロフェニル)エチル)−4−オキソ−4H−キナゾリン−1−イル)−酢酸エチル(中間体E2)(6.8g、18.3mmol)の溶液を、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を水(10ml)中に溶解した。2Mの塩酸でpH1に酸性化して固体を得、これを濾過し、水で洗浄し、減圧下で乾燥して、所望の化合物(5.9g、94%)を白色固体として得た。H−NMR(DMSO)δ3.11−3.30(4H,m)、5.31(2H,s)、7.16−7.33(3H,m)、7.61(1H,t)、7.68(1H,d)、7.89(1H,t)、8.18(1H,d);MS(APCI+)実測値(M+1)=345;C1814計算値344。
中間体F1− N−(1−(t−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)−2−[2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]−N−(4’−トリフルオロ−メチル−ビフェニル−4−イルメチル)−アセトアミド
Figure 2005532292
中間体A4および中間体D4から、実施例1の方法により調製した。
この中間体の調製法は、国際出願WO01/60805A1に記載されている。
実施例1− N−(2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル)−2−[2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]−N−(4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチル)アセトアミドビタートレート
Figure 2005532292
ジメチルホルムアミド(20ml)中の2−(2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル)酢酸(中間体D4)(0.101g),N(2−(1−メチルイミダゾール−4−イル)エチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン(中間体A4)(0.10g,),O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(0.103g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.12ml)の混合物を、室温で2時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄した。有機層を乾燥(無水炭酸カリウム)し、減圧下で蒸発させて、標題化合物の遊離塩基を得た。H−NMR(CDCl)δ2.85−3.0(2H,m),3.58+3.63(3H,2xs),3.75−3.95(2H,m),4.22+4.24(2H,2xs),4.6−4.8(2H,br.s),5.12+5.28(2H,br.s),6.40(1H,s),6.65+6.69(1H,2xs),6.80+6.83(1H,2xs),6.9−7.2(3H,m),7.2−7.8(11H,m),8.3−8.45(1H,m);MS(APCI+)実測値(M+1)=703;C3831S計算値702。残渣を、メタノール中の5%の2Mのアンモニア:ジクロロメタンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付して得られた物質を、メタノール中に溶解し、酒石酸(0.033g)を加えた。混合物を、0.17時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去した。残渣を、ジエチルエーテルでトリチュレートして、所望の生成物(0.15g)を得た。H−NMR(DMSO)δ2.7−2.95(2H,m),3.58+3.60(3H,2xs),3.65−3.8(2H,m),4.29(2H,s),4.45−4.9(4H,m),5.25−5.5(2H,m),6.22+6.27(1H,2xs),6.91+6.93(1H,2xbr.s),7.05−7.5(7H,m),7.55−7.75(4H,m),7.75−7.95(4H,m),8.12+8.15(1H,dd);MS(APCI+)実測値(M+1)=703;C3831S計算値702。
実施例2− N−(2−(2−メチルイミダゾール−1−イル)エチル)−2−[2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル]−N−(4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチル)アセトアミド
Figure 2005532292
ジメチルホルムアミド(10ml)中の2−(2−(2,3−フルオロベンジルチオ)−4−オキソ−4H−キノリン−1−イル)酢酸(中間体D4)(0.483g),N(2−(2−メチルイミダゾール−1−イル)エチル)−4’−トリフルオロメチルビフェン−4−イルメチルアミン(中間体A51)(0.40g,),O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(0.48g)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.543ml)の混合物を、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、酢酸エチルおよび水間で分配した。水層を、さらに酢酸エチルで抽出し、合した有機層を2Mの水酸化ナトリウムおよびブラインで洗浄した。溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発させ、メタノール中の5〜15%の2Mのアンモニア:酢酸エチル,ついで、2〜10%のメタノール:塩化メチレンを用いる、シリカゲルクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルおよび軽ペトロールの混合物でトリチュレートして、所望の生成物(0.32g)を得た。H−NMR(CDCl)δ2.37+2.43(3H,m),3.65−3.85(2H,m),4.14(2H,t),4.2−4.35(4H,m),4.55−5.3(2H,br.),6.43+6.48(1H,2xs),6.7−7.2(6H,2xs),7.2−7.4(3H,2xs),7.5−7.8(7H,m),8.3−8.45(1H,m);LC/MS(LC条件:3.3cm×4.6mmID,10mMの酢酸アンモニウム中の勾配系0.1%ギ酸:0.05%のギ酸を含有する95%のアセトニトリルを用いる3μMのABZ+PLUSカラム,流速3ml/分,注入容量5μl),(ESI+)実測値(M+1)703;C3831S計算値702。LC/MS純度=100%。
以下の実施例を、実施例1および/または2の一般方法により調製した:
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
Figure 2005532292
生物学的データ
1.Lp−PLA阻害についてのスクリーン
酵素活性は、合成基質(A)のターンオーバー速度を、150mMのNaClを含有する50mMのHEPES(N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸)緩衝液(pH7.4)中、37℃で測定することで決定した。
Figure 2005532292
アッセイは96ウェルタイタープレートにて行われた。
亜鉛キレート化カラム、ブルー・セファロース・アフィニティー・クロマトグラフィーおよびアニオン交換カラムを用いて、組換えLp−PLAをバキュロウイルス感染Sf9細胞から均一に精製した。精製および限外濾過に付した後、酵素を6mg/mlにて4℃で貯蔵した。化合物またはビヒクルと緩衝液を含むアッセイプレートを自動式ロボットを用いて170μlの容量にセットアップした。最終基質濃度20μMを与えるための20μlの10x基質(A)および最終0.1nMのLpPLAを与えるための10μlの希釈した酵素を添加することによって反応を開始させた。
反応を405nm、37℃で20分間、自動混合を有するプレートリーダーを用いて追跡した。反応速度を吸光度の変化の速度として測定した。
結果
実施例に記載の化合物を上記のように試験し、それは<0.1ないし100nMの範囲のIC50値を有していた。

Claims (18)

  1. 式(I):
    Figure 2005532292
    [式中:
    は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、NRCOR、CONR10、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキル、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシアリールおよびアリールC(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよいアリール基であり;
    は、ハロゲン、C(1−3)アルキル、C(1−3)アルコキシ、ヒドロキシC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルチオ、C(1−3)アルキルスルフィニル、アミノC(1−3)アルキル、モノまたはジ−C(1−3)アルキルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルカルボニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキルカルボニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルスルホニルアミノC(1−3)アルキル、C(1−3)アルキルカルボキシ、C(1−3)アルキルカルボキシC(1−3)アルキルであり;
    は、水素、ハロゲン、C(1−3)アルキルまたはヒドロキシC(1−3)アルキルであるか;あるいは
    およびRは、それらが結合しているピリドンまたはピリミドン環炭素原子と一緒になって、縮合5または6員のカルボサイクリック環を形成するか;あるいは
    およびRは、それらが結合しているピリドンまたはピリミドン環炭素原子と一緒になって、ハロゲン、C(1−4)アルキル、シアノ、C(1−3)アルコキシC(1−3)アルキル、C(1−4)アルコキシまたはC(1−4)アルキルチオまたはモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよい縮合ベンゾまたはヘテロアリール環を形成し;
    は、各々、1個またはそれ以上のR11により置換されていてもよい、ベンズイミダゾールまたは5または6員のヘテロアリールから選択される置換基により置換されている(CHであり;
    は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、NRCOR、CONR10、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルおよびモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリール環であり;
    は、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシ、C(1−6)アルキルチオ、C(1−6)アルキルスルホニル、アリールC(1−6)アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、CN、COR、カルボキシ、COOR、CONR10、NRCOR、SONR10、NRSO、NR10、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキルおよびモノないしペルフルオロ−C(1−4)アルコキシまたはC(5−10)アルキルから選択される、同じであっても、異なっていてもよい、1、2、3または4個の置換基によりさらに置換されていてもよい、アリールまたはヘテロアリール環であり;
    およびRは、独立して、水素またはC(1−12)アルキル、例えばC(1−4)アルキル(例えば、メチルまたはエチル)であり;
    およびR10は、同じであっても、異なっていてもよく、各々、水素またはC(1−12)アルキルから選択されるか、あるいはRおよびR10は、それらが結合している窒素と一緒になって、酸素、窒素および硫黄から選択される、1個またはそれ以上のさらなるヘテロ原子を含有していてもよく、ヒドロキシ、オキソ、C(1−4)アルキル、C(1−4)アルキルカルボキシ、アリール、例えば、フェニルまたはアラルキル、例えばベンジル、例えば、モルホリンまたはピペラジンから選択される1または2個の置換基により置換されていてもよい5〜7員の環を形成し;
    11は、ハロゲン、CF、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシC(1−6)アルキル、またはCF、C(1−6)アルキル、C(1−6)アルコキシもしくはハロゲンにより置換されていてもよいベンジルからなる群から選択され;
    Xは、CHまたは窒素であり;
    Yは、C(2−4)アルキレン基(メチルおよびエチルから選択される1、2または3個の置換基により置換されていてもよい)、CH=CHまたは(CHSであり;
    nは1、2、3または4であり;
    mは1または2である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. が、1、2、3または4個のハロゲン置換基により置換されていてもよいフェニルである、請求項1記載の化合物。
  3. が1〜3個のフルオロにより置換されているフェニルである、請求項2記載の化合物。
  4. XがCHであり、RおよびRが、それらが結合しているピリドン環炭素原子と一緒になって、非置換縮合ベンゾまたはピリド環を形成している、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物。
  5. XがNであり、RおよびRが、それらが結合しているピリミドン環炭素原子と一緒になって、非置換縮合ベンゾまたはシクロペンテニル環を形成している、請求項1〜3いずれか1項記載の化合物。
  6. が、各々、1個またはそれ以上のR11により置換されていてもよい、ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリルおよびピリジルにより置換されている(CHである、請求項1〜5いずれか1項記載の化合物。
  7. ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリルまたはピリジル環が、非置換であるか、またはハロゲン、C(1−6)アルキルおよびC(1−6)アルコキシC(1−6)アルキルから選択される1または2個の置換基により置換されている、請求項6記載の化合物。
  8. ベンゾイミダゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、テトラゾリルまたはピリジル環が、クロロ、フルオロ、ブロモ、C(1−4)アルキルおよびC(1−3)アルコキシC(1−3)アルキルから選択される1または2個の置換基により置換されている、請求項7記載の化合物。
  9. がフェニルまたはピリジルである、請求項1〜8いずれか1項記載の化合物。
  10. が、モノないしペルフルオロ−C(1−4)アルキル、ハロゲンまたはC(1−6)アルキルにより置換されているフェニルである、請求項1〜9いずれか1項記載の化合物。
  11. がフェニルであり、Rがトリフルオロメチルにより置換されていてもよいフェニルである、請求項1〜10いずれか1項記載の化合物。
  12. YがCHSまたは(CHである、請求項1〜11いずれか1項記載の化合物。
  13. 実施例1〜67のいずれか1つに記載の式(I)で示される化合物。
  14. 請求項1〜13いずれか1項記載の式(I)で示される化合物および医薬上許容される担体を、任意に、1個またはそれ以上の他の治療化合物と含む、医薬組成物。
  15. 治療において用いるための、請求項1〜3いずれか1項記載の式(I)で示される化合物。
  16. アテローム性動脈硬化症を治療するための医薬の製造における、請求項1〜13いずれか1項記載の式(I)で示される化合物の使用。
  17. 酵素Lp−PLAの活性に不随する疾患の治療方法であって、該治療を必要とする患者を、治療的に有効な量の請求項1〜13いずれか1項記載の式(I)で示される化合物で治療することを含む方法。
  18. 請求項1記載の式(I)で示される化合物の製造方法であって、式(II):
    Figure 2005532292
    [式中、X、Y、R、RおよびRは上記と同意義である]
    で示される酸化合物を、式(III):
    Figure 2005532292
    [式中、R、RおよびRは上記と同意義である]
    で示されるアミン化合物と、アミン形成条件下で反応させることを含む方法。
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