JPH09142784A - クレーンのブーム起伏装置 - Google Patents

クレーンのブーム起伏装置

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Publication number
JPH09142784A
JPH09142784A JP30006395A JP30006395A JPH09142784A JP H09142784 A JPH09142784 A JP H09142784A JP 30006395 A JP30006395 A JP 30006395A JP 30006395 A JP30006395 A JP 30006395A JP H09142784 A JPH09142784 A JP H09142784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
lever
rope
hoisting
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP30006395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ohashi
寛 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP30006395A priority Critical patent/JPH09142784A/ja
Publication of JPH09142784A publication Critical patent/JPH09142784A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーム起伏ロープの寿命低下によるロープ切
断等の事故を防止し、ブーム起伏作業の安全性を向上す
る。 【解決手段】 機体22の前部にブーム23を前後回動
自在に装着し、機体22の後部に起伏レバー28を設け
る。起伏レバー28の基端部に回転駆動部29を設け、
この回転駆動部29によって起伏レバー28が前後へ回
動できるように構成する。更に、前記ブーム23の先端
と起伏レバー28の先端とをペンダントロープ32にて
接続する。回転駆動部29を駆動して起伏レバー28を
前後へ回動すれば、ペンダントロープ32を介してブー
ム23の先端が押し引きされ、ブーム23の角度が変更
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンのブーム起
伏装置に関するものであり、特に、ブーム起伏ロープの
疲労軽減を図ったクレーンのブーム起伏装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のクレーン1を示し、機体2
の前部にブーム3を前後回動自在に装着し、ブーム3の
先端にトップシーブ4及びガイドシーブ5を枢着してフ
ックロープ6を巻回し、フック7を吊り下げてある。そ
して、機体2に設けられたウインチユニット8により、
フックロープ6を巻上げ下げしてフック7を上下動させ
る。
【0003】一方、機体2の後部にはハイマスト9が設
けられている。該ハイマスト9は前後回動自在に枢着し
た門形のストラット10と、このストラット10の先端
を後方から支承する左右一対のステー11とからなり、
ステー11は油圧にて伸縮可能となっている。
【0004】更に、前記ブーム3の先端後部にブームペ
ンダントロープ12の一端を係止し、このブームペンダ
ントロープ12の他端にブライドル13を連結するとと
もに前記ハイマスト9の先端にベイル14を枢着し、ブ
ライドル13とベイル14との間にブーム起伏ロープ1
5を巻回してウインチユニット8へ接続する。
【0005】尚、前記ブーム3の後面下部はバックスト
ップ16により支承され、ブーム3が最大角度を超えな
いようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーン1は、
前述したように、ウインチユニット8によりブーム3の
起伏操作とフック7の巻上げ下げ操作とを行っている
が、一般に、フック7の巻上げ下げ操作よりもブーム3
の起伏操作の頻度が多くなっており、ブーム起伏ロープ
15が疲労して摩耗し易く、ロープの変形や素線切れを
起こす。
【0007】また、ブーム起伏ロープ15にはブーム3
の自重だけでなくフック7に吊り下げる荷重の一部も掛
かっており、フックロープ6と比較してブーム起伏ロー
プ15の寿命低下が早かった。ブーム起伏ロープ15の
寿命低下はロープ切断の原因となり、ブーム3の倒回事
故を引き起こすことになる。
【0008】そこで、ブーム起伏ロープの寿命低下によ
るロープ切断等の事故を防止し、ブーム起伏作業の安全
性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくる
のであり、本発明はこの課題を解決することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、機体の前部にブーム
を前後回動自在に装着し、機体の後部に起伏レバーを設
けるとともに該起伏レバーの基端部に回転駆動部を設
け、この回転駆動部によって起伏レバーを前後回動自在
に構成し、更に、前記ブームの先端と起伏レバーの先端
をペンダントロープで連結したクレーンのブーム起伏装
置を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1はクレーン21を示し、機体2
2の前部にブーム23を前後回動自在に装着し、ブーム
23の先端にトップシーブ24及びガイドシーブ25を
枢着してフックロープ26を巻回し、フック27を吊り
下げてある。
【0011】一方、機体22の後部に起伏レバー28を
設け、該起伏レバー28の基端部に回転駆動部29を設
けて、後述するように、この回転駆動部29によって起
伏レバー28が前後へ回動できるように構成されてい
る。
【0012】また、起伏レバー28の先端にガイドシー
ブ30を枢着し、前記トップシーブ24及びガイドシー
ブ25を経由したフックロープ26をこのガイドシーブ
30へ巻回し、機体22に設けられたウインチユニット
31へフックロープ26の端部を接続する。
【0013】更に、前記ブーム23の先端後部と起伏レ
バー28の先端とをペンダントロープ32にて接続す
る。尚、ブーム23の後面下部はバックストップ33に
より支承されている。
【0014】図2及び図3は起伏レバー28と回転駆動
部29を示し、左右一対の起伏レバー28は補強材34
にて左右一体に接続されており、起伏レバー28の基端
部はレバー軸35を介して夫々ブラケット36へ枢着さ
れている。左右の起伏レバー28の先端に夫々前記ペン
ダントロープ32を連結するとともに、夫々の起伏レバ
ー28の先端部間の左右中央位置に前記ガイドシーブ3
0を枢着する。また、起伏レバー28の後部にウインチ
ユニット31が設けられ、該ウインチユニット31のド
ラムに前記フックロープ26の端部が巻回されている。
【0015】ここで、回転駆動部29について説明すれ
ば、前記レバー軸35の端部に大径のギヤ37を設け、
このギヤ37にピニオンギヤ38を噛合させる。該ピニ
オンギヤ38はギヤ37に対して一個または複数個設け
られ、減速機付油圧モータ39にて駆動される。図示例
では、左右に配設したギヤ37に対して、その前後位置
に夫々二個のピニオンギヤ38を噛合させ、各ピニオン
ギヤ38毎に油圧モータ39を設置してある。
【0016】而して、これら油圧モータ39の駆動によ
りピニオンギヤ38を回転すれば、各ピニオンギヤ38
によってギヤ37が回転し、該ギヤ37と一体に前記起
伏レバー28がレバー軸35を中心に前後へ回動する。
【0017】ここで、クレーン21を組み立てる際にブ
ーム23を水平状態から引き起こすときは、図2の二点
鎖線で示すように、先ず起伏レバー28を前方へ略水平
位置まで回動し、前記ブーム23の先端後部と起伏レバ
ー28の先端とをペンダントロープ32にて接続する。
そして、前記回転駆動部29により起伏レバー28を上
方へ回動し、図4の実線で示すように、ペンダントロー
プ32の弛みがなくなるようにする。
【0018】斯かる状態から、前記回転駆動部29の駆
動を続けて起伏レバー28を後方へ回動すれば、同図の
二点鎖線で示すように、ペンダントロープ32を介して
前記ブーム23の先端が後方へ引張され、ブーム23が
引き起こされて当該クレーン21が作業姿勢となる。
【0019】更に、ブーム23の角度を作業範囲に於い
て変更する場合も、前述と同様に回転駆動部29により
起伏レバー28を前後へ回動する。尚、本発明は、本発
明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで
き、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当
然である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では回動駆
動部によって起伏レバーを前後へ回動自在にし、ブーム
の先端と起伏レバーの先端をペンダントロープで連結し
たことにより、起伏レバーを前後へ回動することにより
ブームの角度を変更することができる。
【0021】斯くして、従来のブーム起伏ロープを使用
することなくブーム角度を変更でき、ブーム起伏ロープ
の寿命低下による事故の発生の虞が解消されて、ブーム
起伏作業の安全性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、作業姿勢状態のク
レーンの側面図。
【図2】起伏レバーと回転駆動部の要部側面図。
【図3】起伏レバーと回転駆動部の要部背面図。
【図4】ブームを水平状態から引き起こす際のクレーン
の側面図。
【図5】従来のクレーンの側面図。
【符号の説明】
21 クレーン 22 機体 23 ブーム 28 起伏レバー 29 回転駆動部 32 ペンダントロープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の前部にブームを前後回動自在に装
    着し、機体の後部に起伏レバーを設けるとともに該起伏
    レバーの基端部に回転駆動部を設け、この回転駆動部に
    よって起伏レバーを前後回動自在に構成し、更に、前記
    ブームの先端と起伏レバーの先端をペンダントロープで
    連結したことを特徴とするクレーンのブーム起伏装置。
JP30006395A 1995-11-17 1995-11-17 クレーンのブーム起伏装置 Pending JPH09142784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30006395A JPH09142784A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 クレーンのブーム起伏装置

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JP30006395A JPH09142784A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 クレーンのブーム起伏装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09142784A true JPH09142784A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17880258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30006395A Pending JPH09142784A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 クレーンのブーム起伏装置

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JP (1) JPH09142784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015528076A (ja) * 2012-07-24 2015-09-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 濃厚物質用回転分配機
CN110065890A (zh) * 2019-05-05 2019-07-30 东华大学 一种复合式驱动起重装置

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JP2015528076A (ja) * 2012-07-24 2015-09-24 プッツマイスター エンジニアリング ゲーエムベーハー 濃厚物質用回転分配機
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