JPH0914247A - ネジの緩み警告装置 - Google Patents

ネジの緩み警告装置

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JPH0914247A
JPH0914247A JP7191299A JP19129995A JPH0914247A JP H0914247 A JPH0914247 A JP H0914247A JP 7191299 A JP7191299 A JP 7191299A JP 19129995 A JP19129995 A JP 19129995A JP H0914247 A JPH0914247 A JP H0914247A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 それぞれにネジ貫通孔を有するベースフレー
ム13とこのベースフレーム13に回動可能に装着され
たターンプレート16とを備え、ターンプレート16の
周方向にベースフレーム13の表面を見通せる表示窓1
6bを形成するとともに、ベースフレーム13の表面に
回動によって表示窓16bから見通せる着色部13fを
形成し、さらにベースフレーム13及びターンプレート
16を相対的に回転させる回転力付勢手段を備えてい
る。 【効果】 緩みが発生する極初期段階で、ターンプレー
トの表示窓に着色部が表示され、緩みの発生を視覚的に
明瞭に確認することができ、従来のように熟練を要する
ことなく的確な判断が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトやナットなどの
締結材と被締結材との間に装着し、ネジの緩みを視覚的
に警告することのできるネジの緩み警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネジの緩みは重大事故に繋がる虞がある
ため、従来より緩みの生じにくいいわゆる緩み止めネジ
が、実公昭63−42167号公報,特開平6−940
23号公報等に多数提案されている。
【0003】実公昭63−42167号公報に記載され
たものは、ボルト体の頭部にナット体を螺合停止させた
ものを締結物にねじ込み、ナット体が締結物に当たって
停止したとき、さらに塑性域まで強力に締結するように
した組み合わせ式の塑性締結ネジであって、ボルト体の
頭部とナット体の螺合停止位置で互いに合致し合うマー
クを設け、ナット体をその座面がボルト体とナット体の
螺合停止位置でボルト頭部の座面よりも下方に位置する
ようにしたものである。このような構造によって、仮締
結時に一致したマークがナット体の再締結によりずれる
ため、このずれ角度によって適正な塑性締結を確認する
ことができる。
【0004】また、特開平6−94023号公報に記載
のものは、ネジ頭部の六角形または四角形のかどに先端
部を対向させたY字状または十字状のみぞを設け、且つ
座面にリング状の溝を設けたもので、ネジが締め付けら
れたときに、ネジが弾性変形して座面にバネ反力を生じ
させ、これによって、緩み止め機能を持たせたものであ
る。
【0005】この他にも、締結後緩みを生じないようし
たものとして、バネをネジの首下に組み込んだものや、
また接着剤をネジ面に塗布したもの、さらには、合成樹
脂製の皮膜をネジ面に溶着させたものなどが提案されて
いる。
【0006】しかしながら、上記いずれの方法において
も、機械的にネジの緩みを発生させないという点に終始
し、一部損傷等によって緩み止め機構が破壊された場
合、逆に重大事故に繋がる可能性が高い。
【0007】このため、従来より、各種緩み止めネジが
開発されながらも、充分な普及には至っていないのが実
情であり、現在においても、重要構造物においては、定
期的に巡回し目視による確認、また叩くことによる反響
音で緩みの具合を判断する方法がとられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら目視によ
る方法は、最も確実ではあるものの、小さな緩みを発見
することは不可能に近く、離脱寸前でしか発見できない
という問題がある。さらには、音で判断する方法では、
かなりの熟練を要し、また、目視同様小さな緩みは発見
するのが困難である。
【0009】そこで、本発明において解決すべき課題
は、最も確実である目視による緩み確認をより行い易く
し、比較的簡単な構造で緩みの状況をいち早く視覚的に
明瞭に確認することのできるネジの緩み警告装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、締結材と被締結材の間に装着されるネジの
緩み警告装置であって、それぞれにネジ貫通孔を有する
第1部材とこの第1部材に回動可能に装着された第2部
材とを備え、前記第2部材の周方向に前記第1部材の表
面を見通せる表示窓を形成するとともに、前記第1部材
の表面に回動によって前記表示窓から見通せるマークを
形成し、さらに前記第1部材及び第2部材を相対的に回
転させる回転力付勢手段を備えたことを特徴とする。
【0011】ここで、さらに緩みを発生し難くするため
に、前記第1部材及び第2部材を軸方向に付勢する皿バ
ネを備えることができる。
【0012】また、前記回転力付勢手段として、軸方向
を切欠した弾性変形可能な円筒部材と、同円筒部材の内
部に配設され前記円筒部材の内径よりも小径の円柱部材
とからなるバネ材を、前記第1部材と第2部材間の周方
向に多数配設したものとすることができる。
【0013】また、前記第1部材および第2部材を回転
させて位置合わせをするための突起を設けることが望ま
しい。
【0014】
【作用】第2部材の周方向に第1部材の表面を見通せる
表示窓を形成するとともに、第1部材の表面に回動によ
って表示窓から見通せるマークを形成し、さらに第1部
材及び第2部材を相対的に回転させる回転力付勢手段を
備えたことによって、緩みが発生する極初期段階におい
て、第2部材の表示窓にマークが表示されるようにな
る。
【0015】また、第1部材及び第2部材を軸方向に付
勢する皿バネを備えることによって、皿バネの復元力に
よって締結材の締結力を維持し緩みを発生させることな
く、第2部材の表示窓にマークを表示することができ
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の特徴を図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1は本発明の一実施例である
ネジの緩み警告装置の分解斜視図、図2は図1に示すネ
ジの緩み警告装置を組立てた状態で示す一部切欠図であ
る。
【0017】本実施例のネジの緩み警告装置50は、中
心にネジ挿通用の開口10aを有する円盤状のベースプ
レート10、このベースプレート10の上に設けられ同
様に開口11aを有する皿バネ11、固定用のブッシュ
12、警告装置50の中核をなすベースフレーム13、
ベースフレーム13内に装着される複数のスプリング1
4、スプリング14内に装着されるスペーサ15、ベー
スフレーム13の上面に回動可能に取付けられたターン
プレート16、及び、これら部品を固定するためのロッ
クリング17によって主として構成されている。
【0018】ベースフレーム13は、図1に明瞭に示す
ように、中心に開口13bを形成したフレーム本体13
aを有し、その内周面にはスプリング14を配設するた
めの載置面13cが形成されている。13dは円周状に
配置されたスプリング14を支持するためのストッパ、
13eはストッパ13dの反対側に形成され、ターンプ
レート16を装着するための段部である。13fはフレ
ーム本体13aの上面周方向に6か所形成された着色部
で、本実施例では視認性を良くするために赤色に着色し
ている。また、フレーム本体13aの外縁には位置合わ
せ用の突起部13gが形成され、突起部13gの中心位
置には後述するロックピン18を挿通させるための貫通
孔13hが形成されている。
【0019】スプリング14は、軸方向に切れ目14a
を形成した弾性変形可能な円筒部材で、繰り返し荷重に
耐え得るように本実施例ではステンレス鋼製とした。こ
の円筒部材を軸と直角方向から押さえると切れ目14a
の分だけ収縮し、力を取ると元の状態に復元する。した
がって、これを図示するように円形状に並べることによ
って、復元力を利用したバネとしての利用が可能とな
る。このように、スプリング14を多数円周状の配設す
ることによって、特に、小さな空間で大きな負荷容量を
得ることができ、全体の撓み量及び復元力は、スプリン
グ14の1個の撓み量及び復元力の整数倍となる。
【0020】また、この円筒状スプリング14の内部に
は、スプリング14の内径よりも小径のスペーサ15が
設けられている。このスペーサ15とスプリング14と
の関係は、スプリング14が最も圧縮された状態(弾性
限界内)で、スプリング14の内面がスペーサ15の外
面に密着するように形成されている。これによって、ス
プリング14が弾性限界を越えて収縮変形することがな
くなる。
【0021】ターンプレート16は、外径がベースフレ
ーム13と同じプレート本体16aを有し、周方向にベ
ースフレーム13の表面を見通せる表示窓16bを6か
所形成している。この表示窓16bとベースフレーム1
3の着色部13fとの関係は、ターンプレート16とベ
ースフレーム13とを相対的に回転させることによっ
て、6カ所の表示窓16bすべてが着色部13fを視認
できる状態から、まったく視認できない状態まで変化さ
せることができる。
【0022】16cはプレート本体16aの下面に突設
されたガイドで、ベースフレーム13に形成された載置
面13cと同じ幅に形成されている。したがって、組み
立てた状態では、プレート本体16aの下面がベースフ
レーム13のフレーム本体13aの上面に、またガイド
16cの下面が載置面13cの上面にそれぞれ位置する
ようになる。
【0023】次いで図1,2及び図3を参照して、上記
ネジの緩み警告装置50の組立手順について説明する。
【0024】まずベースフレーム13にブッシュ12を
下方より挿入し、ベースフレーム13とブッシュ12の
外面に形成された空間、すなわち、載置面13c上にバ
ネ14を図1に示すように円形状に配置し、バネ14の
内部に上部より円筒状のスペーサ15を挿入する。
【0025】この状態で、上部からターンプレート16
を装着する。図3はその装着要領を示す説明図で、ター
ンプレート16の下面に突設されたガイド16cが、ベ
ースフレーム13の段部13eの上部に位置するように
し(図3(a)参照)、次いで図3(b)に示す通り、
ストッパ13dと逆方向に力を加えながらターンプレー
ト16を下ろす。さらに図3(c)の矢印の方向にスラ
イドさせることによって、ガイド16cが段部13eか
ら滑り落ちて、バネ14をストッパ13d方向に圧縮し
ながら載置面13c上に位置するようになる。この状態
では、プレート本体16aの下面がベースフレーム13
のフレーム本体13aの上面に位置するようになる。こ
のように、ベースフレーム13に段部13eを設け、こ
の段部13e上をガイド16cを滑らせながら装着する
ことによって、多数配設されたスプリング14をストッ
パ13d側に順次移動させながら、ガイド16cを載置
面13c上に装着することができる。
【0026】図1,2に戻って、次いで、ブッシュ12
の外周面上段にロックリング17を圧入し、ベースフレ
ーム13とターンプレート16の離脱を防止する。最後
に、下方より皿バネ11を装着した後ベースプレート1
0を圧入する。
【0027】以上によって、図2に示すネジの緩み警告
装置の組立が完了する。従ってこの状態では、スプリン
グ14が収縮可能な範囲でベースフレーム13とターン
プレート16は回動自在であり、図2に示す、ベースフ
レーム13とターンプレート16の突起部13g,16
dが一致した状態では、スプリング14が収縮されタン
プレート16に回転力が付与されている。また、6カ所
の表示窓16bからは全く着色部13fを視認できない
状態である。
【0028】図4は図1,2に示すネジの緩み警告装置
の使用状態を示す縦断面図で、図4(a)は図2のX−
X線断面図に,図4(b)は同じくY−Y線断面図に相
当する。
【0029】同図において、Bは締結材としてのボル
ト、A1 及びA2 は被締結材で、本実施例のネジの緩み
警告装置50は、ボルトBと被締結材A2 の間に装着さ
れている。
【0030】使用に当たっては、ボルトBにネジの緩み
警告装置50を挿通し、この状態でボルトBを回転させ
て通常通り締結作業を行う。最後の締め付け時点におい
て、ベースフレーム13とターンプレート16の突起部
13g,16dをプライヤ(図示せず)等で挟んで一致
させ、突起部13g,16dの貫通孔13h,16e
に、図1に示すロックピン18を通して固定する。この
ときは、前述したように、着色部13fは全く見えない
状態である。この状態で、ボルトBを締め付け図4
(a)に示すように完全締結を行う。このとき、スプリ
ング14は圧縮されるが、スプリング14の内部に挿入
されたスペーサ15の存在によって、スプリング14は
スペーサ15の外径以下に小さくなることはなく、スプ
リング14が弾性限界を越える圧縮力を受けることはな
い。
【0031】またボルトBを締め付けると、ブッシュ1
2がボルトBの座面に押圧されるため、ブッシュ12の
下にある皿バネ11を圧縮し、完全締結した時点では、
皿バネ11によって軸線方向外向きの力が作用した状態
になる。
【0032】完全締結が終わると、突起部13g,16
dの貫通孔13h,16eに挿通していたロックピン1
8を抜いても、ターンプレート16の上面はブッシュ1
2と共にボルトBの座面で押さえられているため回転す
ることができず、締結状態すなわち緩みの無い状態で
は、6カ所の表示窓16bからは全く着色部13fを視
認できない状態である。
【0033】ボルトBに緩みが生じると、それまで圧縮
されていた皿バネ11がブッシュ12を押し戻すため、
ターンプレート16の上面を押さえていたボルトBの押
圧力が弱まり、スプリング14の反発力によりターンプ
レート16は回転し、図4(b)に示すとおり、ベース
フレーム13の上面に形成された着色部13fがターン
プレート16の開口部16bより視認できる状態にな
る。なお、この状態においても皿バネ11の反発力は継
続しており、ボルトBは締結力を維持している。
【0034】図5,図6は固定状態から緩みが生じた場
合の変化を示す説明図で、図5は、ベースフレーム13
とターンプレート16の位置関係を示す図、図6はスプ
リング14の状況を示す図で、図5の(a),(b),
(c)はそれぞれ図6の(a),(b),(c)に対応
している。
【0035】図5(a),図6(a)は、図4の(a)
の状態、すなわち、完全締結され、ベースフレーム13
とターンプレート16の突起部13g,16dが平面的
に一致した状態である。この状態では、6カ所の表示窓
16bからは全く着色部13fを視認できず、ターンプ
レート16のガイド16cによって、スプリング14が
最も圧縮された状態であり、したがって、スプリング1
4の弾性復元力によって、図6(a)の矢印で示す方向
に、ターンプレート16に回転力が付与された状態であ
る。
【0036】緩みを生じると、図4に示すターンプレー
ト16の上面を押さえていたボルトBの押圧力が弱ま
り、これにスプリング14の反発力が打ち勝ってターン
プレート16は右回りに回転し、図5(b),(c)に
示すとおり、ベースフレーム13の上面に形成された着
色部13fがターンプレート16の開口部16bより視
認できる状態になる。緩みが少ない場合には、図5
(b),図6(b)の状態となり、更に緩みが進むと図
5(c),図6(c)の状態となる。
【0037】このように、ベースフレーム13とターン
プレート16を相対的に回転させる回転力付勢手段を備
えたことによって、緩みが発生する極初期段階で、ター
ンプレート16が回転し、これによって、ターンプレー
ト16の表示窓16bに着色部13fが表示され、緩み
の発生を視覚的に明瞭に確認することができる。
【0038】本発明の効果を確認するために、上記ネジ
の緩み警告装置50を作成し実際にねじを緩ませる実験
を行った。まず、ボルトBと被締結部材A2 の間にネジ
の緩み警告装置50を入れ、締めつけを行ってボルトB
が皿バネ11を圧縮開始後、約120°で完全締結し
た。この状態で、完全締結したボルトBに緩みの力をか
け始めたところ、約40°でターンプレート16が回転
終了しベースフレーム13の着色部13fを完全視認す
ることができた。この場合でも、皿バネ11は未だ圧縮
された状態で、ボルトBの締結力は維持されていた。
【0039】このように、本実施例のネジの緩み警告装
置50によれば、緩みが発生する極初期段階で、ターン
プレート16が回転し、これによって、ターンプレート
16の表示窓16bに着色部13fが表示され、緩みの
発生を視覚的に明瞭に確認することができ、従来のよう
に熟練を要することなく的確な判断が可能となる。
【0040】なお、本実施例では、緩みが無い状態で表
示窓16bから着色部13fが全く見えず、緩みを生じ
ることによって着色部13fが見えるようにしている
が、逆に、緩みが無い状態で表示窓16bから着色部1
3fが見えるようにし、緩みを生じることによって隠れ
るようにすることもできる。
【0041】また、上記実施例ではボルトと被締結材の
間に本実施例のネジの緩み警告装置を装着したが、被締
結材とナットの間に装着しても無論同様の効果を発揮す
ることができる。
【0042】さらには、本装置を発展させて、着色部1
3fの材料としてセンサで感知可能な物質を使用し、着
色部13fが感知されたときに警報を発するようにすれ
ば、特に危険な箇所や点検が行い難い場所においても、
定期的な点検を行うことなく安全を保つことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0044】(a)第2部材の周方向に第1部材の表面
を見通せる表示窓を形成するとともに、第1部材の表面
に回動によって表示窓から見通せるマークを形成し、さ
らに第1部材及び第2部材を相対的に回転させる回転力
付勢手段を備えたことによって、緩みが発生する極初期
段階で、第2部材の表示窓にマークが表示され、緩みの
発生を視覚的に明瞭に確認することができ、従来のよう
に熟練を要することなく的確な判断が可能となる。
【0045】(b)第1部材及び第2部材を軸方向に付
勢する皿バネを備えることによって、締結材の緩みを発
生させることなく、第2部材の表示窓にマークを表示す
ることができる。
【0046】(c)弾性変形可能な円筒部材と円筒部材
の内部に配設され円筒部材の内径よりも小径の円柱部材
とからなるバネ材を用いることによって、連続して装着
しても、各バネ材の復元力を均等にすることができ、ま
た、弾性限界を越えることがなくなり、長期的に安定し
て使用することができる。
【0047】(d)第1部材および第2部材の位置合わ
せ用突起を有することによって、締結作業が行いやすく
なる。
【0048】(e)軸方向に作用する皿バネの応力によ
り、緩み止め効果が大きい。
【0049】(f)緩み警告だけでなく、仮止め作業だ
けで完全締結を忘れるなどの単純ミスを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるネジの緩み警告装置の
分解斜視図である。
【図2】図1に示すネジの緩み警告装置を組立てた状態
で示す一部切欠図である。
【図3】ターンプレートの取り付け方法を示す説明図で
ある。
【図4】図1に示すネジの緩み警告装置の使用状態を示
す縦断面図である。
【図5】図1に示すネジの緩み警告装置の作用を示す平
面図である。
【図6】図1に示すネジの緩み警告装置の作用を示す平
面図である。
【符号の説明】
10 ベースプレート 11 皿バネ 12 ブッシュ 13 ベースフレーム 13a フレーム本体 13b 開口部 13c 載置面 13d ストッパ 13e 段部 13f 着色部 13g 突起部 13h 貫通孔 14 スプリング 14a 切れ目 15 スペーサ 16 ターンプレート 16a プレート本体 16b 表示窓 16c ガイド 16d 突起部 16e 貫通孔 17 ロックリング 18 ロックピン 50 警告装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結材と被締結材の間に装着されるネジ
    の緩み警告装置であって、それぞれにネジ貫通孔を有す
    る第1部材とこの第1部材に回動可能に装着された第2
    部材とを備え、前記第2部材の周方向に前記第1部材の
    表面を見通せる表示窓を形成するとともに、前記第1部
    材の表面に回動によって前記表示窓から見通せるマーク
    を形成し、さらに前記第1部材及び第2部材を相対的に
    回転させる回転力付勢手段を備えたことを特徴とするネ
    ジの緩み警告装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記第1部材及び第2部材を軸方
    向に付勢する皿バネを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のネジの緩み警告装置。
  3. 【請求項3】 前記回転力付勢手段が、軸方向を切欠し
    た弾性変形可能な円筒部材と、同円筒部材の内部に配設
    され前記円筒部材の内径よりも小径の円柱部材とからな
    るバネ材を、前記第1部材と第2部材間の周方向に多数
    配設したものであることを特徴とする請求項1,2記載
    のネジの緩み警告装置。
  4. 【請求項4】前記第1部材および第2部材の位置合わせ
    用突起を有することを特徴とする請求項1,2,3記載
    のネジの緩み警告装置。
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