JPH09142149A - 車両用雨除け装置 - Google Patents

車両用雨除け装置

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JPH09142149A
JPH09142149A JP32658295A JP32658295A JPH09142149A JP H09142149 A JPH09142149 A JP H09142149A JP 32658295 A JP32658295 A JP 32658295A JP 32658295 A JP32658295 A JP 32658295A JP H09142149 A JPH09142149 A JP H09142149A
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JP
Japan
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rain
vehicle
container
door
shelter
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Application number
JP32658295A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Fujino
良之 藤野
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FUJINO SANGYO KK
Original Assignee
FUJINO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員の車室内への乗降時に、乗員に雨や雪等
が降りかかるのを阻止できる車両用雨除け装置を提供す
る。 【解決手段】 車両ドアDの近くに雨除け収容体1を設
け、該収容体1に、ドアDを開放して乗員が乗降すると
き、ドアDの開放周辺部を雨等から遮断して乗員に雨等
が降りかかるのを阻止する雨除け手段2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用車やトラッ
ク等の車両に装備され、ドアを開放して乗員が車室内に
乗降するとき、乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止す
る雨除け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、降雨時や降雪時等に、車室内の
乗員が降りる場合、車室内では傘を拡げることが困難な
ことから、ドアを開放し一旦外部に出てから傘を拡げる
ようにしており、また、車室内に乗員が乗り込む場合に
も、車室内では傘を折畳むことが困難であるため、ドア
の外部で傘を折畳んでから車室内に乗り込むようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、降雨時や降雪時等にドアの外部で傘を拡げたり折畳
むのでは、乗員に雨や雪等が降りかかってしまう。
【0004】本発明の目的は、乗員の車室内への乗降時
に、乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止できる車両用
雨除け装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、図1〜図11に示すよう
に、車両ドアDの近くに雨除け収容体1を設け、該収容
体1に、前記ドアDを開放して乗員が乗降するとき、こ
のドアDの開放周辺部を雨等から遮断して乗員に雨等が
降りかかるのを阻止する雨除け手段2を設けている。
【0006】請求項2記載の発明は、図1,図2に示す
ように、雨除け手段2を、雨除け収容体1のドア開放方
向外方位置と内方位置との範囲でスライド可能とされた
雨除け板3と、該雨除け板3を上記範囲にわたってスラ
イドさせるスライド操作機構4とで構成している。
【0007】請求項3記載の発明は、図3〜図6に示す
ように、雨除け手段2を、雨除け収容体1のドア開放方
向外方位置と内方位置との範囲で転回可能とされた雨除
け板5と、該雨除け板5を上記範囲にわたって転回させ
る転回操作機構6とで構成している。
【0008】請求項4記載の発明は、図7,図8に示す
ように、雨除け手段2を、雨除け収容体1のドア開放方
向外方位置と内方位置との範囲で進退出可能とされた雨
除け用蛇腹板7と、該蛇腹板7を上記範囲にわたって進
退操作させる操作機構8とで構成している。
【0009】請求項5記載の発明は、図9,図10に示
すように、雨除け手段2を、車両ドアDに連結され、こ
のドアDの開閉に連動して雨除け収容体1のドア開放方
向外方位置と内方位置との範囲で進退出可能とされた雨
除け板9で形成している。
【0010】請求項6記載の発明は、図11に示すよう
に、雨除け手段2を、雨除け収容体1のドア開放方向外
方にエアカーテンを形成する噴射ノズル10で構成して
いる。
【0011】
【作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、降雨時
や降雪時等に、車両ドアDを開放して車室内に乗員が乗
降するとき、雨除け収容体1に備えた雨除け手段2によ
り前記ドアDの開放周辺部を雨等から遮断できて、乗員
に雨や雪等が降りかかるのを阻止することができる。
【0012】請求項2〜請求項4記載の発明によれば、
降雨時や降雪時等に車両ドアDを開放して車室内に乗員
が乗降するとき、雨除け板3,5及び蛇腹板7を各操作
機構4,6,8を介して収容体1の内部からドア開放方
向外方位置へと進出させ、前記雨除け板3,5及び蛇腹
板7でドアDの開放部位を覆うことにより、乗員に雨や
雪等が降りかかるのを確実に阻止でき、また、不必要時
には、これら雨除け板3,5及び蛇腹板7を、車両走行
等の邪魔にならないように、前記各操作機構4,6,8
を介して収容体1内に収納させることもできる。特に、
前記蛇腹板7を用いるときには、該蛇腹板7を前記収容
体1に折畳んだ状態でコンパクトに組み込めるので、こ
の収容体1を小形に形成することができ、しかも、前記
蛇腹板7は進退出時に自由に角度変更させることができ
るため、該蛇腹板7を前記収容体1に組み込むときの設
計自由度が得られる。
【0013】請求項5記載の発明によれば、上記各発明
と同様に、雨除け板9により所期目的を達成することが
できながら、この雨除け板9は、車両ドアDの開閉操作
に連動して収容体1の内外方に進退出されるため、上記
各発明のように、各操作機構4,6,8を操作したりす
ることなく、前記ドアDに連動して前記雨除け板9を自
動的に進退操作することができて、使い勝手を良好にで
きる。
【0014】請求項6記載の発明によれば、雨除け手段
2として噴射ノズル10を用い、該ノズル10からエア
を噴射することにより、収容体1のドア開放方向外方に
エアカーテンを形成するようにしているため、上記各発
明のように、各種雨除け用部材を別途必要とすることな
く、また、使用時に収容体1の外方に突出する出っ張り
部分もなくして、全体外観を良好とし、かつ、全体構成
をコンパクトとしながら、所期目的を達成することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる車両用雨除
け装置を図面に基づいて説明する。図1,図2に示す実
施形態では、例えば乗用車のドアD近くでルーフR上に
内部中空の雨除け収容体1を取付けて、該収容体1内に
雨除け手段2を組み込んでおり、この雨除け手段2とし
ては、前記収容体1の内方位置(図1の点線位置)とド
ア開放方向外方位置(同図の仮想線位置)との範囲で左
右方向にスライド可能とされ、ドア開放方向外方位置へ
の進出時に左右車両ドアD,Dの開放部位を覆う2つの
雨除け板3,3と、これら各雨除け板3を前記範囲にわ
たってスライド操作するスライド操作機構4とを備えて
いる。
【0016】前記各雨除け板3は、プラスチック,ガラ
ス,金属板等により方形状に形成されて、前記収容体1
の内方上下部位に対向状に組み込んでおり、また、この
収容体1の左右両側壁で前記各雨除け板3との対向部位
には、該各雨除け板3を進退出させるための開口部1
a,1aを形成している。
【0017】また、前記スライド操作機構4としては、
前記収容体1の上下内壁面で前後部位に左右横方向に配
設された合計4本のガイドレール41と、前記各雨除け
板3の進出方向後端側で前後部位に2組づつ固定され、
前記各ガイドレール41に転動可能に係止された合計8
個の摺動子42とを設けている。
【0018】さらに、この実施形態では、前記収容体1
の横方向一側で底壁上の前後方向中央部位に、前記各雨
除け板3のスライド操作源として正逆転可能な1つのモ
ータ43を配設し、そのモータ軸に2つのワイヤ掛回部
をもつ第1回転体44を取付けると共に、前記収容体1
の横方向他側で上壁面の前後方向中央部位には、支持杆
45を介して前記第1回転体44と対向する2つの第2
回転体46,46を支持し、これら第1,第2回転体4
5,46間に上下2本の第1及び第2ワイヤ47,48
を掛回する一方、該各ワイヤ47,48には前記各雨除
け板3の進出方向後端側に固定した連結体49,49を
結合させている。
【0019】前記第2ワイヤ48は、その前後回行部が
平行となるように掛回されるのに対し、前記第1ワイヤ
47は、回行中間部が交差するように掛回されて、これ
ら各ワイヤ47,48を介して前記1つのモータ43で
各雨除け板3を左右方向にスライド操作できるようにし
ており、つまり、部品点数を少なくし、かつ、製作コス
トを低減させながら、前記各雨除け板3を1つのモータ
43で省力的に同時にスライド操作できるようにしてい
る。尚、前記モータ43は、運転席等に設けた操作スイ
ッチで正逆転操作可能とされている。また、前記各雨除
け板3のスライド操作源としては、前記モータ43に変
えて乗用車に備えるパワーウインド作動用モータ等を利
用することもできる。
【0020】そして、降雨時や積雪時等に、車両ドアD
を開放して車室内に乗員が乗降するとき、前記モータ4
3を正転駆動させることにより、前記各ワイヤ47,4
8及び各連結体49を介して各雨除け板3が、図1の点
線状態で示す収容体1の内方位置から仮想線で示すドア
開放方向外方位置へと同時に進出され、車両ドアDの開
放周辺部が前記各雨除け体3で覆われるため、車両ドア
Dから乗降する乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止す
ることができる。また、乗員が乗降した後等の不必要時
には、前記モータ43を逆転駆動させることにより、前
記各雨除け板3が、車両走行等の邪魔にならないよう
に、前記収容体1の内方位置に同時に後退されて収容さ
れる。このとき、前記各雨除け板3の後端側で前後部位
に2組づつ設けた合計4個の摺動子42が、前記収容体
1の上下前後部位に配設した2組のガイドレール41に
沿ってそれぞれ転動されることから、前記各雨除け板3
をガタ付いたりすることなく円滑かつ確実に前記収容体
1の内外に進退出させることができる。
【0021】以上の実施形態では、前記収容体1を車両
ドアD近くのルーフR上に配設するようにしたが、この
収容体1は前記ルーフRの内部空間を利用して形成する
ようにしてもよく、このことは、後述する図3,図4に
示す実施形態、図7,図8に示す実施形態、図9,図1
0に示す実施形態、図11に示す実施形態についても同
様である。また、前記収容体1の内部には1つの雨除け
板3を組み込むようにしてもよく、このことは、後述す
る図3,図4に示す実施形態、図5,図6に示す実施形
態、図7,図8に示す実施形態、図11に示す実施形態
についても同様である。更に、前記モータ43を用いる
ことなく、前記雨除け板3を手動で収容体1の内外方に
スライド操作させるようにしてもよく、このことは、図
3〜図10に示す実施形態についても同様である。
【0022】図3,図4の実施形態では、前記雨除け手
段2として、前記収容体1の内方位置(図3の点線位
置)とドア開放方向外方位置(同図の仮想線位置)との
範囲で水平方向に転回しながら進退出可能とされ、ドア
開放方向外方位置への転回進出時に左右車両ドアの開放
部位を覆う2つの雨除け板5,5と、これら各雨除け板
5を上記範囲にわたって転回させる転回操作機構6とを
備えている。
【0023】前記各雨除け板5は、前述したものと同素
材により一側外端縁に円弧面をもつ概略方形状に形成さ
れて、前記収容体1内に上下対向状に組み込まれてお
り、また、この収容体1における前記各雨除け板5の転
回軌跡上には、該各雨除け板5を進退出させるための開
口部1a,1aを形成している。
【0024】この転回操作機構6としては、前記各雨除
け板5の転回中心部に一体状に設けられたワイヤ掛回部
をもつ第1及び第2回転体61,62と、該各回転体6
1,62及び各雨除け板5,5の転回中心部に挿通され
た第1及び第2軸杆63,64と、前記収容体1の左右
両側で上下壁面から突設され、前記各軸杆63,64の
挿通上下部位を回転自由に挿嵌支持する2個1組の筒部
65,66とを備えている。
【0025】また、この実施形態では、前記収容体1の
底壁中央部位に、前記各雨除け板5の転回操作源として
正逆転可能な1つのモータ67を配設すると共に、その
モータ軸に2つのワイヤ掛回部をもつ第3回転体68を
取付けて、この第3回転体68と前記第1,第2回転体
61,62との間に上下2本の第1及び第2ワイヤ6
9,70を掛回している。
【0026】前記第1,第2ワイヤ69,70を掛回す
るに際しては、前述した場合と同様に、部品点数を少な
くし、かつ、製作コストを低減させながら、前記各雨除
け板5を1つのモータ67で省力的に転回操作できるよ
うにするため、前記第1ワイヤ69を前後回行部が平行
となるように掛回し、また、前記第2ワイヤ70を回行
中間部が交差するように掛回させている。この実施形態
の場合にも、前記各雨除け板5の転回操作源として、前
記モータ43に変えて乗用車に備えるパワーウインド作
動用モータ等を利用してもよい。
【0027】そして、降雨時や積雪時等に、車両ドアD
を開放して車室内に乗員が乗降するときには、前記モー
タ67を正転駆動させることにより、前記各ワイヤ6
9,70を介して各雨除け板5が、前記各軸杆63,6
4を中心に水平方向に転回されながら、図3の点線状態
で示す収容体1の内方位置から仮想線で示すドア開放方
向外方位置へと同時に進出され、車両ドアDの開放周辺
部が前記各雨除け体5で覆われるため、車両ドアDから
乗降する乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止すること
ができる。また、不必要時には、前記モータ67を逆転
駆動させることにより、前記各雨除け板5が、車両走行
等の邪魔にならないように、前記収容体1の内方位置に
同時に後退されて収容される。
【0028】図5,図6の実施形態では、前記収容体1
を上部開放のボックス形状に形成して、該収容体1の上
部側に前記各雨除け板5を互いに重合状態に折畳収容さ
せるようになすと共に、前記転回操作機構6として、前
記収容体1の左右両側で前後部位に突設した2個1組の
各ブラケット71,72間に2つの軸杆73,74を挿
通させ、これら各軸杆73,74に前記各雨除け板5の
下面側で転回中心部に突設した2枚1組の支持片75,
76を挿通支持させている。また、この実施形態では、
前記収容体1の内部で各雨除け板5の転回中心部との対
向部位に、該各雨除け板5の転回駆動源として正逆転可
能な2つのモータ77,77を配設し、これら各モータ
77のモータ軸と前記各軸杆73,74に設けた回転子
78,78との間にワイヤ79,79をそれぞれ掛回し
ている。
【0029】そして、降雨時や積雪時等に、車両ドアD
を開放して車室内に乗員が乗降するときには、前記各モ
ータ77を正転駆動させることにより、前記各ワイヤ7
9及び各回転子78を介して各雨除け板5が、前記各軸
杆73,74を中心に左右方向に転回されながら、図6
の実線で示す収容体1の内方上部位置から仮想線で示す
ドア開放方向外方位置へと進出され、車両ドアDの開放
周辺部が前記各雨除け体5で覆われるため、車両ドアD
から乗降する乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止する
ことができる。また、不必要時には、前記各モータ77
を逆転駆動させることにより、前記各雨除け板5が、車
両走行等の邪魔にならないように、前記収容体1の内方
上部位置に後退されて収容される。このとき、前記各雨
除け板5は、降雨状態等に応じて前記各モータ77の発
停制御を行うことにより斜め傾斜位置で停止させること
もできる。この実施形態においては、前記収容体1の上
部側に前記各雨除け板5を相互に離間するように配設し
てもよく、斯くするときには、前記各雨除け板5を前記
各モータ77の駆動で同時に進退出させることができ
る。
【0030】図7,図8の実施形態では、前記雨除け手
段2として、前記収容体1の内方位置(図7の点線位
置)とドア開放方向外方位置(同図の仮想線位置)との
範囲で水平方向に伸縮しながら進退出可能とされ、ドア
開放方向外方位置への進出時に左右車両ドアの開放部位
を覆う2つの雨除け用蛇腹板7,7と、これら各雨除け
板7を上記範囲にわたって進退させる操作機構8とを備
えている。また、前記収容体1における各蛇腹板7との
対向部位には、該各蛇腹板7を進退出させるための開口
部1a,1aを形成している。
【0031】この実施形態では、前記操作機構8とし
て、前記各蛇腹板7の進出方向先端側で前後部位に2個
1組として取付けられた合計4つの操作体81と、これ
ら各操作体81から後方側に延出された合計4本の操作
ロッド82と、前記収容体1の内方左右両側で前後部位
に設けられ、前記各操作ロッド82をガイドする合計4
つのガイド板83とを備えている。また、同実施形態で
は、前記各蛇腹板7の背面側に、車両搭載のコンプレッ
サ等に連通する連通管84を開口させている。
【0032】そして、降雨時や積雪時等に、車両ドアD
を開放して車室内に乗員が乗降するときには、前記コン
プレッサ等からのエアを連通管84を介して前記各蛇腹
板7の背面側に噴出させることにより、これら各蛇腹板
7が図7の点線状態で示す収容体1の内方位置から仮想
線で示すドア開放方向外方位置へと同時に進出され、車
両ドアDの開放周辺部が前記各蛇腹体7で覆われるた
め、車両ドアDから乗降する乗員に雨や雪等が降りかか
るのを阻止することができる。また、不必要時には、前
記コンプレッサ等で各蛇腹板7の背面側を吸引すること
により、該各蛇腹板7が、車両走行等の邪魔にならない
ように、前記収容体1の内方位置に同時に後退されて収
容される。特に、前記蛇腹板7を用いるときには、該蛇
腹板7を前記収容体1に折畳んだ状態でコンパクトに組
み込めるので、この収容体1を小形に形成することがで
き、しかも、前記蛇腹板7は進退出時に自由に角度変更
させることができるため、該蛇腹板7を前記収容体1に
組み込むときの設計自由度が得られる。
【0033】このとき、前記各蛇腹板7の進出方向先端
側で前後部位には合計4つの操作体81が設けられ、ま
た、これら各操作体81には4本の操作ロッド82が取
付けられて、該各操作ロッド82が前記収容体1に設け
た4つのガイド板83でガイドされることから、前記各
蛇腹板7をガタ付いたりすることなく円滑かつ確実に前
記収容体1の内外に進退出させることができる。
【0034】図9,図10の実施形態では、前記雨除け
手段2として、前記ドアDに連結され、このドアDの開
閉に連動して前記収容体1の内方位置とドア開放方向外
方位置との範囲で水平方向に進退出可能とされた雨除け
板9で形成している。
【0035】具体的には、前記雨除け板9を概略扇形状
に形成して、該雨除け板9の進出方向先端側で前後部位
を前記ドアDの上端部に2つのステー91,91を介し
て連結すると共に、前記収容体1の内部で雨除け板出入
り用開口部1aの近くに、前記雨除け板9をガイドする
上下1組のガイドボール92,92を配設する。
【0036】そして、降雨時や積雪時等に車室内に乗員
が乗降するときには、車両ドアDの開閉動作に連動して
前記雨除け板9が前記各ガイドボール92でガイドされ
ながら進退出されるため、上記各実施形態のように、各
操作機構4,6,8を操作したりすることなく、前記ド
アDに連動して前記雨除け板9を自動的に進退操作する
ことができて、使い勝手を良好にできながら、乗員に雨
や雪等が降りかかるのを阻止することができる。この実
施形態の場合にも、前述したように、前記各雨除け板9
を蛇腹板で形成してもよく、斯くするときには、前述し
た場合と同様な作用効果が得られる。
【0037】図11の実施形態では、前記収容体1を上
部開放のボックス形状に形成し、該収容体1の内部空間
を荷物Nの積載部1bとして利用すると共に、前記雨除
け手段2として、前記収容体1のドア開放方向外方にエ
アカーテンAを形成する噴射ノズル10を用いている。
【0038】具体的には、前記収容体1における左右両
側壁部の上方位置に、前記ドアDの開放方向外方にエア
を噴射する多数の噴射ノズル10を開設すると共に、前
記収容体1の壁部内に前記各噴射ノズル10に連通し、
かつ、車両搭載のコンプレッサ等に連通する連通孔10
a,10aを形成する。
【0039】そして、降雨時や積雪時等に車室内に乗員
が乗降するときには、前記コンプレッサ等からのエアを
前記各噴射ノズル10から前記収容体1のドア開放方向
外方に噴射させてエアカーテンAを形成することによ
り、乗員に雨や雪等が降りかかるのを阻止することがで
きる。また、この実施形態によれば、上記各実施形態の
ように、各種雨除け用部材を別途必要とすることなく、
また、使用時に収容体1の外方に突出する出っ張り部分
もなくして、全体外観を良好とし、かつ、全体構成をコ
ンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる雨除け装置の一実施形態を示す
平面図。
【図2】その縦断背面図。
【図3】別の実施形態を示す平面図。
【図4】その縦断背面図。
【図5】別の実施形態を示す平面図。
【図6】その背面図。
【図7】別の実施形態を示す平面図。
【図8】その縦断背面図。
【図9】別の実施形態を示す平面図。
【図10】その縦断背面図。
【図11】別の実施形態を示す縦断背面図。
【符号の説明】
1…雨除け収容体、2…雨除け手段、3,5,9…雨除
け板、4,6,8…操作機構、7…蛇腹板、10…噴射
ノズル、D…車両ドア。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ドア(D)の近くに雨除け収容体
    (1)を設け、該収容体(1)に、前記ドア(D)を開
    放して乗員が乗降するとき、このドア(D)の開放周辺
    部を雨等から遮断して乗員に雨等が降りかかるのを阻止
    する雨除け手段(2)を設けていることを特徴とする車
    両用雨除け装置。
  2. 【請求項2】 雨除け手段(2)が、雨除け収容体
    (1)のドア開放方向外方位置と内方位置との範囲でス
    ライド可能とされた雨除け板(3)と、該雨除け板
    (3)を上記範囲にわたってスライドさせるスライド操
    作機構(4)とを備えている請求項1記載の車両用雨除
    け装置。
  3. 【請求項3】 雨除け手段(2)が、雨除け収容体
    (1)のドア開放方向外方位置と内方位置との範囲で転
    回可能とされた雨除け板(5)と、この雨除け板(5)
    を上記範囲にわたって転回させる転回操作機構(6)と
    を備えている請求項1記載の車両用雨除け装置。
  4. 【請求項4】 雨除け手段(2)が、雨除け収容体
    (1)のドア開放方向外方位置と内方位置との範囲で進
    退出可能とされた雨除け用蛇腹板(7)と、該蛇腹板
    (7)を上記範囲にわたって進退操作させる操作機構
    (8)とを備えている請求項1記載の車両用雨除け装
    置。
  5. 【請求項5】 雨除け手段(2)が、車両ドア(D)に
    連結され、このドア(D)の開閉に連動して雨除け収容
    体(1)のドア開放方向外方位置と内方位置との範囲で
    進退出可能とされた雨除け板(9)で形成されている請
    求項1記載の車両用雨除け装置。
  6. 【請求項6】 雨除け手段(2)が、雨除け収容体
    (1)のドア開放方向外方にエアカーテンを形成する噴
    射ノズル(10)で構成されている請求項1記載の車両
    用雨除け装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237447A (ja) * 2014-09-19 2014-12-18 智宏 松本 自動車用エアー噴射装置
JP2017144815A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 三菱自動車工業株式会社 車両の防雨板装置
KR102087730B1 (ko) * 2018-10-15 2020-03-11 선명한 자동차용 우산
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JP7142414B1 (ja) * 2022-04-08 2022-09-27 淳 菅原 車両用レインバイザー

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