JPH09141979A - テストプリント方法 - Google Patents

テストプリント方法

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Publication number
JPH09141979A
JPH09141979A JP7299756A JP29975695A JPH09141979A JP H09141979 A JPH09141979 A JP H09141979A JP 7299756 A JP7299756 A JP 7299756A JP 29975695 A JP29975695 A JP 29975695A JP H09141979 A JPH09141979 A JP H09141979A
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JP
Japan
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test print
mark
recording paper
continuous recording
recorded
Prior art date
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Pending
Application number
JP7299756A
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English (en)
Inventor
Hidemi Sasaki
英美 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストプリントを簡便に行う。 【解決手段】 連続記録紙15の先端の裏面に、テスト
プリント開始マーク23が予め記録されている。プリン
タは、記録紙交換後の最初の給紙時に、読取りセンサで
テストプリント開始マーク23を読み取り、テストプリ
ントを自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタのテストプリ
ント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用ビデオプリンタでは、適当な画像
をプリントし、その仕上がり状態を見て、濃度や色合い
の調節つまみを操作し、プリント条件を設定している。
【0003】この方法では、プリント条件の設定をユー
ザーが正しく行うことが困難であるので、本出願人はテ
ストプリント機能を内蔵したサーマルプリンタを特願平
6−111216号に提案している。このサーマルプリ
ンタでは、ユーザーがテストプリントスイッチを操作す
ると、テストプリントが行われる。作成されたテストプ
リント紙には、ステップ的に変化した濃度補正値と、各
濃度補正値に対応する位置にこの濃度補正値を用いて行
った3色のパッチプリントとが記録されている。これを
見て、各色毎に最適なパッチプリントを選び、その濃度
補正値を入力することで、各色のプリント条件を簡単に
設定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のテスト
プリント方法では、ユーザーがテストプリントスイッチ
を操作しなければならいため、操作が面倒であるという
欠点がある。また、カラー感熱記録紙のように発色性を
有するものでは、製造ロットや保管条件によって特性が
多少変化し、またプリンタも使用の程度によって経時変
化するので、一包みの記録紙の最初のもの、又はロール
形態の連続記録用紙の先端部分にするのが望ましいが、
ユーザーによっては、この適当なテスト時期にテストプ
リントをすることを忘れることが多い。
【0005】本発明は、確実、且つ簡便にテストプリン
トを行えるように工夫したテストプリント方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のテストプリント方法では、連続記録紙の先
端、積層された枚葉状記録紙の一枚目、記録紙を収納し
たカートジッリの外周に予めテストプリント開始マーク
を記録しておき、新たな記録紙のセットする都度に、プ
リンタに設けた読取り手段で読み取って自動的にテスト
プリントを行う。これにより、記録紙交換時に自動的に
テストプリントが行われるから、テストプリントスイッ
チ等の操作を行う必要がなく、また適当な時期に行うこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】カラー感熱記録紙に本発明を適用
した実施形態について説明する。図2に示すように、連
続記録紙15はシアン感熱発色層17,マゼンタ感熱発
色層18,イエロー感熱発色層19,保護層20が支持
体16の上に順次層設されている。この例では、ポスト
カードサイズの幅と同じ幅になっている。これらの各感
熱発色層18〜20は、熱記録される順番に層設されて
いるが、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱
記録する場合には、イエロー感熱発色層19とマゼンタ
感熱発色層18とが入れ換えられる。これらの各感熱発
色層17〜19は、深層ほど発色熱エネルギーが高いた
め、サーマルヘッドにより加えられる発色熱エネルギー
を変えることにより、3色の感熱発色層を選択的に発色
させることができるようになっている。
【0008】連続記録紙15は、記録面側、すなわち保
護層20の面を内側にした状態でロール状に巻き取られ
ており、包装紙によって包装された形態で提供されてい
る。この連続記録紙15は、裏面、すなわち支持体16
の面が白色、又は乳白色となっており、図1に示すよう
に、この面に黒色でレジスタマーク22、テストプリン
ト開始マーク23、及び宛て先情報24が搬送方向に沿
って一列で記録されている。
【0009】レジスタマーク22は、連続記録紙15の
搬送方向に沿って予め定められた幅に決められたバー形
状をしており、長さL2の間隔を保って一定ピッチで形
成されている。この例では、ポストカードサイズのプリ
ントであるため、この長さL2は、ポストカードの縦の
長さと同じである。また、最初のレジスタマーク22
は、連続記録紙15の先端15aから搬送方向に長さL
1の位置にある。このレジスタマーク22は、カラープ
リンタでの3色面順次記録に際して各画像エリアの記録
開始位置を特定して、各色の画像を一致させるためと、
プリンタでポストカードサイズに切断する位置を特定す
るために用いられる。
【0010】テストプリント開始マーク23は、連続記
録紙15の先端側に一つだけ記録されており、プリンタ
側にテストプリントを指示するためのものである。この
マーク23は、先頭のレジスタマーク22から搬送方向
の沿って長さL3だけ離れた位置にある。
【0011】宛て先情報24は、テストプリントを郵送
するための情報であり、テストプリント開始マーク23
を検出した後に読み取られる。この情報24は、テスト
プリントで使用される枚数分の範囲内、すなわち、本実
施例ではポストカードサイズ2枚分にテストプリントを
行うため、テストプリント開始マーク23以降で、且つ
ポストカードサイズの長手方向の長さ2枚分の範囲内
に、バーコード形態で記録されている。
【0012】連続記録紙15の記録面、すなわち保護層
20側の面には、図3に示すように、テストプリント時
に使用される2枚分の各画像記録エリアの所定位置に、
基準用の見本濃度パターン25a,25bが予め記録さ
れている。これらの見本濃度パターン25a,25b
は、濃度がステップ的に変化した複数のパッチからな
る。
【0013】連続記録紙15は、包装紙を取り除いて、
図4に示すプリンタ26の装填室29にセットされる。
プリンタ26の各機構は、コントローラ27で統括的に
制御されている。装填室29から直線状に配置された搬
送路には、ほぼ一定の間隔を保って搬送ローラ対28〜
30が配置されている。これの搬送ローラ対28〜30
は、キャプステンローラとピンチローラとからなる。連
続記録紙15は、装填セット完了後に給紙ローラ対31
によって搬送路に所定長さだけ引き出される。この搬送
路の入口部分には、マークセンサ33、及び読取りセン
サ34とが長さL3の間隔で配置されており、これらの
センサ33,34がマーク22,23とを同時に検出す
ることで、コントローラ27はテストプリントモードに
セットし、またマーク22だけを検出した場合にはモー
ドを通常プリントモードに保つ。
【0014】通常プリントモードでは、レジスタマーク
22がマークセンサ33で検出される位置まで連続記録
紙15を引き出した状態で待機し、プリント開始ボタン
35の操作が行われることで、給紙ローラ対31によっ
て連続記録紙15を搬送ローラ対28〜30に向けて搬
送する。これらの搬送ローラ対28〜30、及び給紙ロ
ーラ対31は、パルスモータ36〜38によってそれぞ
れ一定速度で回転される。これらのモータ36〜38
は、ドライバー36a〜38aを介してコントローラ2
7から送出される駆動パルスによって駆動が制御され
る。
【0015】給紙ローラ対31から下流側の搬送路に
は、上流側から順に縦型のイエロー用サーマルヘッド4
0,マゼンタ用サーマルヘッド41,シアン用サーマル
ヘッド42が各搬送ローラ対28〜30の直前に各々設
けられている。各サーマルヘッド40〜42の下端に
は、複数個の発熱素子をライン状に配列した発熱素子ア
レイ40a〜42aが設けられている。これら発熱素子
アレイ40a〜42aは、連続記録紙15の搬送方向に
直交する方向に延びている。これらのサーマルヘッド4
0〜42は、各サーマルヘッド駆動部44〜46によっ
て駆動される。
【0016】また、各サーマルヘッド40〜42は、ソ
レノイドやカム機構等のアップダウン機構47〜49を
介してコントローラ27により上下方向に移動される。
熱記録時には、連続記録紙15に圧接した熱記録位置
に、熱記録を行わない状態のときには、連続記録紙15
から離れた退避位置に移動される。
【0017】イエロー用サーマルヘッド40とマゼンタ
用サーマルヘッド41との間には、イエロー用光定着器
50が、またマゼンタ用サーマルヘッド41とシアン用
サーマルヘッド42との間には、マゼンタ用光定着器5
1が配設されている。イエロー層用光定着器50は、発
光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫外線ランプ5
0aとランプハウス50bとからなり、マゼンタ用光定
着器51は発光ピークが約365nmの紫外線ランプ5
1aとランプハウス51bとから構成されている。
【0018】各サーマルヘッド40〜42に対向する位
置には、プラテンローラ53〜55がそれぞれ配置され
ている。これらのプラテンローラ53〜55は、フリー
回転するが、モータで駆動してもよい。
【0019】給紙ローラ対31とイエロー用サーマルヘ
ッド40との間には、反射型のマークセンサ33が配置
されている。マークセンサ33がマーク22を検出した
時点から、モータ36の駆動パルスをカウンタ56でカ
ウントすることで、サーマルヘッド40のアップダウン
や熱記録の開始位置を判断する。
【0020】マークセンサ33から搬送方向の上流側に
長さL3だけ離した位置には、反射型の読取りセンサ3
4が配置されている。読取りセンサ34は、投光部と受
光部との光軸が交差する点にテストプリント開始マーク
23がくると、受光部への入射光が変化することから、
プリント開始マーク23を検出して、モードをテストプ
リントモードに切り換える制御信号を送る。プリントモ
ードが実行されると、読取りセンサ34は、宛て先情報
24を読み取り、この読取り信号をデータ生成器57に
送る。データ生成器57は、モータ36の駆動パルスに
合わせて読取り信号をキャラクターコードに変換し、キ
ャラクターメモリ58から所定の文字や数字を表すキャ
ラクタデータを形成し、このキャラクタデータを合成メ
モリ59に送る。合成メモリ59は、3色分のメモリか
らなり、宛て先となる画像データとパターン2メモリ6
0から読み出したテストプリント作成データとが色毎に
書き込まれ、2種類のデータを合成する。
【0021】合成メモリ59の各色の画像データは、各
色ごとにラインメモリ61に送られる。3本のラインメ
モリ61には、テストプリントモードの際には合成メモ
リ59から送られる3色の画像データが、また通常プリ
ントモードの際には画像メモリ62から送られる3色の
画像データが書き込まれる。ラインメモリ61に書き込
まれた3色の画像データは、色ごとに1ライン分ずつ読
み出されて各サーマルヘッド駆動部44〜46に送られ
る。画像メモリ62には、ビデオカメラやスキャナー等
で取り込んだ3色の画像データが書き込まれる。
【0022】マークセンサ33の下流側で長さL1だけ
離れた位置には、入口カッタ63が配置されている。こ
の入口カッタ63は、ドライバー63aを介してコント
ローラ27で制御されており、テストプリントモードの
際には、ポストカードの2枚分の長さで、また通常プリ
ントモードの際には指定された枚数分の長さで連続記録
紙15を切断する。この切断は、レジスタマーク22を
カウントすることで搬送長さを判断し、その後に到達す
るレジスタマーク22をマークセンサ33で検出した時
点で行う。
【0023】マゼンタ用サーマルヘッド41、及びシア
ン用サーマルヘッド42との上流側には、マークセンサ
64,65が配置されている。これらのマークセンサ6
4,65は、各サーマルヘッド41,42から長さL1
だけ離れた位置に設けられており、レジスタマーク22
を検出すると、この検出した時点からモータ37,38
の駆動パルスをカウンタ66,67でそれぞれカウント
して、その送り量からサーマルヘッド40〜42のアッ
プダウンの決定と、各色の画像エリアの記録開始位置と
が一致するように熱記録開始のタイミングを決定する。
これらのカウンタ56,66,67は、次のレジスタマ
ーク22を検出した時点でリセットされ、再びカウント
が開始される。
【0024】定着器50とマゼンタ用サーマルヘッド4
1との間には、ガイドローラ対70、ガイドプレート7
1及びガイドローラ72とが配置されている。このガイ
ドプレート71上では、搬送ローラ対28,29との間
の搬送速度差によって生じる搬送負荷変動を防止するた
めに、ガイドローラ対70、及びガイドローラ72とで
記録紙15にたるみ73を形成する。同様に、定着器5
1とシアン用サーマルヘッド42との間には、ガイドプ
レート74,ガイドローラ75、及びガイドローラ対7
6が配置されており、上記と同じにようにガイドプレー
ト74上にたるみ77を形成する。これらのたるみ7
3,77によってサーマルヘッド40〜42の挙動に起
因する搬送負荷変動を吸収するようにしたから、搬送負
荷変動に起因するスジ状の濃度ムラの発生が防止でき
る。
【0025】搬送ローラ対30の下流側には、出口カッ
タ78とマークセンサ79とが搬送方向に沿って長さL
1の間隔保って設けられている。マークセンサ79は、
切断位置にレジスタマーク22が到達したことを検出す
る。コントローラ27は、マークセンサ79がレジスタ
マーク22を検出したときに、レジスタマーク22から
上流側に長さL1だけ離れた位置で連続記録紙15を切
断する。これにより、連続記録紙15が画像記録エリア
ごとに切断され、ポストカードサイズで排出される。
【0026】コントローラ27には、外部から操作可能
な3色の濃度調節ダイヤル79a〜79cがA/D80
を介して接続されており、各濃度調節ダイヤル79a〜
79cの調節量に応じて濃度調節される。この濃度調節
は、例えばサーマルヘッド駆動部44〜46の駆動電圧
を調節することで行われる。また、コントローラ27
は、各モードに応じてROM81に予め記憶されたシー
ケンスを実行する。
【0027】テストプリントモードの際には、2枚分の
テストプリントを行う。1枚目のテストプリントには、
図5に示すように、見本濃度パターン25aの隣に記録
されるテスト濃度パターン25cとこれに付随する文章
等とが記録されるようになっており、これらのパターン
データ等はパターン1メモリ68に記憶されている。ま
た2枚目のテストプリントには、見本濃度パターン25
bの隣に記録されるテスト濃度パターン90dと宛て先
91とが記録されるようになっており、これらのパター
ンデータ等がターン2メモリ60に記憶されている。テ
スト濃度パターン25c,25dは、パターンデータに
基づいてその時点で設定されているプリント条件、例え
ばヘッド電圧でプリントする。また、宛て先91は、連
続記録紙15に予め記録した宛て先情報24に基づいて
記録される。
【0028】上記構成の作用を図6を参照しながら説明
する。新たな連続記録紙15を装填室29にセットした
後に装填蓋を閉じると、モータ36が自動的に駆動し
て、連続記録紙15の先端15aを給紙ローラ対31で
引き出す。先端15aが所定の位置まで引き出される
と、この間にマークセンサ33でレジストマーク22が
検出され、これと同時に読取りセンサ34でテストプリ
ント開始マーク23が検出される。これにより、コント
ローラ27は、テストプリントモードにセットする。
【0029】テストプリントモードでは、先ず、パター
ン1メモリ68から1枚目に記録するためのパターンデ
ータを読み出して、このデータを合成メモリ59に送
る。この画像データは、1枚目のプリントデータとして
合成メモリ59からラインメモリ59に送られ、各サー
マルヘッド40〜42の記録時にラインメモリ59から
各色の画像データが1ラインずつ読み出される。またコ
ントローラ27は、搬送ローラ対28〜30,給紙ロー
ラ対31、ガイドローラ対70,76等の回転を開始さ
せるとともに、紫外線ランプ50a,51aを点灯させ
る。
【0030】マーク22が検出された時点では、イエロ
ー用サーマルヘッド40がアップダウン機構47により
下降する。この時点では連続記録紙15の先端がプラテ
ンローラ50に到達してから、発熱素子アレイ40aが
連続記録紙15に圧接される。
【0031】マークセンサ33がレジスタマーク22を
検出した時点からパルスモータ36のモータ駆動パルス
数がカウンタ56によりカウントされる。このカウント
値が所定値になると、イエロー用サーマルヘッド40の
発熱素子アレイ40aが1枚目の画像記録エリアの記録
開始位置に対面する。この時点では、連続記録紙15の
先端が搬送ローラ対28にニップされている。そして、
イエロー用サーマルヘッド40の発熱素子アレイ40a
は、イエロー感熱発色層19の熱感度に応じて発熱し、
イエロー画像を1ラインずつ熱記録してイエロー画像を
形成する。
【0032】イエロー画像の記録中には、読取りセンサ
ー34で宛て先情報24が読み取られている。読み取っ
た情報は、モータ36の駆動パルスに合わせて電気信号
に変換され、データ生成器57でキャラクターコードが
導き出され、キャラクタメモリ58で所定の文字や数字
の宛て先データに置き換えられて合成メモリ59に送ら
れ、ここでパターン2メモリ60から読み出したテスト
プリント作成データと合成される。この合成画像データ
は2枚目のプリントデータとしてラインメモリ61に送
られる。
【0033】なお、予めパターン2メモリ60に機器番
号、又は製造番号等のプリンタ識別番号を記憶させてお
き、2枚目の画像記録エリアにプリンタ識別番号を記録
させてもよい。また、プリンタにカレンダーメモリを設
け、テストプリント日時を1枚目及び2枚目の画像記録
エリアに記録させてもよい。
【0034】熱記録されたイエロー感熱発色層19がイ
エロー用光定着器50に達すると、紫外線ランプ50a
からほぼ420nm付近の近紫外線がカラー感熱記録紙
15に照射され、次のマゼンタ感熱発色層18の熱記録
時にイエロー感熱発色層19が発色しない程度に定着さ
れる。定着後には、ガイドローラ72、ガイドローラ対
70によりガイドプレート71の上でたるみ73が形成
され、更に、ガイドローラ対64によってマゼンタ用サ
ーマルヘッド41に向けて搬送される。
【0035】この搬送中に、レジスタマーク22がマー
クセンサ64で検出されると、マゼンタ用サーマルヘッ
ド41が連続記録紙15を圧接する位置に下降され、ま
た、この検出時点からパルスモータ37のモータ駆動パ
ルス数がカウンタ66によりカウントされる。このカウ
ント値から連続記録紙15が所定量送られたときに、マ
ゼンタ用サーマルヘッド41の発熱素子アレイ41aが
1枚目の画像記録エリアの記録開始位置に対面する。そ
して、マゼンタ用サーマルヘッド41の発熱素子アレイ
41aは、マゼンタ感熱発色層18の熱感度に応じて発
熱し、マゼンタ画像を1ラインずつ熱記録する。
【0036】熱記録されたマゼンタ感熱発色層18がマ
ゼンタ用光定着器51に達すると、紫外線ランプ51a
からはほぼ365nm付近の紫外線がカラー感熱記録紙
15に照射され、次のシアン感熱発色層18の熱記録時
にマゼンタ感熱発色層19が発色しない程度に定着され
る。定着後には、ガイドローラ75、ガイドローラ対7
6によりガイドプレート74の上でたるみ77が形成さ
れ、更に、ガイドローラ対76によってシアン用サーマ
ルヘッド42に向けて搬送される。
【0037】この搬送中に、レジスタマーク22がマー
クセンサ65で検出されると、シアン用サーマルヘッド
42が連続記録紙15を圧接する位置に下降され、ま
た、この検出時点からパルスモータ38のモータ駆動パ
ルス数がカウンタ67によりカウントされる。マーク検
出後から更に連続記録紙15が所定量送られると、シア
ン用サーマルヘッド42の発熱素子アレイ42aが1枚
目の画像記録エリアの記録開始位置に対面する。そし
て、発熱素子アレイ42aは、シアン感熱発色層17の
熱感度に応じて発熱し、シアン画像を1ラインずつ熱記
録する。このシアン感熱発色層17は、発色熱エネルギ
ーが通常の保管状態では発色しない値になっているの
で、シアン感熱発色層17に対しては光定着性が与えら
れていない。
【0038】このように、3個のサーマルヘッド29〜
31によって、図5に示すように1枚目の画像記録エリ
アに3色画像のテスト濃度パターン25c等が、また、
引き続いて2枚目の画像記録エリアに黒文字の宛て先
と、テスト濃度パターン25dとが記録される。その
後、3枚目に当たるレジストマーク22をマークセンサ
33が検出した時点で、入口カッタ63が作動して連続
記録紙15を2枚分の長さで切断して連続記録紙片とす
る。この切断後には、給紙ローラ対31の作動を停止す
る。
【0039】マークセンサ79は、連続記録片のレジス
タマーク22を検出すると、この検出に同期してカッタ
49を作動させる。これにより連続記録紙片15は、図
5に示す一点鎖線に沿って切断されてポストカードサイ
ズとなってプリンタ26の外部に排出される。
【0040】1枚目のテストプリント紙には、見本濃度
パターン25aとテスト濃度パターン25cとが記録さ
れており、これらを対比して観察することで仕上がり状
態を判断することができる。2枚目のテストプリント紙
には、上段にメンテナンスセンターの宛て先が、また、
下段に見本濃度パターン25bとテスト濃度パターン2
5dとが記録されており、このテストプリントをそのま
ま郵送する。熟練したユーザーの場合は、1枚目のテス
トプリント紙から、プリントの適否を判断して濃度調節
つまみ70a〜79cを操作してプリント条件を設定す
ることが可能である。この場合には、2枚目のテストプ
リント紙は不要であるから、廃棄すればい。なお、記録
紙の無駄をなくすために、いすれか一方のプリントだけ
をする選択キーを設けてもよい。
【0041】メンテナンスセンターでは、2枚目のテス
トプリントを受け取ることで、調節の仕方を指示した
り、あるいはサービスマンによる勝利・調整を行う。勿
論、2枚目のプリントの裏面の余白にユーザーの住所及
び氏名を記載してもらうから、ユーザー登録の管理も確
実に行えるようになる。しかも、宛て先が変わっても連
続記録紙15に記録する情報を変えるだけよいから、一
々ユーザーに知らせる必要がなく、簡便である。
【0042】このテストプリント後にプリントキーを押
せば、前述したようにモータ36が駆動して給紙が行わ
れる。しかし、この場合には、テストプリント開始マー
ク23が検出されないから、通常プリントモードとな
り、3枚目以降に、ユーザーが希望するビデオ画像をプ
リントすることができる。
【0043】上記実施例では、テストプリント開始マー
ク23や宛て先情報24を連続記録紙15の裏面に記録
しているが、この記録は表面でもよい。この場合には、
画像記録エリア外に記録しておくのが好適である。ま
た、記録紙15の製造番号、感度、及び枚数等の記録紙
情報も一緒に記録しておいてもよい。これによれば、こ
の情報をプリンタに読み取らせることで、必要な設定を
自動的に行うことができる。さらに、プリントすべき濃
度パターンのデータを記録しておき、これを読み取って
テストプリントしてもよい。
【0044】上機実施例では、濃度調節をマニュアルに
より調節するようにしているが、プリンタに濃度読取り
センサを設け、得られた1枚目のテストプリントを濃度
読取りセンサで読み込むことで、見本及びテスト濃度パ
ターン25a,25cとの濃度差から補正濃度値を求
め、自動的に濃度を調節してもよい。
【0045】上記実施形態では、直線上に配置した搬送
路に記録紙15を搬送させているが、例えば搬送路を円
状にし、この搬送路に沿って各サーマルヘッド等を配置
してもよい。また、少なくとも3色のインクリボンを用
いて普通紙にカラー記録を行う熱転写型のサーマルプリ
ンタやインクジェットプリンタ等にも本発明を採用する
ことができる。さらに普通紙にモロクロの画像や文字等
を印字するシリアル、又はラインサーマルプリンタにも
採用することができる。
【0046】シート状の記録紙を用いる場合には、重ね
られたシート記録紙のうち最初に給紙されるものの裏
面、又は表面の先端にテストプリント開始マーク23や
テストプリント作成情報24を記録しておく。
【0047】記録紙15がカートリッジ等に収納した状
態で提供されている場合には、図6に示すように、これ
らのマークや作成情報99をカートリッジ100に予め
記録してもよい。このカートリッジ100には、ロール
状の連続記録紙15が収納されており、プリンタの装填
室101にセットされた後にプリンタ内部に向けて先端
から引き出される。このカートリッジ100のセット
は、巻軸102の軸方向に沿って装填される。マークや
作成情報99は、巻軸102の軸方向に沿って配列した
バーコード形態で表示されており、装填室101にセッ
トする際にカートリッジ100が巻軸102の軸方向に
沿って移動するのを利用して装填室101の内部に設け
た読取りセンサ103で読み取られる。
【0048】また、カートリッジが消耗品でなく、記録
紙をカートリッジに詰め替えて使用するタイプの場合に
は、図7に示すように、連続記録紙を包装した包装紙1
05にバーコード106を記録したラベル107を貼っ
ておき、包装紙105を取り除く前にラベル107を剥
がす。カートリッジ108は、カートリッジ本体109
と蓋部110とから構成されており、カートリッジ本体
109にラベル107を入れる挿入部110が形成され
ている。挿入部110には、プリンタの装填室にセット
する際に、ラベル107を読取りセンサで読み取るため
の窓111が形成されている。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明のテストプリント方
法では、記録紙の先端やカートリッジ等に予めテストプ
リント開始マークを記録しておき、記録紙交換に応じて
自動的にテストプリントを行うから、一々テストボタン
等の操作を行う必要がなく、また適切な時期にテストプ
リントを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続記録紙の裏面に記録したレジスタマーク、
テストプリント開始マーク、及びテストプリント作成情
報とを示す説明図である。
【図2】連続記録紙の断面図である。
【図3】連続記録紙の記録面に予め記録された見本濃度
パターンを示す説明図である。
【図4】プリンタの概略を示す説明図である。
【図5】作成されたテストプリント紙を示した説明図で
ある。
【図6】テストプリントモードのシーケンスを示すフロ
ーチャート図である。
【図7】カートリッジにテストプリント開始情報を予め
記録した実施例を示す斜視図である。
【図8】包装紙からテストプリント開始情報を記録した
ラベルを剥がしてカートリッジに装着する実施例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
15 連続記録紙 22 レジスタマーク 23 テストプリント開始マーク 24 宛て先情報 40〜42 サーマルヘッド 33,64,65 マークセンサ 34,103 読取りセンサ 63,78 カッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続記録紙の先端、又は積層された複数
    枚のシート記録紙のうち最初に給紙される記録紙の先端
    に、テストプリント開始マークを予め記録しておき、プ
    リンタに設けた読取り手段で前記マークを読み取ること
    でテストプリントを行うことを特徴とするテストプリン
    ト方法。
  2. 【請求項2】 作成されたテストプリント紙を郵送する
    宛て先も一緒にテストプリントすることを特徴とする請
    求項1記載のテストプリント方法。
  3. 【請求項3】 連続記録紙、又は積層された複数枚のシ
    ート記録紙を収納するカートリッジにテストプリント開
    始マークを予め表示しておき、前記カートリッジをセッ
    トする際にプリンタに設けた読取り手段で前記マークを
    読み取ることでテストプリントを行うことを特徴とする
    テストプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記テストプリント開始マークは、前記
    連続記録紙、又はシート記録紙を包んだ包装紙に貼り付
    けたラベルに予め記録されており、記録紙交換時に前記
    ラベルを包装紙から取って前記カートリッジに装着する
    ことを特徴とする請求項3記載のテストプリント方法。
JP7299756A 1995-11-17 1995-11-17 テストプリント方法 Pending JPH09141979A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090771A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび濃度ムラ検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016090771A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび濃度ムラ検出方法

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