JP2000335040A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2000335040A
JP2000335040A JP11150591A JP15059199A JP2000335040A JP 2000335040 A JP2000335040 A JP 2000335040A JP 11150591 A JP11150591 A JP 11150591A JP 15059199 A JP15059199 A JP 15059199A JP 2000335040 A JP2000335040 A JP 2000335040A
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JP11150591A
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Satoru Goto
覚 後藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙やインクフイルム等の消耗品を最後ま
で使い切ることができるプリンタを提供する。 【解決手段】 標準のプリントサイズの数枚分の大きさ
となる横長なプリントが指示された場合に、プリントの
前にカラー感熱記録紙の残量を測定する。カラー感熱記
録紙が充分に残っている場合にはそのままプリントを行
う。カラー感熱記録紙の残量が少ない場合には、トリミ
ングや縮小等の画像データの加工を行い、残っているカ
ラー感熱記録紙でプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙やインクフ
イルム等の消耗品の残量が少なくなったときに、消耗品
の残量に応じたサイズでプリントするプリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、インクジェットプリン
タ,レーザープリンタ,サーマルプリンタなど様々な記
録方式のプリンタがあり、それぞれ記録紙の他にイン
ク,トナー,インクフイルム等を消耗品として使用して
いる。サーマルプリンタのうち、感熱プリンタでは、記
録紙自体が発色する感熱記録紙を記録紙として使用して
いる。この感熱プリンタは、他のプリンタよりも消耗品
が少ないため、その収納スペースを小さくでき、消耗品
の補充やメンテナンスが簡単に行えるという利点を持っ
ている。また、異なる色に発色する複数の感熱発色層を
備えたカラー感熱記録紙を使用して、フルカラー画像を
プリントできるようにしたカラー感熱プリンタもある。
【0003】また、特開平9−99572号公報には、
長尺のカラー感熱記録紙をロール状に巻いた記録紙ロー
ルを記録媒体として使用し、この記録紙ロールからカラ
ー感熱記録紙を引き出してプリントを行い、プリント後
にカラー感熱記録紙をシート状に切断するようにしたカ
ラー感熱プリンタが記載されている。このような長尺の
カラー感熱記録紙を使用するカラー感熱プリンタは、予
め決めてある標準サイズの他に横長なプリント等、任意
のサイズのプリントを行うことができる。
【0004】従来のプリンタでは、セットされている記
録紙の残量が少なくなったり、あるいは無くなると、プ
リントを中止して補充を促すメッセージが表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記記録紙ロールは、
標準サイズで一体枚数分プリントできるように長さが設
定されているが、標準サイズ外のプリントを混在して行
うと、最後に中途半端な長さのカラー感熱記録紙が残っ
てしまう場合がある。このときに、記録紙ロールの補充
を促すメッセージが表示されてしまい、残ったカラー感
熱記録紙が無駄になってしまうことがあった。このよう
な問題は、インクやトナー,インクフイルム等の消耗品
が不足する場合においても発生する。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、記録紙やインク等の消耗品が不足する場合に、そ
の残量に応じたサイズの画像をプリントするようにした
プリンタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のプリンタは、記録紙またはインクフイル
ム等の消耗品の残量を検出する残量検出手段と、検出さ
れた残量で記録可能な画像サイズと、入力された画像の
サイズとを比較し、記録可能なサイズのほうが小さい場
合に、画像データを加工して残っている消耗品でプリン
トする制御部とを設けたものである。
【0008】また、画像データの加工内容を選択可能と
するとともに、加工された画像データに対して、そのプ
リントの実行と中止とをも選択できるようにしたもので
ある。
【0009】更に、画像データの加工は、画像データの
一端部あるいは両端部を削除するか、画像データの任意
の部分を選択するようにしたものである。
【0010】また、画像データの加工は、画像のサイズ
を縮小したり、アスペクト比を変更するようにしたもの
である。更に、加工した画像を記録紙の任意の位置にプ
リントできるようにしたものである。
【0011】記録紙またはインクフイルム等の消耗品の
残量を検出する残量検出手段と、検出された残量で記録
可能な画像サイズと、入力された画像のサイズとを比較
し、該記録可能なサイズのほうが小さい場合に、消耗品
の残量不足を警告し、この警告に対してプリント中止と
プリントサイズの変更とが選択できるようにしたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したカラー
感熱プリンタの概略を示すものである。このカラー感熱
プリンタでは、消耗品である記録紙として長尺のカラー
感熱記録紙2が用いられる。カラー感熱記録紙2は、ロ
ール状に巻かれた記録紙ロール3の形態でカラー感熱プ
リンタにセットされる。記録紙ロール3の外周面には、
送出ローラ4が当接されており、この送出ローラ4はパ
ルスモータ5によって駆動される。送出ローラ4が図中
時計方向に回転すると記録紙ロール3は反時計方向に回
転し、カラー感熱記録紙2が記録紙ロール3から送り出
される。逆に送出ローラ4が図中反時計方向に回転され
ると、カラー感熱記録紙2が巻き戻される。
【0013】なお、記録紙ロール3からカラー感熱記録
紙2が送り出されると、記録紙ロール3の巻径が細くな
るが、記録紙ロール3は、送出ローラ4に当接する方向
に対して移動自在であるため、記録紙ロール3の外周面
が送出ローラ4に確実に当接する。そのため、記録紙ロ
ール3の直径に係わらずカラー感熱記録紙2を確実に送
り出すことができる。
【0014】カラー感熱記録紙2は、周知のように支持
体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロ
ー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエ
ロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギ
ーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色
層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに
発色する。また、イエロー感熱発色層は、420nmの
近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼ
ンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発
色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、
365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失
する。カラー感熱記録紙2に、例えばブラック感熱発色
層を設けて4層構造にしてもよい。
【0015】カラー感熱記録紙2の送り出し方向の下流
側には、給紙ローラ対7が配置されている。この給紙ロ
ーラ対7は、パルスモータ5で駆動されるキャプスタン
ローラ8と、このキャプスタンローラ8に圧接する位置
と離れる位置との間で移動自在とされたピンチローラ9
とからなる。ピンチローラ9は、バネに付勢されてキャ
プスタンローラ8に常時圧接されており、給紙時にはカ
ムやソレノイドによって、バネの付勢に抗してキャプス
タンローラ8から離れる位置に移動される。給紙ローラ
対7は、送出ローラ4によって送り出されたカラー感熱
記録紙2の先端を挟み込み、サーマルヘッド10に向け
て搬送する。
【0016】サーマルヘッド10は、多数の発熱素子を
ライン状に配列した発熱素子アレイ10aを備えてお
り、軸11を回動中心として、カラー感熱記録紙2から
離れる退避位置と圧接する記録位置との間で揺動する。
発熱素子アレイ10aに対面する位置には、カラー感熱
記録紙2を支持するプラテンローラ12が配置されてい
る。サーマルヘッド10は、カラー感熱記録紙2が給紙
方向に搬送される際に、発熱素子アレイ10aを所定の
温度に発熱させ、カラー感熱記録紙2の各感熱発色層を
選択的に発色させる。プラテンローラ12は、カラー感
熱記録紙2の搬送に応じて従動回転する。
【0017】サーマルヘッド10の給紙方向の下流側に
は、プリント時にカラー感熱記録紙2を搬送する搬送ロ
ーラ対14が配置されている。搬送ローラ対14は、給
紙ローラ対7と同様なキャプスタンローラ15とピンチ
ローラ16とからなり、キャプスタンローラ15はパル
スモータ5によって駆動される。カラー感熱記録紙2
は、給紙ローラ対7と搬送ローラ対14とによって給紙
方向と巻き戻し方向とに複数回往復移動され、給紙方向
への搬送時にサーマルヘッド10によって各感熱発色層
に熱記録が行われる。
【0018】搬送ローラ対14の給紙方向の下流側に
は、カラー感熱記録紙2に対面して定着器18が配置さ
れている。この定着器18は、イエロー用紫外線ランプ
19とマゼンタ用紫外線ランプ20と、リフレクタ21
とからなる。イエロー用紫外線ランプ19は、発光ピー
クが420nmの近紫外線を放出し、マゼンタ用紫外線
ランプ20は発光ピークが365nmの紫外線を放出す
る。そして、これらの紫外線ランプ19,20は、記録
済みのイエロー感熱発色層及びマゼンタ感熱発色層が再
度加熱されても発色しないように定着する。
【0019】定着器18の給紙方向の下流側には、巻取
り装置23が配置されている。巻取り装置23は、プリ
ント処理途中のカラー感熱記録紙2を一時的に巻き取
り、プリンタ外に露呈させないようにする。カラー感熱
記録紙2の一端がプリンタの外へ露出すると、室内の蛍
光灯に含まれている紫外線が照射され、その発色特性が
劣化する。しかし、カラー感熱記録紙2をプリンタ内で
往復移動させるだけのスペースを設けると、プリンタが
大型化してしまう。巻取り装置23は、これらの問題を
解決するもので、カラー感熱プリンタを大型化させるこ
となくカラー感熱記録紙2を遮光することができる。
【0020】巻取り装置23は、カラー感熱記録紙2を
収納する収納部(容器本体)25,フラップ26,巻き
取りリール27,押さえプレート28,29からなる。
収納部25は、例えば、遮光性能の高いプラスチック等
で略円筒形状に成形されており、カラー感熱記録紙2を
収納するとともに、排紙口30から侵入した光によって
感光するのを防ぐ。この収納部25の上方には、カラー
感熱記録紙2が出入りする開口25aが形成されてい
る。
【0021】フラップ26は、その一端が収納部25に
軸支されており、開口25aを開放する開放位置と、開
口25aを閉じてカラー感熱記録紙2の先端を排紙口3
0に向けてガイドする閉じ位置との間で揺動自在とされ
ている。巻取りリール27は、収納部25内に送り込ま
れたカラー感熱記録紙2を巻き取るためのもので、パル
スモータ5によって回転駆動される。なお、巻取りリー
ル27でカラー感熱記録紙2を巻き取る際に、搬送ロー
ラ対14と巻取り装置23との間でカラー感熱記録紙2
に弛み等が生じないようにするために、巻取りリール2
7の巻上げ速度は搬送ローラ対14による搬送速度より
も若干速くなるように設定されている。また、巻取りリ
ール27がカラー感熱記録紙2を引っ張らないように、
パルスモータ5からの回転力の伝達は図示しないフリク
ションクラッチを介して行われている。
【0022】押さえプレート28,29は、例えば、弾
性を有する薄い金属板で形成されており、その一端が収
納部25の内壁に固定され、他端が巻取りリール27に
当接している。押さえプレート28,29は、送り込ま
れたカラー感熱記録紙2を押さえて巻取りリール27に
沿わせ、巻取りリール27に巻きつけやすくさせる。な
お、巻取り装置23は、カラー感熱記録紙2の巻き癖を
除去するために、記録紙ロール3に巻かれた方向と逆方
向に巻き取るように配置されている。
【0023】巻取り装置23の給紙方向の下流側には、
プリントが完了したカラー感熱記録紙2を装置外に排出
する排出口30が設けられている。巻取り装置23のフ
ラップ26は、シアン感熱発色層への熱記録時に閉じ位
置に揺動する。これにより、搬送ローラ対14によって
搬送されたカラー感熱記録紙2が排出口30から装置外
に排出される。その直後に、排出口30の奥に配置して
いるカッター32が、カラー感熱記録紙2をプリントサ
イズに応じた位置でカットする。これにより、ユーザー
はシート状のカラー感熱記録紙2を得ることができる。
【0024】給紙ローラ対7と搬送ローラ対14とに近
接した位置に、記録媒体残量検出手段である記録紙残量
検出部34(図2参照)を構成する後端センサ35と先
端センサ36とがそれぞれ配置されている。これらのセ
ンサ35,36には、例えば反射式のフォトセンサが用
いられており、後端センサ35はカラー感熱記録紙2の
後端を検出し、先端センサ36はカラー感熱記録紙2の
先端を検出する。
【0025】図2は、カラー感熱プリンタの概略的な構
成をブロック図で示したものである。本実施形態のカラ
ー感熱プリンタは、大きく分けて、画像データ入出力部
38と、制御部39と、記録紙残量検出部34と、操作
部40と、プリント部41とから構成されている。プリ
ント部41は、前述した送出ローラ4や給紙ローラ対
7,サーマルヘッド10,プラテンローラ15,搬送ロ
ーラ対14,定着器18,巻取り装置23,カッター3
2等からなる。
【0026】画像データ入出力部38には、I/Oポー
トが含まれており、接続されたコンピュータやデジタル
スチルカメラ,ビデオカメラ,メモリカード等から画像
データが入力される。また、入力された画像データや、
各種メニュー,メッセージ等は、表示用に接続されたモ
ニタやコンピュータ等に出力して表示する。画像データ
入出力部38は、入力された画像データをイエロー,マ
ゼンタ,シアンの各色画像データに分解し、それぞれ専
用の画像メモリに書き込む。操作部40は、カラー感熱
プリンタの外装部に配置されており、カラー感熱プリン
タの設定や操作を行う各種操作スイッチ類からなる。
【0027】制御部39は、詳しくは図示しないが、C
PUや一時的なデータを記憶するRAM,制御プログラ
ムが記憶されたプログラムROM等から構成されてい
る。プリント部41は、サーマルヘッドを駆動するヘッ
ドドライバ,パルスモータ5を駆動するモータドライ
バ,イエロー用紫外線ランプ19とマゼンタ用紫外線ラ
ンプ20とを駆動するランプドライバ等を有する。制御
部39は、画像データ入出力部38から順次に各色画像
データを読み出し、この画像データを必要に応じて加工
してプリント部41へ送出する。
【0028】記録紙残量検出部34は、前述した先端セ
ンサ36と後端センサ35とからなる。先端センサ36
は、カラー感熱記録紙2の残量検出とともに、プリント
開始時のカラー感熱記録紙2の位置決めにも使用され
る。そのため、先端センサ36から発熱素子アレイ10
aまでの長さY1がプリント時の先端側の余白となり、
後端センサ35から発熱素子アレイ10bまでの長さY
2が後端側の余白となる。これらの長さはほぼ等しくさ
れており、画像の周囲にバランスよく余白が形成される
ようになっている。後端センサ35,先端センサ36の
検出信号は制御部39に入力される。
【0029】また、図中の寸法Y3は、後端側の余白の
最小の長さを表し、Y2だけ後端側余白をとることがで
きない場合には、Y3まで小さくしても適正にプリント
を行うことができる。なお、本実施形態のカラー感熱プ
リンタでは、カラー感熱記録紙2を搬送ローラ対14で
給紙方向に引っ張りながら、サーマルヘッド10によっ
て熱記録を行うため、先端側余白Y2は小さくすること
ができない。
【0030】また、制御部39は、操作部39で長尺プ
リントが指示された際に、記録紙残量検出部34を利用
してカラー感熱記録紙2の残量を検出する。カラー感熱
記録紙2の残量が、入力された画像データのプリントに
必要なだけ無い場合には、画像データを加工して、残っ
ているカラー感熱記録紙2でプリントできるようにす
る。
【0031】画像データの加工方法としては、図3に示
すように、画像データを端部からカラー感熱記録紙にプ
リントし、プリントできる部分までプリントした時点で
終了する「残量分プリント」、図4に示すように、画像
データの両端を削除して画像データの中央部分をプリン
トする「センタリングプリント」、図5に示すように、
カラー感熱記録紙の残量に応じた範囲で画像データの任
意の部分を選択してプリントする「範囲指定プリン
ト」、図6に示すように、カラー感熱記録紙の残量に合
わせて画像データを縮小して画像データ全体をプリント
する「縮小プリント」等がある。なお、「縮小プリン
ト」では、図7に示すように、カラー感熱記録紙2の幅
方向でプリント位置を指定して、余白部の幅を変えるこ
ともできる。
【0032】次に、上記実施形態の作用について、図8
及び図9のフローチャートを参照して説明する。操作部
39で長尺プリントが指示されると、長尺プリント動作
が開始される。まず、制御部39は画像データ入出力部
38から画像データを読み出し、この画像データをプリ
ントするのに必要なカラー感熱記録紙2の長さL1(画
像サイズ)を算出する。次に、カラー感熱記録紙2の残
量の検出が行われる。
【0033】記録紙の残量検出では、制御部39はパル
スモータ5を給紙方向に回転させる。このパルスモータ
5の回転は、送出ローラ4,給紙ローラ対7,搬送ロー
ラ対14,巻取りリール27に伝達される。残量検出の
開始時には、給紙ローラ対7のピンチローラ9はキャプ
スタンローラ8から離れる位置に移動されており、搬送
ローラ対14においてもピンチローラ16がキャプスタ
ンローラ15から離れる位置に移動されている。また、
サーマルヘッド10は、プラテンローラ12から離れる
位置に揺動されており、カラー感熱記録紙2の通路が開
放された状態となっている。
【0034】送出ローラ4は、図中時計方向に回転し
て、記録紙ロール3からカラー感熱記録紙2を送り出
す。記録紙ロール3から送り出されたカラー感熱記録紙
2は、給紙方向の下流側に配置されている給紙ローラ対
7のピンチローラ9とキャプスタンローラ8との間に送
り込まれる。後端センサ35により、カラー感熱記録紙
2が給紙ローラ対7のピンチローラ9とキャプスタンロ
ーラ8との間を通過したことが検出されると、制御部3
9は、ピンチローラ9を移動させて、ピンチローラ9は
キャプスタンローラ8との間にカラー感熱記録紙2を挟
み込む。
【0035】給紙ローラ対7は、パルスモータ5により
駆動されるキャプスタンローラ8の回転によって、カラ
ー感熱記録紙2を搬送ローラ対14に向けて搬送する。
先端センサ36により、カラー感熱記録紙2が搬送ロー
ラ対14のピンチローラ16とキャプスタンローラ15
との間を通過したことが検出されると、カムあるいはソ
レノイド等により、ピンチローラ16をキャプスタンロ
ーラ15に圧接する位置に移動させ、ピンチローラ16
とキャプスタンローラ15とでカラー感熱記録紙2を挟
み込む。
【0036】先端センサ36の検出信号が入力される
と、制御部39はパルスモータ5の回転を停止させ、カ
ラー感熱記録紙2の搬送をいったん停止する。制御部3
9は、再度パルスモータ5を給送方向に回転させ、長さ
L1分のカラー感熱記録紙2の搬送を行う。長尺プリン
トを行うのに充分な量だけカラー感熱記録紙2がある場
合には、後端センサ35によってカラー感熱記録紙2の
後端が検出されずにカラー感熱記録紙2の長さL1分の
搬送が終了する。
【0037】また、カラー感熱記録紙2の残量が少ない
場合には、長さL1分の搬送途中で後端センサ35によ
ってカラー感熱記録紙2の後端が検出される。後端セン
サ35によってカラー感熱記録紙2の後端が検出された
場合、制御部39は、先端センサ36から入力された検
出信号から、後端センサ35の検出信号までの間のパル
スモータ5のパルス数から、実際に搬送したカラー感熱
記録紙2の長さL2を算出する。また、この長さL2
に、先端センサ36と後端センサ35との間の長さL3
を加算して、カラー感熱記録紙2の実際に残っている長
さLZを算出する。
【0038】また、L1の長さの画像を実際にプリント
するには、L1の長さの他に、先端側の余白Y1と、後
端側の最小の余白Y3とが必要となるため、L1にY1
とY3とを加算してプリントに必要な記録紙長さLPを
算出する。
【0039】次に制御部39は、長さLZとLPとを比
較する。その結果、「LZ>LP」となった場合には、
カラー感熱記録紙2に充分な残量があると判断して、そ
のまま入力された画像データを長尺プリントする。ま
た、「LZ<LP」となった場合には、カラー感熱記録
紙2の残量のほうが少ないと判断し、画像データ入出力
部38を介して、例えば、「記録紙が足りません」とい
う警告メッセージをコンピュータのモニタ等に表示す
る。また、制御部39は、この警告表示とともに,その
後のプリント動作を選択するためのメニューを表示す
る。この選択メニューとしては、例えば「プリント中
止」,「データ加工後プリント」等からなる。
【0040】ユーザーは、操作部40の操作スイッチを
操作して、上記メニューのいずれかを選択する。「プリ
ント中止」が選択された場合には、制御部39はプリン
ト動作を中止し、残量検出のために給送したカラー感熱
記録紙2を記録紙ロール3に完全に巻き戻す。また、
「データ加工後プリント」が選択された場合には、画像
データの加工動作の開始と同時に、カラー感熱記録紙2
を記録紙ロール3に巻き戻す。この巻き戻し動作は、カ
ラー感熱記録紙2の先端が先端センサ36で検出された
時点で停止する。
【0041】画像データの加工動作では、制御部39は
画像データ入出力部38を介してモニタ上にデータ加工
方法のメニューを一覧表示する。ユーザーは、「残量分
プリント」,「センタリングプリント」,「範囲指定プ
リント」,「縮小プリント」の中から、プリント方法を
適宜選択する。
【0042】図6に示すように、例えば「縮小プリン
ト」が選択された場合には、制御部39は、画像データ
入出力部のメモリから画像データを読み出し、カラー感
熱記録紙2の残量に合わせて画像データを縮小する。縮
小された画像データは、画像データ入出力部38を介し
てモニタ上に表示される。ユーザーは、表示された加工
済みの画像データを確認して、よければプリントを指示
し、気に入らなければデータ加工方法を変更したり、プ
リント中止を指示する。
【0043】プリントが指示されると、制御部39はサ
ーマルヘッド10を熱記録位置に揺動させることで、プ
ラテンローラ12との間でカラー感熱記録紙2を挟み込
む。次に、パルスモータ5を再び給送方向に回転させ
る。カラー感熱記録紙2は、搬送ローラ対14によって
図中右方の印画方向に向けて搬送される。カラー感熱記
録紙2の記録エリアの先端がサーマルヘッド10の発熱
素子アレイ10aに到達すると、発熱素子アレイ10a
が発熱され、記録エリア内を加熱してイエロー感熱発色
層にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。イエロー
画像が熱記録されたカラー感熱記録紙2の先端は、巻取
り装置23のフラップ26に導かれて収納部25内に入
り込み、巻取りリール27に巻き取られる。
【0044】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でイエロー画像の熱記録が終了すると、パルスモータ5
が停止する。サーマルヘッド10は、プラテンローラ1
2から離れる退避位置に揺動される。次にパルスモータ
5は、逆方向に回転し、送出ローラ4,給紙ローラ対
7,搬送ローラ対14を回転させ、カラー感熱記録紙2
記録紙ロール3に巻き戻す。また、この巻き戻し方向へ
の搬送と同時に、定着器18のイエロー用紫外線ランプ
19が点灯し、カラー感熱記録紙2の記録エリア内のイ
エロー感熱発色層を定着する。
【0045】カラー感熱記録紙2の記録エリア内のイエ
ロー感熱発色層の定着が終了し、先端が先端センサ36
の位置まで到達すると、パルスモータ5の回転が停止さ
れ、サーマルヘッド10が熱記録位置に揺動し、プラテ
ンローラ12との間でカラー感熱記録紙2を挟み込む。
また、パルスモータ5は給送方向に回転し、送出ローラ
4,給紙ローラ対7,搬送ローラ対14を給送方向に回
転させる。これにより、カラー感熱記録紙2の記録エリ
アの先端がサーマルヘッド10に再度到達し、発熱素子
アレイ10aが発熱を開始してマゼンタ感熱発色層にマ
ゼンタ画像を1ラインずつ熱記録する。
【0046】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でマゼンタ画像の熱記録が終了すると、パルスモータ5
が停止する。サーマルヘッド10は、退避位置に揺動し
てプラテンローラ12との間に挟み込んだカラー感熱記
録紙2を開放する。パルスモータ5は、再び逆方向に回
転し、カラー感熱記録紙2を記録紙ロール3に巻き戻
す。また、この巻き戻し時に、定着器18のマゼンタ用
紫外線ランプ20が点灯し、カラー感熱記録紙2の記録
エリア内のマゼンタ感熱発色層を定着する。
【0047】マゼンタ感熱発色層の定着が終了すると、
パルスモータ5の回転が停止され、サーマルヘッド10
は熱記録位置に揺動し、プラテンローラ12との間でカ
ラー感熱記録紙2を挟み込む。また、パルスモータ5は
給送方向に回転し、カラー感熱記録紙2を給紙方向に向
けて搬送する。カラー感熱記録紙2の記録エリアの先端
がサーマルヘッド10に到達すると、発熱素子アレイ1
0aが発熱を開始し、シアン感熱発色層にシアン画像を
1ラインずつ熱記録する。このシアン画像の熱記録時に
は、巻取り装置23のフラップ26が収納部25の開口
25aを塞いでいるため、カラー感熱記録紙2の先端は
排出口30からプリンタ外に送り出される。
【0048】カラー感熱記録紙2の記録エリアの後端ま
でシアン画像が熱記録されると、サーマルヘッド11は
退避位置に揺動する。カラー感熱記録紙2は、引き続い
て給紙方向に搬送される。シアン感熱発色層は、通常の
保存状態では発色しない発色特性を有しているため、シ
アン感熱発色層の光定着は行わず、そのまま排出口30
からカラー感熱記録紙2を排出する。
【0049】切断予定位置がカッター32の位置にくる
と、パルスモータ5が停止される。続いて、カッター3
2が作動してカラー感熱記録紙2をカットし、シート状
のカラープリントとする。カラー感熱記録紙2がまだ残
っており、更に継続してプリントを行わない場合には、
カラー感熱記録紙2は防湿のために記録紙ロール3に巻
き戻される。
【0050】また、上述した画像データの加工方法以外
の様々な加工方法を採用することもできる。例えば、画
像データをカラー感熱記録紙の長さ方向だけではなく幅
方向でもトリミングして、画像データやプリント画像の
アスペクト比を変更してもよい。
【0051】なお、上記実施形態は、カラー感熱プリン
タを例に説明したが、本発明は、モノクロ感熱プリンタ
や、昇華型,熱溶融型のサーマルプリンタ,ドットイン
パクトプリンタ,インクジェットプリンタ,レーザープ
リンタ等の様々なプリンタに採用することができ、感熱
プリンタ以外のプリンタでは、記録紙の他にインクやト
ナー,インクフイルム等の残量も検出され、これらの消
耗品による記録可能なサイズを算出する。
【0052】また、上記実施形態では、各プリント前に
記録紙を給送してその残量を調べているが、記録紙ロー
ルの巻径から記録紙の残量を求めてもよい。こうする
と、プリントを早くすることができる。また、巻径があ
る値まで小さくなったときにのみ記録紙を給送し、後端
センサによって残量を測定してもよい。
【0053】また、画像データの加工方法は、上述した
もの以外でも用いることができ、更には、各加工方法を
組み合わせてもよい。また、画像データの加工方法はユ
ーザが選択するようにしたが、記録紙の残量に応じて最
適な加工方法をプリンタが決定してもよい。また、横長
サイズのプリント時だけでなく、標準サイズのプリント
時にも利用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
によれば、プリントに必要な消耗品の残量が少ない場合
でも、画像データを加工し、消耗品の残量に応じたサイ
ズでプリントすることができるため、消耗品を最後まで
無駄なく使い切ることができる。また、残量が少ないと
警告された場合でも、消耗品を補充することなく必要と
するプリントをすぐに作成することができるので、急い
でいる際に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成を
示す概略図である。
【図2】カラー感熱プリンタの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】画像データ加工方法のうちの残量分プリント方
法を示す説明図である。
【図4】センタリングプリント方法を示す説明図であ
る。
【図5】範囲指定プリント方法を示す説明図である。
【図6】縮小プリント方法を示す説明図である。
【図7】縮小とプリント位置の指定とを行うプリント方
法を示す説明図である。
【図8】長尺プリントのプリント方法を示すフローチャ
ートである。
【図9】記録紙残量検出の方法を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 カラー感熱記録紙 3 記録紙ロール 4 送出ローラ 5 パルスモータ 7 給紙ローラ 10 サーマルヘッド 12 プラテンローラ 14 搬送ローラ対 18 定着器 23 巻取り装置 30 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ01 AQ04 AQ05 AQ06 AR01 AS06 HJ06 HK11 HL01 HN19 HV11 HV32 HV51 LL02 LL06 2C068 AA02 AA05 NN04 2C087 AA18 AC05 AC07 AC08 AC12 BA03 BA07 BD05 BD06 CA03 CA04 CB02 DA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに基づいて記録紙
    上に画像をプリントするプリンタにおいて、 前記記録紙またはインクフイルム等の消耗品の残量を検
    出する残量検出手段と、検出された残量で記録可能な画
    像サイズと、前記入力された画像のサイズとを比較し、
    該記録可能な画像サイズのほうが小さい場合に、画像デ
    ータを加工して残っている消耗品でプリントする制御部
    とを設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記画像データの加工内容は、選択可能
    であることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 加工された画像データに対して、そのプ
    リントの実行と中止とを選択できることを特徴とする請
    求項1または2記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記画像データの加工は、画像データの
    一端側を削除するものであることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記画像データの加工は、画像データの
    両端部を削除するものであることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記画像データの加工は、画像データの
    任意の部分を選択するものであることを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記画像データの加工は、画像データの
    サイズを縮小するものであることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記画像データの加工は、画像データの
    アスペクト比を変更するものであることを特徴とする請
    求項1ないし3いずれか記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記加工した画像データを記録紙の任意
    の位置にプリントすることを特徴とする請求項1ないし
    8いずれか記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 入力された画像データに基づいて記録
    紙上に画像をプリントするプリンタにおいて、 前記記録紙またはインクフイルム等の消耗品の残量を検
    出する残量検出手段と、検出された残量で記録可能な画
    像サイズと、前記入力された画像のサイズとを比較し、
    該記録可能な画像サイズのほうが小さい場合に、消耗品
    の残量不足を警告し、この警告に対してプリント中止と
    プリントサイズの変更とが選択できるようにしたことを
    特徴とするプリンタ。
JP11150591A 1999-05-28 1999-05-28 プリンタ Pending JP2000335040A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145864A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2015127122A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 セイコーインスツル株式会社 プリンタ装置および印字方法

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JP2010145864A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Oki Data Corp 画像形成装置
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