JPH09141534A - 直動クランプユニット - Google Patents

直動クランプユニット

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JPH09141534A
JPH09141534A JP7326228A JP32622895A JPH09141534A JP H09141534 A JPH09141534 A JP H09141534A JP 7326228 A JP7326228 A JP 7326228A JP 32622895 A JP32622895 A JP 32622895A JP H09141534 A JPH09141534 A JP H09141534A
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retainer
track rail
casing
actuator
clamp unit
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Toshiaki Toga
俊明 外賀
Kazunari Shibazaki
一成 芝崎
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    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、小さな作用力でケーシングユニッ
トをトラックレールの任意の位置に確実に保持すること
ができる直動クランプユニットを提供する。 【解決手段】 この直動クランプユニットは、アクチュ
エータ18を非作動状態にすると、リテーナ11の開口
13内に配置されたローラ14,15はスプリング24
のばね力でリテーナ11を介してくさび部材9の傾斜面
10とトラックレール5の側面6との間の嵌着部30に
押し付けられて食い込み、くさび作用でケーシングユニ
ット1はトラックレール5上に軸方向の一方向にロック
される。アクチュエータ18を作動すると、ローラ1
4,15はリテーナ11の働きで嵌着部30から引き離
され、ロック状態は解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械、産業
用ロボット、半導体製造装置等の各種装置に適用される
直線運動案内装置をトラックレールの適宜位置に保持す
るための直動クランプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、産業用ロボット、半導体製造
装置等の各種装置において、テーブルをベッドに対して
直線運動可能に支持するために直動転がり案内ユニット
等の直線運動案内装置が使用されている。直動転がり案
内ユニットは、ベッドに固定され且つ概ね長手方向両側
面に軌道溝を形成したトラックレールと、テーブルに固
定され且つトラックレールにボール等の転動体を介して
跨架したスライダとから構成され、該スライダが前記ト
ラックレール上を摺動運動するように構成したものであ
る。
【0003】ところで、テーブルをベッドに固定されて
いるトラックレール上の任意の位置に保持して種々の作
業や操作を行う場合、テーブルをトラックレール上の任
意の位置で固定(ロック)するため、クランプ装置が必
要になる。このようなクランプ装置として、例えば、特
開平6−351219号公報に開示された制動装置や特
開平6−254735号公報に開示されたクランプ装置
等が知られている。
【0004】前記特開平6−351219号公報に開示
された制動装置は、トラックレールに対して相対運動自
在なテーブル上に該トラックレールに沿って転動すべく
設けられた回転部材と、前記テーブル上に前記回転部材
に係合する制動作用位置と該制動作用位置から離脱する
非制動作用位置との間で移動自在に設けられた制動部材
と、該制動部材を移動させる駆動手段とから構成された
ものであって、前記トラックレールと前記回転部材との
間に制動部材として、くさび部材をトラックレールとの
間で作用させてテーブルを制動するように構成したもの
である。
【0005】また、前記特開平6−254735号公報
に開示されたクランプ装置は、トラックレールに対して
相対運動するテーブルの下面に前記トラックレールを跨
ぐように一対のストッパ部材を設けたものであり、ねじ
付きレバーを回転することによってブロックをトラック
レールに一対のストッパ部材でクランプするように構成
されたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テーブルを
トラックレール上の任意の位置に保持して何らかの作業
を行う場合、通常であれば、駆動装置の制動力だけで十
分である。しかし、大きな衝撃や振動などが作用する作
業環境の下ではそれだけでは十分とはいえず、その場
合、従来は前記駆動装置の剛性を高めて制動力を大きく
することで対応していた。しかし、前記駆動装置の剛性
を高めるには装置全体が大きくなってしまうという問題
が生じる。また、テーブルを上下方向に移動させるよう
に、トラックレールを上下方向に配置して使用する場合
には、停電によって位置保持のための駆動装置の制動力
が失われ、テーブルが落下してしまうおそれがある。従
って、テーブルをトラックレールの所定の位置に固定す
るためのクランプ装置が必要である。
【0007】しかしながら、前記特開平6−35121
9号公報に開示された制動装置では、回転部材がトラッ
クレールの幅方向に大きく張り出す構造であるから、大
型で複雑なものになってしまう。また、前記特開平6−
254735号公報に開示されたクランプ装置では、ト
ラックレールの両側面をねじによってクランプしている
だけであるから、ねじの締め付け力によっては滑りが発
生して固定が十分に行えない場合がある。また、スライ
ドメンバーを確実にクランプするためには大きな作用力
が必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、ケー
シングユニットをトラックレールの任意の位置に確実に
保持することができる直動クランプユニットを提供する
ことである。
【0009】この発明は、両側面を有するトラックレー
ル、及び該トラックレールに跨架して任意の位置にロッ
ク可能なケーシングユニットから成る直動クランプユニ
ットにおいて、前記ケーシングユニットは、前記トラッ
クレールの両側面に対向する開口を有するリテーナ、該
リテーナの前記開口内に保持され且つ前記トラックレー
ルの側面上を転動可能な転動体、前記リテーナを囲んで
前記トラックレールに跨架したケーシング、前記トラッ
クレールの前記側面に対向し且つ前記ケーシングに設け
られた軸方向にくさび作用となる傾斜面を有するくさび
部材、前記リテーナの前記開口内に保持され且つ前記転
動体を前記傾斜面に押圧する弾性部材、及び前記リテー
ナを前記ケーシングに対して軸方向に移動させて前記転
動体を前記くさび部材の前記傾斜面と前記トラックレー
ルの前記側面とで形成される嵌着部へ係脱させるアクチ
ュエータを有することを特徴とする直動クランプユニッ
トに関する。
【0010】この直動クランプユニットにおいて、前記
アクチュエータには、前記ケーシングと前記リテーナと
を軸方向に相対移動させるスプリングが設けられてい
る。
【0011】また、この直動クランプユニットは、前記
リテーナの前記開口内に配置され且つ前記転動体の前記
開口の壁面に向う軸方向移動に弾性を持たせる弾性部材
を備えている。
【0012】また、前記リテーナは前記トラックレール
に直列に配置された第1リテーナと第2リテーナとから
成り、前記くさび部材の前記傾斜面は前記第1リテーナ
に対する第1傾斜面と前記第2リテーナに対する第2傾
斜面から成り、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とは互
いに反対方向に傾斜している。
【0013】また、前記アクチュエータは、前記第1リ
テーナを前記ケーシングに対して移動させて前記転動体
を前記第1傾斜面から解放させる第1アクチュエータ
と、前記第2リテーナを前記ケーシングに対して移動さ
せて前記転動体を前記第2傾斜面から解放させる第2ア
クチュエータとから成る。
【0014】この直動クランプユニットにおいて、前記
ケーシングにはテーブルを取り付けるための取付穴が形
成されている。また、前記トラックレールにはベッドに
取り付けるための取付穴が形成されている。
【0015】また、前記トラックレールに跨架する前記
ケーシングの両袖部の内側には、前記くさび部材の反傾
斜面側が嵌合する凹部が形成されている。
【0016】また、前記リテーナと前記ケーシングとの
間には前記アクチュエータが非作動時に前記リテーナを
元の位置に復帰するスプリングが設けられている。
【0017】この直動クランプユニットは、上記のよう
に構成されているので、例えば、アクチュエータを非作
動状態にすると、リテーナが元の位置へ復帰するため軸
方向のくさび作用方向に移動し、リテーナの開口内に配
置された転動体は弾性部材の力で傾斜面に押し付けら
れ、前記傾斜面とトラックレールの側面とで形成される
嵌着部に食い込むように係合し、くさび作用で軸方向の
一方向にケーシングユニットはトラックレール上に固定
即ちロックされる。この直動クランプユニットでは、一
方のリテーナによるロックがトラックレールに対して軸
方向の一方向のみであり、リテーナを前記軸方向のくさ
び方向と反対方向に移動させれば、リテーナにより転動
体が嵌着部から離脱され、ケーシングユニットのトラッ
クレールに対するロック状態は解除される。従って、こ
の直動クランプユニットは、ケーシングをトラックレー
ルに対して両方向に固定する場合に、一方のリテーナと
他方のリテーナによる転動体の移動を逆方向に作用させ
ることが必要であり、それぞれのリテーナを相対してト
ラックレール上に配置することによって、ケーシングユ
ニットをトラックレールに対して固定することができ
る。
【0018】アクチュエータを作動させると、転動体は
リテーナの働きでくさび部材の傾斜面とトラックレール
の側面とで形成される嵌着部から引き離される。従っ
て、転動体はトラックレールの側面とくさび部材との間
で前記リテーナの開口部に遊嵌され、或いはある程度転
動することができるようになるから、ケーシングユニッ
トはトラックレール上を該トラックレールの軸方向即ち
長手方向に沿ってどちらの方向にも移動することができ
る。
【0019】互いに反対方向に傾斜する第1傾斜面と第
2傾斜面を設けた場合には、第1アクチュエータと第2
アクチュエータを両方とも非作動状態にすれば、トラッ
クレールの長手方向の両方向にケーシングユニットをロ
ックすることができる。また、第1アクチュエータ及び
第2アクチュエータのうちの何れか一方だけを作動させ
ることにより、直動クランプユニットを一方向にのみロ
ックすることも可能である。
【0020】また、この直動クランプユニットは、テー
ブルに直接設けてもよいが、直動クランプユニットをケ
ーシングに内蔵し、該ケーシングの上面に形成した取付
穴を用いて該ケーシングの上面にテーブルを取り付ける
ようにすることが好ましい。また、この直動クランプユ
ニットをケーシングに内蔵する場合には、前記ケーシン
グの両側部の内側に前記くさび部材を嵌合するための凹
部を形成することによって簡単に組み立てられるように
することが好ましい。
【0021】更に、前記アクチュエータとしては小型で
スペースをとらない点からみてソレノイドが好ましい
が、エアシリンダやその他のアクチュエータを用いても
よい。また、弾性部材としては、コイルスプリングや板
ばね等が好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による直動クランプユニットの実施例について説明す
る。図1はこの発明による直動クランプユニットの一実
施例を示す斜視図、図2は図1に示した直動クランプユ
ニットからケーシングを取り外した状態の一実施例を示
す斜視図、図3は図1のA−A線における部分断面図、
図4はこの直動クランプユニットに組み込むアクチュエ
ータの一例を示す斜視図、図5は、リテーナとケーシン
グ間に設けたアクチュエータを示す説明図、及び図6は
リテーナとケーシングへのアクチュエータの取付構造を
示す説明図である。
【0023】この直動クランプユニットは、トラックレ
ール5とトラックレール5に跨架する両袖部を備えたケ
ーシングユニット1を有する。ケーシングユニット1に
おけるケーシング2の上面3には、テーブル等の種々の
機器を取り付けるための複数個の取付穴4が形成されて
いる。図示していないが、例えば、ケーシングユニット
1や上記テーブルは、直動転がり案内ユニットにも取り
付けられる。また、トラックレール5には、ベース26
に取り付けるための取付穴31が形成されている。
【0024】ケーシングユニット1は、例えば、図1に
示すように、長尺で断面角形状に形成された両側面6を
有するトラックレール5上に跨架して、トラックレール
5の長手方向即ち軸方向に摺動自在で、しかも任意の位
置にロック可能に構成されている。トラックレール5
は、例えば、ベース等に設置されている。直動転がり案
内ユニットにおけるトラックレールは、長手方向両側面
にボール等の転動体が転動するための軌道溝を有してい
るが、この直動クランプユニットにおけるトラックレー
ル5は長手方向両側面6に軌道溝を有する必要はないの
で、図1に示すように、トラックレール5の側面6は平
面であってもよい。しかしながら、この直動クランプユ
ニットにおけるトラックレール5を、直動転がり案内ユ
ニットのトラックレールと兼用する場合には軌道溝が形
成されていることになる。
【0025】ケーシング2の両袖部7の内側にはそれぞ
れ凹部8が形成されており、各凹部8にはくさび部材9
が嵌合されている。くさび部材9は、板状部材であり、
トラックレール5の各側面6に対向してそれぞれ配置さ
れている。くさび部材9は、トラックレール5の側面6
に対して傾斜する軸方向にくさび作用となる傾斜面1
0,20を有している。傾斜面10,20は、互いに反
対方向に傾斜する一対の第1傾斜面10と第2傾斜面2
0とから成る。
【0026】リテーナ11,21は、トラックレール5
上に直列に跨架する第1リテーナ11と第2リテーナ2
1とから成る。リテーナ11,21は、トラックレール
5に跨架してトラックレール5の側面に対向する袖部1
9,23を備えている。くさび部材9とトラックレール
5の側面6との間には、リテーナ11,21の袖部1
9,23が位置する。第1リテーナ11の袖部19は、
第1傾斜面10に対向して配設され、第2リテーナ21
の袖部23は、第2傾斜面20に対向して配設されてい
る。各リテーナ11,21は、トラックレール5の長手
方向の両側面6に対向する側面12即ち袖部19,23
にそれぞれ2個の開口13を有している。各開口13に
はトラックレール5の側面6,6を、トラックレール5
の長手方向に沿って転動する転動体を構成するローラ1
4,15が一個ずつ配設されると共に、ローラ14,1
5を開口13の壁面に向けて付勢する弾性部材としての
板ばね16が設けられている。即ち、板ばね16は、リ
テーナ11,21の開口13内に配置され、ローラ1
4,15を開口13の壁面に向う軸方向移動に弾性を持
たせている。また、弾性部材としては、板ばね16に代
えて、図3に示すように、コイルスプリング17を採用
してもよい。リテーナ11,21の開口13の数、ロー
ラ14,15の数、傾斜面10の数は対応した数であ
る。
【0027】リテーナ11,21をケーシング2に対し
て相対移動させるため、アクチュエータ18,22が設
けられている。アクチュエータ18,22は、例えば、
図4、図5及び図6に示すように、ケーシング2にボル
ト29等で取り付けるために取付穴28を備えた取付部
26、取付部26と一体のアクチュエータ本体27、及
びアクチュエータ本体27に対して出入するリテーナ1
1,21に設けたロッド部26から構成されている。ま
た、ロッド部26の外周には、アクチュエータ本体27
とリテーナ11,21との間に介在されたスプリング2
4が介在され、スプリング24はアクチュエータ18,
22の非作動状態でロッド部26をアクチュエータ本体
27から引き出して伸長させる作用を有する。即ち、ス
プリング24は、ケーシング2とリテーナ11,21と
を軸方向に相対移動させ、アクチュエータ18,22が
非作動状態の時に、ケーシング2に対してリテーナ1
1,21を軸方向に移動させ、それに伴ってケーシング
2に対してローラ14,15を相対移動させる機能を有
する。
【0028】アクチュエータ18,22は、リテーナ1
1,21をケーシング2に対して移動させてローラ1
4,15をくさび部材9の傾斜面10,20とトラック
レール5の側面6との間に形成される嵌着部30へ係合
させるため、或いは嵌着部30から解放させる作動を行
なうことができる。アクチュエータ18,22は、第1
リテーナ11をケーシング2に対してトラックレール5
の長手方向即ち軸方向に相対移動させる第1アクチュエ
ータ18と、第2リテーナ21をケーシング2に対して
トラックレール5の長手方向即ち軸方向に相対移動させ
る第2アクチュエータ22とから成る。アクチュエータ
18,22としては、一般に、ソレノイド、モータ、油
圧シリンダ、エアシリンダ等が存在するが、それらの中
から目的や用途に合わせて適宜最適なものを採用すれば
よい。
【0029】この直動クランプユニットは、上記のよう
に構成されており、次のように作動する。第1アクチュ
エータ18及び第2アクチュエータ22としてソレノイ
ドを使用した場合について説明する。図3において、第
1アクチュエータ18としてのソレノイドへの通電を止
めると、第1リテーナ11はスプリング24のばね力で
ケーシング2に対して元に復帰するように軸方向のくさ
び方向に移動し、コイルスプリング17が第1リテーナ
11をベースにしてばね力が発生し、ローラ15がコイ
ルスプリング17のばね力に付勢されてケーシング2に
設けたくさび部材9の第1傾斜面10とトラックレール
5の側面6との間に形成される嵌着部30に食い込み、
トラックレール5に対してケーシング2の右方向(図
3)への相対移動をロックする。同様に、第2アクチュ
エータ22としてのソレノイドへの通電を止めると、第
2リテーナ21はケーシング2に対して元に復帰するよ
うに軸方向のくさび方向に移動し、コイルスプリング1
7が第2リテーナ21をベースにしてばね力が発生し、
ローラ15がコイルスプリング17のばね力に付勢され
てケーシング2に設けたくさび部材9の第2傾斜面20
とトラックレール5の側面6との間に形成される嵌着部
30に食い込み、トラックレール5に対してケーシング
2の左方向(図3)への相対移動をロックする。その結
果、ケーシングユニット1はトラックレール5上をトラ
ックレール5の長手方向に沿って両方向に移動すること
ができなくなり、ケーシングユニット1がトラックレー
ル5の軸方向の任意の位置にロック即ち固定される。
【0030】また、第1アクチュエータ18のソレノイ
ドに通電すると、第1リテーナ11はケーシング2に対
して引き戻され、第1リテーナ11の開口13の側面に
よりローラ14,15は第1傾斜面10の嵌着部から引
き離され、ローラ14,15の第1傾斜面10へのくさ
び作用が消失し、トラックレール5に対するケーシング
2のロック状態が解除される。この状態では、ケーシン
グ2は図3において左方向にはロックされたままである
から移動できないが、右方向にはケーシング2をトラッ
クレール5に対して相対移動させることができる。次
に、第2アクチュエータ22のソレノイドに通電する
と、第2リテーナ21はケーシング2に対して引き戻さ
れ、第2リテーナ21の開口13の側面により、ローラ
14,15は第2傾斜面20の嵌着部30から引きはな
され、ローラ15の第2傾斜面20へのくさび作用が消
失し、トラックレール5に対するケーシング2のロック
状態が解除される。その結果、直動クランプユニット1
におけるケーシング2は、トラックレール5上を長手方
向に沿って両方向に相対移動することができるようにな
る。
【0031】この直動クランプユニットは、ソレノイド
への通電を止めた時にロック状態になるように構成され
ているので、例えば、停電や電気系統の故障等が発生し
た時に、ケーシング2がトラックレール5に対して直ち
にロック状態となる。従って、ケーシング2に固定した
テーブル等の種々の機器が上下方向に移動し得るように
トラックレール5を鉛直方向等の上下方向に配置して使
用する場合であっても、ケーシングユニット1をトラッ
クレール5に確実にロックされ、ケーシングユニット1
に取り付けられたテーブルが落下してしまうおそれはな
く、安全装置としての機能も果たすことになる。
【0032】上記実施例では、リテーナやアクチュエー
タを2つ設けてトラックレールの長手方向に沿って両方
向にロックできるように構成したケーシングユニット1
について説明したが、トラックレールの長手方向に沿っ
て一方向だけの移動をロックさせれば十分であるという
場合には、くさび部材9の傾斜面を第1傾斜面10か又
は第2傾斜面20のいずれか一方だけのものとし、それ
に対応してリテーナやアクチュエータを設ければよいこ
とになる。
【0033】上記実施例では、前記ケーシングに対して
リテーナ11,21同志が互いに向かい合う方向に移動
することによって転動体14,15が嵌着部へ係脱され
ているが、くさび部材9の傾斜面10,20の傾斜方向
を逆方向に形成すれば、リテーナ11,21同志が互い
に離れる方向に移動することによって転動体14,15
が嵌着部へ係脱されるようになる。或いは、上記実施例
では、アクチュエータの非作動時に、スプリングのばね
力で転動体を移動させてケーシングユニットをトラック
レールにロックし、アクチュエータを作動することによ
って解放する安全装置として構成しているが、場合によ
っては、アクチュエータを作動するとによって転動体を
移動させてケーシングユニットをトラックレールにロッ
クするように構成し、アクチュエータの非作動によって
解放するように構成することもできることは勿論であ
る。
【0034】また、上記実施例は、ケーシング2内に、
リテーナ11,21、ローラ14,15、コイルスプリ
ング17、くさび部材9、スプリング25、アクチュエ
ータ18,22等を内蔵したケーシングユニット1につ
いて説明したが、図2に示したリテーナ11,21にテ
ーブルを直接取り付けると共に、該テーブルにくさび部
材及びアクチュエータを取り付けるように構成してもよ
く、この場合にはテーブルがケーシングを兼用すること
になる。更に、上記実施例では、この直動クランプユニ
ットは、直動転がり案内ユニットとは別体のものとして
説明したが、直動転がり案内ユニットと一体構造として
もよい。また、この直動クランプユニットは直動転がり
案内ユニットのトラックレールを跨架するように構成し
て該トラックレールに対してロックできるように構成す
ることもできる。
【0035】
【発明の効果】この発明による直動クランプユニット
は、以上のように構成されているので、次のような特有
の効果を有する。この発明による直動クランプユニット
は、アクチュエータを非作動状態にすれば、トラックレ
ール上の任意の位置にケーシングをロックすることがで
き、アクチュエータを作動状態にすれば、トラックレー
ル上をその長手方向に沿って自由に移動させることがで
きるように構成されているので、ケーシングに取り付け
たテーブル等の種々の機器を、トラックレール上の任意
の位置で確実に保持することができるようになり、特に
トラックレールを鉛直方向等の上下方向に設置した場合
であっても、停電や故障時等に、種々の機器がトラック
レール上を落下や移動をするという事態は避けることが
でき、安全装置としての機能を発揮できる。
【0036】しかも、この直動クランプユニットは、板
状のくさび部材とトラックレールの側面との間でくさび
作用を利用してロックを行うものであるから、小型であ
るにもかかわらず、小さな作用力でトラックレール上に
テーブルを確実にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動クランプユニットの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した直動クランプユニットからケーシ
ングを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図1のA−A線における部分断面図である。
【図4】この直動クランプユニットに組み込むアクチュ
エータの一例を示す斜視図である。
【図5】リテーナとケーシング間に設けたアクチュエー
タを示す説明図である。
【図6】リテーナとケーシングへのアクチュエータの取
付構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシングユニット 2 ケーシング 3 上面 4,31 取付穴 5 トラックレール 6 側面 8 凹部 9 くさび部材 10 第1傾斜面 11 第1リテーナ 12 側面 13 開口 14,15 ローラ(転動体) 16 板ばね(弾性部材) 17 コイルスプリング(弾性部材) 18 アクチュエータ(第1アクチュエータ) 19,23 袖部 20 第2傾斜面 21 第2リテーナ 22 アクチュエータ(第2アクチュエータ) 25 スプリング 30 嵌着部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面を有するトラックレール、及び該
    トラックレールに跨架して任意の位置にロック可能なケ
    ーシングユニットから成る直動クランプユニットにおい
    て、前記ケーシングユニットは、前記トラックレールの
    両側面に対向する開口を有するリテーナ、該リテーナの
    前記開口内に保持され且つ前記トラックレールの側面上
    を転動可能な転動体、前記リテーナを囲んで前記トラッ
    クレールに跨架したケーシング、前記トラックレールの
    前記側面に対向し且つ前記ケーシングに設けられた軸方
    向にくさび作用となる傾斜面を有するくさび部材、及び
    前記リテーナを前記ケーシングに対して軸方向に移動さ
    せて前記転動体を前記くさび部材の前記傾斜面と前記ト
    ラックレールの前記側面とで形成される嵌着部へ係脱さ
    せるアクチュエータを有することを特徴とする直動クラ
    ンプユニット。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータには、前記ケーシン
    グと前記リテーナとを軸方向に相対移動させるスプリン
    グが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    直動クランプユニット。
  3. 【請求項3】 前記リテーナの前記開口内に配置され且
    つ前記転動体の前記開口の壁面に向う軸方向移動に弾性
    を持たせる弾性部材を備えていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の直動クランプユニット。
  4. 【請求項4】 前記リテーナは前記トラックレールに直
    列に配置された第1リテーナと第2リテーナとから成
    り、前記くさび部材の前記傾斜面は前記第1リテーナに
    対する第1傾斜面と前記第2リテーナに対する第2傾斜
    面から成り、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とは互い
    に反対方向に傾斜していることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の直動クランプユニット。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、前記第1リテー
    ナを前記ケーシングに対して移動させて前記転動体を前
    記第1傾斜面から解放させる第1アクチュエータと、前
    記第2リテーナを前記ケーシングに対して移動させて前
    記転動体を前記第2傾斜面から解放させる第2アクチュ
    エータとから成ることを特徴とする請求項4に記載の直
    動クランプユニット。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングにはテーブルを取り付け
    るための取付穴が形成されていることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の直動クランプユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記トラックレールにはベッドに取り付
    けるための取付穴が形成されていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の直動クランプユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 前記トラックレールに跨架する前記ケー
    シングの両袖部の内側には、前記くさび部材の反傾斜面
    側が嵌合する凹部が形成されていることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の直動クランプユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記リテーナと前記ケーシングとの間に
    は前記アクチュエータが非作動時に前記リテーナを元の
    位置に復帰するスプリングが設けられていることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の直動クラン
    プユニット。
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