JP2599594Y2 - 直動テーブル装置のブレーキ装置 - Google Patents

直動テーブル装置のブレーキ装置

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JP2599594Y2 JP1993040125U JP4012593U JP2599594Y2 JP 2599594 Y2 JP2599594 Y2 JP 2599594Y2 JP 1993040125 U JP1993040125 U JP 1993040125U JP 4012593 U JP4012593 U JP 4012593U JP 2599594 Y2 JP2599594 Y2 JP 2599594Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直動テーブル装置の移
動部材であるスライドテーブルの制振・制動用のブレー
キ装置に関し、特に、既存の直動テーブル装置にも後か
ら簡単に取り付けて、例えば旋盤等の切削加工時のスラ
イドテーブルの振動や移動を簡単に防止できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】4従来の直動テーブル装置としては、例
えば図11〜図13に示すように、ベースBAと、その
ベースBAに平行に離間して取り付けられたレール1と
そのレール1に転動体を介して嵌合されその転動体の転
動とともにレール長手方向に移動自在のベアリング2と
を有する直動転がり軸受と、そのベアリング2に取り付
けられたスライドテーブル4とを備えたものが知られて
いる。このような転動体の転動を介してレール1上を直
線移動する案内用のベアリング2(スライダともいう)
を備えた直動テーブル装置Tは、低摩擦で作動できるう
えに取付け性も良好な点が評価され、簡易な装置から複
雑な機械に至るまで幅広く用いられている。最近では、
転がり予圧を高めたり、剛性を高めたものが市販され、
剛性を要求される工作機械にも用いられつつある。
【0003】しかしながら、このレール上を転がり移動
するベアリングを備えた直動テーブル装置を、転動体を
介さずに軸上を滑り移動するスライダを備えた同サイズ
の滑りスライドテーブル装置と比較すると、ダンピング
特性が不足し、動剛性では滑りスライドに劣ることがわ
かっている。
【0004】これに対して、直動テーブル装置の案内用
のベアリング側に摩擦機構を持たせてダンピング特性,
動剛性を改善したものが、実開平5−8036号公報
(従来例1)、実開平2−9324号公報(従来例
2)、実公昭61−33291号公報(従来例3)にそ
れぞれ提案されている。
【0005】従来例1は、ハウジングの側面に流体ピス
トン式の摩擦機構を設け、そのピストン先端の係合突起
をレール側面の転動体転動溝に押しつけてレールに対し
横方向からブレーキをかけるようにしている。
【0006】従来例2は、ベアリングの上部に、レール
とベアリングとの間に位置させて吸振板を配設すると共
に、その吸振板の裏面側の閉空間に作動油等の吸振媒体
を封入して吸振板の表面側をレール面に押しつけ、吸振
媒体の粘性抵抗でベアリングの移動方向,上下方向,左
右方向の振動を減衰させるようにしている。
【0007】従来例3は、ベアリングの上部または側部
に、レールとベアリングとの間に位置させて、バネで加
圧された低摩擦物質(例えばフッ素樹脂入り摺動材)製
の滑り軸受を介装してレール面に圧接せしめ、ベアリン
グに適度の動剛性を付与すると共に制動時のベアリング
の振動を吸収するようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の摩擦
機構を持たせた直動テーブル装置にあっては、摩擦機構
に加圧流体を使用する従来例1及び従来例2のものは、
その流体の漏洩防止が必要で、高精度の加工と複雑な構
造にならざるを得ないという問題点があった。また、従
来例3のように、流体のかわりにバネを使用した摩擦機
構であっても、その機構はベアリング自体の内部に設け
ているから、ベアリングに複雑な加工を施して特殊な改
造を施さなければならず、既存の直動テーブル装置に後
からブレーキ装置を取り付けることは容易ではないとい
う問題点があった。
【0009】そこで本考案は、このような従来の問題点
に着目してなされたもので、バネ加圧式のブレーキ装置
をベアリングとは別途に直動テーブル装置のレールに取
り付け、その摩擦力でスライドテーブルの動剛性を向上
させることにより、ベアリングに複雑な加工を施さず
に、かつ既存の直動テーブル装置に後から自由に取り付
けて効果的に制振・制動が行える直動テーブル装置のブ
レーキ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、請求項1に係る考案は、ベースと、該ベースに平行
に離間して取り付けられたレール及び該レールにそれぞ
れ嵌合してレール長手方向に移動自在のベアリングを有
する直動案内軸受と、前記ベアリングに取り付けられた
スライドテーブルとを備えた直動テーブル装置の前記ス
ライドテーブルをレールに対して制動・制振するブレー
キ装置に係り、前記ベアリングとは独立に、前記レール
を囲むような凹部を有し少なくとも一方のレールに嵌合
してレールを挟んで分離可能な構造とされ且つ締結手段
により組立体構造とされて前記スライドテーブルに固定
される凹状体と、該凹状体とレールとの間に介装され、
摺動部材を介してレールに対し進退する摩擦パッドと、
該摩擦パッドを前記凹状体に対してレール方向に付勢す
る付勢手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る考案は、上記請求項
1に係る考案である直動テーブル装置のブレーキ装置に
おいて、前記凹状体と摩擦パッドと付勢手段とを有する
ブレーキ装置を、前記スライドテーブルの投影エリアの
範囲内に設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項3に係る考案は、上記請求項
1又は請求項2に係る考案である直動テーブル装置のブ
レーキ装置において、前記直動案内軸受を、前記レール
とベアリングとが、無限循環可能に保持された複数の転
動体を介して嵌合される直動転がり案内軸受で構成し
た。
【0013】また、請求項4に係る考案は、上記請求項
1ないし請求項3のいずれか記載の直動テーブル装置の
ブレーキ装置において、前記摺動部材がフッ素樹脂であ
り、前記付勢手段は皿バネ,板バネのいずれか一つから
なるものとした。
【0014】
【作用】請求項1に係る直動テーブル装置のブレーキ装
置は、ベアリングとは独立に形成されるから、既存の直
動テーブル装置にも後から自由に取り付けることが可能
であり、わざわざ複雑形状のベアリングに穴加工などの
加工を施して改造する必要はないので構造も簡単にする
ことができる。
【0015】また、ブレーキ装置はレールを挟んで分離
可能な構造とされ且つ締結手段により組立体構造とされ
ているので、レールへの取付けも容易である。そのブレ
ーキ装置をスライドテーブルに取り付けて、摩擦パッド
を付勢手段でレール方向に付勢する。すると摺動部材が
レール面に押しつけられて、レールとベアリングとの間
に摩擦力が付加される。これにより、スライドテーブル
はレールに沿う方向の動剛性が向上する。
【0016】請求項2に係る考案にあっては、ブレーキ
装置を、スライドテーブルの投影エリアの範囲内に設け
ることにより、スライドテーブルからのはみ出しが防止
される。
【0017】請求項3に係る考案にあっては、直動案内
軸受を直動転がり案内軸受としたことにより、レールと
ベアリングとが転動体を介して滑らかに相対移動する。
したがって、そのベアリングに取り付けるスライドテー
ブルのレール方向の移動も円滑になる。
【0018】請求項4に係る考案にあっては、ブレーキ
装置の摺動部材の材質を摩擦係数が低いフッ素樹脂とし
たので、円滑に摺動する。また、摺動部材をレールに押
し付ける付勢手段に流体ではなく皿バネか板バネを用い
るから、洩れ対策は不要である。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本考案のブレーキ装置の一実施例の正面断
面図、図2は平面図、図3は左側面図である。
【0020】このブレーキ装置10は、レール1を囲む
ようなコ字形の凹部を有してレール1に嵌合する凹状体
11と、その凹状体11とレール1との左右両側面間に
それぞれ介装される摩擦パッド12と、その摩擦パッド
12を凹状体11に対してレール1に向かって付勢する
付勢手段としての板バネ13を有している。
【0021】前記凹状体11は、側面を形成する左右の
押し板14,15の間に上面を形成する支持板16を挟
んでボルト17を締め付け、一体に組み立てられてい
る。その組み立て時に、押し板14,15と支持板16
との間に付勢手段13が同時に介装される。前記支持板
16の四隅にはスライドテーブル取付けねじ穴16aが
形成されている。
【0022】前記摩擦パッド12は、凹状体11の凹部
の内側面に見合った大きさで表面に例えばフッ素樹脂製
の摩擦摺動材18が張り付けてある。また裏面側に突き
出したピン19が圧入等の手段で固定されている。
【0023】前記板ばね13は、図4に示すように板厚
方向にバネ性を有する形状で、上部にボルト17の挿通
孔13a,下部にピン挿通孔13bを有している。摩擦
パッド12は、この板バネ13のピン挿通孔13bにピ
ン19を通したうえで板バネ13にロー付け等の手段で
接合されており、これによりバネの厚さ方向には弱い剛
性であるがレール1の長さ方向には非常に強い剛性を有
している。その板バネ13に支持された摩擦パッド12
は、ピン19を凹状体11の左右の押し板14,15に
それぞれ設けられているピン孔20に摺動自在に嵌合さ
せて凹状体11に装着されている。押し板14(15)
と摩擦パッド12との間には僅かのすき間αを介在させ
ることで、摩擦パッド12は板バネ13の撓みに応じて
レール幅方向に移動可能である。
【0024】図5ないし図7は、上記ブレーキ装置10
を、直動転がり案内軸受であるリニアガイド装置LGを
備えた直動テーブル装置Tに装着したものである。すな
わち、レール1にベアリング2が無限循環可能に装着さ
れている図外のボールの転動を介してレールの長手方向
に移動自在に嵌合された二台のりニアガイド装置LG
が、ベースBA上に平行に離間して取り付けられてい
る。その各レール1には、それぞれ二個づつのベアリン
グ2が嵌合されるとともに、それら二個のべアリング2
の間にブレーキ装置10が−個ずつ、同じくレール長手
方向に移動自在に嵌合させてベアリング2とは独立に取
り付けられている。それらのベアリング2とブレーキ装
置10との上面に共通の一枚のスライドテーブル4が取
り付けられている。
【0025】図8及び図9に、上記リニアガイド装置L
Gの詳細を示す。レール1上に、ベアリングとしての横
断面形状がほぼコ字状のスライダ2が相対移動可能に遊
嵌されている。そのスライダ2はスライダ本体2Aの長
手方向の両端面にエンドキャップ8及びサイドシール9
を取付けて構成されている。スライダ本体2Aの両袖部
の内面側に、レール1の側面の転動体転動溝3に対向さ
せた転動体転動溝5が形成され、これら対向した両転動
体転動溝3,5の両溝により転動体転動路(負荷路)6
が構成されている。スライダ本体2Aの両袖部の肉厚内
には、更にその転動体転動路6に平行して軸方向に貫通
させた断面円形の転動体戻り通路7が形成されている。
【0026】スライダ本体2Aの軸方向の前後両端に接
合されているエンドキャップ8は合成樹脂材の射出成形
品で全体の断面がほぼコ字状をなしている。その両袖部
には、スライダ本体2Aの端面と当接する接合端面8a
側に、それぞれ半円弧状の湾曲路8bが形成されてい
る。湾曲路8bは、上記転動体転動路6と転動体戻り通
路7とを連通させるものであり、湾曲中心部に位置する
半円柱状のリターンガイド8cを備えて半ドーナツ状に
形成されている。そして、上記の負荷路6と前後の両湾
曲路8bと転動体戻り通路7とで形成される無限循環経
路に、転動体であるボールBが多数装填されている。
【0027】次に、上記実施例の作用を説明する。い
ま、直動テーブル装置Tを旋盤に取り付けて、スライド
テーブル4に取り付けた刃物台を移動させながら切削加
工する場合、スライドテーブル4はリニアガイド装置L
Gで案内されつつ移動する。そのとき、ブレーキ装置1
0の摩擦パッド12は板バネ13の弾性力でレール1の
左右両側面を挟みつけて強〈押圧している。この摩擦パ
ッド12は板バネ13に固定されており、レール1の長
さ方向には非常に強い剛性を有しているため、摩擦パッ
ド12としール1との間に発生する摩擦力はレール1の
動き方にかかわらず安定している。この安定した摩擦力
によって直動テーブル装置Tの動剛性が向上し、切削加
工のビビリ限界が改善される。因みに、実際に被加工物
の切削を行ったところ、切削ビビリ限界幅がブレーキ装
置10を用いない場合より10%向上したことが確認で
きた。
【0028】このブレーキ装置10は、ベアリング(ス
ライダ)2とは独立にレール1に取り付けられるから、
既存の直動テーブル装置Tにも後から自由に取り付ける
ことが可能である。
【0029】しかも、レールを挟んで分離可能で且つ締
結手段による組立体構造とされているので、レール1へ
の組み付けが容易なばかりではなく、分離状態の部品を
レールを挟んで一体に組み立てながらレール1の任意の
位置に簡単に装着可能である。
【0030】ブレーキ装置10の摩擦パッド12のレー
ルとの接触長さを増やすとか、レール一本当たりのブレ
ーキ装置10の使用個数を複数個に増やせば、摩擦力が
増大して更に制振性能を向上させることができることは
明らかである。
【0031】上記実施例の摩擦パッド12及び付勢手段
13は構造が極めて単純であり、そのためブレーキ装置
10のサイズがスライドテーブル4の投影エリアの範囲
内に十分に収納可能な大きさとすることができて、省ス
ペース効果が大きい。
【0032】図10に、本考案のブレーキ装置の他の実
施例を示す。この実施例のブレーキ装置10Aは、付勢
手段として板バネ13の代りに皿バネ13Aを用いてい
る。図示のものは、二枚の皿バネ13Aを重ねてピン1
9に通して摩擦パッド12の裏面側に取り付けている
が、枚数を限定するものではない。一方、押し板14の
側面には内周に雌ねじ21を設けた貫通孔22が形成さ
れている。その雌ねじ21に、外周に雄ねじ23が形成
されるとともに軸心部にピン孔20を有する皿バネ調整
ネジ24が螺合されて、そのピン孔20に摩擦パッド1
2のピン19を摺動自在に挿入することにより、皿バネ
13Aを介して摩擦パッド12が凹状体11の内側面に
取り付けられている。
【0033】この実施例の場合は、皿バネ13Aの弾性
力で摩擦パッド12によりレール1の左右両側面を挟み
つけて強〈押圧する。これにより摩擦パッド12としー
ル1との間に発生する摩擦力でブレーキ装置10とレー
ル1とスライドテーブル4とを一体に高剛性に固定して
直動テーブル装置Tの動剛性を向上させる。
【0034】なお、図示しないが、摩擦パッド12の付
勢手段として、上記各実施例の板バネ13と皿バネ13
Aとを併用することもできる。また、上記実施例では、
摩擦パッド12をブレーキ装置10の両袖部の内側に対
置して設けたものを説明したが、片側の袖部にのみ配設
することもできる。
【0035】また、直動テーブル装置Tの両方のレール
1にそれぞれブレーキ装置10を取り付けたものを示し
たが、いづれか一方のレール1にのみブレーキ装置10
を一個ないし複数個取り付けるようにしても良い。
【0036】なおまた、上記各実施例では直動テーブル
装置Tとして直動転がり案内軸受(リニアガイド)LG
を用いたものを述べたが、直動転がり案内軸受のみには
限らず、レールがボールねじで、ベアリングがボールね
じナットであっても良い。
【0037】また、レール1のボール動動溝5は何条で
あっても良い。
【0038】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1に係る考
案によれば、直動テーブル装置のレールを囲むような凹
部を有し少なくとも一方のレールに嵌合してスライドテ
ーブルに固定される凹状体と、その凹状体とレールとの
間に介装され摺動部材を介してレールに対し進退する摩
擦パッドと、その摩擦パッドを凹状体に対してレール方
向に付勢する付勢手段とを有するブレーキ装置を、ベア
リングとは独立に直動テーブル装置のレールに取り付
け、しかもレールを挟んで分離可能構造とされ且つ締結
手段により組立体構造としたため、次のような効果を奏
する。
【0039】ベアリング自体に複雑な加工を施さずに
済むから、安価に提供できる。ブレーキ装置の着脱が
極めて簡単であり、既存の直動テーブル装置に必要に応
じて後から任意の位置に自由に取り付け、スライドテー
ブルの動剛性を向上させて、そのスライドテーブルの制
振や制動を効果的に行うことができる。
【0040】請求項2に係る考案によれば、ブレーキ装
置を、スライドテーブルの投影エリアの範囲内に設ける
ものとしたため、スライドテーブルからのはみ出しが防
止されて、その結果、上記請求項1の効果に加えて周辺
の機械との干渉が防止され省スペースが達成できるとい
う効果が得られる。
【0041】請求項3に係る考案によれば、直動案内軸
受を直動転がり案内軸受としたため、レールとベアリン
グとが転動体を介して滑らかに相対移動でき、その結
果、上記請求項1の効果に加えて、ベアリングに取り付
けるスライドテーブルのレール方向の移動が円滑で且つ
スライドテーブルの負荷容量と剛性とが大きくなるとい
う効果が得られる。
【0042】請求項4に係る考案によれば、ブレーキ装
置の摺動部材の材質を摩擦係数が低いフッ素樹脂とした
ため、スライドテーブルが円滑に移動できるという効果
がある。
【0043】また、摺動部材をレールに押し付ける付勢
手段に流体ではなく皿バネか板バネを用いるものとした
ため、流体洩れの防止を考慮する必要がなく、上記請求
項1の効果に加えて、構造が簡単で小型にできるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブレーキ装置の一実施例の正面断面図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】付勢手段である板バネの斜視図である。
【図5】図1のブレーキ装置を取り付けた直動テーブル
装置の正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図4の直動テーブル装置におけるリニアガイド
装置の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図9】そのリニアガイド装置の斜視図である。
【図10】本考案のブレーキ装置の他の実施例の要部断
面図である。
【図11】従来の直動テーブル装置の正面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11の側面図である。
【符号の説明】
1 レール 2 ベアリング 4 スライドテーブル 10 ブレーキ装置 11 凹状体 12 摩擦パッド 13 付勢手段 T 直動テーブル装置

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、ベースに平行に離間して取
    り付けられたレール及び該レールにそれぞれ嵌合してレ
    ール長手方向に移動自在のベアリングを有する直動案内
    軸受と、前記ベアリングに取り付けられたスライドテー
    ブルとを備えた直動テーブル装置の前記スライドテーブ
    ルをレールに対して制動・制振するブレーキ装置におい
    て、前記ベアリングとは独立に、 前記レールを囲むような凹
    部を有し少なくとも一方のレールに嵌合してレールを挟
    んで分離可能な構造とされ且つ締結手段により組立体構
    造とされて前記スライドテーブルに固定される凹状体
    と、該凹状体とレールとの間に介装され、摺動部材を介
    してレールに対し進退する摩擦パッドと、該摩擦パッド
    を前記凹状体に対してレール方向に付勢する付勢手段と
    を有する直動テーブル装置のブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記スライドテーブルの投影エリア範囲
    内に前記ブレーキ装置を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の直動テーブル装置のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記直動案内軸受は、前記レールとベア
    リングとが、無限循環可能に保持された複数の転動体を
    介して嵌合される直動転がり案内軸受である請求項1ま
    たは2記載の直動テーブル装置のブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記摺動部材がフッ素樹脂であり、前記
    付勢手段が皿バネ,板バネのいずれか一つからなる請求
    項1ないし3のいずれか記載の直動テーブル装置のブレ
    ーキ装置。
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