JPH09141516A - アングル材切断装置 - Google Patents

アングル材切断装置

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Publication number
JPH09141516A
JPH09141516A JP2736696A JP2736696A JPH09141516A JP H09141516 A JPH09141516 A JP H09141516A JP 2736696 A JP2736696 A JP 2736696A JP 2736696 A JP2736696 A JP 2736696A JP H09141516 A JPH09141516 A JP H09141516A
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JP
Japan
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angle
cutting
adjusting member
angle adjusting
fixed
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JP2736696A
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Inventor
Kiyoshi Kimura
村 清 木
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Ogura KK
Original Assignee
Ogura KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アングル材の端面を、直角および斜めに切断
できるようにする。 【解決手段】 工具カートリッジ21の取付基板25上
に、固定刃取付ブロック26を設ける。固定刃取付ブロ
ック26に、90度の開き角度を有するV形状の案内部
27を設ける。案内部27の背面側に、第1固定刃22
および第2固定刃23をV字状に固定する。可動刃24
を上下動させ、両固定刃22,23と可動刃24とによ
りアングル材を切断する。案内部27の前面側に、板状
の切断角度調整部材33を配置する。切断角度調整部材
33の上端部に、90度の開き角度を有するV形状のア
ングル材受け部34を設ける。切断角度調整部材33
に、逆T字状のスライド案内孔35を設ける。切断角度
調整部材33を、スライド案内孔35を貫通する取付ボ
ルト36で固定刃取付ブロック26に取付ける。切断角
度調整部材33を、上下、左右に移動させることによ
り、アングル材端面の切断角度を変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、90度のL形断面
を有するアングル材の切断装置に係り、特にアングル材
の左右いずれの端面も1台の装置で所望の角度に切断で
きるアングル材切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、90度のL形断面を有するアン
グル材の端面を、45度あるいは135度に切断すると
ともに、この端面を、フランジ部を内側に向けたり外側
に向けたりして突合わせ、これを接合して枠体を構成す
ることが汎く行なわれている。
【0003】ところで従来、この種のアングル材の端面
を切断する方法としては、据置型の回転カッタを有する
通常の切断装置や、据置型のプレス式切断装置を用い、
切断線に対しアングル材を斜め方向に配置して切断する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のアングル材
切断方法においては、アングル材を切断線に対し斜め方
向にセットするのが容易でないため、作業性が悪いとと
もに安全性に欠け、また装置が大型であるため、建築現
場等に持込んで作業を行なうことができないという問題
がある。またプレス式切断装置においては、打抜き切断
であるため、ポンチの幅分の切断片が生じ、その分材料
が無駄になるという問題がある。
【0005】本発明は、このような点を考慮してなされ
たもので、アングル材の端面を、90度はもとよりそれ
以外の角度で斜めに切断することができるとともに、ア
ングル材の右勝手、左勝手のいずれも1台の装置で切断
することができ、また作業性がよいとともに、小さな力
で無駄を生じさせることなく切断することができるアン
グル材切断装置を提供することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、予め定められた切断
角度への切断角度調整部材の位置調整が容易なアングル
材切断装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、アングル材の右勝手
あるいは左勝手における切断角度調整が容易なアングル
材切断装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、アングル材の右勝手
あるいは左勝手における予め定められた切断角度への切
断角度調整部材の位置調整が容易で、調整後の位置ずれ
のおそれがないアングル材切断装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、アングル材の右勝手
あるいは左勝手における任意の切断角度への切断角度調
整部材の位置調整が容易で、固定も簡単なアングル材切
断装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、切断角度調整部材を
移動させることなく左、右勝手に対応させることがで
き、取扱いが容易なアングル材切断装置を提供すること
にある。
【0011】本発明の他の目的は、固定刃および可動刃
の交換が容易なアングル材切断装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、切断刃に生じる曲げ
モーメントを支持して厚味のあるアングル材も切断する
ことができるアングル材切断装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、固定刃に生じる曲げ
モーメントを支持して厚味のあるアングル材も切断する
ことができるアングル材切断装置を提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、切断角度調整部材の
位置決めが容易で、作業性を向上させることができるア
ングル材切断装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、切断時におけるアン
グル材の浮き上がりを防止して切断を安定させることが
できるアングル材切断装置を提供することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、アングル材の
切断角度を変更した場合でも、切断時におけるアングル
材の浮き上がりを防止することができるアングル材切断
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、90度の開き角度をもってV字状に取付けら
れた第1固定刃および第2固定刃と、これら両固定刃の
一側面側で昇降し先端が概略V字状をなす可動刃と、前
記両固定刃の反可動刃側に配設された切断角度調整部材
と、この切断角度調整部材の上端部に設けられ90度の
開き角度をもったV字状部を有するアングル材受け部と
をそれぞれ設けるようにしたことを特徴とする。そし
て、アングル材受け部のV字状部と両固定刃の交叉部と
に亘って、L形角部を合わせてアングル材をセットし、
前記V字状部の位置を変えることにより、アングル材の
切断刃に対する角度が変化することになる。すなわち、
切断角度調整部材を移動させたり、あるいはV字状部の
位置を異にする切断角度調整部材と交換するだけで、ア
ングル材の端面を90度はもとより、それ以外の角度で
斜めに切断することも可能となり、また左右勝手にも対
応可能となる。
【0018】本発明はまた、切断角度調整部材を、可動
刃の昇降面と平行な面内で上下、左右に位置調節できる
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、切断
角度調整部材を移動させるだけで、アングル材端面の切
断角度を調節でき、作業性を向上させることが可能とな
る。
【0019】本発明はまた、切断角度調整部材に、逆T
字状をなすスライド案内孔を設けるとともに、この切断
角度調整部材を、スライド案内孔を貫通して固定刃側に
螺装される取付ねじにより、位置固定するようにしたこ
とを特徴とする。そしてこれにより、スライド案内孔の
各端部に取付ねじが位置するよう切断角度調整部材を移
動させるだけで予め定められた切断角度となり、位置調
整が容易である。
【0020】本発明はまた、アングル材受け部のV字状
部の一方の上端縁をこれに対応する一方の固定刃の上端
縁に一致させた状態で、可動刃の昇降面と平行な面内で
斜め方向に位置調節できるようにしたことを特徴とす
る。
【0021】ところで、アングル材受け部の一方の上端
縁がこれに対応する一方の固定刃の上端縁に一致した状
態で、切断角度調整部材が移動するということは、アン
グル材の右勝手あるいは左勝手において、切断角度が調
整されることに他ならず、調整が容易となる。
【0022】本発明はまた、固定刃側に、切断角度調整
部材の位置調節方向に間隔を置いて複数のねじ穴を設
け、切断角度調整部材を貫通して任意のねじ穴に螺装さ
れる取付ねじにより、切断角度調整部材を位置固定する
ようにしたことを特徴する。そしてこれにより、アング
ル材の右勝手あるいは左勝手における予め定められた切
断角度への切断角度調整部材の位置調整が容易で、調整
後の位置ずれのおそれもない。
【0023】本発明はまた、固定刃側と切断角度調整部
材との間に、係合状態で切断角度調整部材の位置調節を
案内するスライドガイド機構を設け、切断角度調整部材
を、スライドガイド機構の任意位置に位置固定するよう
にしたことを特徴とする。そしてこれにより、切断角度
調整部材を任意の切断角度位置まで移動させ固定するこ
とが可能となる。
【0024】本発明はまた、切断角度調整部材を、両固
定刃の反可動刃側に着脱可能に位置固定し、かつアング
ル材受け部を、各固定刃にそれぞれ対応するV字状の左
勝手アングル材受け部と右勝手アングル材受け部とから
構成するようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、アングル材受け部の位置を異にする切断角度調整部
材を着脱交換するだけで、アングル材の端部の切断角度
を容易に変更でき、また単一の切断角度調整部材で左右
勝手に対応させることが可能となる。
【0025】本発明はまた、両固定刃を、ブロック型の
工具カートリッジに固定するとともに、可動刃を工具カ
ートリッジに昇降可能に取付け、かつ切断角度調整部材
を、工具カートリッジに取付けるようにしたことを特徴
とする。そしてこれにより、これらを一体として交換で
き、交換が容易であるとともに、交換後の相互の位置合
わせも不要である。
【0026】本発明はまた、工具カートリッジに、可動
刃の反固定刃側を支持するガイド部材を設けるようにし
たことを特徴とする。そしてこれにより、可動刃に生じ
る曲げモーメントがガイド部材で支持され、厚味のある
アングル材も切断するとが可能となる。
【0027】本発明はまた、先端が概略山形状をなす固
定刃と、90度の開き角度をもって逆V字状に取付けら
れ前記固定刃の一側面側で昇降する第1可動刃および第
2可動刃と、前記固定刃の反可動刃側に配設された切断
角度調整部材と、この切断角度調整部材の上端部に設け
られ前記固定刃の上端とほぼ同一の概略山形状部を有す
るアングル材受け部とをそれぞれ設けるようにしたこと
を特徴とする。そして、アングル材受け部の概略山形状
部と固定刃とに亘って山形にした状態でアングル材をセ
ットすることにより、アングル材の切断刃に対する角度
が設定される。したがって、何等かの方法により前記概
略山形状部の位置を変化させることにより、アングル材
の切断刃に対する角度が変化することになる。
【0028】本発明はまた、切断角度調整部材を、可動
刃の昇降面と平行な面内で上下、左右に位置調節できる
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、切断
角度調整部材を上下、左右に移動させるだけで、アング
ル材の端部を、90度はもとよりそれ以外の角度で斜め
に切断することも可能となる。また、切断角度調整部材
の左右方向への移動により、左右勝手にも対応すること
が可能となる。
【0029】本発明はまた、切断角度調整部材に、逆T
字状をなすスライド案内孔を設け、このスライド案内孔
を貫通して固定刃側に螺装される取付ねじにより、切断
角度調整部材を位置固定するようにしたことを特徴とす
る。そしてこれにより、スライド案内孔の各端部に取付
ねじが位置するように切断角度調整部材を移動させるだ
けで予め定められた切断角度となり、位置調整が容易で
ある。
【0030】本発明はまた、切断角度調整部材を、アン
グル材受け部の概略山形状部の一方の上端縁をこれに対
応する固定刃の一方の上端縁に一致させた状態で、可動
刃の昇降面と平行な面内で斜め方向に位置調節できるよ
うにしたことを特徴とする。そしてこれにより、アング
ル材の右勝手あるいは左勝手における切断角度調整を容
易なものとすることが可能となる。
【0031】本発明はまた、固定刃側に、切断角度調整
部材の位置調節方向に間隔を置いて複数のねじ穴を設
け、切断角度調整部材を貫通して任意のねじ穴に螺装さ
れる取付ねじにより、切断角度調整部材を位置固定する
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、アン
グル材の右勝手あるいは左勝手における予め定められた
切断角度への切断角度調整部材の位置調整が容易で、調
整後の位置ずれのおそれがない。
【0032】本発明はまた、固定刃側と切断角度調整部
材との間に、係合状態で切断角度調整部材の位置調節を
案内するスライドガイド機構を設け、切断角度調整部材
を、スライドガイド機構の任意位置に位置固定できるよ
うにしたことを特徴とする。そしてこれにより、アング
ル材の右勝手あるいは左勝手における任意の切断角度へ
の切断角度調整部材の位置調整が容易となり、また固定
も容易である。
【0033】本発明はまた、切断角度調整部材を、固定
刃の反可動刃側に着脱可能に位置固定し、かつアングル
材受け部を、左右方向に所定間隔で配設され前記固定刃
の上端とほぼ同一の概略山形状をなす左勝手アングル材
受け部および右勝手アングル材受け部で構成するように
したことを特徴とする。そしてこれにより、単一の切断
角度調整部材により左右勝手に対応させることが可能と
なり、またアングル材の端面の切断角度の変更は、切断
角度調整部材の着脱交換により可能となる。
【0034】本発明はまた、固定刃を、ブロック型の工
具カートリッジに固定するとともに、両可動刃を、工具
カートリッジに昇降可能に取付け、かつ切断角度調整部
材を、工具カートリッジに取付けるようにしたことを特
徴とする。そしてこれにより、固定刃、可動刃および切
断角度調整部材の交換を容易なものとすることが可能と
なる。
【0035】本発明はまた、工具カートリッジに、固定
刃の反可動刃側を支持する固定刃ガイドを設けるように
したことを特徴とする。そしてこれにより、固定刃に生
じる曲げモーメントを支持して厚味のあるアングル材も
切断することが可能となる。
【0036】本発明はまた、切断角度調整部材の所定部
位を合わせることにより切断角度調整部材の位置決めを
行なう角度位置用の目盛を設けるようにしたことを特徴
とする。そしてこれにより、切断角度調整部材の位置決
めが容易で、作業性を向上させることが可能となる。
【0037】本発明はまた、固定刃の反可動刃側の位置
でアングル材を上方から押さえる反力受けを設けるよう
にしたことを特徴とする。そしてこれにより、切断時に
おけるアングル材の浮き上がりを防止して切断を安定さ
せることが可能となる。
【0038】本発明はさらに、反力受けを、切断角度調
整部材の位置調整に合わせて位置調整できるようにした
ことを特徴する。そしてこれにより、アングル材の切断
角度を変更した場合にも対応させることが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。
【0040】図15ないし図18は、本発明の第1の実
施の形態に係るアングル材切断装置が装着された加工装
置を示すもので、この加工装置1は、水平配置された定
盤2と、この定盤2上に垂直な柱の上下端に水平に延び
る部分を連結してC型状としたC型フレーム3を介し、
定盤2から上方に間隔を有して設置された油圧シリンダ
4と、この油圧シリンダ4の背面側に連結された油圧ポ
ンプ5および電動モータ6と、C型フレーム3上に着脱
可能に配設されたアングル材切断装置7とから構成さ
れ、アングル材8の端面を任意の角度で切断できるよう
になっている。
【0041】C型フレーム3は、図15ないし図18に
示すように、装置の前方および両側を開放した状態で、
定盤2上に設置されており、その上端部には、垂直方向
に上下動するピストンロッド9を備えた油圧シリンダ4
が設置されている。
【0042】この油圧シリンダ4の上端部背面側には、
図15ないし図18に示すように、軸線を装置の前後水
平方向に向けて油圧ポンプ5が連結されており、この油
圧ポンプ5の背面側には、電動モータ6が直列に接続さ
れている。
【0043】電動モータ6のモータ軸10は、図15お
よび図17に示すように、油圧ポンプ5のケーシング本
体11の背面側に挿入されており、ケーシング本体11
内には油が貯留される油槽12およびこの油槽12内の
油を圧送するポンプ機構13がそれぞれ組込まれてい
る。
【0044】ポンプ機構13は、モータ軸10の先端に
形成されたカム部14と、このカム部14によりニード
ルベアリングを介し往復駆動されるピストン15と、油
通路中に配置された開閉弁16とを備えており、この開
閉弁16は通常はスプリング17により油通路を閉止す
るようになっている。
【0045】一方、油圧シリンダ4内には、シリンダ室
18が形成されており、このシリンダ室18内には、ピ
ストンフランジ19が上下に摺動自在に配設され、この
ピストンフランジ19の下面には、ピストンロッド9が
接合されている。
【0046】この油圧シリンダ4と油圧ポンプ5とは、
流路切換弁20を介して接続され、この流路切換弁20
の切換により油路が切換制御される。これによりピスト
ンフランジ19およびピストンロッド9が上下方向に駆
動される。そして、ピストンロッド9の上下動により、
アングル材切断装置7が駆動されて、アングル材8の端
面に切断加工が施されるようになっている。
【0047】アングル材切断装置7は、図8ないし図1
4に示すように、工具カートリッジ21と、この工具カ
ートリッジ21に固定された第1固定刃22および第2
固定刃23と、工具カートリッジ21に昇降可能に取付
けられた可動刃24とを備えている。
【0048】工具カートリッジ21は、図1ないし図1
4に示すように、取付基板25と、この取付基板25上
に立設された固定刃取付ブロック26とを備えており、
固定刃取付ブロック26には、90度の開き角度をもっ
たV字状の案内部27が形成されている。この案内部2
7の背面側には、両固定刃22,23が90度の開き角
度をもってV字状に固定ボルト28により取付けられて
いる。そして可動刃24は、両固定刃22,23の背面
側で昇降するようになっている。
【0049】すなわち、可動刃24は、図1に示すよう
に、先端が概略V字状をなす板状に形成されており、そ
の上端部には、円板状の上端ガイド29が取付けられ、
これらは、固定刃取付ブロック26上に固設したガイド
ブロック30により昇降可能に支持されている。
【0050】このガイドブロック30には、図11およ
び図12に示すように、可動刃24の背面側、すなわち
固定刃22,23と反対の側を支持するガイド部材31
が一体に設けられており、このガイド部材31と上端ガ
イド29との間には、可動刃24を常時上方に押圧付勢
するスプリング32が介装されている。そして、ガイド
部材31により、切断時に可動刃24に生じる曲げモー
メントが支持され、厚味のあるアングル材8も切断する
ことができるようになっている。
【0051】一方、前記案内部27の前面側、すなわち
案内部27の両固定刃22,23と反対の側には、図1
ないし図14に示すように、平板状の切断角度調整部材
33が配設されており、この切断角度調整部材33の上
端部には、90度の開き角度をもったV字状のアングル
材受け部34が設けられている。切断角度調整部材33
のアングル材受け部34下方位置には、逆T字状をなす
スライド案内孔35が設けられており、切断角度調整部
材33は、このスライド案内孔35を貫通する取付ボル
ト36により、前記可動刃24の昇降面と平行な面内で
上下,左右に位置調節可能に、固定刃取付ブロック26
に取付けられている。そして、この切断角度調整部材3
3の移動により、アングル材8の端面の切断角度を変更
できるようになっている。
【0052】すなわち、例えば図8に示すように、取付
ボルト36がスライド案内孔35の左端に位置するよう
に切断角度調整部材33を移動させることにより、アン
グル右45度切断状態となり、また図13に示すよう
に、取付ボルト36がスライド案内孔35の右端に位置
するように切断角度調整部材33を移動させることによ
り、アングル左45度切断状態となり、さらに図14に
示すように、取付ボルト36がスライド案内孔35の上
端に位置するように切断角度調整部材33を移動させる
ことにより、アングル90度切断状態となるようになっ
ている。なお、これについては後に詳述する。
【0053】取付基板25の一側面には、図1,図6お
よび図7に示すように、位置決め用の凹部37,38が
それぞれ設けられている。この取付基板25は、C型フ
レーム3の両側端に垂直に取付けた2枚のガイド板39
により両側部が案内され、C型フレーム3の下端上面に
位置決め装着されるようになっている。
【0054】一方のガイド板39には、図15および図
17に示すように、鋼球40および蝶ボルト41がそれ
ぞれ設けられており、鋼球40は、工具カートリッジ2
1をC型フレーム3に装着した際に、取付基板25の凹
部37に嵌入係止され、この状態で蝶ボルト41は、凹
部38に係合可能となっている。そしてこれにより、工
具カートリッジ21がC型フレーム3に位置決め固定さ
れるようになっている。
【0055】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0056】アングル材8の切断に際しては、図15な
いし図18に示すように、切断角度調整部材33をスラ
イド案内孔35をガイドとして上下,左右に移動させ、
アングル右45度切断状態、アングル左45度切断状態
あるいはアングル90度切断状態にする。そして、90
度のL型断面を有するアングル材8を、上向きのV形状
になるようにして、アングル材受け部34および両固定
刃22,23の交叉部に亘ってセットする。なお、図1
6において実線で示すアングル材8は左45度切断状
態、鎖線で示すアングル材8は右45度切断状態をそれ
ぞれ示し、また図18に示すアングル材8は90度切断
状態を示している。
【0057】ところで、切断角度調整部材33を、例え
ばアングル左45度切断状態にした場合、図15に示す
ように、アングル材8は、切断刃に対して左斜め45度
に傾いたセット状態となる。したがって、この状態でア
ングル材8を切断すれば、左勝手の45度でアングル材
8を切断することが可能となる。切断角度調整部材33
をアングル右45度切断状態あるいはアングル90度切
断状態にした場合についても同様である。
【0058】次に、アングル材8を切断する際の動作を
具体的に説明する。
【0059】まず、加工装置1の電動モータ6を起動す
ると、モータ軸10の回転によりカム部14が回転し、
ピストン15が往復駆動される。これにより、油槽12
内の油が吸引圧縮されて圧力油が発生し、この圧力油
は、流路切換弁20を介してシリンダ室18内に圧送さ
れる。
【0060】シリンダ室18内に圧送された圧力油は、
ピストンフランジ19のフランジ面に作用し、ピストン
ロッド9が下降する。すると、アングル材切断装置7の
可動刃24がスプリング32の付勢力に抗して圧下さ
れ、アングル材8の端面が、図19および図20に示す
ように、例えば左右45度の傾斜で切断される。そし
て、これらのアングル材8の端面を突合わせて接合する
ことにより、図21に示すように、フランジ部を内側に
向けた状態の枠体42が構成される。
【0061】油圧シリンダ4のピストンロッド9が下死
点まで下降すると、流路切換弁20が作動して流路が切
換えられ、ピストンフランジ19がシリンダ室18内で
再び上昇する。すると、ピストンロッド9もこれととも
に上昇する。
【0062】ピストンロッド9が上昇すると、アングル
材切断装置7の可動刃24がスプリング32の付勢力に
より上動し、図15に示す状態に戻る。以後、電動モー
タ6の起動毎に前記動作が繰返される。
【0063】しかして、切断角度調整部材33を、上
下,左右に移動させるだけで、アングル材8の切断角度
を変更することができるので、45度で切断する場合で
も、右勝手、左勝手のいずれも1台のアングル材切断装
置7で切断することができ、またアングル材8を90度
で切断することもできる。
【0064】なお、前記第1の実施の形態においては、
左右勝手の45度切断および90度切断の場合について
のみ説明したが、切断角度調整部材33を、取付ボルト
36がスライド案内孔35の途中に位置するようにして
固定したり、あるいはスライド案内孔35の形状,寸法
を変更することにより、前記以外の角度でアングル材8
を切断することができる。
【0065】図22ないし図32は、本発明の第2の実
施の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における
アングル材切断装置7に代え、アングル材切断装置47
を用いるようにしたものである。
【0066】すなわち、このアングル材切断装置47
は、図22ないし図28に示すように、工具カートリッ
ジ51と、この工具カートリッジ51に固定された固定
刃52と、工具カートリッジ51に昇降可能に取付けら
れた第1可動刃53および第2可動刃54とを備えてい
る。
【0067】工具カートリッジ51は、図22ないし図
28に示すように、取付基板55と、この取付基板55
上に立設された固定刃取付ブロック56とを備えてお
り、固定刃取付ブロック56には、山形状をなす固定刃
ガイド57が一体に設けられ、この固定刃ガイド57の
背面側には、先端が概略山形状をなす板状の固定刃52
が固定ボルト58により取付けられている。
【0068】前記固定刃取付ブロック56上の固定刃ガ
イド57の背面側位置には、図22ないし図28に示す
ように、ガイドブロック59が立設されており、このガ
イドブロック59の前面側には、板状の可動刃取付ブロ
ック60およびその上端に取付けた円板状の上端ガイド
61が昇降可能に支持されている。そして、ガイドブロ
ック59と上端ガイド61との間には、可動刃取付ブロ
ック60を常時上方に付勢するスプリング62が介装さ
れている。
【0069】前記可動刃取付ブロック60の下端前面に
は、図22,図24および図25に示すように、両可動
刃53,54が90度の開き角度をもって逆V字状に固
定ボルト70により取付けられており、これら両可動刃
53,54は、可動刃取付ブロック60の昇降により、
固定刃52の背面側で昇降するようになっている。
【0070】一方、前記固定刃ガイド57の前面側に
は、図22ないし図25に示すように、平板状の切断角
度調整部材63が配設されており、この切断角度調整部
材63の上端部には、前記固定刃52の上端とほぼ同一
の概略山形状をなすアングル材受け部64が設けられて
いる。また、切断角度調整部材63のアングル材受け部
64下方位置には、逆T字状をなすスライド案内孔65
が設けられており、切断角度調整部材63は、このスラ
イド案内孔65を貫通する取付ボルト66により、前記
両可動刃53,54の昇降面と平行な面内で上下,左右
に位置調節可能に、固定刃ガイド57に取付けられるよ
うになっている。そして、この切断角度調整部材63の
移動により、アングル材8の端面の切断角度を変更でき
るようになっている。
【0071】すなわち、例えば図22に示すように、取
付ボルト66がスライド案内孔65の左端に位置するよ
うに切断角度調整部材63を移動させることにより、ア
ングル右135度切断状態となり、また図27に示すよ
うに、取付ボルト66がスライド案内孔65の右端に位
置するように切断角度調整部材63を移動させることに
より、アングル左135度切断状態となり、さらに図2
8に示すように、取付ボルト66がスライド案内孔65
の上端に位置すように切断角度調整部材63を移動させ
ることにより、アングル90度切断状態となるようにな
っている。
【0072】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0073】しかして、図29ないし図32に示すよう
に、アングル材8を下向きのV形状になるようにしてア
ングル材切断装置47にセットし、加工装置1を起動し
てアングル材8を切断することにより、アングル材8の
端面が、例えば図33および図34に示すように、左右
135度の傾斜で切断される。そして、これらのアング
ル材8の端面を突合わせて接合することにより、図35
に示すように、フランジ部を外側に向けた状態の枠体7
2が構成される。
【0074】なお、前記第2の実施の形態においては、
左右勝手の135度切断および90度切断の場合につい
てのみ説明したが、前記第1の実施の形態の場合と同
様、切断角度調整部材63が、取付ボルト66がスライ
ド案内孔65の途中に位置するようにして固定したり、
あるいはスライド案内孔65の形状,寸法を変更するこ
とにより、前記以外の角度でアングル材8を切断するこ
とができる。このため、三角形や六角形の枠体も容易に
構成することができ、またフランジ部が内側を向いた枠
体も外側を向いた枠体も構成することができる。
【0075】図36ないし図40は、本発明の第3の実
施の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における
スライド案内孔35および取付ボルト36に代え、右勝
手用スライドガイド片85A、左勝手用スライドガイド
片85Bおよび取付ボルト86を用いるようにしたもの
である。
【0076】すなわち、切断角度調整部材33のアング
ル材受け部34下方位置には、図36、図38、図39
および図40に示すように、切断角度調整部材33の両
面側に、V字状をなすアングル材受け部34の一方の上
端縁と平行に右勝手用スライドガイド片85Aおよび左
勝手用スライドガイド片85Bがそれぞれ設けられてい
る。
【0077】一方、固定刃取付ブロック26の反固定刃
22,23側の面には、第2固定刃23に対応する右勝
手用スライドガイド溝87Aおよび第1固定刃22に対
応する左勝手用スライドガイド溝87Bがそれぞれ設け
られており、前記右勝手用スライドガイド溝87Aに前
記右勝手用スライドガイド片85Aを嵌入係止すること
により、アングル材受け部34の上端縁を第2固定刃2
3の上端縁に一致させた状態で、切断角度調整部材33
を斜め方向に移動させることができるようになっている
とともに、前記左勝手用スライドガイド溝87Bに前記
左勝手用スライドガイド片85Bを嵌入係止することに
より、アングル材受け部34の上端縁を第1固定刃22
の上端縁に一致させた状態で、切断角度調整部材33を
斜め方向に移動させることができるようになっている。
【0078】これら各スライドガイド溝87A,87B
内には、図37に示すように、例えば右勝手30度用ね
じ穴88a、右勝手45度用ねじ穴88b、右勝手60
度用ねじ穴88c、右勝手75度用ねじ穴88d、左勝
手30度用ねじ穴88e、左勝手45度用ねじ穴88
f、左勝手60度用ねじ穴88g、左勝手75度用ねじ
穴88h、および90度用ねじ穴88iがそれぞれ設け
られており、切断角度調整部材33を貫通する取付ボル
ト86を、前記いずれかのねじ穴88a,88b,88
c,88d,88e,88f,88g,88h,88i
に螺装することにより、切断角度調整部材33をそれぞ
れの切断角度位置で固定できるようになっている。
【0079】前記固定刃取付ブロック26の反固定刃2
2,23側の面にはまた、図37に示すように、切断角
度調整部材33の下端縁を合わせることにより切断角度
調整部材33の位置決めを行なう角度位置用の目盛89
が設けられており、切断角度調整部材33の下端に対応
する目盛89を目視することにより、切断角度調整部材
33が現在どの切断角度位置で固定されているかを容易
に確認できるとともに、切断角度調整部材33の下端を
いずれかの目盛89に合わせた状態で、取付ボルト86
をねじ込むことにより、所望のねじ穴88a,88b,
88c,88d,88e,88f,88g,88h,8
8iに確実に螺装することができるようになっている。
【0080】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0081】しかして、スライドガイド片85A,85
Bをスライドガイド溝87A,87Bに嵌入係止して切
断角度調整部材33を移動させることにより、アングル
材受け部34の上端縁を、いずれかの固定刃22,23
の上端縁に一致させることができ、スライドガイド溝8
7A,87Bの長手方向の位置決めさえ行なえば、切断
角度調整部材33を正確に位置決めすることができる。
また、取付ボルト86がねじ穴88a,88b,88
c,88d,88e,88f,88g,88h,88i
に螺装されるので、切断角度調整部材33の位置固定状
態を安定させることができる。
【0082】なお、各スライドガイド片85A,85B
および各スライドガイド溝87A,87Bは、必要に応
じ省略するようにしてもよい。目盛89も同様である。
【0083】図41および図42は、本発明の第4の実
施の形態を示すもので、前記第2の実施の形態における
スライド案内孔65および取付ボルト66に代え、前記
第3の実施の形態におけるスライドガイド片85A,8
5Bおよび取付ボルト86と同一機能を有する右勝手用
スライドガイド片95A、左勝手用スライドガイド片9
5Bおよび取付ボルト96を設け、固定刃取付ブロック
56には、前記第3の実施の形態におけるスライドガイ
ド溝87A,87B、ねじ穴88a,88b,88c,
88d,88f,88g,88h,88i、および目盛
89と同一機能を有する右勝手用スライドガイド溝97
A、左勝手用スライドガイド溝97B、複数のねじ穴9
8および目盛99をそれぞれ設けるようにしたものであ
る。
【0084】なお、その他の点については、前記第2の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0085】しかして、本実施の形態によっても、前記
第3の実施の形態と同様の効果が期待できる。
【0086】図43ないし図46は、本発明の第5の実
施の形態を示すもので、前記第3の形態におけるスライ
ドガイド片85A,85B、取付ボルト86、スライド
ガイド溝87A,87Bおよび目盛89に代え、右勝手
用T型スライドガイド片105A、左勝手用T型スライ
ドガイド片105B、取付ボルト106、右勝手用T型
スライドガイド溝107A、左勝手用T型スライドガイ
ド溝107B、および目盛109を設け、第3の実施の
形態における各ねじ穴88a,88b,88c,88
d,88e,88f,88g,88h,88iを省略す
るようにしたものである。
【0087】すなわち、前記スライドガイド片105
A,105Bおよび各スライドガイドみぞ107A,1
07Bは、図46に示すように断面T型状をなしてお
り、その係合により、切断角度調整部材33を、固定刃
取付ブロック26に係合させた状態で、各スライドガイ
ド溝107A,107Bにそってスライドガイドできる
ようになっている。
【0088】一方、前記取付ボルト106は、図43に
示すように、切断角度調整部材33に設けたねじ孔11
0に螺装されており、取付ボルト106を締付けてその
先端をスライドガイド溝107A,107Bの底部に圧
接させることにより、切断角度調整部材33を任意の切
断角度位置で固定できるようになっている。そしてその
際の切断角度は、切断角度調整部材33の下端に対応す
る目盛109を読むことにより、容易に確認できるよう
になっている。
【0089】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0090】しかして、本実施の形態によれば、切断角
度調整部材33を任意の切断角度位置に固定できるの
で、例えば左右勝手42度切断等、前記第3の実施の形
態では不可能な角度での切断も可能となり、より高い汎
用性が得られる。
【0091】図47および図48は、本発明の第6の実
施の形態を示すもので、前記第4の実施の形態における
スライドガイド片95A,95B、取付ボルト96、ス
ライドガイド溝97A,97Bおよび目盛99に代え、
右勝手用T型スライドガイド片115A、左勝手用T型
スライドガイド片115B、取付ボルト116、右勝手
用T型スライドガイド溝117A、左勝手用T型スライ
ドガイド溝117B、および目盛119を設け、第4の
実施の形態における各ねじ穴98を省略するようにした
ものである。
【0092】すなわち、前記各スライドガイド片115
A,115Bおよび各スライドガイド溝117A,11
7Bは、図48に示すように、断面T型状をなしてお
り、その係合により、切断角度調整部材63を固定刃取
付ブロック56に係合させた状態で、各スライドガイド
溝117A,117Bにそってスライドガイドできるよ
うになっている。
【0093】一方、前記取付ボルト116は、図48に
示すように、切断角度調整部材63に設けたねじ孔12
0に螺装されており、取付ボルト116を締付けてその
先端をスライドガイド溝117A,117Bの底部に圧
接させることにより、切断角度調整部材63を任意の切
断角度位置で固定できるようになっている。そして、そ
の際の切断角度は、切断角度調整部材63の下端に対応
する目盛119を読むことにより、容易に確認できるよ
うになっている。
【0094】なお、その他の点については、前記第2の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0095】しかして、本実施の形態によっても、前記
第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0096】図49ないし図51は、本発明の第7の実
施の形態を示すもので、前記第3の実施の形態における
構成に加え、反力受け130を追設するようにしたもの
である。
【0097】すなわち、反力受け130は、図49ない
し図51に示すように、先端に鉤状の押さえ部130a
を有する平板状をなしており、その板面両側には、右勝
手用スライドガイド溝87Aあるいは左勝手用スライド
ガイド溝87Bに嵌入係止されて反力受け130の斜め
方向へのスライドをガイドするガイド片131がそれぞ
れ設けられ、このガイド片131の下方位置には、ガイ
ド片131と平行に長孔132が設けられている。そし
て反力受け130は、固定刃取付ブロック26に設けた
ねじ穴133に長孔132を通して螺装される取付ボル
ト134により位置固定され、両固定刃22,23の反
可動刃24側の位置でアングル材8を上部から押さえる
ことができるようになっている。
【0098】なお、その他の点については、前記第3の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0099】しかして、反力受け130を設け、固定刃
22,23の反可動刃24側の位置でアングル材8を上
方から押さえるようにしているので、アングル材8の切
断時にアングル材8がアングル材受け部34から浮き上
がるのを防止し、正確な角度の切断面を得ることができ
る。また、この反力受け130は、スライドできるよう
になっているので、アングル材8の切断角度を変更する
ために切断角度調整部材33を移動させた場合でも、押
さえ部130aをアングル材8の上面に確実に接触させ
ることができる。
【0100】図52乃至図55は、本発明の第8の実施
の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における切
断角度調整部材33に代え、位置固定構造の切断角度調
整部材233を用いるようにしたものである。
【0101】すなわち、この切断角度調整部材233
は、前記切断角度調整部材33と同様に平板状をなして
いて、案内部27の両固定刃22,23と反対の側に配
設されているが、切断角度調整部材33と異なり、切断
角度調整部材233を貫通して固定刃取付ブロック26
に螺装される取付ボルト236を介し、予め定められた
所定位置に着脱可能に取付けられている。そして、この
切断角度調整部材233の上端部にはアングル材受け部
234が設けられている。
【0102】このアングル材受け部234は、90度の
開き角度をもったV字状の右勝手アングル材受け部23
4aと左勝手アングル材受け部234bとから構成され
ており、右勝手アングル材受け部234aの外側の上端
縁は、第2固定刃23の上端縁と一致しているととも
に、左勝手アングル材受け部234bの外側の上端縁
は、第1固定刃22の上端縁と一致している。そして、
左勝手アングル材受け部234aと両固定刃22,23
の交叉部とに亘って、L形角部を合わせてアングル材8
をセットするこにより、例えばアングル材8の右45度
切断が可能となるとともに、左勝手アングル材受け部2
34bと両固定刃22,23の交叉部とに亘って、L形
角部を合わせてアングル材8をセットすることにより、
例えばアングル材8の左45度切断が可能となるように
なっている。
【0103】なお、45度以外の例えば左右60度切断
の場合には、両アングル材受け部234a,234bの
設置位置を異にする他の切断角度調整部材233と交換
して行なうようになっている。すなわち、切断角度調整
部材233は、アングル材8端面の切断角度に合わせ
て、両アングル材受け部234a,234bの設置位置
を異にする例えば30度切断用、45度切断用、60度
切断用あるいは90度切断用等の複数の種類が予め用意
されており、アングル材8の端面の切断角度に合わせて
着脱交換されるようになっている。ここで、90度切断
用の場合には、両アングル材受け部234a,234b
の位置が一致するので、V字状の切欠きは1個となる。
【0104】なお、その他の点については、前記第1の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0105】このように、この切断角度調整部材233
は、設置位置が固定されているので、アングル材8の端
面の切断角度を変更する場合には、着脱交換が必要にな
るが、同一の切断角度の場合には、切断角度調整部材2
33を移動させることなく左右勝手に対応させることが
でき、取扱いが容易である。
【0106】図56乃至図59は、本発明の第9の実施
の形態を示すもので、前記第2の実施の形態における切
断角度調整部材63に代え、位置固定構造の切断角度調
整部材263を用いるようにしたものである。
【0107】すなわち、この切断角度調整部材263
は、前記切断角度調整部材63と同様に平板状をなして
いて、固定刃ガイド57の反固定刃52側に配設されて
いるが、切断角度調整部材63と異なり、切断角度調整
部材263を貫通して固定刃ガイド57あるいは固定刃
取付ブロック56に螺装される取付ボルト266を介
し、予め定められた所定位置に着脱可能に取付けられて
いる。そして、この切断角度調整部材263の上端部に
は、アングル材受け部264が設けられている。
【0108】このアングル材受け部264は、固定刃5
2の上端縁とほぼ同一の概略山形状をなす右勝手アング
ル材受け部264aと左勝手アングル材受け部264b
とから構成されており、右勝手アングル材受け部264
aの内側の上端縁は、固定刃52の一方の上端縁と一致
しているとともに、左勝手アングル材受け部264bの
内側の上端縁は、固定刃52の他方の上端縁と一致して
いる。そして、右勝手アングル材受け部264aと固定
刃52とに亘って山形にした状態でアングル材8をセッ
トすることにより、例えばアングル材8の右135度切
断が可能となるとともに、左勝手アングル材受け部26
4bと固定刃52とに亘って山形にした状態でアングル
材8をセットすることにより、例えばアングル材8の左
135度切断が可能となるようになっている。
【0109】なお、135度以外の例えば左右120度
切断の場合には、両アングル材受け部264a,264
bの設置位置を異にする他の切断角度調整部材264と
交換して行なうようになっている。すなわち、切断角度
調整部材264は、アングル材8端面の切断角度に合わ
せて、両アングル材受け部264a,264bの設置位
置を異にする例えば90度用、105度用、120度
用、135度用あるいは150度用等の複数の種類が予
め用意されており、アングル材8の端面の切断角度に合
わせて着脱交換されるようになっている。ここで、90
度切断用の場合には、両アングル材受け部264a,2
64bの位置が一致するので、山形状部は1個となる。
【0110】なお、その他の点については、前記第2の
実施の形態と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0111】このように、この切断角度調整部材264
も、前記第7の実施の形態における切断角度調整部材2
33と同様、設置位置が固定されているので、前記第7
の実施の形態と同様の効果が期待できる。
【0112】なお、前記第7の実施の形態においては、
第3の実施の形態におけるアングル材切断装置7に反力
受け130を追設する場合について説明したが、第3の
実施の形態以外の実施の形態におけるアングル材切断装
置7,47にも同様に適用でき、同様の効果が期待でき
る。
【0113】また、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、各実施の形態における構成を相互に
組合わせて用いることもできる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、両固定刃
の反可動刃側に切断角度調整部材を配設し、この切断角
度調整部材の上端部に、90度の開き角度をもったV字
状部を有するアングル材受け部を設けるようにしている
ので、V字状部と両固定刃の交叉部とに亘ってアングル
材をセットするようにすれば、V字状部の位置を変える
だけで、アングル材の端面を、90度切断はもとよりそ
れ以外の角度で斜めに切断することもでき、また左右勝
手にも対応できる。また、固定刃と可動刃とによる切断
は剪断作用による切断であるので、従来の打抜き切断と
異なり、切断時に余分な切断片が生ぜず、材料を有効利
用することができるとともに、小さな力で切断すること
ができる。
【0115】本発明はまた、切断角度調整部材を、可動
刃の昇降面と平行な面内で上下、左右に位置調節できる
ようにしているので、切断角度調整部材を移動させるだ
けで、アングル材端面の切断角度を調節でき、作業性を
向上させることができる。
【0116】本発明はまた、切断角度調整部材に、逆T
字状をなすスライド案内孔を設けるとともに、この切断
角度調整部材を、スライド案内孔を貫通して固定刃側に
螺装される取付ねじにより、位置固定するようにしてい
るので、スライド案内孔の各端部に取付ねじが位置する
よう切断角度調整部材を移動させるだけで、予め定めら
れた切断角度でアングル材を切断することができ、切断
角度の設定が容易である。
【0117】本発明はまた、切断角度調整部材を、アン
グル材受け部の一方の上端縁をこれに対応する一定の固
定刃の上端縁に一致させた状態で、可動刃の昇降面と平
行な面内で斜め方向に位置調整できるようにしているの
で、アングル材の右勝手あるいは左勝手における切断角
度調整を容易に行なうことができる。
【0118】本発明はまた、固定刃側に、切断角度調整
部材の位置調節方向に間隔を置いて複数のねじ穴を設
け、切断角度調整部材を貫通して任意のねじ穴に螺装さ
れる取付ねじにより、切断角度調整部材を位置固定する
ようにしているので、アングル材の右勝手あるいは左勝
手における予め定められた切断角度への切断角度調整部
材の位置調整が容易で、調整後の位置ずれのおそれもな
い。
【0119】本発明はまた、固定刃側と切断角度調整部
材との間に、係合状態で切断角度調整部材の位置調節を
案内するスライドガイド機構を設け、切断角度調整部材
を、スライドガイド機構の任意位置に位置固定するよう
にしているので、切断角度調整部材を任意の切断角度位
置まで移動させて固定することができる。
【0120】本発明はまた、切断角度調整部材を固定構
造とし、かつこの切断角度調整部材に、左勝手用アング
ル材受け部と右勝手用アングル材受け部とからなるアン
グル材受け部を設けるようにしているので、切断角度調
整部材を移動させることなく、左右勝手に対応させるこ
とができる。また、切断角度の変更は、切断角度調整部
材を着脱交換することにより容易に行なうことができ
る。
【0121】本発明はまた、両固定刃、可動刃および切
断角度調整部材を、ブロック型の工具カートリッジに取
付けるようにしているので、これらを一体として交換で
き、交換が容易であるとともに、交換後の相互の位置合
わせも不要である。
【0122】本発明はまた、工具カートリッジにガイド
部材を設けて可動刃の反固定刃側を支持するようにして
いるので、可動刃に生じる曲げモーメントをガイド部材
で支持することができ、厚味のあるアングル材も切断す
ることができる。
【0123】本発明はまた、固定刃の反可動刃側に切断
角度調整部材を配設し、この切断角度調整部材の上端部
に、固定刃の上端とほぼ同一の概略山形状部を有するア
ングル材受け部を設けるようにしているので、前記概略
山形状部と固定刃とに亘って山形にした状態でアングル
材をセットするようにすれば、概略山形状部の位置を変
えるだけで、アングル材の端面を所望の角度で斜めに切
断することができ、また左右勝手にも対応させることが
できる。
【0124】本発明はまた、切断角度調整部材を、可動
刃の昇降面と平行な面内で上下、左右に位置調節できる
ようにしているので、切断角度調整部材を移動させるだ
けで、アングル材の端面の切断角度を容易に変更するこ
とができ、作業性を向上させることができる。
【0125】本発明はまた、切断角度調整部材に、逆T
字状をなすスライド案内孔を設け、このスライド案内孔
を貫通して固定刃側に螺装される取付ねじにより、切断
角度調整部材を位置固定するようにしているので、スラ
イド案内孔の各端部に取付ねじが位置するよう切断角度
調整部材を移動させるだけで、予め定められた切断角度
でアングル材を切断でき、切断角度調整部材の位置調整
が容易である。
【0126】本発明はまた、切断角度調整部材を、アン
グル材受け部の一方の上端縁をこれに対応する固定刃の
一方の上端縁に一致させた状態で、可動刃の昇降面と平
行な面内で斜め方向に位置調節できるようにしているの
で、アングル材の右勝手あるいは左勝手における切断角
度調整を容易なものとすることができる。
【0127】本発明はまた、固定刃側に、切断角度調整
部材の位置調節方向に間隔を置いて複数のねじ穴を設
け、切断角度調整部材を貫通して任意のねじ穴に螺装さ
れる取付ねじにより、切断角度調整部材を位置固定する
ようにしているので、アングル材の右勝手あるいは左勝
手における予め定められた切断角度への切断角度調整部
材の位置調整が容易で、調整後の位置ずれのおそれもな
い。
【0128】本発明はまた、固定刃側と切断角度調整部
材との間に、係合状態で切断角度調整部材の位置調節を
案内するスライドガイド機構を設け、切断角度調整部材
を、スライドガイド機構の任意位置に位置固定するよう
にしているので、アングル材の右勝手あるいは左勝手に
おける任意の切断角度への切断角度調整部材の位置調整
が容易で、また固定も容易である。
【0129】本発明はまた、切断角度調整部材を、固定
刃の反可動刃側に着脱可能に位置固定し、かつアングル
材受け部を、左勝手アングル材受け部と右勝手アングル
材受け部とから構成するようにしているので、切断角度
調整部材を移動させることなく、左右勝手に対応させる
ことができ、またアングル材の端面の切断角度の変更
は、切断角度調整部材の着脱交換により容易に行なうこ
とができる。
【0130】本発明はまた、固定刃、両可動刃および切
断角度調整部材を、ブロック型の工具カートリッジに取
付けるようにしているので、これらを一体として交換で
き、交換が容易であるとともに、交換後の相互の位置合
わせも不要である。
【0131】本発明はまた、工具カートリッジに固定刃
ガイドを設けて固定刃の反可動刃側を支持するようにし
ているので、固定刃に生じる曲げモーメントを固定刃ガ
イドで支持でき、厚味のあるアングル材も切断すること
ができる。
【0132】本発明はまた、切断角度調整部材の所定部
位を合わせることにより切断角度調整部材の位置決めを
行なう角度位置用の目盛を設けるようにしているので、
切断角度調整部材の位置決めが容易で、作業性を向上さ
せることができる。
【0133】本発明はまた、固定刃の反可動刃側の位置
でアングル材を上方から押さえる反力受けを設けるよう
にしているので、切断時におけるアングル材の浮き上が
りを防止して切断を安定させることができる。
【0134】本発明はさらに、反力受けを、切断角度調
整部材の位置調整に合わせて位置調整できるようにして
いるので、アングル材の切断角度を変更した場合でも充
分に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアングル材切
断装置を示す要部分解斜視図。
【図2】第1の固定刃側の部分を示す平面図。
【図3】図2と同様の正面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】図2と同様の背面図。
【図6】切断角度調整部材をアングル左40度切断状態
にした場合を示す図1相当図。
【図7】切断角度調整部材をアングル90度切断状態に
した場合を示す図1相当図。
【図8】図1と同様の全体斜視図。
【図9】図8の平面図。
【図10】図8の正面図。
【図11】図10のXI−XI線断面図。
【図12】図8の背面図。
【図13】切断角度調整部材をアングル左45度切断状
態にした場合を示す図8相当図。
【図14】切断角度調整部材をアングル90度切断状態
にした場合を示す図8相当図。
【図15】図8あるいは図13のアングル材切断装置が
装着された加工装置を示す部分側断面図。
【図16】図15の正面図。
【図17】図14のアングル材切断装置が装着された加
工装置を示す図15相当図。
【図18】図17の正面図。
【図19】図15の加工装置で切断された左勝手のアン
グル材を示す説明図。
【図20】図19と同様の右勝手のアングル材を示す説
明図。
【図21】図19および図20のアングル材を用いて構
成される枠体を示す説明図。
【図22】本発明の第2の実施の形態を示すアングル材
切断装置の斜視図。
【図23】図22の平面図。
【図24】図22の正面図。
【図25】図24のXXV −XXV 線断面図。
【図26】図22の背面図。
【図27】切断角度調整部材をアングル左135度切断
状態にした場合を示す図22相当図。
【図28】切断角度調整部材をアングル90度切断状態
にした場合を示す図22相当図。
【図29】図22あるいは図27のアングル材切断装置
が装着された加工装置を示す部分側断面図。
【図30】図29の正面図。
【図31】図28のアングル材切断装置が装着された加
工装置を示す図29相当図。
【図32】図31の正面図。
【図33】図29の加工装置で切断された左勝手のアン
グル材を示す説明図。
【図34】図33と同様の右勝手のアングル材を示す説
明図。
【図35】図33および図34のアングル材を用いて構
成される枠体を示す説明図。
【図36】本発明の第3の実施の形態を示す図1相当
図。
【図37】図36の固定刃取付ブロックを切断角度調整
部材側から見た構成図。
【図38】図36のアングル材切断装置の全体斜視図。
【図39】図38の正面図。
【図40】図38のアングル材切断装置が装着された加
工装置を示す図16相当図。
【図41】本発明の第4の実施の形態を示す図22相当
図。
【図42】図41の正面図。
【図43】本発明の第5の実施の形態を示す図36相当
図。
【図44】図43の固定刃取付ブロックを切断角度調整
部材側から見た構成図。
【図45】図43のアングル材切断装置の全体斜視図。
【図46】図43のスライドガイド片とスライドガイド
溝との係合状態を示す説明図。
【図47】本発明の第6の実施の形態を示す図41相当
図。
【図48】図47のスライドガイド片とスライドガイド
溝との係合状態を示す説明図。
【図49】本発明の第7の実施の形態を示す図38相当
図。
【図50】図49の正面図。
【図51】図49の平面図。
【図52】本発明の第8の実施の形態を示す図8相当
図。
【図53】図52の正面図。
【図54】図52のアングル材切断装置が装着された加
工装置を示す部分側断面図。
【図55】図54の正面図。
【図56】本発明の第9の実施の形態を示す図22相当
図。
【図57】図56の正面図。
【図58】図56のアングル材切断装置が装着された加
工装置を示す部分側断面図。
【図59】図58の正面図。
【符号の説明】
1 加工装置 7,47 アングル材切断装置 8 アングル材 21,51 工具カートリッジ 22 第1固定刃 23 第2固定刃 24 可動刃 25,55 取付基板 26,56 固定刃取付ブロック 27 案内部 29,61 上端ガイド 30,59 ガイドブロック 31 ガイド部材 32,62 スプリング 33,63,233,263 切断角度調整部材 34,64,234,264 アングル材受け部 35,65 スライド案内孔 36,66,236,266 取付ボルト 42,72 枠体 52 固定刃 53 第1可動刃 54 第2可動刃 57 固定刃ガイド 60 可動刃取付ブロック 85A,95A 右勝手用スライドガイド片 85B,95B 左勝手用スライドガイド片 86,96,106,116,134 取付ボルト 87A,97A 右勝手用スライドガイド溝 87B,97B 左勝手用スライドガイド溝 88a 右勝手30度用ねじ穴 88b 右勝手45度用ねじ穴 88c 右勝手60度用ねじ穴 88d 右勝手75度用ねじ穴 88e 左勝手30度用ねじ穴 88f 左勝手45度用ねじ穴 88g 左勝手60度用ねじ穴 88h 左勝手75度用ねじ穴 88i 90度用ねじ穴 89,99,109,119 目盛 98,133 ねじ穴 105A,115A 右勝手用T型スライドガイド片 105B,115B 左勝手用T型スライドガイド片 107A,117A 右勝手用T型スライドガイド溝 107B,117B 左勝手用T型スライドガイド溝 110,120 ねじ孔 130 反力受け 130a 押さえ部 131 ガイド片 132 長孔 234a,264a 右勝手アングル材受け部 234b,264b 左勝手アングル材受け部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】90度の開き角度をもってV字状に取付け
    られた第1固定刃および第2固定刃と、これら両固定刃
    の一側面側で昇降し先端が概略V字状をなす可動刃と、
    前記両固定刃の反可動刃側に配設された切断角度調整部
    材と、この切断角度調整部材の上端部に設けられ90度
    の開き角度をもったV字状部を有するアングル材受け部
    とを具備することを特徴とするアングル材切断装置。
  2. 【請求項2】切断角度調整部材は、可動刃の昇降面と平
    行な面内で上下、左右に位置調節可能となっていること
    を特徴とする請求項1記載のアングル材切断装置。
  3. 【請求項3】切断角度調整部材は、逆T字状をなすスラ
    イド案内孔を有するとともに、このスライド案内孔を貫
    通して固定刃側に螺装される取付ねじにより、位置固定
    されることを特徴とする請求項2記載のアングル材切断
    装置。
  4. 【請求項4】切断角度調整部材は、アングル材受け部の
    V字状部の一方の上端縁をこれに対応する一方の固定刃
    の上端縁に一致させた状態で、可動刃の昇降面と平行な
    面内で斜め方向に位置調節可能となっていることを特徴
    とする請求項1記載のアングル材切断装置。
  5. 【請求項5】固定刃側には、切断角度調整部材の位置調
    節方向に間隔を置いて複数のねじ穴が設けられ、切断角
    度調整部材は、切断角度調整部材を貫通して任意のねじ
    穴に螺装される取付ねじにより、位置固定されることを
    特徴とする請求項4記載のアングル材切断装置。
  6. 【請求項6】固定刃側と切断角度調整部材との間には、
    係合状態で切断角度調整部材の位置調節を案内するスラ
    イドガイド機構が設けられ、切断角度調整部材は、スラ
    イドガイド機構の任意位置に位置固定されることを特徴
    とする請求項4記載のアングル材切断装置。
  7. 【請求項7】切断角度調整部材は、両固定刃の反可動刃
    側に着脱可能に位置固定され、かつアングル材受け部
    は、各固定刃にそれぞれ対応するV字状の左勝手アング
    ル材受け部と右勝手アングル材受け部とを有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のアングル材切断装置。
  8. 【請求項8】両固定刃は、ブロック型の工具カートリッ
    ジに固定されるとともに、可動刃は、工具カートリッジ
    に昇降可能に取付けられ、かつ切断角度調整部材は、工
    具カートリッジに取付けられていることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6または7記載のアングル材
    切断装置。
  9. 【請求項9】工具カートリッジは、可動刃の反固定刃側
    を支持するガイド部材を有していることを特徴とする請
    求項8記載のアングル材切断装置。
  10. 【請求項10】先端が概略山形状をなす固定刃と、90
    度の開き角度をもって逆V字状に取付けられ前記固定刃
    の一側面側で昇降する第1可動刃および第2可動刃と、
    前記固定刃の反可動刃側に配設された切断角度調整部材
    と、この切断角度調整部材の上端部に設けられ前記固定
    刃の上端とほぼ同一の概略山形状部を有するアングル材
    受け部とを具備することを特徴とするアングル材切断装
    置。
  11. 【請求項11】切断角度調整部材は、可動刃の昇降面と
    平行な面内で上下、左右に位置調節可能となっているこ
    とを特徴とする請求項10記載のアングル材切断装置。
  12. 【請求項12】切断角度調整部材は、逆T字状をなすス
    ライド案内孔を有するとともに、このスライド案内孔を
    貫通して固定刃側に螺装される取付ねじにより、位置固
    定されることを特徴とする請求項11記載のアングル材
    切断装置。
  13. 【請求項13】切断角度調整部材は、アングル材受け部
    の概略山形状部の一方の上端縁をこれに対応する固定刃
    の一方の上端縁に一致させた状態で、可動刃の昇降面と
    平行な面内で斜め方向に位置調節可能となっていること
    を特徴とする請求項10記載のアングル材切断装置。
  14. 【請求項14】固定刃側には、切断角度調整部材の位置
    調節方向に間隔を置いて複数のねじ穴が設けられ、切断
    角度調整部材は、切断角度調整部材を貫通して任意のね
    じ穴に螺装される取付ねじにより、位置固定されること
    を特徴とする請求項13記載のアングル材切断装置。
  15. 【請求項15】固定刃側と切断角度調整部材との間に
    は、係合状態で切断角度調整部材の位置調節を案内する
    スライドガイド機構が設けられ、切断角度調整部材は、
    スライドガイド機構の任意位置に位置固定されることを
    特徴とする請求項13記載のアングル材切断装置。
  16. 【請求項16】切断角度調整部材は、固定刃の反可動刃
    側に着脱可能に位置固定され、かつアングル材受け部
    は、左右方向に所定間隔で配設され前記固定刃の上端と
    ほぼ同一の概略山形状をなす左勝手アングル材受け部お
    よび右勝手アングル材受け部を有していることを特徴と
    する請求項10記載のアングル材切断装置。
  17. 【請求項17】固定刃は、ブロック型の工具カートリッ
    ジに固定されるとともに、両可動刃は、工具カートリッ
    ジに昇降可能に取付けられ、かつ切断角度調整部材は、
    工具カートリッジに取付けられていることを特徴とする
    請求項10,11,12,13,14,15または16
    記載のアングル材切断装置。
  18. 【請求項18】工具カートリッジは、固定刃の反可動刃
    側を支持する固定刃ガイドを有していることを特徴とす
    る請求項17記載のアングル材切断装置。
  19. 【請求項19】切断角度調整部材の所定部位を合わせる
    ことにより切断角度調整部材の位置決めを行なう角度位
    置用の目盛を有していることを特徴とする請求項4,
    5,6,8,9,10,11,12,13,14,1
    5,17または18記載のアングル材切断装置。
  20. 【請求項20】固定刃の反可動刃側の位置でアングル材
    を上方から押さえる反力受けを有していることを特徴と
    する請求項1乃至19のいずれかに記載のアングル材切
    断装置。
  21. 【請求項21】反力受けは、切断角度調整部材の位置調
    整に合わせて位置調整可能となっていることを特徴とす
    る請求項20記載のアングル材切断装置。
JP2736696A 1995-06-27 1996-01-22 アングル材切断装置 Pending JPH09141516A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108907328A (zh) * 2018-07-24 2018-11-30 芜湖渤江智能科技有限公司 一种汽车制造切割用工作台
CN111203583A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 宁波方太厨具有限公司 能加装在通用剪板机上用于矩形板材剪角定位用的托板机构
CN112935898A (zh) * 2021-01-28 2021-06-11 陶定红 一种钢结构建筑型材自动化切割系统

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