JPH09141135A - 遠心分離用の試料管 - Google Patents

遠心分離用の試料管

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JPH09141135A
JPH09141135A JP7335614A JP33561495A JPH09141135A JP H09141135 A JPH09141135 A JP H09141135A JP 7335614 A JP7335614 A JP 7335614A JP 33561495 A JP33561495 A JP 33561495A JP H09141135 A JPH09141135 A JP H09141135A
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JP
Japan
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tube
sample
hole
tube body
centrifugation
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Application number
JP7335614A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ejima
博康 江島
Kuninori Kinoshita
邦則 木下
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BLUE JIYUUJI KK
Original Assignee
BLUE JIYUUJI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有底円筒状の管体12からなる遠心分離用の
試料管において、遠心によって底12b側に沈降した沈
澱物を、管体12の底12bから直接に分取する。 【解決手段】 管体12の底12bに中心穴H2を有す
る突部13を突設する。遠心後、突部13を切断する
と、沈澱物直下の底12bに中心穴H2が開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遠心分離機を利用す
る際に、被遠心物である液相の試料を収納するための容
器としての試料管、殊に、血液を遠心分離するための試
料管に関する。
【0002】
【従来の技術】重力を加えるための手段としての遠心分
離は、一般に、液相の試料をその組成成分ごとに階層状
に分離し、分離した各成分を個別に分取して利用するこ
とを目的としている。このときに、試料を入れる容器と
して用いられるのが試料管である。
【0003】例えば、試料としての血液は、試料管に収
納されて所定の重力が加わる回転数で遠心される。この
結果、血液は、血液組成成分の僅かな比重差に起因して
試料管の底側に移動する血球部分と、試料管の開口部側
に移動する血漿部分とに分離する。
【0005】すなわち、血液を組成している血球と血漿
の比重差が僅差であるところから、分離後に、試料管を
揺らすと、両者は、いとも簡単に混ざり合ってしまうの
である。したがって、試料管から血漿のみを取り出すに
は、デカンテーションやピペット等の吸引器具を用い、
十分に時間をかけて、血漿の上側部分から徐々に吸い出
す方法が採られる。この際、血漿中に血球が混入しない
ように、両者の境界付近の血漿部分は、放棄されること
となる。
【0006】他方、血球のみを取り出すには、先に、血
漿のみと、血漿と血球との境界部分を吸引除去し、残っ
た血球のみを取り出す方法が取られる。
【0007】なお、血液の遠心分離については、チキソ
トロピー性を示す血液分離剤入りの遠心用の試料管を用
いることもある。この血液分離剤は、重力が加わるに伴
って、ゲル状から液相へと変化して血球部分と血漿部分
との間に移動し、遠心終了後、再びゲル状態に復帰する
ことによって、両者間を遮断状態にして保つことができ
る。したがって、血液分離剤の上層をなしている血漿を
取り出すことは、極めて容易になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
の利用を通じて意識されるところは、試料管から血液の
特定組成成分のみを取り出す作業は、高度の集中力を要
する疲労度の大きい作業であるということであり、客観
的には、慎重を要するために時間がかかる上、血漿に血
球が混入する等の事故による失敗率を一定限度以下に抑
えることが困難であるという問題があった。このような
失敗は、血漿中に差し込まれた吸引器具によって不用意
に血漿を攪拌してしまうことに起因することもあり、吸
引位置が血球に近すぎることや、吸引力が強すぎること
に起因することもある。
【0009】また、血液分離剤を用いれば、血漿部分の
みを分取することは極めて容易になるが、血液分離剤の
下層側になっている血球部分のみを分取することについ
ては、格別の有利性を見出すことができない。現実に
は、血漿を除去することなく、吸引器具を血液分離剤の
層を貫通させて血球部分に差し入れるならば、その行為
によって破断した部分を介して、血球中に血漿が流れ込
んでしまうのである。この結果、血球のみを分取するに
ついても、先順に、血漿を取り除く作業が必要である。
【0010】このような従来の技術の問題点に鑑み、こ
の出願に係る一群の発明は、遠心によって上層側に分離
した比重の小さな試料組成成分については、従来通り、
試料管の開口部から分取することができるとともに、下
層側に分離した比重の大きな成分については、試料管の
底側から取り出すという基本構想に基づき、下層側に分
離した成分について、上層側に分離した成分を除去する
手数を省略し、直接的に容易に分取することを可能にし
た遠心分離用の試料管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】かかる目的を達するため
の遠心分離用の試料管としては、次に示すような各構成
を採ることができる。
【0012】一端側に底を形成し、他端側を開口部とし
た合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管におい
て、管体の底に、管体の内部空間に連通する中心穴を有
し、管体の外側に向けて突出する突部を一体成形してな
る構成。
【0013】また、一端側に底を形成し、他端側を開口
部とした合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管
において、管体の底に、管体の内部空間に連通する透孔
を形成し、この透孔を栓部材を介して止栓してなる構
成。
【0014】また、一端側に底を形成し、他端側を開口
部とした合成樹脂製の管体において、管体の底に、遠心
分離後の沈澱物を貯留するための管体から分離可能な沈
澱室を一体成形してなる構成。
【0015】また、一端側に底を形成し、他端側を開口
部とした合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管
において、管体の底の一部分を刺針可能に薄く形成して
なる構成。
【0016】また、一端側に底を形成し、他端側を開口
部とした合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管
において、管体の底に、管体の内部空間に連通する透孔
を形成し、その透孔を刺針可能な封止部材を介して封止
してなる構成。
【0017】また、以上の構成において、管体の開口部
を密閉する栓蓋を有する構成。
【0018】また、栓蓋を有する構成において、栓蓋
が、中心部に通気孔を形成し、管体の開口部に嵌合する
下向きの凸面と、管体の開口部から上方に膨出する形状
の容易に変形可能な上向きの凸面とからなる中空体であ
る構成。
【0019】また、以上のいずれかの構成についても、
管体の内部に血液分離剤を収納する構成。
【0020】また、以上のいずれの構成についても、管
体の底側から管体に被冠する底キャップを有する構成。
【0021】
【作用】管体の底に、管体の内部に連通する中心穴を有
する突部を一体成形してなる構成からは、突部を折り取
る等の手段によって、試料を遠心した後の管体の底に、
突部の中心穴の直径相当の透孔が形成されるという作用
が必然的に生じる。以下、同様に、
【0022】管体の底に、透孔を形成し、栓部材を介し
て止栓してなる構成においては、栓部材を取り外すこと
によって、遠心後、管体の底に透孔を開口することがで
きるとともに、再び止栓することによって、開口を塞ぐ
ことができる。
【0023】管体の底に分離可能な沈澱室を一体成形し
てなる構成においては、遠心後、沈澱室を管体から分離
することによって、試料から沈澱物を沈澱室ごと分取す
ることができる。
【0024】管体の底の一部分を刺針可能に薄く形成し
てなる構成においては、注射器を用いて試料管の底の沈
澱物を直接取り出すことができる。
【0025】このことは、管体の底に形成した透孔を刺
針可能な封止部材を介して封止してなる構成においても
同様である。
【0026】管体の開口部を密閉する栓蓋を有する構成
においては、開口部側から管体の内部に空気が流入しな
いので、遠心後、管体の底に透孔が開口した場合におい
ても、内部の試料が一挙に抜け出るのを防ぐことができ
る。
【0027】栓蓋が、通気孔を有する下向きの凸面と、
容易に変形する上向きの凸面とからなる中空体である構
成においては、下向きの凸面を管体の開口部に嵌め込
み、上向きの凸面を変形させることによって、通気口を
介して栓蓋内の空気の任意の量を管体の内部に送り込
み、したがって、管体の底から任意の量の沈澱物を外部
に送り出すことができる。
【0028】また、管体の内部に血液分離剤を収納する
構成においては、血液専用の試料管として、血液を血球
部分と血漿部分とに分離するに際し、血液分離剤によっ
て、両者間に隔壁を形成することができる。
【0029】また、底キャップを有する管体は、分離し
た試料の任意の成分を分取した後、栓蓋と底キャップと
によって、管体の開口部と底の透孔とを塞ぎ、管体内部
の残留物を封止することができる。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて実施例を説明する。
【0031】(例−1)試料管は、透明度が高く、十分
な可撓性を有する合成樹脂から一体に成形された、栓蓋
11と、管体12と、突部13とからなる(図1)。管
体12は、一端を周囲にリング状のフランジ12aを有
する開口部H1とし、他端に逆ドーム形の底12bを形
成してなる有底直管である。他方、栓蓋11は、蓋板1
1aと、蓋板11aの裏面側に形成する円筒状の内栓1
1bと、断面角形の細紐状の連結帯11cとからなる。
蓋板11aは、円板形であり、その周囲の一部にフック
11fが形成されている。内栓11bは、管体12の開
口部H1の内径相当の外径を有し、栓蓋11と管体12
とは、連結帯11cを介して連結されている。また、管
体12の外周壁12cは、十分に薄く成形され、管体1
2の外面には、内容量を示す目盛りが刻設してある。
【0032】突部13は、管体12の軸に一致する位
置、すなわち、底12bの中央部から外側に向けて突設
されている(図2)。突部13の外形は、先細りのテー
パを有する円柱形であり、その内部には、中心穴H2が
穿設されている。中心穴H2の一端は、管体12の内部
空間に連通しているが、他端は、突部13の先端手前で
閉じている。また、中心穴H2の内径D1は、中心穴H
2が閉じていないとしたときにおいて、所定の粘度を有
する液状の試料が所定の体積を有する球状体R1となっ
て下垂する大きさに設定されている。
【0033】このような試料管を血液Bを試料として用
いる場合について説明する。血液Bは、開口部H1から
注入し、栓蓋11によって止栓すると、内栓11bが管
体12の内側に嵌まる状態で開口部H1が塞がれる。こ
のとき、蓋板11aのフック11fが管体12のフラン
ジ12aを掛止し、蓋板11aの浮上がりを防止する
(図3)。
【0034】遠心分離機を用いて所定の回転速度で試料
管を遠心すると、内部の血液Bは、上層側の血漿部分B
1と、下層側の血球部分B2とに分離する。ここで、血
漿部分B1が必要であれば、栓蓋11を取り外し、開口
部H1を介してピペット等を用いて血漿部分B1を分取
することができる。
【0035】逆に、血球部分B2が必要である場合は、
栓蓋11を外すことなく、鋏等を用いて突部13の先端
部を切り取ることによって、中心穴H2が外部に開口す
る。この際、栓蓋11によって管体12内への外気の流
入が阻止されるので、試料が一気に流出することはな
い。この状態において、手指F1,F2で管体12を挟
むように外周壁12Cを変形させることにより、血球部
分B2を中心穴H2から滴下させることができる。滴下
する際、血球部分B2は、所定の体積を有する球状体R
1として下垂するので、球状体R1の個数を数える方法
によって、血球部分の任意量を任意の容器P1に取り分
けることができる。なお、この方法は、管体12の内圧
を利用して血球部分B2を押し出すのであり、管体12
の内部に異物を差し入れないので、血漿部分B1と血球
部分B2との再混濁を確実に防ぐことができる。
【0036】(例−2)突部13には、折取り用の条溝
13aを設けることができる(図4)。条溝13aは、
断面V字形の環状に形成され、中心穴H2と突部13と
の直径の差によって決定する突部13の周壁の厚さは、
実質的に条溝13aの位置において半減している。した
がって、鋏等の道具を用いることなく、突部13の先端
側を条溝13aを契機として折り取ることができるの
で、実用上、極めて便利である。
【0037】(例−3)管体12の底12bに予め透孔
H3を形成するとともに、この透孔H3を栓部材14で
塞いでおくことによって、必要に応じて、透孔H3を開
口することができる(図5)。
【0038】管体12の底12bの中央部は、部分的に
厚みを増すように成形され、この部分に、管体12の外
側に向って小さくなる向きのテーパを付けた透孔H3が
形成されている。また、栓部材14は、筒状のつまみ1
4aと、つまみ14aの内孔に緊密に嵌着するゴム系の
素材からなる円柱形の栓芯14bとからなる。栓芯14
bの一端は、接着剤を併用し、つまみ14aの内孔に圧
入されている。この際、栓芯14bは、つまみ14aに
よって、強制的に縮径させられた状態になっており、つ
まみ14aから外側に突出している部分の直径は、透孔
H3の最小径部分より十分に大きい。
【0039】栓部材14は、同図に二点鎖線で示すよう
に、栓芯14bの先端を透孔H3に圧入するように管体
12に取り付け、透孔H3を塞ぐことができる。このと
き、栓芯14bの先端は、透孔H3の形状に倣って、管
体12の内側に向って拡張する形に変形し、素材が有す
る摩擦力の大きさと相俟って、遠心力に耐えることがで
きる。栓部材14は、つまみ14aの部分を摘んで、円
を描くように揺動させて抜き取り、透孔H3を開口する
ことができる。栓部材14の脱着が可能であるため、全
体を洗浄して数度の使用に耐えることができる。
【0040】(例−4)栓部材14は、管体12の底1
2bにねじ止めすることができる(図6)。栓部材14
は、内周面に雌ねじを有するキャップ形のつまみ14a
と,その内部に装着するパッキング14cとからなる。
一方、管体12の底12bには、外周面に雄ねじを切っ
た突部15が突設され、透孔H3は、その中心部を貫通
している。栓部材14は、一組のねじの螺合によって、
管体12の底12bに取り付けられ、パッキング14c
は、透孔H3の開口部を密閉している。なお、雌雄一組
のねじには、管用ねじが用いられている。
【0041】遠心によって管体12の底12b側に沈澱
した血球等の沈澱物は、つまみ14aを回して取り去
り、透孔H3から直接に分取することができる。ねじ
は、過大な負荷を加えない限り、繰り返して利用できる
ので、試料管全体についても、繰り返しての利用が可能
である。なお、栓部材14と透孔H3との関係は、雄ね
じを形成した図示しない栓部材と、雌ねじを形成した図
示しない透孔との組合せとしてもよい。
【0042】(例−5)管体12の底12bには、沈澱
物を貯留する沈澱室16を一体成形することができる
(図7)。沈澱室16,16は、同一容量の中空球状の
ものが直列に2室設けられ、上下の沈澱室16,16の
間、および、上側の沈澱室16と管体12との間は、連
絡孔H4を介して上下方向に連続している。また、上下
の沈澱室16,16の連結部16nと、上側の沈澱室1
6と管体12との間の連結部16nは、いずれも、細く
くびれるように形成されている。
【0043】遠心によって、試料中の比重の大きい成分
は、沈澱室16n,16nの中に沈降する。そこで、各
沈澱室16,16を連結部16n,16nから順次に折
り取ることによって、沈澱物の等量を沈澱室16,16
ごと分取することができる。特定の検査等において、沈
澱物の等量が必要とされる場合に至便である。
【0044】(例−6)沈澱室16は、管体12から分
離可能である限り、その形状、容量等は、試料を遠心分
離して行なおうとする試験等の目的に添うよう自由に設
定することができる。例えば、管体12の底12bに、
試験等に用いるのと同一規格の沈澱室16を条溝16t
の部分から折り取ることができるように一体成形するこ
とができる。また、連絡孔H4は、沈澱室16側に求め
られる寸法に従って決定されている。
【0045】条溝16tから折り取られた沈澱室16
は、そのまま、所定の試験用器として利用することがで
きる。この際、沈澱室16内の沈澱物は、条溝16tの
レベルにまで達しているため、扱い難い場合には、ピペ
ット等で沈澱物の量を調節すればよい。
【0046】(例−7)管体12の底12bの一部分を
刺針可能に薄く形成し、注射針G1を利用して沈澱物を
直接分取することができる(図9)。底12bの中心部
には、擂り鉢状の凹穴H5が形成してあり、底12b
は、この部分において極端に薄くなっている。管体12
を形成する合成樹脂には、軟質のものが採用されてお
り、注射針G1は、破片等を生じさせることなく、凹穴
H5の底の部分を貫通し、注射器内に沈澱物を吸入する
ことができる。注射針G1は、分離した試料の上層を通
過しないので、試料の再混濁が確実に防止され、純粋な
沈澱物のみの分取が可能である。なお、底12b全体に
占める凹穴H5の割合は、極めて小さなものであり、遠
心による圧力の加重で凹穴H5部分が破壊することはな
い。
【0047】(例−8)管体12の底12bを局部的に
薄くするための凹穴H5は、底12bの形状によって
は、必ずしも中心部に設けなければならないものではな
い(図10)。例えば、深い摺り鉢形の底12bを有す
る管体12においては、中心部から離れた位置に凹穴H
5を形成し、底12bに近い管体12の中心に向けて注
射針G1を刺すようにしてもよい。遠心によって加わる
圧力は、底12bの形状に従って、矢印K1,K1方向
から底12bの中心部に集中するが、凹穴H5は、中心
部を避けているため、より深く形成することが可能であ
る。したがって、注射針G1を管体12の側方から小さ
な力で刺し込むことができるので、分取作業性を一層改
善することができる。
【0048】(例−9)管体12の底12bに透孔H3
を形成し、透孔H3 を刺針可能な封止部材17を介し
て封止しておくことによって、注射針G1を利用して沈
澱物を分取することができる(図11)。透孔H3は、
底12bの中心位置に設けられている。透孔H3は、管
体12の外側に向って段付きに絞った断面T字形の透孔
H3であり、この透孔H3は、封止部材17によって封
止されている。封止部材17は、透孔H3に対し、ゴム
系の接着剤を流し込んで凝固させることによって形成し
たものである。注射針G1によって、封止部材17を刺
針することができるので、管体12の材料が軟質のもの
に限定されないという利点がある。また、透孔H3の形
状は、内圧の増大による封止部材17の抜け出しを防止
する。
【0049】(例−10)封止部材17の抜け出しを防
ぐために、透孔H3の内周面を粗面に仕上げることがで
きる(図12)。底12bは、の中心部は、他の部分の
約2倍の厚みを有するように成形され、その部分に透孔
H3が設けられている。この際、透孔H3の内周面は、
細かい雌ねじ状の粗面とし、透孔H3には、周囲に接着
剤を塗布したゴム材料からなる円柱形の封止材料17を
圧入してある。封止材料17を介して注射針G1を管体
12内に刺し込むことができる。
【0050】(例−11)栓蓋11は、管体12とは別
個に形成し、随意の管体12と組み合わせて用いること
ができる(図13)。栓蓋11には、管体12の外側に
嵌まる留め輪11dが連結帯11cを介して付属してい
る。栓蓋11と管体12とは、留め輪11dの内側に管
体12を底側から挿通し、管体12のフランジ12aに
よって留め輪11dの移動を阻止した状態で離脱自在に
一体化されている。栓蓋11の材料、色調、成形用の型
が管体12から独立して選択できるので、全体コストの
低下、栓蓋11の色による管体12の個性化等を図るこ
とができる。
【0051】(例−12)栓蓋11は、エアを管体12
に送り込む機能を有するものとすることができる。管体
12は、軟質の合成樹脂材料からなる上向きの凸面11
eと、相対的に硬質の材料からなる下向きの凸面11g
とを中空体を形成するように向い合わせて接着してなる
(図14)。凸面11eは、上方に大きく膨出するシル
クハット形に形成され、凸面11gの中心部には小径の
通気孔H6が開けられている。栓蓋11は、下向きの凸
面11gを管体12の開口部に嵌入するようにして用い
る。上向きの凸面11eを指で摘む等の操作によって変
形させることによって、通気孔H6を介して随意の量の
エアを管体12に送り込むことができるので、沈澱物の
量が多いときにも、その全量を押し出すことができる。
また、管体12を変形させる必要がなくなるので、材料
選択の自由度を拡大することができる。
【0052】(例−13)管体12は、内部に血液分離
剤Mを収納したものであってもよい(図15)。血液分
離剤Mは、重力の変化に感応して相変化するチキソトロ
ピー性物質として公知の物質中のいずれであってもよ
く、管底部分に所定量注入されている。この際、血液分
離剤Mは、突部13の中心穴H2内に入り込んでいても
よく、中心穴H2内に入り込んでいなくてもよい。
【0053】いずれにしても、この管体12を用いて血
液を遠心分離すると、血液は、下層側の血球部分B2
と、上層側の血漿部分B1とに分離するとともに、血液
分離剤Mは、ゲル状から液相へと相変化し、血球部分B
2と血漿部分B1との中間位置へ移動する(図16)。
ここで、遠心を停止すると、血液分離剤Mは、移動後の
位置において、ゲル状に復帰する。したがって、血漿部
分B1を分取するについても、中心穴H2を開口して血
球部分B2を分取するについても、両者の再混濁をほぼ
確実に防止し、各種の試験等において、失敗のない確度
の高い結果を得ることができる。
【0054】(例−14)試料管は、管体12の底側に
被冠する底キャップ18を有するものとすることができ
る(図18)。底キャップ18は、不透明で軟質の合成
樹脂を素材とし、縦断面が略U字形であるように成形さ
れている。底キャップ18の開口側の周縁部には、それ
ぞれ、その内側と外側とに僅かに突出する幅を有するフ
ランジ18aが形成されている。フランジ18aの内径
は、管体12の外側に緊密に嵌合する寸法に設定されて
いる。底キャップ18によって、突部13の折損事故を
防止するとともに、使用後における管体12の廃棄処分
に際し、分取後の残留物質の漏洩や飛散を防ぐことがで
きるので、危険物質等を扱う際にも、安全性を確保する
ことができる。
【0055】(例一15)底キャップ18は、管体12
がテーパを有するテーパ管である場合にも利用すること
ができる(図18)。この場合、底キャップ18のフラ
ンジ18aの内径は、底キャップ18の底18bと管体
12の突部13との間に十分な間隙が開いている状態に
おいて、フランジ18aが管体12の周壁12cを締め
付ける寸法に設定することが必要である。
【0056】以上の説明全体について、若干の説明を補
足する。試料管を形成するための合成樹脂材料は、管体
12や栓蓋11を変形させる必要の有無や、変形させる
場合における変形量、あるいは、内部の試料を観察する
に必要な透明度、試験の障害となるような物質の溶出の
可能性等を考慮し、必要な物性を有する材料中から随意
に選択し得るものであるが、このことは、管体12等を
必ずしも一種類の樹脂材料から形成することを要求する
趣旨ではない。例えば、ある樹脂材料からなる管体12
において、求められる物性を達成できないような場合に
おいては、その管体12の内部に他の樹脂材料をコーテ
ィングする等の複合化措置を採ることができるものとす
る。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したところから帰結される各
発明の効果は、次のとおりである。
【0058】管体の底に管体の内部空間に連通する中心
穴を有する突部を一体成形してなる試料管は、突部を折
り取り、あるいは、切り取ることによって、中心穴を介
して管体の底を容易に開口することができるので、遠心
によって管体の底側に沈澱した試料の沈澱物を上層部分
を除去することなく、そのまま取り出すことによって、
再混濁のない純粋な沈澱物が得られ、分取作業の容易化
と、作業時間の短縮化と、試験精度の向上とを一挙に達
成することができるという顕著な効果がある。
【0059】管体の底に透孔を形成し、透孔を栓部材に
よって止栓してなる試料管は、栓部材を外すことによっ
て透孔を開口することができるので、一層容易に沈澱物
の分取が可能であるとともに、再度止栓することによっ
て、試料管を再利用することができる。
【0060】管体の底に分離可能な沈澱室を有する試料
管は、遠心分離後に沈澱室を管体から分離することによ
って、沈澱室ごと沈澱物を分取することができるので、
沈澱室を沈澱物用の実験用器等として利用することがで
きる。
【0061】管体の底の一部を刺針可能に薄く形成して
なる試料管は、注射針を用いての沈澱物の分取が可能で
あるところから、沈澱物を一旦注射器に収納する必要が
ある実験等に用いると至便である。
【0062】管体の底に透孔を形成し、透孔を刺針可能
な封止部材によって封止してなる試料管は、管体の材質
とは無関係に、刺針し易い材料を自在に選ぶことができ
るので、注射器を利用して、より円滑な分取作業をする
ことができる。
【0063】管体の開口部を密閉する栓蓋を具える試料
管は、試料内への雑菌の侵入を防ぎ、管体内の環境を一
定に保つとともに、遠心に際しては、不注意による試料
の飛散を防ぎ、沈澱物を底から分取するに際しては、管
体の開口部側からの空気の流入を防ぎ、沈澱物の急激な
流出を防止する。
【0064】通気孔を有する一部変形可能な中空体であ
る栓蓋を具える試料管は、栓蓋を変形させることによっ
て通気孔を介して管体内にエアを送り込むポンプとして
栓蓋を機能させることができるので、管体の材料の選択
が容易である他、沈澱物の量が多い場合にもその全量を
押し出すことができる。
【0065】管体の内部に血液分離剤を収納してなる試
料管は、血液の遠心分離に関する限り、血漿部分と血球
部分とを再混濁不能に分離することができるので、分離
した試料の一方、または、双方を十分に利用することが
でき、少ない試料の有効利用が可能である。
【0066】また、底キャップを具える試料管は、管体
の底から必要な組成成分を取り出した後の管体の底を覆
うことによって、管体内の残留物の漏出を防ぐことがで
きるので、試料管の廃棄処分をする際に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体正面図
【図2】 管体の底部縦断面拡大図
【図3】 使用状態説明図
【図4】 他の実施例を示す図2相当図
【図5】 他の実施例を示す図2相当図
【図6】 〃
【図7】 〃
【図8】 〃
【図9】 〃
【図10】 〃
【図11】 〃
【図12】 〃
【図13】 他の実施例を示す要部正面図
【図14】 他の実施例を示す栓蓋の縦断面図
【図15】 他の実施例を示す図2相当図
【図16】 使用状態説明図
【図17】 他の実施例を示す要部説明図
【図18】 他の実施例を示す全体説明図
【符号の説明】 H1…開口部 H2…中心穴 H3…透孔 H4…連絡孔 H6…通気孔 M…血液分離剤 11…栓蓋 11e,11g…凸面 12…管体 12b…底 13…突部 14…栓部材 16…沈澱室 17…封止部材 18…底キャップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に底を形成し、他端側を開口部と
    した合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管にお
    いて、前記管体の底に、前記管体の内部空間に連通する
    中心穴を有し、前記管体の外側に向けて突出する突部を
    一体形成してなる遠心分離用の試料管。
  2. 【請求項2】 一端側に底を形成し、他端側を開口部と
    した合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管にお
    いて、前記管体の底に、前記管体の内部空間に連通する
    透孔を形成し、該透孔を栓部材を介して止栓してなる遠
    心分離用の試料管。
  3. 【請求項3】 一端側に底を形成し、他端側を開口部と
    した合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管にお
    いて、前記管体の底に、遠心分離後の沈澱物を貯留する
    前記管体から分離可能な沈澱室を一体成形してなる遠心
    分離用の試料管。
  4. 【請求項4】 一端側に底を形成し、他端側を開口部と
    した合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管にお
    いて、前記管体の底の一部分を刺針可能に薄く形成して
    なる遠心分離用の試料管。
  5. 【請求項5】 一端側に底を形成し、他端側を開口部と
    した合成樹脂製の管体からなる遠心分離用の試料管にお
    いて、前記管体の底に、前記管体の内部空間に連通する
    透孔を形成し、該透孔を刺針可能な封止部材を介して封
    止してなる遠心分離用の試料管。
  6. 【請求項6】 前記管体の開口部を密閉する栓蓋を有す
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の遠心分離
    用の試料管。
  7. 【請求項7】 前記栓蓋は、中心部に通気孔を形成し、
    前記管体の開口部に嵌合する下向きの凸面と、前記管体
    の開口部から上方に膨出する形状の容易に変形可能な上
    向きの凸面とからなる中空体である請求項6記載の遠心
    分離用の試料管。
  8. 【請求項8】 前記管体の内部に血液分離剤を収納して
    なる請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の遠心分
    離用の試料管。
  9. 【請求項9】 前記管体の底側から前記管体に被冠する
    底キャップを有する請求項1ないし請求項8のいずれか
    に記載の遠心分離用の試料管。
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