JPH0914110A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH0914110A
JPH0914110A JP8095575A JP9557596A JPH0914110A JP H0914110 A JPH0914110 A JP H0914110A JP 8095575 A JP8095575 A JP 8095575A JP 9557596 A JP9557596 A JP 9557596A JP H0914110 A JPH0914110 A JP H0914110A
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starter
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Tsuyoshi Araki
剛志 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピニオン規制部材9の組付作業を簡素化する
ことにより自動車用スタータ1の製造コストを低減する
ことが可能なスタータ1を提供する。 【解決手段】 直流モータ2により回転駆動される出力
軸3と、この出力軸3のヘリカルスプライン12に係合
するピニオンヘリカルスプライン23を内周に形成した
ピニオン4と、このピニオン4の外周に形成された多数
の爪状部22に係合する長腕部36を有するピニオン規
制部材9と、このピニオン規制部材9に軸方向で当接す
るドライブハウジング6と、ピニオン規制部材9に軸方
向で当接するセンターケース7とでスタータ1を構成
し、ピニオン規制部材9をドライブハウジング6とセン
ターケース7とで軸方向から強固に挟持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンを始動
させるスタータに関するもので、特にピニオンの回転を
エンジンのリングギヤに伝達することによりエンジンを
始動させるスタータに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭50−1891
5号公報においては、直流モータに駆動される出力軸に
ヘリカルスプラインによって係合されるピニオンの回転
を、規制部材により規制することでヘリカルスプライン
の作用によりピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合
わせてエンジンを始動させるスタータが記載されてい
る。
【0003】このスタータの規制部材は、ハウジングの
径方向に形成された案内孔に摺動自在に配置された丸棒
であり、この丸棒には、案内孔に対して直角方向に開口
部が形成され、この開口部へアングルレバーの一方の脚
部が嵌まり込まれている。アングルレバーは、ハウジン
グの支承部に出力軸に直交する面内において旋回できる
ように取り付けられている。また、アングルレバーの他
方の脚部は、ハウジング内の電磁石の磁極に対向してお
り、電磁石が励磁されるとアングルレバーの他方の脚部
が吸引されて、ハウジングの支承部を中心にアングルレ
バーが回動することによって、アングルレバーの一方の
脚部がハウジングの案内孔に配置された丸棒を、ねじス
リーブ上に設けられた止め歯に当接させる。
【0004】なお、ねじスリーブは、ピニオンギヤを有
するオーバーランニングクラッチに接続され、ねじスリ
ーブの止め歯に丸棒を当接させることによって、オーバ
ーランニングクラッチが出力軸のヘリカルスプラインの
作用によりリングギヤ側に移動し、ピニオンギヤ側リン
グギヤに噛み合う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタータでは、ハウジング内に丸棒、アングルレバー、
出力軸上に配置されたピニオンギヤを有するオーバーラ
ンニングクラッチ、ねじスリーブ等を組み付ける方法を
考えると、ハウジングの案内孔に径方向側から丸棒を挿
入し、ハウジングの軸方向側からアングルレバーを挿入
し、このアングルレバーをねじで固定し組み付けた後
に、ピニオンギヤを有するオーバーランニングクラッ
チ、ネジスリーブ等を予め組み付けた出力軸をモータ側
から挿入する時、ハウジングに組み付けられた丸棒およ
びこの丸棒に嵌合したアングルレバーに、オーバーラン
ニングクラッチが干渉しないように挿入しなければ、組
み付けができず、非常に組付け性が悪い。特に、規制部
材、つまり丸棒、アングルレバー、このアングルレバー
を固定するねじをハウジング内に組み付ける組付作業が
極めて困難であり、製造コストを増加する恐れがある。
【0006】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、規制部材の組付作業を簡素化すること
により製造コストを低減することが可能なスタータを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の手段を採用することができる。この
手段によると、規制部材を、出力軸に交差する交差面に
沿って、規制部材の回転規制部を避けて第1の支持枠と
第2の支持枠との間に挟む構成にすることによって、第
2の支持枠、規制部材、第1の支持枠の順番で出力軸の
軸方向側、すなわち、一方向からのみに順次重ねて行く
だけで、移動筒部材を規制する規制部材を容易に組み付
けることができ、スタータの製造コストを低減すること
ができる。
【0008】請求項2に記載の手段によれば、規制部材
は、弾性変形可能であり、ピニオンギヤの回動に伴って
少なくともピニオンギヤの1/2ピッチ以上回動可能で
あるため、規制部材に衝撃的な移動筒部材の回転方向の
荷重および軸方向荷重が加わっても、規制部材が撓み、
2つの支持枠に加わる力が軽減される。
【0009】また、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合
う際に、移動筒部材のピニオンギヤの歯筋がリングギヤ
の歯筋と合わず端面同志が当接し、噛み合わないことが
あるが、この時、スタータモータの回転によって、規制
部材がピニオンギヤを有する移動筒部材と共に回動する
ので、ピニオンギヤの歯筋とリングギヤの歯筋を合わせ
ることができ、移動筒部材が移動可能となって噛み合い
が完了される。
【0010】請求項3に記載の手段によれば、第1の支
持枠と第2の支持枠との間で規制部材を出力軸に対して
交差方向に摺動自在に支持できる。請求項4に記載の手
段によれば、規制部材に加わる回転方向の反力を第1の
支持枠または第2の支持枠の規制部で強固に受けること
ができるので、規制部材の弾性変形による反発力を移動
筒部材に確実に付与することができ、ピニオンギヤとリ
ングギヤとの噛み合い性を向上できる。
【0011】請求項5に記載の手段によれば、第2の支
持枠は、移動筒部材の反リングギヤ側で出力軸を軸支す
る軸受部材を有し、この軸受部材の外周側に、規制部材
の回転規制部を支持する支持部が収納されているので、
規制部材の支持部を挟持する第1の支持枠もそのスペー
スに配置することが可能となり、スタータの軸方向の長
さを短縮できる。
【0012】請求項6に記載の手段によれば、仮に、規
制部材の外径が移動筒部材の外径と差がなくて、第1の
支持枠で、規制部材を軸方向から直接支持できない場合
でも、挿入板を介して、第1の支持枠と第2の支持枠と
の間で規制部材を出力軸に対して交差方向に摺動自在に
支持できる。
【0013】請求項7に記載の手段によれば、規制部材
が強い力で移動筒部材の回転を止める際に、規制部材に
加わる回転方向の力を、第1の支持枠または第2の支持
枠に設けられた内壁部で、強固に受けることができる。
【0014】請求項8に記載の手段によれば、規制部材
が強い力で移動筒部材の回転を止める際に、規制部材に
加わる回転方向の力を環状の挿入板の内壁部で強固に受
けることができるので、第1、第2の支持枠および挿入
板の耐久性を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明のスタータを実施
例に基づいて説明する。
【0016】〔第1実施例の構成〕図1ないし図6はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1はスタータの
主要部を示した図で、図2および図3はスタータのピニ
オン規制装置の主要部を示した図で、図4ないし図6は
ピニオン規制部材の支持構造を示した図である。
【0017】スタータ1は、エンジン(図示せず)を始
動させるエンジン始動装置であって、バッテリ(図示せ
ず)を電源とする直流モータ(本発明のスタータモー
タ)2と、この直流モータ2により回転駆動される出力
軸3と、この出力軸3の外周に回動自在に取り付けられ
たピニオン(本発明の移動筒部材)4と、このピニオン
4の回転を止めるピニオン規制装置5と、ピニオン4を
移動自在に収容するドライブハウジング(本発明の第1
の支持枠)6と、このドライブハウジング6と直流モー
タ2との間に配されたセンターケース(本発明の第2の
支持枠)7と、直流モータ2の通電電流をオン、オフす
るマグネットスイッチ(図示せず)を備えている。
【0018】直流モータ2は、回転するアーマチャ、磁
界を作るフィールドコイル、およびアーマチャに電流を
流すブラシ(いずれも図示せず)等から構成されてい
る。なお、フィールドコイルは、ヨーク11の内周に取
り付けられたポールコア(図示せず)に直接巻回されて
いる。なお、フィールドコイルは永久磁石としても良
い。
【0019】また、直流モータ2のアーマチャシャフト
(図示せず)と出力軸3との間には、動力伝達手段とし
てのオーバーランニングクラッチ(図示せず)が装着さ
れている。オーバーランニングクラッチは、エンジンの
回転からアーマチャのオーバーランによる破損を防止す
るためのものである。
【0020】出力軸3は、直流モータ2のアーマチャシ
ャフトにオーバーランニングクラッチを介して連結され
ている。この出力軸3の中央部の外周には、ヘリカルス
プライン12が形成されている。この出力軸3の先端側
は、ドライブハウジング6に軸受13を介して回転自在
に支持され、出力軸3の後端側はセンターケース7に軸
受14を介して回転自在に支持されている。
【0021】そして、出力軸3のヘリカルスプライン1
2よりも先端側の外周には、ピニオン4の軸方向の先端
側への移動を規制する係止手段としてのリング状のスト
ッパ15が固定されている。また、出力軸3のヘリカル
スプライン12よりも後端側の外周には、出力軸3の軸
方向の後端側への移動を規制する係止手段としてのC字
状のストッパ(C形クリップ)16が固定されている。
C形クリップ16とセンターケース7との間には、円環
板形状のワッシャ17が配されている。
【0022】次に、ピニオン4を図1ないし図3に基づ
いて説明する。このピニオン4は、円筒形状の金属材よ
りなる。そして、ピニオン4の外周には、エンジンのリ
ングギヤ10と噛み合うピニオンギヤ21および多数の
爪状部22が一体的に形成されている。
【0023】ピニオンギヤ21は、多数の爪状部22よ
りもリングギヤ10側に設けられ、ピニオン4の外周に
等間隔で形成された多数個(例えば9個)の波形状歯部
よりなる。多数の爪状部22は、ピニオン4の外周に等
間隔で周設され、ピニオン規制装置5に係止される被係
止部である。また、ピニオン4の内周には、ヘリカルス
プライン12に係合するピニオンヘリカルスプライン2
3が形成されている。
【0024】ピニオン4の先端面には、ピニオン4を初
期位置(図1の位置)に戻す方向に付勢する付勢手段と
してのリターンスプリング(コイルばね)24が取り付
けられている。リターンスプリング24の先端はドライ
ブハウジング6に摺接する円環板形状のワッシャ25に
支持され、後端はピニオン4の先端面に摺接する円環板
形状のワッシャ26に支持されている。また、ピニオン
4の後端面には、円環板形状のワッシャ27が装着され
ている。
【0025】次に、ピニオン規制装置5を図1ないし図
5に基づいて説明する。このピニオン規制装置5は、マ
グネットスイッチの作動により往復方向に変位させられ
る紐状部材31、およびピニオン4の回転を規制するピ
ニオン規制部材(本発明の規制部材)9等から構成され
ている。紐状部材31は、コロ受け32内に回動自在に
支持されたコロ(軸)33により滑動自在に支持され、
マグネットスイッチがオンされるとピニオン規制部材9
を図1において図示下方に移動させる駆動伝達手段であ
る。
【0026】ピニオン規制部材9は、弾性変形が可能で
強靱な高炭素鋼線(例えば線径がφ2mm〜φ3mm)より
なり、紐状部材31に連結された短腕部34、この短腕
部34の端部より内側に巻回された渦巻状部(本発明の
支持部)35、この渦巻状部35の端部より出力軸3の
軸方向に並行となるように延長された長腕部36等より
構成されている。短腕部34は、渦巻状部35の下端部
より出力軸3の軸方向に並行となるように延長されてい
る。
【0027】渦巻状部35は、センターケース7内で出
力軸3の軸方向に対して垂直方向に摺動する2個の摺動
部37、38を有し、最小内径部分はピニオン4の外径
よりも大きい。長腕部36は、ピニオン4の外周に形成
された多数の爪状部22のうちの上側に位置する爪状部
22に係合した際に、ピニオン4の回転方向の運動のみ
を止める回転規制部(係止部)である。
【0028】なお、ピニオン規制部材9の長腕部36に
は、コイルスプリング(図示せず)の一端が係合し、ピ
ニオン規制部材9がピニオン4の外周から径方向に遠ざ
かるように付勢されている。また、コイルスプリングの
他端は、センターケース7の突起(図示せず)に係合し
ている。
【0029】次に、ピニオン規制部材9の支持構造を図
1、図4ないし図6に基づいて説明する。先ず、ドライ
ブハウジング6を図に基づいて説明する。このドライブ
ハウジング6は、例えばアルミニウムダイカストにより
一体成形され、ピニオン規制部材9を出力軸3の軸方向
と並行な方向(以下軸方向と言う)から支持する第1の
支持手段である。
【0030】ドライブハウジング6は、ピニオン規制部
材9よりも出力軸3の先端側、つまりリングギヤ10側
に配されている。ドライブハウジング6の内部には、ピ
ニオン4を軸方向に移動自在に収容するギヤ室(本発明
の開口部)41が形成されている。このギヤ室41は、
内径がピニオン4の多数の爪状部(最大外径部分)22
の外径よりも大きく、ピニオン規制部材9の渦巻状部3
5の外径よりも小さい。
【0031】また、ドライブハウジング6は、センター
ケース7に軸方向で当接した状態でセンターケース7が
嵌め合わされる嵌合部42の端面が、ピニオン規制部材
9の渦巻状部35の最大外径部分に軸方向で当接する当
接部(第1当接部)43となる。この当接部43は、セ
ンターケース7との間でピニオン規制部材9の渦巻状部
35を挟持する第1挟持部(第1支持部)として働く。
そして、ドライブハウジング6のセンターケース7側の
下部には、すなわち、図6に示したように、ギヤ室41
の下部には、内部をピニオン規制装置5の紐状部材31
が挿通する方形形状の挿通穴44が形成されている。
【0032】さらに、ギヤ室41と挿通穴44との間に
は、ギヤ室41と挿通穴44とを連通すると共に、内部
をピニオン規制装置5の紐状部材31が挿通する挿通穴
45が形成されている。この挿通穴45内には、ピニオ
ン規制部材9の短腕部34が出力軸3の軸方向に対して
垂直方向に摺動自在に支持されている。なお、ドライブ
ハウジング6の下部(挿通穴45の内壁面)には、ピニ
オン規制部材9の短腕部34の回転方向の荷重を受ける
支持壁46が形成されている。この支持壁46は、ピニ
オン規制部材9の短腕部34の回転を規制する回転規制
部でもある。
【0033】なお、ピニオン規制部材9は、出力軸3に
交差する交差面(すなわち、ピニオン規制部材9が出力
軸3の軸方向に対して垂直方向に摺動する摺動方向に沿
った面が交差面)に沿って、ピニオン規制部材9の長腕
部36を避けてドライブハウジング6と後述するセンタ
ーケース7とで挟み込まれ、ピニオン規制部材9がドラ
イブハウジング6とセンターケース7との間で、前記交
差面に沿って交差方向(すなわち、出力軸3の軸方向に
対して垂直方向)に摺動自在に支持されている。なお、
ピニオン規制部材9の長腕部36は、ピニオン4の回動
に伴って少なくともピニオンギヤ21の1/2ピッチ以
上回動可能である。
【0034】次に、センターケース7を図1、図4およ
び図5に基づいて説明する。このセンターケース7は、
例えばアルミニウムダイカストにより一体成形され、ピ
ニオン規制部材9をドライブハウジング6との間に挟み
込んで軸方向から支持する第2の支持手段である。セン
ターケース7は、ピニオン規制部材9よりも出力軸3の
後端側、つまり直流モータ2側に配されている。センタ
ーケース7の内部には、ピニオン規制部材9を出力軸3
の軸方向に対して垂直方向に摺動自在に収容する収容室
51が形成されている。
【0035】この収容室51は、内径がピニオン4の多
数の爪状部22の外径およびピニオン規制部材9の渦巻
状部35の外径よりも大きい。そして、収容室51の中
央部には、出力軸3の後端側を軸受14を介して回転自
在に支持する円筒形状の支持壁52が形成されている。
また、収容室51の底壁面は、ピニオン規制部材9の渦
巻状部35に軸方向で当接する当接部(第2当接部)5
3となる。そして、収容室51の壁面は当接部54とな
り、この当接部54は、ドライブハウジング6の当接部
43との間でピニオン規制部材9の渦巻状部35を挟持
する第2挟持部(第2支持部)として働く。
【0036】また、収容室51の内壁面には、ピニオン
規制部材9の渦巻状部35の2個の摺動部37、38が
出力軸3の軸方向に対して垂直方向にそれぞれ摺動する
2個の摺動部(本発明の内壁部、規制部)55、56が
設けられている。これらの摺動部55、56は、出力軸
3の略軸方向に並行な平坦面(2面)である。また、こ
れらの摺動部55、56はピニオン規制部材9の渦巻状
部35の回転を規制する回転規制部でもある。なお、5
7は紐状部材31のコロ受け32との干渉を避けるため
の凹部である。なお、センターケース7は、ピニオン4
の反リングギヤ側で出力軸3を軸支する軸受14を有
し、この軸受14の外周側に、ピニオン規制部材9の渦
巻状部35が収納されている。
【0037】〔第1実施例の組付方法〕次に、この実施
例のピニオン4およびピニオン規制部材9の周辺部品の
組付手順の概要を図1ないし図6に基づいて簡単に説明
する。
【0038】センターケース7の支持壁52の内周に出
力軸3を挿入した状態で、ピニオン規制部材9をセンタ
ーケース7の収容室51内に、図4に示したように収容
する。そして、出力軸3のヘリカルスプライン12上に
ピニオン4を嵌め合わせた後に、出力軸3の外周にスト
ッパ15を嵌着する。
【0039】そして、ドライブハウジング6をセンター
ケース7に組み付ける。すなわち、ドライブハウジング
6の嵌合部42とセンターケース7とを嵌め合わせるこ
とにより、当接部43、54によってピニオン規制部材
9が軸方向から強固に支持される。このとき、ピニオン
規制部材9は、センターケース7の収容室51の摺動部
55、56に対して出力軸3の軸方向に対して垂直方向
にのみ摺動可能に保持される。
【0040】その他のピニオン4およびピニオン規制部
材9の周辺部品である軸受13、14、C形クリップ1
6、ワッシャ17、リターンスプリング24、ワッシャ
25〜27および紐状部材31等は上記手順の途中で適
宜配置する。なお、ピニオン4およびピニオン規制部材
9の周辺部品は、上記手順以外の組付手順を用いて組み
付けても良い。
【0041】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
スタータ1のピニオン規制装置5の作用を図1ないし図
6に基づいて簡単に説明する。
【0042】エンジンを始動する際に、乗員がキーをイ
グニッションスイッチに挿入してスタータ通電位置(S
TART位置)に回すと、マグネットスイッチが作動し
て、紐状部材31がマグネットスイッチ側に引かれるこ
とによりピニオン規制部材9が図1ないし図3において
図示下方に移動し、ピニオン規制部材9の長腕部36が
ピニオン4の後端側の外周の図示上側部分に形成された
複数の爪状部22と噛み合う。
【0043】同時期に、マグネットスイッチの可動接点
が固定接点に接触(接点が閉成)し、電源装置(バッテ
リ)から直流モータ2のフィールドコイルやアーマチャ
コイル(フィールド側が永久磁石の場合はアーマチャコ
イルのみ)に電流が供給され、直流モータ2のアーマチ
ャシャフトが回転する。
【0044】アーマチャシャフトが回転することにより
オーバーランニングクラッチ等の動力伝達手段を介して
受け、図2に示した矢印方向に出力軸3が回転する。こ
のとき、ピニオン4は、ピニオンヘリカルスプライン2
3を介して出力軸3から回転力を受けるが、ピニオン規
制部材9により複数の爪状部22を介して回転が規制さ
れている。このため、ヘリカルスプライン12およびピ
ニオンヘリカルスプライン23の作用により、リターン
スプリング24の弾性力に打ち勝って、ピニオン4が出
力軸3上を軸方向の先端側、つまりエンジンのリングギ
ヤ10側に移動(前進)する。
【0045】ここで、ピニオン規制部材9は、ピニオン
4の爪状部22より図4に示した矢印方向に回転力(数
百N)を受ける。このとき、ピニオン規制部材9は、図
4に示したように、その回転力を渦巻状部35の摺動部
38を介してセンターケース7の収容室51の摺動部5
6で受け、短腕部34を介してドライブハウジング6の
支持壁46で受けることにより、回転せず、確実にピニ
オン4の回転方向の運動を阻止する。
【0046】また、ピニオン規制部材9は、ピニオン4
のリングギヤ10側への前進により出力軸3の先端側に
向かう軸方向の力(数百N)を受ける。つまり、長腕部
36がリングギヤ10側に引かれるが、ピニオン規制部
材9は、ドライブハウジング6の当接部43とセンター
ケース7の当接部54との間で軸方向から強固に挟持さ
れているので、リングギヤ10側に移動することはな
い。
【0047】そして、ピニオン4の先端側の外周に形成
されたピニオンギヤ21がリングギヤ10に当接してピ
ニオン4の前進が阻止されると、出力軸3の更なる回転
力によりピニオン規制部材9の渦巻状部35および長腕
部36が撓んで長腕部36が出力軸3の回転方向にやや
動く。これにより、ピニオン4が僅かに回転して、ピニ
オンギヤ21がリングギヤ10に噛み合い、直流モータ
2の回転動力(出力)をリングギヤ10に伝達すること
によってエンジンが回される。
【0048】この時、ピニオン規制部材9は、ピニオン
ギヤ21が完全にリングギヤ10に噛み合うことで、ピ
ニオン規制部材9の長腕部36がピニオン4の複数の爪
状部22の係合が外れてワッシャ27の後端側に落ち込
むことにより、ピニオン4の後退を阻止する。その後、
エンジンが始動すると、ピニオン規制部材9がコイルス
プリング(図示せず)によって初期位置へ復帰すること
により、ピニオン4が静止状態に戻される。
【0049】〔第1実施例の効果〕以上のように、この
実施例のスタータ1は、ピニオン規制部材9を、出力軸
3に交差する交差面に沿って、ピニオン規制部材9の長
腕部36を避けてドライブハウジング6とセンターケー
ス7との間に挟む構成にすることによって、センターケ
ース7、ピニオン規制部材9、ドライブハウジング6の
順番で出力軸3の軸方向側、すなわち、一方向からのみ
順次重ねて行くだけで、ピニオン4を規制するピニオン
規制部材9を容易に組み付けることができ、スタータ1
の製造コストを低減させることができる。
【0050】もう少し、詳しく言うと、ピニオン規制部
材9をドライブハウジング6やセンターケース7の当接
部43、54間に組み付ける場合に、出力軸3を挿通し
た状態のセンターケース7の収容室51内に図4に示し
た状態で収容して、ピニオン4を出力軸3に組み付けた
後にドライブハウジング6とセンターケース7とを嵌め
合わすことにより簡単にピニオン規制部材9を当接部4
3、54間に組み付けることができる。このため、組付
作業性が向上し生産性に優れるため、スタータ1の製造
コストが低減されることによりスタータ1の製品コスト
を低減することができる。
【0051】そして、ピニオン規制部材9をドライブハ
ウジング6とセンターケース7とにより軸方向から強固
に挟持することにより、ピニオン規制部材9を支持する
ために新たに支持部材を設ける必要はない。このため、
部品点数を減少できるので製品コストを更に低減するこ
とができる。したがって、安価なスタータ1を搭載した
自動車の価格を低価格化することができる。
【0052】さらに、ピニオン規制部材9がドライブハ
ウジング6とセンターケース7とにより軸方向から強固
に挟持されている。したがって、ピニオン規制部材9が
強い力でピニオン4の回転を止める際に、ピニオン規制
部材9に大きな回転方向の荷重および軸方向の荷重が加
わっても、ピニオン規制部材9を支持するドライブハウ
ジング6やセンターケース7が損傷することはなく、ス
タータ1の耐久寿命を長寿命化することができる。
【0053】また、ピニオン規制部材9は、弾性変形可
能であり、ピニオンギヤ21の回動に伴って少なくとも
1/2ピッチ以上回動可能であるため、ピニオン規制部
材9に衝撃的なピニオン4の回転方向の荷重および軸方
向荷重が加わっても、ピニオン規制部材9が撓み、ドラ
イブハウジング6、センターケース7に加わる力が軽減
される。
【0054】また、ピニオンギヤ21がリングギヤ10
に噛み合う際に、ピニオン4のピニオンギヤ21の歯筋
がリングギヤ10の歯筋と合わず端面同志が当接し、噛
み合わないことがあるが、この時、直流モータ2の回転
によって、ピニオン規制部材9がピニオンギヤ21を有
するピニオン4と共に回動するので、ピニオンギヤ21
の歯筋とリングギヤ10の歯筋を合わせることができ、
ピニオン4が移動可能となって噛み合いが完了される。
【0055】また、ピニオン規制部材9を弾性体である
高炭素鋼線により適当な剛性を持たせて製作することに
より、ピニオン規制部材9に衝撃的な回転方向の力およ
び軸方向の力が加えられたとしても、ピニオン規制部材
9の渦巻状部35および長腕部36が撓み、ドライブハ
ウジング6やセンターケース7の当接部43、54およ
び摺動部55、56に加わる力を緩衝することにより、
ドライブハウジング6やセンターケース7が損傷するこ
とを防止できるので、スタータ1の耐久寿命をさらに長
寿命化することができる。
【0056】また、ドライブハウジング6とセンターケ
ース7との間でピニオン規制部材9を出力軸に対して交
差方向に摺動自在に支持できる。さらに、ピニオン規制
部材9に加わる回転方向の反力をドライブハウジング6
の支持壁46またはセンターケース7の摺動部55、5
6で強固に受けることができるので、ピニオン規制部材
9の弾性変形による反発力をピニオン4に確実に付与す
ることができ、ピニオンギヤ21とリングギヤ10との
噛み合い性を向上できる。
【0057】そして、センターケース7は、ピニオン4
の反リングギヤ側で出力軸を軸支する軸受14を有し、
この軸受14の外周側に、ピニオン規制部材9の渦巻状
部35が収納されているので、ピニオン規制部材9の渦
巻状部35を挟持するドライブハウジング6もそのスペ
ースに配置することが可能となり、スタータ1の軸方向
の長さを短縮できる。本実施例では、センターケース7
に収容室51を設けたが、ドライブハウジング6に収容
室を設けても同様な効果を得られる。
【0058】〔第2実施例の構成〕図7ないし図12は
この発明の第2実施例を示したもので、図7はスタータ
の主要部を示した図で、図8および図9はスタータのピ
ニオン規制装置を示した図で、図10および図11はピ
ニオン規制部材の支持構造を示した図である。
【0059】この実施例のピニオン規制部材9は、渦巻
状部35の外径がピニオン4の多数の爪状部22の外径
と差がなく、第1実施例のようにドライブハウジング6
で軸方向から直接支持できないタイプである。このた
め、ピニオン規制部材9は、略円環板形状のスペーサー
(本発明の挿入板)8を介してドライブハウジング6と
センターケース7との間に軸方向から挟持されている。
【0060】スペーサー8は、鋼板よりなり、図12に
示したように、出力軸3が貫通し、ピニオン規制部材9
の長腕部36が上下方向に移動可能な略扇形状の貫通穴
61、ピニオン規制部材9の短腕部34が上下方向に移
動可能な長円形状の貫通穴62、紐状部材31のコロ受
け32との干渉を避けるための凹部63等を有してい
る。貫通穴62の壁面には、ピニオン規制部材9の短腕
部34の回転方向の荷重を受ける支持壁64が形成され
ている。この支持壁64は、ピニオン規制部材9の短腕
部34の回転を規制する回転規制部でもある。
【0061】また、スペーサー8のモータ側面の中心付
近は、ピニオン規制部材9の渦巻状部35の最大外径部
分に軸方向で当接する略円弧形状の当接部(第1当接
部)65となる。この当接部65は、センターケース7
との間でピニオン規制部材9の渦巻状部35を挟持する
第1挟持部(第1支持部)として働く。そして、スペー
サー8の径方向の両側には、センターケース7にリング
ギヤ側面に設けられた2個の凸部58、59に嵌め合わ
される2個のキー溝66、67が形成されている。な
お、図12において二点鎖線はドライブハウジング6の
ギヤ室41の内周形状を示す。
【0062】〔第2実施例の作用〕次に、この実施例の
スタータ1のピニオン規制装置5の作用を図7ないし図
12に基づいて簡単に説明する。
【0063】直流モータ2が作動すると、ピニオン規制
部材9はピニオン4により図8に示した矢印方向に回転
力(数百N)を受ける。ピニオン規制部材9は、その回
転力を渦巻状部35の摺動部38を介してセンターケー
ス7の収容室51の摺動部56で受け、短腕部34を介
してスペーサー8の支持壁64で受けることにより、回
転せず、確実にピニオン4の回転方向の運動を阻止す
る。
【0064】また、ピニオン規制部材9は、出力軸3の
回転とヘリカルスプライン12およびピニオンヘリカル
スプライン23の作用によりピニオン4のリングギヤ1
0側へ前進する際に、出力軸3の先端側に向かう軸方向
の力(数百N)を受ける。つまり、長腕部36がリング
ギヤ10側に引かれるが、ピニオン規制部材9は、スペ
ーサー8の当接部65とセンターケース7の当接部54
との間で軸方向から強固に挟持されているので、リング
ギヤ10側に移動することはない。
【0065】〔第2実施例の効果〕以上のように、この
実施例のスタータ1は、ピニオン規制部材9の外径がピ
ニオン4の外径と差がなく、第1実施例のようにドライ
ブハウジング6で軸方向から直接支持できない場合に非
常に有効で、且つ第1実施例と同様の効果を期待するこ
とができる。
【0066】〔変形例〕この実施例では、ピニオンギヤ
21とオーバーランニングクラッチとを別体で構成した
が、ピニオンギヤ21とオーバーランニングクラッチと
をピニオン(移動筒部材)4に一体構成しても良い。ま
た、直流モータ2の代わりに交流モータやその他のモー
タ(駆動手段)を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの主要部を示した半断面図である(第
1実施例)。
【図2】スタータのピニオン規制装置の主要部を示した
正面図である(第1実施例)。
【図3】スタータのピニオン規制装置の主要部を示した
側面図である(第1実施例)。
【図4】ピニオン規制部材の支持構造を示した正面図で
ある(第1実施例)。
【図5】ピニオン規制部材の支持構造を示した断面図で
ある(第1実施例)。
【図6】図5のA−A断面図である(第1実施例)。
【図7】スタータの主要部を示した半断面図である(第
2実施例)。
【図8】スタータのピニオン規制装置の主要部を示した
正面図である(第2実施例)。
【図9】スタータのピニオン規制装置の主要部を示した
側面図である(第2実施例)。
【図10】ピニオン規制部材の支持構造を示した正面図
である(第2実施例)。
【図11】ピニオン規制部材の支持構造を示した断面図
である(第2実施例)。
【図12】スペーサーを示した正面図である(第2実施
例)。
【符号の説明】
1 スタータ 2 直流モータ(スタータモータ) 3 出力軸 4 ピニオン(移動筒部材) 5 ピニオン規制装置 6 ドライブハウジング(第1の支持枠) 7 センターケース(第2の支持枠) 8 スペーサー(挿入板) 9 ピニオン規制部材(規制部材) 10 エンジンのリングギヤ 12 ヘリカルスプライン 14 軸受(軸受部材) 21 ピニオンギヤ 22 爪状部 23 ピニオンヘリカルスプライン 34 短腕部 35 渦巻状部(支持部) 36 長腕部(回転規制部) 37 摺動部 38 摺動部 41 ギヤ室(開口部) 46 支持壁(回転規制部) 51 収容室 54 当接部 55 摺動部(内壁部、規制部、回転規制部) 56 摺動部(内壁部、規制部、回転規制部) 61 貫通穴(開口部) 63 凹部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタータモータに駆動される出力軸と、 エンジンのリングギヤと噛み合うピニオンギヤを有し、
    前記出力軸のヘリカルスプラインに係合すると共に、前
    記ヘリカルスプラインに沿って軸方向に移動可能な移動
    筒部材と、 この移動筒部材に当接して前記移動筒部材の回転を規制
    する回転規制部を有し、この回転規制部で前記移動筒部
    材の回転を規制することにより、前記スタータモータの
    回転力と前記ヘリカルスプラインの作用によって前記移
    動筒部材を前記リングギヤ方向へ移動させる規制部材
    と、 前記移動筒部材の外径よりも大きい開口部を有する第1
    の支持枠と、 前記規制部材よりも前記スタータモータ側に設けられた
    第2の支持枠とを備え、 前記規制部材を前記出力軸に交差する交差面に沿って、
    前記規制部材の回転規制部を避けて前記第1の支持枠と
    前記第2の支持枠とで挟み込み、 前記規制部材が、前記第1の支持枠と前記第2の支持枠
    との間で、前記交差面に沿った交差方向に摺動自在であ
    ることを特徴とするスタータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスタータにおいて、 前記規制部材は、弾性変形可能であり、前記ピニオンギ
    ヤの回動に伴って少なくとも前記ピニオンギヤの1/2
    ピッチ以上回動可能であることを特徴とするスタータ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のスタータ
    において、 前記第1の支持枠の開口部は、前記規制部材の外径より
    も小さいことを特徴とするスタータ。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のスタータにおいて、 前記第1の支持枠または前記第2の支持枠には、前記規
    制部材の回転規制部が前記移動筒部材に当接した際、前
    記移動筒部材から受ける反力方向に前記規制部材が移動
    するのを規制する規制部を有することを特徴とするスタ
    ータ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    のスタータにおいて、 前記第2の支持枠は、前記移動筒部材の反リングギヤ側
    で前記出力軸を軸支する軸受部材を有し、 この軸受部材の外周側に、前記第1の支持枠と前記第2
    の支持枠で挟み込まれる規制部材の回転規制部を支持す
    る支持部が収納されていることを特徴とするスタータ。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    のスタータにおいて、 前記第1の支持枠は、前記規制部材を前記第2の支持枠
    との間で挟持する環状の挿入板を有し、 この挿入板は、前記移動筒部材の外径よりも大きく、前
    記規制部材の外径よりも小さい開口部を有することを特
    徴とするスタータ。
  7. 【請求項7】請求項4に記載のスタータにおいて、 前記規制部は、前記第1の支持枠または前記第2の支持
    枠に設けられた凹部であり、この凹部には前記出力軸の
    軸方向に並行な少なくとも2面からなる内壁部を有し、
    この内壁部で前記規制部材の外周に当接することを特徴
    とするスタータ。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のスタータにおいて、 前記挿入板は、前記出力軸の軸方向に略並行な少なくと
    も2面で前記規制部材の外周に当接する内壁部を有する
    ことを特徴とするスタータ。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    のスタータにおいて、 前記第1の支持枠は、前記出力軸を軸支するハウジング
    であることを特徴とするスタータ。
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