JPH09141024A - グリスフィルター及びその製造方法 - Google Patents

グリスフィルター及びその製造方法

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JPH09141024A
JPH09141024A JP7303190A JP30319095A JPH09141024A JP H09141024 A JPH09141024 A JP H09141024A JP 7303190 A JP7303190 A JP 7303190A JP 30319095 A JP30319095 A JP 30319095A JP H09141024 A JPH09141024 A JP H09141024A
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oxide polymer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、1回の焼成で従来のセラミックフ
ィルター以上に吸油率が少ない、優れた除去性能を有す
る厨房用などのグリスフィルター及びその製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 厨房や機械加工等で発生するオイルミス
ト等の除去や回収のために用いられるグリスフィルター
において、その表面に金属酸化物系ポリマーを用いて皮
膜層を設け、該表面層・オイルミストが有する負の電荷
を利用して互いに反発することにより付着を少なくする
ことを特徴とするグリスフィルター及びその製造方法。
特には、グリスフィルター基材が、内部連通空間を有す
る三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体にセラミックス
ラリーを付着させ、乾燥させ、焼成して得られる三次元
網状構造のセラミック多孔体の骨格表面全体あるいは一
部に上記金属酸化物系ポリマーの皮膜層を設けたことを
特徴とするグリスフィルター及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】厨房や機械加工で発生するオイル
ミスト等の除去を目的として排気ダクト等に使用される
グリスフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、厨房から発生する油脂の蒸気
やミストが排気ダクトに付着し、ダクト内に堆積して排
気効率を低下させたり、付着した油脂が火災時の伝播を
引き起こしたりして、厨房内の環境悪化や火災時の災害
拡大に繋がるという心配があり、これを防止するために
厨房の排気ダクトにグリスフィルターを設置し、油脂を
回収することが行われている。
【0003】この厨房用グリスフィルターには、空気中
の油脂のミストの捕集効率が大きいこと、一度捕集した
油脂の回収効率が高いこと、また通気抵抗の少ないこ
と、通気抵抗の経時変化が少ないこと等の特性が要求さ
れる。更に、使用中グリスフィルターに付着した油脂等
を除去してフィルターを再生する為アルカリ溶液等で洗
浄するので、グルスフィルターの素材はこれらの洗浄液
に対して耐性を有する必要がある。
【0004】この場合、捕集効率を表す除去率は以下の
式で計算され、グリスフィルターの性能としては一般に
除去率は75%以上であることが必要とされている。
【数1】
【0005】一方、捕集した油分の回収は出来るだけ多
くかつ迅速であることが望ましい。言い換えればオイル
ミストの付着している時間が短時間であるほうが良い。
【0006】
【課題を解決しようとする課題】従来、このような厨房
用グリスフィルターとして、図5に示すようなバッフル
型のものが用いられており、このバッフル型のグリスフ
ィルターaは図の矢印のように油脂のミストを含む空気
の流れ方向を2枚のバッフルb、cで急角度で変化させ
てバッフルb、Cに空気を衝突させることにより、機械
的に排気中の油脂をバッフルb、Cに付着させ、バッフ
ルb、Cに沿って油脂を流し、下部の油分回収容器に油
脂を回収するものである。しかし、このようなバッフル
型のグリスフィルターは、通気性が大きく、吸引ブロア
ーに大きな負担がかかるという問題がある。その他、設
備自身が大掛かりであり、更にオイルミストを除去・清
掃することも必ずしも簡単ではない。
【0007】この為、本出願人は、先にバッフルプレー
トの代わりに三次元網状骨格を有するセラミック多孔体
をグリスフィルターとして用いることを提案した(実開
昭63−118915号公報)。このセラミック多孔体
は、セル膜の無い三次元網状骨格構造を有するポリウレ
タンフォームをセラミック材料からなる泥漿に浸漬し、
余剰の泥漿を除去し、次いで焼成することにより得られ
るものである。このような三次元網状骨格を有するセラ
ミック多孔体を用いたグリスフィルターは、油脂のミス
トを含んだ空気がセラミックの骨格に衝突し、骨格に沿
って油脂が流れて油脂を回収するものであり、その構造
的な特徴からバッフルプレートに比べて除去性能が良好
である。
【0008】しかしながら、セラミック多孔体の表面に
は微細な気孔があり、吸い込まれたオイルミストが骨格
に衝突した際、気孔内に侵入してオイルを抱き込み、使
用中に火災が発生した場合この侵入したオイルに着火す
る危険性もある。その為、骨格表面の気孔を出来るだけ
なくすべく種々な対策が採られる。例えばスラリー中に
アルカリ金属酸化物等によるガラス化剤を添加したり、
焼成温度を高めたりしてセラミック多孔体を緻密化させ
る方法が有効である。しかし、この方法は寸法安定性が
保てない欠点を有している。そこで、本発明者らは焼成
温度より低い温度で融解する釉薬などをコーティングし
骨格表面を緻密化する方法をも提案した。(特開平5−
293319号公報)
【0009】しかし、この方法は焼成温度は異なるが2
回の焼成、及び釉薬コート工程が必要な為コストが高価
となってしまう。そこでコストを下げ、かつ骨格の緻密
化を高め、吸油率の良いセラミックグリスフィルターが
求められていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされた
もので、釉薬コートを省き1回の焼成でも釉薬コート処
理した前記提案のセラミックフィルター以上に吸油率が
少ない、優れた除去性能を有する厨房用などのグリスフ
ィルター及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成する為鋭意検討を重ねた結果、先ずは、該グリス
フィルターが、請求項1〜6に記載の如く、即ち、請求
項1に記載の如く、厨房や機械加工等で発生するオイル
ミスト等の除去や回収のために用いられるグリスフィル
ターにおいて、その表面に金属酸化物系ポリマーを用い
て皮膜層を設けたことを特徴とするグリスフィルターで
あり、請求項2に記載の如く、グリスフィルター基材
が、内部連通空間を有する三次元網状骨格構造の合成樹
脂発泡体にセラミックスラリーを付着させ、乾燥させ、
焼成して得られる三次元網状構造のセラミック多孔体の
骨格表面全体あるいは一部に上記金属酸化物系ポリマー
の皮膜層を設けたことを特徴とするグリスフィルターで
あり、請求項3に記載の如く、前記内部空間を有する三
次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体がポリウレタンであ
ることを特徴とし、更に、請求項4に記載の如く、前記
金属酸化物系ポリマーが、金属化合物の溶液から出発し
溶液中での化合物の縮合・重合によって溶液を金属酸化
物ポリマーとなすことを特徴とするグリスフィルターで
あり、更に、請求項5に記載の如く、前記金属酸化物系
ポリマーとして、アルカリ金属、オルガノポリ金属、オ
ルガノアルコキシ金属、アルコキシ金属、変性アセチル
アセテート金属のいずれか1種または2種以上を用いた
ことを特徴とし、更には、請求項6記載のように、前記
金属酸化物系ポリマーが1b族の金属元素を含むことを
特徴とするグリスフィルターとしたものである。
【0011】そして、本発明の上記グリスフィルターの
製造方法としては、請求項7〜11に記載、即ち、請求
項7に記載の如く、該グリスフィルター基材が、内部連
通空間を有する三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体に
セラミックスラリーを付着させ、乾燥させ、焼成して得
られる三次元網状構造のセラミック多孔体の骨格表面全
体あるいは一部に上記金属酸化物系ポリマーの皮膜層を
設けたことを特徴とするグリスフィルターの製造方法と
したものであり、請求項8に記載の如く、前記内部空間
を有する三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体がポリウ
レタンであることを特徴とし、そして、請求項9に記載
の如く、前記金属酸化物系ポリマーが、金属化合物の溶
液から出発し溶液中での化合物の縮合・重合によって溶
液を金属酸化物ポリマーとなすことを特徴とし、更に
は、請求項10に記載の如く、前記金属酸化物系ポリマ
ーとして、アルカリ金属、オルガノポリ金属、オルガノ
アルコキシ金属、アルコキシ金属、変性アセチルアセテ
ート金属のいずれか1種または2種以上を用いたことを
特徴とするグリスフィルターの製造方法であり、また、
請求項11に記載の如く、前記金属酸化物系ポリマーが
1b族の金属元素を含むことを特徴とするグリスフィル
ターの製造方法としたことである。
【0012】
【発明の実施の形態】即ち本発明者らは、上記目的を達
成させる為に鋭意検討を重ねた結果、オイルミスト等の
除去や回収の為に用いられるグリスフィルターにおい
て、その表面に金属酸化物系ポリマーで表面全体或いは
その一部に皮膜層を設けることにより、グリスフィルタ
ー基体がセラミックばかりでなく金属でも吸油率が少な
い厨房用グリスフィルターに最適であることを見い出し
本発明をなすに至ったものである。無論、内部連通空間
を有する三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体にセラミ
ックスラリーを付着させ、乾燥、焼成して得られる三次
元網状骨格構造を有するセラミックフィルターの骨格表
面全体或はその一部に金属酸化物系ポリマーの皮膜層を
設ければ骨格を釉薬でガラス化した以上の吸油率の低下
やグリスフィルターの除去性能の向上が得られる。
【0013】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明の、特には厨房用グリスフィルターは、上述
したように基体に、例えば従来のセラミックフィルター
の骨格表面全体または一部に金属酸化物系ポリマーの皮
膜層を設けるものである。この金属酸化物系ポリマーは
液体状の金属酸化物系ポリマーを用い、縮合脱水反応に
よりセラミック皮膜を形成させる。このような液相から
出発して得たセラミックの粒は数オングストロームから
数十オングストロームの非常に小さい粒が得られる。こ
の小さな粒は基体表面の凹凸を平滑化し、緻密化すると
共に皮膜表面は正の電荷を帯びる。ここに負の電荷を持
つオイルミストが衝突すると基体表面の正の電荷が中和
されると同時に、更に侵入してくる負の電荷を持ったオ
イルミストによって基体表面が負の電荷となり、オイル
ミストは反発して基体に付着しなくなる。勿論、他の方
法で基体表面を予め負の電荷を持つようにしておいても
良い。或は又何等かの方法で予め基体を正電荷・負の電
荷を有するものとして、この電荷を正電荷と負の電荷を
変えられるようにして、先ずは正電荷として負の電荷で
あるオイルミストを+と−荷により捕集し、捕集後に基
体を負の電荷にすることによりオイルミストを反発させ
て基体から離して一挙に回収・除去することも可能とな
る。
【0014】また、金属酸化物系ポリマーにおいて、1
b族の金属元素(Cu、Ag、Au)が存在するとオイ
ルミストを細分化し、より前記の現象が促進される他、
グリスフィルター中のオイルミストが長時間堆積すると
酸化が起こり過酸化物となりラジカルを発生するように
なる。このような時に1b族の金属元素は基体から生じ
た過酸化物から発生するラジカルを失活させるので発火
の危険性もなくなる。この作用を応用し本発明を完成さ
せた。金属酸化物系ポリマーとしてはアルカル金属、オ
ルガノポリ金属、オルガノアルコキシ金属、アルコキシ
金属、変性アセチルアセテート金属等が挙げられる。
【0015】皮膜形成状態はフィルター骨格全体あるい
は衝突する側の一部でも効果は達せられることも分かっ
た。なお、本発明はグリスフィルターを目的にして検討
を重ねてきたが、塵、排ガス等を反発させて清浄化する
のに用いても良い。
【0016】本発明の厨房用グリスフィルターは、かさ
比重が0.3〜0.7、好ましくは0.4〜0.5であ
り、空孔数が直線25mm当たり6〜20個、特に9〜
13個であることが好ましい。ここで、かさ比重が0.
3より小さいと骨格が細く耐久性に欠ける。また、0.
7より大きいと目詰まり割合が多くなって圧力損失が大
きくなり、また吸引音も大きくなり作業に支障を来す場
合がある。更に、空孔数が6以下ではミストと骨格の衝
突割合が小さく除去性能が劣り、20以上では圧力損失
・吸引音が大きくなり、作業性に支障を来す場合があ
る。更には、吸引に過大な付加をブロアーに与えるので
排気ファン等の故障を誘発し易くなる。
【0017】本発明の厨房用セラミックフィルターを得
るには、先ず、常法に従いセラミックフィルターを製造
した後に、上述の如く金属酸化物系ポリマーにより該フ
ィルター表面に皮膜形成処理を行う。セラミックフィル
ターを得るには、合成樹脂発泡体を基材として、これに
アルミナ、ムライト、コージライトなどのセラミック粉
体や木節粘土、カオリンなどの粘土鉱物をスラリー状に
して付着させた後、余剰のスラリーを除去し、乾燥し、
焼成して得ることが出来る。この場合、合成樹脂発泡体
としてはセル膜の無い網状骨格化した軟質ポリウレタン
フォームが好適に用いられる。
【0018】また、上記スラリーは、上記セラミック成
分に加えポリビニルアルコール、CMC等のバインダ
ー、ケブラチオ等の解膠材、及び水等を添加して、目開
き性を調整のためにスラリーのチクソトロピック性能を
調整することもできる。上記スラリーの粘度は、目的と
するセラミックフィルターのセルの大きさ、或はかさ比
重により、水の添加量を加減して調節することが出来、
通常120〜160ポイズに調整されることが望まし
い。このスラリーに合成樹脂発泡体、例えば、直線25
mm当りの空孔数が6〜20個のセル膜の無い三次元網
状骨格構造を有するポリウレタンフォームを浸漬し、該
スラリーを付着させた後、余剰のスラリーを除去する
が、この除去方法としては、ロールによるプレス、遠心
分離、エアー吹き付け等の適宜な方法を採用することが
出来る。また、必要に応じて上記スラリーを薄めて、ス
ラリーを付着させた基体上にスプレー等で塗布しても良
い。次いで、スラリーを付着させた後、乾燥し、焼成す
る。焼成温度は1100〜1400℃で焼成する。
【0019】このようにして得られたセラミックフィル
ターを前記金属酸化物系ポリマーをアルコールなどの希
釈液により所定濃度にして含浸させ、付着後80〜15
0℃で乾燥させることにより簡単に皮膜を形成させるこ
とが出来る。またはスプレーを用いて骨格表面に塗布し
ても良い。乾燥中に金属酸化物ポリマーが脱水縮合反応
して皮膜形成する。
【0020】
【実施例】以下、実施例、比較例を示して本発明を具体
的に示すが、本発明は下記実施例に限定されるものでは
ない。 [実施例1]アルミナ80部と木節粘土を20部、ポリ
ビニルアルコール4部、ケブラチオ0.1部に水23部
を加え、粘度160ポイズのセラミックスラリーを作成
した。このスラリーに直線25mm当りのセル数が10
個の245×495×25mmのセル膜の無い三次元網
状骨格構造を有するポリウレタンフォームを含浸した。
余分なスラリーをロールにより除去した後、除去したス
ラリーを30ポイズに薄めて、スプレーで骨格表面を被
覆割合が含浸後の10%となるように被覆し、60℃で
16時間乾燥した。次いで、1200℃で焼成を行いセ
ラミックフィルターを得た。そして、本発明である一
例、即ち金属酸化物系ポリマーとしてSi、Alを含有
するアルコキシ金属の85%アルコール溶液((株)日
板研究所製セラミカG192)をセラミックフィルター
にスプレ−により塗布した。次いで120℃で3時間乾
燥を行いグリスフィルターを得た。付着量は2.7%で
あった。
【0021】[比較例1]比較例1は、念の為上記実施
例において得られたセラミックフィルターに本発明の金
属酸化物系ポリマーによる基材表皮への皮膜層を行わな
いものを用いた。
【0022】[比較例2]比較例1のセラミックフィル
ターに、融点1100℃のアルミナ系釉薬に含浸し、余
剰のスラリーを遠心分離機により除去し、60℃で8時
間乾燥後、1150℃で焼成したもので、本例も本発明
の金属酸化物系ポリマーによる皮膜形成の為の塗布を行
わないものを用いた。(特開平5−293319号公
報)
【0023】上記実施例・比較例で得られた各フィルタ
ーをオイルミスト除去性能試験を行い、その結果を表1
に示した。
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、三次元網
状骨格構造を有するセラミックフィルターに本発明の金
属酸化物ポリマーを骨格表面に塗布することによりグリ
スフィルター性能は、捕集したオイルミストを従来の釉
薬コーティングした以上に、吸油率が低下し、より素早
く除去する除去率の優れた効果を有するグリスフィルタ
ーが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミックフィルターを示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に使用されるグリスフィルター用三次元
網状骨格構造のセラミック多孔体の一部を拡大した図で
ある。
【図3】オイルミスト発生装置(正面図)の該略図であ
る。
【図4】オイルミスト発生装置(側面図)の該略図であ
る。
【図5】従来のバッフル型の厨房用グリスフィルターを
示す断面該略図である。
【符号の説明】
1 セラミックグリスター 2 セラミック多孔体 3 ステンレス枠 4 油分回収孔 21 オイルミスト発生装置 22 グリスフィルター 23 ダクト 24 水タンク 25 油タンク 26 ヒーター 27 オイルパン 28 回収油分樋 29 回収油分流通管 30 回収油分受け 31 ブロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 7/06 101 F24F 7/06 101A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房や機械加工等で発生するオイルミス
    ト等の除去や回収のために用いられるグリスフィルター
    において、その表面に金属酸化物系ポリマーを用いて皮
    膜層を設けたことを特徴とするグリスフィルター。
  2. 【請求項2】 グリスフィルター基材が、内部連通空間
    を有する三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体にセラミ
    ックスラリーを付着させ、乾燥させ、焼成して得られる
    三次元網状構造のセラミック多孔体の骨格表面全体ある
    いは一部に上記金属酸化物系ポリマーの皮膜層を設けた
    ことを特徴とするグリスフィルター。
  3. 【請求項3】 前記内部空間を有する三次元網状骨格構
    造の合成樹脂発泡体がポリウレタンであることを特徴と
    する請求項2記載のグリスフィルター。
  4. 【請求項4】 前記金属酸化物系ポリマーが、金属化合
    物の溶液から出発し溶液中での化合物の縮合・重合によ
    って溶液を金属酸化物ポリマーとなすことを特徴とする
    請求項1乃至3記載のいずれか1項に記載のグリスフィ
    ルター。
  5. 【請求項5】 前記金属酸化物系ポリマーとして、アル
    カリ金属、オルガノポリ金属、オルガノアルコキシ金
    属、アルコキシ金属、変性アセチルアセテート金属のい
    ずれか1種または2種以上を用いたことを特徴とする請
    求項1〜4記載のいずれか1項記載のグリスフィルタ
    ー。
  6. 【請求項6】 前記金属酸化物系ポリマーが1b族の金
    属元素を含むことを特徴とする請求項1乃至5項のいず
    れか1項記載のグリスフィルター。
  7. 【請求項7】 グリスフィルター基材が、内部連通空間
    を有する三次元網状骨格構造の合成樹脂発泡体にセラミ
    ックスラリーを付着させ、乾燥させ、焼成して得られる
    三次元網状構造のセラミック多孔体の骨格表面全体ある
    いは一部に上記金属酸化物系ポリマーの皮膜層を設けた
    ことを特徴とするグリスフィルターの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記内部空間を有する三次元網状骨格構
    造の合成樹脂発泡体がポリウレタンであることを特徴と
    する請求項7記載のグリスフィルターの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記金属酸化物系ポリマーが、金属化合
    物の溶液から出発し溶液中での化合物の縮合・重合によ
    って溶液を金属酸化物ポリマーとなすことを特徴とする
    請求項7及び8記載のグリスフィルターの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記金属酸化物系ポリマーとして、ア
    ルカリ金属、オルガノポリ金属、オルガノアルコキシ金
    属、アルコキシ金属、変性アセチルアセテート金属のい
    ずれか1種または2種以上を用いたことを特徴とする請
    求項7乃至9のいずれか1項に記載のグリスフィルター
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記金属酸化物系ポリマーが1b族の
    金属元素を含むことを特徴とする請求項7乃至10項の
    いずれか1項に記載のグリスフィルターの製造方法。
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