JPH09140633A - 便座等の殺菌装置 - Google Patents
便座等の殺菌装置Info
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- JPH09140633A JPH09140633A JP33764295A JP33764295A JPH09140633A JP H09140633 A JPH09140633 A JP H09140633A JP 33764295 A JP33764295 A JP 33764295A JP 33764295 A JP33764295 A JP 33764295A JP H09140633 A JPH09140633 A JP H09140633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- ultraviolet light
- toilet seat
- ultraviolet
- toilet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K13/00—Seats or covers for all kinds of closets
- A47K13/24—Parts or details not covered in, or of interest apart from, groups A47K13/02 - A47K13/22, e.g. devices imparting a swinging or vibrating motion to the seats
- A47K13/30—Seats having provisions for heating, deodorising or the like, e.g. ventilating, noise-damping or cleaning devices
- A47K13/302—Seats with cleaning devices
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 便座の表面と便器の内部とを紫外線の殺菌作
用により同時に殺菌できる新しい便座等の殺菌装置を提
案するものである。 【構成】 この発明の便座等の殺菌装置は、紫外線の導
光材料を含む便座の蓋を備え、紫外線光源から放射され
た紫外線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外
線を蓋の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面
から紫外線を出射させるように構成する。
用により同時に殺菌できる新しい便座等の殺菌装置を提
案するものである。 【構成】 この発明の便座等の殺菌装置は、紫外線の導
光材料を含む便座の蓋を備え、紫外線光源から放射され
た紫外線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外
線を蓋の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面
から紫外線を出射させるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便座等の殺菌装置に
関し、更に詳しく述べると便座の表面と便器内を紫外線
の照射によって自動的に殺菌し消毒する殺菌装置に関す
る。
関し、更に詳しく述べると便座の表面と便器内を紫外線
の照射によって自動的に殺菌し消毒する殺菌装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、飛行機、デパートメント・ストア
ー、レストラン、オフィスなどの公共用水洗便所などで
は、便器(Toilet Bowl)の便座(Toil
et Seat)の表面の形に類似した使い捨てのシー
トペーパーが予め用意されていて、このシートペーパー
を便座の上に敷いて、便座に付着した細菌が人体に移る
のを間接的に防いでいたが、このシートペーパーを便座
の上に手で敷いたり、用済み後に手で捨てる必要があ
り、この作業が面倒であった。
ー、レストラン、オフィスなどの公共用水洗便所などで
は、便器(Toilet Bowl)の便座(Toil
et Seat)の表面の形に類似した使い捨てのシー
トペーパーが予め用意されていて、このシートペーパー
を便座の上に敷いて、便座に付着した細菌が人体に移る
のを間接的に防いでいたが、このシートペーパーを便座
の上に手で敷いたり、用済み後に手で捨てる必要があ
り、この作業が面倒であった。
【0003】また、このシートペーパーを便座の表面に
自動的に供給するシートペーパー自動供給装置が最近市
販されているが、これもシートペーパーを捨てるのは手
で行う必要があり、また便座の表面を殺菌するものでは
ない。また、便座の表面を殺菌するために、殺菌液を含
浸させた水溶性の使い捨て殺菌ペーパーも市販されてい
るが、いちいちこれを外出時に携帯するのが面倒であっ
た。
自動的に供給するシートペーパー自動供給装置が最近市
販されているが、これもシートペーパーを捨てるのは手
で行う必要があり、また便座の表面を殺菌するものでは
ない。また、便座の表面を殺菌するために、殺菌液を含
浸させた水溶性の使い捨て殺菌ペーパーも市販されてい
るが、いちいちこれを外出時に携帯するのが面倒であっ
た。
【0004】また便座の人体に接する部分における内部
に直管型殺菌灯を配置し、その上に紫外線を透過する覆
いを設けた殺菌装置付き便座が提案されている。詳しく
は実用新案出願公告、昭和49年(1974年)第31
742号の公報参照。人間が便座に座った場合、人体の
臀部(Hips)の曲面が2個あるので便座の人体に接
する部分は2箇所あることになり、この殺菌装置付き便
座では、上記公報に記載されているように直管型殺菌灯
が少なくとも2個必要になる。また便座はその蝶番(H
inge)部分を軸(Pivot)として多数回開閉す
るものなので、開閉を乱暴に行うと比較的に丈夫な通常
合成樹脂で出来ている便座本体にひび即ちクラックがで
きる。したがって内部が真空の無機ガラスの壊れやすい
殺菌灯を、便座本体に取り付けられているので便座の開
閉により破壊しやすい。
に直管型殺菌灯を配置し、その上に紫外線を透過する覆
いを設けた殺菌装置付き便座が提案されている。詳しく
は実用新案出願公告、昭和49年(1974年)第31
742号の公報参照。人間が便座に座った場合、人体の
臀部(Hips)の曲面が2個あるので便座の人体に接
する部分は2箇所あることになり、この殺菌装置付き便
座では、上記公報に記載されているように直管型殺菌灯
が少なくとも2個必要になる。また便座はその蝶番(H
inge)部分を軸(Pivot)として多数回開閉す
るものなので、開閉を乱暴に行うと比較的に丈夫な通常
合成樹脂で出来ている便座本体にひび即ちクラックがで
きる。したがって内部が真空の無機ガラスの壊れやすい
殺菌灯を、便座本体に取り付けられているので便座の開
閉により破壊しやすい。
【0005】また本発明者が提案した便座の殺菌装置
(Germidical Apparatus for
Toilet Seat)では、(詳細は特許出願公
告、平成7年(1995年)第93913号の公報参
照。)紫外線の導光材料を含む便座を備え、光ファイバ
ーの原理を利用して、紫外線を便座の一端から導入し、
この紫外線を便座の他端へ伝搬させると共に、便座の表
面のほぼ全面から紫外線を出射させるように構成してい
る。したがって壊れやすい殺菌灯は便座と分離して配置
することができ、即ち殺菌灯は便座と別な箇所に設置で
きる。しかし、この発明の便座の殺菌装置では便座を殺
菌するもので、便器の内部を殺菌することは意図してい
ない。
(Germidical Apparatus for
Toilet Seat)では、(詳細は特許出願公
告、平成7年(1995年)第93913号の公報参
照。)紫外線の導光材料を含む便座を備え、光ファイバ
ーの原理を利用して、紫外線を便座の一端から導入し、
この紫外線を便座の他端へ伝搬させると共に、便座の表
面のほぼ全面から紫外線を出射させるように構成してい
る。したがって壊れやすい殺菌灯は便座と分離して配置
することができ、即ち殺菌灯は便座と別な箇所に設置で
きる。しかし、この発明の便座の殺菌装置では便座を殺
菌するもので、便器の内部を殺菌することは意図してい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
便座のみならず便器の内部を殺菌することができる新し
い便座等の殺菌装置を提案するものである。
便座のみならず便器の内部を殺菌することができる新し
い便座等の殺菌装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の主な目的を達成す
るために、本発明の便座の殺菌装置では、紫外線の導光
材料を含む蓋を備え、紫外線光源などから放射された紫
外線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外線を
蓋の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面における全面か
ら紫外線を出射させように構成し、紫外線を便座の表面
と便器内に照射できるようにしている。したがってこの
場合には便座の表面と便器の内部とを紫外線の殺菌作用
により同時に殺菌出来る。
るために、本発明の便座の殺菌装置では、紫外線の導光
材料を含む蓋を備え、紫外線光源などから放射された紫
外線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外線を
蓋の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面における全面か
ら紫外線を出射させように構成し、紫外線を便座の表面
と便器内に照射できるようにしている。したがってこの
場合には便座の表面と便器の内部とを紫外線の殺菌作用
により同時に殺菌出来る。
【0007】紫外線(UV:ultraviolet
ray)は、可視光線の波長の短い方の限界380ナノ
メートル(nm)即ち3800オングストローム(Å)
以下からX線に至る範囲の目に見えない電磁波であり、
更に分類すると380nmから315nmまでの紫外線
をUV−A線、315nmから280nmまでの紫外線
をUV−B線、また280nmから100nmまでの紫
外線をUV−C線と呼ばれている。このUV−C線は強
力な殺菌効果があることが周知である。
ray)は、可視光線の波長の短い方の限界380ナノ
メートル(nm)即ち3800オングストローム(Å)
以下からX線に至る範囲の目に見えない電磁波であり、
更に分類すると380nmから315nmまでの紫外線
をUV−A線、315nmから280nmまでの紫外線
をUV−B線、また280nmから100nmまでの紫
外線をUV−C線と呼ばれている。このUV−C線は強
力な殺菌効果があることが周知である。
【0008】紫外線光源としては、蛍光灯の蛍光塗料の
塗布をやめ、外管に使用するガラスとして透明石英すな
わち透明溶融石英(トランスペアレント・ヒューズド・
クォーツ、Transparent Fused Qu
arts)などの、紫外線透過ガラスを使用した通常の
低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプすなわち殺菌灯(ガー
ミディカル・ランプ、Germidical Lam
p)が使用できる。
塗布をやめ、外管に使用するガラスとして透明石英すな
わち透明溶融石英(トランスペアレント・ヒューズド・
クォーツ、Transparent Fused Qu
arts)などの、紫外線透過ガラスを使用した通常の
低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプすなわち殺菌灯(ガー
ミディカル・ランプ、Germidical Lam
p)が使用できる。
【0009】この殺菌灯は、水銀の放電によって波長2
60nm付近(253.7nm)を中心とし、250n
mから280nmの紫外線(UV ray)のUV−C
線を放射する。
60nm付近(253.7nm)を中心とし、250n
mから280nmの紫外線(UV ray)のUV−C
線を放射する。
【00010】上記便座(Toilet Seat)の
蓋(Toilet Seat Lid)は、紫外線導光
性の無機または有機の成形体で構成することができる。
蓋の一端を紫外線の入射部とし、かつ便座の入射部の近
傍に紫外線光源を配置することができる。または蓋の一
端を紫外線の入射部とし、上記入射部に紫外線導光性の
光フアイバー・ケーブルの一端を直結または近接させ、
かつ上記光フアイバー・ケーブルの他端を任意の個所に
配置した紫外線光源と光結合させることができる。
蓋(Toilet Seat Lid)は、紫外線導光
性の無機または有機の成形体で構成することができる。
蓋の一端を紫外線の入射部とし、かつ便座の入射部の近
傍に紫外線光源を配置することができる。または蓋の一
端を紫外線の入射部とし、上記入射部に紫外線導光性の
光フアイバー・ケーブルの一端を直結または近接させ、
かつ上記光フアイバー・ケーブルの他端を任意の個所に
配置した紫外線光源と光結合させることができる。
【00011】なお、この明細書で述べる用語「成形
体」とは、無機または有機の成形材料を加熱などにより
流動状態にし型(die)を使用して所定の形状の製品
を製造する即ち「型成形」(molding)加工によ
る所定の形状の製品のみならず、無機または有機の板状
材料を加熱軟化させ、型を用いて所定の形状に成形した
り、硬化性樹脂を予備硬化させたプリプレグの板または
シートを型を用いて加熱軟化させ、所定の形状に完全硬
化させたり、無機または有機の板状、ブロック状などの
固体材料から切断、切削加工などで所定の形状に作られ
た製品をも含む広義の意味をもつものである。
体」とは、無機または有機の成形材料を加熱などにより
流動状態にし型(die)を使用して所定の形状の製品
を製造する即ち「型成形」(molding)加工によ
る所定の形状の製品のみならず、無機または有機の板状
材料を加熱軟化させ、型を用いて所定の形状に成形した
り、硬化性樹脂を予備硬化させたプリプレグの板または
シートを型を用いて加熱軟化させ、所定の形状に完全硬
化させたり、無機または有機の板状、ブロック状などの
固体材料から切断、切削加工などで所定の形状に作られ
た製品をも含む広義の意味をもつものである。
【00012】または上記蓋は、紫外線導光性の無機ま
たは有機の頂板と、紫外線反射性の底板と、頂板と底板
との間に設け紫外線を導光する空間とから構成すること
ができる。または上記蓋は、紫外線導光性の無機または
有機の頂板と底板と、頂板と底板との間に設けた紫外線
導光性の複数の異なる長さの光フアイバーとから構成す
ることができる。または上記の蓋は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバーを紫外線導光性の成形体
内に埋設して構成することができる。
たは有機の頂板と、紫外線反射性の底板と、頂板と底板
との間に設け紫外線を導光する空間とから構成すること
ができる。または上記蓋は、紫外線導光性の無機または
有機の頂板と底板と、頂板と底板との間に設けた紫外線
導光性の複数の異なる長さの光フアイバーとから構成す
ることができる。または上記の蓋は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバーを紫外線導光性の成形体
内に埋設して構成することができる。
【00013】
【作用】本発明の便座等の殺菌装置では、紫外線光源な
どから出射した紫外線を、便座の蓋の紫外線導光部に入
射させ、この蓋の紫外線導光部を経由して蓋の裏面の紫
外線出射部から出射させている。便座の蓋を閉じている
と、蓋の裏面のほぼ全面から出射した紫外線は、蓋の裏
面と対面した便座の表面と便器内部を照射する。したが
って便座の表面に付着した細菌を紫外線の強力な殺菌作
用により直接的に殺菌消毒して、便座の表面を清潔に保
つことができる。また、同時に便器内部を照射する紫外
線の強力な殺菌作用により便器内部を直接的に殺菌消毒
できる。
どから出射した紫外線を、便座の蓋の紫外線導光部に入
射させ、この蓋の紫外線導光部を経由して蓋の裏面の紫
外線出射部から出射させている。便座の蓋を閉じている
と、蓋の裏面のほぼ全面から出射した紫外線は、蓋の裏
面と対面した便座の表面と便器内部を照射する。したが
って便座の表面に付着した細菌を紫外線の強力な殺菌作
用により直接的に殺菌消毒して、便座の表面を清潔に保
つことができる。また、同時に便器内部を照射する紫外
線の強力な殺菌作用により便器内部を直接的に殺菌消毒
できる。
【00014】
【実施例】本発明の各種の実施例を以下に図面を参照し
て説明する。なお図面は本発明の原理および特長を説明
するためのものであり、各部分の相対的な寸法、大きさ
は実際と異なって示されている。
て説明する。なお図面は本発明の原理および特長を説明
するためのものであり、各部分の相対的な寸法、大きさ
は実際と異なって示されている。
【00015】この発明の第1の実施例の便座等の殺菌
装置は、紫外線の導光材料を含む便座の蓋と紫外線光源
とを備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の少な
くとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ伝搬
させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出射さ
せように構成し、かつ便座の蓋の入射部の近傍に紫外線
光源を配置させ、紫外線を便座の表面と便器の内部とに
照射できるようにしたものである。
装置は、紫外線の導光材料を含む便座の蓋と紫外線光源
とを備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の少な
くとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ伝搬
させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出射さ
せように構成し、かつ便座の蓋の入射部の近傍に紫外線
光源を配置させ、紫外線を便座の表面と便器の内部とに
照射できるようにしたものである。
【00016】この発明の第1の実施例を図1、図2、
図3および図4を参照して説明する。図1は第1の実施
例の側面図、図2は第1の実施例の正面図、図3は図2
のA−A線に沿って切断した概略的な断面を示す分解組
立図、図4は図2のB−B線に沿って切断した概略的な
断面を示す分解組立図である。
図3および図4を参照して説明する。図1は第1の実施
例の側面図、図2は第1の実施例の正面図、図3は図2
のA−A線に沿って切断した概略的な断面を示す分解組
立図、図4は図2のB−B線に沿って切断した概略的な
断面を示す分解組立図である。
【00017】図1と図2に示す便座と便器の殺菌装置
において、便座20とその蓋10は、共に閉じている場
合を示し、通常の便器50の表面50aに通常の便座2
0が搭載され、更に便座20の表面に紫外線導光材料を
含む便座の蓋10が搭載されている。便座20とその蓋
10は、取付け部材30を用いてネジ32などによりそ
れぞれの一端が蝶番の軸30aを中心に回転自在に便器
50の表面50aに固定される。紫外線導光材料を含む
便座の蓋10は、便座の蓋10の後方(図面の左)の端
面に設けられた紫外線の入射部10cと便座の蓋10の
背面である紫外線の出射部10bと便座の蓋10の表面
10bを含む。40はランプ・ハウス42に収納された
殺菌作用のある紫外線に富む光線(以下に単に紫外線と
称する)を放射する図では直管形の水銀ランプ(紫外線
光源)である。そして紫外線光源40は、蓋10の後方
の端面に設けられた紫外線の入射部10aの近傍に、例
えば図では便器の表面の一端に配置してある。図に示す
ように便座20とその蓋10が閉じている場合に、紫外
線光源40から出射された紫外線44は、便座の蓋10
の紫外線の入射部10cに入射される。なお図1におい
て符号20cは便座20の背面の適切な箇所にに固定さ
れた弾力性のある複数の足またはパッドである。また図
2において符号54は便器50の穴または凹面部であ
る。
において、便座20とその蓋10は、共に閉じている場
合を示し、通常の便器50の表面50aに通常の便座2
0が搭載され、更に便座20の表面に紫外線導光材料を
含む便座の蓋10が搭載されている。便座20とその蓋
10は、取付け部材30を用いてネジ32などによりそ
れぞれの一端が蝶番の軸30aを中心に回転自在に便器
50の表面50aに固定される。紫外線導光材料を含む
便座の蓋10は、便座の蓋10の後方(図面の左)の端
面に設けられた紫外線の入射部10cと便座の蓋10の
背面である紫外線の出射部10bと便座の蓋10の表面
10bを含む。40はランプ・ハウス42に収納された
殺菌作用のある紫外線に富む光線(以下に単に紫外線と
称する)を放射する図では直管形の水銀ランプ(紫外線
光源)である。そして紫外線光源40は、蓋10の後方
の端面に設けられた紫外線の入射部10aの近傍に、例
えば図では便器の表面の一端に配置してある。図に示す
ように便座20とその蓋10が閉じている場合に、紫外
線光源40から出射された紫外線44は、便座の蓋10
の紫外線の入射部10cに入射される。なお図1におい
て符号20cは便座20の背面の適切な箇所にに固定さ
れた弾力性のある複数の足またはパッドである。また図
2において符号54は便器50の穴または凹面部であ
る。
【00018】図3および図4の分解組立図により、こ
の実施例を次に更に詳しく説明する。便座の蓋10は、
紫外線導光材料の成形体からなる。例えば図示のよう
に、蓋10の後方の端面の入射部10cから蓋10の前
方端部10dに向かって、順次厚さが連続的に薄くなっ
ていく楔型すなわちテーパー状になっている。便座の蓋
10の紫外線導光材料の成形体として使用できる紫外線
導光性の材料としては、無機材料として、SiO2を少
なくとも99.9重量パーセント含む透明石英ガラス
(溶融石英:fused quarts)、サフアイア
(sapphire)、組成SiO2、75.3、B2
O3,13.8、ZnO,1.4、Al2O3,4.
3、NaO,5.0重量パーセントのホウケイ酸ガラス
(borosilicate glass)などがあげ
られ、また有機材料としてはジメチル・シリコーン(d
imethyl silicone)などのシリコーン
系樹脂、ポリカーボネート(polycarbonat
e)樹脂、アクリル樹脂、紫外線透過性のふっ素系樹脂
(旭ガラス社製の商品名サイトップ)などがあげられ
る。
の実施例を次に更に詳しく説明する。便座の蓋10は、
紫外線導光材料の成形体からなる。例えば図示のよう
に、蓋10の後方の端面の入射部10cから蓋10の前
方端部10dに向かって、順次厚さが連続的に薄くなっ
ていく楔型すなわちテーパー状になっている。便座の蓋
10の紫外線導光材料の成形体として使用できる紫外線
導光性の材料としては、無機材料として、SiO2を少
なくとも99.9重量パーセント含む透明石英ガラス
(溶融石英:fused quarts)、サフアイア
(sapphire)、組成SiO2、75.3、B2
O3,13.8、ZnO,1.4、Al2O3,4.
3、NaO,5.0重量パーセントのホウケイ酸ガラス
(borosilicate glass)などがあげ
られ、また有機材料としてはジメチル・シリコーン(d
imethyl silicone)などのシリコーン
系樹脂、ポリカーボネート(polycarbonat
e)樹脂、アクリル樹脂、紫外線透過性のふっ素系樹脂
(旭ガラス社製の商品名サイトップ)などがあげられ
る。
【00019】以上の構成において、成形体10(蓋)
および成形体10の表面10aと裏面10bとに接する
空気の光学的な屈折率(refractive ind
ex)をそれぞれN1およびN2とした場合に、屈折率
N1を屈折率N2より大きくなるように(N1>N2)
設定してある。
および成形体10の表面10aと裏面10bとに接する
空気の光学的な屈折率(refractive ind
ex)をそれぞれN1およびN2とした場合に、屈折率
N1を屈折率N2より大きくなるように(N1>N2)
設定してある。
【00020】高屈折率N1の成形体10は、その表面
10aが低屈折率N2の空気と裏面10bが低屈折率N
2の空気とで挟まれているので、中心部を構成する成形
体10は光フアイバーのコア(core)に相当し、成
形体10の表面10aと裏面10b上に存在する空気は
光フアイバーのクラツド(clad)に相当する。
10aが低屈折率N2の空気と裏面10bが低屈折率N
2の空気とで挟まれているので、中心部を構成する成形
体10は光フアイバーのコア(core)に相当し、成
形体10の表面10aと裏面10b上に存在する空気は
光フアイバーのクラツド(clad)に相当する。
【00021】従って、紫外線光源40から放射された
紫外線44は、成形体10(蓋)の後方端面の入射部1
0cから内部に導入されて入射光線45となり、入射光
線45は、光フアイバーの原理に従い、コアである成形
体10中に閉じ込められて内部全反射を繰り返しながら
伝搬して成形体10(蓋)の前方端部10dに達すると
共に、蓋10の表面10aおよび裏面10bのほぼ全面
から徐々に出射して(漏れ出て)出射光線47となる。
符号46は蓋10の前方端部10dに違した光線を示
す。なお図では簡単のために蓋10の背面10bからの
出射光線47のみを図示し、表面10aからの出射光線
は省略してある。
紫外線44は、成形体10(蓋)の後方端面の入射部1
0cから内部に導入されて入射光線45となり、入射光
線45は、光フアイバーの原理に従い、コアである成形
体10中に閉じ込められて内部全反射を繰り返しながら
伝搬して成形体10(蓋)の前方端部10dに達すると
共に、蓋10の表面10aおよび裏面10bのほぼ全面
から徐々に出射して(漏れ出て)出射光線47となる。
符号46は蓋10の前方端部10dに違した光線を示
す。なお図では簡単のために蓋10の背面10bからの
出射光線47のみを図示し、表面10aからの出射光線
は省略してある。
【00022】従って便座20の表面20aは、紫外線
47により実質的に均一に照射されることになり、便座
20の表面20aのほぼ全面が紫外線の殺菌作用により
殺菌消毒されることになる。図3に示すように、これと
同時に、蓋10の下方で便座20と対応していない部
分、即ち蓋10の背面10bで便器50の内面50b、
即ち便器50の穴または凹面部54と対応する部分で
は、蓋10の背面10bからの出射光線47は図示のよ
うに直進または適度に拡散して進行し、便器50の穴ま
たは凹面部54および便器50の内面50bを実質的に
均一に照射し、便器50の内部の表面50bを殺菌す
る。更に表面10aからの出射光線により外部の空気を
殺菌することが出来る。即ちこの殺菌された空気の対流
による循環により、この蓋10を設置してある部屋内部
を殺菌することが出来る。
47により実質的に均一に照射されることになり、便座
20の表面20aのほぼ全面が紫外線の殺菌作用により
殺菌消毒されることになる。図3に示すように、これと
同時に、蓋10の下方で便座20と対応していない部
分、即ち蓋10の背面10bで便器50の内面50b、
即ち便器50の穴または凹面部54と対応する部分で
は、蓋10の背面10bからの出射光線47は図示のよ
うに直進または適度に拡散して進行し、便器50の穴ま
たは凹面部54および便器50の内面50bを実質的に
均一に照射し、便器50の内部の表面50bを殺菌す
る。更に表面10aからの出射光線により外部の空気を
殺菌することが出来る。即ちこの殺菌された空気の対流
による循環により、この蓋10を設置してある部屋内部
を殺菌することが出来る。
【00023】紫外線光源40はその点灯を制御する点
灯制御回路(Lamp ControlCircui
t)60を経由して電源23から供給された電力により
動作する。上記の点灯制御回路60としては、点灯管
(グロー・スイッチ)と安定器(チョーク・コイル)と
を用いた通常の蛍光ランプのものと同じまたは同様のも
のが使用でき、同一ワットならば蛍光ランプの点灯管と
安定器をそのまま使用できる。また70は蓋10が閉じ
た状態か否か、蓋10が便座20の上に搭載されている
か否かを検知してその検知信号を点灯制御回路60に出
力する蓋10の底に固定されたマイクロ・スイッチ、光
電センサーなどからなる周知の感圧センサーである。
灯制御回路(Lamp ControlCircui
t)60を経由して電源23から供給された電力により
動作する。上記の点灯制御回路60としては、点灯管
(グロー・スイッチ)と安定器(チョーク・コイル)と
を用いた通常の蛍光ランプのものと同じまたは同様のも
のが使用でき、同一ワットならば蛍光ランプの点灯管と
安定器をそのまま使用できる。また70は蓋10が閉じ
た状態か否か、蓋10が便座20の上に搭載されている
か否かを検知してその検知信号を点灯制御回路60に出
力する蓋10の底に固定されたマイクロ・スイッチ、光
電センサーなどからなる周知の感圧センサーである。
【00024】この実施例の便座の蓋10では、図3、
図4に示すように紫外線導光性の成形体10としてその
後方の入射部10cの厚みを大きくし、その前方端部1
0dに向かうに従ってその厚みを順次小さくしたテーパ
ー(taper)構造を用いているので、成形体10の
後方の入射部10cから前方端部10dに向かうに従っ
て、紫外線47を成形体10の裏面(出射部)10bか
ら少しずつ徐々に平均して出射させることができるの
で、成形体10即ち便座の蓋10の裏面に位置20する
便座の表面20aの全面を紫外線47の照射によりほぼ
均一に殺菌消毒することができる。
図4に示すように紫外線導光性の成形体10としてその
後方の入射部10cの厚みを大きくし、その前方端部1
0dに向かうに従ってその厚みを順次小さくしたテーパ
ー(taper)構造を用いているので、成形体10の
後方の入射部10cから前方端部10dに向かうに従っ
て、紫外線47を成形体10の裏面(出射部)10bか
ら少しずつ徐々に平均して出射させることができるの
で、成形体10即ち便座の蓋10の裏面に位置20する
便座の表面20aの全面を紫外線47の照射によりほぼ
均一に殺菌消毒することができる。
【00024】上記の便座の蓋10である紫外線導光性
の成形体10は、例えば上記石英ガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、ポリカーボネート、ふっ素系樹脂などの粉末状、
ペレット状の紫外線透過性成形材料を加熱溶融し、上記
図に示す便座の形状と対応した型を用いて成形加工する
ことにより上記図に示す便座の蓋の形状に加工すること
ができる。または上記の便座の蓋10の紫外線導光性の
成形体10は、上記石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ポ
リカーボネートなどの板状の紫外線透過性材料を機械加
工、炭酸ガス・レーザー加工などにより切断、切削、研
磨することにより図に示す便座の蓋の形状に加工するこ
とができる。なお、この実施例において紫外線導光性成
形体の蓋10を図3、図4に示すように必ずしもテーパ
ー状にする必要がないことは勿論であり、成形体10の
後方端部すなわち入射部10cと前方端部10dの厚さ
をほぼ等しくしても良い。この場合には蓋10の裏面1
0bからでる紫外線47の出射量が場所によって均一に
はならないが、この場合でも後方の入射部10cから前
方端部10dに向かうに従って、紫外線47は蓋の裏面
10b(出射部)から少しずつ徐々に出射させることが
できるので、便座20の表面20aの全面を紫外線47
の照射により殺菌消毒することができる。
の成形体10は、例えば上記石英ガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、ポリカーボネート、ふっ素系樹脂などの粉末状、
ペレット状の紫外線透過性成形材料を加熱溶融し、上記
図に示す便座の形状と対応した型を用いて成形加工する
ことにより上記図に示す便座の蓋の形状に加工すること
ができる。または上記の便座の蓋10の紫外線導光性の
成形体10は、上記石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ポ
リカーボネートなどの板状の紫外線透過性材料を機械加
工、炭酸ガス・レーザー加工などにより切断、切削、研
磨することにより図に示す便座の蓋の形状に加工するこ
とができる。なお、この実施例において紫外線導光性成
形体の蓋10を図3、図4に示すように必ずしもテーパ
ー状にする必要がないことは勿論であり、成形体10の
後方端部すなわち入射部10cと前方端部10dの厚さ
をほぼ等しくしても良い。この場合には蓋10の裏面1
0bからでる紫外線47の出射量が場所によって均一に
はならないが、この場合でも後方の入射部10cから前
方端部10dに向かうに従って、紫外線47は蓋の裏面
10b(出射部)から少しずつ徐々に出射させることが
できるので、便座20の表面20aの全面を紫外線47
の照射により殺菌消毒することができる。
【00025】紫外線光源40から放射される波長26
0nm付近の紫外線は、大きな殺菌効果があるが、一方
その強度が大きな場合には肉眼に害を与える恐れがあ
る。従って蓋10が紫外線透過性の成形体からなる場合
には、蓋10の表面10aからも紫外線が漏れ出ていく
ので便座の蓋10が開状態および閉状態の両方の状態で
紫外線が直接肉眼に入らないようにする必要がある。例
えば飛行機のトイレ室内などドア・スイッチ付きのほぼ
密閉された空間内のトイレでは、人がトイレ内に入って
いなく、室内がベイカントの状態で蓋10が閉じている
場合に蓋10の裏面10bからの紫外線により便座の表
面20aと便器54内を殺菌すると共に、蓋10の表面
10aからの紫外線によりトイレ内の室内の全空間を殺
菌することが出来る。この場合次の人がトイレ内に入る
ときにドア・スイッチが動作して照明用電灯が点灯する
と同時に、ドア・スイッチの出力信号と点灯制御回路8
2とを連動させることより紫外線光源40を消灯状態に
するようにすれば、人間の目に紫外線が入ることがなく
安全である。次に人がトイレ内に入っていなく、室内が
ベイカントの状態で蓋10が開いていて、かつ便座20
が聞いている場合に、蓋10の裏面10bからの紫外線
により便座の表面20aと便器54内を殺菌すると共
に、蓋10の裏面10bからの紫外線によりトイレ内の
室内の全空間を殺菌することが出来る。この場合にも吹
の人がトイレ内に入るときにドア・スイッチが動作して
照明用電灯が点灯すると同時に、ドア・スイッチの出力
信号と点灯制御回路82とを連動させることより紫外線
光源40を消灯状態にするようにすれば、人間の目に紫
外線が入ることがなく安全である。次に人がトイレ内に
入っていなく、室内がベイカントの状態で蓋10が開い
ていて、かつ便座20が開いている場合に、蓋10の裏
面10bからの紫外線により便座の表面20aと便器5
4内を殺菌すると共に、蓋10の裏面10bからの紫外
線によりトイレ内の室内の全空間を殺菌することが出来
る。この場合にも次の人がトイレ内に入るときにドア・
スイッチが動作して照明用電灯が点灯すると同時に、ド
ア・スイッチの出力信号と点灯制御回路82とを連動さ
せることより紫外線光源40を消灯状態にするようにす
れば、人間の目に紫外線が入ることがなく安全である。
更に人がトイレ内に入っていなく、室内が空(ベイカン
ト)の状態で蓋10が開いていて、かつ便座20が閉じ
ている場合に、蓋10の表面10aと裏面10bからの
紫外線により、便座の表面20aと便器54とを含むト
イレ内の室内の全空間を殺菌することが出来る。この場
合にも次の人がトイレ内に入るときにドア・スイッチが
動作して照明用電灯が点灯すると同時に、ドア・スイッ
チの出力信号と点灯制御回路82とを連動させることよ
り紫外線光源40を消灯状態にするようにすれば、人間
の目に紫外線が入ることがなく安全である。
0nm付近の紫外線は、大きな殺菌効果があるが、一方
その強度が大きな場合には肉眼に害を与える恐れがあ
る。従って蓋10が紫外線透過性の成形体からなる場合
には、蓋10の表面10aからも紫外線が漏れ出ていく
ので便座の蓋10が開状態および閉状態の両方の状態で
紫外線が直接肉眼に入らないようにする必要がある。例
えば飛行機のトイレ室内などドア・スイッチ付きのほぼ
密閉された空間内のトイレでは、人がトイレ内に入って
いなく、室内がベイカントの状態で蓋10が閉じている
場合に蓋10の裏面10bからの紫外線により便座の表
面20aと便器54内を殺菌すると共に、蓋10の表面
10aからの紫外線によりトイレ内の室内の全空間を殺
菌することが出来る。この場合次の人がトイレ内に入る
ときにドア・スイッチが動作して照明用電灯が点灯する
と同時に、ドア・スイッチの出力信号と点灯制御回路8
2とを連動させることより紫外線光源40を消灯状態に
するようにすれば、人間の目に紫外線が入ることがなく
安全である。次に人がトイレ内に入っていなく、室内が
ベイカントの状態で蓋10が開いていて、かつ便座20
が聞いている場合に、蓋10の裏面10bからの紫外線
により便座の表面20aと便器54内を殺菌すると共
に、蓋10の裏面10bからの紫外線によりトイレ内の
室内の全空間を殺菌することが出来る。この場合にも吹
の人がトイレ内に入るときにドア・スイッチが動作して
照明用電灯が点灯すると同時に、ドア・スイッチの出力
信号と点灯制御回路82とを連動させることより紫外線
光源40を消灯状態にするようにすれば、人間の目に紫
外線が入ることがなく安全である。次に人がトイレ内に
入っていなく、室内がベイカントの状態で蓋10が開い
ていて、かつ便座20が開いている場合に、蓋10の裏
面10bからの紫外線により便座の表面20aと便器5
4内を殺菌すると共に、蓋10の裏面10bからの紫外
線によりトイレ内の室内の全空間を殺菌することが出来
る。この場合にも次の人がトイレ内に入るときにドア・
スイッチが動作して照明用電灯が点灯すると同時に、ド
ア・スイッチの出力信号と点灯制御回路82とを連動さ
せることより紫外線光源40を消灯状態にするようにす
れば、人間の目に紫外線が入ることがなく安全である。
更に人がトイレ内に入っていなく、室内が空(ベイカン
ト)の状態で蓋10が開いていて、かつ便座20が閉じ
ている場合に、蓋10の表面10aと裏面10bからの
紫外線により、便座の表面20aと便器54とを含むト
イレ内の室内の全空間を殺菌することが出来る。この場
合にも次の人がトイレ内に入るときにドア・スイッチが
動作して照明用電灯が点灯すると同時に、ドア・スイッ
チの出力信号と点灯制御回路82とを連動させることよ
り紫外線光源40を消灯状態にするようにすれば、人間
の目に紫外線が入ることがなく安全である。
【00026】このようなドア・スイッチを設けていな
い場合、またはドア・スイッチと連動させていない場
合、通常は紫外線光源40を点灯して便座20の表面2
0aおよび便器50の内部54を殺菌中であり、人体か
ら放射される赤外線を検知する例えば焦電効果(pil
o electric effect)型の赤外線セン
サー72により人体の接近を検知し、この検知信号を点
灯制御回路82に出力し、紫外線光源40を消灯させて
人間の目に紫外線が入るのを防ぐことが出来る。便座1
00の表面102から出射する紫外線31を直視するの
を避けることができる。人体が上記赤外線センサーフ2
から十分な距離だけ遠ざかると、点灯制御回路82を動
作させ、初期の状態に戻し再び紫外線光源20を所定時
間点灯し便座20の表面20aおよび便器50の内部5
4を殺菌する。
い場合、またはドア・スイッチと連動させていない場
合、通常は紫外線光源40を点灯して便座20の表面2
0aおよび便器50の内部54を殺菌中であり、人体か
ら放射される赤外線を検知する例えば焦電効果(pil
o electric effect)型の赤外線セン
サー72により人体の接近を検知し、この検知信号を点
灯制御回路82に出力し、紫外線光源40を消灯させて
人間の目に紫外線が入るのを防ぐことが出来る。便座1
00の表面102から出射する紫外線31を直視するの
を避けることができる。人体が上記赤外線センサーフ2
から十分な距離だけ遠ざかると、点灯制御回路82を動
作させ、初期の状態に戻し再び紫外線光源20を所定時
間点灯し便座20の表面20aおよび便器50の内部5
4を殺菌する。
【00027】紫外線透過性の蓋10表面10aに蒸着
(evaporating)、スパッタリング(spu
ttering)などにより形成したアルミニューム
(Al)、ニッケル(Ni)などの紫外線の反射層を設
けることができる。この場合には紫外線は蓋10の表面
10aからは放射されず、蓋10の裏面10bからのみ
効率良く出射することになる。この場合には蓋10が閉
じている場合には紫外線が肉眼に入るのを防ぐことがで
きる。紫外線光源40が常時点灯している場合でも、蓋
10が開いていることを感圧センサー70により検知し
て、その検知信号を点灯制御回路21に出力することに
より、紫外線光源20を消灯させることができる。従っ
て蓋10の開閉状態にかかわらず紫外線が肉眼に入るの
を防ぐことができる。
(evaporating)、スパッタリング(spu
ttering)などにより形成したアルミニューム
(Al)、ニッケル(Ni)などの紫外線の反射層を設
けることができる。この場合には紫外線は蓋10の表面
10aからは放射されず、蓋10の裏面10bからのみ
効率良く出射することになる。この場合には蓋10が閉
じている場合には紫外線が肉眼に入るのを防ぐことがで
きる。紫外線光源40が常時点灯している場合でも、蓋
10が開いていることを感圧センサー70により検知し
て、その検知信号を点灯制御回路21に出力することに
より、紫外線光源20を消灯させることができる。従っ
て蓋10の開閉状態にかかわらず紫外線が肉眼に入るの
を防ぐことができる。
【00028】(第2実施例)この発明の第2実施例の
便座等の殺菌装置は、紫外線の導光材料を含む便座の蓋
と紫外線光源とを備え、紫外線光源から放射された紫外
線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋
の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫
外線を出射させように構成し、かつ便座の蓋の入射部に
紫外線導光性の光学フアイバー・ケーブルの一端を直結
または近接させると共に、かつ上記光フアイバー・ケー
ブルの他端を任意の個所に配置した紫外線光源と光結合
させ、紫外線を便座の表面と便器の内部とに照射できる
ようにしたものである。この発明の第2の実施例を図
5、図6、図7および図8を参照して説明する。図5は
第2の実施例の側面図、図6は第2の実施例の正面図、
図7は図5のA−A線に沿って切断した概略的な断面を
示す分解組立図、図8は図5のB−B線に沿って切断し
た楓略的な断面を示す分解組立図である。この発明の第
2実施例を説明する図5、図6、図7および図8におい
て、この発明の第1実施例を説明した図1、図2、図3
および図4と同一の教材には同一の符号を付けている。
従ってここでは第1実施例と同一部分の説明は重複を避
けるために出来るだけ省略し、特に第1実施例と異なる
箇所を説明する。図5、図6、図7および図8におい
て、本発明の第2実施例の便座等の殺菌装置は、閉じら
れた状態の紫外線導光性材料を含む紫外線導光性蓋10
と、直線状またはU字状の低圧水銀ランプ等の紫外線を
放射する紫外線光源40と、紫外線導光性の複数の光フ
アイバーを束ねた自由に曲げることができるフレキシブ
ルな紫外線導光性の光フアイバー・ケーブル(光フアイ
バー束)90とからなる。紫外線導光性蓋10は、第1
実施例のものと同じ材料と同じ構造のもので、蓋10の
後方の端面に設けられた紫外線の入射部10cと、蓋1
0の裏面である紫外線の出射部10bと、蓋10の表面
10aと、蓋10の前方の端部10dとを含む。紫外線
光源40は例えば反射鏡43、集光レンズ41と共にラ
ンプ・ハウス42内に収納されて、蓋10の配置箇所に
依存しない蓋10と離れた任意な箇所に配置される。紫
外線導光性の光フアイバー・ケーブル90はその一方の
端末90aがランプ・ハウス42の紫外線出射部と対応
して配置され、その他方の端末90bが蓋10の後方の
端面に設けられた紫外線の入射部10cと対応し、紫外
線の入射部10cと近接、密接、または埋設して配置さ
れる。
便座等の殺菌装置は、紫外線の導光材料を含む便座の蓋
と紫外線光源とを備え、紫外線光源から放射された紫外
線を蓋の少なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋
の他端へ伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫
外線を出射させように構成し、かつ便座の蓋の入射部に
紫外線導光性の光学フアイバー・ケーブルの一端を直結
または近接させると共に、かつ上記光フアイバー・ケー
ブルの他端を任意の個所に配置した紫外線光源と光結合
させ、紫外線を便座の表面と便器の内部とに照射できる
ようにしたものである。この発明の第2の実施例を図
5、図6、図7および図8を参照して説明する。図5は
第2の実施例の側面図、図6は第2の実施例の正面図、
図7は図5のA−A線に沿って切断した概略的な断面を
示す分解組立図、図8は図5のB−B線に沿って切断し
た楓略的な断面を示す分解組立図である。この発明の第
2実施例を説明する図5、図6、図7および図8におい
て、この発明の第1実施例を説明した図1、図2、図3
および図4と同一の教材には同一の符号を付けている。
従ってここでは第1実施例と同一部分の説明は重複を避
けるために出来るだけ省略し、特に第1実施例と異なる
箇所を説明する。図5、図6、図7および図8におい
て、本発明の第2実施例の便座等の殺菌装置は、閉じら
れた状態の紫外線導光性材料を含む紫外線導光性蓋10
と、直線状またはU字状の低圧水銀ランプ等の紫外線を
放射する紫外線光源40と、紫外線導光性の複数の光フ
アイバーを束ねた自由に曲げることができるフレキシブ
ルな紫外線導光性の光フアイバー・ケーブル(光フアイ
バー束)90とからなる。紫外線導光性蓋10は、第1
実施例のものと同じ材料と同じ構造のもので、蓋10の
後方の端面に設けられた紫外線の入射部10cと、蓋1
0の裏面である紫外線の出射部10bと、蓋10の表面
10aと、蓋10の前方の端部10dとを含む。紫外線
光源40は例えば反射鏡43、集光レンズ41と共にラ
ンプ・ハウス42内に収納されて、蓋10の配置箇所に
依存しない蓋10と離れた任意な箇所に配置される。紫
外線導光性の光フアイバー・ケーブル90はその一方の
端末90aがランプ・ハウス42の紫外線出射部と対応
して配置され、その他方の端末90bが蓋10の後方の
端面に設けられた紫外線の入射部10cと対応し、紫外
線の入射部10cと近接、密接、または埋設して配置さ
れる。
【00029】この第2実施例では互いに隔離された蓋
10cとランプ・ハウス42との間に光フアイバー・ケ
ーブル90を介在させているので例えば次に例示する各
種の利点が生じる。即ち紫外線光源40を収納したラン
プ・ハウス42、電源部80、点灯制御回路部82を水
の影響を受けない任意な箇所に配置することが出来るの
で漏電の心配をなくすことができる。これはトイレの様
な水周りのスペースに配置する電気機器(ここでは紫外
線光源40を収納したランプ・ハウス42、電源部8
0、点灯制御回路部82)でも、水周りのスペースに設
置されている照明器具程度の防水性を考慮すれば良いこ
とを意味する。
10cとランプ・ハウス42との間に光フアイバー・ケ
ーブル90を介在させているので例えば次に例示する各
種の利点が生じる。即ち紫外線光源40を収納したラン
プ・ハウス42、電源部80、点灯制御回路部82を水
の影響を受けない任意な箇所に配置することが出来るの
で漏電の心配をなくすことができる。これはトイレの様
な水周りのスペースに配置する電気機器(ここでは紫外
線光源40を収納したランプ・ハウス42、電源部8
0、点灯制御回路部82)でも、水周りのスペースに設
置されている照明器具程度の防水性を考慮すれば良いこ
とを意味する。
【00030】上記紫外線導光性のある光フアイバー・
ケーブル90の紫外線導光性の光学材料、即ちコア(c
ore:芯)およびクラッド(clad:鞘、被覆材)
としては、高純度溶融石英、サフアイア、第1実施例で
述べたホウケイ酸ガラスなどの無機光学材料、ジメチル
・シリコーン(dimethl silicone)な
どのシリコーン系樹脂(silicone base
plastics orresin)、ポリカーボネー
ト(polycarbonate)樹脂、フッ化炭素系
(carbon fluoride base)樹脂な
どの有機光学材料を用いることができる。なお上記材料
の内でコア部材としては比較的に屈折率の高いものを用
い、クラッド部材として比較的に屈折率の低いものを組
み合わせて用いる必要があるのは当然のことである。
ケーブル90の紫外線導光性の光学材料、即ちコア(c
ore:芯)およびクラッド(clad:鞘、被覆材)
としては、高純度溶融石英、サフアイア、第1実施例で
述べたホウケイ酸ガラスなどの無機光学材料、ジメチル
・シリコーン(dimethl silicone)な
どのシリコーン系樹脂(silicone base
plastics orresin)、ポリカーボネー
ト(polycarbonate)樹脂、フッ化炭素系
(carbon fluoride base)樹脂な
どの有機光学材料を用いることができる。なお上記材料
の内でコア部材としては比較的に屈折率の高いものを用
い、クラッド部材として比較的に屈折率の低いものを組
み合わせて用いる必要があるのは当然のことである。
【00031】また上記紫外線域の光フアイバー、光フ
アイバー・ケーブル90は、世界の多数の一流電線メー
カーから入手可能である。例えば三菱電線工業株式会社
(MITSUBISHI CABLE INDUSTR
IES,LTD)から市販されている紫外線用光フアイ
バー(波長0.26micron meterにおける
減衰量:6dB/10meterまたはそれ以下)を用
いることができる。
アイバー・ケーブル90は、世界の多数の一流電線メー
カーから入手可能である。例えば三菱電線工業株式会社
(MITSUBISHI CABLE INDUSTR
IES,LTD)から市販されている紫外線用光フアイ
バー(波長0.26micron meterにおける
減衰量:6dB/10meterまたはそれ以下)を用
いることができる。
【00032】既に説明した本発明の第1実施例と第2
実施例とでは、紫外線導光性を含む便座の蓋10は紫外
線導光性材料の成形体からなるが、その代わりに、図1
1乃至図19に示すような各種の材料または各種の構造
の紫外線導光性を含む各種の便座の蓋を用いることがで
きる。図9は、図11乃至図19に示す各種の他の実施
例に共通な紫外線導光性の蓋10の斜視図であり、図1
1乃至図19は図9の蓋のC−C線に沿って切断した模
式的な断面図である。
実施例とでは、紫外線導光性を含む便座の蓋10は紫外
線導光性材料の成形体からなるが、その代わりに、図1
1乃至図19に示すような各種の材料または各種の構造
の紫外線導光性を含む各種の便座の蓋を用いることがで
きる。図9は、図11乃至図19に示す各種の他の実施
例に共通な紫外線導光性の蓋10の斜視図であり、図1
1乃至図19は図9の蓋のC−C線に沿って切断した模
式的な断面図である。
【00033】図9において、紫外線導光性の蓋10
は、裏面10aと表面10bと後方端末面10cと前方
端末部10dと側面10eとを含む。後方端末面10c
は紫外線の入射部となり、蓋10の裏面10bは紫外線
の出射部となる。後方端末面10cと対応した箇所に、
紫外線光源40が配置されている。または後方端末面1
0cと対応した箇所に、紫外線導光性の光ファイバー9
0の紫外線の出射部90b(他方の端末部)が配置され
ている。光ファイバー90の一方の端末部90aが、紫
外線光源40と集光レンズ41と反射鏡43を収納し
た、ランプ・ハウス42の紫外線の出射部と対応した位
置に配置されている。
は、裏面10aと表面10bと後方端末面10cと前方
端末部10dと側面10eとを含む。後方端末面10c
は紫外線の入射部となり、蓋10の裏面10bは紫外線
の出射部となる。後方端末面10cと対応した箇所に、
紫外線光源40が配置されている。または後方端末面1
0cと対応した箇所に、紫外線導光性の光ファイバー9
0の紫外線の出射部90b(他方の端末部)が配置され
ている。光ファイバー90の一方の端末部90aが、紫
外線光源40と集光レンズ41と反射鏡43を収納し
た、ランプ・ハウス42の紫外線の出射部と対応した位
置に配置されている。
【00034】(第3実施例)図10において、この実
施例の紫外線導光性の蓋100は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料102と、逆のテーパー状の低屈
折率の紫外線導光性材料104とからなる。高屈折率の
紫外線導光性材料102は紫外線入射部となる後方端末
面102cと紫外線の出射部となる裏画102bと表面
102aと前方端末面102dとからなる。後方端末面
102cから入射した紫外線は紫外線導光性材料102
内部を全反射を繰り返して前方端末面102dに向かっ
て伝送され、その途中で紫外線は少しずつ紫外線導光性
材料102の裏面102bから漏れ出て下方に向けて出
射し便座の表面と便器の内部を殺菌する。
施例の紫外線導光性の蓋100は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料102と、逆のテーパー状の低屈
折率の紫外線導光性材料104とからなる。高屈折率の
紫外線導光性材料102は紫外線入射部となる後方端末
面102cと紫外線の出射部となる裏画102bと表面
102aと前方端末面102dとからなる。後方端末面
102cから入射した紫外線は紫外線導光性材料102
内部を全反射を繰り返して前方端末面102dに向かっ
て伝送され、その途中で紫外線は少しずつ紫外線導光性
材料102の裏面102bから漏れ出て下方に向けて出
射し便座の表面と便器の内部を殺菌する。
【00035】(第4実施例)図11において、この実
施例の紫外線導光性の蓋110は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料112と、逆のテーパー状の低屈
折率の紫外線導光性材料114と紫外線導光性材料11
4の表面に設けられた紫外線の反射層116とからな
る。高屈折率の紫外線導光性材料112は、紫外線入射
部となる後方端末面112cと紫外線の出射部となる裏
面112bと表画112aと前方端末面112dとから
なる。後方端末面112cから入射した紫外線は紫外線
導光性材料112内部を全反射を繰り返して前方端末面
112dに向かって伝搬され、その途中で紫外線は少し
ずつ紫外線導光性材料112の裏面112aから漏れ出
て下方に向けて出射し、便座の表面と便器の内部を殺菌
する。この実施例では紫外線の反射層116があるので
紫外線が上に向かって漏れるのを防ぎ、ほとんどの紫外
線を下方に向けて効率良く出射させることができる。
施例の紫外線導光性の蓋110は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料112と、逆のテーパー状の低屈
折率の紫外線導光性材料114と紫外線導光性材料11
4の表面に設けられた紫外線の反射層116とからな
る。高屈折率の紫外線導光性材料112は、紫外線入射
部となる後方端末面112cと紫外線の出射部となる裏
面112bと表画112aと前方端末面112dとから
なる。後方端末面112cから入射した紫外線は紫外線
導光性材料112内部を全反射を繰り返して前方端末面
112dに向かって伝搬され、その途中で紫外線は少し
ずつ紫外線導光性材料112の裏面112aから漏れ出
て下方に向けて出射し、便座の表面と便器の内部を殺菌
する。この実施例では紫外線の反射層116があるので
紫外線が上に向かって漏れるのを防ぎ、ほとんどの紫外
線を下方に向けて効率良く出射させることができる。
【00036】(第5実施例)図12において、この実
施例の紫外線導光性の蓋120は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料122と、逆のテーパー状の任意
の材料124と紫外線導光性材料122と材料124と
の間に設けられた多数の紫外線の反射性粒子を混入させ
た反射性接着剤層126とからなる。高屈折率の紫外線
導光性材料122は、紫外線入射部となる後方端末面1
22cと紫外線の出射部となる裏面122bと表面12
2aと前方端末面122dとからなる。後方端末面12
2cから入射した紫外線は紫外線導光性材料122内部
を全反射を繰り返して前方端末面122dに向かって伝
送され、その途中で紫外線は少しずつ紫外線導光性材料
122の裏面122aから漏れ出て下方に向けて出射
し、便座の表面と便器の内部を殺菌する。この実施例で
は反射性接着剤層126があるので紫外線が上に向かっ
て漏れるのを防ぎ、ほとんどの紫外線を下方に向けて効
率良く出射させることができる。
施例の紫外線導光性の蓋120は、テーパー状の高屈折
率の紫外線導光性材料122と、逆のテーパー状の任意
の材料124と紫外線導光性材料122と材料124と
の間に設けられた多数の紫外線の反射性粒子を混入させ
た反射性接着剤層126とからなる。高屈折率の紫外線
導光性材料122は、紫外線入射部となる後方端末面1
22cと紫外線の出射部となる裏面122bと表面12
2aと前方端末面122dとからなる。後方端末面12
2cから入射した紫外線は紫外線導光性材料122内部
を全反射を繰り返して前方端末面122dに向かって伝
送され、その途中で紫外線は少しずつ紫外線導光性材料
122の裏面122aから漏れ出て下方に向けて出射
し、便座の表面と便器の内部を殺菌する。この実施例で
は反射性接着剤層126があるので紫外線が上に向かっ
て漏れるのを防ぎ、ほとんどの紫外線を下方に向けて効
率良く出射させることができる。
【00037】(第6実施例)図13において、この実
施例の紫外線導光性の蓋130は、紫外線導光性の底板
132と、その内面134aを紫外線反射性とした頂板
134と、頂板134と底板132との間に紫外線を導
光する空間136とからなる。また、頂板134と底板
132との間の対接面138は有機または無機の接着剤
などにより接合され互いに一体化している。この実施例
の外線導光性の蓋130では、蓋130の後方の入射部
134cから前方端部134dに向かうに従って紫外線
導光性の底板132の表面(出射部)132bから少し
ずつ徐々に、紫外線を出射させることができるので、底
板132即ち便座の表面の全面および便器内部を紫外線
の照射によりほぼ均一に殺菌消毒することができるる。
施例の紫外線導光性の蓋130は、紫外線導光性の底板
132と、その内面134aを紫外線反射性とした頂板
134と、頂板134と底板132との間に紫外線を導
光する空間136とからなる。また、頂板134と底板
132との間の対接面138は有機または無機の接着剤
などにより接合され互いに一体化している。この実施例
の外線導光性の蓋130では、蓋130の後方の入射部
134cから前方端部134dに向かうに従って紫外線
導光性の底板132の表面(出射部)132bから少し
ずつ徐々に、紫外線を出射させることができるので、底
板132即ち便座の表面の全面および便器内部を紫外線
の照射によりほぼ均一に殺菌消毒することができるる。
【00038】(第7実施例)図14において、この実
施例の紫外線導光性の蓋140は、裏面の複数の個所を
粗面とした光散乱性裏面142b2と平滑裏面142b
1とを交互に持ち、石英などからなる紫外線導光性の成
形体142と、成形体142の表面に形成されたシリコ
ーン樹脂などからなり紫外線に劣化しない耐紫外線性の
紫外線透過層144とからなる。この実施例の紫外線導
光性の蓋140では、図14に示すように紫外線導光性
の成形体142の厚みをほぼー定にし、成形体142の
表面を交互に粗面142b2と平滑面142b1とにし
てある。 従って成形体142の後方端面の入射部14
2cから内部に導入された紫外線(入射光線)は、光フ
アイバーの原理に従い、コアである成形体142中を閉
じ込められて内部全反射を繰り返しながら伝搬して成形
体142の前方端部142dに達する。そして成形体1
42の後方の入射部142cから前方端部142dに向
かうに従って、紫外線は成形体142の裏面の複数の粗
面142b2から紫外線透過層144を経由して外部へ
少しずつ徐々に均一に出射させることができる。従って
便座の表面の全面および便器の内部を紫外線の照射によ
りほぼ均一に殺菌消毒することができる。
施例の紫外線導光性の蓋140は、裏面の複数の個所を
粗面とした光散乱性裏面142b2と平滑裏面142b
1とを交互に持ち、石英などからなる紫外線導光性の成
形体142と、成形体142の表面に形成されたシリコ
ーン樹脂などからなり紫外線に劣化しない耐紫外線性の
紫外線透過層144とからなる。この実施例の紫外線導
光性の蓋140では、図14に示すように紫外線導光性
の成形体142の厚みをほぼー定にし、成形体142の
表面を交互に粗面142b2と平滑面142b1とにし
てある。 従って成形体142の後方端面の入射部14
2cから内部に導入された紫外線(入射光線)は、光フ
アイバーの原理に従い、コアである成形体142中を閉
じ込められて内部全反射を繰り返しながら伝搬して成形
体142の前方端部142dに達する。そして成形体1
42の後方の入射部142cから前方端部142dに向
かうに従って、紫外線は成形体142の裏面の複数の粗
面142b2から紫外線透過層144を経由して外部へ
少しずつ徐々に均一に出射させることができる。従って
便座の表面の全面および便器の内部を紫外線の照射によ
りほぼ均一に殺菌消毒することができる。
【00039】(第8実施例)図15において、この実
施例の紫外線導光性の蓋150は、紫外線導光性の成形
体152の裏面152bの全面を祖面として光散乱面と
し、かつ成形体152の表面に紫外線反射層156を設
けたものである。この場合には紫外線導光性の蓋150
の裏面152bからでる紫外線の出射量が場所によって
均一にはならないが、この場合でも成形体152の後方
の入射部152cから前方端部142dに向かうに従っ
て、紫外線は成形体152の全光散乱表面(出射部)1
52bから少しずつ徐々に出射させることができるの
で、便座20の表面20aの全面と便器の内部とを紫外
線の照射により殺菌消毒することができる。
施例の紫外線導光性の蓋150は、紫外線導光性の成形
体152の裏面152bの全面を祖面として光散乱面と
し、かつ成形体152の表面に紫外線反射層156を設
けたものである。この場合には紫外線導光性の蓋150
の裏面152bからでる紫外線の出射量が場所によって
均一にはならないが、この場合でも成形体152の後方
の入射部152cから前方端部142dに向かうに従っ
て、紫外線は成形体152の全光散乱表面(出射部)1
52bから少しずつ徐々に出射させることができるの
で、便座20の表面20aの全面と便器の内部とを紫外
線の照射により殺菌消毒することができる。
【00040】(第9実施例)図16において、この実
施例の紫外線導光性の蓋160は、紫外線導光性の頂板
164と底板166と両者164、166の間の空間1
67に設けた異なる長さの複数の紫外線導光性の光フア
イバー162と両者164、166を固定するスペーサ
ー168とから構成される。複数の光フアイバー162
の一端162cは、全て便座の蓋160(図では10)
の後方端末162c(図では10c)で終端され、複数
の光フアイバー162の他端162d即ち自由端はそれ
ぞれ異なる個所で終端している。なお複数の光フアイバ
ー162の複数の他端、即ち自由端162dは、図では
それぞれ異なる位置で規則的に終端しているが、出射光
線の均一性と製造コストの点から不規則的にランダムに
終端しても良い。また頂板164の外面に紫外線反射層
を設けても良い。また上記複数の光フアイバー162の
複数の自由端162dを固定するために、頂板164と
底板166との間の空間167にシリコーン樹脂などの
紫外線導光性樹脂を充填するのが望ましい。光フアイバ
ー162は、周知のように石英などの紫外線導光性の高
屈折率のコアとコアを被覆する低屈折率のクラッドとか
らなり、紫外線導光性の蓋160の一端面、即ち光フア
イバー162の一端面162cから入射した紫外線は内
部全反射を繰り返しながら光フアイバー162の他端1
62dへ伝搬され、他端162から出射して出射光線と
なる。複数の光フアイバー162の長さを異ならしてあ
るので、複数の光フアイバーの他端162dの位置即ち
紫外線が出射する個所がそれぞれ異なる。従って蓋16
0の下方から、即ち底板166の実質的に全面から紫外
線が出射することになり、便座20の表面20aの全面
と便器の内部とを紫外線の照射により殺菌消毒すること
ができる。
施例の紫外線導光性の蓋160は、紫外線導光性の頂板
164と底板166と両者164、166の間の空間1
67に設けた異なる長さの複数の紫外線導光性の光フア
イバー162と両者164、166を固定するスペーサ
ー168とから構成される。複数の光フアイバー162
の一端162cは、全て便座の蓋160(図では10)
の後方端末162c(図では10c)で終端され、複数
の光フアイバー162の他端162d即ち自由端はそれ
ぞれ異なる個所で終端している。なお複数の光フアイバ
ー162の複数の他端、即ち自由端162dは、図では
それぞれ異なる位置で規則的に終端しているが、出射光
線の均一性と製造コストの点から不規則的にランダムに
終端しても良い。また頂板164の外面に紫外線反射層
を設けても良い。また上記複数の光フアイバー162の
複数の自由端162dを固定するために、頂板164と
底板166との間の空間167にシリコーン樹脂などの
紫外線導光性樹脂を充填するのが望ましい。光フアイバ
ー162は、周知のように石英などの紫外線導光性の高
屈折率のコアとコアを被覆する低屈折率のクラッドとか
らなり、紫外線導光性の蓋160の一端面、即ち光フア
イバー162の一端面162cから入射した紫外線は内
部全反射を繰り返しながら光フアイバー162の他端1
62dへ伝搬され、他端162から出射して出射光線と
なる。複数の光フアイバー162の長さを異ならしてあ
るので、複数の光フアイバーの他端162dの位置即ち
紫外線が出射する個所がそれぞれ異なる。従って蓋16
0の下方から、即ち底板166の実質的に全面から紫外
線が出射することになり、便座20の表面20aの全面
と便器の内部とを紫外線の照射により殺菌消毒すること
ができる。
【00041】(第10実施例)図17において、この
実施例の紫外線導光性の蓋170は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー172を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体174内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー174の一端174cは、全て便座の蓋170(図9
では10)の後方端末172c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー172の他端172d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で終端している。なお複数
の光フアイバー172の複数の他端、即ち自由端172
dは、図17ではそれぞれ異なる位置で規則的に終端し
ているが、出射光線の均−性と製造コストの点から不規
則的にランダムに終端しても良い。また樹脂成形体17
4の頂面に紫外線反射層を設けても良い。この実施例で
は図17に示すように複数の光フアイバー174は上か
ら下まで等間隔で平行に配置されている。従ってこの実
施例では複数の光フアイバー174の一端174c、紫
外線入射部の面積が比較的に大きくなっているので、図
9で紫外線光源40を蓋10(図17の170)の後方
端末面10c(図17の172c)の近くに設置する場
合に適する。
実施例の紫外線導光性の蓋170は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー172を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体174内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー174の一端174cは、全て便座の蓋170(図9
では10)の後方端末172c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー172の他端172d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で終端している。なお複数
の光フアイバー172の複数の他端、即ち自由端172
dは、図17ではそれぞれ異なる位置で規則的に終端し
ているが、出射光線の均−性と製造コストの点から不規
則的にランダムに終端しても良い。また樹脂成形体17
4の頂面に紫外線反射層を設けても良い。この実施例で
は図17に示すように複数の光フアイバー174は上か
ら下まで等間隔で平行に配置されている。従ってこの実
施例では複数の光フアイバー174の一端174c、紫
外線入射部の面積が比較的に大きくなっているので、図
9で紫外線光源40を蓋10(図17の170)の後方
端末面10c(図17の172c)の近くに設置する場
合に適する。
【00042】(第11実施例)図18において、この
実施例の紫外線導光性の蓋180は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー182を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体184内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー174の一端184cは、全て便座の蓋180(図9
では10)の後方端末182c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー182の他端182d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で下方向に放射状に広がっ
て終端している。なお複数の光フアイバー182の複数
の他端、即ち自由端182dは、図18ではそれぞれ異
なる位置で規則的に終端しているが、出射光線の均一性
と製造コストの点から不規則的にランダムに終端しても
良い。また樹脂成形体184の頂面に紫外線反射層を設
けても良い。この実施例では図18に示すように複数の
光フアイバー184は上から下まで等間隔で平行に配置
されている。従ってこの実施例では複数の光フアイバー
184の一端184c、紫外線入射部の面積が比較的に
大きくなっているので、図9において紫外線光源40を
蓋10(図18の180)の後方端末面10c(図18
の182c)の近くに設置する場合に適する。
実施例の紫外線導光性の蓋180は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー182を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体184内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー174の一端184cは、全て便座の蓋180(図9
では10)の後方端末182c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー182の他端182d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で下方向に放射状に広がっ
て終端している。なお複数の光フアイバー182の複数
の他端、即ち自由端182dは、図18ではそれぞれ異
なる位置で規則的に終端しているが、出射光線の均一性
と製造コストの点から不規則的にランダムに終端しても
良い。また樹脂成形体184の頂面に紫外線反射層を設
けても良い。この実施例では図18に示すように複数の
光フアイバー184は上から下まで等間隔で平行に配置
されている。従ってこの実施例では複数の光フアイバー
184の一端184c、紫外線入射部の面積が比較的に
大きくなっているので、図9において紫外線光源40を
蓋10(図18の180)の後方端末面10c(図18
の182c)の近くに設置する場合に適する。
【00043】(第12実施例)図19において、この
実施例の紫外線導光性の蓋190は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー192を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体194内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー194の一端194cは、全て便座の蓋190(図9
では10)の後方端末192c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー192の他端192d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で終端している。なお複数
の光フアイバー192の複数の他端、即ち自由端192
dは、図19ではそれぞれ異なる位置で規則的に終端し
ているが、出射光線の均一性と製造コストの点から不規
則的にランダムに終端しても良い。また樹脂成形体19
4の頂面に紫外線反射層を設けても良い。この実施例で
は図19に示すように複数の光フアイバー194はそれ
らの一端194cが、全て便座の蓋190(図9では1
0)の後方端末182c(図9では10c)で密集して
終端され、それらの他端192d即ち自由端はそれぞれ
異なる個所で上方向と下方向の両方向に放射状に広がっ
て終端している。従ってこの実施例では複数の光フアイ
バー174の一端174c即ち紫外線入射部の面積が比
較的に小さくなっているので、図9において光ファイバ
ー90の光出射面90bを光学的に結合する場合に適す
る。
実施例の紫外線導光性の蓋190は、異なる長さの複数
の紫外線導光性の光フアイバー192を型を用いてシリ
コーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導光性の樹脂成
形体194内に埋設したものである。複数の光フアイバ
ー194の一端194cは、全て便座の蓋190(図9
では10)の後方端末192c(図9では10c)で終
端され、複数の光フアイバー192の他端192d即ち
自由端はそれぞれ異なる個所で終端している。なお複数
の光フアイバー192の複数の他端、即ち自由端192
dは、図19ではそれぞれ異なる位置で規則的に終端し
ているが、出射光線の均一性と製造コストの点から不規
則的にランダムに終端しても良い。また樹脂成形体19
4の頂面に紫外線反射層を設けても良い。この実施例で
は図19に示すように複数の光フアイバー194はそれ
らの一端194cが、全て便座の蓋190(図9では1
0)の後方端末182c(図9では10c)で密集して
終端され、それらの他端192d即ち自由端はそれぞれ
異なる個所で上方向と下方向の両方向に放射状に広がっ
て終端している。従ってこの実施例では複数の光フアイ
バー174の一端174c即ち紫外線入射部の面積が比
較的に小さくなっているので、図9において光ファイバ
ー90の光出射面90bを光学的に結合する場合に適す
る。
【00044】(第13、14実施例)図20は第13
および14実施例を説明するための斜視図である。以上
の各種の実施例では、蓋10の後方端末面10cを紫外
線の入射部とした場合に付いて述べているが、紫外線光
源40を光フアイバー90を介在させて蓋1蓋10から
離れた任意の場所に配置する場合には、その後方端末面
10cの外に図20に示すように蓋の表面、側面または
裏面の部分を紫外線の入射部とすることができる。紫外
線導光性の蓋10は表面10aと裏面10bと後方端末
部10cと前方端末部10dと側面10eとを含む。第
13実施例において、光ファイバー90Aの一方の端末
90Aaは、紫外線光源40aとレンズ41aと反射鏡
43aとを収納したランプ・ハウス42aの紫外線の出
射部に配置され、光ファイバー90Aの他方の端末90
Abは、紫外線導光性の蓋10における後方端末部10
cに比較的に近い側面10eの一部分10e’に周知の
光ファイバー・コネクター等により固定されている。第
14実施例において、光ファイバー90Bの一方の端末
90Baは、紫外線光源40とレンズ41と反射鏡43
とを収納したランプ・ハウス42の紫外線の出射部に配
置され、光ファイバー90Bの他方の端末90Bbは、
紫外線導光性の蓋10における後方端末部10cに比較
的に近い表面10aの一部分10a’に周知の光ファイ
バー・コネクター等により固定されている。
および14実施例を説明するための斜視図である。以上
の各種の実施例では、蓋10の後方端末面10cを紫外
線の入射部とした場合に付いて述べているが、紫外線光
源40を光フアイバー90を介在させて蓋1蓋10から
離れた任意の場所に配置する場合には、その後方端末面
10cの外に図20に示すように蓋の表面、側面または
裏面の部分を紫外線の入射部とすることができる。紫外
線導光性の蓋10は表面10aと裏面10bと後方端末
部10cと前方端末部10dと側面10eとを含む。第
13実施例において、光ファイバー90Aの一方の端末
90Aaは、紫外線光源40aとレンズ41aと反射鏡
43aとを収納したランプ・ハウス42aの紫外線の出
射部に配置され、光ファイバー90Aの他方の端末90
Abは、紫外線導光性の蓋10における後方端末部10
cに比較的に近い側面10eの一部分10e’に周知の
光ファイバー・コネクター等により固定されている。第
14実施例において、光ファイバー90Bの一方の端末
90Baは、紫外線光源40とレンズ41と反射鏡43
とを収納したランプ・ハウス42の紫外線の出射部に配
置され、光ファイバー90Bの他方の端末90Bbは、
紫外線導光性の蓋10における後方端末部10cに比較
的に近い表面10aの一部分10a’に周知の光ファイ
バー・コネクター等により固定されている。
【00045】(第15実施例)図21は第15実施例
を説明するための概略的な平面図である。図21は複数
の個室をもつ不特定多数の人が利用する公衆トイレット
であり、複数組の壁W1、W1、・・・、Wnと複数の
ドアD1、D2、・・・Dnで囲まれた複数の個室R
1、R2、・・・Rn内に、それぞれ便器501、50
2、・・・50nと本発明の便座の蓋101、102、
・・・10nと便座が設備されている。比較的に大型の
ランプ・ハウス42内には一個の高出力の紫外線光源が
設けられている。このランプ・ハウス42から複数本の
紫外線透過性の光ファイバー901、902、・・・9
0nが出て、それらの端末はそれぞれの個室内の便座の
蓋201、202、・・・20nと光学的に接続されて
いる。以上の各種の実施例では、一個の蓋10に対して
一個の紫外線光源40を必要としているが、図21とそ
の説明から明らかなようにこの実施例では一個の紫外線
光源40に対して複数個の便座と便器を殺菌できる。
を説明するための概略的な平面図である。図21は複数
の個室をもつ不特定多数の人が利用する公衆トイレット
であり、複数組の壁W1、W1、・・・、Wnと複数の
ドアD1、D2、・・・Dnで囲まれた複数の個室R
1、R2、・・・Rn内に、それぞれ便器501、50
2、・・・50nと本発明の便座の蓋101、102、
・・・10nと便座が設備されている。比較的に大型の
ランプ・ハウス42内には一個の高出力の紫外線光源が
設けられている。このランプ・ハウス42から複数本の
紫外線透過性の光ファイバー901、902、・・・9
0nが出て、それらの端末はそれぞれの個室内の便座の
蓋201、202、・・・20nと光学的に接続されて
いる。以上の各種の実施例では、一個の蓋10に対して
一個の紫外線光源40を必要としているが、図21とそ
の説明から明らかなようにこの実施例では一個の紫外線
光源40に対して複数個の便座と便器を殺菌できる。
【00046】既に説明した各種の実施例におけて、蓋
の表面に光反射層を設けていない場合には、便座20と
その蓋10を閉じていて紫外線光源40を点灯して殺菌
しているときには、蓋10の表面20aからも紫外線が
放射して外部に漏れ出る。紫外線光源40から放射され
る波長260nm付近の紫外線は、大きな殺菌効果があ
るが、一方その強度が大きな場合には肉眼に害を与える
恐れがある。次に説明する本発明の第16実施例おより
第17実施例では、既に説明した各種の実施例における
便座の蓋の表面に、紫外線の照射によって発光する蛍光
体材料層を設けている。従って蓋の表面側から漏れ出た
紫外線は蛍光体材料を刺激して、蛍光体材料の種類に対
応して、任意の色の可視光線に変換されるので、人間の
目に紫外線が入ることがなく安全である。この蓋が光る
ことは殺菌中であることを知らせる表示器としての役目
をする。また蓋が光ることは電気装飾のように美しく装
飾性を持つ。さらに異なる色を発光する複数の蛍光体を
適切に選択し組み合わせて用いる場合には、蓋が発光す
る色を便座または便器の任意の色と同様な色又は調和の
とれた色にすることもでき、いわゆるファッション性を
持たせられる。
の表面に光反射層を設けていない場合には、便座20と
その蓋10を閉じていて紫外線光源40を点灯して殺菌
しているときには、蓋10の表面20aからも紫外線が
放射して外部に漏れ出る。紫外線光源40から放射され
る波長260nm付近の紫外線は、大きな殺菌効果があ
るが、一方その強度が大きな場合には肉眼に害を与える
恐れがある。次に説明する本発明の第16実施例おより
第17実施例では、既に説明した各種の実施例における
便座の蓋の表面に、紫外線の照射によって発光する蛍光
体材料層を設けている。従って蓋の表面側から漏れ出た
紫外線は蛍光体材料を刺激して、蛍光体材料の種類に対
応して、任意の色の可視光線に変換されるので、人間の
目に紫外線が入ることがなく安全である。この蓋が光る
ことは殺菌中であることを知らせる表示器としての役目
をする。また蓋が光ることは電気装飾のように美しく装
飾性を持つ。さらに異なる色を発光する複数の蛍光体を
適切に選択し組み合わせて用いる場合には、蓋が発光す
る色を便座または便器の任意の色と同様な色又は調和の
とれた色にすることもでき、いわゆるファッション性を
持たせられる。
【00047】(第16実施例)図22は本発明の第1
6実施例を説明するための概略的断面図である。図22
において、この実施例の紫外線導光性の蓋200は石英
などの紫外線導光性の無機ガラス、又はポリカーボネー
ト樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導
光性の合成樹脂からなる紫外線導光性の成形体201
と、その頂面即ち表面200a上に蛍光体材料からなる
多数の蛍光体粒子202bを無機ガラス又は合成樹脂の
紫外線導光性結合材202a内に混合して分散させた蛍
光体含有層202である。上記の蛍光体材料としては、
周知の蛍光ランプに用いられている多種の蛍光体を用い
ることができ、使用できる具体的な蛍光体材料として
は、例えば白色を発光するハロりん酸カルシューム(C
a halo−phosphate)、青色を発光する
タングステン酸マグネシューム(Mg tungsta
te)、緑色を発光するけい酸亜鉛 (Zn sili
cate)、オレンジ色を発光するりん酸カルシューム
(Ca silicate)などがあげられる。
6実施例を説明するための概略的断面図である。図22
において、この実施例の紫外線導光性の蓋200は石英
などの紫外線導光性の無機ガラス、又はポリカーボネー
ト樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線導
光性の合成樹脂からなる紫外線導光性の成形体201
と、その頂面即ち表面200a上に蛍光体材料からなる
多数の蛍光体粒子202bを無機ガラス又は合成樹脂の
紫外線導光性結合材202a内に混合して分散させた蛍
光体含有層202である。上記の蛍光体材料としては、
周知の蛍光ランプに用いられている多種の蛍光体を用い
ることができ、使用できる具体的な蛍光体材料として
は、例えば白色を発光するハロりん酸カルシューム(C
a halo−phosphate)、青色を発光する
タングステン酸マグネシューム(Mg tungsta
te)、緑色を発光するけい酸亜鉛 (Zn sili
cate)、オレンジ色を発光するりん酸カルシューム
(Ca silicate)などがあげられる。
【00048】従って紫外線導光性の成形体201の後
方の端末側面200cから入射した紫外線は紫外線導光
性の成形体200内を内部全反射を繰り返して成形体2
00の前方の端末側面200dへ伝搬して行くと共に、
その表面200aとその裏面200bから放射される。
その表面200aから放射された紫外線はその表面20
0a上に形成された蛍光体含有層202に含まれる蛍光
体粒子202bを刺激し可視光線を放射し発光する。ま
たその裏面200bから放射された紫外線は下方に進
み、便座の表面と便器内を殺菌する。
方の端末側面200cから入射した紫外線は紫外線導光
性の成形体200内を内部全反射を繰り返して成形体2
00の前方の端末側面200dへ伝搬して行くと共に、
その表面200aとその裏面200bから放射される。
その表面200aから放射された紫外線はその表面20
0a上に形成された蛍光体含有層202に含まれる蛍光
体粒子202bを刺激し可視光線を放射し発光する。ま
たその裏面200bから放射された紫外線は下方に進
み、便座の表面と便器内を殺菌する。
【00049】(第17実施例)図23は本発明の第1
7実施例を説明するための概略的断面図である。図23
において、この実施例の紫外線導光性の蓋210は、石
英などの紫外線導光性の無機ガラス、又はポリカーボネ
ート樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線
導光性の合成樹脂からなる紫外線導光性の成形体211
と、その頂面即ち表面220a上に上記蛍光体材料を真
空蒸着、またはスパッタリングした蛍光体材料からなる
蛍光体薄膜層212からなる。従って紫外線導光性の成
形体220の後方の端末側面220cから入射した紫外
線は紫外線導光性の成形体220内を内部全反射を繰り
返して成形体220の前方の端末側面220dへ伝搬し
て行くと共に、その表面220aとその裏面220bか
ら放射される。その表面220aから放射された紫外線
はその表面220a上に形成された蛍光体薄膜層212
を刺激し可視光線を放射し発光する。またその裏面22
0bから放射された紫外線は下方に進み、便座の表面と
便器内を殺菌する。
7実施例を説明するための概略的断面図である。図23
において、この実施例の紫外線導光性の蓋210は、石
英などの紫外線導光性の無機ガラス、又はポリカーボネ
ート樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂などの紫外線
導光性の合成樹脂からなる紫外線導光性の成形体211
と、その頂面即ち表面220a上に上記蛍光体材料を真
空蒸着、またはスパッタリングした蛍光体材料からなる
蛍光体薄膜層212からなる。従って紫外線導光性の成
形体220の後方の端末側面220cから入射した紫外
線は紫外線導光性の成形体220内を内部全反射を繰り
返して成形体220の前方の端末側面220dへ伝搬し
て行くと共に、その表面220aとその裏面220bか
ら放射される。その表面220aから放射された紫外線
はその表面220a上に形成された蛍光体薄膜層212
を刺激し可視光線を放射し発光する。またその裏面22
0bから放射された紫外線は下方に進み、便座の表面と
便器内を殺菌する。
【00050】
【発明の効果】本発明は、以上に示した各種の実施例の
説明から明らかなように、紫外線の導光材料を含む便座
の蓋を備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の少
なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ伝
搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出射
させように構成し、紫外線を便座の表面と便器の内部と
に照射できるようにしたもので、上記従来の技術の欠点
を全て除去でき、簡単な構成により便座の表面および便
器の内部を紫外線の照射によって直接的に殺菌し清潔に
保つことができる利点がある。なお本発明のその外の種
々の利点は上記各種の実施例で説明したので、ここでは
省略する。
説明から明らかなように、紫外線の導光材料を含む便座
の蓋を備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の少
なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ伝
搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出射
させように構成し、紫外線を便座の表面と便器の内部と
に照射できるようにしたもので、上記従来の技術の欠点
を全て除去でき、簡単な構成により便座の表面および便
器の内部を紫外線の照射によって直接的に殺菌し清潔に
保つことができる利点がある。なお本発明のその外の種
々の利点は上記各種の実施例で説明したので、ここでは
省略する。
【図1】第1の実施例の側面図である。
【図2】第1の実施例の正面図である。
【図3】図2のA−A線に沿って切断した概略的な断面
を示す分解組立図である。
を示す分解組立図である。
【図4】図2のB−B線に沿って切断した概略的な断面
を示す分解組立図である。
を示す分解組立図である。
【図5】第2の実施例の側画図である。
【図6】第2の実施例の正面図である。
【図7】図5のA−A線に沿って切断した概略的な断面
を示す分解組立図である。
を示す分解組立図である。
【図8】図5のB−B線に沿って切断した概略的な断面
を示す分解組立図である。
を示す分解組立図である。
【図9】図10乃至図19に示す第3の実施例乃至第1
2の実施例に共通な紫外線導光性の蓋10の斜視図であ
る。
2の実施例に共通な紫外線導光性の蓋10の斜視図であ
る。
【図10】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第3実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図11】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第4実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図12】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第5実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図13】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第6実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図14】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第7実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図15】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第8実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図16】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第9実
施例の模式的な断面図である。
施例の模式的な断面図である。
【図17】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第10
実施例の模式的な断面図である。
実施例の模式的な断面図である。
【図18】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第11
実施例の模式的な断面図である。
実施例の模式的な断面図である。
【図19】図9の蓋のC−C線に沿って切断した第12
実施例の模式的な断面図である。
実施例の模式的な断面図である。
【図20】第13実施例を説明するための斜視図であ
る。
る。
【図21】第14実施例を説明するための概略的な平面
図である。
図である。
【図22】第15実施例を説明するための概略的断面図
である。
である。
【図23】第16実施例を説明するための概略的断面図
である。
である。
10、101、102、10n・・・・・・・・・・・
便座の蓋(lid、cover) 10a・・・・・蓋の表面 10b・・・・・蓋の紫外線出射部(UV ray o
utgoing portion) 10c・・・・・蓋の紫外線入射部(UV ray i
ncident portion) 10d・・・・・前方端部(front termin
al) 20・・・・・・便座(stool、seat.または
pot seat) 20a・・・・・便座の表面 40、40a・・紫外線光源(UV light:ul
traviolet light) 42、42a・・ランプ・ハウス(lamp hous
e) 43、43a・・反射鏡 (reflector) 44・・・・・・入射光線(incident ra
y) 47・・・・・・出射光線(outgoing ra
y) 50、501、502、50n・・・便器(close
stool、またはchamber pot) 50a・・・・・便器の表面 50b・・・・・便器の内面 70・・・・・・着座センサ(sit down se
nsor) 72・・・・・・赤外線センサー(infrared
ray sensor) 80・・・・・・電源回路(power sourc
e、またはpower supply) 82・・・・・・点灯回路(light contro
l circuit) 90、90a、901、902、90n・・・光フアイ
バー、光フアイバー・ケーブル(optical fi
ber、optical fiber cable) 100、110、120、130、140、150、1
60、170、180、190、200、210・・・
・便座の蓋 102b、112b、120b、132b、140b、
152b、200b、210b・・・・蓋の紫外線出射
部 102c、112c、122c、134c、140c、
152c、162c、172c、182c、192c、
200c、211c・・・・蓋の紫外線入射部 102d、102d、122d、134d、140d、
152d、160d、170d、180d、190d、
200d、211d・・・・前方端部 202・・・・蛍光体含有層 202a・・・導光性結合材 202b・・・蛍光体粒子 212・・・蛍光体薄膜層
便座の蓋(lid、cover) 10a・・・・・蓋の表面 10b・・・・・蓋の紫外線出射部(UV ray o
utgoing portion) 10c・・・・・蓋の紫外線入射部(UV ray i
ncident portion) 10d・・・・・前方端部(front termin
al) 20・・・・・・便座(stool、seat.または
pot seat) 20a・・・・・便座の表面 40、40a・・紫外線光源(UV light:ul
traviolet light) 42、42a・・ランプ・ハウス(lamp hous
e) 43、43a・・反射鏡 (reflector) 44・・・・・・入射光線(incident ra
y) 47・・・・・・出射光線(outgoing ra
y) 50、501、502、50n・・・便器(close
stool、またはchamber pot) 50a・・・・・便器の表面 50b・・・・・便器の内面 70・・・・・・着座センサ(sit down se
nsor) 72・・・・・・赤外線センサー(infrared
ray sensor) 80・・・・・・電源回路(power sourc
e、またはpower supply) 82・・・・・・点灯回路(light contro
l circuit) 90、90a、901、902、90n・・・光フアイ
バー、光フアイバー・ケーブル(optical fi
ber、optical fiber cable) 100、110、120、130、140、150、1
60、170、180、190、200、210・・・
・便座の蓋 102b、112b、120b、132b、140b、
152b、200b、210b・・・・蓋の紫外線出射
部 102c、112c、122c、134c、140c、
152c、162c、172c、182c、192c、
200c、211c・・・・蓋の紫外線入射部 102d、102d、122d、134d、140d、
152d、160d、170d、180d、190d、
200d、211d・・・・前方端部 202・・・・蛍光体含有層 202a・・・導光性結合材 202b・・・蛍光体粒子 212・・・蛍光体薄膜層
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
Claims (10)
- 【請求項1】紫外線の導光材料を含む便座の蓋を備え、
紫外線光源から放射された紫外線を蓋の少なくとも一部
分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ伝搬させると共
に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出射させように構
成し、紫外線を便座の表面と便器の内部とに照射できる
ようにしたことを特徴とする、便座等の殺菌装置。 - 【請求項2】紫外線の導光材料を含む便座の蓋と紫外線
光源とを備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の
少なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ
伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出
射させように構成し、かつ便座の蓋の入射部の近傍に紫
外線光源を配置させ、紫外線を便座の表面と便器の内部
とに照射できるようにしたことを特徴とする、便座等の
殺菌装置。 - 【請求項3】紫外線の導光材料を含む便座の蓋と紫外線
光源とを備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋の
少なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端へ
伝搬させると共に、蓋の裏面のほぼ全面から紫外線を出
射させように構成し、かつ便座の蓋の入射部に紫外線導
光性の光学フアイバー・ケーブルの一端を直結または近
接させると共に、かつ上記光フアイバー・ケーブルの他
端を任意の個所に配置した紫外線光源と光結合させ、紫
外線を便座の表面と便器の内部とに照射できるようにし
たことを特徴とする、便座等の殺菌装置。 - 【請求項4】紫外線の導光材料を含む便座の蓋と、上記
蓋の表面に設けた紫外線の照射によって発光する蛍光体
材料層とを備え、紫外線光源から放射された紫外線を蓋
の少なくとも一部分から導入し、この紫外線を蓋の他端
へ伝搬させると共に、蓋の裏面と表面のほぼ全面から紫
外線を出射させるように構成し、紫外線を便座の表面と
便器の内部および蓋の表面に設けた上記蛍光体材料層に
照射できるようにしたことを特徴とする、便座等の殺菌
装置。 - 【請求項5】請求項第1項ないし第3項のいずれかに記
載の便座の蓋が、紫外線導光性の成形体を含むことを特
徴とする、便座等の殺菌装置。 - 【請求項6】請求項第1項ないし第3項のいずれかに記
載の便座の蓋が、紫外線導光性の頂板と底板とからな
り、かつ頂板と底板との間に紫外線を導光する空間を設
けたことを特徴とする、便座等の殺菌装置。 - 【請求項7】請求項第1項ないし第3項のいずれかに記
載の便座の蓋が、紫外線導光性の頂板と底板とからな
り、かつ頂板と底板との間に異なる長さの複数の紫外線
導光性の光フアイバーを設けたことを特徴とする、便座
等の殺菌装置。 - 【請求項8】請求項第1項ないし第3項に記載の便座の
蓋が、異なる長さの複数の紫外線導光性の光フアイバー
を紫外線導光性の成形体内に埋設したことを特徴とす
る、便座等の殺菌装置。 - 【請求項9】請求項第4項に記載の蛍光体材料層が、結
合材内に紫外線の照射によって発光する多数の蛍光体材
料の粒子を分散させた蛍光体含有層からなることを特徴
とする、便座等の殺菌装置。 - 【請求項10】請求項第5項に記載の蛍光体材料層が、
紫外線の照射によって発光する蛍光体材料からなる蛍光
体薄膜層からなることを特徴とする、便座等の殺菌装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33764295A JPH09140633A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 便座等の殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33764295A JPH09140633A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 便座等の殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140633A true JPH09140633A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18310586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33764295A Pending JPH09140633A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 便座等の殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09140633A (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001065035A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-13 | Inax Corp | トイレの殺菌設備 |
WO2002043548A1 (en) * | 2000-12-01 | 2002-06-06 | Duck Soo Chae | Sanitary stool having ultra-violet sterilization, deodorization, aroma and advertisement function and control method thereof |
JP2007020861A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Inax Corp | 開閉装置 |
WO2008070837A3 (en) * | 2006-12-07 | 2008-12-18 | Edward Ho | Led toilet seat cover |
WO2010049740A1 (en) * | 2008-10-31 | 2010-05-06 | Silicon Project Innovations Limited | Sanitary hardware sterilising apparatus |
KR101428459B1 (ko) * | 2013-04-01 | 2014-09-23 | 정정애 | 살균기능을 구비한 변기 커버 및 이를 이용한 변기 |
JP2016503342A (ja) * | 2012-11-13 | 2016-02-04 | バイオレット ディフェンス テクノロジ インク | 紫外光を放出するためのデバイス |
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