JPH09140082A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JPH09140082A
JPH09140082A JP29845795A JP29845795A JPH09140082A JP H09140082 A JPH09140082 A JP H09140082A JP 29845795 A JP29845795 A JP 29845795A JP 29845795 A JP29845795 A JP 29845795A JP H09140082 A JPH09140082 A JP H09140082A
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JP
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housing
divided
electric machine
frames
stator
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JP29845795A
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English (en)
Inventor
Takuya Abe
拓也 阿部
Hisafumi Kotani
尚史 小谷
Masaharu Senoo
正治 妹尾
Takeshi Komata
剛 小俣
Akihiro Sekine
昭裕 関根
Takahiro Takeda
高広 竹田
Eiichiro Sugawa
英一郎 須川
Toshifumi Suzuki
利文 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を極力削減し、また組立作業性を大
幅に改善すること。 【解決手段】 二つの分割フレーム8と9とにより、従
来技術のようなハウジングと2個のエンドブラケットと
同様の形状及び機能を果たすので、部品点数を削減でき
る。また、両フレーム8,9のハウジング上半部81,
ハウジング下半部91の内径をステータ6の外径とほぼ
同寸法に形成するだけでハウジング上半部81,ハウジ
ング下半部91とステータ6とを容易に組み付けできる
ため、従来技術のようにハウジング内径をステータより
小さくすることが不要になり、ハウジング内周にステー
タを焼きばめや圧入する作業が不要になり、極めて簡単
に組み付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立性を改善した
した回転電機に係り、特に小型として使用するのに好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】回転電機の従来技術としては、図12に
示すものがある。即ち、図12に示す回転電機は、ハウ
ジング1の内周部にステータ6が保持され、そのハウジ
ング1の軸方向の両端にエンドブラケット2a,2bが
嵌合して、ボルト等の締結手段により固定されている。
【0003】エンドブラケット2a,2bの内部にはシ
ャフト4を回転自在に支承する軸受3,3が保持されて
いる。シャフト4の軸方向の途中位置の外周部にはロー
タ5が固定され、該ロータ5がハウジング1内のステー
タ6と対向する位置に配置される。
【0004】このような回転電機は、ハウジング1とそ
の両端に取付けられるエンドブラケット2a,2bとは
予め別の部品として形成されており、ステータ6を保持
したハウジング1に対し、その両端から2個のエンドブ
ラケット2a,2bが挟むようにして組付けられる。
【0005】また、ステータ6をハウジング1に固定す
る場合、確実に固定させるため、ステータ6の外径が、
ハウジング1の内径より若干大きめに形成されているの
で、固定作業に際しては、ハウジング1を熱することに
よってハウジング1の内径を大きくさせた後、ステータ
6を挿入し固定している。或いは、熱しなくとも、ステ
ータ6をハウジング1に圧入することによって固定して
いる。なお図12において、符号7は、ハウジング1の
外周に軸方向に沿って複数突設された放熱フィンであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来技術の回転電機にあっては、ハウジング1に対し、
2個のエンドブラケット2a,2bを組付ける構成であ
るので、それだけ部品点数が多くなる問題があるばかり
でなく、組立作業工数がそれだけ増える問題もある。こ
のような部品点数の増加はそれだけ保守管理上にも悪影
響を及ぼす。
【0007】しかも、両者1と2a,2bとの組付けに
は予めハウジング1の内周にステータ6を固定するが、
ハウジング1が筒状であることから、上述の如く、ハウ
ジング1の内径よりステータ6の外径を若干大きく形成
する必要がある。そのため、ステータ6の組付けは、ハ
ウジング1に対し熱を加えてから挿入したり、或いは圧
入したりしなければならないので、作業に極めて手間が
かかると云う問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、部品点数を極力削減することができ、また組立作
業性を大幅に改善し得る回転電機を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、本願発
明では、筒状のハウジングと、該ハウジングの軸方向の
両端に各々位置し、かつシャフトを回転自在に支承する
エンドブラケットとを有する回転電機において、ハウジ
ング部と各エンドブラケット部とが一体に形成されると
共に、互いに突き合わせたとき、シャフトの軸心に沿っ
て半分に分割される二つの分割フレームを形成したこと
を特徴とする。
【0010】本発明では、上述の如く、ハウジング部と
各エンドブラケット部とが一体に形成されると共に、互
いに突き合わせたとき、シャフトの軸心に沿って半分に
分割される二つの分割フレームを形成したので、該二つ
の分割フレームが、互いに突き合わせると、従来技術の
ようなハウジングと2個のエンドブラケットと同様の形
状及び機能を果たすので、それだけ部品点数を削減する
ことができる。
【0011】また、二つの分割フレームにした場合、一
方の分割フレームに対し、ステータ,ロータ等を有する
シャフトを順次セットした後、これに他方の分割フレー
ムを組み合わせることにより回転電機を組み付けること
ができる。この場合、二つの分割フレームにすると、両
フレームの内径をステータの外径より小さくする必要が
なく、ほぼ同寸法に形成するだけで二つの分割フレーム
間にステータを容易に組み付けることができる。
【0012】そのため、従来技術のようにハウジング内
径をステータより小さくすることが不要になり、従っ
て、ハウジングの内周にステータを焼きばめしたり、圧
入したりする作業が不要になるので、極めて簡単に組み
付けることができる。
【0013】しかも、従来技術のようにハウジングとエ
ンドブラケットとで形成される空間では外部から見えな
いところでの作業であったのに対し、一方の分割フレー
ムが開口されているので、ステータ,シャフト等の組立
作業性が極めて容易となる。その結果、組立作業を大幅
に改善し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図11により説明する。図1及び図2は本発明による回
転電機の第一の実施例を示している。本実施例におい
て、図1の従来技術と異なるのは、ハウジング部分とエ
ンドブラケット部分とが一体に形成されてフレームをな
すと共に、そのフレームが互いに軸心を通る二つの分割
フレーム8,9に分割形成された点にある。
【0015】具体的に述べると、図2及び図3に示すよ
うに、分割フレーム8,9のうち、一方の分割フレーム
8は、ハウジングの上半分の形状をなすハウジング上半
部81と、それに対応しハウジングの軸方向の両端に配
置されるよう、エンドブラケット2a,2bの上半分の
形状をなすエンブラ上半部82,83とが一体に成形さ
れることにより形成され、その内側が下方に開口されて
いる。
【0016】他方の分割フレーム9は、ハウジングの下
半分の形状をなすハウジング下半部91と、それに対応
しハウジングの軸方向の両端に配置されるよう、エンド
ブラケット2a,2bの下半分の形状をなすエンブラ下
半部92,93とが一体に成形されるこにとより形成さ
れ、その内側が上方に開口されている。
【0017】そして、分割フレーム8のハウジング上半
部81と、分割フレーム9のハウジング下半部91とは
互いに組み合わされたとき、その内周にステータ6を固
定し得る大きさをなしている。また、分割フレーム8の
エンブラ上半部82,83と、分割フレーム9のエンブ
ラ下半部92,93とは互いに組み合わされたとき、そ
の中心部に、シャフト4を回転自在に支承するための軸
受3を保持し得る大きさをなしている。そのため、エン
ブラ上半部82,83と、エンブラ下半部92,93と
の側部には軸受3を保持し得る保持部84と94とが夫
々設けられている。
【0018】さらに、分割フレーム8と分割フレーム9
とは互いに組み合わされたとき、分割フレーム8におけ
るハウジング上半部81,エンブラ上半部82,83
と、分割フレーム9におけるハウジング下半部91,エ
ンブラ下半部92,93との夫々が、シャフト5の軸心
を通る水平線に沿って当接することにより、外枠形状を
なすようにしている。従って、分割フレーム8と9と
は、シャフト5の軸心を通る水平線に沿って夫々分割さ
れている。
【0019】またさらに、分割フレーム8と分割フレー
ム9との互いに当接する開口部にはフランジ85,95
が側方に突設され、図示しないボルト等の締結手段で互
いに締め付けられるようにしている。そして、分割フレ
ーム9の底部には、該分割フレーム9が下半部を果たす
ことから、取付けベースとしての脚96が一体に設けら
れている。
【0020】このような分割フレーム8と9とは、軽量
化を図るため、例えばアルミもしくはその合金等により
形成されることが好ましいが、鋳物であっても良いのは
勿論である。また、分割フレーム9のハウジング下半部
91の外周部には、ステータ6とロータ5とによって構
成される電気部からの熱の冷却効果を高めるため、放熱
フィン97が設けられているが、この放熱フィンは図示
していないものの、分割フレーム8のハウジング上半部
81の外周部にも同様に設けられる。
【0021】なお、シャフト5と軸受3とステータ6と
の位置関係は従来技術と同様であり、即ち、シャフト5
の両端部が軸受3,3によって支承され、軸受3,3が
分割フレーム8のエンブラ上半部82・83,分割フレ
ーム9のエンブラ下半部92・93間に保持され、シャ
フト5と対向する位置にステータ6が配置される。
【0022】実施例の回転電機は、上記の如き構成より
なるので、以下のようにして組み付けられる。
【0023】即ち、まず分割フレーム8と9とのうち、
下側に位置する分割フレーム9を用意し、その分割フレ
ーム9内のハウジング下半部91の所定位置にステータ
6を収容し、次いで、そのステータ6内にシャフト4を
挿通し、該シャフト4の両端部に装着された軸受3,3
を分割フレーム9のエンブラ下半部92,93の所定位
置に保持させる。この場合、シャフト4の軸方向途中位
置の外周には軸受3と同様、予めロータ5を取付けてお
く。
【0024】そして、ステータ6,軸受3,シャフト
4,ロータ5を有する分割フレーム9に対し、分割フレ
ーム8を上方から組み合わせ、両者8,9をボルト等の
締結手段にて締め付けることにより、回転電機全体を組
み付ける。
【0025】従って、実施例の回転電機は、二つの分割
フレーム8と9とにより、従来技術のようなハウジング
と2個のエンドブラケットと同様の形状及び機能を果た
すので、それだけ部品点数を削減することができる。
【0026】また、上下の二つに分割する分割フレーム
8と9とにした場合、上述の如く、下半部となる分割フ
レーム9に対し、ステータ6,ロータ4及び軸受3を有
するシャフト4を順次セットした後、これに上半部とな
る分割フレーム8を組み合わせることにより回転電機を
組み付けることができる。
【0027】この場合、上下二つの分割フレーム8と9
とにすると、両フレーム8,9のハウジング上半部8
1,ハウジング下半部91の内径をステータ6の外径よ
り小さくすることがなく、ほぼ同寸法に形成するだけで
ハウジング上半部81,ハウジング下半部91とステー
タ6とを容易に組み付けることができる。そのため、従
来技術のようにハウジング内径をステータより小さくす
ることが不要になり、従って、ハウジングの内周にステ
ータを焼きばめしたり、圧入したりする作業が不要にな
るので、極めて簡単に組み付けることができる。
【0028】しかも、従来技術のようにハウジングとエ
ンドブラケットとで形成される空間では外部から見えな
いところでの作業であったのに対し、分割フレーム9の
上方が開口されているので、ステータ6,シャフト4等
の組立作業性が極めて容易となる。その結果、組立作業
を大幅に改善し得る。
【0029】図3及び図4は本発明による第二の実施例
を示している。この実施例は、分割フレーム8と9とが
垂直線に沿って左右に分割形成されたものである。即
ち、この分割フレーム8と9とのうち、一方の分割フレ
ーム8は図示左側に位置する形状をなし、他方の分割フ
レーム9は図示右側に位置する形状をなしている。従っ
て、双方の分割フレーム8と9との底部には脚86,9
6が夫々設けられている。なお、図において図1,図2
と同一符号のものは同一部分もしくは相当するものを表
している。
【0030】このように、分割フレーム8,9が左右に
分割された場合、回転電機の組付けに際しては、例えば
図4に示すように、一方の分割フレーム9にステータ6
と軸受3,ロータ5を有するシャフト4とを夫々組付
け、これに分割フレーム8を組み合わせて締結すること
により行える。但し、この場合、ステータ6等を組み付
ける分割フレーム9は、図示例では垂直方向に起立した
状態で組付けているが、実際には作業性の便宜上、水平
に置いたりして組付けられることがある。従って、この
実施例によれば、基本的には前記第一の実施例と同様の
作用効果がある。
【0031】また図示実施例では、分割フレーム8,9
が垂直方向に分割された例を示したが、例えば斜め45
度の角度で分割してもよいのは勿論であり、何れにしろ
シャフト4の軸線を通る線に沿って二つに分割される
と、部品点数及び作業工数の点から効果を得ることがで
きる。なお、以降の各実施例の説明では、垂直方向に半
分割された分割フレーム8と9とを用いて述べる。
【0032】図5は本発明による第三の実施例を示して
いる。この実施例は、ステータ6が角形形状に形成され
る一方、水平線に沿って上下に分割された分割フレーム
8と9とがそれに対応する形状に形成されたものであ
る。
【0033】即ち、ステータ6は、図6に示す如くほぼ
真四角に形成され、その中心部にロータ5を配置し得る
よう円形の孔が貫通して形成されている。分割フレーム
8と9とは、前記真四角のステータ6に対応するよう、
角形状に形成されている。そして、分割フレーム9にス
テータ6及び軸受3,ロータ5を有するシャフト4を組
み付け、これに分割フレーム8を組み合わせて構成され
た回転電機を駆動すると、ステータ6が真四角に形成さ
れると共に、分割フレーム8,9がそれに対応した角形
状であるので、ステータ6が分割フレーム8,9内で空
転することを防止できる。
【0034】従って、ステータを円筒形状に形成した場
合、回転電機の駆動時にステータが空転するおそれがあ
ることから回り止めピンが必要となるが、本実施例で
は、上述の如き四角形状のステータ6と、それに対応す
る形状の分割フレーム8,9とに形成すれば、ステータ
6の空転を防止できるばかりでなく、回り止めピンが不
要となり、それだけ部品点数の削減及び作業工数の低減
を図ることができる。
【0035】なお図示実施例では、ステータ6がほぼ真
四角に形成された例を示したが、これに限定されるもの
ではなく、要はステータ6の空転を防げるよう多角形状
であればよい。
【0036】図6及び図7は本発明による第四の実施例
を示している。この場合は、分割された分割フレーム8
と9とを組み合わせたとき、それら両者のフランジ85
と95とをインロー嵌合させることにより組み合わせの
容易さと確実性とを得るようにしたものである。即ち、
例えば図7(a)に示すように、分割フレーム8のフラ
ンジ85の内側端部に凹部85aが形成され、その凹部
85aに対応する突起95aが、分割フレーム9のフラ
ンジ95の内側端部に突設されている。そして、分割フ
レーム8と9とを組み合わせたとき、突起95aが凹部
8aに係合することにより、分割フレーム8と9とを容
易にかつ確実に組み合わせることができると共に、雨水
等に対する防水機能を果たすことができる。
【0037】なお、この場合、上記と逆の形態となるよ
うに、即ち、図7(b)に示すように、フランジ85に
突起85bが、フランジ95に凹部95bが夫々形成さ
れても同様である。
【0038】このようなインロー嵌合構造は、前述した
各実施例に適用することができ、しかも分割フレーム
8,9の成形時に容易に一体に形成することができる。
【0039】図8乃至図11は本発明による他の実施例
を種々示している。この実施例は、分割フレーム8,9
が夫々従来のハウジングとエンドブラケットとを一体に
した形状であることから、この分割フレーム8,9に種
々の機能を有する部材をさらに一体に形成したものであ
る。
【0040】即ち、図8及び図9に示す実施例は、分割
フレーム8,9の内側に、ステータ6とロータ5とから
なる電気部を送風冷却し得る風を整流させ、回転電機内
部を効率的に冷却させるため、ファンガイド88,98
が突設されている。ファンガイド88は、分割フレーム
8のハウジング上半部81の内側の両端部において内方
に向かってかつ垂直方向に突設されている。ファンガイ
ド98は、分割フレーム9のハウジング下半部91の内
側の両端部においてファンガイド88と同様にして突設
されている。従って、分割フレーム8と9とが組み合わ
せられると、両ファンガイド88と98とで環状板が形
成されることとなる。
【0041】この実施例によれば、分割フレーム8,9
の夫々にファンガイド88,98が一体に形成され、し
かも半分割のフレーム形状とすることによってファンガ
イド88,98の形成が容易となるので、ファンガイド
を用いる従来技術に比較すると、それだけ部品点数,組
立工数を削減することができる。
【0042】図10に示す実施例は、分割フレーム8,
9のハウジング上半部81,ハウジング下半部91の内
側において、軸方向の両端部に冷却用のリブ89,99
が突設されている。このリブ89,99は、ハウジング
上半部81,ハウジング下半部91の内側においてステ
ータ6を除いた位置に設けられており、ロータ5の羽根
5aの回転によって生じる通風をガイドすることによ
り、回転電機の内部やハウジング上半部81・下半部9
1を冷却するようにしている。
【0043】この実施例によれば、ファンガイド88,
98を設けた図8,図9に示す実施例と類似した効果を
得ることができる。
【0044】図11に示す実施例は、密閉形の回転電機
と開放形の回転電機との何れにも共用できるようにした
ものである。即ち、下半部となる分割フレーム9に通風
口100が形成され、該通風口100により、一方の外
部から分割フレーム9内に風が入り込み、またその風が
分割フレーム9内を通過して他方の外部に出るようにし
たものである。そのため、通風口100は、分割フレー
ム9のハウジング下半部91,エンブラ下半部92・9
3に複数設けられ、しかも雨水等が浸入しにくいような
形状をなしている。
【0045】このように、分割フレーム9に通風口10
0を設けた場合、この分割フレーム9を用いて密閉形及
び開放形の回転電機を夫々構成することができるので、
双方のタイプのものに共用することが可能となる。従っ
て、タイプ別に夫々異なった部材をいちいち形成するこ
とがないので、製作上の点で有利となるばかりでなく、
部品管理上の点からも有利である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、ハウジング部と各エンドブラケット部とが一体
に形成されると共に、互いに突き合わせたとき、シャフ
トの軸心に沿って半分に分割される二つの分割フレーム
を形成したので、回転電機としてそれだけ部品点数を削
減することができ、また従来技術のようにハウジングの
内周にステータを焼きばめしたり、圧入したりする作業
が不要になり、極めて簡単に組み付けることができる結
果、組立作業を大幅に改善し得る効果がある。特に、分
割フレームを垂直方向に沿って半分割すると、下半分の
分割フレームに必要部品のセットすることが容易に行え
るので、作業性のいっそうの向上を図り得る。
【0047】また請求項2によれば、二つの分割フレー
ムの内側に内部冷却用のファンガイドを一体に設け、冷
却特性を向上し得るので、ファンガイドを用いる従来技
術に比較すると、それだけ部品点数,組立工数を削減す
ることができ、ひいては部品の管理が容易となる効果も
あり、しかも半分割のフレーム形状とすることによって
ファンガイドの形成が容易となる効果もある。
【0048】さらに請求項3によれば、二つの分割フレ
ームの内側に放熱用のリブを一体に設けたので、請求項
2と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機の第一の実施例であっ
て、ステータ等を組み付けた下半部の分割フレームと上
半部の分割フレームとを組み合わせる状態を示す一部断
面の説明用側面図。
【図2】同じく下半部の分割フレームと上半部の分割フ
レームとを組み合わせる状態を示す説明用正面図。
【図3】本発明による回転電機の第二の実施例であっ
て、ステータ等を組み付けた左半部の分割フレームと右
半部の分割フレームとわ組み合わせる状態を示す説明用
側面図。
【図4】同じく左半部の分割フレームと右半部の分割フ
レームとを組み合わせる状態を示す説明用正面図。
【図5】本発明による回転電機の第三の実施例を示す図
2に対応する説明用正面図。
【図6】本発明による回転電機の第四の実施例を示すフ
ランジのインロー構造の概略図。
【図7】同じく一方の分割フレームのフランジに凹部
を、かつ他方の分割フレームのフランジに突起を設けた
状態を示す図6のA部拡大図(a),及び一方の分割フ
レームのフランジに突起を、かつ他方の分割フレームの
フランジに凹部を設けた状態を示す図6のA部拡大図
(b)。
【図8】本発明による回転電機の他の実施例であって、
分割フレーム内にファンガイドを設けた一部断面の説明
用側面図。
【図9】ファンガイドを有する分割フレームを互いに組
み付けた状態を示す上半分断面の説明用正面図。
【図10】本発明による回転電機の他の実施例であっ
て、分割フレーム内に放熱用のリブを設けた状態を示す
上半分断面の説明用正面図。
【図11】本発明による回転電機の他の実施例であっ
て、下半部の分割フレームに通風口を設けた状態を示す
説明用正面図。
【図12】従来技術の回転電機の一構成例を示す上半分
断面の説明図。
【符号の説明】
1…ハウジング、2a,2b…エンドブラケット、3…
軸受、4…シャフト、5…ロータ、6…ステータ、8,
9…分割フレーム、81…ハウジング上半部、82,8
3…エンブラ上半部、91…ハウジング下半部、92,
93…エンブラ下半部、88…ハウジング上半部に設け
たファンガイド、98…ハウジング下半部に設けたファ
ンガイド、89…ハウジング上半部に設けた放熱用のリ
ブ、99…ハウジング下半部に設けた放熱用のリブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小俣 剛 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 関根 昭裕 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 竹田 高広 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 須川 英一郎 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 鈴木 利文 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のハウジングと、該ハウジングの軸
    方向の両端に各々位置し、かつシャフトを回転自在に支
    承するエンドブラケットとを有する回転電機において、
    ハウジング部と各エンドブラケット部とが一体に形成さ
    れると共に、互いに突き合わせたとき、シャフトの軸心
    に沿って半分に分割される二つの分割フレームを形成し
    たことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 筒状のハウジングと、該ハウジングの軸
    方向の両端に各々位置するエンドブラケットとを有する
    回転電機において、ハウジング部と各エンドブラケット
    部とが一体に形成されると共に、互いに突き合わせたと
    き、シャフトの軸心に沿って半分に分割される二つの分
    割フレームを形成し、該二つの分割フレームの内側に内
    部冷却用のファンガイドを一体に設けたことを特徴とす
    る回転電機。
  3. 【請求項3】 筒状のハウジングと、該ハウジングの軸
    方向の両端に各々位置するエンドブラケットとを有する
    回転電機において、ハウジング部と各エンドブラケット
    部とが一体に形成されると共に、互いに突き合わせたと
    き、シャフトの軸心に沿って半分に分割される二つの分
    割フレームを形成し、該二つの分割フレームの内側に放
    熱用のリブを一体に設けたことを特徴とする回転電機。
JP29845795A 1995-11-16 1995-11-16 回転電機 Pending JPH09140082A (ja)

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JP29845795A JPH09140082A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 回転電機

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