JPH09139999A - 補聴装置 - Google Patents

補聴装置

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JPH09139999A
JPH09139999A JP7296581A JP29658195A JPH09139999A JP H09139999 A JPH09139999 A JP H09139999A JP 7296581 A JP7296581 A JP 7296581A JP 29658195 A JP29658195 A JP 29658195A JP H09139999 A JPH09139999 A JP H09139999A
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JP
Japan
Prior art keywords
sound
signal
hearing
electric signal
hearing aid
Prior art date
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Pending
Application number
JP7296581A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Mizushima
昌英 水島
Kenzo Ito
憲三 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声の明瞭性を保ちつつ、周囲の音情報も適
宜受聴できるようにすることである。 【解決手段】 機器1からの音声信号をトランスミッタ
2からLINE信号として無線で発信する。受聴者はこ
れを受信部12で受信し、コントロールアンプ13に送
る。一方、周囲音をマイクロホン11で拾い、これをコ
ントロールアンプ13に送る。コントロールアンプ13
では、LINE信号とマイクロホン信号との混合比を入
力全体の利得を一定にしたまま変えて混合することによ
って音声信号が明瞭に聴こえ、かつ、周囲音も同時に聴
くことができるようにした構成を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に難聴者が、テレビや
音響機器の音声・音楽を受聴する際に使用する補聴装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】難聴者が、TVやラジオ、オーディオ機
器等の音声を受聴する場合、以下のような方法が考えら
れる。 (1) TV等のスピーカからの再生音を大きくして、
補聴器を外して聴く。 (2) TV等のスピーカから普通の音量で再生し、そ
れを補聴器で聴く。 (3) イヤホンやヘッドホンで聴く。 (4) 誘導磁界発生装置をTV等に接続し、補聴器を
Tモードにして聴く。
【0003】これらは、難聴者の聴力や好みによって使
い分けられている。(1)では、比較的軽度の難聴者の
場合であると、結果的にSN比も改善されるため比較的
良好な音声を受聴できるものの、周りの家族と「最適音
量」が違うため、家族からうるさがられたり、近所迷惑
になるという問題がある。(2)では、補聴器側で増幅
するため、エアコン等の部屋の暗騒音(背景音)も一緒
に増幅してしまう。一般に難聴者は健聴者よりも暗騒音
の影響を受けやすく、TV等のスピーカから受聴位置が
少しでも遠いと、明瞭な音声が受聴できない。(3),
(4)は、目的とするTV等の音声は暗騒音や部屋の残
響の影響が全くないため、(1),(2)よりはっきり
聴こえる。しかし今度はTVの音しか聴こえないため、
周りの家族とのコミュニケーションが困難になり、家族
の団らんに溶け込めなくなってしまう。また、難聴者一
人の場合でも電話のベルや来訪者のチャイムが聴こえな
い等の問題がある。これらの問題解決のために、補聴器
の一部にはMTモードと呼ばれるマイク入力と磁気入力
を混合するモードを持つ補聴器がある。しかしながら、
この機能を持つ機種は、非常に限られており、この機能
が欲しい難聴者でも必ずしもその補聴器の特性(利得や
音質等)そのものが合っているとは限らない。また、マ
イク入力と磁気入力の混合比を変えられない、あるいは
変えられても補聴器自体が小型であるため調整がしにく
いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の上
記した難聴者対策(1)〜(4)では、不十分であり、
またMTモードを持つ補聴器にしても必ずしも難聴者に
とって使いやすいとは云えないという問題点を有してい
た。
【0005】本発明の目的は、目的とするTV等の音声
の明瞭性を保ちつつ、周囲の音情報も適宜受聴できるよ
うにすることと、それをより手軽に実現することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる補聴装置は、音声信号を発する機器
からの前記音声信号を無線で音声電気信号として発信す
る発信手段と、この発信手段からの前記音声電気信号を
受信する受信手段と、受聴者の周囲の音を収音し周囲音
電気信号を得る収音手段と、前記受信手段で受信した音
声電気信号と前記収音手段で収音した周囲音電気信号を
混合する混合手段と、前記音声電気信号と周囲音電気信
号の混合比を入力全体の利得を一定にしたまま変える混
合比変更手段とを有するものである。
【0007】
【作用】本発明においては、TV,ラジオ,オーディオ
機器等の音声信号のLINE出力信号(音声電気信号、
以下、LINE信号という)をトランスミッタから発信
する。受信側では受信されたLINE信号とマイクロホ
ン等で収音された受聴者の周囲音電気信号(以下、マイ
クロホン信号という)を、受聴者の好みに応じてミキサ
ーで混合する。混合された信号(以下、ミックス信号と
いう)は、イヤホンやヘッドホン等電気音響変換器で音
響信号に変換するか、磁気コイルに入力し、誘導磁界を
発生させ補聴器のTモードで受聴する。なお、補聴器に
は、マイクの他に誘導磁気を拾うコイルを内蔵している
ものがあり、切り替えて使うようになっており、それぞ
れTモード、Mモードと呼ばれている。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す図である。
図1において、1はTV,ラジオ,オーディオ機器等の
音声信号を発する機器、2は前記機器から発せられる音
声信号をLINE信号に変換し無線で発信する発信手段
であるトランスミッタ、10は磁気・音両用のヘッドホ
ンで、難聴者が装用するものであり、周囲音の収音手段
であるマイクロホン11と、トランスミッタ2からのL
INE信号の受信手段である受信部12と、受信部12
で得られる音声信号とマイクロホン11で得られるマイ
クロホン信号との混合比を変化させる混合比変更手段と
してのコントロールアンプ13とを備えている。
【0009】次に、動作について説明する。
【0010】機器1のライン出力を例えば赤外線を発信
するトランスミッタ2へ入力し、変調してLINE信号
を発信する。受信部12で受信されたLINE信号はコ
ントロールアンプ13へ入力される。一方、左右のマイ
クロホン11で収音したマイクロホン信号もコントロー
ルアンプ13へ入力される。コントロールアンプ13で
適宜混合,増幅されたミックス信号は磁気・音両用ヘッ
ドホン10から磁気、もしくは音として放射され、受聴
者はどちらかを選択することにより補聴器のTモード
か、耳で直接受聴する。
【0011】図2は、図1のコントロールアンプ13の
操作パネルの一実施例を示す正面図である。パネル上部
から機能を順次説明する。音量つまみ13Aはコントロ
ールアンプ13から出力されるミックス信号全体の利得
を調整する。バランスつまみ13Bは、出力されるミッ
クス信号の左右のバランスを調整するもので、主に難聴
者の左右の聴力の差を補正するためのものである。ミッ
クススライダ13CはLINE信号とマイクロホン信号
のバランスを調整する。左に寄せるほどLINE信号が
大きくなりマイクロホン信号が小さくなる。この時ミッ
クス信号全体のパワーは一定である。受聴者は自分の好
みで両者の混ぜ具合を調整できる。ミュートボタン13
Dは、押している間、LINE信号がカットされ、マイ
クロホン信号のみとなる(ミックススライダ13Cで右
側に寄せ切ったのと同じ)。家族の話しをはっきり聴き
たい時など、一時的に周囲音(マイクロホン信号)のみ
を聴きたい時に押すボタンである。磁気/音切替スイッ
チ13Eは磁気・音両用ヘッドホンから出力を「磁気」
か「音」、いずれかを選択するためのスイッチである。
比較的軽度の難聴者や、Tモード対応に対応している補
聴器でない場合には「音」モードを選択し、補聴器を外
して使用する。Tモード対応の耳掛け(耳穴)補聴器で
あれば、「磁気」モードを選択できる。こうすると比較
的高度の難聴者であっても十分な音量で受聴することが
でき、ヘッドホンからの音洩れの心配もない。
【0012】なお、上記実施例では、赤外線を用いてL
INE信号を発信したが、これは電波であってもよい。
また、入力全体の利得を一定にしたまま混合比を変える
混合比変更手段としてはディスコミキサのクロスフェー
ダや、ステレオ定位用のバンポット回路等を用いること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音声信
号を発する機器からの前記音声信号を無線で音声電気信
号として発信する発信手段と、この発信手段からの前記
音声電気信号を受信する受信手段と、受聴者の周囲の音
を収音し周囲音電気信号を得る収音手段と、前記受信手
段で受信した音声電気信号と前記収音手段で収音した周
囲音電気信号を混合する混合手段と、前記音声電気信号
と周囲音電気信号の混合比を入力全体の利得を一定とし
たまま変える混合比変更手段とを有するので、主目的の
テレビ等の音声を明瞭に聴くことができると同時に周囲
の音も自分の好みや状況に応じて受聴できるため、家族
と一緒に難聴者がテレビを見る場合に難聴者だけがその
場で孤立することなく、テレビと家族との会話を同時に
楽しむことができる。また、難聴者が一人で音楽やテレ
ビを見ている場合でも、通常のヘッドホンであると電話
や来訪者のチャイムが鳴ってもわからなかったのに対
し、本発明では、それが聴こえるように適度に周囲音を
ミックスしておくことで、安心して良い音で楽しむこと
ができる。また、集団補聴装置としても利用可能であ
る。会議室や講演会場に、より広いエリアに発信できる
赤外線トランスミッタを設置して、拡声する講演者等の
音声を同時に赤外線でも発信する。受聴難聴者は講演者
の声は赤外線無線を通じて明瞭に聴けるばかりでなく、
近くに座っている人のちょっとした会話もヘッドホンを
外すことなく可能である。
【0014】さらに、本発明では音響,磁界両方の出力
を備えることで、軽度から中高度の難聴者まで幅広く利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1のコントロールアンプの操作パネルの一実
施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 機器 2 トランスミッタ 10 磁気・音両用ヘッドホン 11 マイクロホン 12 受信部 13 コントロールアンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を発する機器からの前記音声信
    号を無線で音声電気信号として発信する発信手段と、こ
    の発信手段からの前記音声電気信号を受信する受信手段
    と、受聴者の周囲の音を収音し周囲音電気信号を得る収
    音手段と、前記受信手段で受信した音声電気信号と前記
    収音手段で収音した周囲音電気信号を混合する混合手段
    と、前記音声電気信号と周囲音電気信号の混合比を入力
    全体の利得を一定にしたまま変える混合比変更手段とを
    有することを特徴とする補聴装置。
JP7296581A 1995-11-15 1995-11-15 補聴装置 Pending JPH09139999A (ja)

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JP7296581A JPH09139999A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 補聴装置

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JP7296581A JPH09139999A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 補聴装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001030127A3 (de) * 2001-01-23 2002-04-11 Phonak Ag Verfahren zur kommunikation und hörhilfegerätsystem
JP5548790B1 (ja) * 2013-01-30 2014-07-16 進 庄司 集音マイク付き開放型イヤフォンおよび難聴用補助器

Cited By (4)

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WO2001030127A3 (de) * 2001-01-23 2002-04-11 Phonak Ag Verfahren zur kommunikation und hörhilfegerätsystem
US7149319B2 (en) 2001-01-23 2006-12-12 Phonak Ag Telecommunication system, speech recognizer, and terminal, and method for adjusting capacity for vocal commanding
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JP2014147023A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Susumu Shoji 集音マイク付き開放型イヤフォンおよび難聴用補助器

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