JP3237275U - 音声集音器、音声集音機能付き音声送信器、および、音声認識システム - Google Patents

音声集音器、音声集音機能付き音声送信器、および、音声認識システム Download PDF

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Abstract

【課題】集音したい音声ではない音は減衰させ、音声認識処理に適した音源を集音する音声集音器を提供する。【解決手段】音声集音器は、音声を含む音を収集する集音マイクと、前記集音マイクで収集した前記音を増幅して、増幅音声信号を生成するアンプ回路と、前記アンプ回路で生成した前記増幅音声信号を所望の音声レベルに調整し、調整音声信号を生成する感度調整手段と、前記感度調整手段で生成した前記調整音声信号を所望のSN比に調整し、音質切替信号を生成する音質切替手段とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、音声を集音する音声集音器に関する。また、本考案は、微弱無線方式を用いて、音声集音器で生成した信号を送信する音声集音機能付き音声送信器に関する。また、本考案は、音声集音機能付き音声送信器のFM変調波を受信して、受信したFM変調波に基づいて文字情報を生成する音声認識システムに関する。
音響機器用のマイクにおいては、低音から高音までの全ての音を、より高感度で集音するのが一般的である。また、音声認識専用のマイクとして、ブルートゥース(登録商標)などの無線方式の製品が知られている。近年、急発展して実用化されつつある音声認識システム(一連の音を認識して、意味のある言葉に変換するシステム)に使うためのマイクとして、言葉を認識することを目的に、音声認識率の高い集音特性が求められている。特許文献1では、音声認識の対象となる単語や文章を集めて辞書として定義し、音声認識結果に基づいてそれらの単語や文章を取り出して、後続する情報処理用データや文字列表示や単語が示す画像などとして出力したり、認識結果を音声合成を用いて音声として出力する音声認識システムにおける音声認識機能を備えた音声認識マイクにおいて、マイク単体の機能を有するマイク部と、マイク部からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、音声区間を検出する音声区間検出処理と、取り込んだ音声に対して音声分析する音声分析処理と、音声の特徴を音素単位でもつ音響モデルと、あらかじめ登録された辞書と音響モデルを連結して、音響モデルと連結された全ての辞書において、入力された音声の音声分析結果と照合し、確からしい認識結果を出力する音声認識処理部を備え、マイクから音声認識結果を出力することを特徴とする音声認識マイクに関する技術を開示している。特許文献2では、無線端末毎に固有な識別番号を持ち、リアルタイムで音声情報を伝送することが可能なパケット方式を備えたローカル無線通信方式を利用して会議参加者の発言を音声パケット化して無線伝送する音声会議システムにおいて、議事録作成作業を支援する発言記録装置であって、電波を送受信するアンテナ部と、ローカル無線通信を制御し実行する無線部を備え、かつ受信し無線部より送られた音声パケットから音声情報を取り出して所定の条件が満たされるまで蓄積する一時記憶部と、蓄積された音声情報を文字情報に変換する音声/文字変換部と、少なくとも音声情報及び文字情報及び発言者識別情報及び発言時間情報をテーブル化して関連付けて記憶する主記憶部と、外部情報端末が主記憶部にアクセスするためのデータインターフェイス部と、ユーザが各種設定及び操作を行うユーザインターフェイス部と、各構成部の動作及び情報の伝達を制御する制御部を備えた発言記録装置に関する技術を開示している。
特開2000-322088号公報 特開2004-165954号公報
スマートフォンやタブレット端末の内臓マイクで音声認識を利用する場合では、スマートフォンやタブレット端末に近い適度な距離を保ちながら発声しなければならず、周囲の声も入ってしまい、使い勝手が悪い場合があった。また、発言者周辺の会話や生活雑音など、音声認識に必要のない音も全て集音してしまう場合があり、音声認識処理が混迷して文字化が停滞したり、誤変換が多発したりする場合があった。また、有線接続マイクでは、音声認識端末間の配線コードが煩雑で、携帯性が悪い問題があった。また、ブルートゥース(登録商標)の通信方式による無線マイクでは、アナログ/デジタル変換処理などによる遅延時間があるため、音声認識処理が遅くなり、音声認識システムの実力が発揮できない問題があった。さらに、ブルートゥース(登録商標)の通信方式の場合は、音声を受信する装置ごとにペアリングという接続設定が必要であり、急な利用には間に合わず、さらに高齢者などの通信端末機の設定などに不慣れな人には利用することができない場合があった。また、このブルートゥース(登録商標)の通信方式では、複数の受信装置に同時に音声を送ることができない問題があった。また、今までの無線マイクでは、通常のマイク機能である空気振動音のみが無線電波として送信可能であり、電子回路で再生された電気的音声信号を電波として送ることができない問題があった。
本考案は、集音したい音声ではない音は減衰させ、音声認識処理(音声認識システムなど、一連の音を認識して、意味のある言葉に変換するシステム)に適した音源を集音する音声集音器を提供することを目的とする。また、本考案は、微弱無線方式を用いて、前記音声集音器で生成した信号を送信する音声集音機能付き音声送信器を提供することを目的としてもよい。また、本考案は、前記音声集音機能付き音声送信器で送信した信号を受信して、受信した信号に基づいて文字情報を生成する音声認識システムを提供することを目的としてもよい。
上記課題を解決するために、本考案の一つの実施形態は、音声を集音する音声集音器であって、前記音声を含む音を収集する集音マイクと、前記集音マイクで収集した前記音を増幅して、増幅音声信号を生成するアンプ回路と、前記アンプ回路で生成した前記増幅音声信号を所望の音声レベルに調整し、調整音声信号を生成する感度調整手段と、前記感度調整手段で生成した前記調整音声信号を所望のSN比に調整し、音質切替信号を生成する音質切替手段とを有する、ことを特徴とする音声集音器を提供する。
本考案の他の実施形態は、微弱無線方式を用いて、上記の音声集音器の前記音質切替手段で生成した前記音質切替信号を送信する音声集音機能付き音声送信器であって、前記音質切替手段で生成した前記音質切替信号に基づいてFM変調波を生成するFM変調回路と、前記FM変調回路で生成した前記FM変調波を送信する送信アンテナと、を備える、ことを特徴とする、音声集音器を含む音声集音機能付き音声送信器であってもよい。
本考案の他の実施形態は、上記の音声集音機能付き音声送信器の前記FM変調波を受信して、受信した前記FM変調波に基づいて文字情報を生成する音声認識システムであって、上記の音声集音機能付き音声送信器と、前記送信アンテナから送信された前記FM変調波を受信する受信器と、前記受信器で受信した前記FM変調波に基づいて前記文字情報を生成する音声認識部とを有し、前記受信器は、前記FM変調波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナで受信した前記FM変調波に基づいて復調音声信号を生成するFM復調回路と、前記FM復調回路で生成した前記復調音声信号を増幅する出力アンプ回路とを備え、前記音声認識部は、前記FM復調回路で生成した前記復調音声信号に基づいて前記音声を認識して前記文字情報を生成する音声認識手段と、前記音声認識手段で生成した前記文字情報を表示する文字表示手段とを備える、ことを特徴とする、上記の音声集音機能付き音声送信器を含む音声認識システムであってもよい。
本考案に係る音声集音器によれば、集音したい音声ではない音は減衰させ、音声認識処理に適した音源を集音することができる。また、本考案に係る音声集音機能付き音声送信器によれば、微弱無線方式を用いて、前記音声集音器で生成した信号を送信することができる。また、本考案に係る音声認識システムによれば、音声集音機能付き音声送信器で送信した信号を受信して、受信した信号に基づいて文字情報を生成することができる。また、本考案に係る音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムによれば、構造が単純で、製造が容易で、操作が容易であり、小型化、高性能化および低コスト化とすることができる。
本考案の実施形態に係る音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの機能の一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る音声集音器の音質切替え/出力レベル特性の一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係る音声認識システム(音声集音器、音声集音機能付き音声送信器)の使用例の一例を説明する説明図である。
実施形態に係る音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの例を用いて、本考案を説明する。なお、本考案は、以後に説明する音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システム以外でも、音を収集する補聴器、マイク、集音器、発音器、発声器、録音機などのもの(部品、装置、機器、器具など)であれば、いずれのものにも用いることができる。なお、音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの素材、色は、特に限定されない。音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの色は、例えば使用者の趣味趣向に合わせた柄のもの(例えば透明、絵柄、広告宣伝表記など)であってもよい。また、本考案に係る音に関する情報は、音に関する情報を定義できるものであれば、いずれの方式・規格なども用いることができる。
以後に、本考案を説明する。
図1乃至図4を用いて、本考案の実施形態に係る音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの構成を説明する。ここで、図1は、本考案の実施形態に係る音声集音器10、音声集音機能付き音声送信器20および音声認識システム100の一例を説明する説明図である。図2は、本考案の実施形態に係る音声認識システム100の機能の一例を説明する説明図である。図3は、本考案の実施形態に係る音声集音器の音質切替え/出力レベル特性の一例を説明する説明図である。図4は、本考案の実施形態に係る音声認識システム100U(音声集音器、音声集音機能付き音声送信器)の使用例の一例を説明する説明図である。なお、図1等に示す音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システムの構成等は一例であり、本考案は図1等に示す音声集音器、音声集音機能付き音声送信器および音声認識システム等に限定されるものではない。
以下にて、各構成を具体的に説明する。
1.音声集音器
2.音声集音機能付き音声送信器
3.音声認識システム
(1.音声集音器)
図1および図2に示すように、本考案に係る音声集音器10は、音声を集音する。音声集音器10は、本実施形態では、音声を含む音を収集する集音マイク11と、増幅音声信号を生成するアンプ回路12と、調整音声信号を生成する感度調整手段13と、音質切替信号を生成する音質切替手段14とを有する。なお、本考案における集音する音声および音は、とくに限定されない。また、制御手段100Sは、本実施形態では、音声集音器10の各構成に動作を指示し、音声集音器10の動作を制御する手段である。制御手段100Sは、例えばCPU及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。また、制御手段100Sは、音声認識システム100に予め搭載されている演算装置、コントローラ又はその他制御手段を利用する構成であってもよい。
集音マイク11は、音声を含む音を収集するものである。集音マイク11は、収集した音を電気信号(音に関する電気信号)に変換する。集音マイク11は、指向性マイクを利用してもよい。これにより、集音マイク11は、正面以外の方向からの音を減衰させ(または、上下左右面からの音を減衰させ)、集音マイクを持つ発言者の発声を中心に集音することができる。また、集音マイク11は、指向性マイクを用いることで、マイク前方の発言者の音声を強調して集音することができ、音声認識処理の言語認識率を上げることができる。
アンプ回路12は、集音マイク11から送信された電気信号に基づいて、増幅音声信号を生成するものである。アンプ回路12は、集音マイク11で収集した音を増幅して、増幅音声信号を生成する。
感度調整手段13は、アンプ回路12から送信された増幅音声信号に基づいて、調整音声信号を生成するものである。感度調整手段13は、アンプ回路12で生成した増幅音声信号を所望の音声レベルに調整し、増幅音声信号に基づいて調整音声信号を生成する。ここで、所望の音声レベルとは、ボリューム調整であり、過剰なマイク感度を抑制するため、音声認識に適した音声レベルである。所望の音声レベルは、設計または実験で予め設定される音声レベルまたは使用時に外部から使用者により設定される音声レベルとすることができる。
音質切替手段14は、音質切替信号を生成するものである。音質切替手段14は、感度調整手段13で生成した調整音声信号を所望のSN比に調整し、調整音声信号に基づいて音質切替信号を生成する。ここで、所望のSN比とは、目的の音声のSN比(信号(Signal)とノイズ(Noise)の比)であり、集音したい音声の音量をできるだけ大きく出力し、必要のない音(ノイズ、雑音など)はできるだけ小さく出力する比である。所望のSN比は、設計または実験で予め設定されるSN比または使用時に外部から使用者により設定されるSN比とすることができる。
図3に示すように、本実施形態では、音質切替手段14は、3つの音質切り替えスイッチ(V(hi)、V(mid)およびV(low)に対応するスイッチ回路)を用いて、中域(0.5kHz~5kHz)と低域(0.5kHz未満)の出力レベルをV(hi)、V(mid)またはV(low)の3パターンのいずれかに切り替える。これにより、音質切替手段14(音声集音器10)は、発言者の音声帯域からノイズが混入する帯域の減衰レベルを調整し(出力レベルを低減し)、音声のSN比に改善することができる。すなわち、音声集音器10(音質切替手段14)は、集音したい音(声)の音量をできるだけ大きく出力し、必要のない音(雑音など)はできるだけ小さくすることができる。
以上のとおり、本考案に係る音声集音器によれば、感度調整手段を用いて所望の音声レベルに調整し、音質切替手段を用いて所望のSN比に調整して、集音したい音声ではない音は減衰させ、音声認識処理(音声認識システムなど、一連の音を認識して、意味のある言葉に変換するシステム)に適した音源を集音することができる。また、本考案に係る音声集音器によれば、感度調整手段を用いて所望の音声レベルに調整し、音質切替手段を用いて所望のSN比に調整することができるので、不必要な音を排除して、発言者の音声だけが強調され、音声認識処理に適した音源を生成することができる。また、本考案に係る音声集音器によれば、従来の集音器と比較して、構造が単純で、製造が容易で、操作が容易であり、小型化、高性能化および低コスト化とすることができる。
(2.音声集音機能付き音声送信器)
図1および図2に示すように、本考案に係る音声集音機能付き音声送信器20(以下、音声送信器20という)は、微弱無線方式を用いて、音声集音器で集音した音声を送信する。音声送信器20は、本実施形態では、(1.音声集音器)に記載の音声集音器10と、FM変調波を生成するFM変調回路21と、FM変調回路21で生成したFM変調波を送信する送信アンテナ22と、を備える。ここで、微弱無線方式は、電波法第4条に規定する免許を要しない無線局で発射する電波が著しく微弱な方式を用いてもよい。また、制御手段100S(図1)は、本実施形態では、音声送信器20の各構成に動作を指示し、音声送信器20の動作を制御する手段である。制御手段100Sは、例えばCPU及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。また、制御手段100Sは、音声認識システム100に予め搭載されている演算装置、コントローラ又はその他制御手段を利用する構成であってもよい。また、本考案に係る音声送信器20は、マイクロフォンから集音する会話、TV等の音、スマホや携帯電話等の音声などから音に関する情報(たとえば音声に関する信号)を受信して、微弱無線方式を用いて所望の機器に送信するものであってもよい。
FM変調回路21は、FM変調波を生成するものである。FM変調回路21は、本実施形態では、音質切替手段14で生成した音質切替信号に基づいて、FM変調波を生成する。なお、FM変調回路21がFM変調波を生成する方法は公知の技術を用いることができる。また、生成するFM変調波の周波数帯は、設計、実験、計算などで予め定められる周波数帯とすることができる。生成するFM変調波の周波数帯は、たとえば周波数帯80~100MHzのFM微弱無線を用いることができる。
送信アンテナ22は、FM変調波を送信するものである。送信アンテナ22は、本実施形態では、FM変調回路21で生成したFM変調波を送信する。なお、送信アンテナ22がFM変調波を送信する方法は公知の技術を用いることができる。
以上のとおり、本考案に係る音声送信器によれば、微弱無線方式を用いて、音声集音器で生成した信号を送信することができる。また、本考案に係る音声送信器によれば、従来の音声送信器と比較して、構造が単純で、製造が容易で、操作が容易であり、小型化、高性能化および低コスト化とすることができる。また、本考案に係る音声送信器によれば、FM微弱無線方式を採用することで配線コードを無くし、遅延の無いクリアな音声を伝送することができ、受信側は複数同時受信も可能で、容易に使用することができる。また、本考案に係る音声送信器によれば、人体や環境に無害であることが保障されている電波法認定の微弱電波(FM微弱無線方式の電波)を使うことで、医療機関でも利用できる。また、本考案に係る音声送信器によれば、電波法公認のFM微弱無線方式を利用することで、遅延の無い自然な音を送ることができる。また、本考案に係る音声送信器によれば、電波法公認のFM微弱無線は身体に無害であることが保証されるので、用途が限定されない。
(3.音声認識システム)
図1、図2および図4に示すように、本考案に係る音声認識システム100は、音声集音機能付き音声送信器20のFM変調波を受信して、受信したFM変調波に基づいて文字情報を生成するものである。音声認識システム100は、本実施形態では、(2.音声集音機能付き音声送信器)に記載の音声集音機能付き音声送信器20と、送信アンテナ22から送信されたFM変調波を受信する受信器30と、受信器30で受信したFM変調波に基づいて文字情報を生成する音声認識部30とを有する。音声認識システム100は、微弱無線方式を用いて送信した音に関する情報(たとえばFM変調波)から音声を文字に変換して、変換した文字を表示する。これにより、本考案に係る音声認識システム100によれば、使用者が文字変換した文字を認識することにより、使用者が音声認識して会話の内容を正確に理解することができる。また、制御手段100S(図1)は、本実施形態では、音声認識システム100の各構成に動作を指示し、音声認識システム100の動作を制御する手段である。制御手段100Sは、例えばCPU及びメモリで構成される演算装置を用いることができる。また、制御手段100Sは、音声認識システム100に予め搭載されている演算装置、コントローラ又はその他制御手段を利用する構成であってもよい。
受信器30は、本実施形態では、FM変調波を受信する受信アンテナ31と、受信アンテナ31で受信したFM変調波に基づいて復調音声信号(たとえば音に関する電気信号)を生成するFM復調回路32と、FM復調回路32で生成した復調音声信号を増幅する出力アンプ回路33とを備える。音声認識部40は、本実施形態では、FM復調回路32で生成した復調音声信号に基づいて音声を認識して文字情報(たとえばテキストデータ)を生成する音声認識手段41と、音声認識手段41で生成した文字情報を表示する文字表示手段42と備える。なお、受信アンテナ31がFM変調波を受信する方法、FM復調回路32が復調音声信号を生成する方法、出力アンプ回路33が復調音声信号を増幅する方法、音声認識手段41が文字情報を生成する方法および文字表示手段42が文字情報を表示する方法は、公知の技術を用いることができる。
本考案に係る音声認識システム100は、FM復調回路32で生成した復調音声信号に基づいて音声を出力する手段をさらに備えてもよい。これにより、本考案に係る音声認識システムによれば、音声認識して文字変換した文字と、もとになった発言者の音声とを同時に認識することにより、会話の内容および口調や感情をより正確に理解することができる補聴システムを提供することができる。また、本考案に係る音声認識システム100は、集音マイク(音声集音器)を脱着交換を可能として、集音マイクの代わりに音声に関する電気信号を入力する構成としてもよい。これにより、本考案に係る音声認識システム100は、音声に関する電気信号を電波で送信(またはFM送信)することを可能とし、多用途に応用することができる。本考案に係る音声認識システム100は、例えばWEB会議の会話音声信号も電波で送信(またはFM送信)し、文字化することができ、WEB会議の議事録作りに使用することもできる。また、本考案に係る音声認識システム100は、音声信号のほかに外部マイクを動作させるためのバイアス電圧などを重畳して、その電圧値を検知して音声入力モードか否かを判別する手段をさらに有してもよい。すなわち、本考案に係る音声認識システム100は、外部マイクに音声が入力されてから動作を開始し、さらに電波が正常に受信されたときのみ、音声が出力されるように制御してもよい。
本考案に係る音声認識システムによれば、「有線で接続」する方法と比較して、配線コードがなく、構造が単純で、製造が容易で、操作が容易である。また、本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、目的の音声をFM電波に乗せて送信することができ、FM受信機を内蔵する集音器でその電波を受信し復調することで(ノイズのない)クリアな音声を提供することができる。また、本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、デジタル信号処理がなく、送信受信間の時間遅延が無いため、違和感のない自然な音環境を提供することができる。また、本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、TVなど一般的なアナログ音源装置と補聴用集音器間の配線コードを無くすことができ、テレビやスマホなどの必要な音声だけを、遅延も環境騒音も無い、クリアな音声を伝送することができる。また、本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、特殊無線方式を利用する際に必要な使用認定料やプログラム開発費などが不要で、安価な製品を提供することができる。また、本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、電波法認定の微弱電波なので、人体や環境に無害とすることができる。
ブルートゥース(登録商標)によるデジタル無線方式では、A/D変換、デジタル演算処理、FH(周波数ホッピング)拡散電波、D/A変換、などのプロセスを経て伝達されるため遅延や時間ズレ(エコー)などが生じ、良質な補聴音を提供する事ができない場合があった。また、ブルートゥース(登録商標)によるデジタル無線方式では、ペアリングという接続操作が必要であり、高齢難聴者には容易に利用する事ができない(老齢難聴者には使いこなせない製品になってしまう)場合があった。また、「磁気誘導ループ」の通信方式は、送信側ループコイルの装備などが複雑で、簡便に利用することができない場合があった。また、「IMSバンド(産業科学医療用バンド)」の通信は、医療機器でないと利用できないため、安価な集音器で応用することができない。本考案に係る音声認識システムによれば、電波法のFM微弱無線方式を利用することができるので、ブルートゥース(登録商標)や「磁気誘導ループ」、「IMSバンド(産業科学医療用バンド)」の通信方式と比較して、構造が単純で、製造が容易で、操作が容易であり、小型化、高性能化および低コスト化とすることができる。
本考案に係る音声認識システムは、複数の受信器および複数の音声認識部を備え、音声および文字情報を複数の使用者に提供するものであってもよい。これにより、本考案に係る音声認識システムは、送信した音に関する情報に基づいて、複数の使用者(聴覚障害者など)の聞き取りを補助する音声を提供することができ、集合会場、映画館や講演会場などで多数で同時に受信も可能であり、一つの音源を複数の聴者で聞くことができる。
以上のとおり、本考案に係る実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。
100,100U : 音声認識システム
100S: 制御手段
10 : 音声集音器
11 : 集音マイク
12 : アンプ回路
13 : 感度調整手段
14 : 音質切替手段
20 : 音声集音機能付き音声送信器
21 : FM変調回路
22 : 送信アンテナ
30 : 受信器
31 : 受信アンテナ
32 : FM復調回路
33 : 出力アンプ回路
40 : 音声認識部
41 : 音声認識手段
42 : 文字表示手段

Claims (3)

  1. 音声を集音する音声集音器であって、
    前記音声を含む音を収集する集音マイクと、
    前記集音マイクで収集した前記音を増幅して、増幅音声信号を生成するアンプ回路と、
    前記アンプ回路で生成した前記増幅音声信号を所望の音声レベルに調整し、調整音声信号を生成する感度調整手段と、
    前記感度調整手段で生成した前記調整音声信号を所望のSN比に調整し、音質切替信号を生成する音質切替手段と
    を有する、
    ことを特徴とする音声集音器。
  2. 微弱無線方式を用いて、請求項1に記載の音声集音器の前記音質切替手段で生成した前記音質切替信号を送信する音声集音機能付き音声送信器であって、
    前記音質切替手段で生成した前記音質切替信号に基づいてFM変調波を生成するFM変調回路と、
    前記FM変調回路で生成した前記FM変調波を送信する送信アンテナと、
    を備える、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の音声集音器を含む音声集音機能付き音声送信器。
  3. 請求項2に記載の音声集音機能付き音声送信器の前記FM変調波を受信して、受信した前記FM変調波に基づいて文字情報を生成する音声認識システムであって、
    請求項2に記載の音声集音機能付き音声送信器と、
    前記送信アンテナから送信された前記FM変調波を受信する受信器と、
    前記受信器で受信した前記FM変調波に基づいて前記文字情報を生成する音声認識部と
    を有し、
    前記受信器は、前記FM変調波を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナで受信した前記FM変調波に基づいて復調音声信号を生成するFM復調回路と、前記FM復調回路で生成した前記復調音声信号を増幅する出力アンプ回路とを備え、
    前記音声認識部は、前記FM復調回路で生成した前記復調音声信号に基づいて前記音声を認識して前記文字情報を生成する音声認識手段と、前記音声認識手段で生成した前記文字情報を表示する文字表示手段とを備える、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の音声集音機能付き音声送信器を含む音声認識システム。
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