JPH09139436A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09139436A
JPH09139436A JP29823295A JP29823295A JPH09139436A JP H09139436 A JPH09139436 A JP H09139436A JP 29823295 A JP29823295 A JP 29823295A JP 29823295 A JP29823295 A JP 29823295A JP H09139436 A JPH09139436 A JP H09139436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
diffusion layer
source
impurity
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29823295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamaguchi
清 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP29823295A priority Critical patent/JPH09139436A/ja
Publication of JPH09139436A publication Critical patent/JPH09139436A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読出速度を劣化させることなく、デバイス面
積の縮小を図ることができる不揮発性半導体記憶装置及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 隣接するメモリトランジスタ44,41
にてソース,ドレイン領域32を共有するタイプの不揮
発性半導体記憶装置及び該装置の製造方法であって、フ
ローティングゲート51の下方のチャネル領域に、上記
ソース,ドレイン領域の導電型と同じ導電型であって一
端を上記ソース,ドレイン領域に接合させたN-層55
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に書き換え
消去可能な不揮発性メモリトランジスタを有する不揮発
性半導体記憶装置及び該半導体記憶装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】1メモリセル当たり1トランジスタで構
成される電気的に書き換え消去可能な不揮発性メモリ
は、フラッシュメモリとして活発な開発が行われてい
る。このフラッシュメモリのコストを低減するために
は、他の半導体素子と同様にデバイス面積の縮小が重要
である。2個以上のメモリセルから構成させるフラッシ
ュメモリは、通常、ソースはブロック内で共通となり、
ドレインには2セル当たり1個のコンタクトホールが必
要となる。このため、このコンタクトホールを減らすこ
とによって、デバイス面積の縮小が期待できる。コンタ
クトホールを減らす方法としては、特開昭63−266
883号公報(以下、「従来技術I」と記す)に示され
るように、隣接する各々のメモリトランジスタのソース
とドレインとをソース・ドレイン拡散層で直列接続する
方法がある。この方法を用いるとコンタクトホールの数
は、大幅に減少し面積の縮小を図ることができる。しか
し、この方法では、メモリトランジスタが直列接続され
ていることから、ビット線の抵抗が増加し読み出し速度
が大幅に劣化する欠点を有する。このため、これとは別
にコンタクトホールの数を減少させる方法としては、米
国特許4780424号に開示されるように、メモリト
ランジスタのソース及びドレインをそれぞれ共通にする
形で並列接続する方法がある。この方法では、ビット線
の抵抗値は、上記従来技術Iに開示される場合ほど増加
せず高速な読み出しに適している。しかし、この方法で
は、各ビット線毎にドレイン拡散層を形成しなければな
らないために、コンタクトホール数は、減少するものの
上記従来技術Iに示した例に比べてデバイス面積の減少
率は小さい。この拡散層の面積を減らす方法としては、
図7に示すようにビット線と隣り合ったソース線を共有
させる仮想接地方式がある。この方法を用いると拡散層
の面積を大幅に減少させることができ、大きな縮小率が
できる。尚、図7に示す、S1,S2,…はそれぞれソ
ースを示し、D1,D2,…はそれぞれドレインを示
す。しかし、この方式の場合、以下のような欠点を有す
る。図8はデータ読み出し時のものである。トランジス
タ1、2はそれぞれの閾値Vthが電圧Vccよりも低
い状態に記憶されているものとする。今、トランジスタ
2を選択した場合、各端子の電圧は、図のようになりト
ランジスタ2には、読み出し電流が拡散層5へ流れる。
このときトランジスタ1のゲートにも電圧が印加されて
いることから、トランジスタ1もオン状態となり、拡散
層3を充電する充電電流が流れる。このため、選択した
トランジスタからのデータの読み出しには、このビット
線に隣接するトランジスタの充電電流を考慮する必要が
あり、このために読み出し速度の劣化を招いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
デバイス面積を縮小した場合には、読み出し速度が劣化
するという問題があった。本発明はこのような問題点を
解決するためになされたもので、読み出し速度を劣化さ
せることなく、デバイス面積の縮小を図ることができる
不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の不揮
発性半導体記憶装置によれば、第1導電型の半導体基板
上にフローティングゲート電極と、コントロール電極と
を形成した電気的に書き換え消去可能なオフセットゲー
ト型の不揮発性メモリトランジスタについて、隣接する
上記メモリトランジスタどうしにてソース又はドレイン
領域となる第2導電型の拡散層を共有させて少なくとも
2個以上の上記メモリトランジスタをチャネル長方向へ
並列接続し、かつこの並列接続した回路を少なくとも2
組以上チャネル幅方向に配列してなる不揮発性半導体記
憶装置であって、上記チャネル長方向において上記フロ
ーティングゲートのドレイン側端部はドレイン領域とな
る拡散層と非接触に重なり、ソース側端部はソース領域
となる拡散層と重ならずに配置され、上記フローティン
グゲートの下方の上記半導体基板に位置するチャネル領
域に形成され上記拡散層における不純物濃度よりも低濃
度で第2導電型の不純物拡散領域が形成され、該不純物
拡散領域は上記チャネル長方向においてドレイン側端部
が上記ドレイン領域となる拡散層に接合し、ソース側端
部が上記ソース領域となる拡散層に第1導電型領域を介
在させて非接合であることを特徴とする。
【0005】上記第1態様の不揮発性半導体記憶装置に
よれば、隣接するメモリトランジスタどうしにてソース
若しくはドレイン領域を共有することは、コンタクトホ
ール数が少なくてすみ、デバイス面積の縮小化を図るよ
うに作用する。さらに、フローティングゲートの下方に
位置するチャネル領域に低濃度の不純物拡散領域を形成
する。この低濃度の不純物拡散領域の一端は、該不純物
拡散領域の導電型と同じ導電型にてなるドレイン若しく
はソース領域の拡散層に接合しており、一方、上記不純
物拡散領域の他端は、ソース若しくはドレイン領域には
非接合である。このような構成を採ることで、隣接する
メモリトランジスタどうしにてソース若しくはドレイン
領域を共有する場合において、チャネルの抵抗値に方向
性を付与することができる。即ち、ドレインからソース
へ流れる電流に対する抵抗値に比べてソースからドレイ
ンへ流れる電流に対する抵抗値の方を大きい状態とな
る。よって、上述した充電電流を考慮するする必要が低
減するので読出速度の劣化を抑えるように作用する。
【0006】又、本発明の第2態様の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法によれば、第1導電型の半導体基板上
にフローティングゲート電極と、コントロール電極とを
形成した電気的に書き換え消去可能なオフセットゲート
型の不揮発性メモリトランジスタについて、隣接する上
記メモリトランジスタどうしにてソース又はドレイン領
域となる第2導電型の拡散層を共有させて少なくとも2
個以上の上記メモリトランジスタをチャネル長方向へ並
列接続し、かつこの並列接続した回路を少なくとも2組
以上チャネル幅方向に配列してなる不揮発性半導体記憶
装置の製造方法であって、上記半導体基板表面に絶縁層
を介して形成されているフローティングゲートの下方に
該フローティングゲートの平面形状に対応させて第2導
電型で不純物濃度の低い不純物拡散領域を形成し、チャ
ネル長方向における上記不純物拡散領域のドレイン側端
部には該不純物拡散領域に接合して第2導電型で不純物
濃度が上記不純物拡散領域における不純物濃度よりも高
いドレイン領域としての拡散層を形成し、チャネル長方
向における上記不純物拡散領域のソース側端部には該不
純物拡散領域に非接合であり第2導電型で不純物濃度が
上記不純物拡散領域における不純物濃度よりも高いソー
ス領域としての拡散層を形成する、ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明の一実施形態の
不揮発性半導体記憶装置について図を参照しながら以下
に説明する。尚、各図において同じ構成部分については
同じ符号を付している。又、請求項に記載する、不純物
拡散領域と同じ機能を果たすものとして本実施形態では
-層55,56,57が相当し、第1導電型領域と同
じ機能を果たすものとして本実施形態ではギャップ63
及び領域64が相当し、第1領域と同じ機能を果たすも
のとして本実施形態ではギャップ63が相当し、第2領
域と同じ機能を果たすものとして本実施形態では領域6
4が相当する。
【0008】図1は、上記不揮発性半導体記憶装置であ
るメモリセルアレイの等価回路である。図1において、
例えば、メモリトランジスタ40、41、42は、ビッ
ト線を構成する拡散層31、32によって並列接続され
また、メモリトランジスタ43、44、45はビットを
構成する拡散層32、33によって並列接続されてい
る。このように例えば拡散層32は、例えばメモリトラ
ンジスタ40,41,42とメモリトランジスタ43,
44,45とで共有しており、メモリトランジスタ4
0,41,42のソース領域でありかつメモリトランジ
スタ43,44,45のドレイン領域である。又、図示
するように、メモリトランジスタ40,41,…はマト
リックス状に配列されている。このように隣接するメモ
リトランジスタどうしにて1本の拡散層を共有する構成
を採ることから、上述した仮想接地方式のように、コン
タクトホール数を減少することができデバイス面積を減
少させることができる。さらに、上記拡散層の共有は、
各メモリトランジスタ毎にビット線を形成する場合に比
べ拡散層に要する面積を減少させることができるので、
デバイス面積の大幅な減少化に寄与している。
【0009】このようなメモリアレイを実際に半導体基
板61上に実現した場合の素子構造の平面図を図2に示
す。また、図2に示すI−I’線に沿った断面構造を図
3に示す。このメモリアレイでは、基板61として例え
ばP型シリコン半導体基板を使用している。この基板6
1の表面61a部分には、それぞれのメモリトランジス
タのソース・ドレイン領域となるN+拡散層領域31、
32、33がイオン注入法によって形成されている。
尚、N+拡散層領域31,32,33の注入量は、5×
1015/cm2である。又、例えば拡散層領域32と拡
散層領域33との間の、基板61のチャネル領域の上方
には、基板61の表面に設けた絶縁層90上にフローテ
ィングゲート50,51,52が多結晶シリコンによっ
て形成されている。尚、符号60にて示される部分は、
フィールド酸化膜を示す。又、以下の説明では、図3に
示す構造を例に採り説明する。ゲート酸化膜を介してフ
ローティングゲート51の直下における上記チャネル領
域には、フローティングゲート51の平面形状に対応し
た平面形状にて、上記拡散層領域と同一の導電型で、か
つ例えば拡散層領域32よりも浅い接合深さを有するN
-層55がイオン注入法によって形成されている。尚、
-層55の平面形状はフローティングゲート51に完
全に一致しなくてもよくほぼ一致する程度のものでもよ
い。尚、実際にはN-層55はフローティングゲート5
1の平面形状に比べ若干小さくなる。又、N-層55の
注入量は2×1012/cm2である。又、N+拡散層領域
31,32,33の接合深さは約0.3μmであり、N
-層55の接合深さは約0.1μmである。又、このよ
うなフローティングゲート51及び上記チャネル領域の
上方には、絶縁層90を介してコントロール電極37が
形成されるが、コントロール電極37の延在方向、即ち
チャネル長方向においてフローティングゲート51の一
端51aは、図3に示すように拡散層32と重なり合っ
ている。一方、フローティングゲート51の他端51b
の側壁部には自己整合工程によって形成された絶縁膜6
2が存在し該絶縁膜62の直下には上記N-層55は存
在していない。尚、N-層55と拡散層33との間のい
わゆるチャネル領域において上記絶縁膜62の直下部分
の領域を説明上、ギャップ63と呼ぶ。又、図3に示す
ように領域64の上方には、薄い絶縁層90を介してコ
ントロール電極37が存在する。さらに又、上記コント
ロール電極37の延在方向においてN-層55の一端5
5aは拡散層32と接合しているが、他端55bは拡散
層33とは非接合である。ギャップ63、領域64のチ
ャネル長方向の長さは、それぞれ0.08〜0.1μ
m、0.4μmである。又、フローティングゲート51
の一端51aと拡散層32との重なり部分のチャネル長
方向の長さは0.1μmである。
【0010】このように、絶縁膜62によって形成され
るギャップ63によってチャネルの抵抗値に方向性、つ
まりドレインからソースへの抵抗値に比べてソースから
ドレインの抵抗値の方が大きい状態を作り出すことがで
きる。即ち、図3に示す例えばメモリトランジスタ4
4,41のVthがVccよりも低い状態で記憶されて
いるとし、メモリトランジスタ44について読出しを行
う場合、コントロール電極37に所定の正電圧が印加さ
れるとともに、拡散層32は正電位に、拡散層33は接
地され、拡散層31は開放される。このとき、拡散層3
2が正電位となるのでN-層55も同様に正電位とな
る。N-層55が正電位となることで、N-層55には空
乏層が拡散層33方向へ生じる。又、コントロール電極
37は正電位となっているので、領域64にはチャネル
が形成されており、領域64とN-層55とが電気的に
接続され、メモリトランジスタ44における拡散層32
のドレインから拡散層33のソースへ電流が流れる。こ
れに対し、メモリトランジスタ41においては、拡散層
31は開放であることからN-層56には空乏層が生じ
にくく、よって領域65に形成されたチャネルとN-
56との電気的接続は行われににくい。したがって、メ
モリトランジスタ41においては拡散層32のソースか
ら拡散層31のドレインへ電流は流れにくい。このよう
にして、チャネルの抵抗値に方向性を生ぜしめることが
できる。よって、メモリトランジスタ44を介して拡散
層32から拡散層33へ流れる電流の抵抗値よりもメモ
リトランジスタ41を介して拡散層32から拡散層31
へ流れる電流の抵抗値の方が大きいことから、メモリト
ランジスタ41を介して拡散層31に流れる上記充電電
流は抑制される。したがって、拡散層を共有することに
よって生じる読み出し速度の劣化を軽減することができ
る。
【0011】次に、フローティングゲート51の下方に
-領域55を作成する工程図を図4ないし図6に示
す。図4に示すように、P型半導体基板61の表面61
a部分には、上述のN-層55,56,57を形成する
ためのN-領域70が形成されており、又、ゲート絶縁
膜90を介してフローティングゲート51,53,54
が形成されている。これらのフローティングゲート5
1,53,54をマスクとしてP型不純物73のイオン
注入を行う。次に、図5に示すように、拡散層31,3
2,33を形成するためのレジストマスク74を形成
し、このレジストマスク74とフローティングゲート5
1,53,54とをマスクにしてN型不純物75のイオ
ン注入を行う。以上の工程によって、図6に示すように
フローティングゲート51,53,54の下方のチャネ
ル領域に拡散層31,32,33と同一の導電型で、か
つ拡散層31,32,33よりも浅い接合深さを有し、
かつチャネル長方向において一端が拡散層31,32,
33に接合するN-層55,56,57を形成すること
ができる。
【0012】このようにして形成された不揮発性半導体
記憶装置の動作について説明する。各メモリトランジス
タへのデータの書き込み及び消去動作については従来に
おける、フローティングゲートを用いた不揮発性半導体
記憶装置における動作と変わるところはない。又、メモ
リトランジスタからのデータの読み出し動作ついても従
来のフローティングゲートを用いた不揮発性半導体記憶
装置における動作と変わるものではない。しかし、デー
タの読み出し時においては、上述したように、メモリト
ランジスタのVthがVccよりも低い状態で記憶され
ているとし、メモリトランジスタについて読出しを行う
場合、読み出したいメモリトランジスタのドレインとな
る例えば拡散層32は正電位とされ、ソースは接地さ
れ、その他は開放に設定される。このとき、正電位とさ
れた拡散層32に接合するN-層55も同様に正電位と
なることより、当該N-層55には空乏層が生じやす
く、よってN-層55から拡散層33へは電流が流れや
すくなる。これに対し、拡散層32とN-層56との間
のチャネル領域において、拡散層32の領域65には、
-層を形成していないので空乏層が生じにくい。よっ
て、拡散層32からN-層56へは電流が流れにくくな
る。よって、メモリトランジスタ44を介して拡散層3
2から拡散層33へ流れる電流の抵抗値よりもメモリト
ランジスタ41を介して拡散層32から拡散層31へ流
れる電流の抵抗値の方が大きいことから、メモリトラン
ジスタ41を介して拡散層31に流れる上記充電電流は
抑制される。したがって、デバイス面積を縮小させるべ
く拡散層を共有するタイプの不揮発性半導体記憶装置に
おいて、上記充電電流が減少することから、データの読
出速度を低下させることがない。よって、データの読出
速度を低下させることなくデバイス面積の縮小化を図る
ことができる。
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、隣
接するメモリトランジスタどうしにてソース,ドレイン
領域である拡散層を共有し少なくとも2以上のメモリト
ランジスタをチャネル長方向へ並列接続し、さらに、フ
ローティングゲートの下方に、上記拡散層における不純
物濃度よりも低い不純物濃度にてなる不純物拡散領域を
形成し該不純物拡散領域の一端を拡散層に接合させたこ
とより、コンタクトホールの数を減少させることができ
デバイス面積の縮小化を図ることができ、かつドレイン
からソースへ流れる電流に対する抵抗値に比べてソース
からドレインへ流れる電流に対する抵抗値の方を大きい
状態とすることができ、上述した充電電流を考慮する必
要が低減するので読出速度の劣化を抑えることができ、
読み出しを高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である不揮発性半導体記
憶装置の等価回路である。
【図2】 図1に示す不揮発性半導体記憶装置を実際に
半導体基板上に実現した場合の素子構造を示す平面図で
ある。
【図3】 図2に示すI−I’線における断面図であ
る。
【図4】 図3に示す拡散層、N-層を形成する工程を
説明するための断面図である。
【図5】 図3に示す拡散層、N-層を形成する工程を
説明するための断面図である。
【図6】 図3に示す拡散層、N-層を形成する工程を
説明するための断面図である。
【図7】 従来の不揮発性半導体記憶装置の等価回路で
ある。
【図8】 従来の不揮発性半導体記憶装置において読出
電流及び充電電流を説明するための図である。
【符号の説明】
31ないし35…拡散層、36ないし38…コントロー
ル電極、40ないし48…メモリトランジスタ、50な
いし54…フローティングゲート、55ないし57…N
-層,61…半導体基板、62…絶縁膜、63…ギャッ
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上にフローティ
    ングゲート電極と、コントロール電極とを形成した電気
    的に書き換え消去可能なオフセットゲート型の不揮発性
    メモリトランジスタについて、隣接する上記メモリトラ
    ンジスタどうしにてソース又はドレイン領域となる第2
    導電型の拡散層を共有させて少なくとも2個以上の上記
    メモリトランジスタをチャネル長方向へ並列接続し、か
    つこの並列接続した回路を少なくとも2組以上チャネル
    幅方向に配列してなる不揮発性半導体記憶装置であっ
    て、 上記チャネル長方向において上記フローティングゲート
    のドレイン側端部はドレイン領域となる拡散層と非接触
    に重なり、ソース側端部はソース領域となる拡散層と重
    ならずに配置され、上記フローティングゲートの下方の
    上記半導体基板に位置するチャネル領域に形成され上記
    拡散層における不純物濃度よりも低濃度で第2導電型の
    不純物拡散領域が形成され、該不純物拡散領域は上記チ
    ャネル長方向においてドレイン側端部が上記ドレイン領
    域となる拡散層に接合し、ソース側端部が上記ソース領
    域となる拡散層に第1導電型領域を介在させて非接合で
    あることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記不純物拡散領域は上記フローティン
    グゲートに対応して形成される、請求項1記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記不純物拡散領域は上記拡散層よりも
    浅い接合深さである、請求項1又は2記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記第1導電型領域は、上記不純物拡散
    領域に隣接した第1領域と、上記ソース領域となる拡散
    層に隣接した第2領域とからなる、請求項1ないし3の
    いずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1導電型の半導体基板上にフローティ
    ングゲート電極と、コントロール電極とを形成した電気
    的に書き換え消去可能なオフセットゲート型の不揮発性
    メモリトランジスタについて、隣接する上記メモリトラ
    ンジスタどうしにてソース又はドレイン領域となる第2
    導電型の拡散層を共有させて少なくとも2個以上の上記
    メモリトランジスタをチャネル長方向へ並列接続し、か
    つこの並列接続した回路を少なくとも2組以上チャネル
    幅方向に配列してなる不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法であって、 上記半導体基板表面に絶縁層を介して形成されているフ
    ローティングゲートの下方に該フローティングゲートの
    平面形状に対応させて第2導電型で不純物濃度の低い不
    純物拡散領域を形成し、 チャネル長方向における上記不純物拡散領域のドレイン
    側端部には該不純物拡散領域に接合して第2導電型で不
    純物濃度が上記不純物拡散領域における不純物濃度より
    も高いドレイン領域としての拡散層を形成し、 チャネル長方向における上記不純物拡散領域のソース側
    端部には該不純物拡散領域に非接合であり第2導電型で
    不純物濃度が上記不純物拡散領域における不純物濃度よ
    りも高いソース領域としての拡散層を形成する、ことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
JP29823295A 1995-11-16 1995-11-16 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Pending JPH09139436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823295A JPH09139436A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29823295A JPH09139436A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09139436A true JPH09139436A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17856952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29823295A Pending JPH09139436A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09139436A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5300802A (en) Semiconductor integrated circuit device having single-element type non-volatile memory elements
JP3358663B2 (ja) 半導体記憶装置およびその記憶情報読出方法
US4612212A (en) Method for manufacturing E2 PROM
JP3073645B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその動作方法
US6312990B1 (en) Structure nonvolatile semiconductor memory cell array and method for fabricating same
US6211011B1 (en) Method for fabricating asymmetric virtual ground P-channel flash cell
US4355375A (en) Semiconductor memory device
JPH11163303A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2007335718A (ja) 不揮発性メモリ及びその製造方法
JPH11330280A (ja) チャネル消去/書込によるフラッシュメモリ―セル構造の製造方法およびその操作方法
US7671399B2 (en) Semiconductor storage device
JPH07226490A (ja) 半導体装置
KR20010113700A (ko) 메모리 셀, 메모리, 메모리 셀 제조 방법, 메모리 제조방법, 메모리 셀의 프로그래밍 또는 디프로그래밍 방법 및메모리 셀 판독 방법
KR0169510B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치 및 그의 제조 방법
US6611459B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device
JP3375087B2 (ja) 半導体記憶装置およびその記憶情報読出方法
JP2643860B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPS605062B2 (ja) 半導体論理回路装置
JP2875544B2 (ja) 半導体記憶装置
US20050195630A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
JPH09139436A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP3186209B2 (ja) 半導体装置の使用方法
JPS5958868A (ja) 半導体不揮発性メモリ
JP3383428B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2001119002A (ja) 半導体記憶装置の製造方法及び半導体記憶装置