JPH09139364A - 中性粒子ビーム処理装置 - Google Patents

中性粒子ビーム処理装置

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JPH09139364A
JPH09139364A JP7295132A JP29513295A JPH09139364A JP H09139364 A JPH09139364 A JP H09139364A JP 7295132 A JP7295132 A JP 7295132A JP 29513295 A JP29513295 A JP 29513295A JP H09139364 A JPH09139364 A JP H09139364A
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negative ion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム強度が強く、かつそのエネルギ制御を
容易に行うことのできる微細なパターンの形成に好適な
中性粒子ビーム処理装置を提供する。 【解決手段】 高周波電界の“オン”と“オフ”を交互
に繰り返してプラズマ室11内に多量の負イオンを生成
する。グリッド電極15により電界を生成して負イオン
をエッチング室12に引出し加速して負イオンビーム1
7を形成する。プラズマ源21からの電子ビーム25を
交叉領域26で負イオンビームに照射して中性化し、中
性粒子ビーム27を得る。これを基板18に照射してエ
ッチングを行う。高周波電界の“オン”と“オフ”を繰
り返すことで多量の負イオンを定常的に生成できる。ま
た負イオンは電子を遊離して中性化し易いので、十分な
強度の中性粒子ビームを得ることができる。さらにグリ
ッド電極15の印加電圧により、容易に中性粒子ビーム
のエネルギを制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中性粒子ビームを
用いて半導体基板表面のエッチングあるいはクリーニン
グなどの表面処理を行う中性粒子ビーム処理装置に係わ
り、特に負イオンから中性粒子ビームを生成する中性粒
子ビーム処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマを用いたエッチング技術あるい
基板表面処理技術の1つとしてイオンエッチング法があ
る。イオンエッチング法はプラズマ中の正にイオン化し
たガスを電界により加速して固体試料に照射し、そのと
き試料表面で起こる化学反応やスパッタリングをエッチ
ングに利用するものである。このように電荷を有する粒
子を用いるほかに、中性粒子を試料に照射してエッチン
グを行う技術がある。
【0003】特開昭61−248428号公報には、中
性ガス雰囲気中を通過する際に生じる電荷交換によって
正イオンを中性化し、これを試料に照射してエッチング
を行う中性粒子ビーム処理装置が開示されている。この
装置では、イオン源によって塩素あるいはアルゴンの正
イオンを生成しこれにバイアス電圧を印加してイオンビ
ームを形成する。このイオンビームを塩素ガスの入った
電荷交換部を約1メートルに渡って通過させ電荷交換に
よって中性化する。中性化されずに残ったイオンは、ビ
ームと直交する方向に電界を印加して除去する。このよ
うにして得た中性粒子ビームを試料に照射してエッチン
グを行うようになっている。
【0004】また、特開平4−343421号公報に
は、微細孔を有するマイクロチャネル板によってプラズ
マ中の正イオンの電荷を中性化して基板に照射する中性
粒子ビーム処理装置が開示されている。微細孔を用いる
ことによってガス雰囲気中での電荷交換に比べて正イオ
ンの中性化の効率を上げている。
【0005】図6は、従来から使用されている微細孔を
有するマイクロチャネルを用いた中性粒子ビーム処理装
置の構成の概要を表わしたものである。プラズマ室10
1とエッチング室102とがマイクロチャネル板103
で仕切られている。マイクロチャネル板103には微細
なマイクロチャネル孔104が貫通形成されている。ま
たマイクロチャネル板の両側の微細孔の近傍には、第1
および第2の表面電極105、106が設けられてい
る。
【0006】プラズマ室101にはガス導入口107か
ら塩素ガスが導入される。またプラズマ室101には高
周波電極108が設けられており、高周波グロー放電に
よりプラズマが生成される。第1、第2の表面電極10
5、106の間には電子増倍用電源109により所定電
圧が印加される。プラズマ中のラジカル等の中性粒子
は、マイクロチャネル孔104を通り中性粒子ビームと
して試料111に照射される。また、正イオンはマイク
ロチャネル孔104の電子倍増作用によって中性化さ
れ、中性粒子ビームとして試料111に照射される。
【0007】このようにマイクロチャネル孔を用いれば
正イオンをほとんど全て中性化することができるので、
中性化されないイオンを除去するために試料近傍で電界
を印加する必要がない。
【0008】これらのほか、微細孔によって仕切られた
2つの部屋の間の圧力差によって生成される分子流を利
用して中性粒子ビームを生成する技術が、アプライド・
フィジックス・レターズ誌、第63巻、24号、199
3年、3355頁に開示されている。一般に、圧力差に
よって生成した中性粒子ビームをエッチングあるいは表
面処理に用いる場合には、吹出口部分でガスを加熱して
ホット分子ビームとして利用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】プラズマ中の正イオン
を用いてエッチングやイオンエッチングを行う場合に
は、パターン形状によっては基板表面でプラズマ中の電
子に起因する電荷が蓄積される部分が生じる。このた
め、面内均一なエッチング形状が得られなかったり、所
望の形状にエッチングできない場合がある。通常、イオ
ンビームによって加工したい部分以外をフォトレジスト
などのパターンで被覆する。しかし、被覆したレジトは
誘電体であるので、プラズマから供給される電子により
帯電が生じる。その結果、基板上に入射してくる正イオ
ンの軌道が曲げられ、パターンに対応した異方性加工が
できないという問題がある。また、基板上に構築したト
ランジスタを構成する薄い酸化膜などの微細構造が、蓄
積された電荷によって破壊される場合がある。
【0010】中性粒子を用いる場合には、電荷の帯電に
よるこのような問題が生じない。しかし、特開昭61−
248428号公報に開示されている先行技術では、中
性化のために、ガスから電子を奪い取り、かつその電子
と正イオンが再結合する必要がある。このため、正イオ
ンビームの完全な中性化が困難で中性粒子の密度が低
く、エッチング装置として必要なビーム強度を得ること
ができないという問題がある。さらに、電子交換を行う
ためには、正イオンを、100eV以上の大きなエネル
ギで加速する必要がある。また、プラズマを生成する部
分と電荷交換のためのガス雰囲気を一定の圧力差で維持
する必要があり、排気系などが大型化し、装置の大型化
やコストの上昇を招くという問題がある。
【0011】また特開平4−343421号公報に開示
されている先行技術では、マイクロチャネル板の微細孔
を通過する際に、微細孔表面でエッチングに用いるガス
と化学反応や、スパッタリングが起き、チャンバ内にゴ
ミが生じたり反応生成物が基板上に降り注ぐ可能性があ
る。このため、微細なパターンを形成することが難しい
という問題がある。さらにビームのエネルギ制御が困難
なためにエッチング条件を各種のエッチング材料に適切
に対応させることができない。
【0012】ホット分子線を用いる場合には、ビームの
直径をウェハレベルまで大口径化することが難しい。こ
のため、多数のノズルを備える必要があり排気系などの
面から装置の大型化やコストアップを招いてしまうとい
う問題がある。また、ホット分子線を用いる場合には、
実用レベルのエッチングレートを得ることができない。
【0013】そこで本発明の目的は、ビーム強度が強
く、かつそのエネルギ制御を容易に行うことのできる微
細なパターンの形成に好適な中性粒子ビーム処理装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、高周波電界の印加と印加の停止を交互に繰り返すこ
とで処理ガスをプラズマ化するプラズマ化手段と、この
プラズマ化手段によって生成されたプラズマから負イオ
ンを引き出すとともに所定方向に向かって加速して負イ
オンビームを形成する負イオン引出し手段と、この負イ
オン引出し手段によって形成された負イオンビームを中
性化して中性粒子ビームを形成する中性化手段と、この
中性化手段によって形成された中性粒子ビームの照射さ
れる位置に表面処理を施すべき被処理材料を保持する被
処理材料保持手段とを中性粒子ビーム処理装置に具備さ
せている。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、高周波
電界の印加と印加の停止を繰り返すことによって負イオ
ンの多量に生成される状態を形成する。ここから負イオ
ンを引出し加速して負イオンビームを形成する。そして
負イオンの過剰に有する電子を剥離させて中性化して中
性粒子ビームとし、これを被処理材料に照射して表面処
理を行う。高周波電界の印加されている間に生じた電子
が、印加を停止している期間に残留する処理ガスと結合
して多量の負イオンが生成される。負イオンは、正イオ
ンに比べて電子の剥離を行い易すく、十分な強度の中性
粒子ビームを得ることができる。
【0016】請求項2記載の発明では、プラズマ化手段
は、プラズマ中の電子と残留している処理ガスとの結合
によって負イオンの生成される時間よりも長く、かつプ
ラズマ中の電子密度が低下してプラズマが消滅するより
も短い時間の間高周波電界の印加を停止する印加停止手
段と、この印加停止手段によって印加を停止している間
に低下したプラズマ中の電子のエネルギを回復させるだ
けの時間高周波電界を印加する印加手段と、この印加手
段と印加停止手段を繰り返し交互に動作させる繰り返し
手段とを具備している。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、負イオ
ンの生成に必要な時間以上高周波電界の印加を停止す
る。また、プラズマ中の電子が消滅してしまう前に高周
波電界の印加を再開する。そして低下した電子のエネル
ギを回復させるだけの時間、高周波電界を印加する。こ
のような印加と印加の停止を繰り返すことにより、解離
反応を定常状態にすることができ、負イオンを効率良く
かつ継続して生成することができる。
【0018】請求項3記載の発明では、負イオン引出し
手段は、グリッド電極と、このグリッド電極を正の電位
にバイアスする電圧源とを備えている。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、グリッ
ド電極に電圧を印加することで生成される電界によって
負イオンの引出しおよび加速を行っている。ここで、グ
リッド電極では単に電界によって負イオンを引き出すだ
けでよく、電荷交換を行う必要がないので、たとえば金
属メッシュをグリッド電極として用いることができる。
これにより、グリッド電極において化学反応や表面スパ
ッタッリングが起こらず、被処理材料への微細な加工を
行うことができる。さらに、グリッド電極に印加する電
圧や期間を制御することにより、容易に中性粒子ビーム
の強度を調整することができる。
【0020】請求項4記載の発明では、負イオン引出し
手段は、高周波電界の印加の停止されている期間にプラ
ズマから負イオンを引出し加速している。
【0021】すなわち請求項4記載の発明では、負イオ
ンの多量に発生している高周波電界の印加の停止されて
いる期間だけ負イオンの引出しを行う。印加中は、負イ
オンの量が不安定な状態にあるが、印加の停止されてい
る期間は負イオンが多量に発生しているので、引き出さ
れる負イオンの量が安定する。これにより、ビーム強度
の制御を的確に行うことができる。
【0022】請求項5記載の発明では、中性化手段は、
負イオンビームに光を照射する光源である。
【0023】すなわち請求項5記載の発明では、光のエ
ネルギによって負イオンの有する最外殻電子を剥離す
る。負イオンは最外殻電子を遊離して中性化し易い性質
を備えているので、光を照射するだけで中性化すること
ができる。また光の波長が短いほど電子を剥離する効率
が良い。
【0024】請求項6記載の発明では、中性化手段は、
電極と、この電極に高周波電圧を印加する高周波電源と
を備えている。
【0025】すなわち請求項6記載の発明では、高周波
電界で負イオンを揺すぶることによって最外殻電子の剥
離を行っている。
【0026】請求項7記載の発明では、中性化手段は、
負イオンビームに電子ビームを照射する電子ビーム照射
手段である。
【0027】すなわち請求項7記載の発明では、電子ビ
ームのエネルギによって負イオンの最外殻電子を剥離し
ている。
【0028】請求項8記載の発明では、中性化手段は、
負イオンビームの経路上にガス分子およびガス原子を導
入するガス導入手段である。
【0029】すなわち請求項8記載の発明では、負イオ
ンビームをガス中を通過させ、ガス分子やガス原子との
衝突のエネルギによって負イオンの最外殻電子の剥離を
行っている。負イオンは、過剰に有する電子を剥離する
だけで中性化するので、正イオンの場合に比べて、中性
化の効率がよく、また衝突のエネルギも小さくて済む。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
おける中性粒子ビーム処理装置の構成の概要を表わした
ものである。この装置は、中性粒子ビームによって基板
をエッチングするものであり、プラズマの生成が行われ
るプラズマ生成室11と基板へのエッチングを行うエッ
チング室12を備えている。プラズマ生成室11にはプ
ラズマを生成するための図示しない高周波電極が設けら
れている。マイクロ波電源13は、高周波電極にパルス
変調された電圧を与える電源である。マイクロ波電源1
3の出力するパルスの周期および“オン”、“オフ”の
時間はそれぞれ任意に設定変更可能になっている。プラ
ズマ室11には、ガス導入経路14を通じて塩素ガス
(Cl2 )が導入される。
【0031】プラズマ室11とエッチング室12の間に
は、プラズマ室11内の負イオンを電界によってエッチ
ング室12側に引き出すためのメッシュ状のグリッド電
極15が配置されている。電源16はグリッド電極15
に所定の電圧を印加するための定電圧源である。引き出
された負イオンは矢印17で示す方向にビーム状となっ
て進行する。図中、エッチング室12の右端部には、基
板18を保持するための基板ホルダ19が設けられてい
る。基板ホルダ19によって基板18は、そのエッチン
グを施す面が矢印17で示したビームと垂直になるよう
に保持される。
【0032】エッチング室の中央上部には、負イオンビ
ーム17にその経路と直角方向から電子ビームを照射す
るためのプラズマ源21が設けられている。プラズマ源
19にはアルゴン(Ar)ガスが導入されている。プラ
ズマ源21の開口部22の近傍には定電圧源22の接続
されたグリッド電極24が設けられている。グリッド電
極24の生成する電界により、プラズマ源で発生した電
子がエッチング室12側へ引き出され、矢印25で示し
た向きに進行する電子ビームとなる。
【0033】図中、斜線を施した交叉領域26で、負イ
オンビーム17と電子ビーム25が交叉し、照射された
電子により負イオンの最外殻電子が剥離され中性粒子が
生成される。負イオンビーム17は、領域26を通過す
ることにより、電子が剥離され中性粒子ビーム27にな
る。エッチング室12には、排気孔28が設けられい
る。排気孔28は図示しない真空排気装置と接続されて
いる。
【0034】マイクロ波電源13により、“オン”時間
10μs、“オフ”時間100μsの1周期110μs
のパルス変調を行ってプラズマを生成する。塩素ガスの
ガス流量は20sccm(スタンダード・キュービック
・センチ/ミニット)、ガス圧は、4mTorr(ミリ
トール)である。また、マイクロ波電源34の投入電力
は、“オン”時に1kWである。パルス変調により生成
されるプラズマ中では、“オフ”周期の間に多量のCl
- イオンと微量のCl2 - イオンが生成される。
【0035】図2は、パルス変調によって生成されるイ
オンの量を表わしたものである。プラズマ源として広く
用いられている低圧高密度プラズマ中では、負イオンの
効率的生成は困難である。しかし、投入電力の“オ
ン”、“オフ”を繰り返し行いパルス変調することによ
って、“オフ”の期間にプラズマ中の電子と残留してい
るガスが結合し、プラズマ中に負イオンが多量に生成さ
れる。図中、横軸は、時間を表しており、時間が負の領
域31は、電力の投入される“オン”の期間を表わして
いる。時間が正の領域32は、“オフ”された期間を表
わしている。時間が“0”のとき、電源が“オン”から
“オフ”に変化している。縦軸は、イオン飽和電流(−
20V)/電子飽和電流で表される飽和電流比を示して
いる。
【0036】この図は、塩素ガスを用いた際のもので、
パルスを“オフ”した後、50μs〜100μsの間に
プラズマ中の電子密度に匹敵する程度の高密度の負イオ
ンが生成されている。“オフ”時にプラズマ中の電子密
度が低下してプラズマが消滅してしまう前に次の“オ
ン”周期が到来するようにパルス変調の周期とパルス幅
を設定すれば、再度“オン”した際にプラズマ中の電子
のエネルギ(電子温度)は約10μsほどの短時間で回
復する。これにより、プラズマ中での解離反応が定常状
態に達する。従って塩素ガスを用いる場合には、“オ
ン”時間を10μs、“オフ”時間を50μs〜100
μsに設定することで、効率的に負イオンを生成するこ
とができる。
【0037】パルスの“オン”、“オフ”時間について
は、ガスの種類や、プラズマへの投入電力の大きさ、ガ
スのチャンバ中での滞在時間、プラズマの生成方法など
によって定まる解離反応の進行のし易さによって異な
る。したがって、“オフ”時間と“オン”時間は、これ
らの条件に応じてそれぞれ定めることになる。
【0038】このようなパルス変調によってプラズマ室
11で生成された負イオンは、グリッド電極15の形成
する電界によってエッチング室12側に引き出され加速
される。ここでは、グリッド電極15に、30Vの電位
を印加している。グリッド電極15では、負イオンの引
出しと加速を行えば良く、電荷交換する必要が無いの
で、プラズマの均一面積と同等以上の面積を有する金属
メッシュをグリッド電極15として用いている。金属メ
ッシュのグリッド電極15では、微細孔付き電極と異な
り負イオンと接触する表面積が極めて小さいので、電極
表面での反応やスパッタリングを無視できる程度に抑え
ることができる。また、プラズマの均一面積と同等以上
の面積のグリッド電極15を用いることにより、負イオ
ンを真っ直ぐエッチング室12に引き出すことができ
る。このようにして、主としてCl-イオンからなる負
イオンビーム17が生成される。
【0039】引き出された負イオンは、過剰に付着して
いる電子を放出して中性化しやすい性質を有している。
したがって、加速してビーム状になった負イオンに対し
て電子を剥離するための何らかのエネルギを加えること
で、電荷を容易に中性化することができる。ここでは、
電子剥離のために、負イオンビーム17の進行方向と直
角方向からプラズマ源21によって電子ビーム25を生
成し、領域26において電子ビーム25を負イオンビー
ム17に照射している。グリッド電極24には、プラズ
マ源21から電子を引き出すために10Vの電圧を印加
している。
【0040】負イオンビームが有していた運動量は、電
子の質量が極めて小さいので、最外殻電子を剥離しても
ほとんど変化しない。したがって、負イオンの状態で加
速されて得た運動エネルギは、中性化された後も保存さ
れ、そのまま中性粒子ビーム27となって基板に照射さ
れる。負イオンビームを中性化することによって主とし
てCl原子からなる中性粒子ビームを得ている。
【0041】中性粒子ビーム27は、ビームの経路上に
配置された基板ホルダ19によって保持されているフォ
トレジストパターンの形成されたSi基板18に照射さ
れる。フォトレジストパターンの形成されていない部分
の基板表面は、中性粒子ビームの有する運動エネルギに
よってエッチングされる。エッチング後の基板表面を走
査電子顕微鏡で観察した結果、中性粒子ビームを用いる
ことでフォトレジストへの電荷の蓄積がなくなり、フォ
トレジストパターンに忠実なパターンがSi基板上に転
写されていた。また、微細なトランジスタ等を構成する
薄い酸化膜を予め形成した基板に対してこのようなエッ
チングを行った場合にも基板表面での電荷の蓄積や局所
的な電流によってトランジスタの構造が破壊されること
はなかった。
【0042】また、中性粒子ビームの運動エネルギは、
グリッド電極15に与える電圧を変化させることで制御
することができる。このように負イオンの状態において
ビームのエネルギを制御することができるので、エッチ
ング条件をエッチング対象となる各種の材料に容易かつ
適切に適応させることができる。また、負イオンを多量
に得ることができるので、中性粒子ビームのビーム強度
を実用的レベルで得ることができる。
【0043】変形例
【0044】これまで説明した中性粒子ビーム処理装置
では、プラズマ源から生成した電子ビームを照射するこ
とによって負イオンを中性化したが、変形例の中性粒子
ビーム処理装置では、紫外光を負イオンビームに照射す
ることによって中性化を行うようになっている。
【0045】図3は、紫外光によって負イオンの中性化
を行う中性粒子ビーム処理装置の構成の概要を表わした
ものである。この装置は、プラズマの生成の行われるプ
ラズマ室41と、エッチングを行うためのエッチング室
42を備えている。プラズマ室41とエッチング室42
の間には、金属メッシュからなるグリッド電極43が配
置されている。グリッド電極43には図示しない定電圧
源が接続されており、所定の電圧が印加される。また、
図中、エッチング室42の上部には紫外光を照射するた
めの紫外光源44が設けられている。プラズマ室41に
は、図示しない導入口から塩素ガスが供給される。マイ
クロ波電源45は、プラズマ室41内に設けられた図示
しない電極にパルス変調された電圧を与える高周波電源
である。
【0046】グリッド電極43の生成する電界によりプ
ラズマ室41から負イオンがエッチング室42側に引き
出され、矢印46で示す方向に加速され、負イオンビー
ムが形成される。負イオンビームの進行方向前方には、
基板47を保持するための基板ホルダ48が設けられて
いる。負イオンビーム46は、紫外光源44からの紫外
光49によって中性化され、中性粒子ビーム51となっ
て基板47に照射される。このように紫外光を照射する
ことによっても、負イオンビームを中性化し、中性粒子
ビームを得ることができる。
【0047】このほか、負イオンビームに対して高周波
の電界を印加したり、あるいは負イオンビームを中性ガ
スまたはプラズマ中を通過させることによっても、電子
を剥離して中性化することができる。
【0048】図4は、高周波電界を印加することによっ
て電子の剥離される様子を模式的に表わしたものであ
る。電極61、62の間には、高周波電源63によって
高周波電界が印加される。負イオンビーム64は、電極
61、62の間を通過する際に、電界によって揺すぶら
れ、電子が剥離され中性化される。これにより、負イオ
ンビーム64は、電極61、62の間を通過した後は、
中性粒子ビームに変化する。
【0049】図5は、中性ガスを通過させることによっ
て電子の剥離される様子を模式的に表わしたものであ
る。負イオンビーム71は、中性ガス72を通過する際
に、ガスとの衝突によって電荷交換が行われ、中性化さ
れ中性粒子ビーム73になる。中性ガスによる中性化
は、正イオンの場合には、ガスから電子を剥離し、これ
が正イオンと再結合するという過程を要するので効率が
悪く、また大きな衝突のエネルギを要する。
【0050】しかしながら、負イオンの場合には、過剰
に付着した電子を遊離するだけで中性化することができ
るので、正イオンの場合に比べてはるかに効率良く、か
つ低エネルギのイオンで電荷交換が可能である。たとえ
ばCl- イオンの場合には、約3eVのエネルギで良
い。したがって、中性ガスやプラズマ中を通過させるこ
とにより、十分な強度の中性粒子ビームを得ることがで
きる。図4、あるいは図5に示した電子剥離により、負
イオンビームの有する運動エネルギが殆ど失われないこ
とは、電子ビームによる中性化と同様である。
【0051】以上説明した実施の形態あるいは変形例で
は、中性化した後のビームをそのまま基板に衝突させて
いる。中性化したビームの中には微量ではあるが、負イ
オンが残留する可能性がある。この残留する負イオンが
エッチングにおいて不要な場合には、中性化処理後のビ
ームに垂直方向に電界を印加して、負イオンの軌道を曲
げれば、残留した負イオンが基板に照射されないように
することができる。また、このように電界を加えること
で、質量の小さい電子も合わせて除去することができ、
中性粒子ビームだけを基板に照射することができる。
【0052】また、マイクロ波電源によるパルスの“オ
ン”時間と“オフ”時間は、例示した時間に限られず、
解離反応の速度によって定められる。すなわち、パルス
の“オフ”時間は、負イオンが十分生成されるだけの時
間であり、かつ電子が消滅するよりも短い時間である。
また“オン”時間は、“オフ”時間中に低下したプラズ
マ中の電子密度を回復させるだけの時間であればよい。
【0053】さらに、実施の形態および変形例では、負
イオンをエッチング室に引き出すためにグリッド電極に
電圧を定常的に印加しているが、負イオンが高密度に生
成されるプラズマの“オフ”周期の期間だけ電圧を印加
するようにしてもよい。投入電力が“オン”の状態で
は、負イオンの数が過渡的に変化する状態になる。これ
に比べて“オフ”の期間は、負イオンが多量に発生して
いるので、引き出される負イオンの数が安定した状態に
なる。したがって、“オフ”の期間だけ負イオンを引き
出すようにすれば、ビームの強度を適切に把握すること
ができ、エッチング条件に適切にコントロールすること
ができる。
【0054】また、変形例では、照射する光の波長が短
い程、電子を剥離する効率が高くなるので、紫外光を用
いたが、他の波長の光であっても電子を剥離することが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、中性粒子ビームを用いているので、基板表面
にプラズマ中の電子に起因する電荷が蓄積されず、所望
のパターンのエッチングを的確に行うことができる。ま
た、電荷の蓄積により、基板上に構築したトランジスタ
を構成する薄い酸化膜などの微細構造が破壊されないの
で、製造の歩留りが向上する。さらに、高周波電界の印
加と印加の停止を繰り返すことによって負イオンを多量
に生成し、負イオンを基に中性粒子ビームを形成してい
る。負イオンは正イオンに比べて中性化し易いので、中
性化の効率が良く、十分な強度の中性粒子ビームを得る
ことができる。これにより表面処理の処理時間を短縮す
ることができる。
【0056】また請求項2記載の発明によれば、プラズ
マ中での解離反応を定常状態にすることができ、負イオ
ンを効率良くかつ継続して生成することができる。
【0057】さらに請求項3記載の発明によれば、グリ
ッド電極は、負イオンを引き出すだけで良く電荷交換を
行う必要がないので、たとえば金属メッシュを用いるこ
とができ、電極表面での化学反応やスパッタッリングに
よるコンタミネーションの発生を抑えられ、被処理材料
への微細な加工を行うことができる。さらに、グリッド
電極に印加する電圧や期間を制御すれば、負イオンの状
態でビームの強度を調整できるので、中性化して得る中
性粒子ビームの強度を容易に制御することができる。こ
れにより、エッチング条件を各種のエッチング材料に適
応させることができる。
【0058】また請求項4記載の発明によれば、負イオ
ンの多量に発生している高周波電界の印加の停止されて
いる期間だけ負イオンの引出しを行うので、ビーム強度
の制御を的確に行うことができる。
【0059】さらに請求項5記載の発明によれば、光を
照射することにより負イオンを中性化しているので、中
性化を容易に行うことができる。
【0060】また請求項6記載の発明によれば、高周波
電界で負イオンを揺すぶることによって最外殻電子の剥
離を行っているので、容易に中性化を行うことができ
る。
【0061】さらに請求項7記載の発明によれば、電子
ビームのエネルギによって負イオンの最外殻電子を剥離
しているでの、容易に負イオンを中性化することができ
る。
【0062】また請求項8記載の発明によれば、負イオ
ンビームをガス中を通過させ、ガス分子やガス原子との
衝突のエネルギによって負イオンの最外殻電子の剥離を
行っている。負イオンは、過剰に有する電子を剥離する
だけで中性化するので、正イオンの場合に比べて、中性
化の効率がよく、また衝突のエネルギも小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における中性粒子ビーム
処理装置の構成の概要を表わした構成図である。
【図2】パルス変調によって生成される負イオンの量を
表わした特性図である。
【図3】本発明の変形例における中性粒子ビーム処理装
置の構成の概要を表わした構成図である。
【図4】高周波電界によって電子を剥離する様子を模式
的に表わした説明図である。
【図5】ガスあるいはプラズマ中を通過することによっ
て電子を剥離する様子を模式的に表わした説明図であ
る。
【図6】従来から使用されている微細孔を有するマイク
ロチャネルを用いた中性粒子ビーム処理装置の構成の概
要を表わした構成図である。
【符号の説明】
11、41 プラズマ室 12、42 エッチング室 13、45 マイクロ波電源 14 ガス導入経路 15、24、43 グリッド電極 16、23 定電圧源 17、46、64、71 負イオンビーム 18、47 基板 19、48 基板ホルダ 21 プラズマ源 25 電子ビーム 26 交叉領域 27、73 中性粒子ビーム 44 紫外光源 49 紫外光 61、62 電極 63 高周波電源 72 中性ガス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電界の印加と印加の停止を交互に
    繰り返すことで処理ガスをプラズマ化するプラズマ化手
    段と、 このプラズマ化手段によって生成されたプラズマから負
    イオンを引き出すとともに所定方向に向かって加速して
    負イオンビームを形成する負イオン引出し手段と、 この負イオン引出し手段によって形成された負イオンビ
    ームを中性化して中性粒子ビームを形成する中性化手段
    と、 この中性化手段によって形成された中性粒子ビームの照
    射される位置に表面処理を施すべき被処理材料を保持す
    る被処理材料保持手段とを具備することを特徴とする中
    性粒子ビーム処理装置。
  2. 【請求項2】 前記プラズマ化手段は、プラズマ中の電
    子と残留している処理ガスとの結合によって負イオンの
    生成される時間よりも長く、かつプラズマ中の電子密度
    が低下してプラズマが消滅するよりも短い時間の間高周
    波電界の印加を停止する印加停止手段と、この印加停止
    手段によって印加を停止している間に低下したプラズマ
    中の電子のエネルギを回復させるだけの時間高周波電界
    を印加する印加手段と、この印加手段と前記印加停止手
    段を繰り返し交互に動作させる繰り返し手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の中性粒子ビーム処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記負イオン引出し手段は、グリッド電
    極と、このグリッド電極を正の電位にバイアスする電圧
    源とを具備することを特徴とする請求項1記載の中性粒
    子ビーム装置。
  4. 【請求項4】 前記負イオン引出し手段は、高周波電界
    の印加の停止されている期間にプラズマから負イオンを
    引出し加速することを特徴とする請求項1記載の中性粒
    子ビーム処理装置。
  5. 【請求項5】 前記中性化手段は、前記負イオンビーム
    に光を照射する光源であることを特徴とする請求項1記
    載の中性粒子ビーム装置。
  6. 【請求項6】 前記中性化手段は、電極と、この電極に
    高周波電圧を印加する高周波電源とを具備することを特
    徴とする請求項1記載の中性粒子ビーム装置。
  7. 【請求項7】 前記中性化手段は、前記負イオンビーム
    に電子ビームを照射する電子ビーム照射手段であること
    を特徴とする請求項1記載の中性粒子ビーム処理装置。
  8. 【請求項8】 前記中性化手段は、前記負イオンビーム
    の経路上にガス分子およびガス原子を導入するガス導入
    手段であることを特徴とする請求項1記載の中性粒子ビ
    ーム装置。
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