JPH09137987A - 通風口のシャッタ装置 - Google Patents

通風口のシャッタ装置

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JPH09137987A
JPH09137987A JP29541095A JP29541095A JPH09137987A JP H09137987 A JPH09137987 A JP H09137987A JP 29541095 A JP29541095 A JP 29541095A JP 29541095 A JP29541095 A JP 29541095A JP H09137987 A JPH09137987 A JP H09137987A
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stopper
shaft portion
shutter
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風口にシャッタ板を回動可能に取り付ける
作業を容易化する。 【解決手段】 シャッタ板25に通風口の内面に突設さ
れた軸部が嵌入される軸受部28を形成すると共に、シ
ャッタ板25に透溝33を形成して弾性変形可能になさ
れたストッパ32を形成する。軸受部28内の凹部29
に軸部が嵌入されるとき、ストッパ32は弾性変形して
逃げ、軸部が凹部29内に完全に嵌入されると、ストッ
パ32は復元して軸部に係合し、軸受部28が軸部から
抜け出ることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通風口に風圧を受け
て開放動作するシャッタ板を回動可能に取り付けて構成
される通風口のシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば天井用換気扇にあっては、図23
に示すように、本体箱1の外側部にファンケーシング2
の吐出口2aに連通する接続筒体(通風口)3を配設
し、この接続筒体3に排気ダクト4を連結してファン5
により吸引した室内空気を接続筒体3および排気ダクト
4を介して室外に排出するようにしている。
【0003】そして、接続筒体3内にファン5からの風
圧を受けて開放するプラスチック製のシャッタ板6を回
動可能に設け、換気運転停止時にシャッタ板6により接
続筒体3を閉鎖して排気ダクト4を通じて逆流してくる
外風が室内に侵入することのないようにしている。
【0004】上記接続筒体3にシャッタ板6を回動可能
に取り付けるための従来構成は、図24に示すように、
接続筒体3の左右両側壁部に円形の軸支孔7,7を形成
すると共に、シャッタ板6の左右両側に突片状の軸部6
a,6aを一体に突設し、その軸部6a,6aを軸支孔
7,7に挿入して回動可能に支持させるというものであ
る。
【0005】この場合、円形の軸支孔7に対し、軸部6
aが薄肉の突片状であるため、軸支孔7に軸部6aを挿
入したとき、両者間に隙間が生ずる。そこで、接続筒体
3の左右両側に軸支孔7,7を覆うフード部3a,3a
を一体に突設し、室外に排出すべき空気が軸支孔7と軸
部6aとの間の隙間から天井裏に漏れ出ることを防止す
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、シャッタ板6の軸部6a,6aを軸
支孔7,7に挿入する際、シャッタ板6を図24に二点
鎖線で示すように円弧状に弾性変形させた状態で接続筒
体3内に挿入し、軸部6a,6aを軸支孔7,7に対応
位置させた状態でシャッタ板6を自身の弾性力で復元さ
せながら軸部6a,6aを軸支孔7,7内に挿入せねば
ならないため、シャッタ板6の取り付けのために多くの
手間を要し、作業性に劣る。また、シャッタ板6を円弧
状に曲げる時に曲げ過ぎるとシャッタ板6が変形してし
まうおそれがある。
【0007】更に、軸支孔7を覆って排出空気が天井裏
に漏れ出ることのないようにするために、接続筒体3に
フード部3aを一体に形成する必要があり、接続筒体3
の製造コストが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、通風口へのシャッタ板の取り付けを、
シャッタ板を湾曲させることなく、且つ容易に行うこと
ができると共に、通風口に外部への空気漏れの原因とな
るシャッタ板の支持用の軸支孔を形成せずとも済む通風
口のシャッタ装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通風口に風圧を受けて開放動作するシャッ
タ板を回動可能に取り付けて構成される通風口のシャッ
タ装置において、前記通風口の内面に突設された一対の
軸部と、前記シャッタ板に、該シャッタ板との間に前記
軸部の径方向に開放する嵌入口を有した凹部を形成する
ように突設され、軸部を嵌入口から凹部内に嵌入させる
一対の略L字形の軸受部と、前記シャッタ板および前記
軸受部の少なくとも一方に弾性変形可能に設けられ、弾
性変形することにより前記凹部内への前記軸部の嵌入を
許容すると共に、復元することにより凹部内に嵌入され
た軸部に係合して該軸部からの軸受部の抜け止めをする
ストッパとを具備してなるものである。
【0010】この構成によれば、シャッタ板を通風口に
挿入しながら、軸受部の凹部内に軸部が嵌入されるよう
にすると、ストッパが弾性的に変形し、このストッパの
弾性変形によって軸部が凹部内に嵌入される。軸部が凹
部内に嵌入されると、ストッパが自身の弾性によって復
元し、軸部からの軸受部の抜け止めを行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を天井用換気扇に適
用した実施例により具体的に説明する。図1〜図7は本
発明の第1実施例を示すもので、まず、天井用換気扇の
全体構成を示す図6および図7において、室の天井板1
1には矩形状の開口部12が形成されており、その開口
部12の周囲部には天井板11の裏側に位置して野縁1
3が取り付けられている。
【0012】上記開口部12の一側部には、内部を通風
口とした通風口体たる接続筒体14を一体に突出形成し
たプラスチック製の支持板15が配置されており、その
下端の取付片部15aは天井板11の下面に宛てがわ
れ、野縁13に天井板11を介して図示しないねじによ
り固定されている。また、開口部12内には本体箱16
が挿入配置されており、その下端のフランジ部16aは
天井板11の下面に宛てがわれ、野縁13に天井板11
を介して図示しないねじにより固定されている。この場
合、本体箱16のフランジ部16aの一辺は支持板15
の取付片部15aの下側に重ねるようにして固定されて
いる。
【0013】ここで、支持板15の上端部には嵌合孔部
15bが形成されていると共に、取付辺部15aの下面
には突起15cが突設されている。これに対し、本体箱
16の上面部には支持板15の嵌合孔部15bと嵌合す
る突起16bが形成されていると共に、フランジ部16
aの一辺には支持板15の突起15cと嵌合する嵌合孔
16cが形成されている。
【0014】そして、本体箱16を開口部12内に挿入
する際に、本体箱16の突起16bおよび嵌合孔16c
を支持板15の嵌合孔部15bおよび突起15cに嵌合
することにより、本体箱16の一側面部が支持板15と
密接状態となるように位置決めされるようにし、この位
置決め状態のもとで本体箱16を図示しないねじにより
固定できるようにしている。
【0015】このようにして天井板11の開口部12に
取り付けられた本体箱16内には断熱材例えば発泡プラ
スチック製のファンケーシング17が収納されており、
このファンケーシング17の下面部には吸入口17aが
形成されていると共に、一側面部には吐出口17bが形
成されている。そして、ファンケーシング17内には本
体箱16の内上部に固定されたモータ18によって回転
される遠心型のファン19が配置されている。
【0016】また、本体箱16にはファンケーシング1
7の下側に位置する取付具20が固定されており、この
取付具20に本体箱16の下面部分を下方から覆う化粧
パネル21がねじりコイルばね22を介して着脱可能に
取り付けられている。この場合、化粧パネル21の上面
部には本体箱16のフランジ部16aに当接する複数本
のスペーサ用の脚部21aが一体に突設されており、こ
れら脚部21aによって化粧パネル21と天井板11と
の間に通風間隙23が形成されるようにしている。従っ
て、ファンケーシング17の吸入口17aは通風間隙2
3を介して室内に連通された状態となっている。
【0017】一方、ファンケーシング17の吐出口17
bは前記本体箱16の各側面部のうち支持板15に密接
状態となっている一側面部に対応位置され、該本体箱1
6の一側面部に形成された開口部16dを介して支持板
15の接続筒体14内に連通した状態となっている。そ
して、接続筒体14には室外に連通する排気ダクト24
が接続されており、従って、ファンケーシング17の吐
出口17bは接続筒体14を介して排気ダクト24に連
通された状態になっている。
【0018】さて、前記接続筒体14内にはプラスチッ
ク製のシャッタ板25が回動可能に取り付けられてい
る。このシャッタ板25は換気運転時にはファン19か
らの送風空気の風圧により開放動作し、換気運転停止時
には自重により接続筒体14内を閉鎖して排気ダクト2
4を逆流してくる外風がファンケーシング17を通じて
室内に入り込まないようにする。この場合、排気ダクト
24内を逆流してくる外風の風圧を受けてもシャッタ板
25が閉鎖状態を維持するようにするために、接続筒体
14の内面下部にはシャッタ板25の下端部を当接させ
る衝止片26が一体に突設されている。
【0019】ここで、シャッタ板25の取り付け構成に
つき詳述するに、まず、図3にも示すように、接続筒体
14の内面の左右両側のうち、接続筒体14の中心から
やや上方に偏った位置には一対の軸部27が略水平状態
となるように一体に突設されている。
【0020】これに対し、シャッタ板25の表裏両側の
板面のうち片側の板面(以下、表面という)の左右両側
には、図1および図2にも示すように、中心からやや上
方に偏って一対の軸受部28が一体に突設されている。
この軸受部28は、シャッタ板25の表面から略直角に
立ち上がる起立片部28aと、この起立片部28aの先
端からシャッタ板25の表面と対向するように下向きに
延出された対向片部28bとからなる略L字形に形成さ
れており、それら起立片部28aと対向片部28bとは
シャッタ板25との間に凹部29を形成している。
【0021】上記軸受部28の凹部29内には軸部27
が嵌入されるもので、その軸部27の嵌入のために、該
凹部29は軸部27の径方向、具体的には下向きに開放
されており、その開放端(対向片部28bの下端とシャ
ッタ板25との間)は嵌入口30とされている。
【0022】また、軸受部28の凹部29は左右両側に
も開放されているが、その左右両側の開放口のうち内側
の開放口、すなわち右側の軸受部28については左側の
開放口、左側の軸受部28については右側の開放口に
は、凹部29内に嵌入される軸部27の先端に当接して
シャッタ板25の軸部方向(左右方向)の振れを規制す
る係止部としての係止面部31が一体に形成されてい
る。
【0023】上記軸受部28は、シャッタ板25に形成
されたストッパ32により、凹部29内に嵌入された軸
部27からの抜け止めがなされる。このストッパ32
は、本実施例では次のように構成されている。すなわ
ち、シャッタ板25の左右両側には、一対の軸受部28
の近傍であって該軸受部28よりも外側に位置して透溝
33が形成されている。この透溝33は、シャッタ板2
5の外縁から略逆L字形に延びるように形成されてお
り、かかる透溝33の形成によってシャッタ板25には
舌片34が形成される。
【0024】この舌片34は、下端だけがシャッタ板2
5に繋がって該シャッタ板25の表裏方向に弾性変形可
能になっている。そして、この舌片34の先端部表面に
は突起35が突設されており、これら舌片34と突起3
5とでストッパ32が構成されている。なお、突起35
の下面は後述のようにして軸部27を凹部29内に相対
的に嵌入する際に軸部28のガイドとして機能する斜面
35aに形成されている。
【0025】ここで、凹部29の嵌入口30の開口高
さ、すなわちシャッタ板25の表面と軸受部28の対向
片部28bとの間隔は軸部27の外径寸法と同程度に設
定されているのに対し、ストッパ32の突起35はその
突出高さが軸部27の外径寸法よりもやや小さく設定さ
れていることにより、凹部29内に嵌入された軸部27
と係合して軸部27からの軸受部28の抜け止めを行う
ものである。
【0026】上述のように構成されたシャッタ板25を
接続筒体14内に回動可能に取り付ける手順を説明す
る。なお、シャッタ板25の取り付けは、支持板15を
開口部12に挿入する前に行うものであるが、支持体1
5を開口部12に取り付けた後、本体箱16を開口部1
2内に挿入する前に行っても良い。
【0027】シャッタ板25を取り付けるには、図4に
示すように、シャッタ板25を接続筒体14内に挿入す
る。この場合、シャッタ板25は軸受部28を突設した
表面が上向きとなるように、且つ下端側を先にして矢印
Aで示すように接続筒体14内にその本体箱16側の開
口部から挿入するものである。そして、シャッタ板25
の表面を軸部27に当ててスライドさせながら挿入して
行くと、一対の軸部27が一対の軸受部28の嵌入口3
0に自然に入り込むようになる。
【0028】軸部27が嵌入口30内に入り込むように
なると、当該軸部27はストッパ32の突起35の斜面
35aに相対的に乗り上げてゆくようになり、この斜面
35aへの軸部27の乗り上げに伴って図4に破線で示
すように舌片34が下方に弾性変形して凹部29内への
軸部27の嵌入を許容する。そして、軸部27が凹部2
9内に完全に嵌入された状態になると、軸部27がスト
ッパ32の突起35から外れるため、該ストッパ32の
舌片34が自身の弾性復元力で元の状態に復帰する。こ
れにより、突起35が軸部27を係止した状態となり該
軸部27が相対的に凹部29から抜け出ることのないよ
うにする。
【0029】以上によりシャッタ板25が接続筒体14
内に回動可能に取り付けられるものであり、その後、シ
ャッタ板25から手を離すと、図5に示すようにシャッ
タ板25は自重で矢印Bで示す閉鎖方向に回動し、閉鎖
位置に至ると下端が衝止片26に当接してそれ以上矢印
B方向に回動しないように止められる。
【0030】次に上記のように構成した本実施例の作用
を説明する。換気運転が開始されると、モータ18によ
りファン19が回転される。このファン18の回転によ
り、室内空気が通風間隙23を通じて吸入口17aから
ファンケーシング17内に吸引され、吐出口17bから
接続筒体14内に送風される。
【0031】すると、シャッタ板25が接続筒体14内
に送風される空気の風圧を受けて軸部27を中心にして
矢印Bとは反対方向に回動(開放動作)し、接続筒体1
4を開放する。これにより、ファン19によって吸引さ
れた室内空気が接続筒体14を介して排気ダクト24内
に送風され、そして排気ダクト24を介して室外に排出
される。
【0032】換気運転が停止されると、ファン18が停
止するため、シャッタ板25は自重により軸部27を中
心に矢印B方向に回動(閉鎖動作)し、下端部が衝止片
26に当接した位置に止められる。この状態で、排気ダ
クト24を通じて外風が逆流して、シャッタ板25にそ
の風圧が作用しても、該シャッタ25は衝止片26に当
接した閉鎖位置に止められるため、接続筒体14を開放
することなく、外風を遮る。これにより、排気ダクト2
4を逆流してきた外風がファンケーシング17を通じて
室内に侵入することを防止する。
【0033】このような換気運転の開始および停止に伴
って開閉動作するシャッタ板25にあって、その開閉動
作時にシャッタ板25が左右方向に振れ動くことがある
が、その振れ動きは軸受部28の係止面部31が軸部2
7の先端に当接することによって僅かな振れ動き量に抑
制され、シャッタ板25の左右両外周部が接続筒体14
の内周面に当接することを防止する。
【0034】このように本実施例によれば、シャッタ板
25を接続筒体14内に挿入するという作業だけで、軸
受部28が軸部27に抜け止め状態に嵌合されて該軸部
27によりシャッタ板25が回動可能に支持されるよう
になるので、シャッタ板25の取り付けを容易に行うこ
とができ、その取り付け作業性が向上する。しかも、シ
ャッタ板25を湾曲させずとも済むので、曲げ過ぎてシ
ャッタ板25を変形させてしまうこともない。
【0035】また、接続筒体14の内面に軸部27を突
設し、この軸部27によりシャッタ板25を回動可能に
支持する構成であるので、図23および図24に示した
従来の接続筒体3に軸支孔7を開口形成する構成のもの
とは異なり、室外に排出されるべき空気がシャッタ板2
5の支持部分から接続筒体14外に漏れ出るおそれがな
い。従って、従来、接続筒体3に形成する必要のあった
フード部3aが不要となるので、それだけ接続筒体14
の製造コストの低減化を図ることができる。
【0036】また、シャッタ板25の左右方向の振れ動
き量を係止面部31が軸部27の先端に当接することに
よって僅少量に抑制し、シャッタ板25が接続筒体14
の内周面に当たらないようにすることができるので、シ
ャッタ板25は円滑に開閉動作し、接続筒体14の内周
面から受ける摩擦抵抗で半開状態のままになることを未
然に防止できる。
【0037】図8および図9は本発明の第2実施例を示
すもので、上述の第1実施例と異なるところは、ストッ
パの構成にある。すなちわ、シャッタ板25には軸受部
28の近傍であって該軸受部28の外側に位置して上方
方向に一直線に延びる透溝36が形成され、この透溝3
6の形成により、上下両端がシャッタ板25に繋がる弾
性変形可能な橋絡片37が形成されている。
【0038】この橋絡片37は両端がシャッタ板25に
繋がってはいるが、透溝36の形成によりシャッタ板2
5と切り離されているので、該シャッタ板25の表裏方
向に弾性変形可能になっており、この橋絡片37の中央
部に突起35が突設されている。そして、これら橋絡片
37と突起35とでストッパ38が構成されている。
【0039】このように構成しても上記第1実施例と同
様の効果を得ることができる。また、第1実施例の透溝
33によりシャッタ板25から切り離された舌片34と
同様に、橋絡片37も透溝36によりシャッタ板25か
ら切り離されているので、弾性変形性に富み、軸部27
を凹部29内に嵌入させる際、容易に弾性変形するよう
になってシャッタ板25の取り付け作業性が一層向上す
る他、特に本実施例の橋絡片37は上下両端がシャッタ
板25に繋がったいわゆる両端支持構造のものとなるの
で、強度的に強くなり、折損防止効果に優れる。
【0040】図10は本発明の第3実施例を示すもの
で、第1実施例との相違はストッパを軸受部28側に形
成したところにある。本実施例のストッパ39は、軸受
部28の対向片部28bの外側寄りの部分に第1実施例
の透溝33と同様の略L字形の透溝40を形成すること
により弾性変形可能にされた舌片41と、この舌片41
の内面に凹部29内に突出するように一体に突設された
第1実施例の突起35と同様の突起42とから構成され
ている。なお、突起42の下面も突起35の斜面35a
同様の斜面41に形成されている。
【0041】このようにストッパ39を軸受部28側に
設けても、軸部27の嵌入時には舌片41が矢印C方向
に弾性変形することにより凹部29内への軸部27の嵌
入が許容され、そして軸部27が凹部29内に完全に嵌
入されると、舌片41が自身の弾性復元力により復元
し、突起42が軸部27と係合するので、第1実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0042】また、透溝40を軸受部28に形成するの
で、第1実施例の透溝33をシャッタ板25に設けるも
のとは異なり、透溝33を通して外風が僅かな量ではあ
るがファンケーシング17側に侵入するという不具合を
効果的に防止できる。
【0043】図11および図12は本発明の第4実施例
を示すもので、この実施例が第1実施例と異なるところ
は、凹部29の内面を構成する対向片部28bの内面お
よびシャッタ板25の表面に断面略V字形の突条43,
44を軸部27の軸線と直交する上下方向に延びるよう
に突設し、これら突条43,44が軸部27の外周面に
摺接するようにしたところにある。
【0044】このように構成した場合には、軸部27は
突条43,44により点接触状態に受けられるので、シ
ャッタ板25と軸部27との摩擦抵抗が少なくなってシ
ャッタ板25がより円滑に開閉動作するようになると共
に、シャッタ板25が開閉動作方向に振れ動いたような
場合に、軸受部28が軸部27に間欠的に当接して発す
るばたつき音を軽減できる。なお、突条43は軸受部2
8の立上片部28aの内面にも設けるようにしても良
い。
【0045】図13および図14は本発明の第5実施例
を示すもので、これは上記第4実施例の突条43,44
と同様の作用を果たす断面略V字形の突条45を軸部2
7の外周面にこれを一周するように一体に突設したとこ
ろにある。このように構成しても上記第4実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0046】図15および図16は本発明の第6実施例
を示すもので、これは軸部27に軟質プラスチック製の
チューブ46を被せたことを特徴とするものである。こ
のように構成した場合には、軸部27が軟質のチューブ
46を介して軸受部28の内面に接するので、シャッタ
板25のばたつきにより軸受部28が軸部27に当接す
る際の衝撃がチューブ46により吸収されるようにな
り、ばたつき音の発生を防止できる。
【0047】図17および図18は本発明の第7実施例
を示すもので、これは第1実施例のストッパ32と同様
のストッパ47をシャッタ板25に設けると共に、第3
実施例のストッパ39と同様のストッパ48を軸受部2
8の対向片部28bに設けたところにある。
【0048】このようにストッパ47,48をシャッタ
板25と対向片部28bとの双方に設ける構成とした場
合には、2個の突起49,50が軸部27に係合するの
で、突起49,50の一つ一つの高さとしては、第1お
よび第3の各実施例の突起35,42の高さよりも低く
することができる。このため、軸部27を凹部29内に
嵌入させる際の舌片51,52の弾性変形量を少なくす
ることができ、それら舌片51,52の折損事故の発生
を効果的に防止できる。
【0049】図19は本発明の第8実施例を示すもの
で、これはストッパ53をシャッタ板25の表面に突設
された上下方向に弾性変形可能な比較的薄肉の突片状の
突部により構成したところにある。このように構成して
も、軸部27を凹部29内に嵌入する際、ストッパ53
が矢印Dで示す上方に弾性変形して凹部29内への軸部
27の嵌入を許容し、軸部27が凹部29内に完全に嵌
入されると、ストッパ53が復元して軸部27に係合す
る。
【0050】このように構成しても第1実施例と同様の
効果を得ることができる他、ストッパ53を形成するた
めに第1、第2の各実施例に示した透溝33,36を設
けずとも済むので、透溝33,36を通して外風が僅か
な量ではあるがファンケーシング17側に侵入するとい
う不具合を効果的に防止できる。
【0051】また、第1、第2の各実施例に示したよう
に透溝33,36を形成することにより、舌片34、橋
絡片37を弾性変形可能に構成するものでは、シャッタ
板25の成形型のうち、透溝33,36を成形する型部
分がアンダーカットとなるので、該型部分をスライド型
としたりする必要があって型構成が複雑化するが、本実
施例では透溝を形成する必要がないので、スライド型の
ない単純な二分割の成形型で済み、シャッタ板25の成
形型の構成が簡単となる。
【0052】この第8実施例に示すようなストッパ53
は、図20に示す本発明の第9実施例のように先端が面
取りされた先細状の突片(突部)からなるストッパ54
に変更したり、図21に示す本発明の第10実施例のよ
うに先端が尖った先細状の突片(突部)からなるストッ
パ55に変更したり、或いは図22に示す本発明の第1
1実施例のように先細状のピン(突部)からなるストッ
パ56に変更したりしても良い。
【0053】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、例えば、天井用換気扇の
シャッタ装置に限られず、通風口内にシャッタ板を回動
可能に取り付けて構成されるシャッタ装置一般に広く適
用することができるものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を得ることができる。請求項1の発明で
は、シャッタ板を通風口に挿入する作業を行うだけで、
シャッタ板を通風口の軸部に支持させることができるの
で、シャッタ板の取り付け作業を簡単に行うことがで
き、しかも通風口の周壁にはシャッタ板を支持する軸支
孔を形成せずとも済むので、通風口の外側に軸支孔を覆
うフード部を本来的に設ける必要がなく、その製造コス
トの低減化を図ることができる。
【0055】請求項2の発明では、シャッタ板に透溝を
設ける必要がないので、閉鎖時におけるシャッタ板の遮
風効果が高くなる。請求項3の発明では、ストッパが透
溝によりシャッタ板から分離されるので、ストッパの弾
性変形性がより高くなり、シャッタ板の取り付け作業が
一層容易となる。請求項4の発明では、ストッパは軸受
部に形成されているので、シャッタ板に透溝を形成する
必要がなくなるので、透溝から空気が漏れるということ
がない。
【0056】請求項5の発明では、シャッタ板の軸部方
向の振れ動きが規制されるので、シャッタ板が通風口の
内周面に摺接することを防止できる。請求項6の発明で
は、軸部と軸受部との接触が点接触状態となるので、両
者間の摩擦抵抗を軽減できる。請求項7の発明では、ス
トッパの弾性変形量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すシャッタ板の斜視図
【図2】シャッタ板の片側半分を示す正面図
【図3】支持板の斜視図
【図4】シャッタ板の取り付け過程を示す接続筒体の縦
断側面図
【図5】シャッタ板の取り付け後の図4相当図
【図6】天井用換気扇の縦断側面図
【図7】天井用換気扇の横断面図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】図2相当図
【図10】本発明の第3実施例を示すシャッタ板の部分
斜視図
【図11】本発明の第4実施例を示す図10相当図
【図12】軸部による軸受部の支持状態で示す断面図
【図13】本発明の第5実施例を示す軸部とシャッタ板
との部分斜視図
【図14】図12相当図
【図15】本発明の第6実施例を示す図13相当図
【図16】図12相当図
【図17】本発明の第7実施例を示す図10相当図
【図18】図12相当図
【図19】本発明の第8実施例を示す図10相当図
【図20】本発明の第9実施例を示すストッパの斜視図
【図21】本発明の第10実施例を示す図20相当図
【図22】本発明の第11実施例を示す図20相当図
【図23】従来例を示す図7相当図
【図24】接続筒体とシャッタ板との分解斜視図
【符号の説明】
図中、14は接続筒体(通風口)、16は本体箱、24
は排気ダクト、25はシャッタ板、26は係止片、27
は軸部、28は軸受部、29は凹部、30は嵌入口、3
1は係止面部(係止部)、32はストッパ、33は透
溝、34は舌片、35は突起、36は透溝、37は橋絡
片、38,39はストッパ、40は透溝、43〜45は
突条、46はチューブ、47,48はストッパ、49,
50は突起、51,52は舌片、53〜56はストッパ
である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風口に風圧を受けて開放動作するシャ
    ッタ板を回動可能に取り付けて構成されるものにおい
    て、 前記通風口の内面に突設された一対の軸部と、 前記シャッタ板に、該シャッタ板との間に前記軸部の径
    方向に開放する嵌入口を有した凹部を形成するように突
    設され、軸部を嵌入口から凹部内に嵌入させる一対の略
    L字形の軸受部と、 前記シャッタ板および前記軸受部の少なくとも一方に弾
    性変形可能に設けられ、弾性変形することにより前記凹
    部内への前記軸部の嵌入を許容すると共に、復元するこ
    とにより凹部内に嵌入された軸部に係合して該軸部から
    の軸受部の抜け止めをするストッパとを具備してなる通
    風口のシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 ストッパは、シャッタ板に突設された弾
    性変形可能な突部により構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の通風口のシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 ストッパは、シャッタ板に透溝を形成す
    ることにより弾性変形可能になされた部分に軸部に係合
    する突起を突設して構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の通風口のシャッタ装置。
  4. 【請求項4】 ストッパは、軸受部に透溝を形成するこ
    とにより弾性変形可能になされた部分に軸部に係合する
    突起を突設して構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の通風口のシャッタ装置。
  5. 【請求項5】 軸受部には、軸部の先端部に当接するこ
    とによりシャッタ板の軸部方向移動を規制する係止部が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の通風口
    のシャッタ装置。
  6. 【請求項6】 凹部の内面または軸部の外周面には、相
    手側に接する突条部が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の通風口のシャッタ装置。
  7. 【請求項7】 ストッパは、軸受部とシャッタ板との双
    方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の通
    風口のシャッタ装置。
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