JPH09137809A - クランプ - Google Patents
クランプInfo
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- JPH09137809A JPH09137809A JP29669795A JP29669795A JPH09137809A JP H09137809 A JPH09137809 A JP H09137809A JP 29669795 A JP29669795 A JP 29669795A JP 29669795 A JP29669795 A JP 29669795A JP H09137809 A JPH09137809 A JP H09137809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular general
- annular
- general portion
- clamp
- protrusion
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/14—Hangers in the form of bands or chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被クランプ物の締め付け力が大きく、かつ被
クランプ物の拡縮に容易に追従変形し、更に耐久性の向
上を図る。 【解決手段】 環状一般部２に内向きの凸部２を周方向
に複数形成する。環状一般部２の径方向に対する凸部５
の剛性を環状一般部２の剛性よりも強くする。
クランプ物の拡縮に容易に追従変形し、更に耐久性の向
上を図る。 【解決手段】 環状一般部２に内向きの凸部２を周方向
に複数形成する。環状一般部２の径方向に対する凸部５
の剛性を環状一般部２の剛性よりも強くする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプに関するも
ので、より詳しくは、円筒管相互或いは円筒管の外周に
半円部材等を連結するために使用するクランプに関す
る。
ので、より詳しくは、円筒管相互或いは円筒管の外周に
半円部材等を連結するために使用するクランプに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車の排気系における排気管相
互或いは排気管とその外周部を覆う遮熱板（ヒートイン
シュレーター）との連結を行うクランプは、排気管の熱
膨張差を吸収して締付力を保持する必要があり、この目
的から、従来、図６に示すように、クランプの環状一般
部１０１の一部を内方へ舌片状に切り起こして径方向に
バネ性を有す片持式の折曲片１０２を複数形成し、この
折曲片１０２による弾性的な押圧力により、上記の熱膨
張を吸収して締付けるようにしたものが、例えば実開昭
６３−１５７５８７号公報や実開平４−９１２２５号公
報に開示されている。
互或いは排気管とその外周部を覆う遮熱板（ヒートイン
シュレーター）との連結を行うクランプは、排気管の熱
膨張差を吸収して締付力を保持する必要があり、この目
的から、従来、図６に示すように、クランプの環状一般
部１０１の一部を内方へ舌片状に切り起こして径方向に
バネ性を有す片持式の折曲片１０２を複数形成し、この
折曲片１０２による弾性的な押圧力により、上記の熱膨
張を吸収して締付けるようにしたものが、例えば実開昭
６３−１５７５８７号公報や実開平４−９１２２５号公
報に開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のようにクラ
ンプの周方向の一端を自由端とした舌片状の折曲片１０
２で管等の被クランプ物を押圧するものにおいては、そ
の折曲片１０２が小さいこと及びその折曲片１０２の先
端が自由端であることから、その折曲片１０２が環状一
般部１０１よりも弱剛性で撓みやすい。そのため、その
折曲片１０２によって強い初期締め付け力を発揮するこ
とができず、振動により被クランプ物がズレる等の問題
がある。更に、排気管などの高温の熱サイクルを伴う部
分に使用すると、その熱変形を吸収するのは、折曲片１
０２における小面積の基端部のみであるため、その折曲
片１０２が劣化しやすく、その弾性による押圧力が低下
して所定の締め付け力を長期に維持できなくなるおそれ
がある。
ンプの周方向の一端を自由端とした舌片状の折曲片１０
２で管等の被クランプ物を押圧するものにおいては、そ
の折曲片１０２が小さいこと及びその折曲片１０２の先
端が自由端であることから、その折曲片１０２が環状一
般部１０１よりも弱剛性で撓みやすい。そのため、その
折曲片１０２によって強い初期締め付け力を発揮するこ
とができず、振動により被クランプ物がズレる等の問題
がある。更に、排気管などの高温の熱サイクルを伴う部
分に使用すると、その熱変形を吸収するのは、折曲片１
０２における小面積の基端部のみであるため、その折曲
片１０２が劣化しやすく、その弾性による押圧力が低下
して所定の締め付け力を長期に維持できなくなるおそれ
がある。
【０００４】そこで本発明は上記の問題を解決するクラ
ンプを提供することを目的とするものである。
ンプを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記の課題
を解決するために請求項１記載の第１の発明は、環状一
般部（２）に内向きの凸部（５）を、環状一般部（２）
の周方向に複数形成し、かつ、環状一般部（２）の径方
向に対する凸部（５）の剛性を環状一般部（２）の剛性
よりも強くしたことを特徴とするものである。
を解決するために請求項１記載の第１の発明は、環状一
般部（２）に内向きの凸部（５）を、環状一般部（２）
の周方向に複数形成し、かつ、環状一般部（２）の径方
向に対する凸部（５）の剛性を環状一般部（２）の剛性
よりも強くしたことを特徴とするものである。
【０００６】本発明においては、クランプの取り付けの
際の縮径時や取り付け後における被クランプ物の熱膨張
による拡径時には、凸部（５）は変形せずに弱剛性部で
ある環状一般部（２）が撓んで、上記の縮径、拡径に追
従する。そのため、従来の舌片状の折曲片（１０２）で
クランプするものに比べて、初期締め付け力を大きくす
ることができ、しかも被クランプ物の拡縮による繰り返
し変形によっても締め付け力の劣化が極めて少なくな
る。
際の縮径時や取り付け後における被クランプ物の熱膨張
による拡径時には、凸部（５）は変形せずに弱剛性部で
ある環状一般部（２）が撓んで、上記の縮径、拡径に追
従する。そのため、従来の舌片状の折曲片（１０２）で
クランプするものに比べて、初期締め付け力を大きくす
ることができ、しかも被クランプ物の拡縮による繰り返
し変形によっても締め付け力の劣化が極めて少なくな
る。
【０００７】請求項２記載の第２の発明は、請求項１記
載の第１の発明において、環状一般部（２）に２条の切
り込み（６）（７）を周方向に平行して形成し、この切
り込み（６）（７）間を内側へ打ち起こして凸部（５）
を形成したことを特徴とするものである。
載の第１の発明において、環状一般部（２）に２条の切
り込み（６）（７）を周方向に平行して形成し、この切
り込み（６）（７）間を内側へ打ち起こして凸部（５）
を形成したことを特徴とするものである。
【０００８】本第２の発明においては、２条の切り込み
と打ち起こし作業を同時に行って上記のような強剛性の
凸部（５）を容易に形成でき、従来の折曲部（１０２）
を形成するものと比べても加工法の小変更ですみ、また
特別なコストアップや加工追加は不要である。
と打ち起こし作業を同時に行って上記のような強剛性の
凸部（５）を容易に形成でき、従来の折曲部（１０２）
を形成するものと比べても加工法の小変更ですみ、また
特別なコストアップや加工追加は不要である。
【０００９】請求項３記載の第３の発明は、請求項１又
は２記載の発明において、凸部（５）の内面（５ａ）
が、環状一般部（２）と同一中心の円弧面であり、かつ
その凸部（５）の周方向長（Ｌ1 ）が、隣接する凸部
（５）間における環状一般部（２）の周方向長（Ｌ2 ）
より短いことを特徴とするものである。
は２記載の発明において、凸部（５）の内面（５ａ）
が、環状一般部（２）と同一中心の円弧面であり、かつ
その凸部（５）の周方向長（Ｌ1 ）が、隣接する凸部
（５）間における環状一般部（２）の周方向長（Ｌ2 ）
より短いことを特徴とするものである。
【００１０】本第３発明においては、凸部（５）の内面
（５ａ）が被クランプ物の締め付け面に合致する。請求
項４記載の第４の発明は、請求項１又は２又は３記載の
発明において、隣接する凸部（５）間における環状一般
部（２）の周方向長（Ｌ2 ）を、一部（２ａ）を除いて
等間隔とし、前記一部（２ａ）を他の部分より長く設定
したことを特徴とするものである。
（５ａ）が被クランプ物の締め付け面に合致する。請求
項４記載の第４の発明は、請求項１又は２又は３記載の
発明において、隣接する凸部（５）間における環状一般
部（２）の周方向長（Ｌ2 ）を、一部（２ａ）を除いて
等間隔とし、前記一部（２ａ）を他の部分より長く設定
したことを特徴とするものである。
【００１１】本第４発明においては、その周方向長の長
い環状一般部２の撓みが大きくなり、被クランプ物の大
きな拡縮変形にもクランプが追従変形する。
い環状一般部２の撓みが大きくなり、被クランプ物の大
きな拡縮変形にもクランプが追従変形する。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に図１乃至図４に示す本発明の
クランプの実施例について説明する。１はクランプ本体
で、金属板を所定の半径の有端環状に形成した環状一般
部２と、該環状一般部２の両端を外方へ折曲してなるフ
ランジ部３，４と、環状一般部２において内方へ突設し
た凸部５と、フランジ部３，４に形成したボルト挿通穴
３ａ，４ａと、リブ８とからなる。
クランプの実施例について説明する。１はクランプ本体
で、金属板を所定の半径の有端環状に形成した環状一般
部２と、該環状一般部２の両端を外方へ折曲してなるフ
ランジ部３，４と、環状一般部２において内方へ突設し
た凸部５と、フランジ部３，４に形成したボルト挿通穴
３ａ，４ａと、リブ８とからなる。
【００１３】環状一般部２及び両フランジ部３，４は、
例えば、材質ＳＵＳ４０９ＬＴ−Ｅ、板厚ｔ＝１．５m
m、板幅Ｄ1 ＝１２mmの金属板で形成され、また環状一
般部２の内面半径Ｒは締着前の状態で４５．７mmに設定
されている。
例えば、材質ＳＵＳ４０９ＬＴ−Ｅ、板厚ｔ＝１．５m
m、板幅Ｄ1 ＝１２mmの金属板で形成され、また環状一
般部２の内面半径Ｒは締着前の状態で４５．７mmに設定
されている。
【００１４】凸部５は環状一般部２の内周面において、
その周方向に部分的に突設され、この凸部５の径方向の
剛性が、環状一般部２の剛性よりも強くして耐変形性が
高められている。
その周方向に部分的に突設され、この凸部５の径方向の
剛性が、環状一般部２の剛性よりも強くして耐変形性が
高められている。
【００１５】この凸部５の耐変形性を高めるために図に
示す実施例ではその凸部５を次のように形成している。
環状一般部２の一部において、その板幅方向の中心から
等距離に２本の切り込み６，７を平行に周方向へ形成
し、この切り込み６，７間を内側へ打ち起こして、周方
向の両端が環状一般部２と一体に連結するブリッジ状に
形成し、かつ、その周方向の距離Ｌ1 を、環状一般部２
における凸部２が存在しない部分の距離Ｌ 2 よりも短く
設定して凸部５が形成されている。
示す実施例ではその凸部５を次のように形成している。
環状一般部２の一部において、その板幅方向の中心から
等距離に２本の切り込み６，７を平行に周方向へ形成
し、この切り込み６，７間を内側へ打ち起こして、周方
向の両端が環状一般部２と一体に連結するブリッジ状に
形成し、かつ、その周方向の距離Ｌ1 を、環状一般部２
における凸部２が存在しない部分の距離Ｌ 2 よりも短く
設定して凸部５が形成されている。
【００１６】更により具体的には、上記の半径Ｒを有す
る環状一般部２の周方向に対し４５°の等間隔で配置形
成され、かつその１個の凸部５の周方向の距離Ｌ1 が
８．３mmに設定されている。また、環状一般部２の内面
からの凸部５の突出量Ｈは約板厚ｔ分に設定されてい
る。更に、凸部５の幅Ｄ2 は５mmに設定されている。
る環状一般部２の周方向に対し４５°の等間隔で配置形
成され、かつその１個の凸部５の周方向の距離Ｌ1 が
８．３mmに設定されている。また、環状一般部２の内面
からの凸部５の突出量Ｈは約板厚ｔ分に設定されてい
る。更に、凸部５の幅Ｄ2 は５mmに設定されている。
【００１７】更に、凸部５の内面５ａは環状一般部２と
同心の円弧面に形成され、その周方向の長さＬ3 は５mm
に設定されている。また、上記の凸部５は、図の実施例
においては、両フランジ部３，４の基部と、環状一般部
２の中心Ｏを境として上記両フランジ部３，４と反対側
の部分Ａには形成されておらず、その他の部分において
計６個等間隔に形成されている。
同心の円弧面に形成され、その周方向の長さＬ3 は５mm
に設定されている。また、上記の凸部５は、図の実施例
においては、両フランジ部３，４の基部と、環状一般部
２の中心Ｏを境として上記両フランジ部３，４と反対側
の部分Ａには形成されておらず、その他の部分において
計６個等間隔に形成されている。
【００１８】上記両フランジ部３，４にはボルト挿通穴
３ａ，４ａが形成されている。また、その一方のフラン
ジ３の基部外面にはリブ８が押し出し形成されており、
そのフランジ３の周方向への剛性が高められている。
３ａ，４ａが形成されている。また、その一方のフラン
ジ３の基部外面にはリブ８が押し出し形成されており、
そのフランジ３の周方向への剛性が高められている。
【００１９】次に上記実施例のクランプにより被クラン
プ物、例えば図５に示すヒートインシュレーターの取り
付け作業及びその作用について説明する。図５におい
て、９は自動車における排気管である。１０は第１のヒ
ートインシュレーター、１１は第２のヒートインシュレ
ーターで、夫々周方向に２分割されている。そして、排
気管９の外周に各ヒートインシュレーター１０，１１を
被せるとともに夫々の細径部１０ａ，１１ａを相互に突
き合わせ、その突き合わせ部の外周に上記のクランプ１
を巻き備え、そのクランプ１の両フランジ部３，４のボ
ルト挿通穴３ａ，４ａにボルト１２を挿通してナット１
３により両フランジ部３，４を締め付ける。
プ物、例えば図５に示すヒートインシュレーターの取り
付け作業及びその作用について説明する。図５におい
て、９は自動車における排気管である。１０は第１のヒ
ートインシュレーター、１１は第２のヒートインシュレ
ーターで、夫々周方向に２分割されている。そして、排
気管９の外周に各ヒートインシュレーター１０，１１を
被せるとともに夫々の細径部１０ａ，１１ａを相互に突
き合わせ、その突き合わせ部の外周に上記のクランプ１
を巻き備え、そのクランプ１の両フランジ部３，４のボ
ルト挿通穴３ａ，４ａにボルト１２を挿通してナット１
３により両フランジ部３，４を締め付ける。
【００２０】この締め付けにより、環状一般部２は縮径
し、これに形成した各凸部５が図４（ａ）に示すように
被クランプ物であるヒートインシュレーター１０，１１
を排気管９の外周面に押し付ける。このとき、凸部５の
内面５ａが上記のように円弧面に形成されているので、
その内面５ａが被クランプ物の外周面と合致し、被クラ
ンプ物を良好に押圧する。更に、各凸部５は環状一般部
２よりも剛性が強いため、各凸部５は変形しないか或い
はその変形量が極めて少なく環状一般部２が撓み変形す
る。したがって、被クランプ物であるヒートインシュレ
ーター１０，１１の取り付けの際に、そのクランプ物を
強く締め付け固定することができる。
し、これに形成した各凸部５が図４（ａ）に示すように
被クランプ物であるヒートインシュレーター１０，１１
を排気管９の外周面に押し付ける。このとき、凸部５の
内面５ａが上記のように円弧面に形成されているので、
その内面５ａが被クランプ物の外周面と合致し、被クラ
ンプ物を良好に押圧する。更に、各凸部５は環状一般部
２よりも剛性が強いため、各凸部５は変形しないか或い
はその変形量が極めて少なく環状一般部２が撓み変形す
る。したがって、被クランプ物であるヒートインシュレ
ーター１０，１１の取り付けの際に、そのクランプ物を
強く締め付け固定することができる。
【００２１】また、その取り付け後において、排気熱に
より排気管９及び被クランプ物であるヒートインシュレ
ーター１０，１１が熱膨張して拡径した場合、すなわ
ち、図４（ｂ）のように各凸部５に更に大きな荷重Ｐが
作用した場合には、各凸部５は変形することなく径方向
外部へ押し移動され、これに伴って各環状一般部２がそ
の周方向の曲面状態から直線状態へ変形する。このと
き、環状一般部２の剛性は弱いため、被クランプ物の拡
径に容易に追従変形して被クランプ物の熱変形を吸収す
る。
より排気管９及び被クランプ物であるヒートインシュレ
ーター１０，１１が熱膨張して拡径した場合、すなわ
ち、図４（ｂ）のように各凸部５に更に大きな荷重Ｐが
作用した場合には、各凸部５は変形することなく径方向
外部へ押し移動され、これに伴って各環状一般部２がそ
の周方向の曲面状態から直線状態へ変形する。このと
き、環状一般部２の剛性は弱いため、被クランプ物の拡
径に容易に追従変形して被クランプ物の熱変形を吸収す
る。
【００２２】また、上記の状態から排気管９及び被クラ
ンプ物であるヒートインシュレーター１０，１１が熱収
縮して元状に縮径した場合には、環状一般部２はその復
元力によって図４（ａ）のように曲線状に復元し、各凸
部５が被クランプに追従して縮径方向に移動し、当初の
締め付け力が保持される。
ンプ物であるヒートインシュレーター１０，１１が熱収
縮して元状に縮径した場合には、環状一般部２はその復
元力によって図４（ａ）のように曲線状に復元し、各凸
部５が被クランプに追従して縮径方向に移動し、当初の
締め付け力が保持される。
【００２３】このように、変形を環状一般部２に負担さ
せることにより、前記従来のような折曲片１０２に比べ
て、繰り返し変形による凸部５の劣化変形が極めて少な
く、クランプの締め付け力の劣化を極めて少なくするこ
とができ、クランプの耐久性を向上することができる。
せることにより、前記従来のような折曲片１０２に比べ
て、繰り返し変形による凸部５の劣化変形が極めて少な
く、クランプの締め付け力の劣化を極めて少なくするこ
とができ、クランプの耐久性を向上することができる。
【００２４】また、凸部５の設置間隔、すなわち、環状
一般部２における凸部５のない距離Ｌ2 を短くすること
により一定荷重による環状一般部２の撓み量を小さく
し、またその距離Ｌ2 を長くすることにより一定荷重に
よる環状一般部２の撓み量を大きくすることができる。
そのため、この距離Ｌ2 を所望に設定することにより、
環状一般部２の変形量を所望に設定できる。
一般部２における凸部５のない距離Ｌ2 を短くすること
により一定荷重による環状一般部２の撓み量を小さく
し、またその距離Ｌ2 を長くすることにより一定荷重に
よる環状一般部２の撓み量を大きくすることができる。
そのため、この距離Ｌ2 を所望に設定することにより、
環状一般部２の変形量を所望に設定できる。
【００２５】このようなことから図の実施例では、図１
のＡ部に凸部５を設けることなく、該部における環状一
般部２の周方向の長さを他の部分よりも長くし、この部
分２ａにおける環状一般部２の撓みが大きくなるように
して、被クランプ物の大きな拡径変形にも追従できるよ
うにしている。
のＡ部に凸部５を設けることなく、該部における環状一
般部２の周方向の長さを他の部分よりも長くし、この部
分２ａにおける環状一般部２の撓みが大きくなるように
して、被クランプ物の大きな拡径変形にも追従できるよ
うにしている。
【００２６】尚、被クランプ物があまり大きな拡径変形
をしない場合には、上記Ａ部にも凸部５を設けてもよ
い。また、凸部５は、上記実施例のような切り込み６，
７を入れて形成することなく、環状一般部２を外側から
内側へ単に押し出して凸部５の全周（四方）が環状一般
部２と連続する一体状のものとしてもよい。
をしない場合には、上記Ａ部にも凸部５を設けてもよ
い。また、凸部５は、上記実施例のような切り込み６，
７を入れて形成することなく、環状一般部２を外側から
内側へ単に押し出して凸部５の全周（四方）が環状一般
部２と連続する一体状のものとしてもよい。
【００２７】更に、本発明のクランプは、上記実施例の
ヒートインシュレーター以外の管相互の連結等にも適用
できることは勿論であり、上記ヒートインシュレーター
の取り付けに限るものではない。
ヒートインシュレーター以外の管相互の連結等にも適用
できることは勿論であり、上記ヒートインシュレーター
の取り付けに限るものではない。
【００２８】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項１記載の
発明によれば、前記従来のものに比べて初期締め付け力
を大きくでき、かつ被クランプ物の拡縮変形に対して変
形追従し、更に繰り返しの変形による耐劣化性も大幅に
向上できるクランプを提供できる。
発明によれば、前記従来のものに比べて初期締め付け力
を大きくでき、かつ被クランプ物の拡縮変形に対して変
形追従し、更に繰り返しの変形による耐劣化性も大幅に
向上できるクランプを提供できる。
【００２９】更に、凸部は強剛性で該凸部で変形を吸収
しないため、該凸部の幅は従来の折曲片に比べて小さく
てよく、その分クランプ全体の幅を狭くでき、狭い幅の
クランプを要求される場合に有効である。
しないため、該凸部の幅は従来の折曲片に比べて小さく
てよく、その分クランプ全体の幅を狭くでき、狭い幅の
クランプを要求される場合に有効である。
【００３０】請求項２記載の発明によれば、更に、上記
の効果を発揮する強剛性の凸部を、従来のものと比べ
て、加工法の小変更で、また特別なコストアップや加工
追加をすることなく容易に形成できる。
の効果を発揮する強剛性の凸部を、従来のものと比べ
て、加工法の小変更で、また特別なコストアップや加工
追加をすることなく容易に形成できる。
【００３１】請求項３記載の発明によれば、更に、凸部
の内面が被クランプ物の締め付け面に合致し、被クラン
プ物の締め付けが良好に行える。請求項４記載の発明に
よれば、更に、大きく拡縮変形する被クランプ物にも適
用できるクランプを提供できる。
の内面が被クランプ物の締め付け面に合致し、被クラン
プ物の締め付けが良好に行える。請求項４記載の発明に
よれば、更に、大きく拡縮変形する被クランプ物にも適
用できるクランプを提供できる。
【図１】本発明の実施例を示す正面図。
【図２】図１の右側面図。
【図３】凸部の拡大正断面図。
【図４】本発明のクランプの締め付け状態を示すもの
で、（ａ）は通常の締め付け状態、（ｂ）は被クランプ
物が拡径した場合の締め付け状態を示す。
で、（ａ）は通常の締め付け状態、（ｂ）は被クランプ
物が拡径した場合の締め付け状態を示す。
【図５】本発明のクランプを排気管におけるヒートイン
シュレーターの取り付けに用いた例を示す図。
シュレーターの取り付けに用いた例を示す図。
【図６】従来のクランプを示す正面図。
１…クランプ ２…環状一般部 ２ａ…一部 ５…凸部 ５ａ…内面 ６，７…切り込み Ｌ1 …凸部の周方向長 Ｌ2 …環状一般部
の周方向長
の周方向長
Claims (4)
- 【請求項１】 環状一般部に内向きの凸部を、環状一般
部の周方向に複数形成し、かつ、環状一般部の径方向に
対する凸部の剛性を環状一般部の剛性よりも強くしたこ
とを特徴とするクランプ。 - 【請求項２】 環状一般部に２条の切り込みを周方向に
平行して形成し、この切り込み間を内側へ打ち起こして
凸部を形成したことを特徴とする請求項１記載のクラン
プ。 - 【請求項３】 凸部の内面が、環状一般部と同一中心の
円弧面であり、かつその凸部の周方向長が、隣接する凸
部間における環状一般部の周方向長より短いことを特徴
とする請求項１又は２記載のクランプ。 - 【請求項４】 隣接する凸部間における環状一般部の周
方向長を、一部を除いて等間隔とし、前記一部を他の部
分より長く設定したことを特徴とする請求項１又は２又
は３記載のクランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29669795A JPH09137809A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29669795A JPH09137809A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | クランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09137809A true JPH09137809A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=17836924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29669795A Withdrawn JPH09137809A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09137809A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300003A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Calsonic Kansei Corp | 排気管インシュレータ固定用クランプ構造 |
| JP2007298109A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toyota Motor Corp | クランプ |
| JP2009216219A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Cci Corp | 支持金具及び該支持金具で固定した配管 |
| JP2014152897A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Toyota Motor Corp | ホースクランプ |
| WO2019126645A1 (en) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Ideal Clamp Products, Inc. | Clamp assembly with multiple radial loading zones |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP29669795A patent/JPH09137809A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300003A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Calsonic Kansei Corp | 排気管インシュレータ固定用クランプ構造 |
| JP4508931B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2010-07-21 | カルソニックカンセイ株式会社 | 排気管インシュレータ固定用クランプ構造 |
| JP2007298109A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toyota Motor Corp | クランプ |
| JP4665823B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2011-04-06 | トヨタ自動車株式会社 | クランプ |
| JP2009216219A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Cci Corp | 支持金具及び該支持金具で固定した配管 |
| JP2014152897A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Toyota Motor Corp | ホースクランプ |
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