JPH09137466A - 作業機の自動給脂装置 - Google Patents

作業機の自動給脂装置

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Publication number
JPH09137466A
JPH09137466A JP7316067A JP31606795A JPH09137466A JP H09137466 A JPH09137466 A JP H09137466A JP 7316067 A JP7316067 A JP 7316067A JP 31606795 A JP31606795 A JP 31606795A JP H09137466 A JPH09137466 A JP H09137466A
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JP
Japan
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greasing
lubricating oil
grease
working machine
cycle
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Application number
JP7316067A
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English (en)
Inventor
Manabu Ozawa
学 小澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の作業頻度に応じて潤滑油の給脂を行
うことにより、潤滑油の使用量を削減してランニングコ
ストを低減する。 【解決手段】 操作レバー9が操作されているか否かを
操作レバースイッチ19によって検出し、操作レバー9
が操作されているときにのみ給脂間隔時間となるカウン
ト時間を加算することにより、作業装置7等を実際に操
作している間の時間、即ち作業頻度に応じてグリース給
脂部10A〜10Pへの給脂を行う構成とした。従っ
て、グリース給脂部10A〜10Pに給脂したグリース
が劣化するタイミングに合せて新たなグリースを給脂で
き、グリースを有効的に使用して使用量を削減できる。
また、グリース給脂部10A〜10Pから排出されるグ
リースの量を削減して、環境に対する影響を低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば作業機の給
脂部に設定時間毎に給脂を行うようになった作業機の自
動給脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業機にあっ
ては、フロント等の作業装置に複数のピン結合装置が設
けられ、これらのピン結合装置等にはそれぞれの給脂部
に潤滑油としてのグリースを所定時間毎に自動給脂装置
を用いて給脂するようにしている。
【0003】ここで、この種の従来技術による自動給脂
装置は、グリースを吐出するグリースポンプと、該グリ
ースポンプから吐出されるグリースを旋回装置や各ピン
結合装置等の給脂部に供給するグリース供給機構と、エ
ンジンスイッチをオンしてから設定時間毎、例えば30
分毎に前記グリースポンプを所定時間駆動するコントロ
ーラとから大略構成されている。
【0004】そして、このように構成された自動給脂装
置では、作業機を動作すべくエンジンスイッチをオンす
ることにより、旋回装置や各ピン結合装置等の給脂部に
自動的かつ設定時間毎にグリースを供給して該旋回装置
や各ピン結合装置等の異常摩耗や焼付き等を防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による自動給脂装置では、作業を開始すべく作業
機のエンジンスイッチをオンしたときから約30分毎に
自動的に給脂を行うようになっているから、例えば土砂
等をダンプに積込む作業において、ダンプを待っている
ときのように作業装置等を操作していない状態でも、約
30分毎に各給脂部に給脂が行われてしまう。
【0006】この結果、前回給脂されたグリースが劣化
していないのにも拘らず、各給脂部にグリース給脂が行
われてしまうから、グリースを無駄に給脂することとな
り、ランニングコストが増大してしまうという問題があ
る。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、作業機の作業頻度に応じて潤滑油の給脂
を行うことにより、潤滑油の使用量を削減してランニン
グコストを低減できるようにした作業機の自動給脂装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する作業機の給脂装置
は、操作レバーの操作によって作業を行う作業機に設け
られ、該作業機の給脂部に潤滑油を給脂する自動給脂装
置であって、潤滑油を吐出するポンプ手段と、該ポンプ
手段から吐出される潤滑油を前記作業機の給脂部に供給
する潤滑油供給手段と、前記作業機の操作レバーが操作
状態か非操作状態かを検出するレバー操作検出手段と、
該レバー操作検出手段によって前記操作レバーの操作状
態を検出している間の操作時間を演算し、この操作時間
が予め定められた設定時間に達したか否かを判定する操
作時間判定手段と、該操作時間判定手段によって設定時
間に達したことが判定されたときに前記ポンプ手段を駆
動して前記潤滑油供給手段から各給脂部に給脂を行う給
脂制御手段とから構成してなる。
【0009】このように構成したことにより、レバー操
作検出手段が作業機の操作レバーが実際の作業に伴う実
操作状態にあると検出したときに、操作時間判定手段が
該レバー操作検出手段からの検出信号を操作レバーの操
作時間として加算演算し、この操作時間が予め定められ
た設定時間に達したときには、給脂制御手段がポンプ手
段を駆動して潤滑油供給手段から各給脂部に給脂を行う
から、該各給脂部に実際の作業頻度に応じた潤滑油の給
脂ができる。
【0010】請求項2の発明は、前記作業機には複数箇
所の給脂部を有し、前記潤滑油供給手段は、前記ポンプ
手段から潤滑油が吐出される親分配弁と、該親分配弁か
ら分配して供給された潤滑油を前記各給脂部に分配供給
する複数の子分配弁とによって構成したことにある。
【0011】このように構成したことにより、ポンプ手
段から潤滑油が吐出されると、この潤滑油は親分配弁か
ら複数の子分配弁に分配され、該各子分配弁から各給脂
部に直接的に給脂される。
【0012】請求項3の発明は、前記作業機には複数箇
所の給脂部を有し、前記潤滑油供給手段は、前記ポンプ
手段から吐出される潤滑油を前記各給脂部に分配供給す
る複数の子分配弁によって構成したことにある。
【0013】このように構成したことにより、ポンプ手
段から潤滑油が吐出されると、この潤滑油は複数の子分
配弁にそれぞれ分配され、該各子分配弁から各給脂部に
直接的に給脂される。
【0014】請求項4の発明は、前記潤滑油供給手段に
は、前記親分配弁または各子分配弁に1サイクル潤滑油
を供給したことを検出したときにサイクル信号を出力す
るサイクル検出手段を有し、前記給脂制御手段は、前記
操作時間判定手段の判定に基づいて前記ポンプ手段の駆
動を開始した後、前記サイクル検出手段から出力される
サイクル信号が設定した回数に達するまでの間、前記ポ
ンプ手段を駆動する構成としたことにある。
【0015】このように構成したことにより、サイクル
検出手段によって親分配弁または複数の子分配弁に1サ
イクルだけ潤滑油を供給したことを検出し、給脂制御手
段によって操作時間判定手段の判定に基づいてポンプ手
段の駆動を開始した後、該サイクル検出手段から出力さ
れるサイクル信号が設定した回数に達するまでの間ポン
プ手段を駆動することによって、複数の子分配弁に対し
てそれぞれ所定回数だけ繰返して潤滑油を供給し、これ
ら子分配弁から各給脂部に対しては所定回数の潤滑油を
給脂できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
自動給脂装置を添付図面に従って詳細に説明する。
【0017】まず、図1ないし図4に本発明の第1の実
施例を示す。
【0018】図中、1は作業機としての油圧ショベルを
示し、該油圧ショベル1は下部走行体2と、該下部走行
体2上に旋回装置3を介して旋回可能に設けられた上部
旋回体4とからなり、該上部旋回体4は、その前部側に
設けられた運転室5と、該運転室5の後側に位置して後
述のグリースポンプ12等を収容した機械室6と、運転
室5の側方に位置して上部旋回体4の前部に設けられた
作業装置7と、前記上部旋回体4の後部に設けられたカ
ウンタウェイト8とから構成され、前記運転室5内には
旋回装置3や作業装置7等を操作するための操作レバー
9(図2中に図示)が設けられている。
【0019】ここで、前記作業装置7は、上部旋回体4
の前部に俯仰動可能にピン結合されたブーム7Aと、該
ブーム7Aの先端側に俯仰動可能にピン結合されたアー
ム7Bと、該アーム7Bの先端側に回動可能にピン結合
されたバケット7Cから大略構成され、該ブーム7A、
アーム7Bおよびバケット7Cはそれぞれブームシリン
ダ7D、アームシリンダ7Eおよびバケットシリンダ7
Fにより駆動されるようになっている。また、ブーム7
A、アーム7B、バケット7Cおよびシリンダ7D,7
E,7Fのピン結合部や旋回装置3は、図2に示すよう
に、潤滑油としてのグリースを給脂するグリース給脂部
10A〜10Pとなっている。
【0020】11は油圧ショベル1の各グリース給脂部
10A〜10Pにグリースを給脂するために設けられた
自動給脂装置を示し、該自動給脂装置11は、後述する
グリースポンプ12、グリース供給機構13、操作レバ
ースイッチ19、コントローラ21等から構成されてい
る。
【0021】12はポンプ手段としてのグリースポンプ
で、該グリースポンプ12は、外部から供給される圧縮
エアを駆動源とし、コントローラ21からの制御信号に
応じて駆動、停止されるようになっている。そして、グ
リースポンプ12は、駆動されることによりグリースタ
ンク(図示せず)内のグリースを吸込みつつ、後述する
親分配弁14に向けてグリースを吐出するものである。
【0022】13はグリースポンプ12から吐出される
グリースを各グリース給脂部10A〜10Pに供給する
潤滑油供給手段としてのグリース供給機構を示し、該グ
リース供給機構13は、後述する親分配弁14、子分配
弁16A,16B,16C等から構成されている。
【0023】14はグリースポンプ12の吐出側に接続
して設けられた親分配弁で、該親分配弁14は、グリー
ス配管15A,15B,15Cを介して3個の子分配弁
16A,16B,16Cに接続されている。そして、親
分配弁14は、グリースポンプ12から吐出されるグリ
ースをグリース配管15A,15B,15Cを介して3
個の子分配弁16A,16B,16Cに順次供給するも
のである。ここで、子分配弁16A,16B,16Cに
向けて一定時間ずつグリースを順次吐出することによっ
て1回の吐出サイクルとなり、給脂時にはこの吐出サイ
クルを数回繰返すようになっている。従って、例えば、
親分配弁14から3個の子分配弁16A,16B,16
Cにそれぞれ1回ずつ給脂すれば1サイクルであり、3
個の子分配弁16A,16B,16Cにそれぞれ3回繰
返して給脂すれば3サイクルである。
【0024】16A,16B,16Cは旋回装置3、ブ
ーム7Aおよびアーム7Bに取付けられ、グリース配管
15A,15B,15Cを介して親分配弁14に接続さ
れた3個の子分配弁を示し、該子分配弁16Aはグリー
ス配管17A,17B,17C,17D,17E,17
Fを介してグリース給脂部10A,10B,10C,1
0D,10E,10Fに接続され、子分配弁16Bはグ
リース配管17G,17H,17J,17K,17Lを
介してグリース給脂部10G,10H,10J,10
K,10Lに接続され、子分配弁16Cはグリース配管
17M,17N,17Pを介してグリース給脂部10
M,10N,10Pに接続されている。そして、子分配
弁16A,16B,16Cは、グリース配管17A〜1
7Pを介してグリース給脂部10A〜10Pに順次グリ
ースを供給するものである。
【0025】一方、18は油圧ショベル1の運転室5内
に設けられるエンジンスイッチを示し、該エンジンスイ
ッチ18はオペレータによって開,閉成され、機械室6
内のエンジン(図示せず)を閉成時に始動(作動)させ
るものである。
【0026】19は操作レバー9に接続して設けられた
レバー操作検出手段としての操作レバースイッチで、該
操作レバースイッチ19は、操作レバー9が操作状態に
あるか、非操作状態にあるかを検出し、その検出信号を
コントローラ21に出力するものである。
【0027】20は親分配弁14に接続して設けられた
サイクル検出手段をなすサイクルスイッチで、該サイク
ルスイッチ20は親分配弁14の吐出サイクルを1回毎
に検出し、その検出信号をコントローラ21に出力する
ようになっている。
【0028】21はマイクロコンピュータ等で構成され
た給脂制御手段をなすコントローラを示し、該コントロ
ーラ21は入力側にエンジンスイッチ18、操作レバー
スイッチ19およびサイクルスイッチ20等が接続さ
れ、出力側はグリースポンプ12等に接続されている。
また、コントローラ21には、操作レバー9が掘削作業
等に伴う実操作状態にあるときに操作レバースイッチ1
9から出力される信号を該操作レバー9の操作時間とし
て加算演算する操作時間判定手段をなすタイマTと、親
分配弁14の1回の吐出サイクル毎にサイクルスイッチ
20から出力されるサイクル信号をカウントするカウン
タCTが接続して設けられている。そして、コントロー
ラ21は、その記憶回路内に図4に示すプログラム等を
格納し、給脂間隔時間となるカウント時間Tc やグリー
スの給脂量を規定するために親分配弁14の吐出サイク
ル数を決定するカウント値Nに基づいて後述の自動給脂
制御処理等を行うものである。
【0029】本実施例による自動給脂装置11は上述の
如き構成を有するもので、次にコントローラ21による
自動給脂制御処理について図4を参照しつつ説明する。
【0030】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1でエンジンスイッチ18を読込み、ステップ2に移
ってエンジンが始動したか否かを判定し、「YES」と
判定したときにはステップ3に移ってタイマTをスター
トさせる。
【0031】次に、ステップ4で操作レバースイッチ1
9を読込み、ステップ5に移って操作レバースイッチ1
9がオンしたか否かを判定する。そして、このステップ
5で「NO」と判定したときには操作レバー9が操作さ
れておらず作業装置7等が停止状態であるから、ステッ
プ6に移ってタイマTのカウントを停止し、ステップ4
に戻る。一方、ステップ5で「YES」と判定したとき
には、操作レバー9によって作業装置7等が操作され、
実際に掘削作業が行なわれている状態であるから、ステ
ップ7に移ってタイマTをカウントする。即ち、作業装
置7等によって実際の掘削作業等を行なっている間はタ
イマTが加算演算を行ない、ダンプを待っている場合の
ように休止時等の非掘削状態にある間はタイマTがその
加算演算を停止する。
【0032】次に、ステップ8ではタイマTが予め設定
されたカウント時間Tc (例えば30分)に達したか否
かを判定し、「NO」と判定されたらステップ4に戻っ
てこれ以降の処理を繰返す。一方、「YES」と判定さ
れたらステップ9に移ってグリースポンプ12を駆動さ
せる。
【0033】これにより、操作レバー9の操作によって
作業装置7等が実際に動作した時間に基づいてグリース
給脂が行われるようになり、グリースポンプ12から吐
出されたグリースは、親分配弁14からグリース配管1
5A,15B,15Cを介して子分配弁16A,16
B,16Cに順次供給され、該子分配弁16A,16
B,16Cからグリース配管17A〜17Pを介してグ
リース給脂部10A〜10Pに給脂される。
【0034】そして、次なるステップ10ではサイクル
スイッチ20によって親分配弁14が吐出サイクルを何
回繰返したかをカウンタCTによって加算し、ステップ
11では、このカウンタCTの値が予め設定された所定
回数のカウント値N(例えば3回)となったか否かを判
定し、このステップ11で「YES」と判定した場合に
は、親分配弁14がカウント値N回だけ吐出サイクルを
繰返すことにより、グリース給脂部10A〜10Pにグ
リースが供給(給脂)された場合であるから、ステップ
12に移ってグリースポンプ12の駆動を停止すると共
に、ステップ13でタイマTをリセットする。
【0035】次に、ステップ14に移って再度エンジン
スイッチ18を読込み、ステップ15で「YES」と判
定されたら、油圧ショベル1が掘削作業を続けている状
態であるから、ステップ3に戻ってこれ以降の処理を繰
返すようにする。一方、ステップ15で「NO」と判定
されたら油圧ショベル1が停止状態となっているから処
理動作を終了する。
【0036】かくして、本実施例によれば、操作レバー
9が操作されているか否かを操作レバースイッチ19に
よって検出し、操作レバー9が操作されているときにの
み給脂間隔時間を規定するタイマTを加算することによ
り、旋回装置3や作業装置7を操作した時間、即ち実際
の作業頻度に応じてグリース給脂部10〜10Pへの給
脂を行うことができる。
【0037】この結果、従来技術で述べたように、前回
給脂したグリースが劣化していないにも拘らずグリース
給脂が行われるようなグリースの無駄使いを防止し、本
実施例では、グリース給脂部10A〜10Pに給脂した
グリースが劣化するタイミングに合せて新たなグリース
を給脂することができるから、グリースを有効的に使用
することができ、該グリースの使用量を削減して、ラン
ニングコストを低減することができる。
【0038】また、グリースの使用量を削減することに
より、グリース給脂部10A〜10Pからのグリースの
排出量を削減できるから、環境に対する影響を効果的に
低減することができる。
【0039】さらに、本実施例では、親分配弁14の吐
出サイクルをサイクルスイッチ20で検出すると共に、
この検出信号をカウンタCTで加算したカウント値が予
め設定されたカウント値Nに達した時点でグリースポン
プ12を停止させるようにしているから、1回の給脂時
にグリースポンプ12から親分配弁14に吐出されるグ
リース量を一定にでき、子分配弁16A,16B,16
C等を介してグリース給脂部10A〜10Pに規定量の
グリースを給脂することができる。
【0040】次に、図5に本発明の第2の実施例を示す
に、本実施例の特徴は、グリースポンプから複数の子分
配弁に直接的に潤滑油を供給し、各子分配弁から各給脂
部にグリースが供給されたことをサイクルスイッチによ
って検出する構成としたことにある。
【0041】図中、31はグリースポンプ12から吐出
されるグリースを各グリース給脂部10A〜10Pに供
給する本実施例による潤滑油供給手段としてのグリース
供給機構を示し、該グリース供給機構31は、後述する
グリース配管32、各子分配弁33A,33B,33C
等から構成されている。
【0042】32は一端側がグリースポンプ12の吐出
側に接続されたグリース配管で、該グリース配管32の
他端側は3本の分岐配管32A,32B,32Cに分岐
し、該分岐配管32A,32B,32Cの他端は子分配
弁33A,33B,33Cに接続されている。
【0043】33A,33B,33Cは子分配弁で、該
子分配弁33A,33B,33Cは、前記第1の実施例
で述べた子分配弁16A,16B,16Cとほぼ同様
に、グリース配管32の分岐配管32A,32B,32
Cを介して供給されるグリースをグリース配管17A〜
17Pを介してグリース給脂部10A〜10Pに順次供
給するものである。
【0044】34は子分配弁33A,33B,33Cに
接続して設けられた本実施例によるサイクル検出手段を
なすサイクルスイッチで、該サイクルスイッチ34は子
分配弁33A,33B,33Cの吐出サイクルを1回毎
に検出し、その検出信号をコントローラ21に出力する
ようになっている。
【0045】かくして、このように構成された本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるものの、特に、本実施例では、グリー
スポンプ12から直接的に子分配弁33A,33B,3
3Cにグリースを供給することができるから、親分配弁
を省略でき、構成を簡略化してコストの低減を図ること
ができる。
【0046】なお、前記各実施例では、グリース給脂部
10A〜10Pにグリースを給脂をする給脂間隔時間と
なるカウント時間Tc を30分とした場合を例示した
が、カウント時間Tc は、油圧ショベル1の大きさや給
脂部の数、給脂部の負荷状態等に応じて適宜設定するの
が望ましい。
【0047】また、カウント値Nは3回に限らず、1回
または複数回の所望の回数繰返すものとしても設定でき
る。
【0048】また、前記各実施例では、タイマT、カウ
ンタCTをコントローラ21の外部に設置する外付けの
回路構成として示したが、タイマ、カウンタをコントロ
ーラに内蔵し、クロックパルスによって作動するソフト
タイマ、ソフトカウンタとしてもよい。
【0049】さらに、前記各実施例では、作業機として
油圧ショベル1に自動給脂装置11を適用した場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、油圧クレ
ーン、ブルドーザ等の他の作業機に自動給脂装置を適用
してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、レバー操作検出手段によって作業機の操作レバー
が操作状態か非操作状態かを検出すると共に、操作時間
判定手段によって該レバー操作検出手段からの検出信号
を操作レバーの操作時間として加算演算し、この操作時
間が予め定められた設定時間に達したときには、給脂制
御手段によってポンプ手段を駆動して潤滑油供給手段か
ら各給脂部に給脂を行うことができるから、例えば作業
装置等の実際の作業頻度に応じて給脂部に潤滑油の給脂
することができ、潤滑油を効果的に使用して潤滑油の使
用量を削減し、ランニングコストを低減することができ
る。また、潤滑油の使用量を削減することにより、排出
される潤滑油を削減できるから、環境に対する影響を低
減することができる。
【0051】請求項2の発明によれば、ポンプ手段から
吐出される潤滑油を親分配弁から複数の子分配弁に分配
でき、該各子分配弁から各給脂部に給脂することができ
るから、作業機全体に点在する給脂部に潤滑油を確実に
給脂することができる。
【0052】請求項3の発明によれば、ポンプ手段から
吐出される潤滑油を直接的に子分配弁に分配でき、該各
子分配弁から各給脂部に直接的に給脂することができる
から、作業機全体に点在する給脂部に潤滑油を確実に給
脂することができる上に、親分配弁を省略して構成を簡
略化できる。
【0053】請求項4の発明によれば、サイクル検出手
段によって親分配弁または複数の子分配弁に1サイクル
だけ潤滑油を供給したことを検出し、給脂制御手段によ
って操作時間判定手段の判定に基づいてポンプ手段の駆
動を開始した後、該サイクル検出手段から出力されるサ
イクル信号が設定した回数に達するまでの間ポンプ手段
を駆動することができるから、複数の子分配弁に対して
それぞれ所定回数だけ繰返して潤滑油を供給することに
より、これら子分配弁から各給脂部に対して所定回数の
潤滑油を給脂でき、各給脂部に自動的に所定量の潤滑油
を給脂することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧ショベルを示
す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例による自動給脂装置を示
す全体構成図である。
【図3】自動給脂装置のコントローラ等を示す制御ブロ
ック図である。
【図4】自動給脂制御処理を示す流れ図である。
【図5】本発明の第2の実施例による自動給脂装置のコ
ントローラ等を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(作業機) 9 操作レバー 10A〜10P グリース給脂部 11 自動給脂装置 12 グリースポンプ(ポンプ手段) 13,31 グリース供給機構(潤滑油供給手段) 14 親分配弁 16A,16B,16C,33A,33B,33C 子
分配弁 19 操作レバースイッチ(レバー操作検出手段) 20,34 サイクルスイッチ(サイクル検出手段) 21 コントローラ(給脂制御手段) T タイマ(操作時間判定手段) Tc カウント時間(設定時間)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーの操作によって作業を行う作
    業機に設けられ、該作業機の給脂部に潤滑油を給脂する
    自動給脂装置であって、潤滑油を吐出するポンプ手段
    と、該ポンプ手段から吐出される潤滑油を前記作業機の
    給脂部に供給する潤滑油供給手段と、前記作業機の操作
    レバーが操作状態か非操作状態かを検出するレバー操作
    検出手段と、該レバー操作検出手段によって前記操作レ
    バーの操作状態を検出している間の操作時間を演算し、
    この操作時間が予め定められた設定時間に達したか否か
    を判定する操作時間判定手段と、該操作時間判定手段に
    よって設定時間に達したことが判定されたときに前記ポ
    ンプ手段を駆動して前記潤滑油供給手段から各給脂部に
    給脂を行う給脂制御手段とから構成してなる作業機の自
    動給脂装置。
  2. 【請求項2】 前記作業機には複数箇所の給脂部を有
    し、前記潤滑油供給手段は、前記ポンプ手段から潤滑油
    が吐出される親分配弁と、該親分配弁から分配して供給
    された潤滑油を前記各給脂部に分配供給する複数の子分
    配弁とによって構成してなる請求項1に記載の作業機の
    自動給脂装置。
  3. 【請求項3】 前記作業機には複数箇所の給脂部を有
    し、前記潤滑油供給手段は、前記ポンプ手段から吐出さ
    れる潤滑油を前記各給脂部に分配供給する複数の子分配
    弁によって構成してなる請求項1に記載の作業機の自動
    給脂装置。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油供給手段には、前記親分配弁
    または各子分配弁に1サイクル潤滑油を供給したことを
    検出したときにサイクル信号を出力するサイクル検出手
    段を有し、前記給脂制御手段は、前記操作時間判定手段
    の判定に基づいて前記ポンプ手段の駆動を開始した後、
    前記サイクル検出手段から出力されるサイクル信号が設
    定した回数に達するまでの間、前記ポンプ手段を駆動す
    る構成としてなる請求項2または3に記載の作業機の自
    動給脂装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297757A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Hitachi Constr Mach Co Ltd 自動給脂装置の動作制御システム
JP2019158094A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社三井E&Sマシナリー 自動給脂システムおよび自動給脂方法
JP2020118256A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 日立建機株式会社 作業機械
US11879589B2 (en) 2017-03-30 2024-01-23 Sumitomo(S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. Shovel

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