JPH09137248A - 成形性に優れる熱延鋼板およびその製造方法 - Google Patents
成形性に優れる熱延鋼板およびその製造方法Info
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Abstract
く、摺動性を向上させた、成形性に優れる熱延鋼板を提
供し、また、この熱延鋼板を生産性の低下を招くことな
く製造する方法を提案する。 【解決手段】C、Si、Mn、P、S、AL、Nを特定
した鋼板の組織が再結晶フェライト相であって、かつ表
面から板厚の10%までの鋼板表層部におけるフェライ
ト相の平均結晶粒径を10μm未満、表面から板厚の1
0%を超える鋼板内部のフェライト相の平均結晶粒径を
10μm以上とする。また、この熱延鋼板を、粗圧延で
得られたシートバーを表面温度で(Ar3点+50℃)〜
(Ar3点+200℃)から(Ar3点−20℃)〜(Ar3
点−300℃)まで、0.1 秒以内で強制冷却し、引き続
き、圧延終了温度:Ar3点〜(Ar3点+100℃)の仕
上げ圧延を5秒以内に開始し、450〜600℃で巻き
取ることにより製造する。
Description
の後酸洗しての使途に供される熱延鋼板とそれの製造方
法に関するものであって、特に鋼板の板厚方向表層部の
フェライト結晶粒径を板厚方向内部のそれよりも小さく
した、成形性に優れる熱延鋼板およびその製造方法に関
するものである。
造塊法によって得た鋼片を熱間圧延して製造される。こ
うして得られた熱延鋼板は、冷延鋼板用の素材として用
いられるほかに、直接、加工用の熱延鋼板としても使用
される。熱延鋼板が、後者の使途に用いられる場合に
は、熱延のまま(表面に黒皮スケールを残したまま)又
は酸洗してから使用される。しかし、熱延鋼板をこのよ
うに直接加工用として用いる場合に、従来の熱延鋼板で
は、比較的軽度の加工であっても、加工時の摺動性が十
分ではないために、鋼板の破断や鋼板表面のかじりなど
の欠陥を引き起こし、プレス成形の障害になっていた。
というのは、この摺動性は鋼板の表面硬さと密接な関係
があって、従来の方法で製造した熱延鋼板では、鋼板表
層部のフェライト結晶粒径が鋼板内部のそれに比べて粗
大(20μm程度)であるために、表面硬さが軟質とな
り、このことがプレス型との摩擦抵抗を上昇させ、摺動
性を低下させていたのである。なお、このように鋼板表
層部のフェライト結晶粒が粗大化し軟質となる理由は、
製造工程で鋼板表面が脱炭すること、表面ほど加工度が
高いことなどによるものである。
摺動性を改善するための努力が幾つか試みられてきた。
例えば、鋼板表面に潤滑性に富む薬剤を塗布する方法
(特公昭51−3702号公報)などが挙げられる。
各従来技術は、いずれも、鋼板の機械的性質の劣化や生
産性の低下を招き、実用化に耐えうるものではないとい
う問題があった。そこで、本発明の主たる目的は、従来
技術が抱えている上述した問題を解決し、鋼板としての
機械的性質の低下などを招くことなく、摺動性を向上
(摩擦係数を低下)させた、成形性に優れる熱延鋼板を
提供することにある。この発明の他の目的は、熱延工程
における強制冷却を効果的に利用して、成形性とくに摺
動性に優れる熱延鋼板を、生産性の低下を招くことなく
有利に製造する方法を提案することにある。
を達成すべく、熱間圧延において、粗圧延工程と仕上げ
圧延工程との間で行う、デスケーリング工程における冷
却作用に着目して鋭意研究を重ねた結果、デスケーリン
グに超高圧水を用いて達成される、従来の冷却速度より
各段に大きい速度の強制冷却と、復熱および加工発熱に
よる昇温とを適切に制御することによって、逆変態を利
用した鋼板表層部のフェライト相の細粒化がはかれば、
鋼板全体の機械的性質を劣化させることなく、摺動性を
改善できることを知見し、本発明を完成するに至った。
りである。 (1) C:0.001 〜0.10wt%、Si:0.10wt%以下、Mn:0.
50wt%以下、 P:0.05wt%以下、S:0.01wt%以
下、 Al:0.001 〜0.10wt%、N:0.01wt%以下を含
有し、残部はFeおよび不可避的不純物からなる成分組成
を有し、鋼板の組織が、再結晶フェライト相であって、
かつ表面から板厚の10%までの鋼板表層部におけるフ
ェライト相の平均結晶粒径が10μm未満、表面から板
厚の10%を超える鋼板内部のフェライト相の平均結晶
粒径が10μm以上であることを特徴とする成形性に優
れる熱延鋼板。
以下、Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、S:
0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、N:0.01wt
%以下、 B:0.0002〜0.005 wt%を含有し、残部は
Feおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、鋼板
の組織が、再結晶フェライト相であって、かつ表面から
板厚の10%までの鋼板表層部におけるフェライト相の
平均結晶粒径が10μm未満、表面から板厚の10%を
超える鋼板内部のフェライト相の平均結晶粒径が10μ
m以上であることを特徴とする成形性に優れる熱延鋼
板。
以下、Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、S:
0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、N:0.01wt
%以下を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物よりな
る鋼素材を、Ac3点以上に加熱後粗圧延し、得られたシ
ートバーを表面温度が(Ar3点+50℃)〜(Ar3点+
200℃)から(Ar3点−20℃)〜(Ar3点−300
℃)まで0.1 秒以内で強制冷却し、引き続き、5秒以内
に仕上げ圧延を開始し、圧下率60%以上の圧延を行
い、Ar3点〜(Ar3点+100℃)の温度範囲で終了
し、その後450〜600℃で巻き取ることを特徴とす
る熱延鋼板の製造方法。
以下、Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、S:
0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、N:0.01wt
%以下、 B:0.0002〜0.005 wt%を含有し、残部は
Feおよび不可避的不純物よりなる鋼素材を、Ac3点以上
に加熱後粗圧延し、得られたシートバーを表面温度が
(Ar3点+50℃)〜(Ar3点+200℃)から(Ar3
点−20℃)〜(Ar3点−300℃)まで0.1 秒以内で
強制冷却し、引き続き、5秒以内に仕上げ圧延を開始
し、圧下率60%以上の圧延を行い、Ar3点〜(Ar3点
+100℃)の温度範囲で終了し、その後450〜60
0℃で巻き取ることを特徴とする熱延鋼板の製造方法。
量密度1×10-4〜1×10-2リットル/cm2 の超高
圧水を噴射することにより達成する上記(3) または(4)
に記載の熱延鋼板の製造方法。
について詳細に説明する。 (1) 鋼成分について; C:0.001 〜0.10wt% Cは、強度確保のために必要な元素である。その量が、
0.001 wt%未満では耐二次加工脆性を劣化させ、一方、
0.10wt%を超えて含有すると延性を低下させる。したが
てC量は、0.001 〜0.10wt%、好ましくは0.001 〜0.05
wt%とする。
素であるが、0.10wt%を超えて添加する延性を低下させ
るので、0.10wt%以下、好ましくは0.02wt%以下とす
る。
害化するほか、強度の向上にも効果がある元素である
が、0.50wt%を超えて添加すると延性を低下させるの
で、0.50wt%以下、好ましくは0.1 〜0.4 wt%とする。
するのが望ましい元素である。その含有量が、0.05wt%
を超えるとその悪影響が顕著になるので、0.05wt%以
下、好ましくは0.02wt%以下とする。
含有量が、0.01wt%を超えるとこれらの悪影響が大きく
なるので、0.01wt%以下、好ましくは0.005 wt%以下と
する。
が、0.001 wt%に満たないとその効果がなく、一方、0.
10wt%を超えて添加すると延性の低下を招くので0.001
〜0.10wt%、好ましくは0.005 〜0.06wt%とする。
超えて過多に含有すると延性を低下させる元素である。
したがって、Nの含有量は0.01wt%以下、好ましくは0.
004 wt%以下とする。
効果があり、必要に応じて添加する元素である。その効
果は、0.0002wt%未満の添加では得られず、一方、0.00
5 wt%を超えて添加すると鋼の延性を低下させる。した
がって、Bの添加量は0.0002〜0.005 wt%、好ましくは
0.001 〜0.004 wt%とする。
板表面層、とくに鋼板表面から板厚の10%までの鋼板
表層部におけるフェライト結晶の細粒化は摺動性向上に
効果がある。この板厚方向領域での粒径を、10μm未
満に調整すれば硬質化による摺動性向上効果が得られ
る。一方、板厚の10%を超える鋼板内部のフェライト
結晶粒が、10μm未満では鋼板の機械的性質とくに延
性が劣化し、成形加工の用途に適さなくなる。したがっ
て、表面から板厚の10%までの鋼板表層部におけるフ
ェライト相の平均結晶粒径は10μm未満、表面から板
厚の10%を超える鋼板内部のフェライト相の平均結晶
粒径は10μm以上とする。なお、これらのフェライト
は再結晶組織よりなるものである。
よく、Ac3点以上に加熱されればよい。具体的には、通
常のスラブ加熱温度範囲である1050〜1200℃が適する。 b.上記加熱の後、粗圧延および仕上げ圧延よりなる熱
間圧延を行う。その際、前記両圧延の間で、Ar3変態点
を超える温度からAr3点を挟む低温側に、一旦急速冷却
し、その後、復熱および加工発熱を利用して昇温するこ
とによって、仕上げ圧延をAr3点以上で終了する。 以下、これら工程のうち本発明において、特に重要な要
件についてその限定理由を含めて説明する。
(Ar3点+50℃)〜(Ar3点+200℃)から(Ar3
点−20℃)〜(Ar3点−300℃)までの範囲を、0.
1 秒以内で強制冷却する必要がある。すなわち、強制冷
却前の温度を(Ar3点+50℃)〜(Ar3点+200
℃)とするのは、強制冷却前の温度が(Ar3点+50
℃)未満の温度では仕上げ圧延終了温度がAr3変態点よ
り低下して延性が低下するから、一方、(Ar3点+20
0℃)を超える温度では強制冷却による冷却効果が鋼板
内部まで及び延性が低下するからである。また、冷却停
止温度を(Ar3点−20℃)〜(Ar3点−300℃)と
するのは、冷却停止温度が(Ar3点−20℃)を超える
高温ではγ→αの逆変態が不十分なため鋼板表層部の細
粒化がはかられないから、一方、(Ar3点−300℃)
未満の低温では鋼板内部までの冷却効果が増大し延性が
低下するからである。なお、上記範囲内でも、とくに冷
却停止温度が800℃以下で優れた細粒化効果が得られ
る。さらに、上記温度範囲における強制冷却を0.1 秒以
内とするのは、0.1 秒を超える時間で行うと鋼板内部ま
での冷却効果が増大し延性が低下するからである。
水量密度:1×10-4〜1×10-2リットル/cm2 の
超高圧水を噴射することにより有利に達成することがで
きる。水量密度が1×10-4 リットル/cm2 未満の
噴射量ではγ→α変態が不十分となり表層部のフェライ
ト結晶粒の細粒化が不足する。一方、水量密度が1×1
0-2リットル/cm2 を超えると鋼板内部への冷却効果
が増大し延性が低下するからである。ここで、液量密度
は、デスケーリングで鋼板の単位面積当たりに投入され
る総水量を表す。なお、これらの水量密度により所望の
冷却を実現するためには、ノズルでの吐出圧300kg
/cm2 以上、鋼板面での衝突圧10kg/cm2 以上
の能力を備えた超高圧の冷却設備があれば極めて効果的
である。
に仕上げ圧延を開始し、圧下率60%以上の圧延を行
い、Ar3点〜(Ar3点+100℃)の温度範囲で終了
し、450〜600℃で巻き取る必要がある。これらの
条件を定めたのは、次の理由による。仕上げ圧延の開始
が強制冷却終了後5秒を超えると鋼板内部の熱が表層に
伝達し、表層の冷却効果が減衰および内部の圧延開始温
度が低下するからである。また、圧延終了温度がAr3未
満では延性が低下し、一方、Ar3点+100℃を超える
と表層部のフェライト組織が細粒化せず、摺動性が改善
されない。さらに、巻取温度が450℃未満の温度では
延性が低下し、600℃を超える温度では表層部のフェ
ライト組織が細粒化せず、摺動性が改善されない。な
お、仕上げ圧延の圧下率が60%未満では加工発熱が減
少し、鋼板表層の逆変態による組織微細化が不十分とな
る。
に加熱後、粗圧延を行って30mmのシートバーとし、次
いで超高圧噴射(鋼板面での衝突圧25kg/cm2 )
により冷却を行い、90%の圧下を加え最終板厚3mmと
する仕上げ圧延を施した。これらの各製造条件をまとめ
て表2に示す。得られた熱延鋼板を室温まで冷却した
後、酸洗して摩擦係数、伸びを測定した。その結果を併
せて表2に示す。ここで、摩擦係数は、熱延鋼板の表面
に15CTSの防錆油を1.5g/m2塗布し、これを
用いて曲率半径10mmの円柱工具間での動摩擦係数を
測定することによって求めた。また、伸びは、15JI
S5号試験片による引張試験により求めた。表1および
表2から明らかなように、本発明にしたがう熱延鋼板
は、いずれも良好な摺動性(摩擦係数が0.1以下)と
伸びを具備しており、延性の犠牲を伴うことなく、優れ
た成形加工性を有することがわかる。
延鋼板は、摺動性に優れたうえ、延性も良好であるので
成形加工用の用途、とりわけ、従来よりも加工度の大き
い用途にも使用しうる。また、本発明の製造方法によれ
ば、成形性に優れる上記の熱延鋼板を、熱延工程におけ
る強制冷却を効果的に利用して製造するので、生産性、
経済性の面で著効が発揮される。
Claims (5)
- 【請求項1】C:0.001 〜0.10wt%、Si:0.10wt%以
下、 Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、 N:0.01wt%以下を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物からなる成分組成を有し、鋼板の組織が、再結晶フ
ェライト相であって、かつ表面から板厚の10%までの
鋼板表層部におけるフェライト相の平均結晶粒径が10
μm未満、表面から板厚の10%を超える鋼板内部のフ
ェライト相の平均結晶粒径が10μm以上であることを
特徴とする成形性に優れる熱延鋼板。 - 【請求項2】C:0.001 〜0.10wt%、Si:0.10wt%以
下、 Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、 N:0.01wt%以下、 B:0.0002〜0.005 wt%を含有
し、残部はFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を
有し、鋼板の組織が、再結晶フェライト相であって、か
つ表面から板厚の10%までの鋼板表層部におけるフェ
ライト相の平均結晶粒径が10μm未満、表面から板厚
の10%を超える鋼板内部のフェライト相の平均結晶粒
径が10μm以上であることを特徴とする成形性に優れ
る熱延鋼板。 - 【請求項3】C:0.001 〜0.10wt%、Si:0.10wt%以
下、 Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、 N:0.01wt%以下を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物よりなる鋼素材を、Ac3点以上に加熱後粗圧延し、
得られたシートバーを表面温度が(Ar3点+50℃)〜
(Ar3点+200℃)から(Ar3点−20℃)〜(Ar3
点−300℃)まで0.1 秒以内で強制冷却し、引き続
き、5秒以内に仕上げ圧延を開始し、圧下率60%以上
の圧延を行い、Ar3点〜(Ar3点+100℃)の温度範
囲で終了し、その後450〜600℃で巻き取ることを
特徴とする熱延鋼板の製造方法。 - 【請求項4】C:0.001 〜0.10wt%、Si:0.10wt%以
下、 Mn:0.50wt%以下、 P:0.05wt%以下、 S:0.01wt%以下、 Al:0.001 〜0.10wt%、 N:0.01wt%以下、 B:0.0002〜0.005 wt%を含有
し、残部はFeおよび不可避的不純物よりなる鋼素材を、
Ac3点以上に加熱後粗圧延し、得られたシートバーを表
面温度が(Ar3点+50℃)〜(Ar3点+200℃)か
ら(Ar3点−20℃)〜(Ar3点−300℃)まで0.1
秒以内で強制冷却し、引き続き、5秒以内に仕上げ圧延
を開始し、圧下率60%以上の圧延を行い、Ar3点〜
(Ar3点+100℃)の温度範囲で終了し、その後45
0〜600℃で巻き取ることを特徴とする熱延鋼板の製
造方法。 - 【請求項5】強制冷却を、シートバーの表裏面に水量密
度1×10-4〜1×10-2リットル/cm2 の超高圧水
を噴射することにより達成する請求項3または請求項4
に記載の熱延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29082195A JP3572756B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 成形性に優れる熱延鋼板およびその製造方法 |
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JP29082195A JP3572756B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 成形性に優れる熱延鋼板およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137248A true JPH09137248A (ja) | 1997-05-27 |
JP3572756B2 JP3572756B2 (ja) | 2004-10-06 |
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ID=17760923
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100829943B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2008-05-16 | 주식회사 포스코 | 표면 스케일 및 가공성이 우수한 열연 저 탄소강 제조방법 |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP29082195A patent/JP3572756B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100829943B1 (ko) * | 2002-07-02 | 2008-05-16 | 주식회사 포스코 | 표면 스케일 및 가공성이 우수한 열연 저 탄소강 제조방법 |
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