JPH09137060A - 熱定着資材用ポリイミドフィルム - Google Patents

熱定着資材用ポリイミドフィルム

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JPH09137060A
JPH09137060A JP29654395A JP29654395A JPH09137060A JP H09137060 A JPH09137060 A JP H09137060A JP 29654395 A JP29654395 A JP 29654395A JP 29654395 A JP29654395 A JP 29654395A JP H09137060 A JPH09137060 A JP H09137060A
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JP
Japan
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polyimide
film
heat fixing
fixing material
polyimide film
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JP29654395A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Katsuyama
仁之 勝山
Yasuhiko Ota
靖彦 太田
Masumi Saruwatari
益巳 猿渡
Yukihiro Kumamoto
行宏 熊本
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性率が高く、熱膨張係数が小さく、引裂伝
播抵抗が大きい耐熱性に優れた熱定着資材用ポリイミド
フィルムを提供する。 【解決手段】 ピロメリット酸二無水物と4,4’−ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ビフェニルとの反応で形成
される構造単位1〜80モル%及びビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物と4,4’−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ビフェニルとの反応で形成される構造単位99〜
20モル%含む非晶性熱可塑性ポリイミド90〜60重
量%に対し、熱伝導性無機フィラー10〜40重量%を
含むことを特徴とする熱定着資材用ポリイミドフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱定着資材用ポリ
イミドフィルムに関する。詳しくは、熱伝導性無機フィ
ラーを含む非晶性熱可塑性ポリイミドから得られる熱定
着資材用ポリイミドフィルムであって、優れた耐熱性を
有し、高温下での弾性率が高く、寸法変化率が小さく、
熱伝導性に優れ、引裂伝播抵抗が大きく、且つ、チュー
ブ状等への成形性が良好な熱定着資材用ポリイミドフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンター、複写機等が具備する
定着手段としては、内部の中心軸部に加熱体を有する熱
定着ロールと、これと圧接する加圧ロールとの間に被加
熱体である未定着トナーが転写された紙やプラスチック
フィルム等を通紙し、熱と圧力により未定着トナーを融
解、定着せしめる方法がとられてきた。しかしながら、
熱ロールの熱容量が大きいため加熱体に通電を開始して
から定着ロール表面の温度が所定温度に到達するのに数
分程度の時間を要するため、印刷待機時間が長い欠点が
あった。また、待機時間を短くするためには常に定着ロ
ールを加熱しておく必要がある等、省エネルギーの点で
も問題点があった。
【0003】最近、熱エネルギーを効率的に伝え、待機
時間が短く、省エネルギータイプの耐熱性樹脂を用いた
定着手段が実用化されている。この定着手段は、加熱体
とこれに接触して被加熱体である未定着トーナーが転写
された紙やプラスチックフィルムと随伴して回転するチ
ューブまたはベルト状の耐熱性フィルムを有する構造で
あることから、加熱体に通電してから定着フィルム表面
が所定温度に達するまでの時間が大幅に短縮でき、常に
加熱しておく必要がないため電力消費量が少ない。この
ように耐熱性フィルムを介して加熱体から被加熱体であ
る紙やプラスチックフィルム上のトナーを加熱、溶融さ
せる熱定着装置に用いられる耐熱性フィルムには、現在
熱硬化型ポリイミド樹脂をチューブ状に付型したものが
用いられている。
【0004】更に、熱伝導率向上を目的とし熱伝導性フ
ィラーを含有する薄肉チューブが採用されている。例え
ば、特開平7−110632号公報には、耐熱樹脂と平
均粒子径0.5〜15μmで絶縁性の無機フィラーを含
有する樹脂組成物で形成された内層、弗素樹脂と導電性
フィラーを含有する樹脂組成物で形成された外層、及び
内層と外層の両樹脂に接着性を有する樹脂と導電性フィ
ラーを含有する樹脂組成物で形成された中間層の3層構
造を有する定着ベルトが開示されている。この公報に
は、内層を形成する耐熱樹脂として、ポリイミド、ポリ
アミドイミドが好ましく、好ましい態様として、熱溶融
成形が不可能なポリイミドを採用し、溶液流延法によっ
てポリイミドワニスからポリイミドフィルムを成形した
ことが開示されている。しかし、該定着ベルトは、基材
のポリイミド層に微量の有機溶媒を含む欠点があるだけ
でなく、製法において、溶媒除去工程が必要となるため
工程が長くなり、またバッチ処理の為、生産性が悪い等
の問題点がある。
【0005】これらの問題点を改善する手段としては、
熱可塑性樹脂の押出成形によりチューブ状に付型する方
法が提案されている。例えば、特開平7−199691
号公報及び特開平6−254941号公報には、熱可塑
性ポリイミド、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエ
ーテルスルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケ
トン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)等をチューブ状に押出した定着ベルト等が開示され
ている。しかし、これらの定着ベルト等は充分な耐熱性
がなく、実機テストにおいてチューブにしわが発生する
欠点があり実用化には問題がある。
【0006】すなわち、非晶性のPES、PEI等は、
ガラス転移温度が最高でも220℃程度であり、耐熱性
の点で不十分である。例えば、プリンターの熱定着ロー
ルとして使用した場合、非加熱体が定着ロール等の全面
と接着するわけではないので、非通紙部では230℃程
度の高温になることもあるため、熱定着ロール、定着ベ
ルト等を形成するフィルムにしわが発生し、画像を乱す
こととなる。結晶性のPPS、PEEK等は、結晶化さ
せることにより高温時の剛性は維持されるが、ガラス転
移温度がPPSで約90℃、PEEKで約150℃と低
いためガラス転移温度以上では線膨張係数が非晶性ポリ
マーの代表値である5×10-5/℃程度となるためシワ
が発生する等の問題がある。一方結晶性のPPSやポリ
イミド(例えば特公平7−94555号公報)ではフィ
ラーを含有すると脆くなり、例えば、回転する際の衝撃
等により割れ易い問題がある。また、チューブ状に成形
する際、結晶融点以上の300〜400℃の高温が必要
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶融
接着によりチューブ状に成形し得る熱定着資材用ポリイ
ミドフィルムであり、且つ、高温における弾性率が高
く、熱膨張係数が小さく、引裂伝播抵抗が大きい耐熱性
に優れた熱定着資材用ポリイミドフィルムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、鋭意検討した結果、先ず、結晶性を有
するポリイミドフィルムでは耐熱性は充分満足できるも
のであるが、チューブ等に成形加工する際に結晶化し、
その部分が脆くなって可撓性が低下して熱定着資材基材
に加工できないことを見出した。更に検討を続けた結
果、特定の構造を有する非晶性の熱可塑性ポリイミド
に、特定量の熱伝導性無機フィラーを均一に分散させた
フィルムが、高温における弾性率が高く、熱膨張係数が
小さく、引裂伝播抵抗が大きい耐熱性に優れた熱定着資
材用ポリイミドフィルムであることを見出した。
【0009】すなわち、本発明は、熱伝導性無機フィラ
ーを含む非晶性熱可塑性ポリイミドから得られる熱定着
資材用ポリイミドフィルムであって、非晶性熱可塑性ポ
リイミドが式(1)〔化3〕
【0010】
【化3】 で表される構造単位1〜80モル%、及び、式(2)
〔化4〕
【0011】
【化4】 で表される構造単位99〜20モル%を含み、該非晶性
熱可塑性樹脂ポリイミド90〜60重量%に対し熱伝導
性無機フィラー10〜40重量%を含むことを特徴とす
る熱定着資材用ポリイミドフィルムである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の熱定着資材用ポリイミドフィルムは、上
記式(1)〔化3〕で表される構造単位1〜80モル
%、及び、上記式(2)〔化4〕で表される構造単位9
9〜20モル%を含む非晶性熱可塑性ポリイミドに特定
量の熱伝導性無機フィラーを添加、混合して、それを押
出機等の熱成形機を用いてフィルム状に成形することに
より得られる。
【0013】本発明で使用する非晶性ポリイミドは、上
記式(1)〔化3〕で表される構造単位1〜80モル
%、及び、上記式(2)〔化4〕で表される構造単位9
9〜20モル%を含む非晶性熱可塑性ポリイミドであ
る。この非晶性熱可塑性ポリイミドは、ピロメリット酸
二無水物を1〜80モル%、及び、ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物を99〜20モル%含む芳香族テトラ
カルボン酸二無水物と、芳香族ジアミンである4,4’
−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニルを重縮合
し、得られたポリアミック酸を脱水することにより製造
される。
【0014】芳香族テトラカルボン酸二無水物として使
用するピロメリット酸二無水物とビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物との混合割合は、得られるポリイミドの
結晶性に影響を及ぼす。ピロメリット酸二無水物の割合
が高くなるにつれて、得られるポリイミドの結晶性が増
し、フィルムに成形した後、これを加熱してテューブ状
等に加工する際に結晶化して脆くなり熱定着資材とした
場合に割れが発生し易くなる。ピロメリット酸二無水物
の割合が低くなると、得られるポリイミドの耐熱性が低
下する。得られるポリイミドの非晶性と耐熱性を考慮し
た場合、非晶性であって、且つ耐熱性に優れたポリイミ
ドを製造するためには、数ある芳香族テトラカルボン酸
二無水物の内で、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
を選択して併用することが最も好ましい。かかる観点か
ら、本発明では、ピロメリット酸二無水物1〜80モル
%、及び、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物99〜
20モル%を含む芳香族テトラカルボン酸二無水物が使
用される。好ましくは、ピロメリット酸二無水物5〜8
0モル%、及び、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
95〜20モル%である。
【0015】芳香族ジアミンとしては、得られるポリイ
ミドの耐熱性を考慮した場合、4,4’−ビス(3−ア
ミノフェノキシ)ビフェニルが最も好ましい。上記の混
合芳香族テトラカルボン酸二無水物と4,4’−ビス
(3−アミノフェノキシ)ビフェニルとのモル比は、
4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル1
モルに対し、混合芳香族テトラカルボン酸二無水物0.
9〜1.1モル程度の範囲とし、後述する方法で測定す
る溶液の対数粘度が下記範囲となるように適宜調節す
る。
【0016】芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族
ジアミンとを反応させる方法には特に制限はない。例え
ば、モノマー同志またはモノマーを有機溶媒中に懸濁ま
たは溶解させたて加熱した後、化学的に脱水し、生成物
を分離、精製する方法が挙げられる。
【0017】フィルムへの成形性、得られるポリイミド
フィルムの機械的強度等を考慮すると、上記方法により
得られたポリイミドの内、下記方法により測定した溶液
の対数粘度(η)が0.45〜0.7であるポリイミド
が好ましく使用される。更に好ましくは0.5〜0.6
のものである。 〔溶液の対数粘度の測定方法〕試料をフェノール9容量
部とp−クロロフェノール1容量部との混合溶媒に溶解
した溶液(濃度0.5g/dl)、及び該混合溶媒の粘
度をそれぞれウベローデ式粘度系を用いて30℃におい
てそれぞれ測定し、数式(1)〔数1〕
【0018】
【数1】 〔式中、tは溶液の落下時間(sec)、t0は混合溶
媒の落下時間(sec)、cは溶液濃度(g/dl)を
示す〕により算出する。
【0019】本発明に用いる熱伝導性無機フィラーは、
異方性の少ないものであれば特に制限がなく、例えば窒
化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素、マ
グネシア、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化ベリリ
ウム等が使用できる。これらの内、窒化ホウ素及び窒化
アルミニウムが好ましい。異方性があると、チューブ成
形後に接合部のみ異方性がなくなりチューブの周長方向
の均一性に欠ける問題が生じ好ましくない。熱伝導性無
機フィラーの平均粒径は、ポリイミドへの分散性、得ら
れるフィルム組成の均一性等に影響を及ぼす。平均粒径
が細か過ぎても粗過ぎてもポリイミドへの分散性が低下
する、また、粗過ぎるとは、得られるフィルムの引裂伝
播抵抗が弱くなる。かかる観点から、平均粒径が0.1
〜10μmである熱伝導性無機フィラーを用いることが
好ましい。更に好ましくは0.5〜5μmである。
【0020】熱伝導性無機フィラーの含有量は10〜4
0重量%、好ましくは20〜40重量%である。10重
量%未満では、熱伝導率を向上させ、線膨張係数を低下
させる効果がなく、熱定着用ローラー等の基材とした場
合、高温で使用した際にチューブ等にしわが発生するこ
とがあり好ましくない。また、10〜100μm厚みの
フィルムを製造するに際し、通常リップ開度0.5〜1
mm程度にした場合、40重量%を超えるとドラフト比
が大きくなり、ピンホール発生等の問題がある。例えフ
ィルムが得られても引裂強度の低下が著しく、チューブ
等に成形して熱定着装置に装着した際に、チューブが蛇
行したり、端面が割れる等の問題が発生し好ましくな
い。
【0021】次に、本発明の非晶性熱可塑性ポリイミド
フィルムを得るための方法について説明する。上記のよ
うにして得られた非晶性ポリイミドと熱伝導性無機フィ
ラーとをヘンシェルミキサー、ユニバーサルミキサー、
リボンブレンダー等の混合機を用いて混合し、得られた
混合物を二軸混練押出機でペレット化し、更にそのペレ
ットを溶融押出機等を用いて混練、溶融してTダイ等か
ら押出して製膜する方法、ポリイミドペレットと高濃度
熱伝導性無機フィラーを含有するポリイミドペレットの
マスターバッチとを上記熱伝導性無機フィラーの含有量
になる割合で、リボンブレンダー等の混合機で混合し、
溶融押出機等を用いて混練、溶融してTダイ等から押出
して製膜する方法等が例示される。
【0022】熱伝導性無機フィラーの分散性を考慮した
場合、熱伝導性無機フィラーはパウダーで混合するのが
好ましい。また、コンタミした異物や押出機内で長時間
滞留し高分子量化した、いわゆるゲル状物の除去、さら
にフィラーの分散性向上、あるいはフィラーの凝集によ
るフィルム表面精度の悪化が発生する場合は、溶融押出
機のシリンダー先端とダイとの間に、ろ過径5〜30μ
mの円筒状あるいはディスク状のフィルターを設置する
ことが好ましい。フィルターによるろ過操作は、フィラ
ーの分散性を良好とするため、得られるフィルムの組成
が均一となって引裂伝播抵抗が大きくなる。また、フィ
ルムの表面に異物、ゲル状物あるいはフィラーの凝集物
が突起状に現れることがなくなるので、得られるフィル
ムをチューブ等に成形して熱定着装置に装着して使用す
る際に、突起部によって被加熱体と接触不良を起こして
定着不良となり、画像が乱れることがない。
【0023】本発明の熱定着資材用ポリイミドフィルム
は、例えば、チューブ等に成形して熱定着用基材とされ
る。本発明の熱定着資材用ポリイミドフィルムをチュー
ブ状に成形する方法としては、特に制限は無いが、フィ
ルムを円筒状に丸めた後、加熱、圧着できる円筒型内に
セット後、全面あるいは繋ぎ部のみを例えば250〜4
50℃に加熱して圧着する方法、円筒型内にセットした
後、繋ぎ部を超音波を利用して融着する方法等の容易な
方法が適用できる。
【0024】本発明の熱定着資材用ポリイミドフィルム
は、非晶性のポリイミドを主原料とするので、これをガ
ラス転移温度以上、好ましくはガラス転移温度+50℃
程度の低温において成形加工することが可能である。こ
れに対し、ポリイミドが結晶性の場合は、結晶融点以上
の約400℃の高温に加熱することが必要になる。
【0025】上記のようにして得られた熱定着資材用ポ
リイミドフィルムのガラス転移温度は230〜260℃
であり、示差熱分析(DSC)によれば、結晶化による
発熱ピ−クまたは結晶融解による吸熱ピ−クはいずれも
観測されず非晶性を示す。また、TMA法による25〜
220℃の温度範囲における線膨張係数は4×10-5
℃以下である。また、200℃における弾性率が4〜1
0GPa、50℃における熱伝導率は0.2〜0.6W
/m・Kであり、且つ、引裂伝播抵抗が300〜600
g/mmを示す。
【0026】従って、例えば、プリンターの熱定着用ロ
ール等の加熱ヒーターの温度が最高230℃付近まで達
することを考慮しても、本発明の熱定着資材用ポリイミ
ドフィルムは、充分にそれに耐え得る耐熱性を有する。
また、25℃〜220℃の温度範囲における線膨張係数
が4×10-5/℃を超えると、例えばプリンターの熱定
着フィルムの場合、ヒーター全面に被加熱体である紙等
が搬入された場合はほぼ均一温度であるが、サイズの異
なる紙等が搬入された場合(部分通紙)、被加熱体が存
在しない部分の温度が、存在しない部分の温度より高温
となり、最高約80℃もの温度差を生じることとなり、
線膨張差によるしわが発生して定着不良を起こし、画像
を乱す原因となる。この場合、フィルムの弾性率が低い
と変形し易く、しわになりやすいので、これを防ぐには
200℃における弾性率は4GPa以上が必要となる。
さらに、チューブ状フィルムが回転中に左右に動いた場
合、端部が金属等と衝突する現象が起こる。この時、フ
ィルムの引裂伝播抵抗が300g/mm以上ないと、端
部から割れが発生し、割れが内部側まで成長し、やはり
画像を乱す原因となる。
【0027】上記のように、本発明の熱定着資材用ポリ
イミドフィルムは高速、省エネルギータイプのプリンタ
ー、複写機の熱定着ロールとして使用することができ、
さらに低コスト化が可能となるものであれる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。なお、実施例および比較例において記述した熱定
着資材用ポリイミドフィルムの特性値の測定方法を以下
に示す。
【0029】(1)非晶性の確認 理学社製DSC装置(Rigaku Thermal
Analyzer Ver.2.30)を用いて、窒素
雰囲気下において、5℃/minの昇温速度で示差熱分
析を行い、結晶化に伴う発熱ピーク及び結晶融解に伴う
吸熱ピークの有無により確認する。
【0030】(2)ガラス転移温度(℃) 前項(1)と同様の装置を用いて、同様の方法で示差熱
分析を行い、ガラス転移温度を測定する。
【0031】(3)線膨張係数(℃-1) セイコー電子社製、型式TMA/SS−120型装置を
用い、伸長法にて昇温速度5℃/min、荷重3g、窒
素雰囲気下で25〜260℃の温度範囲のフィルムの伸
びから線膨張係数を算出する。サンプルサイズは、長さ
20mm、幅3mmとする。
【0032】(4)弾性率(GPa) 東洋ボールドウィン社製、テンシロン/UTM−4−1
00型引張試験機と引張試験機用恒温槽(東洋ボールド
ウィン社製/TLF−4−40−B)を使用し、サンプ
ルサイズ10mm×200mm、掴み間距離100m
m、試験速度5mm/minで200℃において測定す
る。 (5)引裂伝播抵抗(g/mm)
【0033】JIS−K7128(A法)トラウザー試
験にて測定する。試験速度は200mm/minとす
る。 (6)熱伝導率(W/m・K) 50℃雰囲気下で光交流法により熱拡散率を測定する。
水中法により密度を測定する。DSC装置を用いて比熱
を求める。これらの結果に基づいて、次式から熱伝導率
を算出する。λ=α・ρ・C(ここで、λ:熱伝導率、
α:熱拡散率、ρ:密度、C:比熱)
【0034】重合例1 かきまぜ機、還流冷却器および窒素導入管を備えた反応
容器に、常温でm−クレゾール28.67kg、4,
4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル736
9g(20.0モル)、ピロメリット酸二無水物(以
下、PMDAという)2083g(9.55モル)、ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物(以下、BPDAと
いう)2808g(9.55モル)および無水フタル酸
533g(3.6モル)を装入し、かきまぜ機で撹拌し
ながら200℃まで昇温し、200℃にて6時間保持し
た後、冷却し、それにトルエンを装入することによりポ
リイミドを析出させた。ろ別により得られたポリイミド
パウダーをさらにトルエンで洗浄し、続いて窒素雰囲気
下で220℃にて4時間乾燥して、前記式(1)〔化
3〕で表される構造単位50モル%、前記式(2)〔化
4〕で表される構造単位50モル%を含む、12000
gの熱可塑性非晶性ポリイミドパウダーを得た。得られ
たポリイミドの溶液の対数粘度を前記方法により測定し
た結果、0.57dl/gであった。
【0035】重合例2 PMDAを2916g(13.36モル)、BPDAを
1685g(5.73モル)使用した以外、重合例1と
同様の方法により、前記式(1)〔化3〕で表される構
造単位80モル%、前記式(2)〔化4〕で表される構
造単位20モル%を含む、熱可塑性非晶性ポリイミドパ
ウダーを得た。得られたポリイミドの溶液の対数粘度を
前記方法により測定した結果、0.57dl/gであっ
た。
【0036】重合例3 PMDAを208g(0.96モル)、BPDAを53
35g(18.2モル)使用した以外、重合例1と同様
の方法により、前記式(1)〔化3〕で表される構造単
位5モル%、前記式(2)〔化4〕で表される構造単位
95モル%を含む、熱可塑性非晶性ポリイミドパウダー
を得た。得られたポリイミドの溶液の対数粘度を前記方
法により測定した結果、0.57dl/gであった。
【0037】重合例4 PMDAを3749g(17.2モル)、BPDAを5
59g(1.9モル)使用した以外、重合例1と同様の
方法により、前記式(1)〔化3〕で表される構造単位
90モル%、前記式(2)〔化4〕で表される構造単位
10モル%を含む、熱可塑性非晶性ポリイミドパウダー
を得た。得られたポリイミドの溶液の対数粘度を前記方
法により測定した結果、0.57dl/gであった。
【0038】実施例1〜2 重合例1で得られた熱可塑性非晶性ポリイミド80また
は70重量%と、熱伝導性フィラーとして窒化ホウ素
(三井東圧化学(株)製、商品名:MBN−010T)
とを〔表1〕に示した配合比(重量比)でヘンシェルミ
キサーにて混合し、二軸押出機を用いて380〜410
℃において混練、溶融して押出して造粒しペレットとし
た。得られたペレットを径50mmの単軸押出機(成形
温度420℃)に供給し、Tダイ前部に装着した10μ
mのリーフディスクタイプのフィルターを通過させ、1
100mm幅Tダイより押出し、厚さ50μmの熱定着
資材用ポリイミドフィルムを得た。使用したポリイミド
の構成単位比及び結晶性、熱伝導性無機フィラーの配合
量を〔表1〕に示す。また、得られた熱定着資材用ポリ
イミドフィルムの各種物性を上記方法により測定し、そ
の結果を〔表1〕に示す。
【0039】実施例3〜4 重合例1で得られた熱可塑性非晶性ポリイミド80また
は65重量%と、熱伝導性フィラーとして窒化アルミニ
ウム(三井東圧化学(株)製、商品名:MAN−2)を
〔表1〕に示した配合比(重量比)で用いた以外、実施
例1と同様の操作を行って熱定着資材用ポリイミドフィ
ルムを製造した。使用したポリイミドの構成単位比及び
結晶性、熱伝導性無機フィラーの配合量を〔表1〕に示
す。また、得られた熱定着資材用ポリイミドフィルムの
各種物性を実施例1と同様にして測定し、その結果を
〔表1〕に示す。
【0040】実施例5 重合例2で得られた熱可塑性非晶性ポリイミド60重量
%と窒化アルミニウム(三井東圧化学(株)製、商品
名:MAN−2)40重量%を用いた以外、実施例1と
同様の操作を行って熱定着資材用ポリイミドフィルムを
製造した。使用したポリイミドの構成単位比及び結晶
性、熱伝導性無機フィラーの配合量を〔表1〕に示す。
また、得られた熱定着資材用ポリイミドフィルムの各種
物性を実施例1と同様にして測定し、その結果を〔表
1〕に示す。
【0041】実施例6 重合例3で得られた熱可塑性非晶性ポリイミドを用いた
以外、実施例3と同様の操作を行って熱定着資材用ポリ
イミドフィルムを製造した。使用したポリイミドの構成
単位比及び結晶性、熱伝導性無機フィラーの配合量を
〔表1〕に示す。また、得られた熱定着資材用ポリイミ
ドフィルムの各種物性を実施例3と同様にして測定し、
その結果を〔表1〕に示す。
【0042】比較例1〜2 熱可塑性非晶性ポリイミドを95または50重量%、窒
化ホウ素を5または50重量%使用した以外、実施例1
と同様の操作を行って熱定着資材用ポリイミドフィルム
を製造した。使用したポリイミドの構成単位比及び結晶
性、熱伝導性無機フィラーの配合量を〔表1〕に示す。
また、得られた熱定着資材用ポリイミドフィルムの各種
物性を実施例1と同様にして測定し、その結果を〔表
1〕に示す。
【0043】比較例3 ポリエーテルイミド(GE社製、商品名:Ultem1
000)パウダーを80重量%、窒化アルミニウム(三
井東圧化学(株)製、商品名:MAN−2)を20重量
%使用し、ペレットの成形温度を290〜330℃、フ
ィルムの成形温度を310〜370℃として以外、実施
例3と同様の操作を行って熱定着資材用ポリイミドフィ
ルムを製造した。使用したポリイミドの構成単位比及び
結晶性、熱伝導性無機フィラーの配合量を〔表1〕に示
す。また、得られた熱定着資材用ポリイミドフィルムの
各種物性を実施例3と同様にして測定し、その結果を
〔表1〕に示す。
【0044】比較例4 重合例4で得られたポリイミドに代えた以外、実施例1
と同様の操作を行って熱定着資材用ポリイミドフィルム
を製造した。使用したポリイミドの構成単位比及び結晶
性、熱伝導性無機フィラーの配合量を〔表1〕に示す。
また、得られた熱定着資材用ポリイミドフィルムの各種
物性を実施例1と同様にして測定し、その結果を〔表
1〕に示す。
【0045】
【表1】
【0046】<実施例及び比較例で得られた結果の考察
>〔表1〕から、実施例1〜6で使用したポリイミド
は、いずれも非晶性と熱可塑性を示し、ガラス転移温度
が230℃以上、200℃における弾性率は4GPa以
上、25℃〜200℃における線膨張係数が4×10-5
/℃以下であり、且つ、引裂伝播抵抗は300g/mm
を超えている。そのため、これらで得られた熱定着資材
用ポリイミドフィルムは熱定着用資材として極めて有用
である。
【0047】一方、比較例1では熱伝導性フィラーの含
有量が低い為、フィラー混合の効果が不足し、各物性値
は熱定着資材用ポリイミドフィルムとしては不充分なも
のとなった。比較例2では熱伝導性フィラーの含有量が
多すぎるため、得られた熱定着資材用ポリイミドフィル
ムは脆く、引裂伝播抵抗は300g/mmに満たないた
め、実用する際に割れが発生する恐れがあり定着資材用
フィルムとして使用することは不可能である。
【0048】比較例3で使用した樹脂は、は、ポリエー
テルイミドである為、非晶性ではあるがガラス転移温度
が225℃と低い為、耐熱性が不足している。また、比
較例4で使用したポリイミドは熱可塑性ではあるが、上
記式(1)で表される構造単位の含有量が多過ぎるため
結晶性を示し、引裂伝播抵抗が300g/mmに満たな
いため、実用する際に割れが発生する恐れがあり定着資
材用フィルムとして使用することは不可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明の熱定着資材用ポリイミドフィル
ムは、優れた耐熱性、機械的特性、寸法安定性を有して
おり、高速、省エネ型のプリンター、複写機等の熱定着
ロール等の熱定着用資材として好適に使用され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊本 行宏 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性無機フィラーを含む非晶性熱可
    塑性ポリイミドから得られる熱定着資材用ポリイミドフ
    ィルムであって、非晶性熱可塑性ポリイミドが式(1)
    〔化1〕 【化1】 で表される構造単位1〜80モル%、及び、式(2)
    〔化2〕 【化2】 で表される構造単位99〜20モル%を含み、該非晶性
    熱可塑性樹脂ポリイミド90〜60重量%に対し熱伝導
    性無機フィラー10〜40重量%を含むことを特徴とす
    る熱定着資材用ポリイミドフィルム。
  2. 【請求項2】 非晶性熱可塑性ポリイミド溶液の対数粘
    度が30℃において0.45〜0.7g/dlであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱定着資材用ポリイミド
    フィルム。
  3. 【請求項3】 熱伝導性無機フィラーが、窒化ホウ素ま
    たは窒化アルミニウムであることを特徴とする請求項1
    記載の熱定着資材用ポリイミドフィルム。
  4. 【請求項4】 熱伝導性無機フィラーの平均粒径が0.
    1〜10μmであることを特徴とする請求項2または3
    のいずれかに記載の熱定着資材用ポリイミドフィルム。
  5. 【請求項5】 熱定着資材用ポリイミドフィルムの厚み
    が10〜100μmであることを特徴とする請求項1記
    載の熱定着資材用ポリイミドフィルム。
  6. 【請求項6】 熱定着資材用ポリイミドフィルムのガラ
    ス転移温度が230〜260℃であることを特徴とする
    請求項1記載の熱定着資材用ポリイミドフィルム。
  7. 【請求項7】 熱定着資材用ポリイミドフィルムの線膨
    張係数が25〜220℃の温度範囲において4×10-5
    /℃以下、弾性率が200℃において4〜10GPa、
    熱伝導率が50℃において0.2〜0.6W/m・Kで
    あり、且つ、引裂伝播抵抗が300〜600g/mmで
    あることを特徴とする請求項1記載の熱定着資材用ポリ
    イミドフィルム。
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