JPH09136703A - 固定棚の免震装置 - Google Patents

固定棚の免震装置

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JPH09136703A
JPH09136703A JP29145295A JP29145295A JPH09136703A JP H09136703 A JPH09136703 A JP H09136703A JP 29145295 A JP29145295 A JP 29145295A JP 29145295 A JP29145295 A JP 29145295A JP H09136703 A JPH09136703 A JP H09136703A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巨大な地震が発生した場合に固定棚が転倒して
しまう不具合を解消する。 【解決手段】固定棚Aに、床面Fに敷設した固定レール
R上を転動可能な車輪105と、制限状態で車輪105
をクラッチ22を介して固定シャフト21に連結するこ
とによりその転動を直接禁止し開放状態でそのクラッチ
22を解離して転動自在とする制限機構2と、一定以上
の震動によりその作動部82を定常位置から作動位置へ
移動させる震動感知機構8と、その作動部82の移動に
連動してクラッチ22が解離するようにクラッチ22と
作動部82の間を連結する伝達手段3とにより構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書庫や倉庫などで
用いられる固定棚に好適に適用可能な免震装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、書庫や倉庫等で用いられる棚の
うち、移動させる必要がないものは、予め下部接地部分
を建築構造床等にボルト等を用いて強固に固定し、倒れ
ないように支持しておくのが通例である。棚の上部が天
井面に近い場合には更に棚の上部を天井面に固定するこ
とも行われるが、一般には棚の上方は開放空間となって
いることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
場合には、巨大な地震等が発生したとき、固定棚の下部
は床面に同期して震動するのに対して、固定棚の上部は
慣性により床面の揺れに即座に追従することができない
ため、固定棚がボルト等を破壊しながら足元をすくわれ
るように一挙に転倒してしまう恐れが高い。
【0004】本発明は、このような不具合を有効に解決
した固定棚の免震装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明にかかる固定棚の免震装
置は、床面に敷設した固定レール上を転動可能な車輪
と、制限状態で車輪の転動を直接又は間接に禁止し開放
状態でその禁止を解除する制限機構と、一定以上の震動
によりその作動部を定常位置から作動位置へ移動させる
震動感知機構と、その作動部の移動に連動させて前記制
限機構を制限状態から開放状態に切り換える伝達手段と
を具備してなることを特徴とする。
【0007】このような構成のものであれば、通常時に
は、震動感知機構は定常位置にあり、制限機構は制限状
態にあるため、固定棚は車輪の転動による移動を禁止さ
れ、床面にボルト等により固定している時と全く同じ固
定状態となる。一方、この固定棚に一定以上の震動が襲
った場合には、震動感知機構がそれを感知し、その作動
部が定常位置から作動位置に移動して制限機構を制限状
態から開放状態に移行させ、固定棚を車輪の転動によっ
て自由に移動できる状態にする。すなわち、この状態に
おいては、固定棚の下部は上部と同様、慣性によってレ
ール上を相対移動して元の位置若しくはその近傍に止ど
まることになり、レール方向に震動する横揺れに対して
有効に固定棚の転倒防止を図ることができる。
【0008】制限機構の具体的な実施の態様としては、
固定シャフトと、この固定シャフトに前記車輪の車軸を
選択的に連結して拘束するクラッチとから構成されるも
のや、建築構造床等に固設した固定部材と、この固定部
材に固定棚の一部を選択的に係合させて拘束する係留手
段とから構成されるもの等を挙げることができる。前者
は固定棚自らが自走機能を停止させるものであり、後者
は外部に固定棚の固定力を求めるものであるが、前者は
後者に比べて固定力は若干劣るものの床面や壁面に固定
部材を設けなくても良く、レール上の任意の位置で固定
できる等の利点があり、逆に後者は前者に比べて固定位
置に制約はあるものの確実な固定状態を実現できるとい
う利点がある。これらは使用目的に応じて使い分ければ
有効となる。
【0009】震動感知機構を、固定棚の底面近傍に配設
した場合には、床面に最も近い場所で迅速かつ的確に震
動を感知することができ、免震装置の作動特性を有効に
向上させることができる。
【0010】震動感知機構を、定常位置から作動位置方
向へ弾性付勢されてなる作動部と、該作動部と定常位置
で係合するとともに回動可能に軸支されてなる回動部
と、震動を感知して該回動部を回動させる感知部とを具
備してなり、一定以上の震動により前記回動部が回動し
て前記作動部との係合が外れ、前記作動部が定常位置か
ら作動位置に移動するように構成した場合には、巨大な
震動下でも震動感知機構を確実に動作させることができ
ると共に、故障の可能性を著しく低減することができ
る。
【0011】制限手段を作動位置から定常位置に復帰さ
せる復帰手段を備えた場合には、免震装置が作動した後
のリセット操作を容易に行うことができ、取扱の弁を有
効に向上させることができる。
【0012】この免震装置の好適な適用例としては、該
固定棚が移動棚の端部に配置され、全体が移動保管庫装
置を構成している場合が挙げられる。このような移動保
管庫においては、移動棚のために設けられているレール
を固定棚にも共用することができるため、部品点数及び
製作工数を有効に削減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0014】図1は、この実施形態の免震装置が適用さ
れる固定棚Aを示しており、その固定棚Aは複数の移動
棚Bと共に共通のレールR上に載置されて全体として移
動保管庫を構成しているものである。すなわち、この種
の移動保管庫では、必要に応じて移動棚Bを隣接する移
動棚Bや固定棚Aと重合させたり、その間に人が出入り
できる通路を形成したりして、適正な使用状態を確保し
つつ通路を最小のスペースに止どめて収納効率を格段に
向上させることを可能にしたものである。そして、この
ような移動保管庫において、端部に配置される固定棚A
は、従来、ハット型に折り曲げたブラケットをベース下
面に溶接し、この部分をボルト等によりレールに強固に
固定していたのであるが、本実施形態ではかかる固定棚
Aに免震装置を適用して震動発生時における該固定棚A
の転倒防止を図っている。
【0015】詳述すると、固定棚Aは図2〜図4に示す
ように、ベース部1001 と、このベース部1001
上方に載置される本体部1002 とから構成される。ベ
ース部1001 は、内向コ字形の対をなす長辺側の底枠
材111及び短辺側の底枠材112を枠体状に組み付
け、適宜部位を複数の補強枠材113により補強した構
造からなる。そして、このベース部1001 の上面複数
箇所に平面視矩形状をなす支柱装入穴100aを開設し
ている。一方、本体部1002 は、前記支柱装入穴10
0aに下端を装入して立設される支柱122と、ベース
部1001 の短辺側に立設される側板部102と、これ
ら支柱122及び側板部102の上端部に冠設される頂
板123とを具備してなり、適宜位置に棚板を載架でき
るようになっている。
【0016】このような構成において、本実施形態は、
前記固定棚Aに、床面Fに敷設した固定レールR上を転
動可能とする車輪105を設けるとともに、この車輪1
05の転動状態を選択的に禁止し又は開放する制限機構
2と、床面Fに近い位置で震動を捉える震動感知機構8
と、この震動感知機構8の作動時に前記制限機構2を制
限状態から開放状態に移行する機械式伝達手段3とによ
り、免震装置7を構成している。
【0017】車輪105は、図2〜図4に示すように、
前記ベース部1001 の内側空間内に配設した車軸15
1a、151bに軸着され、これらの車軸151a、1
51bは補強枠材113の下面に固設した軸受部113
aに前後回転可能に軸支されていて、床面Fに施設した
レールR上を転動し得るようになっている。車軸151
a、151bのうち、後者は左右の車輪105をそれぞ
れ分離して軸支するのに対し、前者は左右の車輪105
を同時に軸支する単一で長尺なものであり、その中央に
スプロケット105aを一体回転可能に固設している。
【0018】制限機構2は、図4及び図8に示すよう
に、固定シャフト21と、この固定シャフト21に前記
車軸151aを選択的に連結するクラッチ22とから構
成される。固定シャフト21は、車軸151a、151
bに並行に配設され、適宜箇所を補強枠材113に溶接
等により剛接されている。クラッチ22は、固定シャフ
ト21の外周に回転自在で軸方向移動不能に外嵌される
第1のクラッチ要素22aと、前記固定シャフト21の
外周にスライド自在で回転不能に外嵌される第2のクラ
ッチ要素22bとから構成され、両クラッチ要素22
a、22bの対面位置に、第2のクラッチ要素22bを
第1のクラッチ要素22aに対して接離動作させた際に
選択的に噛合又は解離する噛合部22a1 、22b1
形成するとともに、両クラッチ要素22a、22b間に
反発バネ22cを介在させている。また、第1のクラッ
チ要素22aには、スプロケット23が一体回転可能に
固設してあり、このスプロケット23と、前述した車軸
151aのスプロケット105aとが、チェーン24を
介して連結してある。
【0019】震動感知機構8は、ベース部1に固定され
るもので、図5〜図7に示すように、本体ケース81
と、この本体ケース81に回動可能に軸支される作動部
82と、前記本体ケース81に回動可能に軸支されて作
動部82と選択的に係合する回動部83と、震動によっ
て回動部83を回動させる感知部84とから構成され
る。本体ケース81は、断面下向きコ字形のもので、上
板811を水平に、また側板813の面方向をレールR
の延出方向に合致させて配設される。作動部82は、部
分円弧状の先端82aを有した短冊状のもので、基端を
本体ケース81の側板813間に支軸823を介して軸
支されている。この作動部82の中央付近には係合孔8
22が貫設されており、この係合孔822に後述する伝
達手段3を介して前記制限機構2のクラッチ22から反
発バネ22cのバネ力を作用させ、この作動部82を水
平な定常位置から鉛直な作動位置に向かって弾性付勢し
ている。回動部83は、チャンネル材を側面視L字状に
切り欠いたもので、水平腕83aを作動部82と逆方向
に水平に延出させ、垂直腕83bを鉛直下方に延出させ
て前記ケース本体81の側板813間に配設するととも
に、水平腕83aと垂直腕83bとの連結部を回動部軸
831を介して本体ケース81に回動可能に軸支してい
る。そして、その本体ケース81の内部空間において水
平腕83aが水平な姿勢から本体ケース81の上板81
1の下面に当接する傾斜姿勢となるまで、移動棚の移動
方向に回動し得るようになっている。また、前記回動部
軸831の真下には左右の垂直腕83b間に係合ピン8
32が水平に横架してあり、回動部83の水平腕83a
が水平姿勢にあるときに作動部82の先端82aの下面
がこの係合ピン832の上面に弾性係合するとともに、
回動部83の水平腕83aが一定の傾斜角度をとる回動
位置に達したときにその係合が外れるようになってい
る。感知部84は、下面841aが平面である重錘84
1と、その下面841aから下方に突出する揺動軸84
2とにより構成され、この揺動軸842を本体ケース8
1の上板811に設けた開口812、及び、回動部83
の水平腕83aに設けた開口833に遊嵌させ、貫通端
にそれらの開口812、833よりも大径な円形の係合
板843を取着している。すなわち、この感知部84
は、通常の状態では揺動軸842が鉛直姿勢をとり、係
合板843が丁度回動部83の水平腕83aの下面に添
接した状態にあるが、震動が生じて、重錘841が揺動
軸842とともに首振り運動を行った場合に、前記係合
板843が回動部83をその水平腕83aの下面から持
ち上げて傾斜させるようになっている。
【0020】伝達手段3は、作動部82の回動動作をク
ラッチ22に伝達するためのもので、図7及び図8に示
すように、上端を前記作動部82の係合孔822に連結
されて上下揺動可能に配設された第1の伝達ロッド31
と、鉛直面が直角三角形状をなす板状のものでその要3
2aをベース部1001 内で水平支軸32aにより回動
可能に支持するとともに水平方向の辺の一端32bを前
記第1の伝達ロッド31の下端と連結したカム板32
と、一端33aを前記カム板32の垂直方向の辺の下端
32cに中間ロッド33bを介して連結され他端33c
をクラッチ22の近傍に進退可能に配設した第2の伝達
ロッド33と、ベース部1001 内に鉛直支軸34aを
介して水平旋回可能に配設され一端34bを前記伝達ロ
ッド33の他端33cにピン34dを介して枢着された
ハンドル34とから構成され、このハンドル34の他端
34cを、前記クラッチ22の第2クラッチ要素22b
に外嵌した付勢部材22dにピン34eを介して連結し
ている。
【0021】すなわち、図6〜図8に実線で示される状
態では、クラッチ22の両クラッチ要素22a、22b
が噛合するとともに、作動部82が回動部83のピン8
32に係合し、クラッチ22の反発バネ22cによるバ
ネ力がハンドル34、伝達ロッド33、カム板32及び
伝達ロッド31を介して作動部82に伝わり、該作動部
82をピン832の上側に弾性係合させた状態を保つた
め、作動部82は水平な定常位置を保持され、クラッチ
22も噛合状態を維持する。一方、この状態から一定以
上の震動が生じると、図6〜図8に想像線で示すよう
に、先ず免震装置7の重錘841が転倒し、揺動軸84
2の係合板843が回動部83を傾斜させる。そして、
これにより作動部82は回動部83との係合が外れ、伝
達部3を通じてクラッチ要素22a、22b間に介在し
た反発バネ22cの伸張が生じて、クラッチ22が解離
するものとなる。
【0022】なお、この固定棚Aの側板102の前面側
にはリセットつまみ200が突没可能に配設してあり、
このリセットつまみ200は前記カム板32又は第1の
伝達ロッド31と連結していて、この解除つまみ200
を牽引することにより、ハンドル34が回動してクラッ
チ要素22a、22b同士が再噛合するとともに、作動
部82が鉛直姿勢から水平姿勢にまで逆回動して回動部
83の係合ピン832に再度弾性係合するようになって
いる。
【0023】このような構成のものであれば、通常時に
は、車輪105はスプロケット105a、チェーン2
4、スプロケット23及びクラッチ22を介して固定シ
ャフト21と連結されるため、この固定棚Aを仮に手で
押圧したとしても車輪105の転動が禁止され、固定棚
105は床面にボルト等により固定した時と全く同じ不
動の状態となる。一方、この固定棚Aに一定以上の震動
が襲った場合には、震動感知機構8がそれを感知し、そ
の作動部82が定常位置から作動位置に回動してクラッ
チ22を解離する。このため、スプロケット23が固着
されている第1クラッチ要素22aが固定シャフト21
の回りを空転自在となり、車輪105aはこれらスプロ
ケット23、クラッチ要素22a、並びにチェーン24
を伴いながら回転することができ、固定棚AはレールR
方向に自由に移動することができる。そして、この状態
においては、固定棚Aの下部、つまりベース部1001
付近は上部すなわち本体部1002 の頂版123付近と
共に、慣性によってレール上を相対移動して元の位置若
しくはその近傍に止どまることになり、レール方向に震
動する横揺れに対して有効に固定棚Aの転倒防止を図る
ことができる。特に、この種の棚は一般に長手方向の揺
れに対して強く、幅方向の揺れに対して弱いが、可動棚
Bは通常、幅方向に沿って前記レールR上を移動し得る
ように構成され、本実施形態では固定棚Aも同じ方向に
移動可能としているため、上記の作用を的確に営ましめ
ることができる。
【0024】また、制限機構2を、固定シャフト21と
クラッチ22とから構成し、固定棚Aが自らの自走機能
を停止させるように構成しているので、外部に格別の固
定部材を設けずに済み、構造の簡略化が図れる上に、レ
ールR上の任意の位置で固定状態を実現できる利点も得
られるものとなる。
【0025】また、震動感知機構8を移動棚Bの底面近
傍に配設することにより、床面Fに最も近い場所で早く
かつ確実に震動を感知することができ、免震装置7の作
動特性を有効に向上させることが可能となる。さらに、
震動感知機構8を機械部品のみによる簡素な構成として
いるため、巨大な震動下でも確実な動作を期待できると
ともに、故障の可能性をも低減することが可能となる。
【0026】さらに、作動位置から定常位置に復帰させ
るリセットつまみ200を備えているため、免震装置が
作動した後のリセット操作を容易に行うことができ、取
扱の弁を有効に向上させることができる。
【0027】加えて、本実施形態ではレールRが予め移
動棚B用のものとして敷設されており、固定棚A用のレ
ールを別途に設ける必要がないので、採用に際して部品
の共用化によるコストや工数の削減も有効に図れるもの
となる。
【0028】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、上記実
施形態では、制限機構2を固定シャフト21及びクラッ
チ22から構成したが、建築構造床等に固設した固定部
材と、固定部材に固定棚の一部を選択的に係合させて拘
束する係留手段、例えば閂などによって構成し、車輪を
間接的に転動可能とすることもできる。或いは、固定部
材としてレールを使用し、このレールに穴を穿設して固
定棚から垂下させた係留手段たるピンを差し込んでおく
ことで、震動感知時にそのピンを抜くように構成しても
よい。このような構成は、外部に固定棚の固定力を求め
るものであり、前記実施形態に比べて固定位置に制約が
生じるものの、確実な固定状態を実現することができる
という利点が得られる。また、震動感知機構8は、本実
施形態の構成に限定されるものではなく、重錘を下方に
垂下させて配設する構成を始めとして、他の機械構成に
よるものや、電気的な構成とすることも可能である。さ
らに、本発明は、震動感知機構8を底面近傍以外に配置
することを妨げるものではない。その他の構成も、本発
明を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用される固定棚の斜視
図。
【図2】同実施形態の固定棚を一部省略して示す側断面
図。
【図3】同正断面図。
【図4】同底面図。
【図5】同実施形態の免震装置の一部を示す斜視図。
【図6】同実施形態の免震装置の一部を示す側断面図。
【図7】同正断面図。
【図8】同実施形態のクラッチ及びその周辺を示す部分
拡大平面図。
【符号の説明】
A…固定棚 B…移動棚 F…床面 R…固定レール 2…制限機構 3…伝達手段 7…免震装置 8…震動感知機構 21…固定シャフト 22…クラッチ 82…作動部 83…回動部 84…感知部 105…車輪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に敷設した固定レール上を転動可能な
    車輪と、制限状態で車輪の転動を直接又は間接に禁止し
    開放状態でその禁止を解除する制限機構と、一定以上の
    震動によりその作動部を定常位置から作動位置へ移動さ
    せる震動感知機構と、その作動部の移動に連動させて前
    記制限機構を制限状態から開放状態に切り換える伝達手
    段とを具備してなることを特徴とする固定棚の免震装
    置。
  2. 【請求項2】制限機構が、固定シャフトと、この固定シ
    ャフトに前記車輪の車軸を選択的に連結して拘束するク
    ラッチとから構成されることを特徴とする請求項1記載
    の固定棚の免震装置。
  3. 【請求項3】制限機構が、建築構造床等に固設した固定
    部材と、この固定部材に固定棚の一部を選択的に係合さ
    せて拘束する係留手段とから構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の固定棚の免震装置。
  4. 【請求項4】震動感知機構が、固定棚の底面近傍に配設
    されてなることを特徴とする請求項1記載の固定棚の免
    震装置。
  5. 【請求項5】震動感知機構が、定常位置から作動位置方
    向へ弾性付勢されてなる作動部と、該作動部と定常位置
    で係合するとともに回動可能に軸支されてなる回動部
    と、震動を感知して該回動部を回動させる感知部とを具
    備してなり、一定以上の震動により前記回動部が回動し
    て前記作動部との係合が外れ、前記作動部が定常位置か
    ら作動位置に移動するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の固定棚の免震装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11103942A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Okamura Corp 移動棚のロック自動解除装置
JP2006132563A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Kongo Co Ltd 免震装置

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