JPH09136557A - 作業車両の変速装置 - Google Patents

作業車両の変速装置

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Publication number
JPH09136557A
JPH09136557A JP32221195A JP32221195A JPH09136557A JP H09136557 A JPH09136557 A JP H09136557A JP 32221195 A JP32221195 A JP 32221195A JP 32221195 A JP32221195 A JP 32221195A JP H09136557 A JPH09136557 A JP H09136557A
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JP
Japan
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lever
transmission
shift
gear shift
gear
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Application number
JP32221195A
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English (en)
Inventor
Fumio Iikuni
文雄 飯国
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスミッションからの変速時の反力によ
る変速レバーの変速位置ずれを無くすとともに操作フィ
ーリングを向上させる機構を提供する。 【解決手段】 エンジンからの回転駆動力を変速して出
力するトランスミッション15を変速作動せしめる変速
作動部22を動作させることによって変速ギヤ20の噛
合を変更し、トランスミッション15を段階的に変速作
動させる変速レバー13を所定の変速位置に保持し、且
つ変速操作時に操作抵抗を与えるレバー位置規制具53
を変速レバー13側に設け、上記変速作動部22の動作
位置を保持する変速位置規制具をトランスミッション1
5側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスミッショ
ンにおいてギヤ変速を行う作業車両の変速装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来作業車両、例えばコンバインはエン
ジンからの駆動力をトランスミッションを介して走行装
置に伝達して走行するように構成されており、走行速度
は主変速レバー及び副変速レバーの揺動動作によってト
ランスミッションのコントロールを行うことで変速され
る。このとき副変速レバーは、各変速位置に応じてミッ
ションケースから突出している変速作動部であるシフタ
軸を回動させることで、シフトシャフトに軸支されてい
るフォークを介してトランスミッション内に設けられた
副変速ギヤをスライド移動させ、該副変速ギヤの噛合を
変更させることで、段階的に機体の走行速度を変速する
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし機体の走行等で
副変速ギヤに負荷がかかると、副変速ギヤ側にその噛合
を外そうとする力(反力)が発生し、該反力によって副
変速レバーが設定した変速位置から移動しようとし、場
合によっては副変速レバーが設定された変速位置からず
れて副変速ギヤの噛合不良等の原因となり得る。また従
来は副変速レバーの各変速位置に相対応するシフトシャ
フトの所定の位置にフォークが保持されて副変速ギヤが
所定の噛合を行うように構成されているが、副変速レバ
ー側に、フォークがシフトシャフトに保持されたという
感覚が十分に伝わらず、副変速レバーにおける操作荷重
の変化が少なく操作フィーリングが悪いという問題点も
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の作業車両の変速装置は、エンジンからの回
転駆動力を変速して出力するトランスミッション15側
に、該トランスミッション15を変速作動せしめる変速
作動部22を設け、該変速作動部22を動作させること
によって前記トランスミッション15内の変速ギヤ20
の噛合を変更し、トランスミッション15を段階的に変
速作動させる変速レバー13を上記変速作動部22と連
結して揺動自在に設けたことと、変速レバー13を所定
の変速位置に保持し、且つ変速操作時に操作抵抗を与え
るレバー位置規制具53を変速レバー13側に設けると
ともに、変速レバー13の変速位置に対応した変速作動
部22の動作位置を保持する変速位置規制具をトランス
ミッション15側に設けたことを第1の特徴としてい
る。
【0005】またレバー位置規制具53において、変速
レバー13の変速位置の一箇所をこれに対応する変速作
動部22の動作位置と共に接触固定状態に保持するとと
もに、変速レバー13の他の変速位置では対応する変速
作動部の動作位置の位置決め誤差を許容するクリアラン
スCを設けたことを第2の特徴としている。
【0006】さらに変速レバー13の揺動基端部側に、
先端においてレバー位置規制具53と接触して変速レバ
ー13におけるレバー位置規制具53による規制作用を
行わしめる回動規制具49を変速レバー13と一体揺動
するように取り付けるとともに、変速レバー13の揺動
支点軸18側に取付部材54を介してレバー位置規制具
53を取り付けたことを第3の特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明を応用したコンバイ
ンの斜視図である。機体フレーム1が走行装置2に支持
されており、該機体フレーム1上に機体3が構成されて
いる。また該機体3の前方には前処理部4が機体3に対
して昇降揺動自在に取付けられているとともに、機体3
の左側後方には脱穀部(図示せず)が備えられており、
該脱穀部と前処理部4との間に設けられた搬送体(図示
せず)によって、前処理部4により刈り取られた穀稈が
脱穀部に搬送される。
【0008】一方該機体3の右側上方には座席6等を備
えた運転席7が設置されており、図2に示されるよう
に、該座席6の前方及び左側方にフロント操作パネル8
とサイド操作パネル9が設けられている。そしてサイド
操作パネル9には副変速レバーガイド11と主変速レバ
ーガイド12が設けられており、副変速レバーガイド1
1からは副変速レバー13が、また主変速レバーガイド
12からは主変速レバー14がそれぞれ突設されてい
る。
【0009】このとき両レバー13,14は後述するよ
うにそれぞれのレバーガイド11,12に沿って前後又
は左右揺動自在に構成されている。一方上記運転席7下
方の機体3内には図3,図4に示されるように内部にギ
ヤ等によってトランスミッション15が構成されている
ミッションケース16(全体図は図5参照)とエンジン
(図示せず)とが設けられており、該ミッションケース
16には上記エンジンの回転駆動力を無段階に変速して
トランスミッション15側に出力する走行速度変速用の
油圧無段変速装置(HST)17が取り付けられてい
る。
【0010】そして上記HST17が主変速レバー14
によって、また図5に示されるトランスミッション15
内の副変速ギヤ20が副変速レバー13によってそれぞ
れ操作されるように構成されており、上記各レバー1
3,14の操作によってエンジンの回転駆動力が変速さ
れて走行装置2に伝達され、該走行装置2によって機体
3が走行する。このとき主変速レバー14が主変速レバ
ーガイド12の前進変速部12aに位置しているとき
は、主変速レバー14を前方に揺動するに従って前進走
行速度が無段階に上昇し、後進変速部12cに位置して
いるときは上記同様主変速レバー14の揺動角度に対応
した速度で後進走行を行う。なお中立部12bに位置し
ているときはニュートラルとなり機体3は走行しない。
【0011】また副変速レバー13は後述するように副
変速レバーガイド11に沿った前後揺動が可能に構成さ
れており、揺動範囲中に複数段(本実施形態では3段
階)の変速位置(変速ポジション)を有する。そして上
記副変速ギヤ20は、副変速レバー13がいずれかの変
速ポジションに位置すると、後述するように左右スライ
ド移動して複数の出力ギヤ(図示せず)のいずれかと噛
合することで、HST17から伝達された駆動力を変速
して出力する。
【0012】このとき副変速ギヤ20は、副変速レバー
13の最も後方の変速ポジション(Lポジション)で最
もギヤ比が大きい出力ギヤとの噛合を行い、該Lポジシ
ョンの前方の変速ポジション(Hポジション)で最もギ
ヤ比が小さい出力ギヤとの噛合を行い、Hポジションの
前方の変速ポジション(Mポジション)で上記2つのギ
ヤ比の中間のギヤ比の出力ギヤと噛合する。これによっ
て主変速レバー14の変速位置を固定とすると、機体3
の走行速度は、副変速レバー13のLポジションで最も
遅く、Hポジションで最も速く、Mポジションで前記速
度の中間の速度となる。
【0013】次にトランスミッション15と副変速レバ
ー13との連結構造について説明する。副変速レバー1
3は図3,図4に示されるように基端部側にボス19が
設けられており、該ボス19が支点軸18に回動自在に
外嵌されて、副変速レバー13が支点軸18に前後揺動
自在に支持されている。また該ボス19には副変速レバ
ー13の前後揺動に従って上下揺動するアーム21が一
体的に設けられている一方、ミッションケース16から
は後述するようにトランスミッション15内の上記副変
速ギヤ20(図5参照)の噛合を切り換えせしめる変速
作動部である副変速シフタ軸22が回動自在に突設され
ている。
【0014】そして該副変速シフタ軸22には、副変速
シフタ軸22と一体揺動するシフタ軸アーム23が設け
られており、上記アーム21とシフタ軸アーム23とが
副変速ロッド24によって連結されている。この構造に
より副変速レバー13を前後揺動させるとアーム21と
副変速ロッド24を介してシフタ軸アーム23が上下揺
動し、副変速シフタ軸22が回動する。
【0015】一方上記副変速シフタ軸22には、図5,
図6に示されるようにミッションケース16内部におい
て揺動アーム44が一体的に取り付けられており、また
ミッションケース16内のシフトシャフト46には、副
変速ギヤ20側に設けられているフォーク溝(図示しな
い)に嵌合するフォーク47がスライド自在に軸支され
ている。そして該フォーク47側と上記揺動アーム44
とが連結しており、上記のように副変速レバー13の前
後揺動に伴って副変速シフタ軸22が回動すると、揺動
アーム44が副変速シフタ軸22の回動に伴って左右揺
動し、該揺動アーム44の左右揺動によってフォーク4
7がシフトシャフト46をスライドし、副変速ギヤ20
が左右にスライドしてその噛合が変更され上記変速が行
われる。
【0016】このとき該フォーク47にはシフトシャフ
ト46との嵌合孔47a側に突出するようにボール47
bがスプリング48に付勢されて設けられているととも
に、シフトシャフト46には所定間隔で上記ボール47
bが嵌合可能な溝46aが設けられており、ボール47
bと溝46aとのスプリング48による弾力的な嵌合に
よって、シフトシャフト46においてフォーク47が保
持される。
【0017】そして以上のようにフォーク47が保持さ
れると、フォーク47がシフトシャフト46に保持され
る力によって副変速シフタ軸22もこれに対応する位置
で保持される。つまりフォーク47のボール47a,シ
フトシャフト46の溝46a等が副変速シフタ軸22を
所定の動作位置に保持する変速位置規制具として動作
し、副変速シフタ軸22を保持される位置(動作位置)
まで所定角度回動させると、副変速シフタ軸22の動作
位置に対応してシフトシャフト46の所定の位置にフォ
ーク47が保持される。
【0018】またこのフォーク47(副変速シフタ軸2
2)の保持位置と副変速レバー13の上記変速ポジショ
ンとは対応しており、つまり副変速レバー13をいずれ
かの変速ポジションに位置させると、副変速レバー13
の変速ポジションに対応した動作位置まで副変速シフタ
軸22が回動し、副変速シフタ軸22の動作位置に対応
したシフトシャフト46の所定の位置にフォーク47が
保持され、フォーク47のこの位置で副変速ギヤ20が
副変速レバー13の変速ポジションに対応した出力ギヤ
と噛合する。なお上記機構は公知のものであり、詳細な
動作の説明は割愛する。
【0019】一方副変速レバー13のアーム21には、
図7,図8に示されるように前方斜め下方に延出した規
制アーム49が固定された取付部材51が、アーム21
と副変速ロッド24とを連結するネジ24aによって一
体的に固定されている。このとき取付部材51には回止
め51aが設けられており、取付部材51がアーム21
に対して回転することを防止している。そして上記規制
アーム49の下端(先端)側には回転自在にローラー5
2が取り付けられている。以上の構造により規制アーム
49はローラー52と一体的に副変速レバー13の前後
揺動に伴って前後に揺動する。
【0020】また副変速レバー13の支点軸18側には
支点軸18を機体フレーム1側に固定する固定部材55
が設けられており、該固定部材55には後述するレバー
位置規制具53が取り付けられているブラケット54が
固定されている。このとき固定部材55とブラケット5
4の固定は少なくとも1カ所の固定部分で固定部材55
と支点軸18を固定するネジ60が兼用されている。
【0021】次に上記レバー位置規制具53の構造とブ
ラケット54への取付け構造について説明する。レバー
位置規制具53は図7,図8に示されるように前端部分
の下方が回動自在にブラケット54に支持されていると
ともに、このブラケット54との支持部分53aの上方
においてもスプリング56を介してブラケット54に連
結されている。つまりレバー位置規制具53は上記支持
部分53aを支点にスプリング56によってX方向に付
勢されてブラケット54に回動自在に支持されている。
【0022】このときレバー位置規制具53の前後方向
の中間位置付近にはピン57がブラケット54側に向か
って突設されており、一方ブラケット54には該ピン5
7を収容する収容部58が備えられ、ピン57と収容部
58との当接によってレバー位置規制具53の回動が規
制されている。つまりレバー位置規制具53のX方向又
はY方向への回動(揺動)はピン57と収容部58の当
接によってその範囲が規制されている。
【0023】またレバー位置規制具53の下端側には、
上記ローラー52と嵌合する凹状の位置決め部59が前
後方向に複数(副変速レバー13の変速ポジション数と
同数)備えられており、各位置決め部59a,59b,
59c間は滑らかに連続してガイド部61を形成してい
る。そして上記位置決め部59とガイド部61が連続し
たレバー位置規制具53の下端部と上記ローラー52と
がレバー位置規制具53のスプリング48の付勢力によ
って圧接している。このとき位置決め部59は、副変速
レバー13を各変速ポジションに位置させると、ローラ
ー52がそれぞれの変速ポジションに対応した各位置決
め部59と嵌合するように設けられている。
【0024】すなわち副変速レバー13をLポジション
に位置させると最前方の位置決め部59aに、Mポジシ
ョンに位置させると最後方の位置決め部59cに、Hポ
ジションに位置させると上記位置決め部59a,59c
の中間の位置決め部59bにローラー52が嵌合し、そ
の嵌合状態は、副変速レバー13がHポジションのとき
はローラー52と位置決め部59bの間にがたがなく、
Mポジション及びLポジションの時はローラー52と位
置決め部59a,59cの間に所定のクリアランスCを
持ったものとなっている(図9参照)。そしてこのロー
ラー52と位置決め部59との嵌合によって、副変速レ
バー13がローラー52が保持された位置決め部59
a,59b,59cに対応した変速ポジションに保持さ
れる。
【0025】上記構造により副変速レバー13の変速ポ
ジションを変更すると、ローラー52の嵌合する位置決
め部59が変更されるが、位置決め部59が凹状となっ
ているためローラー52は、スプリング48の付勢力に
抗して一旦レバー位置規制具53を上方(Y方向)に揺
動させてローラー52とレバー位置規制具53(位置決
め部59)との嵌合を解除した後、ガイド部61に圧接
されながら沿って所定の位置決め部59まで移動し、所
定の位置決め部59と嵌合する。
【0026】これにより変速操作時に副変速レバー13
には、まず上記ローラー52を位置決め部59から外す
際にローラー52がレバー位置規制具53を上方に揺動
させるために必要となる力が、その後レバー位置規制具
53のガイド部61がローラー52を押圧するスプリン
グ48の付勢力に抗してローラー52をガイド部61に
沿って移動させる力がそれぞれ操作荷重(操作抵抗)と
して与えられる。
【0027】すなわち副変速レバー13の変速操作は、
副変速レバー13を比較的大きな力である変速ポジショ
ンから脱させ、所定の力で揺動させて他の変速ポジショ
ンに切り換えることになる。このとき他の変速ポジショ
ンに切り換えられると副変速レバー13は急激に操作抵
抗が小さく(軽く)なるとともに、容易に揺動しなくな
る(保持される)。以上のように本発明により副変速レ
バー13の操作時に明確な操作荷重の変化が発生し、変
速時の操作フィーリングが向上する。
【0028】なお本実施形態では、ガイド部61が緩や
かに凹状になっているため、変速操作時の副変速レバー
13の操作抵抗は、ローラー52を位置決め部59から
外すまでが比較的大きく、その後ガイド部61の凹状の
カーブに応じて徐々に減少した後ローラー52が所定の
位置決め部59と嵌合する直前まで再び増加し、ローラ
ー52が位置決め部59と嵌合すると急激に減少する。
そしてローラー52と位置決め部59の上記嵌合状態に
より、副変速レバー13はHポジションに位置するとが
たなく保持され、Lポジション又はMポジションに位置
すると上記ローラー52と位置決め部59のクリアラン
スCにより所定のがたを有して保持される。
【0029】上記構造により副変速レバー13はHポジ
ションでがたなく保持され、またフォーク47も従来同
様シフトシャフト46にがたなく保持されるので、シフ
タ軸アーム22とアーム21の位置が固定され、シフタ
軸アーム22とアーム21の連結調節(副変速ロッド2
4の長さ調節)を容易に行うことができ、該調節によっ
て副変速レバー13のHポジションにおいて副変速ギヤ
20の噛合を確実に行わせることができ、組み立て性も
向上する。
【0030】一方副変速レバー13の他の変速ポジショ
ン(Lポジション及びMポジション)では、前述のよう
に副変速レバー13の保持が所定のがたを有したもので
あるため、フォーク47がシフトシャフト46に保持さ
れるときの副変速レバー13の副変速レバーガイド11
内の位置と上記レバー位置規制具53によって位置決め
される位置との誤差、言い換えるとレバー位置規制具5
3の位置決め部59とシフトシャフト46の溝46aと
の位置的な誤差を、該がたによる副変速レバー13の若
干の揺動によって吸収する。このため副変速レバー13
を所定の変速ポジション(L又はMポジション)に位置
させると、この変速ポジションに対応する副変速ギヤ2
0の噛合が確実に行われる。
【0031】また副変速レバー13が前述のようにロー
ラー52とレバー位置規制具53によって所定の変速ポ
ジションに確実に保持されるので、トランスミッション
15からの変速時の反力によって副変速レバー13の変
速ポジションがずれることがなくなり、副変速レバー1
3の変速ポジションずれによる副変速ギヤ20の噛合不
良等が防止される。
【0032】さらに従来から設けられている副変速レバ
ー13における支点側のボルト24a,60等を、ロー
ラー52を含めた規制アーム49等で構成されている回
動規制具及びレバー位置規制具53の取り付け用に兼用
しているため、レバー位置規制具53及び回動規制具の
取付構造が簡単でコスト的に有利であるだけでなく、上
記レバー位置規制具53及び回動規制具が副変速レバー
13の支点側に集中して取り付けられているため、副変
速レバー13(ローラー52)とレバー位置規制具53
の位置関係を比較的正確に組みつけることができ、レバ
ー位置規制具53の動作がより確実になる。
【0033】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、変速レバー側にその変速位置を保持するレバー位置
規制具が設けられているとともに、トランスミッション
の変速作動部側に変速レバーの変速位置に対応した変速
作動部の動作位置を保持する変速位置規制具が設けられ
ているため、トランスミッションからの変速時の反力に
よって変速レバーの変速位置がずれることがなく、変速
レバーの変速位置に対するトランスミッションの変速動
作が確実に行われる。そしてレバー位置規制具によって
変速レバーに対して変速位置変更時に操作抵抗が与えら
れるため、変速レバーの操作フィーリングも向上する。
【0034】また変速レバーが一箇所の変速位置でレバ
ー位置規制具によってがたなく保持され、このとき変速
作動部の動作位置も固定されるので、該変速位置での変
速レバーと変速作動部との連結状態の調節が容易で、該
調節によって変速レバーのこの変速位置においてトラン
スミッションの所定の変速動作を確実に行わせることが
できる。
【0035】一方変速レバーの他の変速位置では、変速
レバー側とレバー位置規制具との間に所定のクリアラン
スがあるため、このクリアランスによって変速ギヤ噛合
時の噛合がた等に対して設けられている変速作動部の動
作位置の位置決め誤差に応じて変速レバーが揺動し、変
速ギヤの噛合が確実に行われ、変速レバーの変速位置に
対してトランスミッションは確実に所定の変速動作を行
う。
【0036】さらに変速レバーの揺動支点側に、レバー
位置規制具及び回動規制具が設けられている場合は、該
支点側のボルト等をレバー位置規制具及び回動規制具の
取り付け用に兼用することができ、取付構造が簡単でコ
スト的に有利であるだけでなく、上記レバー位置規制具
及び回動規制具を変速レバーとの位置関係を比較的正確
に取り付けることができ、レバー位置規制具の動作がよ
り確実になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】運転席部分の斜視図である。
【図3】トランスミッション部分の要部正面図である。
【図4】トランスミッション部分の要部右側面図であ
る。
【図5】トランスミッションの側方要部透視図である。
【図6】(a)はフォークの側面図、(b)は副変速シ
フタ軸付近の正面図である。
【図7】副変速レバー部分の分解斜視図である。
【図8】(a),(b)は副変速レバー部分の正面図及
び側面図である
【図9】レバー位置規制具の側面図である。
【符号の説明】
13 副変速レバー(変速レバー) 15 トランスミッション 18 支点軸 20 副変速ギヤ(変速ギヤ) 22 副変速シフタ軸(変速作動部) 49 規制アーム(回動規制具) 53 レバー位置規制具 54 ブラケット(取付部材) C クリアランス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】副変速レバー部分の正面図及び側面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの回転駆動力を変速して出
    力するトランスミッション(15)側に、該トランスミ
    ッション(15)を変速作動せしめる変速作動部(2
    2)を設け、該変速作動部(22)を動作させることに
    よって前記トランスミッション(15)内の変速ギヤ
    (20)の噛合を変更し、トランスミッション(15)
    を段階的に変速作動させる変速レバー(13)を上記変
    速作動部(22)と連結して揺動自在に設けたものにお
    いて、変速レバー(13)を所定の変速位置に保持し、
    且つ変速操作時に操作抵抗を与えるレバー位置規制具
    (53)を変速レバー(13)側に設けるとともに、変
    速レバー(13)の変速位置に対応した変速作動部(2
    2)の動作位置を保持する変速位置規制具をトランスミ
    ッション(15)側に設けた作業車両の変速装置。
  2. 【請求項2】 レバー位置規制具(53)において、変
    速レバー(13)の変速位置の一箇所をこれに対応する
    変速作動部(22)の動作位置と共に接触固定状態に保
    持するとともに、変速レバー(13)の他の変速位置で
    は対応する変速作動部の動作位置の位置決め誤差を許容
    するクリアランス(C)を設けた請求項1の作業車両の
    変速装置。
  3. 【請求項3】 変速レバー(13)の揺動基端部側に、
    先端においてレバー位置規制具(53)と接触して変速
    レバー(13)におけるレバー位置規制具(53)によ
    る規制作用を行わしめる回動規制具(49)を変速レバ
    ー(13)と一体揺動するように取り付けるとともに、
    変速レバー(13)の揺動支点軸(18)側に取付部材
    (54)を介してレバー位置規制具(53)を取り付け
    た請求項1又は2の作業車両の変速装置。
JP32221195A 1995-11-16 1995-11-16 作業車両の変速装置 Pending JPH09136557A (ja)

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