JPH09135977A - 縫製装置用情報処理装置 - Google Patents

縫製装置用情報処理装置

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JPH09135977A
JPH09135977A JP7295381A JP29538195A JPH09135977A JP H09135977 A JPH09135977 A JP H09135977A JP 7295381 A JP7295381 A JP 7295381A JP 29538195 A JP29538195 A JP 29538195A JP H09135977 A JPH09135977 A JP H09135977A
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JP
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screen
display
sewing
item
selection
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JP7295381A
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English (en)
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Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーラップして表示される画面にかかわ
らず、縫製情報を確認可能に表示する。 【解決手段】 画面には、現在選択されている縫い方な
どの項目を表示する選択済項目表示領域A、選択可能な
縫い方などの項目を複数表示する項目掲示領域Bが設け
られている。項目掲示領域Bのうち、縫い方などが項目
が選択された後に、「アドバイス」が選択されると、選
択済項目表示領域Aの下方に、選択された縫い方にかか
わる関連画面Eが、項目掲示領域Bにオーバーラップし
て表示される。こうして、関連画面Eと選択された項目
とが同一画面に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシン等の縫製装
置の実行する縫製作業等に関する複数の選択項目をLC
D等の表示手段の画面に表示し、作業者がその選択画面
上で選択の作業等を行うようにした縫製装置用情報処理
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば家庭用のミシン
にあっては、縫製作業に関するデータに基づいてマイコ
ンがミシンの各機構を制御することにより、各種の縫い
方や複数種類の模様の刺繍形成が可能なコンピュータミ
シンと称されるものが供されてきている。このものは、
例えばミシン本体の前面にLCD等の表示装置を備える
と共に、タッチパネル等の入力装置を備えて構成されて
おり、使用者により入力装置が操作されることに基づ
き、表示装置に各種の情報等を表示するようになってい
る。
【0003】この場合、使用者が実用縫いを行いたい場
合には、「実用縫い」のキーを操作する。すると、表示
装置の画面には、可能な実用縫いの種類を示す項目(例
えば直線縫い,ジグザグ縫い,裁ち目かがり,ボタン穴
かがり等)を多数表示した縫い方選択画面が表示される
ようになり、使用者はその表示を見て実行させたい縫い
方の種類を選択操作する。また、使用者が「刺繍」のキ
ーを操作すれば、表示装置の画面には、刺繍可能な多数
個の模様を表示した刺繍模様選択画面が表示されるよう
になり、使用者は、その刺繍模様選択画面を見て、所望
の刺繍模様を選択操作するようになっている。
【0004】ところで、この種のミシンにあっては、表
示装置には、上述のような使用者の選択を求める画面だ
けでなく、その他の各種の画面(実用縫いや刺繍に関連
する内容を表示する画面)が表示されるようになってい
る。例えば使用者がある実用縫いを選択し、その縫い方
を知りたい場合には、「縫い方」キーを操作することに
より、表示装置にはその実用縫いの手順などを説明する
ための縫い方教示画面が表示されるようになっている。
【0005】他にも、適切な糸や針の種類等を使用者に
知らせるアドバイス画面や、使用者が操作を間違ったと
きなどにその旨を知らせるエラーメッセージ画面、使用
者が選択した刺繍模様の種類を確認するための模様確認
画面等も表示されるようになっている。また、前記縫い
方教示画面等をウィンドウ画面から構成し、前記縫い方
選択画面等にオーバーラップして表示させることも考え
られている(例えば特開平5−49764号公報参
照)。
【0006】ところが、上記のように表示装置の画面に
縫い方教示画面等の関連画面が表示された際には、以前
の表示(選択画面)がなくなってしまうので、使用者
が、例えば自分は選択画面でどのような作業を行ってい
る途中であったのかが判らなくなる虞があった。この場
合、マルチウィンドウ方式の表示では前の画面の一部が
残って表示されることになるが、必ずしも使用者にとっ
て重要な情報の表示が残るとは限らず、上記不具合を解
消するものではなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、表示手段の画面に関連画面を表示する
際に、使用者がその前にどのような作業を行っていたか
が判らなくなることを極力防止することができる縫製装
置用情報処理装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の縫製装置用情報処理装置は、縫
製装置に関する各種の情報等を画面に表示するための表
示手段と、この表示手段の画面に、縫製装置の実行する
縫製作業等に関する複数の選択項目を表示させる選択画
面表示手段と、前記表示手段の選択画面において選択項
目を指定するための選択手段と、この選択手段による選
択項目の選択後に、その項目に関連する内容をウィンド
ウ画面により前記選択画面にオーバーラップして表示さ
せる関連画面表示手段とを具備し、前記関連画面の表示
状態において、前記表示手段の画面には前記選択画面の
うちの選択された項目に関する情報の表示が残っている
ことを特徴としている。
【0009】この場合、前記選択手段により選択された
項目に関する情報を表示するための表示領域を前記選択
画面の所定位置に予め設定すると共に、前記関連画面を
その表示領域を外れた位置に表示させることができる
(請求項2の発明)。また、前記表示手段の画面上にお
ける前記関連画面の表示位置を、前記選択画面のうちの
選択された項目の表示が残るように制御するウィンドウ
表示制御手段を設けるようにしても良く(請求項3の発
明)、あるいは、前記関連画面の表示時に、前記選択さ
れた項目の表示を、画面上の非重ね合わせ領域に移動さ
せる表示移動手段を設けるようにしても良い(請求項4
の発明)。さらには、複数種類の項目を表示する項目種
類掲示領域を固定的に設けると共に、前記関連画面の表
示時に、選択された項目を指し示す表示を残すように構
成することもできる(請求項5の発明)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1,2に対応)について、図1ないし図7を参照しなが
ら説明する。尚、この実施例は、本発明を家庭用の刺繍
ミシンに適用したものであり、この刺繍ミシンが、本発
明にいう縫製装置及び情報処理装置の双方を兼ね備えた
ものとなっている。
【0011】図4は、本実施例に係る刺繍ミシンの外観
を概略的に示しており、ミシン本体1は、ミシンベッド
2の上方にアーム部3を一体的に有して構成されてい
る。前記アーム部3の先端部には、針4を有する針棒5
が設けられると共に、布押え6が設けられている。一
方、前記ミシンベッド2の上面には、前記針棒5に対応
して針板7が設けられ、その針板7の下面側に位置して
図示しない釜機構が設けられている。図示はしないが、
前記針棒5及び釜機構並びに布押え6等は、ミシンモー
タにより駆動機構を介して同期駆動され、以て縫製動作
を実行するようになっている。
【0012】前記ミシンベッド2には、刺繍縫い動作時
に加工布を保持するための刺繍枠8が着脱可能に設けら
れていると共に、その刺繍枠8ひいては加工布をミシン
ベッド2上を水平方向に自在に移動させるための水平移
動機構9が設けられている。前記刺繍枠8は、この場合
ほぼ矩形枠状をなし、外枠と内枠とから構成されてそれ
らの間に加工布を挟み込むことにより、加工布を枠の内
部に張渡した状態に保持するようになっている。
【0013】詳しい説明は省略するが、前記水平移動機
構9は、前記刺繍枠8を図示しないY軸モータによりY
軸(前後)方向に自在に移動させるように構成された移
動体10を、図示しないX軸モータにより、X軸(左
右)方向に自在に移動させるように構成されている。こ
れにて、刺繍枠8に保持された加工布は、水平移動機構
9により、固有のXY座標系に基づく任意の位置に移動
されるのである。このような水平移動機構9により加工
布を移動させながら、前記駆動機構により針棒5などを
駆動することにより、刺繍縫い動作が実行されるように
なっている。
【0014】尚、前記アーム部3の先端側の前面部に
は、スタート・ストップキー11が設けられており、ミ
シン本体1の右側壁面の下部には、電源スイッチ12が
設けられている。また、本実施例の刺繍ミシンは、刺繍
の他にも、一般的な各種の実用縫い(直線縫い,ジグザ
グ縫い,裁ち目かがり,など)を実行することができる
ようになっている。この場合、前記布押え6は、図示す
る刺繍縫い用と実用縫い用との交換が可能とされてお
り、さらに、前記水平移動機構9部分は、ミシンベッド
2に対して着脱可能に装着されていて、刺繍縫いを行わ
ないときには、この部分を刺繍枠8と共に取外して一般
縫製用の平坦なテーブルに付替えることができるように
なっている。
【0015】さて、前記アーム部3の前面部には、各種
の模様やメッセージなどを画面に表示するための表示手
段たるLCD13が設けられている。このLCD13に
は、後述するように、使用者が縫製動作を実行させるに
あたって、縫い方選択画面(図2参照)や模様選択画面
(図6参照)等の選択画面が表示されると共に、それら
に関連する関連画面(図1,5,7参照)が表示される
ようになっている。さらに、このLCD13の表面に
は、選択操作部を構成するタッチパネル14(図3にの
み図示)が設けられている。このタッチパネル14は、
周知のように、透明電極を縦横に並べて構成され、使用
者が手指でタッチ操作した位置を検出することができ、
選択手段として機能するようになっている。
【0016】そして、ミシン本体1内には、図3に示す
ように、各機構を制御するための制御装置15が設けら
れている。この制御装置15は、マイクロコンピュータ
を主体として構成され、CPU16、ROM17、RA
M18、コントローラ19及び入出力インターフェース
20を、バス21により相互に接続して構成されてい
る。前記ミシンモータ(駆動機構)や水平移動機構9の
X軸モータ,Y軸モータ等は、前記コントローラ19を
介して制御装置15により制御されるようになってい
る。また、前記入出力インターフェース20には、前記
LCD13及びタッチパネル14が接続されている。
【0017】前記ROM17には、ミシンの実用縫い動
作や刺繍縫い動作を制御するための制御プログラム、L
CD13の表示制御用の制御プログラム、各種のデータ
処理を行うためのデータ処理用プログラムなどが記憶さ
れている。また、ROM17には、各種実用縫いに関す
るデータ、刺繍模様に関する模様データ、前記各画面の
表示用データ等が記憶されている。なお、本実施例で
は、制御装置15には、比較的複雑で大形の絵模様に対
応した模様データを記憶した外部ROMカード22が、
ミシン本体1に形成されたカード挿入孔23(図4参
照)を介して着脱自在に接続されるようになっている。
【0018】これにて、前記制御装置15は、ROM1
7に記憶されたプログラム及び使用者によるタッチパネ
ル14の選択操作等に基づいて、ミシンの各機構を制御
し、実用縫い動作や刺繍縫い動作を実行させるようにな
っている。このとき、後の作用説明にて明らかとなるよ
うに、制御装置15は、選択画面表示手段として機能
し、使用者がいずれかの実用縫いを行う場合において、
LCD13の画面に縫い方選択画面を表示させ、使用者
が刺繍縫いを行う場合において、LCD13の画面に刺
繍模様選択画面を表示させるようになっている。
【0019】前記縫い方選択画面においては、図2に示
すように、LCD13の画面のうち上辺部に選択済項目
表示領域Aが設けられると共に、その下部に項目掲示領
域Bが設けられる。そして、その項目掲示領域Bには、
可能な実用縫いの種類を示す多数の項目(例えば直線縫
い,ジグザグ縫い,裁ち目かがり,ボタン穴かがり等)
が、その縫い方によって形成される縫い目を表すマーク
Cにより表示されるようになっている。さらに、項目掲
示領域Bには、「アドバイス」,「ぬい方」といったキ
ーも設定されるようになっている。
【0020】また、前記刺繍模様選択画面においても、
図6に示すように、LCD13の画面のうち上辺部に選
択済項目表示領域Aが設けられると共に、その下部に項
目掲示領域Bが設けられる。そして、その項目掲示領域
Bには、刺繍形成が可能な多数個の模様D(図6ではひ
らがなの文字模様)が表示されるようになっている。さ
らに、項目掲示領域Bには、「確認」キーが設定される
ようになっている。
【0021】使用者は、前記縫い方選択画面あるいは刺
繍模様選択画面において、選択操作(タッチパネル14
のタッチ操作)を行うことにより、実用縫いにおける縫
い方あるいは刺繍における模様Dを選択することができ
るようになっている。使用者による選択があったときに
は、制御装置15により、選択された縫い方あるいは模
様Dが、LCD13の選択画面の前記選択済項目表示領
域Aに表示されるようになっている。
【0022】そして、前記LCD13の選択画面におけ
る選択後に、使用者の操作に基づきあるいはエラー発生
時においては自動的に、LCD13には、オーバーラッ
プ方式のウィンドウ画面からなる関連画面Eが表示され
るようになっている。本実施例では、この関連画面Eと
して、アドバイス画面(図1参照)、縫い方教示画面
(図示せず)、エラー報知画面(図5参照)、模様確認
画面(図7参照)等があり、選択画面の項目掲示領域B
にオーバーラップして表示されるようになっている。従
って、LCD13にあっては、関連画面Eの表示状態に
おいて、選択画面のうちの選択された項目に関する情報
の表示が残るようになっている。
【0023】次に、上記構成の作用について述べる。ミ
シン本体1の電源スイッチ12がオンされると、LCD
13に、図示しない初期画面(メニュー選択画面)が表
示される。ここで、使用者が例えば実用縫い動作を実行
させたい場合には、タッチパネル14を操作して「実用
縫い」のメニューを選択する。すると、制御装置15に
より、図2に示すように、LCD13の画面には、縫い
方選択画面が表示される。
【0024】このときには、項目掲示領域Bに、実用縫
いの縫い方の種類を示す複数個のマークCが、操作キー
のイメージ(四角い枠で囲んだ状態)で表示されるよう
になり、使用者はこれを見て、LCD13の表面(タッ
チパネル14)の所望の位置を直接タッチ操作すること
によって、縫い方を選択する。図2では、「直線縫い
(左)」が選択された様子を示しており、選択済項目表
示領域Aに選択された項目が「直線縫い(左)」文字で
表示されるようになっている。尚、このような縫い方表
示画面は、複数ページが存在し、ページ送りのキーをタ
ッチ操作することによってページの進み,戻りを行うこ
とができるようになっている。
【0025】このような選択後、例えば使用者がミシン
の使用方法等に十分に慣れていないような場合があり、
使用者が、使用に適切な針4や糸の番号等を知りたかっ
たり、縫い方の手順を知りたかったりすることがある。
このような場合には、使用者は、スタートさせる前に、
LCD13に表示されている縫い方選択画面の「アドバ
イス」あるいは「ぬい方」キーをタッチ操作する。
【0026】これにより、制御装置15は、LCD13
の画面に、ウィンドウ画面からなる関連画面Eを、前記
縫い方選択画面にオーバーラップして表示させるのであ
る。図1は、関連画面Eとしてアドバイス画面を表示さ
せた様子を示している。このアドバイス画面は、縫い方
選択画面のうちの項目掲示領域Bにオーバーラップして
表示されるので、選択済項目表示領域Aは依然として表
示が残ったままとされる。選択済項目表示領域Aには、
縫い方選択画面において使用者が選択した縫い方(この
場合「直線縫い(左)」)が表示されているので、使用
者はこれを見ることにより、現在何の作業を行っていた
かを忘れることはないのである。
【0027】尚、この関連画面Eとしてのアドバイス画
面についても複数ページに渡って設けても良い。また、
この関連画面Eの「閉じる」キーをタッチ操作すること
により、関連画面Eを画面から消すことができる。使用
者は、上記のようなアドバイス画面(あるいは縫い方教
示画面)を見ることによって、ミシンの使用方法等を容
易に理解することができるのである。この後、使用者
が、糸や加工布をセットした上で、スタート・ストップ
キー11を操作することにより、制御装置15により直
線縫いが実行される。
【0028】ところで、縫製動作を開始するにあたり、
あるいは縫製動作の途中で、使用者の操作ミスや糸切れ
等があって、縫製動作を開始できないあるいは継続でき
なくなることがある。このようなときには、LCD13
には、関連画面Eとしてエラー報知画面が表示されるよ
うになる。図5は、エラー報知画面の一例を示してお
り、使用者が直線縫いを実行させようとしているにも拘
らず、ボタン穴かがり用の押えがセットされボタン穴か
がり用のレバーが下がったままとなっている場合を示し
ている。
【0029】やはりこの場合にも、ウィンドウ画面から
なるエラー報知画面(関連画面E)は、縫い方選択画面
のうちの項目掲示領域Bにオーバーラップして表示さ
れ、選択済項目表示領域Aには、縫い方選択画面におい
て使用者が選択した縫い方(この場合「直線縫い
(左)」)が表示されているので、使用者はこれを見る
ことにより、現在何の作業を行っていたかを忘れること
はないのである。
【0030】一方、使用者が刺繍縫い動作を実行させた
い場合、上記したLCD13の初期画面(メニュー選択
画面)において、タッチパネル14を操作して「模様選
択」のメニューを選択する。すると、LCD13の画面
には、模様選択画面が表示される。図6は、模様選択画
面の一例として、文字模様の刺繍を行う場合のLCD1
3の画面を示しており、上部に選択済項目表示領域Aが
設けられると共に、その下部に項目掲示領域Bが設けら
れる。ここでは、項目掲示領域Bに、上半部に「あ
行」,「か行」…が操作キーをイメージする枠に囲まれ
て表示されると共に、下半部に、各行に属する複数個の
かな文字の模様Dがやはり枠で囲まれて表示される。
【0031】使用者は、この模様選択画面を見て所望の
模様Dをタッチパネル14のタッチ操作により選択する
のであるが、ここで、例えば「ほ」の文字模様Dを選択
する場合には、使用者は、まず「は行」を選択すること
により、項目掲示領域Bの下半部には行の全ての文字が
表示されるので、その上で「ほ」の文字模様Cを選択操
作する。1個の模様Dが選択される都度、LCD13の
選択済項目表示領域Aに、選択された模様Dが順に表示
されるようになっている。使用者は、例えば「5年3組
まほう組23番」という刺繍を行いたい場合には、それ
ら各文字模様Dを順に選択操作する。図6は、「ほ」の
文字模様Dまでが選択された様子を示しており、選択済
項目表示領域Aには「5年3組まほ」の模様Dが表示さ
れることになる。
【0032】しかして、このような模様選択を行う場
合、模様Dの数が多くなると、選択済項目表示領域Aに
一度に表示し切れなくなることがある。このような場合
には、使用者は模様選択画面に設定される「確認」キー
をタッチ操作する。すると、LCD13には、関連画面
Eとしての模様確認画面が表示されるようになる。
【0033】図7は、模様確認画面の一例を示してお
り、ウィンドウ画面からなる模様確認画面(関連画面
E)が、模様選択画面のうちの項目掲示領域Bにオーバ
ーラップして表示される。この模様確認画面は、選択済
項目表示領域Aに比べて大きく、選択された全ての模様
Dを一度に表示することができるのである。この場合
も、やはり選択済項目表示領域Aには、使用者が模様選
択作業を行っていることが表示されたままとなっている
ので、これを見ることにより、現在何の作業を行ってい
たかを忘れることはないのである。
【0034】このように本実施例によれば、LCD13
の選択画面(縫い方選択画面あるいは模様選択画面)に
おいて、ウィンドウ画面からなる関連画面E(アドバイ
ス画面,エラー報知画面,模様確認画面等)を表示する
にあたり、選択された項目に関する情報を表示した選択
済項目表示領域Aを残すようにした。この結果、以前の
表示(選択画面)がなくなってしまって使用者が自分は
選択画面でどのような作業を行っている途中であったの
かが判らなくなる虞があった従来のものと異なり、使用
者がその前にどのような作業を行っていたかが判らなく
なることを極力防止することができるものである。
【0035】また、特に本実施例では、選択画面に選択
済項目表示領域A及び項目掲示領域Bを予め設定し、ウ
ィンドウ画面からなる関連画面Eを項目掲示領域Bにオ
ーバーラップさせて表示するようにしたので、関連画面
Eの大きさや表示位置等を常に固定することができ、関
連画面Eの表示制御の複雑化を防止することができると
いったメリットを得ることができるものである。
【0036】尚、上記実施例では、選択画面に選択済項
目表示領域A及び項目掲示領域Bを予め設定し、ウィン
ドウ画面からなる関連画面Eを項目掲示領域Bにオーバ
ーラップさせて表示することにより、選択済項目表示領
域Aの表示を残すように構成したが、例えば選択画面に
選択済項目表示領域Aを設けずに、表示された項目を反
転させる等により選択済みであることを示すようにして
も良く、この場合、関連画面を表示するにあたって、ウ
ィンドウ表示制御手段により、その関連画面の表示位置
や、その大きさ,形状(縦長,横長等)等を制御するこ
とにより、選択された項目の表示を残すようにしても良
い(請求項3に対応)。
【0037】また、その場合、関連画面の表示時に、選
択された項目の表示を、例えば画面の端部に移動させた
上で、関連画面を表示させるようにしても良い(請求項
4に対応)。いずれの構成であっても、所期の目的を達
成することができるものである。
【0038】さらに、図8は、本発明の他の実施例(請
求項5に対応)を示している。このでは、LCD13の
画面の右辺部に、項目種類(ミシンの機能を選択する項
目)を縦に並べて表示した項目種類掲示領域Fを固定的
に設け、項目が選択されると、カーソルGにより選択さ
れた項目(図では「模様縫い」)を指し示すようにして
いる。そして、関連画面E(この場合、絵模様を選択す
る画面)は、その項目種類掲示領域Fを残してオーバー
ラップ表示されるようになっている。
【0039】かかる構成でも、やはり上記実施例と同様
に、LCD13の画面に関連画面Eを表示する際に、使
用者がその前にどのような作業を行っていたかが判らな
くなることを極力防止することができるものである。ま
た、この場合、項目種類掲示領域Fは固定的に設けられ
るものであるから、LCD13の画面上でなくとも、本
体1のLCD13の画面の右横部分に、印刷等により設
けるようにし、LCD13の画面上のカーソルGによっ
て選択項目を指し示すようにしても良い。
【0040】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、種々の拡張,変更が可能である。例えば
上記実施例では、本発明を家庭用のミシンに適用した
が、工業用(業務用)の縫製装置に適用しても良く、さ
らには、例えばパソコン(ノートパソコン)等を用い
て、ミシンとは独立して縫製装置に関するデータの処理
を行う情報処理装置に適用することも可能である。
【0041】また、上記実施例のミシンにおいては、刺
繍枠8により針4に対して加工布側を移動させて刺繍を
形成する構成としたが、針(針棒)側を加工布に対して
移動させながら刺繍模様を形成するものや、針と加工布
との双方を移動させながら刺繍模様を形成するものにも
適用でき、刺繍枠を用いずに、針振り及び送り歯による
加工布の前後左右の移動によって刺繍を形成するものに
も適用でき、あるいは刺繍を行わずに実用縫いだけを行
うミシン等であっても良い。
【0042】さらには、表示手段としてもLCDに限ら
ず、CRTディスプレイ等であっても良い。そして、選
択手段としては別途のスイッチやキーボードを用いても
良く、表示内容や、表示形態なども適宜変更することが
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の縫製装置用情報処理装置によれば、関連画面の表示状
態において、表示手段の画面に選択画面のうちの選択さ
れた項目に関する情報の表示が残っているように構成し
たので、表示手段の画面に関連画面を表示する際に、使
用者がその前にどのような作業を行っていたかが判らな
くなることを極力防止することができるという優れた実
用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、縫い方選択画
面にオーバーラップ表示されたアドバイス画面の一例を
示す図
【図2】縫い方選択画面の一例を示す図
【図3】制御装置を中心とした電気的構成を示すブロッ
ク図
【図4】刺繍ミシンの外観を示す斜視図
【図5】エラー報知画面の一例を示す図
【図6】模様選択画面の一例を示す図
【図7】模様選択画面にオーバーラップ表示された模様
確認画面の一例を示す図
【図8】本発明の他の実施例を示すもので、模様選択時
の画面の一例を示す図
【符号の説明】
図面中、1はミシン本体、4は針、8は刺繍枠、9は水
平移動機構、11はスタート・ストップキー、13はL
CD(表示手段)、14はタッチパネル(選択手段)、
15は制御装置(選択画面表示手段,関連画面表示手
段)、17はROM、22は外部ROMカード、Aは選
択済項目表示領域、Bは項目掲示領域、Cはマーク、D
は模様、Eは関連画面、Fは項目種類掲示領域を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製装置に関する各種の情報等を画面に
    表示するための表示手段と、 この表示手段の画面に、縫製装置の実行する縫製作業等
    に関する複数の選択項目を表示させる選択画面表示手段
    と、 前記表示手段の選択画面において選択項目を指定するた
    めの選択手段と、 この選択手段による選択項目の選択後に、その項目に関
    連する内容をウィンドウ画面により前記選択画面にオー
    バーラップして表示させる関連画面表示手段とを具備
    し、 前記関連画面の表示状態において、前記表示手段の画面
    には前記選択画面のうちの選択された項目に関する情報
    の表示が残っていることを特徴とする縫製装置用情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段により選択された項目に関
    する情報を表示するための表示領域が前記選択画面の所
    定位置に予め設定されると共に、前記関連画面はその表
    示領域を外れた位置に表示されることを特徴とする請求
    項1記載の縫製装置用情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段の画面上における前記関連
    画面の表示位置を、前記選択画面のうちの選択された項
    目の表示が残るように制御するウィンドウ表示制御手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の縫製装置用
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記関連画面の表示時に、前記選択され
    た項目の表示を、画面上の非重ね合わせ領域に移動させ
    る表示移動手段を具備することを特徴とする請求項1記
    載の縫製装置用情報処理装置。
  5. 【請求項5】 複数種類の項目を表示する項目種類掲示
    領域が固定的に設けられると共に、前記関連画面の表示
    時には、選択された項目を指し示す表示が残されること
    を特徴とする請求項1記載の縫製装置用情報処理装置。
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