JPH0913537A - 建物の補強壁 - Google Patents

建物の補強壁

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JPH0913537A
JPH0913537A JP16364295A JP16364295A JPH0913537A JP H0913537 A JPH0913537 A JP H0913537A JP 16364295 A JP16364295 A JP 16364295A JP 16364295 A JP16364295 A JP 16364295A JP H0913537 A JPH0913537 A JP H0913537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
building
reinforcing
specific gravity
gypsum board
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16364295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Tokunari
廣久 徳成
Takashi Saito
孝 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
YOSHINO SEKKO KK
Yoshino Gypsum Co Ltd
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by YOSHINO SEKKO KK, Yoshino Gypsum Co Ltd, Misawa Homes Co Ltd filed Critical YOSHINO SEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い強度と高い耐火性を有する建物の補強壁
を提供する。 【構成】 界壁12は、面材である石膏ボード25を有し、
この石膏ボード25の背面には、補強部材26が適当な間隔
で取り付けられている。この補強部材26は、高比重石膏
ボード27が2枚重ねで形成されたものである。前記高比
重石膏ボード27は、焼石膏、ガラス繊維等を材料として
比重が1.0 〜1.6 、例えば1.25とされたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の補強壁に関し、
例えばユニット式建物の壁に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物を構成する居室等を建物
ユニットとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニ
ットを輸送して建築するするようにしたユニット式建物
が施工されている。前記建物ユニットは、床パネル、天
井パネル、前記床パネルと天井パネル間に立設された
柱、壁パネル等を備えて構成されたものである。
【0003】そして、前記建物ユニットの界壁、内壁、
間仕切り壁等は、石膏ボード製面材と、この面材の背面
に設けられた補強部材とを有している。従来、このよう
な補強部材として、通常、木芯材等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】補強部材として、木芯
材を使用した場合、厚くしないと大きな強度を得にく
い、高い耐火性を持たせるには大きな断面積が必要に
なる、等の問題点がある。
【0005】そこで、本発明は、優れた強度を有し、か
つ高い耐火性も有する建物の補強壁を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
建物の補強壁は、面材と、この面材の背面に設けられた
補強部材とを有し、この補強部材は、高比重石膏ボード
よりなることを特徴とする。前記高比重石膏ボードの比
重は、空孔率を調整したりして所望の高比重が得られる
ようになる。前記補強部材の形状や厚さは任意であり、
また複数枚の積層構造であってもよい。また、前記面材
の材質は、石膏ボード、合板等である。
【0007】本発明の第2発明に係る建物の補強壁は、
前記補強部材が、ガラス繊維が混入された高比重石膏ボ
ードよりなることを特徴とする。前記ガラス繊維が石膏
ボードの強度の向上に寄与する。
【0008】本発明の第3発明に係る建物の補強壁は、
第1又は第2発明において、前記高比重石膏ボードが、
1.0 〜1.6 の比重を有していることを特徴とする。比重
が1.0 未満では気泡孔の割合いが多くなって、通常の石
膏ボードと強度的に変わらなくなる。また、比重が1.6
を超えると、重量が大きくなって取扱いが不便になった
り、実質上製造が困難になる。なお、好ましい比重は1.
2 〜1.4 である。
【0009】本発明の第4発明に係る建物の補強壁は、
第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記補強壁が、界
壁であることを特徴とする。
【0010】本発明の第5発明に係る建物の補強壁は、
第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記補強壁が、内
壁であることを特徴とする。この界壁は、建物が建物ユ
ニットの場合、隣合う建物ユニットと対向して設けられ
るもの、及び建物ユニット内に設けられるものが含まれ
る。
【0011】本発明の第6発明に係る建物の補強壁は、
第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記補強壁が、間
仕切り壁であることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、補強部材が、高比重の石膏ボ
ードよりなるものであるため、優れた強度を有し、かつ
高い耐火性も有する建物の補強壁が得られるようにな
る。
【0013】
【実施例】図1〜3を参照して本発明の第1実施例に係
る建物の補強壁を説明する。この実施例の補強壁は、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニット11の界壁12であ
る。図1に示すように、前記建物ユニット11は、床パネ
ル13、天井パネル14、床パネル13と天井パネル14間に立
設された4本の柱15、外壁パネル16(図4参照)、界壁
12等を備えて構成される。
【0014】前記床パネル13は、4本の下梁17が四角に
組まれ、対向する一対の下梁17間に複数の根太18が掛け
渡され、更に上面に床面材19が張られたものである。ま
た、前記天井パネル14は、4本の上梁21が四角に組ま
れ、対向する一対の上梁21間に複数の小梁22が掛け渡さ
れ、更に下面に天井面材23が張られたものである。
【0015】図2に示すように、前記界壁12は、前記上
梁21と下梁17間に受け材24を介して取り付けられている 図3に示すように、各界壁12は、面材である石膏ボード
25を有し、この石膏ボード25の背面には、補強部材26が
適当な間隔で取り付けられている。前記補強部材26は、
高比重石膏ボード27が2枚重ねで形成されたものであ
る。
【0016】前記石膏ボード25は、通常の比重0.65程度
のものである。一方、前記高比重石膏ボード27は、焼石
膏、ガラス繊維等を材料として比重が1.25とされたもの
である。
【0017】この比重1.25の高比重石膏ボード27の特性
は、次の通りである。400mm ×300mm ×12.5mmの高比重
石膏ボード27を使用し、JIS A 6901に準じて支点間距離
350mm として曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時に
おいてボードの長手方向と直角方向で約130kgf、平行方
向で約55kgf 、吸水時においてボードの長手方向と直角
方向で約37kgf 、平行方向で約22kgf である。
【0018】また、直径4mmの木ねじの引き抜き強度
は、約85kgfである。更に、JIS A 1321に準じて難燃性
を試験したところ、不燃性を示した。なお、この高比重
石膏ボード27として、硬質石膏板とも呼ばれているタイ
ガースーパーハード(商品名、吉野石膏株式会社製)を
使用した。
【0019】一方、従来の石膏ボードの特性は、次の通
りである。前記高比重石膏ボード27の場合と同様の条件
で曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボー
ドの長手方向と直角方向で約64kgf 、平行方向で約24kg
f、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約9k
gf 、平行方向で約3kgfである。また、直径4mmの木ね
じの引き抜き強度は、約30kgfである。
【0020】従って、前記高比重石膏ボード27は、従来
の石膏ボードと比べると、ガラス繊維を含有して比重1.
25の高比重とされたものであるため、強度的に優れてい
る。また、建築材として充分な耐火性も有している。
【0021】工場における建物ユニット11の作製におい
て、上記界壁12は、通常通り、上梁21及び下梁17間の所
定位置に取り付けることにより設置することができる。
【0022】本実施例に係る建物ユニットの界壁12によ
れば、補強部材として、比重1.25の高比重とされた前記
高比重石膏ボード27を使用しているため、優れた強度と
高い耐火性を有している。また、木芯材を補強部材とし
て使用した界壁と比べて、比較的安価に施工できる。
【0023】次に、図4、5を参照して本発明の第2実
施例に係る建物の補強壁を説明する。この実施例の補強
壁は、建物ユニット11の内壁31である。前記内壁31の中
央には、窓が設けられる開口部32を有している。この開
口部32の左右には、長寸法の内壁パネル33が設けられ、
また開口部32の上下には、短寸法の内壁パネル34が設け
られている。
【0024】前記左右の長寸法の内壁パネル33は、2個
連続して設けられている。各内壁パネル33は、上下方向
に長寸法の石膏ボード25を有し、この石膏ボード25の左
右方向の両端部に補強部36が形成されている。この補強
部36は、第1実施例と同じ高比重石膏ボード27が2枚重
ねで形成されたものである。
【0025】一方、前記上下の短寸法の内壁パネル34の
場合、上下方向に面材である短寸法の石膏ボード25を有
し、補強部材26が背面の両側及び中間の3個所に設けら
れている。各補強部材26は、第1実施例と同じ高比重石
膏ボード27が2枚重ねで形成されたものである。
【0026】建物ユニット11の作製において、通常通
り、開口部32が形成される部分の左右に長寸法の内壁パ
ネル33を設置すると共に、開口部32が形成される部分の
上下に短寸法の内壁パネル34を設置して上記内壁31を設
けることができる。
【0027】本実施例に係る建物ユニットの内壁31によ
れば、開口部32の上下の短寸法の内壁パネル34は、補強
部材として、比重1.25の前記高比重石膏ボード27を使用
しているため、実施例1と同様に大きな強度と高い耐火
性が得られる。
【0028】次に、図6を参照して本発明の第3実施例
に係る建物の補強壁を説明する。この補強壁は、建物ユ
ニット11の間仕切り壁41である。前記間仕切り壁41は、
両面に面材である石膏ボード25を有し、両石膏ボード25
間の両端部及び中間には、補強部材26が取り付けられて
いる。両端部の補強部材26は、間仕切り壁41の側面部を
形成する。前記補強部材26は、第1実施例と同じ高比重
石膏ボード27が3枚重ねで形成されたものである。
【0029】建物ユニット11の作製において、上記間仕
切り壁41は、通常通り、建物ユニット11内の所定位置に
取り付けることにより設置することができる。
【0030】本実施例に係る建物ユニット11の間仕切り
壁41によれば、補強部材として、ガラス繊維が混入され
て比重1.25の高比重とされた高比重石膏ボード27を使用
しているため、実施例1と同様に強度と耐火性の向上が
可能になる。
【0031】なお、上記実施例では、補強部材を構成す
る高比重石膏ボード27が、比重1.25のものであったが、
1.0 〜1.6 の範囲内で高比重とすることは任意である。
また、上記実施例の建物は、ユニット式建物であった
が、本発明に係る建物は、軸組み式建物、パネル式建物
等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る建物の補強壁によれば、補
強部材が、高比重石膏ボードよりなるものであるため、
優れた強度を有し、かつ高い耐火性も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る建物ユニットの斜視
図である。
【図2】第1実施例の界壁を示す断面図である。
【図3】第1実施例の界壁の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の内壁を示す斜視図であ
る。
【図5】第2実施例の内壁の要部斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例の間仕切り壁を示す断面図
である。
【符号の説明】 11 建物を構成する建物ユニット 12 壁である界壁 25 面材である石膏ボード 26 補強部材 27 高比重石膏ボード 31 壁である内壁 41 壁である間仕切り壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 611 E04B 2/56 611H 611M 632 632B 632C 632K E04C 2/38 E04C 2/38 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面材と、この面材の背面に設けられた補
    強部材とを有し、この補強部材は、高比重石膏ボードよ
    りなることを特徴とする建物の補強壁。
  2. 【請求項2】 前記補強部材は、ガラス繊維が混入され
    た高比重石膏ボードよりなることを特徴とする請求項1
    に記載の建物の補強壁。
  3. 【請求項3】 前記高比重石膏ボードは、1.0 〜1.6 の
    比重を有していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の建物の補強壁。
  4. 【請求項4】 前記補強壁は、界壁であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の建物の補強壁。
  5. 【請求項5】 前記補強壁は、内壁であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の建物の補強壁。
  6. 【請求項6】 前記補強壁は、間仕切り壁であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建物の補強
    壁。
JP16364295A 1995-06-29 1995-06-29 建物の補強壁 Withdrawn JPH0913537A (ja)

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Date Code Title Description
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