JPH08302851A - 建物の天井及び壁 - Google Patents

建物の天井及び壁

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JPH08302851A
JPH08302851A JP20957995A JP20957995A JPH08302851A JP H08302851 A JPH08302851 A JP H08302851A JP 20957995 A JP20957995 A JP 20957995A JP 20957995 A JP20957995 A JP 20957995A JP H08302851 A JPH08302851 A JP H08302851A
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JP
Japan
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ceiling
building
specific gravity
gypsum board
wall
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Application number
JP20957995A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Tokunari
廣久 徳成
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音性に優れ、かつ強度の大きい建物の天井
及び壁を提供する。 【解決手段】 天井パネル12の天井材21は、下から第1
層となる天井仕上げ材22、第2層となる高比重石膏ボー
ド23及び第3層となる低比重石膏ボード24を含んで構成
されている。高比重石膏ボード23は、焼石膏、ガラス繊
維等を材料として比重が1.0 〜1.6 、例えば1.25とされ
たものである。低比重石膏ボード24は、従来と同じ比重
約0.65のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の天井及び壁
に関し、例えばユニット式建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物を構成する居室等を建物
ユニットとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニ
ットを輸送して建築するするようにしたユニット式建物
が施工されている。前記建物ユニットは、床パネル、天
井パネル、前記床パネルと天井パネル間に立設された
柱、壁パネル等を備えて構成されたものである。
【0003】図4に示すように、天井を構成する前記天
井パネル51は、4本の上梁52が四角に組まれ、対向する
一対の上梁52間に複数の小梁53が掛け渡され、更に下面
に天井材54が張られたものである。前記天井材54は、下
から天井仕上げ材55、第1の石膏ボード56及び第2の石
膏ボード57の3層が積層されたものである。前記石膏ボ
ード56,57は、焼石膏、おが屑、パーライト等を原料と
して板状に成形され、両面にボード用原紙が張られたも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記天井パネル51が設
けられた建物ユニットを有するユニット式建物におい
て、上階と下階間の遮音性の向上が要望されている。ま
た、天井パネル51の強度上げるうえでも、石膏ボード5
6,57自体の強度の向上も要望されている。なお、上記の
例は、天井であるが、壁についても同様である。
【0005】そこで、本発明は、遮音性に優れ、かつ強
度の大きい建物の天井及び壁を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、本発明の第1発明に係る建物の天井は、図2に示す
ように、天井材21中に、低比重石膏ボード24と、高比重
石膏ボード23との比重の異なる2種類の石膏ボードが積
層形成された2層構造を有することを特徴とする。建物
の天井をこのような2層構造とすることにより、良好な
遮音効果が得られる。また、高比重石膏ボードは、良好
な強度と硬さを有している。前記高比重石膏ボードは、
空孔率等を調整することによって所望の高比重が得られ
るようになる。前記低比重石膏ボードと、高比重石膏ボ
ードとの上下関係はいずれが上又は下でもよい。
【0007】本発明の第2発明に係る建物の天井は、第
1発明において、前記高比重石膏ボード23が、ガラス繊
維が混入されたものであることを特徴とする。前記ガラ
ス繊維は、石膏ボードの強度の向上に寄与する。
【0008】本発明の第3発明に係る建物の天井は、第
1又は第2発明において、前記低比重石膏ボード23の比
重が、0.6 〜0.8 であり、前記高比重石膏ボードの比重
が、1.0 〜1.6 であることを特徴とする。前記高比重石
膏ボードの比重が1.0 未満では気泡孔の割合いが多くな
って、通常の石膏ボードと強度的に変わらなくなる。ま
た、比重が1.6 を超えると、重量が大きくなって取扱い
が不便になったり、実質上製造が困難になる。なお、好
ましい比重は1.2 〜1.4 である。
【0009】本発明の第4発明に係る建物の天井は、第
1〜第3発明のいずれかにおいて、図2に示すように、
前記建物の天井が、ユニット式建物の天井パネル12であ
ることを特徴とする。
【0010】本発明の第5発明に係る建物の壁は、図3
に示すように、壁材中に、低比重石膏ボード24と、高比
重石膏ボード23との比重の異なる2種類の石膏ボードが
積層形成された2層構造を有することを特徴とする。
【0011】本発明の第6発明に係る建物の壁は、第5
発明において、前記高比重石膏ボード23は、ガラス繊維
が混入されたものであることを特徴とする。前記ガラス
繊維は、石膏ボードの強度の向上に寄与する。
【0012】本発明の第7発明に係る建物の壁は、第5
又は第6発明において、前記低比重石膏ボード24の比重
が、0.6 〜0.8 であり、前記高比重石膏ボード23の比重
が、1.0 〜1.6 であることを特徴とする。前記高比重石
膏ボードの比重範囲については、前記第3発明において
説明した通りである。
【0013】本発明の第8発明に係る建物の壁は、第5
〜第7発明のいずれかにおいて、図3に示すように、前
記建物の壁は、ユニット式建物の壁パネル31であること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、2を参照して本発明の第1
実施形態に係る建物の天井を説明する。この実施形態の
天井は、ユニット式建物を構成する建物ユニット11の天
井パネル12である。
【0015】図1に示すように、前記建物ユニット11
は、床パネル13と天井パネル12、床パネ13と天井パネル
12間に立設された4本の柱14、図示しない外壁パネル等
を備えて構成される。前記天井パネル12は、4本の上梁
15が四角に組まれ、対向する一対の上梁15間に複数の小
梁16が掛け渡され、更に下面にビニルクロス等の天井材
21が張られたものである。また、前記床パネル13は、4
本の下梁17が四角に組まれ、対向する一対の下梁17間に
複数の根太18が掛け渡され、更に上面に床材19が張られ
たものである。
【0016】図2に示すように、前記天井パネル12の天
井材21は、下から第1層となる天井仕上げ材22、第2層
となる高比重石膏ボード23及び第3層となる低比重石膏
ボード24を含んで構成されている。
【0017】前記高比重石膏ボード23は、焼石膏、ガラ
ス繊維等を材料として比重が1.25とされたものである。
この比重1.25の高比重石膏ボード23の特性は、次の通り
である。400 mm×300 mm×12.5mmの高比重石膏ボード23
を使用し、支点間距離350mm としてJIS A 6901に準じて
曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボード
の長手方向と直角方向で約130kgf、平行方向で約55kgf
、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約37k
gf 、平行方向で約22kgf である。
【0018】また、直径4mmの木ねじの引き抜き強度
は、約85kgfである。更に、JIS A 1321に準じて難燃性
を試験したところ、不燃性を示した。なお、この高比重
石膏ボード23として、硬質石膏板とも呼ばれているタイ
ガースーパーハード(商品名、吉野石膏株式会社製)を
使用した。
【0019】一方、前記低比重石膏ボード24は、従来と
同じ比重約0.65のものである。この石膏ボードの特性
は、次の通りである。前記高比重石膏ボード23の場合と
同様の条件で曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時に
おいてボードの長手方向と直角方向で約64kgf 、平行方
向で約24kgf、吸水時においてボードの長手方向と直角
方向で約9kgf 、平行方向で約3kgfである。また、直
径4mmの木ねじの引き抜き強度は、約30kgfである。
【0020】従って、前記高比重石膏ボード23と従来の
石膏ボードとの比較より、本実施形態で使用する高比重
石膏ボード23は、比重1.25の高比重とされたものである
ため、大きな強度を有していることがわかる。
【0021】工場における建物ユニット11の作製におい
て、上記天井パネル12は、通常通り、4本の上梁15が四
角に組まれ、対向する一対の上梁15間に複数の小梁16が
掛け渡された骨組みの下面に前記天井材21を取り付ける
ことにより設けることができる。
【0022】本実施形態に係る建物ユニットの天井パネ
ル12によれば、天井材21中に、低比重石膏ボード24と、
高比重石膏ボード23との比重の異なる2種類の石膏ボー
ド23, 24が積層形成された2層構造を有するため、上階
建物ユニットと下階建物ユニット間の良好な遮音効果が
得られる。また、天井材21中に、ガラス繊維が混入され
た高比重石膏ボード23を含んでいるため、大きな強度が
得られる。
【0023】次に、図3を参照して本発明の第2実施形
態に係る建物の壁を説明する。この実施形態の壁は、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニット11の壁パネル31で
ある。
【0024】前記壁パネル31は、高比重石膏ボード23と
低比重石膏ボード24とが積層された壁材よりなり、背面
に補強用心材32が適当な間隔で設けられている。本実施
形態の高比重石膏ボード23と低比重石膏ボード24も、第
1実施形態の高比重石膏ボード23及び低比重石膏ボード
24と同じものである。
【0025】本実施形態に係る建物ユニットの壁パネル
31によれば、壁材中に、低比重石膏ボード24と、高比重
石膏ボード23との比重の異なる2種類の石膏ボード23,2
4が積層された2層構造を有するため、隣合う建物ユニ
ット間の良好な遮音効果が得られる。また、壁材中に、
ガラス繊維が混入された高比重石膏ボード23を含んでい
るため、大きな強度が得られる。
【0026】なお、上記実施形態では、高比重石膏ボー
ド23が、比重1.25であったが、1.0〜1.6 の範囲内で高
比重とすることは任意である。また、上記実施形態の建
物は、ユニット式建物であったが、本発明の建物は、軸
組み式建物、パネル式建物等であってもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る建物の天井及び壁によれ
ば、天井材又は壁材中に、低比重石膏ボードと、高比重
石膏ボードとの比重の異なる2種類の石膏ボードが積層
形成された2層構造を有するため、良好な遮音効果が得
られる。また、天井材又は壁材中に、ガラス繊維が混入
された高比重石膏ボードを含んでいるため、大きな強度
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建物ユニットの斜
視図である。
【図2】同実施形態の建物ユニットの天井パネルの断面
図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る建物ユニットの壁
パネルの断面図である。
【図4】従来例の建物ユニットの天井パネルの断面図で
ある。
【符号の説明】
11 建物を構成する建物ユニット 12 天井である天井パネル 21 天井材 22 天井仕上げ材 23 高比重石膏ボード 24 低比重石膏ボード 31 壁である壁パネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井材中に、低比重石膏ボードと、高比
    重石膏ボードとの比重の異なる2種類の石膏ボードが積
    層形成された2層構造を有することを特徴とする建物の
    天井。
  2. 【請求項2】 前記高比重石膏ボードは、ガラス繊維が
    混入された高比重石膏ボードであることを特徴とする請
    求項1に記載の建物の天井。
  3. 【請求項3】 前記低比重石膏ボードの比重は、0.6 〜
    0.8 であり、前記高比重石膏ボードの比重は、1.0 〜1.
    6 であることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物
    の天井。
  4. 【請求項4】 前記建物の天井は、ユニット式建物の天
    井パネルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の建物の天井。
  5. 【請求項5】 壁材中に、低比重石膏ボードと、高比重
    石膏ボードとの比重の異なる2種類の石膏ボードが積層
    形成された2層構造を有することを特徴とする建物の
    壁。
  6. 【請求項6】 前記高比重石膏ボードは、ガラス繊維が
    混入された高比重石膏ボードであることを特徴とする請
    求項5に記載の建物の壁。
  7. 【請求項7】 前記低比重石膏ボードの比重は、0.6 〜
    0.8 であり、前記高比重石膏ボードの比重は、1.0 〜1.
    6 であることを特徴とする請求項5又は6に記載の建物
    の壁。
  8. 【請求項8】 前記建物の壁は、ユニット式建物の壁パ
    ネルであることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに
    記載の建物の壁。
JP20957995A 1995-03-07 1995-08-17 建物の天井及び壁 Pending JPH08302851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20957995A JPH08302851A (ja) 1995-03-07 1995-08-17 建物の天井及び壁

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4744195 1995-03-07
JP7-47441 1995-03-07
JP20957995A JPH08302851A (ja) 1995-03-07 1995-08-17 建物の天井及び壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08302851A true JPH08302851A (ja) 1996-11-19

Family

ID=26387605

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JP20957995A Pending JPH08302851A (ja) 1995-03-07 1995-08-17 建物の天井及び壁

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JP (1) JPH08302851A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001002660A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-11 Yoshino Gypsum Co., Ltd. Panneau de construction et structure a commande de vibration

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001002660A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-11 Yoshino Gypsum Co., Ltd. Panneau de construction et structure a commande de vibration

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001205