JPH09134326A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH09134326A
JPH09134326A JP29291595A JP29291595A JPH09134326A JP H09134326 A JPH09134326 A JP H09134326A JP 29291595 A JP29291595 A JP 29291595A JP 29291595 A JP29291595 A JP 29291595A JP H09134326 A JPH09134326 A JP H09134326A
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memory
cpu
pci
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眞 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUまたは他のバスマスタからPCIバス経
由で行われる既存のI/OマップされたI/Oデバイス
に対するアクセス処理の高速化を図る。 【解決手段】I/Oアドレス空間に割り当てられている
I/Oデバイス(IDE)24がメモリアドレス空間に
割り当てられており、そのI/Oデバイス24をアクセ
スする場合には、システムBIOS(INT13h)
は、CPU11にメモリサイクルを実行させる。これに
より、PCIバス16上ではメモリバーストサイクルが
行われ、そのメモリバーストサイクルは、PCI/IS
Aブリッジ22によってI/Oサイクルに変換されてI
/Oデバイス24に送られる。従って、PCIバス経由
で行われる既存のI/OマップされたI/Oデバイスに
対するアクセス処理にバーストサイクルを利用できるよ
うになり、I/Oアクセスの高速化を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムに関し、特にバースト転送をデータ転送の基本とす
るPCIバスシステムアーキテクチャを採用したコンピ
ュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータに使用さ
れるシステムバスとしては、ISA(Industry
Standard Architecture)バス
やEISA(Extended ISA)バスが主流で
あった。最近では、データ転送速度の高速化や、プロセ
ッサに依存しないシステムアーキテクチャの構築のため
に、デスクトップ型のパーソナルコンピュータを中心
に、PCI(Peripheral Componen
t Interconnect)バスが採用され始めて
いる。
【0003】PCIバスにおいては、全てのデータ転送
はブロック転送を基本としており、これら各ブロック転
送はバースト転送を用いて実現されている。これによ
り、PCIバスでは、最大133Mバイト/秒(データ
バスが32ビット幅の時)のデータ転送速度を実現でき
る。また、PCIバスは、仕様上、メモリおよびI/O
アドレス空間の両方でバースト転送をサポートしてい
る。
【0004】よって、I/O空間でバーストを生成する
ようなプロセッサまたはバス・マスタがあれば、これら
のマスタがI/Oバーストを発生することにより、I/
Oデバイス間、およびシステムメモリとI/Oデバイス
との間のデータ転送などをさらに高速に行うことが可能
となり、システム性能を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には、
I/Oのバーストサイクルは、有効には使われていな
い。その理由は次の通りである。 (1)まず、第一に、現状では、I/Oバーストを行う
ようなアプリケーションプログラムが存在していないこ
とである。 (2)また、もう一つの理由は、従来のI/Oデバイス
自身の性能の問題である。
【0006】すなわち、従来のI/O装置は低速のもの
が多く、時間的に近接した2つ以上のアクセスを受け付
けられないものがほとんどであった。したがって、I/
Oバーストサイクルを実行しても、それによって連続的
に転送されるライトデータなどを受け付けられず、これ
が誤動作の原因となる場合があった。
【0007】(3)さらに、もう一つの問題は、I/O
バーストサイクルにおけるアドレスの取り扱いの問題で
ある。すなわち、メモリバーストサイクルについては、
通常、データフェーズ毎に対象となるアドレス値がイン
クリメントされるが、もし、I/Oバーストサイクルで
この様なデータフェーズ毎のアドレスインクリメントを
行うと、そのアドレス値がターゲットI/Oデバイスの
応答アドレス範囲をすぐに外れてしまう。この場合、タ
ーゲットディスコネクトが発生され、その時点で現在の
I/Oバーストサイクルが終了してしまう。
【0008】このように、現状では、I/Oサイクルで
はバースト転送のメリットが生かせない、という問題が
あった。また、最近では、時間的に連続的に行われるI
/Oアクセスを受付けることが可能な高性能のハードデ
ィスク(IDE)など、高速I/Oデバイスも開発され
ており、バースト転送を利用したI/Oアクセスの実現
が望まれている。
【0009】この発明はこの様な点に鑑みてなされたも
ので、CPUまたは他のバスマスタからPCIバス経由
で行われる既存のI/OマップされたI/Oデバイスに
対するアクセス処理の高速化を実現することができるコ
ンピュータシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、PCIバス
システムアーキテクチャを採用したコンピュータシステ
ムにおいて、前記システムのI/Oアドレス空間に割り
当てられた所定のI/Oデバイスを前記システムのメモ
リアドレス空間に割り当て、前記PCIバス上で前記メ
モリアドレス範囲内のメモリアドレス値を指定するアド
レスフェーズとそれに後続する1以上のデータフェーズ
とを含むメモリバーストサイクルが実行されるように、
前記I/Oデバイスに対するI/Oアクセス要求に対し
てメモリサイクルを発生する手段と、前記PCIバスと
前記I/Oデバイスとの間に設けられ、前記メモリバー
ストサイクルのアドレスフェーズで前記I/Oデバイス
に割り当てられたメモリアドレス値が指定されたとき、
そのメモリバーストサイクルを前記I/Oデバイスをア
クセスするためのI/Oサイクルに変換する手段とを具
備することを特徴とする。
【0011】このコンピュータシステムにおいては、I
/Oアドレス空間に割り当てられているディスク装置
(IDE)などのI/Oデバイスがメモリアドレス空間
に割り当てられており、そのI/Oデバイスをアクセス
する場合には、CPUまたは他のバスマスタによってI
/Oサイクルではなく、メモリサイクルが開始される。
これにより、PCIバス上では、メモリバーストサイク
ルが実行される。このメモリバーストサイクルは、I/
Oサイクルに変換されてI/Oデバイスに送られる。従
って、PCIバス経由で行われる既存のI/Oマップさ
れたI/Oデバイスに対するアクセス処理にバーストサ
イクルを利用できるようになり、I/Oアクセスの高速
化を図ることができる。
【0012】すなわち、従来の構成では、ひとつのトラ
ンザクション中にひとつのI/Oデータフェーズしか含
むことができない。例えば、ひとつのトランザクション
にかかる時間が、最短で6PCIクロックであったとす
ると、IDEの1セクタ分512バイト(=256ワー
ド)の転送を行うのにかかる時間は、256×6=15
36PCIクロックとなる。一方、この発明の構成によ
れば、I/Oアクセスを、PCIバス上でバーストさせ
ることにより、そのシステムの持つPCIバスのバンド
幅を、フルに利用することができる。例えば、上記1セ
クタの転送を行うのにかかる時間は、6+255=26
1PCIクロックで済む。バイトマージすれば、さらに
少なくてすむ。実際には、IDEの転送レートはPCI
バスのバンド幅より小さいから、IDEを、IDE自身
の持つ最大の転送レートまで上げて使うことができる。
【0013】I/Oアクセス要求に応答してメモリサイ
クルを開始する手段としては、前記I/Oデバイスを制
御するシステムBIOS内のデバイスドライバプログラ
ムを利用できる。この場合、デバイスドライバプログラ
ムは、オペレーティングシステムまたはアプリケーショ
ンプログラムからの前記I/Oデバイスに対するアクセ
ス要求に応答して、ムーブストリング命令などを実行し
てコンピュータシステムのCPUにメモリサイクルを実
行させる。
【0014】また、この発明によるコンピュータシステ
ムは、CPUと、このCPUのプロセッサバスとPCI
バス間を繋ぐ第1のブリッジ装置であって、前記CPU
が所定のI/Oデバイスをアクセスするために前記プロ
セッサバス上で連続して実行するI/Oサイクルを、前
記I/Oデバイスのアクセスのために用意された所定の
メモリアドレス値を指定するアドレスフェーズとそれに
後続する複数のデータフェーズとを含むメモリバースト
サイクルに変換して前記PCIバス上に伝達する第1の
バスサイクル変換手段を含む第1のブリッジ装置と、前
記PCIバスと前記所定のI/Oデバイスが接続された
バス間を繋ぐ第2のブリッジ装置であって、前記第1の
バスサイクル変換手段によって前記PCIバス上に伝達
されるメモリバーストサイクルを、前記I/Oデバイス
が接続されている前記バス上の複数の連続したI/Oサ
イクルに変換する第2のバスサイクル変換手段を含む第
2のブリッジ装置とを具備することを特徴とする。
【0015】このコンピュータシステムにおいては、第
1のブリッジ装置が、CPUによって実行される特定の
I/OサイクルをPCIバス上のメモリサイクルに変換
して、バースト転送を行う。よって、システムBIOS
の変更などを行うことなく、I/Oアクセス処理にバー
スト転送を利用することが可能となる。
【0016】また、この発明によるコンピュータシステ
ムは、CPUと、このCPUのプロセッサバスとPCI
バス間を繋ぐ第1のブリッジ装置と、前記PCIバスと
所定のI/Oデバイスが接続されたバス間を繋ぐ第2の
ブリッジ装置とを具備し、前記第1のブリッジ装置は、
前記CPUが前記I/Oデバイスをアクセスするために
前記プロセッサバス上で連続して実行するI/Oサイク
ルを、前記I/OデバイスのI/Oアドレス値を指定す
るアドレスフェーズとそれに後続する複数のデータフェ
ーズとを含むI/Oバーストサイクルに変換して前記P
CIバス上、または前記第1および第2のブリッジ装置
間に設けられたサイドバンドバス上に伝達する第1のバ
スサイクル変換手段を含み、前記第2のブリッジ装置
は、前記第1のバスサイクル変換手段によって前記PC
Iバスまたは前記サイドバンドバス上に伝達されるI/
Oバーストサイクルを、前記I/Oデバイスが接続され
ているバス上の複数の連続したI/Oサイクルに変換す
る第2のバスサイクル変換手段を含むことを特徴とす
る。
【0017】2つのブリッジ装置間のローカルルールな
どにより、特定のI/Oアクセスに対して、PCIバス
またはサイドバンドバス上で、I/Oサイクルのままバ
ースト転送が行われる。この場合にも、システムBIO
Sの変更などを行うことなく、I/Oアクセス処理にバ
ースト転送を利用することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係わるコンピュータシステムの構成が示されている。
このコンピュータシステムは、ノートブックタイプまた
はラップトップタイプのポータブルパーソナルコンピュ
ータであり、その本体内部には、CPU11、システム
メモリ12、CPU11のプロセッサバス(ホストバ
ス)13、メモリバス14、ホスト/PCIブリッジ装
置15、PCIバス16、ディスプレイコントローラ1
7、ビデオメモリ18、ハードディスクドライブ装置
(バスマスタIDE)などのI/Oデバイス19、PC
I/ISAブリッジ装置22、ISAバス23、ハード
ディスクドライブ装置(IDE)などのI/Oデバイス
24、BIOS ROM25などが設けられている。
【0019】CPU11は、例えば、米インテル社によ
って製造販売されているマイクロプロセッサ“Pent
ium”などによって実現されている。このCPU11
の入出力ピンに直結されているプロセッサバス13は、
64ビット幅のデータバスを有している。
【0020】システムメモリ12は、オペレーティング
システム、デバイスドライバ、実行対象のアプリケーシ
ョンプログラム、および処理データなどを格納するメモ
リデバイスであり、DRAMまたはシンクロナスDRA
Mによって構成されている。このシステムメモリ12
は、32ビット幅または64ビット幅のデータバスを有
する専用のメモリバス14に接続されている。このメモ
リバス14のデータバスとしては、プロセッサバス13
のデータバスを利用することもできる。この場合、メモ
リバス14には、アドレスバスと各種メモリ制御信号線
とから構成される。
【0021】ホスト/PCIブリッジ装置15は、プロ
セッサバス13とPCIバス16との間を繋ぐブリッジ
LSIであり、プロセッサバス13とPCIバス16と
の間で、データおよびアドレスを含むバスサイクルを双
方向で変換する。また、ホスト/PCIブリッジ装置1
5は、メモリバス14を介してシステムメモリ12にも
接続されており、システムメモリ12のアクセスも制御
する。さらに、ホスト/PCIブリッジ装置15は、P
CIバス16上でバースト転送を実行するための機能を
サポートしている。
【0022】このように、ホスト/PCIブリッジ装置
15は、ISAバス23上のデバイスを除くシステム内
の全てのメモリおよびI/Oデバイスを制御するシステ
ムコントローラとして機能する。
【0023】PCIバス16はクロック同期型の入出力
バスであり、PCIバス16上の全てのサイクルはPC
Iクロックに同期して行われる。PCIバス16のクロ
ック信号は最大33MHzである。PCIバス16は、
時分割的に使用されるアドレス/データバスを有してい
る。このアドレス/データバスは、32ビット幅であ
る。
【0024】PCIバス16上のデータ転送は、バース
ト転送を利用したブロックデータ転送を基本としてい
る。このデータ転送サイクルは、アドレスフェーズとそ
れに後続する1以上のデータフェーズとから構成され
る。アドレスフェーズにおいてはアドレス/データバス
上にアドレスが出力され、データフェーズでは32ビッ
トのデータが出力される。
【0025】ディスプレイコントローラ17は、ビデオ
メモリ18に格納されているイメージデータをビデオデ
ータに変換してこのシステムのディスプレイモニタに表
示するグラフィクスコントロールLSIであり、PCI
バス16に直結されている。このディスプレイコントロ
ーラ17のバスインターフェースには、PCIバス16
のバースト転送に対応するためのデータバッファが設け
られている。
【0026】ビデオメモリ18は、ディスプレイモニタ
の画面イメージを格納する。このビデオメモリ18は、
シンクロナスDRAMまたはデュアルポートVRAMか
ら構成されている。シンクロナスDRAMは、クロック
同期式オペレーション、コマンドによる動作モード制
御、2バンクメモリセルアレイ構成という特徴を持つメ
モリであり、通常のDRAMよりもシーケンシャルアク
セスを高速に行うことができる。
【0027】ビデオメモリ18を構成するシンクロナス
DRAMは、例えば、256K×16ビット構成のシン
クロナスDRAMチップを2個または4個並列接続する
ことによって実現できる。この場合、32ビット幅また
は64ビット幅単位でイメージデータのリード/ライト
が行われる。
【0028】PCI/ISAブリッジ装置22は、PC
Iバス16とISAバス23との間を繋ぐブリッジLS
Iであり、PCIバス16とISAバス23の間でデー
タおよびアドレスを含むバスサイクルを双方向で変換す
る。このPCI/ISAブリッジ装置22には、ISA
バス23上のI/Oデバイス24、BIOS ROM2
5を制御するためのロジックや、DMAコントローラな
どが含まれている。ISAバス拡張スロット26,27
には、ISA対応の各種拡張カードを必要に応じて装着
することができる。
【0029】さらに、PCI/ISAブリッジ装置22
は、PCIバス16上のメモリバーストサイクルをIS
Aバス23上のI/Oサイクルに変換するサイクル・コ
ンバージョン回路221を備えている。このサイクル・
コンバージョン回路221は、I/Oアドレス空間にマ
ッピングされたI/Oデバイス(IDE)24のI/O
ポート(I/Oアドレス 1F0H)に特別に割り当て
られたメモリアドレス範囲を示す情報を保持するコンフ
ィグレーションレジスタなどを有しており、PCIバス
16上で実行されるメモリバーストサイクルのアドレス
フェーズでI/Oデバイス24に割り当てられたメモリ
アドレス値が指定されたとき、そのメモリバーストサイ
クルをI/Oデバイス24をアクセスするためのI/O
サイクルに変換して、ISAバス24上に出力する。こ
のサイクル変換処理では、サイクル・コンバージョン回
路221に設けられたデータバッファにバースト転送さ
れたデータが蓄積され、それが時間的に連続する複数の
I/OサイクルでI/Oデバイス24に送られる。
【0030】BIOS ROM25には、システムの電
源投入時にハードウェアの初期化やオペレーティングシ
ステムのブートストラップを実行するIRTルーチン
と、オペレーティングシステムやアプリケーションプロ
グラムからの要求に応じてハードウェアアクセスを行う
各種デバイスドライバ群を含むシステムBIOSとが格
納されている。
【0031】システムBIOSのディスクドライバ(I
NT13h)は、I/Oデバイス24のデータポートで
ある1FOHを、メモリアドレスXXXXHに割り当
て、オペレーティングシステムまたはアプリケーション
プログラムからのI/Oデバイス24に対するI/Oア
クセス要求が発生したときは、ムーブストリング命令な
どを実行してCPU11にメモリサイクルを実行させ
る。これによって、PCIバス16を経由したI/Oデ
バイス24のアクセスに、メモリバースト転送を利用す
ることが可能になる。システムBIOS(INT13
h)を利用したバースト転送のためのインターフェース
を図2に示す。
【0032】すなわち、システムBIOS(INT13
h)によるデータ書き込みとデータ引き取りは、通常は
16bitのI/Oストリング命令(INSW(inp
utword from port to strin
g)、OUTSW(output word from
string to port))を使用するが、こ
のシステムでは、I/Oデバイス24がメモリマップさ
れているため、I/Oデバイス24に対するI/O要求
に対しては、32bitのムーブストリング命令(MO
VSD、move dword from strin
g to string)が使用される。これにより、
I/Oアクセスであるにも拘わらず、PCIバス16を
経由したI/Oデバイス24のアクセスにメモリバース
ト転送を利用することが可能とになる。
【0033】このバースト転送では、ブリッジ装置15
によって、I/Oデバイス24のメモリアドレス値を指
定するアドレスフェーズとそれに後続する複数のデータ
フェーズとを含むメモリバーストサイクルがPCIバス
16上に発行される。このメモリバーストサイクルは、
サイクル・コンバージョン回路221によってI/Oデ
バイス24をアクセスするためのI/Oサイクルに順次
変換されてISAバス24上に出力される。このI/O
サイクルでは、I/Oデバイス24のデータポートであ
る1FOHがI/Oアドレスとして使用される。
【0034】この様に、図1のシステムにおいては、I
/Oアドレス空間に割り当てられているI/Oデバイス
24がメモリアドレス空間に割り当てられており、その
I/Oデバイス24をアクセスする場合には、CPU1
1または他のバスマスタ(ブリッジ装置など)によって
I/Oサイクルではなく、PCIバス16上では、メモ
リバーストサイクルが実行される。このメモリバースト
サイクルは、I/Oサイクルに変換されてI/Oデバイ
ス24に送られる。従って、PCIバス経由で行われる
既存のI/OマップされたI/Oデバイスに対するアク
セス処理にバーストサイクルを利用できるようになり、
I/Oアクセスの高速化を図ることができる。
【0035】なお、ブリッジ15がメモリサイクルをバ
ーストサイクルに変換するのではなく、CPU11がは
じめからメモリバーストサイクルを実行し、それをブリ
ッジ15がPCIバス16上に伝達することも可能であ
る。また、ここでは、I/Oデバイス24に対するライ
トサイクルについて説明したが、リードサイクルについ
ても、同様の手順でバーストサイクルを利用することが
できる。
【0036】次に、図3を参照して、この発明の第2実
施形態に係るシステム構成を説明する。ここでは、ブリ
ッジ15が特定のI/OアクセスをPCIバス16上の
メモリサイクルに変換することだけが図1と異なってお
り、他の点は図1と同様である。
【0037】すなわち、CPU11からは、I/Oデバ
イス24に対するI/Oサイクルが、従来と同じように
現れる。PCIバス16前後のブリッジ15,22が、
完全にハードウェア的に、I/Oサイクルをメモリサイ
クルに変換する。ソフトウェアの変更をする必要がな
く、従来のシステムとの互換性を保ちながら、高性能が
達成できるところが特徴である。
【0038】具体的には、ホスト/PCIブリッジ装置
15は、プロセッサバス13上のI/OサイクルをPC
Iバス16上のメモリサイクルに変換するサイクル・コ
ンバージョン回路151を備えている。このサイクル・
コンバージョン回路151は、I/Oアドレス空間にマ
ッピングされたI/Oデバイス(IDE)24のI/O
ポート(I/Oアドレス 1F0H)に特別に割り当て
られたメモリアドレス範囲を示す情報を保持するコンフ
ィグレーションレジスタなどを有しており、プロセッサ
バス13上のI/OサイクルでI/Oデバイス24のI
/Oアドレスが指定されると、そのI/OサイクルをP
CIバス16上の32ビットメモリサイクルに変換す
る。この場合、サイクル・コンバージョン回路151内
のデータバッファにI/Oサイクルを蓄積して、可能で
あればメモリバーストサイクルを実行するようにすれば
さらに有効である。ライトサイクルについても、同様の
処理(バイトマージしてから可能ならバースト化してP
CIバスへ出す)を行う。
【0039】以上のように、図3においては、ブリッジ
装置15が、CPU11によって実行される特定のI/
OサイクルをPCIバス16上のメモリサイクルに変換
して、バースト転送を行う。よって、システムBIOS
の変更などを行うことなく、I/Oアクセス処理にバー
スト転送を利用することが可能となる。
【0040】次に、図4を参照して、この発明の第3実
施形態に係るシステム構成を説明する。ここでは、PC
Iブリッジが、特定のI/Oアクセスに対して、PCI
バスまたはサイドバンドのバス上で、I/Oサイクルの
まま、バースト転送を行う。
【0041】具体的には、ホスト/PCIブリッジ装置
15は、CPU11がI/Oデバイス24をアクセスす
るためにプロセッサバス13上で連続して実行するI/
Oサイクルをデータバッファ152に蓄積し、I/Oデ
バイス24のI/Oアドレス値を指定するアドレスフェ
ーズとそれに後続する複数のデータフェーズとを含むI
/OバーストサイクルをPCIバス16上に伝達する。
また、PCI/ISAブリッジ22は、PCIバス16
上に伝達されるI/Oバーストサイクルをデータバッフ
ァ222に蓄積し、それをI/Oデバイス24が接続さ
れているISAバス23上の複数の連続したI/Oサイ
クルに変換する。これら2つのブリッジ装置間において
は、I/Oバーストサイクルにおけるアドレスの扱い方
が予め決められており、アドレスをインクリメントする
かしないか等を両者の取り決めにより選択することがで
きる。また、I/Oバースト転送は、PCIバス16上
ではなく、図5に示されているように、ブリッジ装置間
に設けられたサイドバンドバス30上で行うこともでき
る。
【0042】この様に、第3の実施形態においては、2
つのブリッジ装置間のローカルルールなどにより、特定
のI/Oアクセスに対して、PCIバスまたはサイドバ
ンドバス上で、I/Oサイクルのままバースト転送が行
われる。よって、この場合にも、システムBIOSの変
更などを行うことなく、I/Oアクセス処理にバースト
転送を利用することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、システムBIOSによるI/Oデバイスのメモリマ
ップやブリッジ装置によるサイクル変換処理等により、
CPUまたは他のバスマスタからPCIバス経由で行わ
れる既存のI/OマップされたI/Oデバイスに対する
アクセス処理の高速化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のコンピュータシステムに設け
られたシステムBIOSによるインターフェースを説明
するための図。
【図3】この発明の第2の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図4】この発明の第3の実施形態に係るコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図5】同第3実施形態の他のシステム構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
11…CPU、12…システムメモリ、13…プロセッ
サバス、14…メモリバス、15…ホスト/PCIブリ
ッジ装置、16…PCIバス、17…ディスプレイコン
トローラ、18…ビデオメモリ、22…PCI/ISA
ブリッジ装置、23…ISAバス、24…I/Oデバイ
ス、25…BIOS ROM。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCIバスシステムアーキテクチャを採
    用したコンピュータシステムにおいて、 前記システムのI/Oアドレス空間に割り当てられた所
    定のI/Oデバイスを前記システムのメモリアドレス空
    間に割り当て、前記PCIバス上で前記I/Oデバイス
    のメモリアドレス値を指定するアドレスフェーズとそれ
    に後続する1以上のデータフェーズとを含むメモリバー
    ストサイクルが実行されるように、前記I/Oデバイス
    に対するI/Oアクセス要求に対してメモリサイクルを
    発生する手段と、 前記PCIバスと前記I/Oデバイスとの間に設けら
    れ、前記メモリバーストサイクルのアドレスフェーズで
    前記I/Oデバイスに割り当てられたメモリアドレス値
    が指定されたとき、そのメモリバーストサイクルを前記
    I/OデバイスをアクセスするためのI/Oサイクルに
    変換する手段とを具備することを特徴とするコンピュー
    タシステム。
  2. 【請求項2】 前記I/Oアクセス要求に応答して前記
    メモリサイクルを開始する手段は、前記I/Oデバイス
    を制御するデバイスドライバプログラムを含み、 このデバイスドライバプログラムは、 オペレーティングシステムまたはアプリケーションプロ
    グラムからの前記I/Oデバイスに対するアクセス要求
    に応答して、前記コンピュータシステムのCPUに前記
    メモリサイクルを実行させることを特徴とする請求項1
    記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 CPUと、 このCPUのプロセッサバスとPCIバス間を繋ぐ第1
    のブリッジ装置であって、前記CPUが所定のI/Oデ
    バイスをアクセスするために前記プロセッサバス上で実
    行するI/Oサイクルを、前記PCIバス上のメモリサ
    イクルに変換する第1のバスサイクル変換手段を含む第
    1のブリッジ装置と、 前記PCIバスと前記所定のI/Oデバイスが接続され
    たバス間を繋ぐ第2のブリッジ装置であって、前記第1
    のバスサイクル変換手段によって変換され前記PCIバ
    ス上に伝達されるメモリサイクルを、前記I/Oデバイ
    スが接続されている前記バス上のI/Oサイクルに変換
    する第2のバスサイクル変換手段を含む第2のブリッジ
    装置とを具備することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第1のブリッジ装置は、前記プロセ
    ッサバスと前記PCIバス間で転送される転送データを
    一時的に保持するデータバッファを具備し、 前記第1のバスサイクル変換手段は、前記データバッフ
    ァを利用して、前記プロセッサバス上で実行されるI/
    Oサイクルを、それよりもデータ転送幅の広いメモリサ
    イクルに変換することを特徴とする請求項3記載のコン
    ピュータシステム。
  5. 【請求項5】 CPUと、 このCPUのプロセッサバスとPCIバス間を繋ぐ第1
    のブリッジ装置であって、前記CPUが所定のI/Oデ
    バイスをアクセスするために前記プロセッサバス上で連
    続して実行するI/Oサイクルを、前記I/Oデバイス
    のアクセスのために用意された所定のメモリアドレス値
    を指定するアドレスフェーズとそれに後続する複数のデ
    ータフェーズとを含むメモリバーストサイクルに変換し
    て前記PCIバス上に伝達する第1のバスサイクル変換
    手段を含む第1のブリッジ装置と、 前記PCIバスと前記所定のI/Oデバイスが接続され
    たバス間を繋ぐ第2のブリッジ装置であって、前記第1
    のバスサイクル変換手段によって前記PCIバス上に伝
    達されるメモリバーストサイクルを、前記I/Oデバイ
    スが接続されている前記バス上の複数の連続したI/O
    サイクルに変換する第2のバスサイクル変換手段を含む
    第2のブリッジ装置とを具備することを特徴とするコン
    ピュータシステム。
  6. 【請求項6】 CPUと、 このCPUのプロセッサバスとPCIバス間を繋ぐ第1
    のブリッジ装置と、 前記PCIバスと所定のI/Oデバイスが接続されたバ
    ス間を繋ぐ第2のブリッジ装置とを具備し、 前記第1のブリッジ装置は、 前記CPUが前記I/Oデバイスをアクセスするために
    前記プロセッサバス上で連続して実行するI/Oサイク
    ルを、前記I/OデバイスのI/Oアドレス値を指定す
    るアドレスフェーズとそれに後続する複数のデータフェ
    ーズとを含むI/Oバーストサイクルに変換して前記P
    CIバス上、または前記第1および第2のブリッジ装置
    間に設けられたサイドバンドバス上に伝達する第1のバ
    スサイクル変換手段を含み、 前記第2のブリッジ装置は、 前記第1のバスサイクル変換手段によって前記PCIバ
    スまたは前記サイドバンドバス上に伝達されるI/Oバ
    ーストサイクルを、前記I/Oデバイスが接続されてい
    るバス上の複数の連続したI/Oサイクルに変換する第
    2のバスサイクル変換手段を含むことを特徴とするコン
    ピュータシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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