JPH09133868A - 正立光学系 - Google Patents

正立光学系

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JPH09133868A
JPH09133868A JP28896595A JP28896595A JPH09133868A JP H09133868 A JPH09133868 A JP H09133868A JP 28896595 A JP28896595 A JP 28896595A JP 28896595 A JP28896595 A JP 28896595A JP H09133868 A JPH09133868 A JP H09133868A
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JP
Japan
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optical axis
reflecting surface
angle
line
reflecting
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JP28896595A
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English (en)
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Kazuyuki Iwasa
和行 岩佐
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトの自由度が高い正立光学系を提供
する。 【解決手段】 対物レンズ群を構成する第1レンズ1,
第2レンズ2,第3レンズ3と、第1種のポロプリズム
を構成する第1プリズム4および第2プリズム5と、接
眼レンズ6とを有してなり、上記第1プリズム4の第1
反射面R1から第2反射面R2へ向かう光線の光軸方向
と上記第2プリズム5の第3反射面R3から第4反射面
へ向かう光線の光軸方向とがねじれの関係にある実像式
ファインダの正立光学系において、入射光軸7を含み上
記第3反射面R3と第4反射面の交線に平行な面が上記
第1反射面R1および第2反射面R2と交差する際の各
交線の角度をα1 とし、上記第3反射面R3と第4反射
面の交線を上記平行な面に投影した際の入射光軸7との
角度をβ1 と規定した場合に、α1 =β1 ≠90度の関
係を有している正立光学系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正立光学系、より
詳しくは、カメラの実像式ファインダ等に用いられる正
立光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの実像式ファインダ等に用いられ
る正立光学系は、従来より種々のものが知られており、
例えばカメラ技術ハンドブック(写真工業臨時増刊 昭
和54年7月15日発行 写真工業出版社)(以下、ハ
ンドブックという)にはその例が各種記載されている。
【0003】上記ハンドブックの第80頁の図13に
は、撮影レンズとは別に対物レンズを設けて、この対物
レンズにより視野枠の上に倒立実像を結び、さらにこの
倒立実像を正立系たるポロプリズムを用いて正立正像に
し、接眼レンズで拡大して見る実像式ファインダが示さ
れていて、上記ポロプリズムは、3つの直角プリズムを
組み合わせて構成された第2種のポロプリズムでなり、
第1反射面と第4反射面のなす角度が90度で、かつ第
2反射面と第3反射面のなす角度が90度であるように
構成されている(以下、従来例1という)。
【0004】また、同ハンドブックの第80頁の図14
には、2つの直角プリズムを互いに向き合わせてかつ9
0度回転させて組み合わせた第1種のポロプリズムが示
されており、第1反射面と第2反射面のなす角度が90
度で、かつ第3反射面と第4反射面のなす角度が90度
であるように構成されている(以下、従来例2とい
う)。この従来例2によれば、入射面と出射面がほぼ同
一面となるために、上記従来例1のポロプリズムやある
いはダハプリズムで構成された光学系に比して、対物側
から接眼側に至る方向の全長が短くなるというメリット
がある。
【0005】さらに、同ハンドブックの第81頁の図1
6や図17には、ポロプリズムを使用する代りにダハプ
リズムを用いたものが示されていて、該図16は単独フ
ァインダに、同図17は直視型双眼鏡に用いられるもの
である。
【0006】また、上述のようなプリズムを用いる代り
に、ミラーを用いて反射面を構成したものも知られてい
る。
【0007】ここで、上記従来例2に示したような第1
種のポロプリズムを用いた実像式ファインダの正立光学
系の具体的な例について、図9から図12を参照して説
明する。
【0008】この実像式ファインダの正立光学系は、被
写体からの光線を入射光軸7に沿って入射して、対物レ
ンズ群を構成する第1レンズ1,第2レンズ2,第3レ
ンズ3を介して第1プリズム54に入射する。
【0009】この第1プリズム54は、上記対物レンズ
群のパワーの一部を担うレンズ面でなる入射面から光線
が入り、第1反射面で略上方に反射した後に、第2反射
面で略前方となる被写体側に反射して出射面から射出す
る。このとき、被写体像が、該第1プリズム54と第2
プリズム55の間に結像するようになっている。
【0010】続いて、第2プリズム55は、レンズ面で
なる入射面から上記結像した被写体像を入射し、第3反
射面で略側方に反射した後に、第4反射面で後方に反射
して出射光軸8に沿って出射面から射出する。そして、
この射出光が接眼レンズ6により拡大して観察されるよ
うになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例2のポロプリズムを用いた正立光学系では、入射光
軸と出射光軸が縦および横の両方向に所定の関係を保っ
た状態でずれるものとなっていて、レイアウト上の制約
が大きくなってしまい全体を小型化するのが困難であっ
た。
【0012】つまり、上記図9から図12を参照して説
明したような従来例2の正立光学系では、中心光軸が第
2反射面と交わる高さと出射光軸8の高さが等しくなる
ように構成されているために、縦方向のレイアウトの自
由度が高いものとはいえず、さらに、中心光軸が第3反
射面と交わる位置と入射光軸7の位置も平面図上では等
しくなるように構成されているために、水平方向のレイ
アウトの自由度も高いものとはいえなかった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、レイアウトの自由度が高い正立光学系を提供する
ことを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による本発明の正立光学系は、入射光を
順次反射する4つの反射面を有し第1反射面から第2反
射面へ向かう光線の光軸方向と第3反射面から第4反射
面へ向かう光線の光軸方向とがねじれの関係にある正立
光学系において、入射光軸を含み上記第3および第4反
射面との交線L1と平行な面M1が上記第1および第2
反射面と交差する際の各交線の角度をα1とし交線L1
を面M1に投影した際の入射光軸との角度をβ1とする
か、もしくは出射光軸を含み上記第1および第2反射面
との交線L2と平行な面M2が上記第3および第4反射
面と交差する際の各交線の角度をα2とし交線L2を面
M2に投影した際の出射光軸との角度をβ2と規定した
場合に、α1=β1≠90度またはα2=β2≠90度
の関係を有しているものである。
【0015】また、請求項2による本発明の正立光学系
は、入射光を順次反射する4つの反射面を有し第1反射
面から第2反射面へ向かう光線の光軸方向と第3反射面
から第4反射面へ向かう光線の光軸方向とがねじれの関
係にある正立光学系において、入射光軸を含み上記第3
および第4反射面との交線L1と平行な面M1が上記第
1および第2反射面と交差する際の各交線の角度をα1
とし交線L1を面M1に投影した際の入射光軸との角度
をβ1とするか、もしくは出射光軸を含み上記第1およ
び第2反射面との交線L2と平行な面M2が上記第3お
よび第4反射面と交差する際の各交線の角度をα2とし
交線L2を面M2に投影した際の出射光軸との角度をβ
2と規定した場合に、α1とβ1の少なくとも一方は9
0度ではなく、またはα2とβ2の少なくとも一方は9
0度ではない関係を有しているものである。
【0016】さらに、請求項3による本発明の正立光学
系は、α1とβ1またはα2とβ2は略等しい請求項2
に記載のものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図4は本発明の第1の実
施形態を示したものであり、図1は実像式ファインダの
正立光学系を示す平面図、図2は実像式ファインダの正
立光学系を示す側面図、図3は実像式ファインダの正立
光学系を示す正面図、図4は実像式ファインダの正立光
学系を示す斜視図である。
【0018】この実像式ファインダの正立光学系は、対
物レンズ群を構成する第1レンズ1,第2レンズ2,第
3レンズ3と、第1種のポロプリズムを構成する第1プ
リズム4および第2プリズム5と、接眼レンズ6とを有
してなる。
【0019】入射光軸7に沿った被写体からの光線は、
上記第1レンズ1,第2レンズ2,第3レンズ3を介し
て第1プリズム4に入射する。
【0020】この第1プリズム4は、上記対物レンズ群
のパワーの一部を担うレンズ面でなる入射面から光線が
入り、第1反射面R1で略上方に反射した後に、第2反
射面R2で略前方となる被写体側に反射して出射面から
射出する。このとき、被写体像が、該第1プリズム4と
第2プリズム5の間に結像するようになっている。
【0021】続いて、第2プリズム5は、レンズ面でな
る入射面から上記結像した被写体像を入射し、第3反射
面R3で略側方に反射した後に、第4反射面R4で後方
に反射して出射光軸8に沿って出射面から射出する。そ
して、この射出光が接眼レンズ6により拡大して観察さ
れるようになっている。
【0022】このとき、第1プリズム4は、その第1反
射面R1と第2反射面R2が互いに角度α1 をなして交
差するように形成され、また、第2プリズム5は、その
第3反射面R3と第4反射面R4の交線が、入射光軸7
に対して角度β1 をなすように配設されている。
【0023】より詳しくは、入射光軸7を含み上記第3
反射面R3と第4反射面R4の交線に平行な面が上記第
1反射面R1および第2反射面R2と交差する際の各交
線の角度がα1 をなし、上記第3反射面R3と第4反射
面R4の交線を上記平行な面に投影した線と入射光軸7
との角度がβ1 をなすように構成されている。
【0024】上述のような構成において、第1反射面R
1と第2反射面R2のなす角度がα1 度であるために、
入射光軸7に対して、第2反射面で略前方側に反射され
た光線は、2×(90−α1 )度だけ傾いている。
【0025】また、第3反射面R3と第4反射面R4の
交線が入射光軸7に対して角度β1をなすために、側面
図である図2上における出射光軸8の角度は、2×(9
0−α1 )−2×(90−β1 )度となって、角度α1
と角度β1 が等しいときは入射光軸7と出射光軸8は平
行になる。
【0026】従来の正立光学系では、中心光軸が第2反
射面と交わる高さと、出射光軸8の高さは等しくなるよ
うに構成されていたが、本実施形態では、これをずらし
て配置することができるために、レイアウトの自由度が
高くなる。
【0027】そこでこのレイアウトの自由度を利用し
て、本実施形態においては、α1 =β1 <90となるよ
うにすることで、従来例を示す上記図10と本実施形態
の図2を比較すればわかるように、光学系の上下方向へ
の小型化を達成している。
【0028】なお、上記角度α1 と角度β1 は等しいこ
とが望ましいが、入射光軸と出射光軸が平行でなくても
よい場合は等しくする必要はない。
【0029】また、上述では第1反射面と第2反射面を
一体に備えたプリズムと、第3反射面と第4反射面を一
体に備えたプリズムとを有して光学系を構成したが、光
学設計に応じて、他の組み合わせのものを採用してもよ
い。さらに、反射面もプリズムに限るものではなく、例
えばミラーを用いて構成してもよい。
【0030】このような第1の実施形態によれば、反射
面同士のなす角度を巧妙に組み合わせることで、実像式
ファインダの正立光学系における縦方向のレイアウトの
自由度を大きくすることができる。
【0031】図5から図8は本発明の第2の実施形態を
示したものであり、図5は実像式ファインダの正立光学
系を示す平面図、図6は実像式ファインダの正立光学系
を示す側面図、図7は実像式ファインダの正立光学系を
示す正面図、図8は実像式ファインダの正立光学系を示
す斜視図である。
【0032】この第2の実施形態において、上述の第1
の実施形態と同様である部分については同一の符号を付
して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明
する。
【0033】この実像式ファインダの正立光学系は、対
物レンズ群を構成する第1レンズ1,第2レンズ2,第
3レンズ3と、第1種のポロプリズムを構成する第1プ
リズム14および第2プリズム15と、接眼レンズ6と
を有してなる。
【0034】入射光軸7に沿った被写体からの光線は、
上記第1レンズ1,第2レンズ2,第3レンズ3を介し
て第1プリズム14に入射する。
【0035】この第1プリズム14は、上記対物レンズ
群のパワーの一部を担うレンズ面でなる入射面から光線
が入り、第1反射面R14で略上方に反射した後に、第
2反射面R13で略前方となる被写体側に反射して出射
面から射出する。このとき、被写体像が、該第1プリズ
ム14と第2プリズム15の間に結像するようになって
いる。
【0036】続いて、第2プリズム15は、レンズ面で
なる入射面から上記結像した被写体像を入射し、第3反
射面R12で略側方に反射した後に、第4反射面R11
で後方に反射して出射光軸8に沿って出射面から射出す
る。そして、この射出光が接眼レンズ6により拡大して
観察されるようになっている。
【0037】このとき、第1プリズム14は、その第1
反射面R14と第2反射面R13の交線が出射光軸8に
対して角度β2 をなすように配設され、また、第2プリ
ズム15は、その第3反射面R12と第4反射面R11
が互いに角度α2 をなして交差するように形成されてい
る。
【0038】より詳しくは、出射光軸8を含み上記第1
反射面R14と第2反射面R13の交線に平行な面が上
記第3反射面R12および第4反射面R11と交差する
際の各交線の角度がα2 をなし、上記第1反射面R14
と第2反射面R13の交線を上記平行な面に投影した線
と出射光軸8との角度がβ2 をなすように構成されてい
る。
【0039】ここで、接眼側から対物側に向かって、光
線を逆にたどって説明する。
【0040】上述のような構成において、第4反射面R
11と第3反射面R12のなす角度がα2 であるため
に、出射光軸8に対して、第3反射面R12で反射され
た光線は、2×(90−α2 )度だけ傾いている。
【0041】また、第2反射面R13と第1反射面R1
4の交線が出射光軸8に対して角度β2 をなすために、
平面図である図5上における入射光軸7の角度は、2×
(90−α2 )−2×(90−β2 )度となって、角度
α2 と角度β2 が等しいときは出射光軸8と入射光軸7
は平行になる。
【0042】従来の正立光学系では、中心光軸が第3反
射面と交わる位置と、入射光軸7の位置は平面図上では
等しくなるように構成されていたが、本実施形態では、
これをずらして配置することができるために、レイアウ
トの自由度が高くなる。
【0043】なお、この第2の実施形態においても上述
の第1の実施形態と同様に、角度α2 と角度β2 は等し
いことが望ましいが、入射光軸と出射光軸が平行でなく
てもよい場合は等しくする必要はない。
【0044】また、上述では第4反射面と第3反射面を
一体に備えたプリズムと、第2反射面と第1反射面を一
体に備えたプリズムとを有して光学系を構成したが、光
学設計に応じて、他の組み合わせのものを採用してもよ
い。さらに、反射面もプリズムに限るものではなく、例
えばミラーを用いて構成してもよい。
【0045】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏するとともに、
反射面同士のなす角度を巧妙に組み合わせることで、実
像式ファインダの正立光学系における横方向のレイアウ
トの自由度を大きくすることができる。
【0046】なお、上記第1の実施形態においては光軸
を縦方向にずらす構成とし、また、この第2の実施形態
では光軸を横方向にずらす構成としたが、これらを適宜
組み合わせることにより、光軸を縦方向および横方向に
ずらして、よりレイアウトの自由度を高めることも可能
である。
【0047】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施態様によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0048】(1) 第1種ポロプリズムを有する正立
光学系において、入射光軸を含み第3および第4反射面
との交線L1と平行な面M1が上記第1および第2反射
面と交差する際の各交線の角度をα1とし、交線L1を
面M1に投影した際の入射光軸との角度をβ1とする
か、もしくは出射光軸を含み第1および第2反射面との
交線L2と平行な面M2が上記第3および第4反射面と
交差する際の各交線の角度をα2とし、交線L2を面M
2に投影した際の出射光軸との角度をβ2と規定した場
合に、α1とβ1の少なくとも一方は90度ではなく、
またはα2とβ2の少なくとも一方は90度ではなく、
かつα1とβ1またはα2とβ2の関係はそれぞれ略等
しい角度であることを特徴とする正立光学系。
【0049】(2) 入射光軸は順に第1から第4の4
枚の反射面で反射されて出射光軸となり、かつ第1,第
2反射面のなす角がほぼ90度であり、第3,第4反射
面のなす角がほぼ90度であり、さらに第1,第2反射
面の交線を入射光軸もしくは出射光軸と垂直な面に投影
した線と、第3,第4反射面の交線を上記入射光軸もし
くは出射光軸と垂直な面に投影した線のなす角がほぼ9
0度である正立光学系において、入射光軸を含み第3,
第4反射面の交線に平行な面と第1,第2反射面とのそ
れぞれの交線のなす角をαとし、第3,第4反射面の交
線を入射光軸を含み第3,第4反射面の交線に平行な面
に投影した線と入射光軸のなす角をβとしたときに、α
とβの少なくとも一方は90度ではなく、かつαとβは
ほぼ等しいことを特徴とする正立光学系。
【0050】(3) 入射光軸は順に第1から第4の4
枚の反射面で反射されて出射光軸となり、かつ第1,第
2反射面のなす角がほぼ90度であり、第3,第4反射
面のなす角がほぼ90度であり、さらに第1,第2反射
面の交線を入射光軸もしくは出射光軸と垂直な面に投影
した線と、第3,第4反射面の交線を上記入射光軸もし
くは出射光軸と垂直な面に投影した線のなす角がほぼ9
0度である正立光学系において、出射光軸を含み第1,
第2反射面の交線に平行な面と第3,第4反射面とのそ
れぞれの交線のなす角をγとし、第1,第2反射面の交
線を出射光軸を含み第1,第2反射面の交線に平行な面
に投影した線と出射光軸のなす角をεとしたときに、γ
とεの少なくとも一方は90度ではなく、かつγとεは
ほぼ等しいことを特徴とする正立光学系。
【0051】(4) 入射光軸は順に第1から第4の4
枚の反射面で反射されて出射光軸となり、かつ第1,第
2反射面のなす角がほぼ90度であり、第3,第4反射
面のなす角がほぼ90度であり、さらに第1,第2反射
面の交線を入射光軸もしくは出射光軸と垂直な面に投影
した線と、第3,第4反射面の交線を上記入射光軸もし
くは出射光軸と垂直な面に投影した線のなす角がほぼ9
0度である正立光学系において、入射光軸を含み第3,
第4反射面の交線に平行な面と第1,第2反射面とのそ
れぞれの交線のなす角をαとし、第3,第4反射面の交
線を入射光軸を含み第3,第4反射面の交線に平行な面
に投影した線と入射光軸のなす角をβとしたときに、α
とβの少なくとも一方は90度ではなく、かつαとβは
ほぼ等しく、出射光軸を含み第1,第2反射面の交線に
平行な面と第3,第4反射面とのそれぞれの交線のなす
角をγとし、第1,第2反射面の交線を出射光軸を含み
第1,第2反射面の交線に平行な面に投影した線と出射
光軸のなす角をεとしたときに、γとεの少なくとも一
方は90度ではなく、かつγとεはほぼ等しいことを特
徴とする正立光学系。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の正立光学系
によれば、レイアウトの自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の実像式ファインダの
正立光学系を示す平面図。
【図2】上記第1の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す側面図。
【図3】上記第1の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す正面図。
【図4】上記第1の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す斜視図。
【図5】本発明の第2の実施形態の実像式ファインダの
正立光学系を示す平面図。
【図6】上記第2の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す側面図。
【図7】上記第2の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す正面図。
【図8】上記第2の実施形態の実像式ファインダの正立
光学系を示す斜視図。
【図9】従来の実像式ファインダの正立光学系を示す平
面図。
【図10】従来の実像式ファインダの正立光学系を示す
側面図。
【図11】従来の実像式ファインダの正立光学系を示す
正面図。
【図12】従来の実像式ファインダの正立光学系を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…第1レンズ 2…第2レンズ 3…第3レンズ 4,14…第1プリズム 5,15…第2プリズム 6…接眼レンズ 7…入射光軸 8…出射光軸 R1,R14…第1反射面 R2,R13…第2反射面 R3,R12…第3反射面 R4,R11…第4反射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を順次反射する4つの反射面を有
    し、第1反射面から第2反射面へ向かう光線の光軸方向
    と第3反射面から第4反射面へ向かう光線の光軸方向と
    がねじれの関係にある正立光学系において、 入射光軸を含み上記第3および第4反射面との交線L1
    と平行な面M1が上記第1および第2反射面と交差する
    際の各交線の角度をα1とし、交線L1を面M1に投影
    した際の入射光軸との角度をβ1とするか、もしくは出
    射光軸を含み上記第1および第2反射面との交線L2と
    平行な面M2が上記第3および第4反射面と交差する際
    の各交線の角度をα2とし、交線L2を面M2に投影し
    た際の出射光軸との角度をβ2と規定した場合に、 α1=β1≠90度、またはα2=β2≠90度の関係
    を有していることを特徴とする正立光学系。
  2. 【請求項2】 入射光を順次反射する4つの反射面を有
    し、第1反射面から第2反射面へ向かう光線の光軸方向
    と第3反射面から第4反射面へ向かう光線の光軸方向と
    がねじれの関係にある正立光学系において、 入射光軸を含み上記第3および第4反射面との交線L1
    と平行な面M1が上記第1および第2反射面と交差する
    際の各交線の角度をα1とし、交線L1を面M1に投影
    した際の入射光軸との角度をβ1とするか、もしくは出
    射光軸を含み上記第1および第2反射面との交線L2と
    平行な面M2が上記第3および第4反射面と交差する際
    の各交線の角度をα2とし、交線L2を面M2に投影し
    た際の出射光軸との角度をβ2と規定した場合に、 α1とβ1の少なくとも一方は90度ではなく、または
    α2とβ2の少なくとも一方は90度ではない関係を有
    していることを特徴とする正立光学系。
  3. 【請求項3】 α1とβ1、またはα2とβ2は略等し
    いことを特徴とする請求項2に記載の正立光学系。
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