JPH09133828A - ファイバと平面導波管との結合を備える物およびその物の製造方法 - Google Patents
ファイバと平面導波管との結合を備える物およびその物の製造方法Info
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- JPH09133828A JPH09133828A JP8229665A JP22966596A JPH09133828A JP H09133828 A JPH09133828 A JP H09133828A JP 8229665 A JP8229665 A JP 8229665A JP 22966596 A JP22966596 A JP 22966596A JP H09133828 A JPH09133828 A JP H09133828A
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- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ファイバを平面導波管に結合する装置、およ
び同じ製造プロセス中に、1枚のマスクで導波管の芯と
ファイバのV字溝との両方を形成し、横方向に整列する
このような装置を製造する方法。 【解決手段】 装置は、最初に従来の方法でシリコン・
ウェーハ基板上またはその内部に下部クラッド層を形成
し、次に2つの表面の差が最小になるよう芯ガラス層を
その上に均一に付着させて製造する。芯ガラス層のパタ
ーン成形に、横方向に整列した導波管とV字溝との部分
を有する1枚のマスクを使用し、導波管の芯を形成し
て、V字溝の位置を規定する。従来のエッチング技術を
用いてV字溝を完全に形成する。上部クラッドを導波管
の芯の上に形成し、結合する光ファイバによりよく対応
するため、V字溝と導波管の芯との間を部分的にソー・
カットする。
び同じ製造プロセス中に、1枚のマスクで導波管の芯と
ファイバのV字溝との両方を形成し、横方向に整列する
このような装置を製造する方法。 【解決手段】 装置は、最初に従来の方法でシリコン・
ウェーハ基板上またはその内部に下部クラッド層を形成
し、次に2つの表面の差が最小になるよう芯ガラス層を
その上に均一に付着させて製造する。芯ガラス層のパタ
ーン成形に、横方向に整列した導波管とV字溝との部分
を有する1枚のマスクを使用し、導波管の芯を形成し
て、V字溝の位置を規定する。従来のエッチング技術を
用いてV字溝を完全に形成する。上部クラッドを導波管
の芯の上に形成し、結合する光ファイバによりよく対応
するため、V字溝と導波管の芯との間を部分的にソー・
カットする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光パワーを結合す
る装置に関する。特に、本発明はファイバと同一平面の
導波管とを結合する装置とそのような装置の製造方法と
に関する。
る装置に関する。特に、本発明はファイバと同一平面の
導波管とを結合する装置とそのような装置の製造方法と
に関する。
【0002】
【従来の技術】光学構成部品は、能動的部品も受動的部
品も従来、光ファイバ技術または微小光学技術を利用し
て製造されてきた。このような能動的構成部品には、増
幅器、レーザ、交換器、変調器などがある。このような
受動的構成部品には、波長分割多重装置(WDM)、デ
マルチプレクサ、干渉計、フィルタ、カプラ、スプリッ
タ、結合器などがある。構成要素は手製であることが多
く、したがって製造費が高い。これらの光学構成要素を
低い費用の大量生産の環境で製造しようと、シリコン集
積回路産業でシリコン系の集積回路構成要素の製造に利
用されているのと同様の生産方法を適用した。このよう
な適用技術を、シリカ・シリコン集積光テクノロジーと
呼ぶことがある。
品も従来、光ファイバ技術または微小光学技術を利用し
て製造されてきた。このような能動的構成部品には、増
幅器、レーザ、交換器、変調器などがある。このような
受動的構成部品には、波長分割多重装置(WDM)、デ
マルチプレクサ、干渉計、フィルタ、カプラ、スプリッ
タ、結合器などがある。構成要素は手製であることが多
く、したがって製造費が高い。これらの光学構成要素を
低い費用の大量生産の環境で製造しようと、シリコン集
積回路産業でシリコン系の集積回路構成要素の製造に利
用されているのと同様の生産方法を適用した。このよう
な適用技術を、シリカ・シリコン集積光テクノロジーと
呼ぶことがある。
【0003】このテクノロジーでは、適切な屈折率を有
するガラスのフィルムをシリコン基板上に付着させ、フ
ィルムでパターンを成形して平面導波管を形成する。平
面導波管を使用すると、光ファイバ技術を用いて製造し
た装置の性能に匹敵する受動的光装置であることが実証
されている。しかし、平面光装置はなお、通信網に使用
するためには光ファイバと結合しなければならない。
するガラスのフィルムをシリコン基板上に付着させ、フ
ィルムでパターンを成形して平面導波管を形成する。平
面導波管を使用すると、光ファイバ技術を用いて製造し
た装置の性能に匹敵する受動的光装置であることが実証
されている。しかし、平面光装置はなお、通信網に使用
するためには光ファイバと結合しなければならない。
【0004】光ファイバを平面光回路に配置し、取り付
けるには、シリコンのV字溝を使用することが多い。こ
れは、ファイバの位置を適切に調整することができ、熱
膨張率がシリコンに影響しないからである。以前に、V
字溝を平面導波管と同じシリコン基板にエッチングして
光ファイバを平面導波管に結合する方法が開示されてい
る。
けるには、シリコンのV字溝を使用することが多い。こ
れは、ファイバの位置を適切に調整することができ、熱
膨張率がシリコンに影響しないからである。以前に、V
字溝を平面導波管と同じシリコン基板にエッチングして
光ファイバを平面導波管に結合する方法が開示されてい
る。
【0005】特に、V字溝と導波管とを同じ基板上に集
積するには、第1マスクとKOH/イソプロピル・アルコー
ル(IPA)系のエッチング液を使用してシリコン基板上に
正確に規定したV字溝を形成し、第2マスクと反応性イ
オン・エッチング(RIE)技術を使用して、プラズマ
化学蒸着(PECVD)で蒸着させた層にチャネル式導
波管を規定した。屈折率は、フッ素を添加して屈折率を
下げるか、燐を添加して屈折率を上げることによって調
節した。導波管の端面は、標準のダイシング・ソーで調
整した。
積するには、第1マスクとKOH/イソプロピル・アルコー
ル(IPA)系のエッチング液を使用してシリコン基板上に
正確に規定したV字溝を形成し、第2マスクと反応性イ
オン・エッチング(RIE)技術を使用して、プラズマ
化学蒸着(PECVD)で蒸着させた層にチャネル式導
波管を規定した。屈折率は、フッ素を添加して屈折率を
下げるか、燐を添加して屈折率を上げることによって調
節した。導波管の端面は、標準のダイシング・ソーで調
整した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、同様のシリカ・
シリコン製造方法では、1枚のマスクを使用してシリコ
ン基板内のV字溝を正確に規定し、別のマスクを使用し
て導波管層を形成した。しかし、上述の製造方法は導波
管とV字溝とを形成するのに別個のマスクを使用したの
で、導波管の芯とV字溝内に配置された光ファイバの芯
との整列、特に横方向の整列が不正確になった。
シリコン製造方法では、1枚のマスクを使用してシリコ
ン基板内のV字溝を正確に規定し、別のマスクを使用し
て導波管層を形成した。しかし、上述の製造方法は導波
管とV字溝とを形成するのに別個のマスクを使用したの
で、導波管の芯とV字溝内に配置された光ファイバの芯
との整列、特に横方向の整列が不正確になった。
【0007】シリカ・シリコン・テクノロジーでは、芯
層を比較的厚い(通常15〜25μm)ガラス層の上に
付着させる。このガラス層は下部クラッドと呼ばれ、シ
リコン基板から導波管の芯に伝播する光を光学的に絶縁
する。導波管およびV字溝のパターン化に別個のマスク
を使用するのは、クラッドの頂部と底部のパターンに同
時に焦点を合わせ、クラッドの頂部に導波管を露出さ
せ、クラッドの底部(シリコン・レベル)にV字溝のパ
ターンを露出させるのが困難だからである。このような
大きい表面の差にわたってレジストおよびその他のマス
キング材を露出させることからも、困難が生じる。
層を比較的厚い(通常15〜25μm)ガラス層の上に
付着させる。このガラス層は下部クラッドと呼ばれ、シ
リコン基板から導波管の芯に伝播する光を光学的に絶縁
する。導波管およびV字溝のパターン化に別個のマスク
を使用するのは、クラッドの頂部と底部のパターンに同
時に焦点を合わせ、クラッドの頂部に導波管を露出さ
せ、クラッドの底部(シリコン・レベル)にV字溝のパ
ターンを露出させるのが困難だからである。このような
大きい表面の差にわたってレジストおよびその他のマス
キング材を露出させることからも、困難が生じる。
【0008】このように以前は縦方向の整列が困難であ
ったので、このような製造方法の発達は、導波管とV字
溝との形成に別個のマスクを使用し、導波管とV字溝と
の縦方向の整列の精度を改善する方法に焦点を合わせ
た。
ったので、このような製造方法の発達は、導波管とV字
溝との形成に別個のマスクを使用し、導波管とV字溝と
の縦方向の整列の精度を改善する方法に焦点を合わせ
た。
【0009】現在の方法の縦方向の整列精度を犠牲にせ
ずに、現在の方法の横方向の整列精度を改善して、大量
生産に適したシリカ・シリコン光学構成部品を製造する
ことが求められている。
ずに、現在の方法の横方向の整列精度を改善して、大量
生産に適したシリカ・シリコン光学構成部品を製造する
ことが求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、特許請求の範
囲に規定された通りである。その主要な態様にしたが
い、また概略されているところによると、本発明は整列
精度を改善した光学構成要素の結合方法およびその装置
である。特に本発明は、ファイバと平面導波管との結合
装置、および同じ製造プロセス中に1枚のマスクで、導
波管の芯とV字溝との両方を形成し、縦方向に整列する
ような装置を製造する方法である。装置は、まず従来の
方法でシリコン・ウェーハ基板上またはその中に下部ク
ラッド層を形成し、次に両者の表面の差を最小限に維持
するよう芯ガラス層を均一に付着させることによって製
造される。次に、縦方向に整列した導波管とV字溝との
部分を有する1枚のマスクを使用して芯ガラス層にパタ
ーンを形成し、導波管の芯を形成して、V字溝の位置を
規定する。次に、従来のエッチング技術でV字溝を完全
に形成する。上部クラッドを導波管の芯上に形成し、結
合する光ファイバとの対応をよりよくするため、V字溝
と導波管との間に部分的なソー・カットを作成する。導
波管とV字溝との位置を規定するのに1枚のマスクを使
用するので、その縦方向の整列の精度は容易に確保され
る。また、ウェーハ表面と下部クラッド上面との縦方向
の関係が分かっているか、あるいは従来の方法で判断で
きるので、導波管の芯とV字溝内に配置された光ファイ
バの芯との縦方向の整列が損なわれない。
囲に規定された通りである。その主要な態様にしたが
い、また概略されているところによると、本発明は整列
精度を改善した光学構成要素の結合方法およびその装置
である。特に本発明は、ファイバと平面導波管との結合
装置、および同じ製造プロセス中に1枚のマスクで、導
波管の芯とV字溝との両方を形成し、縦方向に整列する
ような装置を製造する方法である。装置は、まず従来の
方法でシリコン・ウェーハ基板上またはその中に下部ク
ラッド層を形成し、次に両者の表面の差を最小限に維持
するよう芯ガラス層を均一に付着させることによって製
造される。次に、縦方向に整列した導波管とV字溝との
部分を有する1枚のマスクを使用して芯ガラス層にパタ
ーンを形成し、導波管の芯を形成して、V字溝の位置を
規定する。次に、従来のエッチング技術でV字溝を完全
に形成する。上部クラッドを導波管の芯上に形成し、結
合する光ファイバとの対応をよりよくするため、V字溝
と導波管との間に部分的なソー・カットを作成する。導
波管とV字溝との位置を規定するのに1枚のマスクを使
用するので、その縦方向の整列の精度は容易に確保され
る。また、ウェーハ表面と下部クラッド上面との縦方向
の関係が分かっているか、あるいは従来の方法で判断で
きるので、導波管の芯とV字溝内に配置された光ファイ
バの芯との縦方向の整列が損なわれない。
【0011】
【実施例】図面の順序の側面を単純にするため、以下の
説明では同様の構成部品を同じ参照番号で示す。
説明では同様の構成部品を同じ参照番号で示す。
【0012】図1を参照すると、結合配置構成10の1
つの実施例の透視図を示す。ウェーハ基板14の片側の
内部に形成されるのは、クラッド層16、芯または芯層
18および上部クラッド層20で、これがまとめて導波
管(全体として22で示す)を規定する。ウェーハ14
の反対側の内部に形成されるのは、導波管の芯18に対
して所望の横方向および縦方向の位置に光ファイバ26
を保持するような寸法のV字溝24である。光ファイバ
26の位置によりよく対応し、それを導波管の芯18と
整列させるよう、V字溝24と導波管22との間で、ウ
ェーハ14の一部が除去される。
つの実施例の透視図を示す。ウェーハ基板14の片側の
内部に形成されるのは、クラッド層16、芯または芯層
18および上部クラッド層20で、これがまとめて導波
管(全体として22で示す)を規定する。ウェーハ14
の反対側の内部に形成されるのは、導波管の芯18に対
して所望の横方向および縦方向の位置に光ファイバ26
を保持するような寸法のV字溝24である。光ファイバ
26の位置によりよく対応し、それを導波管の芯18と
整列させるよう、V字溝24と導波管22との間で、ウ
ェーハ14の一部が除去される。
【0013】光学結合配置構成では、最大の結合効率を
得るため、光ファイバ26と導波管の芯18とが縦方向
および横方向(水平方向)の両方で整列することが重要
である。以下でさらに詳しく述べるように、縦方向に整
列するとは、導波管の芯18の縦軸とファイバ26の軸
とが、後者をV字溝24内に配置した場合に同じ水平面
になることである。同様に、横方向(水平方向)に整列
するとは、導波管の芯18の縦軸がV字溝24の垂直の
対称面にあることである。
得るため、光ファイバ26と導波管の芯18とが縦方向
および横方向(水平方向)の両方で整列することが重要
である。以下でさらに詳しく述べるように、縦方向に整
列するとは、導波管の芯18の縦軸とファイバ26の軸
とが、後者をV字溝24内に配置した場合に同じ水平面
になることである。同様に、横方向(水平方向)に整列
するとは、導波管の芯18の縦軸がV字溝24の垂直の
対称面にあることである。
【0014】次に図2〜9を参照すると、図1に図示し
た実施例の開始材は、シリコン・ウェーハ基板14また
はその他の適切な材料である。図2に示すように、エッ
チングなど、当技術分野で周知の適切な技術を用いて、
浅いベッド(32で示す)をウェーハ14の上面34内
に形成する。ベッド32はおおむね、垂直壁ではなく傾
斜壁を有するU字チャネルとして形成する。
た実施例の開始材は、シリコン・ウェーハ基板14また
はその他の適切な材料である。図2に示すように、エッ
チングなど、当技術分野で周知の適切な技術を用いて、
浅いベッド(32で示す)をウェーハ14の上面34内
に形成する。ベッド32はおおむね、垂直壁ではなく傾
斜壁を有するU字チャネルとして形成する。
【0015】ベッド32を形成すると、高圧酸化(HIPO
X)、化学蒸着(CVD)、ゾル・ゲル法、スパッタリング、
電子ビーム加熱真空蒸着などの、当技術分野で周知の従
来の方法のいずれかで、ベッド32内に下部クラッド1
6を成長させるか、あるいは蒸着する。通常、下部クラ
ッド16は非添加二酸化シリコン(SiO2)、またはホウ素
(B) 、フッ素(F) 、燐(P) 、ゲルマニウム(Ge)などの元
素を1種類以上添加した二酸化シリコンである。ドーパ
ントの実際の濃度は、熱膨張率、屈折率、安定性、およ
びその他の考慮事項によって決まる。
X)、化学蒸着(CVD)、ゾル・ゲル法、スパッタリング、
電子ビーム加熱真空蒸着などの、当技術分野で周知の従
来の方法のいずれかで、ベッド32内に下部クラッド1
6を成長させるか、あるいは蒸着する。通常、下部クラ
ッド16は非添加二酸化シリコン(SiO2)、またはホウ素
(B) 、フッ素(F) 、燐(P) 、ゲルマニウム(Ge)などの元
素を1種類以上添加した二酸化シリコンである。ドーパ
ントの実際の濃度は、熱膨張率、屈折率、安定性、およ
びその他の考慮事項によって決まる。
【0016】この実施例では、下部クラッド16は単一
のガラス層、または図3に示すように完全にベッド32
を充填する1対のガラス層36、38であることが適切
である。たとえば、典型的な約20〜28mmの厚さを有
するウェーハ14の場合、下部クラッド36は約10〜
20ミクロンの厚さを有する二酸化シリコン、上層38
は約5〜10ミクロンの厚さを有し2%の燐を添加した
二酸化シリコンであってよい。
のガラス層、または図3に示すように完全にベッド32
を充填する1対のガラス層36、38であることが適切
である。たとえば、典型的な約20〜28mmの厚さを有
するウェーハ14の場合、下部クラッド36は約10〜
20ミクロンの厚さを有する二酸化シリコン、上層38
は約5〜10ミクロンの厚さを有し2%の燐を添加した
二酸化シリコンであってよい。
【0017】下部クラッドは、ウェーハ14上に形成さ
れると、下部クラッドの上面44がウェーハ14の上面
34と同一平面上になるよう、図3に図示したように研
磨される。同一平面上とは、表面34と表面44との間
の段差が所与の配置構成で許容される公差内である、と
いう意味である。この実施例の場合、および大半の結合
配置構成では、許容公差は5ミクロン以内である。した
がって、本明細書では「同一平面上」とはこの許容公差
内と理解される。
れると、下部クラッドの上面44がウェーハ14の上面
34と同一平面上になるよう、図3に図示したように研
磨される。同一平面上とは、表面34と表面44との間
の段差が所与の配置構成で許容される公差内である、と
いう意味である。この実施例の場合、および大半の結合
配置構成では、許容公差は5ミクロン以内である。した
がって、本明細書では「同一平面上」とはこの許容公差
内と理解される。
【0018】ここで述べた同一平面化のステップによっ
て、その後に形成される導波管とV字溝とが、そのパタ
ーンを規定するのに利用するリソグラフィー・システム
で同時に焦点が合うことが保証されなければならない。
前述したように、この段差は約5ミクロン以下でなけれ
ばならない。ファイバと導波管の縦方向の整列の観点か
ら、表面34と44との段差は、以下で詳述するよう
に、その後のV字溝24の形成中に、その幅を調節する
ことによって縦方向に補正される。
て、その後に形成される導波管とV字溝とが、そのパタ
ーンを規定するのに利用するリソグラフィー・システム
で同時に焦点が合うことが保証されなければならない。
前述したように、この段差は約5ミクロン以下でなけれ
ばならない。ファイバと導波管の縦方向の整列の観点か
ら、表面34と44との段差は、以下で詳述するよう
に、その後のV字溝24の形成中に、その幅を調節する
ことによって縦方向に補正される。
【0019】あるいは、同一平面化のステップは、ガラ
ス層をベッド32内以外にウェーハ14の上面34上に
も付着させた後に実行する。つまり、ウェーハ14の上
面34およびベッド32から、この2つの面が同一平面
になるまでエッチングでガラスを除去する。この方法で
は、ウェーハ14の上面34を最初にエッチングし、次
に必要に応じて、ベッド32内のガラスを、上面44が
ウェーハ14の上面34と同一平面になる点までエッチ
ングする。
ス層をベッド32内以外にウェーハ14の上面34上に
も付着させた後に実行する。つまり、ウェーハ14の上
面34およびベッド32から、この2つの面が同一平面
になるまでエッチングでガラスを除去する。この方法で
は、ウェーハ14の上面34を最初にエッチングし、次
に必要に応じて、ベッド32内のガラスを、上面44が
ウェーハ14の上面34と同一平面になる点までエッチ
ングする。
【0020】この特定の実施例では下部クラッド層を基
板14内に形成するが、本発明では必ずしもそうする必
要はない。つまり、下部クラッドを基板内または基板上
に形成することができ、本明細書では、「支持する」と
はこの両方の関係を表す。さらに、「支持する」という
言葉は、第1材料の層を第2材料の層の上またはその中
に形成するすべての状態を表す。
板14内に形成するが、本発明では必ずしもそうする必
要はない。つまり、下部クラッドを基板内または基板上
に形成することができ、本明細書では、「支持する」と
はこの両方の関係を表す。さらに、「支持する」という
言葉は、第1材料の層を第2材料の層の上またはその中
に形成するすべての状態を表す。
【0021】前述したように、ベッド32内のガラス
は、導波管の芯18の下部クラッド16として機能する
(図1参照)。つまり導波管の芯18は下部クラッド1
6の芯上に形成される。また、V字溝24はガラスのベ
ッド32に隣接する位置で、表面34から既知の深さで
形成される。したがって、光ファイバ26と導波管の芯
18との縦方向の整列に関して、表面34と44とを互
いに同一平面にすることが後に重要となる。
は、導波管の芯18の下部クラッド16として機能する
(図1参照)。つまり導波管の芯18は下部クラッド1
6の芯上に形成される。また、V字溝24はガラスのベ
ッド32に隣接する位置で、表面34から既知の深さで
形成される。したがって、光ファイバ26と導波管の芯
18との縦方向の整列に関して、表面34と44とを互
いに同一平面にすることが後に重要となる。
【0022】以下で検討するように、V字溝の上面に対
してV字溝内での光ファイバの縦方向の位置が分かる
か、あるいは高い精度で決定できるよう、V字溝の寸法
を決定する方法が従来から存在する。同様に、下部クラ
ッド16の上面(ベッド32内のガラスの上面44)に
対する導波管の芯18の縦方向の位置は、導波管の芯1
8を正確に測定することにより判断することができる。
したがって、表面34と44とが同一平面上か、あるい
は互いに対する縦方向の位置を他の方法で判断できる
(つまりその間の縦方向の関係が判断できる)場合、導
波管と光ファイバの精密な縦方向の整列が可能である。
してV字溝内での光ファイバの縦方向の位置が分かる
か、あるいは高い精度で決定できるよう、V字溝の寸法
を決定する方法が従来から存在する。同様に、下部クラ
ッド16の上面(ベッド32内のガラスの上面44)に
対する導波管の芯18の縦方向の位置は、導波管の芯1
8を正確に測定することにより判断することができる。
したがって、表面34と44とが同一平面上か、あるい
は互いに対する縦方向の位置を他の方法で判断できる
(つまりその間の縦方向の関係が判断できる)場合、導
波管と光ファイバの精密な縦方向の整列が可能である。
【0023】次に図4および5を参照すると、ウェーハ
14内に下部クラッド16を形成し、個々の表面を同一
平面上にした後、当技術分野で既知のなんらかの技術を
用いて、両方の表面上に芯ガラス層52を形成する。通
常、芯ガラス層52は燐(P)、ゲルマニウム(Ge)、アル
ミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、砒素(As)、
エルビウム(Er)などのうち1種類以上を添加した二酸化
シリコンでできている。当技術分野で周知のように、様
々なドーパントの濃度は、屈折率、稀土類金属(エルビ
ウムなど)の溶解度、および低温処理または熱膨張など
の考慮事項に基づいて決定される。
14内に下部クラッド16を形成し、個々の表面を同一
平面上にした後、当技術分野で既知のなんらかの技術を
用いて、両方の表面上に芯ガラス層52を形成する。通
常、芯ガラス層52は燐(P)、ゲルマニウム(Ge)、アル
ミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、砒素(As)、
エルビウム(Er)などのうち1種類以上を添加した二酸化
シリコンでできている。当技術分野で周知のように、様
々なドーパントの濃度は、屈折率、稀土類金属(エルビ
ウムなど)の溶解度、および低温処理または熱膨張など
の考慮事項に基づいて決定される。
【0024】芯ガラス層52は、化学蒸着(CVD)、
火炎加水分解、ゾル・ゲル法、スパッタリング、電子ビ
ーム加熱真空蒸着など、当技術分野で知られる様々な技
術のいずれかを用いて付着させる。上述したように、芯
ガラス層52を精密な公差内で望みの厚さに付着させる
方法が、当業者には知られている。
火炎加水分解、ゾル・ゲル法、スパッタリング、電子ビ
ーム加熱真空蒸着など、当技術分野で知られる様々な技
術のいずれかを用いて付着させる。上述したように、芯
ガラス層52を精密な公差内で望みの厚さに付着させる
方法が、当業者には知られている。
【0025】芯ガラス層52を形成した後、1枚のマス
ク56を使用して、当技術分野で周知の方法で芯ガラス
層52でパターン成形する。通常、芯層のパターン成形
には、その組成および芯層を付着させた方法に基づき、
適切なエッチング技術(湿式エッチング、反応性イオン
・エッチング、イオン・ミリングなど)を選択する。
ク56を使用して、当技術分野で周知の方法で芯ガラス
層52でパターン成形する。通常、芯層のパターン成形
には、その組成および芯層を付着させた方法に基づき、
適切なエッチング技術(湿式エッチング、反応性イオン
・エッチング、イオン・ミリングなど)を選択する。
【0026】導波管の芯とV字溝との両方の位置が、1
枚のマスクで規定されることに留意しなければならな
い。この方法では、導波管の芯とV字溝とが先行技術よ
り正確に互いに対して横方向に整列するか、あるいは中
心を合わせられるので、本発明は有利である。本明細書
では、「横方向の整列」または「水平方向の整列」と
は、導波管の芯の縦軸がマスク製造技術の精度で規定さ
れた許容公差内で、V字溝の縦方向の対称面にあるとい
う意味であることが理解される。
枚のマスクで規定されることに留意しなければならな
い。この方法では、導波管の芯とV字溝とが先行技術よ
り正確に互いに対して横方向に整列するか、あるいは中
心を合わせられるので、本発明は有利である。本明細書
では、「横方向の整列」または「水平方向の整列」と
は、導波管の芯の縦軸がマスク製造技術の精度で規定さ
れた許容公差内で、V字溝の縦方向の対称面にあるとい
う意味であることが理解される。
【0027】上記で検討したように、先行技術の方法
は、導波管の規定に第1のマスクを使用し、後のプロセ
スのステップ中でV字溝を規定するのに次のマスクを使
用するので、2枚のマスク間の横方向の整列のエラーが
常に存在する。導波管の芯とV字溝との規定に1枚のマ
スクを使用することは、先行技術の方法では探求されな
かった、と考えられる。というのは、最近まで、下部ク
ラッドとウェーハ表面との間で同一平面の関係を確実に
生じることは不可能だったからである。
は、導波管の規定に第1のマスクを使用し、後のプロセ
スのステップ中でV字溝を規定するのに次のマスクを使
用するので、2枚のマスク間の横方向の整列のエラーが
常に存在する。導波管の芯とV字溝との規定に1枚のマ
スクを使用することは、先行技術の方法では探求されな
かった、と考えられる。というのは、最近まで、下部ク
ラッドとウェーハ表面との間で同一平面の関係を確実に
生じることは不可能だったからである。
【0028】再度図4〜5を参照すると、図4でおおむ
ね示すように、ウェーハ14上にマスク56を配置する
と、エッチングするか、または他の方法でマスク56の
第1部62で覆われていない芯ガラス層52の部分を除
去することによって、導波管の芯18が生成される(図
4〜5参照)。また、マスク56の第2部64で覆われ
ていない芯ガラス層52の長方形の領域は、エッチング
で除去されてV字溝24の位置および境界を規定する。
つまり、マスク56の第2部64から保護された芯ガラ
ス層52の領域は、その後、ウェーハ14からV字溝2
4をパターン成形するのに使用する。
ね示すように、ウェーハ14上にマスク56を配置する
と、エッチングするか、または他の方法でマスク56の
第1部62で覆われていない芯ガラス層52の部分を除
去することによって、導波管の芯18が生成される(図
4〜5参照)。また、マスク56の第2部64で覆われ
ていない芯ガラス層52の長方形の領域は、エッチング
で除去されてV字溝24の位置および境界を規定する。
つまり、マスク56の第2部64から保護された芯ガラ
ス層52の領域は、その後、ウェーハ14からV字溝2
4をパターン成形するのに使用する。
【0029】芯ガラス層52の適切な部分の除去が完了
したら、ウェーハ14からマスク45を取り外す、次
に、図5で部分的に図示された芯ガラス層52の長方形
領域70によって規定されたウェーハ14の領域から、
V字溝24を形成する。従来のエッチング技術を用い
て、図7、8および9で最もよく分かるように、傾斜壁
を有するV字形のチャネルとしてV字溝24をパターン
成形する。
したら、ウェーハ14からマスク45を取り外す、次
に、図5で部分的に図示された芯ガラス層52の長方形
領域70によって規定されたウェーハ14の領域から、
V字溝24を形成する。従来のエッチング技術を用い
て、図7、8および9で最もよく分かるように、傾斜壁
を有するV字形のチャネルとしてV字溝24をパターン
成形する。
【0030】既知の寸法の光ファイバをV字溝24内に
配置した場合に、光ファイバの芯が導波管の芯18と縦
方向に整列するよう、ウェーハ14から実際にV字溝2
4を形成する前に、好ましい幅(および深さ)を決定す
る。このような整列は、V字溝24内に配置される光フ
ァイバの寸法によって決まり、前述したように、導波管
の芯と下部クラッド16の表面44との縦方向の関係が
決定できるので、整列が可能である。この方法では、V
字溝24内に配置された光ファイバの導波管の芯層52
に対する縦方向の位置の精度は、光ファイバの直径の変
動によってのみ無効となり、これは約±0.2μmの範
囲である。
配置した場合に、光ファイバの芯が導波管の芯18と縦
方向に整列するよう、ウェーハ14から実際にV字溝2
4を形成する前に、好ましい幅(および深さ)を決定す
る。このような整列は、V字溝24内に配置される光フ
ァイバの寸法によって決まり、前述したように、導波管
の芯と下部クラッド16の表面44との縦方向の関係が
決定できるので、整列が可能である。この方法では、V
字溝24内に配置された光ファイバの導波管の芯層52
に対する縦方向の位置の精度は、光ファイバの直径の変
動によってのみ無効となり、これは約±0.2μmの範
囲である。
【0031】次に図6を参照すると、V字溝24を完全
に形成したら、化学蒸着(CVD)、ゾル・ゲル法、ス
パッタリング、電子ビーム加熱真空蒸着などの既知の技
術で、ウェーハ14の全面積に上部クラッド層72を付
着させる。図示のように、上部クラッド層72は下部ク
ラッド層16、導波管の芯18およびV字溝24を覆
う。上部クラッド層72は当技術分野で知られている適
切な材料のいずれかで製造する。このような材料には、
非添加の二酸化シリコンおよびホウ素(B) 、燐(P) 、ゲ
ルマニウム(Ge)などのうち1種類以上を添加した二酸化
シリコンがある。導波管の芯層52の特定の屈折率、さ
らに熱膨張率、安定性などのその他の考慮事項に基づい
て上部クラッド層の材料組成を決定する方法は、当業者
の知るところである。
に形成したら、化学蒸着(CVD)、ゾル・ゲル法、ス
パッタリング、電子ビーム加熱真空蒸着などの既知の技
術で、ウェーハ14の全面積に上部クラッド層72を付
着させる。図示のように、上部クラッド層72は下部ク
ラッド層16、導波管の芯18およびV字溝24を覆
う。上部クラッド層72は当技術分野で知られている適
切な材料のいずれかで製造する。このような材料には、
非添加の二酸化シリコンおよびホウ素(B) 、燐(P) 、ゲ
ルマニウム(Ge)などのうち1種類以上を添加した二酸化
シリコンがある。導波管の芯層52の特定の屈折率、さ
らに熱膨張率、安定性などのその他の考慮事項に基づい
て上部クラッド層の材料組成を決定する方法は、当業者
の知るところである。
【0032】次に、図7に示すように、上部クラッド層
72でV字溝24の上の部分を、適切な手段で除去す
る。たとえば、このような部分は、導波管の領域にマス
クを配置し、緩衝酸化物エッチング(BOE)または当
技術分野で知られている他の従来の方法で上部クラッド
層72の露出部を除去することによって除去することが
できる。しかし、この除去が完了すると、基板14およ
び上部クラッド72に、光ファイバを導波管の芯18に
隣接して配置できなくなる部分(おおむね76、78と
して示す)が残る。
72でV字溝24の上の部分を、適切な手段で除去す
る。たとえば、このような部分は、導波管の領域にマス
クを配置し、緩衝酸化物エッチング(BOE)または当
技術分野で知られている他の従来の方法で上部クラッド
層72の露出部を除去することによって除去することが
できる。しかし、この除去が完了すると、基板14およ
び上部クラッド72に、光ファイバを導波管の芯18に
隣接して配置できなくなる部分(おおむね76、78と
して示す)が残る。
【0033】したがって、図8で示すように、部分的な
ソー・カットで部分78を除去する。部分的なソー・カ
ットとは、実際は、導波管の芯18の端部にある小さい
部分をダイシングで除去し、これによってファイバを結
合するための許容可能な端部を生成することである。多
くの用途で、導波管の芯の端部とファイバとの間に屈折
率が合うゲルを塗布することによって、結合効率を改善
し、反射を防止している。
ソー・カットで部分78を除去する。部分的なソー・カ
ットとは、実際は、導波管の芯18の端部にある小さい
部分をダイシングで除去し、これによってファイバを結
合するための許容可能な端部を生成することである。多
くの用途で、導波管の芯の端部とファイバとの間に屈折
率が合うゲルを塗布することによって、結合効率を改善
し、反射を防止している。
【0034】最後に、部分76を第2の部分的ソー・カ
ットを用いてダイシングで除去し、これによって(図9
で示すように)直径および芯の位置が分かっている光フ
ァイバ26を、V字溝24内に配置できるようにする。
上記で検討したように、光ファイバ26の芯86が横方
向にも縦方向にも導波管の芯18と整列するように、光
ファイバ26をV字溝24内に配置する。
ットを用いてダイシングで除去し、これによって(図9
で示すように)直径および芯の位置が分かっている光フ
ァイバ26を、V字溝24内に配置できるようにする。
上記で検討したように、光ファイバ26の芯86が横方
向にも縦方向にも導波管の芯18と整列するように、光
ファイバ26をV字溝24内に配置する。
【0035】上述した例証的な実施例は、導波管の下部
クラッドの上面とV字溝の上面との間の同一平面関係を
利用するが、本発明の範囲は、導波管の表面とV字溝の
表面間の縦方向の関係が決定可能な、あらゆる導波管結
合配置構成に適用することができる。本明細書で「決定
可能な縦方向の関係」とは、導波管の表面とV字溝の表
面とが同一平面上か、あるいはその間の差が所与の配置
構成の許容公差内であることが分かっているか、従来の
技術を用いてそれを決定することができる配置構成を意
味する。たとえば、前述したように、表面34と44と
は、互いに5ミクロン以内であれば同一平面上にあると
言う。これに関して、導波管の表面とは、下部クラッド
層の上面および導波管の芯層の上面を含む。V字溝の表
面は、V字溝の上面および下面を含む。
クラッドの上面とV字溝の上面との間の同一平面関係を
利用するが、本発明の範囲は、導波管の表面とV字溝の
表面間の縦方向の関係が決定可能な、あらゆる導波管結
合配置構成に適用することができる。本明細書で「決定
可能な縦方向の関係」とは、導波管の表面とV字溝の表
面とが同一平面上か、あるいはその間の差が所与の配置
構成の許容公差内であることが分かっているか、従来の
技術を用いてそれを決定することができる配置構成を意
味する。たとえば、前述したように、表面34と44と
は、互いに5ミクロン以内であれば同一平面上にあると
言う。これに関して、導波管の表面とは、下部クラッド
層の上面および導波管の芯層の上面を含む。V字溝の表
面は、V字溝の上面および下面を含む。
【0036】次に図10〜12を参照すると、本発明の
第2の実施例で、下部クラッド層16が、基板14の一
部の中ではなく基板14の頂部上に形成される。1枚の
マスク(たとえば図4に示すマスク56)を使用して、
図10に示すように導波管の芯18と芯層52からのV
字溝の開口部との両方を規定し、横方向に整列する。次
に、導波管の領域を保護しながら、V字溝領域の芯層5
2および下部クラッド層16の部分を、図11に示すよ
うにウェーハ14の上面34が露出するまで均一にエッ
チングする。この方法で、(図10に示すように)最初
に確立された均一な厚さの差が維持され、この差が、少
なくとも基板14の一部から、その後形成するためにV
字溝を規定する。この厚さの差は、V字溝および導波管
のパターン成形に使用する写真製版システムの光学的被
写界深度より小さくして、V字溝および導波管の両領域
を鮮明かつ同時に規定できるようにしなければならな
い。
第2の実施例で、下部クラッド層16が、基板14の一
部の中ではなく基板14の頂部上に形成される。1枚の
マスク(たとえば図4に示すマスク56)を使用して、
図10に示すように導波管の芯18と芯層52からのV
字溝の開口部との両方を規定し、横方向に整列する。次
に、導波管の領域を保護しながら、V字溝領域の芯層5
2および下部クラッド層16の部分を、図11に示すよ
うにウェーハ14の上面34が露出するまで均一にエッ
チングする。この方法で、(図10に示すように)最初
に確立された均一な厚さの差が維持され、この差が、少
なくとも基板14の一部から、その後形成するためにV
字溝を規定する。この厚さの差は、V字溝および導波管
のパターン成形に使用する写真製版システムの光学的被
写界深度より小さくして、V字溝および導波管の両領域
を鮮明かつ同時に規定できるようにしなければならな
い。
【0037】図12に示し前述したように、V字溝24
の形成が完了したら、少なくともウェーハの導波管領域
上に上部クラッド20を均一に付着させる。(前述した
ように)上部クラッド材を除去し、V字溝領域から芯材
を除去し、さらにファイバ26をソー・カットすると、
プロセスが終了する(図12参照)。
の形成が完了したら、少なくともウェーハの導波管領域
上に上部クラッド20を均一に付着させる。(前述した
ように)上部クラッド材を除去し、V字溝領域から芯材
を除去し、さらにファイバ26をソー・カットすると、
プロセスが終了する(図12参照)。
【0038】この特定の実施例では、導波管の上面とV
字溝の上面とが同一平面上にないが、互いに対する縦方
向の位置が分かるか、あるいは従来の方法を用いて高い
精度で決定することができる(つまり、互いに対する縦
方向の関係を決定することができる)。したがって、当
技術分野で知られているようにV字溝の幅を調節し、フ
ァイバと導波管の芯との正確な縦方向の整列を確保する
ことができる。
字溝の上面とが同一平面上にないが、互いに対する縦方
向の位置が分かるか、あるいは従来の方法を用いて高い
精度で決定することができる(つまり、互いに対する縦
方向の関係を決定することができる)。したがって、当
技術分野で知られているようにV字溝の幅を調節し、フ
ァイバと導波管の芯との正確な縦方向の整列を確保する
ことができる。
【0039】この実施例の一つの変形では、最初のステ
ップで、V字溝領域の下部クラッドを全体ではなく部分
的にエッチングし、芯ガラス層の量を減少させて、その
後のV字溝のエッチングのステップでシリコンの露出を
容易にすることができる。しかし、最初のエッチングに
よって確立される均一な厚さの差は、この場合もV字溝
および導波管のパターン成形に使用する写真製版システ
ムの光学的被写界深度より小さくして、V字溝および導
波管の両領域を鮮明かつ同時に規定できるようにしなけ
ればならない。
ップで、V字溝領域の下部クラッドを全体ではなく部分
的にエッチングし、芯ガラス層の量を減少させて、その
後のV字溝のエッチングのステップでシリコンの露出を
容易にすることができる。しかし、最初のエッチングに
よって確立される均一な厚さの差は、この場合もV字溝
および導波管のパターン成形に使用する写真製版システ
ムの光学的被写界深度より小さくして、V字溝および導
波管の両領域を鮮明かつ同時に規定できるようにしなけ
ればならない。
【0040】(図13〜15に示す)さらに別の実施例
では、V字溝および導波管を規定する1枚のマスクを使
用して、下部クラッド層に所望の寸法で横方向に整列し
た樋をエッチングする。導波管領域の樋を使用して、そ
こに埋め込まれる導波管を形成し、V字溝領域の樋を使
用して、導波管に対して決定可能なV字溝の縦方向の関
係を維持する方法で、V字溝を規定する。
では、V字溝および導波管を規定する1枚のマスクを使
用して、下部クラッド層に所望の寸法で横方向に整列し
た樋をエッチングする。導波管領域の樋を使用して、そ
こに埋め込まれる導波管を形成し、V字溝領域の樋を使
用して、導波管に対して決定可能なV字溝の縦方向の関
係を維持する方法で、V字溝を規定する。
【0041】この実施例では、最初に基板14上に下部
クラッド層16を形成する。次に、導波管とV字溝との
両方の位置を規定する1枚のマスク(たとえば図4に示
すマスク56)を使用して、下部クラッド層16内に横
方向に整列した他に95、96をエッチングする(図1
3参照)。以下で検討するように、導波管領域の樋95
は後に導波管の芯層の材料で充填されるので、形成時に
は、導波管の芯18は下部クラッド層16に埋め込まれ
る。
クラッド層16を形成する。次に、導波管とV字溝との
両方の位置を規定する1枚のマスク(たとえば図4に示
すマスク56)を使用して、下部クラッド層16内に横
方向に整列した他に95、96をエッチングする(図1
3参照)。以下で検討するように、導波管領域の樋95
は後に導波管の芯層の材料で充填されるので、形成時に
は、導波管の芯18は下部クラッド層16に埋め込まれ
る。
【0042】次に、導波管領域全体(つまり樋95が存
在する領域)を保護し、図14に示すようにV字溝の窓
がシリコンまであく点まで、V字溝領域(つまり樋96
が存在する領域)を均一にエッチングする。均一にエッ
チングすることにより、樋96の最初に規定された厚さ
の差が維持され、下部クラッド16の残りの部分が、後
の形成のためにV字溝を規定する。
在する領域)を保護し、図14に示すようにV字溝の窓
がシリコンまであく点まで、V字溝領域(つまり樋96
が存在する領域)を均一にエッチングする。均一にエッ
チングすることにより、樋96の最初に規定された厚さ
の差が維持され、下部クラッド16の残りの部分が、後
の形成のためにV字溝を規定する。
【0043】V字溝24は、前述の実施例と同様に完全
に形成される。また、前述のように、シリコン表面に対
して導波管の縦方向の位置が決定できるので、ファイバ
と導波管の芯とを縦方向に確実に整列させるV字溝の幅
を計算し、製造することができる。次に、樋95を充填
するように芯層を付着させ、従来のエッチング技術で余
分な芯材を除去する。上部クラッド層20を表面に付着
させ、図15で分かるように、V字溝領域にある望まし
くない上部クラッドまたは芯の材料は、たとえば緩衝酸
化物エッチングのような二酸化シリコンの適切な湿式エ
ッチングによって除去される。最後に、前述の実施例と
同様に部分的にソー・カットする。
に形成される。また、前述のように、シリコン表面に対
して導波管の縦方向の位置が決定できるので、ファイバ
と導波管の芯とを縦方向に確実に整列させるV字溝の幅
を計算し、製造することができる。次に、樋95を充填
するように芯層を付着させ、従来のエッチング技術で余
分な芯材を除去する。上部クラッド層20を表面に付着
させ、図15で分かるように、V字溝領域にある望まし
くない上部クラッドまたは芯の材料は、たとえば緩衝酸
化物エッチングのような二酸化シリコンの適切な湿式エ
ッチングによって除去される。最後に、前述の実施例と
同様に部分的にソー・カットする。
【0044】当業者には、特許請求の範囲で規定された
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細
書で述べた例証的な実施例に多くの変更および代用が可
能であることが明白である。たとえば、本明細書では二
酸化シリコンをベースにしたガラスにのみ言及したが、
本発明は導波管の芯および導波管のクラッド層の形成に
使用することが知られるあらゆるガラスのいずれに使用
するのにも適する。このようなガラス材料には、高シリ
カ・ガラス、シリケート・ガラスなどの複数の構成要素
を含むガラス、燐ガラス、フッ素ガラスなどがある。ま
た、本明細書で述べたV字溝のかわりに、光ファイバを
導波管と縦方向に整列する何らかの適切な手段を用いる
ことは、本発明の範囲に入る。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細
書で述べた例証的な実施例に多くの変更および代用が可
能であることが明白である。たとえば、本明細書では二
酸化シリコンをベースにしたガラスにのみ言及したが、
本発明は導波管の芯および導波管のクラッド層の形成に
使用することが知られるあらゆるガラスのいずれに使用
するのにも適する。このようなガラス材料には、高シリ
カ・ガラス、シリケート・ガラスなどの複数の構成要素
を含むガラス、燐ガラス、フッ素ガラスなどがある。ま
た、本明細書で述べたV字溝のかわりに、光ファイバを
導波管と縦方向に整列する何らかの適切な手段を用いる
ことは、本発明の範囲に入る。
【図1】本発明の1つの実施例による、ファイバを導波
管に結合する配置構成の部分的な断面透視図である。
管に結合する配置構成の部分的な断面透視図である。
【図2】浅いベッドを形成後に図1のファイバ導波管結
合に使用するシリコン・ウェーハの透視図である。
合に使用するシリコン・ウェーハの透視図である。
【図3】下部クラッドを付着後で、下部クラッドとウェ
ーハ表面との同一平面関係を示す、図2のウェーハの部
分的な断面透視図である。
ーハ表面との同一平面関係を示す、図2のウェーハの部
分的な断面透視図である。
【図4】ウェーハ表面に芯ガラス層を付着させ、芯ガラ
ス層上にマスクを配置した、図1の結合配置構成の部分
的な断面透視図である。
ス層上にマスクを配置した、図1の結合配置構成の部分
的な断面透視図である。
【図5】導波管の芯および芯ガラス層がV字溝を規定し
た、図1の結合配置構成の部分的な断面透視図である。
た、図1の結合配置構成の部分的な断面透視図である。
【図6】装置の上部クラッドを追加した、図1の結合配
置構成の透視図である。
置構成の透視図である。
【図7】上部クラッドを部分的に除去した、図1の結合
配置構成の部分的な断面透視図である。
配置構成の部分的な断面透視図である。
【図8】部分的なソー・カットの1つを示す、図1の結
合配置構成の透視図である。
合配置構成の透視図である。
【図9】V字溝の端部を除去した後、V字溝内に光ファ
イバを配置した、図1の結合配置構成の透視図である。
イバを配置した、図1の結合配置構成の透視図である。
【図10】芯ガラス層をウェーハ表面上に付着させ、マ
スクを芯ガラス層上に配置した、代替実施例による結合
配置構成の透視図である。
スクを芯ガラス層上に配置した、代替実施例による結合
配置構成の透視図である。
【図11】V字溝領域を均一にエッチングした後の、図
10の結合配置構成の透視図である。
10の結合配置構成の透視図である。
【図12】完成した図10の結合配置構成の透視図であ
る。
る。
【図13】下部クラッド内に規定したトレンチを示す、
さらに別の実施例による結合配置構成の透視図である。
さらに別の実施例による結合配置構成の透視図である。
【図14】V字溝領域を均一にエッチングした後の、図
13の結合配置構成の透視図である。
13の結合配置構成の透視図である。
【図15】完成した図3の結合配置構成の透視図であ
る。
る。
10 結合配置構成 14 ウェーハ 16 下部クラッド層 18 芯層 20、72 上部クラッド層 22 導波管 24 V字溝 26 光ファイバ 32 ベッド 34、44 上面 36、38 ガラス層 52 芯ガラス層 56 マスク 62 第1部 64 第2部 70 長方形領域 76、78 部分 95、96 樋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード ジョン ラスコウスキー アメリカ合衆国 07076 ニュージャーシ ィ,スコッチ プレインズ,エヴァーグリ ーン アヴェニュー 2289 (72)発明者 ロナルド エドワード スコッティ アメリカ合衆国 08889 ニュージャーシ ィ,ホワイトハウス ステーション,ブラ ックスミス ロード 10 (72)発明者 ジョセフ シュムロヴィッチ アメリカ合衆国 07974 ニュージャーシ ィ,マレイ ヒル,サガモア ドライヴ 82
Claims (15)
- 【請求項1】 光学装置を製造する方法で、 基板(14)上の少なくとも一部に下部クラッド(1
6)を形成し、これによって前記下部クラッドが前記基
板によって支持され、前記下部クラッドが前記基板に対
して決定可能な縦方向の関係を有するステップと、 少なくともその一部が前記下部クラッドに支持されるよ
う芯層(52)を形成するステップと、 マスク(56)を使用して前記芯層の少なくとも一部を
パターン成形し、これによって導波管の芯(18)を形
成して、光ファイバ(26)を前記芯層と縦方向に整列
するために前記芯と縦方向に整列した領域(70)を規
定するステップと、 前記基板の一部から前記縦方向整列領域を形成し、これ
によって、前記垂直整列領域によって前記光ファイバが
整列した場合に前記光ファイバが前記導波管の芯と横方
向および縦方向に整列するよう、前記垂直整列領域と前
記基板との間に決定可能な縦方向の関係を確立するステ
ップと、 前記導波管の芯上に上部クラッド(20)を形成し、こ
れによって導波管を形成するステップとを含む方法。 - 【請求項2】 前記芯層が、前記導波管の芯と関連する
第1領域と、前記縦方向整列段と関連する第2領域とを
有し、前記パターン成形の段階がさらに前記芯層上にマ
スクを配置するステップと、 前記マスクで保護されていない前記第1領域の前記芯層
をエッチングし、これによって導波管の芯を形成するス
テップと、 前記マスクで保護されていない前記第2領域の前記芯層
をエッチングし、これによって前記縦方向整列手段の位
置を前記芯層内で規定するステップとを含む、請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 前記芯層の前記第2領域の前記エッチン
グ・ステップが、さらに、前記マスクで保護されていな
い前記第2領域の前記芯層をエッチングし、それによっ
てV字溝の位置を規定するステップを含む、請求項2記
載の方法。 - 【請求項4】 前記基板および前記下部クラッドのエッ
チングが1つの表面を有し、前記下部クラッドの表面が
前記基板表面の少なくとも一部と同一平面上になるよ
う、前記下部クラッド形成のステップが、さらに、前記
基板内に前記下部クラッドを形成するステップを含む、
請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 さらに、前記縦方向整列手段によって光
ファイバが位置決めされると、前記光ファイバが前記導
波管の芯と横方向および縦方向に整列するよう、前記基
板の少なくとも一部を除去するステップを含む、請求項
1記載の方法。 - 【請求項6】 前記芯層が、前記導波管の芯と関連する
第1領域と、前記縦方向整列領域と関連する第2領域と
を有し、前記方法がさらに、前記芯層の形成ステップで
前記下部クラッド内に前記導波管の芯が形成されるよ
う、前記芯層の形成ステップの前に、前記下部クラッド
内に少なくとも1本の樋を形成するステップを含む、請
求項1記載の方法。 - 【請求項7】 前記芯層形成ステップが、さらに、燐
(P)、ゲルマニウム(Ga) 、アルミニウム(Al)、チタン(T
i)、タンタル(Ta)、砒素(As)またはエルビウム(Er)から
成るグループから選択した1種類以上の材料を添加した
二酸化シリコンの芯層を付着させるステップを含む、請
求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記クラッド形成の1つまたは複数のス
テップが、さらに、高圧酸化(HIPOX)、化学蒸着
(CVD)、ゾル・ゲル法、スパッタリング、または電
子ビーム加熱真空蒸着から成るグループから選択した技
術を用いるステップを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 光パワーを結合する装置であって、前記
装置は光ファイバ(26)とともに使用し、 表面(34)を有するシリコン基板(14)と、 前記基板の第1側の少なくとも一部に支持された下部ク
ラッド(16)とを備え、前記下部クラッドが前記基板
表面に対して決定可能な縦方向の関係を有し、さらに前
記下部クラッドに支持された導波管の芯(18)と、 前記導波管の芯と前記下部クラッドを覆う上部クラッド
(20)を備え、前記下部クラッド、前記導波管の芯お
よび前記上部クラッドが前記基板の前記第1側上で導波
管を形成し、さらに前記基板の第2側の少なくとも一部
に形成されたV字溝(24)を備え、前記光ファイバが
前記V字溝内に配置されると、前記光ファイバが前記導
波管の芯と横方向および縦方向に整列するよう、前記V
字溝が前記導波管と横方向に整列し、前記基板表面に対
して決定可能な縦方向の関係を有する前記装置。 - 【請求項10】 前記下部クラッドが上面を有し、前記
下部クラッドの前記上面が前記基板表面の少なくとも一
部と同一平面上になるよう、前記基板内に形成される、
請求項9記載の装置。 - 【請求項11】 前記導波管の芯が前記下部クラッド内
に形成され、前記上部クラッドが前記下部クラッド上に
付着し、それによって前記導波管の芯を覆う、請求項9
記載の装置。 - 【請求項12】 前記導波管の芯が、燐(P) 、ゲルマニ
ウム(Ge)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(T
a)、砒素(As)、またアエルビウム(Er)から成るグループ
から選択した1種類以上の材料を添加した二酸化シリコ
ンで製造される、請求項9記載の装置。 - 【請求項13】 前記下部クラッドと前記上部クラッド
のそれぞれが、燐(P) 、ホウ素(B) 、フッ素(F) および
ゲルマニウム(Ge)から成るグループから選択した1種類
以上の材料を添加した二酸化シリコンで製造される、請
求項9記載の装置。 - 【請求項14】 前記下部クラッドが、さらに、約10
〜30ミクロンの厚さを有する二酸化シリコンの第1層
と、約5〜10ミクロンの範囲の厚さを有し燐を添加し
た二酸化シリコンの第2層とを有する、請求項9記載の
装置。 - 【請求項15】 前記導波管の芯に対する前記光ファイ
バの縦方向の整列に対応するため、さらに、前記第1側
と前記第2側との間の前記基板内に形成される手段を備
える、請求項9記載の装置。
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1996
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- 1996-08-30 JP JP8229665A patent/JPH09133828A/ja active Pending
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