JPH10186169A - 光導波路モジュール - Google Patents

光導波路モジュール

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JPH10186169A
JPH10186169A JP8350616A JP35061696A JPH10186169A JP H10186169 A JPH10186169 A JP H10186169A JP 8350616 A JP8350616 A JP 8350616A JP 35061696 A JP35061696 A JP 35061696A JP H10186169 A JPH10186169 A JP H10186169A
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JP
Japan
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optical
optical waveguide
optical element
waveguide module
etching
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Application number
JP8350616A
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English (en)
Inventor
Ryuta Takahashi
龍太 高橋
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光導波路と光素子との光結合が低損失になる
光導波路モジュールを提供する。 【解決手段】 半導体基板100の上に第1の誘電体層
102、導波路コア103及び第2の誘電体層104を
順に重ね、この積層中に光素子108を収容するための
凹部109を掘り込んだ光導波路モジュールにおいて、
上記凹部109の深さの中央位置に上記導波路コア10
3が位置している。このため角度ずれによる結合損失増
加を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路中に光素
子を収容するための凹部を形成した光導波路モジュール
に係り、特に、光導波路と光素子との光結合が低損失に
なる光導波路モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の光導波路モジュールを図2に
示す。この光導波路モジュールは、ウエットエッチング
により凸部11を形成したシリコン基板10上に、石英
ガラスからなる下部クラッド層12及び上部クラッド層
13と、両クラッド層間に挟まれた屈折率がクラッド層
に比較して0.3〜0.5%高い石英ガラスよりなる導
波路コア14とを有し、このような積層構造によって光
導波路を形成している。この積層中に光素子15を収容
しかつ光導波路に光結合させるために、上部クラッド層
13と導波路コア14とを選択的にエッチングすること
により、シリコン基板10の凸部11の上面にあたる光
素子搭載部16までの凹部19を形成した構造となって
いる。
【0003】光素子15は、光素子搭載部16の電極1
7上に搭載され、凹部19の壁に形成されている導波路
コア14の光入出力部14aと向かい合わせてはんだ1
8により固定されている。光導波路と光素子15との光
結合は低損失であることが求められており、このため光
入出力部14aを選択的にエッチングで形成するときに
は、光素子搭載部16と光入出力部14aとの垂直性が
重要となってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、凹部19の深
さは30μm程度であり、このような凹部19を掘り込
むためのエッチングは、一般的なエッチングと比較し
て、かなりの深さの深溝のエッチングとなる。この場
合、エッチングされた凹部19の断面は、図2に示すよ
うに、壁が厳密には垂直とならずに曲面となる。特に、
導波路コア14がある凹部19の底部、及び凹部19の
上部は、曲面となるために光素子搭載部16に対し曲率
に依存して角度θを持つことになる。このため、光素子
15に対し角度ずれによる損失を増やす原因となる。図
3に光素子搭載部16と光入出力部14aとに生じる角
度ずれ(θ度)を示し、図4にこの角度ずれと結合損失
増加との関係を示す。ここで、光導波路、光素子のスポ
ットサイズは、それぞれ4.8μm、3.0μmであ
る。図に示されるように、角度ずれ量が大きくなると結
合損失増加量が大きくなる。このとき、結合損失増加量
を0.3dBに抑えようとすると、角度ずれ量は5.5
度以下でなくてはならない。このための適切なエッチン
グ条件を定めることは困難であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、光導波路と光素子との光結合が低損失になる光導波
路モジュールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体基板の上に第1の誘電体層、導波路
コア及び第2の誘電体層を順に重ね、この積層中に光素
子を収容するための凹部を掘り込んだ光導波路モジュー
ルにおいて、上記凹部の深さの中央位置に上記導波路コ
アが位置しているものである。
【0007】第1の誘電体層の層厚と第2の誘電体層の
層厚とが同一であり、上記凹部が半導体基板表面に達し
てもよい。
【0008】上記半導体基板が、光素子を搭載するため
の凸部を有してもよい。
【0009】上記半導体基板が、(100)面方位のシ
リコンからなってもよい。
【0010】上記誘電体層が、シリコンの酸化物を主成
分としてもよい。
【0011】上記光素子が発光素子または受光素子であ
り、この発光素子または受光素子が上記導波路コアと光
学的に結合されてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1に示されるように、本発明の光導波路
モジュールは、シリコン基板100上に形成した下部ク
ラッド層102、導波路コア103、上部クラッド層1
04の石英ガラスを選択的にシリコン基板の表面近くま
で深エッチングすることにより、光入出力部103aを
エッチング深さの中央位置においたものである。これに
より、エッチングされた凹部109の上部及び底部に生
じる曲面は光入出力部103aにかからなくなり、角度
ずれによる結合損失増加を抑えることができる。また、
本発明の光導波路モジュールは、(100)面方位のシ
リコン基板100上に異方性ウエットエッチングにより
形成した、(111)面を斜面に持つ高さdの凸部10
1を光素子搭載部とする場合でも、光入出力部103a
となる凹部109の壁を光素子搭載部よりd/tan-1
(55度)以上離し、かつ光入出力部103aをエッチ
ング深さの中央位置におくことにより、角度ずれによる
結合損失増加を抑えることができる。
【0014】本発明の光導波路モジュールの製造手順は
次の通りである。
【0015】(100)面方位を持つシリコン基板10
0を異方性ウエットエッチングすることにより、表面に
光素子搭載部となる凸部101を形成した。その後、電
子ビーム蒸着法を用いて石英ガラスよりなる下部クラッ
ド層102を凸部101より十分高く形成した。その
後、石英ガラスに覆われた凸部101上面のシリコンが
完全に露出されるよう下部クラッド層102を研磨し、
シリコン基板100の凸部101上面と下部クラッド層
102とを平滑化した。このときの下部クラッド層10
2の厚さは20μmである。その上に、チタン或いはゲ
ルマニウムをドープして屈折率を上げた石英ガラスを電
子ビーム蒸着法により6〜8μm堆積させ、導波路コア
103をパタニングさせた後、再び石英ガラスを電子ビ
ーム蒸着して上部クラッド層104を堆積させた。上部
クラッド層104の厚さは20μmに設定し、下部クラ
ッド層102と同じ厚さとしている。その後、上部クラ
ッド層104、導波路コア103、下部クラッド層10
2をフッ素系のガスを用いて石英ガラスを選択的にドラ
イエッチングした。
【0016】ここまでの手順により、下部クラッド層1
02の層厚と上部クラッド層104の層厚とが同一なの
でシリコン基板100の表面まで石英ガラスをエッチン
グすることで光入出力部103aをエッチング深さの中
央位置におくことができる。このとき、光素子搭載部と
なるシリコン基板100上の凸部101は表面が露出し
たところでエッチングが止まるので、導波路コア103
に対する光素子搭載部の高さ位置がずれることはない。
また、光入出力部103aとなる凹部109の壁は光素
子搭載部より20μm離して形成しており、導波路コア
103がエッチング深さの中央位置に位置することによ
り、凹部109の上部及び底部に生じる曲面による角度
ずれを抑え、結合損失増加を0.3dB以下に抑えるこ
とができる。
【0017】この後、光素子搭載部にチタン、白金、金
からなる電極層106をリフトオフプロセスにより形成
して光導波路基板を製造した。光素子搭載の位置合わせ
に使うアライメントマークもこのとき形成した。次に、
電極上部105にAu/Sn薄膜はんだ107及び光導
波路基板との位置合わせ用にアライメントマークを形成
した光素子108を赤外線透過光によるパッシブアライ
メント法により光導波路基板上に位置合わせし、薄膜は
んだ107の融点温度(283℃)以下に加熱した状態
で光素子108を光導波路基板に加圧して仮固定を行っ
た後、別のヒータで再度融点温度以上に加熱して薄膜は
んだ107を溶融させ本固定を行った。固定後の位置ず
れは約1μm前後であり、光入出力部103aと光素子
108との端面間の角度ずれによる損失を含めても2d
B程度の損失増加で位置合わせ及び固定が可能であっ
た。
【0018】以上説明したように、本発明によれば、光
素子搭載部及び光結合のための光入出力部において、3
0μm以上の石英ガラスエッチングを行った時でもエッ
チング深さの中央位置に光入出力部をおくことにより、
エッチングされた曲面の曲率に依存する角度ずれによる
損失増加を抑え、光導波路上に低損失で光結合できる光
導波路基板の提供が可能である。これにより光導波路及
び光素子のハイブリッド集積が容易に実現でき光ファイ
バ通信に必要とされる種々の光伝送モジュールを低コス
トで実装できる。
【0019】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0020】(1)凹部の深さの中央位置に導波路コア
があるので、光導波路と光素子との光結合が低損失にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す光導波路モジュール
の(a)平面図及び(b)A−A断面図である。
【図2】従来の光導波路モジュールの(a)平面図及び
(b)B−B断面図である。
【図3】従来の光導波路モジュールにおける角度ずれを
示す詳細図である。
【図4】角度ずれと結合損失増加との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 シリコン基板(半導体基板) 101 凸部 102 下部クラッド層(第1の誘電体層) 103 導波路コア 103a 光入出力部 104 上部クラッド層(第2の誘電体層) 109 凹部 d 凸部の高さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上に第1の誘電体層、導波
    路コア及び第2の誘電体層を順に重ね、この積層中に光
    素子を収容するための凹部を掘り込んだ光導波路モジュ
    ールにおいて、上記凹部の深さの中央位置に上記導波路
    コアが位置していることを特徴とする光導波路モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 第1の誘電体層の層厚と第2の誘電体層
    の層厚とが同一であり、上記凹部が半導体基板表面に達
    していることを特徴とする請求項1記載の光導波路モジ
    ュール。
  3. 【請求項3】 上記半導体基板が、光素子を搭載するた
    めの凸部を有することを特徴とする請求項1又は2記載
    の光導波路モジュール。
  4. 【請求項4】 上記半導体基板が、(100)面方位の
    シリコンからなることを特徴とする請求項1〜3いずれ
    か記載の光導波路モジュール。
  5. 【請求項5】 上記誘電体層が、シリコンの酸化物を主
    成分とすることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載
    の光導波路モジュール。
  6. 【請求項6】 上記光素子が発光素子または受光素子で
    あり、この発光素子または受光素子が上記導波路コアと
    光学的に結合されていることを特徴とする請求項1〜5
    いずれか記載の光導波路モジュール。
JP8350616A 1996-12-27 1996-12-27 光導波路モジュール Pending JPH10186169A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1736817A3 (en) * 2003-07-17 2007-03-07 Dow Corning Corporation An electro-optic gap-cell for waveguide deployment

Cited By (1)

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