JPH09133530A - 車両用方位検出装置 - Google Patents

車両用方位検出装置

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JPH09133530A
JPH09133530A JP29262995A JP29262995A JPH09133530A JP H09133530 A JPH09133530 A JP H09133530A JP 29262995 A JP29262995 A JP 29262995A JP 29262995 A JP29262995 A JP 29262995A JP H09133530 A JPH09133530 A JP H09133530A
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axis direction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱磁気の影響をでき得る限り排除して検出
誤差の補正を高精度で行う。 【解決手段】 収集した各補正用データQ1〜Q4を中
心として方位円の半径Rで描かれる円の各交差点を求め
る。これにより求められた各交差点(P1〜P6,P
1’〜P6’)の中からその占有面積が最小の6個の交
差点の組み合わせを選択する。この選択した6個の交差
点(P1〜P6)が収束範囲Saに入っているか否かを
チェックする。選択した6個の交差点の内の一つでも収
束範囲Saに入っていなければ、その収集した補正用デ
ータQ1〜Q4を用いての検出進行方位の補正はキャン
セルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地磁気を利用し
て車両の進行方位を検出する車両用方位検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両用方位検出装置
においては、入力磁気ベクトルのX軸方向成分およびY
軸方向成分を検出し、この検出したX軸方向成分および
Y軸方向成分から予め記憶されている車両のX軸方向お
よびY軸方向の着磁量(オフセット量)を差し引き、こ
の着磁量の差し引かれた検出磁気成分に基づいて車両の
進行方位を検出するものとしている。
【0003】すなわち、直交する2軸(X,Y軸)の磁
気検出素子(X軸コイル,Y軸コイル)を有する磁気セ
ンサを、そのX軸を車両の幅方向にとり、そのY軸を車
両の長さ方向(車両の進行方向)にとり、X,Y軸のな
す面が水平面となるように保持のうえ、車両に配置して
いる。ここで、X軸と地磁気ベクトル(水平成分)との
成す角度をθ、地磁気ベクトル(水平成分)の絶対値を
R、車両のX軸方向の着磁量をα、車両のY軸方向の着
磁量をβとすると、磁気センサの検出する入力磁気ベク
トルのX軸方向成分VxおよびY軸方向成分Vyは、下
記(1)および(2)式により表される。 Vx=R・cosθ+α ・・・(1) Vy=R・sinθ+β ・・・(2)
【0004】つまり、均一な地磁気中で車両が周回旋回
した時のVx,Vyを座標面上で描くならば、図9に示
すように、円(以下、この円を方位円と呼ぶ)が描かれ
る。ちなみに、方位円の原点C0の座標は(α,β)で
あり、半径はRとなる。ここで、車両の着磁量α,β
は、車両を周回旋回することにより検出することができ
る。例えば、方位円のX軸,Y軸それぞれについて、そ
の最大値(Vxma x ,Vymax ),最小値(Vxmin
Vymin )を求めることにより、下記(3)および
(4)式から着磁量αおよびβを得ることができる。 α=(Vxmax +Vxmin )/2 ・・・(3) β=(Vymax +Vymin )/2 ・・・(4) これにより、着磁量αおよびβをオフセット量として予
め記憶しておけば、すなわち方位円の原点COの座標を
(α,β)として記憶しておけば、車両の刻々の進行方
位θは下記(5)式より求めることができる。 θ=tan-1〔(Vy−β)/(Vx−α)〕 ・・・(5)
【0005】しかしながら、この場合、方位円の原点C
0から磁気センサの検出する座標点(Vx,Vy)に向
かうベクトルの方向を求めているから、マグネットを車
両に近づけたり、車両が強磁場中を通過するなどして、
着磁量α,βが変化した場合、検出誤差を生ずる。すな
わち、図10に示すように、方位円の原点C0がC1に
ずれた場合、実際の進行方位がθ’であるにも拘らずθ
として検出されてしまい、θ’−θ=θE の検出誤差が
生じてしまう。このような場合、再度車両を周回旋回
し、着磁量α,βを求め直すことが考えられる。しか
し、周回旋回に適した広い場所は都市部において皆無と
も言える状況であり、またユーザに頻繁な周回旋回によ
る検出誤差の補正を強いるのは酷である。そこで、頻繁
な周回旋回の実施をユーザに強いることなく、着磁量の
変化による検出誤差の補正を自動的に行うことの可能な
車両用方位検出装置が提案されている。
【0006】この車両用方位検出装置では、走行中、所
定時間が経過する毎に、検出X軸方向成分および検出Y
軸方向成分で示される座標点を記憶候補座標点として抽
出する。そして、この抽出した記憶候補座標点とすでに
記憶されている各記憶確定座標点とを比較し、その記憶
候補座標点が各記憶確定座標点を中心として定められる
各領域(非選択領域)の何れにも位置していなければ、
その記憶候補座標点を記憶確定座標点として収集する。
そして、離散的に収集されるこの記録確定座標点(補正
用データ)が所定数(例えば、4個)以上となった場
合、これらの記憶確定座標点を通る円弧の中心点を求
め、この中心点の座標位置から車両のX軸方向およびY
軸方向の着磁量を求め、この求めた着磁量を車両の新し
いX軸方向およびY軸方向の着磁量α’,β’、すなわ
ち方位円の原点C1(α’,β’)として更新記憶す
る。これにより、交差点等での旋回時、方位円の原点が
求め直され、この求め直された原点を使用して検出進行
方位の補正が自動的に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】入力磁気ベクトルの変
化は、地磁気変化だけではく、工事現場の鉄板上の走
行、高圧線下の通過、磁気を帯びた車両の側方通過、高
架・橋の走行、車載電装品のオン・オフ等により変化す
る。しかしながら、上述した従来の車両用方位検出装置
では、実際の地磁気変化と地磁気以外による磁気変化
(以下、外乱磁気による磁気変化と言う)との識別が困
難で、記憶候補座標点が外乱磁気によって非選択領域に
位置しなくなったのにも拘らず、その記憶候補座標点を
記憶確定座標点として決定してしまう。このため、記憶
確定座標点が所定数以上となった場合に求められる記憶
確定座標点の円弧の中心点、すなわち新たに求められる
車両のX軸方向およびY軸方向の着磁量は、現在の車両
のX軸方向およびY軸方向の着磁量α’,β’と一致せ
ず、検出誤差が生じることになる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、頻繁な周回
旋回の実施をユーザに強いることなく、着磁量の変化に
よる検出誤差の補正を自動的に行うことが可能で、かつ
外乱磁気の影響をでき得る限り排除して検出誤差の補正
を高精度で行うことの可能な車両用方位検出装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、入力磁
気ベクトルのX軸方向成分およびY軸方向成分を補正用
データとして離散的に所定数収集し、この収集した補正
用データに基づいて方位円の原点を求め直し、この求め
直した原点を使用して検出進行方位を補正する一方、収
集した各補正用データを中心として方位円の半径で描か
れる円の各交差点を求め、これにより求められた各交差
点の中からその占有面積が最小のN個の交差点の組み合
わせを選択し、この選択したN個の交差点の内の一つで
も予め定められた所定の収束範囲に入らない場合、その
収集した補正用データを用いての検出進行方位の補正を
禁止するようにしたものである。
【0010】この発明によれば、入力磁気ベクトルのX
軸方向成分およびY軸方向成分が補正用データとして離
散的に所定数(例えば、4個)収集され、この収集され
た補正用データに基づいて検出進行方位が補正される。
この場合、収集された各補正用データを中心として方位
円の半径で描かれる円の各交差点(例えば、12個)が
求められ、これにより求められた各交差点の中からその
占有面積が最小のN個(例えば、6個)の交差点の組み
合わせが選択され、そのN個の交差点が所定の収束範囲
に入っているか否かがチェックされる。N個の交差点の
内の一つでも所定の収束範囲に入っていなければ、その
収集した補正用データを用いての検出進行方位の補正は
キャンセルされる。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、入力
磁気ベクトルのX軸方向成分およびY軸方向成分を補正
用データとして離散的に所定数収集し、この収集した補
正用データに基づいて方位円の原点を求め直し、この求
め直した原点を使用して検出進行方位を補正する一方、
収集した各補正用データを中心として方位円の半径で描
かれる円の各交差点を求め、これにより求められた各交
差点の中からその占有面積が最小のN個の交差点の組み
合わせを選択し、この選択したN個の交差点の内の一つ
でも予め定められた所定の収束範囲に入らない場合、そ
の収集した補正用データを用いての検出進行方位の補正
を禁止し、上記選択したN個の交差点の全てが所定の収
束範囲に入った場合、その選択したN個の交差点の平均
座標点を算出原点として求め、この算出原点に対する各
補正用データの座標上における偏差を求め、所定の上下
限の範囲に入らない偏差があれば、最大偏差にかかわる
補正用データを異常データとして除去するものとし、こ
れにより異常データが除去された場合、上記選択された
N個の交差点の中から異常データとして除去された補正
用データを利用して求められた交差点を除去し、残され
た各交差点の平均座標点を算出原点として再度求め、こ
の算出原点に対する各補正用データの座標上における偏
差を求め、所定の上下限の範囲に入らない偏差があれ
ば、その補正用データを用いての検出進行方位の補正を
禁止するようにしたものである。
【0012】この発明によれば、入力磁気ベクトルのX
軸方向成分およびY軸方向成分が補正用データとして離
散的に所定数(例えば、4個)収集され、この収集され
た補正用データに基づいて検出進行方位が補正される。
この場合、収集された各補正用データを中心として方位
円の半径で描かれる円の各交差点(例えば、12個)が
求められ、これにより求められた各交差点の中からその
占有面積が最小のN個(例えば、6個)の交差点の組み
合わせが選択され、そのN個の交差点が所定の収束範囲
に入っているか否かがチェックされる。N個の交差点の
内の一つでも所定の収束範囲に入っていなければ、その
収集した補正用データを用いての検出進行方位の補正は
キャンセルされる。これに対し、N個の交差点の全てが
所定の収束範囲に入っていれば、その選択したN個の交
差点の平均座標点が算出原点として求められる。そし
て、この算出原点に対する各補正用データの座標上にお
ける偏差が求められ、所定の上下限の範囲に入らない偏
差があれば、最大偏差にかかわる補正用データが異常デ
ータとして除去される。また、これにより異常データが
除去された場合、選択されたN個の交差点の中から異常
データとして除去された補正用データを利用して求めら
れた交差点が除去され、残された各交差点の平均座標点
が算出原点として再度求められ、この算出原点に対する
各補正用データ(異常データ除去後の各補正用データ)
の座標上における偏差が求められる。ここで、所定の上
下限の範囲に入らない偏差があれば、その補正用データ
を用いての検出進行方位の補正はキャンセルされる。
【0013】第3発明(請求項3に係る発明)は、第2
発明において、算出原点を所定数記憶し、この記憶した
各算出原点間の距離のばらつきが所定の範囲内である場
合、各算出原点の平均座標点を確定原点とするようにし
たものである。この発明によれば、算出原点が所定数
(例えば、3個)記憶され、この記憶された各算出原点
間の距離のばらつきが判定される、この結果、各算出原
点間の距離のばらつきが所定の範囲内であれば、各算出
原点の平均座標点が確定原点とされる。
【0014】第4発明(請求項4に係る発明)は、第3
発明において、確定原点と現在使用している方位円の原
点(使用原点)との距離が所定距離未満の場合には確定
原点と使用原点との平均値を新たな使用原点とし、所定
距離以上離れている場合には確定原点を新たな使用原点
とするようにしたものである。この発明によれば、確定
原点と使用原点との距離が所定距離未満であれば、確定
原点と使用原点との平均値が新たな使用原点とされ、所
定距離以上離れている場合には確定原点が新たな使用原
点とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明の一実施の形態を示
す車両用方位検出装置のシステム構成図である。同図に
おいて、1は車両に搭載された磁気センサ、2−1およ
び2−2はこの磁気センサ1の検出する入力磁気ベクト
ルのX軸方向成分VxおよびY軸方向成分Vyを入力と
するA/D変換回路、3はこのA/D変換回路2−1お
よび2−2によりディジタル値に変換されたX軸方向成
分VxおよびY軸方向成分Vyを所定のサンプリング周
期で読み込み、所定のプログラムに従い処理動作を行う
演算回路、4は演算回路3での処理動作により得られる
車両の進行方位を表示するLEDやLCDパネル等の表
示装置である。
【0016】磁気センサ1は、磁気検出素子としてのX
軸コイル1−1およびY軸コイル1−2と、X軸コイル
1−1およびY軸コイル1−2に生ずる入力磁気ベクト
ルのX軸方向成分およびY軸方向成分に応じた検出電圧
を増幅するXアンプ1−3およびYアンプ1−4とを備
えている。なお、演算回路3には、メモリ(図示せず)
が設けられ、このメモリに車両のX軸方向およびY軸方
向の着磁量αおよびβ、すなわち方位円の原点C0
(α,β)ならびに振幅係数Kx,Kyが格納されてい
る。ここで、振幅係数KxはX軸方向成分に対する振幅
係数、振幅係数KyはY軸方向成分に対する振幅係数で
ある。
【0017】次に、この車両用方位検出装置における特
徴的な動作について、図3および図4に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。図3(a)は演算回路3
内部での処理を示すフローチャートである。演算回路3
は、初期設定を行ってから(ステップ#1)、メイン処
理に入る(ステップ#2)。
【0018】メイン処理#2において、演算回路3は、
磁気センサ1の検出している入力磁気ベクトルのX軸方
向成分VxおよびY軸方向成分VyのA/D変換値を所
定のサンプリング周期で読み込み、所定数読み込む毎に
平均化処理を行う(図3(b)に示すステップ30
1)。そして、メモリに格納されている方位円の原点C
0(α,β)および振幅係数Kx,Kyを読み出し、X
軸方向成分VxおよびY軸方向成分Vyの平均化処理値
に対してオフセット・振幅調整を行う(ステップ30
2)。このオフセット・振幅調整によって得られるX軸
方向成分およびY軸方向成分をVXおよびVYとする。
なお、この実施の形態では、方位円の半径Rが250m
Gとなるように、振幅係数Kx,Kyを設定している。
【0019】そして、演算回路3は、ステップ303へ
進み、ステップ302で得られたX軸方向成分VXおよ
びY軸方向成分VYで示される座標点(VX,VY)を
記憶候補座標点とする。そして、この記憶候補座標点
(VX,VY)と補正用データとしてすでに記憶されて
いる各記憶確定座標点(Xt(n),Yt(n))とを
比較し、記憶候補座標点(VX,VY)が各記憶確定座
標点(Xt(n),Yt(n))を中心として定められ
る非選択領域の何れにも位置していなければ、その記憶
候補座標点(VX,VY)を次の記憶確定座標点(Xt
(n),Yt(n))とする。
【0020】図5を用いて記憶確定座標点(Xt
(n),Yt(n))の決定過程を具体的に説明する。
今、補正用データとして記憶確定座標点Q1(Xt
(1),Yt(1))、Q2(Xt(2),Yt
(2))、Q3(Xt(3),Yt(3))が決定され
ており、ステップ303において記憶候補座標点Q4
(VX,VY)が抽出されたとする。この場合、記憶確
定座標点Q1,Q2,Q3に対しては、Q1,Q2,Q
3を中心とする正方形状の非選択領域S1,S2,S3
が定められている。記憶候補座標点Q4は非選択領域S
1,S2,S3の何れにも位置していない。したがっ
て、この場合、記憶候補座標点Q4は次の記憶確定座標
点Q4(Xt(4),Yt(4))、すなわち補正用デ
ータとして決定される。
【0021】演算回路3は、補正用データが4点確定す
るまでの間は、ステップ304におけるステップ401
(図4参照)でのNOに応じ、ステップ305,30
6,307を経てステップ301へ戻る。この場合、ス
テップ305では、ステップ302で得たX軸方向成分
VXおよびY軸方向成分VYに対しフィルタ処理を施
し、ノイズ成分を除去する。ステップ306では、ノイ
ズ成分の除去されたX軸方向成分VXおよびY軸方向成
分VYに基づいて現在の進行方位を算出し、表示用角度
に換算する。ステップ307では、表示出力処理を行
い、換算された表示用角度を表示する。
【0022】これに対し、補正用データが4点確定する
と、演算回路3は、ステップ401でのYESに応じ、
ステップ402へ進む。ステップ402では、確定した
4点の補正用データを中心として方位円の半径Rで描か
れる円の各交差点を求める。すなわち、図1に示す如
く、確定した4点の補正用データをQ1(Xt(1),
Yt(1))、Q2(Xt(2),Yt(2))Q3
(Xt(3),Yt(3))、Q4(Xt(4),Yt
(4))とした場合、Q1〜Q4を中心とする半径Rの
円の各交差点P1〜P6,P1’〜P6’を求める。
【0023】ここで、P1,P1’はQ1およびQ2を
中心とする半径Rの円の交差点、P2,P2’はQ1お
よびQ3を中心とする半径Rの円の交差点、P3,P
3’はQ1およびQ4を中心とする半径Rの円の交差
点、P4,P4’はQ2およびQ3を中心とする半径R
の円の交差点、P5,P5’はQ2およびQ4を中心と
する半径Rの円の交差点、P6,P6’はQ3およびQ
4を中心とする半径Rの円の交差点である。
【0024】今、Q1〜Q4が半径Rの方位円の円周上
に乗っているものとすれば、交差点P1〜P6は1点に
収束する。すなわち、所定の収束範囲(2軸の領域)S
aを定め、この収束範囲Saに交差点P1〜P6の全て
が入れば、Q1〜Q4が半径Rの方位円の円周上にほゞ
乗っていると判断することができる。これに対し、交差
点P1〜P6の内の一つでも収束範囲Saに入らないも
のがあれば(図6参照)、Q1〜Q4中に半径Rの方位
円の円周上からかなり外れているものがあると判断する
ことができる。
【0025】そこで、この実施の形態では、確定した4
点の補正用データを中心として方位円の半径Rで描かれ
る円の各交差点を求め(ステップ402)、これにより
求められた12個の各交差点の中からその占有面積が最
小の6個の交差点の組み合わせを選択し(ステップ40
3)、この選択した6個の交差点の全てが収束範囲Sa
に入っているか否かを判定するようにしている(ステッ
プ404)。
【0026】なお、この実施の形態では、100mG
(R÷2.5=250mG÷2.5=100mG)角の
領域を収束範囲Saとしている。また、12個の各交差
点の中からその占有面積が最小の6個の交差点の組み合
わせを選択する際、同一占有面積のものが存在した場合
には、縦横比が1に近い方を選択するようにしている。
【0027】ここで、選択した6個の交差点の内一つで
も収束範囲Saに入らないものがあれば、ステップ40
4でのNOに応じてステップ420へ進み、補正用デー
タQ1〜Q4をクリアしてステップ305以降の処理へ
と進む。すなわち、選択した6個の交差点の内一つでも
収束範囲Saに入らないものがあれば、その収集した補
正用データQ1〜Q4を用いての検出進行方位の補正を
キャンセルする。
【0028】これにより、外乱等による異常地磁気が発
生しても初期設定されている半径Rにある程度適合する
地磁気データの原点を算出することが可能となる。な
お、ここでは後述の処理とのからみがあり、比較的許容
したレベルに判定領域(収束範囲Sa)を設定してい
る。
【0029】選択した6個の交差点の全てが収束範囲S
aに入れば、ステップ404でのYESに応じて、ステ
ップ405へ進む。ステップ405では、ステップ40
3で選択した6個の交差点の平均座標点、すなわち図1
で言えば交差点P1〜P6の平均座標点を、算出原点M
(AX,AY)として求める。 AX=(P1〜P6のX座標合計)/6 AY=(P1〜P6のY座標合計)/6 そして、この求めた算出原点M(AX,AY)に対する
補正用データQ1〜Q4の座標上における偏差δ1〜δ
4を求める(図7参照)。
【0030】そして、ステップ405で求めた偏差δ1
〜δ4と所定の上下限(本実施の形態では、R±(R/
5)=250mG±50mG)とを比較し、異常値が存
在するか否かを判断する(ステップ406)。ここで、
偏差δ1〜δ4が上記上下限の間に入れば、異常値が存
在しないものと判断し、その時の算出原点M(AX,A
Y)を記憶する(ステップ410)。
【0031】一方、ステップ406において、上記上下
限の間に入らない偏差があれば、最大偏差にかかわる補
正用データを異常データとして除去する(ステップ40
7)。そして、ステップ408へ進み、ステップ403
で選択した6個の交差点の中から異常データとして除去
された補正用データを利用して求められた交差点を除去
し、残された交差点の平均座標点を算出原点M(AX,
AY)として再度求める。例えば、補正用データQ4が
異常データとして除去された場合には、ステップ403
で選択した交差点P1〜P6の中から補正用データQ4
を利用して求められた交差点P3,P5,P6を除去
し、残された交差点P1,P2,P4の平均座標点を算
出原点M(AX,AY)として再度求める。 AX=(P1,P2,P4のX座標合計)/3 AY=(P1,P2,P4のY座標合計)/3 そして、この求めた算出原点M(AX,AY)に対する
補正用データQ1〜Q3の座標上における偏差δ1〜δ
3を求める。
【0032】そして、このステップ408で求めた偏差
δ1〜δ3と所定の上下限(本実施の形態では、R±
(R/5)=250mG±50mG)とを比較し、異常
値が存在するか否かを判断する(ステップ409)。こ
こで、偏差δ1〜δ3が上記上下限の間に入れば、異常
値が存在しないものと判断し、その時の算出原点M(A
X,AY)を記憶する(ステップ410)。これに対
し、ステップ409において、上記上下限の間に入らな
い偏差があれば、ステップ420へ進み、補正用データ
Q1〜Q4をクリアしてステップ305以降の処理へと
進む。すなわち、偏差δ1〜δ3の内一つでも上記上下
限の間に入らないものがあれば、補正用データQ1〜Q
3を用いての検出進行方位の補正をキャンセルする。
【0033】ここでの処理の狙いは、比較的許容した形
で車両の旋回の判定を行い、次にサンプリングした補正
用データのバラツキを認識し、異常データを除去して精
度よく原点算出を行うことにある。また、データ自体が
仮にバラツキが大だっとしても平均値に対するバラツキ
判定でそれを認識して処理を中断することができる。今
回のサンプリングポイントは90度以内に4点が測定さ
れるように設定してあり、通常の交差点の通過で、この
算出原点Mが確定する。
【0034】ステップ410で算出原点Mを記憶すれ
ば、ステップ411へ進んで、バラツキ判定を行う。
今、算出原点Mとして、最初の算出原点M1(AX1,
AY1)が記憶されたとする。この場合、ステップ41
1では、比較すべき算出原点がまだ無いので、ステップ
412へ進み、ステップ412でのNOに応じてステッ
プ305以降の処理へと進む。
【0035】次に、ステップ410において、次の算出
原点M2(AX2,AY2)が記憶されたとする。この
場合、ステップ411では、最初の算出原点M1と次の
算出原点M2との距離を測定し、一定の距離以内か否か
を判定する。本実施の形態では、この一定の距離を、9
5mGとして定めている。この95mGはR×sin
(表示分解能)より得た値である(図8参照)。
【0036】ステップ411において、算出原点M1と
算出原点M2との距離が95mG未満であれば、M1と
M2を算出原点として確定のうえ、ステップ412へ進
む。この場合、算出原点M1,M2については確定され
たが、M3についてはまだ確定されていないので、ステ
ップ412でのNOに応じてステップ305以降の処理
へと進む。
【0037】次に、ステップ410において、算出原点
M3(AX3,AY3)が記憶されたとする。この場
合、ステップ411では、算出原点M3と算出原点M1
との距離、算出原点M3と算出原点M2との距離を測定
し、95mG以内か否かを判定する。ここで、算出原点
M3と算出原点M1との距離、算出原点M3と算出原点
M2との距離が95mG未満であれば、算出原点M1〜
M3間の距離のばらつきが所定の範囲内であるとして、
M1〜M3を算出原点として確定する。算出原点M1〜
M3が確定されれば、ステップ412でのYESに応
じ、ステップ413へ進む。
【0038】ステップ413では、確定された算出原点
M1〜M3の平均座標点、すなわち(M1+M2+M
3)/3を確定原点Gとする。そして、現在使用してい
る方位円の原点(使用原点)Dとの距離を|G−D|と
して求め、この距離|G−D|が一定の距離以内か否か
をチェックする(ステップ414)。本実施の形態で
は、この一定の距離を、95mGとして定めている。こ
の95mGはR×sin(表示分解能)より得た値であ
る。
【0039】ここで、距離|G−D|が95mG以上で
ある場合は、現在使用している原点Dが着磁等で異常状
態である可能性があるため、Gを振幅補正前の状態G’
に戻した後(ステップ415)、使用原点DをG’に置
き換える(ステップ416)。これにより、異常に際し
て、早期回復が図られる。
【0040】距離|G−D|が95mG未満である場合
は、特に異常状態ではないため、Gを振幅補正前の状態
G’に戻した後(ステップ417)、使用原点Dを
{(D+G’)/2}とする(ステップ418)。これ
により、過去の原点座標データの移動平均的な処理が実
行され、常に安定的に精度を確保できるような補正が行
われる。
【0041】なお、ステップ411において、算出原点
M1,M2間、またはM1,M2,M3間で95mG以
上を越えるバラツキが存在すれば、その段階で全ての記
憶算出原点Mnをクリアして(ステップ419)、また
全ての記憶補正用データQnをクリアして(ステップ4
20)、ステップ305以降の処理へと進む。これは、
記憶算出原点の何れかが外乱成分を含んでいる可能性が
あり、また記憶されている算出原点の測定ポイントが全
く異なる環境である危険性があるためである。このM
1,M2,M3は、道路上での交差点3回または270
度程度の旋回が安定的に実施されれば確定できるため、
比較的短時間に実行される。
【0042】また、この実施の形態では、算出原点Mが
3個確定された場合にステップ413へ進むものとした
が、3個に限られるものでないことは言うまでもない。
本実施の形態では、外乱の侵入、退出の際の地磁気変化
を考慮して2個まではあり得ると考えて3個とした。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、収集された各補正用データを中心として
方位円の半径で描かれる円の各交差点が求められ、これ
により求められた各交差点の中からその占有面積が最小
のN個の交差点の組み合わせが選択され、そのN個の交
差点の内の一つでも所定の収束範囲に入っていなけれ
ば、その収集した補正用データを用いての検出進行方位
の補正がキャンセルされるものとなり、頻繁な周回旋回
の実施をユーザに強いることなく、着磁量の変化による
検出誤差の補正を自動的に行うことを可能としたうえ、
外乱磁気の影響をでき得る限り排除することができるよ
うになる。すなわち、外乱を含む地磁気データであって
も収束・バラツキ等の各種判定により、外乱データのみ
を排除することが可能となり、着磁等により方位円の原
点がずれてしまったような場合でも、早期にかつ信頼性
の高い真の方位円の原点を算出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 交差点P1〜P6が収束範囲に入っている状
況を示す図である。
【図2】 本発明の一実施の形態を示す車両用方位検出
装置のシステム構成図である。
【図3】 この車両用方位検出装置における演算回路内
部での処理を示すフローチャートである。
【図4】 図3(b)における自動補正処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】 記憶確定座標点(Xt(n),Yt(n))
の決定過程を説明するための図である。
【図6】 交差点P1〜P6の内の交差点P1が収束範
囲に入っていない状況を示す図である。
【図7】 算出原点M(AX,AY)に対する補正用デ
ータQ1〜Q4の座標上における偏差δ1〜δ4を示す
図である。
【図8】 R×sin(表示分解能)を示す図である。
【図9】 均一な地磁気中で車両が周回旋回した時に磁
気センサの出力Vx,Vyにより座標面で描かれる方位
円を示す図である。
【図10】 図9に示した方位円の中心点C0がC1に
ずれた状態を示す図である。
【符号の説明】
1…磁気センサ、1−1…X軸コイル、1−2…Y軸コ
イル、1−3…Xアンプ、1−4…Yアンプ、2−1,
2−2…A/D変換回路、3…演算回路、4…表示装
置、Q1〜Q4…補正用データ、P1〜P6,P1’〜
P6’…交差点、Sa…収束範囲、R…方位円の半径、
δ1〜δ4…偏差。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力磁気ベクトルのX軸方向成分および
    Y軸方向成分を検出し、この検出したX軸方向成分およ
    びY軸方向成分に基づいて車両の進行方位を検出する一
    方、入力磁気ベクトルのX軸方向成分およびY軸方向成
    分を補正用データとして離散的に所定数収集し、この収
    集した補正用データに基づいて方位円の原点を求め直
    し、この求め直した原点を使用して検出進行方位を補正
    する車両用方位検出装置において、 前記収集した各補正用データを中心として前記方位円の
    半径で描かれる円の各交差点を求め、これにより求めら
    れた各交差点の中からその占有面積が最小のN個の交差
    点の組み合わせを選択し、この選択したN個の交差点の
    内の一つでも予め定められた所定の収束範囲に入らない
    場合、その収集した補正用データを用いての検出進行方
    位の補正を禁止する補正禁止手段を備えたことを特徴と
    する車両用方位検出装置。
  2. 【請求項2】 入力磁気ベクトルのX軸方向成分および
    Y軸方向成分を検出し、この検出したX軸方向成分およ
    びY軸方向成分に基づいて車両の進行方位を検出する一
    方、入力磁気ベクトルのX軸方向成分およびY軸方向成
    分を補正用データとして離散的に所定数収集し、この収
    集した補正用データに基づいて方位円の原点を求め直
    し、この求め直した原点を使用して検出進行方位を補正
    する車両用方位検出装置において、 前記収集した各補正用データを中心として前記方位円の
    半径で描かれる円の各交差点を求め、これにより求めら
    れた各交差点の中からその占有面積が最小のN個の交差
    点の組み合わせを選択し、この選択したN個の交差点の
    内の一つでも予め定められた所定の収束範囲に入らない
    場合、その収集した補正用データを用いての検出進行方
    位の補正を禁止する第1の補正禁止手段と、 前記選択したN個の交差点の全てが前記所定の収束範囲
    に入った場合、その選択したN個の交差点の平均座標点
    を算出原点として求める算出原点導出手段と、 この算出原点導出手段により求められた算出原点に対す
    る前記各補正用データの座標上における偏差を求め、所
    定の上下限の範囲に入らない偏差があれば、最大偏差に
    かかわる補正用データを異常データとして除去する異常
    データ除去手段と、 この異常データ除去手段により異常データが除去された
    場合、前記選択されたN個の交差点の中から前記異常デ
    ータとして除去された補正用データを利用して求められ
    た交差点を除去し、残された各交差点の平均座標点を算
    出原点として再度求め、この算出原点に対する前記各補
    正用データの座標上における偏差を求め、所定の上下限
    の範囲に入らない偏差があれば、その補正用データを用
    いての検出進行方位の補正を禁止する第2の補正禁止手
    段と備えたことを特徴とする車両用方位検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、算出原点を所定数記
    憶し、この記憶した各算出原点間の距離のばらつきが所
    定の範囲内である場合、各算出原点の平均座標点を確定
    原点とするようにしたことを特徴とする車両用方位検出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、確定原点と現在使用
    している方位円の原点(使用原点)との距離が所定距離
    未満の場合には確定原点と使用原点との平均値を新たな
    使用原点とし、所定距離以上離れている場合には確定原
    点を新たな使用原点とするようにしたことを特徴とする
    車両用方位検出装置。
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